○●今週のテーマ○●

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125(kau-a)
灼熱の境地を脳裏に佇ませた俺は今
はちきれんばかりの拳と血の管を
天空へと翳してのけるのだ
ピクリともしない直立した足からは
顰めいた湯気が湧き上る
目の前の幻想には彼の地からの宿敵
罵声を浴びせる言葉も忘れた
ただただ天を突く拳と怒髪に
我ながらの畏怖を覚えつつあるのだ