見つけて欲しい、、、「存在」をくれますか?

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13小さな手
  『ある朝の記憶』

朝起きました
布団の中にいました
―ソトは冷たいクウキ―
笑い声が聞こえてきました
そこに私はいません
もう一度帰ってみようと
布団の中にうずくまりました
―フトンは私をツキハナス―
優しさだけを求めていたわけじゃないんです
でも見返りを期待していたのかもしれません
独りぼっちになって
淋しかったワケを知らされました
でもどうしたらよいのでしょう
帰り方を忘れてしまいました
フトンは冷たいままです
ソトはアタタカイはずです
でもそこに私はいません