君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.99]

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752食パン ◆N46ZZ5aRP. :2012/01/10(火) 22:45:16.97 ID:XuD6PS3R
>>749-750
私の住んでいる場所からは山が見えるんです。
まあ安達太良山なんですけど。
毎年冬になると、その山裾にハートマークの形に雪が積もっているのが見えるんです。
なら最初から安達太良山と書けよと仰るかもしれませんが、考えても見てくださいよ。
安達太良山におぶさる空なんて、そんなのそのまま書く勇気が私にあるわけないじゃないですか。
否が応でもでっかい影を意識させられてしまう。
まあ中身からして既にばんばん意識しちゃってますが……。

じゃあ何でこんなの書いたんだよって言われれば、今朝の感慨が大分根深かったってことなんですがねー。
753名前はいらない:2012/01/10(火) 22:45:23.96 ID:Ol95SPkI
評価者がいなさそうなので、まったくの素人の私が連投ですが、感想を書きます。

>>746
c

>おととい出した綿入れはあたたかいしぬるめの燗は尚あたたかい

こたつや鍋と言ったような日本的なキーワードはあるが、「ぬるめの燗」はいささか古くさいし、「結婚」と言うような若さ溢れる題材に対して老いすぎた表現に思う。


>結婚おめでとう

非常にハッとさせられる結末。ただ、オチを狙い過ぎに感じてしまった。もう少し間接的な表現が欲しい。
例えば、彼女の薬指の指輪をモチーフにしたり。

なんてド素人でした。
754名前はいらない:2012/01/10(火) 23:00:42.19 ID:Ol95SPkI
>>751
d
最初から最後まで全体的に黒い。
黒が黒に溺れてしまい、目立たなく単調になっているように感じた。
黒といってもなにか「質感」の様なもの、艶やかなのかマッドなのか、霧のように辺りを包むのか壁のように立ちはだかるのか。

以上、初心者の感想です。
755名前はいらない:2012/01/10(火) 23:03:36.27 ID:Ol95SPkI
>>752

もし、気にさわったならごめんね。1に気楽に評価って書いてあったから。
756食パン ◆N46ZZ5aRP. :2012/01/10(火) 23:09:26.39 ID:XuD6PS3R
>>755
いえいえ。
むしろ酷評の方がイロイロと励みになりますです。
イロイロと。
評価ありがとうございました。
757名前はいらない:2012/01/10(火) 23:24:57.50 ID:tcMB9qTX
「ハローワーク」

こんにちはしごと
さようなら無職

こんにちはしごと
おやすみなさい自由

こんにちはしごと
また明日ね私の小さな夢


758名前はいらない:2012/01/10(火) 23:26:09.94 ID:Ol95SPkI
>>741
b
喫茶店の短い描写から、山の描写。そして山を含めた主人公の哲学に似た考えの描写から、最後にまた喫茶店に行き着く。

『喫茶店→山→主人公の哲学(?)→喫茶店』というような経路の移動を読んでいて感じ、短い文章の世界感を右から左、そして右へと著者に旅をさせられた気分だ。
僕の想像(思考)は、著者が短く描く世界で、十二分に移動させられ、そこが面白い。

だが中だるみも否めなかった。
759731:2012/01/10(火) 23:36:15.50 ID:44uk2C2V
>734

評価ありがとうございます
人生苦しんで死んでいった人たちの想いをジグソーパズルみたいに形づくったら、何ができるのだろう。
こんなにつらい僕は、そこら何か得られるだろうか。
きっと同じ想いをした人はたくさんいたはずなんだ。
という詩でした。
760名前はいらない:2012/01/10(火) 23:47:03.29 ID:Ol95SPkI
>>757


子供に話すような語り口だが、題材は極めて社会的。

就職することによる安堵、自由の喪失、希望といったような社会的なテーマを、まるで子供(自分??)に言い聞かせるように、語られている。
僕自身、読んでいると今職に就いているありがたさだったり、残業だらけの悲観だったり、なにか結論の見えないもやもやした感情を抱いた。
ただ、語り口が優しいので全く不快ではなく、むしろほんわかしてくる。
761名前はいらない:2012/01/11(水) 00:02:56.13 ID:tNrgQHh1
お願いします。


