1 :
名前はいらない:
Aランクを目指して詩を書き込もう。
皆さん、ガンガン評価しましょう!
A:プロ並み。出版社にもってけ。
B:言葉の狩人。
C:光るモノを感じる。
D:素人。
E:まずは日本語の勉強を。
●セン五に関する心得
・このスレは投稿者と評価人のバランスにより成り立っています。
評価人が常に不足しているので、気軽に評価に参加しましょう。
・連投は禁止されています、一作品の評価が終わるまで投稿は控えましょう。
・評価の扱いや、未評価一覧に載せるか否かはまとめ人の判断に任せます。
この方針に異論がある方は議論スレである【語り合うスレ】をご利用下さい。
・投稿者による再評価依頼は一度まで有効とします(複数評価で権利消滅)
・また評価しやすいように定期的に未評価の一覧を作成してくれると助かります。
・同一の詩をポエム板にある評価系スレと併用する複数投稿は認めません。
・ブログや他サイト等からの転載は作者本人であっても許可しません
前スレ
君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.98]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/poem/1314276048/ 過去ログ倉庫 (10/31機能停止)
http://kako1005.hp.infoseek.co.jp/ 過去ログ倉庫 (新しい方)
http://kako1005log.web.fc2.com/
2 :
名前はいらない:2011/11/08(火) 21:46:14.58 ID:7npplyQs
よくあるようでない質問集
Q 連投したら怒られた
A 最近テンプレを読まない人が増えています
Q 僕の詩がずっと評価されません
A 貴方も評価に参加しましょう その発言は間違っています
Q ○○さんに評価してもらいたい
A 評 価 人 の 指 定 は 禁 止 さ れ て い ま す
過去に自由参加推進派とコテ信仰派で別れ
セン5スレが分裂した無意味な歴史があるからです
Q 素人の僕でも評価して問題ありませんか?
A 冷静に見てほぼ全員がド素人です 真面目に評価してあげましょう
Q 作者の人へ感想を送りたいが未評価から外れてしまう
A ランク無しの評価文は感想扱いとして未評価扱いのままです【←重要】
Q やる気の無い一行評価をされてガッカリした!
A 未評価のまとめ人の判断で取り消せます 対応に問題があれば議論スレへ
Q 過去ログ倉庫が更新されていませんが
A アルカリ ◆pH7.2omqBEさんを全力で探しています 見かけた方は大至急報告を
新しくセン5のまとめサイトを作りたい方はご自由にどうぞ むしろお願いします
Q 歌詞やエッセイでも投稿して問題ありませんか?
A 初代スレからなんでもOKでやってきた のだけど評価人にもよる
Q 再評価を希望したら嫌われてしまいますか?
A 問題ない するしないは自由
Q あのコテむかつく
A 知るか
3 :
名前はいらない:2011/11/08(火) 21:47:14.30 ID:7npplyQs
未評価一覧制作者の心得
【壱】 間違いを恐れない事
毎回失敗せずにやってくなんて無理
間違いを指摘されたら素直に喜ぶ
【弐】 決められたルールは守る事
作品へのアンカーは「>>」を使わず「>」を使用
(一度に>>を20個以上使えないからです)
1列5作まで 10作セットで行間を空る
(楽に目算しやすくする為)
当たり前ですがちゃんと理由があります
【参】 引継ぎ番号は書く事
評価する側される側 百利あって一害なし
【四】 連投や盗作は全てEで切り捨てる事
連投は全て却下 発見次第報告をしてください
【五】 わからなかったら議論スレで聞く事
勝手な独断で動かない
4 :
名前はいらない:2011/11/08(火) 21:48:13.29 ID:7npplyQs
前スレ
>417 >692 >697 >698 >703
>704 >706 >783
再評価
>743-744
5 :
名前はいらない:2011/11/08(火) 21:59:45.14 ID:behS1+6U
「サナギ」
懐かしい♪
懐かしい♪
そぼろバンゴの丸ベッド♪
ボイマー。2つください。
6 :
名前はいらない:2011/11/08(火) 22:41:33.47 ID:4QTCot9w
7 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 02:44:55.72 ID:dtXQ4hcQ
前スレ>未評価なし
再評価>743-744
8 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 09:48:35.11 ID:pg36LB2i
>>5 行間と音符マークからたちのぼる適当さは平凡。
まさに作者自身が狭い蛹の中で自己満足を楽しんでいるかのようだ。
しかし
>ヘルマン・ボイマー(ドイツ語:Hermann B?umer, 1965年1月28日 ? )は、ドイツ生まれのバストロンボーン奏者であり、
>またオスナブリュック市立劇場の音楽総監督を務めるなど、指揮者としても活躍する人物である。
と、他者の名前を挙げ、律儀に句点を打ちながら「ひとつください」と外部に向かってお願いする後半はまぁ、どうでもいい。
評価E
9 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 10:21:37.22 ID:Xl+6j/j4
「時計」
一つ動く 一つ進む
二つ動く 二つ進む
三つ動く 三つ進む
一つ戻す 一つ戻らない
10 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/09(水) 11:19:20.03 ID:HlbZFx90
「平成23年11月9日」
止まる時の中へとまるちーは走る
元気を振り絞り駄スレに飛び込む
とても速いまるちーの動きが
此方から見ると止まっているように見えるのは
そこが光をも飲み込む黒い穴だからでしょうか
文学の墓場は老木
流れ行く定めの駄レス
伸びる枝で押し上げて余力
極めれば道の上
年老いて朽ち木
そこは虫達の根倉
子供達の狩り場
朽ち枯れた老木は命を育み
子供達は圧倒的暴力で命を連れ去り
その周りをまるちーは元気に駆け回る
そこは光をも飲み込む黒い穴なのでしょうか
そこは平成23年の秋の終わりに
暖かな陽につつまれていました
11 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 11:33:21.66 ID:YFQCFaUr
舞に圈圷を伏す 浤(まひにけんかをふす くゎう)
渕菘の鯲紀 審(えんすうのおき つまびらか)
深錨の瀕夫 噫(しんべうのひんぶ ああ)
嚔汳 茆に髻す 鬨(ていはん ぬなはにけいす とき)
12 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 13:58:22.29 ID:rqOYxndB
初です
いつからだ、こんなに荷物を持ち始めたのは。きっとこの荷物は、私の悲しみでしょう。
重たい荷物を色んなカバンに詰めて、一人で全部持つのは辛すぎる。
「仲間を呼ぼう。」
君も荷物を持ってるのかい?そっちの荷物を持つよ、君はこれを持って、その荷物とこの荷物はひとつにまとめよう。こっちのはもういらないね。
二人の荷物は結局、多くなってしまった。でも二人だからね。
手を繋ごうか、そうだ歌も歌おう、時には寄り道もしてみようよ。
誰かとなら変えられる
哀も愛に変えてくれる
また拾ったね、今度の荷物は二人でも辛いや。
「仲間を呼ぼう!」
13 :
名前はいらない:2011/11/09(水) 16:04:12.74 ID:BY422mJi
【ジャコ】
ジャコジャコジャコ
ジャコジャコジャコ
ジャコモグラ
ジャコジャコモグラ
ジャコモグラ
モグラモグラ
モグラモグラモグラ
14 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 10:23:01.13 ID:clQW+fQu
雨が降るのはいいんだけれど
雨に降られるのは気分が悪い
電柱をへし折ろうとしたら傘が折れた
雨が降るのは悲しくはないが
君に振られるのは気分が悪い
ら抜き言葉をバカにされたなんてつまらない理由
そんなつまらない喧嘩が僕と君を決別させた
晩御飯を放り出して家を出た
喧嘩、決別、夜、雨
そう考えるとこの雨はなかなかいい演出だ
この雨を歩く僕に
きっと涙まじりの君の声が届くだろう
しばし歩きながら待っていると
やはりごめんなさいという声が聞こえた
振り返ると君が泣いていて
許してと何度もつぶやいた
なかなか可愛い奴だな
僕は君を抱きしめて
「いいよ」
と微笑んだ
「また君のご飯が食べれるんだから」
僕たちは破局した
15 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 11:39:38.22 ID:jiaNX6yS
>>743-744 家族と過ごす日常が、ずっと続けばいいのに、ってことでしょう。
とても丁寧に書かれているので好感が持てます。
「地球は球体ではなく楕円球形で」
>地球って楕円形なんですか?初耳です。
「偏りやズレは顕著に現れる」
>いいたかったことが直接伝わります。
いいですね。
こういうふうに書くのって、結構難しいと思う。
「それは無意識を意識する瞬間」
>ここは「瞬間」よりも「スキマ」のほうが詩的なイメージができると思う。
「湯気であんまり実感湧かないけど
兵士の心にも震えが見えた」>ここはちょっと笑ってしまいました。
どう、つながるのかわかりません。湯気であんまり実感湧かないことで、なぜ兵士の心に震えが見えたのか。
「ぼんやりと時間が棚びいていく
それは無意識を意識する瞬間」>これは、過ぎた時間のことを言っているのでしょう?
過ぎた時間を瞬間と呼ぶのはおかしい。
高校2年・男子生徒の世界を案ずる気持ちがひしひしと伝わってきます。
B評価。
言葉の背後にこの詩を書くために労力を要したことを感じます。
あなたはピュアですね。
鍛錬された文章能力だと思います。
今の平和な暮らしを永遠に残しておきたいという気持ちがよく表れていると思います。
不必要にがんばりもしないし、不必要に泣くこともしない。つかず離れずの現状維持。自分の生活圏から出ていない。
とても硬い殼の中にいて、それで守られている、って感じがします。何かドーム状のようなものをイメージします。
だから本当に世界平和を考えているのではなく、自分の生活圏内の幸せだけを願っているといえるでしょう。
「兵士の心にも震えが見えた」これも、世迷言ですね。ただの想像。何の価値もない。
自分だけ平和であればそれでいいのだ、ってことですね。自分の生活圏さえ脅かされなければいい、ってことですね。
志が立派ではないですね。文章はすごく立派なのにね。
あなたの平和への願いはまがいものである。
16 :
>15のつづき:2011/11/10(木) 11:42:06.03 ID:jiaNX6yS
硬い殼に守られている「まがいもの」を、いつまで大事にしているつもりだい?
早く捨てなさい。
守らなければいけないのは生活ではなく、自分とあなたを支えてくれる人たちだと、ぼくは思う。
おわり
まがいものが詩の核をなしていることはマイナスには数えず。
その時にしか感じ得ない感情がよく表現されているから。この文章表現は技術のいることだと思うから。
下手な比ゆを使わず今感じていることを偽りなく書けている。表現をはしょることもせずストレートに伝わる言葉を選んでいる。
下手に飾ったり隠したりする表現よりはよっぽどいい。そういう素人が使いそうな小細工に走らないところを見ると、文章書きの鍛錬をつんだ人でしょう。
そこを認めないわけにはいかないでしょう。
17 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 15:57:21.91 ID:GE/7brHf
>>16 評価人が行うのはあくまで作品の評価だけですよ。
作品の評価を通して作者の大事にしているものが伺えたとしてもそれをあなたがどうこう言うのはお門違いです。
何様のつもりですか?やめなさい。
18 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 17:33:12.33 ID:7z+R9/8u
「喜びの歌」
春夏秋冬 日は昇り落ちていく。
裏切られる中に幸せを感じ。
虐げられる中に喜びを感じ。
馬鹿にされる中に暖かさを感じ。
とあるタイミングでの昔の友人との出会い。
ほんの少し古い知人からの誘い。
遠くに居る父、母とのほんの少しのコミュニケーション。
裏切られ涙した時の昔の友人との出会い。
虐げられ涙した時のほんの少し古い知人からの誘い。
馬鹿にされ涙した時の父、母とのほんの少しのコミュニケーション。
恥じる事など、何一つとしてないのだ!
裏切られる中に幸せを感じ。
虐げられる中に喜びを感じ。
馬鹿にされる中に暖かさを感じ。
春夏秋冬 日は昇り落ちていく。
19 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 17:51:11.49 ID:4C/c9C7Y
>>17 突っこみどころちがうくね?
評価「してやった」んだからそのぐらいは黙認してやれよ
ていうかそれよりおかしいのはランクだろ。準最高ランクのBを軽くみすぎ
743-744はあきらかにキモいだろ
詩が世間にキモいと認知されるのはとりもなおさず
743-744みたいな羞恥心のないポエムがネットに量産されることにあるんだよな
評価を気にするほどなら先ずは自重したほうがいい
20 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 20:33:03.39 ID:gg8RM7Gr
「マフラー」
ひとめ ひとめ
あの人を想って編む
なんて うそ
いつも通り
テレビを見たり
猫と遊んだり
ただのオート作業
今年は私の分を編む
ひとめ ひとめ
ひとめ ひとめ
3人目の あの人は
あの子のマフラー巻いているのかな
21 :
名前はいらない:2011/11/10(木) 21:41:10.11 ID:qIXnXVsN
「値肉」
最終回に回し者をテレビで鉢植え
バランスに優れている安川はカンチューハイ
ダニエルは気持ち悪いアメリカ、凄まじい嗚咽を模範中
来週、ラジオ局は精子工場に変わり
君は確実に魚肉で殴打され溺死する。
ハッタリは紫の安酒に似てるよな
最果てで有為転変、拡声器でハギーベアーを怒鳴れ
クラッシュ、ハサミ、ハザード、ラムネ、
みんな気持ち良いベトナムの劇団
ホラー映画にアンダーパーが衛星?、サフラン通りが赤く点滅。点滅。点滅。
掛け替えのない
掛け違いのボタンを
各、各ボタンを、連打して、真理子を、真理子さんを
五反田、国立ラーメン博報堂に償還、すぐさま召喚
ボクラハ、デカイ、セイコウイノカタチ
縮こまった/前頭葉を、ヒラク、デカイ、アストロノオト/。
左回りの犬を見たら、それは彼女
カユイ頭に突っ込むやわい孫の手、
西から、神のペニスが昇る。
22 :
名前はいらない:2011/11/11(金) 14:56:18.14 ID:0py/sIDM
>>17 守るべきは生活ではなく、自分とあなたを支えてくれる人たちである。それは、すなわち、自分の生活を守ることでもあるのだから。
こう、言うべきでしたね。家族を大事にしなさい、と言いたかったのです。
>>19 評価が高すぎると思うなら、あなたが評価しなおせばいいんですよ。
どこら辺がだめなのか、あなたが評価してあげたらいいじゃないですか。
キモいっていうだけならどんなバカでもできる。けなすだけなら評価ではない。ただの悪口だ。
あなたが感じたことをなるべく忠実に言って、キモいと感じた箇所と理由を述べてやったら評価になる。
人に見せても恥ずかしくない作品作りができる、彼の生活態度は、立派だよ。
羞恥心がないのではなく、羞恥心を克服しているのだよ。
23 :
名前はいらない:2011/11/11(金) 16:47:53.52 ID:0py/sIDM
>>14 「また君のご飯が食べれるんだから」
ここを、「食べ”ら”れるんだから」といわなかったばっかりに別れた、ということですね。
勉強になりました。なんて面白い作りなんだろう。なんという計算された作り。
たしかに、なんとなく腹が立つかも。「食べられる」と言うべきところを、「食べれる」って言われると。
彼女が正しい!いや、でも、これぐらい許してやってほしい!「食べられる」と言ったほうが正しいんだろうけど、
「食べれる」でも差し支えない。「食べられる」って言ったほうがおこぼれを頂戴してる、って感じがする。
「食べれる」って言ったほうが、ただ目の前の料理を食べてるって感じがする。
「食べられる」って言ったほうが彼女にしてみれば感謝されてる、って感じがするんじゃないですか?
だから「食べられる」って言ってほしいんじゃないですか?
あなたのことを下に見たいんじゃないですか?ということは、彼女のほうが年上?
読み返すと面白くて笑ってしまいます。(悪いんですけど)
この詩(話し)が真実かうそわからないけど、ちょっとしたオチのついた話し、と見れば、面白く読めます。
詩として読んで、真実として読むと、これは、ちょっとうそ書いてるな、って思っちゃう。
「しばし歩きながら待っていると」>ここから先ずっとうその出来事を書いているように思います。質量を感じませんので。かぎかっこの中だけ別。質量を感じます。
ショートストーリーで見るとD+
詩として見るとD-
>>10 止まる時といった表現が詩的である。元気を振り絞り、と言った表現も、頑張れといいたくなり、共感できる
ものである。まるちーの動物的比喩が、三連において光っている。最後の閉め方も、必然的であると
納得できるものである。表現力がそれほど秀でているとは思わないが、眼力の方が非常に優れている。
自分のテーマを発見すれば、非常に向上した、良い詩(感動できる詩)をかけると思わされるものである。D+
>>12 設定されたテーマを律儀に細かく展開していく様は、地力の強さを思わせる。
荷物についての描写が(四行目あたり)、非常に楽しく読める。展開の様子(六行目あたり)
も、感情の働きに沿った、非常に共感できるものである。全体に、前向きな詩であり、非常に
達成された詩である。C
26 :
名前はいらない:2011/11/12(土) 02:54:35.16 ID:3dts3080
27 :
名前はいらない:2011/11/12(土) 09:40:44.83 ID:Z076IcCM
無
無の寂しさ
無の喜び
ああ無は素晴らしい
そしてこの詩自体も無なのだ
28 :
名前はいらない:2011/11/12(土) 10:50:49.43 ID:4W5QWyZQ
>>25 >>12です
高めの評価ありがとうございます
くどいかな?と思ってもいましたがテンポを感じてもらえれば良かったです
ありがとうございました
29 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 01:19:33.25 ID:OrYWkpVj
>>15-16 評価ありがとうございます
はい、地球は自転の影響で正確には楕円です。
様々な指摘やアドバイスに感謝します!
適当にふっと感じたことをさっと並べただけなので色々と矛盾点が出て来てしまいました。
世界各地で起こる紛争をTV越しにみる自分が世界平和への願いなんていう詩を書くとどうしても薄っぺらく見えるのが悩みです やはり偽善なんですかね…orz
詩は作った後の推敲が一番大切ですね…
精進します!
30 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 01:21:01.02 ID:OrYWkpVj
足跡
積もった雪が好きなのは
足跡がくっきり残るから
振り返れば 靴の裏が道をつくる
時には滑ったり転んだりして
そんな跡も全部 残していく
まるで白いハイキングコース
疲れたらお握りでも食べるよ
日差しが届く場所で日向ぼっこ
誰かが開いた道の上を
ただテンポよく歩いていく
知らぬ間に 僕の靴は大きくなった
二つ交互に刻んでいく
父さんの足跡に 少し似てきた気がした
靴ひもが解けたら
また結び直して歩き出してく
31 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 01:21:26.32 ID:OrYWkpVj
砂浜が嫌いなのは
その足跡をすぐに消すから
波にさらわれた 大事にしてた物語
また新しい足跡をつくってくんだ
コンクリートの道の上にも
気づいたら 並んで歩く足跡があって
四つ きれいに跡が残る
肩を組んでる足跡 手を繋いだ足跡
こけそうになっても
すぐに支えてくれる人がいる
何万歩 歩いて来たんだろう
足跡をついに失った車輪は 寂しく回った
じいちゃんの残した道の続きを
これからは僕がつくってくんだ
かかとから刻んだ足跡は
いつか季節の中に消えていくだろう
後ろ向きに歩いてなければいい
物語を刻んでいく
誰も知らない僕だけのお話
君と歩くのが好きなのは
同じ歩幅で生けるから
一歩ずつ 踏みしめた靴の底で
つかまえたアスファルト
どうやって歩いていこうか
それぞれ違う 足音響かせ
.
32 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 10:42:04.77 ID:NMLL2HgD
「頁」
様々な思い出を書きつづられたノート、最初のページは白紙
結末を探して繰り返し読んでいたノート、最後のページも白紙
考え疲れてしばらく置き去りのノート、最後の気持ちは掴めない
紡がれてく、この物語の終わりは
過去を背にして、やっと気づいた
落ちは見えた、それは目の前にある
表紙もう一度手に取り、ページ パラパラめくり
最後のページにいつのまにか、すらすらと刻み込む
通り過ぎた時間の中に結末は見つけられない
白紙に思い描かれていく、あとがきを書き終えた
33 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 14:33:59.87 ID:ChlDTVNj
「やがて届く体温」
もうすっかり冬だね。
しっかりつないだ手と手の間にそれでも潜り込んでくる冷気が憎いよ。
隙間なんてないように思えるのに、隔たりはやっぱりあるみたいだ。
「好きだよ」
「私もよ」
寄り添う言葉の中にも冷気は滑り込んでくる。
寒いなあ。
だけど、この隔たりがなければ僕はこんなにも君の気持ちに思いを馳せたりはしないんだろうな。
この隔たりを埋めようとする色んなものを忘れてしまうんだろうな。
だから愛そう。この隔たりも。
僕の手から放たれる温度は愛しい距離を越えてやがて君の手のひらへ。
34 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 17:56:04.42 ID:Hx8kjMAA
【dissidia】
今が闇の中に存在する光の世界だとしたら
ここは光の中に存在する闇の世界
悪でも正義でもない無色の天皇のとして降臨した今上天皇は先に見える光のために
その身を闇に染める
今生: この地獄に巣食うマスメディアやマスコミに捨てられた糞ハイエナ共よ!!!
その血を我の糧にしてくれ
お前達の墓をこの地獄のヴァルハラに立てさせてくれ!!!
天皇は食う 法律を 利権を 社会を 秩序を モラルを 富を
天皇のお腹に世界は造られる そこには真実が隠されている
天皇は黒きセフィロトを灰色の月に届くまでの大きさへと成長させる
それはてっぺんから火を付けられるような灰になった枝はどんどん地上へ下降していく
今上; この苦しみを腐らせてたまるか!!! この痛みに火を付けてやる!!!
今俺はこの胸に刻印を刻んだ #6#!!!! 7日の火曜日まで舌を出して待っていろ!!
天皇は煙となる やがて雨は全てを焼き払う
35 :
名前はいらない:2011/11/13(日) 21:18:11.41 ID:RHOEmy8V
なんでもええわ
なんでもええやんか
なんでもええよ
なんでもええよな
なんでもええかぁ? なんでもええ訳ないやろう?!
なんでもええ訳な訳とは、ちゃうわ
なんでもええけど寂しくて、なんでもええから認めて欲しいよお〜
36 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/14(月) 00:23:21.10 ID:mdPQRgWl
>>35 ごっつい直球の心の叫びやなあ。
しかし、詩ィとしては変化球とも言える。
直球やけど変化球。変化球やけどストレート。
どないやねん。E
37 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/14(月) 00:26:28.38 ID:mdPQRgWl
直球な心のの方がよかったかな。
直球の心のやったら顔みたいやん。
[の心の]ほらな。
38 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 05:07:25.14 ID:0lLQjPUx
「無題」
ふとした過去に 思いをはせて めぐるは自分の後悔ばかり
今はこんなに落ち着いたけど 後悔ばかりが残ってる
本当に愚かだった 馬鹿者だった ごめんなさい
39 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 05:49:30.40 ID:5BGa/MRQ
>>36 コメありがとう。こないだも他スレで…
素人には、直球しか投げれまへんわ。
40 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 05:52:18.27 ID:yVhHuJ6W
「ペンギン」
卵が先か鶏か
堂々巡りのその果てに
生まれてきたのは、
ペンギン
これは一体どうしたものか
俺も彼女も彼も誰もが
困惑顔を見合わせている
生まれてきたのはペンギンだった
吹き出しそうになるのを
唇噛んでぐっとこらえながら
そっと視線を戻した先に、
ペンギン
41 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 15:18:16.56 ID:ah392CaQ
>>33 隔たりがあるから君の気持ちに思いを馳せれる。
隔たりがなかったら、この隔たりを埋めようとする色んなものを忘れてしまう。
だから愛そう。この隔たりも。
裸になっちゃうってことか。この隔たりがなかったら。
これは、この隔たりは自分の理性を保つために必要なもの、と取れる。
「隔たりを埋めようとする色んなもの」がなんなのか考えたとき、衣服が思いつく。衣服があることを忘れてしまう。
この隔たりがなかったら、僕、裸になっちゃうっ、って取れる。
だから愛そう。この隔たりも。>は、僕のこころや体までが裸にならないためにこの隔たりも必要なんだ、と取れる。
だから愛そう。この隔たりも。>だからこれは自分のためにいっている言葉ですね。
手をぎゅっと、握っているのに隔たりがあるのを感じた、というのは詩的ですね。
隔たりを埋める色んなものに、「冷気」がふくまれるんですね。
「愛しい距離」は自分が理性を保つための距離ってことだから、
僕の手の温度は理性を越えてやがて君の手のひらへ。>ってことですね。ちょっと気持ち悪いです。この言い回し。
これは題名は「隔たり」だと思います。
「やがて届く体温」は説明で、これは言わずに伝えること。
隔たりの正体は理性を保つためのもので自分を守るための自己愛だった、というオチにしてみたらよいのではないでしょうか。
D+
42 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 15:25:58.34 ID:yePL0fyQ
未評価
>9 >11 >13 >18 >20
>21 >27 >30-31 >32 >33
>34 >38 >40
43 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 15:27:25.43 ID:yePL0fyQ
未評価 (訂正)
>9 >11 >13 >18 >20
>21 >27 >30-31 >32 >34
>38 >40
44 :
名前はいらない:2011/11/14(月) 23:47:31.90 ID:UPNYGeyL
「波打ち際」
世界の境界が崩れ
混沌の泉が溢れ出す
水は最初から水色ではない
火星は赤じゃないし
火星人は赤が見えない
僕が生まれたとき
人間は混沌の泉で泳ぐ魚だった
土星は黒じゃないし
土星人は黒が見えない
溢れ出す言葉をマルボロに込めれば
煙がうねって竜になることもあるかもしれないけど
そんなことはどうでもいい
金星が金色であるという妄想を君に語って
金色に輝く世界にダイブしたい
遠くで鳴くカモメの鳴き声が
波打ち際で笑う君と溶け合う
あの日見た夕日は未だに
記憶の片隅にひっついたまま離れないけど
朝になるまでここにいるから
どうか僕のことを忘れないでほしい
例えあの夕日が水平線の向こうに
消えてしまったとしても
ここにいるから
忘れないで
どうか
どうか
45 :
alice:2011/11/15(火) 19:36:19.71 ID:Nvxo/1jq
−永我−
底が見えてる嘘の声
届きはしない空との距離
消せはしないから
今日も偽善に生きています
嘘偽りの表の顔
見透かされてる
変わることの出来ない現実です
今に触れ
感じ続ける醜い無色透明
色付くはずのない永遠
全ての今が
偽れないほどの真実だ
未評価消費として。
>>9 単なる事実だけど、言葉にすると詩になるね。
というわけでD−
>>11 読む人に理解されないように書いています。
意味を追ってもそんなに意味は無い。
というわけでD−
>>13 幼児向けの絵本の内容ですね。
ここは2ちゃんねるです。
というわけでD−
>>18 当たり前の事をどうもありがとう。
というわけでD−
季節感があればD+だったんだけどね。
>>20 “ひとめ ひとめ”は好きだねえ。語感もいい。
でも繋がってないんだ。
というわけでD−
>>21 5行目で損をしているね。
「君」というファクターが全体のクオリティーを下げている。
「君」っていうつまり少女(少年かもしれないけど)は、詩においてデリケートに扱わないと全体のバランスが壊れるんだよ。
で5行目から意味不明。言葉遊びだね。
だから1行目から5行目まで意味を持っていたのに
6行目から言葉遊びで無駄な言葉紡いでいる。
それを仏教では蛇足と言うね。
D−をどうぞ。
>>27 うん。無だよね。トン汁に降りかけると旨いよね。
D−。
>>30-31 一段落目は一般常識入っているから入りやすい。
でも二段落目からポエマー入っているんだ。
で三段落目とも繋がっていない。
テーマは「僕の成長」だろう?
それはわかるんだけど、表現というか圧縮できてない印象。
D−をどうぞ。
>>32 この手の詩は登竜門で色んな人が書いているわけだ。
で、目新しいところは無い。
D−をどうぞ。
>>33 まずタイトルが上手い。
でもね、これ、ショートSSなんだ。
詩じゃなくて物語になっているんだよ。
できるならSSとして消化してもらいたいね、という意味で
D+をどうぞ。
>>34 日記乙。
というわけでE+をどうぞ。
>>40 展開不足だねえ。転るピングドラムを見てからもう一度書いてみよう。
D−
ついでに新しいのも評価するか。
>>44 この詩で美しいのは
>遠くで鳴くカモメの鳴き声が
>波打ち際で笑う君と溶け合う
この部分だ。この部分だけ美しい。
他は導入部かもしれないけど、蛇足かな。
美しい文章があったということでD+をどうぞ。
>>45 攻撃力不足だねえ。
プロファイリングすると君は若いね。
若いのにこのスレにチャレンジするとは良い心がけだよ。
お互いに賞賛しあって潰し合う他の場所に行かないでほしい。
期待を込めてD−をどうぞ。
49 :
名前はいらない:2011/11/15(火) 22:16:09.50 ID:x+CclwH8
50 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 00:42:51.89 ID:LSqzFbHm
「valley13」
おれが新たな楽しみを見つけるたびにそれは壊れて幻に帰っていく
この世には何一つも存在しない おれはなんとなく気づき始めたんだ
おれがどうしようもない糞人間だと仮定しても
おれがどんな媒体が好きで嫌いかなんてそんなことは問題ではなく
おれは何もかもから解き放たれた くそったれな習慣から
俺は何もかもが与えられない地下13階の住人だ
おれは機械をいじるしかない 洗脳メディアに操られる存在だ
その洗脳メディアが演じる美し『うつ病薬づけ自殺未遂患者』
でっちあげの空想の馬鹿げたメディアが作り上げたヒロイン
そいつらに憧れた上層に住む 馬鹿なヒーローやお姫様に憧れる大人になりきれない子供達
そいつらが浅い傷を作り 見せびらかせながら落ちてくる
俺たちがさんざんマスメディアに見せられた『偽のうつ患者達』
そいつらのまがい物の上層でぬくぬくと育った温室のおぼっちゃんお嬢様達が降り注いでくる
おれはまるでなにもない椅子にすわっている詐欺師のピエロのようにうつるだろうか
おれは何もないところで演じ続けている 悪い意味で見るならば自由
どこにいくでもない 何がおこるでもない 死が待っているのでもない
まるでピラミッドのように地下に続くにつれて広がる広大な世界
地下からはお前らがとても輝いて見えるよ
まるで砂のようにお前らの成れの果てが落ちてくる ここはvalley13th
51 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 00:57:13.41 ID:kCYPvFcE
>>47 的確な評価をありがとう
ほぼ全部を評価するのは賞賛に値すると思います
展開・・・思いつきの独り言を言っているだけでは
ダメだということなのかなぁ
52 :
40:2011/11/16(水) 01:06:33.80 ID:kCYPvFcE
53 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 12:25:10.67 ID:JWe36f+e
「明日へ」
胎児の鳴き声で目が覚め
君の幻想が空を染める
愛を知らない振りをして
馬鹿な言葉を耳元で囁く
触れそうなのに
わずか数センチなのに
君までの距離はあまりにも遠く
過去に向かって後ろ歩きで遠ざかる僕は
今すぐに旅に出るべきなのかもしれない
いつだって混沌が口をあけて待っているけど
飲み込まれるかどうかぎりぎりのところで
フラフラすることが好きな僕らには
ちょうどいい音楽があるんだ
誰も聞いたことのない歌を歌おう
心の奥底は優しい光で満ちているなんて性善説は
もういらない
君がいればいいんだ
君がいればそれで
54 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 14:12:02.63 ID:YycY8Ozw
「人生」
人生は最高だ、生きてるだけで最高だ
そこに自由があれば幸せだと思わないか、きっと恋が出来るだろう
勇気を出せば告白も出来るだろう、そこまでくれば最低でもフラれるだけだ
フラれることの出来る人生は泣きたくなるほど最高だろ
だから人生は幸せなんだ
人生は最高だ、生きてるだけで最高だ
そこに自由があれば幸せだと思わないか、きっと働くことが出来るだろう
なんとか耐えれば収入を得るだろう、あとはその金を誰のために使うかだけだ
その金を誰のためにも使える人生は愚痴りたくなるほど最高だろ
だから人生は幸せなんだ
55 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 14:38:47.72 ID:O8PWublD
>>53 1、2行目はいいね。
多分、歌詞としてリライトすると映えると思うよ。
D+をどうぞ。
>>54 うん、名言だよね。僕も55と同じ印象だ。
自分に酔うのが一般的な詩の書き方なんだけど、
54は他人を元気づけるという意味で良いね。
C±をどうぞ。
57 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 17:26:15.78 ID:jbh2ILnP
>>54 ポジティブシンキングは元々ニューソートという宗教運動から一般化したもので
その発想自体、既に凡庸。
つまるところ例えば恋人が自殺しても、あなたが自己破産に陥っても人生は最高ですか?
表現というよりも冷静な価値判断を曖昧にする妄言です。
加えて「誠実な馬鹿ほどうっとうしいものはない」という格言もあります。D
>>57 なるほどねえ。そういう見方もあるか。
ニューソートという宗教運動から一般化したものってのは初めて知った。
ありがとう。ちょっと調べてみるよ。
59 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 17:34:20.25 ID:jbh2ILnP
蛇足ですがニューソートは和訳で「光明思想」であり、宗教団体を支持母体とした
「公明党」がそのもじりであることは明白です。
54の詩がローカルラジオで聞く公明党プレゼンツ「人間革命」っぽいなとはちょっと思ったんだ。
あのポジティブシンキングで『こーせんるふ』がどうのこうので成功体験しかない下らないラジオドラマ。
「公明党」が入ってくるかあ。にゃるほろー。
>>54に関しては
思想が変に入ってない分、まあ、誰にでも届くかなという意味でC±にしたんだよね。
61 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 17:55:24.23 ID:jbh2ILnP
雑談していいのか分からないですが。
個人的には、作者が自分の信仰や思想を変に加えることに反対ではないですね。
中原中也の詩は、クリスチャンに理解が無ければ、むしろその魅力は分かりませんし
石川啄木も彼の天才主義とその挫折を加味して読まなければ、なんでこんなに湿っぽいのだろう?
と感じる筈です。
だから彼らのように思想を入れないと、わかりやすく、誰にでも届くのですが
深みは無いのですよ。
62 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 17:57:19.52 ID:jbh2ILnP
む。日本語変。
○だから彼らの方法を避けて、思想を入れないとわかりやすく、誰にでも届くのですが
深みは無いのですよ。
>>61 いや、君のような知識派がいれば多分このスレは強化されるよ。必要だ。
僕の意見として、深みは無いほうが広く届くんだよね。詩を理解しない人間にも。
だから、公明党に繋がるようなポジティブな詩でもいいかなーって。
それで誰かが元気になれればいいじゃない。元気無くすよりはいいかなって。
というか、君、いいね。好きだよ。
ああ、そういや50抜かしてた。
>>50 一つの世界観だよね。
その断片というか内容説明しているような印象。
詩というには内容がでかすぎるんだな。
本来ならライトノベルや漫画やアニメであるべき内容だ。
詩としてどうかっていうと…微妙なんだよね。
多分、詩の形態じゃない方が映える。
というわけでD±をどうぞ。
64 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/16(水) 19:21:33.78 ID:326iiK2q
「外」
恋人死んだ
いつの日か死んだ
星になった
毎日違う星を指して
元気か?なんて
元気な訳ねえよ
死んでんだから
病気ですらない
俺は元気だよ
知らないだろうけど
知りたくもねえだろ
俺だって知らねえよ
オメエの事なんてよ
死んでしまえ
二度と面を見せんな
オメエは星か?
嘘をつくな
近くで見てやろうか?
オメエじゃねえだろ
あれはただの星だろ
ならいいのか
オメエは星か
65 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 19:45:26.88 ID:BDrgGIxH
時空越え 遥か彼方頂上
どんどん上昇 堂々登場
描く未来生み出すコンパス 毒雑と掛けまして武士と解く
時空越え 遥か彼方頂上
どんどん上昇 堂々登場
その心は 抜身の刀 毒雑振りかざしけり サムライマニア
66 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 19:56:18.67 ID:BDrgGIxH
ポエム作った
評価よろ
君と過ごす 初めてのクリスマスDay
歩く人波 かき分けて毒雑
今年は一人じゃない クリスマスDay
弾む毒雑 こらえて笑う
足取りは君の待つ毒雑へ向かう
人波は やがて雪へと変わってく
もうすぐで君と手を繋ぎ毒雑
平凡だけど 君とのメリークリスマス
この流れって俺に評価しろっていうの?
まあいいけどさー。
>>64 知り合いだからって容赦しねえよ。
つまるところ未練なわけだ。それを詩にしている。
死んだのに現れんなよ的なスタンスは個人的に好きなんだよね。
とりあえずC±って事で。
でもさ、詩の雑誌に載ったとして評価得られるとは思えんのよね。
書き手のスタンスとしては好きよ?でも、うーん。
>>65 ラッパーの登場です。みんな拍手。
D−をどうぞ。
>>66 評価よろと言っているので評価しない罰を与えよう。
68 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 20:57:16.13 ID:hAvfOPEY
ここって一回誰かが評価つけたのには評価つけないの?
69 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 21:00:55.61 ID:iOtCFRR2
「季節はずれのカキ氷」
がりがりと降り注ぐ新雪
七色に光る黄金郷
存在する幻の国ここは真冬
凍えそうなほどの冷たさを
喜ばれては食卓に並ぶ
みなに幸せを運んでは
いつか儚く消えてゆく
婆ちゃんが好きな練乳入り
僕がシコシコ出したもの
砂糖をかけて持っていく
ちょっぴり苦い練乳入り
かつて爺ちゃんがしたことを
今では孫が孝行者
70 :
ヤタロク:2011/11/16(水) 23:19:44.84 ID:WQhnk4DL
「煙」
たばこの煙が君の魂だとしたらどうだろう。
改札口を出た先で、君の口からじわじわと魂が漏れでてくる。
そこに君の意識はすこししかなくて、君はそれには気づいていなくて、
何年もたってから知る。
そしてやっぱりたばこを吸うのだろう。
わたしはお酒を飲むけれど魂を溶かしている気分になる。
すこしづつ氷に水をかけているような、そんな気分だ。
凝り固まった魂はだんだんと流れていき、わたしはそれを見逃して、
手遅れになってもいいやってなる。
そしてやっぱりお酒を飲むのだろう。
大人になったのはとおい遠い昔の話だ。
それは初めてキスをした時かもしれないし、はじめてひとりで電車に乗った時かもしれない。
あの時に感じたあれこれやそれらはいまでも残っているのだろうか。
それとも、溶けてしまったか。それとも、薄れてしまったか。
くだらない。
魂の価値なんて、くだらないさ。
なるようにしかならないと知ってしまった。
ほんの昔、それに気づく5秒間だけわたしは限りなく無敵だったのに。
71 :
名前はいらない:2011/11/16(水) 23:23:56.99 ID:JWe36f+e
「イグニッション」
追われる夢を見ているとき
最も恐ろしいのはナイフで刺される事よりも
束ねられているイメージが綻びてしまう事だ
と、レティクル星人が呟いた夜に
コンビ二は愛を売るのを止めた
指先から削られる現実感
その破片で街は輝いているというのに
肺の沈んでゆく
音が聞こえるだろうか
心臓は高音から低音へ
やがてあさっての方向へ歩き出す
時計は逆回転を始め
遠回りに明日を目指す
そして短針の破裂音を皮切りに
光が窓の隙間からなだれ込み
今日も地球の片隅で僕達は
気だるい産声をあげる
72 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 01:33:16.23 ID:uQrDJk/n
「彼岸花」
色褪せながらも天を仰ぐ彼岸花の傍らで
遊ぶことを忘れた獣が
十字路を南に向かった
あの星を見よ
天に輝く彼岸花を
水面に映る真の世界は
背徳の色を捨てきれず
俺に微笑みかける
羊雲に刻まれた
柔肌の記憶が
鮮明に世界を彩り
底流に流れる甘みを帯びた孤独を
吸い込んだ夕暮れに
歴史の奥底で
身動きの取れないあなたの体温が
脳内で再生される
「愛してる。未だに愛してるんだ。」
許されぬ関係を具象化した言葉の数々が
深紅の空へ舞い上がる
合わせ鏡に繋がった新たな息吹を
心臓に結び付けたまま
73 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 01:35:22.60 ID:GXm+X9a1
羨ましいな
私は届かない
支配される前に思いたいの
あなたが頑張った結果ね
見えないあなた
羨ましいな
人混みの中
私は星空の影
でも笑えるの
でも聞こえるの
だから幸せ
あなたはきっと
キラキラ輝いている
74 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 10:33:10.56 ID:cDUrbPj+
>>56-57 評価ありがとうございます
無駄にポジティブに書いてますが、僕の言いたかったことは人生の苦と不幸をはき違えるなということです
一部の人を除けば生きているだけであらゆる選択を出来る自由があると思います
そしてその自由がある限り人は幸せを掴めなくなることも無い思います、逆に言えば選択の自由がなければそれは不幸ということです
なので「生きてるだけで最高だ」というのは間違いだったかもしれません、それとタイトルも「人生」は正しくなかったと思っています
そんな浅い考えの詩に付き合ってくれてありがとうございました
75 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 12:42:14.59 ID:z65Ablu3
「中空」
午後の日差しに乱反射
羽虫がひらり
空の落とし穴にかかる
それはまるで恋のようだった
76 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 17:13:48.37 ID:olZhsw9O
「若さ故」
君の人生に「ムダ」は無い
だから「無駄」という言葉がある
君の人生に「アイ」は無い
だから「愛」という言葉が欲しい
君の人生に「うしろ」は無い
いま後ろを見たそれが前なのだ
君の人生には「キリ」が無い
そして一瞬に終わるそれが「夢」
君の人生に「挫折」はない
そのうちするだろうけど。
君の人生に「限り」は無い
だから前を見て、人を愛せるだろう
77 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 22:29:21.12 ID:OoI7CtMx
>>76 >君の人生に「挫折」はない
>そのうちするだろうけど。
ここは好き
78 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 23:24:56.52 ID:VvFIE3iH
「檻と支配と自我」
自分に支配されている自分に気づかない自分は、
檻の中にいるにも関わらず自由に飛び回る。
いつしか羽は激しく傷ついてしまい飛べなくなってしまう。
その時に初めて支配が解かれるのは、一体どのような皮肉だろう。
79 :
名前はいらない:2011/11/17(木) 23:55:14.06 ID:+gODkcRg
「落ち歯」
この通りは姥捨て山に通じる道
家族に背負われやってくる
悲しい泣き声と嗚咽に
老人たちの入れ歯は落ちる
許しを請う老人たちの
願いは言葉にならず聞こえない
残酷な時は近づく
80 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 00:36:12.52 ID:ro+t/gKO
世の中に対する傲慢な心中
頭のいい奴は皆ガキ.
頭の悪い奴等は目先のことしか見えていない.
話のできる奴等は世の中の本当が見えない。
話のできない奴は卑屈になるばかり。
謙虚な奴は全体を見通せず
傲慢な奴は自分を変えようとしない。
才能のある奴はそのために奢り
それだけを頼み
才能のない奴は最初から諦めてしまう。
大した考えもないのに夢に走る奴
それすらしない生きているだけの奴.
「普通の家族を作りたいだけなの」
目先の、自分のことしか考えない馬鹿な女.
「困ってる人を助けたい」
何も考えてない、分かっていない善い人
甘やかすことが愛だと思ってる馬鹿な親.
しつけることの意味を分かっていない虐待親
宗教家は理想を追い求めるあまり現実が見えていない。
宗教家じゃない者はこれを畏怖し、
または嫌悪し
厳然たる現実の一部である
宗教の本質に気づこうとしない。
倫理、哲学者は本来人生の目的そのものであるはずの哲学を、
栄達の手段にする
俗世人は自分たちの問題を根本から解決するはずの哲学にはめもくれない
それでも私だけは正しくあろう。
そんな世の中のために生きよう。
世界中で そう決意した私にしかできないことなのだから。
81 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 03:12:07.46 ID:rQOgdWUp
>>69 (存在する幻の国)存在したら幻じゃないやん
真冬に氷を食卓に並べられても幸せになれんたい やっぱり冬は鍋がいいよね
あと婆ちゃんに精子ぶっかけたカキ氷持って行く理由がわかんない E++
>>70 最初の煙草云々を後半にひっかけないなら、煙草の件いらなくね?
酒一本で行けばいいと思うぜ と思っちゃいました
あと「魂」ってあなたにとってどーいうものかアバウトすぎてわかんない
子供の頃の純粋な気持ちみたいなもんでしょうか?
でもそれってあんま魂って言わんような・・・
最後の決め台詞ももうちょっと何とかならんかいなと思っちゃいました D
>>71 レティクル星人の見る夢の中の束ねられているイメージって
どんなんなんでしょうか?
愛はコンビニで買えるってスピッツの歌にありましたね
指先から削られる現実感 その破片で街は輝いているというのに
これは割りと好きっす
時計が逆回転して昨日と同じ朝が来るって発想はおもろいですね
ただもう一声なにか欲しかったです D+
>>72 全体的に古臭い感じがしましたが丁寧に書かれ詩だと思いました よ
天を仰ぐ彼岸花が天で輝いてたり 星空なのかと思えば夕暮れだったり
いきなり愛してるってストレートにぶちまけたり
気になるところはありましたが、気持ちはなんとなく伝わりました D+
>>73 私は影で あなたは星で あなたは憧れの存在
それ以外の部分がぼんやりしすぎててよくわかんない
私とあなたはどーいう関係なのでしょうね アイドルとそのファンでしょうか?
影にいる私がなぜ幸せと思うのかもわからんたい D−
82 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 04:03:36.26 ID:rQOgdWUp
>>75 太陽を空の落とし穴って表現してるのはおもろいと思いました
羽虫と太陽が重なって
まるで恋に落ちた瞬間のようって感じですかね?
なんか爽やかな気持ちになったとです 違ってたらさーせん C−
>>76 なんか上手いことを言ってるようで、
言ってない詩だなと思っちまいました
うしろって過去のことでしょうか?
過去を振り返ってたら前に進めんみたいなのはよくありますけどね
見方を変えたらそれも前になる!って感じかな・・・
でも人生とひっかけてるわけだし・・・
なんかしっくりこないっす
君の人生に「挫折」はない そのうちするだろうけど。
んじゃ挫折、あるじゃん ってなっちゃいます
君の人生に「限り」は無い
人はいつか死ぬので限りがあると思うとです
限界はないってことでしょうか?
人それぞれに限界はあると思うとです
なんか一言足りない感じがしました だから、
だから前を見て、人を愛せるだろうって言われても
「ん?なんで?」ってなっちゃいました D
>>78 自分という檻の中にいるもう一人の自分って感じですかね?
それとも檻は社会かなんかですかね? かねかね
羽根がもげても檻の中にいるようなので
支配から解かれたって感じがうーん?って感じ
挫折してエゴがなくなって
それでやっとわかることはいろいろありますわな
そーいうことでしょうかね?
もう少し付け足すか 逆にもっとシンプルにするか
もうちょろっといじったほうがいいかなとか思っちゃいました
D
83 :
ヤタロク:2011/11/18(金) 07:39:48.69 ID:r9o8uwsQ
>>81 ありがとう
「主人公ちゃん」
ひんやりとしたシーツはたおやかに肌を撫でる。
まどろみの中で、揺れるカーテンが夜を透かす。
クリーム色のわたしの意識はとろとろになってしまい、低い方へと溶け出す。
幸せな夢を見ていたような夢を見る。
(博愛の夢、安売りされたブレスレットたち、ゴキブリの群がるお部屋
わたしは火曜日にまとめて捨ててしまうよ、そんな大仰なことを呟くんだぜ。
諦めて、あくびをしてマンガでも読もう。甘いコーヒーを頼もう。キミの役目じゃないんだ。
それはきっとこの地球の主人公が解決してくれる。
人はきっと素晴らしい存在なのだから。)
熱もを持ったシーツはやわらかに肌を包む。
まどろみの中で、揺れるカーテンは朝を拒む。
かぴかぴになったわたしの意識は凝り固まってしまい、底辺に張り付く。
幸せな夢を見ていたような気がする。
蝶が飛んでいる。冬のくせに。
何でもなく、なんでもない。平成23年の冬を待て。
誰もきっと気づいていない、単なるくくりの朝と夜。
シーツは物言わない。しゃべるのはいつだって人。
カレンダーが静かに揺れる。
幸せな夢の後。コーンポタージュの残り香。
タバコの煙は張り付いて。バイトはとってもつまらない。
また生きるのだ。
また生きるのだ。
湿気のなくなった空気を吸って、自転車にまたがろう。
きっと思い出せることがあるよ。
この世界は限りなく広く、わたしはその主人公なのだから。
多少の不幸は織り込み済みだ。
どうせオチは決まっているんだ。
84 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 07:58:51.91 ID:4vpi87et
>>81 あなたというのは、周りの幸せそうに見える人間です
あなたへの感情は、憧れではなく妬みです
私が幸せなのは、そう思わねば生きて行けないからです
幸せそうな人の表面だけを見て
思い込みで妬ましく思う前に自分に言い聞かせているのです
あの人もあの人も沢山の努力を積み重ねてきたのよ、と
私の選んだ言葉が軽かったですね
評価ありがとうございました。
85 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 13:47:14.18 ID:VOMJSTc0
>>82ありがとう!
最後の一行はもっと推敲できたし…
人生とじゃなく若さにかけたんだけどね
「罪人」
いつも僕がいる場所 デジャヴがリアル
夢が叶う場所 リアルなデジャヴ
声を聞いたのは 自分の数字
これら全てがナンセンス
今僕自身の表情 近すぎて見えない
今君がいる場所 遠いがいつか
今までに知った人 数が不確か
これら全てを忘れたい
僕の犯した事 生きていること
解放されるとき 君に会うとき
今僕自身のいる場所 そこがここ
この詩の全てに意味がある
86 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 16:26:12.62 ID:1XQAIZbc
「刀傷の解釈」
もうぼくらはずいぶん長い間歩いてきた
砂を噛みながら。
この刃のうえを。
刃が交わる場所で出会った人たち。
言葉を交わすより先に傷口を差し出した。
頼むから舐めてくれ。
痛いんだ。ずっと痛かったんだ。と。
もう顔も思い出せない。
ぼくが立つ刃の切っ先はまだ見えない。
決してこの身を貫かない刃の上を、ぼくは歩く。
この傷口にも幾ばくかの意味があるんだ、とうわ言のようにつぶやきながら。
熱をおびたこの傷が、誰かを温めうるんだと高らかに歌いながら。
87 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 22:10:41.60 ID:nwYhcsdp
気泡は弾ける
コップに入ったソーダが
真夜中の一人部屋を照らし出す
俺は今テーブルに腕をついて真面目な顏をしてるだけだから
夜は歌ってくれなくてもいい
アラームが朝に鳴る安心感だけで充分だからいい
白い蛍光灯がガラスを黒い鏡に変える
映し出されただらしない自分の姿に少し恥ずかしくなった
月を睨む
夜空に魂を投げ出す覚悟で
彼女が作ってくれた甘すぎるお菓子を虚ろな目で眺める
スーパーボールを意味もなくバ
ウンドさせる
部屋のあちこちをつく音だけが一人の部屋にこだました
下衆い妄想ばっかで
ほんとに悪かった
朝までおまえと
この冷たい窓ガラスの夜を楽しみたかったな
今この部屋が月の光で満ちてほしい
俺はそこで泳ぎたい
背泳ぎとかしたい
88 :
名前はいらない:2011/11/18(金) 23:55:49.55 ID:qWCQPFsg
「ドア」
冷蔵庫を開けると そこには、海辺がありました
かすかに潮の香りが漂い 波の音が聞こえます
海水浴のシーズンを少し過ぎたためか人は少なく
鳴き疲れた海鳥は 残り物の肉じゃがの器で静かに羽を休め
サラダボールにサーフボードを立て掛けた少年が
美味しそうにコーラを飲み干しています
朝食のパンのために 奥からバターを取り出すと
レジャーシートを広げた家族が 母のお弁当を囲んで笑っていました
日に焼けた兄は 捕まえそこねた魚の話を嬉々として語り
今より髪のある父は たくましい腕で兄の頭を撫で
皺のない母の横顔はきらきらと輝いています
開けっ放しの冷蔵庫から警告音がなると
私に気付いた小さな女の子が
人形を抱えながら手を振ってくれていて
閉まる扉の隙間から私も 小さく手を振りかえしました
テレビをつけると 例年よりも遅めの初雪を伝えていて
あの後 海辺に人形を忘れて帰ってきてしまい
大泣きする事を思い出したのですが 時計を見るともうこんな時間で
急いで支度を済ませて まだ履き慣れない靴に足を通し
ドアノブを握りながら 一度だけ、大きく息を吸い込みました
兄と初めて泳ぐ練習をした あの日のように
89 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 03:07:15.09 ID:hl5WfI2+
驚いた。2chよ! おまえはよく落ちなかった
こんなに多くの詩人達の うっとうしい詩に耐えて
元ネタは...書かなくてもいっか
「魔法のセカイ」
……ちょっと昔の話をしようか
あるところに王様がいた
悲しい悲しい王様が
ある日王様は魔法を知ってしまった
世界を変える魔法をね
どうしたと思う?
仲間を作ったんだよ
1人じゃ王様の意味がないだろ?
あるところに王様がいた
楽しく楽しく過ごしてた
ある日王様はあることを知ってしまった
大切な命の終わりをね
どうしたと思う?
声の限り泣いたんだよ
雨と海だって王様が作ったのさ
あるところに王様がいた
寂しく寂しく生きていた
ある日王様は心の壁に気づいたんだ
人同士のぶつかりをね
どうしたと思う?
地球を丸めたんだよ
人が1人であること大切にしたのさ
君が君で居られるのは
きっと誰かとぶつかってきたからだと
そう思った地球様のお話は今も続いているのかな
未評価リスト望む。
とりあえず心に残ったものだけ評価。
>>88 最初の段落でのブースト感が良い。つまり飛ばし方だ。
冷蔵庫を開けて海を思い浮かべるというのは現実には無い。
そこを自然に2行でやって次段落へと繋げるというのは凄いね。
で最後の文がまたいいんだよね。
ふっと消えるようで残る。
この詩に関して文句はないなあ。
C+をどうぞ。B−でもいいかもしれない。
>>90 本当の歌詞にはならないだろうが、いい詩だと思うよ。
でも最後の段落でまとめに入っているんだよな。
で、「君」というファクターが邪魔になってる。
C−をどうぞ。
92 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 17:43:17.78 ID:5L9E0dGC
>>88 最後の一行は蛇足。
>日に焼けた兄は 捕まえそこねた魚の話を嬉々として語り
>今より髪のある父は たくましい腕で兄の頭を撫で
>皺のない母の横顔はきらきらと輝いています
懐古という本作の趣意を知らしめるエスプリのきいたセンテンスであるんだけど
ここが機能しているだけに最後の一行は用をたりていないことになる。
93 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 18:27:09.47 ID:QjuYsJZT
「スカイベンジャー」
通勤電車という監獄の中で
入り組んだ迷路のように
まがりくねった空が見えるかい?
宇宙の片隅ではないという信念を
優先席に叩きつけろ
鬱屈した歌は窓の外を流れる景色に吸い込まれ
永遠よ、彼方へ消えろ
そんな叫びが車内に木霊する
天井を突き抜ける頭蓋骨達
この瞬間だけは自由なんだ
誰もが飛びまわし蹴りをする世の中で
僕だけは水面蹴りをしているんだ
「なすすべがない」
何度つぶやいただろう
あらゆる可能性を否定し
見えてきたのは本当の自分だった
誰もが脳という宇宙の中にあるガラクタを
集める宇宙飛行士なんだ
「ユーコピー?」
「愛コピー!」
眼球から光がなだれ込み
波打ち際に打ち捨てられた
言葉の残骸が
ひとりでに歌いだす
深い、どこまでも深い青の中に
沈んでいきたい
そこには
僕になりきれなかった僕がいるんだ
94 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 19:26:08.66 ID:t5NMzOKO
「思春期」
彼が居ない
せまる
私は一点を見つめ
ただ妄想にふける
95 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 20:38:45.36 ID:bgQVEZsV
「僕は」
くすんだ青の下の
生き物のまねをするゴミ箱の中で
苦しんでいる
世界の終わりは救いだろうか
わからないから、とりあえず今は水をくれ
96 :
名前はいらない:2011/11/19(土) 22:15:02.32 ID:DPyj8GvO
>>91 ありがとうございます!
元々書いていた歌詞を
詩に近づけたのですが…
言い訳はやめときます
「帰り道」
君と通ったあぜ道
それは二人が通った近道
僕が期待された頃は
未知の世界に何を思ったのかな
僕の今いる思考の道では
君が今でも手を振っているんだ
その道の横に通る小川は
たくさんのざわめきが戦っていた
流れる音は命と戦い
そばを飛ぶとんぼは
戦いを見つめ高らかに笑っている
君の走ったその足跡が
固まって自然の住処を作る
その光景に僕の目は涙に満ち
固まった土を何年かぶりに濡らす
いや、誰かがまた通った
そんなことは見え見えだ
足形の退化が見える
生命の循環の道に僕はいる
社会にどう見られても同じ道の上
ただ平らな道か凸凹の多い道か
そんな違いに頭を打つ
それを笑う僕はとんぼで
手を振る君はなんなのだろうか
97 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 00:49:40.19 ID:rYZt+ScL
「日々のマーチ」
起き抜けに
飛び出して
夜明けを歩く
あぁまたか
今日の日の霹靂
降りそそぐ朝日
ボサボサ髪の
おまえの目に
燃ゆる太陽は見えるかよ
知らねぇと
あくびひとつと
踵を返す
また今日が動き出す
98 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 01:08:35.46 ID:rYZt+ScL
>>93 全体として表現が独特で分かりづらかったです。
でも主人公の前半のもがきから、みんなを巻き込んだ後半、そして終わりへと繋がっていくのはうまくまとまっていると思います。
C+かな。
>>94 言葉少なに主人公のいじらしさが感じられた。
女の子かな?彼へのひたむきさがよくでてます。
Bです。
>>95 生き物の真似をするゴミ箱っていうのが分からなかった。
世界の終わりを鑑みて、途方にくれている主人公は伝わった。
Cです。
99 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 02:12:51.02 ID:WOiA6eKR
>>93 一生懸命かっこいい事を言おうとしてるのか
笑かしにかかっているのかはわからんが
響きの良い言葉がテンポよく並んでいるので
電車のようなスピード感がある
書かれている内容には
そこまで面白みを感じなかったけれど
最後まで楽しく読めたので
D+
>>94 ものすごーく普通の事を
ものすごーく普通に呟いてるだけとしか思えない
もう少し、2人の設定や物語を匂わす仕掛けをしたほうがよいと思う
D−
>>95 出だしはそんなに悪くないけど
なんか、途中で投げちゃったって感じかな
短い詩で良いものを書くのって案外難しいと思う
D
100 :
95:2011/11/20(日) 02:17:39.68 ID:4dk21lnm
>>98 評価ありがとうございます。
>生き物の真似をするゴミ箱っていうのが分からなかった。
ちょっとニュアンスは異なりますが、ガイア理論あたりを見ていただければ。
「賛歌」
黒は偉大だ。
総てのものを黒は呑み込む。
白は矮弱だ。
総てを拒絶しなければ白ではいられない。
けれど不思議なことに
炭はやがて灰になり
夜は必ず明け
世界は白に収束していく。
101 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 02:21:57.09 ID:4dk21lnm
>>99 評価ありがとうございます。
確かに2行目まではさささっと書けたんですけれども、そこから苦しくなりました……。
102 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 09:19:47.63 ID:vlmQOeMU
>>100 光なんかでは 白はすべての色が混ざったものだよね
減色うんたら…中学で習った。
103 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 11:21:46.94 ID:4dk21lnm
>>102 感覚的なイメージなのでご容赦をば……。
ただ「汚れなき白」なんて言葉があるくらいだから、白って弱いものだと感じるんです。
104 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 12:47:26.52 ID:JAzrW58l
未評価の詩(わざと赤くしない)
79 80 83 85 86 87 96 97
ってとこですね
105 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 17:36:24.57 ID:9T23gcbT
んじゃ評価とかしちゃうわ
>>79 死を詩に置き換えちゃうみたいな遊びはありがちだし
落ち歯は落ちている入れ歯ですってのも、ちょっとくだらなすぎかな
しかもこの詩の面白みはそこだけ・・・なので Dでこざいます
>>80 ちっぽけで、無力で、愚かで、浅はかな、自分を受け入れたうえで
「それでも、俺は!」ならまだ、かっこいいと思うんですけど
これだと「俺は人とは違う 特別な人間だ」って理由もなく思ってる
思春期真っ只中の中学生のお手軽なガス抜きにしか思えない
D−でございます
>>83 ひとつ、ひとつを丁寧に描こうとしてるのは伝わります
でも、つまんない一日を特に、はっとするような表現もなく語られても
読んでるほうもつまんないです
もっと読み手の気持ちを動かすような工夫をしてもらえるとありがたいです
D+でございます
>>85 うーん 申し訳ないがこの一言しか思い浮かない
「へたくそ」
もっと、一つ一つの言葉を丁寧に扱ったほうがよろしいかと
Eでございます
>>86 あっちゃこっちゃイメージを飛ばさず
シンプルにまとめようとしたのは良いと思う
刀のうえを歩くって想像しただけで痛そうだし
切実さも伝わってくる
でも最後の着地の仕方が安易かな
もうちょっと刀でも傷でも使って気のきいたことを言って欲しかった
おまけでC−でございます
おわり
106 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 20:16:48.81 ID:fIMGFpKF
形のない不確かなもの、目に見えない二つのそれは行ったり来たり
だけどその片方の色だけはいつも感じ取れる、だからとにかく厄介だ
綱渡りの綱は切れるのだろうか?盲目の足元はフラつき真っ直ぐ歩けない
今またすれちがい通り過ぎる、一体何をどうやって信じればいいの
信頼と綱渡りのバランサー、無邪気な恋のバランサー
少しくらい役目を果たしてよ、疑心暗鬼にも上の空
形のない不確かなもの、ヨロヨロと歩き疲れて行ったり来たり
失いかけた色を感じる取ることは難しい、今はとにかく休みたい
そろそろこの綱を切ってみようか?不満気な顔が遠くから近づいてくる
今更になって気付いて遅すぎるよ、これだけ待たせたんだから少しは急いで
心と涙のバランサー、横柄な態度のバランサー
上から目線で語り出す、人の話を聞く前に
いままで君は本当に人を愛したかい?「愛してる」その言葉を愛そう
>>94がBやらD−やらに評価割れてるのは、空白の部分が多いからなんだよ。
その空白を読みとめればBだし、読めなければD−なんだよね。
「ただ妄想にふける」がどういう意味なのか、
プラトニックなのかオナニー含んでるのかわからないんだよ。
だから評価が割れる。
僕はD−の評価なんだ。でもBというのもわかる。
まあこれが詩の面白いところではあるよね。
>>106 擬似歌詞の詩と僕は勝手にカテゴリ化しているけど、そんな感じ。
歌詞にも詩にもなれない、歌詞の文法で詩を書いた時に発生する事態だ。
僕にも経験があるよ。通過儀礼なんだろうね。
歌詞にした場合ティカ・α(やくしまるえつこ)系になるだろうけど、
刺す言葉が無いんだ。一撃で殺す部分が無いとも言える。
それを入れていたらBなんだけど無いからC−かなと。
でも
>>106は才能がありそうだよね。期待をこめてC−で。どうでしょうか。
109 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 20:38:36.63 ID:WHW0uQH8
古いメリーゴーランドが一つ回るたびに
かさ、と落ち葉が微かに揺れる。
斜陽が君のまつ毛を控えめに照らし、
朽ちた観覧車はもう夢の中。
古いメリーゴーランドが一つ回るたびに、君はくるくると笑う。
コーヒーカップは湯気の立ちそうな思い出達であふれている。
古いメリーゴーランドが回る。
鈍い音を立てながら。
時間に抗おうとするその音は、僕の祈りとぴったりに重なる。
目の前の亀を追い越したくないと駄々をこねる僕の可愛い祈りに。
古い遊園地。
初めてのデート。
こんな場所も、案外悪くないだろう?
