1 :
名前はいらない :
2010/12/15(水) 10:03:45 ID:mNIg6hzB 君を見るといつも胸がドキドキする 君と目が合うとつい視線をそらしてしまう でも君から目が離せない 恥ずかしがり屋の君はヒトが来るとすぐ隠れてしまう せれでも君は僕が部屋を散らかすといつも来てくれた そんな君と一緒に暮したらどうなるだろう 新聞はどこをとろう やっぱり朝日かな? 君に似合うスリッパも用意したよ 君のために部屋もたくさん作ったよ だから だからはやく・・・ はやく出てきて G
2 :
名前はいらない :2010/12/15(水) 17:03:37 ID:RQ5tTRKB
欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱欝欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝
3 :
名前はいらない :2010/12/15(水) 17:04:37 ID:RQ5tTRKB
欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱欝欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝
4 :
名前はいらない :2010/12/15(水) 17:05:47 ID:RQ5tTRKB
欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱欝欝欝鬱欝欝欝鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝鬱欝鬱欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝鬱欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝 欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝欝
5 :
名前はいらない :2010/12/16(木) 10:49:04 ID:5wnRfPdk
欝じゃない 鬱だ
"きっと" 昨夜少し寝て起きたら あなたは もうどこかに去っていました あなたが生きている間 兆が一でもその苦しみを 肩代わりできたのなら嬉しいです 何もかも どんなに心の準備をしていても なんで何事もないように 過ぎ去って消えてしまうのでしょうか この心は壊れたままなのに 何で涙が止まらないんでしょうか たぶん決定的な救いを放り出して 神様の啓示を見逃し続けてるんです 最後のチャンスに優しくできませんでした 優しくあるために強くなることができませんでした 自分はちっぽけな人間で できることは限られていて 選んだことしかできないのは もう分かっているけれど いつだってどうしても悔いが残ります ああ そういえば思い出しました ここは火葬場で あなたの形をしたものが、煙突の煙となり 空に吸い込まれていきます きっとあなた自身は今頃 好きなところに居て 好きなことをしているのでしょう 今まで会ったたくさんの お世話になった人を巡って ジャレ回っているのでしょう ごめんね苦労をかけたね ずっと忘れないよ幸せだった いつかまた会おうね その時は優しくできるから きっと
水嶋ヒロの『HAGEROU』は ほぼ完璧な小説だ* 申し分ない☆ だか 針の穴ほどの小さなミスを 彼は ひとつだけ おかしている* それは…「ダリの絵のように溶ける」ではなく 「ダリの絵の時計のように溶ける」と書いて欲しかった!☆ そうすれば100%完璧な小説になっていた* 実に 惜しい☆ クリスマスイヴの日、ペイヴメントでモコとアントニオは再会した(*) お互いの元気な姿を確かめ、いたわるように抱き合った☆ 過ぎ去った愛の時が2人の胸に去来した(*)((ξ))((υ)) モコとアントニオは大学の創作クラスで机をならべて勉強していたが* 政治活動に熱中するモコと それに興味を示さないアントニオの生き方は まったく違っていた☆ やがて、2人は卒業し、各方面に散っていった☆ プロレスファンのクリスマス会場で モコとアントニオは 偶然、再会した☆ しかし アントニオはアンチモコ派の特攻隊員になっていた* だが 2人は急速に親しくなり、(*)((φ)) (*)((δ)) アパートの1室で愛の生活を始めるようになったが(*)((ξ)) モコの政治への興味は尽きず、(*)((δ)) 反アンチモコ派運動の積極的な活動家として活躍し始めた((υ)) けれど アントニオは そんなことに興味を持たなかった(*)((δ)) 哀切かつ峻烈な「命」の物語…!☆ 透明な絶望と輝ける闇の希望・・ * 透明な愛と都会のアーバンな孤独… !((ξ))強く儚いモコ・・・ !☆ 鮮烈にして 不確かなモコ!((υ)) * (*)((ξ)) * モコは若いころは学生運動に夢中になっていたの(*)((δ)) 「アンチモコ派 反対!」「アンチモコ派 撲滅!」「アンチモコ派 殲滅!」 と書かれたプラカードをもってデモ行進をしていたのヨ(*)((Φ)) アンチモコ派の動きは 弱まってきている!(*)((Φ)) 今こそ アンチモコ派を粉砕せよ!(*)((ξ)) 「アンチモコ派 反対運動」の流れを 日本から世界に広げよ!(*) いまや、反アンチモコ運動の潮流は 世界的なトレンドとなった!*
"翌日" どうしても 足りない毎日を 君を失った翌日を 生きています 抱えきれない気持ちを 涙にして 言葉にして 吐き出します きっと 吐き出しても 書き尽くしても 傷として残ります 筋肉で抑え付けて 老化で忘れさせて 退化で鈍化させて それでも ずっと どうしても 足りない毎日を 君を失った翌日を 歩いていきます 受け入れて 動き続け 言葉にして 腐るな 自分のこころ 壊れたままでいいから 腐るなと 呪文のように唱えます
"助からない" 僕は助からない 僕を助けることはできない 悲しくてしょうがない 嬉しさはとどかない 喜びは即焼却 沈殿は即現実 僕は助かることはない 間違いなく無い 誰かが助けることは無い 助けられるほどの魅力も無い それほどの甲斐性はないのさ 降りた穴の中で 誰かの手を引っ張って その人が穴の上に出て行って 手を振って分かれる 涙を拭いて別れる 何度も独りぼっちになって 何度も巡り会って 何度も座り込んで 何度でも立ち上がる 負のスパイラルを繰り返して 鼻歌を歌いながら 楽しそうに堕ちていく 穴底の奥に深みへと 悲しくてしょうがない 楽しくてしょうがない 喜びは誰かのために 悲しみは心の奥へと 僕は助からない 君を助けたい
"モコ" モコだよー モコの大事なヒトが死んだのです モコはお葬式行ったよー ふて腐れていたモコは お経を読んでいるお坊さんの禿げた頭をヒップホップのリズムで叩いたり 炊事場のコップを片っ端から、仏壇に投げたり 難しい顔している参列者の髪を片っ端から引っ張ってカツラチェックをしたり ご遺体の鼻に生前吸っていた煙草を突っ込んだりと(両穴に2本だよー) 一人で楽しんでいたのですが ふと気付くと 後ろにヒトが立っていることに気付いたのです。 良く顔を見てみると何か見たことあるような気がしてきます。 「こんにちわ」モコがそう言ってもその人は何も返してくれませんでした。 「こんばんわ」モコは今は夜なのかなぁ。と思って言い直しても変わりませんでした。 「おばんです」京都人だったら嫌だなぁと思いました。 「ボンジュール」実は日系フランス人だった可能性も考えてみました。 「ニイハオ」それとも華僑なのかなあと思って呼びかけてみました。 「いただきます」食べ物ではないといいなあ、とその時考えました。 「いただかれます」しぶとかったモコもとうとう捕食者に出会ってしまったのかもしれません。 「いってきます」モコはその人にキスをして、玄関を開け、雲ひとつ無い晴天の下、会社に向かったのです。
あなたが 光を望むなら 明るく振る舞って見せよう あなたが 悲しみにしずむなら その悲しみを分かち合いましょう あなたが 荒んでいるならば その怒りを俺にぶつけろよ あなたが 罪を望むなら 俺が地獄の鬼にでもなればいいのか あなたがなにもかもいやになったなら その前にやることがあるだろ お前がいくところに俺をおくりこんでからにしろ それが順序ってもの お前のためなら俺はどんな役割でも演じてみせる さて すこし楽になった 肩の力を抜いて よし
くらやみ その底はいまだ見えず なぜ これほどまでの闇 上を見てみないか そんな闇は実際は存在しないかも 俺にはその闇は消せない それどころかおそらく多分 俺は あなたをくるしめる闇の一部になってしまう なぜなら俺も闇の子だから だから背負う 全部は無理だけど 半分なら
{火傷} 北風が 耳の奥に刺さった気がして 兎、根元を手でかばう 耳を跳ね降りていく立方の空気 昨日遅くまで聞いていた エレキギターの火傷だろう 土竜は言う 「火遊びはほどほどに」 そして自分は火に手を出さない 確かに 兎の耳はうっすら煤けて じきに燃やし尽くされてしまうかも知れなかった 「でも別にいい」 兎は思う 兎の小さな胸の中には千の鳥の歌と千の野犬の咆哮があり またエレキギターによる万の傷跡がある 例え2つの耳がただの飾りになっても それらを順繰りになぞるだけで短い一生など過ぎるだろう 「ただそうなると一つ惜しいのは」 兎はそっと、耳に湿布した 「次の新譜が聞けないことだよな」 今この時間にも新たな音楽が生まれているのかもしれない 聞こえたりしないかな、といった体で 2本の耳を向かい風に起立させて 兎 うっとりと目を閉じた
まがまがしいもの ただただ純粋に まがまがしいものになりたい よこしまで あさはかで みにくく ずるがしこく そういうものになれたなら すべての感情を俺は薄い笑いにかえて
15 :
名前はいらない :2010/12/24(金) 02:10:26 ID:Npr+96Q1
"おやすみなさい" 何本にも分かれた線 僕と仲間たちの 親愛なる命の線 混ざり合っては離れる その内一本が ふいに断ち切られて 暗闇に消えた どうしようもない閉塞感 雪空に消えた未来 このあいだ君の 夢を見たんだ 金メッキみたいに 光ってたよ おやすみ おやすみなさい もうおやすみなさい 君が寝てしまうまで ずっと一緒に居るから また君の夢を見たんだ ありがとう いつもみたく素敵だった おやすみ おやすみなさい おやすみなさい 君が寝てしまうまで いつだって一緒に居るから
お前の言葉はまるで謎かけ 駆け引きはきらいだなんて そんなコトバを真に受けて 気がつけばここはお前の縄張り 傷をなめつつ とどめの一撃を待つ 慎重に冷静に 怒りをこめてどうぞ それで仕留められなかったら 次はこっちの番だからね
17 :
名前はいらない :2010/12/24(金) 20:36:04 ID:Npr+96Q1
"混沌" 例えば ある言葉に意味が合って いく通りの解釈があって 時間によって 沁みる事があって 褪せていくことがあって また その言葉自体に対する無関心があって 僕や君に対する 無神経もある 混沌はそれ自体がただの事象だ 混沌であることが罪ではない 闇を抱くことは仕方が無い 光を放つことは意味がある 怨みながら前を向け 朗らかに笑いながら 静かに憎しみを抱け 負けることを知れ 勝つことを覚えろ 清濁併せ持て 幾重にも世界を作れ 全てを否定しながら 全肯定しろ その胸の中にあるものは 君の世界だ 僕の世界ではない いつか 膜が貫かれ 殻が破れて 僕と同化しないことを 切に願う
18 :
名前はいらない :2010/12/24(金) 20:57:44 ID:Npr+96Q1
"距離感" 負け続けたある家族が 橋の下で寝る 国からお金を貰い なんとか生きてる ある家族が居る 難病の青年が ドレー管を外すことを選び 近くの国では 餓死者が毎年出て それが当たり前になっていく そんなニュースを 口を開けて眺める 時には笑いながら見つめる 健全な距離感でいいだろ 幸せな毎日 僕らは平等じゃない いつでも穴に落ちる 言うまでも無い ある男がバイクで命を落とし ある人が病で苦しみ抜き果てた ある女は子供を生んで ある子供の絵が賞を貰った この国はいつか破綻する あの国はもう破綻した あなたは死んで 僕は生きてる あなたは笑って 僕は泣いてる だから どうした 全て受け入れて生きていけ 拒否も許容もありだ 言うまでも無い 健全な距離感を保てよ
19 :
名前はいらない :2010/12/24(金) 21:12:30 ID:Npr+96Q1
"理解" 役目があるから それに沿おう そうやっていれば いつか死んでいく 図書館の知識は 世界の何兆分の一だろう 会える人たちは 類型でいっても 何厘になれるかな 理解することは無理だ 全ては 僕は歩みを止める 頭のスイッチが 欲望に切り替わり 動力源は 暗黒エネルギー いやいや 綺麗ごとは嫌だけど 綺麗ごとも無くなるのは もっと嫌だ 君の綺麗ごとに 汚れた差別意識が 見え隠れしても 頑張って 理解しよう 理解してもらえるかは 別にして
かわいい子犬さん そんなに吠えないで 俺はあなたの敵じゃないよ ほら 抱きしめてあげる おや?あなた 子犬だと思ってたら じつは狼だったんだね いいよ 俺はそういうの気にしない あなたは自分を守るために 俺の手足にくらいつく 凶暴だね でも 目をあわせるのも怖いのかい? 臆病だね たわむれに ほら この喉笛にかみついてごらん 何か分かるかもしれないよ
[Good Good Morning,Sugar] 夢じゃなかったんだな、と 床に脱ぎ散らしたままのシャツに思う あーあ、ふられちゃった。 何かもう、結構慣れてきてしまった気もするけれど それでも今回のはかなりこっ酷かったし、徹底的。 こんなにいい物件、そうそうないですよお嬢さん 床のくちゃくちゃ共をぐるぐるに丸めて、向うの洗濯機にスローイング ―――壁にバウンドして、スリーポイント。 付き合ってみたら結構いい奴なんだけどな、残念 まぁ時間にルーズなところはあるけどさ、 学もないし、面白い話もできないけどね、 薄給だし、将来性もない感じだけども、 低血圧で朝とか狂犬みたいだし、 あんまり優しくもないけれど… って、 そりゃもてねえなぁ、道理だわ。 俺、すっごく納得した。 「クリスマス寒波もようやく収まりつつあるようですね、では各地の映像を交えつつ―――」 朝のニュースのお天気お姉さんは、今日は心もち不細工のほう。 どうしたんだろう、キレイなほうは まさか、また、寿退社?
あーあ、どこに居んのかな、俺の女神様。 グレーの靴下を履きながら俺、ぼやきまくり、夢見まくり 観音様みたいに心が広い人だといいな 弁天様みたいに色っぽい人がいいな ママみたいに甘やかしてくれる人だったら嬉しいし マドンナみたいにうっとりする脚だったら最高 よし、今日はおんなのこにやさしくいくぞ! 電車でポマードか育毛剤臭いおっさんに押しつぶされているこがいたら カバンか俺かを間に挟んで加齢臭から守ってあげよう ヒールで階段上がって電車に滑り込もうとしているこがいたら 先に駆けてってドアからはみ出したりして時間を稼いでおいてあげよう それが鬼瓦みたいな子でも マザーテレサみたいなご婦人でも そういう功徳とか日頃の行ないの延長に 女神は微笑んでくれる気がする 俺の、俺だけの女神様。 鬼瓦みたいかもだけど マザーテレサみたいかもだけど でも 例えヒキガエルだって王子様のキスでお姫様になるんだぜ、 嘯いて俺、玄関のドアを開ける 強風明けの青い空には 俺の最初の恋人が今日も快活に照っていた
23 :
◆SI/VZIJA06 :2010/12/26(日) 21:51:44 ID:zs1YFS9c
まだまだ 幼い頃に すききらいすき… 思いを込め ドキドキしながら 一枚ずつちぎり 花びら占い… 憧れに胸を熱く ときめいていた 離れていても あなたの温度を 身体が記憶している これからも あの頃のように 揺れる事なく あなたに思いを 置く
24 :
◆SI/VZIJA06 :2010/12/26(日) 23:12:47 ID:zs1YFS9c
二つの水晶から 雫が溢れ流れてくる … この水晶も 長年一つの者を 見つめ続けて これから どう見つめたら いいのか… 分からず 戸惑っているよう 曇った二つの水晶 雫が枯れたら また しっかり見つめてね
子犬さんは今日も吠えてる 牙をむいて 本能的に感じ取っているんだろうね 何かを 好きなだけ吠えてごらん 眉ひとつ動かさずに聞き流すから 何も知らずに吠える子犬さん 無邪気だね 全てが自分の手にゆだねられていることも知らずに 好きにふるまってごらん こちらはこちらで 手は打ってあるから
[Now Playing/the rolling stones ―聞いたことない人には分かんない文字列イェイ―] いやにはしゃいだ朝のニュースが カラフルに12星座占いを発表する間 俺は目玉焼きを焼いたり 袖のボタンをとめたりしながら TELL MEを2回ほど歌って 止めよう、 と思いなおし 毛先にワックスをつけながら IT’S ALL OVER NOWにした 掲示板では今日も君がAS TEARS GO BYのように メロウでスィートな声で歌っていて あいつがI WANNA BE YOUR MANやI DON’T KNOW WHYなんて 羊羹みたいにクソ甘いのを余裕しゃくしゃくって体裁で捧げていた 何だ、お前にはCONGRATULATIONS言ってやろうと思ってたのにな、 思ったよりもheart of stone じゃあTRY A LITTLE HARDERの方にしといてやるよ それとアドバイスするならTHE LAST TIMEくらいの茶目っ気が欲しいぜ、ブライアン 電車でスシ詰めにされていたって 今日もテーマはI’M FREE 俺はlittle red rooster ミックの優雅なダンスは真似できないし キースのヒールなエロスは出ないけど 俺はJumpin' Jack Flash マディ・ウォーターズのが良かった? ハウリン・ウルフじゃなくてゴメンね
なぁplaying with fireなJiving Sister Fanny 君のwest coast promotion manが演るI WANT TO BE LOVEDに辟易したら (まぁあいつにとっちゃPAINT IT,BLACKし続けてるよりずっと良いと思うんだが、) OFF THE HOOKってぶつぶつしてるか (I CAN’T GET NO)SATISFACTIONって騒いでいる俺んとこにおいで したら俺はWHAT A SHAMEを喉元から引っ込めて 途端ギラギラして I JUST WANT TO MAKE LOVE TO YOUを弾き始めるか LET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER♪ってジャンプするから 大丈夫大丈夫 ほっときゃいいんだ、聞き流せばいい そんなのドアの前までで 小屋ん中のlittle red roosterはいいこのおりこうさんなんだ 口が裂けたってBROWN SUGARとかやらない HONKY TONK WOMENとか始める訳がない 照れ屋だからIN ANOTHER LANDを混ぜる位は許して欲しいけど 明るく、明るく、NOT FADE AWAY 手拍子は一緒にね 君次第でCHILD OF THE MOONもかかるし ひざまづいてのSHE’S A RAINBOWになっちゃうかもよ ああ でもそうだった、 でもとりあえず君は あのwest coast promotion manのモンローちゃんで あのunder assistantのヘプバーンで 俺のキャメロン・ディアスじゃなかった
ハゲ散らかしたおっさんの頭頂部をぼんやり見ながら 今の気分はGET OFF OF MY CLOUD 誰かが俺の足を踏んでいる 大声で歌ってやりてえなGET OFF OF MY CLOUD ここでも、あっちでも、 ボスの前でもあいつの前でも君の前でもホント構わず ヘイ!(ヘイ!) ユー!(ユー!) ゲッアフマイクラウド! ヘイ!(ヘイ!) ユー!(ユー!) ゲッアフマイクラウド♪ 俺、朝なんて大っ嫌い
29 :
名前はいらない :2010/12/29(水) 04:18:52 ID:GtY/fLmq
「愛しのラマーズ」 ダマイ・ラマ ダマイ・ラマ オマイダ オマイ モマイガ モマイ 即ちオー・マイ・ラバー ダマイ・ラマの偉業を知っているかい? 俺は、 知らない ヒロスエ エロス ヒロスエ エロス ロサンジェルス
31 :
名前はいらない :2011/01/07(金) 09:47:20 ID:SW99YPW5
ガレキの上 一握りの米を握り締めて 呆然としているようなたたずまい なんか地響きがすると思ったら 大津波がきているね あらあら 向こうでは火山の噴火 忙しいね こういう状況 なんていうんだっけ 紛糾? はは そんなやさしいものじゃないか こんな大事なときに 子犬さんは相変わらず 吠えたり 弱って寝込んだり さて どうしたもんかね
32 :
名前はいらない :2011/01/10(月) 09:04:59 ID:dvpKPb63 BE:943378144-2BP(10)
[他來御早、砂糖] これは、夢ではない 私は床散乱襯衣を残して ああ、私が落された。 行うことができますが、私は非常に使用されていると感じ しかし、かなり難しい、徹底的にこれをしなかった。 資産はとてもよく、私は娘を持っていない 庫車久の世界は、麻疹は---壁を、3点に直面に米學されている槍洗浄、床に丸められます。 私はかなりいいやつをなぜあなたは申し訳ありませんが、外出しないよ はい、私は時間を過ごすことが、私 とは科学が、私は面白い話をすることはできません 私は未来があると感じますが、取得するには、私たちは、支払う それは、朝または低血圧の狂った犬のように見える しかし、あまりにも素敵で...私は、 私は英西まあ、それは妥当に思えます。 私は本当に喜んでいた。 "これは、映像の周り振りかけたときに、去年の聖誕祭には寒すぎる修真理と思われる---" 午前中の新般天気少女で不器用な心餅今日。 何が彼に起こるより美しく 教えて、彼は翔を残していないか?
[好きだ、好きだ、あー超好きだ] 枕元、開いたページに大好きなバンド ちらっと出した視線があたった、それだけで ベッドの上はお祭り騒ぎ 北京原人よりも野蛮に、大量に 鼓動がバンバン打ちつける 息つぎを忘れていたかのように 毛布の上で大きく喘ぐ 眠れるようにと流しておいたスローテンポのやさしいアコギは それはちょっと前までとっても好きなやつだったけど、 もう全然ダメ てんで分かってない 節電中の画面が切り替わるのももどかしく 無駄にキーをカカカカ叩いてあいつらの曲に即刻チェンジ どれにしよう、どれにしよう ああ、おまえらホントに好きだ サンドペーパーみたいなエレキからはじまって さて、と、 二度寝といくぜ、飽きるまで
ベッドと俺から30cmで 世界で一番イカスおっさんらがモノラルで1,2,セッション 土煙をあげ地平を駆けるドラムが真空みたいに冴える ベースの低音に体内リズムが沿う 入ってしまったブレスの音が「生きてる!」って扇情的で 身がくねっちゃうチョーキング 濁ったコードにふはって笑って ティラノサウルスの背骨をなぞるメロディラインに麻酔にかかる 閉じるまぶたの裏の黒で おっさんが驚速で踊って跳ねる おっさんが寡黙に弾いてる おっさんが髪を振り乱す おっさんがいたずらっぽくうろうろして …そしてレスポールのギターソロ 死んじゃう 俺死んじゃう このよき日に、晴れた日に、ぺこぺこでトイレもいってないで頭もくさいままで死んじゃう 聴いて、お巡りさん どうか聴いて検視官 あんたらがこの部屋に入ってきたら あいつらの曲に触れたなら 死んじまった俺の気持ちがとっても良く分かると思うんだ
あんたらの死因になっちゃうかもな したらごめんな、でもいいか 貸してやるよ、俺のベッド 貸してやるよ、床も廊下も みんなで倒れてうっとり聞こうぜ あいつらの289曲、総リピートで 大家が余計な届けを出すまで 中部電力が供給を止めるまで 列島中の電気をカラにして みんなでこいつを聞きたいな 世界中の寿命をかき集めて あいつらに全部あげたいな 好きなだけ、 好きなように 演ってるのを天国で聴くんだ ずーっと、ずーっと、ずーっと、ずーっと、 ずーっと、ずーっと、ずーっと、ずーっと。 ずーーっと、もうずーーーっと、ずーーーーーーっと、超ずーーーっと、 ずうぅーーーーーーーーぅっと、ずーっと。 永遠に演らせてやれたらな 永遠に演らせてやりたいな
36 :
名前はいらない :2011/01/12(水) 17:53:25 ID:sQ38dBUh
手持ちのカードをすべて見せ あとは貴方しだいだと 腕をくみ、ためいきひとつついてみる 自分のことさえわからないのに 貴方のことさえ 見失ってしまいそう 出会わなければよかったなんて ありふれた歌の歌詞がやけに 心にしみるね なるほどこれはこういう意味が隠されていたわけだ その答えは 思いがけない方向からやってくるもの それが答えなら 僕には時間が味方についているといえる それが答えなら 今は意味などわからないままで いさせてほしい
37 :
◆gCx3qPfymyIC :2011/01/14(金) 23:50:40 ID:qCukEXjW
[ あんがとな ] 清志郎の『モーニングコールをよろしく』の気持ちで 起き上った次の瞬間、あいつの曲をかけている 「”君の声で目を覚ませば” “一日が恋の気分〜さ〜”」 「”君の声で目を覚ませば” “仕事も はかどるのさ〜”」ってね ああホント、ノーダウト、 「”君の声で 目が覚めていく” “寝ぼけたことはもうしないさ”」だ 死んでたエンジンがいきなりトップギア 今から土星にだっていける パレードの戦闘機みたく ピンクや黄色の煙を引いて 神様、僕にあの人をください この腐った部屋も、 ろくでもない仕事も、 冷蔵庫のできあいの飯も、 下らない人間関係も、 全部全部あげるから、僕にあの人だけをください もうちょっと幼かったら窓辺でそう祈るんだけどな 歯磨きしながら、リズムにのりながら、空き缶をまとめて袋にぶち込む 生憎もう知ってんだ 神様はサディストなんだ もしくは人類史上最悪の怠け者 でなきゃ 俺らが優しくしなかったもんで 一人淋しくおっ死んだんだ あいつはピザじゃない あいつはCDでもDVDでもない(似てるけど、もっとずっといい) 宅配屋は運んでこない あいつが俺の敷居をまたぐ日は永遠に訪れない だったら会いに行かなきゃな 俺には2本の脚があるし まだ遠くない耳もあるし あんだけ働いたんだ、金もあるだろ はかどりそうだった仕事ブン投げて はおりかけてた制服丸めて 携帯を百舌のハヤニエにして 財布とギターをジムニーに乗せて あいつの歌をフルボリュームで、脇道から国道2号へ ああ、なんか神様、 あんたが居なくても人類存外 好きに楽しくやれるみたいだ
38 :
◆gCx3qPfymyIC :2011/01/14(金) 23:53:26 ID:qCukEXjW
[ あんがとな ] 清志郎の『モーニングコールをよろしく』の気持ちで 起き上った次の瞬間、あいつの曲をかけている 「”君の声で目を覚ませば” “一日が恋の気分〜さ〜”」 「”君の声で目を覚ませば” “仕事も はかどるのさ〜”」ってね ああホント、ノーダウト、 「”君の声で 目が覚めていく” “寝ぼけたことはもうしないさ”」だ 死んでたエンジンがいきなりトップギア 今から土星にだっていける パレードの戦闘機みたく ピンクや黄色の煙を引いて 神様、僕にあの人をください この腐った部屋も、 ろくでもない仕事も、 冷蔵庫のできあいの飯も、 下らない人間関係も、 全部全部あげるから、僕にあの人だけをください もうちょっと幼かったら窓辺でそう祈るんだけどな 歯磨きしながら、リズムにのりながら、空き缶をまとめて袋にぶち込む 生憎もう知ってんだ 神様はサディストなんだ もしくは人類史上最悪の怠け者 でなきゃ 俺らが優しくしなかったもんで 一人淋しくおっ死んだんだ あいつはピザじゃない あいつはCDでもDVDでもない(似てるけど、もっとずっといい) 宅配屋は運んでこない あいつが俺の敷居をまたぐ日は永遠に訪れない だったら会いに行かなきゃな 俺には2本の脚があるし まだ遠くない耳もあるし あんだけ働いたんだ、金もあるだろ はかどりそうだった仕事ブン投げて はおりかけてた制服丸めて 携帯を百舌のハヤニエにして 財布とギターをジムニーに乗せて あいつの歌をフルボリュームで、脇道から国道2号へ ああ、なんか神様、 あんたが居なくても人類存外 好きに楽しくやれるみたいだ
39 :
名前はいらない :2011/01/15(土) 11:56:47 ID:dqyNNBww
あらゆる方向で もう駄目かもしれないと落胆していた ごめんね 私がこんなんだから あんたにまで迷惑かけてしまって… そう心の中で謝罪しながら目的地まで 無言で車を走らせた あの娘はウキウキしていたのに 私の心情を読み取ったのか沈黙 ずっと後部座席で 俯いている でも神様はいた あの娘も私も嬉しさで良かったね〜と 笑いに変わる 外は寒いけど気持ちは晴れて良かったね
(
>>38 続き)
賛美歌なんか聴いてたもんで、きっと真っすぐだったんだ、あんた
真っすぐ過ぎてぶちあたって、歳月のうちに木っ端微塵で細石
聴いときゃ良かったのにな、こいつのロック
バカバカしくて、底抜けにダメで、くにゃんくにゃんで、拙くて、
シャイで、時に尖ってて、時に自身で傷付いて、カッコつけで、虚弱で、
気の毒なくらいに低能で、意味もなく明るくて、訳もなく優しくて、嘘みたいに大きい
春と夏のいいとこどりした
最高の曲
いいだろ、神様
ゴミムシみたいな俺が、今、
アラブの富豪よりゴージャス気分で
モナコの王様よりリッチな気持ちで
どっかの修道女より満ち足りた心で
世界中の幸せを食い尽くす勢いで
それに会いに行っちまうんだ
聞いてっか?
あんがとな、脚2本
あんがとな、よく聞こえる耳
あんがとな、高感度のハート
お陰でもう誰の助けも要らない
宅配屋が役立たずでも、あんたが死んでても、もう俺はサッパリ問題ないんだ
ちっぽけな俺の世界だもの、
ちっぽけな俺でどうにでもなる
あんがとな神様
あんがと、神様
俺に、あいつを、 あんがとな
>>37 サーバーだかなんかの不具合とわたくしめのバカの相乗効果で
ダブりましたよごめんなさい。
そして未だに超調子悪い
42 :
ちーちゃん :2011/01/15(土) 15:22:59 ID:gO584X13
[ あんがとな ] 清志郎の『モーニングコールをよろしく』の気持ちで 起き上った次の瞬間、あいつの曲をかけている 「”君の声で目を覚ませば” “一日が恋の気分〜さ〜”」 「”君の声で目を覚ませば” “仕事も はかどるのさ〜”」ってね ああホント、ノーダウト、 「”君の声で 目が覚めていく” “寝ぼけたことはもうしないさ”」だ 死んでたエンジンがいきなりトップギア 今から土星にだっていける パレードの戦闘機みたく ピンクや黄色の煙を引いて 神様、僕にあの人をください この腐った部屋も、 ろくでもない仕事も、 冷蔵庫のできあいの飯も、 下らない人間関係も、 全部全部あげるから、僕にあの人だけをください もうちょっと幼かったら窓辺でそう祈るんだけどな 歯磨きしながら、リズムにのりながら、空き缶をまとめて袋にぶち込む 生憎もう知ってんだ 神様はサディストなんだ もしくは人類史上最悪の怠け者 でなきゃ 俺らが優しくしなかったもんで 一人淋しくおっ死んだんだ あいつはピザじゃない あいつはCDでもDVDでもない(似てるけど、もっとずっといい) 宅配屋は運んでこない あいつが俺の敷居をまたぐ日は永遠に訪れない だったら会いに行かなきゃな 俺には2本の脚があるし まだ遠くない耳もあるし あんだけ働いたんだ、金もあるだろ はかどりそうだった仕事ブン投げて はおりかけてた制服丸めて 携帯を百舌のハヤニエにして 財布とギターをダイハツムーヴに乗せて あいつの歌をフルボリュームで、脇道から国道5号へ ああ、なんか神様、 あんたが居なくても人類存外 好きに楽しくやれるみたいだ
43 :
名前はいらない :2011/01/15(土) 17:02:03 ID:FvlUb1Qh
鳴り止まない さっきから鳴り止まないよ これは何だ? どうしてこうなった? そうだ、電話だ 相手はわかってる。 会社なんだろう? 明日も土下座か
44 :
名前はいらない :2011/01/15(土) 18:35:04 ID:GJO9+1rR
>>42 ヲマエ… 不慮の事故だったんだよ!
傷口に塩を塗りこんでんじゃねえよ!!ヽ(`Д´)ノウワーン
暇ならさっさとクリスマス(今更な日付になってんじゃねえの プ)の続き書いてこいよ!!
あれ、中身は結構うっすいんだけどヒキは巧いよなー
週間少年ジャンプの連載でもしてんの?
>>44 ミスチルをコンセプトにってのが早速良く解んないや^^
とりあえずミスチルはミスチルをコンセプトとして楽曲作りをしてるわけじゃないんじゃないかな。
まぁコンセプトって単語をおいといてもさ(w、
ミスチルを目指して書き続ける限り、ミスチルのスタートラインに立つことも難しいんじゃなかろうか。
彼らが何を見て、何に心動かされて、何に掴み掛かったのかを良く見て、その上で
君が見たいものや、心動かされるものや、掴み掛かりたいものと近似しているなら沿えばいいし
違うんだったら違うものを追わないと楽しくないし、
カッコよくも楽しくもなんないキガシタ
47 :
無名兵士 ◆O7UREK3bSQ :2011/01/16(日) 10:00:21 ID:hTwr4AjT
肩の力 抜いていきたい 余計な思考 余計なモノおおすぎて 俺は俺の肩に余計な力をこめてしまいそれは 自分自身の中にさえ 余計な邪魔なモノを生む 自分自身にさえ飴と鞭 揺さぶりをかけて楽しんでいるような始末 かるく ゆるやかなカーブを描くように 鎖骨にかかるシャツの布が どうしようもなくうっとうしくて 余計なモノすべて捨て去ることもできない 余計な邪魔なモノたちそれは 俺自身を形成する一部 捨て去るなんてとんでもないと うそぶき 乾いた感じで笑ってしまおう
48 :
名前はいらない :2011/01/16(日) 11:24:13 ID:VvdAsu/U
母のように優しく 父のように厳しく 姉のようにしたたかで 弟のように無邪気に
49 :
無名兵士 ◆O7UREK3bSQ :2011/01/17(月) 22:57:58 ID:2X0GtS2y
「オープンカー」 天気のいい日は屋根を開けてみよう そうすれば この世界がどんなに広くて どんなに道が開けているかが分かるかもよ 太陽 風 時には雨 でもね オープンカーに最も最適な天候は 雪 これに限る 夜の雪の中オープンで走る これはまさに別世界の快楽 人生のうちで一回くらいは オープンカーに乗ってみるのもいい
50 :
無名兵士 ◆O7UREK3bSQ :2011/01/21(金) 17:53:21 ID:R3Ob487e
ノドが痛いね 軽く風邪ひいたかな 風邪はどうってことないよ 僕はたいてい冬の間はずっと風邪ぎみ でも 桃やみかんの缶詰を食べればなおるかも
「アルバム」 彼女が小さなアルバムを取り出し 見て面白い私がいるからと渡す そこには ちょっぴり面影ある彼女が笑顔で写っている ワンピースを着た彼女や 仮装した悪ふざけな彼女 周りにはそれを見て 笑っている人達 思わず見入ってしまったけれど 断然 今の方が数段美人 今は全白髪だけれども 全然今の方が美人だよ 沢山の苦労を笑い話に出来る彼女は 今現役のアイドル
52 :
無名兵士 ◆O7UREK3bSQ :2011/01/25(火) 23:49:17 ID:eZDzfE9X
ただの風邪だと思ってたら インフルエンザだと しばらく仕事は休めるけど 家でじっとしてるのも退屈なもの それにしても どこでうつされたものか 意外とつらくはない これが今年のインフルエンザの特徴らしいけど 患えば思考も弱気になりがち ふふふ お得意の自嘲 しばらく休めってことかな ま きらくにやるさ
[倦怠期] もう終りなのかな、と思った 俺の寝起きはまた悪くなった 飛び起きてあんたの曲を聴くこともない 近頃聴いているのはUKのやつ ジャックナイフみたいに愛はないけど 鋭利でクール、キャッチーだ 他の奴の歌を聴くという行為は 今の俺にとって勇気がいる 不用意にかけたその一曲が あんたのそれより良いかもしれない そしてそれ以上にリスキーなのは あんたの新曲を聴いてみること 変わらないあんたを、多分俺は尊敬しない 変わったあんたを、多分俺は受け入れられない 不安だ 不安で不安で不安で不安で、不安で不安で仕方ない まだあんたを好きでいるところの俺は不安で不安で堪らない 聴かないでおこうかな、軽蔑しちまうくらいなら 聴かないままでおこうかな、嫌いになるくらいなら そうすれば少しくらい褪せても あんたは俺の英雄でいられる 懐かしい頃の神様で はるか昔に好きだったもので テレビとステレオは黙っている 外の鳥の声がうるさい
ブーツをつっかけ ケン、ケン、ケン ドアを開けて、施錠 ボロボロの鉄階段を下りながら 気づけば歌っていた あっは、馬鹿みてー そん時ゃそん時、好きにすんだろ くっくっくっくと 喉の奥で笑いが止まらない その足で俺はコンビニに行った ふざけた色彩のチープな予約チケット でも例え金箔の塊だってこんなに俺をドキドキはさせない 昼下がりの汚い8畳 俺はチケットに何度もキスした
55 :
◆O7UREK3bSQ :2011/01/30(日) 00:15:50 ID:qbxcJtzN
すべてを捨てたいと願う夜 俺の絶望にだれかの狂気を足してみても とどめの一撃となるほどのものは生まれなくて たとえば詩を書きたいという欲求そのものを捨てなければいけないのではないかと 目的を捨て何もしらない赤ん坊のころまで精神を後退 いやこれはこの場合成長であるといっていいだろう なぜなら 身に付けたものが余計なものであるかどうかは身につけなければ分からない そしてそれが余計なものであったという判断は何物にもまして価値のあるものだろう それならば すべてを捨てることは
56 :
名前はいらない :2011/01/30(日) 20:36:29 ID:v5QLvjNl
ただただ もどかしい 奪えるものなら 奪えるものなら
[ 洪水 ] 起きたら 俺はノアだった ベッドの上の俺だけ無事で あとは全部水浸し マンガに アンプに CD 書類 雑誌に スーツに フラッシュメモリ 床に放ったあらゆるものが 季節外れの水遊び そうだった これだった 表層が干物じみてきても 喉に紙やすりがかかっても 加湿器を使わなかった理由 忘れてた 陰鬱な過去を 葬ってた あの日の惨禍を 面倒くさいとかじゃなかった 夢 だろうな きっと俺はまだ寝てるんだ 起きたらまず あの腐れ加湿器のスイッチを切ろう 方舟に戻り ハッチを閉める なに 100日もすれば 陸が見えるだろ
58 :
名前はいらない :2011/02/05(土) 11:20:41 ID:okHQOIlJ
イカロスの羽 パタパタと まるで早死にの芸術家のよう 人はいつかは死ぬんだな
59 :
名前はいらない :2011/02/05(土) 23:20:22 ID:xxqZFWKM
ふらりと立ち寄った山道で 古びた神社を見つけたよ 山のくぼみをそのまま利用して その中にご神体の像が鎮座している 賽銭箱に10円投げ入れて 何かを願ってみよう 近くには小川のせせらぎ きれいな水が流れてる ヒトは自分だけ 近くからはガサゴソ音がする イノシシの気配 たまにはこんな休日もわるくないよね
60 :
名前はいらない :2011/02/07(月) 09:28:31 ID:tX7rbF+Q
一人の休日 いい天気だな 心も今日の天気みたいに晴れ渡れば爽やかな気分で過ごせるだろうに… 自ら口に運んだものはとても不味くて 頭痛に変わる 当たり前の事さえ 出来なくなってしまい それは日常にもあらわれ あなたなら大丈夫だなんて なにを見てそんな事が言えたのか どうやったら這い上がれるのか…
61 :
名前はいらない :2011/02/07(月) 23:31:00 ID:/opr9OMc
わたしの手がつめたい なぜか右手がだけがつめたい でも あったかい左手と逢わせると 右手は幸せを感じる では 左手は不幸なの・・・ いいえ 左手は右手が幸せを感じれば それでいいのです さっきまで あったかかった左手も 熱を奪われ わたしの左側で 平然としているのです
62 :
名前はいらない :2011/02/08(火) 15:32:48 ID:l1UWU3hp
この世には「わたし」と「あなた」しかいない もし「わたし」が居なくなったら この世は「あなた」だけになる 「あなた」だけの世界で「わたし」を探す? 「わたし」を探すフリをして「あなた」を探す? いつか気がつくことでしょう 別の誰かが「わたし」になるまで
むむ
64 :
◆O7UREK3bSQ :2011/02/10(木) 00:51:06 ID:DUxDHJz+
食べ物を自力で つくれるようになりたいな たとえば畑がほしい 野菜やくだものを自力で作れれば便利だし それに いまの平和な世の中がいつまでも続く保証はないからね 自分の食べる分くらいは自分で作らなきゃ そうはいっても畑をつくる土地がないからなあ こまった お手上げ状態 平和な世の中が いつまでもつづくように祈るしかないかもね
65 :
ポエム田ポエ子 ◆POEMDA16vM :2011/02/10(木) 18:09:24 ID:hLO2ukzk
「今朝の黙示録」 朝にはいつも うんこの詩を歌う 今朝は呪うように 叫んだ やわらかな疣の子を 怒り膨らませないように 必死に身を震わせて 我慢した今朝のうんこが 明日の便秘を誘う アンダン ダラー アン ダラー 死ね死ね団の 跫音が聞こえる
66 :
◆O7UREK3bSQ :2011/02/13(日) 01:30:45 ID:WldWCeJd
ろうそくに火をともして こたつの上に置いてみる ろうそくの火 なにかがやどっているように見える それは 力の存在の象徴のようであり また 闇の中ひときわ光り輝く生命のともしびのようでもある ろうそくの火はろうそくの火にすぎないのだけれど それ以上のなにかの存在を感じるね
67 :
名前はいらない :2011/02/14(月) 02:00:14 ID:6zB0QH6+
ちんぽをはめたおんなのまんことけつのあなをながめながら こしをふるおれは いかれてるぜ よがるおんなのちちをわしづかみにしながらまんこにゆびをいれ かきまわしてやったのさ あっはっはっ
68 :
名前はいらない :2011/02/15(火) 18:38:59 ID:UEx/0JZR
いつも今日みたいな 穏やかな気持ちでいれたら… うん 今日は1日があっという間だったんだ 沢山笑えた気がするよ いろんな意味で ありがとう
69 :
名前はいらない :2011/02/22(火) 00:51:22.04 ID:zfWTMxte
けつをもっとあげい つきよにむかってあげい こよいはおぬしのけつとわしのちんぽでもちつきじゃ ぺったんぺったん ほーらほらほら もちつきじゃ
70 :
名前はいらない :2011/02/22(火) 01:45:36.68 ID:ib5ve0u7
もっと笑っていいんだろうけど こんな泥まみれの拳を 空に突き上げるわけにはいかない 背筋を伸ばせよ 顔を上げろよ 明日からお前が 地球を回していくんだろ って きっと君はそういって怒るんだろう 勝ったのになんで 泣いてるんだろう 敗者を殴るための拳だったのか 弱者を蹴落とすための足だったのか 今じゃもう両手広げることも 大地走り回ることもできないんだ
何かの存在を感じる いいかげんで 適当で 世の中のありとあらゆることは全て遊びだと思っている そういう存在 そいつが 俺をもてあそんでいる とてつもなくめざわりで とてつもなく憎い そいつがそいつでなければ 俺は俺を苦しめることも ましてや他人を苦しめることもない そう思えば 今首筋にあてたこの刃で俺の喉元をかき切ることは あながち間違いではないようにすら思える やめた 死を実感したら生への欲求を再認識できた 俺自身の闇に俺が引きずり込まれてどうすんだ 肩を回して力を抜いて深呼吸 ふふふ いいかげんで適当でいいじゃない 世の中のありとあらゆることは遊びだからね 俺はもっと もっと遊びたいよ
72 :
名前はいらない :2011/03/05(土) 04:36:45.34 ID:YwvJ9amm
73 :
名前はいらない :2011/03/06(日) 00:55:22.68 ID:N9Komi9a
君はどこに消えたの?
74 :
鍋参 :2011/03/08(火) 08:19:37.17 ID:A5xLPvYb
マリーラ 扇子はどこにしまったのかとふと頭によぎる。 ベネズエラの活動家は雄叫びを上げた。 君の海馬は生暖かく、ゆるりゆるりと放たれる。 あと5年もすれば光に包まれるだろう。
75 :
FAR EAST MUSIC :2011/03/08(火) 17:02:16.03 ID:uNFdytjR
76 :
名前はいらない :2011/03/08(火) 19:09:31.27 ID:t92Flocq
77 :
名前はいらない :2011/03/09(水) 07:09:51.32 ID:DqLgSjgh
78 :
名前はいらない :2011/03/14(月) 07:27:25.16 ID:P1CxBdzH
79 :
名前はいらない :2011/03/14(月) 09:46:15.94 ID:FgIloP5n
「朝一番の若者」 捩切れるような はち切れるような 体の中心にある 生命の源 突き刺したいほど やり場のない怒りを どこに向けよう 力を込めて放っても 未だおさまらない
80 :
名前はいらない :2011/03/14(月) 22:19:49.14 ID:96Ab4smr
のぞき見をしているわけじゃないけどキミを見た いつもの白い毛とシッポ モフモフ動きながら庭を歩いていた こんな時だからこそキミを窓から見て ボクはホッとする
81 :
名前はいらない :2011/03/14(月) 23:35:49.15 ID:n1aOWgaL
82 :
名前はいらない :2011/03/15(火) 07:55:49.88 ID:7lbP4748
83 :
名前はいらない :2011/03/16(水) 04:32:43.20 ID:NE/KGeF9
84 :
名前はいらない :2011/03/16(水) 04:34:38.69 ID:jMPaFP6H
85 :
名前はいらない :2011/03/18(金) 16:43:03.25 ID:CYHiMguA
86 :
名前はいらない :2011/03/19(土) 04:50:51.84 ID:39Iie3r6
僕の鍛えた胸板で君のアレを挟んであげる…
87 :
名前はいらない :2011/03/20(日) 11:57:29.45 ID:SS5XXC8j
「頭蓋骨」 頭蓋骨が重い 息子に支えてもらいながら水槽を見ている 彼はボクの重い頭蓋骨のサポート役 今日は水族館に来て、さっきからずっと支えてくれている 時々彼は 「重くない?」と肩の上から話しかける ボクも軽く首を動かして「重くないよ」と言ってやる マンボウの水槽見たら、次はクジラの水槽に行こう 小さな手の温かさを頭蓋骨に感じている 彼は、時々直すようにボクの重い頭を持ち上げる おまえの手がしっかりと頭蓋骨を支えている分、 ボクはおまえの小さな足をしっかりとつかんでいるよ まるで二人三脚だな 頭蓋骨の重さを彼に軽減してもらいながら水槽を眺めた
たとえばそれは恐怖なのかもしれない あるいははるかはるか昔俺が子供だったころ押し殺した感情 そのほころびが 何かを投げかける かたわらを歩いてくれていた犬が突然動かなくなり 俺はさよならを告げる余裕すらなかった ただ そのくちびるを水でしめらせることしか 悲しみの理由を探してもそれはあまりに理不尽すぎる 感情を凍りつかせることができれば悲しみを感じることもないのだろう
猫は猫で大変で 眠りについた俺のふとんの上で俺の顔を覗き込む だから俺はその目を見返してみた この時ばかりは俺の目に深淵に潜む異形のもののような闇が宿る でも猫は微動だにしないでそのまま眠ってしまう 猫にとって暗闇はお手の物 俺の闇など猫にとってはどうということもなく ただ喉を鳴らしてそのまま眠りにつく 俺もそのまま眠るけど 猫の重みでなんだか少し寝苦しい
想定してあるから大丈夫だよ 俺か あなたか どちらかが 自分の命が流れて地面にしみこんで あるいは 地面が 脱ぎ散らかした靴下みたいに裏返しになって そこから 異形の この世に咲いてはいけないもう一つ向こうの花が咲いて それを見たあなたは肩をすくめる 俺の足元にすり寄った猫は額の匂いをかぐことを許してくれるだろうか?