「同じ窓から」

昔の仲間と缶ビール片手に
鴨川で乾杯

思い出すのは白いスニーカーに
ボロボロのジーンズ
アメスピの黄色いパッケージと
赤いテレキャスター

主役のいないドラマのような
貫くほどに青い日々

今は黒い革靴に足取り重く
グレーのスーツもくたびれて
愛想笑いも様になる

「星が綺麗だ」なんて
空を仰ぐ君の横顔
伝う涙に気づかぬフリして
深い夜に星を探す
762名前はいらない:2012/01/11(水) 00:05:14.02 ID:Be3afw93
>745
e
貴方自身が貴方自身の言葉に酔いしれている印象を受ける。
貴方以外の人が、どのように貴方の言葉や考えを理解するのかを考えながら創作して下さい。

貴方の詩で貴方自身が酔うのではなく、私を酔わせて下さい。
763名前はいらない:2012/01/11(水) 00:32:54.69 ID:Be3afw93
>761
d
私にはすごしていないがちょいと古めの時代背景。

ギターを背負った若者が、今は革靴すり減らす。

>「星が綺麗だ」なんて空を仰ぐ君の横顔伝う涙に気づかぬフリして深い夜に星を探す

おそらくココでクライマックスだが、時代を感じづらい。今か昔か。おそらく今?君とは恋人(女)?非常に解釈しづらい。

僕の解釈↓。

ジーパンを履いたギターを背負った若者(主人公)が、今ではくたびれたスーツで革靴をすり減らしていた。
ある夜、綺麗な星空を眺めるとふいに昔の自分を思いだした。なぜだか涙がほうを伝った。現実で泣いているのか、俺の気持ちが泣いているのかはよくわからない。
しかし、夜空は満点の星空でその星の一つに希望があるような気がして、俺は星を眺めるのをやめることが出来なかった。

764名前はいらない:2012/01/11(水) 01:05:51.16 ID:tNrgQHh1
>>763
評価ありがとうございます。

タイトルの「同じ窓から」は、"同窓会"の意味で付けました。
学生時代を共にした仲間と缶ビールを飲んで、昔を懐かしんでいる。
その仲間の一人が涙を流した。
というようなイメージで書いたのですが、確かに過去と現在がわかりにくい為に、君が誰なのか疑問の残る文章になってしまいました。
自分の中でストーリーが出来上がってしまい、"人に伝える"という本来の目的が疎かになっていたようです。

今後の課題にさせて頂きます!
ありがとうございました!
765名前はいらない:2012/01/11(水) 01:16:52.26 ID:Be3afw93
>>739
a

非常に面白い。

@墨汁という言葉一つで真っ白な半紙と黒光りしたいまにもしたたり落ちそうなテカテカとした黒い文字の鮮やかな対比。
Aしかも、半紙に書かれた文字は最終的には『静的』であるのに、「つぅ」と垂れる墨汁で『動的』に描写されている。
Bさらに半紙に書かれた「口」には本来生命は宿っていないが、唾液をなまめかしくたらす(性的でもある)生命を感じずにはいられない。

これら三重の対比は非常に面白い。

ただ、この詩は文章のみで面白いし、力強いのだから、下手な変え行は視覚的に不細工に感じる。
例えば美術には詳しくないが、モナリザの額縁に所狭しとダイヤがあしらわれていたら、いささか下品に感じる。

君の詩は本体ですでに面白いのだから、装飾(変え行)は必要あるまい。

766名前はいらない:2012/01/11(水) 01:26:58.02 ID:Be3afw93
>>764

完全に僕は初心者です。この板きたのも初めてですし、詩(本を含め)は読んだことがないので、「ああ、こんな変なこという人もいるんだな」ぐらいに思って下さい!
767PANDA:2012/01/11(水) 03:09:16.97 ID:IXcNWYKY
失礼かもしれないが、読後に思ったのは気持ち悪さが完成されている。と
作品自体の完成度が高いのがまた質が悪い。考えるより先に鳥肌が立つ。
RGBの連はすべてが画面の中(みんな夢なの)と受け取って良いのか迷いました。
それともレーザーライトの飛び交うステージを想像するべきだろうか、など。
きっと前者だろうと思うのですが、これを抜きにしても作品の良否は揺らがないと思いました
3連目までは、それ以降でのリピートの中で蘇る気持ち悪さへの助走だと感じました。
特に5-6連の流れは気持ち悪さを引き出すという点で秀逸。