110 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 20:50:37.95 ID:yDEuwDcu
最近BCが多いと思ったのは俺だけ?
評価続きでもアレなので
5年前に書いた歌詞もどきでも出すか。
「つばき少年」
ニ月の空気は少し咳き込みそうで
外に出るのがとても億劫さ
薬飲まない僕は心の病だと
嘯いては貴女を困らせる
密かに降り積もる雪は庭先の
赤い椿に叶わぬ想い寄せて
隣で口紅付ける貴女を
僕はぼんやりと眺めてる
貴女の紅に触れると泣きたくなる
赤い色は全て貴女のものだから
僕は椿になれなかった なりたかった なれなかった
はしたない姿で僕をからかって
意地悪好きな貴方が憎い
覚えたての煙草吹かしてみれば
子供みたいねと楽しそう
貴女の紅に触れると泣きたくなる
赤い色は全て貴女のものだから
僕は椿になれなかった なりたかった なれなかった
112 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 22:38:33.91 ID:4dk21lnm
僭越ながら評価を。
>>109 雰囲気はなかなか好みですが、表現にやや凡庸なところがあります。
初めてのデートに古い遊園地というのも、何だか似つかわしくない事情を想像させます。
また、最後の一行は排するかもっとコンパクトにした方が良かったのでは。
余韻を殺しているような。
D−です。
>>111 大人になりかけている少年の、年上の女性への憧れに似た恋慕を唄っているのでしょうか。
テンポが心地良い詩です。
ただ、引き込まれはしますが一歩手前で踏み止まってしまうとでも申しましょうか。
漠然としてはおりますが何かが足りないような、そんな物足りなさが残ります。
Cです。
113 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 22:57:17.79 ID:yDEuwDcu
>>111 まず最初の一行目から手を抜いている。
「少し咳き込みそう」は、一応、作者の内部のどこかしらの風景でもあるのだが(そうでないなら尚さら手抜き)
さすがに「咳き込む」だけの表現では本作の一行目としては薄い。
続いて、二、三、四行目にもおなじことがいえる。
「外出」 「億劫」 「薬」 「病」 「嘯く」 「貴女」 「困る」
詩は文節ごとに重みをもたせなければ
ただの落書きになってしまいかねない、という文句を体現しているとおもう。
第二連
一行目は魅力的。「秘かに降り積もる雪」は、内心に降り積もっている何かだとおもう。
しかし続く「叶わぬ想い」で一気に読者は冷める。これは陳腐としかいいようがない。
さらに「僕はぼんやりと眺めてる」、これも素人がよく使う、実際的には薄い表現。
第三連
「なれなかった、なりたかった、なれなかった」ということばの持つ音楽的効果が、
題である「少年」の幼稚さとあいまって良い、とはいいがたく、
小学生の低学年でもないなら、作者や題が少年であるにしても作品自体は知的
でなければ(リフレインを否定しているわけではない)、詩として評価はできない。
詩が内情のなぐり書きでいいのなら、そんなのおもしろくも何ともない。
第四連
内容がひどく稚拙で、「はしたない姿」を組入れる魂胆が野卑そのまま。
「覚えたての煙草」も、女の人の「子供みたいね」も。
いうなら、粗末なロマンティックで埋めつくされている、連。
第五連
第三連とおなじ。
評価D
114 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 23:04:00.46 ID:WOiA6eKR
>>107 空白を読む、空白で何かを物語ってる詩は好きだよ
んでそういう詩はちゃんと
読む人の想像力が膨らむような細かい仕掛けをしてる
その仕掛けの上手さがセンスだと思うんだわ
>>94から無理矢理いろんなことを想像しようと思えば
いくらでも出来るんだけど
それをしたところで特に何かあるわけでもなかったからD−にした
仮にオナニーしてる所だとしても
それがなに?って話じゃん?
115 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 23:16:02.25 ID:yDEuwDcu
やたらと高評価をつけたがる人達は
「ことばの裏を読めた自分」に感動していることと錯覚して
作品を過大評価しちゃうんでしょ
116 :
名前はいらない:2011/11/20(日) 23:29:30.58 ID:WOiA6eKR
言葉の裏を読んで感動する事は悪い事じゃないよ
ただ、そこに何の意味もないものに
無理矢理、意味をこじつけるのはどうかと思うけど
117 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 02:12:25.12 ID:TI7xlZvl
「ハローエンド」
今、
僕がいるこの場所に、
いつか終わりがくる、
そんな、当たり前なこと、
知っているだけのこと、
絶対のこと、
怖いこと、
だけど、
それがなければいいのに、
来なければいいのに、
とは思えないんだ、
だって、
それが来ないとわかってしまえば、
きっと、
僕は君を力いっぱい抱きしめないから、
永遠に来ない「また今度」でいいや、
なんて思ってしまうから、
「終わりなんて来なければいい」
「終わりが来て欲しい」
それらは背反するものじゃないんだよ、
正反対のその思いは、
僕の中にあるたくさんの「大切」の下でしっかりと手をつなぐ、
だから、
ぼくは、
君と続いて終わりたい
そう思うんだよ。
118 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 06:45:16.14 ID:6/w24vWB
>>116 何の意味もないってことはないでしょ
少なくとも何かしら意味は伴っているんだけれど、
だからといって評価者がその意味を、何目線なのかかぎりなく尊いものにしちゃう
ってところに問題がある
>>115 以下に作品に意味を読み込めるかは、評価の上で大切でしょう。狙いが全く分からずに
意味無しと切って捨てられるのは、かわいそうだ。各人の感性に従って、虚心坦懐に読めばいいので、
変なバイアスがかかっていては、よくない。過大評価したとおもうなら、その人の解釈のおかしさを
指摘するべきだ。
120 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 12:26:08.83 ID:6/w24vWB
121 :
sage:2011/11/21(月) 12:50:32.06 ID:4J13IGGn
「一周して無駄話」
一人旅してふと気づいて振り返る
忘れたふりで殻を被って
ほぞを噛む
涙顔を出し汚ぇ世界に唾をはき
俺は違うぜいい放つ言葉の虚しさよ
その汚れた手でホントの俺を探してみろよ
あとに残るのは曇った眼と朽ちた骨
>>120 変に誤解しているようで、ゴメンなさいね。私は、百回読んでも分からないんです。
なんか、分派みたいになっちゃうような、そんな流れのように思うんですが……。
123 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 16:03:20.64 ID:tJ76AZpM
叶えます 叶いません
願うだけならないのと同じ
変わります 変わりません
思うだけならないのと同じ
124 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 17:41:36.39 ID:/Bg1a1x4
>百回読んでも分からないんです
千回読め
それほどの再読にたえられる偉大なレスだったのか。或いは天女の様に羞じらいを知らぬか。
まるでこの偉大なわたくしのようにゃりん。
126 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 20:46:29.65 ID:TI7xlZvl
評価基準を統一なんてできないんだからもう各々の判断で評価すればいいと思うよ
127 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 21:20:11.75 ID:/Bg1a1x4
>>126 べつに基準なんてないし規則もない
そして「もう少し考えて評価してほしい」
と呼びかけてはいけない、なんて規則もない
俺としてはあまい評価はあまり好かんから
どんどん呼びかけてはほしいんだけど
128 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 21:38:37.32 ID:n5aTvN/o
凡作を過大評価するのは決まって凡才だ
評価する側もセンスを試されていることを忘れることなかれ
まぁしょせん素人の集まりだし、気楽にやることだね〜
佳作の過小評価を引き出す事を目論む転載厨の存在も忘れんなよww
130 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 21:46:25.02 ID:n5aTvN/o
転載厨って?
131 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 21:50:24.33 ID:nwoAGp1X
あっ、気にしないでください
ほら、おじいちゃん ご飯の時間ですよ
>>128 単なる恣意的決めつけじゃないですか、それ
133 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 22:13:21.89 ID:nwoAGp1X
>>132 今まで一度もラーメンを食った事ない奴が
カップラーメン食ったら最高に美味いって言うに決まってんだろ?
でも、美味いラーメンを求めて食べ歩きしてるような奴からしたら
ラーメンなめんなよ!ってなるだろ?
そーいう事だ 草野郎
134 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 22:15:16.69 ID:nwoAGp1X
うーん 例えとして微妙かな…
ラーメンじゃなくて、おにぎりにすれば良かった…
>>133 才能が無くてもラーメンの味は分かりますよね。腹が空いてたら何でもうまいって言うのは言えてるかも。
136 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 22:30:54.10 ID:n5aTvN/o
センスっていう微妙なものを判定するわけだからね〜
センスがないと騙されるよって話
服のセンスって例えで考えみたらわかりわすいかもな〜
137 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 22:31:31.65 ID:/Bg1a1x4
>>135 味覚音痴がラーメンの味の多種を区別できるとでも?
138 :
名前はいらない:2011/11/21(月) 22:32:53.76 ID:nwoAGp1X
>>135 いくら腹減ってるからってカップラーメンに千円も払わんだろ?
カップラーメンは数百円の評価で十分だといっておるのだ
それなのに、ラーメンの味を知らない奴がカップラーメンに千円も払ってる所を目撃したら注意したくなるだろ?
それってコンビニで二百円ぐらいで買えますよってな
わかったか、緑野郎
うーん また例えとして微妙かな
やっぱり、スポーツで例えるべきかな…
139 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 00:34:20.27 ID:dIer+6bd
魚
光の中で眠って夢を見て
線と線の塊に恋をする
それで世界ならばそれでいいと思う
君に追い立てられてベッドの下に隠れる
目が合わないのならばもうどうでもいいと思う
数えきれないくらいの苦笑い
君は鏡だ
目を凝らしても僕には醜い顔しか見えない
百数十億年と二十数年の最前線に立ち
君の前に座わっている
僕はまた頭を抱えている
何度も背を伸ばしても向こう側の見えない壁がある
寒い宇宙空間みたいなこどくがある
また傷つきながら途方に暮れている
雨が降るけれど乾かないから
膝下まで水に浸される
鼻先まで水没したとき
おぼれ死ぬのか魚になるのか
140 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 01:17:44.07 ID:IDn3ELG6
「珈琲」
火傷する程熱い思いを君に注ぐ時
君はいちばん輝く
君が蠱惑的に歌う時、僕のなかに僕はいない
君に愛のキスを捧げる時
君は僕を拒絶する
口の中を満たす苦味が、僕には愛しい
君が僕のなかに消えてゆく時
最後に君は優しくなる
いなくなった後に顔を出す甘さに、僕は迷子になる
君に会いに行くために
今日も僕は珈琲を淹れる
141 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 06:56:46.00 ID:agvwu0fM
だれか未評価リスト求む
142 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 07:45:00.88 ID:yoWERx7D
未評価リスト
>87>96-97>117>121
>123?
>139-140
143 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 08:07:33.04 ID:1lSTTPkG
「深度」
本日曇天午後に雨
真夜中の街角
ひらりと氷点下
見る間に積もる
白いベルベット
音も白く隠れるから
電信柱は深海に沈んだのさ
何だか世界に一人だけ
進化のしそこない
出来損ないの息苦しい深海魚
深度0mの深海で溺れる僕を
カサカサとビニール袋が嗤った
144 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 21:16:48.62 ID:IDn3ELG6
「傘」
パステルカラーが踊る
降りしきる冷たさから
彼らの小さな躰を守るように
パステルカラーが跳ねる
不規則な拍動のなかに
心地良いリズムを奏でている
パステルカラーが軋む
無遠慮な暗がりに突っ込まれる
遠くでドアが開く
パステルカラーは眠る
満足そうな顔で
次の出番はしばらく来ない
明日はきっと晴れるだろう
誰かがそう呟いた
145 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 22:12:54.01 ID:GXLsG/hC
よろしくお願いします!
さまざまな色彩:
夜汽車の色、エーデルワイスの色、大雪やまぬ空の色、春の明け方の、すみれのような空の色、幼いしろくま公の色、その小さい瞳が、初めて見あげる晴天の色、うつくしい水たまりの光の反射、回転する電子のおそろしい色
ふかしたジャガイモの色、バターが熔けてゆくときの色、舶来サクランボの、おとなびた果肉の色、焦がしにんにくの色、明日には摘まれる運命の、庭の香草たちの色
古書街の空気の色、ランタンに照らされたパラフィン紙、ランタンに照らされた少女のエナメルのお靴の色、杏仁豆腐は真っ白で、その真ん中には、妖しい火のような色彩があるのです、琥珀のような洋酒の色、その芳香にも、きっと色彩があるのです
あたらしい恋愛を知った未亡人の、くちびるや乳輪や髪の艶、その色、仲間外れにされたアルビノ象の、うつくしい涙の色、晴れたアルプスを往く大特急の、勲しのような赤い胴体
酒に散らした桜花の色、積る落ち葉の下の、太ったきのこの色、渇いた街道を往くめすラクダの、うるんだ瞳の色、とうもろこしのお髭のやわらかい色、マーマ=レードの色
暗黒のような夜に咲く薔薇の色、あんまり暗いので、どんな色の花びらなのかは判りません、しかし肉眼が薔薇を捉えたからには、きっと輪郭そのものに、光学上の何かがひそんでいるのです
朝の光の中で摘まれ、人の手に堕ちた木苺の色、きっといま、おびえるように発色しているのでしょう
146 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 22:13:46.67 ID:GXLsG/hC
宮殿の外を知らぬ王の肌の色、姫様の静脈の色、その中を突き進む血液の色、種と皮を剥ぎとられ、発酵し、いまふたたび澄んで在る葡萄酒、その色、毎日のように高い木をのぼり、ナイフで果実をとった女の爪の色、いまもよく研がれたナイフの色
満月の、窪んでくすむ海の色、絵本に見た山賊をまねっこする坊やの、露わになった乳首の色、ほっぺの色、乳歯
雷鳴轟く方角の、おそろしい雲の色、その内の、もっとおそろしい青い光、大天幕をおそう火焔の色、さっきまで大勢が、あんなにも笑って、楽しくしていたのに──おびただしい炭の色
真夏のロシアの、宝石のような光の色、夢中でスイミングする少女たちの、腹筋の陰影、回転をやめた電子たちの、崩壊の色彩
【冥王宮殿】、この言葉を承けた皆さんの脳髄が、いま描いた色彩、【七日間祝祭劇】、この言葉を承けた皆さんの脳髄が、いま描いた色彩、可愛い少年少女たちよ、皆さんが肉眼で捉えたことのないこれらの事物についても、色彩は、しっかりと宿っているのです
147 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 22:23:43.21 ID:QreZP72u
「寿司」
なぁ?寿司屋の大将もさ…
毎日オナニーしてんのかな?
もし、してるとしたらさ
トロのなのにさ…
すんげーイカ臭くなるよな?
そんな夕暮れだった
彼女を乗せた飛行船が
彼の住む、二階建てのヘーベルハウスへ突っ込んでいく
「世界の終わりってこんな感じなのかな?」
なんか気取ったカップルが河辺で黄昏ていると
本当の底辺を知っているであろうホームレスのおじさんが
そんなに知りたいきゃ教えてやるよと
カップルを川に突き落とした
どうやら二人とも泳げないようだ
バイバイ 世界
本当に絶望してる奴が
流暢に詩なんて書いてると思うかい?
お前等がテレビの前でチチクリあって
ぜつぼうだの こどくだの いたみだの 言ってる間に
アフリカでは恵まれない子供達が
腹空かして泣いてるんだよ
だから、出された飯は残さず食え!
そういきり立っているホームレスのおじさんを
今度は斎藤が川に突き落とした
アフリカの恵まれない子供達だって
腹一杯になったら
飯残すわ!
そう叫びながら
大将の握ったイカ臭い寿司を
溺れている三人に投げつけている童貞の斎藤は
世界の始まりのように輝いていた
>>145-146 すごく良いです!あまりかっちりとしない言葉遣いで、女の人っぽいけど、色だけでこれだけの想像をさせるものは、
圧倒されます。もっと凝った言い回しを学んでいかれると良いのではないでしょうか。よけいなことですが。
才能はすごくあると思います。世界の詩のなかでの位置づけなんかは、僕の浅学のためにできないけど、
文学だなあ、と思いました。個人的には、葡萄酒の色が好きです。C+
149 :
名前はいらない:2011/11/22(火) 23:54:59.80 ID:IDn3ELG6
>>87 独特というか、崩れた表現が特徴的。
味があると見るか美しくないと見るかは人次第でありましょう。
私的には少々読みにくく感じましたが。
D−。
>>96 目に留まる表現がいくつかありますが、そのせいで逆に陳腐なものが強調されているようです。
また視点が固定されていないようにも感じ、途中で酔ってしまいそうです。
しかしこのような、悪くいえばありきたりな題材をありきたりにならずに描けているというのは良いと思います。
C−。
>>96 野性味を感じる詩です。
気怠い雰囲気をうまく表しているように思います。
しかし締めがよろしくない。
もう一捻り欲しいところ。
D。
>>117 失礼な言い方になりますが、非常に薄っぺらく感じました。
題材も表現も安易で、膨らみというか、解釈の余地がありません。
額面通りに読めばそれで終わり、ということで面白味が感じられませんでした。
D−。
>>121 メタルとか、パンクで使いそうな言葉遣いが印象的。
荒んだ情景が浮かびます。
しかしそれがこの詩を分かり辛く、読みにくくしているようにも思われます。
D。
>>123 始まりも終わりもしていないように感じます。
何かの途中のような。
後味の悪さが残ります。
もし標語としてみるにしてもテンポが悪く感じます。
E。
150 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 02:11:05.88 ID:MxufUZyq
>>144 1連目、カラフルな傘が複数本ある。(開いた傘)
2連目、淡い色彩の(雨が降る)夜の町で、それぞれの傘が持ち主の意思で動く。
3連目、タクシーに乗り込もうとしてる人が傘を閉じる?
4連目、タクシーの車内で役目を終えた傘が安眠しているかのよう。
3連目と4連目の解釈がこれであっているのか……。
「無遠慮な暗がり」って、何のことなのかわかりません。
「突っ込まれる」から連想して、傘立てでしょうか?3連目の解釈はわかりません。
2連目の、「パステルカラーが跳ねる」っていうのも不自然な感じがします。本当にこれは傘のことを言っているのでしょうか?
パステルカラーが跳ねるって言われると、スペースインベーダーみたいなアーケードゲームの画面かとも思っちゃう。
傘が跳ねるなんて不自然でしょう?
この人はどこからこの景色を眺めているのだろう?
この人は車掌さんで、電車の中から窓ごしに下を見下ろしているのだろうか?
それとも一般人で私服で町を歩いてる時に見たのだろうか?
「彼らの小さな躰を守るように」から考えて、パステルカラーの傘を差しているのは幼稚園児か、はたまた小学生低学年か?
パステルカラーの傘を差しているのは本当に人間なのか?
情景描写が不足していませんか?
ぼくには、傘を差している人の描写と、背景の描写が足りないと感じました。(具体的景色の描写)
ぼくには、この詩から受けるものは、昼か夜かわからない雨の降る町の景色だけでした。
パステルカラーが踊る、跳ねる、軋む、眠るでは、楽しげなんだかなんなのかわかりません。遊びつかれて眠っているってことですか?
ぜんぜん遊んでいる感じも、疲れてる感じも、眠っている感じも受けません。
もし、それなら、楽しげに遊ぶ児童の顔が足りないと思うのです。
評価D
151 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 02:41:24.36 ID:ay+PBZz9
>>138 言葉のセンス無い奴が言葉のセンスについて語るなよ
152 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 09:33:10.66 ID:xB1ey97j
>>147 スラップスティック的なコミカルさが読んでいて楽しい印象を与える。
しかしなんというか、この詩は性急に過ぎる。
わたしは何度読んでも10行目あたりに置き去りにされてしまうのだ。
また楽しさはあるものの主題は見えてこず、わけの分からない気持ち悪さが残る。
ただ、わけが分からない割には最後の情景は美しいと思った。
評価E。
153 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 11:59:52.68 ID:6hzLhmYY
>>151 言葉のセンスがねぇのに言葉のセンスについて語ってる奴を煽るなよ
てか言葉のセンスってなんだよ
そんなもん あるかないかどうやって決めるんだよ
てかその前にそもそもそいつは言葉のセンスについて語っているのか?
そいつはラーメンについて語っているだけだろ?
大体お前は自分に言葉のセンスがあるって思ってんのか?
その自信は一体どこからでてくるんだよ?
てか、こんな風に煽ってる俺自身はどうなんだよ?
言葉のセンスあるのかよ?
ねーよ なめんじゃねーよ
あったらこんな2ちゃんみたいなゴミ溜めに書き込んでねーよ
んじゃいつまでもグダグダ書き込んでねーで消えろよ俺
わかったよ くそったれ
154 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 12:15:52.26 ID:hxOR2Xhn
空も飛べそうさ!
君は笑って跳んだ
星が掴めそうさ!
君は笑って手を伸ばした
現実を見る目を持っていないの
僕が尋ねると君は
空想の中から現実を見てるよ
笑って言った
空想と現実の間にある小窓
痛い奴だと思った
空想の中から現実を見てるよって
そんなこと真顔で言うかよって
その窓はぐにゃりと曲がってるんだろう
もしかしたら色が付いてるかもしれない
じゃなきゃ君が見る現実がこんなにもゆがんでるのはおかしいもの
空も飛べそうさ!
君は笑って跳んだ
風が吹いてきたんだ
ねえ
その殻はいくらで売ってくれる
その窓はどうやってつくりあげたの
僕はあんたのキチガイみたいなポジティブが
うらやましいんだ
155 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/23(水) 12:42:19.94 ID:kKghvDTI
>>153 ゴミ溜めとか…おまえ、ひろゆきがどんな想いで広告収入を得たりシンガポールの会社に売り飛ばしたりしたと思ってんだ?
幾多の講演で持ち前の話術に更に磨きをかけ、
週間アスキーの2ちゃんコラムでは取り上げたスレ名に関連する物を「最近はまってますね」とか、
おまえ、それスレ関係ねーじゃん!2ちゃん関係ねーじゃん!
ただのお菓子のお話じゃん!二秒か?原稿書くのに掛かった時間。
このアゴヒゲ!
156 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 13:24:28.33 ID:6hzLhmYY
>>155 誰がアゴヒゲアザラシだよ このインキン大発生!
だいたい何がちーちゃんだよ かわいこぶってんじゃねーよ
あれだろ?可愛いらしい名前で安心させといて
いきなり背後からガバッと食い殺すって腹だろ?読めてんだよ なめんじゃねーよ このオカマ!
いや、もしかしたらオカマじゃなくて
女の子なのかもしれねーけどよ
それも、そこそこ可愛い女の子かもしれねーけどよ
いや、だとしたらちょっとドキドキするじゃねーかよ
そんな可愛い女の子に絡んでもらえるなんてさ
でもさ、お前はどーせ男なんだろ?それも腹のでたオッサンなんだろ?
悲しいじゃねーかよ
せっかくの休日にオッサン相手に胸ときめかすなんてよ!
どーしてくれんだよ!
俺のトキメキかえせよ!
俺は今からTSUTAYA行っておっぱいバレー借りてくるんだよ
うるせーよ くそったれ
>>113 ありがとね。否定されたかったんだ。
否定されないと次に進めない。
>>128 の言う事は大体あってると思うよ。
評価する側が本当は試されてるのは間違いない。
>>153についてはそれこそが詩だろう。
「んじゃいつまでもグダグダ書き込んでねーで消えろよ俺」にその傾向が見える。
>>158 だからね、その間違いないとかの言い方が恣意的な決めつけの範囲をでていない意見を形成してるんじゃ
ないかと思うんです。
160 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 20:27:00.60 ID:xB1ey97j
「左手の小指」
節くれだって
短くて
かさかさで
捻くれたように縮こまったままで
そのくせ薬指といっしょにしか曲げられない
そんな僕の左手の小指が
他のどの指よりも好きだ
>>159 うん、その通りだね。僕もまだまだ勉強不足ってことだよ。
詩人の道は険しいわねえ。
162 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 20:41:31.62 ID:MxufUZyq
>>143 雪が降ったということですね。
でも、この雪は幻のような気がします。最近の天気予報で電信柱が埋まるほどの大雪が降ったなんて聞かないから。
「ひらりと氷点下」、「白いベルベット」。>雨から雪に変わったということですね。2連目はたぶんうそ表現ですね。
世界観を脚色したってことてしょう。味もにおいもない脚色。やるなら、においたつような、美しい絵画を見るようなものであってほしいですね。
3連目、4連目だけ心理描写にちからを入れていますから、最初に言ってた「街角」の景色がどこかいっちゃいます。ここはどこだろう?って思う。
「カサカサとビニール袋が嗤った」で、ああ、街だった、と景色が戻ってきます。ニヒルな男の心理を描きたかったのでしょう。
ニヒルではあるけど、何度も読みたくなるような詩ではない。
これならもうある。中原中也の汚れっちまったかなしみに。
「ビニール袋が嗤った」というところにオリジナリティを見出しているけど、この味わいはほんとに虚無だ。
「音も白く隠れるから
電信柱は深海に沈んだのさ」>ここに、ねじれが発生している。雪が積もったのに突然深海になる。現実にありえない現象だと説得力がない、無価値。
2枚の絵が同じところに重なってあるともいえる。
163 :
162のつづき:2011/11/23(水) 20:42:54.74 ID:MxufUZyq
まず、実際の景色がある。次に作者の心理の景色がある。実際の景色は雪といっているのに、心理では深海といっているから、この2枚の絵が重なって
結局どっちを見せたいの?ってなる。
中原中也のは心理描写だけだからまっすぐに心理の景色が伝わるけど
あなたのは「ビニール袋」という現実にある物で心理の虚無感を伝えようとしてるからなおさら、どっちにいきたいんだってなる。
現実の景色を排除して心理描写だけで心理を伝えようとすればよいのではないでしょうか。
逆に、現実にある物だけで心理を伝えようとするなら心理描写をなくすとか。
厳密に言うと三枚の絵が重なってる、といえる。雪も実際にはなく幻だと思っているので。これも心理の風景で。”現実”、”雪という幻”、”深海という心理描写”
これで伝えたい思いがますます分散する。
散らばってるって感じです。まとまってるようでまとまってないんですね。
1連目、現実風景。
2連目、脚色によるうその風景。
3連目、心理状態を述べる
4連目、心理描写に実際の物を出すことでその物に思いをたくす。
すべてがごちゃごちゃ。この、それぞれの連にそれぞれの思いが存在している分散感!これは明らかに素人の書き方ですね。
もっとまっすぐ書いたほうがいいですね。心理なら心理。現実なら現実、と――。
評価D-
>>154 とても言葉の選び方が、しっかりと描写できています。しかし、魅力は発想と、内容です。表現と内容
の結びつきが、しっかりと内容を伝えるので、安心感があります。
僕が好きなのは、「笑って」という所。この属性を持たされることによって、君が特別な感情表現、
世界観を持つことが、説得力と喜びを持って、読者にプレゼントされます。君の魅力が爆発です。
最後の終わり方が、ちょっとバタバタした感じなので、ポジティブという言葉に、もっと説明力を
持たせられるといいかなあという感じです。
君と僕の、幸せな関係を描いたともとれますが、それは、ポジティブである内容が、楽しさを
与えてくれるのです。C-
>>160 ああ、いいですね。現実を越えた現実感、細部への愛が感じられます。こういった、余裕にあふれた
描写は、とてもほっとします。小指と、ほかの指との比較を持ってくるところが(無意識にせよ)うまい
描き方です。D+
>>144 技巧が凝らされた、うまい詩です。そのうまさが、内容を描くのと共にあります。
パステルカラーという用語を思いついた時点で勝ちです。あとはうまさで描いていきます。
踊る、と言う語でこちらの心も踊りだすようで、跳ねると言う語で、リズムを描く。
軋む、というのは難解だけど、傘の物質性を語っていて、頭が良いな、という感じです。
C-
>>143 すごい感動しました。雪の美しさに心を向けられて、ほんとに冬が待ち遠しいです。「電信柱は深海に沈んだのさ」か、かっこいい。
三連の、自由な連想の自己表現も、とてもユニークです。ビニール袋の終わり方も、すごく決まってます。C-
>>139 感情的にフラットな詩です。だから、魚という静かなものの、題なんです。非常に内容が錯綜して、
多様な意味があるのですが、魚という題の元なので、そこに落ち着くことができて安心です。
存在と恋の詩なのですが、ちょっと錯綜しすぎのオーバードライブという感じも受けます。
でも、逆に、読み込む楽しさがあるので、味わい深いです。D+
169 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 21:39:42.64 ID:xNTA8eAN
「息子の息子」
息子の誕生日
二十歳になった息子
成人になった祝いに
パーティが家で行われた
酔いが回り全裸になる息子
ウオッカを一気に飲みべろべろになる俺
息子の息子が空を飛ぶ
そんな気がした
大量の部品やネジが届けられ
どうやら息子は改造されるらしい
怪しげな科学者が大勢やってきて
やげてロボになった息子
スイッチを押すと轟音をたてて起動した
その騒ぎを聞きつけた
オバサンたちにバレてしまったが
息子は息子を広げて
無事飛び立っていった
>>140 ダブルミーニングの詩で、結構難しいと思います。小品ですが、想像力の飛躍はありますが、表現として
現れてきたものの魅力には欠けると思います。珈琲であることの、魅力を、見せるような展開があると良いと、
個人的には思いました。焦点の定まりが欠けているのではないかと思いました。D
>>169 酔った気持ちのままに書かれた詩でしょうか。真面目な詩ばかりでなくてもいいと思いますが、思いつくままに
展開させていったという感じで、娯楽作としても、それほど見るべき所は無いように思いました。こういう詩で
楽しませるには、相当の表現力か、アイディアがいるのだと思います。E+
172 :
名前はいらない:2011/11/23(水) 22:31:52.56 ID:xB1ey97j
「僕の音楽」
指先から僕が零れて
空気を伝わって拡散し
いくつもの音と混ざり合い
もう一度凝縮して
耳から帰ってくる
そうして僕のなかに刻まれたメロディが
鼓動に彩りをもたらし
血液に乗って全身を駆け巡り
やがて新たなメロディになる
この生き物じみた循環が
音をより豊かにし
ただの音符の連なりに魅力を添え
僕の音楽をつくるのだろう
173 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 00:26:57.38 ID:I9CTsQxs
「震え」
「大丈夫だよ」
震える声でそう言う君はきっと大丈夫じゃ
ないんだね。
君も前におんなじ事を思ったろう?
「大丈夫だよ」
その響きに潜む震えを逃さない僕らはきっと大丈夫
大丈夫だよ。
174 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 00:45:08.85 ID:CFnN5J+0
「Song of Heaven」
"ソングオブヘブン"が誇らしげに万歳をする
俺もお前らも駆けつけた私設部隊によって排除される
地獄の後継者によって天国送りへのカウントダウンを宣告された"ソングオブヘブン"は
最期の神事にと俺たちの胸にとどめの一撃を放つ
俺たちは知らないうちに強迫観念で右側のワインを選ばされている
"ソングオブヘブン"によって
俺たちは手品師達の詐欺行為もTVのワイドショーのやらせもマスメディアの偽造された情報
知らん顔してどうでもいいかの如く受け取っている 何でだろうな
決定的な真実が隠されているかの様な
口を塞がれて眼からから錯覚を引き起こす幻覚剤を入れられている夢を見ているような
俺ははっきりしてきたよ この全てを操るものと何も見えない状態で闘ってきた理由を
幻想に惑われたのかもしれない 俺自体が幻覚として操られいたのかもいれない
もしかしたら俺はこの歌を自分から受け入れて歌っていたことに快感を得てしたのかもしれない
"ソングオブヘブン"は相変わらず手を挙げ新たな聖書を造りかえていく
奴もまだメリーゴーランドに手をかけてままだ踊らされている
俺は巡りくる全ての思い出に感傷する
まだ俺は死の螺旋を眺めている
巡りくる螺旋に全て吸い込まれていくお前らも 動物も 虫達も
俺の 俺の目の前を廻るレコードは止まったまま
その針はそこから一歩も踏み出せないでいる
175 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 00:50:53.22 ID:fF2k83Ry
>>147 アフリカの件が入っているだけで全部がフリー素材貼付けかよと疑われるよな。
176 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 02:14:51.24 ID:18Haz9eM
死んじゃった
街に染みわたる黒い大気
冷たく硬い人形
視姦する人々
巻きついてくる手足
強姦する反射生物
反り返るビルの中で
泡立つ液体の中で
濁った視線の中で
粘菌とコレステロールの海を人々は泳ぎきれない
だから小さな銀色の船に乗りたい
冷たい手首の少女を捕まえて
水晶の海まで行きたい
そんなことを思った朝に
なんと飛行機が発明されたのだった
177 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 03:26:30.52 ID:YecSvqCx
>>145-146 この詩は読んでいてうんざりします。
「庭の香草たちの色」ここまでならがまんできる。さらにこの先も色、色、と続くのかと読む気がうせます。
読んでもいないので解釈も評価もしませんが、
同じ調子がずっと続くようなら飽きてしまいます。
読者をひきとめておくには、進むにつれて変化が必要です。起承転結です。
最後まで読んでいないんですけど、これはただの箇条書きじゃないか、って思うんです。
一般の人は、あなたのことが好きじゃないと最後まで読んではくれないのです。
ぜんぜん知らない人に読んでもらうのだから最後まで読んでもらうには
興味をひいたり飽きさせない工夫が必要です。それこそが起承転結です。
この詩を最後まで読むのはつらいです。
中間は読み飛ばして最後の部分だけ読んでできた解釈は、
(物体だけでなく)事柄や現象にも色はついている、ってことでしょうか。
それを言うだけでこれだけたくさん色、色、色、色、と出してくる必要はありますか?
色の種類を述べているだけみたいに見えるこの長文についてくる読者はあまりいないと思いますよ。
なんとか読み進めましたが、やっぱりだめだ、読むに耐えない。
こんな文章でよくもってきましたね。
これは物の名前をそれぞれ述べているに過ぎない。
あなたのしている働きはそれだけ。幼稚園児なみの働きです。いろんな色があってよかったねー。って、幼稚園児にするあしらいをしてもいい。
この語彙からして、作者は幼稚園児ではないと思いますが、やってることは幼稚園児と同じレベルです。
178 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 03:28:02.85 ID:YecSvqCx
「杏仁豆腐は真っ白で、その真ん中には、妖しい火のような色彩があるのです」>なんですかこれは?クコの実でしょ?誰もが知っていることを
よくもなぞの物体みたいにいえますね。さも新しい発見かのように。この言葉を聞いたときその形と色を想像させるのが狙いでしょう。
たぶんこの人は社会の厳しさを知らない人でしょう。
「絵本に見た山賊をまねっこする坊やの、露わになった乳首の色、ほっぺの色、乳歯」>ここから察してこの人はショタコンでしょう。少年が好きなんでしょう。
ここに登場するすべての物をこの人は愛しているのでしょう。いまこの人は好きなものに囲まれているのでしょう。
楽しいことばっかり経験して生きてきたんだろうなー、って思います。
最後の2行にもぜんぜん説得力がありません。
「冥王宮殿」って聞いてもぼくは何の色も想像しません。なんだそれ?って思うだけ。
この詩は自己満足にしかなっていない。物の名前並べ立てるだけで仕事した気になっているんだもの。
あなたはここに登場する物を愛しているのでしょうが、ほかの人はそうでないってことをわかっていないんだもの。
名前並べるだけでいい、と思ってるんだもの。自分に負荷をかけない、ぬるま湯生活が長引いている人でしょう。仕事をしない人でしょう。つまりひきこもりでしょう!
もっと芸術家として上へいきたいのなら、甘ったれた根性を直す必要があるでしょう。
E-
(全部読んだから評価つけとく)
「しかし肉眼が薔薇を捉えたからには、きっと輪郭そのものに、光学上の何かがひそんでいるのです」>この部分
なにを言っているんだろう?何も考えないでしゃべっているような気がする。
あなたは自分の家で天下を取ったのかもしれない。でも、楽しいのはあなただけじゃないかな。
あなたを支えてくれている人は必死で働いているんじゃないかな。あなたはその中で好きなことやってるだけなのかな?
本当にそれでいいのかな。
179 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 03:30:38.37 ID:YecSvqCx
「宮殿の外を知らぬ王の肌の色、姫様の静脈の色」>これはあなたのことをいっているように思える。
「種と皮を剥ぎとられ、発酵し、いまふたたび澄んで在る葡萄酒」>ひきこもりが書きそうな稚拙な表現だな。
自由な表現をしてみたかった、ってことでしょう。
周りにある好きな物に囲まれながらそれからアイディア得て書いてるって感じがする。
小説からアイディアを得ているんだと思う。テレビと絵本からもアイディアを得ていると思う。
ぼくが気になっているのは、これだけの語彙があるのに、そして、言葉のつながりも大事にして書ける人なのに、
どうしてこんなふざけた内容を書いてきたんだろう?ってこと。
これがいけてるって思ってるってことでしょうね。
うぬぼれていて、甘ったれで、ひきこもり。もっと厳しさを知ったほうがいいですね。
環境に甘えないでください!
「可愛い少年少女たちよ」>子供に向けて書いているからこんな幼稚な内容なんですね。
だったら漢字を使うのはおかしいんじゃないですか?本当に小さい子供に向けて書くのならもっとひらがなで書くはず。
幼稚園児がこんな漢字だらけの文章を読めると思ってるんですか?
答えはひとつです。あなたは、漢字が読めて、こんな稚拙な内容でも読んでくれる人、つまり2ちゃんねるやってるあなたと同じようなひきこもり(ある程度の年齢の人)
そういう人のみをターゲットとして書いている。そういう人たちを「可愛い少年少女たちよ」などと言っておちょくっている。
そうやってターゲットをごく一部に絞り込むのは、まともな大人には読んでもらいたくないから。
あなたは読者を操作している。2ちゃんねるをやってる自分と同じようなひきこもりにしか読んでほしくない。
それは本当の粗をつかれたくないから。つまりまともな大人に読んでもらったらけなされるか相手にしてほらえないのがオチだから。
自分と同じような人なら共感してもらえる。だからまともな人を寄せ付けない人をうんざりさせる内容をわざと書いた。
読んでくれた人を「可愛い少年少女たちよ」と、おちょくっているから本当にこういう人たちしか話し相手がいないってこと。
180 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 03:32:22.86 ID:YecSvqCx
大人相手に話しができる人間じゃございません、ってこと。そう、つまり大人からの逃げ。
あなたは自分が大人になることから逃げている。
いつまでも幼稚園児みたいな人を相手にしていたいよー、また、自分もいつまでもそういう扱いを受けたいよー、っていっている。
つまり、見た目は大人、頭脳は子供、そんな作者だろうと思うのです。
ほら、この詩の内容がまさにそうじゃないか。
書き綴る能力は大人。内容は子供レベル。
現実からめをそむけないで。逃げれば逃げるほどつらくなるんだから。
つらいことがあったら、自分からぶつかっていくほうがかえって楽だよ。
181 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 07:08:44.22 ID:yvDoy5+x
>>177-180 読むに堪えないね。
詩だけを評価するならまだしも、つまみ食いをした上で作者の人間性をこき下ろす。
あなたの言葉を借りるなら正しく甘ったれたひきこもりの稚拙な自己満足。
こんなことを書くわたしも人のことを言えないが、自己紹介お疲れ様という感じだ。
182 :
ちーちゃん:2011/11/24(木) 09:24:10.88 ID:OqQebMWl
でも>180さんの書いたののほうが「次はどんなインネンが飛び出すのだろう」とワクワクハラハラ読ませるよね
183 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 14:52:12.31 ID:AaZNPkaW
開いては閉じ、開いては閉じて
やっと掴んだゴミのようなバケツを「これはいらない」と言いポイッと捨てる
雨が降ったときにはより一層強く開いては閉じ、必死に掴もうとする
一体何がしたいんだ
欲しいものを追う前にまわりをじっくり見るといい
何気なくても大切なものが落ちてるかもしれないから
「初秋」
湖畔の公園
鬱蒼とした森の道
イヤホンの耳センで
外界を遮断しながら
今日もコーヒーショップで
光熱費と時間を減らし終えたのち
黒い長髪の柳の葉の湿ったジャングルからさらに咽る風を送る
帽子を目深にかぶりながら
求道する虚無僧のようにひたすらに歩く毎日
その男の殺風景を映し出す眼に
かろうじて色彩を与えている
鮮やかなコスモスや毒々しいダリアの類
もはや
さびしく物思うことにすら麻痺しつつ
ジレンマの夏の森を通り過ぎた男
ゆえに盗み見る
熟れすぎて垂れ下がった瓜ふたつ
ゆえに盗っ人の手のすばやさで食べる
他人の家の庭の
イチイの赤く甘い実 萎びきったグズベリー
その後方からせかせかとした走り方で急に通りすぎてゆく
自転車と灰色の犬
彼を意図せずに急かす
185 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 21:49:44.87 ID:yvDoy5+x
「秋と彼女」
今年も秋が終わろうとしています、
ひょうひょうと吹き荒ぶ風が冬の空気を一足先に街へと届けます、
それらは人々を掠めて、
或いはぶつかったりしながら街を通り抜けてゆくのです、
そうして別の街へ移って、
そこもすぐに通り抜けて、
いつしかすべての街が冬色に染まりきるまでそんなことを続けるのです。
秋は薄れていってしまいます、
それが彼女には寂しいのです、
独りで消えゆくのが怖いから誰かをいっしょに連れてゆくのです、
たとえば三年前には隣の家のお爺ちゃんが、
二年前には街外れの銀杏の古木が、
去年には五歳になったばかりだった町長さんの孫娘が彼女に連れていかれてしまいました。
今年は誰が連れていかれるのでしょう、
できればそれは他の誰でもなくわたしであって欲しいのです、
けれど彼女はわたしを嫌っているようで、
今まで一度だって会いに来てくれたことはありません、
それでわたしは秋が終わるたびに大きなため息を吐くのです。
今年も彼女はわたしを訪ねては来ませんでした、
秋はもう残り香がほんのりと香るだけで、その姿はもう見えません、
足音さえ聞こえません、
代わりに冬の大きな影がゆらゆらと見え隠れしています。
今年彼女に選ばれた幸運なひとよ、
どうかわたしに代わってわたしのさよならの挨拶を彼女に届けてください、
そしてできれば彼女との永遠をほんの少しでいいから分けてください、
わたしにとってそれには他のどんなものものよりも価値があるのです。
今年の秋が終わって、
隣の家は取り壊されました、
焼けた銀杏の樹のまわりは相変わらず煤けています、
町長さんの奥さんはずっと塞ぎ込んだままです、
つめたい風はそれらをすべて白く染め上げてゆくのです、
そうして冬がやってくるのです。
186 :
名前はいらない:2011/11/24(木) 23:15:33.98 ID:JyVynAPD
>>183 開いては閉じるのは何か。思考のようなものか、そして態度のようなものか。そこを曖昧なままにしておくことが、
詩に深みを与えています。バケツという比喩が、絶妙だと思います。何の比喩なのか分からない点も。
求め、拾っては捨てるひとが、一生懸命であり、それを見守る作者とともに、心の深いところに
踏み込んできます。C-
>>184 うーん、殺風景ですね。ねらって抑えた表現をしているとすれば、相当な熟練者です。読めば読むほど面白い。
詩としか言いようがない表現でして、感想も、メッセージ的なものではなく、鑑賞させていただきました、としか
言いようがない。ですので、あまり面白い改善方法などのアドバイスもできませんが、読ませてくれて
ありがとうございます。C
>>185 文学的な表現であると、特にテーマや情感がそうであると思いました。きっと秋になれば、この悲しさがふっと
よぎるのでしょう、作者の中に、そしてこれからは読者の中に。やってきて去っていく、そして寒い冬へと続く
ことさえ考えさせないような、特別な豊かな季節、「秋」。それを作者は何とかして言葉にすることで、愛しさと切なさを
共に共存させようとしているのでしょう。それは、私の見る限り、大変に成功しています。胸にこみ上げてくるものが
あります。C
>>187 雑草さん。誠に評価ありがとうございます。
まさかそこまで言っていただけるとは!
でも、実はこの作品、現代詩フォーラムの方で投稿したのですが、
まったくポイントが入らなかった・・・。
もう退会しましたが。
>>172 文章がうまいと思います。はっきり言って、この呼吸、文章のリズムは超好みです。音符の連なりが
音楽になることについての考察も、大変程度が高いものですし、音楽について語るだけはある、と思いました。
この人の作る音楽なら、聞いてみたいです。きっと、南正人みたいな優しい音楽だろうと思いました。C-
>>173 尾崎豊の「I love you」みたいだな、と思いました。「君も前におんなじ事を思ったろう?」、ここで、意味の大転換的な
アクロバットをやっています。君の思いをいかに深く理解しているか、思い知らされ、愛の深さにめまいがします。
二人の世界、壊れないと良いですね。C-
>>174 力作です。悲しみが、作者の心中であるでしょう。抑えた憤り、共感に基づく正義感、すべてが、天国という幻想
に踊らされた、悲しい真実です。「もしかしたら俺はこの歌を自分から受け入れて歌っていたことに快感を得てした
のかもしれない」、この指摘は、人類にとって、非常に重要です。この境地に至るために、いかなる戦いを経ねば
ならないか、これからどういう人生をこの人は歩んでいくんだろう、というような、興味も湧きました。C
190 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 00:48:25.22 ID:0FrZd2PE
悪いと思うところも書けば?
じゃないとお互い進歩しなくね?
どこにも悪いところが見あたらなくて
本気で良いと思ってんなら
BかAあげなよ
>>190 僕の読み方として、悪いところを探すこともしています。しかし、この作品達は、完成度、そして作者の力量と
本気度の高さによって、悪いところ、というものが見つかりません。詩を書く際に、自分の詩の悪いところを考え
ながら書く人はいないでしょう?その後をたどる鑑賞においても、必然的に作者と同じ立場に立つことになり、
悪いところは、一定のレベルを超えたときに、表出しない事になるのではないでしょうか。Cのみの評価になったのは、
そういう読み方を今回は強いられたと言うことで、BやAの詩に対しては、また自分に別の態度をプラスして読んでいく
ことになるでしょう。
私はなんと言っても、作者の作品の本気さを、尊いものと思います。一期一会の気持ちだけは忘れないようにして、
自分のレベルでできる限りの正確な読みを行っています。
また、進歩については、詩作の実行以外に方法はないと思い、この身近な評文のアドバイスでは、殆ど意味がない
し、またそういう風に、初めに評価させていただいていた頃からは、実感として感じています。
作者を勇気づけること、満足の感情を抱かせること、そういった、前向きに向けた態度の最大公約数として、
私の評価の実践をしています。
>>190 釣りか、釣りでないのか、はっきりしろー!
スマン、責任転嫁ですね。
193 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 01:35:06.12 ID:0FrZd2PE
>>191 いや、自分の詩の悪い部分を考えなきゃ
いくら量を書いても上手くならないと思うけど?
自分の書いたものを百パーセント客観的に見るのは不可能だしさ
他人に言われて初めて気付くこともあるじゃん?
もちろん、みんな素人だし的外れな指摘もしちゃうだろうけどね
それに、人の詩を読んでさ
ここがダメだな、ここをこうすればいいんじゃないのかな?
とか色々考えるのも勉強になるんじゃん
まぁ あなたの評価を読んでてふと思っただけだ
好きにしてくれ
寝る
194 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 01:43:54.76 ID:e26MV1J4
「魚と僕」
湖面の白天井を丸くくり抜いた穴。
そこに垂らされる蜘蛛の糸。
人間とは違い、魚達はその糸に群がったりはしない。もしかしたらこいつらのほうが利口なのかも。
僕は寝転び、青い天井を見つめる。
背中が冷たい。ため息は白い。
「風邪をひくわよ」
そんな言葉をエサに君の白い手が伸びる。
僕は自分の手が動くスピードに苦笑しながら、人間故の愚かさが持つ温かみを知る。
>>193 迷いのある人に、良き道案内となってあげられれば最高ですね!そういうことも考えてやっていきます。
196 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 02:27:20.02 ID:cmvR2SZN
「ぬくもりを」
ああ 寒いな
悴んだまま 一人歩く道は
さびしいな
いや、冷たいだけかな
僕の手のひら
じんして 雪がとけて
触れた先から とけて
ああ 寒いな
悴んだまま 一人歩く
僕はやっぱり
わからないや
>>176 人形というのは、女の人の比喩でしょうか。手足や、反射生物など、ファンタジー風味です。三つ続く、中で、は、
ちょっと意味をとらえられませんでした。勢いはあります。少女をつかまえたいというような願望は、色んな
映画などで用いられるモチーフだと思います。飛行機の発明は面白い終わり。D+
>>194 淡々として、冷え冷えとした印象。それが、すがすがしくて気持ちいい。手をつなぐ場面は、感動的で
白眉です。何度見ても、飽きないスピード感のある、短いフレーズの場面転換の仕方には、他者が学ぶべきところが
多いと思います。D+
>>196 作者、または主人公の、感想のみによって作られているようですが、他者を意識するのではなく、
自然に他者が恋しいから他者を想像するという、非常になめらかな構造を、うまく利用している
といえます。読者は、主人公と擬似的に想像させられる他者の両方の気持ちを想像しながら
読んでいくことになります。それは、快感の体験です。感じとしては、ゴーゴリの『外套』の読後感に
近いです。僕はやっぱり わからないや というセリフが、何を意味しているのか、不思議な心
温かさがあります。C-
198 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 03:34:12.04 ID:e26MV1J4
>>197 いつも評価ありがとうございます。
あなたの親身な評価のおかげでここに詩を書き込むことがとても楽しいです。
これからもよろしくお願いします。
199 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 03:35:00.44 ID:e26MV1J4
「もう一回」
もう一回食べたいな。おばあちゃんのカレー。舌がしびれるくらいに辛かったカレー。
もう一回見たいな。今よりもっと高かった空。お兄ちゃんでもお父さんでもまだ届かないくらいに高かった空。
もう一回出たいな。遅くまでバットを振り備えた試合。
ヒーローにはなれなかった試合。
もう一回会いたいな。もう名前もおぼろげなショートカットの君。
僕の心をあんなにもざわめかせた君。
だけども、
いくら待っても「もう一回」はやって来なくて、
どころか、待ってる間に「もう一回」は増えていて、
ゆっくりと乾いていく大切を見つめすぎて、どうにもたまらなくなった僕はやっぱりつぶやいてしまうんだ。
「もう一回だけ。」と
200 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 04:27:36.30 ID:RmFEl/lD
「目覚め」
眠れぬ夜に
点描のようなひかり
遠くで鳴き声
眠れぬ夜に
僕だけの世界のおわり
黒から濃紺へ
眠れぬ夜に
山脈の縁から漏れ出るあかり
夜明けは近い
街は目覚める
201 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 06:53:41.17 ID:0wdEjbjc
>>191 >悪いところ、というものが見つかりません。
>自分の詩の悪いところを考えながら書く人はいないでしょう?
切にそうおもっているならあんたの批評や評価は
ほとんど趣旨をなしていないことになるんたけど…
あんたも被評価者も、何だかかわいそうにおもえてきたよ。
202 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 08:04:13.25 ID:fKJPZaBl
「スピンオフ」
世界は小さいと語った子供の頃
日々はなぜ訪れるのかと
問いかけてみた
風に紛れて刹那がながれていく
幾つかの選択肢 選ぶのは人の手
浴びるのはエコールで素敵なささやきに
悲しくて 哀しくて 夜明け前なのに
涙を星屑と共に流れてゆく
淡い願いは静かな日々に散って
深い思いは遮られた窓で
けれど人はなぜ今を抱きしめられず
戸惑うの?
開拓者 必然も偶然もそこにはなく
エタノールに漬けられた日々の手
夢だけは離せない 風を聴いた朝
まるで断末魔のように
世界が散らばって星屑のようにただ
あなたの側に休まる肩抱き合って
203 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 09:40:02.98 ID:v9FVAD6L
「無慈悲」
折れた止まり木を飛び立つ小鳥
力の限り飛びたって
羽ばたくはねは抜け落ちヒラヒラと地面に落ちる
時を経てあの小鳥はどうしたのだろう
残ったのは整備された道路と高層ビル
「アンパニ」
いくら地図で示されても
いつも時はやがて落ちてくる
黄色い星型の葉の川
喰えもしない栗の実
それでも未だ
ぼくの粗末な宿舎を支配している
年老いたアンパニ族の長
「義務!力!勝利!」
横柄に安タバコを咥えながら
突きつけてくる
そのとっくに風化した力づよい合言葉(フレーズ)
その右手の
時代おくれの古びた立派なマスケット銃
そして いつも胸にぶら下げた栄光のメダリオン
ときおりに再びかがやき出す――
(ファーンド ナッシング・・・)
荒野にひとりたたずむ
205 :
まるちーちゃん:2011/11/25(金) 14:44:19.16 ID:tUZgis6j
201
訳の分からんことをほざいてんじゃねえ糞ガキが。
貴様なんて雑魚なんだよ。
ろくに漫画くらいしか見ねぇんだろ、小僧が!!
206 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 15:03:34.31 ID:RzDjnoXB
空から見える水面には、静かに眠る下の星
ポチャリと石を投げ込めば、波立ち広がりゆらゆらと
ずぶずぶぐるぐるどろどろと現は夢に溶けてゆく
儚き願い、尊き思い、空しく刹那に還れ
「詩だけを評価するならまだしも、つまみ食いをした上で作者の人間性をこき下ろす。 」
というのは事実でね。コテハンで書いている詩の評価に多い傾向だ。
言ってしまうと「チョーシに乗るなゴラァ」という志向性が見える。
最初から否定するために否定の材料を探して否定したりさ。
でも、そういうのが面白いんだよな。
否定の材料を探して否定するってことは、作者憎しとはまた違う、…なんだろね。
それを含めて面白いんだよ。自分が気付かなかった事を指摘されたりとかさ。
いわばギスギスなんたけど、面白いよね。
mixiの詩コミュで関わってたけどさ、あれは馴れ合いなんすよ。
個人アカウントある分、嫌われたくないという心理が働いて評価が高くなる。
僕が特攻したら排除メッセージの山ですよ。これは本当に。
なんだろね、殴り合える場って必要なんだなーって。思います。
>>205 ちょっとその攻撃は酷いぞww騙られダメージでかいぞwそんなレスはしたくないwww
209 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 20:08:17.22 ID:BEmhMQt0
>>205 てめえ削りたてのエンピツぶち込むぞ? ケツの方に
>>207 >なんだろね、殴り合える場って必要なんだなーって。思います。
207は厨二なんだなーって。思います。
210 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 20:29:46.73 ID:1YXlrspe
>>209 中二病でもいいんだよ。
中二病でも深度があるわけで、深度があるなら中二的な詩でも評価するよ。
例えば透明な存在という言葉を使った少年犯罪者がいたね。
僕はそれを評価する。
実際、「透明な存在」という言葉に惹かれたのは女子に多い。
中二病? どんとこいだよ。さあ、かかってこいや。
ちっ、コテハン忘れた。210は僕の発言です。
というか207見て中二病とか思う感性がわからないな。
中二病なら馴れ合いだろ。馴れ合いで互いを潰すって空気だね。
え、僕ですか?中二病ですよ?それが何?
永遠の14歳で居られる特権を手放せと?
冗談じゃないね。僕は永遠の中二病で14歳だよ。
納得いきましたか?
>>209
まあ
>>209なんてクズですよ。(挑発)
中二的ーとかそういうワード使っての攻撃だけど
クズだね(挑発)
はい、えっと、通常のこのスレの流れ戻ろうか。
213 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 20:46:02.49 ID:BEmhMQt0
まあまあ、とりあえず落ちつけよ(挑発)
214 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 21:02:31.37 ID:k/Ttoh3f
「夢見ごと」
水色の素肌に
跳ねた粘土がしがみつく
春先の雨は哀しくて
オパールの水面を空に浮かべた
ゆらゆらと眩しい天上に
いちじくの酸いと甘いが漂って
私の心は走りだす
強くにわかに滑りだす
水風船のようにはじけ飛んで私は
溢れて浸して海になる
大洪水はとめどなく
降りゆく雨もとめどなく
たちまち空に 雷鳴が響いた
215 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 22:26:55.73 ID:lb62zXeR
そうだな
他のソーコミュじゃこんなあからさまな批評批判出ないし
そういった意味でここはいいばしょだ。
他人の批評が気にくわないんだったら自分で批評被せればよくないか?
216 :
名前はいらない:2011/11/25(金) 23:31:08.89 ID:BEmhMQt0
>他人の批評が気にくわないんだったら自分で批評被せればよくないか?
どうしてそんな考えに及ぶかな。ひと口に批評といっても、ある程度の労力は使うだろうに
それよりもみんなの批評力をおしなべてあげていった方が、みんなのためにもなるだろうに
べつにここは会社じゃないけど、社内に
>>215のようなやつがいたら、まちがいなく
ある意味でモラルハザードが起きてることだろうな。啓発観念なさすぎ
217 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/11/26(土) 06:11:55.45 ID:YAZN9RUp
>216
うーん、ちょっと破綻させすぎ。練り直して議論スレへ。
218 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 08:23:36.44 ID:BtqusXws
219 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 10:20:35.39 ID:iquw8vqn
>>216その通りだと思うがいみじくも君が言ったようにここは会社ではない。
それにモラルハザードではないな。
まぁソーコミュとにちゃんの違いを自分で指摘しておきながら矛盾を言ったのは認めざるを得ない。
220 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 10:48:05.25 ID:BtqusXws
災害みたいなもんだろ中性奴が
221 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 13:29:52.58 ID:iquw8vqn
場の空気を優先して少数派考えや意見に目を向けないのはおまえが悪い。
222 :
221:2011/11/26(土) 13:36:06.69 ID:iquw8vqn
>>220 会社では集団心理は重要だがここはにちゃん。
まして文壇はってる訳でもないだろ。
君が言った啓発意識をもって言うならそんなとこだ。
また啓発意識をもって発言することは、自分も指摘をされ受け入れるリスクを伴うものだぞ。
アメリカナイズされた一極的見解はここでは相応しくないだろう。
それとこれ以上続けるならスレたてるべきだと思う。
223 :
ちーちゃん:2011/11/26(土) 13:39:01.33 ID:waWtDUsl
いや、いちおう議論スレが…(;n;)rz
224 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 15:32:31.23 ID:lF42MuPh
>>222 >ここはにちゃん。
だからべつにここの士気をさげさせてるやつらをいさめる行
為だってその「にちゃん」の範囲内にあるわけじゃん。おまえこそわかってる?
ていうかおまえはいったい何がしたいの、何がいいたいの? おれのことがきらいなの?