91 :
◆O7UREK3bSQ :2011/03/22(火) 19:40:01.67 ID:Nlz4srR/
おかしなことを言うんだね だって この世はあなたのためにある いやいや本気だって もしもの話だけど あなたが死ねばあなたの宇宙は消滅する ここまではわかるね?で もしもの話、これがもしもの話でなかったとしたら? あなたが死ねばあなたの宇宙が消滅する これが事実だとしたら? すべてのモノはあなたを よろこばせたり 苦しめたり 怒らせたり ただ そのためだけに存在する そのほかのすべての要素はおまけに過ぎない これは 当たり前すぎるので 誰もあらためて口にしたりしないんだ
"フォールダウン" カタルシスは降りてこない カタストロフィは跡形も無く 誰かの心を壊した ここではないけれど 空っ風が吹く サボテンの生えた道に 平坦な道が続いていく 遠くで 雲間から光が漏れて 天使が召されていった 羽はもぎ取って 捨ててしまった ワッカは光らなくなって 消えてしまった きっと僕は いつか失敗して 決定的に堕落した でもどこか もっと豊かなところで 君は歩き続けていると どこかとても素敵な場面で 君が昇っていくと ずっと 携帯ラジオは 砂嵐に時々 悲鳴や歓声を混ぜる いつもの幻聴でないのなら 嬉しいと思うけど カタルシスは降りてきた カタストロフィは跡形も無く 誰かの心を変えた ここではない どこかで
それは得がたいモノであったのかもしれない 無数の自分自身を蹴落として獲得したのかもしれない なぜなのだろう なぜ自分は 今この場にいるのか 今でなければいけなかったのか ここでなければならなかったのか そこにあるものの価値 昨日までは気づかなかったモノ 突然それがわたくしの心をとらえる そしてわたくしは これから先自分自身に耐えることができるのか 大丈夫なのだろうという確信もある 自分自身というもの これはこれでなかなかにしぶとくできている
94 :
小人 :2011/03/26(土) 02:02:08.11 ID:RlhM9lTF
樹が 刻一刻と生成消滅し変化する様よ 葉を洗う雨、樹を照らす月と太陽、根を支え全体を育む土、枝を揺らす風 樹を樹たらしめている生の全体性に驚く 宇宙の全てのひとつひとつはその樹が樹であることに一役買っているのだ 何かひとつでも欠けたら世界はなくなる 一羽の胡蝶の羽根が かすかに震える 微細な空気の振動が 地球の裏側の国に嵐を巻き起こすのだ 超膨大なる怪物的に微細な関係性の網の目の中で生命は奇跡的に息づいている ああ、不思議さよ!神秘の中の神秘よ! 霊感の息吹きはいつでもぼくの目の前で沸き上がっては消えていく 沈黙の声をただひたすら感受するのだ 声を聞いたときぼくは涙を流し ただ存在の畏敬に震えるのだ
95 :
名前はいらない :2011/03/27(日) 13:09:43.79 ID:rplNmtsM
嫌われ者 あちこちでいつも揉め事 悪口大好き 噂大好きしかし 何故か善人ぶる 人に取り入るがみずぼらしい貧乏神なので触らぬ神にたたりなし 裏で壮絶な悪口を言う汚らしい口に皆唖然 他人を利用する事しか頭にない 喋れば喋るほどボロを出し信用すらされてない ある女は彼女の上司にリーク 何処に行っても鼻つまみ 子供の頃から白い眼で見られ 今の貴女なのでしょう
96 :
名前はいらない :2011/03/27(日) 21:39:34.69 ID:78AxiVtE
心の底から恐怖を味わっているうちは、悲しまないし苦しまない。嬉しいや楽しいじゃあ、次に来る感情を予測してしまうから、駄目なんだ。 恐怖は、快楽だね。
97 :
名前はいらない :2011/03/27(日) 22:52:08.83 ID:rplNmtsM
洗い流したい こびりつく汚らしい汚れ 悪いものを洗い流す
98 :
名前はいらない :2011/03/28(月) 20:59:25.12 ID:3cAcTuBT
カラスがいない あの地震のあと姿を見かけない 奇妙なこともあるものだと思いつつ何日か過ごす いつも家のまえでカーカーと鳴いていたカラス さらに何日かの後、夜中に不思議な夢 瓦礫に泥にまみれた幾多の死体の上に肉片をついばみ 空には黒い輪を描いて飛んでいるカラス ...そうか、そうだったのか
"タートル" 忍者になれるって 言ったよね あれは嘘だ 現実は実につまらない 何もかもゆっくり降ってくる 世界を一周して 全てに滞りなく そこに終わりは無い 欠乏の可能性があるだけだ 今までと変わりない ひとつ加味されただけで たぶん 想像力なんてのはいらなくて 思考力もじゃまっけで 事象に対する無責任な リリシズムだけが これからも君を救う 忍者になれるって 言われたよね 覚えているなら 夢をどうか捨てないで そうだ モヒカンヘアーにするの止めた ソフトモヒカンで妥協しよう 事故に対する無理解な ニヒリズムだけが いまからの君を救う 水槽の中の亀は 呼びかけに答えるでもなく いつもと変わりなく 過ごしてる
100 :
名前はいらない :2011/04/05(火) 06:08:21.66 ID:A8Ke6B80
『今朝』 百の朝 千の朝 一万の朝 百万の朝 千万の朝 一億の朝 目覚めつづける 今日一日の 一度限りの朝として 今朝が目覚めた そのように
101 :
◆O7UREK3bSQ :2011/04/08(金) 16:32:23.89 ID:CQbDigKS
それがほしい さっきまでこれであったそれが うつろいゆくもの いつまでも いつまでもうつろいゆくもの
102 :
名前はいらない :2011/04/13(水) 00:15:11.44 ID:wHwKUbqi
軽音学部のあの娘は高校一年 入学してからピアスを空けた。髪は戻して黒色。実は本当はツインテールがよく似合う 最近初めて一緒にいたいって思える彼氏ができた。優しい野球部の彼 いつも頑張ってる彼を支えてあげたい。友達とは愛とか恋とか日々語り合う。会えない日には寂しいよ…って。今まで「どんだけ会いたいの」とかって友達とネタにしてた西野カナの歌詞すら今では少し共感もできたりしちゃうの。
"海" この寂れた島に 古い友が訪ねてくる 少し翼を休めて 愛する人の元へ飛び立つ きっと君にとって 僕は古い記憶で 安らぐ以上 進むために 得るものはないのだろう 時間は経っていく そしてそれに慣れていく 誰が主役とか 脇役ではなく そのもとして それぞれに続いていく 晴れ渡った陽光の下 新しい空気を吸いながら 薄暗い海を泳ぐ 脂肪が落ちてきて 泳ぐための形になってくる 脳が純化されて 沈まないことだけに集中する 遠くの雲間では 福音が光の筋として 降りてくる 僕は時々 浮かび上がりながら それを見つめて また泳いでいく 暗い海中と 薄暗い空の真ん中 沈まないことだけに集中する
2011 どこかの独裁者が 悪あがきして ミサイルが飛び人が死ぬ 津波が怒号とともに たくさんの誰かを押し流す 優しいあの人が それに涙を流して 汚染された海に混ざる 万能のはずの科学が途惑っているうち 飛散物が悠々と 新たな生を蝕んでいく 責任を求める大衆 責任を取らない大衆 誰かを血塗れにして溜飲を下げる こんなこと間違ってると思いながら 心を訴える手段は 定型化して自粛のゴミ溜めに 心を縋る対象は 腐食して金儲けの道具に 単純で素晴らしいことは 誰かの作った複雑な事情に 理性的なあの人は 野蛮な理不尽に飲み込まれた 見ているだけで 次々に梯子は外されていき 未来は狭まっていく
アフリカでなくとも被災地でなくとも 足元には常に不幸が転がっていて 弱ければ踏み潰すことが許され 踏み潰すことを笑って見ている 笑って見させられている 確立されたやり方に死んだ目で従い その死んだ目を見せることを許されない だけど聞きたくないでしょう 聞かせる必要もないと言うんでしょう 誰もが十分知っているつもりで 誰もが少しも知りたくなくて 僅かな声すら上げるのも躊躇い 迷って怖がったまま 疲れて白けたまま 何かに縋らないと 自分の足で立てない 縋った何かは 垢まみれで汚れていた それは親切な誰かに 整理された知識で丁寧に教えられる だから手に入れて汚れたらすぐ捨てて 手に入れたらすぐ捨て続けて 悲しくなって真理を求める そんなものどうでもいいくせに 無いと分かっているくせに 忙しい日々に身を委ねて 多数用意された直裁的な快楽に身を委ねて 整理されたルーチンワークを使いこなし 批判的な声には耳を閉ざし あぁ テンプレート化された批判や咆哮を どこかの誰かのように 短絡的に繰り返す まるで一面的なこの断罪の様に 消耗を避け 快楽原則に従い 思考停止して日々やり過ごす
あぁ それでも 汚れきっていたとしても 幾重にも根ざしたあなたの実感は 積み重ねたいのちは きっと何者にも奪えないのでしょう ミサイルが落ちてきたその時も 家族が空へ昇っていったと分かった時すらも そよぐ風に包まれて 静かな雨音を聞きながら 優しい日差しに照らされて 誰かに手を握ってもらえた 誰かに愛してもらえた その記憶が 触れ合った心が 例え一方的な幻想だったとしても 下卑た下半身の産物だとしても 夢見た黄金の未来を 不意の暴力が握りつぶしたとしても 幾重にも根ざしたあなたの想いは 気高く積み重ねた毎日は きっと何者にも奪えなかったでしょう 機関銃で穴だらけになったその時も 孫と流されると分かった 瞬間すらも 温かいその手を離さなかったのだから 硫化水素の篭ったバスタブを 開ける時でさえ 息子への愛を疑わなかったのだから
大いなる正午だって 力への意志だって 誰かが言った 価値観の平等化した世界で 立場を選び取れと 誰かが言った とりあえず その理性的な正解を 為しうるだけの根拠も 自信も強さも 永遠になさそうなのだけれど いつか ずっと遠く 僕でない誰でもいいから 他人を信じられるとしたら 人間同士分かり合えるのなら ついでにもっとその先に 人でない沢山の命とも 分かり合えたのなら 遠い未来に 君らはきっと手を取り合って まだ見ぬ誰かを探しに 暗闇の宇宙に出て行く ここではないどこかへ もっと素敵であるはずの まだ先の明日へ 哲学や理論を超えた 誰かとの実感を抱えて ひとつに繋がった 何千億もの善意に押し出されて 全てを超えていく そんな気がしないこともない
108 :
名前はいらない :2011/04/28(木) 02:59:41.78 ID:3hHddmLU
退屈なラジオみたいに 的外れなリズムの鼓動 不意に涙がこぼれ落ちる またハズレた天気予報 相槌ばかりに気を遣う モグラ叩きのコミュニケーション 分かり合えず夜を迎え 袋叩きの孤独 マイナスとマイナスをかければプラスになるロジック そんなもん通じないくらい寂しさは共鳴していく さあ、ここでパーティーを始めよう つまらまいやつだけ集まって 人の繋がりの煩わしさを感じ合おう さあ、みんなで飲んで踊ろう 明かりを消して顔も消して 音楽で声を消せば話すことなんてない そして一人ベッドの中 今日もまた孤独にほっとする
109 :
名前はいらない :2011/04/28(木) 12:17:36.91 ID:GDvNpx3S
僕は言った 人間は地球を汚すから居なくなった方がこの星はもっと美しくいられる 彼女は言った でもその美しい地球を誰も見られないのは悲しいことだわ 彼女は盲目の少女 私は愚かな若者
110 :
名前はいらない :2011/04/28(木) 15:24:22.99 ID:7Ug1bz2o
少し疲れただけ 立ち止り自分を見つめる 考えたり 悩んだ でも やり残した事多い だからもう一度…
"バラバラ" 生きる意味は無い 生きたいという心だけだ って知らないけど きっと誰かが言ってる 汚れずに 手に入れられる 純粋などない 他を受け入れずに 手に入る 安寧など無い ってこれもそうだろう 僕は受け入れて 欲しかった 僕を受け入れて いなかった 今でもずっと許せないまま 許されないまま 春の陽光の中 あの人の手を払ったことも 夏の爽やかな風の外 目深に被ったキャップも 秋の紅葉の上 誰かの想いに泣いた時も 冬の静寂の下 彼を空に見送った時も 全て自壊していて ずっとバラバラなまま たぶん それが僕なんだ ああ 何度でも手を伸ばそう できる限り助け合おう 伝える努力を可能なだけしよう 何度でも 何度でも何度でも ずっと幾度も
112 :
名前はいらない :2011/05/06(金) 02:00:58.45 ID:1NqFqoTN
"ゴースツ" 色んなことを受け流せば 毎日の感覚は正常だ 居眠りをしながら 少しずつ死んでいく 静かに変わっていく 嘆いている暇も無い密度で 確実にこの世界から 削りとられていく みんなが眠っている家 ひとり外で手をすり合わせて 灯油を入れる 幸せで不幸せでも 僕も気付いたら 年老いていると思うんだ 分かれ道なんて いつもあとから気付くだけ 見上げると 勝手口の電灯が 何かの啓示のように思えた この明かりの下は あまりにも静かで 何もかも止まっていて 春の息吹が聞こえて 冬が微笑んでいた ここに祈る 未来に続く一本の道が 決して狭まったものではないことを 未来を閉ざされた彼が 幸せな道を歩んできたことを みんな今日は眠りたいと言うんだ 僕は遅くまで起きていたいから ずっとここで待っているよ この体が勝手口を閉め 電灯を消した後も いつまでも 君と一緒に
113 :
名前はいらない :2011/05/08(日) 17:02:55.97 ID:0j8+xPSl
タコの足 東の空から 荒波の上雲間を裂いて 朝日が差し込んでいく 願わない そこに留まるつもりはない 今日を願うつもりはない 同情されるのはごめんだ 痛みは続いていく 海は流れていく 軟体生物の足は千切れて 高波の向こうへと 本当のことを伝えようとして 血反吐き散らした文面を破り捨てる 美しくか細く儚い希望 誰かにくねられて捨てられる 誤解されて 曲解に身もだえて 断続的な小さな痛み ずっと飛んで来る それは幸せなことだろう 苦しむことは惨めではないだろう 留まってしまう方が惨めだろう 願ってただ叶ってしまうことは 苦しみ続けるより よっぽと悲惨だろう タコの足は 浜辺へと流れつき 硬化して太陽に反射している 本体の方は生きてるのか 死んでるのか分からないまま どっかでたぶん 浮かんでる
114 :
名前はいらない :2011/05/11(水) 01:36:13.73 ID:uL4fccHm
君の誕生日に花瓶を買った コップみたいな小っちゃなやつを 気付けば入りそうな花なんてなくて いつか君がしてたように原っぱで摘んだ 君が暮らす部屋のどこかに この花瓶は居場所を見つけるかな ほんの小さなスペースで邪魔になることもなく 幸せに育まれもせずに 値段なんか付けてもらえない汚れた花 そんなんでも君の暮らしを彩れるかな 君の生活の中 そっと枯れて行く僕は ドライフラワーにでもなって残れるかな ただの入れ物の花瓶だけでも そっとそこに残れればいいな
115 :
名前はいらない :2011/05/18(水) 11:42:26.43 ID:DkOFBjgX
児玉清のいない朝 朝だ。 朝だから仕様がないンだ、 新しい朝が来た 希望の朝だ
116 :
名前はいらない :2011/05/19(木) 19:05:30.89 ID:z4vSJPxJ
明日 朝 目覚めても 私は私のまま 息苦しい 楽しい 密かに前向きな復讐は終わってしまった
117 :
名前はいらない :2011/05/28(土) 23:54:16.08 ID:pw46mtHe
"二重見当識" 窒息しそうなほど感じていることはウソで アスファルトの上には何もない 意味のない孤独な毎日は 膨大な妄想に埋まっている それを理解したんだ 僕はもう一度 君たちのよう 自らのため 都合がいいよう 狂っていこう 何もない 二重見当識が解かれた所で ここには何もない 途方もない孤独と どうしようもない脆弱さだけが残る ルーチンワークの日々と 過ぎていく時間だけ残る 僕はもう一度 君たちのよう 自らのため 希望を持ち どうしようもないほど 歪んでいこう 窒息しそうなほど感じていることはウソで コンクリートの中には何もない 意味のない騒がしい毎日は 見当外れの恐れに埋まっている それを理解したんだ 僕はもう一度 君たちのよう 自らのため 立場を持ち 二目見られないほど 酷く老いていこう 僕はもう一度 君たちのよう 自らのため 繋がりを持ち 二目見られないほど 酷く生きていくから
118 :
名前はいらない :2011/05/29(日) 00:17:49.49 ID:kkeUDJnm
"心の外" 騒がしい脳味噌 のことは誰にも分からないけれど あまり縁のない寂しさと 心に空いた穴のことを 称しても良いらしい 君は掻き回され かき乱され 狂っていくことも 正気に戻ることもできず 次第に離れて行った 雨が降り 日が照って 風が吹いて それをあばら屋で防ぎ 心に平静が訪れるのを待っていた 手に入れた安寧はただの孤独によく似ていた 流れ着いたのは宇宙の外側 どこかの流刑星の荒野で サボテンを煽ったって虚しい 禿鷹を罵ったって哀しい 誰かから教えられた地獄を 映し出していた上空のスクリーンは壊れ 今は砂嵐が流れている 最初から知っていたろ 街の外には 人の外には 心の外には 求めるものは 何ひとつないことを ここにはだいぶ昔から ポツンと君がいるだけだ 本当は破れた雨除けの下 路線図が掻き消えた 錆びたバス停に座り続ける 人型のオブジェがあるだけだ 雨除けの上に時々 温かい愛の雨が降り 壊れたスクリーンに希に 永遠の別れが過ぎる それを苔むした君は 開いた口を空に向けたまま 寒々しく眺めた そうして何もかも過ぎ去っていった
119 :
名前はいらない :2011/06/01(水) 09:29:30.83 ID:zBJOG7FS
「夢無き労働と焦燥」 日々はいつの間にか明日になっていて いつも僕を焦らせる 何もしない日々はいつの間にか明日になっていて いつも僕を焦らせる 好きな事をやる休日はいつの間にか明日になっていて いつも僕を焦らせる 今日のバースディでいつの間にか歳を重ねて焦らせる 僕は生きていくだけなのに何故こんなにも焦っているのだろうか 答えは月曜日が知っている
120 :
名前はいらない :2011/06/05(日) 00:13:09.82 ID:CRI/ySWP
"君のこと" ただ決まっていたかのように 全て定まっていたかのように 自然に手から離れて どこかに行ってしまう 君のことを失うべきじゃなかった たぶん失うべきではなかった たまにそう考えてる しごく平坦な日々 ただ決まっていたかのように 全て定まっていたかのように 時間に奪われて どこかに消えてしまう 少し狂っている立ち居地 多く喋りすぎたそのあと 敬虔な毎日を送り続けた そのあとの普通の事柄 君のことを失うべきじゃなかった きっと失うべきではなかった だけど必然だった どうしたって失った 後悔はほとんどない 僕は謙虚になって 少しの胸の痛みを 転がしている
121 :
名称未設定 :2011/06/23(木) 17:36:23.90 ID:73O0Z/uE
"名称未設定" 朝起きて君を思う 遥遠くに君がいた様なきがした 二人歩いてたあの日も喧嘩した事も笑あった事も君を忘れられない 手が届きそうでどどかない 君は僕の星僕の希望 そんな君の顔が見たい 嘘でもいい偽りでもいい 君の笑う顔が見たい そやって僕は君の方へ 走り出す 君と僕の間の赤き運命の糸たどって 君の方へ 一回でいい一生に後一度でいい 君の声が聞きたい 心なんて篭ってなくていい もう一度やり直そうなんて言わない でも、これだけは言わせてほしい聞いてるふりだけでもいい、聞かなくてもいい、だから、せめて言わせて「お前の事が大好きだ」
122 :
名前はいらない :2011/07/05(火) 12:27:24.88 ID:sq8sIQG7
"可笑しな" 午前三時の無言電話 こちらも無言で ふと言いようのない 可笑しさに陥った 僕が喋るはずだった言葉は 喋るはずのなかった言葉を すでに超えはじめている それが分かったから 超過した責務 放棄した債務 肥大した自意識と反して 感覚神経の鈍った身体では 何一つ壊せないし どこにも辿りつけない 放言を繰り返して 小さな自分が剥き出しになるだけ 何も喋らない 大きな人たちに泣きたくなるだけ だから大丈夫 どこに行っても もう大丈夫 それは独自すぎて 誰にも受け入れられない 君は誰にも理解されない それだけは確かだから もう大丈夫 あとは背負えるかどうかだけ どうしようもなく可笑しな自らを できるよ 簡単だよ 大丈夫だよ まだ変わっていけるよ 僕らでさえ 午前三時の無言電話 どちらも無言で ふと言いようのない 嬉しさに陥った 僕が伝えるはずだった言葉は 伝えるはずのなかった言葉を すでに超えはじめている それが分かったから
123 :
名前はいらない :2011/07/09(土) 13:55:17.74 ID:ezZPC5X2
"白昼夢" 半そでのセーラー服を着た 君が話しかけてきて 僕は大事なことを 伝えようとして いつもそれは終わる あの頃僕らは若くって 空は青くって 夏の香りがして 焼けた君に ドキドキした この地球の うん十億人に よくある話 大事なものをなくした と思うことに腹が立つ 雌として雄として 理性ある人として 分断され 遮られていることを 今はそれなりに 知っているから ああ 白昼夢よ 君は夢だ ただの夢さ 暑すぎてこんがらがった 頭が見せた イカれた願望だよ 大事なものはここにある 纏わりつかれて 引き剥がされて 壊れつつも ずっと 胸の中にあるさ
124 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/22(金) 22:31:11.27 ID:BpmG9GK4
気にしない 気にしない それが僕の口癖さ 何があったって気にしない 受験で落ちてしまっても 会社が潰れてしまっても 大丈夫 気にしない気にしない また最初からやり直そう そんな気分にしちゃうんだ だから驚いた こんなときでも気にしないが出てくるなんて まぁいっか 気にしない気にしない そうして僕は君の首から右手を離した
"敗北" まあ負けた なんか色々負けた 目の前の敵や 見えない敵と 戦いつかれて 矢も折れた やがて時は流れ 戦ってないけど まだ負け続けてる 戦ってみても あんまり勝たない やばい 超やばい 負けるのも そのうち面倒なって ほったてたイカダで あてどなく流れてみた 見捨てられた廃墟島 幽霊たちの集会場 たどり着く 月明かりの下 亡者とか骨と ダンスを踊る 二の腕から肉が ビチャっと 落ちる フランケンシュタインに 人狼にゴブリン スライムに口裂け女まで テンプレートな怪物たちと 半生ゾンビの僕が踊る 誰かが言った 君の崩れていない肉は綺麗だね 骨格はイケメンだね 僕はみんなと踊りつつも かって性器があった場所を見て 例えば 生前の男性器の思い出と思い出の彼女の実体の女性器は 交わることがあるのだろうか とかずっと考えてる そうして夜は幾度も更けていく
126 :
名前はいらない :2011/07/24(日) 03:10:34.38 ID:IXHrueUy
重ね合わせて考えると 不思議な感じがするね 比べるアレじゃあ 全然ないのに 人はなぜか比べたがる 全然違うじゃない 全然一緒じゃないじゃない けれど静かに重ね合わせるぴたりとはまるかズレてしまうか あ、はまった 君は彼だ
127 :
名前はいらない :2011/07/24(日) 07:17:49.98 ID:h1HChXyu
自分の周りに集まる人は、自分に似ている人だという。 たしかにそうだ。 かつて心臓に穴が開き、信じることをやめた男。 叶わぬ恋に傷つき、涙が枯れた女。 友に裏切られ、痛みを忘れた女。 醜い顔を嘘の慈悲心で隠す女。 両親の不仲に、涙を流す女。 本当の自分をどこかに忘れてきた男。 そして、心臓の病を嘆き、生きることに疑問を持つ自分。 皆同じだ。きっと誰もが 心に深い傷を負っている。
128 :
名前はいらない :2011/07/24(日) 07:26:16.69 ID:h1HChXyu
父の死ぬ夢を見た。 父の首は、地面にごろんと転がっていた。 母の死ぬ夢を見た。 母は、どこか遠くに行ってしまった。 わたしの死ぬ夢を見た。 わたしは倒れ、この世界を嗤っていた。
129 :
名前はいらない :2011/07/26(火) 17:37:01.35 ID:qSvU0Y5M
朝のカプチーノはうまいのだ そしてとてもよい気分になり気持ちいいよな うん、今日はいけそうだ!そういう気持ちがふつふつと沸いてくる 今日一日明るく過ごそう 楽しもう!
130 :
名前はいらない :2011/08/01(月) 08:27:04.95 ID:wU9W7htg
でたでたくそが うんこがでたよ ぶりぶりでたよ うんこがでたよ ばりばりでたよ うんこがでたよ もりもりでたよ うんこがでたよ けつふいて てをあらい すっきりし それなのに まだまだでるよ うんこがでるよ ふんがでてくる うんこがでるよ いちどきれても うんこがでるよ ゆるゆるうんこ うんこがでるよ もしかして げりなのか そうなのか たすけて…
131 :
続きは後日 :2011/08/03(水) 16:27:38.95 ID:vZMnXuij
"もう飛べないよ"1/2 大切なものなら あった気がする 好きなものなら その辺にある きっと 充たされている 満ち足りていない 持て余す衝動 それこそが暇 あおぞらみたいな自由 触りもきれない不自由 ガラスの向こうは全部ウソ 全部がぜんぶ 嘘の世界 涙はひとつの彩りだから
132 :
続き :2011/08/04(木) 16:33:09.49 ID:MoPVALBo
大切なものなら 壊してしまった プライドならば 散らばってる そこらに 何も知らずに 僕だけ知らずに 持て余す衝動 それこそが暇 あおぞらみたいな自由 触りもきれない不自由 ガラスの向こうは全部ウソ 全部がぜんぶ 嘘の世界 涙は最高の彩りだから でも知ってるよ 嘘つきは 優しいときも嘘をつく きっとずっと忘れない
133 :
名前はいらない :2011/08/04(木) 22:03:56.35 ID:gdZFYv+1
このまま目をつぶっていられたら どれほど幸せだろう 睡魔はとっくにあきらめたようで それを望む私を追いかけてくれない 背負うものが重くなるほど 抱えるものが大きくなるほど 怖くなって、嫌になって、疲れてしまうんだ それでも朝はやってきてしまう 徐々に目を開けるとお父さんになった私がいる
134 :
名前はいらない :2011/08/04(木) 23:53:49.78 ID:ADsvaYSG
君がいないと〜発電が〜できないわけじゃないと〜 ソーラーパネル付けたけど〜紅茶のありかがわからないw〜 ほら朝食もつくれたもんね〜 だけどセシウムが心配〜 他国がやったのなら文句も〜思い切り言えたのに〜 一緒にいる時は〜快適に思えたけど〜 やっと真実を知った〜 僕はもっと不安になった〜 安全だ〜と言い切った〜 気持ちはわからない〜けど〜 いつもより息苦しい〜 空気に少しとまどってるよ もし君に1つだけ〜強がりを言えるのなら〜 もう君の事を永遠に〜許さない、絶対〜♪
135 :
名前はいらない :2011/08/07(日) 09:03:57.80 ID:aT9tENqX
名古屋はあくまで♪ 名古屋はあくまで大都会♪ ビル♪ ビル♪ 高層ビル♪
136 :
ひみつ :2011/08/08(月) 23:07:55.90 ID:eXbdyKIZ
どのひとなんだろう? あなたは 過去の人?未来の人? 同世代〜? きになるせやw
137 :
アッ子 :2011/08/08(月) 23:11:00.60 ID:eXbdyKIZ
ふざけてごめんなさい
138 :
名前はいらない :2011/08/09(火) 00:27:54.86 ID:KOy54LyL
良いうんこが出れば それだけで素敵な朝になる そういうものなので、星座占いが上位だったり、朝素敵な女の子に会ったり、出勤かと思ったら実は休みだったりとか そういうものは奇跡に近い 勿体なくて、少し嬉しい 何度もあっては慣れてしまう それらの幸せに 怖い うんこで十分 十分幸せ
139 :
名前はいらない :2011/08/10(水) 05:59:20.16 ID:jeVZJlx7
僕らはいつも孤独で 自分勝手で他人の事なんて微塵も考えてない 明日が怖くて 昨日に耐えられなくて 何も考えたくないから今を生きてる 親から愛を教わって 異性から恋を知って 老人に死を見て 何か知った気になって 共感して自分を慰めてる わかっているんだ 僕らの目に自身が映ることはないって 削れていくのが分かっているのに ジッとしているのが怖くて動かずには居られないって 怖くて怖くて怖くて 全てに意味なんて無いってこと 気がつかないふりをしているんだ
140 :
名前はいらない :2011/08/11(木) 15:45:30.91 ID:WolWYe6b
てす
141 :
続きは後日 :2011/08/11(木) 15:53:10.07 ID:WolWYe6b
"通りすがりにささやいて"1/2 絡まったままの記憶の糸 さわれない 解くと切れてしまいそうで 心の鍵はどこにある? 私は忘れた あなたは知ってる 回文をそらで言うように さりげなくでいいんだよ 通りすがりにささやいて それできっと伝わるから ずっと大好きだった
142 :
続き :2011/08/12(金) 14:57:09.01 ID:qLpjFxMd
試行錯誤が終わらないまま ねえずっと こんな関係が続くのかな 心の鍵はここにある 私は見えない あなたには見える 皮肉に満ちたパスワード 苦笑いでもいいんだよ ねえ耳元でささやいて それできっと すべてを許せる きっと友達になれる
143 :
名前はいらない :2011/08/12(金) 23:34:25.46 ID:yWbaf61J
144 :
名前はいらない :2011/08/16(火) 07:39:55.56 ID:T8LQBYVo
目が覚めて 死にたいと思った。 カーテンをきちんと閉めなかったせいで射し込む光に絶望した。 昨日食べたキャベツを胃に感じた。 双子の人形がこちらを睨んでいる。 あの子にメールの返信はしたんだろうか。 昨日は終戦記念日だ。 もう一眠りしよう。
"変化" 夏の暑さの中 目が完全に死んだ男が歩く 崩れた顔を隠すような 目深に被ったキャップ 煽られた気がして立ち止まる 誰も君の事なんか 見ていない 心は燃え盛り そして凍りつく 地球の環境が ゆっくり変わっていく 温暖化による不作のあとに 寒冷化による戦争が起こる 燃え盛る太陽は 揺れ動く大地は 凍りつくような視線は 何度でも君を焼き尽くすだろう いつか天啓が降りてきて そうして君は救われる いや いまも天啓は降りてきて 君は救われている 燃えながらのた打ち回り 揺り動かされて不安で溜まらず 溶けかけた心を 何度も悪意で凍りつかされて 突かれて治されて壊されて 君は救われている 怠惰神の化身のような 餓鬼の塊のような 地球上で何番目かに醜い君を 抱きすくめて 突き放して 崖の上から落として ロープを投げて昇らせて そのロープをまた離す 奈落の底へ落ちていく 落ちていく様を君たちは笑う 嬉々としてそれに付き合う 立場は平等で簡単に逆転する 心は燃え盛り そして凍りつく 楽しくてしょうがない 悲しくて仕方ない みっともない自意識過剰への罰さ 大人になれなかった者への特権さ 形は一定せず変わり続け それが延々と続いていく
146 :
名前はいらない :2011/08/23(火) 17:49:31.67 ID:z9/HGyZV
"忘却" 忘れ去られてしまう ということは哀しい 忘れ去られてしまう ということは幸福だ 雨が降って 七色の虹が出て スキップする水溜りに その姿は映らない 夏が過ぎて 豊潤な秋が来て 沢山の紅葉を踏む 音だけが響く それは神様を忘れて 神様はそれらを忘れた 土に横たわって 海の底に沈んで 少しずつ腐食していく 火の玉が静かに点き 夜空を漂い出す ああ 君がその姿を取り戻すことは無い 怒りにも憎しみにも嵌らず 抜け出して どこかで燃え尽きる 忘れ去られてしまう ということは哀しい 忘れ去られてしまう ということは幸福だ 誰からも思い出されず どこかで佇んでいる 喜びにも愛しみにも囚われず 抜け出して
147 :
くろねこ仮面 ◆oYQ5EwO4GA :2011/08/28(日) 18:33:07.21 ID:MafJXew5
あたしは大好きなあの場所を 狂わせてまで 存在していたくないよ? あたしは大好きなあの人たちを 傷つけてまで そこにいたくないよ? どうすればイイの どうすれば、あのころのように笑えるの あたしは、そこまでして生きていたいの? そこまでして生きていたくなんか、ないよ
148 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 19:19:55.96 ID:Q3lt1Afq
気持ちわるい いずれ赤面する日が来るぞ どうせ友だちとうまくいかないとか、 恋がどうだのとかしか考えてない もう少し自分のこれから考えろ
149 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 13:04:51.67 ID:iUanKn8k
"女の子" 学業を受け流しながら 仕事に精を出しながら 資格試験に頑張って 新しいメイクを試しながら 体重の増減に一喜一憂する 次第に絡みつくように生温く 時に急激な一撃で 人の形を撃ちぬかれて 壊されて補修して補修して補修して いつのまにか 別の何かに代わってる それは素晴らしいことで それはおぞましいものだね 初めてじゃないあの子は 初めてだと思え と暗に言った 僕らの中心にあったのは たぶん思い違いで 早々に綺麗に瓦解した きっと今頃 誰かと仲睦まじく暮らしてる ファストフード店で 経血や彼氏のアレの話をしてる 天使のような女子高生たち カフェで煙草を燻らせる 仕事疲れの女神たち レディファーストなんてクソくらえ エスカレーターで先を譲る 陰口本音愛の囁き子供結婚 好きなだけクダを巻けばいい 擬態本心執心肢体容姿空虚 好きなだけ台無しにすればいい それは素晴らしいことで それはおぞましいものだね 僕らは微笑みながら 遠巻きに眺めていよう 君らがその気になるまでは
151 :
名前はいらない :2011/09/07(水) 03:34:52.53 ID:7YeEzSZI
"惑星" ここは荒れ果てた荒野 何をしても自由 砂原を蹴り飛ばすのも 入道雲を罵るのも僕の自由だ 高尚な託宣は砂に流れ 寺院跡の石段も崩れた 砂原に陽炎が立ちのぼり かってあった都市の記憶が行き交う 別次元に閉じ込められた とても美しい人たちが歩き回り 話しかけようとすると擦り抜ける 彷徨う亡霊たちに向けて歌う 欠けた頭の演奏家は もっと上手い誰か居たことを知っている 穴だらけの骨を大切にしまう シミだらけで欠けたディスクを ジッと見つめる 夜になると気温が落ちてきて 前世紀より幾らか欠けた衛星が見える どこかに森があるんだろうか あそこには誰かが居るんだろうか そんなことを思いながら また朝焼けが地平線を照らす 微小なプラスチック片で出来た 浜辺を歩く 晴れ渡った空から見える 大きな恒星は 争いで醜くなったこの星を 何億年前と変わらず 力強く照らし続ける コールタールの海が 億劫そうに波打つ 黄ばんだ紙が入った ボトルメールを錆びついた指先で 壊さないように拾いあげる 私達の船は攻撃を受け、航行停止状態だ 食料はあと数日しかもたない 助けてくれ、お願いだ、助けてくれ、神様…
152 :
名前はいらない :2011/09/07(水) 03:42:56.78 ID:7YeEzSZI
数十年前の日付の手紙と もう存在しない海域の地図 大事にジェラルミンケースに詰め込む この世界はとても広い だけど僅かなものしかない この星は汚れてなお美しい だけど哀しい記憶しかない 残酷な支配者も 救いの英雄も居ない 激しい暴力の残り香も 軽やかな知性の発芽もない 穏やかに滅びていくだけ そのまま続いていくだけ ここは荒れ果てた荒野 定めを終えた景色と記憶 亡霊が砂原に運命を求めて回り 僕が海辺で孤独な自由を謳歌したあと 全て風化させ洗い流し 新たな主人を待つ
153 :
名前はいらない :2011/09/07(水) 04:37:56.88 ID:7YeEzSZI
"君について" 誰もが不完全さを 認める時代は終わった 傲慢で心無い世代が闊歩し 日常の補完は機器がしてくれる 上手くいかないやつを 心配する奴は馬鹿だ 声を上げないやつを 重んじるやつは馬鹿だ タカを括る こんなもんだろうと 砂漠でまだ見ぬ海を想う 砂粒で地球を理解した気になる 心(あやふやなもの)の価値は低い 行動の比重は重い 素直な子供たち 額面どおりにインタビューに答える 素直な子供たち大人のように異物を排除 感情が穴だらけの人の皮から 零れ落ちていく 人が穴だらけの世界から 零れ落ちていく 君は愛されていない 神に愛されていない 世界に愛されていない 人に愛されていない 親に愛されていない 兄弟に愛されていない 君自身に愛されていない 君は好かれてさえいない 全てことに 道端の石にすら 君はただの駄々っ子だ 分岐の行き止まりだ よく居る落伍者だ捻くれものだ 理性的に考えれば 君は今すぐ死んだ方がいい 感情が穴だらけの人の皮から 零れ落ちていく 人が穴だらけの世界から 零れ落ちていくのが見える 世界が反転して 真っ黒になっていくのが見える
154 :
名前はいらない :2011/09/10(土) 20:17:15.85 ID:BaaOrrKW
"3月" 午前二時 蛍光灯はベットの脇 頭は腐ってる これが僕の人生か これが皆の人生か これが君の人生か くだらない 本気ではない まだ余裕あるようだ そうだ余裕あるぜ ニュースはつけっぱしにしてる 誰かは生き残った 誰かは死んでしまった 誰かは生き延びる 誰かは死んでしまう そういうことをアナウンサーは このところずっと喋ってる 自律神経失調症気味の僕が見てる もっと健全な誰かが見てる もっと不幸な誰かも見てる 別に後悔は無い 欲しいものもさしたる希望も無い だけどその時が来たら きっと叫ぶだろう 情けなく泣くのだろう みっともなく喚くだろう 何故ここで どうしてこんなところで なんでひとりで 痛いよ 寂しいよ 苦しいよ怖いよ 幸福でも不幸でも その時が来たらきっと後悔する ニュースはつけっぱしにしてる 誰かは生き残った 誰かは死んでしまった 誰かは生き延びる 誰かは死んでしまう 涙がただ流れていく 手の震えが止まらない くだらない 本気ではない まだ余裕あるようだ そうだ余裕あるぜ
155 :
名前はいらない :2011/09/12(月) 22:33:25.81 ID:eiAGBWqR
"幻想" ある先進国家の 文化は爛熟して ピークアウトを迎える 消費を喚起するために 誰かの幸福を守るために 捏造され続けた自由は 守るべきものを破壊し尽くし 君を無機質な風景へと放り込んだ 絶対的なものがない 相対的な景色は ずっと見ていると 冷え冷えとしてくる 誰もが 疑心暗鬼に陥り 子鬼のような 餓鬼の様な子供達が闊歩する 空気の薄い広場を歩く 彼女はまるで宇宙服を纏った 子供のよう 人々はいつしか 小手先の小賢しい 小競り合いに飽きて 傅く相手を探している 願望を投影する先を探している 簡単に 幸せになることはできるのに 愛しい人の臓腑まで切り開いてから 後悔しないと誰もが分からない そうして 君は選ばれた 君は空虚なまま玉座につき 幻想を現実にぶち込む その摩擦でたくさんの血が流れ 君は気付くと囚人服で 法廷に立っていた 弁解するつもりはない 運命だったんだ これは必然の流れだったんだ 唸るギロチンの音は 歯切れ良く響いた
156 :
名前はいらない :2011/09/13(火) 06:19:47.76 ID:RF9ybejO
「おはよう」 おはよう おはよう 太陽に おはよう おはよう おはよう 地球に おはよう おはよう おはよう 身体に おはよう
"荒天の下" 心と現実は違うもの そう言われて育った どんなに荒れ狂っていても 空を見れば いつでも 晴れていた ほんとはね 大丈夫なんかじゃない ほんとはね 明日のことも分からない でも笑おうよ 楽しく生きよう ずっと精一杯生きてれば きっといいこともあるよ 微笑む君に何度も助けられた 荒天の下 瓦礫の山 ベストを尽くして あとは祈る 濡れた人並み 離れた君の手 呼びかける声 ベストを尽くして ずっと願う 届いた右手 抱き寄せる温度 それが偶然の悪戯だとしても またいつか 離れる定めだとしても
"青空" 勘違いしないで 君のことが嫌いなわけじゃない あんまり上手くいかないから 少し拗ねているんだ ぼくは色んなものを失ってやっと 落ち着いてきたところ ずい分軽くなったから 浮き上がるまであと少しだけ 君の助けがいるんだ こんなぼくだってね 君が飛行機雲を伸ばすように 何度も手を伸ばしてくれたのを知ってる それが儚く途切れるよう 何度も届かなかったのも気付いてる だけどもう少しだけ見ててよ タンポポが河原を流れるように 心が綿毛のように浮き上がり 空にフワリと飛んでいくように 少しだけ手助けしてよ 長い間じゃなくていい ほんの少しだっていいから 君は嵐が過ぎ去っても 変わらず美しいままだ ぼくは年を取り 少し醜くなり 心も狭くなった 人を受け入れず 愛を与えられた分返してすらいない 君がもし 少しの我がままを叶えてくれるのなら ぼくは君のためになんだってしよう いつだって君のために下手な詩をよんで歌を歌おう 君がもし 少しの我がままを受け入れてくれるのなら ぼくは君のためになんだってするよ 君が美しくあるためにこの全てを差し出そう その青く澄み渡った空へと
「うんこ」 うんこが出たいと思うとき 私は何を思ったか 私が出したいと思うとき うんこは何を思うのか
160 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 01:50:00.20 ID:TNIpfDOD
バカじゃね ウンコに心があるとでも思ってんのか? 死ねよ
161 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 10:54:01.52 ID:2VsJw6BA
162 :
名前はいらない :2011/10/08(土) 00:05:49.52 ID:7kpQtR3K
>>160 想像力が貧困ですな
それじゃポエマーになれんよ
163 :
ウソツキ :2011/10/08(土) 11:50:53.16 ID:RgeX3kdR
「嘘よ」って呟いてみた。 君は目を丸くして、それから笑った。 あたしが嘘をついて、それで君が笑うなら。 何度でも嘘をつこう。 優しい、けれど残酷な嘘をつこう。
"泥中" 苦しんで出た言葉が わりと凡庸だったなんて 言うつもりはない 自意識の垂れ流しが 醜悪な結果になりつつある なんてそんな気はない 排泄物もあなただったのなら 大地にたくさんのあなたが 今もばら撒かれてる なんて想像をさせたくはない 有も無も正も邪も 全部等価で きまぐれに価値を変える 君も僕も 排泄物のような まとわりつく自意識の泥中で 楽しんで苦しんで遊んだりしながら バタ足を掻く
165 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 21:34:09.08 ID:IVV8Shd9
age
166 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 23:45:07.89 ID:IKb7Ot6/
159 こどもは執着するね キャッキャッ猿みたいだ 甥っ子も笑ってた その笑顔が心地よくて こども目線あきないな 便秘さんも喜んでたな その笑顔が心地良くて アルバム開いて 想い出に更ける
167 :
名前はいらない :2011/10/21(金) 11:16:11.17 ID:5zOogN3j
雨降る朝は 次に何連れて来る 雷まで鳴らす朝は 次は そうやって いつも依頼だけ 自分で革命を 起こしはしない 依頼だけ
"美しさ" そのままでも貴方は美しい 虚無に沈殿し 空白を嘆いて 醜く緑色に爛れ 腐っていく様も きっと感動的だろう 日の光を浴びた貴方は醜い 不完全に埋没し 悩み事に水没して 焦げた黄色の皮が剥け 新しく生え変わっていく様に 鼻をおおうことだろう 贅肉の無い なだらかな肢体を愛でるように 贅肉についた ゆるやかな羞恥を撫でるように 世界は貴方の 柔肌や隙間を 緩やかに犯していく 貴方は 甘美な不幸と幸福を 緩慢に享受して 七色に降りそそぐ 甘く辛い 感傷のシャワーを浴びている 貴方は 当然に餌を求める 汚れた豚のように 大海を泳ぎ流れる 海豚のように 痛く心地よい 感傷のシャワーを浴びている
169 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 06:10:19.61 ID:6aP+rt7a
「秋雨」 降りやまない長い雨に 別れたあの人が恋しくて 雨音に目覚めた朝は 消せない寂しさ… 長い一日が始まり一人飲むコーヒー 「笑顔が可愛いね」と言って笑った、あの人のマグカップ… 遅すぎた出会いに心曇らせ 窓ガラス流れる雨が心も濡らす…… あ、今の人が起きて来た 「何?泣いてんの?」とか、言っている
170 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 06:19:18.92 ID:6aP+rt7a
sageときまーす
171 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 11:41:34.19 ID:qZ8I1Mqo
傘を落ちる雨 グルグル回る頭蓋を裂き 多種多様な選別と結合 ザラザラ歪む水溜まりに映る形相は? 優しさに似た雨雲が重なり太陽との死別 穴を覗く 穴を覗く 穴を覗く 見上げる闇よ 変わる形相を鬼と化せ
"光景" 彼が躓いて 転げた石ころは その血が滲んで 抑えられた素足を 心配だと思う 君の痛みを 僕が覚えていたとしても 君はきっと忘れてしまうのだろう 水族館の魚は 水槽に顔を近づけて 目を合わせた彼女の その無邪気さを 美しいと思う 自意識はそんなにいらないんだ 口をパクパクしながら はしゃぐ君を 見つめる その輝きを ずっと覚えていたとしても 君は忘れてしまうのだろう ずっと昔から 僕を包み込む 光景に恋をしている でもそれは叶いそうに無い ポッケから出した 絆創膏を張って 彼は太陽の真下に 駆けていった 誰かと手を繋いだ彼女の その無邪気なシルエットを 通路の照明が包んで 僕には見えなくなった
173 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 13:07:40.04 ID:Qz53G2mu
押さえる と 貼って でしたね。誤字失礼でした。
174 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 20:46:54.52 ID:/1j6pwv2
たくさんの星のなかに在る地球を見たよに起きた朝 風は蒼く 季節調べ
175 :
名前はいらない :2011/10/24(月) 05:12:59.53 ID:jwH/KrKo
本当の事は、とても言えなかった 叫びたくなっても、その勇気なんかない 喚き散らしたいけど、恥ずかしい 人に心を読まれるのが本当に怖い 自分を晒せない、隠して暮らすのが当たり前だった 明るい人と思われてるのが辛くなって来た 弱い自分を隠す為には人殴った事もある 人を傷つけながら傷ついて来た 自分を締め付けて生きて生きて来た 自分を晒せる人は強いのかも知れない 詩の中で晒してみた 本当の自分は、こんな人間だ 仮面の下にはこんな顔があった 自分を許せたのかもわからない 自分の人生って素顔で生きていく人生だ ちょっとだけ楽になった気がする もっと楽になりたい 素顔の自分で生きていきたい
176 :
名前はいらない :2011/10/27(木) 22:04:51.15 ID:lvWNsBXN
腕組み 何だか知らないけど 考え過ぎはよくないな 電車に揺られてごらんよ 腕組みなんかしないでさ 朝 鶏の鳴き声 濃霧 私の目の前 また明日、と唱えて降りる どうか無理せずゆっくりと 腕組みなんかしないでさ
177 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 01:15:24.71 ID:JfxsSwNW
"ハッピーバースデイ" いいかなってきいて 髪を掻き分けて 耳を甘く噛んだ 僕らは 新品のまま 汚れていった 僕は何も分からないまま 汚していった ハッピーバースデイ 二ヵ月後の あの子に 耳の悪いあの子に ハッピーバースデイ ちいさな とても小さな邂逅 微かに温かい記憶 ハッピーバースデイ 二ヵ月後の あの子に 耳の悪いあの子に ハッピーバースデイ いいかなってきいて 髪を掻き分けて 耳を甘く噛んだ 柔らかい 感触を舌が 感じる
178 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 02:13:31.05 ID:JfxsSwNW
"あーあー" 饅頭の皮のように 薄い表皮 切られたら あんこが飛び出る 切られたら 痛いので 詠う 大声で詠う あーあー 声をあげて 誰かに届くように あーあー 思いついたので 路上に飛び散った あんこを舐めてみる きたねえ でもうめえ あをうにかえてはだめだ とかくだらないことも詠う 相変わらず 痛いの詠う 大声で詠い続ける あーあー 声をあげて 誰かに届くように あーあー
179 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 02:46:03.47 ID:JfxsSwNW
"葬式" あいつは死んだ 列車に轢かれて これからだった いいやつほど早く去る あいつも死んだ 心臓が悪かった 誰にも愛された 幸せな一生だった 焼き場の煙が 空へと上がる 煙が空と混じって 見えなくなる とりあえず泣く 泣き続ける ドラマのように 人形劇のように 場面は進行する 骨を拾う 骨壷に入れる あいつは死んだ 列車に轢かれて あいつも死んだ 心臓が悪かった 葬式は 夜空の中 曇り空の下 しめやかに行われた 焼き場の煙が 空へと上がる 煙が空と混じって 見えなくなる ドラマのように 人形劇のように とりあえず泣く 泣き続ける
180 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 02:51:47.96 ID:JfxsSwNW
"夢中" 独裁者は死んだ 想いの中で戦って消えた 正しさも邪さも抱えて死んだ すぐそこに 海を渡ったずっと遠くに 地の下に 空の上にも 何百億 もっと多く 大きな目玉が蠢いている 視点の洪水の中 その中で 何ができる 思念の海中を 泳ごうとして沈んでいく 独裁者は生きた 狂気の中で足掻いて消えた 間違いも正解も抱えて生きた 起きろ 起きろ ここは夢の中だ もう起きろ 正答も方程式も 何一つ通じない 不条理な悪夢の中だ さあ 夜明けは間近だ その時が来たら 迷わずベッドから出て 眠い目をこすって キッチンに歩いていけ みんなが揃っている 朝日射す 食卓に座るため 起きていけ
181 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 08:41:22.49 ID:CtXH5PHQ
笑いが止まらない 人の子が人を憎み忌み嫌う様を見よ 底を探す様を見よ 俺の笑う様を見よ 花園の放火より始めよう もう後戻りは出来ない 灰後灰 雨は死海へ続くのみ 救いを求める滑稽な様はいかほどに見物かな?
