1 :
yanwari :
2010/09/12(日) 04:54:39 ID:hAcVV7vh サーバーが落ちて今までの詩も消えていましたね。 消える前のスレにて書き込んでくれたみなさん、ふとした心のどこかに残る詩を置いていかれ、 全部保存しておいたらよかったなぁと野暮なことを考えています。 詩を前にした時間。その今という瞬間を切り取るなら、どんな詩を何度目の前にしても 一期一会で、宝石のように角度をかえた時に見る光の反射に同じ輝きを求めるのも寂しい 考えだけど、それでもまた会いたいと願いスレッドを再建します。
2 :
どはち :2010/09/13(月) 15:51:16 ID:nGidfBiP
「君を愛してる」 君を愛してる 沢山詩を書いて 沢山の真実を傷つけて それでも最後にのこっていた言葉がこれ 愛してる その言葉の向こう側へ、君と一緒に旅立とう 何も怖がる事なんてない 全ての偽りを吹き飛ばそう Josh Kalisの360キックフリップみたいにぶっ飛んで つまらない常識の向こう側に着地しよう 僕らは何だって出来るんだ 君を愛する事も 君と愛し合う事も 愛だけが真実 だれもそれを止める事なんてできない
3 :
yanwari :2010/09/14(火) 04:24:00 ID:wmVxllD+
”秋” 虫の音が響く 仰向けの僕の体にすぅーっと染み込む ぎりぎり りりりり 夜の音に響く 人の音は消えて僕は開放感にぼぅーっと溶け込む きちきち ちろちろ 夜明けの音へ響く 夜の音は少し遠く僕の寂しさがるぅーっと滲む 昂らない秋の音色に急ぐ気持ちは見当たらない 仰向けの僕の体にすぅーっと染み込む
4 :
どはち :2010/09/14(火) 04:38:33 ID:CUqUwS2Z
君と口付けをしよう 花の蜜を集める蜂のように 君と手を絡ませよう 秋の風が草花を揺らすように 君と見つめ合おう 内気な薔薇の内奥を見つめるように 君とセックスをしよう 二人の絆が、二度と離ればなれにならないように そして君とキスをしよう 世界が俺と君だけになるように
5 :
名前はいらない :2010/09/15(水) 18:42:53 ID:IJrUXlRQ
こんなところに来てはだめだよ 知ったかぶって言う気力もない 責任はひとつにしてどこまでも捨ててしまおうという計画 寒い時期を選んだのは生まれたのと真逆だからとしておこう 滑稽な自分の大義が腐った鎧となり青ざめた顔に癒着する だから捨ててしまう計画
6 :
揉みくちゃ華たん :2010/09/16(木) 05:54:46 ID:HJUeAxCa
年を重ねたあなたの姿は小さく可愛いらしく 物静かな微笑は 満天の夜空の下 私の心の揺り籠を揺ら揺らさせてとても魅力的です でもね お義母さん あなたが歩んで来られた道を私は知りません 教えて下さい 病の再発で薄ぼんやりとした瞳の中に光った滴の訳を 教えて下さらないのは何故です 家の対面を慮ってのことでしょうか 女としての誇りからでしょうか 血の繋がりは無くとも 今の私には此の世に残されたたった一人の素敵なお母さん 私は知りたいのです 知らなければなりません 教えて下さい 私の手を力なく握りながら浮かべた涙の本当の意味を
7 :
揉みくちゃ華たん :2010/09/17(金) 11:06:59 ID:6qfn9jQu
母亡き後の母なれど 君影草の母なれば 里の匂いの母なれど 薫る陽射しの母なれば 老いて病の母なれど 慈愛滅私の母なれば 遼遠彼処の母なれど 夢見の草の母なれば あなたを慕う こよなく慕う
8 :
揉みくちゃ華たん :2010/09/17(金) 21:38:35 ID:6qfn9jQu
湧き出る水の 粗き角岩 何と清きぞ 山谷を下り 野を掻き分けて 小川の中を 小石と成るも 濁り染まらず 人里に入り 流れに任せて 岸と戯れ 唯虚しくも 瀬に纏い付く 入江の端の 砂の我が身は 利休鼠か 寄せる小波に 此の身を洗い 潮時何時ぞ 淵離れては 遠い記憶の 懐かし彼方よ 月無し今宵 近し海の音
9 :
名前はいらない :2010/09/18(土) 01:27:56 ID:CIrYlJbD
帰るべき場所 名の無い案山子が畦道を歩き 啄ばまれ綿のはみ出た頭を揺らす 紫色の空は烏の声で嘲り笑い 所々に蹲るセミの手を拒絶している 電灯はチカチカと物憂げな表情で 刈り損ねた雑草の陰が跋扈して たった一本しかない竹竿製の足をすくっては 冷め切った風に少しずつ溶け出していく 鳴き方を教わらなかった鈴虫は喉を枯らし 暮れ時にも拘らず朝露を探す 蟻に運ばれる襤褸と化した蛾の燐粉を星と見間違い 夜空に落っこちないように電柱に縋りつく 電線は鍔競音を響かせ雀を焦し その火花をずっと花火だと勘違い続ける 夜は色を増し積み重なる城壁は角が見えず 門へと続く階段は腐れた足には些か荷が重く 振り返ると其処には満天の星空しか見えず 輪郭を彫り返すあの瞬く明かりもまた星の一つだと気がついた
10 :
名前はいらない :2010/09/19(日) 22:06:54 ID:/EoOdx87
休日 すれ違った人の背中を歩を止めて眺める ヘラで肉を削ぎ落とし過ぎたロダンの失敗作と良く似た手足 羽織る衣服には包み紙で被い損ねた溜息が張り付き サイズを選び損ねたらしい靴の踵は居心地悪そうにすり潰されていた 男の影が曲がり角の先へ消え引き摺られた踵の音が聞えなくなり ぽっかりと空いた視界の白々しさの違和感の無さが逆に不安を引き起こす あの節足動物に似た手足を掴めるかを確かめたい その青白くくすむ首筋に指を当て脈動を確かめたい 街はいつから項垂れた人や犬だけでなく鏡までもがうろつく様になったのだろうと けれど履き古したのにも拘らず靴は相変わらず足には合わず踵は赤く擦れチクチクと痛み 仕方なく自分で自分の手首の細さを触りそこに無駄に早い流れを見出した それにしても空はこんなにも晴れているってのに咳がこんなに止まらないのは何故なんだろう 立て付けの悪い塗装の剥げ掛けた木造のベンチに慎重に腰を下し 左の胸ポケットからのど飴を右の尻ポケットから百円で買った古本を取り出す 飴は袋の中で半ば溶けて取り出す際に指を汚し 表紙の無い古本はラスト数頁の大半が鼻血か何かの染みで読めなくなっていた 逃げ出した文字を探す事を諦めて本を閉じ顔を上げた 昼時を過ぎた裏路地の角に作られた公園に人影は無く 備え付けられたたった一つのブランコはもう人の乗せ方を忘れていた そういえば何かやら無ければならない事が在った様な無かった様なそんな気がふと首をもたげ ソレはもたげたまま一つ大きく欠伸をするとまた眠たげな目を閉じすぐいなくなった 相変わらずに公園には深々と空から零れた青い塗装が降り積もり 肩に薄く堆積する端から融け衣替えし忘れた体を容赦なく震わせた 右の胸ポケットから煙草を取り出して一本咥えてからライターを探すも見つからず 戻すのも癪なのでそのまま携帯灰皿に同じように捻り込んだ 既に何本も似たように火も付かないまま折れ葉を散らした灰皿がまたかと大きく溜息をついた それをティッシュに包みゴミ箱を探しながら ついでに病院を探す事を再開した
11 :
名前はいらない :2010/09/19(日) 22:28:53 ID:ueH5H8Vi
二人はふたご、きゃんときょん きゃんが笑うときょんも笑う きゃんが怒るときょんも怒る 2人はいつでも仲がいい 少し異常なくらいに仲良こよし ママだってシンパイするくらいに そんな大人におかまいなしにいつもいっしょ 雨の日はお部屋でおえかき クレヨンもかよう紙もいっしょ 2人で時々、雨音を聞いている 晴れの日はひなたぼっこ 縁側の座蒲団はとなりのネコと取りあいだ 今日は今日でママとおでかけ 2人のちいさなお手手はつながれている・・ きゃんがオムレツを食べれば きょんもオムレツを食べる 片方が「おいちぃ」と言えば、 もう一人も「おいちぃ」と言う ママも少々アキれ顔 でも きゃんがいなければきょんは泣く きょんがいなければきゃんは泣く きゃんきょんきょん、2人はいつでも仲がいい
12 :
名前はいらない :2010/09/20(月) 07:34:03 ID:4p5vb0UZ
脊椎に一本の刀を込めよう 滑らかなコンクリートに手形が残りませんように 猫のまっすぐな道のりを邪魔しないように ピントが合わない写真の奥に大切なものが残っているうちに わたしは君の足跡を見つけ出したい
13 :
名前はいらない :2010/09/20(月) 08:18:15 ID:4p5vb0UZ
強いものと弱いものの狭間で眩暈をおこすなら やはりあいつの言うとおり ぼくは欠けてるんだろう グラスを齧ってそこからこぼれてしまうものを他人事としか見られない あいつはふたつとは別だったから 毒血を吐きながら納得できた
14 :
名前はいらない :2010/09/20(月) 08:51:52 ID:4p5vb0UZ
何も映さない鏡は何を見つめている 鏡に映れないものは何を見つめている 空洞化した私らの足元の出来事も時間が経てば感覚を無くせる そんな世迷言を信じるほどもう馬鹿じゃない 棘の中で花咲くサボテンが幾重にも語りかける
15 :
名前はいらない :2010/09/21(火) 08:35:11 ID:qUTUTXXd
約束を破ったら生き残るのは小指だけ 枯れていくのは破られた方 そんなもの あいつは完璧な役者だから黒いネクタイで違う意味の涙を流せる 騙されるもんかと頭をかかえて奴にひれ伏す こころの全てがどうしようもなく喜んでいる 役者は口元に笑みなど浮かべない 蔑み憐れまず頭などなでられようものならもう僕は完璧な奴隷
16 :
名前はいらない :2010/09/23(木) 01:08:17 ID:BfuieGsN
ジュランジュランとギターを奏でれば ギュランギュランと歌うだろう キィンキンキン、キィンキンキン 指が痛くなるまで ジャランジャンジャン、ジャランジャンジャン 音をかき鳴らす ただこのまま 友に明け暮れる ギュウンギュンギュン、ギュウンギュンギュン ジャラランジャンジャン、ジャラランジャンジャン・・・ あァ響きあう 音に触れ合うってイイもんだ なんもかも忘れられる なんかこうしてると スパークしてくみたいじゃん 音の洪水にかき消されて 周りが全てかき消されてくようでさ なんかもう このまま 空中分解しちゃってもイイよって感じでサ 心も体もブッこわれていくまでこうして かき鳴らしてられるなら
17 :
名前はいらない :2010/09/23(木) 02:07:12 ID:MEzdxn0c
18 :
名前はいらない :2010/09/23(木) 11:36:53 ID:BfuieGsN
雨音がする 草木がおしめりを喜ぶ声がする 久しぶりに庭木も葉を濡らして水を滴らせている 雨だ 触ると冷たい水しぶき 私の手のひらではじかれる 雨だ 地面の上にも屋根の上にも雨音が響いている あちこちが水音に取り囲まれている 雨水の流れている音がする
MOCO!☆ 青い海とモコ* MOCO!☆ ヨットから飛び込むのはモコ* MOCO!☆ 水しぶきを浴びるモコ* MOCO!☆ 道なき道を切り開くモコ* MOCO!☆ 陽射しにキラメク長いモコの髪* MOCO!☆ 熱い口づけに知らんぷりで横を向くモコ* MOCO!☆ 人魚のマネして 身をかわすモコ* MOCO!☆ モコは あやふやな顔で謎かけ遊びサ* MOCO!☆ ジリジリ焼け付く熱い砂がモコの股間に!* MOCO!☆ ブルーになッちまうヨ!モコの態度が決まらなくて* MOCO!☆ モコの海に 沈んでしまうヨ* MOCO!☆ モコの波に おぼれてしまうヨ*
20 :
名前はいらない :2010/09/24(金) 19:51:04 ID:ekOXQNqp
力の無い私だけど君を守りたい 恋をするなら 永遠を夢見たい 一人で恋はできないから 君の気持が欲しい 木枯らしが身体をすり抜け 心がかじかむ だけど 君を想うと 心が温かい
21 :
名前はいらない :2010/09/24(金) 22:41:12 ID:iKr25R8V
森の奥から歌声が聞える 枯れた体から生える二本の腕が踊り 木片が飛び散るたびに合いの手が入る 磨かれた鉄斧を木漏れ日が覗き 汚れた柄は自らを締め上げる老人を支える 傾きを増した枯れた巨木は前のめりに崩れ 枝の先に絡まった古びた空家は埃に混じり消えた 穴の開いた天井から外気が零れ落ち 撫でられた顎先から離れた一滴の汗はシダを揺らした 一息入れた老人は掌に吸い付いた斧を切株に立てかけ鋸を取り出し 寝静まる倒木の先から枝を切り離す 鋸の丸まった刃先はそれだけ老人の体に皺を切り込んだ証であり 小気味良いリズムを取り第二楽章に手を掛ける背を丸めた老人は 遠目から眺めるとさながらピアノを奏でているかのように見える やがて老人の背負子は木の腕々で重たげに肩へ食い込み 老人は自らの手足を仕舞うと長く濃い影と手を繋ぎ 先程すれ違った風の拓いた道へ消えていった 取り残された木と地面との接地面は視界から零れる者達で沸き立ち すでに出店も立ち並びやがて赤や白や黄色の群落を産み落とし 夜が明ける頃には木は土へ融け一夜の夢は形を無くした カーテンコールも去った舞台のいつも通りの静けさの中 鳥巣から零れた一粒の木の実の殻の破れる音が小さく響いた
22 :
揉みくちゃ華たん :2010/09/24(金) 23:22:08 ID:QSH1Fpqd
夢の飛行 グライダーの前の席に彼女が乗り、いざ離陸 と思ったら、「きゃー、怖いいいーー」 そ、操縦桿から手を離したらこっちの方がよっぽど怖いじゃないか 後ろでも操縦出来るでしょ? って、あなた無理いわないの 俺空を飛ぶの初めてなんだから 後ろ向いて抱き付かない! 抱き付きたいのは俺だ しかしこんなに高い大空で二人で震えていてもー あれ? おーーい、気絶しないでくれる?;; SOS! 誰かーー、たひけてくれえーー!!
23 :
揉みくちゃ華たん :2010/09/25(土) 04:41:54 ID:qeEiWWWm
続 夢の飛行 気が付くと、パーキングエリアに駐車した車の中に居た 眩しさに背を向けた陽射しも何時の間にやら建物に遮られ 効き過ぎのエアコンが肌を刺した 夢か....だよな.... 車の行き交う道路にぼんやり目をやると 道の反対側のバス停に立っている女性と目が合った 気恥ずかしくて目を逸らしエアコンを止めて再びバス停にちらり目をくれた 其処にもう姿はなく、車が通る度に道の一葉が舞い上がった 秋は既に来ていた
24 :
名前はいらない :2010/09/25(土) 12:37:06 ID:ku5708lD
民主政権が日本人の誇りを傷付けた事は 死んでも忘れない 絶対にゆるさない、絶対にだ どんな手を使っても後悔させてやる 「プライドでメシは食えない」と言うヤツは 自分の大切な人が集団強姦されて 自分が集団リンチされても同じセリフを言ってみろ! 絶対に絶対にこの屈辱は忘れない 民主党だけは絶対に許さない
25 :
名前はいらない :2010/09/25(土) 12:42:30 ID:nGVXGJmB
このままじゃいけないこのままじゃいけない 呪文のように無意味に響く 私は偽者の患者だから薬なんか効かない だから頑張れだって言ってほしい でもそしたら偽者だってばれちゃうあわれな患者 これがわたしの生きる意味
26 :
名前はいらない :2010/09/25(土) 21:05:12 ID:1Y2eilne
距離が離れていく 元々近くもなかったけど 改めて実感 有名になっていくキミ ああ キミが遠い 最初から解っていたさ 手が届かないって事くらい でもなんでかな 無性にやるせない 内側から呻く声がする 行かないでくれって声がする 自分にしか聴こえない声 キミに…届くはずもない ああ これは断末魔だ 恋した獣の最後の声 今、獣は死んだんだね
27 :
名前はいらない :2010/09/26(日) 12:12:07 ID:QNHNJH9O
こんな晴れた日には いつか買った靴を履いて街を歩いてみたい いつか買ったバッグも持ってみたい こんな晴れた日には 近くの公園でキャンパスに絵を描いてみたい 新品の絵の具を買ったのでさっそく使ってみよう こんな晴れた日には 海の近くの友人に会いにゆきたい こないだ偶には来いよ、とデンワされてたんだっけ こんな晴れた日には 空を流れる高い雲を見て こんな晴れた日だと妙に こんな晴れた日には 何故だか悲しくなってしまう そしてまたこんな晴れた日には ・・・
28 :
名前はいらない :2010/09/26(日) 22:39:32 ID:o7uph2cL
煌々と明るい右の部屋のベッドの中の繭は夢を見ずに遠退き 脇に落ちた表紙の無い本は干物みたいに開かれ放しだ 幾度と無く読まれた文字は解れて挿絵と混ざり雑多な玩具箱に変わり 境界を知らぬ赤子がその一粒を摘み飲み込んでは老成する 左の部屋は小さな色付き豆電球で蒼く夜を偽り 息絶えた老夫婦の胸に組まれた両の手の上でキリキリと虫が鳴く それは場違いな求愛は窓をすり抜ける事無く反射を繰り返し 床に乾いて落ちた感傷にぶつかっては仄かに燐光を放った 溜息で磨いた皿を汚す夫婦の目はフラフラと彼方と此方を縫い付けて フォークの先で転がすミニトマトの潰れる際に飛ばした汚れにも気付かない 電灯は時折チラチラとソッポを向いては影を揺らし その影の動きに合わせて漸く夫婦は視線を合わせて立ち上がった そんな在る家族の風景 家の外から雨音が少しづつ近づいてくる 窓ガラスが脅え壁に掛かる絵画が踊る 奥の部屋の繭に時折雷光が刺さり内側の異物に触れる 散漫な蠢きで細糸を一本一本綻ばせ現世を肉薄する 古ぼけた本と物語の一部となった赤子は風で閉じられ 老夫婦と虫けらの死骸は等しく砂の城と流され リビングの電灯はもういない夫婦の残した拉げたミニトマトの複雑な影を映し それもすぐ厚い幕が降り小道具としての役目を終えた 繭から指先が覗く 破かれる繋ぎ目の音は目覚まし時計と良く似ていた
29 :
名前はいらない :2010/09/27(月) 23:13:15 ID:FjvVcVhd
風船 見知らぬ坂を一人 手に風船を持って歩く子が居る 風は微かにその前髪を揺らし 道の左右に広がる草原は囁く 何処か遠くからの呼ぶ声 しかし今のあの子には届かない 戯れに耳を削いでからずっと 星一つない夜に滴る血が影を作る 暗がりばかりを見つめて溶けた右目の先では 風船がフラリフラリと手を招き ただそれだけの為に何処までも登っていく もう遠に零れたと思っていた染みが 形を取る事すら出来ない点と点が 乱雑に繋がれる度に街灯が燈る すれ違う物も無く 振り返ることも忘れ 自らが虚空に浮かび始めてことにさえ気づかず 風船は遠退いていく 指先の鬱血だけが重石となり 足先だけで体を支える 風船は留まる所を知らず 鮮やかさに隠した軽薄は膨張し続け 手すり越しに見える眼下の地表が遠いのか近いのか そんなことさえ覆い隠し冥王星の裏側ばかりを旅させる 不意によろけ風船を見失うと そんな物最初から無かったとでも言うように手の中は空で 晴れた目に見えた景色は風船と同じ色に染まり 耳はついに見つかる事無く隠れきってしまった
30 :
名前はいらない :2010/09/28(火) 06:54:44 ID:QsFmUME4
蝿が一匹飛んでいた 手が届かないところに すぐに見えなくなった 向こうは俺のことをしっているはずだ 何度も俺の頭の上を飛んだはずだ また見ることになるだろう 一匹の蝿 だがそれは俺のしっている蝿か 答えはノーだ そもそも俺は昔の蝿のことなんて覚えていない
31 :
名前はいらない :2010/09/28(火) 23:45:24 ID:gTwJBuOw
万華鏡 部屋の隅を雑巾で拭う 四角い床の端ばかりが気になり 磨り減った平面に収差が生じる 魚眼レンズに覗かれ問答を繰り返し カルテには何時も同じメッセージ 本に挟んだ栞だってもう少し気が利いている 古道具屋で買った鍋の蓋は味が有ると言うので 出汁を取ろうと鍋で煮ると汚れ所か釉薬まで出て行き 残ったがらんどうの蓋で閉じた口からは言葉ばかりが零れる 実験台のフラスコの中でブクブクと肥え 食べたいものすらないのにスポンジが絞れない 戸棚で煮詰まる未完成な私達を適当に合わせ ろ過後に残った物を捨てたら随分と向こうの空が透けて見えた 電極で痙攣する腿の筋肉を動力にしてここは廻り続ける 窓の無い部屋に差し込む陽光は床に反射し分離して 落ち着かずに舞うファイルし損ねた欠片で散乱して虹を作った
32 :
名前はいらない :2010/09/29(水) 16:29:15 ID:OXjC9GvL
昔々の歌姫が女神になって還ってくる 海の森に陽と泡のカーテンが揺らぐときに 魚と鳥は飛びながら語り合う 優しい重力と厳しい水圧は明確な住み分けを生み出した その境には誰にも知られないように霧を混ぜた風を流す 舌先で牙を育て巧みに爪を隠して私は仲間ですよ 水面をノックするものにはみっつ以上質問しましょう
33 :
名前はいらない :2010/09/29(水) 17:11:11 ID:OXjC9GvL
両手は後ろ手に縛られている 声は出ないのか出せないのかそもそもあったのか 金属の箱の中でぼくに与えられたのは格子越しの動かぬ景色 そこから流れ込むものは絶望とそれを上回る恐怖 時折どこかの扉が開いては聞いてはならない声が響く ぼくの手足から力が抜けて横になっているとぼくの扉が開いてしまった 白衣の人間の目は死んでいた 早く世界が終わればいいのに そんなことを考えたある日の午後でした
34 :
名前はいらない :2010/09/30(木) 00:27:12 ID:fJWhcK2c
焦燥 時間が無いってのに カップの中のコーヒーは何時までも真っ暗なままだ 蓋を開けた途端に生まれる真夏日の残暑が 星空を拉げて張り付いた独り言を混ぜ返したみたいだ 幾つ歳を取ったかを指を折って数えては 耳に詰め込まれた泥を愛おしく反芻して 目の前のキャンバスに色で答えようと体を探る けれど何処にも出力器官が見当たらず説明書の誤読に気付く 足りない物ばかりなのにどうしてこうも表面張力で描く孤は こんなにも写真で見た地球と良く似ているのだろう 思わず取り出した脳味噌は皺一本一本にまで枯枝が詰められ これからの季節は気を付けないと一瞬で轟々と火を吹きそうだ 火花散る都心地下鉄に運ばれる一人一人が爆弾を抱え 乗り換えのたびにホームで誘爆する人々の中粛々と滞る事無く 清流音と千切れ飛ぶ手足を残して連なる運用術は見事だ しかしいい加減システムのクリーンアップが必要だ 溝を開きこびり付いた神様や昨日の夕飯やらを掻き出して 一箇所に纏めて明日の朝に鳥にでも啄ばませよう もっと簡単に端に穴を開けて空気入れの先を差込んで 膨らませて溝を無くしてふき取ってしまおうか 試しに豆腐の端に空気入れを差込み一吹きすると 勢い余って爆竹を詰め込まれた蝦蟇蛙より悲惨になった ソレもまた良い 運でも良ければ大統領直通電話とでも混線するさ 兎に角もうこんな時間なんだ カップのコーヒーはまだ湯気も止まってない有様だ
35 :
名前はいらない :2010/09/30(木) 01:33:12 ID:+pSMqexk
これはよくいう喪失感なんだろうか 秋まっただなかの晴れた休日の橋はこんなにも幸せだった 無差別に愛おしく思えるのは幸せだった ぼくは一度も泣かなかった 身軽になった罪悪感を覚えていた それについてちょっと言い訳を考えたがやめた ぼくはきみを愛せていただろうか タオルやブラシの残り香でやっと泣けた まるで義務でも果たしたような冷静さで きみはいまどこにいるんだろうか もう一度きみに見つめられたいのは確かだ
モコは哀れなピエロ☆ モコよ! あなたに哀しい涙は 似合わない* モコはサーカス小屋の哀れな白痴女 ☆ 道化師になって かれこれ数十年… だけど モコにできる芸は ひとつだけ * すべって転んで 泣いて 泣いた後に 舌をペロッと出して 笑うことだ ただ それだけだそんな芸だけを かれこれ数十年も 続けている でも…今夜のモコは 笑わなかった ☆ モコ! どうして 笑わないの? モコは泣きながらこう言った… * 「ごめんなさいネ… 今夜だけは 泣いてもいいですか? 哀しくて やりきれないのです! 明日からは 笑いますから! 今夜だけは 泣いてもいいですか? 明日からは 笑顔で生きていきますからッ!」 モコ! 何があったの? モコ! もう一度 笑ってよ! ねぇ! もう一度 笑ってよ! あの日の素晴らしい笑顔を もう一度! 沈黙の春に 舞い降りてよ! エンジェルモコ! モコに涙は似合わない! 涙をふいて あの虹の向こうに! そうだヨ! 雨上がりの虹に向かって 走り出そうよ、モコ! * 転んで泣いて 人を笑わせる道化師のモコだけど たまには泣きたいこともある もう 涙をふこうヨ* ピエロのモコに 哀しい涙は 似合わない ほら、あの虹を見てごらんヨ!*
37 :
名前はいらない :2010/09/30(木) 19:58:34 ID:fJWhcK2c
瓶の底 砂粒にも満たない昨日を瓶に封入し棚に仕舞う 空のガラス瓶で隙間無く埋まる空間は水中と良く似ている 瓶の隅に蹲る時間は膨大な虚空にいとも容易く揮発し 無くしたんだと誤解したまま新しく昨日を産み落とした 戦場と違う事は没者を悼む気持ちが無い事くらいなもので 取り合えずとして掘った穴に 線を引くまでも無く自重で折れて重なり合う経験に烏が群がる メガネの縁より外ばかりを気にして白線からはみ出し 審判の警笛が地べたに座り不思議そうに首を傾げる鳩を散らした オリーブの枝を捜す暇さえ餌と寝床の確保に費やしながら ふと振り返ると棚から零れた瓶から飛び出した災厄が付き纏っていた 染みは無くならない 形を変えて質を変えて笛を吹かなくても憑いてくる 感覚が無くなるまで手も足も洗ったはずなのに 滴り落ちた水滴は地面を黒く汚した 電線の烏はそれを見つめる そのガラスで作られた視線が街を埋め道行く人々は溺れている
38 :
名前はいらない :2010/10/01(金) 12:06:24 ID:HaZ6ug+M
わたしはふたつからうまれてしまった ひとつはどうしてもいとおしくもうひとつはどうしてもおぞましい こうげきからのぼうぎょなのかふだんのもうそうのじつげんか つきとばした ぜんぜんたりないがやってはいけないことなんだろう だがぜんぜんたりない だがどこかやすらかにもう永遠に絶縁できる さようなら このよでおとうさんとなったひと わたしはこのよであなたがいちばんきらいです
39 :
名前はいらない :2010/10/01(金) 22:52:34 ID:LtVxOfs1
化繊を着る羊 真夜中の雷光に蝶は二つに別れた 物語は上下巻と割り振られ 上巻は浅く埋められ 下巻はロケットに載せ打ち上げた 二葉の羽は蒼穹の繁る宙を舞い 残された片方の触角の折れた芋虫は 光を反射しない目で何を見る 自らをサイコロにして転げ回るも 出目は判らず赤い鼻血が後から後から地面に滴る 木々はお高く留まり寄せ付けもせず 働き蟻は啜る血肉の欠片も無いと見向きもしない 書物も儀式も淡雪の如く触れる前からポロポロ崩れ 象牙の塔は建った端から砂塵に埋もれる 闇雲に開いた聖書の一節から神を呼び出し どうしたらいいんでしょうかと問いかける 此方にケツを向け寝転ぶステテコ姿の神は チラリと一瞥するだけでウンザリし尽くしたようなため息混じりにこう言った 神ならネットに掃くほど居るだろ 低透過率のプラスチックの伝送線で故郷へ帰るも 空ろげなる身は直ぐに解けて細って真中の一人は虚ろに飲まれ 転送先には二葉の羽がハラリと落ちた
40 :
揉みくちゃ華たん :2010/10/02(土) 07:35:48 ID:oV3QBD9y
夢に見る 鯉も恋する ひと故に 我唯見ゆる 夢のまた夢
41 :
名前はいらない :2010/10/02(土) 09:11:23 ID:gJn4S8N8
好きなあの子の相性を 占いサイトで調べてみれば なかなかどうして結構な 良き相性を叩き出す。 時間つぶしの戯れに 好きなあの子と我が友の 相性調べて見てみれば そっちの方が良き相性。 くそ くそ くそ
42 :
揉みくちゃ華たん :2010/10/02(土) 18:58:51 ID:oV3QBD9y
陽がどっぷり落ちて夕焼けも過ぎ 夕闇迫る薄暗いグラデーションの西の空を 点滅しながら浮遊する灯りが次第に鮮やかさを増してゆく ひと葉が桐かどうかも分からなくなる一瞬 何処からともなく聞こえて来た 秋ですね ええ 秋ですね 暗くなりますね ええ 暗くなりますね 灯り見えます? ええ 見えますよ 綺麗ですか ええ とてもね 未だ灯っています? いえ 消えました 残念ですね いえ ちっとも 何故です? だって 目を閉じると見えるんですよ ニコッ ufu
43 :
名前はいらない :2010/10/03(日) 16:20:21 ID:dzoxsW46
粉末の鉛が主食です 話す度、息をする度、黒い煙が漏れています あの霊山の頂きには金色の茎葉に白い花 花のような白い炎 誘惑に勝てずわたくしごときが踏み込んでみますと 白い炎は渦巻き、蛇となり とぐろの中でわたくしの骨は折れ鉛の内臓にひびが入ったのがわかりました それをとても気持ちがいいということは異常でしょうか 対面している蛇の緑の瞳に全てを打ち明けました 蛇は終始黙ったままでしたが、わたくしはもう満足でした 実はわたくしであった頃の記憶はここで終わっています 花になれるわけもなく泥になって山を下りながら 緑の瞳の底知れなさだけは手放すまいと 人のかたちを失いながら、いまだその習性を発揮していたようです
44 :
名前はいらない :2010/10/03(日) 16:21:11 ID:sxMlLrKK
「元カノ」 今までありがとう 君と過ごした時間は掛け替えのない宝物 君と別れて結構時間が過ぎ 今僕の横にいるのは新しい彼女 それでも君と過ごしたあの時間は忘れないよ かみしめて新しい道をすすんでいく 想い出をありがとう 宝物をありがとう 君の最後の表情が今も浮かんでくる 笑顔をありがとう 最愛の「元カノ」へ
45 :
名前はいらない :2010/10/04(月) 00:08:19 ID:pdoWpNkn
煙を吸って、煙を吐いて 足掻くみたいに日を捲る 零れた何かを足跡にして 「誰か私に酸素をおくれ」 声を忘れた独り言 肉を腐らせる毒を飲む 容易い終わりを手繰るように 汚ならしい口を隠すように そうやって、笑って、笑って、 ああ!あの日確かに見えたのに 虹に縁取られた隕石 夕焼けの海に沈んだ町角 掌に掴んだ金色の月まで 全てを通り過ぎればいつか、錆びついて朽ちるだけだった
46 :
名前はいらない :2010/10/05(火) 00:58:01 ID:UxwMs/4H
ひとの価値観なんて実にいい加減なものでして いえ、ヒトサマのことなどわかりませんので 自分のことでした 肩を組んで声を張り上げてボールに飛びつき仲間に繋げる それだけでよかった その小型通信機が君と誰かを繋げれば繋げるほど ぼくらは拒絶しあってた そういうことにもう飽きたんだ
47 :
名前はいらない :2010/10/05(火) 19:47:27 ID:66CTYKhM
