孤立無援の肖像

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618(kau-a)
錆付いたフェンスに手を掛ける
赤い夕日を背に受け
静かに横たわる多摩川を目指し指に力を込める
誰も相手にしない伸び放題の雑草を乗り越え

跳んだ
跳んだ
跳んだんだ

誰もいない空を
羽もないこの手で
水面を指で掻く様に
ぜえぜえと息を荒げ
僕は目の前の空の彼方を目指し

汗も垢も尿も糞も涙も脳漿も吃音も痙攣も魂も
全てをベクトルへと注ぎ

太陽へ
この
赤を
捧ぐ
619名前はいらない:02/06/12 22:00 ID:???
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620名前はいらない:02/06/12 22:35 ID:???
>619
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