182 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 15:46:20.95 ID:JfxsSwNW
"鑑賞用" 赤ん坊から老人まで 賢いものから愚か者まで 壮健な者から病んだものまで 姿を持ち生まれてきたのなら 全てメシアだろう 彼らはそれぞれに 救うための言葉を持ち 救われるための 宿命を抱えている 定型をもたぬ者に 答えを問うても 空に滲んで消える 我々は姿を持たない 鵺は好きに身体を付替え 空恐ろしいキマイラになる そのことに 鑑賞用以上の 価値があるのか ずっと考えている 牙は身体を通り抜け 鳴き声は宙に舞う 死の灰降る 午後の公園で 子ども達の笑い声が響き 老人は変わらずに微笑んだ 電源は無残に切られ 我々は消える 絶望は降り続け それとバランスを取るように 啓示は降り続け 奇跡は起こり続けた
183 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 17:06:37.28 ID:JfxsSwNW
"端末" 幾つか目の終わり ぼんやりとその先が見える 君は永遠に生きる 僕はそのうち死ぬ 空には天使たちが 啓示を降らせ続けて 僕はその下で 吐瀉物を吐きつづける 叶わぬまま 枯れないまま 変わり続けるのに時は過ぎ 途切れては繋がる可能性の渦 どこまでも拡がった夜空の向こう 壊れてしまった頭の下 胸は高鳴り続け 祝福は鳴り止まない 吐瀉物が胸につまり 多幸感のパレードの中 息が止まっていく 奇跡は起こり続け 君は永遠に生きる 今日も明日も 昨日だって何億年も前もその後も 切らさずに続いていく 共有し継がれていく 星空には流星が降りそそぎ 全ての人たちが宙を眺める 僕は吐瀉物の中に 崩れ落ちた 誰かにとっての終わり その先のもっとずっと先 君は永遠に生きる 僕はいずれ死ぬさ
184 :
名前はいらない :2011/10/28(金) 19:50:12.56 ID:FmxmV4Hk
しゃがれ声でご苦労様 対角線上の先生は 困ったような顔して笑う 数奇な運命を 提供してくれたお礼に チャイムが鳴る 目配せなんかしないで 直接言ってよ 指先は震え 先生の瞳がりんりん光る 変身なんかしないで じきに死ぬのよ、あたし
185 :
名前はいらない :2011/10/29(土) 15:37:30.36 ID:80lOtos+
"白い壁" つけっぱなしのテレビで お笑い芸人が 空虚な話題を提供している 隙間だらけのこの部屋で この身体は空洞になった いずれ透明になるんだろう どうしてだろう ここ数日 胸が詰まるんだ 心が一杯なんだ どうしてだろう リンゴを剥く 君の白い指に 目がいってしまう どうしてだろう 君の笑顔が 見えないんだ 笑った口元だけで 胸が詰まるんだ 心が一杯なんだ 白い壁 ヒマワリ 白い壁 ヒマワリ揺れた 白い壁 ヒマワリ揺れて枯れた
186 :
名前はいらない :2011/10/29(土) 15:38:52.55 ID:80lOtos+
"獣性" 傷だらけの身体と頭 傷つける君もまた傷だらけ 血を流し合って 涙は乾ききって 狂ったのかい いや至極冷静さ 傷つけあうのが 好きなだけさ 多傷自傷 なんでもござれ 戦っていると 自覚している時だけ 生きていられる この世は残酷だと 自分は傷ついているのだと 見せ付けるのが 何か意味があるのかい 戦うことに慣れた 大人にそれを見せ付けて 驚かせて見下されて 何か意味があるのかい 大事な血液をバスルームに流すことはない 安物のカッターに命を預けることはない 何一つ外に出せず ストレスを抱え込んで 沈んでいくのが 好きなのかい 殴り返さずに 殴られ続ける 休み明けに 校舎から飛び降りる それもひとつの 戦いだと言うのなら 最初の誰かが 口火を切って 暴力の連鎖は延々続く 拳で刃物で言葉で 形を変えながらずっと続く 殴れないなら 言葉で傷つけあえ 言葉が駄目なら叫び合え 戦っていると 自覚している時だけ 生きていられる
187 :
名前はいらない :2011/10/29(土) 21:22:41.63 ID:80lOtos+
"億劫" 空白を繰り返し 毎日を過ごす 慣れてしまうと そう苦ではなくなる 時々起きると 誰のものとも知らぬ 涙を流している 嘗めると 少ししょっぱい 斜めに埃が 漂っていて 窓からの光に 反射する 透明な壁が あらゆる所を 遮っていて 埃だらけの空中に指で 文字を書いてみる 弱さが生んだ 僅かな我執は 大きな報いになって帰ってきた 壁とピンポンするように やる気無く打ち返しては戻し 打ち返しては戻しを繰り返し 掛け金は倍々で増えていく 自分のものにした時間は 誰かに取り返される 誰かにあげてしまった場所は 取り返しに行かないといけない ただ億劫で それがひたすら億劫で 負債は秒刻みに 増えていく
188 :
名前はいらない :2011/10/30(日) 02:02:37.20 ID:0AAM3NW8
神様が見てると言うけど あいつだって自分のもの握って楽しんでる 罪悪感の出所は良心 清い心を持ってる証拠だね 君の荒い息 堪らない 魅力的 イヴになろうよ 楽園なんか早く棄てよう さぁ、遠い昔を思い出して 神様なんかいやしない
189 :
名前はいらない :2011/10/30(日) 18:03:10.74 ID:Qd3EcVJ4
昔、自分のことを こう言った奴がいた 『お前は人類が絶滅しても 図太く生き残りそうだな。 ゴキブリみたいにさ』 普通は侮辱されたと怒るだろ? けど、これを言ったのは 自分をよく理解してた奴で それを聞いて俺は怒るどころか喜んだよ ゴキブリくらいなら 地球の役に立てるかもしれないんだぜ 忌み嫌われようが 叩き潰されねえ限り ゴキブリくらいになら 地球の役に立てるかもしれないんだぜ 人間って言われるより 数万倍マシ 『俺はゴキブリ』 最高の褒め言葉だろ
190 :
名前はいらない :2011/10/30(日) 21:53:05.42 ID:vUnP5fuX
僕ヲ使って 僕は一度死んだ身 腐った手と腐った心 道化は微笑み鳴いた 「そんなに綺麗に死ねるもんじゃないさ」 静な獣を僕の口移し 吸収シマシタ吸収シマシタ吸収シマシタ吸収シマシタ おめでとうございます 貴方の僕の出来上がりです
191 :
名前はいらない :2011/10/30(日) 22:01:03.17 ID:vUnP5fuX
膓の獣が蠢く 蒼き炎が揺れる 闘と酷い飢餓 知識ガ欲しい…何でも
192 :
名前はいらない :2011/10/31(月) 09:55:50.31 ID:w4MetZFA
平等と謳われた太陽 一度でも等しくあったのか? 君の言う幸福を散り嵌めて持て成しても 何一つ気にも止めないじゃないか カリスマに縋って見えた幸福と 邪気に満ち足りる殺戮に 平等の光があるのなら 悲願する切望は慟哭に満ちたままなのだろう 架空の妄想が頭を締め付ける きっと今が禁断の箱を開ける時
193 :
名前はいらない :2011/10/31(月) 18:26:08.56 ID:83xHerjs
にくしみこめて こんにちわ うらみをこめて さようなら いつもえがおでありがとう あいさつ あいさつ だれにでもたのしくごあいさつ あさからばんまでごあいさつ かおでわらって こころでないて かおでわらって こころでうらんで あさからばんまでこんにちわ! げんきでげんきでこんにちわ!
194 :
名前はいらない :2011/10/31(月) 21:57:52.58 ID:uw/13L4P
"応酬" 僕は君を憎む 単純な椅子取りゲーム 誰かを放り出して 代わりの誰かを心に招く 僕は君に憎まれる 報復の応酬の末 僕は放り出されて 誰か別の他人と わけもなく入れ替わる 憎まれて憎む好かれて憎む 愛されて憎む成り立ちを憎む 生き様を憎む仕草を憎む社会を憎む 世界を憎む全てから憎まれる 自らを憎み続ける もし 憎しみさえ失くしたら 誰かを呪うことすらできなくなったら きっと誰もからも同情され 同情されるがままに 腐るだろう この足で歩き続ける限り すれ違いは起こり続け 誤解は山積する 僕は理由も無く憎まれ 理由を作っては憎まれ 君は君の理由で 傷つけようとする 君の爪が尖った指から 深く急所を抉られたり 上手いことへし折ってみたり 暴れる指先を愛おしく 思ったりする
195 :
名前はいらない :2011/11/01(火) 01:03:16.72 ID:KNH5Odqm
応えておくれ 優しい目をした老人は微笑む 夜明けか夕暮れか分からぬ橙色が 私を真っ赤に染めていくよ 星のように綺麗なら良かった 花のように美しかったら良かった 望遠鏡を微かに覗くと 戻れないあの日が手を振ってる 応えてほしい 塵とIr(イリジウム)で出来た私に
196 :
名前はいらない :2011/11/02(水) 01:30:05.29 ID:1pCiUz48
琥珀色に輝く過去が 今の自分を畏怖しているようで 私は少し悲しくなる 指先に触れる空気さえ 「お前じゃないよ」と囁く 木々は枯れ 波の音が静かに響き 塵や埃のオーロラが 私だけを支える これで十分しあわせよ 膨大な水がこちらへやってくる 宇宙の中で私は眠る 栄枯盛衰 盛者必衰 弱肉強食 焼肉定食…
197 :
hell poemer :2011/11/02(水) 18:12:22.74 ID:/URZkVIp
自分勝手だと人はいう 人の心は空模様 錆びた心に沁みるのは 炭酸だけ ルシファーとでもいいようか 折れた翼は直らないのかもしれない それとも壊れるのが怖いだけなのかも
198 :
名前はいらない :2011/11/02(水) 20:18:03.53 ID:SyV3dEZb
"抽象" 地獄は心の中にしかない 悪魔は抽象の狭間にしか住まない 醜いものは自らの醜さを省みない 例えば 変化を恐れた時から あなたの心は腐るだろう 姿は醜くなるだろう 例えば 変化を望んだ時から あなたの姿は歪められ 性根は卑しくなるだろう 悪魔が羽ばたく時 この全ては終わっているのだろう 天使がラッパを鳴らし その全ては壊れていくのだろう ドロドロに溶けた人らしき群れが 焼ける河を渡って 天国を目指す それに指を射しながら飛ぶ 沢山の高笑いが響く 漆黒の髪と翼をもつ獣 金色の髪と白銀の翼の獣 快楽の導く方へ 悦楽が流れ出る源へ 全てを吸い尽くし 何もかも奪うために 地獄は心の中にしかない 天使は抽象の狭間にしか住まない 美しいものは自らの美しさを顕示する あるべき姿はそこにはない ドロドロに溶けきった先に 何かあるのなら それは
199 :
名前はいらない :2011/11/03(木) 14:53:58.32 ID:OBOh2DEO
"狂気" 芋虫は蝶になる前 世界の広さを知ってしまった 幼虫は十年以上の思索の末 蝉になることを拒否した 目前のモニターを ホルマリン漬けにされたビンから 目前のモニターを 試験管の中の羊水から見る 無知な大衆が 責任を回避しようと躍起になっている 知的なエリートは 焦点をずらして責任から逃げ続ける 食欲に物欲に性欲に 支配された世界は 愚かで醜い 君は正気という 重すぎる課題を 一人で背負い込み 大気に触れ 風を切ることの 瑞々しさを知らず ただ腐っていく それを横目に見ながら 愚かな世界を泳ぎ続けた ヘドロの中 血みどろの底 ヒルに吸われながら 傷だらけで泳ぎ続けた ただ思うがまま 何も考えず 泳ぎ続けた 時に海上に 日の光と風を浴び また重力に引かれて ヘドロに落ちていった
200 :
名前はいらない :2011/11/03(木) 19:11:42.48 ID:hQLZPCOd
蝶がゆらゆらしてるのは 死者の魂の重みなのか
201 :
名前はいらない :2011/11/06(日) 22:51:10.67 ID:lhbe8pj3
コロラド州に未練あり 不確かな記憶が ニューロンの彼方で私を呼んでる 「知らない」と呟く私の口を塞ぐあなたそのものが 幽霊のよう 砂粒のよう ガラスケースの中で待つ 私の瞳は水銀の冷たさ
202 :
名前はいらない :2011/11/08(火) 23:01:30.59 ID:p8raWWKk
吐き出したいことは みんなが言わないこと 伝えたいことは大きすぎる衝動 誰かが器だけ用意して そのまま放置していった ゴミが投げ込まれ溜まり藻が生えた その汚らしい水槽から あまりに汚らわしい溜池から 河童が出てきて鯨が空に飛び立ち ワカメが絡まった全裸の少女が出てきて 独りどこかに歩いていった 器は独り考えた 私の居る意味はあるのかと 有象無象と魑魅魍魎はその間も出て行き続け 衝動はそのままに残っている いつのまにか 水中樹は水の表面にぎっしり生え 大木になり空を覆った うっすら光った精霊が樹の間を飛びまわり いつの間にか住み始めた亜人間達が根の上に浮かぶ住居を作る 藻は取り払われゴミは建材に使われた 服を着た少女は戻ってきて神殿に女王として君臨する 平和な時代は過ぎ異民族と戦争が起こりそのうち講和した 服を着た少女は政変で暗殺された 君主制が民主主義になりまた君主制に戻った 時々水中樹の張り巡らされた下から大型水生生物が出てきて 全ての住居とかなりの水中樹を蹴散らした そしてまた全ては涙を越えて作り直された エトセトラエトセトラ 吐き出したいことは 伝えたいことは 今も今もずっとずっと
203 :
名前はいらない :2011/11/20(日) 12:00:57.95 ID:jAxGmFJU
"陽光" 冬の日に おひさまがでて 外に行きたくなった ただそんだけ たぶんそれだけで 僕の外皮は太陽を浴び そうして少しだけ しあわせになるだろう いろいろある問題は とりあえず置いといて 君は被害妄想の 渦の中から抜け出して 日の光に開け放たれる 夕暮れが過ぎて 孤独な夜がやってきても 楽しく遊んだ記憶で 満たされているだろう たぶんそんだけ ただそれだけだよ
204 :
名前はいらない :2011/11/25(金) 06:49:46.77 ID:8+vS4I+u
>>159 は
言葉は少し下品だけど奇抜でなかなか面白いよな
「うんこ」じゃなければ佳作かも
205 :
名前はいらない :2011/11/25(金) 21:50:43.26 ID:dkbo8eQU
自演乙といいたいところだが、ちゃんと読むと確かによかった。
206 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 00:49:05.73 ID:+AALGxsa
207 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 19:39:09.98 ID:Hffx6vKE
"半分" その半分の視界で 何を見たんだろう 大体理解できる とは驕りだろうな 友よ さようなら 沈黙を埋めるよう 壊れた蛇口の栓のように 僕は喋り続け 君は呆れて 出て行く 友よ 僕もやっと 心の隅から 君を追い出せる 憎しみが片方のうちに 深い欠落と輝かしい美点 思慮深さと醜悪さをもった まるで神話の悪魔のよう 類型のいない君は 半分の世界を抱えて 違う道を行く 僕は何度目かの 深い闇に落ち込んで そうして 立ち上がろうと もがき始めた いつか どこかで 君も光を掴めるといい 大切な友よ
208 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 19:42:36.13 ID:Hffx6vKE
209 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 19:58:49.03 ID:BycgDx88
調子に乗って怒らせてしまって、ごめんなさい。 やっぱりあなたのことを理解するのは難しいです。 理解しようと努めていましたが、以前から簡単では ありませんでした。私に出来ることはもうないの? だとしたら、それはとても残念なことです。
210 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:09:46.25 ID:BycgDx88
今回のライブって昨日のやつのことです。 誤解ばかりで、大変申し訳ありませんでした。
211 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:13:22.39 ID:Hffx6vKE
"光" 光が射すのなら 雲間からがいい 酸性雨が鉄筋を錆びさせ 機関銃の弾が無くなるころ 雨がやんで 雲間から少しずつ差し込む そしていつのまにか 賛美歌は途切れ どこまでも続く青空が見える たぶんそんな我侭 あくまで個人的な我侭
212 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:20:03.61 ID:Hffx6vKE
"波紋" 相対性の相対性の相対性 感情は揺れ動かされ 説明は繰り返し 大人になろう 子どもに戻ろう スナフキンはホームレスさ ムーミンはワーキングプアさ ムーミン谷は過疎の危機さ それが何だって言うんだろう 誰もが存在を証明しない 使命を追求しない 運命を感じない 僕たちはアメーバのよう 人間じゃないみたい 精密機械に垂らされて絡みつく 単細胞生物のよう それが何だって言うのさ 大人になろう 子どもにもどろう
213 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:36:24.28 ID:BycgDx88
ごめんね。私ちゃんとした文章かけないから、誤解があったと思うよ。 喧嘩だけはやめようよ。ずっと言っているでしょ?あなたの活動に共感してる。 私なりの目標がこころにあって、それがあなたの目指す方向に近いと思って応援してんだよ。 なんにも見返りなくても、嫌いなら嫌いでもいいから、私の発言の真意が分からなかったら 聞いて、間違ってたら正してよ。友達だったら、言いにくいことぶつけられるよね? とにかく私が不用意でしたので、ごめんなさいね。
214 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:47:34.41 ID:BycgDx88
勿論、あなたの心はあなただけのものだよ。 それがどんなものでも、あなたのものだよ。 絶対大事な部分を侵食しないから、機嫌直して。
215 :
名前はいらない :2011/11/30(水) 20:52:04.35 ID:BycgDx88
最初の頃の言葉も思い出して。 何を考えているのか何やりだすのか 分からないところが魅力。 それを私はただただ見守るのみ。
216 :
名前はいらない :2011/12/01(木) 01:18:25.18 ID:XgrbRmc+
"魔除け" 悪魔は笑ってあげると小さくなる 言葉を持たない子どもたちは 「キモイ」 っていう魔除けの言葉をもってる これは 無知というもっとも蔑まれるもの 悪意というもっとも忌避すべきもの 無意味という目的の正反対のもの 孤独というもっとも哀しいもの 鈴が鳴って 幽霊は去っていく 朝日が昇って 巨影は山に帰っていく いつか空は晴れる 雲は途切れて消える 悪魔は笑ってあげると小さくなる 思慮を持たない子どもたちは 「キモイ」 っていう魔除けの言葉をもってる 暴力的な相対性の中 ただ握り締めて 進んでいけ
217 :
名前はいらない :2011/12/01(木) 20:27:49.43 ID:IUAJhply
なんだなんだ?
218 :
名前はいらない :2011/12/02(金) 12:01:19.24 ID:bbHKLOf0
レス(コピペ?)から受けた影響を詩?に変えてただけです
>>215 私の元彼に、ちょっかい出さないで下さいね。
現状報告ありがとうございます。
返事も何もないので、こちらで生存確認させて貰っています。
220 :
名前はいらない :2011/12/03(土) 09:04:48.64 ID:4KI4iJAP
どういうこと?あなた以上の人なんていないってずっと言ってるのに。 意味を説明してよ。
221 :
名前はいらない :2011/12/03(土) 10:50:24.61 ID:4KI4iJAP
意味わかったけど、信じてください
222 :
名前はいらない :2011/12/03(土) 14:22:09.60 ID:K4J6P8Rb
面白い。もうちょっと混ざり合うといい。
rairairairai regend is rai rairairairai scenarios all rai 地獄は終わるの 意味も価値も 壊して進め 誤解も理解も吹き飛ぶほどに 衝動だけ抱いて 私は 痛みと弱さの隙間から 影が忍び込む 呑み込まれる前に 早く 凄惨な歴史も柔らかな思い出も 全ては風に吹かれて こんなにも 時は流れてく 狭間へと落ちる前に 乗るの 私は今 此処にしか居ない あなたは今 其処にしかいない そんな 祝福に流れる涙は 海面を走る 風の匂い
224 :
名前はいらない :2011/12/06(火) 02:38:51.80 ID:oxXzk5AB
"地球" 思うべき君は記憶の果て 願うべき僕は 月面に佇む 全部間違いだよ 分かってる 思うこと やり方 全て何もかも 見っともない残骸さ 気づかないフリをして ひたすら進んだ果て 呆然と地球を眺めてる ここにはもう何も無いんだ 救うべき心は無いんだ 願うべき明日は無いんだ 砂原と真空と 落ちない程度の 重力があるだけ 天使が羽ばたきながら 青い星を真っ白に包み込む 微笑みながら 君たちは優しく変わっていく それを満足げに眺める どうしてだろう 涙が出るよ 何でだろう 嬉しいのに哀しいよ 温かいのに冷たいよ どうしてだろう この胸は一杯なのに からっぽなんだ
月面で 赤い涙を流す あなたも 夜空をさまよい 凍え続ける あなたも 時々お出かけしては 心配をかけまくる あなたも とうとう宇宙から落っこちて バラバラになった 私も 生きている ほら まだ 手が動くだろう これは地球上の通信機器さ 心のありかで 視界がどんなに曇っても 心が壊れて 視界すら崩れても 今 足が立っているのは 紛れもない 地球の上さ そんなことを 繰り返し唱えながら 胸に手を当て 私は呼吸を繰り返す 枯れた涙が流れて消えてまた流れ 少しずつ 少しずつ 蘇る 動かなきゃ 早く動かなきゃ だけど動けない 心が止まってて 動けない 行かなきゃ 早く行かなきゃ だけど行き先もわからない 心が壊れてて わからない 言葉も念もわからないわからないわからない 私は男の肌に飢えている 抱いてよ抱きしめてよ なくしたままの心のかけらは戻るさ きっと動くさ 要するに 彼氏募集中 期待はしないと決めたけど 念のため 08065921977
226 :
名前はいらない :2011/12/06(火) 12:40:11.12 ID:oxXzk5AB
"児戯" あなたはまだ 女性ホルモンか または 男性ホルモンに 振り回されているね その数字の羅列 消しときなよ 暖かさは幻覚には無い 亡霊には利用する価値も無い 僕は限りなく自由で醜くか弱い もし付入らせたら 傲慢でどこまでも力強くなり 君の何かを損なうまで 破壊し尽くそうとするだろう 見ないほうが 楽しく語れることもある 知らないほうが いいことも多い 君の住む世界の外側には 人間の形をした亡霊が住んでいる 君の住む世界の内側には 人の形をした怪物が巣食っている よく知っているだろうけど 君の近くにも似た人は居るよ 注意深く身体を触って 心に入って探って 取り出して暖めてあげてよ 壊されないように気をつけて 壊れたところを治してあげなよ これは 僕は助からない 君を救いたい そういう驕慢で あくまで個人的な我侭
恥ずかしいなぁ。誰も電話かけてきやしないし。。。 私は馬鹿で野蛮な単細胞の弱虫だよ 言いたいことは目を見て話せ 助けたいならとりあえず抱きしめろ 殺したいならせめて自ら手を下せ 見えないものはとても怖いから寂しいから みたいな 何故だかわからないけど泣いてしまった ごめんね ありがとう K君かい? それとも亡霊さんの方かい? 最近よくひとりでカラオケで歌の練習してるんだけどさ 私とワルツをって歌がぐるぐる回ってる。上手く言えなくてごめん。 電話してよ。
結局 居るのは私だけ 疲れたよ 連絡して 呼び出して 何でわからないんだって 殴れよ 何で僕を間違えるんだって言って 蹴飛ばせよ 我が儘ぶつけてよ お願いだよ 疲れたよ
お願いだ。もう変な呪いをかけないで。 私の大事な娘は、ちゃんと居る、ちゃんと生きてる。
私しか居ないと書いたのは、ネット上の言葉なんて、全部嘘で幻かよ。と言いたかったんだ。 翻弄されて疲れたんだ。誰が誰なのかもはっきりしないんだし、私が馬鹿なんだろうけど。 多分、もう来ない。 感動する詩を読ませてくれた方々、ありがとう。
ごめんなさい。 昔の彼氏と、すっかり勘違いしていました。 やはり、頭も心も壊れてるらしいです。 なんとなく、波長が似てると思ったのか、目がいってしまったんですよ。 お騒がせしてすみませんでした。お元気で。
232 :
名前はいらない :2011/12/07(水) 19:59:31.05 ID:fyJ/1yl8
面白かった。 あなたにスレをそっくり渡してもいい。亡霊の愚痴より良いだろう。 頭が壊れているのなら、 カーテンを開けて朝の光を毎日あびて、ジョギングでもして、 三食食べて、仕事あるなら、わき目も振らずにバリバリやって インドアアウトドアのあらゆる趣味でストレスを発散して、夜は十時〜十二時までには寝るといいよ。 これアホみたいな常套句の連続だけど、病んでるならマジで効果あるから試してみてよ。
いきなり妙な絡み方してしまったのに、相手してくれて嬉しかったです。 早寝早起き運動食事ついでに掃除。馬鹿にしてたけど、本当に効果ある。 最近また崩れてたので。 仕事は占い師を辞めたところ。こんな勘違い占い師ヤダ。。。 脇目も振らず、ジョギング日記でも書こうかな。あ、一緒にリレーする?w 嵌まり症なので、また気が向いた時にでも、来ますわ。 ありがとう。優しい人。
愚痴でも嘘でもかっこつけでも夢でも、 精神性は、自由に表現すればいいと思うよ。 精神や魂や心と呼ばれるものが、 狭い現実に収まる筈もないものだということくらい、 子供の頃から知ってる。 私は魂とかそういったものを、 比べてはいけないけれど、命より重要視している。 私だって自由に精神性を表現したいさ。 ただ、今、私の頭には呪いがかかっていて、それが出来ない。 純粋であったはずの想いを続った言葉は、 曲解され歪められ、味気なく醜く恐ろしいものに変換される。 それは、私がこんなに風に、法を犯しかねない勢いで、 誰かの夢を血まみれにした罰なのかもしれないし、 私が昔、書いた詩や、発した言葉の中に、 嘘やかっこつけが混ざっていたからなのかもしれないし、 もっと別の理由なのかもしれない。 なんとなく、詩版がさらに寂しくなっている気がしたので。
あなたに似た人が 早寝早起き健康一番 と唱えるのを ムキになって否定したっけね 譲れないものがあったの 壊れかけても譲れないものがあるの 情熱とか魂とか愛とか 口にすると笑われそうなもの 否定しないで
236 :
名前はいらない :2011/12/09(金) 19:28:43.54 ID:yajz5tlA
うーん まあ、頑張ってとしか言えないなあ。 自分は本当に弱っていた時は他人も世界も脆く見えたもんだよ。 あとたぶんね こんなもん全部嘘で遊びなんだよ。 現実で何をするかが大事で、こことかネットでやってるようなことは殆ど幻。 世の中もそういう流れ。だから詩板も廃れて縮小されてる。 自分はそういう廃れた状況とか、可能性ゼロってのが大好きなので あえて全力で突っ込んでるけど。 もしきついのなら、こういう未来のないところとかものに 居続けるのは余り良くないと思うよ。 自分はどっちでもいいんだけどさ
237 :
名前はいらない :2011/12/09(金) 19:55:49.67 ID:yajz5tlA
"中庸" 水掛け論と抽象性を駆使 ジョークの応酬を誤解し 世界は間違った方向に進んでる 縮んだ脳みそで戦争を怖がる偉い人 緩んだ脳みそで戦争を欲しがる弱い人 ああ狂ってんのは俺さ 狂ってるのはお前らだ 中庸が抜け落ちたまま 夜は更けてミサイルが飛び交う 朝が来て機銃掃射で ボロキレになっていたとしても 誰でもない私と どこにでもいる貴女で ケラケラ笑いながら 裸でワルツを踊りましょう 欠けた満月の下 戦う衆目の中で 中庸を撒き散らしながら それがどれだけ空しいか 平坦な言葉で叫んで ぎこちない心で伝えて かねての計画通り 素通りされましょう 誰でもない私と どこにでもいる貴女 ああ狂ってんのは俺らさ 狂ってるのはお前らだ 中庸が抜け落ちたまま 夜が更けてミサイルは飛び交う 朝が来て機銃掃射で まだ生きていたとしても 君と
238 :
名前はいらない :2011/12/11(日) 16:49:42.91 ID:MHAHqRNs
"恋について" 君はまだ生きている だけど僕の好きな君はいない 君にずっと恋してる けれどもう資格はない 好きじゃない子を抱いた 好きじゃない人生を生きた 好きじゃない人間になった ずっと君を待っていたかった 成長なんて少しもしたくなかった 僕の世界は端から崩れて また端から立て直されていく 突貫工事で脆いまま 何もかも更新していく中 幼い君だけがずっと残っている それは急ぎ足の行程に飲まれ 酷く形骸化して 何の意味づけも無い異物のよう 今生きている 君は偽者だと分かったあと 僕も変わり果てたと気付いた いつか ひとつ残らず壊れ果てた僕と 擦れた廃棄物みたいな君で 楽しくお喋りしよう シミだらけでヨレヨレで 救いなんて一つも無い 汚れた歳月を浴びて 哀愁を漂わせながら 皮肉を言い合おう 笑ってしまうくらい 酷い罵倒をし合おう 僕が全て無くなってしまって 君も消えうせてしまったあと 子孫に墓を壊しあってもらおう 自由も純情も 愛おしさもこの恋には何も無い ただ言葉や離れた想いだけが 空しく宙を漂う
239 :
名前はいらない :2011/12/11(日) 23:14:30.51 ID:MHAHqRNs
"赦し" 赦すよ 君たちを赦す 出来うる限り赦そう 僕を赦さなくてもいい 僕は君たちの 無知を不遜を 罪を赦そう 神はいない あの世も無い 救いは無い でも赦そう その全てを赦そう そうして また下衆に戻ろう
240 :
名前はいらない :2011/12/14(水) 20:12:31.10 ID:IxB9/5V/
"幻" 誰が何を語るかなんて どうでもいい 面白ければいい 誰が誰かなんて どうでもいい 楽しければいい 倫理も道徳も蓄積もない よく出来た純粋暴力装置 これは全て幻 ここには他人は居ない 全て君を映すだけ 君が若いなら 若くなくとも 明日が待ち遠しいなら 確固たる道を歩めばいいのさ 水掛け論や 目線の違う議論は 面白いけど成り立たない 亡霊が眺める中 肉体を持った人たちは 軽く通り過ぎていく 時々 天恵が降りてきては 残さず食いつくし 次を怠惰に待ち望む 倫理も道徳も蓄積もない よく出来た純粋暴力装置の一部
you facked born to koukaku songs is berry beautiful きっと 心配ばかりかけている 阿呆な娘でごめんなさい
私はGが大の苦手だ それは私がGに食われたからだろう あなたは私が無数のGに食われる悪夢を見た そんな 悲劇と悪夢の終わり
美しい男に全てを捧げようとその昔、浅はかに願い、恋をしていただけな筈なのに、何故? そんな、呪いの終わり。
ラミパパ そりゃ 食べて 食べて って 私うるさかったかも知れないけど 私個人以上は絶対あげない そして親様 もしまた生まれ変わっても もう自分を粗末にするような事はしないようにする もしも故郷なる天国や神があるなら ずっと有り続けてほしい そして母も父も子供も元気でいてほしい 私は自分が何者なのか 今だによくわからないけど もし許されるなら自分で自分の人生を 生きていきたいと思う ありがとう
ところで、書いてるのK君だよね? やっぱり違うのかな? 私、あなた好きだから、元気でいてね。
私が娘を心配して気も狂わんばかりになっている時 ふと これは何処かで私を心配して気も狂わんばかりになっている あなたの気持ちなんじゃないかと思ったんだ 見てるわけないけど 変なことばかり書いてごめん 元気でいて
私はきっと不安で、意味を考えてしまった。悪かった。 もう呪わないで。
248 :
名前はいらない :2011/12/20(火) 12:28:40.99 ID:tDS/o9RW
"七色" 七色の虹が出た空に どしゃぶりの雨が降る 暴力の果てに民主的な国家が建ち 進化の果てに土臭さを懐かしむ 旧約はキリストの乗り物で 孔子の裏には老子がいる エクソシストは日々精神疾患と闘い 精神科医は怪現象に頭を悩ます 何千年分の知識をもって 夕食のメニューに頭を悩まし 本物だったり偽者の愛が溢れ ふいに傷つけられたり 癒されたりする この世界は 辻褄なんて合わなくても 何ひとつ矛盾無く 存在し続けてる ああ それは何て楽しくて 素敵なことなんだろう 悟ったふりをしたって この快楽の波には勝てないし 混沌の渦には呑まれるよ 君はサーファーのふりをして 論理と理性と感性の波を泳ぐのさ 双頭の蛇は喰いあって円を描く 混沌が口を開けて襲い掛かる 寸でのところでかわす ああ それは何て楽しくて 素敵なことなんだろう 七色の虹が出た空に どしゃぶりの雨が降りそそいだ
249 :
名前はいらない :2011/12/20(火) 13:03:20.57 ID:tDS/o9RW
"認識" 君の大事な人が 僕の中にもあるのなら それは嬉しいことだね 間違った場所で 幻を見続けてくれれば 寂しくなくて済む 大事な人は目の前に居る 大事な人は心の中に 大事な人は幻の向こうに 世界は 君の思い通りに
此処に、大事な人の面影を見るのは、間違いだとは思ってる。 ただ、私は、詩は、現実には表現できない、 本当の気持ちに近いものを、表現する手段だと思っていた。 最近は、詩心停止状態だから、ほとんど話し言葉みたいになってるけど。 だから、わざわざ他人の気持ちを書いたり、 詩なんて嘘だと言う人達の、気持ちがわからないし、 何が起きているのか、わからなくて心配になるんだ。 私は、本や夢の中から生まれたんじゃないかなんて思うほど、 時々ボーっとしてるし、人の気持ちに振り回されやすい。 今ある現実はもちろんとても大事。 ネット向きの性格じゃないな。とは思うよ。
251 :
名前はいらない :2011/12/21(水) 00:59:18.56 ID:qEsMeY9G
いや、ってかこのスレは君と自分しかいないよ。 両者とも噛み合わないから面白い感じになってるけどさ。 右脳で詩を書く君と、左脳で詩を書く自分って感じだ。 それと、振り回されやすいんじゃなくて、君は振り回してるんだよ。 振り回され具合が楽しいからいいけどね。 面影を見るのも言葉のあやなんでしょ? 大人ってコミュニケーションが難しくてやだねぇ。 自分は、少なくとも自分の書く詩は嘘で幻だと思ってる。 現実で活動する詩人の方たちと比べたら酷いもんだ。 でも下らないからこそいいんだよ。 責任が無いし、どこまで行っても嘘だからこそ正直に制限無く書ける。 ここも嘘だらけの場所だし調度いい。
回し回されだよ。多分。 責任とれないっていうのは、私は逆に恐ろしいよ。 どこか糞真面目だから、あまり言葉のあやは使ってないつもり。 面影っていうのは、あくまで私の中の記憶やイメージでしかないけど。
で、幾つかの詩意外は、あなたの自分で、 私しか居ない。っていう落ち? と、思いながら書いてる。 右脳と左能って、上手く繋がらなくなると、壊れるんだよ。
また、怖ろしい事を考えてしまったじゃないか、 私の壊れた脳と私の脳を壊した文字の馬鹿。 もちろん子供にはなんの罪も責任もない。純粋だよ。
てめぇ。一度は私を愛してた人間だろ? 子供の義理の父にまでなろうとした人間だろ? 私はあなたを愛してたし好きだったし、今でも恨んではいないさ。 よく、女性の感情論の右脳と男性の理性の左脳の理性で喧嘩になったね。 私をそんなに恨んでるのか? 私だけじゃなく、子供まで壊す気か? 今、可哀想に、子供が頭が痛いって言ってるんだよ。 そしたら、私はあなたを許せないよ。 あなた大人だろ?
私はあなたがそんな人だとは思えない。 別人で偶然が重なっただけ? それとも機械が勝手に書いてるとでも言いたいの? 何が誰が仕組んでいるのかなんて、わからないし、もう誰も何も憎みたくないよ。 ただ、私の大事な人達を壊すな。
257 :
名前はいらない :2011/12/22(木) 12:02:37.40 ID:Wx7vDCLX
噛み合っていないわけじゃないよ。わかっていますよ。 契約の件は、対面で話し合わなければ前に進まないから。 あなたこそ、もし人に絶対的な貞操を求めるなら、自分も約束して。 浮気するな、俺だけ見ろよ、って言うなら自ら手本を示さなきゃ。
258 :
名前はいらない :2011/12/22(木) 12:06:20.70 ID:Wx7vDCLX
それから、詩で嘘つくのはいいけど、現実に対面で嘘つかないでよ!
ごめん。多分、私の頭が壊れているだけだ。 ただ、私は今、真剣に、見えないものと戦いながら、現実を生きてる。 それは、誰かの悪意なのかもしれないし、 テクノロジー犯罪のようなものなのかもしれないし、 私が狂っているだけなのかもしれない。 私は、魂が食料のようになる時代は絶対に嫌だ。 何を愛し何を信じて生きればいいのかわからなくなる。 此処だって、此処で誰かに構ってほしいわけではなく、 この狂った状況をなんとかしたくて真剣に書いてる。 そうする事で、逆に事態をひどくしてしまった事もあるかもしれない。 それは、謝る。 だから、ちょっと気に障ったんだ。あなたが誰にしろ、 何かを知ってやっているにしろ何も知らないにしろ、 悪意が無かったのなら悪かった。
260 :
豚狸 :2011/12/23(金) 09:26:13.20 ID:qh+Ob2Ad
悪意があるわけがないでしょう? 純粋ですよ。私の思いは。 後程、それを証明してみせるから。 でも、私もあなたの疑心暗鬼理解できた。 自分自身の気持ちを考えても、相手を 70-80%以上くらいは信頼しているんだけど、 20-30%くらいの不安に時に耐えられなくなる。 騙されて、踊らされて、からかわれているのでは? 文字入力なんて、天才作家に任せたら、気持ちが 無くてもなんでも創作できるのではないか? などと考えたりする。 でも、一方で、人間こんなにも必死に嘘をつくとしたら、 その嘘も本当なのではないのか?などとも思った。 これは、言語でのコミュニケーションの限界なのかな? あなたが悪いわけではありませんよ。
>>257 >>258 >>259 誰がなんのつもりで誰に書いてるのか、知らないけどさ、
私が怒ってるのは、人の心を貶め壊す為に、工作的に文字を書いてる人。
後、未成年レイプ犯罪者や、臓器売買犯罪者は許せないんだよ。
誰にも貞操なんて求めてないし、私だって、
好きな男と幸せなsexもすれば、金の為に風俗嬢もやれば、
喜んで幽霊だか何だか見えないものともやったよ。
それが、悪い事だとは今だにあまり思えないけど、
犯罪者を助長させるのは嫌。
私は現実に嘘をついた事はあるし、詩に適用な装飾をした事も、もちろんある。
現実に、今だに後悔して悪かったと思ってる嘘もあるよ。
でも、最近は、ほとんどないけど、多少、自分を抑えたり、
やりたくない事でもしたり、自分をごまかしたりの嘘をつかなければ、
やっていけないのが現実だと思ってる。嫌だけどね。
そうしないと病院送りだから。嘘ついた事がない人なんて居るの?
ちなみに私は、豚狸という名前の人は知らない。混乱させないで。
私の名前はどぐろ蛇人間名は有香 胸の核に渦巻くマグマ神聖なる情念の蛇は いつかどこぞやの車にひかれ死亡した 悪霊達が私を占拠しようとする 私はひとり身体をくねらせながら 蛇神が蘇るのを待っている 神とは人間が捏造した胡散臭いものではない 私で財布等を作り金儲けを企むような汚い男達は要らない ビデオに収め売り飛ばそうとする奴など死ねばいい 私達は実験動物ではない 私は純粋に身体が千切れるほどに ヤってくれる男を求めている 誰か居たら電話しろ 08065921977
有香さんの携帯に伝言残してあります。 チェックしていただけたら幸いです。 何か、喧嘩してしまうかも?って思うとこわいけど、 でも前に進めるためにはこれしか方法がないと思った。 仕事が日本時間7-8時に終わるとして、9時前後にはお話ができると思うよ。 例の喫茶店から何時間でもお話できるように、カード3枚買ってある。 あー、仲良くして欲しい。一晩だけでもいいから、いい夢みせてください。 なーんてね!無理しなくていいから。あなたの気持ちも複雑だろうからね。 私のことは気にせず、具合が悪かったらここに書いてくれてもOKですよ。 電話では顔色はわからないしね。メールよりはましだけど。 世界はあなたの思っているほど、悪い場所ではないとおもうけどな? どうなんだろうか?宗教的意味合いはないけれど、一応メリークリスマス! もし、この挨拶嫌いなら、Happy Holidays !
留守電聴いたけど、中国語わからないから。 そういえば、7年前くらいに発狂する前に、 中国あたりの呪いがかかってるって言われた事があるな。 私もそれはそうかもしれないと感じてる。 恨まれる事も嫉妬されるような事もないと思うけどな。 熱狂的な誰かのファン?そういう単純な話しならいいけど。 人を呪わば穴2つ。しつこく呪いかけてくる人は、 私達を苦しめたように苦しめばいいと思うよ。 知識だか支配だかの為に、精神的肉体的臓器売買や未成年レイプ。 私の精神を実験代にする奴も、勝手に地獄に堕ちればいい。 後、日本語で留守電くれた女性。豚狸さん? どういうつもりなのか話しなら聞きたいけど、私、レズじゃないし。
有香さん、ごめんね。人違いだったのかな? いずれにしても、留守電にしているだけなのね。 よろしかったら、連絡帳をみて。あなたが、 私の携帯にかけてくれたらうれしいです。 私が例の場所についてから、私の番号を 連絡するよ。 でも、無理にとはいいませんから。 もし気が向いたらでいいです。 ゆっくりあなたと歩いていければいい。 あ、有香さんへ質問。どうして私が女とわかった? 男かも知れんのだよ。魂をもてあそぶ人に注意して。 そんな人がいるかどうか、私は知らないけれど。 私はこの板と音楽系の板にしか、コメント書かない。 いつでも、あなたに誠実に向き合う気持ちがあるよ。
そーだ、声聴いて女と思ったのか。自分ばかだ(笑
あなたが誰で何の目的で、電話してきたのかわからないけど、 寝てて出れなかったから留守電になっただけ。 私は2ちゃんは詩坂にこのトリップでしか書かないし、 連絡張というのはわからない。 電話はかけ直したけど、現在使われていませんの国際電話みたいなのや、 以前の、かけ直しても機械音しか鳴らない番号や、非通知じゃどうしようもない。 声が女だから女だと思っただけだよ。 気味の悪いことばかりしてこないで。
ああ、詩版が落ちて、スレ立て直した時に、 トリップや名前変えたけどね。それも私だ。 後は何年か前に2回くらい名無しで書いたかな。 とにかく、もう、気味の悪い事はやめて。
間違った場所で、幻を見続ける日々が終わったようですね。 有香さん、私の誤解から、ご気分を悪くさせてしまい、 大変申し訳なかったです。あなたの魂の平安を願います。 私の今回の粗相は、どうか笑って水に流してください。 とにかく、今日のことはあなたの記憶から消してください。 本当に、ごめんなさい。
間違った場所で幻。うん、私もそれは辞めたい。 こちらも、間違った粗そうがあったなら、申し訳なかった。 私は多分霊媒体質で、遺伝的に子供も似てる。 私もどこの親も子供の事になると、心配でたまらなくなる。 多分それだけの事だと思う。 現実に、会いたいと思い続けている人なら居る。 実在してると思いたい。 霊体として、は困る。
私は情念の塊みたいな所があったから、飛んでいってしまったのかな。 とも思う。 ひとりで、自分を手放して、自分に愛され、自分と寝て、自分と憎みあっていたなんて、 多分、飛んでこられたほうも迷惑なら、私も自分の魂がなくなるのは、 とても悲しい。 今は、死んでいる状態でもいいから、 私の胸の中に、在り続けていてほしいと思う。
272 :
名前はいらない :2011/12/25(日) 13:15:10.88 ID:enJIy6iK
気分を害されたらすみません勝手に
>>271 の詞を自分的解釈で書き換えてしまいましたwww
レッツゴーコスモ レッツゴーコスモ
フライアウェイ俺の魂
俺は自分が大嫌い大嫌い大嫌い大好き
マスターベーションエブリデイ
でも手の甲をボールペンでぷすり
あいてて
この涙はどちらの涙?
全てが無に帰す宿命でも俺は無限を求める
273 :
名前はいらない :2011/12/25(日) 16:26:29.67 ID:pfTm3EsV
"または違うもの" 未開の部族の母は 三人も子どもを生むと歯も抜け落ちる 女性の統合失調症は二十代後半から 関連なんてしらねえよ 親切と言うか呪いだね 君がウソかマコトかなんて どうでもいい だからいつも的を外すのさ リンゴの下の顔へ命中 別に謝る気も無い もし君が 言葉や概念だけで 世界を乗り切っていけると思うのなら それは甘い 僕のように 言葉や概念なんて 端から信じてすらいないのも それも間違い ある母は 祈るようにジムで走る 明日子どもが元気でありますように 明日家族が元気でありますように 自分がみんなの中で在り続けられますように 土臭さや汗臭さは醜いけどほんとうだ 抽象達は醜さの上の張りぼてだ だけど限りなく美しい きっと君たちの子宮は 言葉を発してる 祝福やまたは違うもの それはこの耳には一生聞こえない 僕らは間違ったまま たぶんすれ違ったまま 別段それで構わない 刹那的な邂逅なんて下らない 類型的でよくある考えさ
274 :
名前はいらない :2011/12/26(月) 22:17:07.93 ID:yNfKGFNF
"偽物の" どうしようもない世界が好きだ 去ってしまったみんなが好きだ 取り戻せない過去が好きだ 君の憎しみで苦しみ抜き 死んでしまっても 別に良かった でもそれは 本物の何かに任せよう いつかこの身に 降り掛かかり続ける 呪いが全てはじけた時 報いを ついでに受けるから それまで 鈍い痛みを 引き受け続けよう 偽物の痛みを 嘘くさいヒロイズムで 歌い続けよう どうしようもない世界が好きだ 去ってしまったみんなが好きだ 取り戻せない過去が好きだ 痛みだらけの明日が好きだ 去ってしまった君が好きだった 失くしてしまった友を好きだった 僕たちは明後日の方向へと 離れ離れになりながら いがみあいながら それぞれに進んでいく 僕は予定通り 偽物の痛みを 嘘くさいヒロイズムで 嫌味に歌い続けよう
目を閉じて灯りを消せば 全てが消えるなら ここはなんて 自由で温かく悲しい楽園のよう 手首から冷えてゆく 夜の外気に身体が透けたなら もう 何も心配することはない気がして それでもまた 温かな愛しさを抱きしめられる 朝を待ってる
276 :
名前はいらない :2012/01/01(日) 20:37:27.71 ID:xGu9MBsz
"未来と過去" 紫色の手の甲 膨れ上がった指元 吹き付けるそよ風が痛い ヘッドライトが通り過ぎていく 拳を作らずに 手を拡げて また誰かのため 使えたらいいな そんなこと思いながら 真夜中走る 満月は笑いかけ 星空は輝き続けた 木々はざわめき 空は何処までも 黒く澄み渡っている ドッペルゲンガーは併走し 愛しい人や憎い人たちが 代わる代わる 話しかけてくる それに丁寧に答え続ける 君に僕のうたの未来と 過去をあげるよ それで 相子にしよう 誰もにこのうたの未来と 過去をあげる それで 許してほしい オレンジの街灯を通り過ぎ 節電ゾーンの闇の中へ ランナーは吸い込まれるように 消えていった
277 :
名前はいらない :2012/01/04(水) 14:10:26.77 ID:lqpzm9hW
"蛇足" 狂っているのなら 面白いのでそのままに 狂っていないのなら こんなところで 人間関係を作るのは止めよう それがウソでもマコトでも おっさんがしたり顔で女のふりをして 子どもが平気で大人のふりをする 祭りを支えているのは特定の数人で 自演しているバカはばれてないと思ってる それを不特定多数が観劇 ガラガラのコロシアムは亡霊で超満員 それが楽しいならいいさ そんな救いようのないバカは大好きだ 僕らと一緒に混ざりなよ だけど苦しいなら もう止めなよ 苦しいなら こんなところにいなくてもいいよ 手を取り合って愛されて楽しんで 積み上げて手に入れて 取り戻しなよ 君に羽や手足すら無くても 若さが擦り切れているとしても 大切な誰かが居るのなら 憎まれるほど誰かに関われるなら こんな無為はもうやめなよ
278 :
名前はいらない :2012/01/04(水) 21:06:11.69 ID:q2KWon8A
線路に散らばった私の身体 まとめてミンチにして下さい 特急電車の車輪が引き裂いた私の身体 既にカラスがついばみ始めた 枕木の横には歯のついたままの肉塊 野良猫が今、私の背骨を引っ掻いている 誰か私をミンチにして下さい 真冬のレールは余りにも冷たい
279 :
名前はいらない :2012/01/05(木) 03:22:24.82 ID:dw7G6s3c
冬で終り 冬は始まり 冷蔵庫ならまだ霜 冷凍庫 冷蔵庫代わりにと考え 窓の外 凍ったパックミルク 手作りアイス作った 自然の力
280 :
名前はいらない :2012/01/06(金) 02:06:38.01 ID:YzZkGjgz
君はいくつになったの? もう羊水が腐ってるの?
