ここはトキワの森。
トキワシティ北部に位置する森で、虫系ポケモンが
多く生息することから、ここではそんなポケモンたちの採集のために
様々なポケモントレーナーや虫取り少年達が訪れる。
ここら一帯を覆うようにずらりと並ぶ数多の木のためか、ここは
太陽の光が当たらず、いつも薄暗い。
そんな異質ともいえる空間の中、たった一匹、
一本の太い木の幹にもたれかかって目を閉じるポケモンの姿があった。
どくばりポケモン、ニドリーノ。毒を象徴するような紫の体に、
ダイヤモンドよりも固いといわれる多くのとげを持っているのが特徴で、
中堅のポケモントレーナーの間ではポケモンバトルの主力として扱われている種族だ。
彼は進化前、すなわちニドラン♂の姿をしていた頃からずっとこの周辺を
渡り歩き、現在はこのトキワの森を住処としている。
森を吹き抜けていく涼風とサワサワと木の葉のすれる音。
そんな静寂に包まれながら、彼はすやすやと寝息を立てていた。
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
ヽ.\ ,レ-――-'<、 _ノ /
`‐/_____\- ' 人_ト、__ノ、_,ヘノ\_ノヽノ、
/ ,-、 ,-、 ヾ、 人/ \__
l ,..、 ,..、 l _ノ
__l i 0} ,.●、 !0 i l__ _)
/ ̄| | . | `~ /___\`~´ | | __ノ 絶対に許さんぞ無個性!!!!!!!
/ | | |l ‘-イ !_|_!`r’ !| | ノ
\\ | |. |`、 r{ h ,/リ < じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!!!!!!
\\.| | ヾ\ ヽ二ニ二.ノ /〃 | )
、 \ノ^,ニ‐-ァ  ̄`ー-----一´ ̄/ | ^ヽ
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ニドリーナ♂って
5 :
名無しさん、君に決めた!:2006/09/20(水) 00:34:55 ID:aW0xj1M2
そんな時。
眠っている彼に一匹のポケモンがとてとてと
可愛らしい足取りで歩み寄った。
ねずみポケモン、ピカチュウ。それがこのポケモンだった。
電気を表す黄色をした小さな体に、細長い耳と長い尻尾。
その愛らしい姿から人形やグッズ化もされている
昔から女性や子供に大人気のポケモンである。
ちなみにこのピカチュウは種族の中でも全体的にふっくらした、丸みの
ある体をしているので、どうやら性別は♀のようだ。
彼女―――そのピカチュウはニドリーナの目と鼻の先まで近づいて
その顔をまじまじと見つめると、本当に眠っているらしいことを確認した。
すると彼女はその長い尻尾でニドリーナの額を軽く、ペチペチと音を立てて
叩き始めた。それを数回繰り返すと、
「・・・・・・ん」
うなり声に近い声を出しながら、彼は細目を開けて目の前のポケモンを見る。
寝ぼけながらもそれが誰なのかを理解すると、彼はため息をつきながらつぶやいた。
「・・・・・・話しかけてくれたら起きるのに」
「そうやって起きたためしがないから軽く実力行使しただけ。
すまん、操作ミスった。
続き。
「そうやって起きたためしがないから軽く実力行使しただけ。
起きなかったら電流流してたし」
随分と不吉な返事が聞こえたが、彼は聞こえないフリをして
一言、言った。
「おはよう」
「おはようさん」
二匹は笑顔でお互いを見合わせた。
ニドリーナは♀しかいないだろ
8 :
名無しさん、君に決めた!:2006/09/20(水) 06:43:18 ID:zPZ5tP6s
>>4 >>7 うは・・・ごめん、俺誤植しまくってる・・・
スレタイすら間違えてるし。
■終了です〜