個人的に、ペロペロといえばあずにゃんを連想させ、ネタ臭さがでてしまうと思うのですが
それでなくとも詩として使うには難しく、避けられるだろう言葉を
全体を一貫した気持ち悪さが、このペロペロを作品の物にできていると思いました
文末にmaltese kissをつけたことも気持ち悪さに一役かっていると思います。

7連目はこの気持ち悪さが夢であるという不気味さを感じます。
その不気味さを携えての、畳み掛けるような最終連への流れは、作中の山場でした
9連目は何度読み直しても身震いがします
マルチーズが犬で、もし恋人に喩えていたとしたら、と考えてしまうとそれはより一層気持ち悪いのですが
一切犬とも人とも明示されていないので、読者の受け取り方にまかせると考えていいのでしょうか
これが、してやられたと思わせます。
1度鮮明に浮かんだイメージが、振り払えないのです。(もし恋人だとしたらという)
ただの犬への作品であれば、ものすごい溺愛っぷりです
それもRGBの受け止め方によって変わるかと思いますが。
構成を作る力を含めて言葉を操る力を持っていると感じます。C

中傷のようになってしまいましたが、この中には一切の皮肉法はありません。
私も真剣に読み、評価として書きました
気持ち悪いを連発してしまいすみませんでした。
768飛び魚の死んだ夜に (1/2):2012/01/11(水) 03:18:19.76 ID:AaQNPCDH
音が死んだ世界で単調な生命を鳴らす
牙のように飢えた孤独が今にも胸を喰い破る
今日で今日を終わらせたい
エンドロールの果てにある闇に身を沈めたい
誰を演じる必要もなく
何にも光は当たらない
心地よく無重力の温かい闇
きっと夏の夜の海のような


静かに上映は開始される
夏の夜の海の中
銀の刃が波に濡れて光を放つ
遙か真上には古い光の記憶が燃えている
生温い風がどこからかどこかへと過ぎる

刹那、銀色が跳ねる
水の音がひびく
波紋が広がって
飛散する

銀色の翼が
ぶ厚い水の膜を突き抜けて
生温い空気に身を踊り出し
上昇を 飛翔を 
どこまでも 果ての先のその先までも


769飛び魚の死んだ夜に (2/2):2012/01/11(水) 03:18:49.39 ID:AaQNPCDH
エンドロールが突然流れて
ほどなく何も映らない闇に置き去りにされる
脳裏には飛び魚の死が生臭いほど鮮明だ

飛び魚が飛べる筈が無いだろう
身の程を知れ
お前はどこにも行けやしない
もがいてあがいて
最後には死ぬだけだ

蓋を閉じた銀色の目
強い意志で固く閉じられた世界を見終えた丸い扉


夏の海に戻って
生温かい死の匂いを浴びながら
飛び魚のように生きたいと願った

四角く切り取られた息苦しい空間で
単調な鼓動を銀色の衝動が蹴飛ばしていた
気付けば今日が終わって
今日が始まっていた
770PANDA:2012/01/11(水) 04:09:03.27 ID:IXcNWYKY
>>768-769
最初の1行目は必要なかったように思えます
途中で、音自体が登場しますし、その他の比喩が躍動的なのに
イメージに付属する音を冒頭で殺してしまうと平面的に感じました
1連目、夏の夜の海のような。という、の が3度続くのは普通よろしくありません
1連の流れに常識感を壊すような流れがない以上は、好ましくないと私は考えます
しかし、2連目の静かに上映は開始されるという始まり方からのリピートで中和されたようにおもいます
そしてこの2行は美しいと感じます。
ただ、2連の2行目で読者の視点は海の中になり、その後再び水面、空(太陽?)、風と視点の移動が目まぐるしいなと思いました
視点移動が激しいことが悪いのではないです。上映が始まり、読者の期待が繰り返しをしてまで強調された海の中にあるのに
以降から、海の中ではなく、水面、飛魚に集中していることです。すこしもったいないと感じました
と、イメージの中とはいえ夏の夜のあとにくる太陽と生温い風はすこし違和感があり、読む速度がつまづきました

さておき、視点は水面などをとおり、飛翔する翼へ。イメージは鮮明で勢いがありました。
でも個人的にはエンドロールへの入り方に、突然というほどのぶった切り感が欠けるように思えました。そのため魚の死の臭いまでたどり着けませんでした
そしてエンドロール。など、短くばっさりでいいようなきがします。
これは私なら、ということですので、念のため。D++
771山田波々:2012/01/11(水) 10:16:34.64 ID:figHlBJ+
「ばけもん」

