本気で詩を書いてみよう

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32渾身の一作
規律を満たす赤壁は
切り立つ楔の黒球に
律儀を繰らす白天は
経度の向こうの焔酒に

黒きの下に墜ちれども 並々ざわめく騎馬足に
堀には蛟の群れを消し 輩の烏合は意を被る

橋を跳べ 今一連の赤土の蛮士は明日を見る
国を駆け 尚一転と球撃つ赤舎を後手に

無念を上げる黒檻は
非道と勇士の身の下に
歴史を浴びる王冠は
内を聞こうと芝に見る

雅に剣を隠せども 縁を門出と観衆に
市場の声をも怒涛とし 見えざる地平は血に眠る

声を張れ 来る闘獣の血潮の灯りは草に散る
風に狩れ まだ凱旋の宴の貢は道の奥