君の作詞センス五段階+αで評価するよ[再]

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1名前はいらない:2011/02/12(土) 20:47:33 ID:YVS4xo8U
過去スレたちはサーバーごと吹っ飛びました。

Aランクを目指して詞を書き込もう。
皆さん、ガンガン評価しましょう!

A:プロ並み。作詞事務所にもってけ。
B:言葉の狩人。
C:光るモノを感じる。
D:素人。
E:まずは構成の勉強を。
2名前はいらない:2011/02/12(土) 22:58:40 ID:hD1vYA/W
「おなにー」

月の白さも星の光もない湿った箱の中
電子の明かりがひとつ
思い描いた美しい車に乗って夢の中
頂上へ近づきゆく

もう我慢しなくてもいいよ
そうだね 僕も今行くよ

目を閉じれば欲しかったあのぼやけた日常が
原子単位で見える
得体の知れぬ欲望の権化の舵を執る右手
本能が本能へと

もう我慢しなくてもいいよ
そうだね もうすぐ行けるよ

ああ 唖々 嗚呼
頂にたどり着いた その快感が忘れられずに
ああ 唖々 嗚呼
こうして僕が掴んだ ものは馬鹿馬鹿しく思えて
ああ 唖々 嗚呼
3名前はいらない:2011/02/13(日) 21:16:17 ID:jpRUSbiQ
>>2
C+
4名前はいらない:2011/02/19(土) 00:58:45 ID:EJsHfcBo BE:1075474728-2BP(0)
「みずうみ」

今にも頬の産毛を逆撫でそうな
波紋の揺蕩った優しい水面を
私はあの時この眼で見たのか
駆け出した心だけが独り黙視したのか
ただその心が食べ残した塵芥なのか
今となっては鳥目の情景
生まれたばかりの既視感のように
歯痒く溶けて消えていく

私の両目を閉じてください

出かかったさよならは音も無く滴る粘液に変わり
途方も無く苔の地面を(しかしまた優しく)伝った
傍観したのはただ、哀愁に包まれ横たわる落ち葉たちと
その命に最期を見出した虚ろな瞳の奥の光

森とそこに生を受けたものと湖と私の悲しみ
産み落とされては皆代わるがわる死んでいく
いつの日かまた廻り逢う約束も交わさぬ間に
5「大型契約」:2011/02/19(土) 02:28:04 ID:bNsOtP76
地球を買えるくらいの大金持ちにしてくれる悪魔と
昨日の晩契約を交わした
地球を買えるくらいの大金持ちにしてくれるのと引き換えに
俺の持っている最も大事なものを明日奪われる

何だろう 何なんだろう 眠れない
音かな 光かな
生殖器かな 妻かな 子供かな
まさか命じゃないだろうな
そんなしょうもない答えじゃないだろうな

地球を買えるくらいの大金持ちになったら何をしよう
間違っても地球は買わないな
車なんて腐るほど買えるしな
大きい家なんて買ってもしょうがないよな
なんせ地球が買えるんだし

それにしても俺の最も大事なものって何なんだよ 
思わせぶりで腹立ってきたな 
ばしっと一言言えばいいのに
悪魔のくせにくだらないやつだ
地球を買えるくらいの大金持ちになったら
凄腕のスナイパー何人も雇って
あんなやつ一瞬で消し去ってやるぜ

本当に何買おうかなあ
日本買ってもしょうがないしな
米国買っても面倒くさいし
中国なんて貰うのも嫌だし
ああ無いなあ何も無いなあ
明後日のGTの馬券を腐るほど買って
クリールパッションのオッズを振り切らせてやろうかなあ
うわ我ながらしょうもない

もうこんな時間
明日も仕事があるのにな
本当に何奪われるのかな
気になるなあ
ああ
気になるなあ
6神王零式:2011/02/20(日) 15:33:43.23 ID:3QhyeKzC
とりあえず一番だけ
タイトル:Love Future Signal

何もかも捨て去って
頭の中かき消して

ボロボロの己に残ったものは何?

愛しの人は離れて行った
僕にサヨナラ告げ去って行った
どんな思いをあの時の僕は
あなたに対し告げればよかったの

Oh,My Angel

もう一度だけやり直せるなら
あの頃に戻してほしいよ

今あなたに告げるとしたならば「愛してる」のサイン

時を超えあの頃のあなたへ告げる未来の僕の思い
7名前はいらない:2011/02/22(火) 10:52:59.89 ID:z/aNcAGy
なにげなく飲んだカフェオレが熱すぎて吐いた
45℃なんて絶対嘘だ
おまえは嘘をついている
俺は疑い無く飲んだのに 飲んだのに

いろんな料理メニューがあるからっていい気になるなよ
俺のカフェオレひとつ上手く温められないやつが

痺れた舌を痛めながら四角いおまえを睨む
8名前はいらない:2011/02/25(金) 23:42:54.05 ID:cJkgs4CC
タイトル「C線上のぼくら」

人混みの中 気付かずにいた
石ころをただ 拾い上げた
帰り道蹴飛ばして歩く 小学生みたいに
石は何処に転がっていく?

描ける線など 今更ありゃしないんだ
過ぎた時間など 今更取り戻せないんだ

僕は僕の後ろから 僕の背中を蹴飛ばしてやるから
自暴自棄に振り捨てられていけ さあ

きっと人類を 時間を その全ての次元を
内包したC線上をぼくらは歩いてる
君に贈る言葉すらC線上 延長線上 どこへ行け さあ
9名前はいらない
「感情」

見返りを求めて空虚に嗚咽しようと
見渡す限りやはりなにもなく
恐怖や苛立ちすら通り越し
最も恐れるべき境地を迎え
やがてただそれに浸りきり

ついにはその実体さえ見失い、自らの所存は跡形も無い。