きゃははと笑え
可能な限りきゃははと
人間をやめた笑い声で
お前の目に見えているものを裏返せ
という声が頭蓋骨の中で強めに谺してボクは左右に部屋の中を揺れる。
 のっけからなんたる妄想! と見えてしまったボクは既に騙されて
右回転する左向きの蛞蝓は速いスピードな
のかなんて考えもまた誰かに騙されているよ
うな気がして
 早くなった。
  何が? おそらくは話が。前後した。

俺がきゃははと笑えと命じた男が炬燵でニートのように寝ている時、
俺は骨を攻撃してくる冬をコートでつっぱねながら鉄の車に乗り込み、
鉄の座席に身を置き、鉄のハンドルを握り、豆腐のブレーキペダルを踏
みしめたまま凍死した。

だけどボクは起きなきゃならない 何かを作るため 何かってまぁ日記なんだけど
それでボクはボクと同化している炬燵から無理矢理ボクを引き剥がし 起き上がった
かと思ったかい? 無理だよ そんなことは だって こんなにも 何もしなく
ても ても ても うふぅ〜ん

 そして私だけが残り、親指の腹を握り、その優しい炎のような温度だけを信じ、
町を遥か見えなくなるまで真っすぐに通っている白樺並木の道を
ふらふらと歩いて行くのだ、痰まじりの吐息と、
渇いた跫だけを聞きながら。







誰がばけもんやねん!


772雑草 ◆je5cNlouiI :2012/01/11(水) 12:43:10.52 ID:DQpZpwYx
>>747
空気のきれいさを説明する一連は、無難であり、冬の様子もよく出ている。白いハートマークについては、いまいち
なんのことを言っているのかわからず、損をしている。空が何食わぬ顔をして、という表現は面白い。私の空であって
欲しいという気持ちも、面白い。全体に特別な盛り上がりはなく、淡々と表現するのみであるので、
もう少し全体に対して、凝った内容を書いていればもっとランクを上げられただろうが、しかし、そういったことを抜きにして、
小品であっても確かな表現であり、好感が持てる。D+

773733:2012/01/11(水) 12:59:10.55 ID:VrBg0P63
>>734
ありがとうございます!参考になりました
774名前はいらない:2012/01/11(水) 15:01:29.28 ID:FFjOtXK/
満身創痍、
兵糧はとうに尽き。
武具の全てが砕け果て、
既に敗戦は濃厚に。
わざわざ鑑みずとも、
容易に諦め。


死屍累々、
周りの者には目も向けず、
貴方の冷えた体を舐め、
必死で献身、厭わずに。

「私は貴方の為に存在する。
 死ぬ事よりも怖いのは、
 私が私で無くなる事だ。」

残り少ない体力、気力、
私の全てを振り絞る、
必死の“自己満足”は、
時に成し遂げる意味と成り。



四面楚歌、
遂に自軍は私のみ。
辺りを見渡せば、
憐憫、嘲笑の目が並び。
甲冑着の男が私に近付く。


突き付けられる剣先、
「走馬灯なら既に見た」。



風切り音、
後に視界は地に転び、
貴方の顔はもう見えない。


貴方が遺した物が、怒りなら。
私は愛を、この世に遺し。
私の人生を、償おう。
次の段階への、ささやかな贄として。



????来世では、両想いに、なれると良いね。
775名前はいらない:2012/01/11(水) 17:45:36.35 ID:Y02UqERn
「沁みる鎖」
冬の空は低い雲が辺り一面支配し、もう夕方かと錯覚させる。
どうやら、もうすこしで雨が降ってきそうな気配。
その上、ビルの隙間をビュービューと風が泳いでゆく。
ぼくは、かじかむ手をさすりながら、歩いているが、
そんな日の寒さは、骨まで沁みる。
震える手。
震える体。
さらに、ココロまで震えてしまいそう。
せめてライターで温めたい。
ココロまで凍てつきそうだからだ。
とても拒みたいのだけれども、陰湿な空気に囲まれる臭いがする。
陰湿という足枷が僕の足を引っ張る。
一体何の報いなのだと思いたいのだが、
道行く人々はどうなのだろうか。
776ちーちゃん:2012/01/11(水) 18:31:17.24 ID:qAgdMrcX
>>767
…うーんと、マルチーズって犬ですよね?
何故そんな変態ストーカーを目撃した時のような感想を頂いてしまったのか…
中傷のようになったが皮肉ではない、すみませんでしたには大いに傷付きました
777名前はいらない:2012/01/11(水) 20:27:52.22 ID:y++UgFl7
>>776
詩を読んでどうその意味を捉えるか、なんて人それぞれだし
色んな感想があっていいんじゃない
778名前はいらない:2012/01/11(水) 21:21:19.04 ID:VrBg0P63
お願いします