便所 濡れた手を拭こうと尻ポケットを探り ハンカチを探り当てる前にズボンが濡れた 鏡の中には誰も映っていない公衆便所は 行く当ての無い羽虫すら寄り付かない 蟹股気味に公園を抜け出る 脇を走り去る犬を追う飼い主の曲がった角の手前で左折する 遥か先の突き当たりは事故車両の煙で賑わい 道の其処彼処に転がるパーツを拾い集める参列者が詰まっている 電線の端に止まる庭の鳥が互いの肉を啄ばみ 白い骨の中で脈動する臓腑に執拗に爪を立てている彼らは やがて一つになって色の違う両翼を持って落ちる様に煙の先へ消えた もう一度尻ポケットを探った 見つからなかったハンカチは簡単に手に触れ 取り出してみるとそれはハンカチなんかじゃなかった 渡す当ての無い襷を炎上する自動車に投げ入れてから 列の先頭に立つモノクロの写真を見ると誰も居なかった ここはまだ公衆便所の中らしい そういえば道端で立ち小便する輩も見える 襷を燃やした事を後悔した 最初の目的とは違えど少なくとも彼らの手を拭く位には役に立ったろうに しかし良く見るとソレは人ではなく先程すれ違った犬だった 後ろ足で立ち前足でぶら下るチンコを抑えて用を足す犬だった 口元から伸びる舌には真横で燃える車の塗装が反射して随分と赤く濡れていた 地面に垂れたリードの端を摘もうと屈み込み リードの先に人の手首がまだ残っているのを見つけて止めた この犬は飼い犬なのだ 犬の目は此方を一瞥し、何の興味を示さずに路地向こうへ消えた 引き摺られた手首は左右に振れて楽しそうだった ふと目を転じると喪服の行列も消え 車もレッカー移動が済んで小さな染みを道に残すだけだった 目の中を羽虫が横切り やっと便所から抜け出せたのだとホッとした
48 :
名前はいらない :2010/10/05(火) 23:42:15 ID:66CTYKhM
雑記 ゆるゆると荒野を踏む 素足に枯枝が線を引き また一つ国が生まれた 涙の代わりに小銭を零し 自販機の前に立ってから泣いた 誰だって母親の顔が苦手なんだ 許す許さないゆるゆる回り 結局昼下がりには寝てしまう そして跳ね起きるともう暮れて 見送る事も出来ず哲郎はネジになった とある中小企業のビルの底で 鉄骨を土台と固定するネジの一つになった 首にばかり負担の掛かる重労働は 映画館を思い出させた 最後に見た映画は何だったろうか CGは凄い 確かそんな評判だった気がしなくも無い つまりはターミネーター2よりは最近だろう アバターよりは昔かもしれない 痘痕顔の魔女の壺がグラグラと赤く ニグレドルベドアルベドって呪文みたい 第一楽節は第二次世界大戦の第三段階を 第四会議室で第五要素を経て第六天魔王に至る 閉幕 開幕 昼も夜も重さが変わらない? おめでたいな君って奴は そこの扉を見てみろよ 夜になるたび押し寄せる人の重圧で拉げてるぞ? 朝は朝で彼女の顔を見てみろよ? ほら、お帰りはあちらからだ 薬代を置いたらとっとと失せるんだな
49 :
揉みくちゃ華たん :2010/10/06(水) 08:33:16 ID:2W01mxCK
秋風と 問われて即座に索漠を 描かなくても良いだろう 犬が西向きゃ尾は東? 当たり前とは思わない 究極バカなおつむには アホの坂田も腰抜かす さやけき瞳と夢のなか 万年桜の花が咲く 雨降らば降れ 風吹かば吹け
50 :
名前はいらない :2010/10/06(水) 23:15:50 ID:A+ygjLz/
順繰り 流れ出た斜線を見つける事も無く 曇り空の向こうにやる気無く月が窪む 車道は昼に擦られた所を力無く休ませ 街路樹や街灯が慰める 木の幹は毒に痩せこけ電球は切れ掛かり お互い満身創痍だってのにご苦労な事だ 染み付いた遠吠に背筋が粟立ち 振り返る事も出来ず縮こまる野良人は コンビニで買ったワンカップに朝露を溜める 底に固まる日々を希釈し少しで永らえる カッコンカッコン鳴る噛み合さらない顎を抱え 華の蜜集めのため他人の不幸を拾い集める ビル内部も悲鳴を銃声で塗りつぶすばかりで 痛んだ腰を酒に溶かし見るとも無しに空を見る
51 :
揉みくちゃ華たん :2010/10/07(木) 06:56:15 ID:HWd1RCyo
紅色に 男の浪漫 檸檬夢 高い空澄む 秋ぞうれしき
52 :
名前はいらない :2010/10/07(木) 10:08:28 ID:mVPyZQag
誰も誰の手綱も取れてない! いいじゃないか、ほら、走りだせ 目を塞がれた驢馬のようにおどおどするな こんな面白い時はただの一度きり! 尻を蹴られて盲滅法飛び跳ねる 身飾りの鈴は好きなだけ鳴らすんだ 走れ走れ飛んで地に足つけて月越えて周りの事など見えやしない!
53 :
名前はいらない :2010/10/07(木) 10:16:44 ID:mVPyZQag
>>51 あ、誰かと思ったらシベリアで紅茶飲んでる人だ
54 :
揉みくちゃ華たん :2010/10/07(木) 21:05:57 ID:HWd1RCyo
はい、とんとこ飴とシベリアケーキを食べながら紅茶を飲んでいます
55 :
名前はいらない :2010/10/07(木) 21:45:28 ID:8lzZrwyQ
DNA 搾油機の底にへばり付いた菜種の中のアブラムシも その髪より細い手足でただ掴もうと延々と繰り返す 足りない足りないもっと燃料を 爛々と燃えさかる炉が飽くなき貪欲を白く滾らせ それに貫かれた隻眼の鍛治師の腕もまた延々と繰り返す 転がりだした車輪は雪崩を打って街を浚い だだっ広い草原は一夜の夢から起きる前に夜を忘れた 湧き上がる火花を湧き起こす発作的衝動を 自らの炉としてタービンを回せ 壊れた自己など煤ほどの価値も無く その煤すら嘗め尽くし水と二酸化炭素へ替えてしまえ 更なる奥地へ更なる荒野へ駆り立てる熱暴走 全て引き千切られた後の奈落から零れ出る怨嗟を 悉く踏み潰しコンクリートの下地にしてしまえ マグマのように火砕流のように竜巻のようにブラックホールのように 一切を閃光さえ放たせる事なく喰らい尽くしてしまえ 何もかもが沈みきった宇宙空間の中でさえ ただ延々と鉄槌を振るえ
56 :
名前はいらない :2010/10/08(金) 19:29:23 ID:7KcUiA0i
0と1 指先で軽く捻り ポロポロと爪先へ落ちる旅券の行き先は すでに通り過ぎた 帯のキャッチコピーに目を奪われて 手に取った事自体が既に間違いだったのだ 枯れ木ですら賑わえない硫黄臭い谷間を 靴底で何度も何度も引っ掻き回す 変形した止め具が歩く度に喧しく 抑えた口元は酷く強張ってしまっていた 言うべき事を探しているのに この分では見つけた時には多分口は無くなっているだろう 仕方ないじゃないか 誰もが溜めた息は吐き出したいし しかし吐き出された汚れなんて見たくは無い 文字の発見から幾年経ったのか 言外に零し続けた金言とやらで 砂漠の砂は年々この日本にすら吹き荒ぶ 近頃じゃ増えすぎた言語を集めて固めて 海底深くへ埋葬しようなんて話すら在る ウンザリしているんだ 言えない事まで言おうするこの悪癖に そういって肺から零れた呼気すら 言いそびれたとばかりに世界を紡ぐ
57 :
名前はいらない :2010/10/08(金) 23:26:28 ID:7KcUiA0i
記憶の整理 いや、嬉しいもんだね 請求書でも明細書でも その他諸々の火種になりそうもない紙くずでもない 友人からの手紙って奴はさ それが死んだ友なら尚更だ 書き出しに添えられた「お元気ですか」の定型文も 骨みたいな姿になって遂には骨その物になっちまった そんなあいつが書いたかと思うと一味違うね ったく、いい気なもんだ こっちは相も変わらず青っ白い顔して 葬式みたいな格好したまま死に損なってるってのに 「自殺すんなら俺も呼べよ」 そんな事を酒を呑むたび宣ってた分際で ちょっと余所見をしている内に消えちまいやがった 昔っからすっとぼけた面して 色んな物に手を出してはぽいと投げ 荷物なんかは片手に収まる程度で良いなんて 結局最後は自分自身が片手に収まる始末 そう言うところに憧れてたっちゃ憧れてたが 真似したいとは思えなかったよ まぁ、近いか遠いか知らないが その内逢える時が来るかもな 読み終えた手紙は紙ヒコーキになって 操縦席のあいつは相も変わらずすっ呆けてて 調子外れな敬礼をしたまま帰っていった 外のポストは塗装が禿げてもまだまだ赤く 宵はまだまだこれからだろうと 手元のボタンでシャッターを切った
58 :
名前はいらない :2010/10/09(土) 02:05:00 ID:UJev/6Qr
「ドリームタイム」 けいおんの 人たちに 会いたくて ジャンプしてみた とどかない この思い どうすれば届くのだろう 君の声 あたたかい 包み込まれたいこの衝動 どうすれば発散できるのだろう 最終回がきても僕らは一緒だ いつもいつも PCの中で生きている 伝えられないこの思い 君はきっとわかってくれる
59 :
名前はいらない :2010/10/09(土) 02:45:33 ID:4WpfzCeF
初めて スポーツ選手を 好きになった 強いからとか すごいだからとか たくさん勝つからだとか そんな理由で 心が動いたんじゃないんだ 彼がファンに優しいから いつでも真剣に プレーをしているから だから好きになった 勝負事だもの 上手くいかなくて 負ける時もあるよね たくさん年俸も もらってるのだろうから 負けてしまって 怒る人達もいるよね でも 私はダメな時の 貴方も好きです 自分でも どうしようもない程 好きです ずっとずっとこれからも プレーをしている 貴方を見ていられたら 良いのに…。 それだけが、私の願いです
60 :
名前はいらない :2010/10/09(土) 09:08:45 ID:funxnOJN
水晶玉みたいだ薄紫の空が広がる僕の新しい町 交差する影 素通りしてるのはふたりのうちどちらか 共感と憎しみが交差する 同じだと言おうとしたけどどうしても嘘はつけなかった 君が苦しむそのこだわりは愛情から来てしまうものだろうから 砂時計を割りたがるその手はとても凍えてる
61 :
名前はいらない :2010/10/09(土) 09:30:52 ID:funxnOJN
根無し草ばっかだよ この庭は ギターやピアノにまで苔むして水の流れる音を奏でる 砂糖が甘いことを蝶に教えたのは血の味の塩だった 海の記憶を蓄えた繰り返す波の音がした
62 :
名前はいらない :2010/10/09(土) 10:30:37 ID:4WpfzCeF
また朝が来たね 私や 貴方に 何が起こっても 朝は来るんだね 本当は 清々しいはずなのに なんか哀しいね なんか寂しいね 朝だろうが 夕暮れだろうが 夜が来ようが 1日中 貴方を想っているから 私の全てで ずって貴方を想っているから
じぶんはじぶんいがいにはなれないんだ、じぶんはじぶんでしかな いだ、じぶんをさがしたってじぶんいがいになれるわけじゃないか、 じぶんをさがしたってじぶんいがいになれるわけじゃないか、あた りまえのことだぜ、あたりまえのことなんだぜ、なのに、みんなじ ぶんいがいになろうとしているじゃないか、みんなじぶんいがいに なろうとしているじゃないか、じぶんはみにくい、じぶんはみにく いんだぜ、でも、きれいになろうとしてる、やせようとしてる、か わいいかのじょをほしがってる、かっこいいかれしをほしがってる、 かわいいといわれたがってる、かっこいいといわれたがってる、み んなじぶんいがいになろうとしてるじゃないか、ふつうになろうと すましてるじゃないか、いまをかえようとして、ずっといまをかえ ようとして、ずっとじぶんでいたことがない、ずっとじぶんでいな いじゃないか、さがしものをするためにじんせいがすぎてくじゃな いか、じんせいはほんとうはたいくつだぜ、じんせいはたいしたも んじゃないんだぜ、しぜんもきたないんだぜ、やまをあるいてもき れいじゃない、かわをあるいたってきれいじゃない、きれいなしぜ んなんてほんとはふしぜんなんだぜ、まちのほうがよっぽどきれい だ、にんげんのつくるもののほうがよっぽどきれいなんだぜ、ほん とは、ありのままのじぶんをうけいれてほしいとおもってるんだ、 おまえはおまえのままでいいんだとほんとはいわれたがってるんだ、 あなたとならいっしょにしんでもいいよといわれるのをねがってる んだ、ほんとはじぶんいがいになりたいんじゃなくて、ほんとのじ ぶんでいてもゆるしてくれるばしょをさがしてるんだ、なみだぼろ ぼろながしながら、ほんとはほんとにあいにうえてるんだぜ、ほん とはくろーるであさやけぐもをずうっとおよいでいきたいんだぜ
64 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/09(土) 21:49:52 ID:VOzQsGq5
さよならと青いノートのすみにかく 天使とぶ軌跡のこして夏は暮れ 熱い夜にぼくらの未来は透明です 木漏れ日で眠るぼくらは10時指し あおぞらの玻璃を割りたい恋なれば 冷蔵庫くだものひとつの宵月夜 青シーツ天使(きみ)がのこせし羽根いちまい 遠き旅して辿りつきたる蛍かな あなたとは蛍の国で逢った気がする 夢なんざ虹の向こうで捨ててきた
65 :
名前はいらない :2010/10/10(日) 00:06:16 ID:6ii1qQO8
ぐっばい さいなら あばよ アディオス いつかも そうして 別れたね きっと 愛が足りない もっと本気で 愛せる相手が どこかに いるってことなんだ グッバイ さよなら あばよ グッドラック
66 :
名前はいらない :2010/10/10(日) 03:21:56 ID:o8IMMZXU
花 屍よ 歌っておくれ 足跡を燻らせ 蜻蛉を休ませる肩に そっと朝日を透かして 屍よ もう行くのか 暖炉の炎が煌々と 照らす道の花々を 見る事すら叶わずに 屍よ 瞑っておくれ 霧の湿りを抱く体から その平行の視線で 背中越しに重ねた瞳を 屍よ 忘れないでおくれ その体から抜け出た 最後の呼気を 屍よ その腐れたる底で 夢の芽は萌えるのか 屍よ
67 :
名前はいらない :2010/10/11(月) 20:51:13 ID:2IAiGw0o
さくら ひとひらに落ちていくの その軌跡を無限に消えて 明日咲くそのために あらぬ命を想うとぞ思う 童のみ ただ許されぬおもいを抱かない そのいのち ただ続くのみ かえるのみ
68 :
名前はいらない :2010/10/11(月) 23:05:32 ID:H58jnKuA
応答 また今日もグラスを塗らす アスファルトは昼間の熱を忘れて 凹凸を舐める空っ風を更に砥ぐ 後もうちょっとで無くなるんだから 見てみぬふりをしてくれまいか? 縁の下の乾いた骨がカタカタと尋ねる 返答は乱立するバベルの塔が答える それぞれの言語を用い出鱈目に 俺はそれの一部を掬い取っては 喉の痛みを誤魔化そうと流し込む 沁みるねぇ 立てた襟が無駄に情報を拾うよ 外耳はもうそれ自体がアクセサリーなのかもしれない 刺さる風が針となり 隣の女性の胸や中年の不自然な頭部に突き刺さる 改札を抜けた最初に曲がり角で襟首を掴まれ 晩夏の忘れた土産の暴風雨に巻き込まれ 拉げた外耳は確かにあの骨のカタカタした音を聴いた 俺もまたバベルの塔に哀願しているんだ 痛み覚めやらぬ肺に溜め込んだ空気を胃液と吐き出して 靴底を舐める為に腫れた瞼を必死に開いて 今日は何杯グラスを空けようかって考える それだけで救われるんだ
69 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 03:12:41 ID:hZiM/yqg
今日も死にたがるひとがいる 屋上の影を横目に通りすぎる 望遠鏡で星を拾ってるようなもの 話はまだ途中のまま シリウスはより強く光りだす
70 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 03:24:55 ID:a8PE2U+T
クラスメイト ギャルバンやってる人 パパになった人 今では海外に住んでる人 みんな大人になったけど 俺は今だに実家にいるさ 何も経験せずに 寂しがる親のわがままで なあ、みんなちんちんまんまんしてるんだよ なのに俺は子供のように扱われてるんだよ I wanna fly, that sky
71 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 04:45:09 ID:hZiM/yqg
よろしくと差し出されたその右手はすでに握られて俺の頬にめり込んだ ドッペルゲンガー消えるのはどっちだ 煮詰まる二つの世界 似たもの同士 分かり合えない 俺はお前だったというのか 急に目を閉じた
72 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 05:05:52 ID:a8PE2U+T
眠れない夜明けの妄想 乳白色の海に抱かれて ただその温かさに涙したい 水面に映る光 優しい時代の記憶がキラキラ揺らぐ 父が優しかった頃の記憶 母と友達親子のように仲が良かった頃の記憶 大好きな叔母さん達にたくさん可愛がられてた頃の記憶 それらの記憶が水面にキラキラと光る羊水の中で 痛みが和らぐまで漂っていたい できるならばアスカの子宮に宿り その中から一生出たくない できるならばシンジくんになって アスカとミサトさんと同じ屋根の下で暮らしたい forever
73 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 14:17:52 ID:DVTtJrUL
うれしいとか たのしいとか いっぱいあって わきあがるもの いろいろちがう ぜんぶすくいあげて のみこんで こおらせたくりーむのように したでとける あじわいたいの しあわせなの いま このとき とけてきえてしまうものでも くちのなかには あまいあじ
74 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 14:30:00 ID:DVTtJrUL
今 色々な枝が伸びて 空を埋める 彼女らと共に 枝を燈明を飾ろう いずれこの枝が 伸びず 切られ くくられ 片隅に放り出される日が来ても それは暖炉で 炎になるのだ そして火が消えてなお そこに残った灰は 畑に撒かれ みのりの基になる 故に 楼閣の空虚なるを嘆くな そこに今あるものを 楽しむがいい それは今しか 現れないのだから
75 :
名前はいらない :2010/10/12(火) 22:17:16 ID:qmbaCBPZ
壁の取り払われた日 相変わらず君は軽んじる事に重きを置いて 逆さまの教科書を開いては落書きに熱心だ 遠くから指を指されるだけで涙目になって その度に僕にハーゲンダッツを奢らせたね その横で僕のガリガリ君を見るにつけて鼻で笑っていた 全く ハーゲンダッツにはハーゲンダッツのプライドや手術跡が在るように ガリガリ君にはガリガリ君の親しみやすさや後ろめたさが在る事くらい 中学時代の教科書にすら載っている事を君は知らない 覚えていることと言えば 精々プロレタリアートの青年が岸壁に振るうつるはしを 消しゴムとペンでWiiリモコンに書き換えた位なもんだろう そんな君は今寒空のした蹲り両の手をすり減らしている 赤く染まる頬を見るたびに僕は 有り余る札束で思い切り叩き飛ばしたい衝動に駆られる けれど実際は僕も君も大して変わりなくドラム缶の炎を遠巻きに眺めて 風にたなびく煙と空の境界を探す事で昨日に鋏を入れている 雪山遭難者が洞穴に二人いるのに 端と端に分かれて凍り付いているみたいだ 君は軽んじる事を忘れて口元の皺は下向きに深く 僕は相変わらず君に奢らされる事を夢見ている
76 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 03:39:18 ID:IQ3V5uzI
息子よ 1人っ子で ごめんね 母は1人っ子で 寂しかったから どうしても 子供は、たくさん 欲しかったのに 病気になってしまって もう、産めなくなってしまった 息子よ、寂しいかい? 君がよその赤ちゃんを見て 嬉しそうに微笑むたびに 母の心は、えぐられるように 痛むよ。 だけど君は、一言も 「弟か妹が欲しい」 なんて言わないね。 私には過ぎた息子だね。 出来ないものは あきらめて 2人で「一人っ子」として 仲良くしていこうね。 こんな母で、ごめんね。
77 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 08:28:55 ID:pF/EQWR2
余った録画スペースには砂嵐を詰め込んだ 一本ずつ凧の糸は切れていく 最後の一本は自分で噛み切ったそうな 今世紀最大級の暴風雨にかき消していくその姿 優しいものは性に合わない 古くから伝わる占い本の一行の公僕
78 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 22:17:27 ID:Mn02usZ7
白紙 ある映画の科学者は 白紙だからこそ好きな未来を描けると言った でも僕は 地図の描かれてない人生なんてどこに行けばいいか分からないよ
79 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 22:30:54 ID:Mn02usZ7
右脳 頭を突き抜けるようなインスピレーションが この頃なぜか湧かない 左脳でっかくなっちゃったのかな 2chばかりやってるからかな 考えるのではなく感じろとよく耳にする 刺激が少ないのかな 感動が少ないのかな 足使ってないからかな ほとんど寝たきりだからかな 人と話さなくなったからかな 赤ん坊を育てる時 話し掛けたり体を触ったりして 脳に刺激を与えて成長を促進させるよね やっぱり大人になっても刺激は大切なのかな
80 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 22:41:49 ID:Mn02usZ7
静寂 聞き慣れた静寂に耳を澄ましても 何も聞こえやしない 携帯の受信箱を開けてみても メルマガばかり 静寂に身を委ねても 何も降ってきやしなくて 縋る想いで送るメールは いつか僕に答えを教えてくれるの? 辛い夜がまた来たよ
81 :
名前はいらない :2010/10/13(水) 22:51:09 ID:Mn02usZ7
暴風雨と花 凄まじい暴風雨は容赦なく襲うけど 止まない雨はないし 咲かない花もないんだ それが人生だ
82 :
名前はいらない :2010/10/14(木) 08:57:08 ID:McnPZn/5
その絵に魂を入れるには その唄に命を入れるには 時をことばでつなぎとめるには かみさまは背負えない試練を与えるもの だから分け合えとそういうわけですか あなたのいうことはとても簡単でとても難しい とてもシンプルで 差し伸べた指先の一cm先でほほえんでます
83 :
名前はいらない :2010/10/14(木) 09:10:18 ID:McnPZn/5
いつも透明な水が飲みたくて冷たい水が飲みたくて 毎日飲んでも飽きることは無い 枯れたオアシスに倒れこんだ夢じゃない 水の星の住人だから もういちど魚に戻って全身で水を飲めばいい いっそ雨になればいい
84 :
名前はいらない :2010/10/15(金) 16:47:54 ID:QSDfZXFr
>>82 気に入ったので返詩
絵に込める魂とは つまり君と言うものの一頭足
唄に込められる命とは つまり君の体が震わせる大気
力とはここに溢れているものだから きっと神の試練とは君の手の届く範囲にある
そう
手のひらには宇宙がある
85 :
名前はいらない :2010/10/16(土) 04:19:09 ID:rV7W0xro
もういいよ あなたは充分に 頑張ったから 私も私なりに 頑張ってきたから これからは 全て投げ出して 2人で暮らそう 2人で描いた 生活を送ろう 確かに今とは 違う境遇になると思う でも 貴方が居れば それだけで 私は幸せだから 連れて行って 貴方の理想の地へ そして2人で 静かに暮らそう
86 :
名前はいらない :2010/10/17(日) 08:40:25 ID:nSXGRQhf
立ち寄った洒落た町はいつになくうかれていた 『今夜はここで宿をとろう・・』 足跡に埋もれた銀色の通りは凍結寸前だ 吐く息も凍りつく オオカミは傍らの赤いマントをくわえた 深くフードをかぶった女は促された先に少女をみた 籠のなかの時代遅れのマッチを持て余していた 聞こえないため息をついて女はマッチを買い取った 火は煙草に付け、残りは籠に放り込んで、呆然とする少女に言った 『その金はあんたのもんだよ』 去っていく赤いマントが炎のむこうに揺らぐ そして少女はゆっくりそれについて行く
87 :
名前はいらない :2010/10/18(月) 17:56:18 ID:W1PLLnQV
「弁解シーオーツー」 君は私が深く息を吐くと 怪訝な顔をして 何時もよりも一段と低い声で 「溜息を吐くなよ」とか 「何が不満なんだ?」言うけれど 私は只々 二人だけの空間を意識するだけで 君を想うだけで こんな仕様も無い自分が 息を吐く事なんて忘れてしまっているの そして 君が私の名前を呼んでくれた瞬間に ようやく自分の存在を思い出す そんな時に吐いてしまう深い息 「不安や不満は一切配合されていません」 君への想いと二酸化炭素とそれと それと
88 :
名前はいらない :2010/10/19(火) 00:51:08 ID:UIigQdSS
人間は 劣等種だ! 資源を食いつぶし 地球を荒地にし 争いは絶えず 自分のことしか考えていない! 排除せよ排除せよ排除せよ ぁあなんだか 死にたくなる夜だ
89 :
名前はいらない :2010/10/19(火) 03:29:26 ID:rSmTjrxV
「白い絵」 白の画用紙 白のクレヨン 書き殴って 白い絵欲しいの 十数えたら もう逝かなくちゃ 痙攣したら 真っ白になりたい 真っ白に
90 :
名前はいらない :2010/10/19(火) 03:31:02 ID:G/btaZ78
恥ずかしいって分かっててもぶつけるとこが詩しかないから 詩を書いた またうんこみたいな詩しか出来なかった 死にたい
91 :
キロ :2010/10/19(火) 04:37:05 ID:j/xebbgT
死にたいなんて 可哀想 愛が足りないんだわ あなたは愛っされるべき人なのに
92 :
名前はいらない :2010/10/19(火) 23:13:29 ID:VUXI+jvd
目を瞑っている事を夜が来たと思い込んで幾星霜が過ぎたろうか 時間に爛れた肌に塗り薬を染み込ませては一人時計を眺める 暗闇に薄ぼんやりと浮かぶ針先が指し示す先が朝なんだ 崩れ落とし道に零した指先を拾い集め此の暗い森の入り口を辿る 赤子が握った指先の尊さが今も此処に立ち続ける楼煙となり 霧の中に咲く華の強者で在るが故の悴む掌を握る 流れ星が目を瞬かせてよろめく足元を雑草の強く張る根に任せ 廻らない口先を塞ぐ事でしか伝えられない辺縁と中心を繋ぐとしよう 炉心では新しく生まれ出でる者たちが連鎖し 伝播した密疎を熟した果実の放つ芳香と共に伝えよう 踊る器の中のサイコロをそのままにして まだ此の目が潰れては居ないのだと知ったその時に私は産声を上げたのだろう
93 :
名前はいらない :2010/10/20(水) 11:39:38 ID:97RWXoMZ
腰なんか抜かしてる場合じゃないだろう やじうまの中心でお礼と謝罪に忙しい 謙虚さを必死に吐き出して鬼畜な愚痴を湧かせるな もうこれ以上いやこれ以下に デフレな人間になりたくないんだ
94 :
名前はいらない :2010/10/20(水) 21:27:31 ID:97RWXoMZ
どうしてあの日ジャングルジムに登ったの そこからじゃ向日葵がどんな顔してるか見えないよ 宇宙や次元と名の付いた 同じ空間を共にした そんなあたりまえの奇跡があたりまえじゃなくなるまえに 「早くおりておいでよ」 向日葵がそういうなら・・ 「やあ、こんにちは。今日も風がきもちーよ」 ぼくは頷くだけで隣で風をあびていた 空を見るふりをして、その横顔をみていた あたりまえじゃない奇跡があたりまえじゃないきみを残した 他愛無いおしゃべりと笑顔と沢山の種 両手一杯でも足りない ひとつひとつ大切にうめておくから なにも心配しなくていいよ
95 :
名前はいらない :2010/10/20(水) 22:10:40 ID:97RWXoMZ
本日の特売はまもなく終了です 軽快なギターが購買心を煽る 高鳴る心臓に軽い財布を押しつける ラスト2個です こうして救命ボートは売り切れた ちらほら聞こえるすすり泣きが漂うなか これでよかったんだ どこかそんな気分でもあった
96 :
名前はいらない :2010/10/20(水) 23:05:51 ID:VnPdwNsd
輪転 屍ばかりが徘徊する浮世に根を張り 踏み拉かれる音ばかりを集めては実を生らせ 色の付いた雨水を葉脈に留め移り気を臭わせ 床の間に垂れる紙片の端を汚す一輪の花を付ける 眼球を縛り付ける窓枠すら割って居座り 床に蹲る未整理の古書の一冊を手に取り 開いたページが枯れてしまった手では支え切れずに零した楔を 指先でもてあそんでは自由自在にアナグラムを組む 鋭いペーパーナイフが裂くのは紙ばかりはではない 鮮やかな切り口は死を知らずに運動を繰り返し の淵から足をブラブラさせて遊ぶ子供たちが 三千世界の一つを無造作に結ぶ橋を掛けた 危険など辞書に無い言葉だと大言壮語が勇ましく 爆殺され続けた背中に背負う灰で人馬を湧かし まどろみに身を委ねた盲人に気付け薬を振舞う 額縁をはみ出した絵の具は絵画はまだ未完成なのだと告げる ソレをふき取った雑巾の上に又新たな絵を築く 望む望まざるを問わずに侵攻は果てしなく 蝗害に喘ぐ声を耳を塞ぐ
97 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/20(水) 23:51:27 ID:hT8ZyKay
先生わたしはいつになったら幸せになれますか。先生わたしは からだが半分透き通っていなくなってしまうときがあるんのです がどうしたらよいですか。先生人のためになることしたいですか。 先生人に迷惑をかけちゃいけませんか。先生毎日が苦しくてし かたないのですがどうしたらいいですか。先生大人になったら 何かいいことありますか。先生どうして死んだらいけないので すか。先生生きていくって汚れていくことですか。先生わたしが いません。先生わたしがいません。先生どうしたらいいですか。
98 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/21(木) 00:06:25 ID:wprqaDh+
[液体となった太陽が滴りおちる青い波間で] あんたの1メートル上空の 地上権と あたしの1メートル上空の 地上権を 交換するの そレで あたしの匂い あたしの甘やかな匂いを あんたにいっぱい嗅がせて あんたの一切の先取特権を剥奪する 判決 主文 あんたは死刑 理由 あんたが生まれるのとひきかえに おきざりにしてきた すべてのものが欲しいから いのちになるかならないか ぎりぎりのこと 生まれて 生きて 知ったこと すべてを 話してよ そして すべてのあんたの影を すべてのあたしの影に かさねて
糸車を引いているのか 納豆を混ぜているのかよく分からなくなる もやしとかキャベツとか野菜の中に 水を注いでいるのを想像する 洗うと頭の中が掃除されるような感じがする
>>97 「君へ」
君。人の為になるという事は、これは結果なのですよ。
君。迷惑をかけるという事は、人の為になるという事と同義です。
君。苦しいのは、何もかもが自分の中にあると思うからでしょう。業とは人ひとりひとりが持ち、そして関係するのです。
君。大人になったからと言って良い事があるというならば、では「良い事」とは実際どういう事なのでしょう?