225 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 16:34:15.45 ID:KQz8YBi7
(●^o^●)ポエム評価よろ
カエルのケロくん雨がすき
けろけろけろ雨がすき
ある日お家が雨漏り
ケロくんわくわく、パパはかんかん
雨漏り直されしょぼーんなケロくん
ケロくんけろけろ雨がすき
パパが嫌いだけど雨がすき
ないしょでずっとすきでいる
かなしいけれどケロくん雨がすき
226 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 16:38:07.54 ID:KQz8YBi7
(●^o^●)このポエムは自分は親とも周りとも考え方が違うのを悩んで悲しくなってるボクなの・・
でも雨がすきな人がやっぱりいるってことを周りの人にも本当は分かって欲しい
価値観の違いの人や少数派もいるんだよ・・って心の叫びなんだよ
227 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 17:48:25.58 ID:VLmaijTE
>>225 むしろ価値観のみならず、自分を周囲からみて異質なもの(=カエル)と表現しているのでしょうか。
そうでなければ辻褄が合わないように感じますが……。
この詩の解釈はそれを前提としてどこまで膨らませられるかが鍵です。
私の解釈でいえば、
>ないしょでずっとすきでいる
>かなしいけれどケロくん雨がすき
のところに社会という枠に押し込められ、しかし諦観するしかない異常者の悲哀というか、そんなものを感じました。
しかし何というか、表現が平易に過ぎますね。
ターゲットにする年齢層と離れ過ぎていませんか?
まあこれだけならD位かな、と思いましたが……。
>>226は本当に蛇足です。
ってかむしろ解釈の幅を狭め、この詩を非常に陳腐なものにしています。
と言うわけでEでございます。
ま、たしかに
>>227が言ったように、
>むしろ価値観のみならず、自分を周囲からみて異質なもの(=カエル)と表現しているのでしょうか。
>そうでなければ辻褄が合わないように感じますが……。
>この詩の解釈はそれを前提としてどこまで膨らませられるかが鍵です。
に難があるけどね。
230 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 18:53:36.10 ID:VLmaijTE
とりあえず未評価リスト
>199-200 >202-204 >206 >214
231 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 18:58:44.15 ID:BiDTsl2Y
>>202 駄作ばかり並んでいる中ではかなりまともな作品
言葉の選び方と連の繋ぎ目が上手だな
物語としての奥行きというか作者が
何を伝えたいのかコンパクトにして提示している A
232 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 19:38:59.36 ID:VLmaijTE
>>199 やさしい気持ちになる詩です。
懐古、というか思い出を大切に思う心情を素直に表現していますね。
しかしその為に表現がストレートなものに終始し、目に留まるものがないのが残念。
D+。
>>200 自分の作品を評価するなんてとんでもない!
>>202 本当に申し訳ないのですが、私には意味が掴めませんでした。
ただ漠然と綺麗だな、とは思いましたが。
分からないままで評価をするのは大変失礼でありますので、評価は差し控えさせてください。
>>203 表題が小鳥の末路を暗示していますね。
また最後の表現が世界の無機質さ、冷たさを強調する。
まさに無慈悲です。
ただリズムが良くないように感じます。
短いのにすらすら読めない、途中でつんのめってしまうような、そんな感じ。
というわけでD+。
233 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 20:08:19.57 ID:VLmaijTE
>>204 私がこの詩のから感じたのは、複雑に練り上げられた寂しさです。
それは懐古、諦め、憐れみを内包し、どうしようも無い無力感さえ漂っています。
そして締めが良いですね、余韻が心地いい。
Cです。
>>206 まずテンポがいい。
倒置、体言止めの使い方が上手いですね。
しかし言葉に統一感が無いような印象をうけます。
>ずぶずぶぐるぐるどろどろと現は夢に溶けてゆく
>儚き願い、尊き思い、空しく刹那に還れ
ここが特に。
違和感が凄いです。
それが惜しいと感じました。
D+。
>>214 タイトルにも示されているように、夢の詩です。
そういう訳で視点と場面がダイナミックに揺れ動いています。
読んでいて浮遊感、酩酊感を感じます。
そして最後は爽やかな読後感。
この詩、私はかなり好きです。
C−。
>>233 評価ありがとうございます。
>それは懐古、諦め、憐れみを内包し
まさに懐古あるいは老害、
それらを暗喩として表現したつもりでございます。
235 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 20:31:12.97 ID:Tts9Z42N
>>233 そこは引っかかるような気持ち悪さをだそうと思ったのですが
そもそもその発想自体が間違っているのでしょうか?
ここから詩です。
こんなにも急な坂道は想定外だった 勇気を踏み潰し
何のために登るのか目的は見失っていた
周りを見渡せばUFOでも飛んでると 思えばもっと早く
この場所の広さに気付けただろう
風は冷たく体は動きを鈍らせる 温かい日の光を感じる余裕が少しだけ欲しかった
全てを投げ出すように 深く深く座り込んで澄んだ空気の重なりを
見つめていたその目はきっと今まで以上に
じわじわと手首から 伝わるこの熱の流れは光り輝いて見える
広がる景色に気付かせてくれた僕の道しるべ
「ことしの夏」
珈琲豆の色に変色した
ソバ―ジュの不労者
そのジレンマの森を すでに通り過ぎた鼻歌
それがまるでセイレンのように
ぼくを誘ってくる ことしの夏
運動部女子部員の
下半身の黒いスポーツカーのフォルム
それを眺めながら 登りきろうとする
アスファルトの思索の螺旋階段
求道するアスリートのように 腕を上下に振りまくる
――(シーッッッ、この夏は歩くことである!)
やがて坂をくだると ついに来たる、
ひきつれた銀板色の元気なハスキー犬
むしろ
そんな彼にサンポさせられている
悪辣な
トロル族の女王
あまりにも他を圧倒して すこしは痩せてきているように 視えてくる――
そう この夏は歩くことである
あるいは無教会主義者の
唯物論的な 諸行無常の冷風機のミント
それで涼みながら
この夏をやり過ごして
体重計の数字でしか 目標を見いだせないこの夏を
237 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 21:09:02.68 ID:VLmaijTE
>>233 単純に好みの問題かもしれませんが、調和が無いというか、収まりが悪いというか。
もっとかっちりとしたワード、例えば漢語でそれを表現して頂けたら良かったのかなあ、と。
全体的にもう少しゆるい言葉遣いであればそれ(擬音語)が活きたのでしょうが、いかんせん漢字が多いせいか硬い印象の詩であると感じましたので、違和感が強調され過ぎているのだと思います。
発想は間違っていません。
使う場所が少し適切でなかったのでしょう。
以下詩の評価。
前半は主人公の必死な様子が伝わってきます。
目の前の障害を越えること、それしか見えない位の。
後半がこの詩の中核をなしているように思えます。
前半で頭の中を満たしていたものから一旦目を逸らすんですね。
そこから視点が広がる。
或いは鋭敏になる。
惜しむらくは、前半の緊張感というか、臨場感の無さです。
視点が当時的でなく、そのために後半部への勢いが弱くなっています。
ただ、読んでいて非常に気持ちが良い詩ですね。
独特の呼吸が生み出す雰囲気も好みですし
C−です。
238 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 21:22:30.53 ID:VLmaijTE
>>237の安価は
>>235ですね。
申し訳ない。
>>236 暑い陽射しに酔っているような、そんなゆらぎが見えます。
おそらく主人公はダイエット(それも惰性の)のための散歩をしているのでしょう。
そんな日常的な風景をここまで精緻に、詩的に描く筆力は賞賛に値します。
甘いかもしれないけど、B−。
>>238 あ、ありがとうございます。
ま、まさかB−とは、思ってもいませんでした。
240 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 21:51:05.99 ID:VLmaijTE
>>240 自分でも甘いと思ったけれど、Cではないと感じました。
まあ評価基準が曖昧ですし、感動の度合を測るのも難しいですから。
ただ私的にはすごく良い詩であると、そう思われたのです。
241 :
sage:2011/11/26(土) 22:08:52.00 ID:88orGHEe
「僕泥棒」
或る日僕は盗まれた。
唐突に理不尽と堕とされて、
突然は不条理に訪れる。
それはゆっくりとやってきて、
仄暗い淫靡さを隠しながら指を伸ばす。
躊躇いがちに絡められた僕の頸は、
むず痒い感覚に恍惚としたまま
ねっとりと廻る指先の強さを黙殺する。
目が(世界が)
(ぐらぐらと)ぐるぐると
まわる(揺れる)
息苦しさに陶酔しきり
耽美ゆえだと肯定し
狂気に浸み込む身をただ委ね、
頸枷の甘言に蕩け全てを捨てて手を取った。
戒めに愛を注ぎ
愛は束縛に変わる
束縛を戒めと捧げよう
その花冠を裂いたのは僕だ。
(僕に盗まれた僕)(僕を盗む僕)
双方は四肢を絡ませ合い眼球を齧り貪る
纏わり付く赤いピアノ線をキリリと絞めあげて、
視線を交わす事無く疵付いた互いの手首を食んでいた。
きっと壊れてしまった。
(だから壊れてしまった)
唾液と血液に濡れた唇を啄ばんで、
どちらからとなくしっとりと頬を近づける
汗ばんで混じり融けてしまいそうな肌と肌の戯れ。
震える睫を閉じて、
もう瞳は開けないで、
ひとり(ひとり) 愛に溺れ堕ちてゆく。
《自己愛(Narcissism)*lが囚われた檻の名前》
242 :
241:2011/11/26(土) 22:13:14.33 ID:88orGHEe
ごめんなさいsage間違えました逝ってきます
243 :
名前はいらない:2011/11/26(土) 23:32:11.77 ID:NLsp2F+X
>>200 この詩からは、世界や社会という他者領域から孤立した、自己の精神領域が感じ取れます。
ただ意思もなく広がる世界とそれを観測する私
ただ意思もなく移り変わる現象的社会と取り残された私
その対比にピンと糸をはったような不安と侘しさが感じ取れました
ある種の孤独と寂しさが、そこにはあるんでしょうね
孤独に沈んで沈殿する詩なら私にもかけますが、この独特の儚さは絶妙です
ただ
>街は目覚める
という終わり方には「ん?」と首をかしげてしまいました
恐らくは審美的見地からお選びになった言葉でしょうが、私は意味のぼやけを感じたように思います
というのも、それまでは【私】の精神が主体であったのに、客体であった街が突然主体にきてしまってるからです
ここで「あぁ私が間違っていた。もとより街の詩なのか」と主体をかえて読み返してみましたが、
>僕だけの世界の終わり
が強烈すぎてそれも違ってみえます
最後の一行で、【私】にフタをされちゃいましたね。
もう少し、読者を導く指針が必要だったんじゃないかと、私は思いました
C+
244 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 00:05:39.22 ID:bwEvAoGH
>>233 214です
評価ありがとうございます
この詩はかなり実験的な試みをして創りました
作品は多くの私的なメタファーによって構成されており、
その言葉それぞれがもつ背景的な意味だけを重視し、額面的な意味をほぼ退けた体裁です
重層的に重なったその構成で、クリエイトの境地を描写したつもりでしたが、難しいですね
もとより難解にすぎる(誰も読めない)と感じたので、純粋な他者の評価に下るということは重要なテストでした
あなたの行為に感謝します
245 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 01:10:44.79 ID:4WSvxc7J
「音と耳」
君といつもの通学路。
夕焼けの帰り道は続く。
無遠慮に楽しげな声をまき散らしながら。
ねえ、楽しげに笑う君。
僕は、細長く伸びる君の影が泣いていることに、じつは気づいていたんだよ。
君が発する音。
ランドセルに入ったあれこれが鳴らす音も
足音も
傘が地面を叩く音も
まるでいつもの調子で話す君の声以外のすべての音が涙声だったことに、じつは気づいていたんだよ。
なんとなくわかってしまうんだよ。
でも。
僕の憎き未熟のせいで、君の悲しい音をかき消すことはは出来ないだろう。
だけど、君の悲しい影が夜に溶けるまで、そばにいるよ。
君の涙が地面に落ちる音をけして聞き逃ないように、黙ってそばにいるよ。
夜の公園。
ブランコは揺れる。
声を殺して静かに揺れる。
246 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 02:20:26.40 ID:ecedTlA9
あなたを初めて見たとき
後輩の子にもらった切り抜きだから初めてではないかな、
まあどっちでもいいけど、
かっこいいお兄さんだと思った
何かを腹に潜めている人だなとも思った(笑)
あと、鋭い人なんだろうけど、どこか人の影響を受けやすくて、ふわふわしてて心配になることもあった
なんだろう伝えられないからここで書いちゃいますけど、鬼の角付けて歌うあなたが夢に出てきたことがある
すごく怖かったし、大好きな人なのになんでって悲しくなった
人を馬鹿にするのってさ、実は自分のことを馬鹿にしてるんだよ、欺いてるんだよってその当時言ってあげたかった。
あなたの才能は見る人は見てる。
いっぱい書いて伝えられなかった感情
感情は魔物だから、感情じゃないほうがいいな、えーとなんだろ、よくわかんないけど、
あなたは人にすごく影響を与える人間なんだから、みんなを遭難させないで。
あなたが幸せにならないと、それができないような気がする
なんかさ、活躍しててくれないと私も幸せになれない気が勝手にしてたんです
エゴだよね
こういうエゴならいいよね
みんな人はいい意味で利己的であるべき
生き物って幸せになりたいものでしょう
未熟ではない
人は自分で立つべき
247 :
246:2011/11/27(日) 02:31:04.10 ID:ecedTlA9
激しくスレ間違いでした、すいません
248 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 17:35:06.22 ID:oSdwAD0d
(今は私ではないのです)
(あそこの栗色の髪の子です)
すごい大きい奴にピストルをバババーンと撃ちたい
そしたらドシーンってそいつが倒れるの
気持ちいいだろうな
西部劇に出てくるような酒場
それはひとつのまぼろし
でも確かに俺は子供のころ
そこのシェイカーを振っている
その後俺は男達に
勉強ができるのと頭がいいのは違うけど勉強ができる人は要領がいいってことは確か
俺は要領が悪い人が10数える間に子供のころの俺は1しか数えられなかったね
あの海にさ
爆弾を落っことして
ドバーンってさせてやりたいな
そんで波がザッパーンてなるの
気持ちいいだろうな
俺は知っていた
俺は人より劣って
人より優っていた
確かに俺は子供のころの俺は確かに知っていた
確かにこの世界には俺は10人もいないと思うんだけど5人ぐらいの俺は子供のころ街の幼い娼婦達のためにシェイカーを振っている確かに振っているそれはその5人の俺とその周りの子供達だけが知っていることだ確かに知っていることなのだ
子供のころの俺とその周りの子供達だけが確かに
あの世界の最期を知っている
落っことす
全部落っことして
違うものは子供のころの俺子供のころの俺子供のころの俺とその周りの子供達が
全部落っことしてきたことを
(やっぱり私が相手をします)
(あの子は何も知らないので)
「愛 LOVE YOU」
形にできないのが悔しくて
何度もセリフを用意した
一度も名前を呼んだことがなかったから
心の中の声を繰り返した
街路樹が秋の
思い出に残っている色に変わり
散っていく葉に
失われた年月を重ねる
消えていく現実に
重さを感じるが
羽のように舞い上がる思い出に
深い希望を見る
愛の記憶は
僕をがんじがらめにする
それがほどけるのは
君を得たときか失ったとき
250 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 20:07:42.95 ID:FaAqTnq/
「罰」
溢れる紅
痛み
それが僕にはうれしい
贖いにすらならない自己満足
251 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 21:01:24.06 ID:U4Rd85lA
「同化」
霊気をあなたにかざしましょう
突然話しかけてきたの、見知らぬおばさんが
32の私に
そして手をかざした
予定のない私に
みちゆく人達が私たちを見遣る
私はおばさんの白髪をぼんやり眺めていた
今朝、私の頭に白髪を数本見つけた事を思いだしながら
252 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 21:09:39.40 ID:1XE9mPfZ
瞳に映らなくても
鼓膜を揺すらなくても
鼻孔をくすぐらなくても
肌に触れ合わなくても
いい 馳せるだけの 瞬き
回路は教えてくれる
安らぎという甘い記憶
あの人に会いたい
あの場所に行きたい
あの時間に
帰りたい
253 :
名前はいらない:2011/11/27(日) 21:10:04.02 ID:69geArLY
〜はにかんだ笑顔〜
近所の日曜日の公園。
ボールを追いかける子供、
その子供を追いかける父親。
ベンチに腰掛けている私は、
微笑ましく親子を見れている。
少し疲れたのか 私の前で、
ゆっくりと足を止める父親。
ふと気がつくと、見覚えのある顔だ。
あわただしい朝の通勤ラッシュ、
毎日、同じ時間、同じ電車に乗っている、
いつもは強張った顔をしている男性だ。
目が合いお互いを確認する。
今日は、仕事という戦いに行く前じゃない。
中年の男二人が軽い会釈の後、笑顔になる。
日曜日の澄んだ風とおだやかな陽差が、
いつもより気持ちよく感じた一時の出来事。
254 :
名前はいらない:2011/11/28(月) 05:08:53.61 ID:gPAJt654
テレビで誰かが喜んでる
わるいやつをやっつけたって
テレビで誰かが悲しんでる
いいやつがしんじゃったって
私は私を殺してやった
わたしはどっちになるのかなって
神様、今日も命は平等ですか?
255 :
名前はいらない:2011/11/28(月) 14:32:58.40 ID:TZmTt2Ix
「人々のヒーロー」
翻ったマントを見て
口を開けて呆ける人々
やって来たヒーローは
如何なるピンチモノにしない
ニヤリと笑う彼は
燃える業火に消えた
迫り来る闇に抗い
やがて火が燃え尽き
炭になったヒーロー
逃げ去った人々は
彼のその後を知らない
256 :
名前はいらない:2011/11/28(月) 20:13:56.30 ID:xrVhVKLQ
>>246 あなたが私を見ていたなんて驚き以外の何物でもない。でも誰かに比べたら全然普通ですよ。
特別じゃない8割がたの方。
例えばある人が、日用品を売る営業の仕事をしていたとしたら1日何人もの人と話す訳です。
相手はランダムに抽出された一般の人だから、”筋道立てて話し、かつ宝石のような魅力が
あるきらりとした言葉を持つ”なんてあなたみたいに素敵な人なんて殆どいないのですよ。
上司や同僚の中には、そんな人はいるのだろうけれどね。
私と違い頭のいいあなたが、他人に対していだく殺意に似た感情が全くわからないではない。
でも馬鹿はいらつくとか、それだけではやっていけない。あなたの過去の振る舞いの理由は
理解出来るし、表出するかしないかの違いだけで、誰にでも心の中の気持ちってあると思う。
自分に正直なあなたの過去の行動は、あなたがあなたであるために本質的なことだったと思う。
たとえ世間を敵に回してしまったとしても。
鬼の角付けて歌う私のほうが、本当じゃないんでしょうね?でも本質的なことをごまかしてまで、
他人に迎合はしてませんよ。まあ、でもこれからは、自分をもっと大切に出来るようにしよう。
>>241 志し高く、陶酔させられる詩です。こういった詩作が、創造的と呼ぶべきでしょう。すごく多彩な単語が使われるのですが、
そのイメージが緩くてやわやわとしている。しかし、詩のアウトラインをしっかりコントロールしているので、意味不明な
言葉に堕しない。マンディアルグを連想しました。センスはすごくあるので、これからの詩が楽しみだと思います。B-
>>245 情感を激しくつかむための語り口ですね。音についての考察が、非常にユニークで、新しい。これが小学生
の姿を描いているにしても、小学生だったら天才ですね。とにかく、テーマの展開に無駄が無く、構築的な
全体の詩句が、完全な言葉遣いで、素晴らしいと思います。B-
>>248 まず、かっこの出だしと終わり方が、詩らしさ、この詩のユニークさを生んでいますね。
爽快感と破壊衝動の表現と、昔の頃の記憶がこの詩の肝だと思いますが、いいたいことが
しっかりとありますね。僕は、いいたいことを失ってばかりだったので、個人的には
そういうところも好ましいですね。こうあって欲しかったのに、という哀切がこの詩の印象として
残ります。きっと、作者の方は、この詩を書いたことで、かなりの達成感を感じて良いと思いました。C
>>250 詩の核のみを提示されたように感じました。自己満足としか表現できないところが
この詩の限界ですね。しかし、テーマを感じさせる凝縮された言葉、論理展開は、
非常に魅力的なものです。D+
259 :
名前はいらない:2011/11/29(火) 00:03:12.79 ID:qVEQlCe4
>>249 んとね、まずタイトルがダサすぎる
最初、ギャグのつもりなのか?と思ったよ
中身のトーンとあってないからタイトル変えた方がいいよ
んで、中身は…可もなく不可もなくって感じ
それなりに綺麗にまとまってるけど、心をガッと掴んでくる表現が見当たらない
愛だの恋だの そんな詩は腐るほどあるから
どっかで聞いたことあるありきたりなフレーズや光景並べられても
あんま響かない
もう少し、あなた独自の視点や表現でブリッとひねり出して欲しいな
でも、丁寧に書かれた詩だと思うのでCです
>>251 これと似た経験をしたことあるよ
知らないおばちゃんに
「あなたのために祈らせてください」
って言われて 面白いから祈ってもらったら
その晩、高熱だして寝込んだ
あれは、一体なんだったのだろうか…
って、そんな話はどうでもいいですよね
ま、素直に読めば 生気を吸い取られてるような気分…もしくは同化していくような気分だわ…
私もいつかこのオバァのように老いていくのね…
みたいな事を書いてるのかなと思ったんですが
まぁそんなしょうもない事をわざわざ詩にしないと思うので
この文面に書かれた以上の何かを探ってみたのですが
正直、わたくしは何も掴めませんでした
他の人が読んだら こういう事でしょ?てのがあると思うので
とりあえず、わたくしめはDを差し上げたいと思います
>>252 すごく共感しやすい内容だし
気持ち込めて書いてんなってのは伝わった
嫌いじゃないけど
でも詩として何か物足りない
この詩に曲でもつけて気持ち込めて歌ったら
いい感じに胸を打たれるとは思うけど
やっぱり歌詞と詩は違うもんだし
詩は言葉だけだから
もうちょっと何か工夫が欲しいな
もっと言葉足しても良いんじゃないでしょうかね
D+でどうでしょうか
以上、暇人の感想でした
260 :
名前はいらない:2011/11/29(火) 03:19:58.30 ID:sH2epw0s
「隠される世界」
ゴミ部屋の中で目がさめる
めんどくさい
空き腹だけどごはんめんどくさい
トイレめんどくさい
起きる上がるのめんどくさい
起きてる事もめんどくさい
カーテンの合間から白い光が射している
やがて光は私に落ちる
ベランダの手すりに雪がつもっているのが見えた
布団の横の床に埃がつもっているのが見えた
私の頬にもつもっているのに気付いた
埃よ雪に成れ
なにもかもまっしろに
261 :
名前はいらない:2011/11/29(火) 05:30:51.02 ID:nWRLT0H1
静かな冬の夜
独りぼっちの部屋のテレビから流れるCM
押しつけがましいその売り文句は日本の政治家の演説
こたつの中から三毛猫が出てくる
こちらを見向きもせずに窓から外へと飛び立った
ふかふかの雲の上で泳ぐ金魚の群
暖かな日差しの中で祖母に手を引かれ金魚を掬い
初恋の少女と手を繋いで御輿を眺めた
ネオン街から見上げた星空には無数の流れ星
はしゃぐこどもの顔は黒のペンで塗りつぶされている
気がついた途端に世界は一面の闇
瞼の裏を見つめていた
硬いベッドの上で目を開けてみれば真っ白な蛍光灯
何も変わらないし何も変えられない
もう一度静かに目を閉じた
262 :
名前はいらない:2011/11/29(火) 14:29:08.87 ID:CXlHC1mA
「老いたあなたに」
あなたのひび割れた指、
まるで古めかしいコンクリート塀のよう、
或いは干上がった湖底のよう、
きっとずっと風や渇きと、
独りでたたかってきたのでしょう、
それは厳めしく、
そして細やかにあなたを彩るのです、
あなたの顔に刻まれた深い皺、
それはあなたの歴史を物語ります、
その底にはあなたがたいせつにしてきたもの、
愛、
悲しみ、
憎しみ、
寂しさ、
そんなあなたの優しさを作り上げたものが、
ひっそりと降り積もっています、
あなたの灰色の目、
もうあまりよく見えはしない目は、
あなたがいちばん大事なものだけを見るための目なのです、
今までどんなものからも目を背けなかったあなたに、
神様がくださった目なのです、
ああ、
愛おしきあなたよ、
あなたに残された時間はもうあまり長くはありません、
だからせめてその短い時間は、
できうる限りの幸福で満たされていて欲しいのです、
いつも笑っていて欲しいのです、
ああ、
あなたが最後まで、
ずっと幸せでいられるように、
わたしの全てを投げ出してでもそう願う。
263 :
名前はいらない:2011/11/29(火) 20:24:55.05 ID:/bka9R5I
「落下」
ホラ
静かにしててごらん…
今確かに聞こえたでしょう?
庭のツバキの花が落ちた音が
こんなに静かだとね
花の落ちる瞬間の音を聞くことができるの…
こんなことめったにないんだけどね
今日はとくにシンとしているから
2人一緒で聞くことができたわね
さぁおフトンをかけて
もうおやすみなさい
ママがこうしててあげるから
心配しなくとも大丈夫
アナタが寝てる間にあの花が全部落ちちゃうなんてないから
おカゼが治るまではまだ、
咲き終わらないでしょうからね
ママが落ちないようにみはっててあげるわ
おやもう寝たの?
あッ
またひとつ、もうひとつ
聞こえてきたわ
あれはトリが落としたのかしら…
きっとそうね
あんなに続けて落ちるワケないものね
キィキィ鳴いてるんだもの
さなちゃんオナホールで気持ち良くなっている僕には評価できないなあ。
次の評価人にパスするよ。
あ、えっと三千円くらいで買えるので、まあ、使ってみてもいいんじゃない?
僕はオナニーに忙しいので。では。
というキャンセル技。
詩を書くより気持ちいいと思うんだけどなあ(真顔)
266 :
名前はいらない:2011/11/30(水) 20:53:06.59 ID:g6t68yCX
寂れた部屋に押し込められて、静かに一人取り残された
「悲しいな、でも仕方ない」涙と共に漏れ出した
ゆっくりと施錠されたドアが語りかける
「悲しいね、でも諦めきれるかい?」
「悲しいよ、でも仕方ない」
「悲しいね、だから君は泣くんだろう」
「悲しいよ、誰も罪は認めない」
「悲しいね、求める心が罪ならば誰も自由を認めない」
「求める心は放逸で自由は悪だよ、悲しいけど」
「だけど求めることは心を豊かにする、君はなぜ自由を悪だと思う?」
「自由があれば卑しくもなるそれが世の常さ、悲しいね」
「それでも君は求めるよ、悲しいことじゃないそれが『生きる』なんだ」
267 :
名前はいらない:2011/11/30(水) 20:58:36.73 ID:4FdIyBK+
>>80 >>105 評価ありがとう。あなたはいい人。だが反論させていただく
駄目な自分を受け入れるだけがかっこよさなのか?百人一首の9番の歌に
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に
とある。与謝野晶子も「みだれ髪」で
その子二十櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな
と歌っている。この二つは自分を美しいと理由もなく思ってる
青春期真っ只中の小娘のお手軽なガス抜きの歌だが
世間から非常に評価されている。
だがあなたはその理由で俺の詩を評価しない。
これはおかしくないか?
俺は実態も深い哲学もない、言葉で遊んでるだけの詩が嫌い。
つまりここに投稿される他の詩とは少し趣が違う。
だから評価されにくいのかもしれない。
もっとも俺は詩に関しては全く素人だから本当に推敲がたりてないかもしれない
個人的な意見だが駄目な自分を受け入れるあなたはたぶんとても謙虚な人だ。
だから俺の詩にあるように詩の世界の全体が見えていないのではないか?
268 :
名前はいらない:2011/11/30(水) 21:18:30.47 ID:4PEf82Nf
作詩もしていた阿久悠の遺した論なんだけど、まさしく
>>80にいえるわ。
ブログと映画の違いぐらい違うと思いますね、今のJ-POPの詞と歌謡曲の詞とはね。
「誰かが喜んでくれるといいな」「誰かが興奮してくれるといいな」「誰かが美しくなってくれるといいな」
というような願いを込めながら、一つの世界を作り上げていくっていうのが歌謡曲であって、
そうじゃなくて、「俺はこんな気持ちで悩んでるから俺の気持ちを分かれよ」っていうのがブログですから、
ええ、これの違いだろうと多分思います。
本当に不機嫌ですもんね皆。あの、条件が整って、生活の条件が整えば整うほど人間というのは
どっか不機嫌になっていく不思議さですね。で、歌が一番大事なのは、こんな不幸な目にあって悲しい
っていうことではなくって、不幸のちょっと手前のね、切ない部分がどう書けるかということが、
僕は一番大切なことだと思ってるんですよ。
>>267 うん、その美女ふたりの書いたのは美しいよね。片や人生の刹那をうたい、片や刹那を永遠に留めている。
対して君の
>>80には何がある?才能のある人間のおごりに春の美も見出せず
謙虚も傲慢も嫌い、中間を求むる者すら利己主義と切り捨てる。
では、どこに道があるのか?この詩が解く答えは「正しく」。…。
まあ、あんまりな詩ではあるが、実はこの詩にももうちょっとマシになる裏技があって、
その秘策は本編頭から25行目まで全てカットしてしまう事。
まあ、そういうのを狙ったのかも知れんが文章の殆どがアレに行き着くよね。
なんだっけ、アレ?
「花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に」
>>80 過去形にしてしまうとか、他人に語らせるとか、この詩で一人称は慎重に扱うべきじゃないかな。
作者の実際の決意と取られるのも本意じゃないんだろう?そこから気をつかわされると読む方もげんなりだ。
>>80 で、こういうのが滑稽な奴だー!と言うのが言いたいんだろうなあと感じた後に、
では作者はそいつを晒して何がしたいのかとみんなが疑問に思うと俺は思う訳。
結果、「これって対象者に対する作者の傲慢な心中じゃねw」と思われるだろう。
すると作者も「お前らって俺に対して傲慢じゃね?」となるに違いないでしょうな。
何故こんな悲劇が起こりえるかと言うとそれはズバリ、うだうだと長えからだろ。
やはり俺からは本編を三行に収める案をおすすめする。
俺はお前らに対して傲慢だから何レスにも分けて書くね。
>>80 或いはそういう自分自身に対しての苦悩かー!
とか、感想文が全部「疑問形」で止め処なく出てくるの。だから駄目。
273 :
名前はいらない:2011/11/30(水) 23:36:00.23 ID:NkRcfHT4
>>267 どもども
>>105です
まず私が
>>80を読んで最初に思ったのはね
この詩で切り捨てられてる、くだらないとされてる人達の中に
自分が絶対に含まれない、これからも含まれないって
自信と根拠はどっからくるんだろう?って事なんですよ
この詩はくだらない人達を次々にディスって
唐突に それでも私は正しくありたいみたいな感じで終わるじゃないですか?
「それでも…」、に至るまでの過程に書かなくちゃいけない
大切な事が何個か抜け落ちてると思うんですよ
そん中の一個が
自分もこのくだんない世界のくだんない人間の一人にすぎないって事なんすね
私は頭よくないのでアレなんですが
罪と罰でも
この世界はくだらない人間ばかりだけど、俺は違うって主人公が
くだんない奴と決めつけたバァちゃん殺して最終的に
自分もこのくだんない世界のくだんない人間の一人にすぎなかった
って思い知るわけじゃないですか?
みんな間違いを重ねて大人になるので
どっかしら、よごれっちまってるわけですよ
なので、それを受け入れた上で
理想を掲げて少しでも誠実に生きたい
って宣言しないと説得力にかけると思ったわけです
当然、ごちゃごちゃ言ってる私は素人だし賢くもないので
ズレてること言ってる可能性があるので
まぁそんなときは再評価を遠慮なく申請してくらさいね
私、個人の感想ですので
あと、
>>270 の言う通りそういう人を皮肉った詩であるなら
そうわかるように書いた方が良いと思いやす
274 :
名前はいらない:2011/11/30(水) 23:55:17.56 ID:4FdIyBK+
>>268 お前の言い分は分かりにくい。だが俺は十分も使ってわかってやった。感謝しろ。
要するに俺の詩には理解してもらう工夫に欠けるといいたいんだろう
そのとおりだ。
一点だけ反論。
詩人にとって一番大切なことは切ない部分をどう書けるかではなく
切ない出来事を切ないと感じることだ。小手先より中身だ
>>269 お前は答えのないサスペンスには芸術的価値がないと思ってるのか?
道がどこにあるか分からなくても、曖昧だが確かな希望が俺にはある。
その感じを表現したかった。
ちなみにお前のいう「道」は俺の中にあるけど、それがしりたければ哲学板にスレ立てろ。
>>80は俺が電車の中で人間解釈について
哲学してるときにふと浮かんだ文句を連ねた詩なんだから。
275 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 00:04:10.68 ID:iY2uOR5J
>>270 過去形は使っていない。
>>80で表現したかったのは俺の心中だから
主観と客観は曖昧でもいいじゃないか.
そもそも現代詩の多くは叙情詩であって
曖昧な心中を語るものなのだからそんなもんだろ
>>271 うだうだ長いからこそ俺の世の中に対する憤懣が伝わるんだろう。
>>272 俺が夏目漱石を読む時だって疑問形が留めなくでてくるぞ。
だが夏目漱石は純文学として芸術性が認められる。これはなんだ?
>>273 傲慢かもしれないが世の中の人間は大抵
欠点を言っても受け入れようとしないし反省もしない。
俺は違う。これが俺の自信。
これは哲学の議論だな。
276 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 00:06:06.00 ID:iY2uOR5J
まぁ伝えたいことを伝えられなかった時点で俺の負けだ。
お前らは正しい。ごめん。ありがとう
だから再評価する必要なし。俺はもう反論しない。じゃぁな
蛇足だが
あとお前らやっぱり言葉が綺麗だな。
哲学板のやつらとはやっぱり違う。
そんなら「哲学」を作品として投下すべき所を、そっからこぼれ落ちた垢を捨てていったのか。
そりゃあ他人をただ苦悩させる訳だ。
278 :
ちーちゃん:2011/12/01(木) 00:43:46.33 ID:s+CdQRP8
ちゅーか勝手に他人の行き先を無いことにして「しかし道はある!」とか何がサスペンスじゃ!こっちでコテ付けて個人スレ立てるべきレベル
279 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 03:13:07.25 ID:p579q8ZA
280 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 04:48:27.49 ID:5v0tB2yQ
「誤魔化し」
私たちは風に揺られ
昨日と逆位置になった
耳をふさいで円を作ろう
誰も居ないなら劣らない
見えないものが見え始めたら
横になって目を閉じてみて
私が全部食べてあげるから
あなたは元通りのあなたでいいの
281 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 06:29:56.84 ID:PpyN2lFD
>>263 読ませるちからはあるのに詩を感じない。
想像で書いているのかな?
実際に口に出した言葉をそのまま書いているって感じです。
吐く息の湿り気を感じます。
作者は本当にママなのかな?それとも、ママの気持ちになって書いているのかな?
題名が安直だな。
何が落下したの?「ツバキの花」。だからどうした?「こんなに静かだとね/花の落ちる瞬間の音を聞くことができるの…」
ふーん……で?「こんなことめったにないんだけどね/今日はとくにシンとしているから/2人一緒で聞くことができたわね」
あ、そう。 で?「アナタが寝てる間にあの花が全部落ちちゃうなんてないから」ということは子供は、花が全部散ってしまわないか心配している、ってことですね。
隣に子供がいるということを感じさせない。独り言だと思う。
「ママが落ちないようにみはっててあげるわ」>そんなことできるわけない。家事に追われて忙しいだろうから。(この人は本当のママじゃないな?)
この詩は独り言である、という結論がでました。
ままごとでもしてたんじゃないでしょうか?題名は「おままごと」じゃ、ないでしょうか。
「2人」っていうけど、実際は一人でその音を聞いていたんじゃないでしょうか?
何かのおもちゃを子供に見立てて会話しているのではないでしょうか?いいたいことは本当に「ツバキが落下した その音」なのでしょうか?
ならば、1連目は静寂に焦点が合っているのに、2連目では風邪で眠る子供のほうにうつっているのはなぜなのでしょう?
作者は花が落ちることに何を感じているのでしょうか?静かさでないことは明らかです。
2人で居ることが仮に事実だとした場合、子供と一緒にいられるひと時の安息に喜びを感じている。
その考えのまま推し進めると、「こんなことめったにないんだけどね」>この発言から考えて19歳新妻とみた。
そして、このママが見ている相手が実は彼氏ということも考えられる。花が落ちることを心配するなんて、子供にしては色気のある悩みだ。
子供は、早く遊びたい早く元気になりたいと考えるものだ。花が落ちるなんてどうでもいいことだ。
282 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 06:30:37.20 ID:KlYmGQMg
283 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 06:33:30.48 ID:PpyN2lFD
2人で一緒に居るこの人は誰?あなたの何? 不倫相手?介護しているおじいちゃん?
この「ママ」という発言は、自分をママに見立てているというものですね。
「アナタが寝てる間にあの花が全部落ちちゃうなんてないから」>花が散る、というのが普通なのに「落ちちゃう」といっているところに
ツバキに焦点が合っていないな。「ツバキの花」を「あの花」と言い換えているところもツバキを遠ざけている。ここではツバキは単なる空間を彩るアイテムに過ぎない。
2連目から焦点がずれてきている。これは何を意味するのか?
たぶんこの詩は題名をあとからつけたのでしょう。はじめはツバキの花が落ちる音も聞こえる静寂の空間を表現したかったのでしょうが、
書いているうちにテーマが違う方向にいってしまったのでしょう。題名が安直なのはそのためでしょう。
この詩は何かを隠しているな。「ママが落ちないようにみはっててあげるわ」
見張ってるなんていっておきながら、3連目では落ちてるじゃん。一個や二個くらい落ちても平気ってこと。ツバキの花はまだたくさんあるってこと。
最後の言葉がこっけいでしまっている。「キィキィ鳴いてるんだもの」鳥が鳴いているくらいわけないってこと。
この鳥の種類が何かを言っていない。鳥が花を落としたという事実しか書かれていない。なぜか?見てほしいのは鳥ではなく「花が立て続けに落ちた」という動作を見てほしかったから。
それがどうした、という話。1連目ではこの問いの答えがあるけど、3連目ではない。ただ落ちたというだけ。
つまりこの事実から何かを読み取ってもらいたいということでしょう。しかし、それは作者の怠惰である。
何を感じてほしいのかを書かなきゃならないのは作者であるのに、表現を途中でやめている。ぼくのできる解釈は、人生の底に落ちた、ということをいいたかったのかな?
「落下」という題名をヒントにして。そして花がひとつひとつ落ちてゆくのは自分の命がはかなく散っていく様子をツバキの花に重ねて見ている、というのが普通の考え方だろうけど、
そんな大病ではないでしょう。病んでいる人の体の心配もしていないし、大切な人を無くすかもしれないという不安な気持ちも描かれていないから。
どうも風邪を引いているというのもうそにきこえますね。
284 :
283のつづき:2011/12/01(木) 06:36:38.10 ID:PpyN2lFD
2連目からうその表現で、文章上でごっこ遊びをしている、というふうにとらえます。それか想像で書いているか。
仮に事実だと考えてもここで終わるようなら状況説明に過ぎない。ツバキの花が落下した、ただそれだけのこと。
評価E
落下したのはあなたの人生かな。一緒にいる人のほうかな?1連目だけ詩になりえる内容で、2連目、3連目はふざけていると思う。
「おカゼ」って言い方がドキュメントじゃない。本当っぽくない。こんな余裕のある言い方をしているのだから状況は差し迫ってはいない。
本当は誰も風邪なんか引いていないんじゃなかろうか?
「おフトン」、「おカゼ」にどうも意図的なものを感じる。幼児が寝ていると思わせるためのものだと思う。
「もうおやすみなさい/ママがこうしててあげるから」>これも意図的に言っているのだろうと思う。
幼児がいると思わせるために。ほんとはいないのに。「さぁおフトンをかけて」>おままごとでしか言わないようなせりふだ。
これは決まりです。2連目からおままごと開始です。空想です。
2連目からは、自分が空想でやるおままごとの説明に過ぎない。しかも共感できる内容ではない。これがもっと続くのなら話は別だが。
たぶんお人形遊びをしているんでしょうね。ぼくも子供のころやりましたよ。まあ、それはいいとして、
題名は「人形遊び」としたほうが生活観が出てよいと思います。
おわり
285 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 07:14:53.80 ID:OxCEEaXN
>>249 雑草氏の作品だな、評価してみるか
まず題名はいきなりやっちまっただな
ここは「愛の記憶」程度にするべきだった
しかし内容はオーソドックスだが
現実と思い出の対比も鮮やかであり
その前に街路樹の風景を挟むという
「雑草テイスト」はいつもビターだが甘い
雑草氏に言いたいのは
どこで相手の言葉を伝えるかということ
短い作品の中にひとつ「フック」を入れる
ことで、作品に深みが出るだろうな
何度も言葉に迷いがんじがらめになり
そのたび言葉を吐いて楽になる
まさに雑草氏の世界観である
あえて評価の点数はつけないがこれからも
精進していただきたい
286 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 09:20:26.21 ID:IKdrUmKv
どうやら女口調、女性的な詩が地雷のようだな
287 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 14:11:03.74 ID:bYv+t/ey
288 :
ちーちゃん:2011/12/01(木) 15:03:36.80 ID:s+CdQRP8
>>282 単発釣りキャラは詩板協定違反。そんな無法者は居ないだろう。
289 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 16:17:41.10 ID:W24hPh8e
「ひとしずく」
本日 雨のち雨
ポツポツと雨戸に当たる
ストーブをひとひねり
キチキチと音を立てた
湯を沸かしお気に入りのお茶を淹れる
ポツポツとカップに落ちる
ひとしずく
ひとしずく
花の香りが満ちていく
カップの中は春になる
290 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 19:15:29.21 ID:E4Y3UUm3
悲しみの未評価リスト
>253 >254 >255 >260 >261
>262 >266 >280 >289
291 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 19:33:35.70 ID:ItCqso8Z
もう戻れないからあなたの緩やかに波打つ身体に
頬をつけて眠っていた
芳しく静寂の森の中であなたに出会った夢を見て
何も聞こえず言えない世界であなたの官能の音だけが
この肌を伝って響きこの唇がやっと動いたのを感じていた
戻らないと決めている世界が2人にサイレンを鳴らすけど
あなたがその音を水で包むから
私は夢から覚めても笑っていられる
292 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 20:35:26.16 ID:DYEa0lWg
聖者
聖者達の行進は続く。不自然に白い道の上で。
もうずっと歩いてきた道のり。
聖者達の顔は汗と汚れと疲労に塗れ。
それでも行進は続く。
彼らが手にした地図は古ぼけていてもはや読めない。
どこを目指していたのか、今自分がどこにいるのかもわからないまま、
行進は続く。
立ち止まった者、はぐれた者の血で赤く染まった道の上で。
かつて高く掲げた旗に誓った理想。
それを覚えている者はおらず、
疑問符に捕まらぬよう早足で
獰猛な獣のうなり声に似た足音を響かせながら、
聖者達の行進は続く。
どこへ。
293 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 22:06:14.38 ID:xVL4PIdD
「あなた」
あなたあのこが歩きました
あなたあのこが笑いました
あなたあのこが転びました
あなたお庭に梅が咲いてますね…
あなた、あなた
ふくらみのある澄んだ声でおまえはいつも呼んだ
俺を呼ぶ時もそして子供を呼ぶ時も
その声で呼ばれるのがうれしい
その声が甘えてくれるのが幸せだった
おまえの呼び声がいつも我が家を満たしていた
足りないおまえと頑固者の俺
まわりにどう言われようが大事に育て上げてきたつもりだ
俺にとってはこの年月は過不足はなかった
おまえの心と知恵の不足分を埋める力が俺にあったかい?
おまえに聞いてもわかりませんと笑うだけだろう
いいさ何も言わなくともいいだろう
おまえとの記念日には
おまえの最高に喜びそうなものをあげるんだ
あなたありがとうと高い声で言ってくれるものを
あなた何を考えているの?
背後からおまえの優しい声が聞こえてきた
「離婚調停」
いないいないばあで遊んだ帰り道
君が空を指差した
夕暮れ赤光線の空
何時の間にか君はいなくなるけど
何を考えていたんだろ
むづかしい事だったんだろう
何処で立ち止まっていたんだろ
つまらない場所だったんだろう
微笑み忘れた秋の空
確かに笑ってた
あかね色の雲がほら
灰色のねぐらに帰る頃
ほらこぼれただろ淀んだ目の涙
可笑しな声は上げるままに
いざゆけ離婚調停
>>253 内容的には、いい話として片付けてしまいがちな出来事。しかし、これが現実にあったと考えれば、
作者の心中いかばかり癒され、ほっとしたかという、共感の目で見るべき。堅実なフレージングも
頼もしく、言いたいことをうまく言っている。D+
>>254 死についての、平等というものを考えることを、テーマとした作品。悪いやつもいいやつも同じ命なのに、
テレビでは喜ばれたり悲しまれたりという明暗が分かれる。短いけど、考えさせられる、印象深い
作品。C-
>>255 面白いですね。真面目な語り口でおかしさをかもしだしている。と、感じたにもかかわらず、スラップスティック
ととらえた初めの感想が、大いなる間違いであったのではないかと不安になった。この作者は、まじめに
ヒーローの悲劇を、描きたかったのではないだろうか。そんな、相反する二つの感情をかき立てるこの作品は、
さしずめチャップリンの喜劇か。C-
296 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 22:49:55.04 ID:E4Y3UUm3
>>253 日々のちょっとした感動を綴った詩でしょうか。
ほっこりした気分になります。
しかし感動をそのまま書き写しただけと言いますか、感動を掴むという過程が飛ばされているように思いました。
D。
>>254 アイロニカルな主張が端的に提示されています。
シンプルで良いですね。
皮肉だけでなく、その先に答えを用意するともっと良くなると思います。
C−。
>>255 意外性に富む詩です。
ヒーローの詩と思わせておいて、内実ではヒーロー気取りの悲哀が象徴的に表現されています。
残念なのは内容を読解する側に依存し過ぎている点でしょうか。
言葉が足りないように思います。
D+。
>>260 頽廃的な雰囲気が漂う詩です。
希薄な意識の中のふとした覚醒、そこからまた沈んでゆく過程が見えます。
ひたすら無気力な時に読めばすごく共感できそう。
しかし一般的な意味での感動は見受けられませんでした。
D+。
>>261 冬の夜の無機質な雰囲気は主人公の現在を暗喩しているのでしょう。
夢の中で見る暖かな情景との間に対比がなされています。
そして最後の二行。
かなり良いです。
>何も変わらないし何も変えられない
主人公の諦めが見えますね。
>もう一度静かに目を閉じた
しかし彼は無意味な懐古心を捨てられない。
非常に人間らしい弱さが表現されている詩でした。
リズムが悪いのが少し残念でしたが。
C+。
>>260 この生活感、本物。一人暮らし経験あるから共感したんだけど、埃に対して雪になれ、と命じる場面など、
お手軽な妄想といった感じ。題もしっかりと考えてあって良い。D+
>>261 冬の、「夜」というのが、印象深い設定。妄想なのか思い出なのかはっきりしないけど、何も変わらないし
何も変えられないという悲しみは、確かに存在した観念。ある冬の夜を切り取った思考は、どこかに向かいそうな
予感めいたものを残す。D+
>>262 非常に、感動的な心の様子。共感と尊敬を捧げるための詩句。経てきた時間と、その結果をしっかりと描き出して
いる。少し大げさになるくらいが死に対する態度としては、正しい。送るもののあり方を考えさせられる。D+
298 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 22:56:36.59 ID:tcDCEi8P
「一日一生」
何気なく周りに気づかれないように今日この一日に賭けている
運命を変える一日、劇的な出会い
まだ信じている
同じ画面を一点ずっと見つめている
何もする気になれない
そのうちなにかしら行動するだろう
来月は今とは違う場所にいて、今はまだ他人の誰かに出逢っているだろう
同じ年なんてない
来年また何か起こるだろう
そこに出逢いがあるだろう
そして心に残る出来事に出逢うだろう
久しぶりの再開にあの人は何も変わっていない
同じように暮らしている
自分も同じように変わっていない
久しぶりに来たあの場所
何も変わっていない
同じ環境の中で同じように動いている
もう二度と来たくはない
輝くためにあの場所には戻らない
気に入らないならまた別の選択をすればいい
必要なのは無心に楽しむこと
一人でできることなんて限られている
二人だからできることがある
パートナーと共に見たことのない新しい場所へ
299 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 23:22:22.40 ID:E4Y3UUm3
>>262 自分のなので評価はできません。
しかし個人的にはあまり良い出来とは言えないですね。
>>266 自由について語っているのでしょうか。
自分には只々回りくどく感じました。
装飾が詩の本質を覆い隠しているような。
テーマは良いのですが、もっと別な表現の仕方があるように思います。
D−。
>>280 「変わらぬままで」という思いが見えます。
それが誤魔化しというかたちで現れているんですね。
しかしそこで終わっていては意味がないです。
そこからどう膨らませるかが肝です。
D。
>>289 表現は綺麗なのですが……。
四聯にある「花の香り」「春」はどこから現れたのでしょうか?
見たところそれ以前の聯に春を連想させる言葉はありません。
そのせいで私には何を描いているのかが全く分かりませんでした。
しかし私の読解力の不足かもしれませんので、評価は差し控えさせていただきます。
申し訳ありません。
後は任せます。
>>289 雨戸に当たるとか、すっげぇ表現力。お気に入りとか、面白い表現。カップに落ちると言った表現がユニーク。
ひとしずくづつのお茶とか、入れ方に詳しくないので分からないけど、ゆっくりとした細かい時の現れている。
カップの中が春になるのも、すごく綺麗でまとまった終わり方。C+
301 :
名前はいらない:2011/12/01(木) 23:34:13.50 ID:OaOuxgYW
「草食」
それはどんな草かわからないけれど、今はその草になりたいと切に願っている。
>>291 幻想的であり、綺麗であり、甘美。陶酔するような眩暈の感覚を、非常に美しく表現力優れた文で自然に
描いている。まだ、細かい部分で詰めが甘い(芳しく静寂の森の中で、など)点もあるけど、それほど気には
ならない。戻らないと決めている、とか、すごく幻想的で、ロマンチック。夢から覚めた笑いの終わりとか、
天性の才能があると思う。少し甘いけど、B-
>>292 聖者。ローブ姿の神父などが思い浮かぶ。白い道の導入がうまい。自分が、というところは、自分たちがじゃないと
おかしい。そういった気づきを改善していくことで、劇的にレベルアップすると思う。血で赤く染まった、とか、
非常に優れた想像力。どこへ、という終わり方も、主体がはっきりしていないうらみがある。C+
303 :
名前はいらない:2011/12/02(金) 01:43:04.87 ID:FgK0SpZv
みんなが君のようならいいね
君の集団を横目でみて
決して関わらない
だって僕は公正な人間
で君は評価される人間
本当は僕は一人ぼっち
それで君は正しいひと
間違ったのは僕
304 :
名前はいらない:2011/12/02(金) 01:57:04.01 ID:kAjjZcEA
意味不明ポエムみて
305 :
名前はいらない:2011/12/02(金) 03:27:11.26 ID:jCEUZJzs
「カラフルラブレター」
色と光を持たない君へ
色のことを知りたがっていたね、想像してごらん。
あか。赤い君。君の好物りんごヨーグルトをうっかり食べちゃった僕にかんかんになった君の色。
あお。青い君。夜の散歩、突然鳴き出したカラスの大群に怯える君の色。
みどり。緑の君。原っぱで僕を膝枕しながら優しく微笑む君の色。
きいろ。黄色の君。おっかなびっくり作った卵焼きを完成させてはしゃぐ君の色。
しろ。白い君。雪が降る買い物の帰り道、震えながら僕の手をぎゅっと握る君の色。
ねえ。笑顔を見たことがないのに、そんなにも優しく微笑むことが出来る君。
君の色で、僕はこんなにも色鮮やかになれたんだよ。
今度は、君がくれた僕の色で、君が見る黒を塗りつぶしてあげたい。
真っ暗な世界にいる誰よりも眩しい君へ。
306 :
名前はいらない:2011/12/02(金) 05:57:09.98 ID:iljwQ5Yv
「アイシテル」
君は僕の光
君は僕の太陽
君は僕の月
君は僕のダイヤモンド
君は僕の薔薇
君は僕の蜂蜜
君は僕の子猫ちゃん
君は僕のチョコレート
君は僕の音楽
君は僕の宇宙
君は僕の心
君は僕の君は僕の君は僕の君は君君君君君君君君君君君君君君君
きみきみきみきみききみきみきみき
キキキキキキキキキキキキキキキキキ
死んでも絶対離れない
とても愛してる とてもとても
ああ……愛してる
307 :
名前はいらない:2011/12/02(金) 23:29:03.80 ID:y9JhzAuY
「マージナル・マン」
世界が揺らいで
君は一人きりになる
確かめすらしなかった足場が崩れゆくのを
他人事のように眺めている
大気がわなないて
君は一人きりになる
波がさらった後にぽつんと立って
大事なものを失くしたままでいる
暗闇のなかで
君は一人きりになる
途方に暮れたように目を瞑り
飲み込まれないように震えている
蹲っている内に
君は一人きりになる
或いは最初から一人きりだったことを知る
そして、生きることに迷う
長い時間が経って
ようやく君は一人になる
失くしたものを探し出して、背筋を伸ばす
目を開いて、一歩を踏み出す
君は君がつくるのだ
>>293 非常に柔らかい声が楽しくやさしい魅力ですね。言葉を読む喜びを存分に与えてくれる。この単語に対する
音感は天性のものでしょう。また、全体の構成も大変、効果的で巧みだと思います。嫌みもなく、作ったいやらしさもなく、
ほんとに素晴らしいと思います。C+
>>298 画面というのが、何のことかよく分からないです。怠惰な自分に対して、少し焦りがあるのでしょうか。
想像の世界に遊んでいる様子が描かれていきます。二人になりたい、運命を変える出会い、そんなテーマが
あると思いますが、なにぶん散漫で分かりにくいです。文自体は下手でないです。D+
>>301 私が評価すると冗談みたいですが。願いの強さを伝えることには成功していると思います。リズムと、切に、の一語によって。
草というのも、想像が遊んで良いと思います。D+
>>303 君の集団という言い方は、ちょっと硬いですね。公正と評価、という発想が、飛躍していて、とても面白いです。
ひとりぼっちの僕という告白の仕方が良いですね。実は反対だったという終わり方も、感情に大変働きかけてきます。C-
>>305 あ、そうなんだ、ラブレターだったんですね。だからこんなに愛情があふれているのも納得がいった。色のこと。
すごい、こんなに色が表情豊かだったなんて、初めて知りました。すべて君の色ですね。想像力の大きさが
大変良いです。そして、出てくる物事の色も、それぞれ合っていて、非常に統一感の喜びがある。
君の色で、鮮やかになった僕。お返しに黒を塗りつぶす。まぶしい君。完璧です。B+
>>306 この表現の豊かさ。何も変わったことはしてないのに、なぜか迫ってくるものがある。君君君きみきみキキキのところ、
繰り返して音に直していったら、とても迫ってくるものがありました。ああとかの、微妙な言い回しが、センスあると
思います。C-
>>307 境界の人ですか。抽象的な君についての語句が並びますね。それは、大変に好みなのですが。世界のゆらぎと言うことで、
なにか身辺に変化があったのかと想像しました。一人きり。他人事のように。取り残されてしまったんですね。
大気のわななき。これは、趣向でしょうか。波、失くした。分かりやすい隠喩ですね。暗闇。飲み込むもの。調子に
乗ってきましたね。蹲る。最初から一人だったという悟り。生きることに迷うという展開。長い時間。一人になる。
これは、自分を取り戻したと言うことでしょうか。君は君が作るという結語が、結語らしい。C
310 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 00:37:06.37 ID:p6jtxq0M
>>309 雑草さんには何回も評価頂いてますが、あなたの評価はすごくモチベーションがあがるなあと毎回感じています。
想像力という点を評価してくださることが多いので、そこが自分の強みなのかなとわかってきました。
長くなりましたが、今後ともお願いします。
311 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 00:47:12.75 ID:8eoys5Re
これがダサイクルというやつか
312 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 00:49:45.75 ID:p6jtxq0M
313 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 00:52:11.03 ID:8eoys5Re
安定して評価をくれるってどゆ意味?
314 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 00:56:42.56 ID:p6jtxq0M
>>313 評価する詩の数か多くその頻度が高いってこと
315 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 01:03:55.87 ID:8eoys5Re
ふ〜ん ツッコミのツッコミになってないから もういいや
そんなことよりお腹空いたんだけど こんな時間にラーメン食ってもいいのかな?
どう思う?
316 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 03:54:40.51 ID:ZL62ZwP2
ディアフレンズ
忘れたく無いから写真を撮った
その瞬間 いまは思い出に変わった
撮った写真が破れても
残った思い出は変わらない
ずっと後になっても忘れない
夕焼けに ふたつのびた影法師
僕がこうやって いま笑えるのは
あなたに笑顔を貰ったおかげで
あなたがそれを失くしたときは
僕がそのお返しをしなくちゃ
僕が難しく考え込んだとき
あなたの涙で答えは見つかった
あなたが遠くで迷うとき
距離は伴わなくてもそばにいる
はじめて信じてくれた手を
冷えきった手ですこし温めた
目指す場所はどこ?分からないけど
繋いだ手は信じてくれた
笑顔のもとへ連れてこうとして
涙のもとへと連れていった
写した笑顔が色褪せる前に
思い出だけ救い出したい
教えあった場所はたくさんある
一緒に見つけた景色もいっぱいある
まだ覚えてる事 もう忘れてしまった事
涙に滲んでも残した笑顔は笑ってる
僕がこうやって いま笑えるのは
あなたの笑顔を貰ったおかげで
あなたが痛みを抱えたときも
僕の言った本当を疑わないでね
一緒に残したそれは変わらない
残したそれは忘れない
同じ笑顔ふたつを分け合った
辿った思い出を信じてください
317 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 06:15:01.30 ID:ukO8vliX
「気体」
1年目・それはかわいいラッパのようだと思った。恥ずかしがってたのもかわいかったよ
2年目・もう気兼ねなく出来るようになったね
3年目・こら冬の部屋でしないで欲しい。換気が寒いだろ
4年目・臭い
5年目・そっちだって散々してるじゃないか。偶の一発くらいおこるなよ
6年目・ケンカしたけど、そのあとの一発が仲直りのきっかけに
7年目・娘の音が君の音を高くしたみたいな音だねと笑う
8年目・最近しなくなったなぁ。どうしたんだろう
9年目・病院じゃちょっと恥ずかしいよね
10年目・どうして
11年目・二度と聞けない
12年目・…………
17年目・娘の音が君の音と全く同じになっていた。涙が少し出た
25年目・娘は明日から、1年目
318 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 08:56:26.17 ID:Ax5BSW3r
>>317 おならが詩になるなんて面白い。
1年目〜25年目は、作者の結婚生活何年目かをあらわしている。
最後の「娘は明日から、1年目」は、娘の結婚生活が明日からスタートするということでしょうか。
題名は「おなら」じゃないですか?でも、「気体」とすることで、すぐに消えてしまうはかない感じが出ている。
評価D
おならが好きということも伝わります。ちょっとくだらないかな。
>>316 なんだかなー。少女小説からとった作品?そう思っちゃう。
自分の言葉で書いていない。
評価E
再評価はご自由にどうぞ。
319 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 08:57:28.33 ID:Ax5BSW3r
>>200 詩になってないですね。
つまりは、夜、眠れない人が夜通し起きてるまま
ついに朝がきた、夜が明けちゃった、ってこと。
散文です。散文で表現すべき内容を詩で書いちゃった、ってこと。
散文に直したところで詩になるかは、あなたしだい。
評価D-
320 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 09:01:48.71 ID:Ax5BSW3r
>>202 「風に紛れて刹那がながれていく」>この表現はよろしくないと思いました。
「風に紛れて」これは風景描写。「刹那がながれていく」これは時間の流れを形にしている。
ここで分断されている表現です。
「風に紛れて雲が流れていく」とするか、(風景描写に徹するか)
「刹那がながれていく」これだけにするか、しないと。どっちつかずの表現になります。
でも、不思議と、いわし雲が流れる静謐な青空を想像させます。いいのかな?これで。
なんだか自分のいいように弄繰り回したくなる作品です。
何かロックのようなものを感じます。ヘビーメタルのような激しいロックです。
細ーい線でかかれた弱弱しい絵のようにも感じます。
やさしいけど弱いっていう意味のほうだと思う。まとまってるけど味がうすい。
もっと汚いものを表現すれば、あなたらしい生き生きとした言葉づかいができるんじゃないでしょうか。
建前で語っているだけで、内に潜む本音が隠れている。むきだしの自分をもうちょっとみせる必要があると思う。
何かおいしい料理を食べた時の気持ちになりました。人に汚いものは見せない、しない、という料理人の性なのでしょう。
でも毒も少しだけなら薬になるという話を聞いたことがあります。もう少しあくの強いものを入れてもいいのではないでしょうか。
評価D-
スピンオフの解釈は、夜景を見ていると、町の明かりが星くずみたいに見えて、この町の人はみんな、神様か何か特別に大きな存在から派生したこまぎれのスピンオフなんだろう?