1
夢をみた
いつもそこには自分がいた
2
枯れた緑色にひかる日差しに
駆ける輝くあなたが好きです
濡れた大地に身を伏して命を求め潤むあなたが
理あるべき姿を纏うものだと
憧れはやまず私はいつも想ってしまうのです
どうか世界があなたで染まりますように
779名前はいらない:2012/01/11(水) 21:26:39.48 ID:VrBg0P63
>>778です
ルール違反でした
申し訳ありません

よろしければ、改めて「1」をお願いします

夢を見た
いつもそこには自分がいた
780PANDA:2012/01/11(水) 23:33:08.04 ID:IXcNWYKY
>>776
すみません、言い方が悪かったです、申し訳ないです。
気持ち悪いという言い方が中傷になってしまいそうだったので、
私が言いたいのは、その気持ち悪さを作品に練り上げたという点を称賛したかったのですが、
褒めてるような言い回しなのに気持ち悪いって皮肉か!ってのを避けたかったのです
781芳水:2012/01/12(木) 00:22:09.12 ID:exJApnHL
病人の休む 部屋
見舞う人なく 汚れゆく

蜘蛛と天井が 喧嘩して
微笑みかける 壁の霊

待ち焦がれた 死は遠く
ただ 鬼が 腹を食う

流れぬ水 淀むばかり
虫が涌くも ただ蝕むのみ


恋愛で苦しんでいます。
自己満足ポエムに投稿したもので良ければ評価をお願い致します。
782ちーちゃん:2012/01/12(木) 00:46:29.49 ID:DZxnfx4t
メルヘンを書いたつもりが
気持ち悪いと言われ…

気持ち悪いのを書いた事を
称賛したいと言われ…

まだ
「いやー、気持ちの良い作品ですいやいやこれ皮肉ね(笑)」の方が救いがありました
正直ショックです寝込みます
オチンチンを向けて寝ます
(;o;)rz
783PANDA:2012/01/12(木) 02:02:18.37 ID:yjDTCl1+
>>771
お前の目に見えているものを裏返せ、この言葉に沿って作品が進行していく中に
連ごとに俺とボクと私が現れ、各連の性質が人間と現実の側面を担う、という感じで私は読みました
読んでいてピントをずらされるという感覚が第一印象でした。それを狙ったような文が各連の最後に必ずありました。
これはこういうことだろうか、と見え始めてきた頃に、それをひっくり返すように、あるいは裏切るような。
しかし予想通りにいかず、やられた!という痛快さではありませんでした
無理やり感が否めない。
> 早くなった。
>  何が? おそらくは話が。前後した。
ここのところは上手いと思いました。ひきつけられます。
しかし全体を通して、イメージしにくい表現も、比較的イメージしやすいであろう表現も、その言葉からイメージが立たないというところが残念に感じました
ただのオブジェクトのように作中にあるだけのように感じます
ずらしたピントの中に、イメージが浮き上がれば、それは美しいと思える気がします
最後に
>ふらふらと歩いて行くのだ、痰まじりの吐息と、
>渇いた跫だけを聞きながら。
この対比もおもしろいなと思いましたD++
784PANDA:2012/01/12(木) 03:04:12.11 ID:yjDTCl1+

4字熟語を混ぜ、統一された語調に
狂信でもぶれない想いは読みやすかったのですが、
淡々と平面的で、特にここ面白い!ってところがありませんでした
また、個人的には自己満足という言葉が見たくなかったなぁと読んでいて思いました
冷静さがみえてしまって、狂っているなら最後まで狂っていてほしかったです。
>突き付けられる剣先、
>「走馬灯なら既に見た」。
ここは好きでした。