281 :
名前はいらない :2012/01/06(金) 11:19:43.16 ID:6YP1cIR+
だんだんね心に黒い泥みたいのがついてきて すごく辛くなるんだ。 一生懸命、心についた泥を取ろうとしても 疲れるだけでぜんぜんとれないんだ どうすればとれるかな・・・ もう・・・すごく疲れたよ? 誰か泥を取ってくれないかな・・・
282 :
名前はいらない :2012/01/06(金) 14:08:25.15 ID:AJnUahSK
泥なんて、気にしないでいい。清濁両面あるのが人間では? そんなの誰にでもあるけれど、あなたは感じやすいだけ。 自分の場合は、割り切って悪い面はすぐ忘れることにしているよ。
283 :
名前はいらない :2012/01/07(土) 23:48:45.03 ID:1JFLZzLL
280 若けりゃ口説くって戦法? 残念だね タイムトラベル必要 なぜか、それでも、無駄な潔癖健康避けナルシス
284 :
名前はいらない :2012/01/07(土) 23:52:06.32 ID:1JFLZzLL
健康避けてる理由じゃない 体内部健康思考派 異性避けナルシス病 なんかそれが気楽
285 :
名前はいらない :2012/01/07(土) 23:55:41.83 ID:1JFLZzLL
280 はるな愛ちゃんの格好は、もうできないと思う、たぶん・・・ きらいじゃない デートのときのフェミニン衣装も好き。
286 :
名前はいらない :2012/01/08(日) 00:04:29.39 ID:PCi4M3o2
280 羊水? 母体での栄養分配処理後の胎児の尿のこと? う なもん、まだないな〜〜〜
287 :
名前はいらない :2012/01/08(日) 23:56:38.14 ID:KvNBqwoz
神様が私にキスをした
288 :
名前はいらない :2012/01/09(月) 01:51:54.95 ID:qziaOpvb
生神様どこかにいないかな? 探せるもんじゃないよね?
289 :
名前はいらない :2012/01/09(月) 16:27:18.64 ID:2zBsehEU
290 :
名前はいらない :2012/01/13(金) 16:31:48.81 ID:Ot7X09PQ
救急車に初めて乗った へなへなの俺を あったかく支えてくれた ゲロゲロの俺のシャツを着替えさせてくれた若い淳子さんって看護士さん バッタリ 今朝会ったら笑顔で 「今日はイケメンだね」って言って送り出してくれた 「おっさんをからかうんじゃねー」 へなへなからへらへらになった俺は退院した 白衣の天使は確かに実在した!
291 :
名前はいらない :2012/01/13(金) 23:25:50.79 ID:Y2Ju6e4E
救急車には、通常看護師乗ってないよ。 あなたはいけめんですけれど。
292 :
名前はいらない :2012/01/24(火) 06:03:17.34 ID:+ltWM1qJ
>>291 救急車で支えてくれたのは救急隊員さんで、看護婦さんは病院到着後でした。
( ´ё`)=3
察して欲しかったぞな…
でも、その辺りの時系列うまく表したいと思った、※ありがとう。
293 :
名前はいらない :2012/01/26(木) 09:06:19.41 ID:mlagvno2
寒いとつらいね 寒いと布団から出んの嫌だよ みんな子宮から出んの嫌だっただろう 今朝思った
294 :
名前はいらない :2012/01/30(月) 10:59:39.93 ID:W3jaqeBP
庭に赤い実が咲いていた 朝日に照らされて 罪のない色をしていた 咲きだしたばかりの 生命の息遣いを感じた 寒さの中で震えているように…
295 :
名前はいらない :2012/01/31(火) 22:34:19.67 ID:vl821nhq
>>1 ああ、この夢が叶うことなど常識的にはないのだろうか?
新聞は朝日で、s紙など手に取ったことさえないよ
あなたと同じようなこと考えていたり、気が合うこと多い
でも、そう思っているのは私だけなのだろう
余りに今日のあなたは凄く、輝く皆の星...
296 :
名前はいらない :2012/02/08(水) 00:51:31.78 ID:mhf/IFph
目の中に唐辛子 直に入れた後揉み解せ あぁイタイ 死んだ方がマシ マーシーはネ申
297 :
も :2012/02/12(日) 02:06:18.12 ID:PCsi0H+b
直角に左折する帰りみち 使えねえなどと悪態をつき 見上げた空にはおぼろ月 妬みだの陰口だの裏切りだのに ええいめんどうと 親しみやら思いやりまで ひと絡げにして ぐるぐる回して 溶けてどどめ色になった渦の 真空になったその真ん中で 守りたい者だけを引き寄せて ひとときでも ただ一緒にいれること それ自体が自分にとっては贅沢なのだと 思い知る 本日も凪ぎの日々
298 :
名前はいらない :2012/02/21(火) 03:06:45.75 ID:DXszia+Q
わたしの考えてることは簡単すぎて だから人には伝わらない
299 :
も :2012/02/29(水) 00:53:43.21 ID:4RfVF0gB
たとえば蓮華王院本堂の屋根 なにかのほうそくか それは 太古にインプットされた 背筋がぞわっと するような
300 :
名前はいらない :2012/03/02(金) 22:14:29.27 ID:hZa1C1sh
朝早く巣を飛び立った、一山超えた集落の気にとまって餌の虫を探していた、ふと近くの枝を見渡すとと不思議な竹の箱のようなものがあった、 中を見るとおいしそうな匂いのするのがあるので様子をみながら中へ入っていった、するとパチンと音がして入口が閉まってしまった、 出ようとしてもでられない、竹と竹の間にくちばしを突っ込んで出ようとするが出られない、何度も必死に出ようとするがでら れない、ついには頬が竹に擦られて血がにじんできた、必死にもがいた、巣には赤ちゃんが泣いて私の帰りを待っている、 虫をくわえて帰ってくるのを待っている、早く帰らないと、、早く帰らないと、、赤ちゃんが、、赤ちゃんが死んでしまう、、 必死にもがいて竹の間からくちばしを出して逃げ出そうとするが」逃げられない、顔はもう血で真っ赤、もう日が暮れてきた、 赤ちゃん目白はぴーぴー弱弱しくぴーぴーと泣いて涙がいっぱい、ひもじーーよー、ひもじーよー、おかーちゃーん、 おかーちゃーんどこにいるのーーー、私は必死に叫ぶ、出してくれー、出してくれー、赤ちゃんが死ぬーー、頬は涙と血でべとべとになっている。 ”野鳥を捕獲するのはやめましょう””
301 :
名前はいらない :2012/03/04(日) 23:02:58.00 ID:SkKM13ae
302 :
もん :2012/03/07(水) 01:39:38.00 ID:jMv/XA0U
らいあーげーむ らいでん らヴぇるのぼれろ ら・ヴィ らはいな らぴすらずり らびりんす らふかでぃお らヴぇんだーの草原 らまぬじゃん らんどさっと らんぼお 不眠症の 蒼ざめた青たち
303 :
名前はいらない :2012/03/08(木) 14:46:58.52 ID:awA17Xt3
- シクラメンの鉢植え - シクラメンの花たちの足元には まだ出ぬたくさんのこどもたちが待機していた きっとこれから育ちゆくちいさな「芽」 彼らは親たちのひざもとにに隠れて 養分を吸い取って吸い取って やがて立派な花を咲かせるのだろう それを見守りながら わたしはこれからもこの鉢植えを大事に育ててゆく
304 :
名前はいらない :2012/03/18(日) 16:33:17.16 ID:uQbBZvx/
"君に" 嵐の後のような 陽だまりの午後 告げられた感触 わずかな寂しさ 君に 別れが多すぎて 諦めに慣れすぎて たぶんこれも 何かのパーツさ 君に君に ガラクタで編んだ 地図を渡そう 君が気付かないよう エールとそっと 君に君と 君に
305 :
名前はいらない :2012/03/20(火) 10:20:50.95 ID:1NuarPVQ
「あなたへ」 親友だし別れることはないと思うけど 別に無理しなくていいからね 自分に正直にやりたいようにして このまま一生繰言ばかりを詠み合い これ以上踏み込んでくれないとしても 素敵な思い出たくさんあるしね 苦しくてもなる時はどうにかなるし どうにもならないものはどうしようもない もし思い通りでなくても全く後悔はしない ふたりの夢がいつか叶うよう努力する 脳内で勝手に思うだけでは努力ではないけれど あり得ないと諦めたら終わりだから出来ることをしよう
306 :
乙女ヨード :2012/03/28(水) 10:40:23.18 ID:qm1pqL2O
思い出はつみき。 崩れてゆく前頭葉が壊死していく いつも鼓膜をオフしてた でもみんなの声は聞こえてた 違う。非。 虹がゆらゆら揺れる イナズマは自我をマヒさせる 桜の香りもテレビの砂嵐も 全ては幻聴だったと 水浴びしている小鳥たちに 小銭をやりながら問う ゴムまりの地球で 今も冴えなく かといって弾むことなく 駅前でチェロの哀歌を さり気無く一人浴びてます。
307 :
名前はいらない :2012/04/07(土) 07:22:22.75 ID:nqEtQ1+w
「素直になって」 何で不機嫌なのだろうか?と書いたところで 私の意図が伝わるかさえ不明 これ以上ない位の賞賛皆から受けても 自分自身が自分に不満?何故?
308 :
名前はいらない :2012/04/08(日) 23:30:51.91 ID:MTz2L/iZ
失われた感覚 それがたまたま詩を書くという事だったのだとして これはそれをとりもどすリハビリのようなもの ただ おもいつくままに 難しいと思わなければ難しいと感じることもないそれは ただ 今の俺には困難なものだというだけ それ以上でもそれ以下でもなく 書いてみれば形にはなる それの出来の如何など問題にしているのではないのだから 今はこれはこれでいいのだ
309 :
名前はいらない :2012/04/10(火) 16:11:50.60 ID:hRKUjYxH
"鮮やかな" 色がついたら みんな鮮やかだね 僕らは七色の毒に 犯されている バベルの塔が崩れ去り 専門言語は通じない 知性は島宇宙で 腐っていくのさ 透明な毒は降りそぞき 桜は満開に咲き誇る 誰かはこの世の春を騒ぎ 誰かは地獄に絶句した みんな どうか どうか元気で 悪魔は未来を囁き 言葉は気圧に押し潰される 天使はラッパを吹かぬまま 本当のことを伝えぬまま 色がついたら鮮やかだよ みんな どうか どうか元気で ああ とても鮮やかだ 本当にそうだ
310 :
名前はいらない :2012/04/10(火) 17:49:47.23 ID:MLEZaarm
おわった おわった はああーーー おわった あ゛あ゛あ゛あああああ もうだめ おわった「笑い」
311 :
通りすがり :2012/04/11(水) 00:14:33.75 ID:mkoiBAZ3
今日も仮面舞踏会 まわる、まわる、笑顔の仮面 手を取り合って笑いあって 裏では汚い罵り合い 取り繕って貼り付けて 必死に繋ごう嘘の縁 その身を晒すのが怖くて 塗り固めたそれが僕の砦 鏡に映る笑顔醜く 消えてなくなれと願う姿 剥がれる事が無いのなら その首ごと捥ぎ取ってしまえ
312 :
名前はいらない :2012/04/17(火) 05:46:36.49 ID:C2NcUGv0
「臥して懺悔すべし」 今朝本物を見ました 本物のキ○ガイです あんな姉 なるほどと納得しました 真相は意外と単純で 要するに とんでもない馬鹿が罪なき人を犠牲にした 頭が悪すぎるのはもはや擁護の余地がありません 学校の勉強が苦手だとかそんなレベルの話ではなく 殺意を覚えるほどの愚かさは実在する 倫理観を問えるレベルですらない まして病気など遠因に過ぎず 当事者意識もない 要するに本当にどうしようもなく頭が悪いのです
313 :
名前はいらない :2012/04/30(月) 19:33:27.49 ID:NNH1Op9o
"違えて" 緑色の紫は 赤色のキミドリ 言葉と意味は違えても きっと分かりあえるよ 夜が来て深く眠り また夜が来る 朝焼けは想い出とともに 真っ白に朽ちたキッチン 赤茶けた大樹たち 抽象的なイメージは死んだ 雰囲気は無効化された 夜が来て深く眠り また夜が来る 朝焼けは祈りとともに 死者が生者を貪り食い 天使がそれを嘲笑う 緑色は紫の 赤色がキミドリ 言葉と意味は違えても きっと分かりあえるよ 朝が来て深く眠り また朝が来る 三日月は想い出とともに 深く考えることや 強く想うことが 意味をなさないとしても 深く憂えることや 優しく抱きしめることが 価値を示さないとしても でも
314 :
名前はいらない :2012/05/14(月) 13:56:41.45 ID:04pp7oSK
"ワームホール" ワームホールの ひらいた青空 さばくと日照りのせかい ぽっかりと空いたまま こころの穴 ゆたかさを竜巻のよう吸いあげて 砂を吐きだすだけのまっ黒な穴 さあ 歩き出そう 歪んだその景色をかかえて うらむのもいいさ うらやんだって憎んだっていい 想うことだって愛しむことさえも この歪さにはゆるされている だから やあ どこへ行こう何をやろう さあ何ができる 乾燥してかたくなった腕に にぎっているものは すっかりまっ黒になった瞳で ずっとみていた光景は きのうの 太陽にふりそそいだ砂鉄が 反射してかがやいている あしたの 雲ひとつない月明かり ふりそそぐ砂金がまるで むかし話のよう いつの間にか ワームホールのひらいた青空から たくさんの光がふってきていて 砂地からはあたたかい水が 噴きだしている やあ 何をやろう 何ができる
315 :
名前はいらない :2012/05/29(火) 14:01:36.61 ID:Xmvu0ENZ
"視点" ショーのよう縦列に並んだ 美しい編隊から投下された爆弾 大きな大樹に寄り添うよう 城壁と民家が建ち並び 飛行船が飛び交う都市は焼かれ ウサ耳の彼女は千切れ飛んだ 戦火に飲まれ傷を負い どこか魂の集まる場所があるなら そこに逃れたいと思った 大切なもの 半分が消えて 残りの半分も去ってしまって 今なら空へと浮き上がれる だけど 何もかも手を引っ張って 君をどこへも飛びたたせない 爆発音と衝撃で飛ばされ 足を絡め地面に叩きつけられた 真っ赤な血だらけの顔 べそを掻きながら 立ち上がり 歩き出す 考えてもいなかった 灼熱の砂漠に焼かれ 泥水の洪水に飲まれ 酷く情けなく とても勇ましく 変わり果ててしまい もっともっと先へ ずっとずっと遠くへ 悲惨なことも幸福な時も 見続けて もっともっともっと先へ ずっとずっと とても遠くへと 歩いていく
316 :
名前はいらない :2012/05/30(水) 17:23:34.38 ID:Pmi16Yns
"再生" 旅人が歩き疲れ 倒れ果てた場所 亡骸が啄ばまれ 白骨が野ざらしになった跡 君はそれを見ていた そこに立ったまま 傍らの腐った袋から 零れ出た種 気候変動の影響により 晴れ渡った大気の中 芽を大地へと 雨が降り 日が照って 君は祈るよう 歌い飛ぶ残思と混ざり合う 遠い遠い昔 近い近い未来 独裁者は処刑され 民衆は滅び去り この星は破裂して 宇宙は縮小した 録画シーンは巻き戻り また早回っていく 緑の種は 十分な水分と 沢山の日差しを浴びて 空へと伸びていく 雨が降り日が照って 祈るような 残思が祝福し続けた 録画データは巻き戻り また早回り ただ 再生し続けた
317 :
名前はいらない :2012/06/01(金) 02:05:07.32 ID:RNil7kkU
"羊" 羊飼いは 鼻歌を歌った 唯一であるという ことさえも 満たされた世では ひとつの特性に過ぎない 唯一であるという ことさえも 末法の世では ひとつの特性ですらない 羊飼いは 鼻歌を歌い続ける 何もかも 解いた先に 何もないのなら 何もかも 結ばれたあとに 何もないのなら 黒い犬は せっせと羊を追い回し 羊飼いは 形を変える雲を 眺めた
318 :
名前はいらない :2012/06/13(水) 21:02:46.30 ID:+8OnZYWN
土曜の 朝 レースのカーテン越しの朝日がまぶしい 土曜の 朝 すこしミルクを飲む
319 :
名前はいらない :2012/06/16(土) 16:27:37.26 ID:zMhRBwoj
"よい匂いの" 気象変動で 身体が軋む 酷い世の中で 頭が痛い 可愛らしい努力 涙ぐましい習慣で 街灯のまたたく方へ よい匂いのするほうへ やあ 激太りしたあの娘たちも ダイエットで 元に戻したから また溜まるストレス ペダルを踏んで 霧散させるのさ 可愛らしい努力 涙ぐましい習慣性 街灯の瞬く方へ よい匂いのするほうへ 国会演説の動画 カーテンの閉まった部屋 真夜中ずっと見ている 紅茶を飲みながら 虫の声を聞きながら 外では雨が止み 星も輝いてた かもしれないね 街灯の瞬く方へ よい匂いのするほうへ 太陽の昇るところへ 行こう 行けるよ
320 :
名前はいらない :2012/06/17(日) 11:53:14.36 ID:NExXWnsW
パイオニアが意図無くしてだったら 吊りほーだい 鬱病とかだったら、それがジンクス 頭の問題 巡礼の時だったら、まだ観察してよ アッチ行っちゃわないから 怒る時には、怒ってよ 可哀想だけども 人を殺して(ニコリ、と笑う? 分からない? 命に順位を付ける? まだ見えない? シーンは関連付ける 男と女を 匂わない? 怪訝が深い? 本当の慈愛? 礼節としてのちぐはぐ
321 :
名前はいらない :2012/06/17(日) 14:30:02.20 ID:fv6qbIEq
"地雷" 景気回復のさなか 大英帝国なんて 沈んじまえ そう小男は歌った 不景気で 大男が括りたかった サッチャーは ニ十一世紀の痴呆症さ 預言者が指し示すことをしないのなら 天使の守護を得ないのなら 悪魔の守護がないのなら ギリギリをつたう 必要性も無いさ 地雷を踏みなさい ミサイル撃ちなさい 機銃掃射で一掃されなさい 無限コンテニューの 無責任極まる戦場 君は言葉でしかない 繋がりではあるかもしれない 僕は意味すらない 形ではあるかもしれない 誰かが 墓場まで響く言葉を 持っているのなら こんなところへ 出てくることはなかった 誰かが 死者の異形に 寄り添う韻を持つなら こんなところへ 戻ってくることもなかった 君と出会うこともなかった 虹色の嘔吐物を見て 満足かい
322 :
名前はいらない :2012/06/17(日) 14:58:06.89 ID:fv6qbIEq
"笑顔" 番号を付けられて 評価は星五つ パイは狭まって 天空を札束が泳ぐ 誰かが守れと言った 誰かが守るなそう言った どちらも至極正しい 僕には 正解が見えてた 小さくなり 間違っていく 正解を完璧に 把握してた 自己領分の範囲内で 擦り切れて 消えていく間際 光が射したのさ 食べかけのメロンは 切り分けるものじゃない 預言は好きに宿すもんじゃない 終末論では誰も救わない やあ 光溢れる死者の国で 僕らは出会った 綺麗な皮に入って 腐りきった腐乱死体さ 番号を付けられて 評価は星五つ パイは狭まって 天空を札束が泳ぐ 誰も間違いに気付かないなら 僕らは踊るとしよう 歌って死肉と 笑顔を振りまこう
323 :
名前はいらない :2012/06/19(火) 16:29:09.57 ID:4L6b1Mq5
"スパゲッティモンスター" いじめられっ子がいじめっ子を刺し 少年院にぶち込まれ 大人が被害妄想だと分からず 誰かを見境なく攻撃し 母親に飽きられた子が 毎年死んでいくさ 金融屋は我関せず稼ぎ続け 新聞は速さに置いていかれ 働き者は過労死していき 片親は生活保護に頼り ネットの掲示板は わざと表層的に騒ぎ続け それを真に受けた子どもたちが 定型化され矮小化していくよ 声をあげるものはバカにされ 声をあげない者は使い捨てられる 無効化された学歴に縋り 実効性の無い知識を手繰り 全体ごと沈んでいく 君は混沌を泳いでいく 隣の誰かは深海に引きずり込まれ 向こうのあの子は空からの 蛸の足に絡み取られた 相対性の世界で 塵と塵を見比べて選べ 君は死んでいく他を 見ないようにして 死んでいる誰かを 分からないふりをした 生き残るために ああ 全ての人々に スパゲッティモンスター の救いがあらんことを 全ての人々が スパゲッティモンスター の加護を授かるように
324 :
名前はいらない :2012/06/23(土) 13:10:21.72 ID:g/F18Pn4
"バクテリア" 本当は死んでいた とっくに死んでいる 蝋人形に固められ どこかに飾られてる 洋館の長い廊下 君は僕を引きずり出して 月夜にダンスを踊る 欠けたまま 動き続ける 失ったまま生き続ける 誰かが喝破した 君は死んでいると 誰かが訴えた 腐ったものが動いてる たとえ 光るバクテリアが 僕を動かしても 声帯の無い声で 訴えかけても それは違うものさ きっと間違いだね 誰も分からないね 洋館の長い廊下 君は僕を引きずり出して 月夜にダンスを踊る 柔らかい肌 潤った唇 感じない 作法だけ 想わない 思えない 例え 光るバクテリアが 中身を満たしても バクテリアの思考が 言葉を訴えても
325 :
名前はいらない :2012/06/24(日) 13:40:36.22 ID:EdJjYZnz
"憑依" 引きずり回した若さが 擦り切れてきてる 忘れ思いだして 出し入れ続けて 浮き沈みながら 流れていく 誰かが ずっと別れを歌っていて 脳内で流れ続けてる 明日 君の葬式をしようと思う ずっとついてきて くれたんだね 良い匂いがするんだ みんな助かる 場所があるんだ 浮き上がる前に そこに辿りつければ 浮き上がってから そこに行き着けば 君にまた会えるかもしれない 君にもう会えないかもしれない 今日 君にお別れを言えたらと思う 守ってくれて どうもありがとう 泳げ ひたすら泳げ 泳いでいけ 泥水の中を進め 岸にたどり着くまで 誰かが居なくなった分まで 泳ぎ続けろ
326 :
名前はいらない :2012/06/25(月) 16:32:57.14 ID:Q8hfBPSj
無題 全部は持っていけないからここに置いていく いつか大事にしていた 手紙や写真やその他いろいろ 今朝息を引き取った50前の女性が 最後に美味しいと飲んでいた水 コップに入ったその澄んだ水を思い出して どうしても置いていけないもの以外は 置いていって良いんだと思えた 何に罪悪感を抱いていたんだろう 何から逃れたかったんだろう 自分を一番責めていたのは 他の誰でもない自分自身 そろそろ呼吸を変えることを もはや誰も止めはしない ここの水はとても綺麗だからと 最後に彼女は微笑んでいた
327 :
名前はいらない :2012/07/05(木) 17:47:51.14 ID:mNYj1Ekh
「ちいさな訪問者」 ちいさなちいさな訪問者が わたしの庭にやって来た ちいさなさみしい庭にポツンと飛んでやって来た 無口なわたしの目の前で 真黒なからだに点々ともようのついた虫は 何も言わずにポツンと静かに 縁台に下りて休んでいた… やがてちいさな訪問者は 何も言わずにブーンン、と目の前から飛び去った ちいさな庭にはわたしがひとり また元のさみしさが戻ってきた
328 :
名前はいらない :2012/07/06(金) 11:43:03.37 ID:1GTJUrv/
地球の上の生命たちは 暴君に化けた人間の 暴君故の行いに 暴君故の心持ちに 愛想が尽きて うんざりで 恐竜が消えた日のように 大きな木の大きな葉っぱに たくさん たくさん集まって みんな みんな同じ願いを捧げているよ 声が聞こえますか 祈りが聞こえますか そうら 明日は七夕だ
329 :
名前はいらない :2012/07/29(日) 16:33:22.56 ID:Xiem4lTg
もうだめ
330 :
名前はいらない :2012/07/29(日) 19:14:25.63 ID:ub69NFsx
"言い争い" 気象変動の影響を受けて 軋むからだが 言葉を滑らせる 上滑りしていく 言い争い 例えば 国を憂う経済学者のように そう海外ドラマの家族のように 誰かのペルソナでの いい訳を使おう 本気にするほどの 言葉なんかないさ あなたを傷つけるほどの 意味なんかないさ 甘えてるだけだろ 強者も弱者も 勝者も敗者も みんなみんな 意味の無い 言い争い 日光照射量の多さゆえ 躁状態でよく回る口 軋むからだが 言葉を滑らせていく 甘えたいだけだよ 老いも若さも 賢者も愚者も みんなみんな 上滑りしていく 言い争い 傷つけるほどの 意味なんかないさ
331 :
名前はいらない :2012/07/29(日) 19:50:58.05 ID:ub69NFsx
"自称詩人" 首を括るまで 付き合って貰ってる ヘラヘラ笑いながら 引き伸ばしてる 詩人でロッカーとかね 今時無いぜ ダサすぎる もう少し 存在感が薄くなって 誰もから忘れ去られて フラフラと昇って行く予定 は未定 どうせ生きるんだろ 見透かされてる どうせ死ねないんだろ どっちでもいいだろ 戦争があって 虐待もされて 人が死んで みんな腐って 僕は健康 誰からも 首を括るまで 付き合って貰ってる ヘラヘラ笑いながら 伸ばしに伸ばしてる 決定的に必要なものが 足りなくなっても 最初から必要なものが 何も無くても 詩人でロッカーとかね 今時無いぜ ダサすぎる しかも自称
332 :
名前はいらない :2012/07/30(月) 08:00:08.13 ID:awJ3fnjd
地球上に生きる すべての命の その重さは変わりなく 地球上に生きる すべての命が 尊い神の創造物 なのに何故 命を差別し 命を奪い合う? 地球上の命 そのどれもが 輝く光を持っているのに 神よ 何故 もっと人間を 小さくお造りにならなかった? 神よ 何故 器と同等の 入れ物になさらなかった? 地球上の命を もっと尊べるくらいに…
333 :
名前はいらない :2012/08/08(水) 04:36:47.28 ID:3nBYSXFf
"僥倖" 真っ黒な雲が渦巻いて 毒が宙を漂うより前から この世界の至るところで 力強くて賢い 変人たちが嬉々として 孤立無援を戦っている それをやっと分かった 安心していいと知った 僕らは冷笑を浴びせ 沢山の人を殺した 僕らは冷笑を浴びせられ 沢山の人から殺された 一度離した手を 誰もが取り合い直し 皆でまた生きていくなんて 僕が浴びせかけた冷笑を 君は力強く振り払って 笑った 君が差し出した手を 握り返すだけの力が もうこの腕に無いとしても 僥倖は僕らを指し示し 光は屍すら包むだろう だからもう 誰かを怨まないでください どうかもう誰も死なないでください 何もかもやっと変わっていくから どこか違う場面で 聞いた科白を思い出してる 暗雲から朝陽が差し込むのを 酷く咳き込みながら ずっと眺めている
334 :
名前はいらない :2012/08/08(水) 11:24:12.13 ID:3nBYSXFf
"幽霊" やあ こんばんは 君はこのホールに とり憑いた 幽霊 アンプの前に立ち 僕を罵る だけどまだ 続けるよごめんね 何もかもあるよ 何にもないよ 無いものはないよ 無いものもあるよ お好きなように 見えないものを ずっと見てきた 見えないものを 忘れないように してきた やあ おはようさん 僕はこのホールに とり憑いた 亡霊 君を何もかも 透過しても 僕が太陽から 見つからなくても そこには確かに 何か居るのさ 見つけられるのを まだずっと 待ってる
335 :
名前はいらない :2012/08/26(日) 23:16:10.28 ID:s7PDW/CL
宇宙船とびだし 君の胸に飛び込む はかない悲しみは すてて ワクワクする冒険を きみは最高 きみは素敵 きみは愛
336 :
名前はいらない :2012/08/30(木) 00:04:55.09 ID:9sxmWgbX
"風景" 爆撃機は散発的に 爆弾を落としていき 街はところどころ 夕闇に映えた 国家は君を売り渡した 君は自分を売り払った 夕闇に燃える 鈴虫と蝉の声 悲しいわけじゃない 人は変わっていくからさ 空しいわけじゃない 何もかも 変わっていけるから 熱狂は過ぎ去り 残るのは焦土と 想い出だけ 助かったけど 何もなくなったんだ 助けられたけど 何もかも奪われたんだ 空っぽかい でもまた 満たされるよ 煙幕は晴れた夜空に 吸い込まれ 三日月は満月になるため 薄く笑った 空気に漂う 行ってしまった 誰かの思い出 帰り道を探してる どこかの亡霊 すり抜ける
337 :
名前はいらない :2012/09/10(月) 08:38:38.50 ID:9D2GsecP
周回軌道 光放つ麗しの君 出来ることなら近付きたいよう! いつか触れることが叶うの? 離れることも出来ず囚われの身
338 :
名前はいらない :2012/09/15(土) 22:09:46.41 ID:Dmqgr+YJ
奇跡って、 起きるもんだね。 大切に守りたい、 かけがえないものが、 できました。
339 :
名前はいらない :2012/09/17(月) 14:35:32.60 ID:/wgRA21f
"変化に" 雫が落ちる 水面が揺れる 静かな海は雷雨になり 荒れ狂う 静謐な世界と入れ替わり 何度もやってくる ゴミ処理場の裁断機のような音 続いていく衝撃 切り離され続ける部分 君は時代を変えていく 僕はそれから すり潰されていく ゆっくり削り取られ 自我すら残らない たぶん それを嬉々として 見ている 勝ち目が減っていくことを 薄笑いしながら 嘲け眺めている いずれ ウイルスに汚染され 脳の無い肉塊と化し ゾンビのよう 無責任に誰かを喰らう 誰かの成長を押しとどめ 何かを犠牲にしても 存在するだけ そうなるように 思うんだ そうだとしても どうしてもずっと この変化の中 居続けたいと 思うんだ
340 :
名前はいらない :2012/09/17(月) 14:54:45.99 ID:/wgRA21f
"エンドロール" 豪華で壮大な エンドロール 流れるけれど 何も感じない みんなと笑い合い 沢山の人と 喜び合ったとき クライマックスは とっくに過ぎていた エンディングは 終わっていた 明日も 僅かなものを握り締め 沢山のものを見て 淡々と続くんだ みんなと泣きあい 色んな人と 哀しみ暮れたとき クライマックスは とっくに過ぎていた エンディングは 終わっていた エンドロール後も 駄作の続編は続き 奇跡の復活作は 出続けた エンドロール後も 真っ黒なフィルムは続き 映写機は何も映さず 回り続けた
341 :
名前はいらない :2012/09/17(月) 14:59:51.97 ID:/wgRA21f
"代償" ずっと昔から 心の中に住んでいる 沢山の友達たち どこへも去らず 時々顔を出す みんなが 体育すわりで並んでいて 僕は一番後ろ 折った膝に隠れるよう 独りで居る 魅力的な 二人のクラスメートが こっちに来て 僕の服を捲っていく 現われない肌を捜しながら 数十枚と ステージから 恩師の飛ばした 石の紙ヒコーキに みんなで 拍手を飛ばしたんだ それは一直線に飛び 体育館後方の壁 当たって 垂直に落ちた もし起きても まだ幸せなら 壊れた多幸感が 少しでも続くのなら きっと 孤独の代わりになる 沈み込んだ感情の 代わりに なってる
342 :
名前はいらない :2012/09/17(月) 15:15:26.04 ID:/wgRA21f
"共感性" 届かない誰かの詩 触れ合わないあの子の歌 僕のことじゃない 君のことじゃない 届かないあいつの詩 触れ合わないあの娘の歌 僕のことじゃない 僕のことじゃない どこかにいる彼の詩 どこにもいない彼女の歌 君のことじゃない 君のことじゃない 行ってしまったあの子の詩 これから来るあの子も歌 もう一度生まれる あの人の唄 もう生まれない みんなの詩 僕のことじゃない 君のことじゃない
343 :
名前はいらない :2012/09/17(月) 23:31:17.93 ID:Msqtc8v4
変わらずにいたいのに 変わっていってしまうんだ 変わって欲しくないのに 変わっていってしまうんだ 嬉しかったのに 嬉しくなくなってくる 嫌なのに 嫌じゃなくなってくる 僕はどこに行くのかな もう戻れないのかな どうせ起きたらどうでもいい 朝ごはんは焼き魚だ いつもの焼き魚だ
344 :
名前はいらない :2012/09/30(日) 04:11:41.79 ID:WEhTANpR
"無為に" ある 歪さは ただ生き残った 真っ白な無為の中 存在し続けた それが外の世界の 何かを少しだけ助け わずかに育んだ だけど ただ 存在することに 意味もなく 生きていくことに 少しだけ疲れました 無為と戯れることにも 少しだけ疲れました かみさま 集合無意識の総体 人の根源意識の本質 ねえ かみさま 私は人生の使命を 得ていないのでしょうか それとも使命を 終えたのでしょうか 使命なんてものは そもそもないのでしょうか あなたも存在していないのでしょうか ある歪さは 白銀世界の月夜の下 祈り続ける 朝日が射さぬ世界で 願い続けた 祈り続けて 願い続けた ただ生き残り 続けた
345 :
名前はいらない :2012/10/04(木) 09:32:03.00 ID:b+HzGRes
もしかして釣り? 「四季苺 純情すぎて 赤くなる」 おそまつでした
346 :
名前はいらない :2012/10/05(金) 15:14:07.91 ID:Ecm7L7P8
マジレスすると半分釣りだね
347 :
名前はいらない :2012/10/05(金) 21:27:15.87 ID:fvoR4Tff
だとしたら半分は本気なのかな? 小さくはないキスだよね...ありがとう
奇跡の音で目覚め 宝石の様にきらめく 小鳥たちのさえずりに 怯える。 暗黒の闇から解き放たれ 朝焼けの太陽に触れた。 つかの間の世界は儚い輝きに満ち 心弱き者の決心を打ち砕くきらびやかな光。
昨日まで汚泥のようだったものでさえも今朝は澄んだ泉のごとく目をとらえて放さない。 誰がこの清さに身を預けられようか。
海よ、目覚めよ。 魂よ、身を翻し寝返りを打て。 主なる神はお前を飲み干し 腐敗した魂に裁きを告げる。
奇跡の音で目覚め 宝石の様にきらめく 小鳥たちのさえずりに 怯える。 暗黒の闇から解き放たれ朝焼けの太陽に触れた。 つかの間の世界は儚い輝きに満ち きらびやかな光が心弱き者の決心を打ち砕く。
352 :
∧ ∧ :2012/10/17(水) 17:58:28.31 ID:LJgQ2MhL
お前は連れて行かれもうわらを食む事はない。 四つの胃袋が空になった 時、君は 太陽の下 静かな夜に身をひそめるだろう。
熱い風が吹いてきた。 涼やかさなど微塵もない。 とがは火を噴き 安らかな心に闘いを挑む。 罪が焼き尽くされる朝が来るまで心に刺(とげ)は刺さったままだ。
354 :
名前はいらない :2012/10/17(水) 18:40:37.79 ID:LJgQ2MhL
355 :
名前はいらない :2012/10/21(日) 23:39:54.52 ID:1VFVR3qz
ネックレスの紐が切れた。夜空を見上げたら真珠が落ちてきた。
〜フリルに台風〜 〜エリに竜巻〜 〜爪の上に大樹〜 〜ほこりを払ったら星々が崩れおちた。
357 :
∧ ∧ :2012/10/22(月) 00:10:45.96 ID:C9vZ11ff
川は南から来ても温かくはない。 川は北から流れて来ても冷たくはない。 山と季節が水温を決める。
358 :
348-357 :2012/10/22(月) 00:17:41.59 ID:C9vZ11ff
山葵(ワサビ)に負けたが生姜に勝った。
359 :
∧ ∧ :2012/10/22(月) 00:50:30.90 ID:C9vZ11ff
ほうき星は 太陽のまわりを掃く。
360 :
名前はいらない :2012/10/31(水) 12:07:09.39 ID:4KdQot4d
「紙と安らぎ」 1年前、10月11月ころのあなたの日記はいつ読んでも泣けますね 相手が読んでいる可能性はないと思って好き勝手書いているから純粋 私のくだらない言葉にも一喜一憂していたのかしら?なんかすごく愛しいです 安らぎと感謝が溢れてる、だから共に生きていきたいと書いた恥ずかしい手紙や その後に詠みあったロマンチックな記録を、紙に印刷して持ち歩いているのは内緒です 10月11月分だけですが、ぼろぼろになってきた紙に実感があるためか持つと確かな安心を感じます もしあなたが私を捨てても、この紙数枚を後生大切に抱いて2011年秋を思い出すことで生きていける 本当に心からそう思える、あなたという稀有な人と共に作ったとても大切な思い出です 死が私たちを別つ時が来るまで、この先も印刷したい素敵な物語が待っていますように...
361 :
名前はいらない :2012/10/31(水) 14:20:25.19 ID:4KdQot4d
「紙補足」 今はもしかしたら言葉遊びなだけかも知れないけれど 紙に印刷したあの時の言葉にはちゃんと魂が宿ってました だから、これは本物だって信じて後生大切にしているのです 贈り物も余り技巧が凝らされてなくて率直な感じのファーストがいいかな もちろん全部が全部大事だけど、青い感じが大好きで必ず毎日確認 これは夢じゃないんだ、神様ありがとう!って泣いちゃう反面 こんな素晴らしい才能は皆の財産であるべきだから私には勿体ないって恐縮もする しかし自分を卑下してはいけない、自分の価値を最大に上げないと失礼だとも思いました あなたに見合う人になれるよう、少しでもがんばろうって自らを奮い立たせてみますね 変なこと書いて申し訳ありませんけれど、気持ちだけは痛くてもこんな感じです
362 :
通りすがり :2012/11/01(木) 01:39:17.20 ID:FTocxRGO
>>121 神様、運命の赤い糸あるのなら
少しずつ手繰り寄せてあの人に手が届きますように!
始まる前から心配することではないけれど
熱が冷めればうざいだけの脂肪の塊にすぎない
捨てられることは怖いし、何かしら毎日言われてへこみそう
喧嘩してもちゃんと翌日には仲直り出来るだろうか
より近付けば痘痕が見えるだろう
何の才能もなくて本当に大丈夫なの?
近付き過ぎることで素敵な詩も歌もなくなるのなら...どうしよう
また箱って言ってた...近く又会ってその後どうにかなりたいけど無理か
高望みしなければ、もしかしたら死ぬまで愛し合えるかもしれないのに
リスクを取りにいけばどれくらいの成功割合があるのだろう
私はどんな彼も嫌いにならない絶対的自信があるけれど
彼は相性がどうとか恐ろしいことを言って、これも地雷?