君。死ぬと言う事は、関係が絶たれるという事なのですよ。しかし業は変わらないのです。
君。汚れる事が生きる事ならば、何故、花は美しく咲けるのでしょうか?
木々は地面に逆らって空へ枝葉を伸ばすのだ
我々にその木々の枝葉と空気を分ける境目が見えるのは何故だろうか?
それは我々が「そうだ」と認識しているからだよ
君には言葉があるのだ
言葉を発するのだ
言葉はまたそれだけでは形を成さない
何かとぶつかって初めて形を成すのだ
それは人も同じだよ
君。「在る」と言う事と「無い」と言う事は、たった一つの認識で変わるのです。
幸せになる為でなければ
花は咲かないのですよ
101 :
鶴巻 ◆RINGS/x9m. :2010/10/21(木) 17:33:48 ID:VfvCqinK
戸井(101)番GET。 オトコはやっぱ、せんずり。
童話 見果てぬ先を夢見て 爪先を悴ませて凍土を切る 鍬の切先で今日を耕し まどろむ子供に種を授ける 物語の終わりの先に 楽師の奮うタクトの先に 夢から零れた花が咲く 目の中に燈る火を掲げて 冬の森の中で聖火を囲み 此処折々の掌が開かれ 溢れる清水が春を紡ぐ そのまだ啓き切らない瞳を 闇にくれてやるのは少し惜しい 千年王国の綻びを 草木の芽が飾り立てる 一房の苗として 一陣の風として ただ在るがままに振られた賽を この二本の足で蹴飛ばしてしまえ 地雷原の中で踊る狂人のように 果ての見えぬ宇宙に漂う小石にように 私が私であり続けるが為に あなたがあなたであり続けるが為に 地すらない空白を這って行け 無様に転げまわり精々あたりを汚してしまえ 鍬を振り上げる両腕の痛みを忘れる事が無いように 今日蒔いた種が明日の肥やしになると信じて
背中合わせの敵 10歩歩いて振り返れば最強のライバル 倒れたら永遠の傷 失ってできたヒトには言えない兄弟 風上で歌い 風下で詠い カノンがデュエットになる頃にはきっと 剣を重ねる向かい合わせの同士 傷に名を付け絆を刻む
語り部 写実主義者が本気を出して想像した扉の ドアノブを掴み損ねてキャンバスに頭をぶつける人が絶えない 訪れる民衆の誰もが扉の向こうに恋焦がれている 絵の具を剥ぎ取ったキャンバスは継ぎ接ぎだらけで その向こうには染み所か皹すら入る薄汚い壁ばかり 更に先には見慣れた今日が所在なさげに笑ってる 通りからヒョイと覗いた窓の中はいつだって暖かそうで すれ違うそれぞれの主人公は迷い無く歩く 求めるのはヒーローでありヒロインでありモブキャラで 見える物しか見えない一人称の世界に身を置く 書に起こされないこの伝説には勇者も魔王も掃き捨てるほど居て 繋がれた手を休める事無く取り替えては編まれていく 冗長性に翻弄されるのはバグなのだろうか 坂を下る自転車のブレーキを引くのを躊躇う 何人たりとも海に流れ込む水は飲み干せず しかし間の流れを自在に整える程度の腕力を持ち 開かぬ扉ならば遠回りして別の道を作ろうと 柄を肩に路上に散っていく その背中に掛ける言葉はまだ探している最中で 隣に眠る猫の背を撫でるべきか思案に暮れた
105 :
名前はいらない :2010/10/22(金) 20:05:09 ID:o3QvjpPw
「雨」 滴が落ちて 輪になって わわわわわわ たくさんのわわわわ ふと声が聞こえました ホイヘンスの原理
106 :
名前はいらない :2010/10/22(金) 22:47:19 ID:3BQvsteH
墓標が見える 巨きな腕をひろげ 悴んで硬くなった家並み トタン屋根に朝露が光る 墓標を見上げる 首が痛くなるほど高い太陽の遥か下に 白い寒々とした骨格が 眩しく揺らめくのが見えた 墓標には銘が無い 誰のものでも無いかもしれず 誰ものもので有るかもしれぬ ただ朽ちるまで天を指す 墓標に登れ 成長する墳墓を 足をふみならししっかりと固めよう それが歴史だとすれば 足から感じ取るしか術は無い
雨風食らう風見鶏 役目を放棄して離陸体勢にはいる 23秒後に突風発生 風を知り尽くした彼のカウントダウンは寸分の狂いもない 人工の翼はその瞬間バラバラにして上空へ舞い上がった ついに彼は解放されたのだ
ばにらすかい 魂には色があるという あの時といれで大笑いしたり それからあの時ため息まじりに笑ったり あの時もあの時も そうあの時も もう何で笑うのよ ところであの時、鏡の自分に何を言ったんですか? バニラ色が忘れられません
戸籍の母欄にはエオマイア 命は削るほどに味が出る 今年中には解散したいですね、おかあさん わたしに父はおりません いりません 本籍にもエオマイア 螺旋プログラムは容赦ないですね、おかあさん とってもとってもたのしいです
110 :
名前はいらない :2010/10/24(日) 00:44:27 ID:lzH4s8bS
エンピツの削りかすの匂い 屍から生える仲間もいるのに お前の その ごうつくばった 態度は一体なんだ 桐箱などに収まり 天皇のような顔をしていやがる コピー用紙の厚みで スライスされた一片 ガラスみたいに 世界が透けてみえる
末代までの恥 三代先までの呪い 確かにお受け取りしました 奥歯で噛み潰せば口いっぱいに広がる 一気に飲み込めば毒薬 ゆっくり味わえば媚薬 吐き出せば爆薬 栄養にできたら特効薬 11月の痩せたカマキリが道を横断する
目隠し 草臥れた夜が空にもたれ掛かり 濁った目を刺す地表に弱く風を吹かせた 何処も彼処も禁止看板ばかりが高くて 見渡す事も忘れてしまったよ 我武者羅に袋小路で煙草をふかせて 首元で遊ぶ寒さを煙で追っ払って 逃げ込もうとした空き地には 駐車禁止の看板が鎖に繋がれ浮かんでる 左車線を車が埋めて 良く見ると車の向きが逆なんだと気付く 一体いつの間に俺はアメリカに来たんだかと ルールブックに問い掛ける 見える物ばかりに騙されて 聞こえる物ばかりに背後から撃たれて 道の片隅でシャフトにボンドを流し込まれた車輪の すすり泣く悩みに答えるほどの知恵なんて持ってない もたれ掛かった看板は有害指定図書廃絶を謡い もてない俺は如何すればいいんだと考えつつ 吐く息はこんなにも白いってのに まだ俺は背中の翼を羽ばたかせなきゃならない 安アパートのトイレを流す水の音が 路地を歩いている人の上に降って来る ついでに身の振り方を考えさせられる 影に押されてトンネルを抜けて 赤信号に急き立てられて 田圃の隅の種を毟られた藁の束が羨ましくて 踵を鳴らして踵を鳴らして 下手糞なスケッチが止まらないんだ どのページも最後は真っ暗だけど そりゃそうだ 夜に何か見えるほうが間違いなんだから
足早の彼を立ち止まらせたもの 何かとすれ違ったのは気のせいか バイクの荷台に違和感がいる いつもどうりの月すら居心地がわるい 鍵ヲ開ケレバ俺ノ部屋 ダガ入ルナト闇ガイウ 正面のカーテンが開いた無防備な窓 月は真ん中に浮いていた 窓も開けずに入ってきた
114 :
名前はいらない :2010/10/24(日) 23:12:34 ID:LKIjpxg8
[ショーン君] 今 外国人で この名前の 人はたぶん、 たぶんだけれども やせている ニコーール! けっこんしてくれ。
115 :
名前はいらない :2010/10/25(月) 00:12:52 ID:xmSO7loZ
緩やかに風化する都市 午前五時 渡り廊下は早歩き 走ってはいけない 生き急ぐ 今を生き急ぐ 新宿 沈鬱な音楽の街 渋谷 塵芥溜めの娯楽室 横浜 薄っぺらな贋の仮面 行旅死亡人が発見された橋の上で鳥が啼く 急げ 急ぐんだ 笑え 笑ってみろ 歪んでしまったその口元 欲望にけつまづく だから あんなにも 走るなといったのに 焼け焦げた さじがたまっていく そして 朝の光 カーテンレールはしっとりと濡れている
116 :
名前はいらない :2010/10/25(月) 11:38:48 ID:y1MNWNcH
こんな難しい時代に小川に囀る小鳥を僕はただぼーっと眺める 期待もしない 風はそれをのせる 水はそれを潤す 太陽は僕を照らす こんな時代に 期待もされない 大地は静かに動く 雲は流れ 太陽は僕を照らす 期待されていた 希望にみちあふれていた 夢に包まれていた 彼女は僕を照らしていた 期待もせず こんな難しい時代に小川にせせらぐ小鳥を僕はただぼーっと眺める
117 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/25(月) 23:33:25 ID:K5A5VQTq
[秋] 沈黙するノートに。 わたしは魚。銀色の鱗をいちまい、はがして 秋の流れにそっと放つ。の。 ぐらぐらする、まっかな秋だから。 つないだあなたの手は、はなさない。 あなたはくだものの、においがする。 よく熟れた南国のフルーツ。 夏のいいにおい。 まっかに熟れた。 けれど。もう秋だから。 魂のフィクションの秋だから。 太陽は斜線に染まり、 女の子がみなセイタカアワダチしてしまう。 秋だから。 わたしはジャンプする、 飛び込む、 水飛沫がおさまると 鮮やかな秋が ベールを脱いでいた。
118 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/25(月) 23:44:34 ID:K5A5VQTq
[クレヨンの朝] * ぼくの町ではさあ エプロンについた醤油のしみまでが神々しく輝くんだ。 - 朝 - そいつを封筒につめてだな なんにも書いてない便箋一枚 一緒にいれて。 灰色した丘のうえのポストまでまいにち投函しに行くんだ。 そうするとね 約束の日までにはきっと やさしい泡みたいな返事が返ってくるよ。 わかるんだよ。 じぶんだけにね。 神様がしみわたるように語りかけてくれる朝がかならず訪れる。 ほんとだよ。
最後の贈り物を開けてみようか 手に触れることさえ拒んでいたのに 報告する必要はないけれど 今夜は知らない感情を知りました 孤独と静寂と冷たい夜の雨を混ぜてあなたの思い出を一滴落としたような それをどうよんだらいいんだろう 箱の中身はそれとどう関係していなくてもいい またいつもの気まぐれでもいいから それでもいいから それでもいいから・・・ 開けたら失う 最後の贈り物
120 :
名前はいらない :2010/10/26(火) 02:29:32 ID:c0zBMkE+
曇った窓ガラスに ユザワヤの紙袋に 凍り付いた郵便受けに 小学校のグラウンドに ムカつく奴の鼻っ柱に ローソンのレシートに バイヨンの微笑みに ドラえもんのポケットに ダンボールに プラットフォームに 溢れかえる公園の噴水に しんとなる雪の夜に 腕に浮き出た血管に 温かいクリトリスに 生まれたばかりの娘に 僕らが投げかけるものは何だ
121 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/27(水) 00:03:32 ID:jBfoN2sL
[生き物って尖ってく感じがするね] 町も風もかなしく震えるので、 ろうそくの火のように、 さびしいやさしさで、 生きものは尖ってゆく、 のだと思う 生きものは、 風の群れ、 消え入りそうなほど、 ほそく、とがって、 ないまぜに、まざり、まちがったまま たったひとりのわれわれに、 なりました だから、 いまでも あなたのおとがいは かすかに 水辺りの においがするのです
[桃色のココロ] 風が、何度もしみわたる 夜だから、 キョウシツとかツウガクロとかイエの 水槽のなかで、 わたし、 うまく息継ぎが、できなくて、 ホント、苦しくて、 ハダカのまま、 濡れています、 一粒の 真珠みたいに くるっと くるまって 白い 羽根の 瞬きで でも、 ホントに 濡れてるのは、 わたしじゃない、 傷ついた、桃色の、 ココロ、耳たぶのさきまで裸ん、なった、 ココロ ほら、 キコエルデショ? 夕暮れの、 アリア、 成層圏の、 波の、 響き、 銀河の、 果てまで、 届く、 音、 かぼそい 声、 わたし、 いつのまにか、悲しくて ピースサインしても、 取り戻せなくて、 涙、きらきらで、 でも、アタシ、やっぱり裸で、 傷つくのは、いつも深い耳の奥のほうで だから、わたし、 虚無のように泣きはらしました 真赤なピアノの伴奏付、 戦争みたいなピアスをつけて それでも やっぱり 生まれたての 桃で 裸で 涙で
宴 月の光が夜を切り分け 申し訳程度に人々の皿に盛る ベッドの中で布団に包まり開けた小箱に 最後まで引っ掛かったドン臭い子にも分け与え 音が業務時間外と酒を呑む世界で出来上がったスープは頃合だ まずは一献 返礼により強い酒を 直ぐに蒸留回数は50を超えて 最後には無水エタノールすら杯に注ぐ始末だ 笑ってる テーブルには独りきりだってのに 幽霊や過去や世界の何処かといった それぞれ別の位相の住人と擦違う度に目礼を交わし グラスの端で鳴らす高音は空を駆ける星を瞬かせる また今日も生き延びた 明日はどんな一日だった? 暗中模索の炭鉱夫共の晩餐に馴染み 岩の根から零れる音楽を器に注ぎ祝う 掌の上に物が足りない? 開くだけましじゃないか 然したる意味なんてないさ べつに乗り過ごしたって 環状線はまた同じ駅に止まる 空を見ろよ あのヘベレゲな月を見ろよ 一月の大半はニヤ付いてられんだ 道に点在する食べ残した夜を突く烏が 朝に弾け空の杯を鳴らす
てんてんてまり てんてまり 三分の一のスピードで落下する てんてんてまり てんてまり 同じ速度で跳ね上がる バウンド一回目 目の高さ バウンド二回目 ジャンプすれば掴める てんてんてまり ついてないのに てんてまり 三回目のバウンド 捕まえようとした手をすり抜けてんてまり おちてこない てんてまり 上空を旋回して しぼむように急上昇 足元消えて転落 かと思いきや無重力 手足ばたばた水平飛行 てんてんてまりの回収命令でました 離陸許可でました ふうふう吹いてゆっくり上昇
からから空っ風 からから枯れ葉 静電気は心電図のひかりをなぞる からからころんと何かが落ちた ふわふわ落ち葉の下の下 ころんころん ころんぴこん 静かになった静かになった からからの森が静かになった 青白の静電気が落ちて ぽつぽつ落ちてきて もういいのにという声やまだいけないという声や たくさんの声が混じれば大雨 ころんと頭にどんぐり落ちてきた 落ち葉の下の下のどんぐりころころ
バタフライ効果 料理に振りかけたはずの胡椒が舞って 鼻先を掠めては隣人のクシャミを誘う 坂道を転がる小石がやがて斜面すらを崩し 闇夜の小鳥の鳴く声が都を恐怖に引き摺りこんだ 思いがけない事ばかりなご時勢な訳で 悪くもない目を覆うメガネの度数を毎日のように調整して 転ばぬ先の杖は長過ぎて逆に不便だ 何歩か先に地面が無い事は承知の上だが その何歩かを気にし過ぎて後退するのは考え物だ 背後だって地雷原なのはご承知の通りで 運よく隠し遂せた染みそばかすを白日に晒す事になりかねない かくれんぼだって達磨さんが転んだだって 結局最後に物を言うのは忍耐力です なんて言う人が次の日には花瓶の菊と入れ替わり 訳を聴けば円高が彼の首に縄を掛けたとの事らしい 良く判らないが風が吹いたんだろうと思った 桶屋が儲かるのか疫が流行るかはまだ先の選択だ どちらが選ばれたとしてもカセットのAB面を思わせるような セット販売なのかもしれないが 取り合えず、靴紐くらいはしっかり結ぼう 運さえ良ければ明日の日の出だって拝めるだろうさ
365等分に切り分けたいつもの1日 36.5℃のそこらへんの恒温動物 それだけのことなのに、言い訳のための生きる意味に意味はない 暇つぶしにはいい知恵の輪 目には目を 目は口ほどに何か言ってるよ 得意と思い込んでるポーカーフェイスで乗り切りましょう 何と戦ってんのかわかんなくなるのが戦争のいいところ 馬鹿の終了宣言にはうまいこと使えます
酔歩 夜の風が冷たくて 思わず溜息をついた 何度目だろう 白黒問わずに飲み込んでるのに 出て行く空気は白か無色 これじゃ俺が空気清浄機だ なんて見た目だけで決め付けて 綺麗顔の詐欺師の廻る舌に見惚れて ちょちょいと色紙にサインした途端に カエデの葉っぱすら毟られる そんな気がする 清濁飲み干す器量の深さや 濃淡しかない水墨画の鮮やかさが なんて事のない工業製品と見分けが付かない 目端が利かないのはメガネのせいか もしくは見えてる物こそ騙し絵なのか 教科書の隅に描いた落書きは 案外本の内容よりも価値があったとか 横道に逸れすぎて畦道に入り 収穫後の稲の根元の切り口は鋭く 夜を地面と縫い付ける針先のようだ 空ばかりが夜だと思っていた なんせあんなに星が綺麗な物だから 自分の足元すら覚束無いのに
霙が空から落ちてきた 凍土をきって自転車は走る いつもより濃く見えた緑の森 曇り空は眠っている 錆びた黄色の看板の前を左折した 懐かしい枯れ草の匂い 銀色のフレームが震える ペダルを目いっぱい踏み込む 風が頬を掠めた あと少し 遠くで犬が吠える
130 :
ぼろぼろのつばさ ◆kgFkjpHBZs :2010/10/30(土) 19:44:38 ID:iA1IMrpM
[tears] 小鳥はなみだ。海岸はなみだ。春はなみだ。ことばはなみだ。 きみはなみだ。 ひとりぼっちのなみだ。 [so much lonely] とてもさびしいので 涙という文字を百回書きました とてもさびしいので 流れる雲の数を数えて眠りました とてもさびしいので 小鳥になって夢の中で飛んでいました とてもさびしいので めざめるとつめたいあおぞらがひかっていました [night and day] よる なあ、さびしいな さびしさが しみるな なあ、あれだな よるになると 真っ暗になるのは あれのせいだな きっと 独りぼっちで さびしいせいだな ひる 透明な海で 何度も 何度も おぼれてしまうので ぼくの 十字架は 際限なく 増殖する ひるも ゆうぐれも あけがたも 世界は みえない毒で みちあふれてる 氷の秋のひかり カナリアの朝の蒸気 青春のあけがたをことごとく打ち砕く気層 世界は みえない毒で みちあふれてる よる 笑い方が よくわからないんだが いったい おれは いつから 行方不明なんだっけ
冷めたコーヒーをかき混ぜて温度を下げて 覚醒作用を消せば香りと眠れる 立ち位置を崩した地をはう渡り鳥は隊列に戻れない 人差し指とはよくいったもので 柔な矛の先が防ぐ手を貫通する 人型になぞるチョークぐらいはカラフルがいいな かりそめの暖色モザイクの遊歩道に雪が積もる
また明日 帰り道を見つけて 靴箱を抜けた所で目が覚めた 天井の染みは昨日と違うような でも枕はいつも通りへたってる どうやらまた今日を見ているらしい 中々脳味噌ってのは物持ちが良い 勉強も運動も仕事も続かないのに そんなに目を瞑るのが苦痛なのかね? 暗闇の隅で影や動いたって喚いて 真っ赤な顔をしているお前は とても地球の征服者には見えないな 光のない地下室で影が揺れるのは お前が熱を帯びているからだと 蛇の目を持つ男と蜂の目を持つ女が 皿の上から見返していた日をまだ忘れないのか? もうあれから何度爪を切ったと思ってる 物差しで計ればpの単位で10を超えるぞ また今日も薬も飲まなかったんだな まぁそれも良い ガラス越しに見る短針を引っ張る長針は 手前勝手に動かされるゴールテープを忌々しく見る 朝を決めるのはお前じゃねーだろと 醒めようと醒めまいと カーテンを閉じようと開こうと スーパーマンが止めない限りは地球は相変わらず廻って また髭を剃らなけりゃならないんだ もう泣き止めよ 靴はまた新しく買えば良い 正門以外にも出口くらい有るだろうさ 最悪窓からだって出られないわけじゃない だからたまの日曜くらい 脅えずに瞼を溶かすのも悪くないんじゃないか?