貴方が遺した物、がなぜ怒りなのかはよくわかりませんでした。
それに対したものが愛なのかもなぜかわかりませんでした。D
>>775
手をさすりながら歩いている。きっと下を向いて寒さに耐えているのだろうなと思いました
そして最後に顔を上げ(たかどうかは定かじゃないけれど)道行く人々に物思う。
道行く人々はどうなのだろうか。の1文のために全てがあるように思えました
この1文にどれだけの想いが込められるかによって作品が変わるような気がします
事実描写にしても詩情をこめるために、工夫が必要に思いますD
>>779
もうちょっとがんばりましょうE
>>781
恋愛に苦しんでいます、と作品との関係性がわかりませんが
読んだ感じこの人は死ぬのかなぁ?と思うが、余韻に残るのはそれだけでしたE+
785PANDA:2012/01/12(木) 03:06:05.08 ID:yjDTCl1+
>>784
安価つけ忘れ!1番上は>>774です
786回転体 上:2012/01/12(木) 03:10:44.59 ID:WxlDST30
とある街の真ん中にて とても大きな舞台の上
人々を楽しませる事が 私に任されたお仕事で
私は楽しくやっていて きっと皆も楽しんでいて
揃えて皆は言いました 「お前の身体は特別だ」

今日も皆の言葉を信じて 私は踊り続けるのです。



くるくるまわる くるくるまわる
回転体は華麗に踊り 狂った世界を魅了して
回転体伝わった拝啓 私の声は聞こえていますか?

くるくるまわる くるくるまわる
回転体は美麗に踊り 狂った世界を魅惑して
回転体伝わった拝啓 私の姿は届いていますか?




とあるいつもの昼下がり 皆の様子が少し変です
なにやら近頃謎の病原 菌が蔓延しているようで
訃報は次々と届きます 私の元へ次々と届きます
揃えて皆は言いました 「お前の身体は穢れてる」

私は馬鹿なので 無視して 踊り続けました
泣きながら 踊り続けました





くるくるまわる くるくるまわる
狂った世界で玩具を続け 私もついでに狂ってしまって
回転体伝えたかった背景 私の声は届きますか?

くるくるまわる くるくるまわる
狂った世界で玩具は壊れ 私はもう元に戻れなくなって
回転体伝わらなかった背景 私の言葉は届かない

くるくるまわる くるくるまわる
今日も私は 健康体




いつしか観客は居なくなって。
周りには誰も居なくなって。
それでも私は、それでも私は、
それでも私は、それでも私は、
それでも私は、それでも私は、踊りたくて????。
787回転体 下:2012/01/12(木) 03:11:59.65 ID:WxlDST30
くるくるまわった
くるくるまわった
私の両腕は 既に無かった
私の両脚は 既に無かった
私の両目は 既に無かった
くるくるまわった
くるくるまわった
踊る事しか 私には出来なくて
踊る事でしか 私は必要とされなくて




「でも、踊るには誰かが必要で。私一人では踊れなくて」

もう踊る事すら 出来なくなった。





くるくるまわった くるくるまわった
誰一人として存在しないなら もう私は踊れなくて
回転体伝えようとした親愛 私の晴れ姿は届きましたか?

くるくるまわった くるくるまわった
誰一人として存在しないなら 踊る意味なんか無くて
回転体伝えようとした最愛 私は華麗に踊れてましたか?

くるくるまわれ くるくるまわれ
それでも私は踊りたかった 踊る事が私の全てだった
回転体泣きながら伝えた想い 私は廃棄されました。
788名前はいらない:2012/01/12(木) 12:18:13.32 ID:DSWZGGy0
「上京」

夕暮れの冷たさは肌にぬるい
買い物をしたビニールが手にくい込む

民家からきこえる子供らの声
夕飯はちかいのだろう

帰りの坂道はきつい
一歩一歩しっかりと踏む

街はもう夕焼けに染まっている
その中でもひときわ 見上げた先の柿の橙(だいだい)
789名前はいらない:2012/01/12(木) 16:47:32.09 ID:0TW74n9Q
痛み、セロファン、青空

わたしは疲れてしまったわ
だけどあなたも疲れているの
空気は少しざらついている
そしてだんだん耐えがたくなっていく

すりきれて、すりきれて
セロファンみたいに透明になって
重なっても青空が映せるくらい
街灯の下でも影が見えないくらい

そうなったら痛くなくなる
そんな日がいつか来るのかな

すりきれて、すりきれて
私たちはいつか透明になる
重なって青空を透かすために
全ての痛みが通り抜けていく

だけれどもだんだんあなたの顔が見えなくなっていく
790雑草 ◆je5cNlouiI :2012/01/12(木) 17:38:58.56 ID:P2xsaS9W
>>786-787

