フグリと出会ってからは…
その後の事は なんでも全て覚えている…
ピカチュウに痺れさせられたことだとか…
博物館や マサキの灯台
ポケモン回復させる時の音や 進化の音…
強そうなポケモンを500円で買い…
あまりの弱さに笑った事…
すべて記憶している…
だが それ以前のことは…
ただ野生に従い… 理由も知らないまま
目の前の敵を倒す…
それしか「記憶」にない…
この草むらで何年間生活したはずなのに…
ある記憶はそれだけだ… 機械のような記憶―
生きるということは
きっと「思い出」を作ることなのだ…
オニドリルはそう悟っていた
「戦士の魂は死なない!」
オニドリルは死線を乗り越えた
―――ユンゲラーは焦っていた
物理攻撃+弱点のシャドーボールがあればエスパー攻略は楽だと思っていた
だが甘く見ていた
このナツメ戦において本当に厄介なのは「弱点」の方ではなかった。
真に恐ろしいのは
「素早さ」の方だった!
ーーー
つうわけでガンガレ