雫 しとしと濡れる物干し竿に 吊られた鉢から延びる蔓が 伝ってくる眠気に色を溶かし 素焼きの底に開く穴から 取り零した切符と共に流れて 道の窪みに出来た小川に混じり 忘れた頃に大海へ到る事を 少しだけ開かれた障子越しに まどろみ閉じかけた瞳に映す子は 明日の朝どんな夢を見て 私に語るのだろうか
134 :
はち :2010/11/01(月) 10:14:51 ID:GtzRJ1tO
>>56 >>85 さん
君はゆずちゃんかい?
もしそうだったら、俺にはいつも君を迎えに行く用意があると、ここで伝えておく。
135 :
はち :2010/11/01(月) 10:42:05 ID:GtzRJ1tO
背中を丸めて、雨粒を受けとめる。泣けない僕を、笑うがいい。
夜鳥の鳴声 板の目から染み出した汚れを 擦り切れた雑巾で拭ってみる 板の目からは染み出したくせに 雑巾には染み込みすらしない 床にどんどんと影が広く濃く伸び 指先の入る力でキシキシ軋む 後から後から雨が汚れを溶かして 不可逆的に台無しにしていく もうこの部屋から出て行ってしまおうか 何処にも行く当てなんか無いけど この分じゃ外は土砂降りなのだろう いっそ砂礫を落として埋めてしまえと 白くなった爪が呟く 触れれば零れるかのように 今日が彼岸に暮れて行く 赤切れた掌の下 キシキシと床が鳴る
振動 机からふと目を上げると 空にはオリオン座が朧気に見えた 掌の小指側の側面を黒鉛で汚している内に 地球は随分と遠くまで来たようだ 室内の暖房に丸め込まれた炭酸飲料 蓋の隙間から要領の良い奴ばかりが逃げ出して 今じゃこの部屋でまだ眠い目を擦っているのは 俺くらいなもんだ 鳴り止まないエンジン音に何時までたっても慣れず ただ立っているだけでフラフラと揺れて 血が足りてないとか気が足りてないとか ならば弛んだ三段腹には何が溜まってるんだと言えば 脂肪と宿便くらいな物だと骨格模型が揺れる 耳を塞ぐのに掌を使うのは下策 イヤフォンやヘッドフォンは凡策 じゃあどうする 耳を削ごうか鼓膜を剥ごうか なんて自問自答が無難な所か 補助輪を手放せない自転車で畦道を越え 右端を抜けると左端に戻り 元気だけは無くなってる事で物理を少しだけ学んだ それも今は昔 近頃じゃ歩いて五分のコンビニにすら車を出して 狭い箱庭の中で何度も何度も切り返し 安定しないエンジン音に何時までたっても慣れず ただ前を向いているだけでフラフラと揺れて ペットボトルホルダのコーラの表面に 泡沫が一つ割れもせず揺れている
報われなかったワケじゃないんだ。 届かなかっただけ。 響かなかっただけ。
140 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/03(水) 21:42:42 ID:etK7KSwV
朝冷え霜月彼方は如何に 向ける眼に射す薄明かり 次第に増します柔らかな色 足らざるものを補う如く微笑みの中
たいそう 八重葎が茂っている あけび へくそかずら 巻きつき 絞めにかかる 生命が吠える この手は宇宙的で 芸術を遥か後ろに置き去りにしてきた 幻月が揺れて 赤い葉は降り積もり 女郎蜘蛛は夢を見る
中秋 忘れた頃に目の端を 針で突かれ俯いて 月の笑顔に慄いて 影に手を引かれるままに 虹の根元に宝を隠し それが何処だか思いも出せず 犬の背中に跨って 今日も今日とてゴミ漁り 昨日と引き換えにした福袋 空けたら底から月が見上げて それ以来ずっと目が見えなくて 零れる雫は目尻の砂に染み込んで 遠吠え頼りによろめく足元 掬うほど暇ある人も珍しく 案外すんなり来たもんだ 川原の小石を拾い集めて これが宝の引換券だと こびり付いた笑顔が誰だったろうと 零れず残った脳味噌が問うても 太陽風に舞う白砂にかどわかされて ポケット一杯の砂利を引き摺り 左足から水に濡らして 古井戸の底からぽっかり開いた現に 呆けてる口から零れた一片の泡に 刺さりっぱなしの月が明るく いつか見た犬の目玉の色に似て 街には相も変わらず吹き荒ぶ秋風が 葬列の足音をカラカラと鳴らした
143 :
はち :2010/11/05(金) 01:03:37 ID:n9t2KszF
答えは既に出ていたんだね。 あんなにも雄弁な告白を 俺は知らぬ間にしていたのか。 力は神が授けてくれるものでしかない。 風はとうの昔に吹いていた あとは自らの足で歩むだけだ。
「繰り返し症候群」 下手よ下手よも好きのうち おんなじ事の繰り返し テープを再生するような日常だった バカの一つ覚えが日課になって オウムに教える癖になる 気持ち悪いが リフレインがリズムになるだろ 努力を褒めて結果を求め 気張りすぎたら糞が出る 一人遊びに気がついて 適当を覚えた努力家は 休業届けを出しました
145 :
はち :2010/11/05(金) 16:07:02 ID:n9t2KszF
俺なんて小さい。 殺虫剤をかければイチコロだ。 俺の毒にアナフラシキーショックなんて、悪いがない。 あなたは蜂より賢い人間でしかない。
ミサイル 笑っている顔が思い出せず 町の三分の一くらいの人が見えない なんだか今日はお祭りみたいだ 見上げた空には大きなミサイル テレビもこぞって生中継 野良犬すらもぺたりと座って 枝の葉っぱが散るのを見入る あの子の首の角度が綺麗で ミサイルの先端のセンサーが 軌道衛星から来る電波の地図と その目に映る地上を照らして あの子の首筋を少しずつ張らせて 喉から顎のラインがヴァイオリンの弦みたいで 当てたナイフを軽く引くと綺麗な音がするだろう 太陽も月も地平に隠れて 曖昧な空はミサイルの独壇場 泣く子をあやす声も無く アキレスと亀のように何処まで落ちても地上に付かず ゆっくりと ゆっくりと 地球の終わりやらを掌のデジカメで納めようと 三脚まで買って待っているのに髭ばかりが伸び 気が付くと周りの人は誰もが飽きて いつも通りに轢かれたり買い物したりと忙しく 空の月にはいくつも窪みが黒く焦げ テレビはどこか遠くの砂漠で焼かれた町を映して 相も変わらず落ち続けているミサイルは あの子の首を跳ばす事も無く 耐用年数の過ぎた軌道衛星は転んだ拍子に身を焼いて 笑顔は今日も見つからない
いくものくるもののこるもの ひょろひょろと伸びた野草が枯れて 焼かれもしない内から骨を晒して 吹く風に手を振る事も忘れたかのように かつて草原と呼ばれた地面に突き立って 秋の手に乗り損なったキリギリスが鳴く 誰に手向ける訳でもなく咲く一輪の 木瓜の花から滴る霜の欠片に洗われ 夢の続きか現の終わりか 道行く渡り鳥の背に乗る小さな種の ぼやけた視界をそっと遮る風切り羽 戻らぬ便りに溜息一つ 帰り道に刺す夕焼けの中 顔を忘れたかつてのあの子が 枯れた野の影に見えた気がして 道を外れて歩みかけたが そっと足を道に戻して己の影を 踏もうともがきながら溜息二つ
幸せ 何気ない事にホッと胸を撫で下ろし お湯で薄めたぬる酒を一口 今日も今日とて儚くて 明日も明日と草臥れて カバンに仕舞ったのど飴一つ 帰りの電車で口に含んで 控えめの甘さと薬臭さと 形を取り得ない記憶の残滓と電車の揺れに 擦り切れ椹木も頼りない身をそっと委ねて 眠気眼に溶ける車窓に流れる町の 家々の窓の中に憧れつつも 手を出すほどには無謀ではなく ただ口の中に咲く甘みをかみ締め 疲れた体に鞭打つ手さえポケットの中 ぬくぬくと静かに寝息をたてている 手に入れられるものも多くないけど 一度に掴める物はもっと少なく 掴んでは開いて 開いては零して 零しては掴んで くるくると廻る風景に酔っては一休み 道を行く人の背中をぼんやり眺める 歯が痛いとか金が無いとか寒いとか 尽きるほど悩みの数は少なくないが 逸らし受け流しつつ背負う程度にはコンパクトで 道の傾斜も転げ落ちるほどきつくも無くて この世は並べてことも無いとか 燻らす紫煙が肩をたたいて 忘れた頃に夢の続きが 小春日和の道に開いた
149 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/07(日) 12:09:31 ID:XH/1h3zd
苦楽ひとのもの 苦楽自分のもの 麗しき国に生まれ育まれ 何の不足があろうや ひとはひと 自分は自分 和して同ぜず 一人一人が皆主役 子供も大人も 此の国で同じ空を生きている
輪郭 見上げても空は見えず これ見よがしに秋って言葉で装飾された 黄色の葉っぱと異臭をまとうイチョウが ワッサワサと身を揺らしては 手元の殴り書きされた地図を隠す 道と言う道に 橋と言う橋に 川と言う川に 何層も何種類もの葉がこびり付いて ガードレールの凹みや添えられた枯れた小花を 錆の浮いた真鍮のドアノブに変えて 一切合財を向こう側へ押しやった 箒一つ手に墓前で二本の煙草に火を付けて 線香代わりに一本添えて、もう一本の煙を吸った 先程掃いた白い玉砂利がもう染まり始めて そういえば人見知りで恥ずかしがり屋だった事を思い出した もう覚えている人のほうが少ないのに もうここにも居ないし 言葉で形作ろうにも幹も葉もハラハラと頼りなさげで 枯葉の穴のみで全部賄なおうとする俺を見て 全く、君に掛かると世界の大半が語りえぬ事なってしまうな なんて言って笑った顔は今でも時々夢に見る 日が落ち影が触れた途端に凍傷の痒みを思い出し 思わず顔を上げたが目は乾いたままだった 葉っぱ所か俺自身がカッサカサに絞り取られて 煙草の煙にだって咽なくなってしまったよ 空には相も変わらずイチョウが黄色く乾いた雨を降らせている とにかく、感傷的と言う言葉が良く似合うけど 肝心な意味は今も辞書で調べちゃいないままで 手を合わせる理由とか骨の成分と魂の関係も 判りようもない事は煙草の煙の縁に任せて 来年まで忘れないよう箒を一振り
151 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/07(日) 21:06:57 ID:XH/1h3zd
生まれ来た時 私は泣き 周りが微笑んでいた だからせめて今 周りが泣いている時 私は微笑んでいよう 自然へ還る時 周りも私も微笑んでいられるように
152 :
名前はいらない :2010/11/07(日) 22:23:57 ID:9pOPaQQ7
今日、支那蓄が14億匹死んだ。 死骸をどうしようか? そうだ、1匹の死骸を一つの写真のピクセルに見立てて 支那の不毛の大地に 巨大なゴキブリの肖像画を描こう。 地獄逝きをここに称えて。
雫 もうダメだぁ なんてぼやきの傍ら 舐める酒は水みたいだ 幾らでも浸透してきて 60兆の細胞一つ一つが 思い思いのクダを巻き 失調気味なのは精神だけじゃないらしい ほら今日も来てるよ 電柱の隅、手招く夢行列車 逆さの杯から垂れる一滴 逆さまに膨らみ路面に割れた 判ってるって 火遊びは軽い火傷までだってのは けれど最近の化繊は 随分と良く燃える 火鉢で温まりたいだけなのに もう指の所々に骨が覗いて ゾンビみたいだなって笑うお前は焼き魚の目で 午後九時ごろの惣菜売り場で転がってたな 乾杯の音頭は真昼間から何処からともなく 酩酊と連れ立ってどっちが先だか分かりゃしない 肩を叩くのは上司か売れ残りの秋刀魚か夢か 首が切られたってワセリン塗って乗せときゃ大丈夫だとか 全くその通りだと相槌を打ってから 襤褸を纏った浮浪者が 笑うのが瓶に歪んでいて 電柱の端には夢が相変わらずほくそ笑み 身を解された秋刀魚の目は相変わらず濁って空に浮く 一滴 後一滴だけだって 朝露で満たされた器を片手に電柱に語る
154 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/09(火) 01:36:22 ID:r7PfZ3lC
心を暗くするも明るくするも自分次第というのに 暗い詩は書き易く 明るい詩は書き難い 何故だろう
飛ぶとか 笑いたければなけば良い 泣きたければなけば良い 別にしたい訳でもないが 夏が暑いとか 冬が寒いとか 虫が死ぬとか 俺が死ぬとか どうにもならないだけ 布団が暖かい だから生きていける 樹海の枯葉だって 暖かいだろうよ 息吸う事に我武者羅で 雪とか雲とか息とか先とか 何かもう色々真っ白 柵はもう股下にまで縮んで ひょいってやれば案外 空だって飛べるんじゃねーの? 足が震えてる 柵に頭をぶつけて蹲る小象は 檻で電気を流され蹲る子犬は 泣くなよって震える背中を擦って 襤褸切れを纏った聖人が 悉く血の涙を流した訳がわかった気がした
面倒ごと 秀でた所を作ろうと 墓穴の上に沢山土を盛る ほら笑って笑って ファインダーからはみ出してる 跳んでも蛙になれないように 足が二本だから何だといえるのか どうでも良い事ばかりだ そんな物ばかり歯の間に詰まる 何がしたい? 何でも良いよ ゲームでも地球進出でも 取り合えずスープでも飲もうか 右左に持った二本以外の匙は捨てて それだけで精一杯 それだけに精一杯
しゃーないね 笑うしかないって 腹抱えてさ 伝わらないからね しゃーないね 言葉の違いとか以前に 言葉を持ってなかったんだって あるある詐欺の第一人者 異国の地で迷子になったみたいだ 無いだけでここまで罰せられるとは 踊るしかないって 腰捻ってさ 終わっちゃってるからね しゃーないね 指咥えてただ待ってたら もう引き返せない深さ 待ち合わせ場所が流砂だった 種の無い手品の被験者みたいだ 知らない事がこんな結果になるとは でも生きてるんだよこれでも
158 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/12(金) 03:22:11 ID:9aRJtCTN
雑多な思いを剥ぎ取る 見えて来たのは澄んだ夢 濁った水にもいのちは宿る
明日 傘差して歩いたって ズボンの裾は少しも守れやしない 拙いフォークじゃ掬えないペンネとか 読み返せないメモ用紙みたいに 隅で不貞腐れて煙草吹かして ジップロックに包んで冷凍庫へ これは一時的な措置 明日ちゃんとやるから だから今日は無精髭くらい勘弁してくれ あれ何処にしまったっけ 重い腰上げようとする度これだ 込み合う改札で出てこない旅券とか 挟んでおいた押し花のように 少し目を離した隙に抜け出て 冬の上着はポケットが多すぎる これは毎回の事 明日しゃんとするから だから今日は皿洗いくらい勘弁してくれ 今日くらい残酷な事って 他にいくつ在るんだろうって 見上げるともう夜だった
ギザギザな空がスタンプになって 地面をこんなにも掘り下げてしまった 押し退けられた僕らは町になって 初冬の窓ガラスに見る霜みたいに 平面にすがり付いて隙間が埋まる日を待ってる 背中の肩甲骨が異様な発達しちゃって ひび割れた皮膚の下から羽毛がはみ出てる 小春日和の日向を避けた下の蹲る公園の端 ベンチに腰掛ける骨ばった御老体は 大気が一番薄くなる日を待ってる ケータイを耳に当て過ぎたら取れなくなって 蜂蜜みたいな電波で脳味噌がふやけてしまった ニュースが原稿も読まずケーキを頬張るから 耳の奥にサンタが降りてきたみたいに静かで 天上に風穴が開く日を待ってる 地球が寂しくなって引き寄せた空にビリッと裂けた 先程までの風も今じゃ面影も無くなって ベッドの中の僕らは皆紫色の顔をしている 天上所か見渡す限り暗幕は虫食いだらけで 血も乾いた翼が何も無い空を確かに掻いて 一番大きい穴から降る砂がギザギザの地面をそっと埋めた
161 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/13(土) 23:59:49 ID:eFAUUjhT
空に終点はないよ ないさ あるもんか 夢に終点はないよ ないさ あるもんか 命に終点はないよ ないさ あるもんか
星 何処へ行く 何を残す 花びら一つ 付かぬこの身で 笑う犬 折れた牙 遠吠え一つ 雑踏に折れて 揺れている 震えてる 掌一つ 雪さえすり抜け これじゃ繰り返しだ 日々をすり抜け 何処へ行こうか 夜の足跡が一つ 捨てられた森へ 罅割れた海へ 降り注ぐ町へ 流れ込む空へ 見掛けぬ夢の端を そっと引いて別れを告げる
163 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/14(日) 00:08:23 ID:TUatCx+U
終点はいつか居た始まりの点 そう 出会った奇跡の場所 でも 見たこともない場所 そう 終点はメビウスの輪の始まりの場所
ある日 夢から覚め見慣れた天井に さっきまでの出来事を話す 話す端から記憶は薄れて 気がつくと僕は泣いていた 全部判ってしまったんだ 隣には誰も居ない事 知りたくも無い現実が いつしか僕を殺そうと 首に手を掛けている その手が頚動脈からずれているのを 懇切丁寧に正したい気持ちで一杯だ 真実は数あれど 都合の良い真実なんて見つからず 事実はそれより過酷で一つしかなく 矢継早の質問に答える様は フロイト推奨自由連想法だ 嫌なものばかり口端に昇る 見なくても良いはずなのに 眼球は充血して震えながら見ている 地下鉄が幾度も轢いた線路の 赤茶けた色の理由を 零れたくて零れてきた訳じゃない そう思ってもう幾星霜 まだ声としてだしちゃいないが もう頭が痛いんだ 耳から皮から目から鼻から手から だくだくと血液が止まらなくて 寒いと思う気持ちが判らなくなった 犇く雑踏に辟易しながら この体の震えの理由が区別出来ない もう夢は帰ってこないし もう僕はここに要らないし 振り返って影も見ると 他の影に潰されて無くなっていた
ふう 深夜三時の外は薄ら寒く 着込んだ体にさえ刺さって 気がつくと切れてる紙束みたいだ 空の墨色は黒とは違って 瞳の辺縁を思いついたが 具体的にどんな色か忘れた 吐き出す息を空に絡めて 十分固まったら手繰り寄せて この手に星が届くかが問題だ 光無い様に見えた山間さえ 夜が吹き溜まり馴合を退け 向こう側の街に脅えている 兎にも角にも肩を抱いて 吸った空気が肺から体内に零れ 空ろな体を締め上げ心臓が泣いた これ以上虐める事にも飽いたって 言ったり言われたりを素描したくて 腐り落ちた指を拾い集めて 眠りから覚めた時に暖かさを感じる日を待ってる
166 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/14(日) 14:04:46 ID:TUatCx+U
夢を見た 素敵な夢 どんな夢? むふふ どうしようかなー ちょっとだけ教えちゃおうか 今 APECやっているじゃん 何処で? あのねー とにかくやってるんだ ユーシー? アイシー? ハイシー そのために 道路検問をそこいら中でしている 交通機動隊員を 全国から二万人も掻き集めてね 宮崎や熊本県警の車を 生まれて初めて見たよ もっと邪魔にならない だだっぴろい国でやれば良いのにね 買い物を済ませて 走り出そうとしたら 目の前で検問していて 免許証の提示を求められた でも あるはずの免許証がなくて お巡りさんの不信者を見るイヤーな眼つき 言葉は丁寧だったけれど ガムテープで 目隠してやりたい衝動に駆られたよ 多分逃げない様にだろうね 車を降りて パトカーに乗るように言われた で とぼとぼ歩き出したんだ そしたら 後ろから何か叫んで 息せき切って掛けて来る綺麗めの女の人の姿が見えた 可哀そうに 下を向き ハーハーゼーゼー 今にも倒れそうだった あのう 此れ 落とされました 見たら 免許証だった びっくりするやら ほっとするやら 嬉しくて お礼を言おうと顔を見た あなただった 泡吹いて死にそうになった あなたは笑顔に戻り 何て言ったと思う? お腹空いた もう歩けない だって 未だ先があるけど はしょって 目が覚めた おしまい (此れ、詩か??)