自分の道も自分で決められず、誰かのスピンオフとして、生きている。ってことかな。
スピンオフ、企業から独立した子会社。または副産物的な利益。
あと、端的に書いているのが裏目に出ている。説明不足。
出てくる言葉出てくる言葉が唐突すぎて、どの言葉が何に関係しているのかがわからない。
321 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 09:38:19.62 ID:eToqXUGT
二つ対の話を書きました
「男の場合」
男と女は愛し合っていた
ある日男は女に小さい指輪をプレゼントした
女は大変喜んで指輪を毎日つけた
それから女は体調を崩した
やがて指輪を着けた手から全身が腐って死んだ
男は悲嘆に暮れ
女の遺骨を使ってマスターベーションに耽った
やがて男は別の女と結婚した
「女の場合」
女は男を好きになった
女は男にラブレターを送った
すると男は女を呼び出して口説き
一夜の関係を持った
やがて男と連絡が取れなくなる
女は男の家を突き止めて
毎日跡をつけ
やがて別の女と一緒に過ごしているのを見つけた
女は別の女を妬み殺してやりたいと想った
女は彼の家に侵入し丁寧に包装された箱を見つける
それからの日々女は笑顔だった
322 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 11:38:50.51 ID:YELx0VOT
「ファンタジスタ」
大丈夫だ、俺は一人じゃない。
きっと上手くいく。
だって見てみろよ、
夜空はできるだけその体を薄く伸ばして星と月の光を余すところなく俺達に注ぎ、無遠慮な朝日が突然現れないようこの夜にかたく蓋をしてくれている。
星達は各々が近所の銀河から友人知人親戚上司を呼び集め、いつもの三割増しの光量で作ったスポットライトを俺達に当ててくれる。
ベンチはいつにもましてその体を縮め、俺と彼女の間に横たわる邪魔っけなセンチメートルと闘ってくれている。
秋の夜風は温く穏やかに、しかし遠くから金木犀の香りを十分に届けてくれる。
鈴虫達は俺の荒い鼻息を隠し、なおかつこれから言う「その一言」を彼女が決して聞き逃さないような絶妙な声量で唄っている。
なんて心強い。
森羅万象一切が俺のサポーター。
みんなありがとう。
今夜こそ決めるぜ。
>>202 評価が上がっていたので、読んでみたらなかなかいい。
全体的には、人と世界への感慨を述べてみたみたいな感じですね。思いが深く、確かな形をとっているように思いました。
それとは相反するけど、雰囲気が、流れていく時の感覚に従っているように思いました。
まだまだうまくなりそうで、大変に好感を持ちました。
324 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 14:38:01.55 ID:0Kk5CAAM
>>202 他の人も評価したがっているので参加
読んだら頭の中に情報が流れていくというより
自然に音楽を聴いているような心地良さに浸れた
評価 B+というところで
325 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 16:08:13.03 ID:/ISovYXe
少女漫画のヒロインみたいに綺麗なきみをすぐに好きになった。
こんなことなら何も見えない方がマシだ、と思って両目を潰した。
どんな鳥よりも美しい声のきみをすぐに好きになった。
こんなことなら何も聞こえない方がマシだ、と思って両耳を塞いだ。
目も耳もなくなった僕の世界は何もない世界だった。
そんな何もない僕の手をとって点字を教えてくれた人がいた。
どんな人よりも暖かいきみをすごく好きになった。
こんな人とならずっと触れ合っていたいと思って、残った感覚を大切にした。
326 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 16:30:14.70 ID:5OGCNtcV
便乗
>>202 言葉遣いが独特、ってか読みにくいです。
倒置の使い方がへたと言うか、不自然と言うか。
また余計な文のせいでイメージがあっちこっちに飛んでいくようです。
伝えたいことを作者の中ですらまとめ切れていないのでしょうか。
言っちゃ悪いですが、私にはただ単に適当に表現を並べ立てただけのものにしか見えません。
別に抽象的な詩が悪いとは言いませんが、それならもっと詩の核となるものをはっきり提示して頂きたいです。
全体を繋ぎ合わせる糸みたいなものがほとんど見えて来ませんでした。
また表現に関して。
面白い表現はあると思うのですが、一つだけ全く意味がわからないところが。
>浴びるのはエコールで素敵なささやきに
ここ。
エコール、というのが額面通りの意味なら「学校」なのですが……。
何らかのメタファーなのでしょうか?
それにしても説明不足で、難解に過ぎるように思われます。
とりあえずの感想はこんな感じです。
評価をつけるならE。
327 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 18:29:29.27 ID:Y7c113Ev
>>202 なにぶん抽象的な詩なので、難解な部分がある、
>>320氏や
>>326氏の言っている通り、
>あと、端的に書いているのが裏目に出ている。説明不足。
>出てくる言葉出てくる言葉が唐突すぎて、どの言葉が何に関係しているのかがわからない。
>言葉遣いが独特、ってか読みにくいです。
>倒置の使い方がへたと言うか、不自然と言うか。
>また余計な文のせいでイメージがあっちこっちに飛んでいくようです。
たしかにそうなんだけど、
こういうタイプの詩なんじゃないのかな?
自分の場合は>.324氏の通り
>読んだら頭の中に情報が流れていくというより
>自然に音楽を聴いているような心地良さに浸れた
だったんだけど。
以前、別のサイトでこの詩よりもまだ抽象的で難解なのものがあったんだけど、
この作品のような>自然に音楽を聴いているような心地良さに浸れたんだよね。
でも抽象的すぎて良く分からないくて、ダメな人とそうでない人で評価が分かれるという。
自分としてはこの作品に関しては、それほど抽象的過ぎて難解で入りこめないとい感じはなかった。
評価はBかな。
328 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 18:30:59.91 ID:Y7c113Ev
脱字ばっかでスイマセン。
329 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 19:56:49.93 ID:whHmZffy
抽象とか難解とか詩のタイプとか、評価に対して有機的じゃないことは置いておいてもよくね。
とりあえず
、ポエジーがないのは文字の選択が不正確で、形容詞が余分に使われているから。
それと
>>320のいうとおり、「風に紛れて刹那がながれていく」に対する違和感。
「風に紛れて雲が流れていく」、に同感。ここは「風」につながるように、物に則したことばで表すのが適切。
とりあえず、終始そんなこんなでBはないだろう。
「風に紛れて刹那がながれていく」については、他者がまねできるかどうかと言う観点から見ると良いんじゃないか。
こういった表現は、一応分析すると、風が流れていた、それを感じながら時が過ぎていくのが、あたかも風の中に
消えていくかのように思えた。と言うことじゃないか。音の中に刹那がたなびいていった、とか、作ろうと思えば似たのは
作れるので、創造意欲を刺激されない訳じゃない。そういった連想を生むという意味において、一定の意味は
あると思う。嫌いな人は、使いたくないだろうけど。そのへんは、守備範囲と好き嫌いだろう。
>>329氏のいうように、
文字の選択が不正確というのはあるかも知れない。でも、文字を選んでいく自由さを感じさせるという点において、
初々しい、瑞々しさみたいなものはあると思う。
何を受け取れるか、まねできるかと言う観点を大事にしたいと思います。
331 :
326:2011/12/03(土) 20:37:38.82 ID:5OGCNtcV
>>324さんや
>>327さんの言うことも分かるのですが……。
>自然に音楽を聴いているような心地良さに浸れた
頭のなかにメロディみたいなものは確かに流れて来るんです。
それはこの詩独特のリズムに由来するのでしょう。
しかし好みの問題でありましょうが、私にとってそのメロディが素晴らしいものに思えないんですね。
チープなものに感じてしまうのです。
心地良さではなく苛立ちが湧き出てしまうんですよ。
332 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 20:52:25.10 ID:whHmZffy
>>330 >そのへんは、守備範囲と好き嫌いだろう。
>まねできるかと言う観点を大事にしたいと思います。
んな価値観で詩が評価されんなら、選考員によっちゃ俺もH氏賞受賞者だわ
333 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 20:59:01.69 ID:Y7c113Ev
>>331 うん。
難解ゆえに
>心地良さではなく苛立ちが湧き出てしまうんですよ。
が出てしまうのは事実だな。実際同じタイプの詩を読んだことがあるから。
>>329 「風に紛れて刹那がながれていく」は
>ここは「風」につながるように、物に則したことばで表すのが適切。
とは必ずしも自分はそう思わないな。
えもすれば、それこその人特有のポエジー(っていうのか?)を損なうことにもなりかねないし。
うーん、こうなると読み手の好み問題か・・・。
334 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 21:00:59.44 ID:Y7c113Ev
>>332 所詮評価してるのも人間だからな。
客観的で絶対的な評価なんてものはないんだよな。
だから、だれか一人が良い詩と言えば、良い詩なんだよね。
335 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 21:25:41.04 ID:whHmZffy
>>334 だからといって受賞と宝くじは別物だろ。
うんこは臭い。臭くないという人間もいるだろうが、やはり臭いだろう。
臭い詩は臭い。臭くないという人もいるだろうが、やはり臭いだろう。
そのへんの見極めが肝心。好き者の意見まで組み込んでたら収集つかん。
そして
>>202は臭い。世に出ても、けっして好かれんだろう。賭けてもいい。
336 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 21:34:42.02 ID:5OGCNtcV
しかしここまで議論の的になると言うことは、少なくともある意味では
>>202は面白い詩ではあるのでしょう。
最低評価をしている私が言うのもなんですが。
あまりスポットライトは当たっていませんが
>>231もこのようなことになる原因の一端をになっているんでしょうね。
真偽はどうであれA評価というのはなかなかに重いと思います。
個人的には理解に苦しみますが。
337 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 21:53:40.66 ID:whHmZffy
詩として面白くはないけどね。面白くもないの高評価がついて、こうなっちゃうわけだから。
338 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 22:29:41.53 ID:Y7c113Ev
面白い面白くない基準つーのもよく分からんなぁ。
オレは美しい作品だと思ったんだがなぁ。
339 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 22:36:23.42 ID:5OGCNtcV
あなたのための未評価リスト
>294 >321 >322 >325
340 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 22:58:10.89 ID:w3rcVpNs
「トイレットペ−パ−」
幸福を運ぶ紙
いつもこの部屋にある
生理的なモノを抑えきれないとき
活躍の時は来る
時に優しく
時には傷つけてケンカもするけど
皆にとって必要なモノ
そう、なくてはならないモノ
幸福の女神は誰にでも微笑む
でも、誰かが新しい私を届けてくれないと
次の人には幸福は訪れない
あ、誰かが私を欲しがってる
昨日あんなにお酒を飲むからよ
もう出るわね
でも、私はいないわ
341 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 23:05:46.78 ID:5OGCNtcV
>>338 面白いか否かの基準は人それぞれですが、ある程度の普遍性はあると思いますよ。
価値基準の共通性は無視出来るものではありません。
美しさについてもそれは言えます。
私は詩の美しさの基準については文章としての正しさも考える必要があると思うのですが、どうでしょうか?
少なくとも
>>202は形容詞も違和感があり、助詞も不自然、技巧もぎこちないように見えます。
まあ他人の価値観に口出しすることも、自分の価値観を押し付けることも良くないでしょうし、ここら辺でやめておきますが。
342 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 23:14:01.86 ID:81m7Fwu4
>>322〈感想〉
最初の2行と最後の1行に惚れた!
あとはまずい脂身
>>325 冒頭から比喩がダサいかな、と思いつつきになったのは、
>こんなことなら
「こんな」大事!中身!大事!プロセス!
綺麗な顔の娘がいて、美しい声の娘がいて、どうして絶望したのよ。そこ大事よ。少しばかりの親切さが大切。E。あとでもう少し書き足します…。
343 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 23:20:38.56 ID:0NW3mUmQ
12月、土曜の朝。分厚い雲から滲むような朝陽は薄暗く苦い。
すべてを暗闇に溶かしていた夜から
部屋は僅かながら輪郭を取り戻していく。
質素だが清潔なベッドのうえで
幼子が黄金の夢から微笑み、暖かな母の胸を探して寝返りを打つ。
外では厳しく冷たい風が吹いている。
それは疎らな歩行者に、規則正しく植えられた街路樹とオレンジの街灯、時折走り抜けた自動車にさせも
重々しい沈黙を強いるのだ。
小鳥たちは木の枝や、垣根の中で身を寄せ合い凍りついた。
人々は爪先を見つめながら歩き、痺れた指先をコートの中に深く隠している
皆一様に瞼の上や、口の端に昨日の夜をくわえながら。
そして規則的に悲しみを吐き出すのだ。風よ無慈悲でいてくれ、そして浚ってくれ
微塵の不純物も許さぬ程に、純粋な狂気と同じようにあってくれ
この街からすべての熱を凍らせても、私たちの悲しみは癒されないのだからせめて。と
風は家々の隙間を抜ける。無人の公園を通り、ビルの間を駆けた
陰湿な土地の匂いをたっぷりとつけ
それから尾根を伝い冷たい雪へと変わるのだ
結露した窓は凍りつき固く閉じられる
半刻も過たぬうち、あの幼子も微睡みの中で寒さから目を覚ますだろう
344 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 23:24:29.67 ID:Y7c113Ev
>>341 >私は詩の美しさの基準については文章としての正しさも考える必要があると思うのですが、どうでしょうか?
言いたいことはよく分かります。
>少なくとも
>>202は形容詞も違和感があり、助詞も不自然、技巧もぎこちないように見えます。
かつて、もっと文法的にこういうタイプの分かりにくい詩も読んだことがありまして、
まぁ確かにあなたの言う通りなんですが、
かえってその事によって何か創造的な物をぼくは感じたことがあるんですよね。
もちろんそれだけでは駄目で、秀でた感性や描写力がある事大前提での話ですが。
うーん、価値観の違いだな。
もうこの辺にしときます。
サーセン。
345 :
名前はいらない:2011/12/03(土) 23:53:29.72 ID:8eoys5Re
詩を書いてる奴より
詩を評価する奴のセンスの方が試されるスレなんだなw
346 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 00:29:22.15 ID:l29O9Dim
この行動って人を苦しめるのに素晴らしく良いね
表面は従順でも心は嫉妬と傲慢が澱んでいる
声を出して抵抗されないギリギリのところ
だから君らを気まずくさせ我慢を強いて
いたたまれなくする
そしていつも通り
私は20分経つと授業を抜け出す
私は上に立っている
そのくせ良心さえ私を嘲る
347 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 03:00:38.79 ID:n7pGS5Ls
「おやすみ」
騒がしいテレビサウンド
騒がしいラジオサウンド
騒がしい人々
身近な音が騒がしい
すべて消し去ればあとは座った自分だけ
そこからは何もみえてこない
映画は静かで暗いストーリーを
CDも静かで暗い歌を
ボリューム最小限におやすみ
朝も同じ色に染まったまま
ひと時の明色へウトウト
348 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 04:56:16.03 ID:qTd5dx78
>>202 一点集中して書かれているし
読んでいて気持よかった
作品の好悪は人それぞれだという
解釈に委ねているところも好き
この人は詩を大切にされている方なのだと
思いました
それと多くの人に読んでもらえる(評価される作品)は
優れている証拠だと思います
評価私もAでお願い致します
349 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 08:51:27.72 ID:RErXirjp
高評価している人は何を読み取ってAとかBを付けてるんでしょう。
よもや「雰囲気だけ」ということはないでしょうが……。
もしそうだとしたら、それは批評の体をなしてないですもんね。
読解を経ていない、ただの感想だ。
350 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 09:07:39.32 ID:Of4sUOPr
>>202 別に。陳腐な表現が多いし、安易な対比も。揚げ足を取ろうとしたらぽろっぽろ取れるわ。4連は好きだ。D。普通です。
>>202に評が集まるのはすぐにA付けたやつへのレスポンスでしょ。Aは他人の人生に関わってんだろ。出版社にもってくんだから。
351 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 09:48:39.29 ID:vbT9K06l
>>349 ファシストだな。感想で何がいけないんだか。
352 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 10:14:25.56 ID:RErXirjp
>>351 読解のない評価に意味はありますか?
無批判な評価は建設的ですか?
私の中で感想っていうのはそういうもので、批評の一歩手前に過ぎないんですよ。
だから意味がないんです。
だから批評と感想は別物として扱って欲しいんですよね。
それとあなたはファシストという言葉をどんな理由で用いたのですか?
他人を制限したがるという意味で用いたのですか?
だとしたらそれはあなたが言葉に真摯でないことを如実に表し、それこそ意味のない感想しか産めないと思うのですが?
おっと、これは揚げ足取りでしたね。すみません。
353 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 12:55:33.64 ID:akF4xTPb
ポエム評価よろ
またたく星の一秒
隠された夢を
今夜は探して……
深い眠りにつくのは
素敵に生きた瞬間(とき)だけ
But I know I know for sure
It's no use crying all day long
(でも知っている、確かに知っているんだ
一日中泣いたって仕方ない)
So I dream a happy dream And dry all the tears that I shed
(だから楽しい夢を見て流した涙を全部乾かすんだ)
Let me whisper in your little ear
I'm afraid you'll be amazed
(君の小さな耳に囁きを
君を驚かさないように)
I have to fight and I really fear
Tomorrow I'll be on my way
(僕は戦わなきゃいけない、本当に怖いんだ
僕は明日旅立つ)
I'll be alone Singing this song
If I were to sacrifice my life to God
(そして一人でこの歌を歌うんだ
もし神様に僕の命をささげても)
354 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 16:07:55.51 ID:mvwOL5XT
【AURORA】
白き幻想の花
消滅の太陽
二度目のアウローラ 罪の封印
解放
白き解へ せめて僕だけでも
正しい道へ 解なるほうへ アウローラ
0へ その渦を逆回転へ たどってきた道を
元に戻して 始まりの地点へ マイナスアウローラ
「ここで待ってて」 私の胸を突き刺した杭を
その渦の中心に あなたはその中心に立って
「さようなら」と消えていくあなたから最後の言葉を
その細い腕から 次第に凍り始めて
そっと耳で囁いた 「たのしかったよ」
冷たさに測れるものなどない それは安らぎのままの冬眠
まだ感じているよ 「いつもここにある」あなたも夢で見ているだろう
二人同じ季節を
僕はアウローラになって 全ての時を感じて 全ての始まりとなるもの
命の誕生に笑顔し 人々の悲劇に涙する 感情を司るもの
機械 二人の未来 二人の夢 そして二人を造り出した アウローラ…
355 :
さんきゅ:2011/12/04(日) 16:14:34.06 ID:0SL4B9So
俺たちの持ってるアイス
金が欲しい お前が思ってる smセックス
俺たちゃいつだって星 テロメア
hostel分かる方どうかしてる
その鍋の中身何なのか分かんない
誰も魚なのか肉なのか
俺たちがいること
それでも外れてるわけじゃないんだって
お前らsocial 宮 love in june
俺達いつでもファー敏感なんです tekken
結構な大作になっちゃいました。
よろしく!
356 :
さんきゅ:2011/12/04(日) 17:37:19.04 ID:0SL4B9So
さんきゅ板移籍第二弾
衝撃消滅センサー
それがお前の表現を閉じ込めてる音楽 park stadium
心配とか心配だねとか
そういうことじゃないんだって
41人で歩くという発想なんだから
前の物陰から誰かが出てきたとしてもね
おらいつも薬する
無数の 少ないけど
でも多分それは裏表
安価なアロハで
表はさらさら
血がドロドロ
そーゆーあい反するところ
やっぱりアイスみたいなところあるわけです
357 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 17:50:57.90 ID:REVHcZvM
>>294 非常にスッキリとした歌で読みやすい。構成もよし。
しかしC+評価を抜け出すことはないだろう。
別れの歌にふさわしく、角のある表現や難解な比喩を避け,
澱みなく読み進めることができる。終始、雰囲気は優しく、最後の一節での終わり方はよく、リズム感としても秀。
ただ塩加減が甘い。パスタを作った時に、なんか物足りないな。みたいな。
つまり、4連編成なのに山が弱いため落ちも弱い C+
>>321 詩は悲しみから書かれることが多いものです。しかしどんな詩であれ、必ずしも自己啓発や教訓を含む必要性もなければ義務もないのです。教科書でもなければ、物語でもありませんから。詩の元は言葉遊びで、ただの歌だったのです。と私は信じます
作品として考えられたことは少なからずの評価を。D-
>>322 夜なのか朝なのか、構成をもっとしっかりと。
なにを一番表現したいのか、テーマというものを決めること
欲張っていろんなものを詰込み過ぎて整頓ができていないこと E
>>325 すべてが突然始まり終わる。読者は はぁ、、、そうなんですかぁ となる。
比喩にしろ、事実の描写にしろ、行動に至る心の変化の過程だとか、理由、その後とか
もっとも表現したいことは、彼女についてか、彼女を好きになったことについてか
彼女を好きになった自分についてか、とか。もうすこしがんばりましょう。E
358 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 18:39:58.43 ID:rbZCnGMX
>>357 評価ありがとうございます。
好きな子に告白しようとしている男がなんとか自分を鼓舞している様子を描きたかったのですが難しいですね。
夜か朝かわからないということでしたが、どの点からそう思われましたか?
参考までにお聞かせください
359 :
名前はいらない:2011/12/04(日) 19:47:47.48 ID:REVHcZvM
>>358 夜空はできるだけ、その体を薄く伸ばして、星と月の光を余すところなく俺達に注ぎ、
無遠慮な朝日が、突然現れないよう、この夜にかたく蓋をしてくれている
句読点はありませんでしたが、黙読であったとしても一息の呼吸のため上記のように読みました。
どこで区切るかは人それぞれでしょうけども、私ならこう読みます。
>その体を薄く伸ばして
薄く伸ばすという表現は、夜というよりは夜明け前、または日没後のまだ夕方と夜の堺を想像させました
実際には一面の星空ということですが、私の頭には、夜明け前の星も消えかかる薄い夜空が浮かびます
何故なら、その後の一節に
>無遠慮な朝日が突然現れないようこの夜にかたく蓋をしてくれている
朝日が現れる可能性もあることを示唆。つまり夜明け
しかし実際には、夜にかたく蓋、をしていることから夜明けには遠い夜であるということなのでしょう
作者の意図としては 夜空が夜に蓋をすることで朝日を閉じ込める。というように句読点前後の文は
前の文が句読点後の文に掛かる形をとらせるとも読めるが、夜に蓋をするという表現は、夜を見えないところへ隠すという意味としてもとれる。例えば臭いものに蓋。私は夜空を夜明け前と想像していたので、尚更隠すという方向で読みました
安易に流し読んでしまいました。申し訳ない
薄く伸ばすという表現と、蓋をするという表現の意味で見解の相違があります、表現をする上でよくあることですが
工夫によってはどうにかなることです。
360 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 00:41:42.12 ID:rtVPC+q/
あの子は何を考えてるんだろう
ここからじゃ顔は見えなくて
何も言わない背中だけ
彼は何もかもを知っていて
世界の何よりも一番正しく
誰もが尊敬する
それは明らかなのに
彼は自分に無頓着だから気づいていない
ほらああやって気だるそうにペンをまわしている
361 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 02:24:25.84 ID:CAglZQjB
未評価リスト
>340>346>347>353
>354>355>356>360
362 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 02:47:52.41 ID:t8924TwX
「雪原の歩道」
吹き付ける風のなかで歩く靴にしがみつく
降り積もる雪の歩道薄い青に広がる景色
街灯のひかりのなか顔をしかめて空を見れば
不機嫌な水銀灯ぼやけた白い輪を付けて
寒さより痛みばかりが俺を歩かせるから
ぶるぶると震える胸は誰の手も求められず
雪以外何もない眼の前の景色を
俺以外誰もいない世界と重ねた
立ち止まる事さえ苦痛なこの吹雪の夜に
俺が何時か失くして雪のなかに埋もれた世界など
思い出せる筈もないし
永遠に続く銀色の風のなかで寒さを忘れた時は
この景色のなかで俺も失うだろう
さあ歩け 何の為に
俺は何の為に歩みを続けるのか
消え行く心が痛みすら忘れて
幻の温もりを感じ始めた
静かな吹雪の歩道で
363 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 06:13:56.12 ID:XKMJOofv
364 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 09:53:35.71 ID:mM1Ft20s
「結び目」
駆け出した君の右手
それを握った僕の左手
ひとつの結び目
固結びのようだけど
簡単に振りほどけて
熟成された記憶の生地
つくるのは幸せなパイ
オーブンで膨らんでく生地
楽しげに見つめる僕ら
君のための服を買ったよ
今日は行きたかったとこに行こう
なんでそんな悲しいことするんだ
信じていたのに
伝えたかった何か
プリズムに囚われた言葉
砕けちって取り出して
君はもういない
ほどけた結び目
頭を垂れる糸と糸
やがて風に吹かれて
どこか遠くに飛びさって
365 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 13:21:58.20 ID:cgsjqCON
うにづくし
今日の食事は全部うに
なにせあなたが芸術監督として君臨中
なかなか気分いいなあ
舌触りとか
食わず嫌いよくないよね
かなりよしとわかった
明日も明後日も
ずっとうにでいこうかしら
366 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 19:08:00.04 ID:nQNwYEtQ
「ごめんね。」「いいよ。」
鏡の中の僕は今にも溺死しそうだ。
僕が上手に泣けないせいで、
涙は鏡の中で水たまりを作り、湖を作り、海を作る。
そこで溺れる鏡の中の男は僕と同じ無表情。
涙の海の上、笑い声が響く。
僕が上手に笑えないせいで、大音量の笑い声が水面を叩く。
鏡の中の男は僕と同じ無表情。
そこに向かって手を伸ばす。
すると男も手を伸ばす。
鏡面を僕の手が暖め、鏡面が僕の手を暖める。同じ温度で。
やっと同じ温度で。
ついに見つけた等しさで、
二人の男は顔を見合わせ笑って泣く。
367 :
名前はいらない:2011/12/05(月) 21:28:56.40 ID:kBlfvB+s
綺麗な音楽を奏でていた星は、輝きを失って静かに眠り込む
周りを気にして動けなくなって、一際光る星に背を向けたまま
君の恐れる不完全なハーモニー
「きっと僕には無理だ」
スケール合わせて星に願うの
「もっと自信を持って、もう一度想いを奏でて」
さあ かき鳴らせ、君だけの音を、上手く響かなくたっていいじゃない
♯のぶんだけ気持ち高めてほら、君のリズムに手拍子あげる
暗闇に溶け込んで自分を消した星は、勇気を失って静かに塞ぎ込む
自分の見た夢に烙印を押して、力の限りに足元へ投げ捨てた
君の求める完全協和音
「きっと上手くいかない」
君の落とした夢を拾い上げ
そっと繋ぎ渡すの「まずは練習を始めよう」
さあ かき鳴らせ、君だけの音を、上手く響かなくたって悪くない
♯のぶんだけ笑顔重ねてまた、遠くまで煌めきを運んで
夢見る星に輝きのいし一粒、あとは光を浴びるだけ
さあ かき鳴らせ、君だけの音を、上手く響かなくたっていいじゃない
♯のぶんだけ気持ち高めてほら、君のリズムに手拍子あげる
368 :
名前はいらない:2011/12/06(火) 02:07:45.07 ID:0ZzsbzK/
満員電車の日
今日は朝から具合が悪くて
やっと乗り込んだ満員電車は
僕には刺激が強すぎるばかり
始発時の僕の頑張りを
横取りしようとする奴らや
夜とれなかった眠りの名残を
捨てさせてくれない人
目があっては反らして笑う
有名女学校の高校生
そう
被害者と加害者の出来損ないが
詰まったこの満員電車で
僕は勉強も出来ないし
誰かを思う事なんて無理です
大事なのは重要なのか
とりあえず吐かないことを
目標に、目標に、目標に、
向かいます、満員電車で
369 :
名前はいらない:2011/12/06(火) 02:20:14.30 ID:Y35JpcQu
「またね。」
僕は約束。
またあの子に会いたい君が生んだ約束。
君とあの子の別れ際、震える君の口から生まれてきたんだよ。
僕は、これから遠い遠いところへ泳いで行かなくちゃならない。
何が起きるかが一つも決まっていない暗い明るい海の中を。
正直に言うと、すごく怖い。
だけど僕は約束だから。
必ず君とあの子をまた会わせてあげる。
だから、どうか、僕のことを忘れないでいてくれると嬉しい。
あの子、すごくいい子じゃないか。がんばれよ。
それじゃあ、行ってきます。
370 :
名前はいらない:2011/12/06(火) 04:15:18.90 ID:5e/EysUc
消化してやんよ
>>340 私も酒好きのうえによくお腹を壊すから
トイレで神頼みの気持ちは分かるけど
でもそれだけだよね。E
>>346 日記にどうぞって感じ?考えるのめんどいからなぞなぞって嫌いなんだよねE
>>347 うっぷんがたまってますの!って事かね
暗色押しだったのに急に明色がでてきたのにはびっくりE
>>353 まずきもいとおもった。抽象的なことばかりいってれば
ふいんきポエムちっくにはなるよね。せめて誰かに向けての歌なら
救いがあったかもしれないけど、背景も見えてこないしE
>>354 アウローラってローマ神話の神様のことだろう。よく知らないから内容についてはパス
1連目は体言止めでさくさくいけるけど、だんだん一節ごとが長くなる
文法が統一されてるから読む側として1連の途中で呼吸を置きにくい
よって1連ごとにひと呼吸する。息苦しい 読んでて焦燥感が沸く。
ところどころ私には意味不明の表現があるのは、ローマ神話知らないからだろうちくしょう
突き刺した杭は想像する楽しさはあったD
>>355 テロメアになりたいのかな。うんそうなんだろうな。E
>>356 雪見大福がいっちばーん E
>>360 前はタイトルついてない詩は評価しないってルールなかったっけ?
恋してるときってその相手のことが見えなくなるよね。そんなことも遠い昔の話だけどさ
後から考えると盲目だったなぁみたいなE
371 :
さんきゅ:2011/12/06(火) 06:07:06.77 ID:/KTACTkl
「愛しのレイナ」
ぐるぐるぐるぐるまわしてさ
レイナきれいだな
というかまだ汚れないのな
それを繰り返してさ
誰に評価されるわけ
その評価で銭を稼ぐのか
オムライスのhuman race
見たら音がかかってるわけだが
脱衣カゴに細かな事でも投げ入れて
再度率高め6-5-3とか
ほんとにどうしょもない
奈良県のピナレロク社
聞きたいねん そっからかわる
キャナルなう いやーうなサラダ
感想もらえると嬉しいです。
372 :
hell poemer :2011/12/06(火) 06:16:58.27 ID:u0TpRXRp
幸せ
至るところに落ちている
人は自分の足元の幸せを見ようともしない
そのくせ 人から寄越せ 寄越せと声高にいう
まるで小鳥が餌をねだるように
それでいて水のよう満足しない
私は言いたい 幸せはすぐちかくにあるのだと
fin
373 :
さんきゅ:2011/12/06(火) 06:24:21.35 ID:/KTACTkl
735: さんきゅ6 [sage] 2011/12/05(月) 09:46:49.40 ID:pq3bIHgK (2/2)
「我call物性なう」
あーんもう息がウェブショッパーズ
犬がころころ病していくよ
ほら みてみて緑のacadem
お前らほんとアホみたい
別垢かわしてホントにまたがる
外の軍服とかいいからさ
給食のクッキーを食べながら
われは何処へいくのか
戦乱何年目
お前らいつでもわさわさやってる
結局息ついたのいつもの+57号線
カップ麺のレストランならthe jusquerya
374 :
さんきゅ:2011/12/06(火) 06:33:30.78 ID:/KTACTkl
余計なところまでコピペしちゃったけど、評価お願いします!
自信作です!
375 :
hell poemer :2011/12/06(火) 07:27:25.22 ID:u0TpRXRp
>>371 D
ギャグなのかマジなのか少し解らん
human face だと思われる誤植があったりする
シェイクスピアとか読んでみては? 形にした勇気は凄い 諦めないで頑張って下さい
376 :
さんきゅ:2011/12/06(火) 14:09:11.47 ID:/KTACTkl
「double ballad」
そそ 窓の隙間から寒い空
変なところに血が混ざってる
レンジの音で我にかえると
明日には思いだせない晩飯をとる
池袋エソラ姫
みんな俺のこと知らないけど
お前は知ってくれてるから
俺が帰る場所はお前しかない
>>370>>375 読んでくれてさんきゅ
変にこねくりまわさず、なるべくライブ感を残すように心掛けてます
さんきゅ
377 :
名前はいらない:2011/12/06(火) 20:14:16.38 ID:N9WL8jFj
お願いします。
其処に居る筈だった
椛の跡を踏み
振り返る
耳の奥で呼ぶ声を無視する
其処に居る筈だった
傍を擽る風の
冷たい呼吸
揺すぶられた芯を抜ける
だから言ったでしょう
其の儘裏側まで
いつかの終わりを承知で
沈む水滴にしがみ付く
火照った心臓は
何時だって正直でした
何事も無い
そんな事はない
正解を探して舞った
其の視線の先は何処に?
繋ぎ合わせた破片
微妙に欠けた隙間
チクタクとした無機質が
其処を埋める正解?
其処にいる筈だった
跳ねる虹鱒の鰭
絡みつく
耳の奥で呼ぶ声を無視する
其処にいる筈だった
西に滲んだ紅を
放棄する
揺すぶられた芯を抜ける
378 :
名前はいらない:2011/12/06(火) 23:56:25.95 ID:2Lu6JBwX
「旅路」
果てなき砂の海
君の乗る舟はゆっくりと進む
通り過ぎる夢の残骸
見向きもせずに彼は進む
重たいものは捨てて来た
小さな水筒
今日を生きる分だけの水を入れて
それだけを首に下げて君は進む
明日になれば明日が来る
それだけだろうか?
今日も砂の海
微睡む君の胸にとまった
小さな夢の欠片
気付かぬまま君は進む
今日は今日のまま
それだけだろうか?
明日になっても明日は来ない
立ち止まる君の旅は終わらない
自分の足で進むその一歩が
自分を前に進ませるのだろう
沈まないように
取り残されないように
足を前に突き出して
力の限り踏ん張って
辿り着いたその先に
君の明日は
夢は待っている
果てなき砂の海
君は一人 ゆっくり歩く
通り過ぎる夢の残骸
一つ一つを拾いながら
終わる砂の海
希望に迎えられて
君は夢を手に入れる
そして明日を掴む
今日を生きて明日に向かう
それだけだろう
379 :
名前はいらない:2011/12/07(水) 00:17:33.32 ID:IJpTyg0P
「はあとの辞書より」
「ばかやろう」という言葉が
「ありがとう」という意味だったり
「さようなら」という言葉が
「会いたい」という意味だったりします
だから
ちゃんと探さなくちゃ
「好き」という意味の
君の言葉
380 :
名前はいらない:2011/12/07(水) 00:48:11.79 ID:6eBLFP/N
「呪い」
お母さんがキスをする
おでこやまぶたやくちびる
お父さんが触れてくる
頬や髪や耳のうら
私のからだには聖域があると
幼い頃に信じた
あなたと人間になった今夜
そんな気持ちを
思いだしましたとさ
381 :
さんきゅ:2011/12/07(水) 17:51:27.73 ID:mvXhVNMX
「スーパープライスポン」
雨が降る梅園
塵混じりの雪にかわるの
私はどうやってここまできたのか
そろそろガラガラgo
ソロモンならどうする
曲げることない変わることない愛
ワクワクしない女たち
何が起こっても間違いですね
生まれる時の秘めた瞬間
死ぬときに目を書きいれよう
382 :
名前はいらない:2011/12/08(木) 02:15:49.80 ID:9qmtvvsX
「サウダージ」
月の滴を飲み干せば
聖夜の暗がりを逝けるから
汚れたブラウスを脱ぎ捨てて
あなたの足跡を知らせてよ
浜辺に咲いた花々は
風に吹かれては寄り添って
小さな恋人達のように呟いた
忘れ物として築かれた砂の城
あなたは古い嘘に名前を付ける
想い出になってまで生きたいと
連珠の糸を紡いでは
時計の針に座り込み、冷たい皮膚を泳がせる
波のない褥で見る夢の、愚かな薫りに包まれて
涙を飲み干す魚の指は
あなたの輪郭を手繰り寄せ
悲しい色に染まりこむ
奇跡はきっと泥濘の
泡のひとつから溢れ出し
途方に暮れた明日の果てへ
長い行列を作り歩みだす
「サウダージ」
誰かがポツリと呟けば
出来損ないの手品のように崩れだす
383 :
名前はいらない:2011/12/08(木) 05:40:47.89 ID:8AtJ+v+2
戦禍より祈り
性急で、激しやすく、手に負えない詩人たちの声よ
お前たちの瞳に、ひとさしの挫折と、青ざめた接吻を
時の経過の中だけで償えることのできるものは
何一つ無いことを認め、移ろいを追え
魂を探し手繰り寄せよ、突詰めるのだ
それをして学び、育まねばならない
想像の火の粉がお前の頭蓋骨を砕く
我々の言葉はいまだ、廃れた教会で一人祈る少女の
思いの丈にすらも及ばない
背にかかる陽射しの熱のように、春か秋かの区別もままならぬ
白々しくも他人行儀な熱でしかないのだ
少女はいつか拒絶するだろう
お前たちの卑しい視線諸共
膝まづいた彼女の足にふれた石の床だけが
確かに冷たくも偽りのない真実を告げることができる
結露した窓辺から、陶酔の夜明け、沈黙の夜明けよ
銃弾のような雨よ、あるいは喜び、哀しみ
戦場で死んでいく人々の暴力的な叫び
お前の血はお前の肌にしか滴らず
傷はいつも同じ痛みを伝えはしない
魂のみが、魂へ語りかける
384 :
名前はいらない:2011/12/08(木) 06:35:37.03 ID:sOoQqfO3
>372 D
脳天気すぎ。今の日本に幸せという価値基準で生きてる人間がどれくらいいると思ってんの?
>378 C
言葉選びは平凡というか退屈だと感じたが、ちゃんとした構成だし何より言ってることの内容が良い。
雰囲気も上手く表現できてるなあと思った。個人的には
>今日も砂の海
>微睡む君の胸にとまった
>小さな夢の欠片
>気付かぬまま君は進む
の連が好み。
>380 D
幼年期の呪いなんてそこらの三文小説でもよく言われることであって、
それだけ詩にする必要あったのかと聞きたいわ。
>383 D
おおっ?!と思って読んでたのに「廃れた教会で一人祈る少女」で笑っちまったw
そんなもん戦禍の真っ只中にはいやしません。
>377,382
ウェルメイド以上の作品だと思うがどう評価したらいいのか分からぬ。
385 :
名前はいらない:2011/12/08(木) 07:09:13.41 ID:ALDK76AJ
>>383 なんか凄い事言ってんのかなと思って読んだけど
要は、お前らもっと魂込めて詩を書け!ってだけかいな?
もしそんだけなら、んなことわかっとるわい!とワテは返すで
大体、魂ってなんぞ?
そんなスピリチュアルでボンヤリした言葉に
全てをたくさんといてや
松岡修造やないんやから
暖房の効いた部屋で
オコタに足突っ込みながら
戦場を語られてもな
ウチの魂は動かへんで!
もう、ええわ!
ありがとうございました
386 :
名前はいらない:2011/12/08(木) 23:14:45.23 ID:h32DzG5+
「雪夜にひとり」
雪の降る夜は
うつくしい白がすべてを覆ってゆく
重なり合う枯れ草も
捨てられた哀れないのちも
僕のくだらない感傷も
雪の降る夜は
しんしんと静けさだけがきこえる
誰もいない世界
いつしか僕さえいなくなる
吐く息の白さしか残らない
雪の降る夜は
無遠慮なつめたさが肌を刺す
吹き抜ける風は熱を奪ってゆく
僕は空っぽになって
足元から崩れてゆく
雪の降る夜に
僕はひとり佇む
全身で世界を感じて
僕のなかに熱を見つけて
すべてを抱きしめて
雪の降る夜は
あまりにもうつくしく
あまりにも孤独すぎて
僕は呑み込まれたまま
やがて来る朝を待つ
387 :
犬大好き:2011/12/09(金) 02:05:34.97 ID:iXq8ZVwE
流星を拾う
森の奥には流星がよく落ちた
ちいさいのは心臓サイズ
おおきいのはきまってバラバラに砕けていた
暗くなると霊魂のようにうす青く、きれいに光った
山の人たちはそんな光を目印に、星の残骸を拾い集めた
ちいさい子は下生えの陰や雑木のうろを探し
なかには飽きちゃって変な唄をうたいだすものや
倒木を覆った厚い苔の上で、セックスするものもあった
そうして授かったあかんぼうは
流星のようによく流れた
そうしてその度に、みんなして森を探した
今夜もまた濡れた苔があちこちで崩れ落ちた
森の奥には
ささやきが満ちて、静かだった
388 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 11:09:06.45 ID:Oit65S/e
389 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 11:33:36.11 ID:iWkV4682
そうか? 隠喩が稚拙すぎると思って低評価だそうとしてたけど保留するわ
390 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 13:50:33.25 ID:6n09/5z9
ソネットだな。
391 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 13:55:10.52 ID:tUxRTDKJ
>>387 「倒木を覆った厚い苔の上で、セックスするものもあった」
>妄想じゃないか。
「そうして授かったあかんぼうは
流星のようによく流れた」
>飛躍しすぎ。
間にあるはずのものがだいぶはじかれてる。
「そうしてその度に、みんなして森を探した」
>またもとの位置に戻るということか。
「森の奥には流星がよく落ちた」
>ということは、この流星も妄想ということだ。
「流星を拾う(妄想の)」ということだ。
「ちいさいのは心臓サイズ」
>あなたは実物の心臓の大きさを把握していない。ので、この表現はつかえません。
もっと日常にあふれていて、あなたもよく知っているものでないと伝わりません。(れっきとした大きさは)
イメージの大きさしか伝わりません。
「おたま」じゃだめなの?
「おおきいのはきまってバラバラに砕けていた」
>ここでは大きさをたとえていない。どのくらい大きいのかここでもたとえなくてはだめだ。
流星の形がはっきりしない。
392 :
391のつづき:2011/12/09(金) 13:56:56.93 ID:tUxRTDKJ
「暗くなると霊魂のようにうす青く、きれいに光った」
>じゃあふってきたのはお昼なんですか?
「山の人たち」>これも妄想でしょうね。
あなたにはこういう妄想が見えているということ。
「今夜もまた濡れた苔があちこちで崩れ落ちた」
>「また」っておかしいな。「濡れた苔が崩れ落ちた」なんて、ここで初めて聞かされたことだよ。
あなたは”また”かもしれないけど、読者は初めて聞かされたことだよ。
「森の奥には
ささやきが満ちて、静かだった」
>森がさわさわなっていて静かだった、ということを伝えたかったのでしょう。
散文です。
ただのお話を作っただけです。
森のささやき、そのささやきの主は誰だろう?木々の葉のすれる音でしょう?
「ささやきが満ちて、静かだった」そこに感動したのでしょう?
なら、それがもっと読者に伝わるように書かなくちゃ。
これじゃあ、あなたの妄想を語ってるだけだよ。詩じゃなくて散文だよ。
自分は何に感動したのか、どうすればこの感動が伝わるのか、を考えなくては。
散文では表現しきれないものを伝えるのが詩なんですから。
「森の奥には
ささやきが満ちて、静かだった」>ここだけが詩です。
森に入った感じをもっと素直に描写しなくては。この、最後の詩句ともつながらない。
この作品はありもしないもの作り出しているんだから、散文のお話作りの域です。
評価D
何が詩で何が散文かを感じる訓練をしたらいい。
393 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 14:44:39.95 ID:0LB0rjY0
別に詩なんだから、妄想でもいいだろw
批評というかただの言いがかりだなw
394 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 16:16:15.29 ID:6n09/5z9
>>392 >「今夜もまた濡れた苔があちこちで崩れ落ちた」
>>「また」っておかしいな。「濡れた苔が崩れ落ちた」なんて、ここで初めて聞かされたことだよ。
この部分は、2連目の最後の行の、
>倒木を覆った厚い苔の上で、セックスするものもあった
に繋がっているんじゃないの?
苔の上でセックスしているわけだから、苔が崩れ落ちると。
うーん、でも、おっしゃるとおりちょっと散文的かな。
特に3連、4連目が。
395 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 18:13:25.00 ID:HUgsi1fp
一般的には常識とされている普遍的なテーマ、例えば
真実は一つだけ
怒りは自然な感情
戦争・テロは無くならない
死刑には殺人の抑止力がある
虐められる側にも虐めの原因がある
自己チューな人間ほど自己愛が強い
などの命題の間違いとその論拠を解説
義務教育では絶対教えない最新合理主義哲学
感情自己責任論
396 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 18:23:47.39 ID:qU5u4KOj
>>393 俺もそう思うが、評価スレである以上なんらかの基準に従って評価しなきゃいけないならなあ。
その基準がどうしても気に入らないなら再評価って手があるし
397 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 18:34:34.06 ID:gZ0rBzrP
>>395 一般と常識と普遍は全然違う概念。わざと混同してるんだろうけど一行目からダレすぎ。
それ以下の内容はだいたい正しい。けど、
>怒りは自然な感情
これについてはヌスバウムという哲学者は肯定してる。C
398 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 19:07:31.87 ID:YC8trMH0
谷川俊太郎の詩を思い出した
ワオー!
おれは吠えるぞよ
おれが大声で吠えることを記録しろ!
記録はもちろん詩ではなああい!
おいお前詩人よ!
おれは宙空に向かって吠えるんぞ
読者なんぞに向かってではなああい!
おれのワオーがどこから湧いて出るか分るか
おい
お前の詩なんざ字面だけじゃねえか
くそおもしろくもねえ
ワオー!
このワオーそのものがお前書けるか
お前に書けるのはだ
おれがワオーと吠えたことだけじゃねえか
ざまあみろってんだ
とうてい間に合わねえんだよ
399 :
ちーちゃん:2011/12/09(金) 20:32:01.77 ID:iFZhn4Hs
では不自然な感情とは?
400 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 21:06:33.92 ID:5+0Ev48r
そんなのいいから早く評価をしていけ
401 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 22:04:36.38 ID:N5NKilKU
>>386 >「雪夜にひとり」
まず、タイトルが、出オチではないか。
まるで一枚の絵のように、作品の多くを語り過ぎている。
作品の中身を明かさない方がいいでしょう。
>雪の降る夜は
>うつくしい白がすべてを覆ってゆく
まず、一行目で「雪」を明示し
二行目でそれを「白」と言い直す。
基本的な喩の使い方ですが、もうあまり使われていませんね。
そして、タイトルで「雪」を明示しているのなら
これは2回同じことを伝達していることになります。
>重なり合う枯れ草も
>捨てられた哀れないのちも
>僕のくだらない感傷も
「枯草」(物体)→「いのち」(生命)→「感傷」(感情)という
3段の組み方に、疑問がありますね。
最後に一番言いたいことを持ってくるのであれば
ここは、「いのち」の方ではないでしょうか。
>雪の降る夜は
>しんしんと静けさだけがきこえる
「しんしん」は平凡です。
>誰もいない世界
>いつしか僕さえいなくなる
>吐く息の白さしか残らない
だれていると思います。
日本語の不思議な所で
「僕さえいなくなる」という書き方は
僕、の存在感をむしろ強調します。
>雪の降る夜は
>無遠慮なつめたさが肌を刺す
>吹き抜ける風は熱を奪ってゆく
だれています。
単語の順序を入れ換えれば、もっとすっきりできる筈です。
>僕は空っぽになって
>足元から崩れてゆく
全体的にそうですが
言葉と、その意味の、対応関係が、整理されていません。
「足元から崩れる」で、いいではないでしょうか。
>全身で世界を感じて
>僕のなかに熱を見つけて
>すべてを抱きしめて
「〜て」で押韻していくスタイルは
正直、もうあまり有効ではない気がします。
まるで歌謡曲のタイトルです。
「世界」と「すべて」、この対応関係がまちまちです。
殆んどこれは同義であると思いますが
これは外界にあるのでしょうか、内面にあるのでしょうか。
その後の連に関わる部分なので
世界に対する認識を整理する必要があります。
それと、やはり「雪の降る夜は」の
リフレインは必要でしょうか?
D+といった所が妥当だと思います。
未評価リスト(
>>361)
>343 >362 >364 >365 >366
>367 >368 >369 >377 >379
>382 >386 >398
>>376,
>>381は連投です。両方E。気をつけましょう。
>>343 丁寧な表現と豊かな想像力がたくましい詩になっています。苦い朝陽という形容が面白い。二行目、三行目
の表現力も素晴らしい。幼子の黄金の夢というのも美しい。一方、厳しい寒さについての言及があり、
それが描く情景に、悲しみを癒して欲しいという思いをぶつける。風によって、転機を迎え、幼子の目覚めによって
詩は閉じられる。もう少し、形式的な面において、わかりやすく出来たとも思うけど、これはなかなかない
表現力と想像力だ。C
>>362 寒さの情景と、歩くことへの意味の問いただし。表現が、息が長くてずっとつながるので、大変面白い。
書かれる情景に特別なものはないが、文は読ませる。この表現は貴重だ。C
404 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 22:29:33.04 ID:N5NKilKU
「Sample」
夜の
空の
あの辺りから降り
うつくしい白が覆っていった
すべてを
重なり合う枯草
棄てられたあわれな感傷
この下らない
いのちも
ここはとても静かだ
ひとはいない
ぼくは消える
吐息の白は残る
遠慮を知らない風
肌に刺さり、熱を奪い
足から崩れる
座りこみ、雪を掬う
つめたい、世界
暖かい、掌の、血流
どちらもそっと心の中へ落とす
うつくしく
ふるへる
さびしく
ふるえる
すっかり雪に覆われて
朝を待ってる
405 :
名前はいらない:2011/12/09(金) 22:34:13.50 ID:N5NKilKU
「Sample―訂正」
夜の
空の
あの辺りから降り
うつくしい白が覆っていった
すべてを
重なり合う枯草
棄てられたあわれな感傷も
この下らない
いのちも
ここはとても静かだ
ひとはいない
ぼくは消える
吐息の白は残る
遠慮を知らない風
肌に刺さり、熱を奪い
足から崩れる
座りこみ、雪を掬う
つめたい、世界
暖かい、掌の、血流
どちらもそっと心の中へ入る
うつくしく
ふるへている
さびしく
ふるえている
白にすっかり覆われて
朝を待っていた
>>364 結び目という主題の下に、丁寧に展開しておられます。まず、主題の提起が一連であって(それは悲しみへの予感)、
幸せなパイ、楽しい思い出、服と別れ、破砕、そして結句(五連)。すごくまとまっていて、読みやすくわかりやすい。
結び目のおわりについては、もっと凝ることもできただろうけど、読みやすさを優先したのか。大変良く出来ていると
思う。C−
>>365 うに。全部うに。うにの食わず嫌いとは、何の比喩だろうか。うにの軍艦巻きがちらちらする。舌触りについて
かくところなど、なかなかいい。もうすこし、展開があるといいけど。D
>>366 大変切迫感のある詩で、そこがいいと思います。涙が溜まって溺れてしまう、つまり、悲しみから
抜け出せない人の悩みについて書いてあります。笑い声とは、憧憬か、それとも嘲りか。
無表情のつらさ。手を伸ばした、鏡の中の男も当然手を伸ばすが、同じ温度、によって、
つまり、なにかの和解によって、許された感激を綴ってあります。テーマがある詩は、読んでいて
嬉しい。C−
>>367 音楽の練習という、面白い詩。いろいろ、うまくいかない様子と、それでも頑張る様子を描いてあります。
音楽用語が散りばめてあるのは、楽しい。リズムに手拍子、楽しいですね。前向きな詩で、いいと思います。
C−
>>368 満員電車らしい情景を描いてあるのは、うまいです。これも、悩みの詩です。日常に、嫌気がさしかけている感じが
伝わってくるのだと思います。もう少し、説明が上手くなったほうがいいと思います。始発時の僕の頑張り、という
だけでは、よくわからない。しかし、全体にまとまっていて、感じは悪くないです。D+
>>369 題が、ひねってあって素晴らしい。約束の擬人化という、凝った作り、でも自然な感じの作りで、とても面白い。
わかりやすく、共感しやすい。想像力もなかなかで、このテーマに素材としては、精一杯作ってあって、
なかなか巧者だと思う。思いが伝わるかという前向きなメッセージを発する詩。C−
409 :
名前はいらない:2011/12/10(土) 01:39:35.54 ID:DDcYTxyL
「青・捕まえてみなよ・街から」
尖ったナイフ、昼下がりの空気から
死んだ犬から ケータイの画面から
一日から 一時間から 一分一秒コンマ以下から、追い出せよ!
僕はありきたりにウンザリして、
しょぼむへこむ笑ううふふ。
冬・手袋、マフラーに、繊維に水、ナイフ。
血を流さないで(わたしのまえで)
ってナイフは言うが…!
発熱・発熱・発熱
「東京へふたりで行こう!電車で。
そうしたら、青なき世界へ…!!
そうしたら、苦しまないのわたし!!」
ガラスガラスの冬
青が割れてちりとりに吸われていくように、ガラスもバラバラ、息が詰まる。
青はさらりとした血、
足跡から湧き出る。
さらりとしたいこころ。
傷跡から漏れる漏れていく…。
10ほどのナイフに刺されつづける
(何だか怖いね)
410 :
名前はいらない:2011/12/10(土) 06:18:03.17 ID:oeDHebP7
早起き評価だよ
>>405 雪の中で一人佇む俺、みたいな詩多いですねw
言ってる内容も、みんな似たり寄ったり
なにか1つでもいいから
その人独自の表現があれば、そこを評価したいのですが・・・
うーん。>ぼくは消える 吐息の白は残る
ここは好きです でも・・・やっぱりちょっと物足りない
まあ、Dって感じですかね
>>409 枠からはみ出ようと奇抜に動き回ってるんだけど
基礎体力ないから、足がもつれて転んじゃって
結局、枠の中で足をバタつかせてるだけになっちゃった
という印象を受けました
ただ、そのチャレンジ精神は買います
この手の詩は単純にもっと文字数を多くして
畳み掛けるように書いたほうが良いのではないかなと思います
あと、他の人ならまず詩には使わないだろうな、みたいな言葉を鏤めると
読み手の想像力を刺激できると思います
うーん D+かな
411 :
名前はいらない:2011/12/10(土) 09:50:44.41 ID:Z3W4rfSY
真っ直ぐと続く、遠く抱いた夢
この道の先に終わりは見えない
邪悪な心が君を邪魔してもまた
仲間の光を纏って何度も超えて行くのだろう
誰も止められないさ
この道はただのコースに過ぎない、だから
スピード上げても怖くはないさ、いつかあいつに追いつくその日まで
誰より何より速く、音速なんて目じゃないぜ
何度もまた、何度もまた、強大な敵に立ち向かってまた
走るぜ
ああ七色に輝いて、倒れこんだその君の右手には
一体何を掴むのだろうか
ああ様々な光を浴び、カラフルな希望がその胸にある
だからクールに突き抜けられるのだろう
誰より何より速く、鋭く走る光のように
誰より何より速く、漆黒の闇ふり払うぜ
真っ直ぐと続く、遠く抱いた夢を
追いかけてゆく、それが俺のカラーズ
412 :
1/3:2011/12/10(土) 19:54:00.16 ID:0wFv4azn
>>411 第一聯
>真っ直ぐと続く、遠く抱いた夢
>この道の先に終わりは見えない
特に言うことはありません。
「果てしない夢への道を行く」という主題が提示されていることが分かります。
第二聯
>邪悪な心が君を邪魔してもまた
>仲間の光を纏って何度も超えて行くのだろう
主人公は「君」なのでしょうか?
しかし第一聯に「君」の言及はない。
むしろ主観的でさえある。
「仲間」という言葉から鑑みるに、主体は集団であるということでしょうか。
第三聯
>この道はただのコースに過ぎない、だから
>スピード上げても怖くはないさ、いつかあいつに追いつくその日まで
ただのコースに過ぎないからスピードを上げても怖くない?
「ただのコースに過ぎないから怖くない」のようであれば分かるのですが……。
恐らく「スピード」は「速く」に掛かるために挿入したのでしょうが、不自然に思います。
そして追いかけている「あいつ」とは誰でしょうか?
夢に向かっていたのでは無いのですか?
第一聯で示されたテーマがぶれていますね。
>誰より何より速く、音速なんて目じゃないぜ
この行は非常に個人的です。
「誰より何より」という言葉には第二聯で言及された他者が見えません。
>何度もまた、何度もまた、強大な敵に立ち向かってまた
>走るぜ
この敵というのは第二聯で示された「邪悪な心」、すなわち夢への障害ということなのでしょうが、そのような意味で用いるには不適切に思います。
「強大な敵」「立ち向かう」のあたりを見ると、まるで障害を乗り越えることだけが目的のように思えてしまいます。
ここでも主題がぶれています。
413 :
2/3:2011/12/10(土) 19:54:52.68 ID:0wFv4azn
第四聯
>ああ七色に輝いて、倒れこんだその君の右手には
>一体何を掴むのだろうか
第三聯で
>誰も止められないさ
とあるのになぜ「君」は倒れこむのでしょうか。
その勢いが死んでしまう過程が描写されておらず、唐突に過ぎます。
また「七色に輝いて」倒れこむってどういうことですか?
「輝きを失って」なら分かりますが……。
>だからクールに突き抜けられるのだろう
また、唐突です。
直前で倒れこんでいるのに今度は突き抜けている。
流れを意識していな過ぎです。
第五聯
>誰より何より速く、鋭く走る光のように
>誰より何より速く、漆黒の闇ふり払うぜ
意味的には第三聯の繰り返しです。
文頭を同じにすることでこの聯は強調されています。
強調されているということはこの聯が詩の核のようなものであることを示唆していますね。
しかし主題から微妙にずれています。
目指していたはずの「夢」が消失しています。
414 :
3/3:2011/12/10(土) 19:55:13.89 ID:0wFv4azn
第六聯
>真っ直ぐと続く、遠く抱いた夢を
>追いかけてゆく、それが俺のカラーズ
主題へと回帰しています。
ここで注目すべきは初めて登場する「俺」です。
「俺のカラーズ」という言葉は印象的ですから、この詩の主体が「俺」であると読めますが、前半と矛盾していますね。
総評
主題と主体がぶれ続け、全体的に統一感、整合性が取れていません。
また流れもぶつ切りにされていて、速さはあるものの疾走感と言うよりはつんのめるような気持ちの悪さを感じます。
いくらなんでも推敲が足らないです。
自分で読み返してみて違和感を感じませんでしたか?
詩は勢いだけで作るものではありませんよ。
戒めを込めて評価E。
>>377 細かいことを言えば「無視する」の字が少し簡単すぎるような。
その音に拘りがあるのかも知れないけれど振り返った姿形で心情を表した方が綺麗かな。
だけどそれは四連目で成し遂げられている。
だから僕は「耳の奥で呼ぶ声」で止めてもいいのではないかと感じました。
ただ、六連目はそのままでいいかもしれない。
こちらは四連目と強く繋がる。流れがいい。
ここではひとつの直接的な表現が山場となり静かな収束に余韻を乗せている。
何があったのかはよくわからないけれど感情が流れ込んで来る。
こういうのが詩なんだろうなあ。B
>>398 とりあえず「ワオー!」にはびっくりしたな。
目の前でワオー!とか言われたらびっくりするが字で読んでもびっくりする事を発見させていただいた。
そしてその後に「おれは吠えるぞよ」である。いや、もう吠えてんじゃねえか。しかも「ぞよ」って何だよ。
「おれは宙空に向かって吠えるんぞ」ってお前思いっ切り誰かを呼び止めてんじゃねえか。
しかもバンドブームの時にイカ天が始まるちょっと前にやり始めたバンドマンが言いそうな文句を並べやがって。
「お前書けるか」と言いながら実は自分も筆記等におけるタイムラグにより間に合っていない事に気付いては居て、
「ホントは俺、ワオー!って吠えてないんだよね、テヘ」と舌を出せるメンタルの強さがなければ
明後日を飛び越えて部屋の隅にでも行ってしまいそうな勢いである。元気は◎ D+
417 :
名前はいらない:2011/12/10(土) 21:43:08.07 ID:i2zl0eZ2
死にたいのかね
めんどうくさいのかね
今のたち位置
気に入らないのかね
努力?
青臭いお題目!
流されちゃだめかね
個性的…
そんな決まりを誰がきめたのか?
おならの臭いは人それぞれ
誰も見ていないところでは誰でも個性的
自分だけの自分
>>379 これはちょっと難しいな。
前半で真意が言葉本来の意味を離れる事があると説いて、
終わりには「好き」と言う真意を表す言葉を「探せ」と来る。
どの言葉も「好き」の代わりに成り得るのではないか。
タイトルと言葉の調子はプロの香りがする。広告代理店系の。D−
419 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 01:49:01.40 ID:cq+9aDxJ
「予感を感じる頃に、事故は終ってる」
予感を感じる頃に、事故は終ってる
事故が起こってから
こっそり予感はやってきた
まぬけ
まぬけ、な
予感の中にいて
あたたかいベッドの中にいて
頭はシュウマツの予定を保持し、光る
蛍光灯のように
わたしはそこに居つづける
体を起こし
猫を追い払い
歯を磨いて
駅へ向う
───二車線道路に、散乱した氷の塊
氷、鮭、そして、たくさんの血だ、人間の
パジャマの裾にその血がつき
気にしなかった
パンをコンビ二で購入した
今
デスクで伝票をめくっている
しかし
それも
あたたかい予感の
見せている夢
420 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 02:55:58.81 ID:z+Owlv0X
初ですお願いします。
「よるがくる」
夜がおちてきた。
ひとつ。
眼を閉じれば、ぱちん。
君が消えて失くなった。
ふたつ。
手を合わせれば、ねがい。
祈るだけの愚かな残像。
みっつ。
泪を流せば、じわり。
キラキラお菓子の家が崩れだす。
迫ってくる夜が眩しいね。
421 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 11:14:17.97 ID:Vmjlq4dC
サーカス
舞台の上、スポットライトに浸る君。
ピエロ。風船。猛獣。綱渡り。
舞台の上にそれらはなく。
ただ君が立つ舞台から、僕はそれでも目が離せない。
君が時折り気まぐれのように繰り出す予想通りのトリックに、僕はそれでも拍手をあげずにいられない。
舞台の幕が上がり、君が現れ、そこにいる。
ただそれだけのサーカスに、今はただ割れんばかりの喝采を。
このショーに立ち会えた幸運に、今はただ割れんばかりの喝采を。
422 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 11:17:04.11 ID:RtPWeaJW
>>416 いや、だからこれ、谷川の詩だって…しかも年鑑に載ったやつ
423 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 11:50:26.48 ID:1+4+wznD
「旅の終わり」
ゆっくりと歩いた、そんな日もあったね
急いで走った、そんな日もあったね
色んな物を拾って、荷物は増えるばかり
長い時間を歩いた、この旅はどうだった?