これはすごいわ。情緒的。世界構築。などの言葉で言い尽くせないほど、心に突き刺さる。まわる、と回転、の言葉が、
非常に生きていて、幻惑的。踊ることを愛し、踊ることに生きた主人公の姿。回転によって伝えようとした愛、泣きながらの
思い、すべてが愛おしい。いろんな人の評をぜひ読んでみたい。A+
791雑草 ◆je5cNlouiI :2012/01/12(木) 18:18:52.23 ID:P2xsaS9W
>>788
現実感があり、思いをうまく描き出してあります。一行目は、面白いけど、少し違和感もある。もう少し言葉を重ねる
べきかと思った。柿の橙という表現が、非常に文学的で詩的。題もわかりやすくいい。C−

>>789
思いの確かさと、アイデアの表現の両方を備えている。セロファンという表現が、頭に残る。影が見えないといった表現が、
独創的である。出だしの言葉も、簡単そうでなかなかないし、全体を導入する際に、気持ちに訴えかける。全ての痛み
が通り抜けていくといった表現も、気持ちよく読める。恋心と思いやりの詩だと思ったけど、こういった情の厚さ
は、表現されていい形になる。C+
792名前はいらない:2012/01/12(木) 21:20:58.12 ID:ZGVV/XpP
「ネオン」
通り過ぎて行く人々の流れ。
すっかり日も落ちて、寒空の下飲み屋街は人であふれる。

昼日中とはすっかり変わり、溢れるネオンの光が僕の瞳に入ってくる。

いつもと変わらない光景。
あてもなく、もうだれも止められない人の流れ。
10人。
20人。
30人。
.....
川の水の如く尽きることはない。
これから酒盛りするのだろう。
だが、その顔には嬉しそうで、どこか影を感じてしまう。
肉体に影があるのか。
精神に影があるのか。
僕は街灯の下で意地悪く観察する。
酒という川に飲むのか、飲まれるのか。
そうしていると、飲み屋の姉ちゃんに声をかけられた。
「一時間3500円」と。
793名前はいらない:2012/01/12(木) 21:21:20.86 ID:rAw8eT8e
>>786-787
雑草氏の感想に同感いたします。しかし、最後の一言が余計だと感じました。
世界はどれほど悪い場所とは思えないし、真摯な行動は必ずいつか評価されると思います。
全力で努力する熱意が全体に出ているのに、最後に廃棄というnegativeを持ってきたのは何故でしょう?
794名前はいらない:2012/01/12(木) 21:38:34.43 ID:1/44BgkU
「宇宙飛行士」



「本日○○回目の打ち上げを開始する」

まるでロケットだ。くそったれのロケットだ。

俺の意識と俺の言葉。
お前にそいつを過不足なくぶち込んでやりたいのに。そうしたくてたまらないのに。

俺とお前の間に横たわる銀河を渡って越えるには、二つともじゃ重すぎる。

「大気圏を突破。不要な意識の切り離しを開始」


届くのは言葉だけ。
それをやんわり笑んで受け取るお前。
違うんだ。切り離されちまったものの中にも、とても素敵なものが詰まってたんだ。
もっとわかりやすくて、もっとお前を暖めるものが。


「言葉が無事着陸。お疲れ様でした。」


くそったれ。くそったれ。
今度こそだ、今度こそ俺は何ひとつ切り離さずに、お前のところに届けてやるよ。


だからあとほんのすこしだけ、待ってておくれ。
795芳水:2012/01/12(木) 21:46:51.67 ID:07U+Ztsu
働いた金で城を買う 彼女を迎える城を買う
喜ぶ顔が楽しみで 毎日毎日身を削る
 品ある飾りは 君のため
 花舞う園は 君のため
迎えに行った旅のうち
私の城は波の下

彼女を探す悲しみに ただ闇雲に詩を歌う
彼女の姿現すよう 果てまで届けと声を張る
 悲しみ払う  俺のため
 怒りを晴らす 俺のため
伝え聞いた話では
彼女は既に石の下

