次の詩のテーマしりとり

このエントリーをはてなブックマークに追加
151
駆け抜けるつむじ風
舞い上がる金色のほこり
走れ、子ども達。走れ
時には立ち止まって昼の月を眺めるのもいい
時には砂を蹴りながら一人歩くのも良い
しかし走れ、
心おきなく走れ。
ゴールなんか無い
タイムなんかとらない
好きな方向へ駆けてゆけ
力一杯転んだらいい
転んだら大声で泣けばいい
その痛みを素直に表現できる内は
その涙が許される内は
泣き出そうとする自分が許せなくなったら
歯を食いしばれ
その時君の目の前には一本の道筋が見えてくるだろう
進むべき方向が感じられるだろう
残された時間を聞くだろう
歯を食いしばって這って進まねばならない
そんなことも想像できるようになるだろう
だが今は走れ、
好きな方向へ思い思いの走り方で
転んだら泣きわめけ
今君たちがいるのは可能性の運動場
希望と夢想の砂ぼこり
時折吹き付ける現実のすきま風
負けるな子ども達
走れ、止まれ、歩け、許される内に
全ての可能性を駆け抜けるがいい
いつか飛び出していくその日まで
金色のほこりを巻き上げながら
まだ細いその足で大地を蹴り続けるがいい

***********************************************

次は「傘」、お願いします。