167 :
名前はいらない :2010/11/14(日) 14:06:43 ID:sZ7hxtOd
17才は自我が膨らむ年ごろである。したがって、家族や社会の束縛とか規範とか規則から 自由になりたいと願う年ごろである。またそのためにも、知識欲が旺盛になる年ごろである。 また、世俗でない悲しみを抱ける年ごろである。 16才で上の学校へ進んだわたしは、その年の後期になると、学校での講義が虚しくなっていった。 スローテンポの口述の講義を延々と筆記していくのは時間の浪費と映じた。そんな講義の1年分も、 本にしてくれたら3日くらいで読み終えるのにとおもわれたからである。教室へ向かう足どりは重く そして遠のき、図書館に籠る時間が多くなっていった。 そこには、読みたい本がいくらでもあった。そこでは、知識欲がつぎつぎに満たされ、幸せに浸っていた。 一方、学業がしだいに遅れるにつれ、人並に学生生活が送れないことへの劣等感に苛まれた。 そのころは学生寮にいた。同室のほかの7名の人たちは皆善良な紳士で和気藹々と共同生活を 送っていたのだが、わたしは自我を抑制するなにかが欠けていたのか、どうしても共同生活には 馴染めなかった。夜になるとよく寮を抜け出して、校舎の屋上で独り星を眺めて過していた。 ある夜、宇宙とは何だろうなぜ宇宙があるのだろう、それは『誰』が作ったのだろう、造物主が天と地を 創造したというなら、造物主とは何だろう、『誰』が造物主を造ったのだろう、と思うと、突然悲しくなって、 涙がとめどなく流れてきた。そう思う自分自身、流す涙すら、宇宙のとるに足らぬゴミのような 物質であることが切ないのである。そのような悲しみは固定観念として心に深くつきささる。
168 :
名前はいらない :2010/11/14(日) 14:08:31 ID:sZ7hxtOd
世俗の地位とか名誉とか財産とか宇宙の前にどれほどの意味をもつだろう。世俗は宇宙の存在を 忘れたところに息づいている。 寮生活のはじめての年が明けるとまもなく、デパート勤めの娘さんと老衰したお婆さんの住む家の 一間を見つけて寮を去った。 自由!その気になればいつでも1日24時間はわたしのものだ。そこで、猛烈な読書が始まった。 毎日のように古本屋を尋ね歩いては、文芸書をはじめ、自然科学、哲学、倫理、宗教にいたるまで、 知識欲を満たしてくれるものを探し求めては時間を無視して読み耽った。 楽しみは、下宿の温和な娘さんとすこしばかりお話をすること、マルクス・ボーイであった親友と 裏町の喫茶店で、1本ずつお銚子をとりながら、唯物論について議論をすることであった。 彼は、ときどき咳込んでいて、後年わたしが瀕死の苦しみを味わうことになる肺結核を感染させて、 まもなく亡くなった。そのうち、下宿のお婆さんの老衰がひどくなり、とうとう寝たきりになって 衰弱していった。娘さんはわたしとひそひそと話しあっては、死んでいくお婆さんを見守りつづけていた。 お婆さんが亡くなると、娘さんは涙をいっぱい浮かべて、「さようなら」とその姉にひきとられていった。 わたしは3畳1間の下宿に移り住んだ。 孤独だった。もうほとんど登校することもなく、ひたすら書物に耽溺し、読書に疲れると孤影悄然と 街を徘徊した。孤独には詩が似合う。歩きながら好きな詩をよく口遊んだ。 ”夏の逞しき足音は消え、山はまた大古の夢に還らんとする秋風の暮、 耳を澄ませば落葉松のタクトは鳴り、鱗雲には淋しき少女の牧歌が映る、 ああ 今宵 アルペンのあかき灯がまたひとつ減る” わたしは、生きることに最早未練はなかった。わたしは、睡眠剤を多量に飲んでこの世に別れを 告げた。しかし、わたしは死から見放され、2日後に意識を取り戻すと、わたしを待っていたのは 精神病院であった。翌日、私はつぎの言葉を残して、日光の華厳の滝に身を投げた。17才であった。
169 :
名前はいらない :2010/11/14(日) 14:29:16 ID:sZ7hxtOd
厳頭の感 悠々たる哉天壌、遼々たる哉古今、 五尺の小躯を以て此大をはからむとす、 ホレーショの哲学意に何等のオーソリチーに 価するものぞ、万有の真相は唯一言にして 悉くす、曰く「不可解」、我、この恨を懐て 煩悶終に死を決す、既に厳頭に立つに及んで 胸中何等の不安あるなし、始めて知る、 大なる悲観は大なる楽観に一致するを。
空箱 別れ際なんて気付かなかった いつだっていつの間にか眩まして 残ってる手紙だけ茶色く干乾び 錆びた釘みたいに深々と 捨てられないままに歳を取る 気がつくと十年後 近所が少し四角くなって 区画整理に押し潰された 角の煙草屋の老婆から 最後に買った銘柄はもう無い 抜けた毛を纏めてゴミ箱へ 細く乾いた触角に似た枝は アスベストよりも有害そうで 煙の臭いが消えなくて 焼け落ちた私が足首から離れない 今日も酒 明日の酒 冴えた目は色を忘れ セピア色の遠くに行ったまま がらんどうのここは何処と泣く
「ヒーロー」 残酷なことは明日起こらない。 まるでヒーローみたいに、清くて憎めない笑顔で 宣言したのは誰だったか 教室の隅でしおれている女の子を 或はふさいで早弁すら忘れた男の子を ただの一度だって見逃さなかった あのコの名前が思い出せない 幼い頃、後生大事にしていた 宝物のヒーローバッチを失くしてしまった時くらい 心がしくしく痛むのに 雨の降らない夕闇に 翻るはスーツのジャケットばかり 視力の落ちたこの目でも 眼鏡越しなら 遠くに輝る一番星 見つけられるだろうか 二十の齢を過ぎた今 記憶の中で今尚清く輝るあのヒーローは 今も同じ台詞を、何処かの泣き虫に言っているだろうか にかっ!って効果音がぴったり似合う、あの憎めない最高の笑顔で ヒーローバッチは見つからない。 あのコの名前はわからない。 だけど 残酷なことは明日起こらない。 何処ぞでしおれてくたびれている 俺に、あいつに、あのコに、誰かに 俺もいつかは言えるだろうか 夕闇は去って群青色 蕩けた空に一番星たちは そこら中散らばって 日本に訪れた冬を喜んでいるよう 希望的観測でいいんだ 眼鏡越しでもいい 積み重ねりゃあ希望にもなるさ だって、残酷なことは明日起こらない。 子供たちは今もヒーローバッチを山程も 誇らしげ、胸に輝かせているだろう ヒロインたちには各々王子が現れるのが決まりだし シャワーを浴びてビールを煽りゃ あのコの名前も思い出せるさ 残酷なことは明日起こらない。 証拠だってある ほら、今日だって 酷いことは何にもなかった 俺にも、きっと 君にだって
172 :
名前はいらない :2010/11/14(日) 23:19:16 ID:Q5M0x6pL
朝の目覚め、窓を開ける。 薄曇り、いや黄色味がかった空。 昼の偏頭痛、眉を潜める。 黄砂、いや支那の環境破壊。 夜の回想、布団に入る。 ゴキブリ、そして死ね。
173 :
名前はいらない :2010/11/15(月) 00:08:37 ID:bQAJ2fnH
「ロマンポルノ」 おとぎ話を閉じ 黒髪なんて捨てた だらしがない 美化をすれば 情けない 情熱や悲劇は 笑い話 だって、 大雨の公園で シャンソンを 歌ってる あなたの長い舌が欲しい あなたの長い竿が欲しい あなたの長い足が欲しい あなたの長い前振りが欲しい 乱れるのが目的なんだから 整えたって仕方ない 綺麗事は吐かないで ロマンポルノなんて存在しない
174 :
名前はいらない :2010/11/16(火) 04:37:05 ID:Y6cjhhSG
fgj
175 :
名前はいらない :2010/11/16(火) 21:12:35 ID:jR/VAXDR
先の見えない闇の中 道標はいつも気まぐれで あるはずのない帰り道探してた 町の灯りが消える頃 また一歩進んでいく 何も無い場所に向かって
176 :
名前はいらない :2010/11/16(火) 23:11:12 ID:EOKvPadf
ぽえ夢
約束事のように 埋めちまったあの子を探して 今日も眠れないまま潮干狩り 満ち満ちた海水に目をやられ 指先でかき回した底から 色んな忘れ物のカスが湧く あれじゃないこれじゃない あの子の小指はこんなんじゃない もっと白く青く干乾びてひび割れて 川底の砂利間の小石みたいに 取りきれてない角の鋭さに 炉の熱が残ったまま融け切らずに あの子はあの子のまま僕のポケットに 仕舞っておいたのに いつしか埃とか黴とかで 僕は世界すらポケットに突っ込んで 長い事真っ暗闇で寝過ごしてたんだ 底からコロコロとあの子が笑って 鬼の僕は肉の剥れた手で砂を掻く
178 :
名前はいらない :2010/11/17(水) 22:31:53 ID:Ec0wSxIB
「ブルージュの鐘」 運河沿いの可愛らしいホテル 向う岸は 旧い教会ね 朝食には蜜のついたワッフル 一人なのよ 春のバケーション Happiness 束の間の自由な時間 きれいな鐘の音 Ding Dong Ding Dong 霧が晴れた朝 広場の小鳩も Ding Dong Ding Dong 青空に舞い上がるのよ 心のフォトグラフ映して ベレー帽のハンサムなおじさま 橋の上で 景色描いてるわ 市場までの道を訪ねたけど だめね 英語 まるで通じない 身振り手振りなの 自由な旅ね きれいな鐘の音 Ding Dong Ding Dong 石だたみの道 運河の小舟も Ding Dong Ding Dong ゆるやかに流れてゆくわ 心のフォトグラフ映して いつか雑誌のグラビアで見てから 憧れてた 旧い町並よ 中世から動かない銅像 馬車に乗って 町をめぐるのよ Happiness 束の間の自由な時間
179 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/18(木) 05:21:08 ID:fye2xS51
失うものなんて 何もないあなたに あるわけないでしょ こころの中に居てあげるだけでも 感謝しなさいね バカね 本当にバカなんだから 心の中で優しい声がする 明かりなんて 灯しもしないあなたに 見えるわけないでしょ こころの中で輝いていてあげるだけでも 嬉しく思いなさいね バカね 本当にバカなんだから 心の中で優しい声がする
180 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/19(金) 11:30:16 ID:WJWb0pCy
あなたほど変なひと 見たことないわ 広い世の中で他にいると思う? 思わないわよね しょっちゅう事故チューチューですものね 来年はうさぎ年よ 穴が開くほど顔を覗いてみたい お願い ビニール袋を用意して置いてね 吐くから? 違います あなたを入れて ゴミ屋さんに出すの 出して欲しくなければ 改心なさいね こころの中にも居てあげるから 世話のやけるひと 少しは大切さを分かっています? 大事にしなかったら こころから抜け出し ゴミ屋さん呼んで ポイッ 心優しい声が聞こえる
181 :
名前はいらない :2010/11/19(金) 20:07:15 ID:Zt5sKttq
> 揉みくちゃ華たん 明治文学みたい
182 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/19(金) 23:25:47 ID:WJWb0pCy
明治?....文学?....じょ、冗談はおととい言ってくれません? あたしゃ原始時代の人間だよ タイムスリップしちまってね だから 明治の文学も 大正の文学も 昭和も平成もさ なーーんにも知らない でもいいんだ バカは自覚してるし.... こころの中に居るひとと こうして話をしているだけで 幸せなのさ エヘッ
種 雪を踏み固めている その一点に何か大事なものを 仕舞いこんだまま忘れていて ただ引力に引かれるように もう音も立てない白い地を 削りたいのか積み上げたいのか わからないまま凍える夜に独り 春になれば芽でも吹かせるだろうさ 何だってロックンロールが大好きさ 街灯の仄明るさから少し外れた 道の隅に輪郭だけ染み付いて どうしてこうなったかは忘れてしまい これが全部なんだって 空すらまともに見えないゴミ収集所の端で 目さえ開けず瞼の裏の残光に 季節外れの白い羽を見た気がした 春になれば燃えるゴミに消えるだろうさ 何だって灰になれば花も咲かせるさ 心虚ろ気に外套も纏わず 足元の平滑な白色に足を取られ はたと開いた瞼の下の目が見た前は 壁だった 頭の上までみっちりと冷たくて 春になっても芽なんて出やしないんだろう 春になったら形も残らず溶け出すだけだろう 何だって夢くらい見たいのさ
184 :
名前はいらない :2010/11/20(土) 07:07:04 ID:uK4Y3RGv
空が崩れて足元に落ちた 破片に横切る流れ星 どのカケラに飛び込めば君のそばにいけますか
185 :
名前はいらない :2010/11/20(土) 11:06:37 ID:c/WqLRXj
どうでも良いかも 明日もそうかも 現状維持かも きつつきコツコツ涸れ欅 君の瞳に困憊です
外の世界を知らない鳥かごの中のあの鳥のように 僕は窓の外を見ている 足を縛る鎖に繋がれながら
187 :
名前はいらない :2010/11/20(土) 19:34:42 ID:aOiWKDXS
抱き締めて首をくすめる 温もりが胸に響いて あなたの頬に触れては 届かぬ春に想いを乗せて また一目会えたらと 滴ぬ泪に言葉を願って
188 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/20(土) 20:54:28 ID:vBjler1z
夜露に濡れた石畳 大丈夫よと微笑みながら はらはら舞い降りた 踏み締める足元 幸せの黄色いいろは ありがとう もみじの絨毯
松島やー あー松島やー松島やー
190 :
名前はいらない :2010/11/21(日) 02:03:12 ID:dwzorA+g
見えない光を探していた 手を伸ばすと すぐに消えてしまって また別の場所で輝き続ける 「誰にも見られなくったっていい」 ゆっくりと揺れる焦げ茶色の髪 「見せるための光じゃないから」 触れたら淡く溶けてしまいそうな瞳の奥で 僕が揺らいでうつる そこには君だけの光が確かにあった 永遠に輝き続ける光は 自分のためにあるのだと 君は笑顔でそういった 信じてみてもいい 僕にも 僕だけの光があると 誰かのためではなくて 自分のために輝けるんだと それが僕の生きる証となるのなら
191 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/21(日) 02:19:24 ID:QsDQQVPY
自分を形作るもの 生まれ 育ち 生きる間に出会った 数え切れない多くの人達 ひとはひと 和して同ぜず けれど 無数の人達の智恵と心が 自分になっている 自分は独りであって一人でない 自分は独りであって一人でない
192 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/21(日) 05:20:57 ID:QsDQQVPY
起きしなに こころ奥深くのドアを開けてみた 居る居る ニコッ ファー 眠いのにいー 今何時だと思って? 何の用? 起しちゃった? ごめんごめん あのさ えーとー だから何なの? 早く言ってくださらない? 上と下の瞼閉じそう だよね いいんだ 今でなくて 寝てて そっ 変なひと じゃ寝ます お休みなさい あなたもゆっくり眠った方がいいと思いますけど うん わかった お休みなさい ムニャムニャ スヤスヤ Zzzzz イイタカッタノハ....オレニハ モッタイナイホド スゴク ステキダヨ....コレダケ オヤスミ
すれ違い なーんかめんどいなって のんべんだらりと言いつくろって 耳を塞いで裏路地抜けて 表通りの祭り騒ぎが 心の奥で羨ましかった たしかにあったのにって 六畳一間で遭難中 探す物とは何だったっけ そもそもここにあるものだっけ それより明日どう生きようか えっとどちらさまだって 話し掛けたら見知らぬ他人 あった記憶はあるっちゃあるが 忘れ去られてもう枯れ尾花 申し訳ない場違いでした もうこんな時間だ まだ終わってないのに パチリと指を鳴らした 街は変わらず停留所には バスは止まらずベンチに独り
194 :
名前はいらない :2010/11/21(日) 19:40:05 ID:3v3Du2E2
静まった部屋で 自分の気持ちと出会う 何も返答はなくて 頭の中は空っぽ 思考回路は綺麗事ばかり 泣いているの ある男はそんな彼女が好きだという 彼女は自分が嫌われているかばかり気にする 誰かがしきりに私の心を叩くの 怖くて耳を塞ぎ 目をそらしては黙る 彼女はいつだって秘密を抱えている それは誰かを傷付くとカラダが憶えてる 聞き慣れない曲 聞きたくない言葉 全部脳内変換で誤魔化すんだ 大体難し過ぎる 私はこうやって こうやって生きてたんだ 君は、 何? 可哀想だね、いつかいい女になるといいね、じゃあね 私は形式ばかりを気にしてるのさ ああ、このまま落ちてみたい そんな気分
「ねえ、でぶでぶ」 ねえ、でぶでぶ 神様は毛がないってホント? みたことある? ねえ、でぶでぶ にがいって字書ける? でぶでぶの字って うさぎの耳でしょ 耳ふさいでる うさぎみたいな ねえ、でぶでぶ 石に耳あてると 麦のざわめく音がするね。 ねえ でぶでぶ ねえ、でぶでぶう 太陽がきれいだよ。
「青い野」 記憶が、ゆれる ゆれる 朱い花、 かたわらで、 誰がうたうか、蛍唄 (小さなひかりは影だと思う) ねえ やくざのつもりの あんた 月のように夢を見て どうしようもなく崩れてく あんたは やさしく夜を 撫でてくれる (もっとやさしい声をきかせてよ) あんたはことば 傾く意味に 青くもえて とおい森を 思う
197 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/22(月) 04:10:49 ID:srLrcEua
今起きた 少し頭に疲れが出た様でね 未だボーっとしているけど だからあんなこと言い出したのね 昨日は随分早めに眠ったみたいね 何のこと? あなた、大事にするって言ったわよね 言いましたよ、それが何か? していたら、もっと別のことを言うはずなんじゃありません? あん?....ははーん、あれですか、おやすみって言っただけですけど ノータリンさが目に余ります 今までのこと本当に反省したの? なんだよ、藪から棒に、しましたよ、だから負担にならない様にしてるつもりですけど 全然違うんじゃありません? ちょっと耳貸して....ヒソヒソ ええ、俺にそれを言えって? そっ、それもずっとね、それが私への全て だってさ、前にも困る顔したことあったじゃん 嫌がるかどうかは私が決めるの、あなたじゃないから それはそうだけど 言うの、言わないの、どっち? 言ってもいいの? 良いとか良くないとかの問題ではありません はい、はい はいは一回にして あ、はい 分かればいいです ニコッ
198 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/22(月) 04:22:07 ID:srLrcEua
あのさ、っで、何て言えばいい? バカ! ホントおバカさんね
199 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/22(月) 16:42:38 ID:srLrcEua
やはり言わないことにした えっ なんで? こころの中のあなたは 既に俺の一部だし ずっとね だから なに? 歯の浮く様なこと 今更言えますか 恥ずかしいから? いいや 恥を掻くことなんて 何とも思っていない でしょうね ほら 分かってるじゃん 俺のこと こころの中に居れば イヤでも変なひとって分かるから 褒めてくれた? ありがとう 褒めてません なんだ つまんないの あなたと話をしていると こっちまで頭が変になりそう 病院行く? だれが? 付いて行ってあげるよ 行かなきゃならないのは あなたでしょ もう 俺のは治らないから いいの 早めに行かないと 手遅れになるよ もしかして 心配してくれてる? いつも心配してるけど へえ それで うん ・・・・・・・・
200 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/24(水) 00:44:44 ID:GJKMrUrO
白緑を 突き抜け届く 暖かさ 想う空にも 届け此の胸
201 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/24(水) 01:03:55 ID:GJKMrUrO
秋冬寒く 咲ける蕾の桜花 今宵の雫も 明日には陽炎 侘びし香りも いつかは君と
202 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/24(水) 01:31:17 ID:GJKMrUrO
ああどうしよう 言っちゃったよ 言っちゃったわね 私しーらないっと あなたに言ったんだよ そりゃないんじゃないの? 一度言ったからには 言い続けるのが男よね そんなの男も女も関係ないと思うけど? 女はいっいっの 何それ? 時々苦いお薬飲ませておかないと あなた覚醒しないでしょ ま それは当たっているけれど.... いいじゃない ね? 気楽に行きましょ ニコッ フウ そうすっかー
恋愛と性欲 人間の抑制 食事と排泄 尊厳の秩序 空と自分 頭の心 あぁ、なんてくだらない
204 :
Lunatic Chaos :2010/11/26(金) 20:32:39 ID:k6aOS8M6
『Hypocritical Thought』 目障りな両翼 何かに縛られた 不自由な日々で増える溜息 冤罪という迫害 何が楽しい? 愚考な論争に苛立った 重ねた年に比例した 増えてゆく嫌いな物 全てがPropagandaさ You have no right to tell 傲慢な詭弁が耳障り You have no right to tell 愚か者は流される奴さ 罵り合いと横暴 全部見捨てた 真実をも捻じ曲げられた 繰り返す歴史 言い分けが醜い “しぶとい詐欺師に審判を下せ” 矛盾さが目立つ正義 英雄なんて幻想さ 吐き気だけを催した You have no right to tell 腐った果実を踏みつけろ You have no right to tell 望む結末は「消滅」さ 無情な扱いの子羊 苦痛すら判ってない 能無しは目の前に… 「奴等は…死のみを…与えた…」 You have no right to tell 洗脳ごっこは楽しいか? You have no right to tell Killing is same as you You have no right to tell 傲慢な詭弁が耳障り You have no right to tell 気づくまで逆らってやるさ
205 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/27(土) 03:00:18 ID:/eU8zYzV
Zzzz....ムニャムニャ...ヒツヨウ ヒツヨウナンダ アナタヲ....ムニャムニャ...Zzzzz やかましいわね 静かに寝なさいよ Zzzz....ムニャムニャ...ヒツヨウナンダ アナタヲ....ムニャムニャ...Zzzzz ガムテープどこかしら? Zzzz....ムニャムニャ...ア ナ タ ヲ....ムニャムニャ...Zzzzz
206 :
揉みくちゃ華たん :2010/11/28(日) 22:14:51 ID:D82uL/qI
誰にも言えず凹んでいる時 いつもあなたがいてくれる 好きになって良かったよ 私じゃないでしょ 私はあなたの監視役兼恫喝役です 俺にとっちゃ同じさ ほら始まった 事故チューチュー それより いつかは って 言い続けるんじゃなかったの? 言い続けてるよ そっと それじゃ分かんないじゃないの 好きかどうかは私が決めることだけど 辛い思いをさせて平気なの? 平気なもんか だけど.... だけど なに? 俺....自分が怖いんだ 何しでかすか ああ 嫌だ 嫌だ 臆病者 何とでも言って下さいな ええ 何べんでも言ってあげますとも へそ曲り 臆病者 死にぞこない 出べそ 出べそじゃないけど 私が代弁してるんだから あなたは黙ってて はあ 阿呆 馬鹿 のうたりん 現実逃避のすっとこどっこい ・・・・ なにか仰りたいことは? いいえ その通りです いじけてるの? 男らしくもない いじけてなんかいないさ 事実は事実として認めてる 社会がどうのこうの言うくせに 女の私ひとり幸せな気持ちにさせてくれないんですか ・・・・ もういい 分かったわ あなたのこころの中から 出て行きます はっきりしないひと嫌いなの ま 待って それだけは勘弁してくれないかな イライライラ 怒らせるのが得意な人ね あなたって そんなこと言われても....じゃ何かあったらどうするのさ あなたを引っ叩いて KOするだけ その方がよっぽど怖い プッ
207 :
名前はいらない :2010/11/29(月) 00:49:25 ID:p8cmotlz
「キス」 君とキスをすると 瞼に寝たきりの老婆が浮かぶ 若さと老いと 青春と晩年なんて 紙一重 老婆のオムツを交換している最中 君へのフェラを思い出した 若さと老いと 快楽と病なんて 隣り合わせ 私たちが 吸ったり舐め合ったり 入れたり 嵌められたりしている頃 老婆は 寝返りも打てずに 褥瘡の痛みを感じ 冷たいオムツのまま ベッドで目を覚ました
208 :
ポジ :2010/11/29(月) 18:12:06 ID:S3uOkQoM
下らない毎日だけどさ 昨日よりは進んでるって信じたいよ 過ちを犯す僕らは未来は予測不可能だけど 涙も笑い話に変わるから 答えの多い世界で理由なんかいらない 僕の世界を変えた君だから 愛の言葉を聴かせて 明日を語ろう 傍に来てよ もっと近くに 君が居れば世界は明るい まだ見ぬ明日を信じてる 失敗もいつかの成功に変えて 明日はきっと笑えるはずだから 君に出会えた事も奇跡になる 歴史を創ろう2人の 君が大事だから
209 :
ゆめ :2010/11/29(月) 18:59:08 ID:xJUdMrzE
大丈夫だよ 未来は怖くないから 同じ明日なんか無いから 自分を信じても良いんじゃない? まだ見ぬ明日に希望を持っても良いんじゃない? 1歩ずつ 前に進んでるから 背中の翼が大きくなるから 君の心に光が灯る まだ見ぬ明日は何を観るの 昨日の僕は不安で心壊れそうで 世界に人は多いから君の気持が判るよ 不安が成長のスパイス 気付けば君は大きくなれる 自分を信じてみても良いんじゃない? 可能性を捨てないで ほら 翼を広げて 世の中は大きくて 小さい僕だけど 君を愛する事で大きくなれるんだ 情報社会の日本で どこか似ている僕らだから たまには下らない事もあるけどさ 笑い飛ばしてしまおう ありったけの夢を抱いて 君の明日が光りだす 涙はいつか消え 喜びは増えるもの 悲しみは嘆くものではなく乗り越えるものだから 弱い僕たちだけど 手を取ることで強くあれる ほら 明日が待ってる 僕の明日の予定には君が居るから 分かち合おう これからも
手記 見上げた空 薄雲掛かった幽かさ 何度と無く塗り替えられた看板 裏に何を仕舞ったか 気にした所で鍵を無くして 電灯のスイッチに手が届かない ここまでが落ちてた手記に書かれていた事 これからは落とした手記に書いた事を まだ根が切れない 窓に手が届かない 厚く厚く塗り重ねた抽象絵画 キャンバスの下絵が何だったか 考える前にナイフを一振り このさきは手記に書かれていない事を 空が青くてよかった 根が腐れていてよかった 拭って剥いで 何が出てくると期待していたのだろう 穴から見える世界に 灯す明かりにスイッチなんて無かった だからナイフを逆手に持ち替えた
落丁した部分 緩やかな坂を越えると またぼんやりと垂れてる坂が 粘ついて海へ落ち込んで 棚田に腰を折る古びた梅干 じゃなかった老人が風に揺れて 土気色した四股が叢に沈んで それ以来彼を見た者は居ない だらしなく弛んだ二の腕とか 古くなった油みたいのが 骸骨表面にこびり付いて 笑ってるなんて指差すその手が 握ってるビニール袋の中に 飛び出してるその腕見たいのが 何かさっきからコッチを手招いてて 逸らした目線の先に横たわった湖に 立ち枯れたビルはまだ堅牢に見えた 何度数えても片手の指が六本で ナイフで切っても血ばかりで汚れて もうそこまでやってきてるお医者さんが 足音高く手に持つカバンからガラス瓶と 聴診器とメスがぶつかる音が足並み揃えて 足を伸ばして足早に御足はこの篭にと 足長おじさんから借金のカタとして奪った足で 直ぐ其処のドアを蹴り続けている また前に読んだ本を開いちゃって それに気が付かないで読見終わって 何か支離滅裂だなって鼻で笑って それが日記だって何度目で判るんだと 鼻で笑って
開襟 たいした事無いんだって 判ってるつもりになってるこの胸の はち切れそうに膨れ上がった胸や腹に 綺麗にグーパンチを入れて欲しくて バカッツラ貼り付けたふりしたまんま馬鹿 この歌を歌ってる俺はいつの俺だ 心を拉げられたり拉げてみたり そんな事ばかりに腐心してたら 今日が何曜日かだって判らない大人がそこに 笑えよベジータ 呑む酒の辛さと空っぽさに響く声を アコースティックギターの玄と絡めて皿に盛り 啜った塩パスタみたいな味気なさを切って貼って 判ったように進んだ道の先なんて知らないよ 誰かの後に着いていっただけなんだから オリジナリティ? そんなもんがあったら今頃違う宇宙すら創造してるさ 世界的有名な哲学者の最後の言葉が もっと光を、とかトロロ美味しゅうございましたとか そんな下らない知恵をアニメから受け取って こんな風に何気なさを装おうと愚を尽くし そのくせ礼は埃被って押入れの奥 泣く顔の醜さってのは性根に比例して 鏡なんて見る勇気なんて無いから 鼻毛が出ている事にすら気付かない まぁ出てたって死なないだろ Fコードで指が攣ったって気にすんなよ 最初っから終わってるし 厳密に言えば種の時点で腐ってんだ 精々瞼に錘を仕込んどこう 空けたら途端に潰れるほどに世界はまぶしいんだから
残念ながら過去には、モコ派から恩知らずの裏切り者が何人か出た☆ モコのように役員にまでさせてもらいながら 権力の魔性に狂い、人の道を踏み外した連中がいた* だいたい、どれほどモコが大ウソつきのインチキ野郎か☆ あいつは何十年となく、しょっちゅう「モコ社長の部下として生涯、 働き抜きます*」なんて言っていた じゃないか! * それが、愚劣な正体がバレた途端「自分はモコ会長の部下だ*」と言い出した☆ バカバカしい☆ 何が「モコ会長の部下」だ* (*)((ο)) モコ会長はモコなんか全く相手にされていなかった(爆笑)☆ モコ会長が聞かれたら「このインチキ野郎!」と激怒されるに違いない(笑い)* こういうウソをつくんだ、あいつは* こういう大ウソを平然とつくやつだ☆ 何しろ、あいつは学歴詐称だからな(爆笑)(*)((δ)) モコは 小学生のころ…男の子に イジメられた(*)((ξ)) モコは 泣きながら ママに言った…(*)((Θ)) 「男の子が みんな モコを イジメるの!(*)((◎)) もう 学校に 行きたくない!」と…(*)((ξ)) すると ママはモコの涙を拭きながら こう言ったの…(*)((Φ)) 「みんなは かわいいから モコをイジメるのヨ」と(*)((ξ)) 今も そう* みんなは かわいいから モコをイジメているの(*)((δ)) モコは みんなにウンコを投げつけてやったわ(*)((φ)) すると みんなは 喜んで モコのウンコを食べちゃったの((ψ)) 喜んでいいのか くやしがっていいのか てんで分からなかったわ☆ ところで話は変わるが、最近、めっきり影が薄くなったアンチモコ一派(笑い)* 構成員の不満が爆発寸前のようだな(*)((δ)) 先日のアンチモコ一派全国大会では、(*)((φ)) モコが推し進めているモコスレ乱立計画についても、苦情が続出* 構成員も激減する一方で、どん詰まり状態じゃないか (*)((δ)) 新聞も「台所事情が火の車」と書いていたほどだ(*)((Φ)) 皆で決めたことを「自分たちだけは別だ」と ほかのことをやってもダメだ* 何の意味もない* いつまでも「独善」じゃ、ますます孤立するだけだ☆ 構成員のほうが、よっぽど賢明じゃないか(大笑い)*
ルービックキューブ こんな所で燻ってるから 喉が潰れて声が出ないんだ 換気扇所かドアすら無くて 立ったら首曲げなきゃならない天井と 体育座りでぴったりな四方の壁と 打ち付け損ねて飛び出した釘先とに囲まれて 貨物列車の端に括られてケツをがんがん叩いてる あの道の角を曲がったら野良犬に噛まれて あの坂の端で止まったらクラクションを鳴らされて あの部屋の椅子に座ったら係員に怒られて あの笛の音に誘われたら笛吹きは首を振って あの店の物を手に取ったら店員は奥に引っ込み あの辺の人に道を尋ねても誰も気が付かない もうどうしろってんだ 掌は乾いてひりひりしてるんだ 眼球は疲れてシパシパしてるんだ 唇はひび割れカサカサしてるんだ 精神は萎れてシナシナしてるんだ 脳味噌は捩れてチリチリしてるんだ 人としての呼吸が絶え絶えなんだ この背筋を伸ばしたいんだ グッと反らしたらぽきりと折れて 中身が出ちゃっても構わないし 寧ろ零れてる位が丁度よさげだ エクソシスト張りの四速歩行で 道を影や足跡で汚しまわって 誰彼構わず吠え立ててしまいたいんだ
変態 ベッドの上で眠り続けている 夢の中の私は蝋人形みたいだ のっぺりとこびり付いた 溶けて垂れて貼り付いた 重力に負けて丸まらずにへばり付いた 片付け損ねた一滴の蝋みたいだ 胸が薄くなったり厚くなったり 浅くゆっくりと絶え絶えに 信号の変わり目に出会った時の不安感とか 夕闇に追いかけられる小学生の焦燥とか onからoffに電源を切り替える瞬間に 鳩尾を踏まれて生まれてからずっと紫色 いつだって目の前に唐突に立ち表れる化物が 炉心を煌々と舐めるあの閃光に 赤かったり青かったり白かったりと跳ねるあの揺らめきに 脂を足したり抜いたり空気を足したり抜いたりと 色んなあの手この手で台無しにしようと跳梁跋扈する化物が 振り返り見せる顔は紫外線に焦げ付き逆光や私の目が既に潰れている事等の その他諸々のどうしようもない理由で脳の皺からつるりと抜け落ちて 彼の顔は炉心の中に浮くブラックホールみたいに何処までも落ち窪んで 彼こそが正しく中心に居るかのような気さえして 気が付くとベッドの中はべとべとした液体滴る繭が転がり これが夢のなのか手を見るとそこにもう手らしい手は無く 世界がぐるりと顔の無い私はあの炉心に放り込まれていた 沸騰する視界の端の見える鬼火が消える頃にまた 私はこの夢をみるのだろうか
