ぽえむ?

1名無しさん
包もうとする愛情が刺さって、自ら手放すしかなかった。
温かで一心に包んでくれる愛情を拒み、抑制された愛情を求めている。
あの出会いがなければ、この愛は続いていたかもしれない。
それは決して打算ではない。あの出会いがなければきっと愛は真実のはずだった。
燃え上がるようなものではなくても、ゆっくりと育っていくものもある。これはそういう愛だった。
あの出会いでこの愛情に応えることができなくなった私は
この優しい愛情を真っ黒にする前に手放すしかなかった。
このことをあの出会いの愛は知らない。

その愛は私を呼んだ。恐らく前に進めないとわかっていたのに。
愛情を向けられず抑制して苦しんでいる。求められている他の愛を手放せない。
いや、もうその愛に戻ることを選んだのかもしれない。
苦しんでいる姿が切なくて、私は思い切り追いかける事ができない。
私の知らないその愛にも重みがあるのでしょう。
この私の愛はもう求められてはいないのだろうか。
愛情を重荷には変えたくない。優しさで真実が見えない。

この出会いの愛情は元の世界に戻るかもしれない。
私にはそれを止める権利はない。

私が手放した愛情は今も私を求めている。
私が求める愛情はいくら待っても決して手に入らないのかもしれない。
二つのこの愛情は報われないのなら、いっそのこと思いを断ち切ってほしい。
この二つの出会いだけは後悔したくないししてほしくない。