見慣れぬ石碑を後にして 神を探す旅に出る
神や仏はいるものか
いるなら俺を殺すはず
 石仏 鳥居を 壊して歩き
 救えぬ寺社を 灰にする
銃で撃たれるその日まで
彼女を想って 天呪う
796PANDA:2012/01/12(木) 23:19:46.28 ID:yjDTCl1+
>>786-787
安定したストーリーはよく作られていて
繰り返しが多いがまったくくどくないのは、創意工夫の賜だと思います

>回転体伝えようとした親愛
この1節はどれも秀逸でした。
作中の私のいろんな想いを想像させます

しかし健康体はちょっと言葉遊びが安易だったかなという印象を受けます
また、別の方も言われていた、最後の廃棄されましたの1文は、私もちょっとひっかかりました
全体通して丁寧に言葉を選ばれているのに、ここだけ不細工かなとおもいます
事実描写か私の想いか、いろいろ考えてみましたが、悲しく切なくはあるけども
言葉がそぐわない印象が残ってしまいます
物語は結末を迎えなければいけません。しかし終息の流れが綺麗な抛物線を描かずに、読む側としては突然叩き落とされた気分でした。
私はB-評価で。
797PANDA:2012/01/12(木) 23:27:16.14 ID:yjDTCl1+
>>796
よくみたら見たこともない変換されてた。
抛物線じゃなくて放物
798名前はいらない:2012/01/12(木) 23:47:18.52 ID:XAWYM0K2
「鼻毛」

都会の空気は 鼻毛が伸びる
伸びる 伸びるよ どこまでも
799名前はいらない:2012/01/13(金) 00:57:50.12 ID:NycZFkt9
>>765

評価ありがとうございます。
素直に、嬉しくなりました。
800名前はいらない:2012/01/13(金) 01:14:56.78 ID:r0fXt4Wh
無題

うそをつくならみえすいたうそをついてくれ
悪口いうならわらいをまじえてくれ
なまぐさいはなしはもうたくさんだ
ぼくはこのとしになってもまだきみのみにくさにたえられない


てあれのひどいきみ
あらいものをするきみのせなか
おれがやるっていっただろ
いいかけてぼくはくちをつぐんだ
結局あなたはなにもしてくれないじゃない
そういいたいせなかをぼくは無視する


ウソツクナラバレナイウソヲツイテヨ
キライナラハッキリソウイイナサイヨ
イヤラシイハナシハモウタクサン
オトコッテドウシテコンナナサケナイノ

ほんとの世界をみながらうそのなかにとけこむぼく
うそをみながらほんとの世界でいきるきみ
ゆめをえがくきみ
ゆめをかたれないぼく
801PANDA
>>792
ちょっと見たまんまを描写してみたというように見えてしまうのですが
しかしそれでいて現実感が薄いように感じます
人であふれる飲み屋街なのに10人20人30人と数えるところなど、少なすぎる。
どこか影を感じてしまう、という文は、そのどこか影を突詰めるべきでないだろうかと思います

飲み屋の姉ちゃんの登場によって作中の思考が断絶され、詩は閉じられるのですが
描写のイメージが浮かばないうちに断絶されてしまいます。あとに残ったのは飲み屋街の喧騒だけでしたD-
>>794
詩作することについての作品かとおもいました。面白いですね
ほんとに、ほんとに、いつになったら言葉が自分の伝えたいように伝えてくれるのか
でも、要は2機打ち上げちゃえばいいんですよね!そしたら片方ずつ着陸しますもんねD
>>795
例えばなぜ城なのだろうか。それは4LDKのことなのかもしれない。しかし今は城なのです。
そして城を潰すような波とは一体。
それは作者にはわかっていることでも、読者にはわかりません。そこを無視して無闇に比喩するのではなく
表現したいものの意味と比喩された物(城、波、石、神、銃など)のイメージを結び付けてください
でなければ無理なストーリーには読者は入り込めないし、そんな読者には言葉が届きません
または、文脈などから、比喩した物のイメージを作り上げてください。たとえば、時代背景を戦国時代などにすれば
城は本物の城になりますよね。波は時代の波とか、戦禍にも成り得ます。D-
>>798
仕事でホコリすごいところにいくと、なんだか鼻毛のびるきがしますよね。
それでがっつりきるとだいたい風邪引くんですよね。E
>>800
男女の性について表現しきれていないと思います。男女の像が対話をしているという設定でしかない印象を受けます
世界などという言葉に頼らず、その世界をここに持ってきてほしいという物足りなさを感じましたD-