人を泣かせる詩、(実話)を書いてみよう!!

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22名無しさん@1周年
学年のいじめられっこ、野辺のべ太は小学五年生。
また今日も家に閉じこもってマンガを読みながら寝っころがっている。
そこへ急に机の引き出しが激しく開き、中から青い物体が現れて彼に話しかけた。
のべ太は驚いて読んでいた『ドラエモン』のマンガを放り出すと、叫んだ。
「ま、まさか、ドラエモン?」
「いや、ボラえもん」青い物体は答えた。
「も、もしかして未来から僕を助けに道具とか持ってきてくれたの?」いじめられてい
る割に復讐心だけは人一倍強いのべ太は興奮する心を抑えてそう言った。
「いや」その青い物体は答えた。「何もできない」
「なんで?」のべ太は尋ねた。
「だってボラだもん」
「ボラか」のべ太は答えた。「うんざりだな」
「魚だしな」青い物体はそう答え、その後にはもう言葉を発する者はいなくなった。
ただ沈黙が続き、そして夕日が落ちる頃に、のべ太はその青くカビた魚をゴミ箱に捨てた。
ある暑い夏の日だった。