MOTHER1+2終わったやつが良さを語るとこPart2
そのメロディは僕をいつものように混乱させた。
いや、いつものとは比べものにならないくらい激しく僕を混乱させた。
僕は、頭が張り裂けてしまわないように身をかがめて両手で顔を覆い、
そのままじっとしていた。そして自分がこれまでの人生で失ってきた
多くのもののことを考えた。失われた時間、死にあるいは去っていった
人々、もう戻ることのない思い。
そしてあの子守唄。
>>522 ノルウェイか?
懐かしいもの持ってきたね。
当時。といってもそう遠い昔のことではなくまだマジカントがあった頃。
町の東の38個ある井戸の群れの中に(井戸はひとつを除いて全て枯れているのだが)
はじめて友達の出来た学校や、探検するにはいささか大きすぎる工場のある街へと
つながる井戸があった。
そして、その井戸を訪れるたびに、僕はきまってあの忘れられた男を思い出した。
かつてジョージと呼ばれたその男は、もうこの世界には存在せず一握りにの灰になってしまっ
たのだ。