「後悔は数えきれない程たくさんあるよ
こんなに遠くまで来たんだから
だけど悪くはなかったな、ちょっと惜しいくらい……
最後に一粒なみだ流してもいいよね」
さあ帰ろう、全ての荷物をそこに置いて
さあ帰ろう、歩き疲れたね、さあ帰ろう
幸せってなあに?ありふれた疑問に答えは出たかい?
さあ帰ろう、君が歩いた道の景色を見ながら
さあ帰ろう、色んな出来事がたくさんあったね
さあ帰ろう
424 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 13:11:49.76 ID:0Myyx5Ij
>>417 詩として美しいとも、面白いとも思わないし、内容に意外性も感じない
せめて題名は書こうぜ!題名は大事。 評価E
>>419 説明しすぎてる詩は読んでてもつまんないから
ある程度、読み手に解釈を委ねてる詩の方が好きなんだけど
この詩の場合、表面的な記号を並べて
解釈を読み手にぶん投げてるだけとしか思えない
評価するんだから、ちゃんと読まなきゃと
繰り返し読んで、こういう事かな?と色々考えたんだけど
個人的にどれもしっくりこなかったし、単純に、読んでて面白くなかったw
もうちょっと、ワクワクしながら、あーだこーだ考えさせてくれるように工夫して欲しいかな
じゃなきゃ、伝える事から逃げてるだけになっちゃうしね
まぁ、ある程度のものが書ける人っぽいので評価はD+
>>420 眠りに落ちる瞬間を詩にしただけ?…んなわけないかw
なんにせよ、ここはちゃんと書かなきゃいけないってポイントを省略しすぎかな
自分の中でだけで完結しちゃってる
まぁ、詩として完成されてるとは個人的に思えなかったので 評価D−
425 :
ちーちゃん:2011/12/11(日) 13:20:07.57 ID:Q8GVAjgY
>>422 そんなの分かってるに決まってんだろ無断転載野郎!
426 :
名前はいらない:2011/12/11(日) 14:18:31.17 ID:pQzHoeWN
>>398 これ知ってる。印象としてはたしかもっと長くて、中華料理のレシピとかが書かれてた気がする
(雨雲)rn'
愛の歌は何処へ行くの
空なんかじゃないわけさ
君の胸に届け声
太陽は灼熱地獄
君はもっと調度良い
雨雲誘う秋
昨日の俺を嘘と言うなら
今日の俺に付き合えよ
間近に見える雲
「冬のしっぽ」
氷りつくような太陽の青空
八角形にかくばった冬の朝
道路が人びとの営みに活気づいている
みなが尻尾のように揺れている
黒いしっぽも揺れている
向こうの粗末な馬小屋から茶色いポニーが尻をむけている
白い息を吐きながら
さぐるように横断歩道をわたってゆく
小柄な
高校生らしき少女
黒いしっぽも揺れるその恥じらいに
ぼくの隠されていた青春の
黒いしっぽも揺れた
「昼の魔法、夜の魔法」
昼の魔法にかかって
俺は干上がり蒸発する
太陽は俺を手懐ける
鉄の網目のフェンスと
どこにもいけないで乾く俺
夜の魔法はとてもスイート
昼間のほてりを癒していく
静かな空間に歌を飛ばす
夢しかないよな男やけれど
夜の魔法はとびっきり
二人で渡る橋
夫婦橋?ラバーズブリッジ?
超えたらそれは幸福への一歩
俺の目をフェンスに押し込めて
どこかへ行ってしまったお前
>>382 あなたの「足跡」を知らせてよ、は微妙か。花が呟く→不気味な感じ。忘れ物
「として築かれた」、またしても微妙。皮膚を泳がせる、またしても。魚
の指とか、も。輪郭を手繰り寄せ、も。染まりこむ、も。手品のように崩れ出す、か。
微妙な表現が多過ぎる。そこを、なんとか精密に観察して言語化すれば、成功している
「サウダージ」な世界観のなかで、読者を遊ばせることができるはず。D
>>386 一連の、三発の「も」が、文法上微妙な感じ。「を」なら無難な感じ。しんしん
とした冷たさが刺さってくるので、全体の雰囲気作りとしては成功している
感じ。それ以上は読者の想像の範囲だし、それ以下でもないって感じ。D+
431 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 00:15:04.87 ID:Fj2WLGCZ
「ある種の循環」
想いの欠片が
ひらり、と掌の上
忽ちに溶ける
僕が奪われたのは熱
僕が感じたのも熱
どちらにせよ等価交換
ポツリと残る水滴
願いの成れの果て
肌に染み込む
いつしかそれは
僕を掻き分け潜る
忘れた頃に芯を刺す
そして或いは
もう一度結晶して
どこかの空に舞う
>>421 スポットライトに浸る、はギリギリだが、まあ、いい表現。全体に、想像力
が豊かで、ずっと飽きさせない。全体に、清潔で楽しく、サーカスの楽しさ
が伝わってくる。それを作り出しているのが、僕と君だって言うのも、最高に
ロマンチックなシチュエーション。C
>>423 親子か、友達か、恋人同士か。そこのところをはっきりして欲しい。いえ、別に
しなくてもいいです(汗)。旅について、書くべきことが書いてあるって感じ。
荷物、歩くこと、幸せ、景色、いろんな出来事、すべて、描かれるべき物は
描かれている感じ。どこへ帰るの?永遠に旅立つのかどうか、はっきり・・・・・・
しなくてもいいです。C+
433 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 00:33:18.70 ID:lsIuvije
>>382 しっかりと過不足なく書けているし、内容、雰囲気ともに綺麗ですね。
ぼくはとても好きです。何も言う事はありません。
B。
434 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 02:09:20.35 ID:GDjEMBcT
>>382 それなりに上手く書けてんじゃね?
センスのあるなしなら、これはある方だな
好き嫌いは人それぞれだがさすがにDではないだろ
C+かB−ぐらいが妥当
435 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:00:11.88 ID:611cR+7E
内臓をこする
洗練された車掌の
ブレーキ音は止まず
今日も荷物を運ぶ
その正確さ その正確さ
憂い 車内にたまる炭酸ガス
男がドリブルを始めている
箱をかわす 箱をかわす
充満した嫉妬で箱は
さらなる箱化・荷物化をとげ
もたれかかる
…お客様、お客様、
白線の内側におさがりください。
436 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:02:39.23 ID:611cR+7E
激しくキーボードをうちこむ男がいた
パズルの仕組みをしってるかい
給油室の女は吸殻を静かに捨てている
CCCの哀しみが
その違和感を安心と
節電ルームの光の照度
最新掃除機のスイッチを入れる
僕らはそうして男になる
437 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:09:30.38 ID:611cR+7E
君は「。」とうちつづけ
僕は「、」とうちつづける
ー。
ー。
君は君自身だった
そぎ落とし 僕の部分が
剥離される
君はそぎ落とし 目覚める
あぁ何をしてたんだろう、と
永遠の「、」を信じる僕は
僕や君の動作をひきとめることなく
幸せに「、」をうちつづけている
ギセイフライ、エビフライ、
ギセイフライ、エビフライ、
… 、
… 、
438 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:16:40.86 ID:611cR+7E
ときどき記憶をなくしてしまうのは
活動的なバクが走り回っているからさ
夢に飽きた彼らは 僕らの記憶や想像物
なんかを食ってしまうらしい
頭が良くなったせいか
"はじめてのデート"入りハンバーグや
"父の命日"サラダなんかを
作ったりして
食べてるんだ
とてもおいしそうにさ
なに?君もやられたって?
嘘だよ 君のところにはまだ
きてないよ もう少しで
くるみたいだけど
さっきバクの綿密な手帳を
拾ったんだ
でも君は
単に忘れっぽいだけだから
僕はうらやましいな
とても
439 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:22:23.80 ID:611cR+7E
明日になると
今日の僕は失われてしまうから
君は少し眠そうに笑ってる
"今日の僕"を今日の僕が
なぁ今日とてもいいことがあったんだ…
…、…それでさ…、…、
夢中になった僕は
今日の君がもう
そこにいないことに気付かない
そこへ昨日の僕がひょっこりと
やってきて
僕の目を閉じてしまった
あぁ、ねむいよ、ねむい、
おやすみ。
君はいつのまにか
とてもあたたかくなっている
440 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:25:11.12 ID:611cR+7E
段ボールに
自分の首を詰めていると
そのうちの一個が
目を開いてとても
悲しそうな顔をした
僕も悲しそうな顔をして
作業を続けた
441 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:31:04.61 ID:611cR+7E
まだ丸く
でもちんまりとわずかな
ささくれの予感
たくましい 力強い線を
夢見て 眠る
空の先 雲の端から
摘まれるように
やってくるもの
降りて語りかける
母国語で
うたた寝うたたげに
聴く 棘よ
442 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:33:51.11 ID:611cR+7E
君の種を植えた
芽が出た
のびる
爪をつけた
のびる
指になった
のびる
手になった
のびる
君のつむじが見えた
僕はどこから水をかけたらいいか
悩み始める。
443 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:41:03.65 ID:611cR+7E
触るように探っていく
本当に触るようにして
耳を澄ますと、炭の音が聴こえる
何万年も太古の昔の音
す、す、す、すん
す、す、す、すん
聴こえる。聴こえる。
糸を手繰るようにして
僕はもう少し求める
す、す、す、ずん、ずん
す、す、す、すん、ずん、ずん
どうやら観客は僕一人のようだ
す、す、す、すん
僕は透明な拍手を送る
す、す、すすす、すん
そこで音はなくなって、
気がつくと僕はまたあの無の中にいる
444 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 17:42:21.91 ID:611cR+7E
連投、すみませんっしたm(_ _)m
445 :
387:2011/12/12(月) 18:59:14.86 ID:HxtzGCQr
>>391 丁寧にありがとう。
何が詩で何が散文かは難しいです。
まずは仰るように「しっかり読者に伝える」を心がけてみます。
他にもレスくれた方々、ありがとうございました。
446 :
名前はいらない:2011/12/12(月) 21:29:15.90 ID:zCKP+eOj
「他の誰でもなく」
そこを進むと多くの犠牲
すぐにはわからない犠牲 でも確実に出る
そろそろ実感する 何を犠牲にしたのか
風が吹く
冷たさと勢いは日ごとに増す
それを凌ぐものが何も無い
「…ああ これか」
甘い香りがする方向へ歩く
風が吹き荒ぶ
もうそこは進めない
なのに向こうからの甘い香りは強くなる
そこに行ければまた楽になれるはず
悪夢を見させて?
風にもまれ あてもなく彷徨う
人影が見える 近づく
その人は進むべき方向だけ教えてくれた
戻ろう
その人は先へ進む
今は 今だけはあなたを知り盗もう
犠牲の大きさを噛み締めて
逆風を突き進む
あなたは想像できない場所を進んでいる
残してくれた道標
隠されたメッセージを読み取りながら
私は 追い越す 絶対
447 :
名前はいらない:2011/12/13(火) 00:34:23.74 ID:DRnVXIrt
深海にいて
光は穏やかに
世界は穏やかに
揺れていて
醜い魚を見ることはなく
彼らの餌になることはない
眠っていて
暖かい力が僕を守り
君は光の結晶となる
見つめていて
見つめられていて
触れることもない
触れ合うこともない
気がつくと僕は窒息して
腐ってゆく
気味の悪い虫たちの苗床となる
君はきれいなままで
穏やかに揺れている
息もせずに
腐りもせずに
僕はなくなり
虫たちは大きくなり
青白くきれいにひかり始める
448 :
名前はいらない:2011/12/13(火) 16:39:38.04 ID:BwFU0QWP
「逃避行」
君に投げつけた言霊
何かにぶつかって弾け飛ぶ
反響 残響 酔狂
飛び散った雫が
袖を濡らし汚す
後悔は絶え間なく
自信の喪失と
自分の喪失と
戦うことを諦めた訳ではない
まだゴングが鳴っていないだけだ
449 :
名前はいらない:2011/12/13(火) 16:52:52.95 ID:BwFU0QWP
>>446 前半の主人公の迷い
後半での救済者との交流
そして理想でもあったあなたを超えようとする最後。
一連で暗喩的で意味が通ってます。
また、全体を通して主人公の全体を通しての成長にみられる心理表現は素晴らしいと思います。
C−です。
450 :
名前はいらない:2011/12/13(火) 19:02:15.72 ID:AeLkJcbF
>>429 スイート、ラバーズブリッジのようなベタな英単語を
特にひねりもなく安易に使われると
詩全体が安っぽく見えます。
唐突に出てくる関西弁は
照れ隠しのおちゃらけなのかもしれませんが
オヤジギャグのノリに近くて私は敬遠してしまいます。
昼の魔法→暑い
夜の魔法→静かだ
という発想は安易すぎて驚きもありません
孤独や報われない想いみたいなものは
共感しやすい内容なのですが
詩全体の方向性がぼやけてしまっているので、
あまり胸に迫ってきません。
ひとつひとつの言葉を選択する時に
いかにもポエム的な、使い古された表現を
安易に手癖で選ばずに
一度、立ち止まって
何か最良の言葉がないか
考えるのも必要ではないでしょうか?
評価 D−
451 :
名前はいらない:2011/12/13(火) 22:03:25.34 ID:CS7swkBE
「ロック」
名前もなく横たわる
オセロゲーム色の床に
ただ人称だけを口ずさむ
その黒くなりきったバナナの屑は俺だ!
ロック
笑えよ
お前が生まれた今より何万年も昔の笑顔で
その頃黒さは腐りではなかった筈
蟻と蚯蚓とバクテリアが忙しい大地
そこでお前は悪たれの顔をして弊れていたか?
ロック
血の色をした太陽を浴びて
にょきり立つ肉塔を勃てていたじゃないか
脂を失った顔にオイルを
俺よ取り戻せ
犬のように身をブルわせて
飛び散れ
ロック
>>377 やっぱり一筋縄ではいかない難しい詩。
耳の奥で呼ぶ声。耳の奥…記憶?
椛の跡…振り返る…。
思い出そうとして打ち消す。在るべき場所への未練。
取り敢えず「其処」って何処なんだろう。
何かを失った空白の中に落ち込んでいく物悲しさが
心地良い時を刻んでいる。
と言うより完璧に僕のキャパシティを超えているので
>>415の評価を取り下げさせていただきたい。
偉い先生の感想が読めたとして納得出来る自信が無いくらいに難しい。
と言うか誰か感想読まして。
453 :
名前はいらない:2011/12/14(水) 02:05:27.63 ID:Qss3xuoB
>>377 的外れなのを承知で感想をば。
一聯目
>其処に居る筈だった(過去形)
>椛の跡を踏み(跡、という言葉)
>振り返る(後ろを向く)
ここまでで分かることは、この詩のベクトルは過去に向かっていることですね。
>耳の奥で呼ぶ声を無視する
耳の奥で呼ぶ声というのは自分の心の声と置き換えていいでしょう。
心の声、すなわち自分の本音を無視する、ということを言っています。
二聯目
>其処に居る筈だった
リフレインです。
>傍を擽る風の
>冷たい呼吸
寂しさの隠喩でしょうか。
>揺すぶられた芯を抜ける
ここでの揺すぶられた芯は心の芯と読むとして、揺すったのは誰(或いは何)でしょうか?
とりあえず「其処に居る筈だった」誰かということで読み進めます。
一応噛み砕いておくと、揺らいでいる心の芯を寂しさが吹き抜けてゆく、ということですね。
三聯目
>だから言ったでしょう
不本意な結果に終わることは分かり切っていた、ということでしょうか?
自業自得と言い聞かせているみたいな、自嘲するようなニュアンスがあります。
>其の儘裏側まで
裏側、を結末と言い換えておきます。
>いつかの終わりを承知で
終わらせたくない関係性があった、と暗に示しています。
>沈む水滴にしがみ付く
沈むという言葉は下降、水滴というのは微かな、とか儚い、みたいなイメージがあります。
ここで「落ちる」ではなく「沈む」という言葉を用いたのは緩やかな下降とか、没入感みたいなものを表現したかったからなのでしょうか。
「ゆっくり落ちる」だとリズムを殺してしまいますし。
454 :
名前はいらない:2011/12/14(水) 02:06:29.57 ID:Qss3xuoB
四聯目
>火照った心臓は
>何時だって正直でした
高鳴る胸はいつも素直な心情を示していた、なんて言い換えてみます。
在りし日の恋慕を思い出しているのでしょうか。
そうだとすると、三聯目での関係性とは恋愛関係であったと解釈出来ますね。
>何事も無い
>そんな事はない
何事かあったんでしょうね。
これも三聯目との連携で、恋愛関係を終わらせてしまう出来事、それも予期されていた出来事があったということでしょう。
三聯目の一行目も込みで考えると、結果として不可避のものであったとも読めます。
>正解を探して舞った
>其の視線の先は何処に?
端的に書き換えると、「解決策は見つかったの?」みたいな感じです。
多分反語ですから、見つからなかったってことでしょう。
五聯目
>繋ぎ合わせた破片
>微妙に欠けた隙間(問題点)
>チクタクとした無機質が(時間)
>其処を埋める正解?
時間が解決策であった、ということでしょうか。
しかしやっぱりベクトルが後ろを向いてますね。
最後の疑問形は、確かめることはもう出来ないということを暗喩しているように思います。
六聯目
>其処にいる筈だ?%C
455 :
名前はいらない:2011/12/14(水) 02:06:39.27 ID:Qss3xuoB
四聯目
>火照った心臓は
>何時だって正直でした
高鳴る胸はいつも素直な心情を示していた、なんて言い換えてみます。
在りし日の恋慕を思い出しているのでしょうか。
そうだとすると、三聯目での関係性とは恋愛関係であったと解釈出来ますね。
>何事も無い
>そんな事はない
何事かあったんでしょうね。
これも三聯目との連携で、恋愛関係を終わらせてしまう出来事、それも予期されていた出来事があったということでしょう。
三聯目の一行目も込みで考えると、結果として不可避のものであったとも読めます。
>正解を探して舞った
>其の視線の先は何処に?
端的に書き換えると、「解決策は見つかったの?」みたいな感じです。
多分反語ですから、見つからなかったってことでしょう。
五聯目
>繋ぎ合わせた破片
>微妙に欠けた隙間(問題点)
>チクタクとした無機質が(時間)
>其処を埋める正解?
時間が解決策であった、ということでしょうか。
しかしやっぱりベクトルが後ろを向いてますね。
最後の疑問形は、確かめることはもう出来ないということを暗喩しているように思います。
六聯目
>其処にいる筈だった
今までの読解から、其処に居る筈だったのは想い人であったと分かりますね。
其処って言うのは自分の隣とみるには少し距離が感じられるので、思い出の場所とかそんな風に捉えれば良いと思います。
>跳ねる虹鱒の鰭
其処に居る筈だった、と直接結び付いて時間の経過を現している?
無理矢理かな……。
>絡みつく
>耳の奥で呼ぶ声を無視する
心に絡みついてくる声、ここでは追憶みたいなものと解釈します。
過去と決別しようとしているのでしょう。
七聯目
>其処にいる筈だった
リフレインであると同時に下の句に掛かります。
>西に滲んだ紅を
>放棄する
単に沈んだ太陽に背を向けたと読んでは面白くないので、多少無理矢理でも二重のメタファーとして読んでみます。
ここでは太陽を想い人としてみましょう。
>揺すぶられた芯を抜ける
そして最後の句。
追憶によって揺さぶられた心を抜け出して、主人公は新たな道を進み始めるのです。
感想
大分無理矢理に読んでしまいましたが、かなりの読み応えがありました。
また、暗喩の多用によって生まれる独特の雰囲気は絶妙です。
また内容に関しても緊密な連携が図られており、かなりの才能を感じます。
上から目線で恐縮でしたが、評価Bとしたいと思います。
457 :
名前はいらない:2011/12/15(木) 00:58:42.52 ID:4qfw98c6
>>377 んじゃ、トーシローですが感想を〜
漠然とある感情や心象風景を感覚で書いた詩っぽいので
ひとつひとつに明確な意図や意味があるわけじゃないんだろーなーって思った
もちろん、まったく意味のない詩って事じゃない
要は感性で読んで感性に響けばOKで、最初に読んだ時に
「なんだかわかんないけど、すげー! なんだかわかんないけど、美しい!」って思わせたら、この詩は勝ちなんだろう
んで、そーいう魅力を感じたかというと、個人的には微妙だった
でも、それは単純に好き嫌いの問題なので、お気になさらずに
とりあえず読み終えて、俺には閉塞感や喪失感みたいなのがぼんやりと伝わった
だけど特別何か余韻が残るわけでもなく、描いてる光景もそこまで魅力的でもないかなぁ
具体的に何かを匂わすような効果的な表現もあまりないので
意味を探していくと詩というか暗号を読んでるような気分になっちゃった
あと、「そこ」をわざわざ「其処」にしてる、固いトーンの詩の割には
所々にある若干稚拙な言い回しみないなのが気になった。うん。お前が言うなって感じだけどさ(笑)
あと「其処にいる筈だった」ってのがリフレインとやらで使われてるけど
それ自体が詩的に素晴らしい、もしくは興味のひかれる一行かというと
ちょっとそこも個人的には微妙だったかな
多分、この詩の肝になる部分だと思うので、もう少しフックのある言い回しのほうがより魅力的になるんじゃないかな
まぁ…なんか、偉そうにゴチャゴチャ言ったけど
ここに書き込まれてる詩の中では良く書けてるほうだとは思った
評価をつけるのなら Cかな
458 :
名前はいらない:2011/12/15(木) 01:53:18.96 ID:WuuJBev3
「こたつむり」
冬になると
体中のホネのきしむ音がする
冷たい風にふれて、寒さでキシキシと痛むのだ…
ピゥピゥ北風に吹かれた後
たまらず家に飛び込む
そんなときは
コタツにもぐり込んでしまう
かたつむりみたいに
ぬくぬくとしたコタツにもぐりこみ、
体中のきしみや冷たさがなくなるまで
そのまま籠ってしまうんだ…
まさに中毒だ
ボクのからだを離さぬように
そのぬくもりと魔法でとらえこんでしまう…
わかっているけど一旦入ると出られない
冬はこたつむりになってしまう
こたつぶとんにしがみついて
目の前のネコとフゥフゥ言って和み合う
情けないが冬のボクはこたつむり
出るタイミングまでのがしそう
459 :
名前はいらない:2011/12/15(木) 06:08:59.23 ID:jhBFFkHJ
幸せのための行進
黒い甲虫の背で、光が太陽を偽るように
街は静かに、夜にまつわるすべての営みを繰り返していた
俺は至るところの道々を歩いていた
美しい夕暮れに目も暮れず
いつしか背中に後悔と未練と焦燥を連れて
もう羽は開かなくなっていたのだが
そんなことは気にすることではなかった
ただ幼少の時のように
蜂蜜色の朝を集めて過ごしていたかったのだが
丸い背中を並べた虫たちの
歩く群れの音がする
ざわざわとした死の血流だ
しかしそれは病ではない
方式的な幸福の狂信者だった
ざわざわと続く行進は
すべてを埋め尽くすようだった
漫然とした感覚ではあった
憎いという感情とともに
それは抗えないものだということを理解していたのだ
460 :
名前はいらない:2011/12/15(木) 15:11:16.14 ID:MdATm0pe
焼け野原で花が燃えている。
その色も匂いもよく知っていた花だ。
その花にまつわる最後の記憶が消え失せた時、花は静かに燃え出した。
まだまだ花は燃えている。
こちらの野原で、あちらの山で。
焼けた花びらが頬に貼りつく。
その匂いは、何故だか僕の心をしめつけた。
花よ、花よ、どうか燃えないで。
そんなにきれいな炎に塗れなくとも、僕は君達を忘れたりしないから。
そしてまた、花は静かに燃えだした。
焼け野原に夜が来る。
461 :
名前はいらない:2011/12/15(木) 15:12:24.22 ID:MdATm0pe
すいませんタイトルつけ忘れたので訂正です。
「知っていた花」
焼け野原で花が燃えている。
その色も匂いもよく知っていた花だ。
その花にまつわる最後の記憶が消え失せた時、花は静かに燃え出した。
まだまだ花は燃えている。
こちらの野原で、あちらの山で。
焼けた花びらが頬に貼りつく。
その匂いは、何故だか僕の心をしめつけた。
花よ、花よ、どうか燃えないで。
そんなにきれいな炎に塗れなくとも、僕は君達を忘れたりしないから。
そしてまた、花は静かに燃えだした。
焼け野原に夜が来る。
462 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 02:57:12.91 ID:ybPR1CwF
>>427 近頃こ難しい暗喩詰めなものばかり読まされてきたからすごく好感を持つ。
雨の予感を全面に出して口説いてきているようだから、きっとだめなんだろうな
それとも秋の空のようなプレイボーイが口説いてるのかなとか。でも熱いせりふには
少々熱苦しさすら感じる。やっぱり振られる方かD+
>>428 八角形にかくばった冬の朝、てのは美しい。かくばってない表現のほうがしっくりきたかもしれないけど良い。
活気づいた道路 横断補導(それなりに町中では)と粗末な馬小屋がうまく結びつかないが
ポニーテールのjk云々には共感を覚えるD+
>>431 想いの欠片、願いとそのあたりに触れる気はないのだろうか。もしあるならば、そして恋の詩ならば2連目は面白くなるのだけど
あえてその辺に触れないようにした感じもするがそれだけに淡々とし過ぎている。面白味にかけるD-
>>435-443 連投E
>>447 最後まで読めば深海=心の中とも読めるが、序盤ではとりあえず深海の描写だろうとおもって読み進めると醜い魚がいないとのことで、そんなことないはずだけどなぁと違和感。あくまで序盤ではですがね。
深海的心の描写であることが早い段階でわかるようにしたほうがいいのでは。あるいはお魚についてのひと工夫。青白く光る
虫と深海のイメージは素敵D-
>>448 ただ投げつけただけで酔狂とまでは思わない。喧嘩だけではよくあることだもの?ラストの一文と題の逃避行は面白味があるE+
463 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 03:00:37.60 ID:ybPR1CwF
未評価
>451 >458 >459 >461(460)
464 :
ちーちゃん:2011/12/16(金) 04:19:38.99 ID:5NDDPLzO
>462
ありがとうございます。
これは今にも降り出しそうな雨雲への恋慕です。
口説くと言うよりか本当の自分を知って欲しいと言う憧れかな。
そうして交流を始めてみるといつか自然と雨はあがるもので、晴れ間の相手の事も知る事になる。
その光に照らされた時に改めて自分の心の中を見詰めてみると今にも降り出しそうな雨雲が見え、
相手の光がいつか灼熱に変わり僕の心を蒸発させて、僕は違う所で雨となり地に落ちてふと空を見上げた時
再び空に見た違う雨雲への恋慕と言うどうしようもない背景です。
さらにこれには作曲スレに詩を投稿して一年後に自分で歌ってアップしたと言うしょうもないエピソードもありりんぐ。
と言うかその感想デリカシーなくね?何かの予感がして3時に目覚めたわ…。
465 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 04:40:29.35 ID:ybPR1CwF
ほー、聴いてみたいそれ。
どうしようもない背景のわりに最初の読後感はさっぱり
少ない言葉の中ではあるけど男っぽい爽やかさ。という感じ
デリカシーなんてのがほしかったらブログでもまわったら良い
8割強はほめられるとおもうよ。
>>465 コテつけてやれよ。どんだけ面の皮厚いんだよ。どこの先生だか知らないけどよ。
467 :
ちーちゃん:2011/12/16(金) 07:55:07.34 ID:5NDDPLzO
>>465 何だとう!お前の服をゆっくりとムーディーに全部脱がして畳んだ服だけリサイクルショップに売りにいくぞ!?
>>462 評価ありがとうございます。
>活気づいた道路 横断補導(それなりに町中では)と粗末な馬小屋がうまく結びつかないが
あれ?そんなにおかしかったかな・・・?
以前自分んちの近くに通学路の脇に牧場があって、横断歩道もあって、バスも通って、
ガソリンスタンドや商店もあったんだが。
実はこの作品はだいぶ以前に、このスレに投下して、
セン5スレについて語るスレでも、ちょっと良いと言われたものを(評価は同じくD+)
リメイクしたものでした。
469 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 15:22:42.43 ID:MZYJUrjZ
>>427 >愛の歌は何処へ行くの
空なんかじゃないわけさ
君の胸に届け声
とてもストレート、というよりちょっとベタすぎるフレーズなので
純粋に願ってるというより、何か皮肉ぽく嘲笑的に響きました
>太陽は灼熱地獄
う〜ん、いくら何でも詩の表現としてこれはどうなんでしょうか?そのまんますぎるかな
>君はもっと調度良い
雨雲誘う秋
言いたい事はわかるんですけど、太陽の対比が秋っていうのにちょっと違和感
真夏の太陽とかになってるのならアレですけどね
>昨日の俺を嘘と言うなら
今日の俺に付き合えよ
間近に見える雲
君に言っているのか
自分自身を鼓舞するために言っているのか
空か雲に対して言っているのか ちょっと不明
仮に君に言っているとしても、君と俺の関係性がまったく描かれてないのでぼんやりしてます
>間近に見える雲
雨雲ではないのですね?なにか意図があるのかな…
自分の内にあるモヤモヤした気持ちを表してるのなら
>間近に見える雲
だと、あまりしっくりこないので
覗き込んだ君の表情が曇っているって感じでしょうか…
「そんな顔してないで俺についてこい!」なのか
いくら語りかけても君に相手にしてもらえないのか…
う〜ん、やっぱりぼんやりしすぎな?というのが最初に読んだ時の感想です
詩、特に短い詩は終わり方が一番重要だと思うので
何かイメージがふっ…と浮かぶような、もしくは「なるほど!上手い!」と思わせるような
工夫がないとやっぱり、物足りなさを感じます
>>464 の解説がネタなのかマジなのか、ちょっとわからないですが
少なくともそう読めるようには出来てないと思いました
ただ、下手な詩だとは思いません
どちらかというと、なんかすごく投げやりに書かれてる印象を受けました
私もD+かな
「オレの冬休み」
暖房はつけっぱなし
埃の溜まりまくった
散らかし放題の部屋
コーヒーは飲みたい放題
ネットは一日中やりたい放題
コミックだって読みたい放題
エロ本も エロビデオも エロ動画も エロ画像も
おもう存分 観賞し放題
テンションは変にあがり放題
ネットカフェや個室ビデオも顔負けの オレの部屋
徹夜あけ
冬のうるわしい朝日にキラキラとかがやく積雪が
ティッシュに出したモノよりも
まだしろい
文字どおりの
ホワイト・アウト・クリスマスである
471 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 17:04:21.09 ID:MZYJUrjZ
>>428 >氷りつくような太陽の青空 八角形にかくばった冬の朝
言いたい事はわかるのですが、もう少しスマートに書いた方が良いような…なんか野暮ったいです
>道路が人びとの営みに活気づいてる
道路が活気づいてるってなんか変です…まぁ、いっか…
>みなが尻尾のように揺れている
みなに尻尾が生えていて、それが揺れているわけではなく
人、そのものが尻尾のように揺れているって事で読み進めます
(どうでもいいけど、なぜこの尻尾だけ漢字なのだろう…)
>黒いしっぽも揺れている
も←とあるのがすごく微妙な所なんですが
尻尾ののように揺れている人の影の事を指してるのかなぁ… と読み進めます
>向こうの粗末な馬小屋から茶色いポニーが尻をむけている
凄く唐突に出てくる馬小屋とポニー
普通、街角にそんなものはないので、何か別のものをそれで言い換えてるのかなぁ?と思っていたら
>>468 以前自分んちの近くに通学路の脇に牧場があって…
そんな事知るかいwあなたが以前どんな所に住んでたかなんて知らないよw
家の近所に牧場なんて普通はないよw 少なくとも私の近所にはね
なんにせよ、この部分が何かを示すように詩全体へ上手く掛かってるわけではないので、
結局何がしたいのかわからない
>高校生らしき少女
女子高生って書いちゃだめなのかな?…まぁいいか
>黒いしっぽも揺れるその恥じらいに
この黒いしっぽは誰の黒いしっぽなんでしょうか…高校生らしき少女のかな?
あと恥じらいながら横断歩道をわたってゆくってどんな状態なんでしょうかね…うーん、変。
>ぼくの隠されていた青春の黒いしっぽも揺れた
すごく下世話を読みをすると 高校生らしき少女を見て勃起したって事でしょうか?だとすると、揺れたって表現はあまり上手くないし
黒いしっぽ(影)になるくらいだから多分、腕ぐらいアソコが大きいのでしょうか?w
そもそも、題名が冬のしっぽなのに冬関係ないような…
きっと、「ここはこういう事なんだよ!」っていうのがあると思うのですが
それを伝えるのが正直、上手だとは思えませんでした
もうちょっと推敲したほうが良いと思います
私の評価はD−です
>>471 評価サンクス(涙)
>すごく下世話を読みをすると 高校生らしき少女を見て勃起したって事でしょうか?だとすると、揺れたって表現はあまり上手くないし
>黒いしっぽ(影)になるくらいだから多分、腕ぐらいアソコが大きいのでしょうか?w
どうやったらそう読めるんだよw
473 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 17:33:34.90 ID:lEQRYNdW
断舎利
すてようどんどん
信用も服もペットボトルも
何でも捨てたらすっきりする
この居場所も捨ててさ
楽チンになろう
それで今持ってるのは携帯だけ
気持ちは豊か
もう一人の僕は僕を責めるんだけどね
一度舵をきると
もう元には戻れないのさ
474 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 17:44:27.90 ID:MZYJUrjZ
>>472 いや、しっぽが何のメタファーなのかわからなかったので
かな〜り強引に読んで
おそらく、チ○コだろうwって結論付けましたw
黒い、とあるから
安易だけど
悪いもの、良からぬ気持ち、とかなのかなぁ?と想像
まぁ全体的に爽やかな詩だから
多分、女子高生を見て ドキッとしちゃったって感じなんだろけど
やっぱりそれだと、
黒いしっぽと上手く掛かってるとは思えないかな
そんな感じです ソーリー
475 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 18:33:39.01 ID:sppe8EqK
自分が意図したものと全く違う風に捉えられたりするから五スレはやめられない
>>469>>462 正直言うと自動書記のように書いたやつなんで自己プロファイリングなんだけど、太陽との対比は君の「温度」かな。
「どいつもこいつも馬鹿だから太陽太陽ってやたら崇めてやがるけどアレ、熱いなんてもんじゃ無いからな。」
で、君の温度のたとえが秋の温度。そしてイメージが秋の空。雨雲を誘うような君の姿は美しい。
当然、降り出しそうな秋の天気であるから、少々の寒さは感じる。それは僕に対する疑いの眼差しを思わせる。
ならば僕は背伸びをして秋の空より大きくなって連れ回してやろうという決意が少しだけ実り
日毎遠ざかる秋の空に今まさに手が届かんと言う時に思い浮かぶはやがて四季が巡り僕の存在を必要としなくなった君との決別であり、
結局は空に向かってしか愛を伝えていなかった自分に気付いた僕の過去、そして未来であると言うどうしようもない
自分でもあまり触りたくない恥ずかしい己の内面をやる気なく奏でてみたのが下の音源です。
http://up.cool-sound.net/src/cool27658.mp3
477 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 19:27:12.37 ID:FHWK5j0j
「あいすくりいむ」
あいすくりいむがだあいすき
あいちゅ あいちゅ!
おいちぃ〜!
ぺろぺろあまぁい
ぺろぺろつめたぁい
あいすくりいむはしあわせのかたまり
いっしょうあいすくりいむだけたべていきるもん
ほかはいらない
あいちゅがあればしあわせ
寝盗られても
478 :
名前はいらない:2011/12/16(金) 21:27:16.56 ID:MZYJUrjZ
>>476 自己プロファイリングというか、意味の後付けのようなw…
>太陽は灼熱地獄
君はもっと調度良い
雨雲誘う秋
温度について言ってるのは分かります
ただ、君は〜な秋 とあるので
太陽ではなくて季節で比べた方が良いんじゃないかな?と思いました
もしくは、太陽でいくなら 君は〜な雨雲にするか
まぁ、言ってる事は分かるので
細かいというか難癖なのかもしれないです サーセン
>君はもっと調度良い
とあるので 君といるのは居心地が良い
もしくは、君は穏やかな人だ って事かな?と
ただ、雨雲を誘っているので 悲しげで美しいというのは分かります
でも、僕に対する疑いの眼差しなら
>君はもっと調度良い
というのは、あまり良くないような…
もっと、そう読み取れる言葉にした方が良いんじゃないかなと。
何にせよ、そこまで具体的に伝えたい事があるのなら
書き直した方が良いんじゃないですかね?
この短い詩に
そう解釈できる程のものが詰め込まれてるとは
私には思えませんでした
単に私の読みが浅いだけなのかもしれませんが
あと今、音源聴ける環境じゃないので聴いてないです
ごめんなさい
お前の事を愛している
だからお前は下を向くな
お前の事を見守っている
だからお前は心配するな
お前がどう思っていても
お前を思っている俺が居る
お前は一人じゃない
そして俺も一人じゃない
お前を見守っている俺と俺を見守っている誰かがいる
だからそう、俺と俺達がお前を見守っている
階段を下りるたびに、重い荷物を持つたびに
買い物をしても、誰かをお前が信じても
それを心配して見守っている俺達が居る
お前以上にお前を心配してる俺達が居る
だからお前は大丈夫
お前は大丈夫
俺がここに居るから
俺たちがここでお前を見てるから
480 :
ちーちゃん:2011/12/17(土) 05:42:18.12 ID:RlT2YExH
>>478 秋の対は多分春でしょう。すると温度計の針の指す位置はあまりかわりませんし、
それに僕は「いやー、秋って涼しいよね夏より!」と抜かすほど産まれたてではないのです。
481 :
ちーちゃん:2011/12/17(土) 12:27:03.75 ID:SlzTKF18
>>478 あと、丁度良い温度と言うのは何時までも浸かっていられるぬるま湯の温度とは限らないのですよ。
それとそんなに僕の言うことが信用出来ないのなら僕に付き合ってお買い物とか行きますか!?(;O;)rx
482 :
名前はいらない:2011/12/17(土) 12:32:09.79 ID:MbmykPE/
483 :
名前はいらない:2011/12/17(土) 17:55:46.58 ID:lnb5d8QT
「未評価の数字」
順番待ちをしている未評価の数字たち
そのどれもが愛おしくて可愛らしい
こんな自分はヘンなのかしらん?
でもなぜなんだか
つらつらと並んでる彼らを見ていると
診察を待っている園児たちのようでいとしく感じるのだ…
まだよまだよ
次かな次かな…
行儀よく並んで彼らは待つ
次の声がかかるまで数字は動かない
484 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 02:25:03.18 ID:4isP0eB2
夢の中でも
わたしは通行人・・・
足音が遠くなっていく
誰も気か付いていないなら
このまま 舞台から降りてしまおうか
朝 目が覚めたら
泣いているんだろう
きっと・・・
485 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 02:55:54.43 ID:3934i6ZK
ある日について
低い太陽がさらに傾き始め
教会では早々に蝋燭が灯された
ひとつまえの季節にはすっかり蓋がされている
去ると訪れるが挨拶を片手に、入れ替わるわけでもないのに
ある日にふっと気づくのだ
枯れ葉や水、土の
凍る匂いだ
溶けきった太陽の半分が
空の端っこを浸している
定刻の鐘が鳴り、街灯がちらつき
新しい夕焼けをそこかしかこに落として
影は一層濃くなった
そして道は先細りになってみえた
白い月が尾根を転がっている
溢れた光が山々を伝う
松の木が空へ枝を伸ばしているのだが
上の方から闇に解けていくようだった
吐き出した息もすぐに消えた
翻りはしない静寂へ
凍った月の光が
夜の音をつかまえていた
486 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 05:06:17.17 ID:GONu1UIt
>>458 中也の黄昏と比較していきたい。
第一連
>教会では早々に蝋燭が灯された
やはり蝋燭は読みにくいだろう。
>去ると訪れるが挨拶を片手に、入れ替わるわけでもないのに
この連でめぼしいのはここぐらい。あとは何とも。
>枯れ葉や水、土の凍る匂いだ
下手。
良い例として 「草の根の匂いが静かに鼻にくる」
写実といっても詩ならこのように丁寧にかかなくては。
第二連
>溶けきった
細かいがこれはいらない。一読して判るべき。主語の足を引っぱってる。
>街灯 >夕焼け >影
雰囲気づくりにもってこいの単語。しかしやはり雰囲気だけ。軽率に扱いすぎ。
第三連
>白い月が尾根を転がっている
一見美しいが、まるで詩情がない。
良い例として 「目が薄明るい地平線を逐う/黒々と山がのぞきかかるばっかりだ」
月も尾根もただ置いただけで、転がるの動詞も作者や読者の
何にも喩えられていない。はっきり言えばて詩作の基本がなっていない。
溢れた光も、松の木も、夜の音もまったく機能していない。
美しいものを書こうという気概は伝わってきた。
ただやはり、これでは素人の頑張った散文の行分け詩にすぎない。
書くよりもさきに、まず何をどう書いたら読者を感動させられるかを考えた方がいい。
評価D+
487 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 05:06:58.13 ID:GONu1UIt
488 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 05:26:33.61 ID:3934i6ZK
>>486 評価ありがとうございます
実に的を得ていて恥ずかしくなる
>>451 記憶違いかもしれんが新宿かどっかのライブハウスの床か?オセロゲーム色の床って。
上手いこと表したと思ってるかも知れんがオセロの白黒って丸だからな。
しかもバックはマス目の付いた緑だ。あるか?そんな床。有香ならこの前電話で話をしたけど。
まあ、そう言う床をイメージしていたならお前の勝ちとしよう。うん。
>ただ人称だけを口ずさむ…俺、君うるせえ昨今の歌謡ロック事情に
「君」って誰よ?と一石を投じるフレーズなのだろうか?
しかしそんなもん「おお順子」とか言ったって順子って誰よだからな。
知らないうちにあんなにマッチョになりやがって。マノウォーか!!
まああくまでも推測による仮定であるからまだYAMADA電気で買った安いモニターを壊す時ではないが。
>お前が生まれた今より何万年も昔の笑顔で、とか
>蟻と蚯蚓とバクテリアが忙しい大地
など詩的とSFとぶっきらぼうが入り混じった強引なファンタジーは確かにロック的で心地よいが
いきなり>にょきり立つ肉塔、とか詩投稿サイト「文学極道」に潜んでいそうなおじいさんの臭いを漂わせてみたり、
いまいちベクトルを絞りきれて居ないのではないかと思う。
顔に油を塗っておちんちんの勃ちが良くなるとも思えないしよくわからないがそれが衝動というものなのだろう。
>>451 D-
>>458 このタイトルの語感は素晴らしいね。親父ギャグとは違う。
本文も丁寧に読者への愛をもって分かりやすく書かれていて立派だ。
しかし、
>そのぬくもりと魔法でとらえこんでしまう…
ぬくもりと切り離して話す「魔法」とは何だろうか?
ここはひとつ「魔法」について話してみるか、
或いは「ぬくもりの魔法」とぬくもりを強調するにとどめたほうが
「魔法」と言う言葉の目盛が程よく調整されるのではないか。
うん、しかし最後まで読みやすい。最終連での猫との情景も安定した終止に一役。
フゥフゥの片仮名にさり気ない大技を見た。D+
未評価一覧(
>>463)
>459 >461(460) >470 >473 >477
>479 >483 >484
492 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 22:25:44.67 ID:ikKKVLQ1
「射光」
暗い森の中で
暗いクライ自嘲に浸って
クライCRY 泣いていた
暗い過去に
暗く喰われて
クライCRY 藁ってた
自殺者数のグラフの右肩を
ニヤニヤ near near
秒読みしては 近づく痙攣
と
自嘲
「真っ暗です。気持ち良いクライw
百人に一人がやれるなら
その1%じしんもてるわぁ」
額を壁に着け 暗いクライ
ニヤニヤ ニヤニヤ
near near
と。
そこまで思っていたのに。
宝くじ当たるくらいの確立
出会えた射光に クラりクラり
今は歳の薔薇を抱えて
クライCRY私は射光に向かいます。
一寸先は光
信じなくても良い
でも、貴女にも貴方にも
くらいCRYたくなる
そんな「射光」が きっと 待っています。
だから。なんだ気楽に生きてりゃ良いよ、うん♪
(久しぶり投稿。チラシの裏失礼します)
493 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 22:57:45.08 ID:4isP0eB2
「もみの木から門松までの間に」
寒いから顔を壁に向けて寝る
ねこを集めてふとんに招くと お礼にヒゲを一本くれた
その感触を確かめながら
私は夢の中へと導かれていくのです
「黒い大きな闇が 突然私を襲ってくる」
これは漠然とした未来への不安
神さまは先の尖った物が好きらしい・・・
ごはんを食べた後
忘れずに薬を飲むのが日課になりました
鼻の奥の方からツンとした匂いが上がってきて
それから物思いにふける準備をするのです
494 :
451:2011/12/18(日) 23:27:47.44 ID:YhUmyDRt
>>490-491 評価糞くらえ。
てめぇに裸んぼの何かがちっとでもわかってたまるか。
いえでもわかってくださいm(__)m
ありがとうちんぽ握り締めたままくたばれ。
495 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 23:39:55.97 ID:YhUmyDRt
「俺がのうた」
駆け降りる世界
雪雲をかきわけ
離れがちな靴底
しっかり舗道を捕まえて
なんのためだい
降りて行くのは
せっかくの頂上
背中の後ろに遠くして
だってそれは俺が
拝み倒して来た俺が
借金取りに教育され損なった俺が
お礼を幽霊にし尽くしたような俺が
叫び飽きた空気
隙間ひとつない震動
くっつきあったぷるぷる君が
標高8,851メートルに犇めいて
なんの俺がだい
生きていくのは
誰もない頂上
ただ俺が俺が
だって俺が俺が
俺が俺が俺が
温情のない雪に笑いつけながら
俺しかいないのに俺が俺が俺が
さぁぼちぼち離陸する
駆け降りるスピードにこの俺が
推進力の魔にのせられて
なんて危険な命の弾だ
いったんもめんになりたいな
いったん
たんたんたんと
重力背に裏返して
意味が消えていく世界
スピードが剥ぎとっていくスピード
舗道の表面からフィルムのように
意味のない透明な意味が均一に捲れて
捲れあがったら揚げ揚げの
俺はいったんもめんになりたいなぁ〜
太陽はもう遥か上
壁(地球)に無き物にされようとする俺が
496 :
名前はいらない:2011/12/18(日) 23:55:07.34 ID:ZDeOciCS
>>458 「こたつむり」なんて上手い言葉よく考えたな!って感心したんだけど
念のため検索したら、普通に皆使ってる言葉じゃねーかw
こたつむりが面白いだけで内容は詩になれてないただの日記
評価D−
497 :
379:2011/12/19(月) 01:45:13.69 ID:GioWRY7a
>>418 ムムム、広告代理店風はいかんですね
なんか、どこが悪いか、わかってきた気がします
遅レスですが、評価ありがとうございました
498 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 01:53:22.33 ID:z0tcTQDd
才無き身 現世(うつしょ)を渡る 術(すべ)知らず
もはや現世に 未練など無し
彼(か)の岸に 咲く花の色 楽しみに
渡河の歩みを いざ速めん
ただされど 功(こう)残せずに 果てる身の
憐れな生を 笑うなかれと
落涙に 渡河の道筋 見誤り
彼岸の旅路 黄泉路なり
>>459 キラーフレーズのオンパレード。まず、出だしがかっこいい。太陽を偽る光だって。全体に特別な主張がないところもいい。
ひとつ言えるなら、幼少時の蜂蜜色の朝を、夜の甲虫の行進において実現しようという野望がある。羨望と言ってもいい。
幸福の狂信者。この作者は、この詩のような内容の人生を送りたく、また送ることを確信しているだろう。憎しみのみでなく
そこからひとつ上に上がった、抗えない感覚へと、現実的な達成へと階段を上っている。C+
>>461 燃えるということについて、詩的な表現の幅を広げている。焼け野原という舞台もいい。「よく知っていた花」という点が、
作者にとっては重要だろう。三行目、燃え出した、というところが、予感をはらんで、非常にうまい。頬に貼り付くという
展開も、一級品だ。全体に、感動と熱がある。夜が来るという締め方も素晴らしい。C+
>>470 妄言爆発ですね。テンションが上がっているのも面白い。ホワイト・アウトでイっちゃってるんでしょうか。
ここに書いてあることだけじゃなくて、いろんなことに楽しみを存分にしている感じが微笑ましいでしょう。
蛇足ですが、僕もこんな感じです。D+
>>473 どんどん捨てるってことで、捨てることにノっている感が出ていると思います。信用を捨てるということは、
具体的には、想像できないので、失うというのが正しいと思いますが、こっちから捨てちまえみたいな
感じでしょうか。居場所も捨てる、ここまで行くと、かなり辛いと思うのですが。気持ちが豊かという感じが
初めから出ているので、あまりにもひどい状況ではないですが。D+
>>500 評価サンクス。
ホワイト・アウト・クリスマスである!
502 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 18:54:25.42 ID:dxU5vEA+
「ひえちゃった」
ひえちゃったひえちゃった
ちゃっぷいちゃっぷい、
うぅぅ〜ぶるるる
おしりがひえちゃった
つべたいつべたい!
ひえちゃったひえちゃった
ちゃっぷいちゃっぷい、
あぁぁ〜ぶるるる
おなかもひえちゃった
つべたいつべたい!
ひえちゃったひえちゃった
ちゃっぷいちゃっぷい、
おぉぉ〜ぶるるる
あんよもひえちゃった
つべたいつべたい!
はよはよ、いそいであったまらなくちゃたまらんたまらん
はよはよ、いそいでおフロにはいんなきゃたまらんたまらん
ちゃっぷいちゃっぷい!
どぼんととびこんでゆぶねであったまらなくちゃ
ぬくぬくぬくぬくポカポカポコポコあったまらなくちゃ
しんぼうたまらん!
おぉぉぉ〜たまらん!
ちゃっぷいなぁ
503 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 19:26:54.25 ID:nHv9obKg
熱いから
マフラーを外したんだ
首もとが思いのほかスースーする
外ってこんなに寒かったのか
苦しかったから
マフラーを外したんだ
首もとがこれはこれで
落ち着かない
うっとおしかったから
マフラーを外したんだ
結び目に少し触れただけで
マフラーはさらりと肩から落ちた
理由があったから外したのに
首もとがなぜかさびしい
504 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 19:41:17.11 ID:9my8UBtU
なにかと話題になっている「たばこ税」ですが、
昨年値上げしたばかりで、喫煙者側は結構深刻な状況。
本数を減らしたり、禁煙に踏み切ったりと対策も人それぞれです。
でも個人輸入すれば大丈夫。日本語の輸入代行も多数。
「たばこ 通販」とかで検索するとあるある、、、
送料込みで1箱90円とかの激安サイトもある。"
505 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 21:02:30.21 ID:axUFD1RO
「最期」
あぁ友よ
私の最初の友達よ
泣かないでおくれ
そんな汚いモノに しがみつかないでおくれ
それはもう 空っぽなのだから
あぁ友よ
私の唯一の友達よ
君を泣かせることは どうしてこんなに辛いのだろうか
もし生まれ変わることがあったなら
ひたすら孤独に生きよう
そして誰にも気付かれず ひっそりと死のう
あぁ友よ
私の最後の友達よ
ありがとう そしてさようなら
506 :
名前はいらない:2011/12/19(月) 21:26:59.39 ID:rzKW70zi
ザイィ
507 :
ちーちゃん:2011/12/19(月) 22:38:14.53 ID:9bqygaM5
>>505 うわあ、やってくれたなこの糞野郎。
> 泣かないでおくれ
> そんな汚いモノに しがみつかないでおくれ
> それはもう 空っぽなのだから
うん、ここまではわかるよ?
> あぁ友よ
> 私の唯一の友達よ
> 君を泣かせることは どうしてこんなに辛いのだろうか
うん、ここまでもわかるよ?
> もし生まれ変わることがあったなら
> ひたすら孤独に生きよう
> そして誰にも気付かれず ひっそりと死のう
この野郎、テメエの小汚ねえ死体にしがみついて泣くヤツを見て
「猫なんてもう飼わない!」みたいな感想を抱いてんじゃねえよ!
お前の悲しみをなくしたいが為に死んじゃった猫ちゃんの一生までなかった事にしたいと言うのか!
…でもまあ、そう言う時ってあるよね。みーちゃんがまだ小さかった頃の写真とか見るたびに、
辛くて辛くて涙がボロボロこぼれてきて…。
しかしだよ?当の死んだみーちゃんが、「生まれ変わったら孤独に生きてひっそりと死のう。」なんて感想を抱いていたら飼い主のめぐみちゃんの気持ちはどうなる!?
> あぁ友よ
> 私の最後の友達よ
> ありがとう そしてさようなら
まあ、伝えたい事はわかるよ?
わかるがコイツは読むヤツこそが偉大なる愛をもって挑まねばならぬ甘ったれた詩じゃないか。
加えてまだ生きているヤツが書いてんだから余計始末が悪い。
もしも運悪く亡くなった友人の遺品がこの詩とマガジンウォーウルフのDVDしかなくて
俺にこの詩が回ってきたとしたら泣いて懇願するわ。「とりかえてください(;_;)rz」って。書き直し。E
508 :
ちーちゃん:2011/12/19(月) 22:50:36.61 ID:9bqygaM5
>>504 宣伝乙だが"大丈夫"とは言えないようだなあ。脱税するなら住民税を脱税したほうがお得です。D
509 :
名前はいらない:2011/12/20(火) 00:04:56.03 ID:ip3nayp5
>>477 最後でゾクッとさせたかったんだろうけど
アイスクリームと何か、ひっかけてるわけじゃないのでイマイチ
フリの部分もイマイチ 残念 E
>>479 ストーカーについてのポエム? なんか違う意味でコワいw
電柱の影から俺と俺達がお前を見守っている姿を想像したら吹いたw
重い荷物持ってるんなら見てないで持ってやれよw
誰かを元気づけようとしてるポエムは嫌いじゃないけど
お前は一人じゃないとか大丈夫だとか
なんか具体性がないからすごく無責任に感じた D
>>483 どんな事でもポエムにしようとするのは良いね
ただ、アイデア一発で終わっちゃってる
もっとそこからいろいろ広げて欲しいね
惜しい D+
>>484 夢の中でも わたしは通行人…
さぁ、ここからどう展開していくのだろうと期待したら
自分の気持ちをポツリとつぶやいただけで終わっちゃった 残念
このポエムを誰かが読んで評価するって事をもうちょびっと考えて書くと
あなたのポエムはもっと良くなるのだろう D−
>>492 CRYと暗いって誰もが一度は思いつくような事だから
さすがにこんだけ、ちりばめられるとクドく感じちゃう
あとこのポエムは
テンポよくリズミカルに書いた方が良いんだろうけど
ちょっとテンポ悪いね
何回も自分で繰り返し読んでさ
直せるところがあったら直したほうがいいんじゃね?
あと、どーでもいいけどsyrup16gとか好きそうだね D
510 :
名前はいらない:2011/12/20(火) 08:11:05.54 ID:pxkKM4Wk
>>377 主語がいっぱい抜けている。評価E+
どこで何が起こっているのかわからない。
>>461 たとえの元となるほうをいっていないから、比ゆになっていない。評価E--
お・ば・か・さん
511 :
名前はいらない:2011/12/20(火) 09:05:21.41 ID:79XhulZO
>>510 どうせ評価すんならもっと気持ちいい評価してやればいいのに
512 :
名前はいらない:2011/12/20(火) 09:48:13.88 ID:hFnZod87
刃をうなじに当てて
そっと引く
熟れ過ぎた戒めが
私の血に流れている
神であれ、母であれ、救うことはできない
いつか 星を食べたいと思った
ほんのささいな願いであった
マンホールの蓋は開く事無く
標本瓶を手に取り 私は未だに見上げてる
愛と平和などといい
若さを殺すな
権利だの義務だのと謳うな
生き方を主張するのなら
死んでいるのと同じではないのか
刃をうなじに当てて
そっと引く
中から覗くのは 愛であるのか
かつての星の輝きであるのか
或いは、フィラメントの抵抗なのか
513 :
名前はいらない:2011/12/20(火) 10:03:47.57 ID:hFnZod87
514 :
ヤタロク:2011/12/20(火) 11:29:30.78 ID:UAafu8T/
「何年経っても」
何年経っても変わらない わたしはいつも失敗ばっか
くだらないことを繰り返して人に笑われて生きてます
死にたくなることばかりなのにどうしてかな
今日も出かけるよ
小洒落た街の中 みんな笑顔で日を浴びる
北風が砂を巻きあげて、南へと飛んでいく
公園のベンチは冷たくて缶コーヒーは温かい
涙が出ることはない
涙が出ることはない
薄い雲が膜のように広がって、空を包む
ぼやけていく陽の光がゆらめくようで
解き放ってくれればいいなんて、思ってしまう
今日も出かけてみたけれど何も変わらないことばかり
少しずつ落ちていく地球が地面にぶつかるのもすぐね
雨でもふればうれしいのに、冬の空はどこまでも青い
柔らかな夜
初恋かなんかで
ぼくの足さきはつめたく濡れ
さなぎのような夢を見てる
震えるほど
ひとりぼっちの
春の夜
星の大地にひびく声
思い出の水面に浮くことば
それらに耳を傾ければ
さびしげな天使が
そっと屋根に降り立つ
音がした
516 :
名前はいらない:2011/12/21(水) 03:46:07.53 ID:gAm00p3L
「勤行とは何か」
三合の飯を炊き
半合を木椀に盛って祈ること
長々と流れる平板な音の連なりの意味も知らぬ
しかしこの日毎に散逸していく音共の届く先を思うこと
勤行とはなにか
母が死んだ日はたいそう悲しんだ
父の泣くのを見たのは数十年ぶりといっていい
ああ確か子供の頃
父の母が死んだ日のこと
そうだ
私の肉親がその日はじめて死ぬ
噂に聞く葬列というものの
哀悼の言葉を並べ立てる彼ら参列者だったが
四十九日のうちにゆっくりと
母は死んでいった
死と感情は遅れてくる
言葉ばかりが先に母の墓前に降り積もって
母の死を今か今かと待ち望んでいたかもしれぬ
たった一人の私の
たった一人の母親の
たった一つきりの臨終
彼岸は前もって取り繕われた悲しみによって用意された
儀式的な葬送が私の一部を運んでいったことを
さて儀式的でなかったとは言えぬ
真の悲しみを探り当てようと父の目を見る
父の悲しみのいかほどを盗み取ろうとしている私の浅ましさがあって
父が一人、母の死の前に立つ
今まで読んだこともない経典を戸棚の奥底から引っ張り出して
唱え出される呪文の
それが祈りでないはずがなかった
祈りは誰に祈られるものか
死んでしまった母のために祈られるものであった
途方もなく遠くに引き捉えられていった母のために
父はその行方もしれずに経を読む
人間の声はそもそもの経緯として
全方向に射出される
盲になったもののためにだろう
彼の者がどこにいても聞こえるようにだろう
日毎繰り返される経が私の脳裏にしっかりと刻まれる
途切れ途切れの経は今ではなめらかに奏でられる節となり
響きは波のごとく
数々の祈りは私達の感情を転移していく、可能な限りに速くそれは
音速で伝播するのだろう
言葉より速い音がいまになってようやく
母の死に追いつく
517 :
名前はいらない:2011/12/21(水) 07:33:04.56 ID:I5lrpfIN
一個の人間
ただの一個の人間だった
それを知った
どんな人間も同じ肉体から出来ていた
同じ魂から出来ていた
それぞれがパチパチと火花を散らし
多様な光を放ち
変化を見せ
はるか上からその様見下ろす何か
真っ暗闇の中
私たちは
だからお互いのことが気になって仕方ない
518 :
名前はいらない:2011/12/21(水) 07:46:27.59 ID:iByP1+Mu
夜になるころ鋭敏になる聴覚に迷い込む青白い囁き
儚くも図々しい亡霊のようなそれがオレを昂ぶらせよう画策する
オレは異常なくらい下品な光に目を潰された
コンクリートと対峙して敵対していいようにされた
割れた卵と世界に飛び出した中身
脆弱さにのしかかる恥知らずな外気
街の真ん中に憮然と佇む電波塔
オレそれを沸騰した赤い血で溶かさないとならない
氷の女王を熱病で侵さないとならない
お前を殺してやる
お前を破滅させてやる
お前はボウル一杯の灰の中で窒息死した人々のことを知らない
519 :
名前はいらない:2011/12/21(水) 11:45:44.14 ID:ZZeQsAeK
正しさを見つけたら
次元も
光も
神様も
化学になる?