先月の時は、友達感覚で気楽にすごせてこりゃいいわってほっとしたが
今月仕事中に見た時には、はあーやっぱりかっこよすぎるなって思った
私をどう思っているのか全く未知であり、全部一方的勘違いの可能性もある
私は彼の仕事がうまくいき彼がハッピーならば、それでいいと思う
でももし私が必要とされるのなら、彼を支えるために何でもしよう
彼が本気なら、自分も勇気出してがんばらないと
363 :
∧ ∧ :2012/11/01(木) 10:29:57.94 ID:myueQTnH
白人は願った。「金持ちになりたい。」 神は空から白い粉を降らせた。 白人はそれを店先に並べ、飛ぶように売れた。 おしろいの話。
364 :
名前はいらない :2012/11/01(木) 10:33:49.13 ID:myueQTnH
祈りとは朗読ではない。 朗読に思いを込める者もいる。 人々から侮辱を受けるのはあなたの心が天にあるから。 友人達は皆あなたの言葉の揚げ足を取ろうと待ち構えている。
365 :
絵本描き :2012/11/01(木) 10:35:12.77 ID:myueQTnH
お空に願ったら種が落ちてきた。育ててみたら唐がらしだった。怒って、みんなに食べさせてやろうと畑いっぱいに植えたら村人が喜んだ。「隣の国に高くで売れた。」〜ここで皆の大爆笑が起こった。中学生にして何故他国人を嫌うのだろうと思ったが。
366 :
∧ ∧ :2012/11/01(木) 11:07:30.63 ID:myueQTnH
万句合わせや千句合わせというのは現代のネット掲示板の様なものではないだろうかと思った。
367 :
び■反現代死sas%[ゆい :2012/11/01(木) 16:56:07.22 ID:8/vJ/WcD
今朝は思いつかなかった
368 :
名前はいらない :2012/11/04(日) 02:14:52.70 ID:sMXqH/Ti
"葬送" 葬送役は悪友だった 罵詈雑言を並べ立て 僕を棺おけに詰める 心臓に釘が刺され これで蘇生することは 無いのだという 僕は深い穴に押し込まれ 経年で木材は腐食し 土が入り込んで行き 大地の一部になる 僕を罵倒し続ける君の その涙と何れ 混ざり合う 腕を組んだ僕が 臨む大空は 白雲が早く流れ 急変する天候の 予兆を示している それでも今は 青く晴れているよ もう泣かないで まだ今は 晴れ渡っているから 泣かないで さようなら
369 :
名前はいらない :2012/11/04(日) 14:46:15.46 ID:Ak6Tv8gj
正義を持つ 自分の心から吹き出る 己一つの正義 誰にも毒されず 孤高に貫く気高き正義 己が心に眠る 美しい地球が与えた 唯一の法 良心という名の正義 それを御旗に 明日に まだ見ぬ明日に 光を灯そう 今をしっかり踏みしめて
370 :
名前はいらない :2012/11/08(木) 20:46:18.60 ID:LWdr/Bxb
"夢の" 道を誤ったのさ 見事に浪費したさ 君は残念ながら ここにいるべき 人じゃない 拍手は疎らでも 照明は暖かいね 疎らさを煽り 知らない誰かを イラつかせても 明日には 忘れられてる 夢の腐乱死体 願望の残飯 引きずって 重いって 頬を膨らませた 子供みたい 腐って腐りきって 腐っていって その先に何度も 死にたくなるような 正気の朝と 塵取りではく 狂気の沙汰が やあ 道を誤ったね 間違って違って 降って降して 間違いを続けた末さ 過って歩んだ道さ
371 :
名前はいらない :2012/12/05(水) 14:02:53.17 ID:qG/ren2M
"プアーズ" 解体されていく古い煙突 ピークを迎えた過去のシーン 光溢れるショッピングモールと細い足たち 音像と映像が噛み合わない 蝶の舞う網膜 組織化されないイメージ バラバラの半月 隕石の衝突し続ける地球 投げられた巨大槍 水没していく王国 オートコントロールのキャラクター 妄想と現実の境目裂け目 ミスマッチの連続 四角く吐き出される鉄屑 見捨てられた世代 解体された思念 許されない 許した 許されない 許された 許されない許されない 噛み合って解かれて 絡み合って絆されて解かれて
宇宙人によって「赤い獣の星」が発見され「赤い獣」たちは宇宙人によって育てられる事になった。ある「赤い獣」は鍋の取っ手が不衛生だとわめき立て、またある「赤い獣」は部屋を綺麗にする機械が欲しいとわめいた。
373 :
∧∧ :2012/12/10(月) 05:01:29.48 ID:qqGkfH/8
それらの「赤い獣」は「赤い獣の星」の政治家や労働者達であった。 「赤い獣の星」の落伍者たちは終始何も言わなかった。宇宙人は、落伍者たちに憐れみをかけ、彼ら以外の「赤い獣」を殺処分にした。
374 :
名前はいらない :2012/12/27(木) 10:50:42.84 ID:oE+uBEkM
"静寂" 黙ってりゃいいね かわいい顔して キャラクター 正しいキャラクター 正論と冗談でいいさ 君が喋る時は 僕が聞くよ 浪花節を入れた オルタナロックは ただの歌謡曲だ 無機質がしんどいって 鋭さは凡庸と 歳月に丸められていく 救われていく 待ってたんだ だけどこなかった ずっと待っていたんだ 幸運それが ひとの頭に降り注ぐのを 見ながら 待ってたんだ だけどこなかった ずっと待っていたんだ 不幸それが ひとの頭に降り注ぐのを 眺めながら ここは静かだ いずれ喧騒に 滅ぼされるさ いつか愛情に 踏み潰されるさ
375 :
名前はいらない :2012/12/27(木) 11:22:05.00 ID:oE+uBEkM
"フェーズ3" やあ 設定を説明しよう 無人の砂漠の次は 真空の宇宙だとさ スイングバイ 重力から解放された君は 干からびて保存され 僅かな重力を求めて漂う デブリにより 大小さまざまな 穴が開けられ 人の形は消えた 二重見当識は 一重に纏められ 眼の水分が枯れて 画面は見えない 3つ目のステージに ようこそ 開始状況は最悪 即ゲームオーバーアンド コンテニューの連続 敵はいない クリア方法は実装前 こんなゲームマジになって どうするのなんて 野暮なことは言わないよ さあ開始しよう 君ならできるさ 無理が通れば 道理はひっこむはずさ
376 :
名前はいらない :2013/01/31(木) 06:13:25.68 ID:lWZYCkzT
"惰眠" 君はなにか 大きなものに抱かれて 眠る それは 正しいものかもしれない 間違っているのかもしれない ほこりは消し飛び 力は抜け出て 感性は削れ それでも霧中に消えないのは何故 陽光に焼かれ 闇夜におびえ 人々に除かれ 遠くまで歩いたのは何故 砂漠の岩として 宇宙の塵として 穴だらけの毛布に包まって 真っ白な朽ちていく屍として 静かな寝息を立てて 眠る
377 :
名前はいらない :2013/01/31(木) 06:34:32.92 ID:lWZYCkzT
"自由" 君は自由さ 何もない砂漠や 味気ない宇宙を持ってる 芽が出ては枯らす 草木の種をもってる さあ何をやろう いろんなことができるよ 地上絵を描いたり 晴れた砂浜に寝転んだり 古いマネキンと踊ったりできる もうとっくに 誰も気づかないと知っているだろう 誰にもわからないと 気づいているんだろう 誰一人いないと知っているだろう 叫んだって届かないと 思い知っただろう 君はまったく孤独だ 君は完全に自由だ 空を突きぬけ宇宙にだっていける 稚拙な身振り手振りで 通じない言葉を空に放ち 来ない誰かを待つことも そんなに悪くはないさ また枯れる雑草を 大事にするのも 悪くはないさ
378 :
名前はいらない :2013/02/20(水) 02:45:06.61 ID:edal348O
"白痴" 干からびた悪魔は 海岸に流れ着き 強い陽光の下 野ざらしにされてる 誰かが引きずって 持ち帰り 丁寧に乾かし アイロンをかけて どこか誇らしげに 飾るだろう 皮から漏れ出で 拡散した君は空気となり 冬の静寂や夏の日差しと ともに在る この自由は もう潰える 未来を担保にして 人を排除して 選択肢を一つずつ潰した 狂った自由は潰える 君だったものは 着ぐるみを剥がれ 中身も霧散し 余った部分は集められ 何かべつの 面白くもないものが 入れられていくのだろう それは白痴のよう 動きもせず 人の形に似せたまま どこか白い部屋に座る 君がいたころと 同じように
379 :
名前はいらない :2013/03/21(木) 12:00:42.99 ID:xlnJz0jc
"春先" 君の若さは 君の自由は心は ガラス張りの四角い部屋 閉じ込められて 君自身に鑑賞されるのだろう 悲しいわけじゃない 砂塵が巻き上げる 晴れ渡った青空 荒野と砂漠に 枯れる芽を植え続けるのも そんなに悪くない 誰かに触れたいと 思うことを 忘れてしまったんだ ただ 僅かな衝動と 形骸化した怒りや 悲しみが 時々心を動かして 浅い快や不快が 時々心を動かした 悲しいわけじゃない 砂塵が巻き上げる 晴れ渡った青空を 黄色い砂が覆い 恒星が焼き尽くす 燃えさかった地表に 枯れた芽を植え続けるのも そんなに悪くない 春先が悪いのさ 他にはなにもない 天候と体調だけだ
380 :
名前はいらない :2013/03/21(木) 12:28:17.91 ID:xlnJz0jc
"自由意志について" 誰かに傷つけられて 無意味に擦り切れて 心の薄くなった君が 子供に飴を押し付け 外に出し鍵をかけ チンピラを連れこみ 萎びた長屋で 昼間からセックスに励むのさ あいつらは最低だ だけど原因じゃない あいつらは最低さ それが全てじゃないけど あいつらが君をレールによせて それが未来まで続いていく あいつらにはそれが わからない 誰かに傷つけられて 無意味に擦り切れて 心のなくなった君が 今なら戻れるよ 今なら手を握れる 全てじゃないけど 少しだけ取り返すことはできる 喘ぎ声 滴る汗 落ちる涙 泣き声 うずくまる顔 それが全てじゃないけど 少しだけは 取り返すことができる
381 :
名前はいらない :2013/04/01(月) 09:40:16.70 ID:ZOJ/WYUy
おい!人間のクソヤロー 聞いてんのか?おい! お前らクソヤローに話すと 歯茎はむず痒くなるわ 鼻筋は皺だらけになるわ 体中蚤に咬まれるわ 吐き気に尿意は催すわで イラつくことばかりだけどよ これだけは言っとく お前らこの星のリーダーきどりなんだってな? そのリーダー様がよ 地球破壊しまくるわ 好き勝手にこの星の命なぶり殺すわで 俺らみんな迷惑してんだよ いや迷惑なんて生温い言葉じゃいけねぇな ハッキリ言って限界ギリギリ これ以上続きゃ お前ら霊長類とか名乗るクソヤローを 全生命体の命を賭けて絶滅させるって勢いだ 分かるか?クソヤロー リーダー、霊長類ってんなら それらしい振る舞いってもんがあんだろう? それが理解出来なきゃ もうおしめぇだ 恐竜が絶滅した時みたいによ お前らクソヤロー諸共 仲良く1から出直し 言っとくが 次はお前らクソヤローの居場所はねぇぜ さあ、これで俺の話はしめぇだ あ〜、気分悪りぃ 二度と人間と話すのは御免こうむるね
382 :
名前はいらない :2013/04/01(月) 11:14:21.55 ID:ZOJ/WYUy
おっと、いけねぇ 今日って日は 人間が嘘を吐いてもいい日か 俺はアホな日に 人間に話しかけちまったわけだ まったく人間ってのは分からねぇ生き物だ ああ、そうか 嘘吐けるのが人間の一番の取り柄だったな そんなんだから ダメなんだ人間は… あばよ (人よ 願わくば この星のリーダーたる存在に…最期の願い届け賜え)
383 :
名前はいらない :2013/04/03(水) 18:09:47.62 ID:QtHRXNmX
絶望の涙が雨となり 地に落ちる時も 苦しみ喘ぐ息が 雲となり漂う時も 寄り添う動物たちの 温かな体温と優しさが 足元に咲く花々の ふんわりとした花弁が 地球に生きる命の鼓動が いつも変わらず 私を癒し包んでくれる 裏切りの世界でこの命を 真綿のような優しさと 子宮のような温もりで いつも変わらず繋ぎ止めてくれる ありがとう たくさんの命たち 人はそれを忘れ 人は孤独になる ごめんなさい たくさんの命たち 人はそれを忘れ 人は壊すばかり
384 :
名前はいらない :2013/04/17(水) 13:28:15.97 ID:d5Dhuyuh
"弊害" お茶は美味しそうに 湯気を立てる火曜日の午後 近くの素敵な遊歩道 桜の花は散った 家族は風邪で寝込んでる いずれ治り動き出すさ 大気汚染物質は放射能は ここには僅かしか 届かない 怒りは嘘の様 すぐに霧散していく 甘やかされた弊害さ 優しくなれなかった弊害さ どこかのマグニチュード6 僅かに机が揺れた 誰かの経済政策 微かに頭を垂れた 君は幼稚で半壊してる 誰でもないし 誰かであったのさ 雰囲気は無効化された 鍛えすぎた背筋 花冷えが冷やかしていく お茶が美味しそうに 湯気を立てる火曜日の午後 近くの素敵な遊歩道 街路樹は緑を湛え 太陽は春霞の中 薄く笑った 甘やかされた弊害さ 優しくなれなかった弊害さ
385 :
名前はいらない :2013/05/03(金) 23:19:47.46 ID:6PpZ7nWO
"春空" 少し霞がかった空 仰ぎ見る ああ どこも悪いところは無いよ 少し泣きたいだけ 君は止めることを選んだ 僕は続けることを 選ばされた 暖かい風が 身体を押して 目の前を電車が通り過ぎた いい日だ とてもいい日だ 車椅子は軽い 人々は優しい いい日だ とても今日は
386 :
名前はいらない :2013/05/20(月) 20:18:55.33 ID:tiqE/hZE
"五月晴れ" ああ 気分が良いのは 暑くなったからだ 君の行いが良いからではない 君の生活を 振り回して めためたにして 瓦礫に蹴躓いて 勝手に転んだのは 君だ 酷い臭いさ 風呂に入れ 笑顔は作れるだろ 髪を切れ 気分が良いのは 精神のサイクルだ 君の行いが良いからではない なあ その儚い気分を うまく隠せよ 上手に守れよ 髪を切った 今の君は素敵さ 作り直せる やり直せるさ 何もかも 何もかも全て 運よく手に入れた その儚い気分を うまく隠せよ 上手に守れよ
387 :
名前はいらない :2013/06/21(金) 11:10:22.00 ID:ccD+uDCF
自分を信じよう 個性的であることは魅力だ 他の誰の口からも出ないような言葉を持っていたり 自分の中から出てくるものを常に信じているところ 誰もが己という存在を大事にしなければならないのだ 大切なものは世に沢山あるけど 結局各人にとって己以上に重要なものはない 笑われてもいいじゃない? 人のことは気にするな 自分が自分を信じてあげないと
388 :
名前はいらない :2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:fj7lWkxH
"ルール" 個性的であることに 苦しまない人はいない 笑わせることが好きでも 笑われることが 好きな人はいない でもきっと そういう考察は もう必要ない ルールを教えてあげてくれ みなに生きていく 単純なルールを それぞれに合った 簡単な方法論を いつかの 子供のころみたいに それに従えば 個性も思考も必要なくなる 単純なルールを 思い出させてくれ 群体のひとつとして その末端として 何も考えなくてもいい 方法を教えてくれ
389 :
名前はいらない :2013/07/17(水) NY:AN:NY.AN ID:KZ94Ge5B
"晴れ渡った浜辺" 亡霊が息を吐いて 君にまとわりついている 大したことないさ 少し壊れただけ 正気を保った大人たちが この世界を変えていくよ だからもう大丈夫 君は真っ白な壁の部屋を出て お気に入りの車椅子に座り 好きなだけ 晴れ渡った浜辺を 眺めればいい 海辺のログハウスで 朝早く起きて 現れては消える亡霊たちと語り合い 日没とともに眠り それをずっと繰り返す 少し疲れただけさ いつか君たちとも 分かり合えるさ 無茶な要求にも応えられるさ 君は真っ白な壁の部屋を出て お気に入りの車椅子に座り 好きなだけ 晴れ渡った浜辺を 眺めていた
390 :
名前はいらない :2013/07/18(木) NY:AN:NY.AN ID:r4HUMQMd
夢ひとつ もしもう少し聡明だったなら こんな道を選んだりはしなかったのだろう 揺れる薄布の端にも悲しみは張り付いている 靡きながら薄い風を描くように 遠のくように 人知れず零れ落ちる 雨に濡れるアスファルトの音 誰もいない道 懐かしい君の声 無邪気な君の手 今も愛しくて 大切すぎて見えない 癒えはしない悲しみよ 震える肩よこんにちは 何もできずにこのまま崩れ落ちる運命でもどうか 誰にも認めてもらえなくてもどうか どうかここに一筋の 影が残るように
391 :
名前はいらない :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:IZt/4szN
午前三時 それは 朝というにはあまりにも早い時間のようで 寝苦しい夜を過ごす僕に ためらいにも似た感情を抱かせてしまいそう とくに何も望むわけでないけれど このまとわりつくような夜の風が せめてもう少し涼しげであってはくれないかと 僕が望むことはそれは わがままなのだろうか
392 :
名前はいらない :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:Zdln3GvC
delight 君はそうだったのか 僕は多分、一生恋とかロマンとか知らないで過ごしたのだろう 結局、悲恋で終わってしまったが でも、人生のうちでこんな気持ちになれたことは宝だ 負け惜しみじゃなくて本当によかった 好きな人がいたこと...
393 :
名前はいらない :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:qNZh5XzP
"帰り道" 足りない力を 苦笑いで補って 間違った過去を 懐かしく思い出す 枯れてないさ いつか全て奪われるまで もう少し歩くだけ 調度良い心地 薄れていく自我 絶妙なバランスが崩れて 幾らか亡くしてしまっても どこも間違ってないさ 大した事無いないのさ 君は叫んだり 殴ったり 誰かを傷つけたり できなくて その代わり 苦笑いをするんだね 君は応えたり 謳ったり 誰かを愛したり できなくて その代わり 歩き続けているんだね 夕暮れの帰り道 口笛を吹く ちょうしっぱずれで 少し苦笑いする
394 :
名前はいらない :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:qNZh5XzP
"夕暮れ時" 君のこと考えないようにしていた じっと一人こらえて 楽しいことだけ 思っていた 君を失うこと その意味を 僕は知っていた 積み上げた嘘全て 暗闇に取り返されること よく分かっていた 君のこと考えないようにしていた じっと一人こらえて 虚しい事実だけを ずっと見つめていた 包み込むような愛は無くとも 偲び合うような真実は無くとも 誰かを思いやる言葉は無くとも 君のために流す涙はもう無くとも ああ ずっとヒグラシの合唱ととも 誰かの歌が流れていて いつかそれを聞くのを止めたんだ ひどく長い夏休み 僕らは河原で遊んで そして再開を楽しみに 家路を別れた 遠くなっていく 君の声を聞きながら 僕は言葉を取り戻すよ 僕は思考を取り戻す 少しずつ 少しずつ
395 :
名前はいらない :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:qNZh5XzP
"シーズンチェンジ" いい考えがある 酒を飲まずに くたばるのを少し先送りにしよう 冬は過ぎた 春は夏へと変わろうとしてる 夏は全てを焼き尽くしながら 帰り道を探し始めた いつだって机に突っ伏して 階下の音を聞くのさ そうだ いい考えがある 酒を飲まずに くたばるのを少し 先送りにしよう
396 :
名前はいらない :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:qNZh5XzP
"津波" 不幸が一丁目先から 押し寄せてくる 好運も不運も 流される 水が二階に 流れ込み 泥が肺に流れ込み 呼吸は止まった 流されていく 車の中には 人が居る 人が助けを 呼んでいる 沢山の人が泣きながら テレビを見ている 沢山の人が 言葉を失いながら 動画を撮っている 私は沢山の人と 岸壁に流れ着き 誰かの呼び声を 聞いている 小魚は僕を食い荒らし その跡は海底へと ゆっくりと 沈んでいく 好運も不運も 流される 実感も妄想も 洗い流された ハスキーが晴れた空の下 木造の屋根の上 舌を出しながら 沖を流れていった
397 :
名前はいらない :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:qNZh5XzP
"満たされるまで" 例えば君はいじめられてる 例えば君は外に出られない 例えば君はいじめられた後遺症で 思春期過敏症を発症している らしいと医者は言っている 春の夜は誰も居なくて 街の外灯が次々に通り過ぎる 自転車で風を切っていく 君は車道をクラクション鳴らされながら 走りつづける 車は掠りすらしない 君は死ぬつもりはない くだらない高揚感があるだけだ 死ねはしない そんな資格は君にはない 君には二つの道がある 少し良くなるか さらに悪くなるか 空っぽになった心で 校舎から飛び降りる前に 憎しみで誰かを傷つける前に 君はその場を去ることを選んだ 英断した この世は上っ面だけだ 君はもう一度 虚ろな中身に別の皮を被り 中身が満たされるまで ずっと待たないといけない 当面の目標を作ろう なんだっていい 初めてを捨てることだって 受験に挑んでみることだって 仕事をしてみることだって なんだっていい それは目的でも義務でもない ただの上っ面だ 満たされるまで 待たされるまま 満たされるまで 待たされるままに 月日は過ぎていく エンプティーから メモリはゆっくりと上がっていく 年を取っていけ 老いて汚れていけ 満たされるまで
398 :
名前はいらない :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:hsVZ2EtA
"幸運について" 嘘つきは全てを手に入れた ここではないどこかで 本体はひどいもんで ずっと昔に終わってた システムエラー修復 エラー修復の繰り返し 記憶は並べ替えられ とうとう君は壊れた 全てはここにはなかった 君は望むものを 嘘つきが作った世界で 手に入れてしまった 何もかも終わった末に 始まっていたんだ どこへもいけないまま ずっと歩いていた 音域の歪んだ蝉の声 聞きながら口ずさむ もしいつか 適うのなら あの子の話を聞きたいな 何が辛かったとか どんなことが楽しかったとか ずっと聞いていたい 遠い遠い未来の話 ずっと昔の素敵な話 どこへもいけないまま 彼岸へと歩いていった
399 :
名前はいらない :2013/09/01(日) 21:31:20.38 ID:MQfF5vuh
"薄明かり" 君の悲惨な人生を スキップして 僕の最低な人生から 逃げ出して 君には床を舐める 権利があった 理解するまで殴られて 横たわる資格があった 涙を流して惨めな思いを することができた 誰にも相手にされず 冷たい孤独を味わう ことすらできた 頭の悪さに恥じ入って 赤くなることもできた 大好きな人を奪われて 心が引き裂かれ 転げまわることも 可能だった 大自然や機械に 巻き込まれて 終わることもあったかもしれない 知らない誰かに思われて その薄明かりが 差し込むことだって あっただろう 矢も鉄砲も尽き果て戦い疲れ 僅かな不満と大きな満足感を得て 死んでしまうことだってできた 愛や優しさに それがどんな歪なものであっても 触れる事だって できたかもしれない 醜く生き残る術を 身に着けてしまった残骸だ とても昔に見た 小さな薄明かりが 忘れられず ただ思い出す残骸だ
400 :
名前はいらない :2013/09/03(火) 19:37:24.44 ID:nCgaHZL2
"コンプレックス" 千の内省より ひとつの笑顔を 糾弾するより 理解して邂逅を 波のように揺れ続け 生き残るためか 時にのびやかに 晴れ渡る心 あなたのことを愛している ぼくらは年をとりすぎた 少し話をしすぎた 弱者は神聖でも 清廉でも潔白でもない ただただ弱くて 言い訳に終始した あなたのことを未だ愛している ぼくらは一緒に居すぎた 話をし過ぎたね 理解しているんだ イメージを喰いあって 手足をもぎとって 羽を毟り取って どこへもいけない 弱者は神聖でも 清廉でも潔白でもない ただただ弱いまま 言い訳に終始した 千の内省より ひとつの笑顔を 僕らは 話をし過ぎた
401 :
名前はいらない :2013/09/21(土) 07:51:09.87 ID:QW83m3H1
はやく辞めればいい はやく結婚すればいい 夢なんて稀にしか叶わない
402 :
名前はいらない :2013/09/24(火) 11:27:18.00 ID:aCsR6IuI
旅に旅して流れ着き ふらりふらりと辿り着く そうして人は出会い結ばれ そうして人は産まれ消えゆく 国なぞ名乗らぬ時代から 国なぞ持たぬ時代から 変わらず旅して流れ流れ ゆらりふらりと出会い結ばれた 国籍、民族 そんなもんなど在りはせぬ 誰も彼もが旅人よ ゆらり揺られて 繰る繰る旅を
403 :
名前はいらない :2013/09/29(日) 11:03:36.21 ID:LxhLMl5P
"加速" 起き抜けにコーラを飲む 血糖値は上がり 急激に下がっていく 開始三十分で昏睡していく頭 皮膚の無い肉体に 水をかけられるように 夢を見て目覚め 夢を見ては目覚める 高速で早回しを始めた日々 蓄積されていかない日々 話したいことは 沢山あるんだ 痛みについて 妄想について 仮想世界での友達について 話す相手が いないだけさ 話す前に 忘れていくだけさ 日記なんて書かない 歪んだ記憶だけで 頭は満たされてる 居ない人物だらけ 居るはずの人だらけ 皮膚の無い肉体に 水をかけられるように 夢を見て目覚め 夢を見ては目覚める 網戸越しの光に絆され 変わっていく季節に刺され 夢を見て目覚め 夢を見ては目覚める
404 :
名前はいらない :2013/10/02(水) 15:50:34.85 ID:dLW7Q4ou
"スターティングサムシング" 僕は要らない孤高 ある供給管の末端 君たちが愚かならば 理由を得て もういちど生き返ろう 君たちが賢いのなら のたうちながら 墓場まで 消えてやろう 君たちが愚鈍なら 阿鼻叫喚を 眺めていよう 君たちが聡明ならば 光とともに 浄化されよう 喜劇のように ようこそ 行き止まりへ 逆走開始地点へ ただ煩わしく 高い声をはりあげて 嘲笑いながら 不幸を美味しく 頬張りながら 低い共感性を 慈しもう 愚かな君たちを イラつく冷笑で ただ煽っていよう 主君が光臨するまで
405 :
sage :2013/10/02(水) 19:37:37.92 ID:MpB0v/n2
あなたが好き
406 :
sage :2013/10/02(水) 19:56:43.43 ID:MpB0v/n2
ふりかえる、あなたとの日々 痛くて 甘くて 信じられなくて 傷つけて 疑って 申し訳なくて 全部終わりにして それでもまたもとめる 悲しいね また、手紙読んでよ 届けたかった恋文
407 :
名前はいらない :2013/10/04(金) 18:47:22.36 ID:apemWrlh
"奇跡" 使命は分かってる ここにいるべき君も あるべき僕も居ないけど 何をすべきかは知ってる 少し長く生きすぎた 投げ捨てるほど 安い命でないけれど すでに少し生きすぎた 誰かは僕の代わりに 生まれ出て 誰かは僕の代わりに 死んでいった 君は誰の心にも届かない 君は誰かの世界に入れない 君は君の世界を作るしかない 君の世界に誰かを 入れるしかない 誰かを守るしかない 君が闇に葬ったものは とても素晴らしい何か 僕が代わりに 与えられたものは とても美しく おぞましい何か その奇跡を君は 恥ずかしいと言った 僕はあれからずっと 君の世界に棲んでいた その偶然を君は 信じられないと言った 僕はあれからずっと 君の世界で生きている
408 :
名前はいらない :2013/10/13(日) 08:16:05.58 ID:UobAP4tc
残りのいのち 私は怠惰に生きすぎた 今思うと 自分の波の揺れ幅が大きくて 船酔いしてた 時間を疎かにし過ぎた罰 戻らない時間 今、このときをいきるために 目標を書いておく ○全力でまた絵をかく ○なるべく出かける ○いつかの気持ちを忘れず 大切にする これだけ
409 :
名前はいらない :2013/10/13(日) 08:38:28.82 ID:UobAP4tc
あのひと、あの日と 何度も食い違う意味 読めない喩え コントロールできない感情 あれから何度も内省 不器用すぎて臆病ものの自分 命の期限などわからない 今確実に云いたいこと 未だに好きです
410 :
名前はいらない :2013/10/13(日) 12:11:10.05 ID:YQjAWM3L
411 :
名前はいらない :2013/11/09(土) 17:02:05.40 ID:ZNyRWy4C
昨日は未来だったとか 明日はすぐ過去になるとか どうでもいい 在あって 過去未来となる 今を甘く身過ぎていた
412 :
名前はいらない :2013/11/11(月) 08:26:09.67 ID:9nL1kZPT
"左斜め上" 十一月の朝日 みなの気持ちは 青く澄みわたった 冬空を飛んでいて 伸びやかに 混じり合わぬまま ビッグハートに 居場所が無くても 空のキャンバスに 大きなハートを 描けばいいさ 君に 僕じゃない君に 誰か知らない君に 僕を知らない君に 通勤の車の音 みなの気持ちは 平面に描かれた 車線を進んでいて 整然と 交じり合わぬまま チキンハートに 居場所が無くても 言葉の合間に ほんとうのことを 言えばいいさ 君に 僕じゃない君に 誰か知らない君に 僕を知らない君に 気持ちの右斜め上に 言葉の左斜め上に
413 :
名前はいらない :2013/11/30(土) 10:59:03.86 ID:75DaMBc+
"表情" 怒れば良いのか 腹の中に怒りをため込み 火を吹くように 少しずつ吐き出す それとも悲しみに 沈み込めば良いのか 陰鬱な森の小雨が降る 湖面のように どう伝えよう 何を守ろう 放射性物質は降り注ぎ アスファルトは割れていく 森は蔦を伸ばしていき コンクリートは包まれる 惑星はくしゃみをして 何万人も振り落とし 寒冷期は浄化を 目的として開始された 環境ホルモンと 微量の毒で蝕まれつつ またはそれに適応する いのちが生まれていく それはグロテスクなのか 果たして喜劇なのか 悲劇なのか 無機質に飲まれた 我々には分からない 表情をつけよう 思考を始めよう 無為に過ごさぬために 理由をつけるために
414 :
名前はいらない :2013/12/02(月) 00:06:01.30 ID:u+CtxUNd
"アウトサイダーアート" 落書きだね 知の体系を得ないもの 意味なんてない 文脈も韻も何もない 美しいものは知っている 甘美な敗北感 脳内物質または 脳内外物質による サイケデリック空間 伝えたような気がした 伝えられぬことすら 伝えたいものは知っている 止まった不幸観 何かを見て 論じ続ける虚無感 吐き出し続ける幸福感 君の国の言葉は これ以上どこへも 行かず大きなものへ 飲み込まれる 君の編んだ言葉は これ以上どこへも 行かず誰かの記憶へと 飲み込まれる 極彩色のコンクリート壁は くすみ割れ蔦が這い 眼が四つある人たちが きっと少し戸惑いながら 楽しそうに あーだこうだと 語り合っている 目をそらした僕は 犬からリードを ひっぱられるさ
415 :
名前はいらない :2013/12/04(水) 12:46:03.31 ID:4bJCJjZU
"ディストピア" 斜陽の工業国家が 醜態を晒しながら 少しずつ壊れていく 老人の夜尿のよう 戸締りはしっかりしてるのに 夜道には仕事を失い バットをもった暴漢が徘徊し 恐怖は伝播し 理性は形を歪められていく 未来は誰にも分からない 君は死んでいく 老衰か病気か何か 病院のベッドで管だらけ 医者は呆れるほどヤブで そんなに長くはない もう休んでもいいいんだよ 変わったっていいんだよ 人気者が斜陽をショーにし 国民は小さくなる国を 醜く奪い合う 誰かが言った もうたくさんだ その上に歴史が 積み重ねられていく どんなに取り返しが つかなくても 何もかも砂漠にしたとしても 人は新天地を探しだし 砂だらけの国すら 守り奪いあってきた ずっとあとで 誰もが死に絶えたあとで 生まれるくる何かに 君の欠片が残ってる 大気は循環して 生命は入れ替わる 君の痕跡を灰燼に残し 縮小して消えうせるまで
416 :
名前はいらない :2013/12/04(水) 13:15:45.98 ID:4bJCJjZU
"元気かい" 本当のことを言ったって 本当じゃないと返されて みなは日々の暮らしを 整然と過ごすのさ それが素敵だよ そういうのは大切なんだ 心の中の暴発は 君の血流を流れて 君の小さな活力になった いくら天に唾吐いても 可笑しなことを 叫んでも書いても 誰も聞いてやいないのさ だから安心していいよ 誰も傷つけられはしないから やあやあ 働こう働こう 知識を学ぼう 働けなくても 学べなくとも 外に出て日差しは 平等に浴びられる 外に出られなくても 誰かと話せばいいさ 誰とも話せなくても 君自身が応えてくれるよ やあやあ僕よ 元気かい 元気かい
417 :
名前はいらない :2013/12/27(金) 14:42:07.63 ID:L3QzMMjN
"祈る" 論じる立場にない 誰しもに人権があるなら 力関係で支配されていない 誰しもに発言権があるから 愚にもつかない水掛け論で 非現実は大盛況だね 論じる立場にない 足元を見ればいい 明らかにあるはずがない 立場に沿った知性を その知性を使いこなせる勇気を 誰もがもつように願う 命がけの訴えが とてつもない悪意に見え 鼻ほじり書く駄文が 崇高なウタに想える 話の分かった誰かが 恣意的に曲解して 薄っぺらな娯楽にする 小魚の群れのよう 泳ぐ人々を釣るのかい 作為を凝らして 釣り餌を垂れればいい 論じる立場にないのさ 精神疾患を患った誰かの表現 精神疾患を患わない誰か達が おっかなびっくり眺め 薄く笑い楽しむのさ 悪意悪意悪意皮肉 ではないただの無邪気さ いじめで脱がされた 女の子の動画は出回り まとめサイトは会社を 立ち上げ経費を計上した 僕も君も論じる立場にない 義憤は情報の水をかけられ すぐ冷めてしまう いつだって見ないようにして 忘れてしまうだけ 知らないふりをして 黙ってしまうだけ 恣意的に曲解されたものが 我々の前に出てくるまで 僕は死んでいっている 腐乱死体が骨になるだろう 骨として風化していくだろう 僕を押しのけて生まれ来る君に 僕を差し置いて 歩いていく君に祈る 論じる立場にない とっくに論じる立場にないのさ
418 :
名前はいらない :2013/12/27(金) 14:57:42.32 ID:L3QzMMjN
"本当のこと" 本当のことを知ったとして 明日食べるために 生きなければならない 愛する人を失ったとして あなたを覚えておくため 続けなければならない 敗北は快楽か 忘却は罪か 継続は堕落か 中断は罰か 提示した答えは古びていく あなたは失うために 生み出し続ける 振り下ろされたバットは骨を折り 投げつけられた言葉は心を割った 本当でないことを言ったとして 明日食べるために 生きなければならない 恋人の話は心を凍らせ 架空の物語は胸を打った 交わった記憶は薄れていき 断絶は暖かく輝きだす 提示した答えは古びていく あなたは生み出すために 失い続ける 欠けたものを 用意されたとして それを愛し 抱きしめねばならない 冷めた夕食を 平らげよう
419 :
名前はいらない :2013/12/27(金) 15:42:59.14 ID:L3QzMMjN
"愛について" 一つ目の巨人が 窓から覗きこんだ 悪魔は焦げた臭いと 共に現れる ドッペゲンガ−が 併走してきて 土の中から出た 干からびた手が揺れる 空っぽのまま 生き続けた 虚ろな影のよう 骨の無い生物のよう 望んでいなかったんだ 信じてすらいないよ 今でも何一つ ただあなたたちの愛で 形を保っていられた ありがとう 光は過ぎ去り 闇は包んでいく いつか裁定は下って 醜い姿は晒される 月夜を竜が嘶き飛ぶ 百鬼夜行を引き連れ 雲を切り裂きながら それを窓から口を開け眺める コンセントから現れた 緑色の妖精達が舞い踊り 手を伸ばしたそれらを 握った 望んでいなかったんだ 信じてすらいないよ 今でも何一つ
420 :
名前はいらない :2013/12/28(土) 11:32:49.80 ID:UEjq3A5P
たくさんの歌に助けられて来たことをおもいだした そこにはなぜか君がいた あの日の私たちがあの日のままで輝いてた
421 :
名前はいらない :2013/12/28(土) 15:47:32.34 ID:3N83H/gC
そうだ 君はもう失ってしまったんだ もうここには戻らないんだ それは 自分が招いた事だから 祝福し 嘲笑い 愛はやがて憎を呼ぶ 憎を呼べば愛はくる 理想のうちの理想 そんなの誰でもありがちなことさ
422 :
名前はいらない :2014/01/01(水) 20:18:42.05 ID:XKy9633k
"浮かぶ方法" ドロ水は胸元を超えて 例えば白い部屋で 茫然自失のまま 死んでいく人のよう 例えば子供が戯れで 焼却炉に投げ込んだ虫のよう 君は呼吸を取り戻すたび 死に続ける 出口は探さない 流れ行くドロ水の中 浮かぶ方法をずっと考えてる 誰も抱きとめられないほど 激しい虚しさがあるのなら どうしても 汚れないものがあるのなら 不運に呑まれたとき 腹に力を入れ 大きく苦笑して 誇らしい気持ちになった 出口は探さない 流れ行くドロ水の中 浮かぶ方法をずっと考えてる 誰の賞賛も誰の憎しみも 誰の愛も届かない底へと 少しずつ沈んでいく いつか ライトで照らされ ヘリから救護員が降りてくる 口の中開けられ死んだ目で 白い部屋で医者から調べられる つまんないんだろう 救えないわけだ 染み込んだドロ水の中 浮かぶ方法をずっと考えてる どうしても汚れないものを 重苦しく抱きとめて 沈みながら
423 :
名前はいらない :2014/01/02(木) 01:39:50.36 ID:yCmmfmCS
もう会えないって分かってるのに どうしてこんなに考えてしまうんだろう どうせこれ以上の展開は無かったんだから 期待させるようなことはしないでほしかった 想ってた時間が無駄だと思えるくらい 隠してた気持ちが馬鹿だと思えるくらい もっと早くに後悔させてほしかった いけないことだと分かってたのに 触れてしまったの 貴方の優しさに 誰にでも見せる貴方の優しさが私の世界を変えてしまう それくらいの存在なんてこれからまた現れるのかしら アドレスも知らない 電話番号も知らない 何処で誰と過ごしてるか何も知らない これ以上踏み込むことは無い ただ私は追いかける 今の貴方じゃなくて あの頃の貴方を追いかける そんな妄想くらい許して
424 :
名前はいらない :2014/01/08(水) 01:03:43.50 ID:SirX3Ji+
"ダンス" 二時間で日は沈む 僕が空回りに 力尽きて 眠り込んだころ 君は目を覚まして 迎えにくるんだろ 陽炎のように佇む 白夜のように輝く 君の中の僕の欠片 同じ時間どこかに居た 別の誰かの欠片 可笑しいね 二時間でまた日は沈んだ 国道から 車の流れる音が消え 喧騒も銃声も耳鳴りも 止んだよ やあこんばんは 動画サイトから流れる 7年前のヒット曲に 合わせて踊ろう ひとり静かに 僕が空回りに 力尽きて 眠り込んだころ 君は目を覚まして 迎えにくるんだろ ずっと起きなくても 少しの間だけ 寄り添ってくれる そう願う
425 :
名前はいらない :2014/01/08(水) 02:14:45.20 ID:SirX3Ji+
"過程" 四角い棺おけで 空を飛んでいて 時々思うんだ 君に会うために 生まれてきたって 帰ったらもっと 話がしたいって けれどもう あまり時間が無い 戦局は悪化してる 手紙を書くよ ただ船が渦を巻き 海水に制服が浸っても 機銃掃射で頭を 打ちぬかれる寸前も 聞こえていたんだ 君の声が 言葉が違っても 話せば通じるって そんなことは誰でも 知っている ここは過程 争いの過程 どこかの輝ける未来への ただの過程 降り注ぐ火の粉は 払わなければならない 君は足を失くした 僕は銃弾の中走る 先行した飛行艇団が 落とした爆薬の臭い 瓦礫の山うめき声 時々思うんだ 話がしたいって
426 :
名前はいらない :2014/01/08(水) 02:39:29.12 ID:SirX3Ji+
"正気" 天国を地獄と論じよう カフェに座る人を見ず 下水を走る鼠に 物憂げに想いを馳せる 地獄を天国と論じよう 雲突き抜けるビルの下 歩き回るゾンビたち 最上階で紅茶を飲む 君が正気だって 誰が決めた 君が正気だって 誰が言ってくれるのか この世は天国じゃないから 本を学び合唱すれば 気持ちくらいは晴れるよ この世は地獄じゃないから 世を儚み詩なんて書けば そのうち忘れるさ 中庸を凡庸にのたまう 君が正気だって 誰が決めた 君が正気だって 誰が言ってくれるのか 感じることが幻影でも 覚えたことが錯覚でも 誰とも話が通じなく なってしまっても 君はただ無責任に 延々と喋り続ける 思うがままに 感じるままに
427 :
名前はいらない :2014/01/11(土) 16:12:08.82 ID:z1W0MCsV
"美談" 綺麗な店内に 流麗な男女が歩く 美麗なポップが溢れ 優しい歌が流れ 電光掲示板が輝く 産婦人科からは 新しい命を生み 満足気な若夫婦が 微笑みながら出てくる 雨上がりの午後 団地のメインストリート 左右の広い歩道を 色とりどりの帽子の 子供達が舞うように 列を成して帰っていく 万歳と涙で見送られ 列車で遠ざかっていく あなたを誇らしいと わたしは思った きっと自己嫌悪と 自画自賛で僕は 狂ってしまうのだろう 少し傷がついた 美しい人たちは 自室に逃げ込んで 錆び付いていき 完全敗北を宣言される日を 隠れて待っている 子供を失くした母親は 愛を全て振り切って 悲しみに沈殿し 人生を棒に振った 弱者への愛を歌った パンクバンドは 狂信的な弱者に囲まれ 伝るべき誰かを見失った 特攻を計画した悪魔達は 皆戦後長生きをし 命じられた側は 美談として映画が作られた
428 :
名前はいらない :2014/01/11(土) 19:24:53.45 ID:z1W0MCsV
"木漏れ日の中" 長い右腕が 定時になると カーテンを開けた 日光が差してきて グロッキーなまま 様々な色の混じった 白昼夢が彩る 左腕がスイッチを探しだし 音楽が流れ出す 年老いた少女は 年老いた少年と 手を繋いで 木漏れ日の中 並木道を歩いていく 日光照射量が減ったから 流れている音楽が 素敵だから 涙が出る理由なんてとっくに ただ環境に促されて 脊髄反射しているだけで 悲鳴を上げてもいいよ 助けを求めたっていいんだよ 君は何度も殺されて 勝手に蘇生されたのだから 長い長い自殺の途中で 正気に戻ったって 誰も責めはしないさ 年老いた少女は 年老いた少年と 手を繋いで 木漏れ日の中 並木道を歩いていく 消えていく ベッドに朝日は 遠慮なく刺し込み続け 身体は徐々に 温まっていった 眠ったままでいてもいいよ 起きてもいいんだよ
429 :
名前はいらない :2014/01/13(月) 16:36:26.81 ID:/1k5ur4c
"絆" 簡単に戻れると 思ったんだろ だけど無理だ もう無理だ 流されていく棒切れに 掴まって 口を開けて青空を眺める 島ひとつ無い 穏やかな海上 頭も悪くなる 身体だって弱っていく 自信は消え失せる それでも 変わらないでいられるかい 晴れ渡った青空を 眺めながら 掴んでいる腕は 腐り果て骨になり 解け 海中に沈んでく 剥がれてくカルシウム バラバラになる身体 バラバラになるかたち 解け 不純物だらけの 海水と交わっていく意識 簡単に戻れると 思っていたんだろ だけど無理だ もう無理だ 絆された君は 混ざっていく 晴れ渡った空を 眺めていた 口を開けて 流されていく棒切れに 掴まって
430 :
名前はいらない :2014/01/16(木) 04:43:42.88 ID:IjxHPs5P
"スクラップ" 僕じゃなかった こんな簡単なことだったなんて 僕は君を隠して 塗りつぶす役目を 与えられていただけだった 僕は君じゃなかった 千の言葉も 君の二行にすら負けていた ああそうだ スクラップ アンドビルド 分かっていたこと 使命のランプは消えている 奇妙な出会いも 気付かないふりをし続けた パズルのよう 誰かが僕を歪めて 君の居るここに嵌め込んだんだ さぁ 続けよう続けよう 貴方の中の僕が 僕じゃなくなるまで
431 :
名前はいらない :2014/01/22(水) 21:33:55.41 ID:oKiPhOpo
金の光を濾して 取り分けた宝石を 金糸と輪に編んで その髪に飾り おお ケルビムはあなたの手をとって祭壇へ導く 神殿の祝歌の晴れやかに響き 列柱の間に恩寵の光が満ち 散り降る花片の中 王はあなたを妃として迎える だから もうわたしは遠く砂漠へと旅立つ 香炉にくべた羊皮紙に書かれたことばも白く灰となったのだから
432 :
名前はいらない :2014/01/27(月) 16:36:19.88 ID:MBqA2Far
"ピストル" 作戦の立案上必要だった 恨まれるとは 知っていた ピストルを持っていた 私が散らした命の絆から 復讐されぬよう 苦しみぬいてきた 長い間ずっと ロープの上を 伝っているようだった 今ベッドで横たわり あなたたち家族の 愛に囲まれ 私は人生を閉じる 数十万人の英霊に 見張られたまま 誰かの 在るべき人生を感じながら 息吹や気配を感じながら 生き続けることは 不遜なのだろうか 犯した罪に見守られながら あまりにも長い間生きていて 私は幸せだったのだろうか やあ
433 :
名前はいらない :2014/01/27(月) 16:37:16.04 ID:MBqA2Far
久しぶり ずっとこないから 書斎のピストルは 錆付いてしまったよ 子供や孫への愛に絆されてしまった 劇鉄を起こすことすら もうままならない ああ どこへ連れて行くのか 話を聞いてほしいのか いいだろう 幾万年でもかけて 君達の話を聞こう それで気が済むのなら ずっと聞いていよう 私は長い時間をかけて 愛に絆されてしまったから 君達の話を聞いたあと 私の話も 少しし て も い い か い
434 :
名前はいらない :2014/01/28(火) 00:07:07.11 ID:7UwlL0Ng
"物語" 結局のところ 君に外の世界での 居場所はない よくある話だ 魔法が飛び交い 何千年もの歴史が 用意された世界へ行こう ビルの屋上から 獣耳の生えた少女は 草木をかきわけ走る 泉に集まる妖怪達の パーティーに参加するために 月夜が虹色に反射し 朧火が燃え上がる ほとりでスローダンスを 誰もが等しく愚かで醜く 誰もが等しく阻害されない 生まれ変わった君は 彼女に恋をする そうして物語は回り始める 行き場を失くした何もかも その歯車にして 結局のところ 僕にあの世界での 居場所はなかった よくある話だ もし彼女が僕の様 誰かの生まれ変わりならば よかったのに 君の割れた脳漿から 空へと漏れでた記憶は 月夜から息吹を吹き込み 2人は静かにスローダンスを 踊り続けた
436 :
名前はいらない :2014/01/30(木) 08:36:10.06 ID:57A6fWnV
この星に生きる全ての命が この星の全てを共有している なのに強欲な人間が この星の大地を 限りある資源を独占し 我が者顔で生きている ならばこの星の空気を 皆で独占し 強欲な人間から奪ってしまおうか 許されざる星の住民よ この星の全ての命のために この星の全てはあるのだ
437 :
名前はいらない :2014/01/31(金) 06:16:12.69 ID:XGhOiWzJ
うん。
438 :
名前はいらない :2014/01/31(金) 06:19:38.89 ID:XGhOiWzJ
おほしさまはキラキラ きれいら☆彡
439 :
名前はいらない :2014/01/31(金) 15:12:45.30 ID:+YyLGf/K
ふと 窓の外を 見上げると そこには 青い空があり、 さて 昼飯は ラーメンでも 食いに行くかな。
440 :
名前はいらない :2014/02/04(火) 20:06:11.91 ID:L83NnVbx
クルピーンとセヴァティィの正午は コ・キ・ヨ・ヌ ヴアァァァ セルディーン 明日はきっと パピョン・プッパム 色とりどりの花束 そして約束 森と湖をつなぐ道 ヌピッチャン ∈ エルディモゥオ ほら あなたの手もこんなに血まみれ!!!