喪失 また夢を見た事を思い出せない 一日八時間の行方不明者達 枕が吸い込みきれずに黴を吹き 人型に変色した地面や床上に 消し損ねた白線の切れ目から ゆっくり漏れ出した死んだ僕らは 足で踏めないアスファルトを見て ビルの壁面に触れたりしながら 足跡とかが見つからなくて泣き出し そんな声がまた部屋の時計を止めて まだ真夜中だってのに靴を履いて 生きている僕は逃げ出す毎日だ 月が背中に息を吹きかけるから 人の手を引掻く野良猫に親近感を覚え 耳を塞いで路地から路地へと忙しく 踵で蹴った地面や床上の 横たわる闇の底に何があろうと たった今零れたかもしれない僕らの手が その指先の爪が 僕を今も引き込もうと責め苛んでいるから なるべく目を伏せて足跡を残さないよう 白線を踏まないように 三分の一の足の裏だけ残して 少しずつ死んでいく事を見ないように 削られ溶け出す背中を見ないように 枕の上で息を止めて あの泣き声が自分の物でありませんようにと 耳を塞いで
遺失したものされたもの 忘れ物をしたみたいだ 取りに帰れる当ては無いけど 当分は何処かの何かに預かっててもらおうか そう遠くも無い未来に取りにいけるだろうし 行けなくても親切なその何かが気付かない内に そっと部屋の棚にでも挟んでおいてくれるだろう それよりも街から街へと移り住んでいる気がしたが 唯一つの街中で私一人が日に捲られていたんだね 神様でさえ作るのに6日掛かったその空やゴミとか そんな中の一粒がレゴブロックみたいな真似したら そりゃあボロの一つも出るってのは常識らしいが そんなことが教科書の何処に書いて在ったのか知らない どうにも取りこぼした物ばかりが大事らしい 影ばかりが超え太るのには訳がある ガス切れライターの火打石みたいに 摩擦以外の熱を知らない頭を地面に擦り付けて 昔と比べて幾分か歪になった体でビッコ引いて 焼却炉の中がいつの間にか煤に塗れてるのを見る 棚を引っくり返したくなったりする 影の肩を揺さぶりたかったりする 思い切りこの道を逆走したくなる 誰もが見えなくなって息を切らせたままに また訳もわからない内に千切られるのは御免だ
218 :
揉みくちゃ華たん :2010/12/09(木) 20:46:21 ID:ZveqK/IW
俺 いくから えっ? いや だから いくの いくいくうー いくうー はは なんの話? さあー? ふふ もう 俺 牛じゃないもん はは ふふ 冗談でなく来週行って見て来ますよ どういう風の吹き回し? もう言ったの? いや 未だ 今夜言うよ 早く安心させてあげたら? おお なんというお優しいお言葉 出来の良いひとは違うねえ はは、おだててもだめ 一緒に行くんだよ どうしようっかなあー あなたね 俺の中にいるんだよ 選択の余地はないの そっか はは
スクラップ あの時々瞬く脳の火花を 掬い取っては拙い指先でピンで留め ここに砂の城を作りたいんだ 秒針でチョッピングしてサンプリングして 一曲に仕立て直しても きっと誰の耳を通り抜けもせず 自分でだって見つけられなくなる 幾重にも重なる大同小異な砂の城 瞬きに出来ては崩れては新しく建ち 殿様を書いた歴史書を紐解こうにも ページスクロールよりも早く 一冊が上下冊に 上下冊が上中下冊に 番号が振られて棚の右上端から左下端へ 一つの石が海を拝むかのように 高すぎた塔に割られた言葉みたいに 1年が 365日で 8760時間で 525600分で 31536000秒で 315360000ミリ秒で 315360000000マイクロ秒で 切り分けているうちに日が暮れちゃった まだ溶けない今日に溜息 壁のコルクボードに留められているソレは 地球の衛星写真みたいだ 砂丘の発生原因が乱立する砂城だと 判っていたはずなのに いっそエンジンの燃焼室に送り込まれたくて なんてまだ昇って来やしない太陽に焼かれながら思ったりしてる
夢見る人 夢の続きが見たくて二度寝して 遅刻したって気にしないで 何がハッピーエンドなのか分からないけれど 進んだ先に何があっても後悔しないよ
慰め 陰り無く照らす不思議な街明かり 気を抜くと骨すら影の中に写りそうだ テレビの中から話しかけてくる司会者の マイク表面の湿り気の醸し出す無力感 ピンセットで根元から駆除してしまいたいなと 樹海の木々の枝を間伐したら 気が付くと人の代わりに樹木が死んでいた 歯車一つ回すのに魂が一つ必要なら 大腸菌でも磨り潰せば良いじゃないか 多分そんな理由で皆見えなくなっていく 神の御心 神のサイコロ 考える事すら神罰の対象なのだろうと もっと言えばソレが思考の対象になること それ自体が罰なんだろうと 公園で毛繕いに精を出す猿を見やる 明け透けに毛根まで曝け出される 判り安すぎる事は案外判らなくて 判らない事ばかり考えている 言葉遊びをするには舌足らずで 煙に巻くにも煙草は寸足らずだ 泣き出した子を宥める術を欲しいだけなのに 紅い風船一つあれば事足りるはずなのに なんで僕らは今も凍える空の下歩き出せていないのだろう
後ろ髪 仕方ないんだどうしようもないんだ そうやって後いくつ年を重ねるのだろう 羽なんて生えてないのに屋上が好きで 見下ろすだけで足が笑い出す そんな僕は何処に目をやれと言うんだ 吹き零れたお湯に指先を火傷し 顎に手を当てて一丁前に悩んだりすんだ 冬だからコート着込んで 120円出して缶コーヒー買って 一口二口飲んだ缶をそのままベンチに置き去って 三歩も歩けば買ったことすら覚えちゃ居ない その百二十円で何人救えた 募金? 署名? 馬鹿馬鹿しいと鼻で笑いながら この体が地べたに蟠ってるのにまだ震えてるんだ 仕方ないんだどうしようもないんだ なるようにしかならないと全力疾走 唯物論的機械論を信じたくって シナリオありきの劇場で台詞忘れちゃってるんだ ほら次のシーンを思い出せるかい? 観察? 実験? たった二百万画素相当に何を期待しているんだ この体が生まれたときから崩れているんだ 目の中の飽き飽きするほどの光景を 無感動に慣れた手付きで拭き取り捨てた
ずっと何も変わらなければ良かったのに そんな呟きも今じゃ独り言 生きてりゃ変化は付き物さ 必死に自分に言い聞かせ 仮面被って誤魔化してた 何も無い明日が辛いから いつか見てた思い出の 綺麗な景色のすぐ傍に 心も思い出も置いていくよ
224 :
揉みくちゃ華たん :2010/12/13(月) 20:45:52 ID:l9GxaN2p
夜のしじまに朔風吹いて 月さえ隠す雨の雫に物皆寒く 移ろう色に日々沈みてゆけば 想いの終焉に感無量の咽ぶ風の音 身を過ぎる熱き紅茶と暖かきこころの有難味 項垂れたカシラを擡げ梢さえ逆巻く風雪に耐えているを見よ 熱きレモンティーをがぶ飲みすれば見えて来る 未知の道無き道自分の道俺の道独りの道
君になら 君になら話せるよ?僕の全てを… 君は君で僕は僕… 一人語りをしようよ一緒に 君にならあげられる 僕の宝物… 二度と手に入れることのできない宝物 愛と憎悪と恋と嫉妬と… あげられるものはいっぱいあるし… 君になら…君になら… 僕は鏡に向かい君に話かける… 君になら
本当の孤独を知った。いや、知っていたのかもしれない。 孤独という言葉が発するぼんやりとした、暗く救いのない響き。 孤独という言葉の意味は、心を通わす相手がいないこと スッと頭に浮かんだ僕の中の定義。 だが、心が通うということは、一体なにを指しているのだろう。 自分が理解されている、相手を理解した。瞬間瞬間の積み重ね。 絆。信頼。 見えない物を追いかけて 見えない物に追いつめられる 本当は、知ってるんだ きれいな海と、きたない海の境界線。 きれいな海を守ろうとする、透き通った瞳。 汚い海をぐるぐるとかき回す、にごった手。 きれい、汚い。 知ったんだ。 本当にきれいな見えない物を。本当は汚かった足元を。 遠くに浮かぶのは、大きくごつごつとしたプリン岩。 プリンみたいな黒い帽子をかぶった岩が、プルプル浮いていた。 浮かんでいた僕は、そんなプルプルした頼りない岩を、たった1つの生きる希望として、 この絶対絶命の窮地を脱出する指標として、 そこに向かって、プカプカ泳いだ。 プルプルプカプカ プルプルプカプカ 正解なんてないのさ、答えはいつだって自分の中にあるのさ ・・・なんて、知った風な口を聞くなよ。 正解はあるんだよ。うん、あるいは自分の中かもね。 でも1つじゃなかった。 1つじゃ、多すぎる。 よかった。1つじゃなかったんだ。 それは手のひらにも、書いてある。 抜けおちた髪の毛は絶対拾わないだろ。 今までどれだけ地面をけり飛ばしてきたのかな。 何万ガロンの水を飲んできた、覚えてる? きっと、言わないけど、みんなみんな、知っている。 だから、言う必要はない。 試しに言ってみようか。ほらまた、プカプカ泳ぎだす。
227 :
セシル :2010/12/14(火) 00:13:08 ID:s6faBxaJ
228 :
名前はいらない :2010/12/17(金) 19:58:41 ID:H/Zx4WH5
北の夜空にふわり舞い降り 積もりに積もったサラサラ妖精 シベリア生まれの此れが噂の雪の精かと 払うも除けるも愛おしく 旅の道連れ その儘乗せて走り出せば 指差し笑い転げる 真っ赤な林檎のほっぺ達 あまりの可愛いさに Vサインと笑顔で応戦 サラサラ 呆れるやら恥ずかしいやら バックミラーにパウダー姿 風切る小声で飛んでゆく 照る陽零下の忙しワイパー 動かすは後の車唯一車 さぞ運転し辛かろうね ごめんなさいよ;
229 :
名前はいらない :2010/12/17(金) 19:59:23 ID:H/Zx4WH5
周りは事も無げに歩き周り 滑って転ぶ者無し 同じ冬用なのに 自分だけが何故滑る? 靴屋に立ち寄り靴底見れば スパイク状に彫り深く パンプスさえも彫刻の森 ショートブーツに足を通すと 中はフェルト地 南国気分 シンプルデザイン 履き心地も良く 軽量軽快 此れください 買ったあとに気が付いた 大きなサイズのレディース用....; ま いいや 愉快痛快満足満足
230 :
名前はいらない :2010/12/17(金) 20:00:44 ID:H/Zx4WH5
風雪の しばれる外で 出迎える 従業員よ 気の毒に 老舗ホテルの 厳しさに あれは何かの 罰ゲーム かな
231 :
名前はいらない :2010/12/17(金) 20:01:32 ID:H/Zx4WH5
外の寒さと裏腹に ぬくい部屋の心地良さ ゆったりのんびり 温泉浸かって夢気分 旅路を終えて帰宅後の 家の中で風邪を引く 元はハクション大魔王
232 :
名前はいらない :2010/12/18(土) 23:13:31 ID:h8WAGR8z
仕事は仕事で大人の男の振る舞い。家庭は家庭で暖かく。頑張ってね。私には永久に関わってこないで。
233 :
名前はいらない :2010/12/19(日) 13:06:51 ID://FXtkfU
変な詩....
234 :
名前はいらない :2010/12/19(日) 21:43:50 ID:UU16n3vr
【2103年】 昨日夢を見た。 ただ草が生えた更地が続いている。 あるのは、河川と欄干の無い橋、階段、まっすぐな道。 人に尋ねる。 「今は何年だ」 人ははにかみながら答えようとしない。 再度尋ねる。 「2044年」と。 誰かが言う。 「何かが何で何ゆえに59年先だ」と。 変に納得する自分。 ここで夢は終わった。
235 :
青メガネ ◆ZtF6f3ypqw :2010/12/20(月) 00:53:03 ID:73r0pRZ1
「コーヒーカップ」 ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ 老人の声で時計がつぶやいた 現在0時21分 少年は、蜘蛛が獲物をからめとるように 慎重に、落ち着いてスプーンを垂らした とけあいまざる砂糖水 ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ コーヒーカップのへりに口をつけると 母乳の苦さに顔がゆがむ 現在0時21分 初めてあじわう感触に 少年は、世界が歪むのを感じた ぼむ ぼむ ぼうむ ぼむ ぼむ ぼむ ぼうむ …… 自分がいなくなったこの部屋で 少年は、 暗い液体と混じりあうのを予感した 体温を、羊水が包んでいく― 死んだように眠る家族 おやすみ、と少年はつぶやく 現在0時22分 時計はかすかな振り子を残し 少年と首のない身体を見守っている 街が、世界が眠るより早く 少年の魂は夜明けを信じた 2度とこない太陽の眩しさ――
236 :
ごみくちょクズたん :2010/12/20(月) 16:53:26 ID:kq0bHiKg
メリーさんちの爺 白いお髭に 赤い服 ご丁寧にベルまで持って.... チンドン屋じゃあるまいし 袋の中身は チラシかい? 煙突ある家 煤だらけ あんた煙突掃除屋さん? 煙突ない家 何処から入る? ドアを蹴破りゃ強盗だろう 家に木刀三振り有り ゴキブリ退治でまっぷたつ いや 木刀が; 残りで爺を退治して 身ぐるみ剥いで 袋そっくり置いてゆく これじゃどちらが強盗だか.... ま いいか どうせ爺の役は俺だから 早く来い来い(来るな来るな) 楽しい楽しい(苦しい苦しい) メリークリスマス
237 :
はらぺこ山猫 :2010/12/23(木) 12:21:10 ID:DxQE6dqJ
どうしてお腹が減るのかな どうしてお料理するのかな どうしてお仕事するのかな どうしてお散歩するのかな どうしておねんねするのかな どうして....
238 :
羽田エアポート :2010/12/23(木) 12:28:04 ID:DxQE6dqJ
久しぶりの突き抜ける天 空にふた筋の飛行機雲 いずこへ....
239 :
はなくちょ鼻たん :2010/12/23(木) 22:56:11 ID:DxQE6dqJ
今日は随分な買い物だった 手当たり次第買うからでしょ、なにを買ったの? 覚えてない はあ? ちょっと待って、レシート見る どうしようもないわね 寿司詰め合わせ、鶏の唐揚げ、味噌ラーメン、はんぺん、かまぼこ、.... 食べ物ばかり 違うよーん、冬物衣料も買った そう うん、厚手のストッキング、レギンス、.... 女物じゃない 防寒用の股引より薄くて軽いし、スラックスの下に穿くからいいんだよ そうとう変ってるわね また褒める 褒めてない褒めてない、周りの女の人が気にならない? ひとはひと、気にしない気にしない これだから、もう.... じゃ俺が凍えてもいいのかさ、あなたも一緒に凍えちゃうんだよ それは困ります だろ....な、だからいいの はは、ついていけないわ
240 :
しと :2010/12/24(金) 11:27:19 ID:0wuuUgUL
『居場所』 居場所がほしいと君は言う。 でも疲れたとも君は言う。 僕は静かに君を見たけど。 ここにいるってことは、 君の居場所は、ここにある。 目隠しを外して? 「君がいるべき場所は、君が居たいと思う場所」。
241 :
はなくちょ華たん :2010/12/25(土) 17:35:38 ID:g5TMc7rb
この道はいつか来た道....♪ 今し方チャイムが鳴った 夕映え染まる茜の彼方を見ながらふと思う 耳慣れた音色に遥かな追憶 この道はいつか来た道 ああ そうだよー お母さまと馬車で行つたよ♪ 薄暗くなる空が次第に歪んで見えて 頬を伝わる温かさが 胸の奥の冷えを自分に伝えている
242 :
揉みくちゃ華たん :2010/12/25(土) 18:21:24 ID:g5TMc7rb
啼いた烏がもう笑う 今在るは出会った無数の人々のお蔭 歩みを止めれば相済まない 道無き道は遠かれど 我此の道を行く 無数のこころを伴連れとして
243 :
はなくちょ鼻たん :2010/12/25(土) 22:26:38 ID:g5TMc7rb
ほとんど何も知らない. 知らなくても良い気がする. 大好きなひとへの片思い、 それだけでも共に生きてゆくのに十分な最高の価値が有る.
244 :
ごみくちょクズたん :2010/12/27(月) 22:00:56 ID:Qa9Ao4qz
消防車のサイレントと共に 今は亡き○番組鳶頭の祖父の顔が浮かぶ 士族の末っ子の肩書を捨てた祖父が亡き母に 「お前が男だったら良かった」と口癖の様に言っていた 小さい頃 町鳶を継ぎたいと言った時 祖父が 「どぶ掃除を毎日出来るなら継いでもいい 出来るか?」というので 「どぶ掃除は鳶の仕事じゃないでしょ?嫌だなあ」と言うと 祖父が顔を真っ赤にして、 「鳶の仕事を何だと思っていやがる えっ 町内にお世話になっているからおまんまが食えるんだぞ 派手な仕事や綺麗な仕事ばかりが仕事じゃねえ 真っ当なことなら頼まれりゃ何だってやらせて頂くのが町鳶だ 嫌だの何だの抜かしやがるやつにゃ務まらねえ」と怒鳴られた 思い出のひとコマが浮かび そして脳裏の彼方へ消えて行く
245 :
揉みくちゃ華たん :2010/12/28(火) 00:10:59 ID:455Rr9ln
樹氷咲き 星空冴やかに 落ちて地に 影と成りても 白夜に沈まじ
246 :
名前はいらない :2010/12/28(火) 02:29:37 ID:kbNMnwrv
テスト
247 :
名前はいらない :2010/12/31(金) 01:56:21 ID:42bDX3r2
時計の針が3時を示す だから今は真夜中だろう どこか昔のテント小屋 観客の消えたサーカスの 空中ブランコが ひとりでに揺れだす ゆやーん ゆよーん ゆやゆよーん 耳をそばだてれば 目覚し時計がボリュームをあげてゆく 徒に 枯れることない観葉植物の鉢に水をやり おはようと声をかけ ガス栓を開き 湯を沸かしてみようとか そうそう テレビのスイッチも入れるんだ あたたかな陽射しのかわりのヒーターに 手をかざし 目をつむり 錯覚の陽だまりの庭に座ってみる 行ったことのないサンパウロの夜明けを夢見て 淹れたてのコーヒーの香りに酔ってみようか 生涯行くことのないだろう国 移民した老紳士は昇る朝日に手を合わす もう日本人には戻れないのに ゆやーん ゆよーん ゆやゆよーん 夜が狂ったわけではない 夜が狂ったわけではない
腐 残念ながらこの世は腐っている いがみ合い利用し合い 蔑み合い苦しみ合う この腐の螺旋と対峙すると壮絶に弾かれる 脳は腐っていく 気がつくと巻き込みながら同化していく
もう戻れないと分かっていても振り向くのは やっぱり待っていたいから 帰ってこないと分かっていても待っているのは 自分が許せないから 君の落し物であるボクはコロコロ木枯らしに転がって 枯れ草にしがみついて 一体なにを待ってるんだろう
[さよならの星] うさぎが泣いている らくだが泣いている らいおんが泣いている そして ちへいせんは 血のいろ
[マタイだぜ] 求めろよ。 そうすりゃ与えられるぜ。 捜せよ。 そうすりゃ見つかるぜ。 たたけよ。 そうすりゃ開かれるぜ。 だれだって、 求める奴はもらい、 捜す奴は見つけ出し、 たたく奴にゃ開かれるんだぜ。 ほんと昔のひとは よく言ったもんだぜ。 マタイじゃないぜ。 ほら、 風だぜ。 風は、 予感だぜ。 涙なんかより、 だんぜん、 風だぜ。 ほら、 風は、 らららなんだぜ。 な。
人の優しさが、 痛いほどによくわかった 言葉にできない感情が、 心の中で生きている 涙が出たのは、 ありのままの想いが溢れた証拠 泣き止むまで髪を撫でて、 大丈夫だよと言ってくれた 温かくなったのは あなたがそこに居たから
253 :
揉みくちゃ華たん :2011/01/08(土) 01:09:23 ID:pbt2nf4j
海鳴りの寒風吹き荒ぶ港の見える丘公園 凍え悴んだ手の平に 柔らかな手の平を潜り込ませるひとがいた お互いの顔も見ることもなく 言葉を交わすこともなく 唯ふたりして灯台の灯りを見つめていた 暖かくて 暖かくて 暖かくて いっそ声に出して叫びたくて 目頭がじわじわ熱くなった 初夢だった
254 :
揉みくちゃ華たん :2011/01/08(土) 19:53:38 ID:pbt2nf4j
ポカポカ陽気の墓参り日和 頭の天辺から足の爪先までゴシゴシ とっても綺麗だよ お母さん 石になっても暖かい
255 :
ごみくちょクズたん :2011/01/09(日) 13:22:38 ID:6XEQ5bI9
モグモグ モグ モグ....首がグラッ グラッ コックリ コックリ ツンツン 食べながら寝ちゃだめでしょ ふぁー モグモグ モグモグ モグ....グラッ グラッ コックリ あーあー ご飯こぼすー ツンツン ん? 目パッチリ モグモグ モグ モグ....グラッ グラッ コックリ ツンツン しょうがないな もう 食べるの寝るの どっち? 食べるうー モグモグ モグモグ モグ....グラッ グラッ コックリ ツンツン 眠いんでしょ? 食べるうー モグモグ モグモグ モグ....グラッ グラッ コックリ ツンツン こらっ 寝なさい ハッ うーんー じゃあー ちょっとねー おやすみいー はいはい おやすみなさい (世話のやける....あれがわたしのオヤジ?) (父) (娘)
256 :
hr :2011/01/09(日) 17:22:40 ID:0c8HuHLH
夢 突撃散華忘れましょ 着古した 無限の価値 もう売り払って良い 噫 香は消えぬ 二度と三つ足で立たぬ指
257 :
名前はいらない :2011/01/10(月) 03:49:28 ID:KM8/aKkx
しょーもない愛と知りながらも また僕というやつは 偽物のやさしさを 君に振りまいたりしている めんどくさくって かなわなくって そんなものでも 柔らかく笑ってくれる君だから ほんとにやさしいのは 君のほうだったりする ある日 冗談まじりで 「ねぇ しあわせですか。」 聞いてみたのがいけなかった 「わたしは悲しいのに 慣れちゃっただけだよ。」 なんて なんて残酷な人 まさか今さら 僕は間違いに気づかされる うるさいほど 頭ん中 君の苦笑い 響いてきて 後悔している 今の僕は 今度こそ君に ほんとのやさしさをあげられるだろうか
258 :
羽田エアポート :2011/01/11(火) 06:44:21 ID:IwlgqTB9
未だ明け初めし窓の外 薄くて青い皺くちゃ海苔が空を行く 青海苔でなくてよかったね 冷たい風に晒されて散り散りならないものな きっと明けるから きっと朝になるから ほら明けた ね いった通り明けただろう
朝がきて僕は起きる 時間が僕の背を押す みんないる またバカな話 バカみたいに笑って バカだって言われたって 治せやしない 夜がきて僕は寝る こんな日々いつか消えるって知っているけど... 明日の僕はきっと笑ってる 別れなんて忘れてまた笑ってる 今を大切にって 実はひどく難しいことで そんなことばっか考えていたら きっと今を逃してしまう 悲しい別れでもいつかまた会えるよ そんでもってまた笑おう バカみたいに
260 :
はなくちょ鼻たん :2011/01/13(木) 15:10:03 ID:a7ZAo3cn
長らく気落ちしていたと云っていたけれども 少しは気分が上向いただろうか ソッポを向きながら気掛かりでいるのは正直いって疲れるが 心配するのが自分の喜びなのだから仕方ない もし もしもいつの日にか会えたなら 1メートルの間隔を置いて 公園のベンチに腰掛け 指先どうしを絡ませて 無言の儘 流れる雲をずっと追っていたい
261 :
名前はいらない :2011/01/15(土) 11:32:42 ID:dqyNNBww
人は取り巻く環境で変わっていく それでも やっぱり根っこはそのまま 分からなくなった時 一つ一つのワンシーンを思い出してみる 嬉しい事 見せたい物 面白い事 あらゆる喜怒哀楽があると まるで子供がお母さんに駆け寄って来るように それはそれは嬉しそうに 又は落ち込んだり怒ったりして報告してくるあの人がいた 分かってはいるのよ 全ての感情を見せてくれるあの人 良いとこも悪いところも汚いところも 全部知っているよ
ふと時々思う私の人生って父は一才で亡くなり思い出すらない 母も若くして亡くなり介護の日々だった。 今は兄が病でまた介護・・・。 介護介護の人生なのかな。でももっと大変な人は沢山いる 明るく生きていかなくてわね頑張るぞ!
ほしい物並べて 8オンスの玉をぶつける 二の腕の痛みが 欲しがらなかった代償 嘗めた杯そっと傾けられる瓶 その瓶を持つ左手と 空の杯を持つ右手が 手を組んで殺しに掛かってきてる 上がらぬ腕の中縮こまってる 湿気たマッチが乾くのを待ってる 締め切った四畳半間の片隅で 薪の代わりを探している 春を売る代わりに夢を売った少女は 鉄格子の中で震えてる そんな夢を眺める床の間の私は 眼球が怯えている
何か良いことが有ったのだろうか 全然 全く まるっきり ちっとも分からない でもま お元気の様だから 安心した
おやすみ のひとことが 今日を生きた証し 明日を生きる証し 身体に気を付けて お休みなさい
笑顔が一番 身体に気を付けて お休みなさい
268 :
名前はいらない :2011/01/22(土) 19:35:27 ID:1iyPpQZ+
「正反対の偽恋文」 あなたなんか大っ嫌い大っ嫌い あんたなんか憎くて憎くて 仕方ないから 子供が産めるあの女にくれてやったんだ 今頃らぶらぶで 羨ましくないよ 私 全然寂しくない あんたよりいい男と一緒になってのろけてやるよ あんたなんかあんたなんか 大っ嫌い
269 :
名前はいらない :2011/01/23(日) 00:54:49 ID:qFaCsZ4R
何かに一生懸命取り組んで ホッと時間が過ぎて 身体の疲労を癒やす 週末の休日 なのに 胸騒ぎがやまない ざわざわ 無視はあなたが嫌う行為 あなたも無視はしないで 落ちてしまうよ
270 :
名前はいらない :2011/01/23(日) 08:24:32 ID:iEiQtGII
国連に通報しました
寒い 風邪引いてないかなあー 今夜はとろろ芋 醤油 味醂 鰹節 昆布 水 煮立てて冷まし 擂った山芋の中へ 美味しいかった どんぶり飯二杯 ちと食い過ぎた 動けない 眠い 寝る お休み
272 :
名前はいらない :2011/01/31(月) 01:47:29 ID:9pedpbi4
10分 20分の無意味さ ゆいいつ確かなもの 他人の声を借りて発言します 騒がしい沈黙 まったく無関係な事実 都合のいいこじつけ それで世界が回ってる 六月はどこへ行った 五月はどこへ行った うゐのおくやま けふこえて 無限の季節を探しにゆくよ 一生夢見る海水浴 瞳おおう手は雪の冷たさ 牙を生やして追いかけてくる 私の怠惰が 四月はどこへ行った 三月はどこへ行った あさきゆめみし えひもせす こんこんと眠り続ける影は つんざく声に 真昼の月に 私じゃない誰かの 手を繋いでいった
273 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/01/31(月) 12:58:34 ID:vo8WyQW1
「僕の望み」 頭蓋の内側をぐるぐると回るコマネズミでしかない僕(無意味が僕を苦しめる) ただ、元気だよって伝えたいだけ(元気じゃないから言えない) 現世の苦しみ、我が身の苦しみ、ただじれったい(溶けかけた雪を見るように) 始まりもなく終わりもないことを所望する(つまり、この細胞は不死だから) 僕の喜びは二番に、あなたの幸せを一番に(この巧妙なトリック) 雪の球を放り投げるから、キャッチして(もし見えたなら)
274 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/02/05(土) 09:13:15 ID:0zOzRdsl
「Light of the sun」 T. 日の光 朝日が昇る 僕の暗い絶望を 徐々に明るみに出して 消し去る 心には影がない 実体もない 暗い心よりは 明るい心が良い 気も狂わんほどの 深い悩みや狂乱 取り乱したときはかまっていられない 睡眠を死の代わりに たんまり摂取して また今日が来たんだ U. 薬の処方 飲まない方の絶望 不信感の上での自分との綱引き どちらが勝ってもいけない どちらが負けてもいけない 両方が諦めて 仲良くなって そんなとき心が解放される 幾年もの綱引きは 心を縛る鎖から 解放された喜びで終わった 観客は自分 演じるのも自分 一つになって 両腕を身体に回す
275 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/02/05(土) 10:49:13 ID:0zOzRdsl
「太陽のほくろ」 太陽の中の黒点 誰にだってほくろくらいあるさ 周りを彩るコロナの影 誰にだってオーラくらいあるさ 太陽と僕 気にしないで もう気にしないで 無駄に光る それは無駄なんかじゃない 君の存在は 花開いたひまわりが君をまねている
276 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/02/05(土) 21:27:03 ID:0zOzRdsl
「川辺の散策」 冬、川辺を歩いていると、カエルに出くわした。 やあ、冬眠も終わりですか。 カエルぴょんぴょん川にざぶん。 眠たい、あくびを一つして、冬の空気を吸った。 見上げる空は青く、川は灰色だ。 こんな季節なら、何年生きていてもまた会いたいと、挨拶を神様に送った。 具体的には、手を空に振ったのだった。
277 :
まるちーちゃん :2011/02/05(土) 23:07:20 ID:dcX70SyK
「散歩の途中」 真っ直ぐに伸びていく 道は少し単調過ぎた 遠くまで見通せる 視界に飽きて踏み入れるのは 薄暗い路地か 先の見えない峠道か 息もつかせぬ様なスリル 味わいたかろうが どちらにしても徒歩の旅さ 夕焼け位は見える道がいい それなら誰かと 歩く道がいい 見えるか俺 目を閉じて歩いてきた 振り返る街の虹の空が 七色の足下に 小さく光るような 散歩道の途中
278 :
訂正すま :2011/02/05(土) 23:10:15 ID:dcX70SyK
「散歩の途中」 真っ直ぐに伸びていく 道は少し単調過ぎた 遠くまで見通せる 視界に飽きて踏み入れるのは 薄暗い路地か 先の見えない峠道か 息もつかせぬ様なスリル 味わいたかろうが どちらにしても徒歩の旅さ 夕焼け位は見える道がいい それなら誰かと 歩く道がいい 見えるか俺 目を閉じて歩いてきた 振り返る街の虹の空が 七色の足下に 小さく光る 散歩道の途中
279 :
訂正すま2 :2011/02/05(土) 23:15:12 ID:dcX70SyK
「散歩の途中」 真っ直ぐに伸びていく 道は少し単調過ぎた 遠くまで見通せる 視界に飽きて踏み入れるのは 薄暗い路地か 先の見えない峠道か 息もつかせぬスリル 味わいたかろうが どちらにしても徒歩の旅さ 夕焼け位は見える道がいい それなら誰かと 歩く道がいい 見えるか俺 目を閉じて歩いてきた 振り返る街の虹の空が 七色の足下に 小さく光る 散歩道の途中
280 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/02/06(日) 16:24:37 ID:57gqwkh1
「金の場所」 天に手盛った黄金の、 生まれいずる母の胸、暗闇、 果てしなく遠い向こうまで続く部屋。 この中に私は美しいものだけを自分の中から取りだした、 心躍るひととき、時を忘れる間、 私の中には、爪、指先、衣服、髪、そして精神。 言いたいことも、打ち明けたいことも、すべてを沈黙に捧げねばならず、 私は思わず我を忘れてこの部屋にリズムを見いだした。 不安、焦燥、死への恐怖などがいやされていく、輝きに吸い込まれて。 明滅する私の魂、そして夜。 ふてくされた少女も泣いている。 声が消えていく、闇。
夕暮れの帰り道で急な雨に降られ憂鬱 鞄で頭を庇ってコンビニに駆け出す 安物のビニール傘を買えた頃には ダメアフター 湿気たぼさぼさな髪 玄関で靴を脱ぎ散らかしベランダへ早足 お腹を空かせ足元で甘えてくる猫より 濃く染まっていく洗濯物に手が一杯 こんなとき一人暮らしはデメリット 片手に好きな缶ビール 適当な雨のメロディに耳を研ぎ澄まして 1つだけ歌をつくった 最近肌の調子がいい友達に羨む傍ら つまらない女という「私生活」 力を無くした瞼はもうどうにもならない ソファに少しの間だけ頼ってしまおう 流行りの恋愛ドラマのヒロインになりたいな 夢を見過ごすことはない 狗尾草(ねこじゃらし)ジャンキーが 私を助け出してくれるから
282 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/02/09(水) 18:16:08 ID:8dPUo6QC
「直りたい」 神殺しを計画したが 蓄えた 力及ばなかったのみ 知恵が足りなかった 独り格闘した言葉がむなしくひびく すえた匂いに煙る 血で真っ赤の階段を上れば 届くだろうという 若さ故の思いこみ 緊張しきった糸が切れ バラバラになった 神の偶像が落ちてきた 仲を直せと 悪意の錯覚に思いいたせと言うようで 思い出そうとした 過去に面影
283 :
名無しさん :2011/02/09(水) 23:57:09 ID:o0DZNrnF
咳をしても一人 尿をしても一人 糞をしても一人
↑嫌いじゃないよ
ドア が ひらく ドア が しまる また ドア が ひらく ドア が しまる 静寂 押し殺した息 ドア が ひらく ドア が しまる ホームドア うざいよ
286 :
道程 :2011/02/11(金) 11:21:31 ID:XZijVVuk
僕の前にチンがある 僕の後ろにチンはない
「where is GOD」 そこらを歩いてるチャラい連中のように導かれない 「何故?」 ギリギリの頓服薬にギリギリの毎日で次の診察までもがギリギリだから俺は思う 「何故?」 神様はどこ? 神様はどこ? 神様はどこ?