窓に差し込む光が作る
虹色のスペクトルの訳を
命をかけて探してる
ああ、僕は
君の存在を
証明する為に生きている
信じ続けたら
悪魔も
人も
紙切れも
神様になる?
可能な限り犠牲にして
ただ一つの光の為に
毎夜、毎夜祈ってる
520 :
名前はいらない:2011/12/21(水) 17:08:10.20 ID:6xUtkomM
521 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 00:08:15.43 ID:0uVziVBV
「目グスリ」
目グスリよ目グスリよ
その冷たさでこの疲れた目を覚ましておくれ…
その液体で
この目を潤わせておくれ
この部屋はこんなに暖かなのに
おまえの体内からあふれ出る液体はとても冷たい…
まるで氷水のようだね
淀んだ目の玉が澄んでくるようだ
目グスリよ目グスリよ
その冷たさでこの濁ったアタマも覚ましておくれ…
その液体で
スッキリさせてくれ
キュキュとフタを閉めて
次回の活躍のために保管する
そのちいさな体に冷たい液体をかかえて目グスリは横たわる
暗がりにひっそりと転がって…
522 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 00:40:27.46 ID:LNlFHSle
523 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 02:04:04.66 ID:o5ww0IAN
お前らどういう想いで詩作してんだよカスばっかりじゃねーかよ
524 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 02:33:41.06 ID:hiII4OAy
能書きはいいからとっとと詩書くか評価しやがれ。
>493 >495 >498 >502 >503
>512 >514 >515 >516 >517
>518 >519 >521
525 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 02:47:54.54 ID:hiII4OAy
>>493 寒いと欝になる人間です。共感できなくはない。
問うべきところが2点ある。
ひとつ。
この詩ではオブジェクトは鋭利であるか平坦であるかに分類される。
その中で、ものの形状によって対比が構築されていると見える。
一連:「ひげ」vs「ふとん」
二連:「神」vs「不安」
三連:「薬」vs「物思い」
など。しかしその対比物の認識はどうやってされているのか?
一連ではひげ・ふとんともに触覚を頼りにしていそうな気配がするが、
三連では薬のみ認識の方法が描かれており片落ち。
二連は認識の過程なしに大上段から対比がなされる。
これではどう読んでいけば良いのかよく分からない。
登場するものを認識する方法や、もののニュアンスについて書くべきことは多いだろうと思う。
ふたつ。
タイトルの年末年始間の時間は何のために置かれているのか?
端的に「寒い季節」と置けばよかったのではないか?
またこれは三連の「日課」という期間を限定しない語彙と衝突しているように読める。
この時間の局所的・平均的な対比は作者によって意図的に作られたものかどうかといえばそうではない気がする。
文章の時間的推移は読みやすさに関わるので気を使うべき。
評価はD。
526 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 02:54:27.14 ID:o5ww0IAN
だれも能書きなんてたらしてねーし未評価まとめてばっかりだし
これだから雑魚は… 可哀相に
527 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 03:07:45.09 ID:hiII4OAy
>>495 評価すべき点がふたつ。
問うべき点がふたつ。
+ひとつ。
俺ではなく俺がにしたのは面白い。俺は文章において主格であるという意志が感じられる。
ところどころ文法的に破格の表現があるが(「ぷるぷる君が」「誰もない」や、9連の反復)
主格が破格であって速いため気にならない。
+ふたつ
破格の用法を使ったがために生まれた音韻上のトリック。
「なんの俺がだい」「俺が俺が俺が」「たんたんたんと」「捲れ上がったら揚げ揚げの」
これがテンポよくて良い。
-ひとつ。
速くても方向がよくわからない。
離陸するというのは上方にだろうか?
重力背に裏返してはいったいん重力を背にして=上を向いて、そこから裏返す=下を向くということか?
「太陽はもう遥か上」とあるが、これは俺が下の方に向かっているということか?
「誰もない頂上」というのは、標高8851mにひしめく人から考えて下に思える。
直接指示しない迂遠さは主格の破格ぶりに反しているように感じられた。
-ふたつ
俺がに対して、俺以外のものの描写が雑。
金の問題としていいのだろうか。同調圧力としていいのだろうか?
それらは「スピードが剥ぎとってくスピード」「意味のない透明な意味」の対比物として適切ではないように思える。
評価はC
528 :
ちーちゃん:2011/12/22(木) 03:12:01.96 ID:7iuNPxs5
529 :
名前はいらない:2011/12/22(木) 16:26:26.32 ID:FN7hnz5y
冬至り 斜陽の孤影 伸張し
厳しき寒風 わが身を削る
独り身の 寂寥極み 落涙し
いずれ泣き枯れ こころ虚(うろ)なり
聖夜の夜 街は騒いで 浮わついて
救世の風教 どこに吹くのか
530 :
495:2011/12/22(木) 19:35:52.03 ID:i7iAv7/1
>>527 おぉ素晴らしいレスポンスをありがとうございます!
そうかぁヒトに非ずでもぷるぷる君いたら孤独じゃなさそうに感じるよね。
厳しく孤独になりきれない俺がしかしここに俺がいるぞとみっともなく山のてっぺんから駆け降り自殺する詩だったのかな?
スピードに任せて書き上げたのを後からリズムだけ推敲した作品なので俺にも意味はわからんとです。
しかし丁寧かつどう読まれたかがわかりやすい批評、素晴らしいですね。
自分の作品も人目に晒し他人のものとなるからにはやはり
丁寧に書かなければなぁと思い知りました。ありがとうございました!
531 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 00:16:53.26 ID:jl3bWQu1
お願いします。国語は50点以上とったことありません。
「さきみだれた生命」
長い冬に、木々は枯れている。
人間の心はどうだろうかと天を見渡せば、鳳凰がいる。
この愛しき生命がさきみだれた下界に光を照らしている。
届いてくれ
届いてくれこの世界の希望よ。
いとしき生命が罪深くとも、それでも心は持っているのだ。
届いてくれこの風に乗って。
届いてくれこの世界の希望よ、鳥のさえずりを通して。
鳳凰よどうか耳を澄ませて聞いて欲しい。
この罪深き地上の楽園の希望を。
532 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 00:59:56.89 ID:nyBWHP0v
感想、評価お願いします。「わたしの蒼井そら」
アルミサッシにおさまった青色が、ぼくの唯一見る事ができる宇宙であり、神であり
恋人であります
ああどんどんあかるくなってくねぇ
いつも明るいきみだけど
ひとのみてないときはくらくなっちゃうの
だからぼくはずっとおきてる
くらいきみをずっとみている
みまもっているから
ほしは
夜通し考えてたこと
つれていっちゃった
いまはただこの光に
目いたくさせてたい
まぶたのむこうの
あおい光のむこうの
街角のパン屋が
いいにおいさせてたらなぁ
まぶたのむこうの
あおい光のむこうの
目覚め遅い町並みの
どこかで君が
朝の空気いっぱいで
きもちよくなってて
いたらいいなと思います
533 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 04:21:00.05 ID:55NbNeak
>>498 さて、これは主観のメモ書きであるとおもうのです。
死んじゃってあの世でも道を間違えた。ということだけにしか読むことができませんでした
そしてどうしたのですか、なにを表現したいのでしょうかというところまで煮詰めるとよいかとおもいますE
>>502 いいところはリズム感や語感が統一されていること,
寄り道せずに終わらせることで作品としての形はある。が
絵本なんかにありそうですよね。子供の教育にはよいのではと思いますD
たしかにそういうことってありますよね。
>>503 読んでいて、あーわかるなぁって思いました。読者と作者がなんの壁もなく
感覚を共有できるってのは大事だと思います。しかし度が過ぎるとそれは
わかるぁではなく、退屈感を生みます。なので作者はあれこれと表現するのだとおもいます
最後に、ラストの2行、理由があったから外したのに 、で詩を終わらせることでも
寂しいという気持ちは伝わるかと思いますD
534 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 04:21:26.50 ID:55NbNeak
>>512 何度か読んでも、どういうことだろう?という点がいくつかありました。
ぽんっと思いついた言葉が配置されただけになってしまったのかなと思います
例えば、熟れた、星を食べたいなと思った、マンホールの蓋
などなど、説明不十分で読み解くヒントもないように思います。
だからその言葉がちゅうぶらりんというか
感覚で書くことも大事ですが、読者を置き去りにしないようにしたほうがよろしいとおもいますE
>>514 1連目はちょっとテンポよく、悪いことばかりだけどそれでも外出するぜ!という諦観気味な鼻笑いすら聞こえてきそうでした
そして物語が始まるのかなという予感です。
しかし2連目、みんな(が、は?)笑顔で日を浴びる 。ここはあえてそうされたのか書かれてませんでした。
笑顔で日を浴びるとなると、一見悩みなんて無くて何かしら注目を浴びているような、そうな風に読めます。
1連目の様子とは違うので、一瞬ですが考えてしまい読む速度もつまづいてしまいます
加えて、みんなは笑顔で日を浴びている、に対して、自分は北風の吹く公園で缶コーヒー
という対比。そして涙は出ることはないに続くのですが
この1度の対比だけでは、私は感情移入し切れませんでした。
そして最後の地球が地面にーのところはすこし唐突ではないでしょうか
なんの比喩かわかりませんでしたE
>>515 短い詩は、難しいですね、
少ない言葉で理解させなければいけないし、少ない言葉でひきつけなければいけないのです
失恋したのかなーまではわかるんですけど、天使がなんで来たのかはわかりませんでしたE
>>516 何がしたいかがわかるような気がします。それは、母の死をきっかけとして、生きる意味や死の意味を、捉えた意味を
書き残すこと。詩として評価するのに、言葉のセンスを図らないといけないけど、それを行う基準として、目的をしっかり
果たしているコトバであるかという視点を、持ってきたい。この詩は、しっかりと伝えることを目的としていて、そのために
正確で抑えた言葉が用いられているように思うのだけど、特に美点として、意識にしっかりと訴えかけるような、
安定感と、心の強さのようなものが伝わってくるように思う。三合の飯を炊き、といった、しっかりとした描写が、全体の
骨格をしっかり作って、その現実の上に、死が問われる。センスといったものを図るのは難しいけど、この詩の言葉遣い
が、僕が今までにしたことがないものである点から、個人的に評価してしまうし、客観的に見た場合、この文の価値は
といったことを評価すれば、やはり読んで心に訴えるものがあり、面白いといったことを超えた、一つの達成があると思った。
B−
536 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 22:56:37.50 ID:55NbNeak
517
物質的にはみんな同じ体なんだけどそれぞれ性格が違うからすてきだよねってことでしょうか
5行目からの表現は花火で性格や内面の比ゆってことなのかなあと読みましたが
綺麗な花火が(心)気になるってのはわかるとしても、なぜ心(綺麗な花火)に見下ろされてるのか
花火があったら真っ暗闇ではないんじゃないかなーとか
なにがどう気になるのかもっと深く掘り下げてもよいのでは。E
518
2-4連で異なる比ゆが現れる、関係性が見えないし私には解釈不可能です。1連で背景がわかれば読めるようになるのでは。
なんとなく社会が嫌いなのかなとおもいましたE
519
1-2連目は物事に対する疑問、化けの皮をはいで本質を曝してやろうというったところでしょうか。私はこの手の試みは詩人として大切だと思っています。
しかし3-5連目は物事の解明というよりは、狂信のようにみえます。3連目では存在証明するために生きている(自己犠牲臭い)
4連目では信じれば神様になる?とありますが、初めは(なる訳がない)という意味かとも思いましたが
3連目のことがあるので、(神様になるんでしょ?)というようにもとれます。
5連目でも毎夜祈っている、と。2連目の命をかけて探してると書かれてるのに、祈ってるだけ(そうではないかもしれないけれど)ではちょっと軽いのではないでしょうか
またなにを犠牲にしたのか、自己でしょうか?またはほかのなにかなのか。改善点は多いかと思いますE+
537 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 22:58:51.23 ID:55NbNeak
>>つけ忘れました、失礼しました。
538 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 23:16:02.74 ID:nyBWHP0v
≫537
評価して頂いてありがとうございます。
説明し過ぎると日記のようで面白味に欠け、短く抽象的にし過ぎると伝わりにくい。詩は本当に難しいものですね
自分で自分の詩を評価できないので、とてもありがたいです。また次作が出来たら、よろしくお願いします。
539 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 23:22:57.85 ID:nyBWHP0v
≫536
ちなみに僕は519です。たしかに2.3.5段落は分かりづらい上にくさいですね
一行にどれだけ情報が詰め込めるか、勉強します
540 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 23:25:21.11 ID:7l5TOjhP
思
不意に昔の記憶が甦り
顔から火が出るほど恥ずかしくなる
そんなとき私は 意味不明な仕種で気を紛らわす
答えは後から
まったく関係なく飛び出してくる
いや これは答えではない
後悔と懺悔だ
今度生まれ変わったら
ステキな人生が歩めるのでしょうか?
いいえ
同じ轍を踏み
そして
生きているだけで恥ずかしい・・・
541 :
名前はいらない:2011/12/23(金) 23:30:40.94 ID:55NbNeak
>>521 私は目薬が嫌いです。あれって意味があるのかな。最後に使ったのは中学生頃です
最近のCOOL!な目薬は眠け覚ましにはなるんですかね
さて1連ー3連にかけて目薬をもちあげてもちあげてからの、4連目でまるで忘れさられてしまったような記述。思わず、え?となりました。これだけ持ち上げてこの仕打ちですか!?と
でも今度目薬つかってみようかなーなんて思いましたE
>>520 例えば、ロリコンがその事実を隠していたとします。完ぺきとはいえないまでも、いまのところ周囲には隠せています。
そこに幼女が現れました。ええ、もちろんピンクの髪の女の子です。年は風貌からして10歳前後でしょう。私にはわかりませんが。あと声はみゆきちがいいと思います。個人的には。
幼女はなにも言わず、睨みつけて走ってどこかへ去るのです。なぜ?初対面なのに?でも仕方ないですよね、彼は隠してるとはいえロリコンですから。このご時世ではいくら警戒しても足りないくらいです。
一方、男の方はなにやら頬が赤くなっています。え?ああ、これがロリコンでマゾということか。と
さて、この声はだれの声でしょうか。
まぁ例えばの話ですが、ここまでが詩です。
私はここに足りないのは何かを知っています。それは幼なじみがこの場面に遭遇するという展開です。
あとはわかりますよね。幼なじみはもちろんクーデレ貧乳であるべきなんです。個人的にですが。あとこのタイプのヤンデレルートは大変おいしいと思います。評価人にできることは、そう作者に伝えることだけだと思っています。
542 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 00:30:50.16 ID:ZbfhdWvz
>>536 評価ありがとうございます
確かにわかりづらくもっと掘り下げて書くようにします
後半は人間以上の見えない何かに
見られてるのではという怖さを感じながら
見えるお互い人間同士が気になる
みたいなことが書きたかったです
543 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 01:38:10.48 ID:FZarqVYV
>>531 読者に何を感じさせたいのでしょうか
命の尊さか、鳳凰についてか。鳳凰が空を飛んで、地上が光に照らされるというのは、ファンタジーでは定番ですね。ポケモンでもありそうですね
つまりそれだけに退屈になります。意外な演出、独自の視点、なにかしらの工夫は必要でしょう。また愛しき生命、罪深き地上の楽園など、それらしい言葉の寄せ集めとならないように、何故そう感じたかなど細部まで練り上げましょうE
>>532 ネタかなとおもったら題名だけだったのかな。
美しい朝の詩ですね、しかし鮮明な情景が浮かぶわけでもなく、そのため美しい朝を感じるまでには至りませんでした。光るような表現がほしいなという感じでした。
ひらがな多めですが、子供という設定?ではないですよね。うーんD-
>>540 そういうことありますよね。E
544 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 04:22:27.45 ID:FZarqVYV
>>529 飛ばしてしまいました。失礼しました
498の方でしょうか。同じ人から評価されるのもつまらないかもしれませんが、、、
>冬至り 斜陽の孤影 伸張し
厳しき寒風 わが身を削る
伸びる陰と小さくなる体の対比は切なくもあります。ここは冬の寂しさを感じました
2連目の落涙の理由は寂しさからか、それとも3連目と掛り浮ついた世間に対しての虚しさからか
とはいえ、まだ心を打たれるというには、言葉が弱いかなと思います。
というのもどこかで聞いたような言葉ばかりだからだと思います。E+
545 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 09:42:54.82 ID:maY7E0l3
>>516 悟りを開いた坊さんみたいな作品だな
勤行なんて言葉、今の日本人で知っている人は
あんまりいないんじゃないか?
ただ禁欲的に言葉を戒めるだけが作品では
ないと思うんだよな
言いたいことを言うだけの作品もあるだろうけど
言葉と言葉の中に詩情を挟むような作品、
つまりロジックに偏向しないものがいいね
ただラストの一行は鳥肌が立つほど綺麗だなと思う
雑草さんより厳しいけどD+
そしてこんないい作品投稿してくれてありがとな
546 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 09:50:09.79 ID:maY7E0l3
>>531 じゃ、評価させてもらうかな
テーマをしぼって書いていくことが詩のひとつの
コツみたいなもんだな
この場合「鳳凰」からみた下界の世界に焦点を
どこに合わせられるか注目して読んだ
内容そのものはわりかし普通だと思うね
「心」ってのはかなり作品の中で使われていて
「きれいなもの」だったり逆もあるよな
あなたが見たい世界を「鳳凰」に託すことが
できたかどうかってところだな
季節にはあっている作品じゃないか?
「鳳凰」って「神様」にも置き換えていいな
もっと心象風景をていねいに書いていくと
更に深みが増すと思うぜ 評価D
547 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 13:48:46.64 ID:/WpJ6HbY
クリスマミー
お早う今日は最大のトゥデイ
お早うからお休みまで
さあトゥギャザー
548 :
515:2011/12/24(土) 15:05:59.88 ID:XS1TXcHh
549 :
もぐ:2011/12/24(土) 16:48:35.47 ID:R7b8/kjS
だけど、でも、それなのに、、、
私の口グセ。
いつも自分を守って生きてきた
一番守りたいのは
君なのに
傷つけてたんだね
いまさら謝ったって
許してもらえないのは
わかってる
もう一緒に笑いあえないのも
君のそばにいられないのも
わかってる
だから
最後に一言
大好きでした ありがとう
550 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 17:04:28.34 ID:lRH82JLY
初心者です。よろしくお願いします。
笹の葉を浮かべつつ凍てつく川の水はどこまでも流れてゆく。
毎日毎日媚びへつらい、心にもない言動に髪をむしりかきたくなる程僕の心も凍てつく。
心はどこまでものどかでありたいと空に浮かぶ星に願うが叶うない。
自分のような偽善者が一寸の涙をこぼしても、その味は決して苦くはないだろう。
腹の底がそっけないのだから
551 :
名前はいらない:2011/12/24(土) 17:09:57.85 ID:cftClEcz
無い物ねだりはやめたんだ
僕は嘘吐きになるよ
好きだからこそ嫌われたいのさ
卑怯な言葉は首輪になって
今は僕のネックレスさ
飲み込んだ言葉が喉を焼いても構わないぜ
のたうち回るのがシュミだから
今日は手ぶらで帰るよ
雨降りの日はただ濡れていたいから
552 :
ちーちゃん:2011/12/24(土) 20:11:54.63 ID:FEajgRmC
>>503 思いの外簡単に外れてしまったマフラーが寂しいねえ。こんな夜はとくに。C
553 :
ちーちゃん:2011/12/24(土) 20:25:59.01 ID:FEajgRmC
>>547 クリスマミー はマミーと過ごすクリスマスの事かな?
そしてクリスマスを一日中母と過ごすと。立派ですな。親孝行です。
ちょっと歯磨き粉メーカーの宣伝と似ている所はマイナスかな。
四段階マイナス。よって評価は E
554 :
ちーちゃん:2011/12/24(土) 20:42:31.43 ID:FEajgRmC
>>550 > 笹の葉を浮かべつつ凍てつく川の水はどこまでも流れてゆく。
> 毎日毎日媚びへつらい、心にもない言動に髪をむしりかきたくなる程僕の心も凍てつく。
凍てつく水は流れていく。
僕も凍てつく。
おかしいだろ?「僕も」なら流れて行けよ。
水は凍てつく。
僕も凍てつく。ならわかる。
> 心はどこまでものどかでありたいと空に浮かぶ星に願うが叶うない。
> 自分のような偽善者が一寸の涙をこぼしても、その味は決して苦くはないだろう。
> 腹の底がそっけないのだから
叶うないもなにも願いを言い終わる前にめんどくさくなってるだろ?
こんな夜は俺もそんな感じだけど。
「涙が苦くない」ってのはいいねえ。これは光っている。いや、光っていない事の表現なんだけど美しい。
ひとつエピソードが欲しいね。
「ああ、それならば仕方がない」と言う共感が欲しい。E+
555 :
名前はいらない:2011/12/25(日) 00:09:36.27 ID:KL4ejnuV
街ゆけば 他人はみんな 身を寄せて
聖夜の逢瀬に 春を思うか
独り身に 温もりなどなど無く ただ震え
雑踏照らす 寒き電飾
双眸で 捉えた光の 冷たさに
この身と心 凍みる師走よ
556 :
ちーちゃん:2011/12/25(日) 06:46:59.83 ID:xdnk9ICw
>>555 うーん、基本的に独り身なんてのは自業自得だからね。自分がその時孤独を選んじゃってんだから。
素っ裸で猛吹雪の中飛び出して「わたしの心はロンリーハート」なんつったって「服着ろ」と言われるのが落ちなわけ。
大体世の中なんて俺とお前以外全員パンがなければケーキを食べろとか抜かすお姫さまなんだから、
いえいえ私はルイヴィトン以外は着ない主義、しかし、お金がないのです!とでも言っておけばとび土工の仕事くらいは斡旋してもらえるかも知れない。
しかし私自信はと言えば流石にこの年末、一日二日の単発仕事しか紹介出来ないので、
今回は感想のみに留めさせて頂きたく存じます。
557 :
名前はいらない:2011/12/25(日) 09:28:11.28 ID:GNCRKEl5
いつもと同じ風景、いつもと同じ出来事
これじゃ何が特別か分からない
外へ出たって寒くって、外へ出なくたって寒くって
かじかんだ手でカイロを握っていたら、なんか熱くなってきた気がする
そろそろクリスマスらしい
それでも心臓は不穏な動きをするばかり
558 :
名前はいらない:2011/12/25(日) 15:44:17.80 ID:bImgi2u9
「分かれ道」
分かれ道だ
これまでなんとかやってきた
俺はお前を傷つけ
俺もまた傷ついた
お前の一言で救われたけど
俺はお前を癒せたかい?
俺は右へ
お前は左へ
俺は黙って道を行く
かっこ悪いだろ
お前の顔を見ることさえできない
この道はいつか
おまえの道をまた交わるのかな
どこか別々の遠くへ行くのかな
寒いな
俺がお前にあげたもの
お前が俺にくれたもの
一緒に歩いた道は
振り返ればまだ
うっすらと見えるよ
>>549 気持ちがこもっている。真剣。はじめの方の、始まり方が意表をついていていい。それと関連して、
全体の構成もすっきりしていていい。具体性がわからないうらみがある。感情に訴えかける力は
ある。ただの綺麗事とは言い切れない。C−
>>551 分の並び(構成)が見事。というのは、並んだ文に対して卑怯な言葉と言っているし、一連と二連で
ガラッと変わるので、この短さの中に、深かい意味が沢山込められている。
のたうち回る、のところだけ、やや、大仰に浮いている感じか。比喩にしても、少し内容が掴みづらい。
雨降りというのも比喩なら、少し意味がとりづらい。感情は伝わるけど。
面白い意味の生成とと、不用意な言葉が、特徴。C−
>>555 形容の言葉遣いが少し大仰なのに似合わず、内容は薄い。それは、見方によって変わるが、
僕の決断としては、上滑りという感想。もっと、書きたい意味をイメージして、平易な言葉で
表すほうがこの場合は好み。D
>>557 冬の日の感慨か。いつもと同じ、という形容が、出来事にかぶさるのは、ちょっとイメージに困った。要説明。
寒い感じをあらわすのは、うまくいっている。心臓の不穏な動きというのが、ちょっと引っかかる言葉だが、
よくわからない。病気か、感情かいずれを取ればいいか。D
>>558 おもわずほろりとしました。言葉遣いが、二人だけの気分を、客観的なものとして大事にあらわすのに、適切な
言葉を選んである。感情の動きが、伝わってくるように思う。よくある話と言ってしまえばそれまでなので、
何か特別が欲しい気もする。でも、ランクを上げるために特別な修飾をすることも、おかしな話だ。C−
561 :
ちーちゃん:2011/12/25(日) 23:54:51.86 ID:3Z5hNgF5
>>557 クリスマスなんて関係ないね!
でもソワソワしちゃう
二行でいいよね。
かじかんだ手をポコチンで温めて
ポコチン臭のバイバイを街に贈り続けよう
いえいえ残念、私はマンマンなの
君がそう言うなら2秒程のラブストーリーが
このスレを駆け抜けるだろう。E
562 :
ちーちゃん:2011/12/26(月) 00:08:48.55 ID:n/5+HLa/
563 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 00:25:59.15 ID:SZauYMYH
ちーちゃんの言ってること意味わかんないけど、なんかナンセンスな面白さがあるね。
564 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 00:34:52.05 ID:SZauYMYH
つべここでは見られないんだけど、歌詞検索できた。
何回だってやり直す
何回だってやり直すんだ
ってのかな?
悲しいことあまり言わないでね。
ちーちゃんのキャラじゃない気がする。
勝手に書いて悪いけど。
565 :
もぐ:2011/12/26(月) 00:37:30.98 ID:iSS5jOq7
566 :
ちーちゃん:2011/12/26(月) 01:45:58.49 ID:A5neAm5C
>>564 曲を聴かないとダメなんだよ!隣家に押し入ってPCを起動しろ!(;O;)rx
567 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 02:02:51.14 ID:vJtEMhqN
「可視化」
僕はめんどり
頭の中で大事に大事にあたためている。
「君を大切に」「君に温もりを」
決して孵ることない卵。
君に見えるはずもない卵。
君は鳥飼い。
生まれた卵を優しく優しく孵してきた。
僕の手を暖める手が、僕想う沈黙が、
生まれたモノに翼を与え、やがて僕の元へと運んできた。
ありがとう、少しずつ、わかってきたよ。
卵を上手に孵すコツが。
愛しいヒビがゆっくりと走る。
それは待望の交差の予感。
568 :
558:2011/12/26(月) 03:36:53.79 ID:JnTgmH/K
沸点は~て曲で感動したんだけど同じバンドか。
歌詞まんまでやっちまった。
絶賛失恋中なので心にキました。
評価ありがとうす。
569 :
crescent moon :2011/12/26(月) 03:38:33.88 ID:r9EXpMAE
言葉
魔法のような気がする 相手を追い詰めたりすることもある
やる気にさせることもできる
人を責める事は刃で削いでいることとかわりない
人を誉め認めるともはや無敵だ
言葉という魔法は刃にもなるし力にもなる
魔法なのだと ふと感じた
fin
570 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 11:48:57.22 ID:SZauYMYH
>>562 ちーちゃん、おはよう!昨日宵っ張りしすぎで、出足遅れた。
前にも言ったけど、ここってあらゆる動画サイト見られない。
だから、つべのMP3コンバータで変換して聴いてみた。うん。
ちーちゃんの言いたいことがわかったよ!悪かったよー。
なんか寂しかったのかな?そういう気持ちになるときもあるね。
ここにいる限り、基本的にこのパターンになると思うけど、
もし不都合があれば今後話し合っていこうよ。
571 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 12:26:48.82 ID:5BwuNMl4
から風が万里のかなたから送られてくる。川辺の水は海へ海へと流れて行く。だが、この水はいつ海へ流れ出すかわからない。
私も行く水と共に流れている。
昨日の自分の流れは去って引き止める事ができない。
今の流れだって次の瞬間に今日の自分を捨てるだろうよ。
せめて存分に惜別の情で妬み、我が心を乱してやる。
572 :
ちーちゃん:2011/12/26(月) 12:33:18.75 ID:p6S0IRKB
>>569 うん。言いたい事はわかる。素晴らしい。素晴らしいが最後のfinは何だfinは!?
「はいわたしはそのようにおもいました??fin」て、そんな終わり方があるかボケェ!
ほんならタイトルもワードにしとけや。
ワードというマジックはソードにもなるしパワーにもなる…ってやかましいわ!!
しかしここで言うパワーとは装備の足りないザコ兵士が素手で殴りかかってくる事では無いのだろうが、
対比があんまり上手くない気もするなあ。だからと言って薬草などとは違うようだし。はて。D
>>570 今回がどんなパターンで今後何について話し合うのかよくわからないがいつでも来い!!!(;o;)rx
573 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 12:45:09.89 ID:SZauYMYH
だから、不安定なのが不安なんだよ。
もっと心が安定したいというか。
安定って進歩ないとか、楽しくないとか
そういうことなのかな?毎日がパターン化していれば、
あまり心配もなくそのレールに乗っていれば楽じゃない?
一定のペースが保たれていれば、人の行動の予測もついて
楽ではないのかな?ちーちゃんの考えは知らないけれど。
訳わからんこと言って、ごめん。
574 :
名前はいらない:2011/12/26(月) 18:12:40.59 ID:CAl+GtcY
「冬に恋う」
あたたかい毛布に包まっていると
足元に空いた隙間から流れ込む冷たさに
訳もなくいとしさを感じる
それは或いは深いところにある親和性で
すぐに毛布の裾を直すような無意識と
矛盾しながらもおなじ場所に刻まれている
耳を澄ませば聞こえる雪の音
しんしんと静けさの降り積む音は
冬が地面に敷き込めた美しい白い絨毯を
わたしたちの脳裏に仄かに想起させ
動物的な外への衝動を湧き上がらせるのだ
ああ、今夜も雪の降る
わたしは毛布を被り直し
内なるせめぎ合いに耐える
575 :
名前はいらない:2011/12/27(火) 00:05:16.57 ID:KPxhhhjf
風雪に 過ぎたる日々が よみがえり
かかる日の業 心を穿つ
地に吹雪く その音怨嗟の 如くなり
我が身斬るため 黄泉より来るか
心枯れ 乾いた眼窩に 溢れ出る
悔やむ一筋 厳寒に凍む
576 :
もぐ:2011/12/27(火) 02:27:29.12 ID:TCzpFn9J
:欠けた月_
涙は枯れた。 悲しみなどない。
いつかふたりで
流れ星を見た
君は 愛しているよ と
言った
昨日ひとりで
三日月を見た
君は さようなら と
言った
夜空はいつもと変わらず
私を包みこむ
いつもとカワラナイ
三日月の夜空
577 :
名前はいらない:2011/12/27(火) 02:29:32.60 ID:I5J7hMSf
初です お願いします
窓を開けて、外を覗く。雪はやんでいるみたいだ。
吐いた息がとても白い。屋根にうっすらと雪が積もっている。
外の空気は刺すように冷たくて、雪の匂いがする。
空を見上げると、雲の隙間から月が明るく輝いているのが見える。
しんとしていて自分の息づかいしか聞こえない。
雲に月が隠れていくのを眺めて、明日のことを考える。なんとなく胸が苦しくて、切ない。
今年のクリスマスも、何もないまま終わっていく。
僕は、冷たい空気を大きく吸い込んで、大きくため息をついた。
その白い僕の想いが、雪みたいに空に溶けていく。
ため込んだ想いを吐き出すように。
消えそうな月を見て
子どものころのキラキラしたクリスマスを思い出す。
興奮して寝られなかったあの頃。
何もかも輝いて見えたあの頃。
何の不安もない未来が待っていて。
湯気の向こうには優しい笑顔があった。ずっとこのままだと思っていた。
そこには、
あたりまえの幸せがあった。
僕は、静かに窓を閉める。部屋の中はすっかり冷えてしまっていて
すぐに布団の中に潜り込む。
その中で僕は確かに感じていた。
あたりまえの幸せ
578 :
名前はいらない:2011/12/27(火) 03:48:27.60 ID:Ax382g+i
よ〜し 評価しちゃうぞ〜
>>571 川の流れと時間の流れ
一秒前の俺はもういない…みたいな発想って
んまぁ、ありがちですよね
なので、それだけだと読んでて特に意外性を感じにゃいので
もちっと深くまで突っ込んで「お〜なるほど!」って思わせて欲しいです
最後も、なんつーか根性論というか…
まぁ〜自分を盛り上げるために書いてんだから
自分が盛り上がればそれでいいのかもしんないけど
やっぱね、それを人が読んでどう思うかは別かな〜
評価はD+です
>>574 書かれてる内容は
「外はさぶいけど雪降ってるし、なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ!」って程度の事だと思うので
“或いは深いところにある親和性で”とか
“無意識と矛盾しながら”とか
“脳裏に仄かに想起させ”とか
“動物的な外への衝動”みたいな
なんか、それらしいこと言ってます風な言葉を
しかもあまり上手く使いこなせてなかったりすると(ごめんちゃい)
読んでて違和感…というかギャグっぽく感じちゃう
特に、“動物的な外への衝動”はちょっとワロウてしまった(ごめんちゃいね)
素朴な内容なので、
それに見合う感じで書いたほうが良いんじゃないかなぁって思っちゃいました
野生爆弾の「靴」ってコントを思い出しちゃった
評価はD−かな すまんの
>>575 う〜ん…なんか、かたっ苦しいわりには
言ってる事が普通すぎるような…
正直 「ウーッ、外はさぶいな〜」って
ポケットに手を突っ込んでる程度の重みしか感じまへんでした
そういう意味では574さんと同じですが
まぁ、こっちの方がまだマトモに書けてるとは思います(えらそーで、すんまへん)
でも、やっぱりスタイルより
何を伝えたいか が重要ですよね
私も何か書くときは
もっと読み手を意識して
工夫しなくちゃいけないな〜と改めて思いやした評価はDです
以上、おわり
579 :
名前はいらない:2011/12/27(火) 12:19:59.83 ID:V3awVmG6
突き刺さる矛盾の棘、流れる血は勿論赤い
流れでた血を飲み干して、痛みを忘れたフリをしていた
透明な剣は、護るため傷つけて
僕らは矛盾を受け入れ、必要のない痛みを両手に握っている
護るために傷つけられながら
宙に浮かんだ空、地べたに張り付く地面、青い海は海底の上で揺れて
当たり前な事が当たり前な顔して、堂々とただそこに存在している
きっと僕らはそれぞれの理由で、「生きている」そう勘違いして
だから自分を守り抜くために、矛盾を生む存在理由を盾にしてる
透明な剣が誰かを斬る前に、この盾が僕を傷つけるから
左手の盾も右手の剣も、手放してただそこに存在してみせる
理由も投げ出して、堂々と存在を証明してみせる
580 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 01:25:36.88 ID:YHVHsd+/
砂のお城
ちょろちょろちょろ
砂のお城に水をかける
ちょろちょろちょろ
風にまけないように
ちょろちょろちょろ
もっと強くなれ
もっと固くなれ
ちょろちょろちょろちょろ
あぁ、また崩れた
581 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 09:05:27.91 ID:BtZGYPnv
怪電波傍受成功
会いたい会いたいと声が聞こえた
もちろん私も何としてでも会いたいですよ
当然です
ちょっと戸惑いもあるけれど
でもあの人が実在の人間と
この目で確かめないと死ねないよね
この先私と一生一緒に歩んでくださいと
もしひれ伏しお願いいたらどんな反応示すだろう
それを観察したりもしたいね
”刺激→反応” 系における
データ取りという訳じゃないけれど
ああ、はやくあの人に会いたい
582 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 11:22:43.07 ID:UTMmGPJF
起きる、夢を見終わった、
逃げる夢。
何だったか怪物から逃げていた、
黒くてかったトカゲから?
姿は見えないまま…姿は見えないまま…
アホはいつもバカな夢ばかり
笑いをとろうとするよ
アホは夢になれないのに 現をすっかり無視したまま
笑いをとれもせず必死に
顔にしわを寄せる しわに逃げる
583 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 16:34:27.67 ID:atz3ny3N
評価参加失礼します
>>512 刃をうなじに当てて
そっと引く
このリフレインが、ぞわりと首筋を寒くします。
その冷静さも相俟って、刃をあて、そっと引くという行為が、想像のし易い冷ややかさでもって感覚を想起させ、ひやりとした怖さを感じる。
熟れ過ぎた戒め、というのは、=戒めるには手遅れ、という意味に近いと読みました
救うことはできない、叶うことはない。
諦めに似てそれでも見上げてしまう羨望は、やはりつめたく冷えた印象。
死体を込めているかもしれない、標本瓶では。
その冷えた手や心の温まることはないだろう
その後の、愛だ平和だ〜同じではないのか、の節が美しい
人は何かどうしても言葉にしたい事物があって、詩に向かうのではないか
それは、詩においての、陳腐な言い回しで申し訳がないが、必殺フレーズになるのではないかと思う。
届かないわけのない言葉、きっと刺さる言葉、それらすら帳消しにしてしまうまごうことなき自身からの言葉
当該の節は、そういった力を確かに孕んでいると思う
伝えたい者と伝える自身に対する、それは真摯ということであると感じ
そういった言葉の、確かな美しさに、はっとします
なるほど、それらについて謳うのは、謳わなければならない今があるからで
それがただ響くのでなく、主張と成り変わるなら
それは死んでいるのと全く同じかもしれない
それに、若さは簡単に飼い殺したりしてはならない宝珠だと、私も思います
刃をうなじに当ててそっと引く
それは自己を他者を、自覚的に傷つける行為を具現化したものと読めました
次レスに続。
584 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 16:38:47.70 ID:atz3ny3N
中から覗くのは 愛であるのか
かつての星の輝きであるのか
或いは、フィラメントの抵抗なのか
諦めの中続く僅か確かに持つ期待
それは、冷えて尚残る信頼のようで。
私には、書かれたいことを軸に偽りなく書かれるこの冷静な詩が、とても愛おしく思える
個人的な現状とも相俟って、書かれたことを忘れたくないと、救われるに似た気持ちになりました
この詩においては、題も半端につけられるよりは不要と言えるのでないか。
不要なものの削がれている凛とした寒さも、この詩の美点と言えると感じた。
浅学を許されたいですが、フィラメント、は抵抗体というようですね。
光るがために抵抗するのだとしたら、抵抗するがゆえ光るとしたら、それはとても、感入ることだな……、と
因みに何か優しい気持ちになったので、気に入りの楽曲、春咲きセンチメンタルを聴きながら拙い評文に取り組ませて頂きました
あなたのささやかな願いが叶いますことを。
―――
評価:C+≧C
585 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 17:21:28.99 ID:atz3ny3N
未評価まとめ(
>>524)
>567 >576 >577 >579 >580
>581 >582
586 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 18:16:29.86 ID:atz3ny3N
感想に近いかもしれませぬ
再評価どうか遠慮なさらずに
>>567「可視化」
君への想いを卵に可視化するというのは、可愛いなぁ。
鳥飼いの君に、僕は飼われているようだけど、
卵の孵すためのコツを掴むのも僕
この詩において、君、はそんな僕の思案には気がついていない様子
そういった、主導権というものの曖昧さ、みたいなのがなんだかいいなぁ、と。
交差の予感、でしまるのも、優しい小さな絵本みたいで心地よい
孵ることのない、という不安が、優しく打ち消えるところ、のように読まれて。
完全にきえるかわからない微かな期待と確信だけど、読み手も孵ったらいいね、と交差と誕生を自然望んでしまうみたいな。
何だか、読み手と詩と書き手間で、絵本の読み聞かせの図みたいになって微笑ましい。
作品、書き手=絵本、絵本について話す子供、読み手=孵るといいね、みたいな。
パンチは少ないけど、優しくてやわらかいこれにパンチは差ほど必要なさそう。
穏やかで、小さな幸福みたいな、ほっこり可愛い可視化でした。
ちいさな不安からの慎重さか、少し遠慮がちに感じるところも。
読み手を甘たるくて温かい多幸感に有無を言わさず連れていく世界観も
素敵に書かれそう。
嫉妬しながらにひたってつかって甘くなってしまう、みたいな。悔しいくて歯痒くて羨ましいくらいの多幸。
そんなのも読めたら幸せだななんて勝手に思いつつ。
ふわふわ濡れるひよこを勝手に待望しつつ。
そんな自然な期待を当たり前に寄せられる、優しくて可愛いの、ご馳走さまでした。
うまれるかなー
―――
評価:D≦D+
587 :
名前はいらない:2011/12/28(水) 18:58:44.21 ID:atz3ny3N
>>586 >>567 読み返して、
私が読んだよりも強くて暖かい確信な気がしました
失礼をm(_ _)m
もう少しあそんでいたかった、もとい参加したかったですが時間ぎれにて。
これにて失礼いたします
588 :
ちーちゃん:2011/12/28(水) 21:58:15.70 ID:M+eY1Yfv
>>582 面白い夢を見れない事が人として責められるべき事なのか…。
「現を無視し」とあるから起きながら見る夢かな。
躓いてふと思い浮かぶ過去に「現」を忘れてしまうような心境か。
ここで無視されて来たとされるのは「過去」だろうから。
逃げる夢から始まって「シワに逃げる」などと結ぶ余裕には好感が持てる。
しかし自問自答の回答ならこんなのも出てくるかもしれんが他人からのダメ出しならびっくりだな。
あとどう言うリアクションを期待しているのかさっぱりわからん。E
589 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 00:27:49.81 ID:QdRn0Rah
>>576 行間の使い方が上手いですね
言葉よりも行間から気持ちが伝わってきます
詩としての見た目も良いし、読みやすいです
ただ、肝心の中身が悪い意味で、これぞポエムといった感じです
自分の気持ちをそのまま吐き出してるだけで
詩としての面白みを感じられませんでした
ストレートな表現=そのまま吐き出す、という事ではないと思います
もう少し、自分の言葉を探しながら書くと
良くなるのではないでしょうか
D
>>577 とても丁寧に書かれていて好感をおぼえました
単純に、読んでいて気持ちが良かったです
技術的な部分は申し分ないと思います
ただ、これは詩というよりは日記ですよね
唯一、詩的だなと思ったのが
>その白い僕の想いが、雪みたいに空に溶けていく。
というところでした
D+
590 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 05:14:09.01 ID:qEha8lim
>>579 漢文の矛盾をつかった作品ですね
読まずにぱっと見でわかってしまうほど矛盾の文字が多いです
多いのがなぜダメなのかというと、そういう話なんだなってのが読まずにわかってしまいました
正直そこから読むのは退屈感を堪えての作業です
>流れる血は勿論赤い
矛盾(自己暗示的な偽りの存在理由)が傷つけた本体(体は実際的な物の象徴?)という対比から流れる血は現実のもの(苦悩困難)で、勿論赤い(苦悩や困難はうそ偽りないものだから)
有と無の対比と現実の血
痛みは血に伴うもの。という感じでしょうか。しかし血を飲み干すという比ゆ的行為が
血(現実)を飲む(体の1部になる)という様にも思えるししっくりこないかなーと
また、
>宙に浮かんだ空、地べたに張り付く地面、青い海は海底の上で揺れて
矛盾を表現した1文なのだとおもいますが 、それ以上でもなく広がらない。矛盾関係以外の唯一の文がもったいないなぁと
存在理由ってのはみんな1度は考えるんじゃないでしょうか。盗んだバイクで走り出す程に。
個人的な感想としてはもう一歩踏み込んだ作者の答えが欲しかったと思いました
例え仮説や間違った結論であったとしてもD-
591 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 05:27:39.56 ID:qEha8lim
>>580 崩れないようなお城を作るためにしたことが原因で崩れてしまう
小さな子供が何度も何度も試みているのに、それでもまた成功しない
という映像は浮かびます。切なさとか現実の辛酸だとか
でも特別感じるようなものはありませんでした
もっと工夫が必要だと思います。空間や句読点で無理やり区切ったりリズムをつけたり
意外性のある表現で望むなどE
592 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 06:59:12.73 ID:E0AZZfBA
壊した天井からは月が見えて
ペテルギウスが啼いていて
全てを悟った気がして
それでもいいかと、思った
壊した壁の向こうには
知らない人が裸で抱き合っていて
全てを見透かされた気がして
それでもいいかと、思った
壊した自我の向こう側には
何も無いと知って
だけれど無色透明な自分が見えて
それでもいいかと、思った
結局のところ自分が失くても
世界は変わりなく回っていて
それでもいいかと、思った
593 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 13:32:47.16 ID:Hdo5AUeC
ラジオを聴きながら受験勉強中
オリコン上位のなんだかやたら恥ずかしい曲が流れてる
私は何を求めて
私は何を目指して
大学生になろうとしているのか
親の決めたレールを走っていると思っていたのだけど
そのレールを走ろうと決めたのは私だった
恥ずかしい歌詞がギターのリフがドラムのビートが
私の妄想の中で具現化していく
ピカチュウを主食にするニャースとか
ビルを壊さないように戦うバルタン星人とか
自分の顔を食べるアンパンマンとか
そういったような矛盾が、私を埋め尽くしてく
ラジオを聴きながら受験勉強中
勢いだけで盛り上がってくトークを聴きながら
私は将来の自分を想像する
親の決めたレールのその上から
まったく同じレールを私は敷く
なりたい自分なんてまだないけど
大学生になりたいなあ
594 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 13:42:12.42 ID:nxU8UtDL
「吹く風は幼稚なメロディ」
薄明かりに照らされた草原、ゆっくりと流れてゆく
さらさらと草を奏で、その匂いを含んだ風は僕を伝い、向こうの木の葉を揺らす
そのあと遠くの風車を回し、まばらな雲の浮かんだ空に溶けて
太陽に出番を知らせる
終わらない今日は明日へと流れてゆく、この風はそっと優しく頬に触れて
僕の記憶達に声をかけ連れて旅立った
穏やかな気持ちは横たわる僕を置いて、白く色づいた明日へこぼれ落ちそうだ
優しく吹く風は空へ心を運ぶメロディ、優しく吹く風は麗らかで幼稚なメロディ
595 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 14:02:51.90 ID:z/bWzOQh
夜の高速道路。
街灯がオレンジ色に光っていた。
車がビュンビュン走ってるのだけど、それも気にせず走り続ける。交差点を通り抜ける。自転車で。
僕の隣に旧友が一人。
小学生の頃の旧友だ。
彼は確かいじめらっれ子で、偶にいじめっ子だった。
ちょっと粗野で、攻撃的で、でも、とても優しい人。
素直じゃない振りをしても、すぐにそれがわかっちゃう素直な人。純な人。
スマートじゃないけど、時にキザだったけれど、良い部分も悪い部分も、心を届けてくれる人。
ずっと、忘れてた。
だけど、彼は小学生の時、傍らに居て、自分を出すのがとても苦手な僕の横で、怒ったり、泣いたり、悩んだり。
でも最後にはとても笑顔で。
僕も連られて、笑顔になって。
とても、大切な思い出。
僕の隣に旧友が一人。
僕と一緒に楽しそうに自転車を漕いで、滑る様に。ペダルは魔法の様に軽くて。それはとても眩しくて。
行き先はわからなくても、それは、とても楽しくて。
596 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 16:44:53.53 ID:hfe3Cyns
597 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 16:50:34.56 ID:hfe3Cyns
顔があって顔は首から溶け出したものとなっておれを見てるあいつはたしかにおれを見てるとおなじようにあいつはおれに見られてる顔。顔。顔。おーい!
だれか彼を知る人は?だれかいないの?
顔。顔。顔。はみだす。感じないよなんにも。毛穴ひとつも動かないな、もうダメなのかな?わからないさ?わからないね?顔!叫んだり恋したり嘘ついた顔!でも彼は笑わないかった。笑わないかったんだ。
どうしてこんなしわがないのか。どうしてこんなに夢をすてたか。彼。
顔。顔。顔。わんわんわんわんうわんうわんうわんよんらんよんらんうわん
598 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 16:51:11.71 ID:hfe3Cyns
知るか。
599 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 22:35:49.71 ID:aomHeumf
「鎮痛剤」
痛い…
またアレに頼らなければならない
わかっているのに
規定量を越えるのはイケないのだとはわかっているのに
それでもわたしはやめられない
麻薬…
飲めばしばらくの間は媚薬のように効いてくれるだろう
しばらくの間だけは 苦痛を…忘れる
しかし… 覚めればそれまでなのだ
わかっている わかっては
それでもやめられない…
コイツがなければ生きられない、でも
コイツに縛られるワケにもいかないのに
持病のクスリはわたしを癒してくれるが
同時にその媚薬でむしばんでもいる
今夜も誘惑との戦いに明け暮れる…
600 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 22:50:03.43 ID:zgReBKLw
年の瀬に 思いめぐるは この年の
散りたる命 屍山と瓦礫
みちのくの ただ一波にて 暗き世に
見ゆるは絆か 卑しき業か
政 言葉ばかりか 上辺のみ
醜い算に 民は冷め凍む
601 :
名前はいらない:2011/12/29(木) 23:19:57.07 ID:l6pqmKgJ
>>377 売女な詩やね。
昔の男を想いながら行きずりの男に責められる。
後ろから突き立てられて歓喜のうちに振り返ってみても、
そこにはいて欲しい人は居ないと。
寂しさに浸された寂寞を詩情豊かに歌い上げてるわけやね。
まぁまぁ書ける人野郎から評価はCとしといたるわ。
602 :
名前はいらない:2011/12/30(金) 04:10:15.60 ID:y/1CRdTB
>>592 まだ作品として不十分かと思います
私ならこの段階は、自分の気持ちを形にした段階で
ここから詩の形に書き換えますE
>>593 >ピカチュウを主食にするニャースとか
>ビルを壊さないように戦うバルタン星人とか
>自分の顔を食べるアンパンマンとか
アニメの中では矛盾ですが、現実的に考えたらどれも当たり前。
でもそれを矛盾と言い切って埋め尽くされていく自分
>そのレールを走ろうと決めたのは私だった
しかし自問自答してしまう。
似た経験があるのでちょっとわかります
矛盾や自問自答でうまいと思わされるような表現や工夫がほしいと思いましたD-
>>594 薄明かりで始まったので、光の流れるイメージかとおもって読み進めてしまいました
勘違いしてしまいましたがほかの方はどうでしょう。
>僕の記憶達に声をかけ連れて旅立った
どこへ旅立ったのか、明日でしょうか。今日が明日へ流れているのに、旅立ったとはちょっと違和感を感じました
またはこの1文なくてもよかったのでは。ラスト2文はちょっと歯が浮きませんか。D-
>>595 1連目は車に乗ってるかと思いきや、自転車。確信を持って読者を裏切ったのでしょうが、その裏切りが生きていないD-
>>597-598 連投?
こういう訳の分からないのはネタなのか評価を試しているのか。頭がつかれるE
>>599 そのまんまですねE
>>600 同じくそのまんまですねE
603 :
ちーちゃん:2011/12/30(金) 04:27:31.27 ID:0RIB2k65
>>595 高速道路の交差点とか、北海道にはないなぁ…信号機付きですか?
604 :
ちーちゃん:2011/12/30(金) 04:30:08.24 ID:0RIB2k65
605 :
名前はいらない:2011/12/30(金) 04:45:11.18 ID:y/1CRdTB
えっ、高速道路にも交差点があるの?
606 :
名前はいらない:2011/12/30(金) 14:38:25.18 ID:E6Qi1zGf
607 :
名前はいらない:2011/12/30(金) 23:05:19.73 ID:GASg3zJX
「唇」
キュッキュッ
キュッキュ、と
唇をかみしめるキミ
緊張するたびに
怒られてこわばるたびにかみしめる
そのたびに白くシワのよるちいさな唇
キュキュッと
キミがかみしめるたびに胸が痛む
今に血が出るくらいに噛み切ってしまうのではないか
今にその心の重圧が、キミを押しつぶしてしまうんじゃないかと
無言でキミが唇をかむ姿を見るたびに思ってしまう
キミを苦しめるモノがあるかぎり
キミはそうやって唇をかみしめ続けるのだろう
キュッキュ
苦いツバのにじむ音が聞こえてくる…
608 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 00:26:31.04 ID:CGJLddiU
「宝物」
ようやく見つけた宝物
周りの皆はとうの昔に見つけていた
何としても手に入れたい宝物
やっとこの世界も輝きだす
手に入るかどうかは自分次第
まだ間に合うかな
609 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 00:50:03.84 ID:0gKsQvrS
>>607 こーゆうのってさ
読んでて
「えっ?だから…なに?」
ってなるんだけどさ
書いてる人は
コレを読んでどー感じて欲しいのかな?
緊張状態の唇をクローズアップしてさ
それで何か書くにしてもさ
これじゃ、そのまんますぎるやろ
まだ、タモリ倶楽部のオープニングの尻のアップほうが詩になってるぜ
ぷりんぷりん
E
610 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 01:36:21.32 ID:0gKsQvrS
>>608 宝物ってなんですの?
それは読む人それぞれにお任せします…ってつもりかい?
間口広いぜ だだっ広いぜ アバウトだぜ
宇宙だぜ やんなるよ、宇宙はやんなるよ
無数にあってどれ当てはめてもいいなんて、逆につまんないよ やんなるよ
宇宙はやんなるよ 宇宙はさ
んじゃさ
宝物を「好きな人」にしてみるよ
「恋」
やっと僕にも好きな人ができたんだ
あの娘は僕の世界を照らす太陽さ
街中 恋人だらけで
僕だけがひとりぼっち…
そんな気分だった
でもね
そんな僕にもやっと好きな人ができたんだ
もちろん、あの娘が僕のものになるかは
まだわからない
そう…
すべては僕次第なんだ!
間に合うかな…
四十歳、無職の童貞だけど
終
なんだよ!これ!
こんなの詩じゃねーよ
ただの意気込みじゃねーかよ! 勘弁してくれよ!
俺ならこの「恋」って詩にEをつけるね
あなたはどうだ?この詩を良いと思うか?
そーいうことだ
E
611 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 07:37:17.77 ID:C1F6/r8k
1はいー
2,3,4も全ていー
そこから先もきっといー
612 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 09:16:25.27 ID:eY/K3XDq
>>610 恋きな人が出来てよかったですね(笑)
わ、でも酷いスペック^^;
でも大丈夫。おとこはちんぽです。(●^o^●)B+
613 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 14:10:09.78 ID:laQwO/ss
「カジキマグロのような静寂のなかで」
愛は死んだと誰かが呟く
何を言ってる
馬鹿じゃないのか
生きてるところを誰か見たのか
たとえばそうカジキマグロのように
愛は生きていたか
もし君がカジキマグロのように人を愛せるというのなら
誰が笑っても僕は笑わない
だがやはり多分
僕が一番大きく笑うだろうな
君がカジキマグロみたいに人を愛せる訳がないから
愛や愛することについて
訳知り顔で語る様な奴らには
カジキマグロを片っ端から突き刺してやれば良いんだ
カジキマグロぐらい身を削って生きている奴はいない
奴らの語る愛はまるで宇宙の真理だ
つまりカジキマグロこそが愛であり、
愛の死とはカジキマグロの死なんだ
カジキマグロの刺身は冷たく生臭く血の味がした
わさびと醤油で食べたらけっこういけた
もう愛とかどうでもいいし、正直最初からどうでも良かった
614 :
茉由(まゆ):2011/12/31(土) 14:42:51.20 ID:ctu4WET5
615 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 19:11:47.29 ID:j84FxXlq
まゆちゃん、ありがとう
またおおなきしちゃったけど、すごくうれしかったよ
616 :
茉由(まゆ):2011/12/31(土) 19:41:18.05 ID:ctu4WET5
読んでくださったんですか?
617 :
茉由(まゆ):2011/12/31(土) 19:42:18.56 ID:ctu4WET5
読んでくださったんですか?
618 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 20:11:40.85 ID:j84FxXlq
全部泣いて読んだよ
二人の絆って
ずっと結ばれてて
一番の仲良し
これからも一緒
って対象の人がうらやましくてね
619 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 21:30:11.06 ID:LnKCV9ck
永久凍土-ツンドラ-
バットを振る
あなたはひたすらバットを振る
時に激しく、時に弱く
元野球少年は今は大人
中年太りのひとりの男がそこにいる
いつものように素振りをする前に話したのに
当たり前のような顔でおめでとうと言っていた
あなたの大事な奥さんとの間にできないモノを
いつもわたしに求めてくる
それが子供であれ愛情であれ
ちいさなスキ間を埋めるためにここへ来る
いつかここは2人の城だと言っていた
あいまいな関係のぬるま湯の中で
わたしの気持ちが凍えてゆくのには気付かない
あなたはわたしがあなただけのモノだと信じている
あなたはわたしとの子もあなたのモノだと信じている
自分のタネだとたしかめようともせずに笑っている
いつかそんなに甘くはないんだと言ってみようか
コドモのように無邪気なあなたに言ってみようか
そうしたらわたしは自由になれるのだろうか?
わたしたちの間にはいつも冷たい平原が続いている
どこまで行ってもおそらく辿りつくことはない長い平原が…
冷え切ったわたしの気持ちに気付かずに
窓の外では一心にバットを振り続けるあなたがいる
通りを通るクルマの音、雑音全てが凍りつくほど冷たい
凍えそうなわたしの気持ちには気づかずに
外ではあなたはひとりで楽しげに汗を流している…
あの男は誰だろう
必死になってバットを振っているあのひとは誰なんだろう
ぼんやり見つめていると
フッとわからなくなりそうでこわくなった
620 :
名前はいらない:2011/12/31(土) 22:45:31.58 ID:XlTajOnN
あれはどこかの海岸線だった
貝の吐息が、遠ざかる引潮に連れられていく
足の下では砂が眠る
ひとつの波ごとに、浚われる温度だけ
口移しされた彼女の愛を飲みこんで
幼い私がいくつかの水泡を吐き出していた
硝子の石、を集めては
大人になるまでの日を指折り数えた
閉じられた手に硝子の中に
海岸線と半解した夕陽、を握って
泡がひとつ、
うあん、と響いて小さくなった
残りの夕陽、が私を抱いている
硬く瞑った瞼の裏にまで
入ってこないで
波は何ども私を浚って
拒絶できなかった彼女、の口づけの中で
思いきり叫んでやりたかったが、
声の代わりに出たのはやっぱり泡だけだった
いっそ窒息してしまいたい
これが私の海岸線だった
そして指は開かれて
私は産まれました
投げ捨てた硝子から
いくつもの反射の中で蘇った海岸線がこぼれて
残されたのは眠ったままの母、だったとおもう
大きな泡の中で眠っていた。
あれが愛だったのかもしれない。
最後にうわん、と響いたのは背後でだったから
私は静かに砂を蹴る
621 :
名前はいらない:2012/01/01(日) 02:25:51.33 ID:teySjGAN
愛の言葉はもう聞こえないぜ
金糸雀は昨日死んだから
最期の夜に月に吼えた
沢山の日々の鎖と手錠
涙流して偽った心
秤に掛けた僕と君
間違ってなんかいないのさ
安い気休めと聞き飽きた戯れ言
羅列された言葉を数えて
喚いていれば満足かい
622 :
名前はいらない:2012/01/01(日) 19:16:37.28 ID:8RxrDGus
「更新中」
穴を掘る
かつて咲いていた花は
枯れた後により艶やかに
揺れる
穴を掘る
いつか手を伸ばした先
背を向ける
遠ざかる
砂は満ち
やがて反転し零れてゆく
名前のない星が燃え尽きる頃に
空間に紛れて消える
祈りが光を灯すなら
それはきっと幸せだろう
数ミリのズレに
数万光年の彼方に追いやられ
きっと途絶えてしまうのだから
穴を掘る
足元で蝶が死んでいた
どうということはない
霞む
穴を掘る
ガラクタを放る
直ぐに溢れてしまって
もう一度穴を掘る
623 :
名前はいらない:2012/01/01(日) 20:58:46.58 ID:spkwQ1lC
「冬夜 臨戦態勢」
踏み出した一歩の衝撃は
誰かのほほを掠め飛んでいった
戦いの火蓋は切られた
燃料は俺の心意気
怒りの動力炉が
黒いすすを吹き上げるとき
目標をロック
コブシを握れ!
624 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 01:36:59.86 ID:wiBB+xmI
睦び月 吹雪く白風 旧年の
残雪覆い 年新たなり
詣でるも 見ゆるは 黒き山ばかり
酒精喧騒 辟易閉口
世を憂い 我が道迷い 神仏に
縋れど晴れぬ 心も空も
625 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 03:09:50.56 ID:GgzOlHxm
あけましておめでとうございます。
>>613 カジキマグロのようなと書かれた躍動的な愛について
1連目だけならD+でもよかったです。とびきり光る連というわけではないですが、簡潔明瞭に愛を例えられています
3連目は、愛を語る奴等の、愛は宇宙の真理だとちょっと小馬鹿にしましたが、この詩はどうなのだろう
というのも作者の意図ですよね。そんなのはどうでもいいという最終節への布石
カジキマグロくらい身を削って-は減点
5連目で刺身がわさび醤油現でうまい、と現実に帰ってきましたが、生臭く血の味がした
というのは実際そうそうあることじゃないですね。これ単体でみれば現実という比ゆでもわかりますが、
にしてもちょっと安易でしょう。書くことを投げてしまっています
すると最後の1文が本音にも聞こえますD-
>>619 わたしのあなたに対する疑いから出た孤独感が、二人の距離を遠くする。
すれ違う感情に相手がわからなくなる。
といった感じでしょうか
説明過多であまりよくないと思います。他人の日記を読んでいる感覚になります
表現の仕方はそれぞれですが、わたしの気持ちが全面にでないように、
見えるものの比ゆ隠喩などで描写し直すだけでもかなり変わると思います
言葉の余韻に注意し、言葉を切り貼りするなど省力を工夫することで詩情をつくることができます
句読点、空白なく、ひらがなが多いとどうしても読みにくい。D-
626 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 04:57:53.01 ID:LS0C6TQb
まだ寒い朝靄の中
擦って開いたその目の先には
笑う貴方がいた
震える体を抑えながら
開いたカーテン広がる朝日
奮える心を押さえつけた
開かぬ先と広がる星空
迷える子羊お家はどこかな?