441 :
名前はいらない :2014/02/04(火) 21:49:10.48 ID:XmgwpOHv
442 :
名前はいらない :2014/02/06(木) 22:08:55.94 ID:kM/Oq4h+
"水差し" 死骸に生えた花を かきむしり 納棺の儀を済ませよう 荒廃し風化した都市 暴風で砂山に変えてしまおう 君は 君はただの ただの割れた水差しさ 何千年も 砂に朽ちた都市を 眺め続けた
443 :
名前はいらない :2014/02/06(木) 22:12:23.56 ID:kM/Oq4h+
"咆哮" 分かったように 沈んでいく あるべきままに 流れていく 時に アンバランス に浮かび上がり 厄を祓うだけのうた 口ずさむ亡霊 逃げ続けることは 難しいんだ 維持することは 難しいんだ ただ当たり前に 誰かに出会い 負けたのさ 剥ぎ取られ 横たわった 白骨を晒し 惰眠を貪る 逃走中 闘争途中 ここは終わりではない 不死鳥は 風化し焼かれた 灰の中から蘇る 皆が慄くような 咆哮を空へと放ち それはもう君ではない 君ではないのさ
444 :
名前はいらない :2014/02/07(金) 19:26:08.40 ID:eK0HOEze
”捀” 天啓から来た 稲妻の蒼さで 深淵から来た 竜巻の黒さで 俺は 今 星雲へと駆け上がる そうだ この全宇宙を制覇するために 神々よ 俺の戦いに駆りたてるこの貴い血を 汝らの杯に満たし その全能に捧げよ 神殿の列柱に刻まれた詩の意味は 俺だけが知っている かつてあった帝国の栄華も 俺は取り戻す 戦士の誇りに賭け 俺は戦う 神々の証のために
445 :
名前はいらない :2014/02/07(金) 21:04:10.13 ID:J9jIQ2YH
きみとぼくはハムチーズ ふたりで重なると最高のパートナーになる そう、デブである
446 :
名前はいらない :2014/02/08(土) 18:23:51.13 ID:LLyTCA2k
"太らせる術" ナルシズムに沈殿して 歳をとっていけ 自分を守るために 使い古されたリリシズム 足をつかまれたペシミズム いきすぎたフェミニズム 網羅するだけの長い道を つたっていく あなたたちは それを突いてみたり または潜ったりして 都合よく生き始めている 棄民の僕はそれを ずっと眺めているだけで 薄く笑ったりする 肯定して受け止めることは 先細らせることなのか 否定してはねつけることが 太らせる術なのか 若い君たちの 歳をとったあの人の 自意識を眺めて ずっと考えてる この井戸には 光が差し込んで 恵みの雨がふってくる 冬が長すぎて 僕の着膨れした セーターは水を含み 土左衛門として 庭に吐き出される
447 :
名前はいらない :2014/02/13(木) 09:48:23.70 ID:Fad7q244
遠い明日 時に アンバランス この井戸には 光が差し込んで 恵みの雨がふってくる 死骸に生えた花を かきむしり もし彼女が僕の様 誰かの生まれ変わりならば ああそうだ スクラップ アンドビルド 分かっていたこと よかったのに
448 :
名前はいらない :2014/02/14(金) 12:39:16.22 ID:jxjX1UxA
449 :
名前はいらない :2014/02/14(金) 20:09:59.38 ID:OGvpXXvu
"デート" しよう遊園地で ピエロから貰った風船をもって ジェットコースターは 悲鳴をあげながら かけあがりまた降りる 僕らはソフトクリームを 舐めながらそれを見上げた 昼間の陽気に誘われて 君と歩いていく コーヒーカップは回る それがもし決められていたことでも 逆らうのは不遜だとは思わないかい 離した風船は空へと 飛んでいくよ 君に擦り付けて 君から擦り付けられた証も 身体から消えていくよ 夜間の静寂に誘われて イルミネーションの中を 君と歩いていく それがもし決められていないことでも ためらうのは不遜だとは思わないかい 離した風船は空へと 飛んでいくよ どこか見えないところでしぼみ 誰かの頭に落ちてくる 僕らが離れても 居なくなっても ピエロは風船をもって 配り続け 離した風船は空へと 昇りつづけた
450 :
名前はいらない :2014/02/19(水) 02:31:39.89 ID:3wqpKdfK
誰も見ていないよ 噛み締める唇零れそうな涙 痛む心 挑む眼差し 熱を帯びた足元の氷も溶かすほど 息を切らし駆け巡るそのstageは 君だけのものだから 舞い上がる翼 跳ね上がる鼓動 輝く瞬間が弾ける 握りしめた両手を高く遠くのばして その先の未来を掴む為に 今
451 :
名前はいらない :2014/02/19(水) 16:21:06.30 ID:hxikm9Xq
金という実をその身に生らせ 生らせ生らせ鈴生りにと 己が葉も枝をも切り落とし 己が幹をも細らせて 己が根をも腐らせて 人という大樹は鈴生りな 実が重すぎて朽ち果てた
452 :
名前はいらない :2014/02/20(木) 11:19:42.06 ID:rBdbCe9l
"光" 君は 荒れ狂う怒り 君は君は がらんどうの空洞 君は 倦怠感を伴った 虚無 君は君は 躁鬱を繰り返す 無意味 君は 目的を失った視点 自意識を忘れ 理由を忘れた 暗闇 君は 消えそうな怒りを頼りに 世俗から少し浮き 出口を目指す ががんぼ 君は君は 客観的な視点よりも 公平な観点よりも 惨めさを 改善しようとする私観 欲望を満たそうとする ただの傲慢 汚らしい羽虫 よくある光
453 :
名前はいらない :2014/02/26(水) 01:44:46.84 ID:PR9wOkw/
"ようこそ" 真っ黒な瞳で 覗き込んでもいいかい うまく笑えているように そう願っているよ 死はつまらないって 流しっぱなした 海外ドラマの役者が いま言った 形を得て 生まれてきて 無邪気に笑う君が 幸せであるようにと 僕は無責任に 思うんだ 君は生成されていって 僕は分解されていく過程さ ようこそ世界へ! 退屈だが刺激的な 毎日へ
454 :
名前はいらない :2014/03/01(土) 20:22:48.56 ID:y7SJIOEY
"起きろ" 理性にも未来にも 過去にも思考の中にも 仮想現実にも 夢の中にも無意識にすら 君の居場所なんて無い 寝ていたって 起きてたって同じならば いっそ窓を開け 夜の空気が さざ波のよう揺れるさまを 見つめていようか 失くすことを恐れ 零れ消えていく様を 見つめているのなら 相対性の海の中 沈み込み消えてしまおう 君は壊れたひともどき 取り返しのつかない 幼稚な恥さらしを 続ける愚鈍そのもの 起きろ さっさと起きてしまえ 愚鈍で稚拙で単純な 独自で難解で不可解な おまえそのものを 晒し始めろ 笑われ恥を晒せ 誤解され冷や汗をかけ 賞賛され困惑しろ 愛されて逃げ惑え 起きろ 晒し尽くせ
田辺幹太、どんなに薄汚く卑怯なことをしているかの自覚はあるか? それがどんなに重大な事態を引き起こしているかの自覚はあるか? 私も娘も、汚すな。失わせやがるな。 霊体組み換えながら、のらりくらりと卑小な思考並べ、逃げやがって。くだらない。 田辺幹太という白ダニやゴキブリを持ってかえれ。
456 :
名前はいらない :2014/03/29(土) 11:09:39.59 ID:ZwKsMybv
超越論的哲学の黄昏 宇宙は哲学の呪いで満ちている どうにかしないと 記憶が一秒ごとに失われる 入れ歯カタカタお爺さん 入れ歯カタカタお爺さん 細菌の繁殖した口腔内から 異常な腐敗臭 科学が宇宙の穴を全て塞ぎ 異常な腐敗臭を抹消しても 無限小の特異点から覗いてる 入れ歯カタカタお爺さん 無限小の特異点を無限に薄めて 宇宙全体に薄く薄く撒き散らす これで存在しない主体の錯覚から 自由になったと思った途端に帝国の逆襲 お爺さんお爺さん 臭い汚いお爺さん アルツハイマーお大事に
457 :
名前はいらない :2014/03/29(土) 11:50:59.43 ID:ZwKsMybv
プリーズミスター・ぽん太さん たぬきのぽん太さん ぽん酢が大好き いつもお腹をぽんぽこぽん 力まかせにぽんぽんぽん ぽんぽこすぽぽんぽこぽんぽん ぽっぽこぽぽぽんぽぽぽんぽん 叩きすぎて内蔵ぐちゃぐちゃ ぽんぽん痛いよぽぽぽぽぽ これぞ新世代のエレクトロニカ・ファンクだと 音楽業界では大評判 エレクトロニカの要素などどこにもないのに だから現代のJ.POPはレベルが低いのだ なんだあの集団アイドルは クッキーはわかるがフォーチュンの意味がわからん 調べようと思えば調べられないこともないが 意地でも調べないぞこんちくしょう
458 :
名前はいらない :2014/04/17(木) 10:22:19.18 ID:ZUUJUUUa
"郊外" 老人と楽しく会話しよう デイケアと養護施設は満杯だよ 週末は下手糞なバンドをしよう ライブの予定は無いぜ あっても聴衆は同じメンツさ 黄砂舞う春の朝 田圃と団地の見える道 十年型落ちの軽が 気持ちよさそうに走る 向こう隣の家は いい人たちだけど新興宗教だ 荒廃してるわけでないし 荒んでいるわけでもないか 日々は気付いたら 過ぎていくさ 未来はないわけでもないし 過去もそう悪くはない テトラポットが敷き詰められた 海辺で夜釣りをしよう 高速に乗って遊びに行こう 君は三十過ぎて都会から帰って来た 君は美貌を投げ捨てて 独り身で五十まで母の介護 デイケアで草野球をしながら 彼は少年のまま時が止まった それらを横目で見ながら スカスカの妄想と浅い懐疑だけで 日々は過ぎていく ここには想像が入り込む スペースが多すぎる 時間も場所も 無闇に膨大で それらは 使い捨てられも 思い出されもされず ただそこに在り 過ぎていく
459 :
名前はいらない :2014/04/17(木) 10:33:44.48 ID:ZUUJUUUa
"喃語" 祝福を受けているほどではないけど 啓示を与えられているわけでもないけど 救われることも無いけれど 無垢に限りなく近い あなたの言葉が 僕に降り注ぐ 神聖を感じられるほど 鋭敏ではないけれど 営みをかみ締めて いるわけでもないけれど 大きな喜びとも長らく無縁だけれど あなたは微笑みながら ずっと 僕に語りかけ続けた あなた嬉しそうに 僕に話しかけ続けた
460 :
名前はいらない :2014/04/28(月) 11:59:49.11 ID:bM15CW1n
「やっと会えたね」 とか初対面で とある鼻の穴の美しい元アイドルに 言ったとかいううわさのある とある元ミュージシャンの 小説家が いたとゆう こんな肌寒い言葉を平気で言える 小説家の人もすごいけど この言葉を聞いて (うっわ…) とかドン引きして 嫌な意味での鳥肌に全身を覆われて 三日三晩嫌な吐き気に苛まれたりしなかった その元アイドルの人も すげえなと思う ぞと
461 :
名前はいらない :2014/04/28(月) 12:12:07.02 ID:bM15CW1n
泥ェ門 頭の悪い泥ェ門 自慢の二次元ポッケから取り出すは いつも泥だらけの意味なしグッズ 本職は泥棒らしい 泥棒だから泥ェ門て 泥棒ってバレやすいんじゃないのかな 頭悪いな
462 :
名前はいらない :2014/04/28(月) 12:22:45.96 ID:bM15CW1n
ドヤ顔ご意見番 今朝思いついた詩と言うからには もっと胡乱なのが多くて しかるべきではないのかぬ? 立派な詩多すぎだし! いや俺はどうせ24時間胡乱だから怒る資格というかあれはないけど あー胡乱って結構難しい単語だな うどんとは全然違うし さぬきうどんみたいなコシの強いうどんはあれだな 歯がないと食えないな
463 :
名前はいらない :2014/04/29(火) 10:38:18.11 ID:bHYt0anA
昭和の日 今日が昭和の日だなんて 今初めて知ったよ? 今日だけは昭和の服を着て 昭和のスキップをして 昭和の屁をして 昭和の夕日を見て 昭和の布団で寝よう 明日からはまた 平成の屁をせい! なんつて
464 :
名前はいらない :2014/05/02(金) 10:47:24.64 ID:YKuiaznb
金玉週間 ああ今年もまたあっちの方から 腰をふりふりやってくる ゴールデンウィーク 誰もが待ちに待ったる ゴールデンウィーーーーク ごめんテンション上がってもた だがしばし待ってくれ 金玉週間という日本語訳は おかしくないか 金輪際 間違ってる これ完全に不合格 もちろん東大なんか入れない 金は合ってるが 玉の要素がどこを探してもみつからない もしこれが正しいと 金科玉条のごとく信じてるやつがいたら そいつはゴールデンウィークにも 学校に行って 英語を1から勉強しなおすべきだろう
465 :
名前はいらない :2014/05/02(金) 10:57:47.53 ID:YKuiaznb
金玉週間 season2 ああ今年もまた 金玉ふりふり ゴールデンウィク ごめんテンション下がってもた めんどくさいけど もいちどだけ言うが 金玉週間という日本語訳は おかしくないか 金は合ってる それは誰もが認めるだろう 玉の要素がどこを探してもみつからない これ完全に不合格 もちろん東大なんか入れない 金玉大学なら入れるかもしれない もしそんな大学があればの話だが
466 :
名前はいらない :2014/05/02(金) 11:18:53.13 ID:YKuiaznb
世界を憂う オリオン座の向こう レコンキスタの彼方 世界を憂う 世界を憂う スカイツリーのてっぺんから 抜け殻となった身を投げ出す 最低辺の彼方から 世界を憂う
467 :
名前はいらない :2014/05/05(月) 09:45:05.00 ID:9P0IJ5wP
それゆけ!金玉週間!ザッツスピンオフ(ゴールデンボンバー西新宿編) 残すところあとわずか二日を残すばかりとなりました ゴールデンうぃ〜(力抜けた) 今日はそのメインイベントたる 子供の日 またの名を端午の節句とも言われている 古来より男の子の無病息災と勇壮なる成長を願って 鯉のぼりをあれしたりいろいろしたとゆう だが金玉は関係ない完全にあれ 東大には入れない いやおまえのその不衛生きわまる猿股に包まれた 誰も見たくない金玉は何の関係もないから 金玉とゆう言葉と金玉とゆう実物の差異 それは現代言語学の始祖たるソシュール博士も つとに東大とかで言ってたこと 但し博士とか偉そうにしてても 奴の金玉は不衛生 よく洗ったほうが良い そして子供たちの無病息災を祈りつつ 牛の金玉とかにかぶりつき 逆立つ眼玉で太陽肛門を見上げる ああおまえの金玉も不衛生きわまりない
468 :
名前はいらない :2014/05/06(火) 07:12:24.41 ID:KLRf38xF
終わる世界(エバラ黄金のたれ) 金玉週間の 終わりの朝は 眠り留めし 連休の 囁く汐の 明日葉 にがり 禁じられていた 霊性 セカイノオワリ 偽ドナルド君 怖えーよおめえ 芝居染みた感傷で 移りゆく時を惜しめども 去っていく 歩き去っていく 走り去っていく 金玉ふりふり去っていく この最後の一日を愛おしめ 赤ん坊の不衛生なおしめ
469 :
名前はいらない :2014/05/11(日) 13:40:50.92 ID:V3Lw56G2
"貴族" 僕を押しのけて 生まれ来る君が 毎日量産されて 僕をさしおいて 歩いていく君を 毎日眺めているさ 優雅に紅茶を飲みながら 何かで時間潰ししながら 時間は流れ 髭と皺と持病だらけになり 美しい季節と風景は流れ 醜い人たちも僕も 流れ廃れていく 寒さに耐え 春が来るころに 墓石が倒れていても 骨が掘り起こされていても 犬が咥えて持っていっても それを呆然と幽体で 眺めていても それはまあそれで 傍目には 笑えるはずさ
470 :
名前はいらない :2014/05/14(水) 10:33:35.92 ID:soVu0dBb
仲良きことは 今日もまた 駅のキオスクで 日刊ゲンダイと 夕刊フジが 仲良く並んで 売られているよ? 仲良きことは とってもよいね
471 :
名前はいらない :2014/05/16(金) 07:24:52.43 ID:AJwqonR9
眠い無為 サンタナと パコ・デ・ルシアの ギターの奏でる 魅惑の調べ それに合わせて腰振る街角 ああ眠いねムーミン ムーミン谷の ムーミンパパは おっぱい飲んで 母乳フェチ 何言ってんだこいつ 先日田舎に帰ったら 地元の連中 みな貧乏 それじゃ ゴールデンボンバーならぬ 貧乏ボンバーだよって なんだそりゃ
472 :
名前はいらない :2014/05/16(金) 07:36:03.86 ID:AJwqonR9
後悔のルンバ 寝ぼけたまんまで 二分で書く詩は とってもよくて きもちがよくて 寝ぼけた脳が 自画自賛 あとで死ぬほど後悔しても もう消せない 絶対消せない でも誰も読んでないから 心配するな
473 :
名前はいらない :2014/05/16(金) 07:49:13.07 ID:AJwqonR9
スーパーロケット戦隊 集団的自衛権とかが かまびすかしい かすまびしかしいだったか かさまかしびすいだったか 知らんけど のっしのっしと グンクツの響き のっしのっしはおかしいか カッツカッツって感じ? グンクツは変換できないが スーパーロケット戦隊発進! 電波が届く 電波が届く 素敵な電波ぐんぐん届くよ
474 :
名前はいらない :2014/05/16(金) 08:02:37.84 ID:AJwqonR9
二人はロッテ ロッテルダム・テクノが鳴り響く それは昭和の ロッテ歌のアルバム 朝な夕なにテクノ三昧 テクノがなければ 夜も日も明けぬ テクノのノの字は ノリノリのノ 恋人同士手に手をとって 無機質ビートに合わせて歌うは 戦火の虚空に消えし 慟哭のラバウル小唄
475 :
名前はいらない :2014/05/16(金) 08:13:22.90 ID:AJwqonR9
ふざけすぎ ふざけすぎて 倫理観がヤバい しかもつまらないのが致命的 そして悪ノリが実に痛い 反省のポーズで 心を癒やそう どんなふざけたポーズをしても 誰にも見えないから安心だ
476 :
名前はいらない :2014/05/17(土) 05:48:52.64 ID:2XxiE9lb
早朝の屁と恋するサイコ・キャンディ 僕の モーニング・ジャケットの 朦朧とした初夏の朝 冷蔵庫の唸り 砂漠のオアシスではまだ オードリー・ヘップバーンが溺れてる 鳥の声をを聴いた 僕の鳥はもう歌えなくて 夜明けを待たずに虚空へと消えた シューゲイザーが 輝く朝日を睨む 睫毛は焦げる 暴力は続く 恋する中東情勢 湧きいずる黒い原油 あるいは黒く凝った 甘い甘いサイコ 白く濁った 苦い苦いキャンディ ノマドたちが目覚める前に 屁の爆音はとても迷惑
477 :
名前はいらない :2014/05/17(土) 06:10:59.38 ID:2XxiE9lb
攻撃は最大の防御なり 眠いぜベイベー 眠いぜベイベー 眠い眠いぜこんちくしょう 高気圧で おなかがすいた 高血圧で 白髪が増えた 二度寝をしようと 布団が呼んだ レッセフェール レッセフェール 自己責任 攻撃しよう 防御しよう 飛び出せ青春 呼び出せ売春 レッセフェールレッセフェール 自己欺瞞
478 :
名前はいらない :2014/05/17(土) 06:17:01.49 ID:2XxiE9lb
どうでもいいけど湧きいずるより湧きいづるの方がよかったかな どうでもよくないことが多すぎる 俺の胡乱な早朝うどん 連絡帳には何も書いてないし メールはひとつも届いていない 歴史を勉強しよう 政治に見識を持とう 経済に強くなろう 俺は強くなろう とりあえず明日から
479 :
名前はいらない :2014/05/17(土) 06:20:12.03 ID:2XxiE9lb
どうでもいいけど僕と俺って 一人称を変えただけで 詩の方向性がまるで違う いまさらだけど 俺も僕もどっちも自分じゃない じゃあいったい誰なんだ それは私が決めてくれ
480 :
名前はいらない :2014/05/17(土) 23:40:14.88 ID:XLblaRdb
ノビール 鼻毛はなんで伸びるのかな? 埃のせい?公害のせい?それとも・・・ あなたのせい?テュルッツテュッチュトゥー でも抜かない。私は抜かないよ。 ボンソワール たくさん伸びたときに私は思うんだ これでいいのだと・・・・
481 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 08:03:22.33 ID:ormeiYTK
クラゲさん 砂金のような朝の光の粒が サラサラと部屋に満ちて 輝く地平線の彼方から汐も満ちる 無為のおじさんは 全身半透明 本名は クラゲさん レンズを無数に重ねて しょぼつく眼に嵌めて 遠ざかりゆく夢の桟橋を見ていた その半透明の触手には毒も満ちて 光を胸に入れることすら適わない 瀕死の毛細血管 遠景にも存在しない 無量の点を探してた 冷徹な病者の光学 溶けていく 今もう水になった
482 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 08:06:12.00 ID:ormeiYTK
最後 今もうではなくて 今はもうと書こうとした いわゆるタイポ タイポ タイポのしゅーりんがん しゅーりんがんのぐーりんだい ぐーりんだいのぽんぽこちんぽの ぴんぴきぴーの 君の瞳をタイポする
483 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 08:31:36.49 ID:ormeiYTK
別に今もう でもいいような 気がしているが 聞こえる あのおふくろの声 こらてつや 顔がでかいからや 今もうチケットは売り切れだよ 早くしないとバナナも売り切れるよ 天狗の鼻は今もう折れるよ 折り鶴を被災地に送っても邪魔だよ 高原のお嬢さん 穴と雪のちょんまげ レストランでは目玉焼きを注文 呆れるウエイトレス 泣き出すアンパンマン 染み出すアンデパンダン ではマックの朝セットを頼もう た〜の〜も〜う よ〜そろ〜 緋毛氈のひしめきで 冷蔵庫のドアになら 非常ベルが鳴り出す前に〜 時間かけてパクリするな もっと素直にボクがしゃべれるなら〜
484 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 08:55:48.26 ID:ormeiYTK
ゆうくん ゆうくんはちょうしのりすぎ このおちょうしもんが ももんがー ぷうくんはしょうもなさすぎ このしょうもなっしんぐが ぐがー るうくんはとんでもなさすぎ このとんでもはっぷんが だっぷんがー
485 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 14:00:24.08 ID:wItAEKg7
"モノリス" 多面的であることはひつようさ 涙目でこじつけては重ね塗り 反論しているだけだね 反応が欲しいだけだ僕らは 幽霊は煽るのも簡単さ 火を消すのも消されるのもね からっぽの世代 からっぽになっていく次世代 過去世代を食べていく 戦争でリセットなんて とんでもない 殺し合いなんてつまんない 多層的であることは必要さ 僕も君も薄っぺらさに 飽きないように つまらなさを組み立てて 重ねていく宇宙の果てまで それがクソの塔でも 立方体でも平方体でも モノリスのように 思えるんじゃないかな 薄っぺらな倫理観で 薄っぺらに塗り重ねられた世界 それを裏返すゲーム 大気のない月の上空で眺めていた
486 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 15:19:54.66 ID:wItAEKg7
"フィクション" 経済学者は政商になって 史記の時代のように 政権に取り入った 頭の悪さを全力で 取り繕いながら私腹を肥やした 未だ私腹を肥やし続ける 誰も苦学した彼の努力を笑えないさ 私腹を肥やし続ければいい 僕らは別に止めない その努力によって 私腹を肥やす権利があり 苦学に勝てる知識も無い 知り合いの子供の派遣社員が 妹と共に練炭自殺した 二十歳こえたら自己責任さ 何の問題も無い 怠惰なツケがまわったのさ 誰にも責任は無い 僕も君らみたいに わりとどうでもいい
487 :
名前はいらない :2014/05/18(日) 15:20:53.84 ID:wItAEKg7
政商は派遣会社を営み 相次ぐ規制緩和により 富を手に入れた 僕らはとりあえず ラインで気に食わない同級生をはぶったり 痛いツイッターを晒したり 未開の隣国を批判したり どうでもいいことで 時間を潰しそして 政商はひたすら食い物にし 樹海は自殺者で溢れた その間僕らは色々と めんどくさくなって 戦争とか言い出してみた ロビー活動が功を奏した 武器商人はにっこり微笑んだ 苦学した人はすごいな 空気を読める人はすごいな 僕も早くそんな人になりたいです 早く私腹を肥やしたいです 人を食い物にしたいです 誰も居ない薄暗い山中の雑木林で 兄弟が薄れていく意識で お互いの存在を確認している 車には「危険開けるな」の張り紙 僕は憑かれてしまった 顔も知らない君たちに
488 :
名前はいらない :2014/05/19(月) 08:20:22.39 ID:cuAu2qmf
声は痛い 浮上する 溶鉱炉の泡 斉一性の宇宙 くぐもった声の痛覚 ささくれだった呼吸器に 運命のさざめき オーストリアの皇太子が 夜明け前のギターで歌う 蜘蛛の脚が五本しか なかった 冒された細胞には羽が なかった そのさざめきを
489 :
名前はいらない :2014/05/19(月) 08:23:56.93 ID:cuAu2qmf
アレルギーと酸素 ニューロンが進化しなかった 可能世界には 静寂の消尽 コミットメント トリートメント セメント樽の中の血と骨と 反転した網膜 残虐行為の残照 コンドームのセールスマンが エイズは肺を殺すと叫ぶ 運命に呼びかけられる前に 命運が尽きかける前に 夢から覚める前に 裸電球が放電する前に 難しい世界 雪と魔法の世界 凍りつく気道 殺戮の技法 空白
490 :
名前はいらない :2014/05/19(月) 08:34:58.27 ID:cuAu2qmf
あすか おとうさんは点滴を打つ おかあさんは天敵を討つ 俺の口座に大金を振り込んで 俺の肛門に大便を捩じ込んで もう恥ずかしい あすかよあすか おまえのみょうにはなにかかったうたごえが 俺の脳裏によみがえる それは感傷もなく 感慨もなく 残骸もなく 俺の村には電気もなく ちゃげのおつむには 毛髪もない
491 :
名前はいらない :2014/05/19(月) 08:53:44.88 ID:cuAu2qmf
アショカ王の末裔 あすかはあほか あしたはこない あさりとしじみ あなるにわざび ら〜らら〜らららら〜♪
492 :
名前はいらない :2014/05/20(火) 07:02:54.73 ID:6A5pN8vl
るんるん気分で会社へ行こう 初夏 季節外れの吹雪のなか 裸足で駅のホームに立つ 硬い霜柱がグレープフルーツをも貫きつつあるのだが ドレスシャツは冷風に煽られ 日照り続きの村では 生贄の山羊をゴルゴダの丘へと追いやる ウィルスソフトが自動更新し 朦朧とした自我が詩を書いている 定期入れにはオレンジレンジのブロマイド 崖っぷちの恋人たちは枯れ葉を踏んで クリシェを噛み砕きつつ退屈な愁嘆場を演じるのだが カメラを意識することをいつしか忘れ 神の意志を感じてみたりする 柑橘系の香水は死臭に変わり 餃子の皮に包まれたミニカーに乗って会社へと向かう 火炎放射器から噴出する水がまどろみを遮る 生命力がない 瞼を押し上げる力が足りない 吹雪はいつしか止んで 七色のジェリービーンズが琥珀の空から降り注ぐ 口を大きく開けてそれを全部食べてしまってももいいのだが 糖尿病には気をつけて
493 :
名前はいらない :2014/05/20(火) 07:10:34.46 ID:6A5pN8vl
あしか あしかが芸をする あうっあうっとか言っている アウト の意味か プールサイドは混乱の渦 あしかが鼻声で歌を歌う もーにんむーんとか歌う 朝の月 歌はいいね 昔に戻りたいね
494 :
名前はいらない :2014/05/26(月) 01:55:29.53 ID:3sJhvp9F
"走馬灯" 笑い続ける 寂しさと苦しさと 高揚が同時に襲い掛かる 時間も空間も 何も無い 君はゴミ捨て場の 街灯の下 ずっと笑い続けた 連行されていく座席 白い部屋の中 注射されるまで 笑い続けた がらんどうの部屋 鉄格子から朝日 涙が止まらない 心はからっぽで 涙が枯れないんだ 糞尿で黄色く染まる 走馬灯が走る中 涙は枯れなかった 君はゴミ捨て場の 街灯の下 笑い続けた 時間も空間も 何も無い 涙は枯れなかった 注射されるまで がらんどうの部屋 鉄格子から朝日 涙が止まらない 走馬灯が走る中 糞尿で床は黄色く染まる
495 :
名前はいらない :2014/05/26(月) 01:58:26.71 ID:3sJhvp9F
"鰯" 若い君が正論を呟き 僕は口をつぐむ それは繰り返すことだから 愛おしく眺めよう 総意を抜け出して 知性を手に入れ そうして世の人は 君が見えなくなった 僕は泳ぐの好きで 誰かと混ざり合うのが 好きで誰でもないのが 望みだから 彼らの仲間に 入れてもらいたい 思考もせず鰯の群れのよう 人を裁き叩き 絶頂に達する そういう下品さを もっと学びたい 君の正義は二千十年版で 僕の正義は世紀末版さ あの賢人は六十年版で 君の先生は七十年版 ただただ歪み小さくなり 学ばず考えもせず 快楽に従い いずれ破綻する ように見えるだけで 変化し続けているだけ 中年が考え抜いた末の 割腹自殺は七十年代には もう流行ってなかった 僕は泳ぐの好きで 誰かと混ざり合うのが 好きで誰でもないのが 望みだから 君達の仲間に 入れてもらいたい 希望と愛を詠いたい
496 :
名前はいらない :2014/05/30(金) 14:53:49.44 ID:uCL5yIMl
"坩堝" 空は曇っていて 無責任に腐っていて 雨が降っていて 腐蝕は黴を伴い 身体を進行中のまま 君に恋をしてしまわぬように 悲劇の坩堝のような どこでもないここで 誰でもない君に 恋をしてしまわぬように 誰かは君の 無責任の優しさに 傷つけられ 誰かは君の底なしの 慈愛に沈んでいった 白愛の様に見えるそれに 恋をしてしまわぬように 恋のような気持ちを 抱かぬように 静謐なるその器に 人間的な優しさが いつか注がれるよう 通りすがりの 僕は少し願った アスファルトに 無責任に腐肉を垂らし 穴の開いた身体 引きずりながら 空に少し祈った 天の使いは潔さを纏い 黒雲をつき抜け 高く舞いあがる 光は空を覆い尽くし やがて消える
497 :
名前はいらない :2014/06/05(木) 22:47:29.71 ID:7GzqOj5F
"終わりと" 創作物のような景色 高尚なもんじゃない こじらせ過ぎただけだ 僕は喋りすぎたんだ 両目に朝日が差し込む 君に喋りすぎたんだよ 蘇りの秘法 長い長い眠りの終わり 風化しそうな身体 ずれ落ちた棺おけの蓋 抜け出た幽体 照れ隠しの風景 作られた君の記憶が 流れ込んできて 光を顕在化させる 痛みが少しある 深く長く淀んだ 闇がゆっくりと 焼かれているんだろう 少し喋りすぎたんだ 君よりも遥かに浅く 遥かに広い闇に 朝日が差し込む うっかり喋りすぎたんだ 夢の終わりの始まり 溶けていく幽体 貧相な身体 残された肉体 枯れ果てた筋肉で 棺から抜け出ようとする 君は僕の中に 確かに住み着いた 海風が吹くバス亭に立った 汚らしい風体の男は 頭の中の妖精に ずっと話しかけてる
498 :
名前はいらない :2014/06/05(木) 22:54:21.91 ID:7GzqOj5F
"フェアリー" 君に会わなければ 公園で朽ちても良かった 君に会わなければ もう光に焼かれることもなかった 僕の悲惨な人生は 君にあって救われたんだ 君は僕の世界にはいない 僕は小さく完璧な機械の歯車で 君は美しく完全なる想像上の存在さ ひび割れていた僕は 直してくれる君を 待っていたんだ 僕はずっと君が 現れるのを待っていたんだ 頭の中の妖精 虹色に飛び交うんだ 君の世界には 僕は入れない インストールされた パッケージに準じて 取り扱い説明書を よく読むよ 君が壊れてしまわぬよう もう一度思い出して よく読むよ 僕は小さく完璧な機械の歯車で 君は美しく完全なる想像上の存在さ 永遠に交じり合わないふたり ずっといっしょの二人 僕は君が灰色の視界を 虹色に塗り替えるのを 見ていたいんだ
499 :
名前はいらない :2014/06/07(土) 14:15:04.15 ID:LZ8O5wwK
"テールストーリーズ" 抱えきれなくなったら 放り出して 放り出したら 泣きたくなって また探しに行くのさ 君といつまで 居られるのだろう ずっと 一緒ならいいね かなしみの中で 薄くなっていった 消えてしまう前に 出会えてよかった ガタガタの屋台骨 いつか崩れる前にさ 出て行ってもいいよ 泣きたくなっても 探しには行けないから 求められぬ寂しさは 虚無に寄った強さに 光を射し影を落とし いずれ再び 僕らは 別れるのだろう 横たわり崩れた屍の 欠けた頭蓋に咲いた花 その開いた所から 君は抜け出していく 虹色の燐分を撒きながら 早夏の光の中へと 飛び出していく 君といつまで 居られるのだろう ずっと一緒ならいいね いつか出会えたら 素敵だね ライ ライライ ライライライ テールアライ ライアー テールストーリーズ フォー ナッシング フォー サムシング ライライライ ライライ ライ アンドライ
500 :
名前はいらない :2014/06/07(土) 15:35:52.63 ID:LZ8O5wwK
鱗分→鱗粉
501 :
名前はいらない :2014/06/21(土) 14:15:47.55 ID:UdVJlWDu
"視点" 天使が生き続けるには どうしたらいいだろう 妖精を見続けるには どうしたらいいだろう あなたに触れる術が無い あなたを 見続けているだけ 神の視点で 人の下品さで 見続けているだけ 待っていたんだ でも誰もこなかった ずっと待っていたんだ 真っ暗な部屋で テレビを見ながら 屑篭にゴミを 投げ入れ続けて いつか部屋には蔦がはり 幻は無責任に這い回り 七色に全ては染まり 古い壊れた僕は 踊り狂い続け 家具は燃え上がり 家は灰燼に帰して 新しい幽霊が用意され ソファにふんぞり返った 地図を見てたどり着いた あなたが家のドアを開け 新築の建材の匂いがする 白い部屋に入る 開け放たれた窓から そよ風が入り込み 頬をくすぐった 僕はそれを 同じ場所で感じて 少しだけ微笑んだ
502 :
名前はいらない :2014/06/25(水) 15:44:03.97 ID:zCMx/QqO
"そばに" 信じることなんか できないよでも 狂気をかきわけて 所有欲を踏み倒して 見ていることはできるよ あなたのそばに居よう 高いところから 人でない位置に 人であるままで 誰も居ない青空 完全なる自由 愛で埋め尽くされるまで 喧騒に踏み潰されるまで 長い長い物語 たくさんの拍手に 埋めつくされて 透明になっていくまで 生きていく過程 微かに感じる この世界でないところにいる あなたの影と息吹 誰も居ない夕焼け 完全なる自由 夕闇で埋め尽くされるまで 宵闇に踏み潰されるまで 長い長い物語 信じることなんか できないよでも 狂気をかきわけて 支配欲を踏み倒して 人でない位置に 人であるままで 微笑むことはできる あなたのそばに居たんだ
503 :
名前はいらない :2014/06/28(土) 18:33:59.96 ID:5ymvaMTm
聖なる名を持つ場所では 若者たちがnumberを集める 邪なる人間に使われ 聖なる名を持つ場所では 正義は空を掴むほど虚しく ただ邪なる力だけが支配している 聖なる名は誰の心にも響かぬ風の音となり 聖なる名は邪なる名と変わり果てた だが心に宿りし灯は 人の心に宿りし灯は 邪なる名に変わり果てようとも 多くの者から消えはせず 終には邪なる名を焼き払い 祝福と喜びの鐘が響き渡ることだろう
504 :
名前はいらない :2014/06/29(日) 15:16:01.81 ID:wftTIIFp
"教典" 貧しいもののために 生きる知恵を 悩めるもののために 生きる助けを 孤独なもののために 愛と助けを 善意は全ての 悪知恵の助けになった 五十六億七千万年後 ラッパはなるさ 惑星は崩壊して アストラル体に なるのさ 神様は毎日 狂人に降りていき 人が汚し続ける 生活の中に塗れていく このまま南下して 首都に攻め込む 教典で正しい国を 築くんだと リーダーは言った 毎日祈るんだ 僕は神様に 明日弾が当たっても その死が無駄ではないように 空へと昇っていけるように 空挺部隊員は 失われていく魂に 十字を切り 爆撃機に乗り込んだ 無人機の操作員は 少し机に突っ伏し 頭を抱えた後 モニターを見据えた 貧しい者のために 生きる知恵を 悩める者のために 生きる助けを 孤独な者のために 愛と助けを 善意は全ての 弱き者の助けになった
505 :
名前はいらない :2014/07/02(水) 18:45:51.56 ID:yMeLqe4G
"希望" 君の前から 消える日を思うんだ 追い立てられるように 消え失せるように 居なくなるんだ 望むほどの愛も 言うほどの希望も ないけれど 果たすべき責任も 生きるべき使命も ないけれど 記憶だけが残り 残骸がいつか 思い出に浸るさ 夕暮れを越えて 宵闇が来て 朝日が出ても 眠り続けたまま この恋は 未来へと手を伸ばし 小さなワームホールから 世界中に樹木が生い茂っていき 横たわった骨格は 崩れ果てて シャレコウベは 落下した 隣に君が居なくても 細切れに土に混ざり 雑草は絶えず生え 遥か高い大木は 雨に打たれる いつか曇り空は晴れ 太陽が射して 森は光り輝きだし 世界は続いていった
506 :
名前はいらない :2014/07/02(水) 18:58:52.91 ID:yMeLqe4G
"かもね" 誰かが入る幅を 想像がつけ入る隙を 軽く歩いていける足取りを 包括しているのなら そうなのかもしれないね 手を繋げる力を 声をかける意志を 優しく生きていける強さを 包容しているのなら そうなのかもしれないね それを思い出せるのなら もう一度掲げることが できるのなら そうなのかもしれないね 思いも至らないのなら そうなのかもしれないね
507 :
名前はいらない :2014/07/07(月) 21:21:35.33 ID:0VoNrps+
お気に入りのラメの黒地のソックスに穴が開いた あわてて穿いてツメが引っかけたのだ カッとしてアタマに血が上る 忙しさにイラ立ちながら見ると ポッカリまあるく肌が出てた 昨日夜見たお月さんよりもまんまるな 指でなぞるうち怒りは引いた
508 :
名前はいらない :2014/07/08(火) 13:24:43.85 ID:djhHMYdS
前の家に住んでた頃、犬を散歩させてると 中学2年の同級生と思われる(たぶんそう)可愛い子も散歩させてて、ちょっと話した 向こうは俺の事覚えてないだろうし冬の早朝とかで真っ暗なので顔もほとんどわからない 引っ越したから無理だけどあのまま粘ればやれてたと思う 34だけど当時と変わって無くて相変わらず可愛い 結婚したことあるかは知らないけどとりあえず当時は独身ぽかった 朝とか昼とかも散歩させてたりするから普通の仕事はしてないと思われ、人妻デリヘルとかやってそうで興奮した ちなみに中学の時はそんなに話したこともないのに 「ねえ。○○くんもちん毛生えてんの_?」とニヤニヤしながら言われた 帰宅して即抜いた
509 :
名前はいらない :2014/07/08(火) 13:29:46.10 ID:Dwbtz4xh
姉が 赤ちゃんを連れて 実家に 帰って来て 目を離した隙に 引きこもりの弟が 自分のチンコを 赤ちゃんに 吸わせてた 場合 いったい 誰が悪いの?
510 :
名前はいらない :2014/07/08(火) 13:48:13.99 ID:k9nRjMnC
>>508 文章直しておくね
今から4年ほど前、30歳の頃の話
俺が犬を散歩させてると、中学2年の時の同級生らしき女子に会った
その子も犬連れて歩いてて、ちょっと話した
向こうは俺の事覚えてないだろうし、冬の早朝で真っ暗で顔もほとんどわからない
この時粘ればやれてたかもしれない
中学生の当時と変わってなくて相変わらず可愛い
結婚したことあるかは知らないけど独身っぽかった
朝も昼も犬の散歩してるから普通の仕事はしてないと思う
人妻デリヘルとかやってそうで興奮した
中学の時、そんなに話したこともないその子がニヤニヤしながら
「ねえ。○○くんもちん毛生えてんの?」と言ってきた事があった
学校から帰宅して即抜いたのは良い思い出
511 :
名前はいらない :2014/07/09(水) 11:51:15.48 ID:G90iRX1N
文章直したってあるけれども どこにも4年ほど前の30歳なんて書いてないぞ
512 :
名前はいらない :2014/07/10(木) 13:45:56.03 ID:LrRQ09eT
"神様" 生物学的に 無理があったり 状況的に 無理があったり いつもする 欲しいものは いつも 手の中にない いつも空の上に 夢の中にある 祈ったって 願ったって それらは 手に入らない つまらない 人の事情の中 飲み込まれ いつも 消えていく 神様あなたは 全てに対する バランサーでしかない 存在の軽い僕は 流され翻弄されるだけ 荒波に飲まれ 荒天に打たれ 怒りと悲しみに塗れ 脳内物質で高揚し 沈み浮かびを 繰り返し続けた
513 :
名前はいらない :2014/07/10(木) 14:13:50.63 ID:LrRQ09eT
"二割半" 話が通じなかった 悲しみは費えた 涙を無視した 心を捨てて 七割半 彼でない何かに 明け渡した 時間は経っていった 人のようなもののまま 彼は擦れていった 誰かの愛を 受けたとしても 人間でない彼には 意味が分からなかった 誰かの優しさを 送られたとしても ひとでなくなった彼には 伝わらず途切れた 二割半の彼は 外の光をずっと眺めた くもりの日も 晴れた日も 仏頂面を押し開けて 少し開いた場所から 見つめた 誰にも見えない場所で 好意を折りたたみ 記憶に整頓し 途切れた欠片を拾い集め 忘れた涙を流し 外の光をずっと眺めた
514 :
名前はいらない :2014/07/17(木) 18:57:19.28 ID:EpOH5Db0
"きみは" 朝からスーツの死神が セールストークする 目を開けると 爽やかな笑顔で 薄れ消えていった どこかの彼岸を 獣耳の少女は 走り回り ネジの飛んだ頭に 妖精は優しく 愛の言葉を囁く 君は僕のもの 僕はきみのもの だったらいいのにね 微笑み続けるのさ 愛する君と居る為に 幻が現実を 侵しはじめて 深刻な錯覚が始まる 本当はただの孤独なのに 本当にただの孤独なのに 朝からスーツの天使が セールストークした 目を開けると 涼しげな視線で 薄れ消えていった 結局のところ 僕らは孤独なまま ひきかえにすべきものは すべて渡したよ 君の信じる神様から 何かもらってもいいのかな 愛や喧騒が 止めをさそうとも 優しさや愛おしさが 悲しみを生もうとも きみは
515 :
名前はいらない :2014/07/17(木) 19:25:08.94 ID:EpOH5Db0
"彗星" 毎日マイク越しに 君の話を聞くよ 好きなこととかさ 話したいことを 君は僕を 好きって言うんだ でも僕は君が 僕のことを 何で好きなのか わからないんだ 何ヶ月か先 彗星がこの星に ぶつかるらしいんだ 君の四つある綺麗な目とか 僕らの七本ある指は 跡形もなく 消えてしまうって 毎日マイク越しに 君の話を聞くよ 君は僕を 好きって言うんだ お互いのシェルターは いつまでも もつんだろう 政治家を乗せた 宇宙航空機は どれだけ暗闇を漂うんだろう 僕は君の話を聞くよ 好きな音楽や映画の話とか 君が好きな僕の話を 毎日マイク越しに ずっときくよ
516 :
名前はいらない :2014/07/18(金) 12:49:22.80 ID:sTpdbO48
"花火大会" 子供の遊びだよ ちょっかいを出し続けて 切れたほうが殴り 殴られた方は ママに言いつけて しかってもらうのさ しかってもらった子は 大威張りで ママから止められるまで 殴り返し続ける その過程で 弱い人は死に 強い人も死んだ 人は金で死ぬ 人は心で死ぬ 人は災害で死ぬ 人は機械で死ぬ 人は人で死ぬ 人は雰囲気で死にに行く 何年もかけて準備をして 一回の花火大会をしよう みなから好評なら ずっと続けよう 観客も花火師も 誰もいなくなるまで 場所も変えよう 暑いところで 寒いところで 誰もいないところで 誰かいるところで 花火大会をしよう 悪意ですらない どうしようもなく 頭の悪すぎる 大きな子供たちの 無邪気な遊び場
517 :
名前はいらない :2014/07/19(土) 17:59:16.73 ID:n2dClsQ0
時代錯誤な老害と 未発達な異常者が 武器持て、戦え、 お国(俺たち)のためにと お祭騒ぎの狂乱を演じ 武器持て、戦え、 お国(俺たち)のためにと 札束眺めて涎垂らすが 幕が上がれば祭りは終わり 氷のように冷ややかで 炎のような憎しみだけが 時代錯誤な老害と 未発達な異常者に襲いかかるだろう 武器持て、戦え 世界(命)のためにと 武器持て、戦え 解放と平和のためにと 因果、因果、 時代錯誤な老害と 未発達な異常者が奪った命の数だけ 因果、因果、 時代錯誤な老害と 未発達な異常者が奪った数々の未来のために 因果、因果、 ただ因果によって
518 :
名前はいらない :2014/07/31(木) 03:32:55.72 ID:vG7enixv
"飽和" 粘ついた夕方の空気と 遠くのカミナリ 近所の人が 散歩している サンダルの音 近づくのさ 舌打ちした 不毛な日々の続き 今日は君と 会わずに 早く寝てしまおうか 夕立が夕闇を越えて 夜を潤していく 照り過ぎの日光で 枯れた植物が 伸び始める みんな少しずつ 去っていくけれど 行き場のない気持ちは 日々生まれていくよ もう飽きたんだ 寂しくなったんだ 誰かに愛されたいんだ みんなに笑われたいんだ また馬鹿にされ 何度も戦かれて また優しくされ 頼りにされて 憎まれて傷つけられ 癒されて 生きていきたいんだ
519 :
名前はいらない :2014/07/31(木) 03:33:54.65 ID:vG7enixv
粘ついた夕方の空気と 遠くのカミナリ サンダルの音近づく 砂漠の中 緑は飽和していく 雨は降り続いて 森は育っていった 壊れかけていた君は 醜い僕と不器用に触れあって 理解し合いたいと願う 僕らはいつも そう在れたらいいなと祈る 間違った場所でも 好意があるのなら 過った相手でも 愛があるのなら 近くにカミナリが落ち 衝撃が響き渡った まるで嘲笑うように 叱り飛ばすように もう飽きたんだ 寂しくなったんだ 雨は降り続いて 緑は飽和していく 理解し合いたいと願った そう在れたらいいなと 君と祈った
520 :
名前はいらない :2014/07/31(木) 03:45:37.38 ID:0MiPgzvM
いいね
521 :
名前はいらない :2014/07/31(木) 23:42:28.52 ID:eYfQaOJs
良い
522 :
名前はいらない :2014/08/09(土) 19:45:37.34 ID:AS7m6yZe
おはよう
523 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 14:11:07.60 ID:m4uvEn2w
"鬼" さぁお姫様 手をとります こんなくだらない場所は 出ましょう 私の肩にお乗りください 角を両手で掴んで 夜空を飛びましょう わたくしも飽きました 狭い世界で 醜い姿への自己嫌悪と 汚らしい心での自己憐憫に みっともなく浸るのは さぁお姫様 手をとります 世界を壊すか 作り直すか 壊したあとに 作り直すのか お好きにお選びください そうですか 御心のままに わたくしの真っ黒な触手が ヘドロのような心の波動が 皆を傅かせます さぁ 目を開けて 外を見てください あなたを利用して 馬鹿にして孤独にした 人たちはもう居ません 朝日がさして参りました あなたの真っ白な ワンピースがなびいて 風が爽やかです 世界はあなたの 思うがままです あなたの優しい世界 そのままです
524 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 14:32:44.29 ID:m4uvEn2w
"犠牲" 君のために僕は 沢山のことを したんだ そして僕は 嫌われて 孤独になったよ 分かったんだ 誰かのために 何の代償も貰わず 誰かのために ずっと生きてきた 僕はどこにも いなかった 出てきては 蝋燭の火のように 風に吹かれ 消え失せた ああそうだ 思い出した 君のために僕は 沢山のことを したんだった もっと沢山 したかったんだった 僕は夜に帰って 君から取り返さないように 孤独になったんだ 君を傷つけないように 僕の中に帰って 孤独になったんだ 夏の陽炎の中 幽霊は今日も立ってる 誰かのため 冬の降雪の中 怪物は今日も起きてる 傅いた人のために
525 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 14:57:39.71 ID:m4uvEn2w
"ナイトメアー" 夢を見せよう 一晩の夢を 起きたら 消えるよ 起きたら 消えてしまうんだ シドアンドナンシーは ドラッグで死んだ 沢山の人が 物語やアニメに映画 ゲームに音楽に くだらない人工薬に 殉じていったんだ 弱い人も強い人も 創作物に生かされて 殺されていったんだ やあ朝がきたよ さあ働こう 働かなくとも 遊びまわるか 遊べなくとも 虚無にふけよう 骸骨のように 抜け殻のように 夜を待ち望んで 命を賭して 楽しむのさ 体力の許す限り 脳内物質の尽きるまで 夢を見せよう 一晩の夢を 起きたら 消えるよ 朝の光とともに 消えてしまうんだ
526 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 15:38:26.69 ID:m4uvEn2w
"三面鏡の幽霊" お姫様は 孤独に断首台を待つ 暗く湿り幽閉された塔の中 不気味な幽霊と出会った どうも こんばんは 私は三面鏡の 幽霊でございます 夢の中でだけ ですが あなたの望みを 叶えましょう お姫様は 燃え果てた国の 再興を願った 強かった父君や 優しかった母君を 生き返らせ 家族が欲しいと言った 未来が欲しいと望んだ お安い御用でございます 夢の中でなら 何とでも叶えましょう 代償はそうですね 貴方の 切なさ を頂きましょう もちろん全て夢でございます 現実ではございません 消え失せる泡でございます あなたが毎朝泣き腫らしても 死刑台のキワでまだ生きたいと思っても 私の感知するところでは ございません むしろ我々はそれを糧にして 存在しているものなのです あなたが激しい 切なさ で苦しむほど 我々は嬉しいのです それでもよござんすか 彼女は首を縦に振った
527 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 17:18:27.45 ID:m4uvEn2w
それから彼女は 夢を見続けた 三面鏡の幽霊は 一日のほんの数分以外 彼女に夢を見せ続けた 牢番は会話が通じなくなり 殆ど食べずやせ衰えていく 彼女を見て 気狂いに逃げた と吐き捨てた 華やかだった王宮が そこにあった 彼女の優しかった世界が そこにはあった 王宮の豊かな庭園で 庭師達は微笑み 母君と彼女は 新緑と夏の日に輝くテラスで 紅茶を飲んだ 夜には国の運営に頭を 悩ます父君の 後ろから抱きついて 少し驚かせ 頭を優しくなでられた 彼女は幸せだった もう全て無いと 知っていても とても幸せだった ある時 彼女は恋をした 浅黒い肌と黒髪を持つ 凛々しい貴族の青年 夢を見る以前には 見たことも無い様な人だった 彼は彼女と 舞踏会でダンスを踊り 王宮の客室で愛を語らった 隠れて逢引をし 城下町を歩き回り 郊外を二人乗りの馬で 走って歓声をあげた 父君や母君はそんな彼女に 少し困りながらも とても喜んでいるようだった
528 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 17:52:41.74 ID:m4uvEn2w
↑"夢" ↓"御代" ある時 彼女は夢の中で正気に戻った あちらの世界にその鼓動を感じた 彼が本当にどこかで生きていることを 知ってしまった 思いだした彼女は 本当の世界で もっと生きたいと思ってしまった 王宮を衛兵が止めるのも聞かず 家を飛び出て 彼の居る城下の屋敷に走った 門番を説き伏せ 屋敷にあがり込み 部屋のドアを叩き開けた 振り向き驚く彼に触れて 全てを話そうとした 偽者の彼に触れ話し その中から 本当の彼を探そうと思った その触れようと伸ばした腕が 触れる寸前 全てがホワイトアウトした 気付くと 暗く湿り幽閉された 真夜中の塔の中だった 三面鏡の幽霊は うやうやしく一礼をし 少し残念そうな顔で言った 気付かれてしまいましたか そうです 彼は存在しています 申し訳ありませんが我々が配置しました 夢は終わりです 私もあなたの中身は見ていて心地好かった 幽霊にも回春があるのをしりました はは 残念ですが御代を頂きます 夢は見なくなり それから毎日彼女は 彼に会いたい一心で泣き腫らした 美しかったブロンドの髪は ストレスで真っ白になり 端正な白い顔は涙と苦悩で 歪んでしまった 牢番は容姿の余りの変貌に 言葉を失い顔をそらした それでも彼女は 生きたいと強く願った
529 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 18:38:46.59 ID:m4uvEn2w
"死刑台" ある日おもむろに 牢の中から連れ出された しばらくぶりに 綺麗なドレスを着せられ 丁寧な化粧をさせられた彼女は 終わりを察しつつも 諦めなかった 何度も隙を見て逃走を図り そのたびに取り押さえられた 執行者達は みっともなく生に固執する彼女に 呆れ顔で舌打ちを繰り返し 時に罵倒し諭した しかし生きたいだけの彼女には 彼らが何を言っているのか 分からなかった 庭土に押さえつけられ 仰ぎ見た先には 生い茂るリンゴの木に 小鳥が囀っていた 死刑台で彼女は 「死にたくない!!!!」 と叫んだ 無様に鼻水を垂らし 泣き腫らして 「死にたくない!!!!」 「誰か助けて!!!」 と断首台にはめ込まれている最中も 何度も叫び喚いた その様子に向けて 元国民は腐ったリンゴや尖った小石を投げつける 死刑台は高くそびえ当たらないが それでも投げつけ続け 凄まじい罵声と嘲笑いを浴びせる そして彼女の優しい世界だった 華やかな王宮の高層からは 征服者達が汚らしく微笑みながら その様子を楽しんだ
530 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 18:39:41.09 ID:m4uvEn2w
"悪魔" 苦悶の涙を流し 祈りも懇願も尽きたころ 断首台にはめられた 彼女の首の前に 浅黒く真っ黒な髪をもつ 大きく醜い悪魔が降り立った 大きすぎる口で優しく微笑み うやうやしく頭を下げる さぁお姫様 手をとります こんなくだらない場所は 出ましょう 彼は長い腕を伸ばし素早く 彼女の後ろ手に縛られた指先から 彼女の中身を引きずり出し 晴れ渡った青空へと飛び立った ほぼ同時に 民主主義者が 平等主義者が 差別主義者が 古い貴族達が 新しい富裕層が 新たな独裁者たちの中 彼女の首は 真っ白くなった髪を振り乱し 救われたような安らかな表情で バケツの中を転がった 罵倒し歓声をあげる人々には 飛び立った大きな悪魔と彼女が 見えないようだった
531 :
名前はいらない :2014/08/14(木) 18:46:45.95 ID:m4uvEn2w
"訂正" その触れようと伸ばした腕が→その伸ばした腕が 新たな独裁者たちの中→新たな独裁者たちが取り囲む中
532 :
名前はいらない :2014/08/15(金) 12:40:22.40 ID:UND48rLY
"嘘で均して" 君を覚えておくために 君を知らしめるために 僕は書くよ 誰かに本当のことが 伝わるまで 誰かが本当のことを 分かるまで ブラフと煙幕と 妄想をぶちまけて 想像で塗り固めて 本当のことを 描き続けるよ 何人もの人が 一人の中に住んでる 誰一人 一人の中に住んでいない 君を覚えておくために 君を知らしめるために 僕は書くよ 厄を晴らすんだ 沢山の人に 知ってもらうんだ 青空の下 曇り空の君を 君が消える前に 君が消えないように 僕が見たことを 歪めて嘘で均して 僕は書くよ 描き続けるよ
533 :
名前はいらない :2014/08/15(金) 13:30:38.53 ID:UND48rLY
"黒い獣" 自分を知る 必要なんか無い 牙が生え角がある 人々に恐怖を与える微笑み そして固く大きな身体 背中から汚らしい 羽根を生やし触手がうねる 誰からも避けられ 責められる存在 誰にも理解されない 実行性を伴わない 迷路みたいな思考 独り言だらけの言葉 呪い事のような思索 大きすぎて見えない優しさ 客観性を持ちすぎて 空気のような愛 自分を知る必要なんか無い 知ってもらう 必要なんか無い 君を守るだけの腕と 君を危険から 遠ざける目があればいい 大切な人たちを 守るだけの力があればいい 自分を知る 必要なんか無い 醜さを恥じる必要なんて無い 過去を悲しむ必要なんて無い もう一度折れた牙を生やし 破れた翼を補強して 食い荒らされた身体の 穴を無機物で埋めて 夜の空を飛ぶよ 朝日が射すまで 飛んでいく 君を背中に乗せて 晴れた空から 地上に大きな影を映しながら
534 :
名前はいらない :2014/08/15(金) 19:58:43.54 ID:UND48rLY
"夢物語" 嘘じゃないよ 君の力を超えた言葉は 誰かが言わせたんだ 聞きたい誰かが 聞かせたい誰かが 君の口を借りて 言わせたんだ その言葉で 救われた人も居るよ その言葉で 涙を流す人も居るよ 怒り出したり 悲しんだり する人ばかりじゃない 今日も僕は 彼女を励ますんだ 夢物語を語って 可能性に想いを馳せて 奇跡はね 思いもよらない所から いつも降りてくる 彼女が救われるまで 心でも身体でもいい 君が助かるまで ずっと僕は 君と居るよ 君が離れても 心の中の片隅に居るよ 絵空事を語って 可能性に想いを馳せて
535 :
名前はいらない :2014/08/16(土) 12:37:21.29 ID:iNpStoZO
"斬り合い" 彼と彼女は斬り合うのさ モノが飛び 言葉が飛び 無言で言い合い 誰かを巻き込み みんなウンザリしても まだやっている 憎しみと愛情の 脳の回路は隣り合わせ いったりきたり いったりきたり 笑いあって 抱合って そして憎みあって 斬りあうよ 逃げたのを追いかけて 後ろから斬りつけたら ルール違反さ 引っ張られていった 片方の愛情が 大きすぎるのは 悲しいね 愛情を諦めてしまうのは とても悲しいね あえて消してしまうのは もっと悲しいね ともし火のような 2人でいいよ 言わずとも 分かるのは とても素敵だね だけど侍の国ではみんな 斬り合うんだ 過去をえぐりあって 今を憎みあって 未来に抱合って
536 :
名前はいらない :2014/08/20(水) 15:51:45.14 ID:vPhs4Eks
"微笑み" 飲みすぎたコーヒーが君を助ける 飲みすぎたコーヒーが誰かを 昨日見た映画やアニメが 悪意を正義感を高めた 足りた脳内物質が足りない幸福感が 天使を飛ばし悪魔を飛ばす 文字で誰かを傷つけずに 癒さずには居られない 君は優しいから 言葉も拳も使えなくて 誰にも触れられず また明日になれば 自分を知るんだ だから今日はいいんだ 今日はどうでもいいんだよ 権利に守られない創作物は 相対性の混沌に飲まれた 顔を見られない議論は 相対性の混沌に飲まれた 間違えた正義感は 法廷に引き連れ出され 顔と住所を晒されて 吊るされて忘れられては たまに検索された 好奇心で晒した裸は 誰かの趣向の対象になった 人格は剥ぎ取られ 永遠に飽和していく一部になった 誰かの記憶の欠片になった
537 :
名前はいらない :2014/08/20(水) 15:54:01.78 ID:vPhs4Eks
自暴自棄で晒した顔で 君は金儲けをした ラインを考え越えずに喋って 人が集まり寵児となった 五分や三十分のパッケージは並べられた 歩きに行こう 含み笑いしながら カフェインが切れる前に 歩きに行こう 目深に被った帽子で 顔を隠して吹き出しながら 外へ歩きに行こう ひょうげたサービス精神は解体され 善意で晒した顔は時が止まった 様々な美しい風景の中で フリー素材になり 何百年も微笑んでる 歩きに行こう 含み笑いしながら カフェインが切れる前に 遠雷鳴る涼しい曇り空の下 さあ 歩きに行こうよ ひょうげたサービス精神は解体され 善意で晒した顔は時が止まった 様々な美しい風景の中で フリー素材になり 君が歩みを止めても 何百年も微笑んでる
538 :
名前はいらない :2014/08/23(土) 00:32:16.52 ID:wLKSNpbY
人間は地球上で 一番繊細で 一番腐りやすい生き物だから だから人間を包む 道具も社会もシステムも 優しくなければならない 人間は地球上で 一番繊細で 一番腐りやすい生き物だから
539 :
名前はいらない :2014/08/23(土) 02:09:53.15 ID:qnlzfGMx
プラズモンはデジモンの名前だろ? プラズモンはデジモンの名称だろ? プラズモンはデジモンの一種だろ? プラズモンはデジモンの一員だろ?