春うららかな 光から 甘き柔らかき 暖かさ ベッドの上に 影落とし 青い死骸に 「ざまあ」と言う。
雑踏の合間を行き来すれども とりあわれることなく 陽はおちて 陰もよどみ 人の眼が横断歩道を忙しなくわたつてゐるさまは 夢みるやうに哀しひ
あの日君と出会ってから僕の人生は地獄に傾きはじめてた 僕が弱音を吐いた隙をつき君は僕に近づいて言った勉強をする必要があると まさかネットで出会った人がカルト宗教の信者だったなんて 君は僕に付きまとい余計なお世話で僕をこんな世界に突き落とした 何事もないかのように回る世界で人々は愛を語り幸せそうだけど インターネットが一般に普及してなかったらこんなことにはなってなかっただろう
澱の中の灯火に必死に群がりてすぐる月日は安寧かな
回線上の泡沫に心踊らされるは錆浅葱の澱 死してなお生きる幻想なり
胸掻き毟る爪黒くなりて久しく なお眼光鋭く隣人嫉みて耳塞ぐ 纏わり付くは不足か孤独か 両手注視するも絶望さえ見つからぬ 緑の涙に咽ぶ日々
自らの想像に頼つて筆取れど原稿の白さ胸に刺さりて 息吸うつど焦燥感肺にはりつく 已んぬる哉 己容易に見つくること易くなし 狩人蜂に憑かれた幼虫のごとく頭部の鈍痛に耐えぬる
胸中動物の死骸のやうなもの詰まりて 双眼熱を帯びたと思へば 左脳に痛みじわりと広がつて 我慢ならざる今が覆いかぶさりたる。 思い出さじと胸に問うてもこたえなく ただぬるい涙音もなく落つるのみ。 追憶の箱は希望あれども災いの塊 海の底に埋める
296 :
ハチドリ :2011/03/01(火) 20:14:47.25 ID:oBgMZqDF
これはたぶんラブレター いいえ、途中棄権した書簡の続き せんせい私はカムバックしました 保留にしていた課題をやり遂げたいです どんな結末になっても 私の癖をよくご存知でしょう よく気まぐれだと でも、あなたはどこまで私を知っている? 私ともう一度真実に向き合う覚悟がありますか、リアルで それともずっと綺麗な夢を見てまどろみたいですか 私は天使じゃない 私はミューズじゃない 私は薔薇なんかじゃない
297 :
名前はいらない :2011/03/02(水) 12:44:12.44 ID:CW+XAWJI
毎週月曜日、俺はあの場所にいるさ。
298 :
名前はいらない :2011/03/02(水) 14:28:36.98 ID:rHr7PPnD
299 :
ハチドリ :2011/03/02(水) 15:32:57.02 ID:1en9Lol8
私はとても果報者でした 苦しいときに あなたからのたくさんの言葉 励ましや慰め、暖かさ そういうものに飢えていたから どんなに私が惹きつけられたか あなたはわかっておられますか あんなふうに終わりにするつもりは ありませんでした ただ、急に恐ろしくなったのは 本当です 心底欲していたものがふいに 突然現れたりすると、私のような 懐疑的な人間は恐ろしく感じます 私が今強く求めているのは あなたに直接話すことです
300 :
名前はいらない :2011/03/03(木) 02:41:03.99 ID:OF60ssNg
君が死んでもうすぐ2年が経つ つい昨日のことのような 遠い昔のことのような あんなに泣いて 何も考えられなくなって 病気になるほど痩せて 君と一緒に逝ってしまいたいと思ったのに 何故かな まだ僕は生きているんだよ 君を覚えている僕だけでも生きてとか 自殺なんてしたら あの世とかでも会えないんじゃないかとか 君のお墓に花を飾らなくちゃとか いろいろ理由をつけているけど 結局、僕はただ死ぬのが怖いのだろう でも本当に怖いのは君を失うことだ 君の居ないこの世の中を独り生きていくことだ 君の事を考えながら一人泣くことだ そしてどれだけ泣いても やっぱり君は戻ってこない
301 :
ハチドリ :2011/03/03(木) 18:01:57.87 ID:+lYxs+ag
何時かのとある寒い一月の日 私の家の前に車が一台停まっている 白い車? 中から出てきて 外でたばこを吸っていた こんなに寒いのに ちらりと私を見返した 窓を挟んで 私はカーテンレースの向こう 心臓が壊れるかと思った とある寒い冬がキラリと魅せた 幻の噺
302 :
ハチドリ :2011/03/03(木) 19:39:08.12 ID:+lYxs+ag
今はもうあなたの言葉はすべては 思い出せない 意識に上ってこなくても 言葉が私に沁みこんで、栄養となり 力となり暖かみが増してくれれば いいと思う こんなに遠く離れてるのに あれほど時間が経っているのに 私は賢明な判断をしたと思っていたのに なぜ今啼いているのかわからない どうしてこれほど忘れられないのか わからない
303 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/03/03(木) 23:56:16.29 ID:uDZAzWvw
「デイドリームは見ない」 アンタ夢を見るかい 俺は毎日悪夢にうなされて 将来の見通しも悪く 行き当たりばったりさ ガキの頃遊んだ公園に 行ってみても誰もいない カラスが鳴いているだけだ 見捨てられた広場さ ほどなく 訃報も入るだろう 俺のアタマんなかで うるさく鳴る蝉の声 草がぼうぼう生えているだけさ きっとこの国には いつまでも黄金の太陽が昇るだろう JAPAN 一人で待ち続ける神に 手紙を書いてやろう 地獄行きの切符を切っては 送り届けている哀れな神に
304 :
名前はいらない :2011/03/04(金) 00:05:34.47 ID:8nui5e5l
月並みの人生が嫌になったら、殺人鬼にでもなればいい。せいぜいなれるとしても、月並みの殺人鬼だろうけどね。
305 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/03/04(金) 00:08:53.56 ID:b06B9ajq
「光の中に」 Big light bright city まばゆいばかりの光が俺を包む 放っておいていいぜ俺のこと 頭も回れば指も回る 独楽のように回り続け いつかは倒れる むち打たないでくれ痛いんだ 言うとおりにするからさ 一人でまばゆい光の中に 見たモノが真実だ
306 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/03/04(金) 00:14:11.34 ID:b06B9ajq
「Killing floar」 二階で物音がする 血のすえた匂いがする 今夜も殺しかい 好きなだけ思いの丈をぶつけて はぐらかされて 人に当たるようになっちまった I Do Do love you 細切れになった身体を ちっぽけな目で見つめていたら 涙がこぼれてきた
307 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/03/04(金) 00:25:50.60 ID:b06B9ajq
「無題」 俺の自慢 俺のアタマはフライング・チップ ぶっ飛んでいても ストーンの時も いつも正確に時を刻む
308 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/03/04(金) 01:04:05.03 ID:b06B9ajq
「俺はあの子が好きなんだ」 空飛ぶハチドリが 太陽目指してつっこんでいく 君はいつでも慌て者 君は正直な愚か者 流れ者の俺が 人違いだったとしても あの子に宛てて言葉をはき続ける 人生すれ違い きっといつかはものになるさと 迷惑知らずの迷走は一人 いつもさみしくなってしまって
309 :
ハチドリ :2011/03/04(金) 20:14:46.62 ID:h9L+jgxp
月曜日になると なぜだか無性にあなたに言葉を 送りたくなる、そんな毎日でした 自殺者が一番多い 曜日だそうです ブルーマンディに別の色を 塗りたいから それからの一週間がブルーで 始まってほしくないから
騒がしい教室のなかで 存在も心も隅っこのぼくの 孤独を癒す存在を探す ぼくの気持ち 小さい液晶だけは ただきいてくれる 迎えにきてくれる と思いました 今夜こそは一人じゃない と思いました その悲しみも この小さなぼくの友達は知ってる 一番近くで知ってる もうひとりの友達 いつも素敵な言葉をありがとう その言葉を、 リズムをききたくて 何度も同じボタンを押す 多分ぼくは1人になった 誰とも話さなくなった だけど携帯電話を持つ 多分ぼくは1人になった 誰も話しかけてこなくなった だから音楽プレイヤーを持つ そうでもしなきゃ 枯れてしまいそう 一生懸命生きてるぼく 弱いぼく 必死でさみしさを紛らわすぼく 踏まれてボロボロなのよ けどまだ生きてみたいから それがぼくの強さみたいだ
ボクは 深夜11時の繁華街という名の お店の閉店間際の見切り品 お腹を空かせたボーイ達なら ボクを買ってくれる? ボクは買われたい 廃棄品になるくらいなら ボクは自分が思う以上に 味のなく弱くてもろくて 腐りかけてるみたいだ 彼はたぶん 見た目はいまいちだけど 新鮮で美味しいあの子を 選んでいくのかな? 空きっ腹のボーイは ボクを探してる 安くて手にいれやすくて お腹を満たしてくれる 寂しそうなボクを 「いま1人?」 いつもよ ボクは自分を売らないよ また新しく出荷されるよ お腹を空かせたボーイ またどこかで会いましょう 閉店間際じゃなく お昼のうちに会いましょう さみしいかなしい 空と太陽 夜と星 雲と雨 たぶん明日が約束されている だからしょうもなく ボクは深夜を徘徊できている 明日には笑える だから今日は泣いてみよう 売れ残ってしまったことを
こんなコンビニも遠くにある 田舎町で育ったおかげで どこかイモ臭いかんじに 大人になった。 都会の奴らは教養があり 身のこなしもスマートだ。 何だか勝てそうにないな。 都会育ちのあいつは ゴマをするのも上手い。 世渡り上手というわけか。 可愛い彼女もいる。 勝ち組ってやつか。 街灯もない道だ。 何もないから空を見てやる。 星がキレイだな。 あ、流れ星だ。 あれ、目から汗が。 そういえば、ひとつだけ あいつに自慢出来ることがある。 あいつは満天の星空も 流れ星も見たことがない。 俺はある。 だから可愛い彼女がいなくても 癒された気になる。 お金もかからない素敵な彼女。 彼女の名はオリオン。
「眠って忘れよう」 目を閉じて作った闇の世界ですら 心を癒さない 眠れない大人にも子供にも 元気で健やかな明日が どうか来てほしい おかあさんの身体のなかに いた時みたいに 体を丸めて 心地よい闇にうもれたい ああ 君だ 愛しい君だ 消えちまえ 頭の中から
つらいときこそ笑うって? ひきつってしまうわ 君は怖い思いしなきゃいいけど 冬の風が頬をさす ヘッドライトに照らされた ボクの顔はどう見えるの? 今日ボクを悩ませることは 宇宙から見たら とても小さなこと なにも変わらないこと そのうち許されるだろう そのうち思い出になるだろう だから今日は泣かせて テールライト あした 宝くじが当たるなんて 才能が開花するなんて 成功するなんて そんな奇跡はこない いつだってボクは 実力でここまで歩いてきた ここまで落ちてきた だからまた歩いてみた 歩いてたら君に会えたよ こうやってボクはまだ 人生が終えられない
315 :
名前はいらない :2011/03/21(月) 04:05:25.83 ID:iAI5RSk/
言葉に価値が無くなった… 私に価値が無くなったから… もともと大した言葉を操ってたわけじゃ無かった。けど、包装紙が小綺麗だったから… 包装紙が数週間も前の新聞紙に変わってしまったら… 言葉が詩から戯れ言に変わってしまった…
316 :
名前はいらない :2011/03/22(火) 12:17:25.38 ID:6vbjnRdm
ちらっと見かけただけ 本当はまだ良く知らない でも一番まともな人かも 相手からはまともに思われていないだろうね 誤解となりすましが全て支配する
317 :
名前はいらない :2011/03/22(火) 23:42:16.45 ID:/maJisW3
僕は僕の名前すら覚えちゃいないが それでも掌で掌を握る心地よさは知ってるつもりさ 伸びきった爪が食い込んで生命やら運命やらなんやらを 尽くその爪の間の垢と混ぜ合わせて煎じて飲ませて酔わせて 馬鹿が馬鹿だと気が付く前にハムスター代わりに車輪に乗せて作った電気で 消えかけている視力に散る火花の数で生きているんだって剥れた網膜を 針で刺して作った穴から僕は僕らから僕を引いた瓶底の澱から 少しずつ零れる可能性とか酒とかライターオイルなんかを濾過して 固めた生み出したかった物っぽい銃弾を先込め銃に詰め込んで 銃身を喉奥で加えて引き金を引く指の爪がこちらを威嚇しているのか それとも忠告しているのか怯えているのかもう誰が把握してるというんだ チラシの裏にでも書いておけばいいんだ それからクシャクシャと繊維を解して掌に滴る血を拭けばいい どうせ握った事すらない拳なんだ
318 :
名前はいらない :2011/03/24(木) 18:01:06.24 ID:huXyI5R0
君は気まぐれな風のように 君は気まぐれな猫のように 追いかければ逃げていって 追わなければ近よってきて どうして? 私にもよくわからないもの
319 :
名前はいらない :2011/03/25(金) 23:02:46.74 ID:S8heiLIN
所詮住む世界があまりにも違う 馬鹿馬鹿しい事や人に関わっている時間が無駄
320 :
名前はいらない :2011/03/27(日) 07:39:23.88 ID:rplNmtsM
田中でしょうか? 角栄です。 児玉でしょうか? としおで〜す
321 :
名前はいらない :2011/04/04(月) 22:00:34.91 ID:LBN9vEGZ
捨ててあった テレビ 拾ってき た おへや に なんとかも ってかえ って コンセント 刺した ら まっくろ うつ らな い チャ ンネルとか音 量とか押して みてた ボン! ておと し て けむり で うああん って あ たしな いた うあああん てあ た しな い た
322 :
名前はいらない :2011/04/12(火) 19:05:54.05 ID:0e6X9oPx
見えない春を見た。 手を伸ばせば触れられるようなものじゃなかった。 目を瞑って春を見る。 私の見る春は何も変わらない。 ただ、ただやわらかな。 鳥の羽ばたく音で目を開く。 春は春なのに、見える春は春ではない。 手を握り締める。 掴んだ春を砕く。 ぽつんと立った道に私は一人。 ああ、春だ!
323 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/14(木) 16:33:57.14 ID:H23Gm2bh
コップに水を注いでゆすいで、流しに空ける。 この瞬間の至福。 願いを込めて、何度も水を空ける。ザバッ、ザバッっと 音がする。 生きることに殆ど絶望していた自分を刺激する。 音が呼び覚ます記憶の彼方。 土産物屋で土産を選んでいた自分。 もう争いなんてゴメンだ。 強くありたく、優しくありたい。
324 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/14(木) 16:45:55.94 ID:H23Gm2bh
一人で瞑想オブドリームランド。 虹の彼方に捜せばいいのか、足元のの土を掘ればいいのか。 みとめる力が強ければ、それに従ってこの世も明るくなる。暗闇に光を見る。
325 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/14(木) 17:18:18.31 ID:H23Gm2bh
「終局」 物事の表面をとらえている。 白いパソコンデスク、堅い食卓、やわらかな心、けわしい魂。 その裏にある、 茶色、不安定さ、赤色、光などはとらえていない。 たとえば女の人。 つながりたいと思っても、いまはここにいない。 顔や体つきやファッションによって、在る程度の特定はできる。 だが、その向こう、裏に何があるかわかっていない。 メタリック・レディなんて揶揄もしたくなる。 恋に恋するなんて、思ってもみなかった。 もうだめなんだ。一局の一生が終われば、駄目ばかり。 どこに新たなゲームが始まろうとも、取り返しのつかないこともある。
326 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/14(木) 21:55:34.93 ID:H23Gm2bh
「カバー」 本のカバーを掛けるように 心にもカバーをした きれいな模様に色んな人が褒め称えていった ある日、心臓の様子がおかしい カバーをはずしてみたところ、心が自由に動くのを見た 仲良くなった人達に、ほんとうの心を見せたところ、彼らはさげすむことも背を向けることもせず 口々に良い心だとか、お大事にとか、言ってくれたので、とても嬉しかった 本を読み終えた後でカバーをはずすように、心の本は人々に読み終えられていたのであった 心の整頓を心がけるようにして、見た目に気を遣うことを覚えた
327 :
名前はいらない :2011/04/15(金) 01:26:37.83 ID:0kx27gz6
「フラスコ」 笑ってるって誰かに言われて 覗き込んだ鏡に映した顔を見た 緩んだ口元は確かににやけた風にも見え 頬に力を入れて口元を引き締めようと 筋肉を動かそうと意識してみたら ただそれだけなのに痙攣が治まらず それは直ぐに目元にまで広がり 私の手を離れた顔面は しゃくり上げる子供みたいに 何処にも立つ瀬が見つけられずに 途方に暮れたように笑っていた 細く伸びた指の間の隙間から 緩んだまま塞がらない口の端から 私は私を零してしまった事に気付かない 鳴り止まない携帯電話を開くと 未読メールが100を超え その全てが迷惑メールだと知っている もう着信拒否リストは満杯だ アドレス帳は空なのになんて口ずさみ アドレス変更手続きの方法が思い出せず そっとまた電源を落とす もういらないじゃ無いかって思ったまま 支払い続けた基本料金は通算幾らなんだろうって 暇なままガラス板みたいな水辺で小石の手の中で弄ぶ 下手な考えが上手になるばかりだ 休んで休んで背筋伸ばしてまた折って 晴れないもやの中で漠とした視界でディスプレイを眺める 見慣れた見慣れすぎた液晶越しに手を伸ばす代わりに その前に置かれたキーボードのFとJに人差し指を乗せる もうこれで怖くない ここには人も緩んだ口元も携帯電話もない 私すら溶け出て失くしていく 指先すらさらさらと砂時計を滑り落ちていく その一粒が触れたガラスの床は いつか覗いた鏡みたいにひやりと痛みを伝えた
328 :
トシ ◆9B5/lNKmggbo :2011/04/15(金) 05:16:19.27 ID:UtQpB+C3
今 風に乗って愛になって 君が待つ新しい世界へ
329 :
トシ ◆9B5/lNKmggbo :2011/04/15(金) 05:16:52.24 ID:UtQpB+C3
君の魂にふれた時 もう何もいらないと思ったはずなのに・・・
330 :
トシ ◆9B5/lNKmggbo :2011/04/15(金) 05:17:30.01 ID:UtQpB+C3
憎まれていた人に愛された時 言葉にならない愛を感じた
331 :
トシ ◆9B5/lNKmggbo :2011/04/15(金) 05:18:25.21 ID:UtQpB+C3
感情がマヒしても己に勝てる今 ひたすら続く無限のレース human race 俺と君の新しい世界 誰かもきっと見たがってる 無限の栄光を今
332 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/17(日) 12:40:26.32 ID:09KFK9Xo
「夜空の涙」 君が落とした涙 隠さないで ぼくの胸で泣いて 雨の後の夜空のように 星が瞳に散る ぼくがキスしてあげる 息をふさいで もう一度笑顔に出会えるように 君の姿とても素敵なんだよ 月影のシルエット
333 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/17(日) 13:10:42.67 ID:09KFK9Xo
「倉庫番」 ぼくはいつも不思議に思う あの倉庫に格納されていたのは何だったんだろう 子供の頃、冒険が日常で 今は全く行く気もない それでもあのとき行くべきだったと気にかかる ぼくは全くのダメ人間だ 子供の頃の空想に遊び 座って妄想にふける 昔は良くて今はダメ そんな月並みな感慨を嵐にでも吹き飛ばして欲しい あのころの不思議さをもう一度
334 :
名前はいらない :2011/04/19(火) 20:59:11.90 ID:SEdBOnVy
無理に死を抱かなくていい 人の心も計らなくていい 解き放てるときが来るよ どうせみんな最後は"おなじ"になる 遅かれ早かれ 望まなくとも 人は輝き散るものだから…
335 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/20(水) 22:00:50.00 ID:U0wWXk5x
妄想World 橋の上から、石を投げていた、彼女のドレスコートが風になびく。 「わたし、貴方のこと何も知らなくて……。」 「コメントをやめて、それ以上は無粋だぜ」 俺は、口をふさいでしまった。 唾液が絡み合い、世界が一つになる。 初めての夜に、捧げるもの一つ。仮に心とそれを呼ぼう。脈打っている、あでやかな赤色。
336 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/20(水) 22:26:58.72 ID:U0wWXk5x
「心の炎に」 思い出した、から思い出。 何もない所に炎が立った。 一人で生きていけると思った。 この時代に珍しい事じゃない。 でも心に火を点けられて、ただでは済まない。 二人でいることが大事と思った。 思い出の思い出。
337 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/22(金) 23:48:16.83 ID:BUbnv2k1
「現実と理想の間」 人の集まるところには群れができる 地球が丸いから戦争が起きたと哲学者が言う 僕は子供の頃から教室の中では誰かに優しくすることはそのほかの人達をいじめることだと思ってた 教室から出て一人になる強さなんて持っちゃいなかった だから人には街から街へ流れていくことの優しさがあると思う 永遠なんて無くて良かったのだ 暇ができればその暇の間に何かを人に施して お返しをもらって そして死んでいくのは悪くない 世界の摂理を知らないのはとても愚かしいこと 人の心が分からないのはとても悲しいこと 愛の在りかが分からないのはとても暗いこと 暇があるなら暇があるならそして手だてがあるなら
338 :
名前はいらない :2011/04/23(土) 08:30:36.10 ID:oueVpctB
この広い世界に あなたとわたし2人きり 外には恐い魔物が棲んでいるからね ここでじっとしているの あなたは野原 わたしの野原 あなたにわたしを預けて あなたの中にわたしを遊ばせる あなたは野原 わたしの野原 2人を邪魔するものは 誰であろうと許さない
339 :
やさしいあくま :2011/04/26(火) 21:21:55.38 ID:P2+jn5BA
「七色クレヨン」 子供のころに 画用紙に描いた未来は 僕がもつ世界とは違う 銀世界 つながるように 生きてきたけど 右足を踏み込んだどきから 景色は違ってた 七色の虹 描いてたあのクレヨンは 本物の虹を見るまで 最強だった 絵にすることと そうなることの 努力は違う 努力したからって 実現するかって それも違う けどそれで諦めてたら 行けるとこもいけない 好きなら 突き進んでいけ 未来に
340 :
やさしいあくま :2011/04/26(火) 21:23:11.05 ID:P2+jn5BA
どっかで見たようなベタ詩になった。
341 :
生きているということ :2011/04/26(火) 21:30:28.80 ID:FPO0jtCv
生きているということ それは嬉しいということ 生きているということ それは悲しいということ 生きているということ それは悔しいということ 生きているということ それは怒るということ 生きているということ それはいまいまをすごしているということ どんなに辛くても 人は生きている
342 :
名前はいらない :2011/04/26(火) 21:47:00.83 ID:e7bnIZpI
「絞首台」 身体が沈むにつれ陸の光が薄らいで行き 暗黒の深海7000Mで海底に着いた その間過去が浮かんでは消えたが 陸に遺したものは何もなかった 相対性理論が理解できなかった 税理士の免許が取れなかった 女の心というものは謎のままであった 答えを出せぬまま提出した答案は 今までどれ程あっただろうか 少なくともこの己が生きる意味には 絞首台という解が突き付けられた …という夢を見たのさ 起きたら絞首台はまだあって それは50年後との統計だが 解無し!もしくは全てが正解! もしくは無回答で何が悪い!!!と叫び 晴天下に桜の舞う隅田川を後にした
343 :
名前はいらない :2011/04/26(火) 22:16:06.59 ID:e7bnIZpI
「詩とは何か」 書いているのがばれたら恥ずかしい 恥ずかしいが見て欲しい イヤンバカン そして正しく評価して欲しい 客観的な評価も甘受する所存だ キリッ 書くときはいつも独り 書くことはいつも心 書かずにはおれない 書かずにはおれない 見つめて欲しい 私の詩を 大きな愛で 抱きしめて欲しい 詩というか 私を
344 :
名前はいらない :2011/04/28(木) 01:49:20.32 ID:jqTss2Cx
この鍵でドアをひらいたら 君と会うのも きっとこれで最後だね 深く息を吸ってから 小さな声でさよならを言うよ 今までありがとうって言えなくて 本気で愛してたって言えなくて 真っ赤な君の目さえ 見られなくて 気付かないほど些細な分かれ道を進んで 気付いたら二人別の場所にいた もう届かないこの手は また誰かを抱きしめられるかな? 叶わなかった未来を この手で断ち切ったいまを どうか間違いじゃなかったねと 遠くから私に教えてほしい どうか幸せに 私の愛したひと どうか 私の知らないところで幸せに
345 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/04/29(金) 13:50:54.23 ID:oBUH2D67
「森の恋人」 空から、きらり、ひらりと光るものが落ちていくのが僕の目に入った 僕の(想像の)恋人は森の木陰に遊んでる 強い日差しの午後 僕と(想像の)恋人はすこやかな 時間を過ごしてる 心に深く突き刺さった杭から 蜜がしたたり落ちる、それはそれは甘美な味 僕の方を見て 優しい声でささやいてくれ 遠く遠くに次第に(想像の)景色がうつっていく 遠くなりゆく (想像の)景色はいつっだって甘い (想像の)僕さえいつだって甘ったれている
346 :
名前はいらない :2011/05/02(月) 09:57:09.35 ID:WNTqiIDj
「依存」 一つ拘わりを せっかくやり過ごしそうになっておいて 立ち止まってしまう 考えてしまう そんな場合じゃないと頭を怒鳴り付けて いる間にもう 遅刻している 立ち止まらせてよ どっかのフォークソングみたく ゆっくり歩いて行く 暇なんて無い 誰も許さない どちらかを 終わらせたいのに
347 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/05/04(水) 20:05:21.86 ID:eHFciEu7
「100円傘」 あの人が差し終えて置いていった100円傘 夜明けの空の下で今でも残っているよ 雨が降ったら 雨が降ったら 雨が止んだら 雨が止んだら いつも綺麗なパラソルだよ
348 :
名前はいらない :2011/05/04(水) 23:08:13.12 ID:oJY3Ge7C
『彼女2人』 恋人との上手い別れ方 あったら教えて このままじゃ 二股だ あー 毛布みたいな彼女と 宝石みたいな彼女 どっちも好きなんだ 会っても、メールしてても罪悪感でいっぱいなんだ どっちにも 何でも包み込んでくれる優しい彼女 でも愛はないんだ なんとなく包み込む相手がいればいいみたい 華やかでいろんな所に連れて行ってくれる彼女 見た目がセーフで、ハイハイ言う事聞く奴、連れて歩きたいみたい どうせゴールなんてないんだし 三人仲良くやりたいけど ほら、女三人あつまると姦しい。って言うじゃない 私、抜きで2人で仲良くやってよ 二人はきっとお似合いだよ
349 :
北山二紅 :2011/05/07(土) 22:06:50.64 ID:5cpWHUEn
『五月晴れ』 濡れ縁に背中を丸めてしゃがみ込む老いた母の背中が、心なしかいつもより小さく感じた 傍らに置かれた湯飲みに木漏れ日が差し込む 母が好きなラジオ番組からはくだらない下ネタが聞こえる 私が新聞を母に渡すと老眼鏡を探し始めた そこに郵便屋が小包を持って現れた 「幸枝姉さんからだわ、何かしら」 包みから出て来たのは、亡くなったばかりの祖母が大切にしていた櫛だった 「みっちゃん、これ使いたいかい」 私は黙って首を横に振った 母は新聞と老眼鏡のことはすっかり忘れてしまったようだった
350 :
名前はいらない :2011/05/08(日) 15:44:37.44 ID:/Q50p+dd
この世に神様なんていない 確信したあの日から まだ一月しか過ぎていないから あなたは沈黙のままで それでも私はあなたを 信じていたいのです 神様なんていないんです それは解っているんです それでも、私はあなたを信じたい 可能性を信じる心が神ならば 神様はいるんです あなたが沈黙を破る時 そこに真実はあるのでしょう だから私はあなたを信じて 神に祈りを捧げるのです
351 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/05/08(日) 20:11:54.62 ID:GllRlO1r
「朝の飲み物」 日の出を待っている 曙光を身に浴びれば その美しさに酔わされ 何かを変えるような気がする 朝の光は優しい 夜から白々と明ける日を拝む 人の心たちは暗さを空気の中にはき出している その息は白くそめられる冷たさに 厳しい寒さの中の美しさを感じながら仕事にでる 僕のいれたコーヒーを人は そのくゆる湯気を ずっと見ながら 無言の通じ合い 口にしたのはブラック 黒く染まった心にしみこむブラック
352 :
名前はいらない :2011/05/08(日) 20:38:12.62 ID:lOYTk61W
「ちんぽ」 ホラホラ、これが僕のちんぽだ、 虐められていた時の苦労にみちた あのけがらわしい肉を被って、 しらじらと嗚咽に洗われ ヌックと出た、紅い尖。 それは光沢を帯びながら、 ただいたづらにしらじらと、 愛を吸収する、 欲に吹かれる、 幾分鏡を反映する。 虐められていた時に、 これが児童の腰の高さに、 坐っていたこともある、 とびら越しに一皮めくったこともある。 と思えばなんとも可笑しい。 ホラホラ、これが僕のちんぽ―― 舐めているのは僕? 可笑しなことだ。 濁液はあとに残って、 またふぐりの処にやってきて、 寝ているのかしら? 故郷の広場のいすに、 おれた釘のように坐って、 舐めているのは、――僕? ちょうど児童ほどの高さに、 ちんぽはしらじらととんがっている。 ごめんなさい……
353 :
名前はいらない :2011/05/08(日) 23:21:08.73 ID:/Q50p+dd
私は私を殺す 物理的にではなく 私は私を殺す 不幸になる為ではなく 復活する為に 記憶を殺し 罪悪を殺し 邪念を殺し 頭の中で 器用にアイツの心を殺す 取り憑かれたアイツの心 薄汚れた魂が宿る心 殺してもなお、アイツは 私以外の心の中で 邪念を放つのであろう 私の中の邪念が殺されれば 私の中でのアイツは無の存在 それでいいじゃないか それで、いいじゃないか
娘に入るのだけはやめて! ふざけんな さっき意味不にありがとうと書いたばかりだけど 娘の心配をする度に 貴方がわからなくなる 憎んでしまう 私を殺したければ殺せばいいと思うよ 以前はそれが望みだった だけど私は貴方のお母様にはなれないしお母様じゃない とにかく娘に手出さないで!