歩いた道を繰り返しながら
迷える頭よ心はどこだい?
ブレーキかけて悩んだふりして
さっきまであったはずなのに
貴方の前では6等星さ
閉じる扉をこじ開けようと
もがいて心が壊れそう
貴方が頭の中にいるだけで明日も歩こうと思えた
貴方の頭の中にいるかな?
貴方はいったいどこを向いているの…?
夜空の下で白い息吐き
先もわからず自転車をこぐ
暗い所でふと空をみる
なんて綺麗な星達なんだ
やっと見えたよ輝いている
綺麗な貴方夜空に煌き
でも見えないよ僕の心は
汚れた僕とは天地の差だね…
貴方が僕の中にいるだけで
今日も走ろうと思えた
貴方は僕の中にいるかな?
貴方をいったいどこで惹こうかな…?
伝えよう正直な気持ちを
悩んでばかりじゃ進まないだろう
僕のありのままの姿を
貴方はうけいれてくれるかな?
貴方が見てるその先には
紛れもないこの僕がいる
貴方の心に届いているかな
貴方はゆっくり首を縦にふった
凍える心を君の笑顔が
優しく暖めてくれてるよ
627 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 15:21:30.29 ID:Oj9SCAi3
ほんとは目指した イカロスのつばさ
しょせんはぼく どこまでもぼく
どれほど なやんで どれほど おもいつめて
虚空にあこがれ すべてをたくして
夢路のはての トリビア人形
笑って あざけって おなかの底から おかしいでしょう
どうせそうだよ いいんだよ そうだよ どうせぼくだもの
砂地に突っ込む こころ
ああ もういちど ああ とべるかなあ
628 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 16:08:03.47 ID:Db/N1Y/s
私の太陽
夢か現実かよくわからない出来事
しかし
ひとつはっきりしていることがある
私は紛れもなく本物のあの人だけが
他の誰でもないあなただけが好きなのです
私の太陽になって欲しいのです
まだお互いに若さが残っているうちに
白髪も皺もないうちに
少しはまともに私と向き合ってくださいね!
なんて繰言聞き飽きたでしょう
あなたがこんな現状を納得しているのなら
これでもいいのかもしれないけれど
UFO?
夢の中へ?
現実にはしたくないと?
いくら好きと陳腐な言葉並べてもあなたには届かない
このやり場のない気持ち
どうすることも出来ないのです
629 :
名前はいらない:2012/01/02(月) 22:20:17.94 ID:yoVAASQt
ああ、困った
喉につかえた雛が
ピーピー鳴いている
羽が乾くまでもう少し
あふれる水とは裏腹に
私の表情は固まっている
抗うのは体と脳だけ
生かしてやれない私の心
誰の所為 とも言わない
貴方とのつながりは
もう感じる事も出来ないから
貴方にだけ 押し付けていた
大好きな貴方 私は冷えてゆく
言葉も関係も何も無かったのだ
もう何も言わなくていい
私だけが知り
私だけが見届けるのだろう
雛はいつまでも泣いている
630 :
名前はいらない:2012/01/03(火) 10:16:42.18 ID:W59+OvOJ
可愛かったキミの声
思い出しちゃって
また眠れないんだ
今夜も再放送中
楽しかったプレリュード
悲しみのエンドロール
聞き飽きたメロディー
言えなかったサヨナラ
忘れたキミの顔
思い出すのは
可愛かったキミの声だけ
キミの声だけさ
今も再放送中
631 :
名前はいらない:2012/01/03(火) 13:35:23.32 ID:kMveQCmP
「猥夢」
Y(ワイ)Y (ワイ)猥夢
今日の夢
Y(ワイ)のマークの今日の夢
猥のマークの今日の俺
将来に向かって走る夢列車
632 :
名前はいらない:2012/01/03(火) 19:49:50.12 ID:jcsFADcn
毎日考えてたんだけどなぁ…
いつでもあなたの姿見るたびに
「好き」というたった2文字だけの言葉。
2文字だけなのにいう勇気でなくて
言えなくて、ずっと見てるだけだった。
あ、今日はあの子と一緒。
いつの間にか盗られちゃってた。
言っとけばよかったかも…
私のほうが前から好きだったもん。
もう遅いよね
少女漫画の主人公は1人だけ。
幸せになれるのは1人だけ…
ああなんて悲しい物語なのでしょうか
633 :
名前はいらない:2012/01/03(火) 21:08:57.50 ID:UnM6v/0x
何故bye bye言うのと大泣きしてたの知ってた?
嫌いになった理由説明して欲しかったんだよ
忘れられる訳がないじゃないの
夢のような一生の思い出だよ
誰がなんと言おうと確信している素敵な思い出
文脈だけではなく声を聴いたんだから絶対に客観的事実
寝ても覚めても毎日聴いているあの声ですから
効果かけてても息継ぎの仕方でわかるんだよ
私に都合のよい13曲を甘く並べて
自分だけの2011年版CD化ごめん、ああ幸せ!
目を瞑って勝手にあの人と手を繋ぎ宇宙に浮かんで
一生夢見て生きていける馬鹿なやつですよ
死ぬほど大好きな人へ
本当にCDありがとうね
こんな日々がずっと続くようにと
心から望んでいること知っているのかな?
634 :
名前はいらない:2012/01/03(火) 22:46:45.61 ID:1n/l4DtH
よろしくお願いします。
晴れ渡る日寒空。
僕は、真っ赤に染まった西空に向かって橋を渡る。
橋の下を水は流れる。
サラサラと清新な香しい空気に触れて流れる。
だが僕の体に流れる血潮はきっとドロドロ流れているだろう。
この川のように淡々と清い境地にほど遠く流れている。
もし、酒を開けて憂いを消そうとしても、ますます募るだろう。
この曇りなき川の中をのぞけば自分はどんな顔なのかしら。
晴れ渡る日のつまらない悪巧み。
635 :
名前はいらない:2012/01/04(水) 04:50:11.11 ID:KatV8L4R
>>620 味噌汁の上澄みから飛んていく香りの残がい。
硝子と母のプッシュが甘い、最後の1文が投げ遣り
1連にだけ力を入れ過ぎた。構成の偏りが減点
>>621 漠然としたことについて語れば、それだけ詩っぽく見えるかもしれない
例えば毎日辛いと書くだけではなく、なにをしてどう辛いのかを書けば
読者は感情移入しやすく、少しは読んでくれるでしょう。
また安い気休めというのは、頭痛が痛いというやつに近いんじゃないでしょうかE
>>622 私の読み方、感じ方とは合致しない作品でした
花はやはり咲いている方が艷やかですが、もし逆があると想定しても、全うされた命の残骸としてかなとか
揺れるという躍動さとは正反対じゃないかなと思いました
3連目は上2行で砂時計を思い浮かべましたが、下2行とはまったく関係ないように思えました
4連目も似たようなかんじです。星に祈るということ自体はわかります
また祈りに光(成就、希望など)が灯り、それはきっと幸せだろうというのはわかりますが
数ミリのズレというのはよくわかりません。
などなどあちこちで違和感を感じました。E+
636 :
名前はいらない:2012/01/04(水) 04:51:10.02 ID:KatV8L4R
>>623 なんだろう、なにかの乗り物でしょうか。ちょっと楽しそうですねD-
>>624 1連目のものは季語が重複していますが、それは問題ないのでしょうか
詳しくないですが、余韻という、読者に物思わせる切れなどの技術は、俳句や短歌の良いところかと思います
我が道迷い、などのようにそのまま詠ってしまうのはどうなのだろうかと思いましたD-
>>626 開いたカーテンから広がる朝日が
その光の細微が、どのようであって、どのように心が動いたかを
>開いたカーテン広がる朝日
>奮える心を押さえつけた
この2行では伝わらないと思うのです。ああ、そうなんだーくらいにしか。
例えば、心が奮える、という言葉を使わずにそれを書いてみてください。
それをして、ようやく表現をするということの1歩だとおもいます。
>>627 作中に置かれた言葉が少し曖昧すぎます。なにかを言ってるようで何も言ってないようなものですE
>>628 恋文風にするなら、もうすこし現実味がほしいとおもいました。相手に読まれる、ということを意識して書かれるべきですE
637 :
名前はいらない:2012/01/04(水) 13:26:10.02 ID:63uFqiG5
「ボクの太陽」
ミンナの太陽は御空に在って
浴びる気になりゃミンナが浴びる
北風列車がゴゴゥと来ても
しっかり襟を締めて御来光
やだよ
そんな太陽は
ボクの太陽じゃないやい
ありふれた救いの手
掬い取るような傲慢なひと
御空は遥か広いように見えても
たったひとつで
あのひとは青のむこう
星の裏から見つめてる
偉そうな笑い浮かべて
権力だろ
権力じゃないのかそれは
固く閉ざされたアスファルト
鍵を差し込んで開いて
掘り進んでも無いだろな
ボクの太陽は
きっとアクマも居やしない
あぁ2012年の正月を
挟んでボクは働いて
ミンナの家具をいっぱい運んだ
キミは真白なこの屑籠を
オシャレな御部屋に飾るんだろな
ボクから見れば段ボール
同じ段ボール色の色んな箱が
埃澱んだ倉庫にならぶ
段ボールでいいじゃないか
真白な10円のプラスチックの円筒を
500円弱で買うだろうキミよ
でもそれがミンナの太陽のひかり
浴びてキミは笑顔に変わる
ボクがきっと異常なんだ
弱々しく萎んでいく
ミンナの太陽を浴びるたびに
倉庫から駆け出して
ピストルを空に乱射してみたけど
何も変わらなかった
638 :
名前はいらない:2012/01/04(水) 15:49:41.56 ID:zcsYZGMF
「みかん」
オレンジ色したみかん
むいたら腐ってた
そんなみかんは
捨てられちゃうよね
ばいばいみかん
未評価まとめ(
>>585)
>581 >620 >626 >629 >630
>631 >632 >633 >634 >637
>638
>>581 これはフィクションではないですね。相手に求めることは私を好きになって欲しいということだけ。
その点において、データ取りのように求めてしまう、少し辛くなってきつつあるような恋愛を
しています。怪電波という題が面白いです。一応形はまとまっていますが、現実と願望を描いただけ
だと、少し読者をおいてきぼりになっているきらいが無きにしも非ず。D
>>620 素晴らしいと思います。
幼い私の吐く水泡、というところで、読者に追体験させて、貝の吐息とのマッチングが絶妙。
硝子の石とうあん、という泡色と音の混合が美しいです。四連で彼女が登場するのですが、
その心の内を、泡に託して描写しているのも、とてもうまいです。五連において、まさか胎児期の
記憶が今まで述べてきた風景だったのか、と驚愕です。でも、その線で読みます。すると、六連が
一体になった産かごからの自立の句である。
繊細な詩句と、展開が素晴らしい。B−
641 :
もぐ:2012/01/04(水) 21:38:14.46 ID:RT5f6INM
がんばれ
と
背中を押される
がんばれ
と
期待される
がんばれ
と
不安にさせる
がんばれ
と
勝ち組が負け組にいう
一体僕はいつまで がんばる の?
642 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 03:53:43.89 ID:co7DHTZI
>>629 >羽が乾くまであと少し
私には、喉に雛がつかえているのに羽が乾くのだろうか、唾液まみれなんじゃないのかなという違和感があり
それは最後まで解決されませんでした。もしくは死に乾くという意味だろうか
同じように、あふれる水(涙、唾液?ではないか、、)濡れる=水という連想だろうかと思いましたが、水である理由が不明でした。
私=雛=愛情または冷めていく心への警鐘役かなと思います。しかし雛は登場して、ただ鳴いただけ。作中唯一の比ゆがとてももったいないと感じました。D-
>>630 こういった作品を窘める役の人間がいなくなったことが悔やまれる。
詩は悪い意味でのポエムになってはならない。センチメンタリズムだけで書かれるべきではない。
第一印象は、歯が浮くほど臭いな。と。これは酷評であったとしても中傷ではないつもりです。
そういう風に思われるのだと受け止めてほしいですE
643 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 04:17:39.32 ID:Oq17C2X5
何を視て過ごすのか
何も視ずに過ごすのか
画面越しの情報といつも睨めっこ
早く出ておいでよ
呟くのはいつも箱の中で
呟くのはいつも箱の中で
曇りきったその瞳
映るのはなんですか?
曇りきったその瞳
映るのはなんですか?
何を計算しているのか
何も計算していないのか
敷かれたレールにさえ気付かない
早く出ておいでよ
呟くのはいつも箱の中で
呟くのはいつも箱の中で
腐りきったその頭
考えるのはナニですか?
腐りきったその頭
考えるのはナニですか?
何を想って生きるのか
何も想わず生きるのか
怒鳴る理由もわからずに
涙を流す理由もわからずに
早く出ておいでよ
呟くのはいつも箱の中で
呟くのはいつも箱の中で
曇りきったその心
悲しくはないのですか?
腐りきったその心
寂しくはないのですか?
644 :
ちーちゃん:2012/01/05(木) 05:03:18.69 ID:k7ecpgvr
「草花人」
眼を閉じて歩こう
光をあびたままじゃ
この暗闇は見えないから
微かに聴こえる
遠い街道を走る車の排気音
この場所はまだ安全だと思う
足元に絡み付く蔦を払いながら
人の吐き出す二酸化炭素を
嗅ぎ付けて
眼は閉じたままで
歩行を繰り返す
暗闇の街 人いきれ
暗がりの中を 赤い目蓋の裏を
太陽にまみれた昼の市場
暗闇の男はその中心に迷い込む
気にも止めず歩く
生ける者の歩みに打ち当たる
繰り返される 罵声の中で
拒み続けた眼は 捲られて
瞳孔を突く真白き光
眼を閉じたままでは
見えなかった光
花のように腕を開いて
差し込む光を遮ろうと
花のように両手で
人間達を振りほどいた
男は眼を開いたまま
人の中に消えた
真夜中の小さな
花のように
暗いブルーの
花のように
645 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 05:33:24.00 ID:oBrhWGDb
手ずから這う太陽は蛇のように炸裂する
いつか必ず
忘れないでね
とあなたはこいぬ座を瞼に描いて言う
永遠に止むことのない雨の中で
波濤に餐まれてゆく叫びの中で
砂浜で溶ける顔たちのなかに
セルロイド製の人形が入ったおもちゃ箱が
棄てられた最終処分場で
むごたらしい笑いを振りまく
あなたの最愛の人
にも似た洒落にならない悪ふざけ
工業用ダイヤモンドに影向する原子の神
これは
地上を熱線で抱きしめる新種の昆虫
ゲーテとシラーがいつか見た光を写し取る眼
揮発してゆく詩の響き
を符号化する温情主義者
そして山なみの中で繁殖する眼、眼、眼……
646 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 06:03:45.88 ID:co7DHTZI
>>631 読む者になにを思わせたいのか、これだけでは、ちょっと。
猥とYとYの形がレールにみたてて列車。終わりです。E
>>632 私は主人公よりサブヒロインくらいのキャラのほうが光ってる気がしますE
>>633 終始砕けた口語調の中に、文脈だけではなく--というちょっと固い言い回しは違和感を感じます
リズムの取り方などは詩というよりは歌詞をイメージした、影響されたように感じました。
1連目は恋人への詩かと思いましたが、中盤3連をみるとCDに対してなのかな?
比ゆが中途半端に作用して混乱します。E
>>634 個人的には晴渡る寒空と言われると、青空をイメージしてしまいました。寒空だけなら曇り空かな?
夕焼け空と川が対比になっていて、赤と青のコントラストが浮かびます。しかしもうすこし描写がほしかった
また、血潮といわれるとドロドロというより、勢いあり淀みなく流れるイメージがあります。
こういったイメージの誤差、違和感を文脈などから感じさせないようにする必要があるとおもいます。D-
647 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 06:11:58.72 ID:zPTj0ivF
「告白」
先人達の詩が詠う
はっきりとした血管は
最早私たちには流れていない
描かれた告白に
一心不乱の理想郷が
現在にあるとするならば
誰しもが俯く 他は無い
語るに及ばぬ嘘が
詩さえも追いつかぬ速さで貫き
少年は思い出を持とうとしない
キャピタリズムの破裂に
マルクスは笑顔を失った
約束に似た美しさに
誰も足を止める事は無い
四季が色を亡くした時
祈りに 何を言えば良い
祈りに 何が言えるのか
それは 告白となりえるのか
或いは…
648 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 06:19:43.86 ID:zPTj0ivF
>>583 読み辛い詩をこんなにも真摯に読んでくれて有難う。
だから、何かを作るということは辞められない。
あなたの願いが叶うよう、祈ります。
649 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 08:30:01.53 ID:WUzdQQjA
モノクロの空の下歩いてる
喉が渇いたけど自販機近くにねぇ
誰と居ても一人ぼっち
家に帰りたくて仕方ねぇ
お前らとは違うって吼えたって
ハタから見れば同じツラ
みっともないったらありゃしねぇ
いつの間にか荷物をどこかに忘れてきたらしい
気付けばポケットまで空で
財布も携帯も家の鍵もねぇ
誰にも話せやしねぇ
何も買えねぇ
家に入れねぇ
喉がずっと渇いてる
何でもいいから飲み干してぇ
650 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 15:11:39.08 ID:tjJxl86Z
vsfffh
651 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 17:05:46.69 ID:JykN7hi7
よろしくお願いします。
年始の朝です。
今、日輪は天高くそびえ、甘い色の透明な光が我々を照らす。
二つの目玉を動かせば、視界の端に雲が浮かぶ。
風が飛びついてきて、寒気が襲うが、気にもならぬ。
不思議な事に、昨日のゆく年を惜しむ気持ちは空の彼方に消え失せている。
そうさ惜しんでばかりはいられない。
新年の大いなる日輪の昇りを見ながら新酒を頂けば、
目先の欲も空の彼方に消え失せる。
自分にどんな悲願があるのかさえ消え失せる。
新年独特の何とも言えぬありがたみの光が僕を包む。
652 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 19:23:55.09 ID:LHrJqMww
がんばれって言うだけなら、何より無責任で簡単だね
がんばらなくていいよ、じゃあ誰が代わりに頑張ってくれるんだ
嵐の中に何も持たず放り出されて
窓の向こうから手を振るくらいなら、傘の一つくらい投げてくれ
配られたカードを何度見たって、絵柄は何も代わらない
やるしかないなら、やるだけやるさ
だからしっかり見ていてくれ
653 :
山田波々:2012/01/05(木) 19:27:57.85 ID:eFE9+BZE
>>649 「モノクロの空」という凡百の比喩をまず1番に持ってきているので
あぁ、凡人の文章なんだなと思い読むのをやめかけましたが
読んでみると実に主人公のバカっぽさがよく出ていますね。
「ねぇ」「ねぇ」の繰り返しはまるで脳天気バカの繰り出すフックソングのようです。
冒頭に代表される言葉に無自覚な凡百センスが徹頭徹尾行き渡っていて納得させられます。
とにかく主人公は「お前らと違う」と思っているようですが
実は何も変わらない凡人だという仕掛けが失笑を誘って上手いですね。
あ、君、額に糞ついてるぜ。拭けよ。
糞なんかついてねぇ!
みたいな感じで。
まぁ内容的にはよくいる凡人が持ち物全部(全部というのは凡人らしくないというかむしろ凄いですが)
なくして家にも入れず途方に暮れながらもしっかり社会に守られているというよくある話です。
が、勘違いバカ野郎を簡潔にわかりやすく表現した点だけはそこそこ評価できると思いました。評価D
654 :
山田波々:2012/01/05(木) 19:47:20.25 ID:eFE9+BZE
>>651 冒頭の「新年の朝です」というのはなんなのでしょうか?
タイトルではなかろうし、ここだけ別人が書き加えたように浮いています。
本文を読めばわかることだし、明らかにあらずもがなの一文でしょう。
本文、なぜこんなに物々しく古臭い文体で書かれているのでしょう?
異化効果を狙ったのならこんなのは最も陳腐な類いのやり方ですよ、改めて言うまでもなく。
それとも近代の日本文学を読んで変な影響を受けちゃったのか、
あるいはそのへんの文士の文章を抜き出してきちゃったのでしょうか。
「風がとびついてくる」とかの表現や過不足なく描きたい或る感覚を清々しく描ききるところは
上手いとは思いますがなんだか教科書的です。
「上手い!と言われる文章の書き方」に従って書いたようなベタさがあります。
これを今の時代に書き、今の時代の読者に捧げる意味もよくわかりません。
元々「悲願」なんて言葉とは疎遠なんじゃないでしょうかね、資本主義的民主主義の現代って?
むしろ悲願がある人のほうが珍しく、悲願があることを描いたほうが詩になる時代なんじゃないかって思ってます。
冒頭を除いて文章はお上手です。でもセンスは相当古臭いです。評価D
655 :
山田波々:2012/01/05(木) 20:26:01.14 ID:eFE9+BZE
>>652 まずこれは作品ではないですね。
独り言にしてももし謎の死を遂げた人物の大学ノートからこの文章が出てきたって
一回読んで「価値なし」「時間の無駄」と判断して二回は読みたくありません。
今回私が評価した作品すべてそうなのですが、タイトルがないのは一体なぜなんでしょうか?
タイトルも作品の一部(しかも全体に影響を及ぼす重要な)であるからには
これらの作品は最初から作品の一部が欠けてしまっています。
ただ、
>>649はタイトルがない必然性を感じることができないという意味で、
>>651はタイトルがないせいで小説の一部文を抜き出したみたいに見えてしまうという意味で不足が生じていますが、
>>652はこれにもしタイトルがついていたらおかしいという気がしてしまいます。
たとえば映画の「予告編」にタイトルがついているようなおかしさ。
言うまでもなく
>>652が作品ではないからです。
(続く)
656 :
山田波々:2012/01/05(木) 20:27:45.87 ID:eFE9+BZE
>>652(続き)
大体主人公は何を頑張っているのですか?
嵐の中に一人投げ出されて雨風と闘っているのですか?
それともそれは比喩で、実際には配られたカードを前に
カイジみたいに借金をチャラにするためのゲームにでも参加しているのですか?
それともそれも比喩で、実際は自分の足りない才能と闘いながら受験戦争の真っ只中で
お母さんの夜食の差し入れとかを心の頼りに頑張っているのですか?
そんな具体的なものは要らなくて普遍的に通用する「周囲に期待するあるべき心構え」を描いた抽象的な詩だ
と言われれば「あぁ、やっぱりよくあるつまらん独り言か」と返すほかありません。
私いつも思うんですが、こういうのはマンガでも描いて、その作品中でやればいいんじゃないですか?
絵が描けないから文章でやってるんですか?
とりあえずストーリーもないしイメージもまとまりがないし
言いたいことだけ一方的にかっこよさげに言って終わりでは面白くもなんともありません。
せめて他人が読んで面白い作品にしてください。評価D−
657 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 21:53:04.36 ID:JykN7hi7
「過剰なクスリ」
静まりかえった天に、ぽつぽつと星が浮かぶ。
窓には、月の光で輝く露の球が無数に輝く。
煙草を吹かせながら無意味なことが頭に浮かぶ。
この宇宙いっぱい広がる中、この星に堕落してる僕。
その日の楽しみ。
その日の悲しみ。
この世に生きる喜び。
この世にさまよう哀しみ。
それは、過剰な感情というクスリの副作用さ。
安直にこんなことを書く僕。
一体何様なのだと心の底から自分を罵倒する。
「生きる意味?そんなもんねーよ」と星が輝く。
658 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 21:59:07.55 ID:WUzdQQjA
>>653 評価ありがとうございました。
自分の考えている事を伝えるのは難しいですね。
ところで凡百の使い方間違ってません?
659 :
名前はいらない:2012/01/05(木) 22:16:58.27 ID:sf+jTvIb
評価宜しく御願いします。
『冬の管理人』
今年も寒くなりそうだ
僕が管理しているのだけれど
今年は暑くしてやろうか
僕のさじ加減一つで
そうさ僕は冬の管理人
現世から「こんにちは」したばかりで
その時の記憶がまだ残ってる
僕はこの季節が嫌いだ
だから管理してやるんだ
徹底的に管理してやるんだ
でも今日くらいは
冬の寒空の下
愛を誓い合う物好き達に
少しくらいはサービスしてやろう
雪を降らし風は優しく
雨になってしまわないように
雪を降らし冷やし続け
肌を寄せ合い暖め合うように
恋人達が雨を降らしてしまわないように 僕が感じた寒さを感じてしまわないように
現世から「こんにちは」する前の
この時期の記憶は今でも苦くて
僕みたいなの増やしたくないんだ
だから管理してやるんだ
徹底的に管理してやるんだ
だから今日は今日こそは
冬の寒空の下
愛を誓い合う物好き達に
僕から出来る精一杯をしてやろう
雪を降らし風は優しく
雨になってしまわないように
雪を降らし冷やし続け
肌を寄せ合い暖め合うように
恋人達が雨を降らしてしまわないように
僕が感じた寒さを感じてしまわないように
そうさ僕は冬の管理人
660 :
山田波々:2012/01/06(金) 00:49:37.20 ID:3r8SJzA7
>>658 >自分の考えている事を伝えるのは難しいですね。
考えている事を伝えようとしたんですね。
それなら表現などせずに直截的な文章にしたほうがいいですよ。
詩は読む人のものですから。
事件のように風景のように、各人の勝手に観られてしまうものですから。
自由のない「俺の言いたいことを読め」みたいなのは脳梗塞出来まくりのジジィの文章だけで沢山ですけどね。
>ところで凡百の使い方間違ってません?
はい、国語辞典を引いただけでは間違ってると思うでしょうね。
生きた言葉というものを識らない学生にありがちなツッコミをありがとうございますが却下。
言葉に意味なんかねえんだよ。
ニュアンスは充分にというかこれ以上的確な言葉はないと思うのですがどうでしょう?
平々凡々としていて見ただけでそのありきたりさにうんざりする、
しかもそれを読者の目に触れる第1番に持ってきてしかもどんでん返しもない、
そんなつまらない、一個のものに見えて実は無数に這うダンゴムシの中の一匹みたいなこの比喩を
「凡百」と評する私のセンスに評価Aをつけてください。
661 :
山田波々:2012/01/06(金) 01:18:31.50 ID:3r8SJzA7
>>857 過剰なことばを削いで不足していることばを足してください。
バランス感覚がひどすぎる。
たとえば「過剰な感情というクスリ」の「過剰な」は必要でしょうか?
過剰でなくても感情とはそのままで過剰なクスリなんじゃないですか?
過剰な気取りを散々並べておいて自ら否定するのも気障すぎてイライラします。
星も宇宙に浮かぶただの石なのに変な台詞をいわされて怒ってますよ。
まぁ本当は星は怒らないから別にいいですけど。評価D
>>659 優しいです。優しい冬の管理人さんですね。
凡百の非リア充さんなら「僕と同じ寒さを味わわせてやる」「リア充死ね」ってなるところでしょうが、
いやぁ優しいです。詩人のような優しさです。
これがあまりにも綺麗なことばばかり並べられていたらその優しさも眉に唾をつけて読み飛ばしてしまうところですが、
叙述が過不足なく簡潔で、怨みつらみみたいなのをちゃんと基本に据えているからこそ美しい。
歌詞のサビみたいな繰り返しもメロディーのない詩の中で使われると普通くどくなるものですが、
これはきちんと強調の効果がありしかも丁寧な感じを生んでいて成功しています。
何より冬の描写などほとんどしていないのに凜とした冬の冷気を感じるのがいいなぁ〜。
淋しくも美しい冬のファンタジー。作品世界に読者を寄せてくれる余白があるのもいい。
最低限これぐらいの作品にしてから出してくれって感じですね。評価C+
662 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 01:25:27.15 ID:sJHtoCW3
>>661 評価有り難う御座います。
僕には勿体無いくらいの高評価ですね。
凄く嬉しいです。
663 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 02:21:05.41 ID:9QhZJyni
>>659 「冬」が人生におけるつらい時期の比喩になっているようです。
「管理」するって維持していくつもりみたいで頼もしいですね。
Bマエナス
664 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 03:47:21.40 ID:sJHtoCW3
『ずっと』
小綺麗な格好した僕が鏡の前で立っている
今日の僕は笑えてるかな
チェックしてみる
甘ったれたラブソングを
君の為に歌おうかな
あれ?おかしいな…
僕が僕じゃ無くなりそう
僕が僕をわからない
こんな風になるなんて君に所為きっとそうさ
こんな風にしたからには僕の手を離さないで
ずっと ずっと ずっと
665 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 05:53:40.21 ID:Y5EU2nDm
『ベーカリーズの夜』
クロワッサンが
フランスパンに撲殺された
食パンはそれ見て
薄笑いを浮かべていた
ベーグルがインドで
ナンに撃ち殺された
訃報を聞いたマフィンは
酷く悲しみ その夜
コロネを初めて抱いた
アンパンとカレーパンは
バターやジャムやマーガリンの話に
夢中になっていたが
結局、最後は
カニパンの悪口になっていた
666 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 06:14:53.59 ID:kUNwZxlT
>>637 1連目だけにリズムがつけられています。その他の連にはありません。
あえて付けなかったというようにもみえず、1連目だけにリズムがあることと、そのリズムが生かされていないことにすこし具合が悪く感じます
2連目の上3行は唯一1連目のリズムに救われていると思います。
詩が始まってまだ序盤、突然の口語調への変化が強調されていると思います
1連目と変わり簡潔に作中1番の気持ちが表現されていて、頭に入りやすかったです
他気になったところは、あの人の行為について権力だろと言う場面は、なんのことかわかりませんでした
太陽は希望、幸福とか夢そういった類の比喩なのかなと思って読んでいましたが、空?権力?あの人?
アスファルトについては太陽の対比だとしても、鍵を差し込むとは?
読み取りきれませんでした。ほかにもいくつかありましたが、D-
>>638 いざ食べようとうきうきで向かった段ボールの中から
腐ったみかんをみつけたときのなんて悲しいことか
なぜか沸く憎しみを、持て余して手に取る腐ったみかん
正月にしかみかんを買わない実家での、懐かしい冬の思い出でした。
とそんことを思い出しましたE+
>>641 最後の文のがんばるの前後に置かれた空白は
きっと"がんばる"ということへの、がんばるってどういうことだよ!という肉薄の空白だとおもいますが、ただすべてを読者に委ねられてもD-
667 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 10:06:19.10 ID:hPaPwMAO
「ひとり芝居」
橙色の部屋にひとり
妙に長い影が
ゆらゆらと揺れていて
僕を見つめているようで怖い
僕を責めているようで怖い
目を背ければ眩しくて
視線は行き場を失って
瞼を閉じる
そうすると今度は
暗闇に放り出される
それはどれほど見つめても
決して晴れることはなく
本当にひとりになってしまう
やっぱり怖くなって
結局目を開ける
夕暮れ時の喧騒が耳に刺さる
車、バイク、小学生たち、カラスの群れ
全部が全部
僕を笑っているかのようにきこえる
中身のない惨めさが溢れ出してきて
自分が嫌になるから
耳を塞ぐ
手で耳を塞ぐと
僕の内側から響く
ドアをノックするような音が
地鳴りのように大きくなっていって
得体の知れない場所へ
僕を連れて行こうとするから
結局手を離す
僕自身がいちばん
僕を嫌っている
糾弾している
脅かしている
分かっているのに今もまた僕は
諦め悪く僕を味方だと信じて
目を閉じ、耳を塞ぐ
668 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 13:37:49.61 ID:CpJ+1JwT
辰の年 昇る鱗は 陽光の
輝き映し 瓦礫照らさん
復す事 興す事とて 侭ならず
されど立つ年 心改め
669 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 16:14:58.69 ID:RT58UyBy
100円レシート
蹲って眠ってる
ゴミだって知っている
誰も俺を見ちゃいないって事
生まれた日から知っている
ポケットの中で握りつぶされて
いつの日か捨てられるだけ
一度だけで構わない
一人だけで構わない
僕を見てくれ
670 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 16:35:06.29 ID:zQKXhUgp
これを褒めてる奴はステマ、これを褒めてる奴は通、これを叩いている奴はネガキャン、これを叩いている奴はアンチ、
これを使っている奴は情弱、これを使っている奴は情強…なんでも枠にあてはめて自分をいかに優位なグループにいるかを
示して安心したいだけの人の言葉に、振り回される必要なんてない。
671 :
ちーちゃん:2012/01/06(金) 18:04:34.84 ID:qCwgYS6R
>>670 そうか。○速でハブられて己の道を行く覚悟を決めたか。応援するよ。ハンカチ持って。D
672 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 20:13:08.43 ID:kUNwZxlT
ε ⌒ヘ⌒ヽフ
( ( ・ω・) ブーブー
しー し─J
673 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 20:21:03.00 ID:6WBFHiT5
674 :
高校生:2012/01/06(金) 20:58:00.80 ID:RSBO5TA1
ねぼう
部屋中静かだ
本棚は自らをぐっちゃぐっちゃのままに、あいつの面影をきれいに棄てた…
(まるでなにかのはじまりのように)
おれは机をがたがた鳴らす
地団駄を踏む
ほこりばかりが舞った
秒針がいやにうるさい
縮れたセーターばかりの部屋だ
寄りかかる怒りのない、殻のような顔を見つめる、
同じような、ううん、同じ、顔
二重サッシの境界に守られた、
腑抜けの顔──
それさえ空洞かと思う
詰まっているのが、
真空なら良かった、
しぼんだゴム風船の臭いなんだ
〈世紀末〉と書かれた、
血ィみたいな赤した、
薬局でもらった、あの風船だと思う
675 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 20:58:46.12 ID:3qwJpnbP
>>377です。
今更ですが、評価確認しました。
ありがとうございました。
思いつくまま書き殴ったので、構成とか暗喩とか、難しい事は分からないですが・・・汗
綺麗な紅葉を見て、今も大好きな元彼の事を思い出したので
感情をそのまま書いたものです。深読みさせてすみません。
思いの他の高評価にびっくりです。
もっとボロクソに言われると思ってたので・・・。
ありがとうございました。またよろしくお願いします。
676 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 21:28:11.86 ID:hPaPwMAO
未評価リスト(>639)
>643 >644 >645 >647 >657
>664 >665 >667 >668 >669
>674
677 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 21:48:22.28 ID:FbmK8NlC
「寧日」
さらば、世界よ
私は旅立つよ。地面でのらりくらりとしているのにはもう飽きた。
ポップな音楽をかけて誰かと手をつないで小やりの上で踊るのは、そろそろやめてもいいだろう。
二十歳になるのだ。
人間がそっくりそのまま移り変わる。グラスに酒をつぐように全てがまるっと塗り替わる。
今に見ていろ。冬の煤けた暖炉など私の炎で焦がしてやろう。
まだ見ぬ世界よ。別れを言おう。お前に出会う前に私は旅立つ。
目覚まし時計が鳴り止む頃まで、のんびりと待っているがいい。偉そうな、傲慢ちきな括りを侮ってやる。遙か彼方の空から見下してやる。
なあ、絵空事だと笑ってないで、けちょんけちょんにしてくれよ。冷静になるにはまだ早すぎる。まだ春も過ぎていない。まだ半分も楽しんでいないんだ。
678 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 22:00:42.73 ID:hPaPwMAO
>>676 >>657はもう評価してあるね。
すまんこ。
>>643 まず対比とリフレインが多過ぎ。
強調として意味をなしていませんね。
読んでいてめっちゃ疲れました。
で。肝心の内容はというと「ふーん……で?」って感じ。
端っから読み手を馬鹿にしてるから、全然響かない。
ちゅーことでD−でござんす。
>>644 最初はゆっくりだけど、だんだん加速して行く詩ですね。
まあそれだけなんだけど。
むしろそれだからこそ面白いかもしれませぬ。
訳わかんねーけど美しい、みたいな。
んでも表現がなー……。
ズラした表現で目は引くけど……って感じ。
評価D。
>>645 てっきとーにつらつらつらーって書いた詩。
少なくとも私はそう読みます。
あるのは雰囲気だけ。
中身はすっからかん。
意味わかんねー表現はまあ、置いとこう。
D−。
>>647 こういう抽象的な詩は頭痛くなるから好きじゃないんですがねえ。
まあこう、うん。一応ベクトルは未来向きだよね。どーでも良いけど。
なんか不安気な感じは伝わったよ。
あと血管が流れるってよく分かりません。
「血管が通る」じゃね?ってことがひとつ気になりますた。
評価D。
>>664 なんか「ああ……うん」ってなりました。
気持ち悪いって訳じゃ無いんだけど気持ち悪いって言うか。
ちょっと面白かったけどやっぱ気持ち悪い。
うん。
評価D−。
679 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 22:26:05.93 ID:hPaPwMAO
>>665 何か滑稽ですよね。
パン達は真剣なのに、それらはコミカルに描かれている。
まあそれはそれでいいんだけど。
タイトルに違和感がある。
語感は良いけどなんか違う。
評価D。
>>667 自分で書いといてアレだけどさ。
やっぱり詩とカレーは違うよ。
いや最初からわかってたけど。
カレーは置いとくと美味しくなるけど、自分の詩は……おおぅ。
>>668 今年辰年だってことをこれで思い出しました。
まあ前向きなのは良いけどさ。
なんか能天気だよね。
真に迫ってない。
D−。
>>669 観察眼は良いですね。
普通そんなもの気にも止めないですもん。
んでも、それだけかなー。
評価D+。
>>674 寝坊してバタバタしてます!
ハイそれだけ!
何にも無いじゃん。
いや深読みはできるけど、それって作者の怠慢ですよね。
ってことで評価D−。
>>677 タイトル見て固い詩かなー、と思ったらそうでもなかった。
まあ多分だけど、主人公酔ってるよね。
二十歳の誕生日の前日の高揚感に。
こういう前のめりなのは、嫌いじゃ無いです。
D+。
680 :
名前はいらない:2012/01/06(金) 22:44:13.49 ID:bUszEbwX
垂れ込めた雲は落日の茜色。
「ドブ」
「どうする」と一人つぶやく。
それは僕の心のドブ川につぶやいている。
心の底に泥水が溜まっているのだ。
深く深く、気味悪い部分。
本当は、輝いて輝いて輝かせようと、落日に望む。
怯むことなく強く望む。
意地っ張りで負けず嫌いな気質がそこにあるのかもしれない。
まるで壊れた機械のように、同じことを繰りし望む。
そうこう考えているうちに日は落ち、辺りに闇が暴走はじめる。
681 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 00:11:16.78 ID:W+Oot3+r
667
すべて読み終わってから2回目を読もうと、タイトルをみたときに、ああこういうことか、と
ちょっとアハ体験をしました。面白い発想でした。
橙色の部屋と夕暮れが重なります。目を背ければ眩しくてというシーンがさらに鮮明に浮かびました
自己の存在の不安定さ、じわじわという怖さがありますが、切迫した怖さではありませんでした
心理描写がうまくいってないのだと思います。心理描写ほど既存の言葉に頼らず、独自の表現が必要かと思いますD
682 :
PANDA:2012/01/07(土) 04:54:00.36 ID:W+Oot3+r
>>680 落日の茜色から、闇が暴走するまでの刻に
僕がおもったことが情景に乗せて書かれているのだけれど
その情景が鮮明ではなく、読むもののイメージが抽象的になってしまいます。
また、この短い1編の中で、その情景の美しさかまたは畏怖か、アクセント。目をとめるなにかが足りないと感じました
心の比喩であるドブ川や闇が、言葉以上の意味を持てずに死んでいることも"なにかが足りない"を後押ししています
もし私ならば
>深く深く、気味悪い部分。
この部分を、この言葉を使わず全体の雰囲気として作品に持たせるよう努力します
最後に私も作品としてタイトルは必須だと思いますD-
683 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 07:04:51.36 ID:Gh+hrFmB
投身
人ゴミを掃除機で吸って僕だけの街
イヤホンで耳を閉じて一人だけの街
コンクリートのカーペットを彷徨った
椅子取りゲームは終わってた
支えられていた手で僕の首は絞められた
ビルの屋上
滑走路を駆け抜けて
離陸を試みよう
裸のままで僕は飛ぶ
684 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 09:12:46.41 ID:wPLnKqTu
「おやすみ」
暗い暗いこの場所に
また独り迷って来たみたい
めんどくさいよね人間って奴は
自分だけ自分だけ
聞き飽きたよその言葉
死にたいと呟く君に
このナイフを突き立ててあげる
これでもまだそんなこと云うのか
君、馬鹿だな
疲れちゃうよね生きてることも
疲れちゃうよね起きてることも
頭かち割って脳みそ捨てて
今夜はゆっくりおやすみ
起きなくて良いよ
勘違いされたくないから言っておくよ
別に命を大切にとか
綺麗事並べるつもりはない
じゃあなんで?聞き飽きたなその言葉
死にたいと願う君に
この銃を突きつけてあげる
それでもまだそんなこと願うか
君、馬鹿だな
辛いよね生きてくことも
辛いよね起きてくことも
心臓突き破ってほら
今夜はゆっくりおやすみ
起きれなくて良いよ
生きたいと叫ぶ君に
この手を差し出してあげる
やっと気付いたのか死ぬのは怖いって
君、馬鹿だな
疲れるよ生きてることも
辛いよね起きてくことも
その涙早く拭きなよ
今夜はゆっくりおやすみ
起きたらまた逢おう
685 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 09:48:19.78 ID:AjR1xJAT
「効率化された朝の肖像」
輪転機で回る柔らかな言葉たち
複製時代の巻き添えになって破裂した
チャップリンの血で書きこまれている
今朝は訃報欄に資本主義の死が伝えられた
新聞に速報性はないから、と編集者は弁解する
とは言え就職活動は続けなければならないので
学生は今日もさまざまなドアに出入りする
貸しビルのドアにはおもちゃ屋、金貸し屋、香り屋、殺し屋などの表札が貼られているが
開けてみると全然違う店だったりするのでよく驚かされる
そうして学生は自分のやりたいこととは違う仕事に就く
人類学的なフィールドワーカーひしめき合う地下鉄のホーム
1000人の女子校生を無作為抽出し
携帯カメラとメールそして鉈によって調査は行われた
事前の予想通り八割がヒトでないことが判明したが
残り二割はコロイドで組成されていたため学会を驚かせた
動物のいない街で続く反原発デモを横目に
世界の終わりは火に焼かれる方がいいね
いいや凍りづけのほうがいいね
という少女たちの会話で始まる終りなき朝の日常が続く
決して人目につかない愛玩動物たちの逃走劇が華を添え
それらのすべての足音を路上が支える
686 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 12:46:25.14 ID:hYNGCvDd
>>683 なーんか中途半端じゃね?
ってのが感想。
身を投げる理由って言ったら普通絶望だけど、この詩の中にそれは無いよね。
表象を軽くなぞっているだけ。
投身という行為そのものに焦点を当てるとしても主観が入り過ぎている。
もうちっと練ろうぜー。
表現も小手先のものに感じるし。
評価D−。
>>684 これさあ、まあ題材は良いとして。
主人公ってか、視点の主は何者なの?
まだ「君」は人間味があるけどさ、ぶっちゃけこの主人公くっせえよ。
アレか?ありがちな厨二ラノベの主人公か?
何かしらんけど人を散々見下しまくってさ。
いや私はドMだから構わんけど。
むしろバッチコーイって感じだけど。
うん、話逸れたけど、詰まる話コイツムカつくってことです。
展開に関しても、何で「君」は生きたいと思ったの?ってなる。
その間がすっぽり抜けてるよね。
単に私が読めてねーのなら謝るけどさ、でもそこはちゃんと書こうよ。
唐突に感じて「お、おぉう……」ってなっちゃう。
表現はまあ、良くも悪くもフツーって感じ。
評価D−。
>>685 現代社会を皮肉ってるのか何だか知らないけど、絵画的な詩だよね。
流れは有るから俯瞰的に見ている訳じゃ無いけど。
んでまあ、やっぱり訳わかんねーよね。
それを狙ってるんだろうけど。
ちゅーわけであくまで絵画的に見るなら、まあ面白い。
評価C−。
687 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 13:27:49.47 ID:LcwDV5WP
「ともだち」
さようなら、さようなら
いつか君がさみしくなって、この街を思い出しながら海を眺めているとき、海風に混じってこの声が届くように。
ありがとう、ありがとう
いつか君が新しくなり、僕らの影が雲に混じって溶けてゆく時、せめてこの声が君に残るように。
魚の匂いがする街で、君と遊んだこの街で、さみしい僕は、海に向かって今日も歌う。
688 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 13:30:17.66 ID:xuzqrk6m
輪廻の歌
もしも、この世界が他にいくつもあるなら
僕は、そのうちの一つの世界でしか生きれないのかな…
もしも、君を失うような事があったなら
僕は、隣の自分と入れ替わってみたいな
一つの時間軸に一つの世界でしか生きれないのかな?
抗う事などできるわけなくて
それでも許されたただ一つの悪あがき
それが隣の自分じゃ無いかな?
君が僕より早くなくなる
そんな未来が全てじゃ無いと
神様に早く会いたかった
「変えてやろう」と言って欲しくて
自ら命を絶ってしまえば
輪廻のチケットは消えてなくなる
何年同じ時を生きれば良いの?
何度孤独を味わえば良いの…?
もしもこのまま最後が来なくとも
僕は永遠その時を待つだろう
もしもこのまま君と結ばれなくとも
僕は永遠その時を待つだろう
もしも自ら命を絶ったら
もう軸には帰れないだろう
だから歌うよ輪廻の歌を
この命無駄にしないために
君が僕より早くなくなる
そんな未来を変えてやりたくて
神様に反旗を翻す
「変えてみせます」と言わせるために
自ら壁を突き破りたくて
そんな規則を変えてみせたい
何年同じ時を生きれば良いの?
何度孤独を味わえば良いの…?
産声と断末魔
同じ叫びを発しているけど
詰まった思いは違ってて欲しいな
君の横で横たわる人が
僕でいる事に喜びの叫びを歌う
さらば輪廻の歌よ
689 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 18:01:35.52 ID:wPLnKqTu
『ウツワ』
どっかの予言者が云ってる
今年もまた地球が滅びるって
毎年滅びちゃたまらないや
予言が当たろうが
予言が外れようが
精々後十数年の命
他人の評価ばかり気にして
やりたいことすらやれずに
生きたい様に生きれずに
そんな人間がお好みかい
ウツワの大きい都合の良い人
誰の為に生きてんの
ウツワの大きい都合の良い人
誰の為に死んでくの
690 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 18:28:23.33 ID:b0a7EC9K
幼馴染
胸がドキドキしたのはまぶしい日差しのせいなのだろうか
いや、ちがうだろう
東洋医学では、女は7の倍数の歳に体がよく変化するといわれているけれど、まんざらでもないようだ
同じ14歳だけれど、私より数倍大人びて見えた
あなたと目を合わせると、全身から汗が噴き出るようだ
おもむろに視線を下げると、汗のせいか、ブラジャーがよく透けている
14年も顔を合わせているものだけれど、いつの間にか胸もふくらみ、顔つきも整ってきた
あなたがもう私のところにはいないように感じられて、私はただただ不安だった
691 :
PANDA:2012/01/07(土) 19:33:48.78 ID:W+Oot3+r
>>687 作者はこの数行の中で、作品として成り立たせるための創意工夫をしなければなりません。
少ない言葉で、何も知らない読者に情景をイメージさせて、そこに感じさせたいことを感じさせる工夫です
いまのままでは何も感じません。がんばって想像すると
>僕らの影が雲に混じって溶けてゆく時
現実的に考えると下を向いた時に、雲の影に自分の影が消されていく様子が浮かびますが
いつか君が新しくなりとあるので、友達が自分を忘れていくことの比ゆになっているのだとおもいます。
しかし、これだけでは、読者が共感をするにはまだ不十分だとおもいます。D-
>>688 1-2連が輪廻のことをいっているのかと少し混乱しました。
"君"を失って苦悩から自殺を考えたけど、来世での希望にかけてがんばるという流れですが
苦悩である部分から切実さが伝わってこず、がんばろうと奮起する4連目が安っぽくなっているように感じます。
そして6連目で>君の横で横たわる人が というのは自殺を臭わせるようで矛盾してみえます。E
>>689 器ではなくウツワと書いてありますが、器という意味以上の意味を持たせるため、というにはこれだけでは安易かとおもいます。E
>>690 語り手は14歳なのですよね。それにしては随分と大人びた口調で書かれてあります。わざとでしょうか、どういうことだ!という
憤慨すらかんじます。その意図が読めず、"設定は14歳"と浮いて見えます
揚足取りになりかねないですが
>あなたと目を合わせると、全身から汗が噴き出るようだ
>おもむろに視線を下げると、汗のせいか、ブラジャーがよく透けている
読めばそうじゃないってわかるんですけど、こういうちょっとしたものだけに、ん?というのが私はきになってしまいます
まるで自分のブラジャーが透けて見えたとも思えなくもないですよねE
692 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 20:19:44.81 ID:LbKnPOo9
「からっぽのニンゲン」
この入れ物には何を入れようか
入れすぎてはダメだ
重くて持っていけないから
あれは入れてはいけない
汚れてしまうだろうから
そのうち出発の時間がきて
しょうがないからふたをして持っていく
誰かに手伝ってもらえばよかったなのに
汚れを洗えばよかっただけなのに
693 :
高校生:2012/01/07(土) 21:50:27.07 ID:5Zi+Oxy7
>>685 閉塞やら諦念やらが気持ち悪く漂ってる。
全編きしょくて、三連が特にきしょい。
>1000人の女子校生を無作為抽出し
>携帯カメラとメールそして鉈によって調査は行われた
>事前の予想通り八割がヒトでないことが判明したが
鉈で首でも切ったのだろうかと思った。エグい。そうしてヒトでないのは女子校生だけだろうか。残りの二割がコロイド人間。それを見ているのがバケモノの学会か さえわからなくなってくる。
最終連の、世界の終わりについての女子の会話も、悪趣味で、終末的で、だいたい動物のいない街にペットいるのも不気味だし、これ以上の気持ち悪さを続けられたらA。あと、このエグさをしっかりと支えた路上は偉い。
694 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 21:51:17.02 ID:ikJh9Kmv
「統合出張症」
社会不適合者のレッテルと
メンタルヘルスのレッテルを
貼られてボクはぐるぐる巻き
縛られて疎まれて
ああああああ
周りは云うよ病気だと
ボクも思うよ思わないよ
そんなにさ珍しいことでもないだろう
そんなにさ奇異の眼で視なくてもいいだろう
ボクノココロ出張中
期間未定いつまで
頭の中ぐーるぐると
やる気元気どこ逝った
ボクノココロ出張中
695 :
高校生:2012/01/07(土) 22:00:28.11 ID:5Zi+Oxy7
>>683 タイトルでネタバレさせるならもっと粘るべき。
どうでもいいけど、離陸しても、引力のせいで即地面に叩きつけられて、ぐちょんぐちょんになるだろ? 地面もとい地球もとい岩の塊にぶつかってバラバラの肉だ。
意識からどんなに他人を遠ざけても、あなたもわたしもどこかに分類されてしまうから、椅子取りゲームははじまってすらいない。あと裸はすげえさむい。
コンクリートのカーペットは好きな表現。C。
696 :
名前はいらない:2012/01/07(土) 22:43:19.54 ID:hYNGCvDd
>>692 何やら言いたいことがあるんだろうけどね。
これじゃわかんねーよ。
なぞなぞかよ、って感じです。
なぞなぞにしてもヒントが少ないし。
単純に読めばまあ、つまんねーし。
抽象的な詩にはそれこそ親切さが必要だってことを分かってください。
評価D。
>>694 わざとそういう風に書いてあるんだろうけどさ、イメージがあっちゃこっちゃ飛んで行きますね。
一応全体を貫く芯みたいなのはあるんだけど、アウトラインがあやふや。
唯一第三聯だけはそこらへんまとも。
安定感があるからこっちも入って行きやすく感じた。
あとレッテルを貼られてぐるぐる巻きってどういうこっちゃねん。
「べたべた貼られて身動きとれない」
とかのが良かったんじゃねーの?って思った。
まあ「出張」って言葉を生き生きと用いることには成功しているように思う。
D++。
697 :
ちーちゃん:2012/01/07(土) 22:56:29.05 ID:kexNi2uB
>>694 糖質のレッテル貼りとは効果的なもので、これによってダメージを受けた人も少なくないと思う。
では、この攻撃が何故効果的なのか一緒に考えて見よう。
まずひとつ。それがれっきとした病名である事が挙げられる。
誰だって病気になるのは怖い。例えば「お前足臭いよ」と言われればショックは受けたとしてもこれは有用なアドバイスだ。
それならば入念に洗うなりエイトフォーを足の裏に吹き付けるなり様々の対処を取る事ができる。
しかし「お前水虫だよ」ではどうか?これはショックだ。病名を宣告されたのだ。
しかもそいつは医者でも何でも無いので2ちゃんレスをプリントアウトして調剤薬局に持っていったとしてかゆみ止めすら出して貰えない。
ムキー!悔しい!!…だがそこで考えて見るべき事がある。
「君は今現在足の裏のかゆみを自覚しているのか」
「相手は本当にこちらの足の裏の状態を察知しているのか」
病名を聴いてショックを受けるのは自覚の無い事を言われたからであり
病院に行かずに思い悩むのは「病気である」「病気でない」と己の中で葛藤を続けるから。
まさにこの詩に書いてある状態。誰かに言い放たれた思いがけぬ宣告が真偽を置き去りに心の中に根付いてしまうのだ。
これは苦しい心境だろう。
そこでこの詩が言わんとしている事を要約してみると、
病気っていわれた。病気かなー?
とは真剣にはあまり考えていなくて何となく書いてしまった作品。
その日はあまりやる気がなかったのだろう。D-
698 :
ちーちゃん:2012/01/07(土) 23:22:32.59 ID:kexNi2uB
そしてレッテルを貼られる事を怖れずに続けると、この上手い事を言ってやった感に危うさがある。
どうしても思い付きを上手く書く為に設定や人物を利用した感が拭えないのだ。
言ってみればここには愛もなければ憎しみすらもない。僕にはこの詩から感情を全く感じられなかった。
すると君はこう言うかもしれない。
「いや、出張中。」
だからあざとい。なんだその駄洒落は。なめてんのか!等質か!!
そうすれば君の返答はこうだ。
「マジレス…」
「ここは初めてか?力抜けよ」
しまいには
「半年ROMれ」
ムキー!ROMれ!?半年!?荒らしちゃるわこのクソスレ!!
…のタイミングで短パンマンですねいつもは。
699 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 06:31:47.47 ID:PBpViSkx
ロックスター
子供の頃
ラジオから飛び出した
稲妻に貫かれた
囁いていたスピーカー
ボリューム上げて怒鳴らせた
照らされた僕の部屋
落雷の現場
世界の中心
もう鳴り止まないよ
手遅れなんだ
僕の中に稲妻走ってる
大人の今
線路から飛び出して
稲妻操ってる
とびきりのギターサウンド
ボリューム上げて響かせた
照らされたステージ
雷雲の真ん中
世界の片隅
受け取ってくれただろ
俺は知ってる 今
キミの中に稲妻走ってる
「エゴイズム」
死にゆくものたちへ、
わたくしはあなた達に涙する、
憐れむのではない、
哀しむのでもない、
あなた達が皆一様に持っている、
燃え尽きかけたマッチのような寂しさ、
今にも消えてしまいそうな儚さと共にある美しさに涙するのだ。
死にゆくものたちへ、
そうしてあなた達が消えてしまった後、
わたくしはすぐにあなた達を忘れてしまおうと思う、
涙と一緒に流してしまおうと思う、
わたくしの中にいつまでもみっともなく留めて置かないで、
いつかあなた達がほんとうの最期を迎えるときまで美しくいられるように、
美しいままで消えてしまえるように。
死にゆくものたちへ、
あなた達に残された時間はもうあまり無いが、
せめてそのほんの僅かな間、
あなた達が幸せでいられるように、
わたくしはささやかに祈ろうと思う、
あなた達がいちばん美しい今だけは、
それが汚されないで欲しいから、
最後まで安らかであって欲しいから。
死にゆくものたちへ……。
701 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 11:52:11.29 ID:/GLUBIHO
心が目に見えたなら
言葉は要らなかっただろう
言葉が濁りなく伝わるのならば
音楽は要らなかっただろう
0か1かだけならば
この世には絶対しか存在しないだろう
時間が進まなかったら
朝焼けも夕焼けも見れなかっただろう
心が目に見えなくても
ちゃんと目に映ってる
世界はただあるがままにそこにあって
いつから僕は僕のこと見えるようになったのだろう
世界は世界であり続けるのに
僕は僕になれずにいる
702 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 11:56:38.56 ID:rO5fLKoq
「明日の進行」
全身の細胞が活動停止したかのような硬直
にじむ汗 間隔を狭める眉間
目的地はハッキリしている
高鳴る鼓動 高まる緊張
明日は来ないかも知れないという絶望
しかし諦めは許されず 一瞬が永遠にも感じる状態
一歩一歩着実にゆっくりと進む
扉は赤く染まっている
門が開く 緩和 安堵 虚無
明日が閉じきる
703 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 12:00:11.48 ID:kH603MX3
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい
いい?
いい?
704 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 12:06:40.58 ID:0gnFUB2g
変わらぬ君の笑顔
ありがとう
行ってきまーす!
705 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 12:36:41.79 ID:0u+yVpq4
どこへお出かけなのですか?とにかく気をつけて。
あなたの心が幸せなのか、とても心配ですう。
706 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 13:02:13.55 ID:YUIi4GNH
「テールランプ」
輝くブルーはどんどん色を失い、丸い夕日も沈んでゆく。
僕は、車にただひとり乗って、テールランプの群れの中にいる。
信号待ちのテールランプの群れには、不思議と人の気配を感じさせない何かがある。
赤いその光の流れはどこか移ろいゆく時間の中で煩いの臭いがある。
この周囲を何がしはいしているのだろうか。
と、誰かに問いたくとも道連れは魂のないこの車だけだ。
ただ、ラジオのDJだけがこころにもおもってないトークをしている。
707 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 14:19:34.78 ID:0u+yVpq4
したらばってこうりゅうばしょをみつけた
708 :
PANDA:2012/01/08(日) 19:15:51.45 ID:fNqde1+4
>>699 稲妻に貫かれる、
感動や、そのときの感覚を書き表す際に使う表現として
馴染み深い分、共感しやすく感情移入させるにも容易いのだけど
この言葉が作品の中で中心となる大切なキーワードとなっている以上
稲妻の一言で済ますのは表現者としてどうなのでしょうかD-
>>700 作中にあるのは作者の想いだけ、ということでエゴイズム。なのでしょうか
燃え尽きかけたマッチを人の死に際の比ゆとしてある、と読んでいましたが
その美しいと書かれた様が伝わってこないのです。私はマッチを儚いと思えないので
余計に感じにくいかもしれません。全体的にあまり具体的に書かれていないことは
その言葉がすぐに読者に入っていくのだけど、あとに残らず、読後はマッチだけが頭に残りました
余計かもしれませんが個人的には汚されるというよりは邪魔されるという方が、ストレートですが火や消えかけるマッチと
結びつきやすいと思いましたD
>>701 作中に書かれたことは確かに正しいと思います
あなたの心がこちらには見えないのですから、言葉を選び工夫し
それでも濁り、伝わらないので、いろんな技法を使ったり情景に比ゆします
もう一歩です、D-
>>702 明日へ向かっているのでしょうか。それとも昨日へ落ちる不安?
同じ体験をした人同士じゃないとわからないのかもしれないですね
語手が極度に緊張している他は、私にはわかりませんでした。E+
709 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 19:29:21.59 ID:1O50e4yS
「時飛行」
小さな恋
抱え込んだのは愛の唄
叶わない想い
駆け出した真夜中の道路
雪の上
裸足で飛び立ったリンク
風になった
もう追いかけて来れないように
遠く、遠く
ずっと遠くまで来たよ
色とりどりな飴屋が並ぶ
賑わう町
ざわめきに隠れて
僕は少しだけ、ホッとしたんだ
昔の記憶
此処には大切な友達の家があるはず
レンガの壁
静かな庭園を抜けて
響いた靴音
古い、大きな絵の前に佇む
黒い海
浮かび上がる白い鯨
それは僕の秩序
骨の梯子を差し出して
残されたメッセージ
僕はただ、ただ共鳴して
圧倒する振動
涙が溢れて止まらなかった
此処に辿り着けて
きっと良かったんだ
これでやっと旅立てる
誰でもない 僕だけの軌跡を探しに
振り返って告げた
さよならと再会の約束
今度会えたら
僕の見た世界を教えよう
710 :
食パン:2012/01/08(日) 19:55:06.48 ID:yLR7xV5I
「彼は巡る」
三千年前に恋に破れた男は
この世の終わりかのような絶望を味わい
そのうち自殺してしまった
それを見た周りの人たちは
彼を「なんと馬鹿なやつだろう」と口々に言った
けれどいくら他人に馬鹿にされようと
きっと彼は真剣だった
少なくとも彼にとって
その恋は命と等価だったのだろう
「彼」はいつの時代にもいて
あるいは「彼女」だったにしろ
同じように絶望し
同じように死に
それらの純化された結晶は
時の流れの中で連綿と受け継がれた
たとえば昨日首を吊った兄もそれを継承したのだろう
そして「彼」の一部として永遠となるのだろうと思う
そんな永遠は馬鹿らしいけれど
やはり「彼」は真剣であったに違いなく
私はその愚直さを少しだけ羨ましいと思った
711 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 19:57:21.04 ID:CqzxM02v
感情の粘度
過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?