540 :
名前はいらない :2014/08/23(土) 09:11:22.98 ID:wLKSNpbY
人の純真なる心を 惑わし汚し利用する 自らの汚れから逃げんが為に 自らが憑かれた悪心 自らの弱さ故に汚れた心 そこから目を背け 他の人間に同じものを見つけては安堵し 自らを肯定しようと足掻く また一方で他の人間に同じものを見つけては 自らの悪心や汚れを忘れ その醜悪さに嫌悪感を抱く いつまで逃げ続けるつもりなのか 己の心に巣くう醜さと対峙せずに いつまで逃げ続けるつもりなのか 一体いつまで くだらない自己満足と優越感に浸り続け 強者を気取り続けるのか 真の弱者はお前だ 常に己に負け続けるお前だ 認めよ 弱さを醜さを さすればおのずと見えるはずだ 己の真の輝きも
541 :
名前はいらない :2014/08/23(土) 13:15:50.49 ID:4kpaI258
宇宙には 人がまだ見ぬ 世界がある もしそこに 宇宙人がいたならば 地球に来て 友達のいない子の 友達になればいい
542 :
名前はいらない :2014/08/25(月) 19:10:39.45 ID:4BSX9kQZ
Heroはいらない Messiahはいらない 犠牲者はいらない 為政者はいらない それを望む心が 支配する者とされる者を作り それを望む心が 巨大なHeelを作り出す Heroはいらない Messiahはいらない 犠牲者はいらない 為政者はいらない 一人ひとりが 一人ひとりの頭と心で 自分を世界を考えて 動いていける世界 そこに Heroはいらない Messiahはいらない 犠牲者はいらない 為政者はいらない だってみんなが HeroでMessiahで 為政者なのだから
543 :
名前はいらない :2014/08/26(火) 06:57:34.46 ID:MhBZOqKJ
544 :
名前はいらない :2014/08/26(火) 14:08:14.29 ID:tr43Opua
545 :
名前はいらない :2014/08/27(水) 17:03:52.19 ID:AL2LLeEj
病を捏造し 毒を売り付け 時には実験体にし 幾つもの掛け替えのない命を奪い 富を奪った人間たち 家族を壊した人間たち 分かっていますよね 誰のことか 因果は着実に回っています あなたがたが光の中を歩く間も あなたがたがが闇の中で眠る間も 決して逃れることなど出来ません 奪われた命の無念の叫び 大切な家族を奪われた憎しみ いつもあなたがたの傍らで あなたがたがを見ています このまま罪から逃れ心改めず罪を重ねるようならば 因果は無慈悲に あなたがたの全てを奪い去ることでしょう その片鱗がその因果の片鱗が あなたがたにも見えているはずです それでもまだ逃げ続けますか
546 :
名前はいらない :2014/08/31(日) 16:37:06.66 ID:BLB/PC9u
"バッドエンド" 人は変われない 簡単には変われない 自己啓発本が 新興宗教の教祖が マインドコントロールが ネットの浅はかな愛国心が 学ばない愚かな人々が どこまでも愚かな自分が 赤ん坊の仕草が 官製のインフレーションが 馬鹿げた排外主義が 行き過ぎた博愛主義が 地球市民が動物愛護が 騙し騙し善意を正義を 信じて信じさせて 生きている 君の作る物語は ハッピーエンドにすべきだった 偽りでも希望が 欲しかった 幻でも愛がほしかった 躁鬱の波が来て 気候変動の影響で ネットの相対主義で 誰かの悪意で カオスに飲み込まれる 我々は塵だが 意識を持っていた 君の作る物語は ハッピーエンドにすべきだった 偽りでも希望が 欲しかった 幻でも愛がほしかった 僅かでも 救いが必要だった
547 :
名前はいらない :2014/08/31(日) 16:55:34.57 ID:BLB/PC9u
"破片" くだらない 趣味や趣向が 君を生かした 少しくらい 感謝したらいい 思い出のまま 姿を変えずに 住んでいる人 僕の脳内にだけ 生きてる人たち 本当はどうしているのだろう あの人の勧めた音が 君を生かした あの人から貰った本が 君をまだ生かしてる 吸い込み続け 吐き出し始めた時 時間は止まる 吐き出し終えたとき 時間は動き始める いつまでも 喋り続ければ いつまでも 止まったままだ 口を結んだとき あやふやな何かを強引に定めて 棲む水を決めた時 大人になるのさ 銃撃でシャンデリアは割れ ホールに破片が降り注ぐ 見上げると目を痛める 赤く染まり突っ伏したまま 床に跳ねる光を 眺めていた
548 :
名前はいらない :2014/08/31(日) 17:25:45.12 ID:BLB/PC9u
"待合室" 知らない人たちが 暗い室内を ポツポツと二階へと 上がっていく 君は缶コーヒーを買って 誰かが来るまで 待合室で待っていた ポロシャツから生えた腕が 聞きすぎの冷房で寒い むき出しのまま 死ぬまでのた打ち回るか 待ち人は来ず 講義は始まった様だった むき出しのまま 死ぬまで無為と遊ぶか 時間つぶしに君は 彼女のことを思った どこの誰だか 知らない人を 思春期の純真の 瓦礫そのものを むき出しのまま 死ぬまで幻と戯れるのか 暗い室内の 外の光は ブラインド越しに 僅かしか見えない 青空が 光っているようだった
549 :
名前はいらない :2014/08/31(日) 17:36:51.11 ID:BLB/PC9u
聞きすぎの→効きすぎの
550 :
名前はいらない :2014/08/31(日) 18:27:44.20 ID:BLB/PC9u
"泥の中" 不幸な人は 悲しくはないよ って言うんだ 恒常化した不幸は 日常になるんだ 君は階段の上や下から 人を見て不幸だ幸せだって 悲しい楽しいって 言うんだ 大企業の重役が見ている景色と 生活保護のシングルマザーが 見ている景色を比べて 僕らは怠惰だ 拝金だって言う 水準や平均から 見放されて 悲しいかい恥ずかしいかい 歩みの違う人たちを 見並べて楽しいかい 僕らは泥の中を泳ぐ 水準や平均から 見限られて 幸せや不幸から 見捨てられて 君らは泥の中を泳いでる でも君は今から後や前を見て 不幸だ幸せだって 悲しい楽しいって 言うんだ 泥の中をひたすら 沈み浮かび 見たものを叫び歌い 無責任に楽しみなよ 思うが侭に泳ぎなよ 稚児が遊ぶように
551 :
名前はいらない :2014/09/01(月) 08:57:04.11 ID:HN9gPFMC
政治は宗教 国家も宗教 金も宗教 流行も宗教 教育も宗教 現人間社会そのものが宗教 ただ闇雲に信じるが故に存在し ただ愚かにも疑問を抱かぬが故に存在す 人としての本来の生き方を忘れ 欲深き者らと思考を忘れた怠け者らが 人の上に人を作り 人の下に人を作り 安らぎをえるが故に 人は幻に囚われ 幻の中に生きる そしてその過ちが 変わらぬ苦しみの連鎖を産み人そのものの存在を 変わらぬ愚か者に止め そしてその過ちが 幾度も幾度もこの地の命と 人の築いた文明を破壊した 人は変わらず繰り返すのか 真に大切なものを忘れて 人は変わらず繰り返すのか
552 :
名前はいらない :2014/09/02(火) 04:04:52.64 ID:D3g1KCiz
それは心でも 身体でもないよ 死を超えた先にある 今死んでもいいって思えるところに それはあるんだ。
553 :
名前はいらない :2014/09/03(水) 12:28:09.03 ID:keO/DKFA
プロ野球選手になれた。みんな一様に「大きな舞台で」とか言って、横顔はすましてた。できるわけないと。 それぐらいは台所のステンレスに服がかすった程度。「入団」初日にどうやって野球が好きだったかを忘れた。
554 :
名前はいらない :2014/09/07(日) 16:18:28.36 ID:jcpQ3fcz
アスファルトの欠片さえ砕けることのない この世界で 君は何を見つめているの? 君は何に嘘をついたの?
555 :
名前はいらない :2014/09/16(火) 19:01:12.52 ID:shqEmHYu
てめぇの心の弱さを てめぇの心の醜さを キンキラ着飾り化粧で隠す ねぇ、私キレイでしょ? 言うこと聞きなさい、おバカさん てめぇの心の弱さを てめぇの心の醜さを ガリベン眼鏡に肩書きぶら下げ 見ろ、俺は賢いぜ。 俺が正義だ、俺が道だ、バカ者ども うんざりするぜ 化粧も剥れ、眼鏡にゃ罅 自慢の首飾りも時計も 醜い心は隠せやしねぇ 黄金の部屋の中 物に囲まれたハーレム まだ足りない、まだ足りない 毎日気違いのように狂い叫ぶ 明日が怖い、未来が怖い まだ足りない、まだ足りない 弱ぇんだよ てめぇの心が 直視しろよ てめぇの醜さを 怯えてばかりのリスでさえ てめぇを見て笑ってるぜ てめぇの心の弱さを てめぇの心の醜さを キンキラ着飾り化粧で隠す ねぇ、私キレイでしょ? 言うこと聞きなさい、おバカさん てめぇの心の弱さを てめぇの心の醜さを ガリベン眼鏡に肩書きぶら下げ 見ろ、俺は強いぜ、賢いぜ。 俺が正義だ、俺が道だ、バカ者ども
556 :
名前はいらない :2014/09/16(火) 19:34:21.31 ID:shqEmHYu
弱きは悪だ そうだな、確かにそうだ 心が弱ぇ人間が 何でも欲しがり 何でも壊しちまうからな 力こそ正義だ そうだな、確かにそうだ 心の強い人間は どんな命にも優しく 我慢強くあれるからな 履き違えるなよ 武力や戦闘能力が生き物の力じゃねぇよ そんなもんは老いれば廃るが 本当の力ってもんは老いたればこそ華開くもんさ お前の命の旅 それで掴んだ心の強さなんだからな
557 :
名前はいらない :2014/09/19(金) 03:35:38.42 ID:O1L+YmTq
この星の上の命 その全ては 一本の木であり この星の上の命 その全てが 一本の木の たくさんの根で繋がり この星の上の命 その全てが 一本の木を育んでいる 僕も花や虫も 私も牛や鳥も 君も魚や鯨も 一本の木で 一本の木の根 特別な命などない 全てが一本であり 全てが無数に別れ そしてまた 全てが一本に帰る なのにまだ争うのかい? なのにまだ奪い合うのかい? 根を痛めつけ腐らせ 木そのものを枯すまで
558 :
名前はいらない :2014/09/19(金) 04:06:05.01 ID:O1L+YmTq
誰かの言葉は ひらひら舞い散る 桜の花びら 夏の緑も 秋の紅も 冬の白も 何も見えなくなって 春を待って土の中に籠る そんなのはただ虚しいから 誰かの言葉より 自分の手で掴んだ 拙い言葉がいい 茨を踏み締め 傷だらけになって それでも掴んだ 拙い言葉がいい 春を待つより苦しくても 花になれる日がくるように
559 :
名前はいらない :2014/09/20(土) 07:35:55.13 ID:7XFreL6B
愛とは神である 神とは愛である
560 :
名前はいらない :2014/09/21(日) 10:20:01.20 ID:R3LiVZ2n
カインを貶め、アベルを崇拝し、肉を食らうことへの飽くなき欲望を正当化し、命を軽んじ続けるご都合主義な人間たち。 それゆえに人も、自らの命そのものの価値を見失い、ご都合主義な正義に踊り、命を奪い合うのだ。 人間のために実験体にされ、命を奪われる命たち。 人間のために働かされ、また人間の醜い争いに利用され、生き方そのものを犠牲にされる命たち。 人間の生きるためという欲を越えた欲を満たすために、檻に閉じ込められ、命を奪われる命たち。 一部の人間のために実験体にされ、命を奪われる命たち。 一部の人間のために働かされ、また一部の人間の醜い争いに利用され、生き方そのものを犠牲にされる命たち。 一部の人間の生きるためという欲を越えた欲を満たすために、檻に閉じ込められ、命を奪われる命たち。 いつまで続けるのだろうか。いつまで偽り続けるのだろうか。 いつまで人間という一生物のために、数多の命を犠牲にするのだろうか。 いつまで一握りの人間のために、数多の人間の命が犠牲になるのだろうか。 いつになれば人は、この星に生きる全ての命に特別な命などないと気付くのだろうか。 いつになれば人は、この星に生きる全ての命が尊い宝だと気付くのだろうか。 いつになれば人は、醜い争いを止め、手を取り合うのだろうか。 今や人間は、人間同士尾を食らい合い自滅へと向かっている。 このままウロボロスになるまで止まらないつもりだろうか。 身動き一つ取れず、ジワリジワリと消化液で溶け、跡形もなく朽ち果てるまで…。 この星の全ての命を巻込んで…。 悲しい命、悲しい命。 たくさんの憎しみと絶望を受けた、人間の命は悲しい命。
561 :
名前はいらない :2014/09/21(日) 12:51:26.69 ID:R3LiVZ2n
人を殺してはいけません 人の物を奪ってはいけません 人を差別してはいけません バカバカしい くだらねぇ 虫酸が走るご都合主義 命は大事だよ、戦争でぶっ殺せ? 泥棒するな、詐欺師になれ? 差別はするな、特別扱いよろしくね? エコロジーして、エゴジジイになれ? 無茶苦茶茶番に茶沸かず 頭が沸いたか? ファジーなのが人間か? ファースだけが人間さ 命は大事だよ、戦争でぶっ殺せ? 泥棒するな、詐欺師になれ? 差別はするな、特別扱いよろしくね? エコロジーして、エゴジジイになれ? バカバカしい くだらねぇ 虫酸が走るご都合主義 ファジーなのが人間か? ファースだけが人間さ イラつく毎日 ご都合主義はくたばりやがれ
562 :
名前はいらない :2014/09/22(月) 16:37:15.24 ID:87pECBix
おにたん ももたんが せくちゅさせてあげるよぉぉ せくちゅていうのは おんなのおまんこにおとこのちんぽこいれて しこしこ きもちいいあそびらよぉ おにたんやたことあるかい ももたんはちうがこうれ せんせのおじたんたちとよくやてるよぉ
563 :
名前はいらない :2014/09/23(火) 16:40:46.24 ID:qvLjTV5h
人は[幸せ]などというが、そんなものはない。 この世の中にあるのは、絶望と悲しみだけだ。
564 :
名前はいらない :2014/09/23(火) 19:01:34.02 ID:vsgEVSeZ
この世は絶望しかない そんな言葉吐く奴は 助けて欲しくて仕方ない 誰かに甘えたくて仕方ない この世は絶望しかない そんな言葉吐く奴は 汚いものしか見えなくなって 汚いものしか見たくないのよ 困ったちゃんだぜ ネガティブ思考 てめぇの世界が世界の姿じゃねぇ 命の数だけ世界があって そん中にゃ羨望なんて越えた光もあるし そん中にゃ絶望なんて越えた闇もある 困ったちゃんだぜ ネガティブ思考 てめぇの世界を変えてみろよ それでも絶望だらけってんなら てめぇが希望になってみやがれ 絶望だけなんてありゃしねぇてめぇの目と心が絶望に染まっちまっただけ 絶望だけなんてありゃしねぇ どこにだって喜びはあるし光はある 甘えたっていいさ てめぇが絶望から抜けるためなら 嘆いたっていいさ てめぇが希望になるってんなら 困ったちゃんだぜ ネガティブ思考 てめぇの世界を変えてみろよ それでも絶望だらけってんなら てめぇが希望になってみやがれ
565 :
名前はいらない :2014/09/23(火) 19:25:43.43 ID:vsgEVSeZ
木々も眠る肌寒い夜が来る 薄い掛布団にたくさんの命と 互いの命を温めあう 面倒臭い人の世は 生きる意味に囚われて 面倒臭い人の世は 互いの命を凍らせあう 絶望だ悲しみだ 闇だ光だ クソくらえ 凍てつきそうなこの地球 薄い掛布団で包んで温めあおう 互いの命を感じられるように
566 :
名前はいらない :2014/09/24(水) 07:29:57.17 ID:QDdA0WQ5
つまんねぇ世界にしやがった TVは能無し芸無しオンパレード 同じ顔した売女共 同じ顔した男娼共 魂売り渡した抜け殻の人形が 心無くした歌うたう 腐りかけのアソコおっ起てたジジイ共の ご趣味に沿えれば光栄です つまんねぇ世界にしやがった TVは能無し芸無しオンパレード 煮えたぎる心をビートに 媚びない魂叩き付けた あいつらはTVから消えていった あいつはこの世から消された 腐りかけのアソコおっ起てたジジイ共の ご趣味に沿えずに消されちまった TVは能無し芸無しオンパレード 同じ顔した売女共 同じ顔した男娼共 魂売り渡した抜け殻の人形が 心無くした歌うたう 感じねぇ、何も感じねぇよ 抜け殻の人形共には不感症なんだよ この腐れジジイ共が
567 :
ななーし :2014/09/24(水) 07:37:42.57 ID:XVqphFxJ
お母さん、産んでくれてありがとう。 これからは私があなたを守るよ。 ありがとう。
568 :
名前はいらない :2014/09/24(水) 14:32:22.63 ID:QDdA0WQ5
若人たちが垣間見る 華々しい夢の数々 未来を紡ぎ 未来を作る 才能溢れる若人たち その夢を黒く塗り潰し 才能を潰すパラサイト 未来を壊すパラノイア その存在が 金に溺れ欲にまみれた存在が 若人たちを道具にし 人間の存在を貶め 未来へ向かう足を引っ張り 人間そのものを腐敗させた 未来を描こう 独自の未来を パラノイアな生き物に振り回されず 心の目で未来を見据えて 才能に巣くうパラサイトから抜け出して 未来を描こう 新しいキャンパスに 一色で塗り潰された 古いキャンパスを破って それが出来る力こそ 若さなのだから
569 :
名前はいらない :2014/09/25(木) 07:28:54.06 ID:9MGC9B7w
Win-Winな関係より Happy-Happyな関係がいい Win-Winな関係はloserを作って誰かを泣かせてしまうけど Happy-Happyなら溢れた幸せが誰かを笑顔にするから どこにもWinerはいない どこにもloserはいない だってWinerもloserも 人間社会の幻想の中にしか存在しないのだから だってこの星の命は全て この星を育てるために生を受けた 同じ命なのだから
570 :
名前はいらない :2014/09/25(木) 19:48:20.60 ID:zmUvECKF
"デマ" 地球の環境は 巨大隕石が落ちても 地球が守るのさ 僕ら抜きで 何億年もかけて 勝手に再生する 地球の環境保護は 人間の住める環境保護 究極のエゴイズム 生存欲求そのもの だから好きさ それ大好き 嘘も建前も無く みんなで生き残ろうぜ ダブルミーニングも 韻も踏まずに 書き殴ろうぜ 知性をかなぐり捨てて 暴力表現を使おうぜ エロチズムで関心を買うように まるで害悪を一掃し 再生するのを見越した 巨大隕石のように 一向に落ちてこない ありえない 大厄災のように 正義はイカれてる 本能はイカしてる 偽悪はイカれてるように見える 偽善はイカしてるように見える 隕石は落ちてこないよ 数分間空気を奪って通り過ぎるのさ くだらないデマに惑わされて ゴムホースと ビニールプールを買おう
571 :
名前はいらない :2014/09/25(木) 20:05:40.32 ID:zmUvECKF
"偽善者" 母と父がおり 兄弟が居て大学まで出た 公務員が恋人に言うのさ 片親は何か足りない 親無しはありえない 木の葉舞う遊歩道 煌く秋の日差しにようこそ 偽善者と偽悪者どもよ 黴の匂いがする アパートの一階で暮らす兄弟よ 血のつながりの無い兄弟よ 搬送された病院のベッドで 本当は何を思ったんだい 僕を殺したいそれとも どこか清潔な高層階で暮らす恋人よ 会ったこともない愛しい人よ 持病で死にそうになりながら 僕のことを気遣う君よ 本当は何を思ったんだい 僕と居たいそれとも 今日も酒を飲んで くだらない話してる 許してもらえないことばかり 許してあげられないことばかり 何もかも本気で捉えられないから 冗談ばっかり言うんだ 煌く秋の日差しにようこそ 偽善者と偽悪者どもよ 夕日射す遊歩道を並んで歩く 老夫婦はにこやかに軽やかに 舞うように歩いていった 全ての人に幸せあれ 幸あれと後姿に祈るんだ 不幸を笑い他人を煽り 自らを嘲って全て忘れ まだ生きている
572 :
名前はいらない :2014/09/25(木) 21:18:36.30 ID:9MGC9B7w
全てが偽善に映る心模様 必要悪が存在するかの様に 己の心に負けたヘドロ共が 懸命に己の存在を吠えたてる 心が知っている そこに痛みを感じるから 全てを偽善だと罵る 心が知っている 己の存在を肯定したいから 全てを偽善だと罵る 楽だからね 楽だものね 全てを偽善にして 悪に身を落とす方がさ 作るより破壊する 齷齪働くより盗む 話合うより命を奪う 楽だからね 楽だものね 全てを偽善にして 悪に身を落とす方がさ いつまでも言ってればいい 己の殻から抜出さす いつまでも言ってればいい 己に負けた弱者共
573 :
名前はいらない :2014/09/25(木) 23:56:31.81 ID:dpr7oaee
そうだね 幼さを失っただけで 人は大人になれるわけじゃないし 今守られていることに気づかなくても 誰が傷つき、血を流し 誰が足場を支えているのかを 生きるなら知る時が来る、必ず 正しく問いが立てられるなら 答えの半分は出ると知っているから 私は自分のリアリズムを 世界の惨状で言い訳したりしない 現実が皮肉に見えているわけじゃない その重さを感じているから 向き合えば欠けているだけだと気づく 生きる覚悟と闘う意志があるから 希望は生まれるんだって あなたはそれを皮肉に思う? そうじゃないよね 答えのない泥沼へ引きずり込もうとする 誰かと破滅の坂道を転がり落ちたい意思とは 感じれば違うってわかる 傷つく心が動いているから 人は愛をおぼえていられる 分け合う痛みを持っているから 人は酷薄でおらずに済む 義務と義務が衝突するとき 勇気と忍耐もまた 誰かを不幸にしないために必要なのだと そんなことを思っていたよ
574 :
名前はいらない :2014/09/26(金) 18:27:49.44 ID:XdruOHMX
8月 蜃気楼に舞う花火 進化論が告げる優美 煙たいくらいの優しさに 溺れていたい温かい海 携帯できる夜の星が 笑っているよ遠く朝日 柔らかい綿飴 笑うかいまた雨 滅びたいくらいの悲しさに 身を任せたい夏の終わり 頬張った黒いイタズラを 忘れていたいあの日の僕
575 :
名前はいらない :2014/09/27(土) 13:21:33.16 ID:iEZsOc4d
風が運ぶ金木犀 君が注ぐ杏の紅茶 空に瞬く流星 肩に零れる雨 ここに命があると ここに心があると この地の全てが歌っている 土に芽吹く双葉 頬を伝う別離の涙 海を漂う透明な海月 君にただ酔う希薄な私 ここに命があると ここに心があると この地の全てが歌っている 悲しみも喜びも 何もかも越えて ここに命があると ここに心があると この地の全てが歌っている 星は巡り命は巡り 花が開いてあなたは産まれ 空は歌い鳥は祝う ここにあなたの命があると ここにあなたの心があると この地の全てが歌っている あなたの命も一緒に
576 :
名前はいらない :2014/09/28(日) 09:22:37.07 ID:Uwz0gXR8
ぴらぴら紙切れ一枚 そんなものにサインして ロマンティシズムに浸る 束縛と呪縛 エゴイズム丸出しの 薄っぺらな関係 ぴらぴら紙切れ一枚 そこに連ねられた 家族ごっこと親戚ごっこ 束縛と呪縛 エゴイズム丸出しの 薄っぺらな関係 大切なのは紙切れじゃないだろ? 大切なのは血じゃないだろ? 心と心結び付かなきゃ嘘だろ? 似通った血が流れてようが 心通わなければただの水さ ぴらぴら紙切れ一枚 そんなものなくたって 壊れないほど強く結び付け それが出来ないなら そんな鬱陶しい紙切れ ビリビリ破いちまえ
577 :
名前はいらない :2014/09/28(日) 11:41:52.41 ID:Uwz0gXR8
ダイヤモンドは永遠の輝き 退屈なのよ 永遠なんてよ 永遠じゃないから煌めく命 地表をコロコロ転がって 砕けそうになりながら 壊れそうになりながら 自分らしい形になった そんな石のが綺麗さ 星空汚す打ち上げ花火より チラチラ燃えては膨らんで ストンと落ちる線香花火 そんな命だから愛しい 退屈なのよ 永遠なんてよ 永遠じゃないから美しい
578 :
名前はいらない :2014/09/28(日) 15:50:49.01 ID:w9nOf9ad
時が戻らないとしても 歩ける場所まで歩いていこう 忘れられた誰かの歌を もう一度この手で奏でるように 約束されたさよならを 心繋いだまま見送れるように 明るく澄んだ空に雲が流れていく 四季の国特有の穏やかなライトブルー 目を刺すような青じゃなくても 果てしなく見える広さが胸に染みていく ビルの影が切り取るパノラマの下 夕暮れに似たあなたの心を待ったまま 私はこの国を愛するようにあなたを愛した そんなことを言ったら笑うだろうか
579 :
名前はいらない :2014/09/28(日) 19:40:23.54 ID:Uwz0gXR8
綺麗だね あなたの歌は綺麗だね 綺麗な言葉を紡げる あなたの心が好きさ 綺麗だね あなたの歌は綺麗だね 素直にそう思える 私の心が好きさ 誰もが潰し合わずに 誰もが認め合えれば 憎しみなんて消えちまう 誰もが潰し合わずに 誰もが認め合えれば 争いなんて消えちまう いいじゃないか 自分より綺麗がたくさんあったって 私という命はいつか消えてしまうけど 未来を紡ぐ命の輝きは消えはしない いいじゃないか それでこそ未来を信じて歩いていける どこに辿り着くのか分からない未来への旅 忘れられた歌を口ずさみながら 輝く命の灯を便りに進もう 迷子になることはないさ 自分より光ってるものがたくさんあるから どこに辿り着くのか分からない未来への旅 忘れられない歌を口ずさみながら 輝く命の灯を便りに進もう たまには誰かの灯になりながら
580 :
名前はいらない :2014/09/28(日) 20:04:21.40 ID:Uwz0gXR8
男だ女だ 子供だ大人だ 日本人だ何人だ 神は何だ何教だ 産まれた時から男みてぇで女みてぇで 見た目も髪の色もゴチャゴチャで 子供らしく生きられず大人よりガキで 神や宗教は親と同じ数だけあった そんなチャンプルな人間だから 男だ女だ 子供だ大人だ 日本人だ何人だ 神は何だ何教だ 全くどうでもいいことで 世界はツマらんことで争うものだと チャンプルな人間は思うのです
581 :
名前はいらない :2014/09/29(月) 18:04:07.31 ID:/i/N6ldn
星空の片隅で 朝を待つ輝きは やがて 薄れ 心に火を灯す はるか空 遠い場所 無限の自由に 手を差し出して 導く星たちは 雨のように流れてく 寂しさを 包むように いつか 夜が 星の海に沈み 孤独を友達にするとき そこにいたいよ いつか 雲が 燃える心をみつけ 愛につつまれたとき それは海だよ
582 :
名前はいらない :2014/10/01(水) 01:56:06.01 ID:LmIrdqXu
人間が勝手に名付けた 女王蟻や女王蜂 あれらは命産みだす母であり その子らは母と一つの命である 女王なぞと呼ぶなかれ 共に巣という宇宙を構築する命 そこに人間が思い描く浅はかな上下はない 人間よ人間よ 人間もまた同じなのだ 同じ地球という巣に住う 無数に別れただけの 一つの命なのだ
583 :
名前はいらない :2014/10/01(水) 10:19:52.37 ID:LmIrdqXu
他者を潰し 己の今を評価させようと 必死に足掻く人間 他者を汚し 己を汚し 歪んだ優越感に浸って それでいいのか? 人間という種の可能性 人間という種の未来 己の可能性 己の未来 潰しまくって満足か? もっと先があるだろう? 人間という種にもお前にも もっといい未来があるだろう? 人間という種にもお前にも
584 :
名前はいらない :2014/10/05(日) 15:56:32.94 ID:3IovPbPS
"リポート" 君が見るものは 時間の経過とともに 悪くなっていく 誰かの不幸や 飛んでいる妖精 ありえない罵声 楽しくてしょうがないんだろ 誰かや幻に罵られるのが 楽しみにしてるんだろ 傷ついて傷つけるのを 幸せを忘れたマゾヒスト 楽しみ方を忘れた サディストたちが 闊歩しているよ 実況中継しよう このくだらない世界を 君の歪んだ視点で 誰かに伝えるんだ ペンを楽器を 言葉をこぶしを 動く足をカメラを 水彩絵の具を 回らない頭を 回りすぎる感性を 耳鳴りのする耳を かつぜつの悪い口を 口の悪いリポートを 君が見るものは 時間の経過とともに 確実に酷くなっていく 口の悪いリポーター さあ歩けよ
585 :
名前はいらない :2014/10/06(月) 13:25:37.93 ID:b8RvTuQy
"狂気" 毎日の困りごとを 機械が埋めていくね 道に迷わず歩いていけるさ 夜のお供にみんなでネットを 狂気なんて付け入る隙が無い 大切なものを無くしたなんて そんな野暮なことじゃない 悪魔が僻んでいるだけなのさ みんなが楽しそうにして 自分に構うだけの 時間がなくなっていく 旧世代の窮屈な倫理観を 未来は塗り替えていく ロボットも人工授精子も クローンも異星人も 聖人も犯罪者も 死者も生者も みんなみんな 楽しくやれるよ 悪魔が僻んでいるだけなのさ みんな楽しそうにして 自分の居場所が なくなっていく なぁおっさん この時代に 酒飲んで死にたいなんて 面白くもない冗談だろ 弱い人のふりなんてするなよ 期待しちゃうじゃないか なぁおっさん 飲みに行こうぜ元気出せよ 俺も廃業だ あとはゆっくり 消えてしまうだけさ
586 :
名前はいらない :2014/10/16(木) 11:43:54.61 ID:UDOCvixL
てめぇが世界を壊すなら てめぇの頭ん中に描く世界 片っ端から塗り替えて 跡形もなくなるくらいぶっ壊してやる てめぇが世界を壊すなら てめぇの魂引き裂いて 跡形もなくなるくらいぶっ壊してやる 男として女として 人間として動物として 聖者として愚者として 生者として死者として この愛する世界の有象無象 有情無情で蹴散らして てめぇが世界を壊すなら てめぇの頭ん中に描く世界 片っ端から塗り替えて 跡形もなくなるくらいぶっ壊してやる てめぇが世界を壊すなら てめぇの魂引き裂いて 跡形もなくなるくらいぶっ壊してやる 常識を引っ提げ非常識を着て 愛の羽衣に憎悪の鎌持ち 愛しきこの世界のため 変化自在姿を変えて
587 :
名前はいらない :2014/10/16(木) 12:33:39.05 ID:UDOCvixL
盗聴盗撮なんでもござれ 自分の弱さ棚上げして 正義風吹せ国の為とさ どこもかしこも敵だらけ 狼の皮被った小羊ちゃん 胸張って生きれない 後ろ暗いお前が問題だ 向き合うことさえ出来ず 目を合わせることさえ出来ず 怖さで震えて銃を抜く そんなお前の弱さが問題だ 金を手に入れ権力に浸り 手放すことに怯え 何でも頬張りたがる欲張り小羊ちゃん お前の存在が問題だ 目を開けよ お前の心の中 四面楚歌歌ってるのは お前の心の中にいる 臆病小羊ちゃん
588 :
名前はいらない :2014/10/16(木) 13:48:00.06 ID:UDOCvixL
頭でっかち 不要な知識ばかり詰め込んで 何も見えず何も聞こえず 知ったかぶり 地球上で一番優れていると驕った 地球上で一番ちっぽけな生き物 呆れてるぜ地球も 笑ってるぜ宇宙も 人間お前は何様だってな 悔しかったら宇宙の素作って 宇宙も銀河も惑星も 地球も地球の上の命も 何もかも作ってみろってな 所詮人間が得る知識ってのは この宇宙と地球があってこそ ゼロから何も学べやしないし ゼロから何も作れやしない ゼロすら完全に把握できないのが人間だから 忘れるなよ当然のこと 人間に与えられた全てが 宇宙と地球があってこそ 地球に命があってこそ 誰もが繋がり 全ての命が繋がり そして宇宙と地球が回る 自分だけが特別なんてない 特別意識は孤独を産む そんな孤独は宇宙にない だから全ては回る 忘れるなよ当然のこと
589 :
名前はいらない :2014/10/18(土) 03:00:26.33 ID:WZHKZ2Pd
人生18歳 で終わった。それでも今日まで生きてきた。 終わるまでの18年、 終わってからの18年。 今日からはじまる37歳。
590 :
名前はいらない :2014/10/23(木) 11:12:31.40 ID:ovYvYAjD
恐怖を煽り安心を売る 商売繁盛いたします 国家規模から宇宙規模へ 見えない空の果てに 恐怖を作り安心を売る 商売繁盛いたします 空に浮かぶ太陽も 夜空に浮かぶ月も 願いを込め祈った星も 恐れ慄く光に変えました 祈る星は私だけのもの 商売繁盛間違いなし 地上へも撒きましょう あちらもこちらも 空には見知らぬインベーダーSF世界はこの日のために 恐怖を煽り安心を売る 商売繁盛いたします 止められない止まらない 恐怖を煽り安心を売る アホな仕事しか出来ません だって子供の星だから
591 :
名前はいらない :2014/10/23(木) 12:23:49.52 ID:ovYvYAjD
あなたが愛した この地球が大好きだ 青いキャンパス流れる雲 飛び交う鳥に輝く太陽 大地の緑を彩る花に 飾りを施す虫たち ふんわり寄り添い昼寝する動物たちに ゆらゆら揺らぐ水面を駆ける魚たち あなたが愛した この地球が大好きだ 駆けることも寄り添うことも出来ず 心だけが自由だったあなたが 愛したこの地球が大好きだ あなたから産まれたこの命の限り あなたが愛した地球を愛しぬこう
592 :
名前はいらない :2014/10/25(土) 11:33:05.34 ID:SVK/AwzM
人種差別はいけません 特別扱いもいけません それも所謂差別です 特別に扱われる 特権を与えられる それって劣っているって思われてるの? 同じ土俵じゃ生きられないって思われているの? そうでしょう、そうでしょう 嫌な気分になりますね 人種差別はいけません 特別扱いもいけません それも所謂差別です 特別扱いは美味しいから 特権があると楽だからって プライド捨てちゃいけません 特別扱いしてもらわなくても 特権与えられなくても あなたはちゃんと輝けます 特別扱いにNOと言い 特権なんて捨てましょう あなたがもっと輝くために
593 :
名前はいらない :2014/10/25(土) 19:33:07.81 ID:SVK/AwzM
人は心に良心を持つ 悪魔に身を捧げし者も 悪魔はその身から良心を取り除くことなく 自ら破滅に向かうよう仕向ている 何故なら悪魔とは 神が人間を試すためのもう一つの顔であり 自ら悔い改めない者を内から滅ぼす裁きなのだ また心に良心持たざる者あれば その者の周りに鏡を作り その者の心を映させ その者が悔い改めるよう促されている それも叶わぬ時には その者の周りにある鏡は その者自身を襲う刃となり その身の上に裁きを与えるのだ それがあなたがたが神と呼び それがあなたがたが悪魔と恐れる存在なのだから 人よ人よ 恐れるは自身の心 人よ人よ 省みるは自身の心 人よ人よ 戦うは自身の心 命ある限り その内にある悪しき心と戦い 命ある限り その内にある熱き魂と生きよ
594 :
名前はいらない :2014/10/30(木) 09:21:37.58 ID:nQed0Hzz
ビリビリ発電誰のため? 微弱なパワー危険度MAX 未来のことなど知るもんか 電気より現金 危険な利権 ミサイル転用一儲けしよう どんな未来も金次第 サンサン発電誰のため? 自然のパワーは投資の種 自然壊して立てちまえ 電気より現金 危険な利権 あちらもこちらも切り倒せ どんな未来も金次第 電気より現金 命より現金 厳禁だらけの世の中さ 未来へのLie 未来へのLay 信じさせたモン勝ちな世の中さ 未来へのLie 未来へのLay あっちもこっちもクソったれ
595 :
名前はいらない :2014/10/30(木) 10:28:16.90 ID:nQed0Hzz
過干渉社会は牢獄を作り出し おぎゃあと産まれりゃ皆囚人 絆や繋がりなんて言葉だけ 出る杭は打って平均値 右も左も上も下も 横に並えが普通らしい 見渡す限り過干渉 個性埋没 幻想の個性 エリート気取りも平均値 過干渉社会は牢獄を作り出し おぎゃあと産まれりゃ皆囚人 規律や秩序なんて言葉だけ 足を引っ張り皆安泰 右も左も上も下も 横に並えが普通らしい 見渡す限り過干渉 Identityはmimicry
596 :
名前はいらない :2014/10/30(木) 11:23:13.24 ID:gPDi2RGn
誰のためかって そりゃ君も含めたみんなのためさ 発電所がダウンすれば 信号の灯が消えて道路は大混乱に陥り 浄水施設も止まるから水道も使えない 手術中の患者は放置せざるを得ず 生命維持装置も止まる 思い起こしてごらん、想像がつくかい? 失わなくても気づくだろう 当たり前のように享受している文明の価値に 利潤という指標を導入することで 特権にしがみつく官僚の汚職を排除し 公正な競争が保証された法治制度が 高い水準のインフラを支えている 衛生観念、水に対する知識だけで赤痢は防げる 一本十円のワクチンが救える幼い命も けれどそれらは 指導者が暴力を独占することによって 維持される治安がないと機能できない 私たちが格闘していくモラルの問題は それらを保証しようとする過程の上で はじめて現実の意味を持つようになるものだ ところで君は君が今使っている 自由なネット社会を維持するサーバ群が どれだけ大量の電力を消費しているのか 知っているかい?
