553 :
プリンセス炭坑:
2006年12月26日 屋敷
いよいよ最終回!「ヒョヲタファンタジーVIアドバンス」プレイレポートです。
まさか最後まで書けるとは思いませんでした。感無量です。
一気にラストまで、行きます!
腐った魚を、執拗にヒョウタの口の中に詰め込むヒョヲタ。海岸へ行き、黙々と魚を手づかみで捕獲し、ヒョウタの口の中に押し込みます。
ついにヒョウタは腹を壊し、死んでしまいました。やっとヒョヲタの溜飲が下がります。
しかしながら、その島には他に誰もいません。ヒョウタの死体とふたりきり。なんて無残な状況でしょう。
絶望したヒョヲタは、崖から投身自殺をします。
その崖は自殺の名所であり、ヒョウタの虐待に耐えかねたひとびとが、たくさん飛び降りて死んだという、いわくつきの場所です。
しかし、ヒョヲタのHPは1000を越えていました。
常人の百倍以上です。クロガネの町人でさえ、HPは500くらいでしょう。
つまり、ヒョヲタは助かってしまったのです。
死ぬこともできない肉体を持て余しながら、こんな思いをしなくてはいけないのはヒョウタのせいだと思い、修羅の形相をしたヒョヲタは、死体に鬱憤をぶちまけるために、小屋に戻ります。
すると、ヒョウタが横たわるベッドのわきに、手紙が落ちていました。
手紙には、「外の世界に出ろ。仲間はきっとお前の事を知っている。ストーブの横の階段から下へおりなさい。そこに答えが待っているから。おじいちゃんより」そう書かれていました。
それを読み、ヒョヲタは歯噛みしました。――このクソジジイ、生きていやがったな!
さっきまで、確かに手紙などありませんでした。だとしたら、死んでいなかったヒョウタが、ヒョヲタが出て行ったあとに書いたものに違いありません。
――こんな辛気臭い島、こっちから出て行ってやるよ!
ヒョヲタは心の中で叫び、地下に向かいます。そこには、いかだが用意されていました。ヒョヲタは気合を入れて持ち上げると、凄まじい筋肉で海岸まで持って行きます。
そして、海に出ました。いかだで海に出るなんて、ある意味自殺ですが、ヒョヲタのHPは1000を越えているので問題ありません。