未来は常に僕の
後悔を練り上げる
過去はやたらとメルヘン
焼き付いた景色は平面
まるで一人占めのシネマ
伝えられないジレンマ
砂糖すら溶けない程の
生活をしてみたい
テレビを見ながら考える
僕は思考の過激派
語られる昔話への
感情の距離はどれくらい?
未来は常に僕に
タイムアタックを仕掛ける
砂糖すら溶けない程の
生活は飲みにくい
そう結論付けて眠る
僕はやっぱり無知
過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい
後ろ髪引かれすぎて
常時前方不注意
過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?
過ぎ去った思い出への
感情の粘度はどれくらい?
712 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 20:38:16.99 ID:sfWHsOxM
『此処は平和』
大切なものを守る為
戦うこと争うこと
否定はしないさ
本当に必要なら俺だってそうするから
雨の様に降り注ぐ火
鳥の様に飛び去る弾
世界の何処かでこの瞬間も
人の血が流れてる 人の涙が流れてる
ショーなのさ此処は平和
そう思わせる為の戦争
そうなのさ此処は平和
そう思わせる為の戦争
713 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 20:39:37.96 ID:S5zx095t
「ロンド」
ため息が昇天して
雨が降ると
雲になるので
悲しくなるので
714 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 20:40:49.65 ID:S5zx095t
↑投稿ミスです
「ロンド」
ため息が昇天して
雨が降ると
雲になるので
悲しくなるので
715 :
食パン:2012/01/08(日) 21:22:42.95 ID:yLR7xV5I
感想。
>>703 「いい」がゲシュタルトしますた。
えと、たぶん作者さんはこの「いい」と「いい?」に重層的な意味を持たせようとしたんだと思う。
けどさ、どうしてもヒント不足が否めないし、くどい。
お手軽に難解な詩を書きたかったんでしょうが、ぶっちゃけ手抜きじゃね?って思いましたです。
という訳で評価D−。
>>706 無機質って程じゃないけど、乾いてる感じの雰囲気が感じられます。
まあそれは良いとして、しかしこの詩には重大な欠陥がある。
それは描くべきものを詩自体の雰囲気に仮託して、肝心の詩の中では「不思議」「わからない」で済ませているところ。
だから共感も薄いし、詩の核が見えてこない。
描きたいものを一度自分の中で捉え直してみましょう。
評価D。
>>709 時間的距離を空間的に遡るというのは、なかなか面白い発想であると思います。
しかし真実味が無いと言うか、あくまで表層の綺麗な部分しか描いて居ないような。
もっと深いところにある醜さ、汚いものまで表現出来ていれば良かったのかなぁ、と思った次第でござんす。
評価D。
716 :
709:2012/01/08(日) 21:38:42.77 ID:1O50e4yS
>>715 評価ありがとうございます。
実は夢に見た映像がとても幻想的というか
不思議な光景でなんとか形にして
残しておきたいと思いまして書いた詩なので
現実的な汚い部分というのが
書いてる時に思い浮かばなかった所があるかも知れません
何にせよ、自己満で読み手には優しくない詩となってしまった様です
もっと深層まで想像して貰えるような
詩を書けるよう努力したい所ですね
717 :
706:2012/01/08(日) 21:56:34.79 ID:YUIi4GNH
>>715(食パンさん)
評価ありがとうございます。
>詩の核が見えてこない。
ずばり痛いところを突かれました。。
その部分は悩んでいます。自分でも気づいているのですが。
どうしても空虚なものしかできない。
他人の詩を読んでみるのも手かもしれませんが、
安易にそうしてしまうと、僕の場合パクってしまうのではないかしらと。
自分の壁ですね。
718 :
名前はいらない:2012/01/08(日) 22:27:24.74 ID:t0phsZ8+
719 :
PANDA:2012/01/08(日) 23:11:53.00 ID:fNqde1+4
>>717 私も同じような状況になって、いまでもろくなものが書けないなんてことがあります
私はこの作品の核にあるのが黄昏だとおもいました
では何に黄昏たか、何に黄昏る傾向をもっているのか
自問自答を繰り返すことも訓練ですし、誰かの作品を読み
同じテーマで、違う作品を書くという訓練の仕方もあるとおもいます
私自身が偉そうなことを言えるほどの書き手ではないのですけど、共感したのでコメントしてみました
>>710 1-2連の思想が、昨日首を吊った兄という1節によって、現実の地平に近づき
その3連目で語り手の姿が少しだけ見えました。だから想いと言葉に重みを与えたように感じました
しかし純化された想いを受けついで死ぬというのは悲しいですねD+
>>711 2-3連がちょっと言葉遊びがあざとく感じ、過激派のところで少し耐え難くもありました
1連目ですでに答えが出ているように過去だけを見ているだけではいかず、未来をどうするかの結論を迫られる
砂糖すら溶けないほどの生活、は感情の粘度とうまく掛かっているなと思いました。
しかし繰り返しで強調しようとしすぎることで、かえって逆効果になっているように思えますD
>>712 シリアスなんだけど、ショーなのさ と そうなのさが面白かった。。
比ゆについて、雨と火で対比されるものが強調され、鳥と弾という対比で、何かを失うということが
しかし鳥は鳩で平和の象徴として扱うにしても、戦争が非日常の日本で語るには
訴える力が足りないと感じました。現実味を帯びない言葉上のものという印象が残ります
それが意図であるとしたらショーなのさで茶化すユニークさは、強調することを達成しているとおもいますD-
>>713 敢えて言葉を切ることで余韻が残りますね、タイトルは音楽の方のロンドでしょうか
かなり専門外なのでまったくわかりませんが
頑張って読んだのですがそれしか。
縦に1行ずつでも、上から順に(右左右左)でも読めますねD-
720 :
海辺で眠る:2012/01/08(日) 23:20:07.20 ID:gw6qRhxy
足裏に感じるのは柔らかくほのかに暖かい石の欠片たち
ほんのりと足を包み込んで
でも踏みしめればどこまでも深く硬く
砂浜
足先に感じるのは包み込むようにつめたい水のしずくたち
ひんやりと足を撫でていって
でもいつでも帰っておいでって安らぐ
海への入り口がそこでぽっかりと口を開けて
ぼろぼろにずたぼろに足から崩れ落ちて
どこにも逃げ場がなくなって帰ってくるのを待ってる
原始の場所
そっとひざを抱えてしゃがみこむよ
少しだけ吐き出したいの
体の中の毒を全部取り出して
それを目先から持ち逃げしていったしずく
それをそっと吸い込んでいく石のかけら
すべて飲み込んで波がさらっていく
止まらないの
どうしても止まらないの
目からとめどなく流れて
みっともなく声を上げて
ずっとそれを一定のリズムで慰めてる子守唄
721 :
食パン:2012/01/08(日) 23:51:09.21 ID:yLR7xV5I
>>716 夢の詩を書くならむしろひたすら写実的に描いて見るのはどうでしょうか。
訳わかんねー詩になること請け合いですがぼんやりと断片的に書くよりは余程面白いものはできると思いますぜ。
上から目線で恐縮でした。
>>717 詩に描きたいことってのはそのままじゃ核にならなくて、どーしても自分の物にする工程を踏む必要があるんですね。
んで、私はそれをよく飛ばすからクソみてーな詩しか書けねーんですが、そういうのちっと意識してみたらいかが?
まあ変に拘り過ぎるのも良くないけれども……。
頑張れって言葉はエラそーで嫌いなんで、いろいろやってみて下さいとだけ。
>>720 一見してタイトルと内容の矛盾が見受けられるがツッコむべきか否か。
それとも夢の中で泣いてるのか。
しかし夢の中でも現実でも同じ場所にいるというのは何かヘンですよね。
まあそれは置いとくことにしましょう。
で、中身ですが。
涙の理由が描写されていない。
すなわち「毒」の正体なんだけれど。
そのせいで主人公の姿が一般化され過ぎて遠い。
やっぱし共感出来ない訳で。
単に私の感受性が鈍いのかもしれませんが、まあこんな感想です。
あ、でも表現の優しさは感じましたです。
評価D。
722 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 04:58:08.20 ID:vAv0oK6A
「夏の音を」
軒連なる住宅地の中で、静かに埋もれてしまうような
小さな公園がある。
あと5年もすれば区画整理に消えるような
その隅の木に、蝉が死んでいた。
辺りではまだ何匹かの鳴き声はするが
夏は日増しに遠ざかっていた。
ここの夏は短い。
蝉が3回繰り返し鳴けば
あとは小さく、なっていくだけの
秋がやって来る
たった3回だ。
その為にお前は
そこらの枝にひっかけて裏返すと
少しだけ足を畳んだ
ひどく、ゆっくりした動きで
体を抱くようにして。夏が止まった。
静寂はしばしば死者への弔いだが
お前はそんなものを望んでいただろうか
たっぷり2分の間を置いて
俺はひとつの汗を垂らし終えたが
夏はひと呼吸の中で息を吹き返していた
そうかお前は
夏の音をつかまえたんだ
その小さな手足で
もう1度触れれば心が折れてしまいそうな
その体に、
そうであってくれ
立ち上がって、大きく息を吸うと
むかつくような暑さに、
腐葉土の濃い臭いが胸を梳く
俺の短い人生の中で
懸命に支えてきた言葉が
行場を失う。
涙を必要としない死が
この枯れ葉と砂に埋もれて
俺たちをひとりにする。
723 :
SQUASH!:2012/01/09(月) 05:26:23.92 ID:BdU9N7aD
tempo up!
ギリギリの早さで
rhythm keep!
それぞれの波長を
LINKして
二本の魂片手に持って
あの時俺等は出会ったんだ
不安や緊張押し殺して
この魂に火を着けたんだ
初めて一緒に交わした波長
今でもあれは忘れない…!
初めて一緒に交わした言葉
今でも心に焼きついて…!
tempo up! 時間なんて忘れて
rhythm keep! 不安なんてかっ飛ばせ!
my wave この場に轟かす
change up!? まさかまさかのアレンジ
heart beat! 高鳴る俺の鼓動
my song でここを揺らして見せる
踊り続けるown way!own song!Let's GO!!
二本の魂両手に持って
あの時俺等は乗り越えたんだ
挫折や苦悩押し殺して
この魂に火を着けたんだ
疲れて一緒に歩いた夜道
今でもあれは忘れない…
元気を一緒に与えた言葉
今でも心に焼きついて…!
tempo up! 刻み込んだ心を
rhythm keep! 我武者羅に届けるんだ!
my wave この場で響かせろ
change up!? まさかまさかのアレンジ
heart beat! 高鳴る俺の鼓動
my song 俺らの思いよ、今
踊り続けるown way!own song!Let's GO!
tempo up! 時間なんて忘れて
rhythm keep! 不安なんてかっ飛ばせ!
my wave この場に轟かす
change up!? まさかまさかのアレンジ
heart beat! 高鳴る俺の鼓動
my song でここを揺らして見せる
走り続けるown way!own song!Let's GO!!
感想。
>>722 蝉の死。その小さな死には悲しみは無いけれど哀しみはある。
ひどく矮小なそれに主人公は動揺し、呆然とする。
繊細さが感じられます。感受性の鋭さですね。
細部への優しさって意味で、すばらしいと思います。
でもさ、これって散文ですよね。詩的だけれど。
もっと凝縮、凝縮して、見つめ直さないと詩は生まれないよ。
まあ私もよくやってしまうのでそんなエラそーに言えた義理は無いんですが。
とりあえず評価D+。
>>723 悪い意味で非っっっっっ常に能天気。
この詩の中に挫折って言葉はとか苦悩って言葉があるけどさ、実際はちょっとムカつくことがあったとかくらいにしか思えない。
だって言葉選びが安易なんだもん。
アレかな?ちょっと前に流行ってた不良漫画が有ったじゃん。
あの安いプライドとか友情で喧嘩ばっかりしてるやつ。
そんな感じのガキっぽさが有って、思わず笑ってしまいそうになるんですよね。
えっと、こんな評価になった理由は私がこういうのがキライだからなんだと思うのですが、まあ感想だし仕方ないよね。
ちゅー訳で評価E。
酉ミスりました。すまぬ。
726 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 13:56:55.80 ID:uwzdT/Jp
「そこに映るもの」
故郷を背にした背景はどんな風に映るだろう。
きっと変幻自在だろう。
見上げる空はなまめかしい。
体に触れる風は冷たい風は一本気で融通がきかない。
誇張したり、歪曲したり、隠したりすることなく、
身を預けている僕。
それは、背景に陰をいれたくない気持ち。
みじめに思いたくない気持ち。
心を輝くブルーにしているのだ。
背景を輝くブルーに。
そういう風に映っていれば僕は幸せ。
727 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 14:00:54.84 ID:DA4RTqnR
◇ 氷 ◇
氷が浮いている
…………
コチン、カチンと
コップの中で
ひとりでいてもぼんやりとしていても
かわらずに
コップの中で
コチン、カチンと
静かに冷たい個体を揺らしながら…
氷が鳴いている
……………
カチン、コチンと
グラスの中で
飲んでいる時でも食事してるときでも
かわらずに
グラスの中で
カチン、コチンと
冷たい個体を震わせながら…
728 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 14:30:22.97 ID:eOxu/B3i
お願いします
"Ill Song"
As a tool to kill
You'll steal a pill
Is this really your will?
Can't you feel still ill?
See me leave the bill?
Covered with the chill
No one tryn' to look at you
No one tryn' to figure you out
Oh sweetness,please realize!
Just 'cause of your eyelids,still closed
Rappin' on the window sill
Creep into the bed of Jill
She's the one of a mill.
No matter it's a hicksvill
No matter not Beacon Hill
Something should let us fill
No one tryin' to laugh at you
No one tryin' to trip you up
Oh sweetness,why not calm down?
Just 'cause of your eyelids,still closed
訳↓
殺人の道具として
君は一錠の薬を盗むつもりだ
それって本当に君の意思なのかい?
まだ気を病んでると分からないのかい?
僕が勘定を置いていったのが見えないのかい?
外の冷たさに覆われながら
誰も君を見ようとはしていない
誰も君を理解しようとはしていない
ああ、君はいい子だから、どうか気付いてくれよ
ただ君のまぶたがまだ閉じられてるせいだって
窓枠をコツコツ叩いて
ジルのベッドに這いずり込む
彼女は100万人に一人の最高の人
ここが退屈な田舎町だとしても
ここがビーコンヒル(富裕層や政治家が住むボストンの地域)じゃなくても
僕らを満たしてくれる何かがあるはずだ
誰も君を笑おうとはしていない
誰も君をつまづかせようとはしていない
ああ、君はいい子だから、落ち着いたらどうだい
ただ君のまぶたがまだ閉じられてるせいだから
729 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 16:24:33.62 ID:2zBsehEU
730 :
名前はいらない:2012/01/09(月) 20:30:27.89 ID:X5daR2Lm
惜別
乾いたスポンジ
蛇口捻っても水は出ない
ずっと乾いたままさ
誰といても何処にいても同じさ
キミが居ないって事
思い知るだけ
今年の冬は寒いらしい
雪が降ればいいと思う
その方が君も喜ぶだろう
もう会うことは無いけれど
幸せになって欲しいと思う
その方が僕も嬉しいから
誰といても何処にいても同じさ
キミと過ごした事
思い出すだけ
渇いた心
何をやっても満たされない
ずっと渇いたままさ
731 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 00:14:01.07 ID:44uk2C2V
お願いします
「ジグソーパズル」
ぼんやりテレビを見てたら無くしてたんだ
夜の波も恋も無くなってた
お情けの優しさと強く何かに執着してる事と
全部笑って解決したらどれだけ良いんだろう
夜の猫が泣いてとにかくさびしくて
寝転がって丸まって猫のまねして時間に乗っかる
矛盾してるのは仕様なんだ歯ぎしりもうとまらん
悔しくって泣いても状況は変わらないただ今は前へ
この国ができて以来、こんな悔しい想いを経験した人は数えきれない程いたのだろう
同じ苦しみを感じた人は数えきれない程いたのだろう
はちきれそうなこの胸の痛みも、きっと何度も繰り返された感覚なんだ
もう消えそうなくらいに小さくなった情熱をもう一度大きくするにはどうすればいいのか
判断は経験からするものだけど
苦しんだ彼らは何か残していってくれたのかな
732 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 01:44:31.85 ID:YcYncecA
お願いします
「あるけどないもの」
柔い卵の殻素敵
ぶつかったら壊れるよ
立っていたのは土の上
土足で蹴散らした靴の底
踏みつけて笑ってやった
憧れたのは卵のから
つるんと白い純白を
守る柔い硬い皮
悔しいから剥いて食う
終わり
733 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 01:50:17.44 ID:YcYncecA
すみません訂正
「あるけどないもの」
柔い卵の殻素敵
ぶつかったら壊れるよ
立っていたのは土の上
土足で蹴散らす靴の底
踏みつけ汚して笑ってやった
憧れたのは卵のから
つるんと白い純白を
守る柔い硬い皮
悔しいから剥いて食う
終わり
734 :
PANDA:2012/01/10(火) 03:12:49.94 ID:9bp44lVl
>>726 故郷を背にした背景か
故郷を背にした、背景だとしても
その故郷がまったく浮かびませんでした
冒頭に置かれ、詩が始まる、そこへ想い、希望を述べる
作品を支配する大事な言葉だとおもうのですが、見えない故郷への言葉には
重みが欠けてるように感じます
読む人にとっての意味も、連想するものも違うでしょうから
文の流れなどから少し誘導する必要があると思いますE
>>727 コップの中の氷に対して、カチンコチンはどうなのだろうか
すでに用意されている音を使うのはそのまま過ぎると思いますし、
そこへ氷が鳴いていると書かれても、共感しがたいです。E
>>730 スポンジと蛇口が無意味になっていますE
>>731 タイトルと内容との関係が薄いと思います
他にもぼろが多く、特に夜の波、夜の猫があまりにも突然過ぎ、その後触れることなく終わるため
なんのことか読めませんE
>>733 5音、7音で作られているのは狙ったのでしょうか
もしそうであれば区切りなく連続されることと、5、7音がランダムで配置されたものはで全体的に読みにくいと感じました
2-8行がなければ、もしくは9行目が2行目に来る流れなら、それでそれで?と読みたくなったかもしれないです
全体的に真剣なのかユニークさを出したいのかわからず、せめて終わりのひと言が全体に掛かるなどして、何かしらの演出をしてくれればいいのだけどE
735 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 03:22:51.04 ID:HlusCiEI
お願いします。
「Silent」
悲しみを抱えて
眠れずにいた夜があった
「助けて」が言えずに
独りもがき苦しんだ朝もあった
音にならない声で叫び続けた日々よ
私は決して忘れない
なにを恨む訳でもなく
悲しみを引きずる訳でもなく
ただ、ひたすらに
忘れずにいると決めたのだ
736 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 05:17:14.82 ID:XGW8/YTS
言葉のチカラ
言葉は色んな言い方がある
時には優しく時には厳しく
前後の言葉で印象が変わる
そんな言葉は時には怖くて
言葉は色んな使い方がある
ポエムや小説、時には論文
一文字一文字推敲していき
出来た品は言葉と言う壁を破る
そんな言葉は何よりも強く、時には凶器に姿を変える
そんな不可視の力を僕らは
いとも簡単に使い分けれるんだ
皆言葉の力を軽視している
無情に突きつけられた凶器に、恐れ畏怖する人がいるとも知らず
皆言葉の力をはき違えてる
無意味に突きつけられた凶器に、喜怒哀楽する人がいるとも知らず
言葉は色んな発し方がある
口や目、時には体から
その場その場で混ぜ合わせながら
言葉の流れに逆らわぬ様に
そんな言葉は合従連衡(がっしょうれんこう)で
時には丸く時には鋭く
そんな不可視の力を僕らは
頼り必需な場所に位置してる
皆言葉の力を重視しない
無情に突きつけられた凶器に、恐れ畏怖する人がいるとも知らず
皆言葉の力に気付かない
無意味に突きつけられた凶器に、喜怒哀楽する人がいるとも知らず
言葉が形を決めるなら
声や目、体が濃淡を色づける
書く媒体が気持ちなら、半紙はその場の空気で変わる
習字の様な言葉のチカラ
僕が誰かに伝えたいなら、迷わず言葉を使うだろう
それが僕らの唯一のチカラ
皆言葉の力を軽視している
無情に突きつけられた凶器に
恐れ畏怖する人がいるとも知らず
皆言葉の力をはき違えてる
無意味に突きつけられた凶器に
喜怒哀楽する人がいるとも知らず
皆言葉のチカラを理解している
それでも人は人を傷つける
いつまで経っても自覚は無くて
それでも僕は話し続ける
それでも僕は歌い続ける
それでも僕は伝え続ける
>>728 盗むのはどこから、っていうことが想像しにくい。殺すとのイメージの上での選択に思えるけど。また、寒さで覆われたのが
なにかってことがわからない。eyelids,still closedのところは、素晴らしく美しい。快感。window sillもいい感じ。
彼女が百万のひとりっていうところは、うまく言ったなという感じ。eyelids,still closedの再度の登場は、少し胃もたれする。
全体に、きつい形式の中でうまく言葉を選んでいる感じ。オーソドックスな形式詩なので、想像力の飛躍などはあまり
感じられないけど、それなりに頑張っている。映像的美しさまではいかないか。言葉の響きの美しさがある。英語の詩
はあまり読んだことがないので、ランク付けとかしにくいけど、よく考えてあるし、songといえば、マザーグース
みたいな感じでもあるので、かなりいいと思う。また、訳も正確(当たり前だが)でいい。B−
>>735 いいですね、読んでいて心洗われます。忘れないという決心、深い意味があります。ほんとに静かな心が
伝わってきます。音にならない声など、独創的な言葉ですね。夜と朝の時間の対比も鮮やかで技巧的です。C
>>736 全体に少したどたどしいか。しかし、内容はしっかり伝わってくる。品という単語は意外な感じで面白い。
一生懸命に書いてあるのが、長さからも伝わってきます。もう少し、詩的な言葉を探すようにすると、
同じ主題で書いても、印象がガラッと変わると思います。まだまだこれからといった感じか。D+
739 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 12:06:40.35 ID:JwApZ+XR
「黒い血液」
口
という字から墨汁が
つぅ
と垂れてきて
はしたないのだが
ふと
墨汁が唾液のように思える
それでもやはり
みっともないのだが
はっと
その文字が活きていることに気づく
それらは全て
黙っているのに
不安定な黒い光るの中で
確かに息をこらえている
740 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 12:07:51.39 ID:JwApZ+XR
↑すみません、訂正です。
黒い光る× 黒い光
741 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 13:32:49.31 ID:8xZ1SpDc
古びた喫茶店の窓の外から、屈折した光が窓から差し込む。
コーヒーをすすりながら窓の外を眺める。
冬の空は低く、ペンキをぶちまけたような青だ。
天と地の中間に山が見えるのは果てない深い緑色の山。
山の外側は、数えきれない木が覆っている。
山の内側には、
数千、数万、数億の木の根っ子が根付いている。
深く、深く、根付いている。
屈折しながら根付いている。
別にかくれているのではない。
きっと温かい日の光やかじかむ風など知りはしない。
だが、この内面と外面は連結されているもの。
全ての内面。全ての外面。
我々人間は普段外面的に歩いている。
が、両肩に暗澹たるものを背負っている。
そんなことをめぐらしながらコーヒーをすする。
742 :
728:2012/01/10(火) 16:41:35.76 ID:/UV5caFD
>>737 評価ありがとうございます。
最後の聯の最終行は迷いどころだったんですけど、アイディアが出ず繰り返してしまいました
そこはすぐに直したいと思います
予想してたよりも高評価だったのでびっくりしました・・・
743 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 17:01:17.77 ID:HlusCiEI
>>738 >735です。
評価ありがとうございます。
予想外に良い評価をいただいて、恐縮しております。
今後も精進して参りますので、またよろしくお願いします。
744 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 17:17:10.61 ID:k/LUhSTa
>>738 ありがとうございます
>>736です
いつも詞を作るのに1時間もかからないのに、これだけは2時間程かけて作りました
人に詞を読んでもらって、自分が書きたかった事、それを伝える事が出来たのはとても嬉しいです
詩的な表現、むずかしいですが頑張って自分の中で模索していきます
745 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 18:18:30.71 ID:k/LUhSTa
おやすみ
あぁ眠くなってきた
目の前が闇で閉ざされそうになる
ここで終わりなのかな?
横たわる僕の周りは愛達
白い部屋に連れていかれ
白い太陽が僕を照らす
周りに立つ人は目元が
かすかに赤い様な気がした
眩しくてよく見えないな…
様々な管が僕を貫き
口を塞がれ怖くなった
様々な人が僕を切り裂き
続けてきたけどもう駄目だろう
眠る覚悟は出来ていた
あぁ眠くなってきた
目の前が闇で閉ざされそうになる
生は繋がれるのかな?
横たわる僕の周りは暖かい
薄暗い部屋にに連れ戻され
冷たい涙が僕を濡らす
周りに立つ愛は目元が
潤っている様な気がした
眩しくてよく見えないな…
様々な声が僕を貫き
連れてかれては戻されていく
様々な愛が僕を見つめる
続けてきたけどもう駄目だろう
眠る覚悟は出来ていた
閉じた瞼の奥で映される
子供の僕や幸せな僕
めまぐるしい早さで過ぎてく
僕の平々凡々な人生
閉じた瞼の奥から込み上げる
涙溢れて頬をつたう
愛くるしいいつもの声が
僕を呼んでる「帰ってきてよ」と
様々な声が僕を貫き
連れてかれては戻されていく
様々な愛が僕を呼んでる
応えてきたからもう一度だけ
笑う覚悟は出来ていた
746 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 19:44:14.08 ID:MY9t2Uqs
「おさななじみ」
こたつを挟んだ向こうの君は
湯気にかくれてわらっている
こたつの上の鍋はいま白菜を煮ている
君がアク取りで面倒をみている出汁は澄んで
おととい出した綿入れはあたたかいし
ぬるめの燗は尚あたたかい
なのに
胃の中でひとひらハッカを噛んだ寒さ
結婚おめでとう
「冬、つとめて」
空気がきれいだ。
しん、とした閑けさと共にあり、
どこまでも透明で。
遠くの山裾に、
白いハートマークがちょこんと見える。
その山の背中におぶられた空は、
いつも通りの何食わぬ顔で、
青々と広がっているのだ。
それが誰かの空だったとしても、
こうして見上げている間だけは、
私の空であって欲しい。
私のまだみじかい人生の中で、
ずっと見つめあってきた空なのだから。
748 :
ちーちゃん:2012/01/10(火) 20:33:06.30 ID:eZNDljM0
「RGB shower」
reb light shower
green light shower
blue light shower
とても広い大草原を
蹴飛ばすように駆けてく君
捕まえたい小さな身体
ふわふわに頬ずりしたいよ
maltese 君の輝きは
ワタシのココロクギヅケル
無理矢理奪ってあげたい
君のmaltese kiss u-n
yeah yeah yeah!
だけどとても追い付けない
すばしっこく駆けてく君
でもね凄い秘策が有る
疲れた頃押さえ付けるよ
そっと背中に近付いて
ギュッと抱き締めようとして
サッと逃げられてしまった
君のmaltese kiss u-n
yeah yeah yeah!
ペロペロペロペロ maltese kiss
ペロペロペロペロ maltese kiss
red light shower
何処へ行ったの
green light shower
聴こえまするか
blue light shower
みんな夢なの
RGB shower
目を開けたらベッドの上
射し込む陽射しを浴びてた
そして顔を横にしたら
ふわふわの君が見詰めてた
maltese つぶらな瞳が
ワタシの顔を見詰めてた
ゆっくり瞳を閉じたら
君のmaltese kiss u-n
yeah yeah yeah!
ペロペロペロペロ maltese kiss
ペロペロペロペロ maltese kiss
749 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 22:22:21.37 ID:Ol95SPkI
>>747 >白いハートマーク
何を連想しているの?
>それが誰かの空だったとしても、こうして見上げている間だけは、私の空であって欲しい。
孤独を感じる。
>ずっと見つめあってきた空
先は孤独だったのに今では2人。「空」に対する見方がぶれている。
750 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 22:25:22.72 ID:Ol95SPkI
>>747 いや、「空」と「私」の二人か。それでも孤独。
私は素人だから、上から目線ではないよ!
751 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 22:40:11.89 ID:zfuwub96
「現実」
私は思ったのです
私のいるこの世界は
ノルスタジアでもなく
ユートピアでもなく
それは赤黒くドロドロとした
異郷そして煉獄そして修羅
私は生きています
しかし私の理想としていた空はもう
黒い烏合の衆に埋め尽くされ
黒い影の群衆が私を酷く退け
間抜けな道化を嘲笑うかのように
私の心を闇へと葬る
>>749-750 私の住んでいる場所からは山が見えるんです。
まあ安達太良山なんですけど。
毎年冬になると、その山裾にハートマークの形に雪が積もっているのが見えるんです。
なら最初から安達太良山と書けよと仰るかもしれませんが、考えても見てくださいよ。
安達太良山におぶさる空なんて、そんなのそのまま書く勇気が私にあるわけないじゃないですか。
否が応でもでっかい影を意識させられてしまう。
まあ中身からして既にばんばん意識しちゃってますが……。
じゃあ何でこんなの書いたんだよって言われれば、今朝の感慨が大分根深かったってことなんですがねー。
753 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 22:45:23.96 ID:Ol95SPkI
評価者がいなさそうなので、まったくの素人の私が連投ですが、感想を書きます。
>>746 c
>おととい出した綿入れはあたたかいしぬるめの燗は尚あたたかい
こたつや鍋と言ったような日本的なキーワードはあるが、「ぬるめの燗」はいささか古くさいし、「結婚」と言うような若さ溢れる題材に対して老いすぎた表現に思う。
>結婚おめでとう
非常にハッとさせられる結末。ただ、オチを狙い過ぎに感じてしまった。もう少し間接的な表現が欲しい。
例えば、彼女の薬指の指輪をモチーフにしたり。
なんてド素人でした。
754 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 23:00:42.19 ID:Ol95SPkI
>>751 d
最初から最後まで全体的に黒い。
黒が黒に溺れてしまい、目立たなく単調になっているように感じた。
黒といってもなにか「質感」の様なもの、艶やかなのかマッドなのか、霧のように辺りを包むのか壁のように立ちはだかるのか。
以上、初心者の感想です。
755 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 23:03:36.27 ID:Ol95SPkI
>>752 もし、気にさわったならごめんね。1に気楽に評価って書いてあったから。
>>755 いえいえ。
むしろ酷評の方がイロイロと励みになりますです。
イロイロと。
評価ありがとうございました。
757 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 23:24:57.50 ID:tcMB9qTX
「ハローワーク」
こんにちはしごと
さようなら無職
こんにちはしごと
おやすみなさい自由
こんにちはしごと
また明日ね私の小さな夢
758 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 23:26:09.94 ID:Ol95SPkI
>>741 b
喫茶店の短い描写から、山の描写。そして山を含めた主人公の哲学に似た考えの描写から、最後にまた喫茶店に行き着く。
『喫茶店→山→主人公の哲学(?)→喫茶店』というような経路の移動を読んでいて感じ、短い文章の世界感を右から左、そして右へと著者に旅をさせられた気分だ。
僕の想像(思考)は、著者が短く描く世界で、十二分に移動させられ、そこが面白い。
だが中だるみも否めなかった。
759 :
731:2012/01/10(火) 23:36:15.50 ID:44uk2C2V
>734
評価ありがとうございます
人生苦しんで死んでいった人たちの想いをジグソーパズルみたいに形づくったら、何ができるのだろう。
こんなにつらい僕は、そこら何か得られるだろうか。
きっと同じ想いをした人はたくさんいたはずなんだ。
という詩でした。
760 :
名前はいらない:2012/01/10(火) 23:47:03.29 ID:Ol95SPkI
>>757 c
子供に話すような語り口だが、題材は極めて社会的。
就職することによる安堵、自由の喪失、希望といったような社会的なテーマを、まるで子供(自分??)に言い聞かせるように、語られている。
僕自身、読んでいると今職に就いているありがたさだったり、残業だらけの悲観だったり、なにか結論の見えないもやもやした感情を抱いた。
ただ、語り口が優しいので全く不快ではなく、むしろほんわかしてくる。
761 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 00:02:56.13 ID:tNrgQHh1
お願いします。
「同じ窓から」
昔の仲間と缶ビール片手に
鴨川で乾杯
思い出すのは白いスニーカーに
ボロボロのジーンズ
アメスピの黄色いパッケージと
赤いテレキャスター
主役のいないドラマのような
貫くほどに青い日々
今は黒い革靴に足取り重く
グレーのスーツもくたびれて
愛想笑いも様になる
「星が綺麗だ」なんて
空を仰ぐ君の横顔
伝う涙に気づかぬフリして
深い夜に星を探す
762 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 00:05:14.02 ID:Be3afw93
>745
e
貴方自身が貴方自身の言葉に酔いしれている印象を受ける。
貴方以外の人が、どのように貴方の言葉や考えを理解するのかを考えながら創作して下さい。
貴方の詩で貴方自身が酔うのではなく、私を酔わせて下さい。
763 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 00:32:54.69 ID:Be3afw93
>761
d
私にはすごしていないがちょいと古めの時代背景。
ギターを背負った若者が、今は革靴すり減らす。
>「星が綺麗だ」なんて空を仰ぐ君の横顔伝う涙に気づかぬフリして深い夜に星を探す
おそらくココでクライマックスだが、時代を感じづらい。今か昔か。おそらく今?君とは恋人(女)?非常に解釈しづらい。
僕の解釈↓。
ジーパンを履いたギターを背負った若者(主人公)が、今ではくたびれたスーツで革靴をすり減らしていた。
ある夜、綺麗な星空を眺めるとふいに昔の自分を思いだした。なぜだか涙がほうを伝った。現実で泣いているのか、俺の気持ちが泣いているのかはよくわからない。
しかし、夜空は満点の星空でその星の一つに希望があるような気がして、俺は星を眺めるのをやめることが出来なかった。
764 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 01:05:51.16 ID:tNrgQHh1
>>763 評価ありがとうございます。
タイトルの「同じ窓から」は、"同窓会"の意味で付けました。
学生時代を共にした仲間と缶ビールを飲んで、昔を懐かしんでいる。
その仲間の一人が涙を流した。
というようなイメージで書いたのですが、確かに過去と現在がわかりにくい為に、君が誰なのか疑問の残る文章になってしまいました。
自分の中でストーリーが出来上がってしまい、"人に伝える"という本来の目的が疎かになっていたようです。
今後の課題にさせて頂きます!
ありがとうございました!
765 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 01:16:52.26 ID:Be3afw93
>>739 a
非常に面白い。
@墨汁という言葉一つで真っ白な半紙と黒光りしたいまにもしたたり落ちそうなテカテカとした黒い文字の鮮やかな対比。
Aしかも、半紙に書かれた文字は最終的には『静的』であるのに、「つぅ」と垂れる墨汁で『動的』に描写されている。
Bさらに半紙に書かれた「口」には本来生命は宿っていないが、唾液をなまめかしくたらす(性的でもある)生命を感じずにはいられない。
これら三重の対比は非常に面白い。
ただ、この詩は文章のみで面白いし、力強いのだから、下手な変え行は視覚的に不細工に感じる。
例えば美術には詳しくないが、モナリザの額縁に所狭しとダイヤがあしらわれていたら、いささか下品に感じる。
君の詩は本体ですでに面白いのだから、装飾(変え行)は必要あるまい。
766 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 01:26:58.02 ID:Be3afw93
>>764 完全に僕は初心者です。この板きたのも初めてですし、詩(本を含め)は読んだことがないので、「ああ、こんな変なこという人もいるんだな」ぐらいに思って下さい!
767 :
PANDA:2012/01/11(水) 03:09:16.97 ID:IXcNWYKY
失礼かもしれないが、読後に思ったのは気持ち悪さが完成されている。と
作品自体の完成度が高いのがまた質が悪い。考えるより先に鳥肌が立つ。
RGBの連はすべてが画面の中(みんな夢なの)と受け取って良いのか迷いました。
それともレーザーライトの飛び交うステージを想像するべきだろうか、など。
きっと前者だろうと思うのですが、これを抜きにしても作品の良否は揺らがないと思いました
3連目までは、それ以降でのリピートの中で蘇る気持ち悪さへの助走だと感じました。
特に5-6連の流れは気持ち悪さを引き出すという点で秀逸。
個人的に、ペロペロといえばあずにゃんを連想させ、ネタ臭さがでてしまうと思うのですが
それでなくとも詩として使うには難しく、避けられるだろう言葉を
全体を一貫した気持ち悪さが、このペロペロを作品の物にできていると思いました
文末にmaltese kissをつけたことも気持ち悪さに一役かっていると思います。
7連目はこの気持ち悪さが夢であるという不気味さを感じます。
その不気味さを携えての、畳み掛けるような最終連への流れは、作中の山場でした
9連目は何度読み直しても身震いがします
マルチーズが犬で、もし恋人に喩えていたとしたら、と考えてしまうとそれはより一層気持ち悪いのですが
一切犬とも人とも明示されていないので、読者の受け取り方にまかせると考えていいのでしょうか
これが、してやられたと思わせます。
1度鮮明に浮かんだイメージが、振り払えないのです。(もし恋人だとしたらという)
ただの犬への作品であれば、ものすごい溺愛っぷりです
それもRGBの受け止め方によって変わるかと思いますが。
構成を作る力を含めて言葉を操る力を持っていると感じます。C
中傷のようになってしまいましたが、この中には一切の皮肉法はありません。
私も真剣に読み、評価として書きました
気持ち悪いを連発してしまいすみませんでした。
音が死んだ世界で単調な生命を鳴らす
牙のように飢えた孤独が今にも胸を喰い破る
今日で今日を終わらせたい
エンドロールの果てにある闇に身を沈めたい
誰を演じる必要もなく
何にも光は当たらない
心地よく無重力の温かい闇
きっと夏の夜の海のような
静かに上映は開始される
夏の夜の海の中
銀の刃が波に濡れて光を放つ
遙か真上には古い光の記憶が燃えている
生温い風がどこからかどこかへと過ぎる
刹那、銀色が跳ねる
水の音がひびく
波紋が広がって
飛散する
銀色の翼が
ぶ厚い水の膜を突き抜けて
生温い空気に身を踊り出し
上昇を 飛翔を
どこまでも 果ての先のその先までも
エンドロールが突然流れて
ほどなく何も映らない闇に置き去りにされる
脳裏には飛び魚の死が生臭いほど鮮明だ
飛び魚が飛べる筈が無いだろう
身の程を知れ
お前はどこにも行けやしない
もがいてあがいて
最後には死ぬだけだ
蓋を閉じた銀色の目
強い意志で固く閉じられた世界を見終えた丸い扉
夏の海に戻って
生温かい死の匂いを浴びながら
飛び魚のように生きたいと願った
四角く切り取られた息苦しい空間で
単調な鼓動を銀色の衝動が蹴飛ばしていた
気付けば今日が終わって
今日が始まっていた
770 :
PANDA:2012/01/11(水) 04:09:03.27 ID:IXcNWYKY
>>768-769 最初の1行目は必要なかったように思えます
途中で、音自体が登場しますし、その他の比喩が躍動的なのに
イメージに付属する音を冒頭で殺してしまうと平面的に感じました
1連目、夏の夜の海のような。という、の が3度続くのは普通よろしくありません
1連の流れに常識感を壊すような流れがない以上は、好ましくないと私は考えます
しかし、2連目の静かに上映は開始されるという始まり方からのリピートで中和されたようにおもいます
そしてこの2行は美しいと感じます。
ただ、2連の2行目で読者の視点は海の中になり、その後再び水面、空(太陽?)、風と視点の移動が目まぐるしいなと思いました
視点移動が激しいことが悪いのではないです。上映が始まり、読者の期待が繰り返しをしてまで強調された海の中にあるのに
以降から、海の中ではなく、水面、飛魚に集中していることです。すこしもったいないと感じました
と、イメージの中とはいえ夏の夜のあとにくる太陽と生温い風はすこし違和感があり、読む速度がつまづきました
さておき、視点は水面などをとおり、飛翔する翼へ。イメージは鮮明で勢いがありました。
でも個人的にはエンドロールへの入り方に、突然というほどのぶった切り感が欠けるように思えました。そのため魚の死の臭いまでたどり着けませんでした
そしてエンドロール。など、短くばっさりでいいようなきがします。
これは私なら、ということですので、念のため。D++
771 :
山田波々:2012/01/11(水) 10:16:34.64 ID:figHlBJ+
「ばけもん」
きゃははと笑え
可能な限りきゃははと
人間をやめた笑い声で
お前の目に見えているものを裏返せ
という声が頭蓋骨の中で強めに谺してボクは左右に部屋の中を揺れる。
のっけからなんたる妄想! と見えてしまったボクは既に騙されて
右回転する左向きの蛞蝓は速いスピードな
のかなんて考えもまた誰かに騙されているよ
うな気がして
早くなった。
何が? おそらくは話が。前後した。
俺がきゃははと笑えと命じた男が炬燵でニートのように寝ている時、
俺は骨を攻撃してくる冬をコートでつっぱねながら鉄の車に乗り込み、
鉄の座席に身を置き、鉄のハンドルを握り、豆腐のブレーキペダルを踏
みしめたまま凍死した。
だけどボクは起きなきゃならない 何かを作るため 何かってまぁ日記なんだけど
それでボクはボクと同化している炬燵から無理矢理ボクを引き剥がし 起き上がった
かと思ったかい? 無理だよ そんなことは だって こんなにも 何もしなく
ても ても ても うふぅ〜ん
そして私だけが残り、親指の腹を握り、その優しい炎のような温度だけを信じ、
町を遥か見えなくなるまで真っすぐに通っている白樺並木の道を
ふらふらと歩いて行くのだ、痰まじりの吐息と、
渇いた跫だけを聞きながら。
誰がばけもんやねん!
>>747 空気のきれいさを説明する一連は、無難であり、冬の様子もよく出ている。白いハートマークについては、いまいち
なんのことを言っているのかわからず、損をしている。空が何食わぬ顔をして、という表現は面白い。私の空であって
欲しいという気持ちも、面白い。全体に特別な盛り上がりはなく、淡々と表現するのみであるので、
もう少し全体に対して、凝った内容を書いていればもっとランクを上げられただろうが、しかし、そういったことを抜きにして、
小品であっても確かな表現であり、好感が持てる。D+
773 :
733:2012/01/11(水) 12:59:10.55 ID:VrBg0P63
>>734 ありがとうございます!参考になりました
774 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 15:01:29.28 ID:FFjOtXK/
満身創痍、
兵糧はとうに尽き。
武具の全てが砕け果て、
既に敗戦は濃厚に。
わざわざ鑑みずとも、
容易に諦め。
死屍累々、
周りの者には目も向けず、
貴方の冷えた体を舐め、
必死で献身、厭わずに。
「私は貴方の為に存在する。
死ぬ事よりも怖いのは、
私が私で無くなる事だ。」
残り少ない体力、気力、
私の全てを振り絞る、
必死の“自己満足”は、
時に成し遂げる意味と成り。
四面楚歌、
遂に自軍は私のみ。
辺りを見渡せば、
憐憫、嘲笑の目が並び。
甲冑着の男が私に近付く。
突き付けられる剣先、
「走馬灯なら既に見た」。
風切り音、
後に視界は地に転び、
貴方の顔はもう見えない。
貴方が遺した物が、怒りなら。
私は愛を、この世に遺し。
私の人生を、償おう。
次の段階への、ささやかな贄として。
????来世では、両想いに、なれると良いね。
775 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 17:45:36.35 ID:Y02UqERn
「沁みる鎖」
冬の空は低い雲が辺り一面支配し、もう夕方かと錯覚させる。
どうやら、もうすこしで雨が降ってきそうな気配。
その上、ビルの隙間をビュービューと風が泳いでゆく。
ぼくは、かじかむ手をさすりながら、歩いているが、
そんな日の寒さは、骨まで沁みる。
震える手。
震える体。
さらに、ココロまで震えてしまいそう。
せめてライターで温めたい。
ココロまで凍てつきそうだからだ。
とても拒みたいのだけれども、陰湿な空気に囲まれる臭いがする。
陰湿という足枷が僕の足を引っ張る。
一体何の報いなのだと思いたいのだが、
道行く人々はどうなのだろうか。
776 :
ちーちゃん:2012/01/11(水) 18:31:17.24 ID:qAgdMrcX
>>767 …うーんと、マルチーズって犬ですよね?
何故そんな変態ストーカーを目撃した時のような感想を頂いてしまったのか…
中傷のようになったが皮肉ではない、すみませんでしたには大いに傷付きました
777 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 20:27:52.22 ID:y++UgFl7
>>776 詩を読んでどうその意味を捉えるか、なんて人それぞれだし
色んな感想があっていいんじゃない
778 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 21:21:19.04 ID:VrBg0P63
お願いします
1
夢をみた
いつもそこには自分がいた
2
枯れた緑色にひかる日差しに
駆ける輝くあなたが好きです
濡れた大地に身を伏して命を求め潤むあなたが
理あるべき姿を纏うものだと
憧れはやまず私はいつも想ってしまうのです
どうか世界があなたで染まりますように
779 :
名前はいらない:2012/01/11(水) 21:26:39.48 ID:VrBg0P63
>>778です
ルール違反でした
申し訳ありません
よろしければ、改めて「1」をお願いします
夢を見た
いつもそこには自分がいた
780 :
PANDA:2012/01/11(水) 23:33:08.04 ID:IXcNWYKY
>>776 すみません、言い方が悪かったです、申し訳ないです。
気持ち悪いという言い方が中傷になってしまいそうだったので、
私が言いたいのは、その気持ち悪さを作品に練り上げたという点を称賛したかったのですが、
褒めてるような言い回しなのに気持ち悪いって皮肉か!ってのを避けたかったのです
781 :
芳水:2012/01/12(木) 00:22:09.12 ID:exJApnHL
病人の休む 部屋
見舞う人なく 汚れゆく
蜘蛛と天井が 喧嘩して
微笑みかける 壁の霊
待ち焦がれた 死は遠く
ただ 鬼が 腹を食う
流れぬ水 淀むばかり
虫が涌くも ただ蝕むのみ
恋愛で苦しんでいます。
自己満足ポエムに投稿したもので良ければ評価をお願い致します。
782 :
ちーちゃん:2012/01/12(木) 00:46:29.49 ID:DZxnfx4t
メルヘンを書いたつもりが
気持ち悪いと言われ…
気持ち悪いのを書いた事を
称賛したいと言われ…
まだ
「いやー、気持ちの良い作品ですいやいやこれ皮肉ね(笑)」の方が救いがありました
正直ショックです寝込みます
オチンチンを向けて寝ます
(;o;)rz
783 :
PANDA:2012/01/12(木) 02:02:18.37 ID:yjDTCl1+
>>771 お前の目に見えているものを裏返せ、この言葉に沿って作品が進行していく中に
連ごとに俺とボクと私が現れ、各連の性質が人間と現実の側面を担う、という感じで私は読みました
読んでいてピントをずらされるという感覚が第一印象でした。それを狙ったような文が各連の最後に必ずありました。
これはこういうことだろうか、と見え始めてきた頃に、それをひっくり返すように、あるいは裏切るような。
しかし予想通りにいかず、やられた!という痛快さではありませんでした
無理やり感が否めない。
> 早くなった。
> 何が? おそらくは話が。前後した。
ここのところは上手いと思いました。ひきつけられます。
しかし全体を通して、イメージしにくい表現も、比較的イメージしやすいであろう表現も、その言葉からイメージが立たないというところが残念に感じました
ただのオブジェクトのように作中にあるだけのように感じます
ずらしたピントの中に、イメージが浮き上がれば、それは美しいと思える気がします
最後に
>ふらふらと歩いて行くのだ、痰まじりの吐息と、
>渇いた跫だけを聞きながら。
この対比もおもしろいなと思いましたD++
784 :
PANDA:2012/01/12(木) 03:04:12.11 ID:yjDTCl1+
4字熟語を混ぜ、統一された語調に
狂信でもぶれない想いは読みやすかったのですが、
淡々と平面的で、特にここ面白い!ってところがありませんでした
また、個人的には自己満足という言葉が見たくなかったなぁと読んでいて思いました
冷静さがみえてしまって、狂っているなら最後まで狂っていてほしかったです。
>突き付けられる剣先、
>「走馬灯なら既に見た」。
ここは好きでした。
貴方が遺した物、がなぜ怒りなのかはよくわかりませんでした。
それに対したものが愛なのかもなぜかわかりませんでした。D
>>775 手をさすりながら歩いている。きっと下を向いて寒さに耐えているのだろうなと思いました
そして最後に顔を上げ(たかどうかは定かじゃないけれど)道行く人々に物思う。
道行く人々はどうなのだろうか。の1文のために全てがあるように思えました
この1文にどれだけの想いが込められるかによって作品が変わるような気がします
事実描写にしても詩情をこめるために、工夫が必要に思いますD
>>779 もうちょっとがんばりましょうE
>>781 恋愛に苦しんでいます、と作品との関係性がわかりませんが
読んだ感じこの人は死ぬのかなぁ?と思うが、余韻に残るのはそれだけでしたE+
785 :
PANDA:2012/01/12(木) 03:06:05.08 ID:yjDTCl1+
786 :
回転体 上:2012/01/12(木) 03:10:44.59 ID:WxlDST30
とある街の真ん中にて とても大きな舞台の上
人々を楽しませる事が 私に任されたお仕事で
私は楽しくやっていて きっと皆も楽しんでいて
揃えて皆は言いました 「お前の身体は特別だ」
今日も皆の言葉を信じて 私は踊り続けるのです。
くるくるまわる くるくるまわる
回転体は華麗に踊り 狂った世界を魅了して
回転体伝わった拝啓 私の声は聞こえていますか?
くるくるまわる くるくるまわる
回転体は美麗に踊り 狂った世界を魅惑して
回転体伝わった拝啓 私の姿は届いていますか?
とあるいつもの昼下がり 皆の様子が少し変です
なにやら近頃謎の病原 菌が蔓延しているようで
訃報は次々と届きます 私の元へ次々と届きます
揃えて皆は言いました 「お前の身体は穢れてる」
私は馬鹿なので 無視して 踊り続けました
泣きながら 踊り続けました
くるくるまわる くるくるまわる
狂った世界で玩具を続け 私もついでに狂ってしまって
回転体伝えたかった背景 私の声は届きますか?
くるくるまわる くるくるまわる
狂った世界で玩具は壊れ 私はもう元に戻れなくなって
回転体伝わらなかった背景 私の言葉は届かない
くるくるまわる くるくるまわる
今日も私は 健康体
いつしか観客は居なくなって。
周りには誰も居なくなって。
それでも私は、それでも私は、
それでも私は、それでも私は、
それでも私は、それでも私は、踊りたくて????。
787 :
回転体 下:2012/01/12(木) 03:11:59.65 ID:WxlDST30
くるくるまわった
くるくるまわった
私の両腕は 既に無かった
私の両脚は 既に無かった
私の両目は 既に無かった
くるくるまわった
くるくるまわった
踊る事しか 私には出来なくて
踊る事でしか 私は必要とされなくて
「でも、踊るには誰かが必要で。私一人では踊れなくて」
もう踊る事すら 出来なくなった。
くるくるまわった くるくるまわった
誰一人として存在しないなら もう私は踊れなくて
回転体伝えようとした親愛 私の晴れ姿は届きましたか?
くるくるまわった くるくるまわった
誰一人として存在しないなら 踊る意味なんか無くて
回転体伝えようとした最愛 私は華麗に踊れてましたか?
くるくるまわれ くるくるまわれ
それでも私は踊りたかった 踊る事が私の全てだった
回転体泣きながら伝えた想い 私は廃棄されました。
788 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 12:18:13.32 ID:DSWZGGy0
「上京」
夕暮れの冷たさは肌にぬるい
買い物をしたビニールが手にくい込む
民家からきこえる子供らの声
夕飯はちかいのだろう
帰りの坂道はきつい
一歩一歩しっかりと踏む
街はもう夕焼けに染まっている
その中でもひときわ 見上げた先の柿の橙(だいだい)
789 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 16:47:32.09 ID:0TW74n9Q
痛み、セロファン、青空
わたしは疲れてしまったわ
だけどあなたも疲れているの
空気は少しざらついている
そしてだんだん耐えがたくなっていく
すりきれて、すりきれて
セロファンみたいに透明になって
重なっても青空が映せるくらい
街灯の下でも影が見えないくらい
そうなったら痛くなくなる
そんな日がいつか来るのかな
すりきれて、すりきれて
私たちはいつか透明になる
重なって青空を透かすために
全ての痛みが通り抜けていく
だけれどもだんだんあなたの顔が見えなくなっていく
>>786-787 これはすごいわ。情緒的。世界構築。などの言葉で言い尽くせないほど、心に突き刺さる。まわる、と回転、の言葉が、
非常に生きていて、幻惑的。踊ることを愛し、踊ることに生きた主人公の姿。回転によって伝えようとした愛、泣きながらの
思い、すべてが愛おしい。いろんな人の評をぜひ読んでみたい。A+
>>788 現実感があり、思いをうまく描き出してあります。一行目は、面白いけど、少し違和感もある。もう少し言葉を重ねる
べきかと思った。柿の橙という表現が、非常に文学的で詩的。題もわかりやすくいい。C−
>>789 思いの確かさと、アイデアの表現の両方を備えている。セロファンという表現が、頭に残る。影が見えないといった表現が、
独創的である。出だしの言葉も、簡単そうでなかなかないし、全体を導入する際に、気持ちに訴えかける。全ての痛み
が通り抜けていくといった表現も、気持ちよく読める。恋心と思いやりの詩だと思ったけど、こういった情の厚さ
は、表現されていい形になる。C+
792 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 21:20:58.12 ID:ZGVV/XpP
「ネオン」
通り過ぎて行く人々の流れ。
すっかり日も落ちて、寒空の下飲み屋街は人であふれる。
昼日中とはすっかり変わり、溢れるネオンの光が僕の瞳に入ってくる。
いつもと変わらない光景。
あてもなく、もうだれも止められない人の流れ。
10人。
20人。
30人。
.....
川の水の如く尽きることはない。
これから酒盛りするのだろう。
だが、その顔には嬉しそうで、どこか影を感じてしまう。
肉体に影があるのか。
精神に影があるのか。
僕は街灯の下で意地悪く観察する。
酒という川に飲むのか、飲まれるのか。
そうしていると、飲み屋の姉ちゃんに声をかけられた。
「一時間3500円」と。
793 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 21:21:20.86 ID:rAw8eT8e
>>786-787 雑草氏の感想に同感いたします。しかし、最後の一言が余計だと感じました。
世界はどれほど悪い場所とは思えないし、真摯な行動は必ずいつか評価されると思います。
全力で努力する熱意が全体に出ているのに、最後に廃棄というnegativeを持ってきたのは何故でしょう?
794 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 21:38:34.43 ID:1/44BgkU
「宇宙飛行士」
「本日○○回目の打ち上げを開始する」
まるでロケットだ。くそったれのロケットだ。
俺の意識と俺の言葉。
お前にそいつを過不足なくぶち込んでやりたいのに。そうしたくてたまらないのに。
俺とお前の間に横たわる銀河を渡って越えるには、二つともじゃ重すぎる。
「大気圏を突破。不要な意識の切り離しを開始」
届くのは言葉だけ。
それをやんわり笑んで受け取るお前。
違うんだ。切り離されちまったものの中にも、とても素敵なものが詰まってたんだ。
もっとわかりやすくて、もっとお前を暖めるものが。
「言葉が無事着陸。お疲れ様でした。」
くそったれ。くそったれ。
今度こそだ、今度こそ俺は何ひとつ切り離さずに、お前のところに届けてやるよ。
だからあとほんのすこしだけ、待ってておくれ。
795 :
芳水:2012/01/12(木) 21:46:51.67 ID:07U+Ztsu
働いた金で城を買う 彼女を迎える城を買う
喜ぶ顔が楽しみで 毎日毎日身を削る
品ある飾りは 君のため
花舞う園は 君のため
迎えに行った旅のうち
私の城は波の下
彼女を探す悲しみに ただ闇雲に詩を歌う
彼女の姿現すよう 果てまで届けと声を張る
悲しみ払う 俺のため
怒りを晴らす 俺のため
伝え聞いた話では
彼女は既に石の下
見慣れぬ石碑を後にして 神を探す旅に出る
神や仏はいるものか
いるなら俺を殺すはず
石仏 鳥居を 壊して歩き
救えぬ寺社を 灰にする
銃で撃たれるその日まで
彼女を想って 天呪う
796 :
PANDA:2012/01/12(木) 23:19:46.28 ID:yjDTCl1+
>>786-787 安定したストーリーはよく作られていて
繰り返しが多いがまったくくどくないのは、創意工夫の賜だと思います
>回転体伝えようとした親愛
この1節はどれも秀逸でした。
作中の私のいろんな想いを想像させます
しかし健康体はちょっと言葉遊びが安易だったかなという印象を受けます
また、別の方も言われていた、最後の廃棄されましたの1文は、私もちょっとひっかかりました
全体通して丁寧に言葉を選ばれているのに、ここだけ不細工かなとおもいます
事実描写か私の想いか、いろいろ考えてみましたが、悲しく切なくはあるけども
言葉がそぐわない印象が残ってしまいます
物語は結末を迎えなければいけません。しかし終息の流れが綺麗な抛物線を描かずに、読む側としては突然叩き落とされた気分でした。
私はB-評価で。
797 :
PANDA:2012/01/12(木) 23:27:16.14 ID:yjDTCl1+
>>796 よくみたら見たこともない変換されてた。
抛物線じゃなくて放物
798 :
名前はいらない:2012/01/12(木) 23:47:18.52 ID:XAWYM0K2
「鼻毛」
都会の空気は 鼻毛が伸びる
伸びる 伸びるよ どこまでも
799 :
名前はいらない:2012/01/13(金) 00:57:50.12 ID:NycZFkt9
>>765 評価ありがとうございます。
素直に、嬉しくなりました。
800 :
名前はいらない:2012/01/13(金) 01:14:56.78 ID:r0fXt4Wh
無題
うそをつくならみえすいたうそをついてくれ
悪口いうならわらいをまじえてくれ
なまぐさいはなしはもうたくさんだ
ぼくはこのとしになってもまだきみのみにくさにたえられない
てあれのひどいきみ
あらいものをするきみのせなか
おれがやるっていっただろ
いいかけてぼくはくちをつぐんだ
結局あなたはなにもしてくれないじゃない
そういいたいせなかをぼくは無視する
ウソツクナラバレナイウソヲツイテヨ
キライナラハッキリソウイイナサイヨ
イヤラシイハナシハモウタクサン
オトコッテドウシテコンナナサケナイノ
ほんとの世界をみながらうそのなかにとけこむぼく
うそをみながらほんとの世界でいきるきみ
ゆめをえがくきみ
ゆめをかたれないぼく
801 :
PANDA:
>>792 ちょっと見たまんまを描写してみたというように見えてしまうのですが
しかしそれでいて現実感が薄いように感じます
人であふれる飲み屋街なのに10人20人30人と数えるところなど、少なすぎる。
どこか影を感じてしまう、という文は、そのどこか影を突詰めるべきでないだろうかと思います
飲み屋の姉ちゃんの登場によって作中の思考が断絶され、詩は閉じられるのですが
描写のイメージが浮かばないうちに断絶されてしまいます。あとに残ったのは飲み屋街の喧騒だけでしたD-
>>794 詩作することについての作品かとおもいました。面白いですね
ほんとに、ほんとに、いつになったら言葉が自分の伝えたいように伝えてくれるのか
でも、要は2機打ち上げちゃえばいいんですよね!そしたら片方ずつ着陸しますもんねD
>>795 例えばなぜ城なのだろうか。それは4LDKのことなのかもしれない。しかし今は城なのです。
そして城を潰すような波とは一体。
それは作者にはわかっていることでも、読者にはわかりません。そこを無視して無闇に比喩するのではなく
表現したいものの意味と比喩された物(城、波、石、神、銃など)のイメージを結び付けてください
でなければ無理なストーリーには読者は入り込めないし、そんな読者には言葉が届きません
または、文脈などから、比喩した物のイメージを作り上げてください。たとえば、時代背景を戦国時代などにすれば
城は本物の城になりますよね。波は時代の波とか、戦禍にも成り得ます。D-
>>798 仕事でホコリすごいところにいくと、なんだか鼻毛のびるきがしますよね。
それでがっつりきるとだいたい風邪引くんですよね。E
>>800 男女の性について表現しきれていないと思います。男女の像が対話をしているという設定でしかない印象を受けます
世界などという言葉に頼らず、その世界をここに持ってきてほしいという物足りなさを感じましたD-