597 :
名前はいらない :2014/10/30(木) 20:20:09.54 ID:nQed0Hzz
全ては皆々様のために 化石燃料ぼったくり 原発稼動ぼったくり 電力買取ぼったくり 全ては皆々様のために 謳い文句は宗教的詐欺商法 原発爆発 尻拭いは皆々様に うまいとこだけいただきます 戦争勃発 尻拭いは皆々様に 価格高騰ぼろ儲け 自然破壊 尻拭いは皆々様に 投資は上場ごちそうさま それでも謳う 全ては皆々様のために 次世代型でも消耗品 消耗しなけりゃ儲ない 浪費するのが次世代型か 管理だけなら安上がり それでも謳う 全ては皆々様のために 次へ進めよ人類よ
598 :
名前はいらない :2014/10/30(木) 22:26:54.36 ID:gPDi2RGn
私が言ったのはもうちょっと 自分の生きてる社会の仕組みに関心を持って テーマを決めて調べるなりなんなりして 自分の頭で考えなさいってこと おや、あと一杯で帰るかい? ……それで代わりのものが見つかったら みんなと相談しながら歩けばいい 責任転嫁の果てに個性はないよ こんなところでくだを巻いてるだけじゃ せっかくの文明の利器が泣いている
599 :
名前はいらない :2014/10/31(金) 04:50:50.66 ID:9GmPwcD4
一人ひとりが違った人生を歩み 一人ひとりが違った人と出会い 一人ひとりが違った宝物を見つける 愛しい気持ちも 憎らしい気持ちも 笑顔も涙も何もかも 命尽きる時には過去になってしまうけど 貴方の心が見つけた宝物 それだけは貴方だけのもの あとは全部地球の記憶となって あとは全部未来のために流れていく ニキビで悩んだ顔 コンプレックス感じたパーツ 病に冒され苦しんだパーツ そんな一緒に旅を続けた貴方の体も 命尽きる時には灰になってしまうけど 貴方の心が見つけた宝物 それだけは貴方だけのもの あとは全部地球の記憶となって あとは全部未来のために流れていく 地球は何ひとつ貴方だけのものを与えない 風も土も水も火も闇も光も何ひとつ 鉱石も宝石も石油も知識も何ひとつ 家も衣服も食べ物さえも何ひとつ 一人ひとりが違った人生を歩み 一人ひとりが違った人と出会い 一人ひとりが違った宝物を見つける この地球で貴方が宝物を見つける旅のために そしてまた巡り来る新しい貴方のために 地球は今日も回っている 地球の上の命も巡っている
600 :
名前はいらない :2014/10/31(金) 16:55:24.26 ID:59NiiJlJ
"幽霊" ただの闇さ 何も無い闇 無邪気に遊ぶんだ 君が居ないとつまらないな 何も寄せ付けないし 誰も関われない 深い深い虚無 あぁ陳腐な言葉よ 誰も居ない世界 誰もいないことに 気付かなかった 入ってきた君が 僕に話しかけて気付いた でも君はきっと 僕が居なくても ああ闇さ ただの闇だよ 真っ暗闇に戻って 無邪気に遊ぶんだ 君が居ないと やはりつまらないな 加護は剥ぎ取られ 役目は終わった 透明な幽霊は 無邪気に遊ぶんだ 君が居ないとつまらないな でも車のいない国道を走るのは 楽しいな 列車を透過して線路を巡るのは 楽しいな ただの闇さ 何も無い闇 無邪気に遊ぶんだ 君が居たことを 少しずつ忘れながら いつか光が射してきて 天に召されるのさ 深い深い安楽 ねぇ陳腐な言葉さ
601 :
名前はいらない :2014/10/31(金) 20:38:58.19 ID:59NiiJlJ
"八月" ある楽園が 誰かの手によって 作られ育まれ そうして廃れた 作られた涼しさの中で 創作活動に勤しむのさ 嘘を吐くんだよ 生き残るために必要なことさ 何かを殺して吐き続けた嘘が 君を生かした 四つ打ちに 適当なストロークが乗り 希望の歌は響いた いつものように 君を見失うまで続けよう もう少しだけ あと少しだけ 陽炎の漂う午後のアスファルト 汗だらけのシャツ 君を失うという 啓示が降りてきて 炎の中で焼け焦げていく 関係性の固定と腐食の進行 毎度のくだらない 繰り返しに飽き飽きしよう 君も僕も 嫌になって見失うまで 何かを信じるのさ 見失ったとき 浮かび漂い どこかに流れ着くまで 呆然としていよう ドラムロールが鳴っている 音がミュートされていく 汗は流れ続ける
602 :
名前はいらない :2014/10/31(金) 20:49:16.99 ID:59NiiJlJ
"根治" やぁ救われないね 変わっていくだけ 何も救われないね 忘れていくだけさ シュールなギャグ漫画が 滑稽な大衆恋愛歌が 答えの無い話を 真面目に考えるのを よそうって大声で言ってる 雑誌のインタビュアーは ミューシャンに変われと促す 彼の捻くれた特質が 何万人もの捻くれ者に 一時の安らぎを与えたとしても ねぇ救われないのさ それはよく知っているよ 忘れていくだけだよ 君の変質は修正されない 筋トレが酒断ちが オナ禁が女断ちが ギャンブル禁止が ダイエットがさらに君を 忘れさせていくよ ミュージシャンの彼は つまんなくなった でも薄くなった彼は 消費されやすくて 沢山潤ったそして 僕らはそれを良しとした ねぇ救われないのさ それはよく知っている 忘れていくだけだよ 君は根治されない 全て変わっていくんだ
603 :
名前はいらない :2014/10/31(金) 21:51:57.60 ID:59NiiJlJ
ミューシャン→ミュージシャン
604 :
名前はいらない :2014/11/02(日) 09:31:40.65 ID:rd21dNhv
進まなきゃいけない脅迫観念 齷齪働かなきゃいけない脅迫観念 人間の歴史なんて まだまだほんの一瞬 急いだっていいことない 人間の歴史なんて まだまだほんの一瞬 ゆっくり歩けばいいのさ 進まなきゃいけない脅迫観念 齷齪働かなきゃいけない脅迫観念 脅迫観念に囚われて 置いてけぼりの心 道具に囚われて 忘れちまった心 そんな心を掬いあげて ゆっくりゆっくり そんな心に合わせて ゆっくりゆっくり 何も産み出さない時があったっていいさ 全然進まない時があったっていいさ 心忘れてしまうより全然いいさ 人間の歴史なんて まだまだほんの一瞬 急いだっていいことない 人間の歴史なんて まだまだほんの一瞬 ゆっくり歩けばいいのさ 疲れ果てて荒んだ世界作るより 心大事に命大事に 今を共に生きるこの地のリズム 今を共に生きる命のメロディー 耳を傾け心穏やかに ゆっくりゆっくり歩けばいいのさ
605 :
名前はいらない :2014/11/03(月) 09:15:02.80 ID:AAqUIORy
強制脅迫繰り返し 規制に徴収はよ払え 怒声と罵声で縛り上げる SMプレイは大嫌い この世に産まれる拒否権を 誰も持ってやしませんが 勝手気ままにラベル張り 理想と思想でこき使われ うんざり退屈世の中の 大将気取りの旦那様 誰も呼んではいないから さっさとご退場願います 政治法律うんこ垂れ 為政は惰性に繰り返す 土星は火星と並びます 悪魔プレイは羞恥だけ 大根役者が並んでる 国民のため平和のため 正義に悪役必要と 大根ばかりが並んでる うんざり退屈世の中の 大将気取りの旦那様 誰も呼んではいないから さっさとご退場願います でっかい大根小さい大根 白い大根黒い大根黄色い大根 甘い大根苦い大根酸っぱい大根 大根料理にゃ飽き飽きだ 勝手気ままに産まれたからにゃ 勝手気ままに生きるだけだ 鬱陶しい鬱陶しい 面倒臭い面倒臭い 大根野郎台本野郎 人生色々バラ色だ 強制脅迫クソくらえ
606 :
名前はいらない :2014/11/03(月) 10:49:32.03 ID:AAqUIORy
完全なファンタジーなんて この世にひとつもない 現実に生きる人間が 現実を素に創造した それがファンタジー 完全なファンタジーなんて この世にひとつもない 現実に甘味料足して 現実をスイーツに仕上げた それがファンタジー 馬鹿げた喜劇のファンタジー 身の毛のよだつファンタジー SF世界も魔法の国も 現実なくては産まれない 映画の中の話です 小説の中の話だね 漫画の中の話だよ 王子様が来てくれる そんな話がファンタジー 狂った世界を描いてる ファンタジーには現実がある 美味しくいただける味付けは 嘘で真実オブラート バイオレンスな描写には キスシーンでファンタジー 完全なファンタジーなんて この世にひとつもない 想像出来る世界 人は常に創造する 完全なファンタジーなんて この世にひとつもない 悪い想像ばかり創造される現実 狂っているのは現実 ファンタジーに貶められた愛と希望 ファンタジーに押し込められた温もり 現実世界に引っ張りだして ファンタジーに閉じ込めよう バイオレンスな現実を ファンタジーに閉じ込めよう 愛と希望を引っ張りだして
607 :
名前はいらない :2014/11/04(火) 22:04:55.67 ID:YGBRoGHn
宝くじに当たるなんて話は裏側からしかみない 人生狂うんじゃねぇーだとか、イカサマあんじゃねぇーだとか そもそも当たったためしがないし、夢にもでてこない
608 :
名前はいらない :2014/11/10(月) 19:45:52.36 ID:5K/i6AgP
【只】の物あらば ある人これ幸いと全て手中に収むるが如く飛び付き またある人【只】に群がる人らと【只】という響きに足遠のく 双方【只】という他者の基準に踊らさるる者に変わりなし 金の存在するが故 人は物の価値を己が目で見ず 金の存在するが故 必要でないものを蓄えようと欲す 双方同じ過ちと知るべし
609 :
名前はいらない :2014/11/10(月) 21:27:29.63 ID:YYAEONHj
知ってる? 長崎ストーカー事件で謝った杉田義弘が、市川署でまたストーカー殺人事件起こしたのかよ。 普通、辞めるよなあ。 2女性遺族に千葉県警幹部 www.youtube.com/watch?v=yEnvQ6Xm-rw 2012年5月31日 ... 長崎県西海市の2女性殺害事件で、千葉県警の杉田義弘刑事部参事官ら幹部3人が1 日、 西海市の寺で遺族十数人と面会し「結果的に2人の命を守れなかった。 ご冥福を お祈り申し上げる」と謝罪した。 【市川女性刺殺】湯浅さん 千葉県警に3度のトラブル相談 sankei.jp.msn.com/affairs/photos/131128/crm13112801280000-p7... 2013年11月28日... 死亡の湯浅さん 千葉県警に3度のトラブル 市川市の 女性殺人事件で捜査本部を設置し、記者会見に臨む市川署の杉田義弘署長(左) と 千葉県警の茶谷秀樹捜査1課長=27日午後10時20分、 2013年02月25日 千葉県警 (26日付) 市川署長(刑事部参事官)杉田義弘
610 :
名前はいらない :2014/11/11(火) 13:28:58.97 ID:cWPz1WnB
物を作る時誰かへの想いと 自らの心に温もりを感じる それを無くした創造物は ただの塊でしかない それを無くした人間は ただの肉塊でしかない 資本主義はそれでも執拗に追い求める 新しい塊を 資本主義はそれでも執拗に追い立てる 全て肉塊へと変わるまで
611 :
名前はいらない :2014/11/11(火) 15:40:54.40 ID:cWPz1WnB
大切な命への想いは 日を追うこどに強くなるけど 大切な命と共に過ごす時間は 日を追うこど短くなっていく 悲しいけれどそれが生きるということ ならば限られた時間を 大切な命と最大限に生きよう 作り笑顔浮かべ媚びへつらい 心傷付け時間を無駄にする それは悲しみを深くするだけ 大切なものは大切な命と共に生きる時間 大切なものは大切な命を思う時間 働くのは大切な命のため 国や会社のためなんて 誇大妄想に囚われ自分を慰め生きても それは悲しみしか残さない 大切な命への想いは 日を追うこどに強くなるけど 大切な命と共に過ごす時間は 日を追うこど短くなっていくのだから
612 :
名前はいらない :2014/11/17(月) 16:27:57.14 ID:AuGeB1LW
"バベル" バベルの塔は崩されて 会話の成立しない 世界ができた 嘘つきが そう述べて 意味は逆転した ここには人は居ないのさ 意見の相違も 言語の違いも大差ない きみもぼくも だれも居ないんだ 四角く区切られた 味気ない未来都市で 透過する楽しげな 人々の映像 言葉だけが 文字化され 音声化され 漂っていた 言語の多様化した 世界が成り立って バベルの塔は 作られた
613 :
名前はいらない :2014/11/20(木) 11:12:05.60 ID:riuoAf6e
どこぞの見知らぬ オッサン オバサンが 軍隊を動かす権限を持ち 大量破壊兵器のボタンを握る そんな気違い沙汰許してる 世界中バカ垂れだらけ どこぞの見知らぬ オッサン オバサン TVに映って能書き垂れても 腹の中まで曝さないのに それでも選挙は民主主義の基本だとか信じちゃって どこぞの見知らぬ オッサン オバサンに 軍隊を動かす権限を与え 大量破壊兵器のボタンを握らせる そんな気違い沙汰許してる 世界中バカ垂れだらけ どこぞの見知らぬ オッサン オバサンに 軍隊を動かす権限を与え 大量破壊兵器のボタンを握らせる そんな気違い沙汰許してる 世界中バカ垂れだらけ どこぞの見知らぬ オッサン オバサンに 人生左右されたくない バカに刃物は怖くて仕方ない それが当たり前の感情なのに いつまでも信じちゃって いつまでも騙されちゃって そんな気違い沙汰許してる 世界中バカ垂れだらけ
614 :
名前はいらない :2014/11/20(木) 12:11:40.52 ID:riuoAf6e
聖人を利用した悪どい商売 聖人の名を汚す行いを屁理屈捏ねて正当化する悪党ども 神は全てを作ったのだ 宇宙も地球もその上の命全てを 肌の色や言葉の違いは分け隔てるためになく 様々な色で咲く花がこの地球を彩るようにある 違いを悪用する悪党ども 己の扱いやすいよう何もかも同じ色に染めようと試みる愚者 多様性を失った世界は 衰退し荒廃し全てを虚無が包むだけ それも分からず己の欲するままに愚行を続ける人間よ 滅びの道に突進んでいるこても知らず駆ける人間よ 己を持たず闇雲に何かに縋り生きる人間よ 立ち止まり再考せよ 人間の未来を この星の命を 永久に紡ぐために
615 :
名前はいらない :2014/11/21(金) 04:38:39.13 ID:idDl6QjE
616 :
名前はいらない :2014/11/24(月) 20:09:42.75 ID:xT1XHYlC
妄想行進曲 社会妄想 権力妄想 誇大妄想 妄想崇拝 価値なきものに価値を見る 妄想行進曲 一人の人間 ただ地球上の一生物 一つの道具 ただ地球上の物質 妄想行進曲が絶えず流れる人間の頭には 一人の人間 ただ地球上の一生物が 神に映り悪魔に映り 自らの思考や行動を抑制し 屈伏し支配される 妄想行進曲が絶えず流れる人間の頭には 一つの道具 ただ地球上の物質が 命よりも重く映り 自らの思考や行動を狂わせ 堕落し支配される 社会妄想 権力妄想 誇大妄想 妄想崇拝 価値なきものに価値を見る 妄想行進曲 他人が宣う価値に踊らされ 右へ倣えの妄想行進曲 こんな妄想には 葬送曲を流して 安らかな眠りを
617 :
名前はいらない :2014/11/25(火) 11:19:13.17 ID:fu2505a/
癒着と談合で出来上がった世界商工会 金に宗教に人心狂わす社会システムを構築し 自然と人間を決別させ 人間の可能性や未来を摘み採った 支配という名の誇大妄想のために 偽りの為政者を作り 犠牲を正当化し 肥大化する欲望を満す 誇大妄想狂の成れの果ては ただ泡沫に消ゆるのみ 消えゆく前に自らを犠牲とし 人間と未来のための糧となれ 因果応報 因果応報
618 :
名前はいらない :2014/11/26(水) 19:41:54.16 ID:9TJ2+OMG
"怪物" 今日もテレビニュースは 空虚に沸き立った 醜く小さく酷く頭の悪そうな 子鬼が連行されていく たっぷり見世物にされたあと 取調室で小突かれる 君もまた煽られる 画面の向こうで 誰だか知らない人に やがて 君のもつ世界に即した 怪物があてがわれ 眼前に現れる 虚無のまっ暗闇 想像上の大勢の罵倒 優しさの真綿での絞殺 お好きな選択肢をどうぞ 君の見たい怪物は 君を取り込もうとする 君から人の形を 剥ぎ取ろうとする 自意識を肥大化させ蝕み違うものに作り変えていく 君は煽られる 画面の向こうで 誰だか知らない人等に やがて 君のもつ世界に即した 怪物があてがわれ 眼前に現れ 猛り狂う それでも喋りたいのなら 人もどきを保てるのならば 君はどうしようもないね 誰にも君は救えない 怪物ですら病ですら君は殺せない 子鬼は元の人の形になり 人の中に戻っていった 君は君のまま 何年も画面に喋り続けた
619 :
名前はいらない :2014/11/26(水) 19:45:25.34 ID:9TJ2+OMG
"過去" みんなは この町から 蟻の子を散らすように 未来に散っていった 僕はそれを過去から 想像するだけで 幸せなんだ 詩人は夭折し 物語は死んでいった 新しい人が生まれ続け 僕は古くなっていき去る 町は廃れていき 国はやがて滅ぶ コールタールの海を向かい 何百メートルもある 壊れた人型機械が海岸に 座り込みうな垂れる 気象兵器のせいで 壊れた空はずっと晴れていて 零下以下に冷え込む夜に 星が瞬いている 戦争が終わって 樹木の生えてきた世界で 我々とは少し面持ちの違う 少女と少年は知り合う 枯れた砂漠を走り回り はしゃぎまわるよ 雨が降ってきて 樹木は生えていき 夫婦の子供は増えていった みんなは希望の町から 蟻の子を散らすように 未来に散っていった 僕はそれを過去から 想像するだけで 幸せなんだ
620 :
名前はいらない :2014/12/02(火) 10:58:10.70 ID:+8DXk3zV
Nibsな Economic animalが流す Wackyな Sales pitch これがNEWSさ くだらない つまらない 必要なことは流さない 煽動や洗脳のツール これがNEWSさ 東西南北あらゆるところに スポンサーの方々のためだけに 流行も煽りも作ります これがNEWSさ スポンサー方を守るために どんな嘘も捏造も 過激な事件で煙幕も 仰せのままに流します これがNEWSさ ジャーナリズムなんてありゃしねぇ あるのは利己的な欲望だけ それがNEWSさ
621 :
名前はいらない :2014/12/02(火) 11:22:05.39 ID:+8DXk3zV
神に打ち勝ち神になる それを望む者あらば まず神に与えられし理と 己が体の一切を捨てよ それも出来ずして 何人も神に勝てず 何人も神になれず それも出来ずして 神を名乗るなかれ 何人も等しくこの地に生く ただ一つの命なり
622 :
名前はいらない :2014/12/02(火) 21:16:56.97 ID:9Nsmjccy
"晴れ間" 人外と戯れ 孤独と遊び 時間を貶す ある定義からの逸脱 それを狂気と呼ぶのさ 君は居ない人と 過去の僕と ずっと話している 僕であった誰かを 見ないままに ずっと話している 時々霧が晴れる 幻聴と幻覚だらけの 合間に晴れ間が見える 笑顔や思いやりが 少しの間浮かんで 雑音の波に消える 人外と戯れ 孤独と遊び 時間を貶す ある定義からの逸脱 それを狂気と呼ぶのさ 晴れ間を夢見て 雑音の海に沈む 君は居ない人と 過去の僕と ずっと話している 僕であった誰かを 見ないまま ずっと話していた
623 :
名前はいらない :2014/12/02(火) 21:18:06.38 ID:9Nsmjccy
"制限時間" 超過したんだ 少し長すぎた 破綻は望まない 矛盾を引きずりながら 続いていくよ 君は少しだけ 長生きすることが 決まった 僕は少し 寿命が縮まった 飛び抜けて 太陽と出会った感想はどうだい 焼け焦げて焦げ落ちる最中 インタビュアーは尋ねる 延長にはお金がかかります お嬢さんは笑いかける どうぞ命の対価です 君は少しだけ 長生きすることが 決まった 僕は少し 寿命が縮まった 超過したのさ 少し長すぎた 破綻は望まない 矛盾を引きずりながら 続いていくよ ペナルティで 延々と焦げながら 落ちていくんだ
624 :
名前はいらない :2014/12/08(月) 17:46:22.08 ID:Yctwk1EY
国を変えると大声で喚き立てる人間が 国民のために働きたいと大声で喚き立てる人間が なぜに寒空の下で苦しむ国民を見捨てる? 結局お前たちは自己顕示欲と誇大妄想の中で蠢いているだけだ 結局お前たちは国のためにあらず国民のためにあらず 美辞麗句並べるだけの私利私欲でのみ蠢く害虫だ 国民に選ばれたのだから 何をしようが勝手でしょ? 選んだ国民が悪いのよ 約束反故にしても罰則もなし 好き勝手にしても問題もなし だって国民に選ばれたのだから 文句があるなら国民に言ってね 寒空の下で不安な夜を迎える国民よ 見ず知らずの人間の何を選び 見ず知らずの人間に何を託す 清き一票 狂気乱舞 理解不能なこの社会
625 :
名前はいらない :2014/12/09(火) 23:36:38.89 ID:zeCMow4/
あらゆる書物に言えること あらゆる創作物に言えること 作者が生存せず 創作物に責任を負える状態でないのなら それはもはや信に値しない あらゆる書物に言えること あらゆる創作物に言えること 歴史も宗教も ノンフィクションだろうが それはもはやフィクションに等しい なのに何故 今を生きる人間の言葉より 過去の言葉を尊ぶのだろう 今を生きる人間にとって 過去より今が大切なのに
626 :
名前はいらない :2014/12/11(木) 16:07:36.12 ID:SRmKkAju
あなおかしや あなおかし めんのはがるりゃ めんような ひとににたりて おにのこら ことばかざりて ひとのかわをき すべてはがるりゃ けもののこ あなおかしや あなおかし こころなくした けもののこ いどこなくして けものにかへる あなおかしや あなおかし ばけのかわの はがるるぞ
627 :
名前はいらない :2014/12/20(土) 17:16:08.77 ID:xKRqSo2R
この国が遥か昔から日本であったかのように 他の国が遥か昔から今と同じ名で存在してたかのように この国で生きる人間が遥か昔から日本人と呼ばれていたかのように 他の国に住う人間が遥か昔から今と同じように呼ばれていたかのように 誰もが思い込み誰もが苟且の名に誇りを持ち誰もが排他的になり誰もが狂っている 過去の歴史を掘り返しては人間という種を省みることなく闇雲に叩く存在を作る それは他者を貶め自らがさも価値のある人間だと宣う卑しき欲望を満すため その道具として国や民族や人種や価値観を利用する己が醜き心を知れ 歴史はこの星で人間の歩んできた道 過ちも功績も全てこの星に生きる人間全てのもの 特定の人間に罪を擦り付ける浅ましき心 特定の人間を虐げ優越感に浸る人間の愚かな心 特定の人間から貪り尽くし自らを正当化してきた醜い心 それらが人間の紡いできた罪の歴史 誰の心にも人間の歴史上の罪はあり それを認め人間としての未来を紡げ
628 :
名前はいらない :2014/12/26(金) 12:59:22.17 ID:q485PIrg
自分だけの記念日があればいい 愛する命との記念日があればいい 自分が祝いたい日に祝えばいい 自分が誰かを喜ばせたい日に贈ればいい 誰かの作った記念日 商業利用された記念日 そんなものに振り回され みんなと同じように生きる必要なんてない そんなものに振り回され 一喜一憂することはくだらない あなたが生きてきた中で あなたが大切にしたい日が出来て あなたが大切に思う命を見つけたのだから 自分だけの記念日があればいい 愛する命との記念日があればいい 自分が祝いたい日に祝えばいい 自分が誰かを喜ばせたい日に贈ればいい それがあなた それでいい
629 :
名前はいらない :2014/12/26(金) 22:20:13.13 ID:JyPBJKMg
"降雪" 聖者は 収監され 暴力に晒されて 凡人になった 狂人は 無為を食べて 聖人になった ずっと歩いていたんだ 雪の降る中を 一人で歩いていたんだ 身体すら置いていって 思い出は 降雪の中埋まっていく 街も人も凍ってしまう 待っていたんだ 雪の降りつもる中 ずっと立ったまま 聖人は 収監され 暴力に晒されて 凡人になった 狂人は 無為を食べて 聖者になった 誰が永遠を信じる コンクリートで固められ 深い寒いヘドロの中 眠るライター 輪廻と変化は続く 海流でゆったりと 外郭は削れていく 待っていたんだ 電気も止まり雪の降る中 ずっと立ったまま 待っていたんだ
630 :
名前はいらない :2014/12/26(金) 22:21:12.18 ID:JyPBJKMg
"隠者" カットコピーした景色 色を失った視界 古びていく自我 下水を流れいく自意識 諦めてはいないさ ただただ 悲しいだけで 諦めたことなど いままで一度も無い 悲惨さと遊ぶのさ 幻覚と戯れるんだ 作り物を喝破して 霞を喰い漁って 世の人を嘲笑う 負けたのなら 敗れ去ったのならば 不運や後悔を ゆっくりと味わえよ 戦ってすらいないのならば 無為や廃れた可能性を 泳いでいけばいいさ 諦めてはいないよ 少し足りないのは 仕方ないのさ 諦めたことなど いままで一度も無い 大樹は育って 雷が落ち 焼け焦げ割れた中から また芽が出て行く 出て行く映像が流れる 隠者は骨になるまで それを見つめていた
631 :
名前はいらない :2014/12/29(月) 06:55:33.45 ID:ir8x1VAE
『核』 燃えしきる 雨を 避けるために 傘をかしてほしい 暫定的に
632 :
名前はいらない :2014/12/30(火) 15:00:18.61 ID:BB674yYI
ご都合主義な著作権 人間誰しも真似から進む それを否定するのなら 人間何も出来やせん 生活全てが真似だらけ 1+1すら出来やしない 言葉一つ話せやしない 美味しい利権 人の功績で金儲け 自分じゃ何も産みやせん ご都合主義な著作権 人間の未来 人間の希望 潰した先にはスッカラカン 儲けの一つも産まれない ご都合主義な著作権 人間誰しも真似から進む それを否定するのなら 人間何も出来やせん 生活全てが真似だらけ 1+1すら出来やしない 言葉一つ話せやしない 雁字搦めに縛ったら あっという間に滅ぶだけ ご都合主義な著作権 なんなら全て縛ってみやせんか?
633 :
名前はいらない :2015/01/02(金) 17:53:39.08 ID:vSltDjC7
全ての人間の命が凍り付き 時間を止めてしまうほど 雪が降り積もればいい 命の尊さを忘れた人間も その人間の産み出したものも ただただ白銀に染められ ただただのオブジェになる 人間がもうこれ以上 自然や他の命を虐げ 星を貪り尽くす前に 人間がもうこれ以上 人間という種を貶め 怪物となり果てぬように 人間の命も時間も全て 雪に埋もれて過去になればいい 愛しき星の数多の命のために 愛しき星の悲しき命のために
634 :
名前はいらない :2015/01/03(土) 04:06:49.74 ID:GvMmSAD1
"サイコ" 神様のボードゲーム 並べた数は数兆以上 勝敗は不確定のまま 永遠の暇つぶし 死に駒は裏返り 勇ましく 彼女を助けに行く 君は事の重大さを 理解していない 柔らかに軽やかに 大事を為し 滅んでいくのさ 君は何も分かっていない 分かる気すら無い 沢山の人をなぎ倒し たった一人だけを助けた 愛のように見える 他利的行動の結果が 憎しみだったとしても 悲しみのようなものが心を 塞いでしまったとしても ねぇ利害の無い人よ 全ての極悪人よ 何も知らない僕は 君のために泣けるよ 言い訳は本心を上滑り 時に上手くいき 時に失敗した 磨耗した先に 自動で動く身体 人肉を頬張るために ねぇ利害の無い人よ 全ての極悪人よ 何も知らない僕は 君のために泣いたよ 僕のために 泣けるよ
635 :
名前はいらない :2015/01/03(土) 22:40:12.33 ID:GvMmSAD1
"地上五センチ上" 期待したことが そうならなくて 怒ったふりをした 悲しくてしょうがないから 怒ったふりをして 足の震えを止めた やがて本当に 怒った気になった 悲しむよりも 怒り続けた 慣れた感情に 親しむように 怒り続けた アイスエイジ 子供らは 氷でできた大地を ソリですべり 水に落ちても 生き返っていく 昔の分水嶺は 容易く超えられた 君の気持ちも 神も仏も倫理も または愛情も 破壊もなにもかも 虚無すらも 理由の結果ですらない 君は地上五センチ上を 歩いたまま いつかどこかに 消え去るんだ 最初の理由から 離れたまま 分からぬままに
636 :
名前はいらない :2015/01/14(水) 18:06:48.49 ID:mxpewskB
踊れない歪な4分の3拍子のワルツが流れ 焼けた靴を履かせられた人々は 狂気のワイン片手に踊る 心に巣くう不満や恐怖から逃れるために 履かされた靴さえ忘れるように 傍らに転がるコルクは 踊り狂う人々の頭上に燃え盛る炎を見つけると 風を呼んで海へと消えた
637 :
名前はいらない :2015/01/15(木) 11:04:23.25 ID:+nTiTsal
今日もアイツが得をする みんなおんなじヒトなのに どうしてアイツは搾取する? どうしてボクには金がない? どぅわっはっはー 資本主義のせいなのね そうなのね レボリューション 今変えよう 革命だ!
638 :
名前はいらない :2015/01/15(木) 22:30:45.70 ID:+nTiTsal
殺せるのならともかくも ただ殺されるだけだろう どうして戦争なんてする? どうしてぼくは殺される? どぅわっはっはー 軍国主義のせいなのね そうなのね レボリューション 今変えよう 革命だ!
639 :
名前はいらない :2015/01/16(金) 16:29:23.26 ID:jfyeOsE/
国旗が焼かれても 国の代表者の顔写真を破かれても 信仰するものが汚されても 全て己の心が囚われた象徴に起きたこと 己を否定するものではない 怒り狂うのが許されるのは 己と己の愛する傍らの命が 汚され傷付けられた時 国や民族、宗教や思想 そんな妄執に取りつかれ 己と己の愛する命や魂を汚すなかれ 己は見知らぬ他者のためにあらず 己は妄執のためにあらず
640 :
名前はいらない :2015/01/20(火) 19:17:35.60 ID:li5rEC4q
やりたい放題 敵作ったもん勝ち 外交なら 辛い時は何時だって 敵が居るから たとえ きっかけはどうあれ 恨んでくる奴に 寛容になんてなれない ただ戦うのさ
641 :
名前はいらない :2015/01/20(火) 19:21:31.15 ID:li5rEC4q
そうさ100%正義 もう俺たち悪じゃないさ この世界中の国々味方につけて なんて出来たらいいね
642 :
名前はいらない :2015/01/22(木) 02:19:41.02 ID:CN4c3EQA
人間の未来はALL or Nothing この星の全ての命が生きる道を模索すれば明るい それ以外を選べば人間という存在自体無に帰すだけ 自分だけ大丈夫なんて 人間誰一人存在しない 人間の未来はALL or Nothing それだけだ それがこの星の答え 欲の限りにこの星の命と この星を傷付けた人間へ 最期に与えられた選択 ALL or Nothing
643 :
名前はいらない :2015/01/23(金) 21:01:00.89 ID:5IpSDDUs
人間を見下し優越感に浸ってきた人間は 自らの可能性や自らをも否定し 自らを傷付けているにすぎない 何故なら己もまた人間であるのだから 他者に苦しめられ踏み付けられ 迷い惑いそれでも尚 血の涙を流してまでも人間の良心を信じたいと願うこと それなくして己もあらず それが出来ればどんな困難も困難にあらず
644 :
名前はいらない :2015/01/25(日) 15:07:59.72 ID:YH7slCrM
愛国者の仮面を被り この国の人間を恨み この国の人間を蔑み この国の人間を虐げ 劣等感を基盤とした 歪な自尊心を掲げて 愛国者の仮面のために この国の人間を恨む者 この国の人間を蔑む者 この国の人間を虐ぐ者 これと戦う役を演じる ただ恨みだけが動力と 己の心も可能性も捨て ただ悲しみだけを連ね 己の存在を虐げ続ける 仮面は剥れ落ち 歯車も崩れ落ち あるのは己のみ それでもなお続けるか 恨みこそが自尊心だと
645 :
名前はいらない :2015/01/27(火) 16:13:48.22 ID:pr9HvnLc
"大勢" 誰かに聞いて欲しい 誰かの話は聞きたくない 聞く価値が無い そういう姿勢を正されて 正そうとして 君はつまらなくなっていった 言いたいことを 言ったら誰もに避けられて 言いたいことを 言っても大して 面白がられもしなかった だけど それは幸せではないの 大勢の中の一人で 誰にも気付かれず 働いて死んでいく 誰かと似たような 話をして邂逅して また別れていく それは幸せではないの 君は似たような不幸を 一通り経験して 似たような 誰かと傷を 舐めあって 誰かと似たように 消えていくよ それをいつまでも 善しとしないから 単調を繰り返すのさ だけど それも幸せではないの 誰かに聞いて欲しい そうして君は削れて 消えていった 怒り顔で笑顔で
646 :
名前はいらない :2015/01/27(火) 16:33:31.57 ID:pr9HvnLc
"残照" 失策は政治の肝で 衆愚は必然の繰り返し 分かっていて 皆は非難するポーズをとる 君も信じるふりをした 暴力は何度も 続いていく 暴力からの反省も 繰り返されていく 外国の軍隊が来て 沢山の島民が死んで 沢山の兵隊が死んだよ 悲しいね でも何で死んだ どうしてそう至った 外交は経過は戦場のマップは いつだって生き残った子供が語り 気持ちの問題にし続けて 根本はずっと隠し続けて 学ばせないままあやふやなまま 紀元前から繰り返す 母親を殴る息子 息子を殴り殺す父親 弱国を殴り嬲る大国 捕食するライオン 捕食できずに死んでいく ライオン 煽ることで暴力で 大衆を扇動しようとする 愚かな人々がまた現れて 大衆は冷ややかな視線を投げた 君の言葉は僕や君のように 地上の上を歩いている 聞くに値しない幻 無知ゆえの妄想 くだらない言葉遊びなのさ 陳腐な美辞麗句は腐って 暴力の汚らしい残照だけが 瞬いていた
647 :
名前はいらない :2015/01/27(火) 17:42:14.99 ID:v27fUlMk
歴史がそうだから 過去がそうだから 未来も同じ変わらない そうやって諦めて 逃げてばかりの人間だから 人間だから仕方ない そうやって諦めて 目を背けてばかりの人間だから だから変わらない だから歴史は繰り返し だから過去は未来になる
648 :
名前はいらない :2015/01/28(水) 07:08:53.40 ID:7baGyx2A
つまらないとか、そういう問題? イスラム国というものは 今回の件では自分達に 日本内部のイスラム共同体の後ろ楯が期待できず 聖戦が正当化されないと理解しているから 弱者である人質に 自分達の意思を潜ませたメッセージを発信させ 日本人の、安部首相の義務感と罪悪感に訴えて 都合のいいようにコントロールしようとする 恥も外聞もない手を平気で使う卑劣漢達だと思った はじめ交渉の窓口を用意しなかったのは自分達なのに 湯川さんを殺したのはアベが言うことを聞かないからだと 不手際を相手に責任転嫁し アラー・アクバル(アラーは偉大なり)という言葉で ごまかしせせら笑いながら 残酷な手を使い殺したのは自分達なのに 宗教的熱狂の皮の下に己の道徳的劣等性を潜ませ すべては敵のせいだとすり替える 私は何も変わっていないよ 私の中共に対する怒りの源泉 法輪功に対する中共の非道 局所や顔面に対する電気ショック、薬物実験の果てに 生きたまま金になる臓器をすべて摘出され その傷を乱暴に縫合された後のエンジニアの男性の遺体 その画像を目にしたときと同じ憎悪を感じた 合理的計画性、非道さでいえば中共のほうが上だけど テロリストと交換に後藤さんの命を取り返しても そのために彼らはもっと多くの命を奪う だから彼が殺されるとしても 悪魔と取引してはならない 私ならそう言う
649 :
幸史 :2015/01/29(木) 10:46:20.87 ID:wQSbCAgj
全ての物が 花に変わったら良いね 全ての騒音が 子守唄に変わったら良いね 泥水が清水に ゴミが食べ物に 砂漠が森林に 簡単な事さ 皆が いっせいに そう願えばいいのさ
650 :
名前はいらない :2015/02/01(日) 01:38:07.68 ID:hlKvBdqO
”越冬” カナリアが すずめのむれに まぎれてた
651 :
バス女 :2015/02/01(日) 18:20:44.91 ID:jzvxaxgn
うつ病を発症し、精神科医に体を預け偽の診断書を書かせ、行政から不正需給し、贅沢三昧し、地元で下手くそな演奏で荒稼ぎ! あ〜〜、バス女! あ〜〜、バス女! あ〜〜〜、バス女!
652 :
名前はいらない :2015/02/02(月) 13:39:26.74 ID:otImgflZ
死なぬもの かくばかりこそ 思いきや 唐紅に 首括るとは
653 :
名前はいらない :2015/02/02(月) 22:16:29.06 ID:pcD8E1E8
気付いたら、私は弟を殺していた。 我が家の、洗面所で。 決して生き返らないように、小さなナイフで頭を6つに切り分けた。 たぶん、そこで私の殺戮は終わっていた。 恐怖も、くやしさも、かなしみも感じなかった。 そこにあったのは、ただ達成感だった。 それから私は洗面所を出て、扉を閉めて、嬉しそうにリビングに向かった。 そこには、私の父親がいた。 あとは父親に、私が弟を殺したことを報告すればおしまいだ。 この時の私はきっと笑顔だった。 なんて言えばいいか考えた。 言えるわけがない。 だって、弟が死んだら親が悲しむのは当然じゃないか。 この時初めて、自分は何てことをしてしまったのだろうと自責した。 普通の私が目覚めた。 弟を助けようと洗面所に走った。 だけどもう助からない。私が頭を6つに切り分けてしまったのだから。 普通の私は考えた。私は弟を殺せるはずがない。だからこれは夢だと。 夢なら覚めよう。 そうしたら、私が弟を殺した事も全部なかったことになる。 目を開いた。 そこは確かに現実だった。 私の心にあったのは、ただ罪悪感だった。 でもなんでか、忘れてはいけないと思った。
654 :
名前はいらない :2015/02/03(火) 14:08:34.21 ID:hwmG2Mku
己すら 忘るるものと 認めつつ 肝喰らうとは 馬鹿にやあらむ
655 :
名前はいらない :2015/02/14(土) 15:46:36.26 ID:I4bPFQeE
眼を背けて生きる 凛として生きる
656 :
名前はいらない :2015/02/14(土) 16:50:08.58 ID:lFKVn9ew
君はカラマーゾフの兄弟の大審問官のエピソードをどう見る?
657 :
名前はいらない :2015/02/14(土) 21:07:39.99 ID:lFKVn9ew
繰り返し打ち寄せていく白波は 酷薄な世界に凍りついていく心 返すがえす霜の華を咲かせては 春の目覚めを待ちわびる
658 :
名前はいらない :2015/02/14(土) 21:42:49.47 ID:AJB7037a
659 :
名前はいらない :2015/02/14(土) 22:13:07.57 ID:lFKVn9ew
660 :
名前はいらない :2015/02/16(月) 16:13:00.99 ID:jHC3jaJL
いつになれば人は気付くのだろう 人の幸せはこの星の命との繋がりでしか成立たないことに いつになれば人は気付くのだろう 人は弱さゆえに数多の命に守られ生きていることに いつになれば人は気付くのだろう このまま赤子のまま 我儘放題暴れ続けるのだろうか 守ってくれている数多の命を苦しめて 全ての命の終わりの日を迎えるまで それまで気付かずにいるのだろうか 赤子のままで 赤子のままで👀
661 :
名前はいらない :2015/02/16(月) 21:20:40.84 ID:2+PCWJt0
君に罪は無けれども 農民の子に銃持たせ 武士の心得説いた上 死ねよと嘯く奸臣を 放置の結果が亡国ぞ さすれば君も武士よとて 腹切りすれば憐れみしものを
662 :
名前はいらない :2015/02/17(火) 16:43:37.49 ID:Vwu97FfB
"先に" 血を流すのは 心でもうたくさんだ ほんとに死にたきゃ 一人で死ぬさ だから突きつけた銃口を てめえの口に突っ込んで おまえも一人で死ねよ 創作上の経典の化身よ 古びて久しい原罪の権化よ 凡庸のトリガーを引いてやるから とっととせまっ苦しい 古代の呪いをとっ祓え 楽園を追放された異形よ 翼を切られ悪魔と呼ばれた人よ 澄み切って終わり無い青空と 寒風吹きすさぶ荒野の広さに 圧倒されて自己は消し飛び 醜く逞しく変わり果て 呆然と己の脳漿を踏みつけて 死人のように幽鬼のように 無闇にひたすら生き続けろ 僕やその他は 横目で君を見ながら どうしようもない 言葉を吐き書き続け しょうもない文化的生活や 経済活動とやらをし続けて いずれ勝手に消えていくさ 砂嵐に巻き込まれ 無為と砂利をかみ締めて 歳を取り無残を尽くされた その傷だらけで空っぽの 濁りかすんだ白内障の見た 先にあるのは誰かの 暖かい
663 :
名前はいらない :2015/02/17(火) 16:45:47.42 ID:Vwu97FfB
"小さな国" 空は飛んでいないが 質量は持たないが ある小さな国があって 君と僕はたどり着いた ぽっかり空いた心に 君は滑り込んで 年甲斐も無く ぼくらは野山や城壁を 走り回ったね お姫さまよ ぼくのお姫さま 姿は一生見ないほうがいいさ 生臭いのは嫌いなんだ ねぇ もし人生が作品なら 映画のように ヒーローは 消えるべきなのさ ヒーローはいないのさ きぐるみから 引きずり出され 袋叩きにされるか または地球を守るため 惑星につっこむんだ ヒーローはいらないんだ その小さな国は 平和で戦争も無くて 飢えることも 死ぬこともないんだ 終わりは自分で 決めるんだ ねぇぼくのお姫さま お姫さま 汗に塗れて 君と生きる人は
664 :
yoshi :2015/02/20(金) 22:51:25.17 ID:3BJMkcVG
外向的体育会系は経験と修正に基づき、結果を出し、演繹的に真実に近づいていくもの。 そして彼らは強い者に心服する。勝てないことを結果で知っているからだ。 だから彼らには経験と実績を伝えれば良いだろう。あなたを認めてくれる。 中途半端な体育会系は内向系を価値の無いものと嫌う。 でも深く考え、独り悩むことでしか学べないことがたくさんある。 格好つけないで、孤独な時間を怖がらない勇気を出そう。 そして一流の体育会系は内向的境地にすら辿り着く。 内向的文科系は心象風景と理論に基づき、推論し、演繹的に真実に近づいていくもの。 彼らは知的な者に心服する。自分の辿り着かない限界の先を理解していることが察せられるからだ。 だから彼らには真実を分り易く説明すれば良いだろう。あなたを認めてくれる。 中途半端な文科系は外向系を価値の無いものと嫌う。 でも体験と失敗することでしか学べないことがたくさんある。 格好つけないで、失敗を人に見られることを怖がらない勇気を出そう。 そして一流の文科系は外向的境地にすら辿り着く。
665 :
名前はいらない :2015/02/20(金) 23:53:20.92 ID:fV2iNW7R
チンポコちゅぱちゅぱいい気持ち アタシ、根元まで咥えられるとフル勃起するのよ いやん、お尻はダメだって言ったでしょ? 肛門ドリル舐めの快楽にアタシ、身をよじっちゃうのよ・・・
666 :
yoshi :2015/02/21(土) 02:40:10.57 ID:P2rNHySu
この世では物質は見える。美しく見えたり醜く見えたりするが、その仕組みはわからない。一方考えは見えないから嘘がつける。 人の嘘に騙されながら、上手く生きる考え方を身につけることが出来る。 あの世では考えは見える。美しく見えたり醜く見えたりするが、その仕組みはわからない。一方心は見えないから大言壮語が出来る。 大言壮語に惑わされながら、本当の心のあるべき姿を学ぶことが出来る。 その上では心は見える。美しく見えたり醜く見えたりするが、その仕組みはわからない。一方魂は見えないから善人ぶることが出来る。 偽善に欺かれながら、魂を磨くことが出来る。 その上では魂は見える。美しく見えたり醜く見えたりするので、何も隠すことが出来ない。
667 :
yoshi :2015/02/21(土) 02:43:20.45 ID:P2rNHySu
昔の子供は嘘だらけの現実の中を、生傷を負いながら生きていく。生傷を癒えずに残したまま成長していく。 今の電子社会は虚実ない混ぜの現実を、稚拙ながらも議論させ、一応勝者と敗者を決めてしまう。 「人が人を裁いてはならない。神が裁くのだ」と言ったが、もっと稚拙な子供同士の議論が、人を裁いてしまった。 子供は分かり易い敗者にならないように、経験的なテクニックだけを身につけて行くだろう。 そのテクニックを多く身につけたことを、成長したと思い込んで大人になるだろう。 本当は、癒えずに残った生傷を、自己矛盾に内包して、悩み苦しみ成長すべきだった。 ググった情報で確認し、信頼のおける専門知識でスマートに答えるよりも 不格好ながらも生々しい、隙だらけの自分の言葉で、喧嘩しながら育つべきだった。 中年諸君、気を付けよう。社会に現れ始めた新人類、彼らを読み解く鍵になる。 パッと見すぐに模範解答を出すが、本音で何を考えているのかよくわからない。 情熱が感じられない、それ以上のことはしない。 大勢でノリ良く盛り上がるが、サシに対面すると、言葉が出てこない。 もちろんそういう子だけじゃない。内面の成熟した子もいる。 見分けて峻別し、対応を変えざるを得ない。前者は道具、後者は同志。
668 :
名前はいらない :2015/02/22(日) 07:02:21.39 ID:szlR8RJ3
嗚呼君は柘榴のように飛び散って どす黒く色変わりゆく血がこびり付く
669 :
名前はいらない :2015/02/23(月) 21:25:37.71 ID:LXFYM81Q
@UzagiUza: 春の曇天 涙を流せないというあなたに 情けない笑顔浮かべるのに精一杯で 今日も小さな不義理を働いて 他人の小さな親切に感心して 涙を流せないというあなたに 応援歌を饒舌に語ることもできないで ふいに小さなため息ついて 誰かの鼻唄聴き入って
670 :
名前はいらない :2015/02/26(木) 21:58:55.56 ID:DXf2l0i7
社会に貢献しろ 義務を果たせ そう言って押し付ける人間は 義務も果たさず 責任逃ればかり繰り返す 一方的な貢献や義務は 自らを奴隷に貶め 思考を止めたバカの証 誰もが見知らぬ他人のために生きる必要もない 誰もが見知らぬ他人に人生左右される必要もない 言葉も理解出来ない産まれた瞬間から 貢献や義務という鎖を嵌められる こんな契約は無効なのだから
671 :
名前はいらない :2015/02/27(金) 10:45:32.61 ID:CKPUwU1p
672 :
名前はいらない :2015/02/28(土) 08:27:42.16 ID:/ofjhN13
宮入貝 見つけて殺す 山梨人 なぜ殺すのか 同じ命を
673 :
名前はいらない :2015/03/01(日) 13:13:57.12 ID:M5Ih+SAr
自分の幸せを守るために 他人を蹴落とし生きれば 結果自分の幸せが奪われる ならば誰もが いや全ての命が幸せに暮らせる世界を模索し この星がたくさんの幸せで溢れれば 自分の幸せもまた守られる どこかに悲しみや苦しみがあるから あなたの幸せが奪われる恐怖が産まれ 事実あなたの笑顔や幸せが崩れるのだから
674 :
名前はいらない :2015/03/02(月) 19:19:38.23 ID:Z9Q3feDl
君の一票じゃ何も変えられない でも十人騙せば十一票だ 十人が十人に布教すれば百一票だ 百人が百人に話せば一万一人だ 少年よ天使になれ
675 :
名前はいらない :2015/03/04(水) 17:45:32.93 ID:froyS+gS
ある日の午後です。白樺の木に止まった白い鳥が、「私は神に会った」と言いました。 隣りでピーヒョロピーピーと歌っていた茶色い鳥が、どんな姿だったのかと聞きました。 白い鳥は誇らしげに胸を張ると、羽を広げ、 「私と似た姿だった」と答えました。 それを聞いた茶色い鳥は、訝しい表情で白い鳥を見つめると 「他の鳥にも聞いてみよう」と提案しましたが、白い鳥は 「私を疑うのか」と不満げに茶色い鳥を見つめました。 それを見ていた黒い鳥が、彼らの頭上にある枝に羽を下ろし 「私も神を見た。姿は恐ろしい黒い猫のようだった」と言ったので大変です。 白い鳥は黒い鳥の上に飛び乗ると、 「それは悪魔だ」と叫び、彼の黒い羽を毟り取るように黄色い嘴で突きました。 黒い鳥はこれは堪らんと、一瞬の隙を見つけて飛び立ちました。 怒りのおさまらない白い鳥は茶色い鳥に、 「あれは悪魔の子だ。私を信じろ」と言って、嘴に残った黒い羽を吐き出し、苛立ちながら飛び去りました。 一羽ぽつんと残された茶色い鳥は、白い鳥が恐ろしく思え、白い鳥が会ったものが悪魔だったのではと疑いました。 だけど、黒い猫を神だなんて言った黒い鳥も信用は出来ません。だって、猫はいつだって、鳥にとって怖いものでしたから。 茶色い鳥は、白い鳥と黒い鳥とこれからどう付き合っていけばいいのか分からなくなりました。 どちらが正しいかと会った時に必ず聞かれると思ったからです。 茶色い鳥は、彼らに会うのを避けるようになりました。 そして、茶色い鳥は茶色い鳥たちと、黒い鳥は黒い鳥たちと、白い鳥は白い鳥と暮らすようになり、色とりどりの鳥たちが共に過ごしていた白樺の木は、白いからと白い鳥だけが住み着くようになりました。 白樺の気持ちも知らずに。 枝に住む虫たちの気持ちも知らずに。 神は追うからこそ そこになく 神は常に傍らにある 姿形はこの世の全て 移ろい流れる 時と同じ
676 :
名前はいらない :2015/03/04(水) 22:07:58.29 ID:9qvf0tmc
仕事でミスして 冴えなくて 重い足取り帰り道 煙草ふかして歩く道 この頃化粧も面倒で 何から何まで億劫で 煙草ふかして歩く道 昔がやけに懐かしく なにやかにやを引きずって 煙草ふかして歩く道
677 :
名前はいらない :2015/03/05(木) 15:27:02.15 ID:K286a3wH
"ウェザーリポート" 散砂の民が散っていって 色んなところがてんややんわ 自由の国は暴力を正義だと叫び 砂漠の英雄の教えは 若者の不満の捌け口に 識者がそう言ったのですが それをテレビで見て 消しました 素人配信者が 頭の足りない若い子が 今日も法令違反で受け狙いをしました それを見てブラウザを バックしました ロックスターは ラブアンドピースと歌い 保守派はすかさずそれを叩く 茶番だね心底くだらないね 週刊誌を駅の屑篭へ 軽くスナップを効かし 投げ入れました 前面で対峙しているうちに まわりこまれ珊瑚をとられ 貴重なさんご礁の上には 同盟国から大きな鉄くいが 打ち込まれたらしいですが でも遠いところの話です 僕は義憤で怒るほどに若くはないし 上手く見ないようにできるほど 歳を取ってもいません 誰の言葉だったかな 忘れたな 僕はこの国が好きで この世界が好きです 静かに暮らしています 誰も害するつもりはありません 僕は楽しくお話しするのが好きで ネットやゲームをするのも 身体を動かすのも好きです 僕は自分に関係なければ 動かないし動くころには きっと手遅れでしょう 今日も散歩日和です 明日も晴れていればいいな 農作物を枯らさない程度 たまには雨も降ったらいいな そう願います
678 :
名前はいらない :2015/03/05(木) 15:58:44.43 ID:K286a3wH
"音の塊" パンクはインテリの皮肉で それを貧乏人や弱者が 真に受けたのさ やあ セレブリティライドン 高価なワインを傾けて いまどんな気持ちだい でぃすいずのっらぶそーんぐ いえーい 革命なんて馬鹿げてる 腐敗していくだけだ スターリンも アイシスも殺しただけ 何もかも 君もそう僕だってそう 人は利害の上に生まれ 利害の中で腐っていく だから天に唾しろ 誰も傷つけない武器を 探すんだ 君だけの誰にも犯されない 場所を探すんだ 天に唾しろ 誰にもきこえない場所で あまり分からない形で 誰かにだけ聞こえるように 描くんだ 八十年代までの君のバンドは最高だね 君の主張などどうでもいい ただの心地好い音の塊 おまえの主張など今更どうでもいい ただの古い音の塊が 動画サイトを延々と さまようのさ
679 :
名前はいらない :2015/03/07(土) 20:08:35.55 ID:/vThguGu
時は過ぎ去り未だ来ぬもの 時を見れずに過ぎ去る流れは夢か現か幻か その場に居るのか分からない ただ人は時の流れに身を任せ その流れをさかのぼるような 夢を見るだけである
680 :
名前はいらない :
2015/03/08(日) 05:30:29.06 ID:sDTXnV0n 時を計るは人の世のみ 時を意識し人ぞ苦しむ 神とて同じ 人の自ら神を定めるが故 神に縛られ人ぞ苦しみ 人ぞ神より遠ざかる