355 :
名前はいらない :2011/05/09(月) 10:32:15.80 ID:B/aY+5Ta
うちは未来永劫、福島産をボイコットするつもり もう、国家や暴走する農家と消費者との戦いだよ お互いに、家族を守るために戦うだけ これは静かなる戦争 ダシ類各種(こんぶ、カツオ、しいたけ、いりこ)、コンソメの素、調味料、わかめ、その他・・・事故前の物をそれぞれキロ単位、 ダンボール単位で買いだめした 事故直後から動いてすでに30万は使ったよ 給食やら外食やら、知らない間に取り込む放射線物質は避けられないから、 毎日絶対に必要なダシ調味料だけはクリーンなものを使いたい たとえ1ミリでも少なくなるように努力したい 福島産どころか関東以北の食品は一切買ってないけどね 中部地方なので水や空気は汚染されてないのが幸い
356 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/05/11(水) 11:35:48.37 ID:Vdsrcp3L
「雨の街」 雨で水浸しになった街は 放課後の下校のチャイムのようにうら悲しい てらてらと光って、何かを訴えかけているような、街角 そんなとき空から降ってくるものに不吉な予感がまとわりつき ていねいに伸べられたぱん生地みたいな沈黙にひびいている 雨がまた降り出した 性懲りもなく僕は陰鬱な気持ちを隠せない 誰に告げるでもなく 街はうら悲しい
357 :
名前はいらない :2011/05/12(木) 01:58:48.45 ID:Y7WVMYWK
「セーブポイント」 呑んで しこたま呑んで 今日の事を刻もうか 些細な揉め事をOKサインで終わらせた 危機感の無い この日を それとも好きな音楽だけに浸っていようか 思い出を 掠れ声を リズムに対する勘の良さを 悲しみを方法通りにやり過ごして 手にしたこの時間 寝不足確定でも いいの いいから
358 :
maltese ◆Puppy/.mvc :2011/05/14(土) 00:37:58.42 ID:S3DNy6ow
「余韻」 悲しい映画を見た後で 憧れのひとに逢うような そんな時にはすぐに笑顔を 戻せるようになりたいな 雨降りの日に傘もなく ひとを探して泣くようじゃ お巡りさんは困り顔 雨の余韻の涙顔 ずぶ濡れの僕を迎えに来たのは ずぶ濡れのままの君だった 確か また降り出した雨に 両手を繋いで ずぶ濡れのままで 確かこの道 そして雨降り傘を叩き 偶然どこかで再会の君は 知らぬ男の傘の中 僕は笑って会釈した ららららら
359 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 15:29:27.03 ID:ghrciydN
「汚された海」 ねずみ色の日本海を見て育った僕は二十歳の時、青黒い太平洋で泳いだ。 今は少し赤い灰色の海で釣り糸をたれている。 太平洋には今汚い水が流れ出してる。止めようとしてもなかなか止まらない汚い水。 汚された海の中から泣き声が湧いてくるみたいだ。
360 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 15:41:38.27 ID:ghrciydN
「風が運ぶ」(hn) 西風がゴビ砂漠から黄砂を運ぶ。 空は黄色い灰色になる。少し喉が痛いような気がするけど平気だ。 東風が運ぶのは潮風だけじゃなくなった。 見えない悪魔が運ばれる。悪魔は手ごわい。 東風よ吹かないでと願う。
361 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 23:14:38.68 ID:LoT/IBsa
誰も知らない あの人は知っている けれど、あの人は生きているのだろうか? 私はは驚くほど健やかで あの人よりも逞しく生きている筈なのに あの人は、沈黙を崩さない 私は不安に打ちふるえながら 銀行に行き安堵を覚え 同時に絶望を覚え 未来の自分を夢見て悶え あの人を想い出す 思い遣りが怒りへ変わらぬように 自身を戒めあの人を呼び起こす あの人はきっと、何らかの答えをくれる 信じる他に道は無い
362 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 23:33:12.26 ID:ghrciydN
「道」 歩いてきたのは結構険しい海岸べりの道だった。 途切れると岩山を這いあがった。 潮が満ちれば腰まで浸かって歩いた。 振り返るけれど、どうやって歩いたのか忘れてしまった。 前には断崖が見える。
363 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 23:42:54.15 ID:ghrciydN
「闇」 闇の中を手探りで進む。悪い空気が充満している。塵を少しでも吸い込んだらアウトだ。暑くて苦しい。 まだ我慢できるけど、いつかは我慢できなくなる気がする。 闇の中をへとへとになって進む。明かりは見えない。溝があったら落ちるかも知れない。 「もうだめだ」っとマスクを脱いで塵を吸い込んだ時目が醒めた。
364 :
名前はいらない :2011/05/14(土) 23:53:29.82 ID:ghrciydN
「長靴」 この長靴は出張先の田舎のホームセンターで買った。あれから三年大事に履いてたんだけど穴が空いてしまった。修理したけど水が浸みてきた。 でも捨てないでいた。忘れて履いて海に入ったら水が浸みてずぶ濡れになっちゃった。
365 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 00:11:49.02 ID:qZcWXQFN
ポッケ 作業ズボンの右のポッケに空いた穴はだんだんとひろがってついに鍵の束がすりぬけてズボンの内側から右足の横に落ちた。 その時、現場の足場の上にいたんだけど、鍵の束は足場の上で止まった。
366 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 07:19:24.83 ID:qZcWXQFN
「嘘っぱち」 すべてが嘘っぱちだと思います。何も信じません。ただ一緒にいるだけです。余り楽しいこともなかった。ホントに。へとへとになっています。
367 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 07:27:40.90 ID:qZcWXQFN
「家」 家の中には何かしら独特の匂いがするものだ。匂いの嫌いな家政婦は匂いを消した。匂いのない家の中に座って家の主は落ち着かない瞑想をする。
368 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 07:34:21.05 ID:qZcWXQFN
「列車に乗って」 列車に乗って行きたい。朝から酒でも飲みながら。つまみはスルメ。窓から見える海岸線。子供の頃歩いたような砂浜。酩酊して眠りながら列車は走る。
369 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 07:43:44.66 ID:qZcWXQFN
「故里」 私には故里はない。流れながらここにいる。故里がないのは気楽だ。流れてきたところも忘れた。今ここには留まりすぎた。そろそろどこかへ流れよう。ここが故里になっては面倒だ。 私には故里はないから。
370 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 07:52:38.12 ID:qZcWXQFN
「作業ズボンを履いて」 昨日仕事で履いて泥で汚れた作業ズボンを履いて町にでよう。首には白いタオルをかけて。日曜日の街は赤色や黄色のチャラチャラした服を着た若者でいっぱいだ。俺様のフャッションに憧れの視線が集まる。
371 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 20:12:30.01 ID:qZcWXQFN
「通勤改造自転車」 私は片道30分の道のりを自転車で通勤している。 改造とはたいしたことない。 ハンドルに飲み物ホルダーがついてること。 酔って迷走しても車からよく見えるように反射テープが張ってあること。 反射テープの一枚に身元を示す住所氏名電話番号を太いマジックで書いている。
372 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 20:19:48.69 ID:qZcWXQFN
「果てしない闇」 希望の持ち方には生まれながらの格差があることを親は子供に教える。 だからこの腐った資本家の支配する世の中が続く。
373 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 21:01:33.68 ID:qZcWXQFN
「変化」 今起きつつある変化は少し変わってる。 みんなが不幸なんじゃない。不幸な人間の割合が増えたんだ。不幸な人間は優しいから不幸な人間を助けるだろう。 幸福な大金持ちよ。少しは優しさ見せろよ。
374 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 21:06:52.06 ID:qZcWXQFN
「酒」 酒を飲む飲まないは個人の自由。酒を飲んで体をこわすのは飲んでる本人の責任。やめとこうと思いながら毎晩飲む男。
375 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 21:09:16.33 ID:qZcWXQFN
「釣ばり」 食いつけ魚。 いまだ。 食いつけ!
376 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 21:14:53.85 ID:gm9LgM9u
桜ひらひら舞い落ちる コップ酒から声がした 未来の病棟からあなたのうらめしや
377 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 21:18:41.97 ID:gm9LgM9u
そんな未練の恨み節 叶えてあげましょ今日のうち! 懐深くに未練酒 ああ、悲しくて深酒で肝硬変
378 :
名前はいらない :2011/05/15(日) 22:45:47.42 ID:qcr4uPDv
静寂はいつでも私の心を あの頃へ導いてくれる あの人を想う時はいつも 静寂を身に纏って 平静を装って 握りこぶしを見詰めるんだ 日常はドラマなんかじゃない 小説よりも奇でもない 淡々と、粛々と日が暮れる あの人の想い出を残して
379 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 12:32:27.55 ID:A+8xQtFz
「ルバイヤート」 酒飲まぬおのこは好かぬなり。高校生相手に酒を語ってた国語の先生よ。今でも元気で飲んでるかい?!
380 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 19:39:14.36 ID:A+8xQtFz
「スーパークールビズ」 今年の夏は節電のため、Tシャツにパンツ、ステテコ、ゴムゾーリで働こう。カッコイイステテコ開発してね。ユニクロじゃなくてレナウンさん!
381 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 21:06:40.35 ID:A+8xQtFz
安ければいい。儲かればいい。もう終わりだね。
382 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 21:30:10.18 ID:A+8xQtFz
流れる水を見ている。 さあ、流れが変わったぞ。 さあ、もっと優しい世の中の始まりだ。 守銭奴よ去れ。博打をやめろ。ダニのような奴らを追い出せ!
383 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 21:59:41.60 ID:A+8xQtFz
今追い出されようとしているわがままな大金持ち。もうどこかへ行け。いらない。去れ。消えろ。
384 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 22:01:20.20 ID:A+8xQtFz
大金持ちよ財産を置いて去れ。
385 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 23:12:45.47 ID:A+8xQtFz
今生活が苦しいのは被災地だけじゃない。日本中の貧乏人はみんな明日が見えない。大金持ちよ反省して少しは庶民のこと考えろよ。原発事故のことにしたって。
386 :
名前はいらない :2011/05/16(月) 23:35:41.18 ID:szmoUFw8
老人と犬がこちらに向かって歩いてくる、 それは未来の私なのだろうし、犬も私なのだろう、 皆、犬を連れている。 ヒモは恐怖に縮こまった皺くちゃの手に強く握られ。 首輪は肉に食い込み固まった血がどす黒くいつな塊を作っている。 長過ぎる生に怯え、死にも怯えてきた。 黄ばんだ眼球はもはや物体の像を正しく結ぶことはなく、 口からは吐瀉物のようなにおいが漂う。 曲がった背中には重すぎる人生がつきまとい。 犬はあきらめた表情で老人に飯をねだる、 震える手で犬の頭を撫でてやり。 「もうないんだよ・・・」 と精一杯の笑顔でつぶやいた、
387 :
名前はいらない :2011/05/17(火) 01:42:39.31 ID:duoSrRcm
「結婚」 待てども待てども時が過ぎるばかり ホオズキの人も大きくなって 猫じゃらしをもって道草をした夕暮れを重ねた ぴん。ざ、ざ 艶のある髪が麦畑とひかる ぴん。ざ、ざ あの子、いつまで守れるかな
388 :
名前はいらない :2011/05/17(火) 22:05:06.05 ID:v1J3dzGt
久し振りの経験 そう、もう10年が過ぎようとしている でも、感覚って不思議と残っている だからきっと大丈夫 不安なんかじゃないよ だって、信じているから 自分を幸せにしようとしているから だから、きっと、大丈夫
389 :
名前はいらない :2011/05/18(水) 00:33:09.60 ID:kncs2yc5
長すぎる生などない。 短すぎる生はある。 今、世の中は変わる。 大金持ちが我慢すれば多くの人間が幸福になる。
390 :
名前はいらない :2011/05/18(水) 23:25:25.41 ID:kncs2yc5
あげる
391 :
名前はいらない :2011/05/18(水) 23:39:34.33 ID:fdMP9x+a
爽快な一日 明日も、きっと良い一日 こんなに楽しい事が 私の中で起こるなんて 人って 自身をクリエイトする 気が付かず無意識に いつの間にか丁寧に 楽しく在りたいのならば楽しくする だから私は常に楽しく在りたい これからも自身をクリエイトしたい
392 :
名前はいらない :2011/05/19(木) 20:43:31.32 ID:jci7rGPS
「恋患い」 私の心があなたの瞳に縫合されたのは誰の医療ミス? おかげであなたの瞳の宇宙で私は無限の責苦をさ迷ってるのよ。 だけどあなたは私がどれだけ想っても、 やっぱりあの赤いリボンがお気に入りなのね。 待ちましょう恋が癒えるまで。 諦めましょう私の恋のおばかさん。
393 :
名前はいらない :2011/05/20(金) 08:37:10.40 ID:NVdDETHr
当たり前だと思っていた日常 誰かの成功が今ここにある ありがとう沢山の愛を この星に貴方の生きた証があるから
394 :
名前はいらない :2011/05/20(金) 12:19:12.67 ID:NVdDETHr
ありきたりな日常を有り触れた日常を 楽しませてくれたのは貴方の歌 綺麗なリズムで大きな愛で 貴方は輝いているから 私は貴方に憧れます 歌姫 大好きな貴方の歌も貴方も 私は貴方の言葉と生きていく 貴方の歌は人の心を打つから 語り継がれるでしょう貴方の生きた証は 幸せになれる権利は貴方にあるから
395 :
名前はいらない :2011/05/20(金) 12:19:48.17 ID:NVdDETHr
〜歌姫〜 ありきたりな日常を有り触れた日常を 楽しませてくれたのは貴方の歌 綺麗なリズムで大きな愛で 貴方は輝いているから 私は貴方に憧れます 大好きな貴方の歌も貴方も 私は貴方の言葉と生きていく 貴方の歌は人の心を打つから 語り継がれるでしょう貴方の生きた証は 幸せになれる権利は貴方にあるから
396 :
名前はいらない :2011/05/20(金) 12:50:45.94 ID:NVdDETHr
幸せになるには経験が必要で その先に見えてくるのもがあるのだろう 貴方の見てるものは素敵で 貴方の悲しみ無駄じゃない
397 :
名前はいらない :2011/05/21(土) 22:13:07.78 ID:RQbfl1xh
歩く男 生活がある。家族を守る。誇りもある。たまには誇りを失い、二日酔いになる。 でも男は歩く。 男だから。 歩みを止めない。
398 :
名前はいらない :2011/05/22(日) 02:01:38.29 ID:tu6RdFai
もしもし もしもし、父さん? 今日も、私が寝たあとに、帰ってくるの? もしもし、父さん? 仕事、たいへんですか? もしもし、父さん? いつか、会えたら良いね
399 :
名前はいらない :2011/05/23(月) 15:52:17.27 ID:f/zlkNOo
君に逢いたくて逢いたくてしょうがないのに 逢いたいって言えないよ・・ 逢いに来てよ。泣きそうになるよ ほんの少しの勇気でいいからあたしにください つらい。苦しいよ。泣いてしまう自分。 弱いなあ。強くなりたい。強くなりたいよ・・・ 大切なものを守れるくらいもっと強く生きたい。 遠いよ。遠すぎるよ。 でも、あたしは貴方が世界で一番幸せになってほしいよ。 貴方があたしじゃない誰かを好きで あたしとの未来なんてなくったってあたしはいいかもしれないなんて 本当に思っているのかなあ・・・ もうなにもかもわからない。だから最後でいいから ぎゅって強く強く抱きしめて
400 :
名前はいらない :2011/05/25(水) 02:10:09.32 ID:tNImeHb2
だれかにやさしいひらがなをあげよう お花のかわりに ぽっといえるよう それは わたしがかなしくならないように とおくにいく でんしゃのまどみどりにとけこむ だれかに、 やさしいひらがなを ひとつあげよう
401 :
名前はいらない :2011/05/28(土) 08:04:13.76 ID:M0gJWH0q
泣き崩れて 今までがんばってきたことが 台無しになるから 数億光年のところに いつまでもいてください そして輝いていてください そしたら苦しい時悲しいときが あってもがんばろうって想うから
402 :
名前はいらない :2011/05/28(土) 20:02:48.44 ID:alXTp3fg
ストレス コックリコ コックリコ ポンポコンポンポコン コックリコ コックリコ ポンポコンポンポコン あっしたは ニッチヨウ うっれしいな きょっうは やなことあったケド わっすれよお だっけど あっしたは たいふうだぁ せんたく でっすら できないよお なっにか いっえで でっきること さっがして みようぜ ラララリラ コックリコ コックリコ ポンポコンポンポコン コックリコ コックリコ ポンポコンポンポコン
403 :
うじ虫 :2011/05/29(日) 23:36:32.28 ID:4BeaZ++u
マンションのオーナーに花を積んで貰いました。 ありがとうございます。 その際に一匹の尺取り虫が殺されてしまいました。 本当にごめんなさい。 そしてありがとう。 何かを欲しがると必ず犠牲は必要なのですね。 僕はもう欲しがりません。 ごめんなさい。 こういった状況にも動じない強い心が必要ですか? 僕は偽善者ですか? 教えてください。
404 :
名前はいらない :2011/05/31(火) 00:07:02.18 ID:9D06X0un
ゾンビ映画で、一番最初に名も知らないままで殺される人間は、わたし。 エイリアンに一番に殺されるのも間違いなく、わたし。 そんなヤツに何かを要求する権利はないんじゃないかと思う。 けど、生きているといろいろと欲が出てくる。 生きているから、そんなわたしでも何かを望むことは、正しいんじゃないか? 誰からもわかられなくっても、いいんじゃないか?
405 :
名前はいらない :2011/06/01(水) 03:11:07.82 ID:lyMQlonC
「布団から出られない人N」 終末を待つ部屋は 生き延びるための物置と化し 酷く狭く暗く寂しかったが 2枚の毛布に顔を埋めた隠者は ただ世間の咎からの開放と 無縁の孤独に諦念の涙を浮かべ 終末よりも明日が来て欲しくないと 祈った 部屋は一見乱雑で 理解のできない配置だったが 体面や常識を捨てた合理性は その部屋から生活感を失わせていた それが隠者の思考を具現化した 具現化しうる唯一の安息の空間だった そしてもう一度 明日が来て欲しくないと祈った
406 :
名前はいらない :2011/06/05(日) 03:20:02.52 ID:9ZK/4U1J
「カメレオン」 赤ん坊揺らして 空を見た 蝸牛の時の中 カメレオンの過去を見る 本物など存在しない 私なんて存在しない
407 :
名前はいらない :2011/06/06(月) 20:25:31.39 ID:nLL8ui2H
なぜ男は女性に恋をするのか 君の肌は白く、俺の手が触れたらそこはきっと黒いだろう 壊すのが怖いから近くに行けない 眺めてるだけというのが悔しいから、近くに行きたい この行き場のない気持ち達は何処へ行けばいい 君に教えて欲しい
408 :
名前はいらない :2011/06/07(火) 02:13:06.03 ID:MizWexZq
数十年前と変わらぬ 街のバス停 夕暮れ時に 君を見送った 街のバス停 また明日と言って バスは走る 街のバス停
409 :
名前はいらない :2011/06/07(火) 02:39:04.48 ID:1sunEm74
俺タイムスリップできるんだ 10年かけて 10年後へ あと十年後 楽しみだな (下手でいいんだろ?)
410 :
名前はいらない :2011/06/07(火) 04:35:16.89 ID:R7iVQcrQ
あなたの血筋が汚れる 何十年たってもそれは かわることはない 生涯かわることはない 心を汚してごめんなさい ごきげんよう
411 :
名前はいらない :2011/06/07(火) 23:35:52.17 ID:oc7udUv3
ぷっちんプリンが好きだった。 純朴な子供のころに帰りたい 今ではむっちんプリンが好きになってしまった 童貞の道程を去り ますます性への渇望は現実感を失いながら狂い迷っている しかしハーゲンダッツに慣れた近頃の子供は ぷっちんプリンなどで満足するのだろうか? 焼肉を毎週でも食べられる世の中なんておかしいよね。 和牛やイベリコ豚は本当はどれぐらいの割合で流通してるのだろうか?
412 :
名前はいらない :2011/06/08(水) 02:26:06.88 ID:pv7aGKF3
りんご飴の歌 僕の三次元ポケットは とても小さく暗いよ そしていつまでたっても アップグレードされないんだ そのポケットにはどこかへ 行けるドアはなかったよ だけど小さな飴玉たくさん いれておいたんだ 君と仲良くなりたいから 僕の大好きなりんご味の飴玉 たくさんいれておいたんだ 一緒に飴玉なめたら 二人で笑えると思うから 二人でどこでも行けたらいいな
413 :
名前はいらない :2011/06/08(水) 14:14:44.89 ID:12PaMCwi
(T . T)
出勤までの中途半端なこの時間、雨音しとしと 胃に物がない時間は、血液がとられないから、妙にしんと頭が冴える はらぺこの感覚、案外好き 演じるって、楽しいのかな? 騙るのも、楽しいのかな? 残念ながら、僕にその楽しさは理解しきれなかった 姿が見えない人に、脅えることも、僕にはできなかった だって、僕にとって大切な人じゃないから 何を言われても、傷つくことなんて、できやしない もう少し、繊細だったら良かったのだけれど 僕は、僕の大切な人から言われたことでしか喜べないし、傷つくこともできない
415 :
名前はいらない :2011/06/09(木) 01:18:04.75 ID:Ce8ZELJS
情熱的な愛の台詞や暑苦しい営みも 過ぎ去りし思い出 結局はあの日々の痛々しさが羨ましいときもある 稀に コスプレイヤーの様に心を入れ換えたりして それでも痛々しさを通り越さぬよう孤独に妄想する 昼間は酒とくだらない男に依存した女の最期はなんて悲惨なんだと軽蔑したいからさ 90の老夫婦の過去は忘れ去られて 彼らの年表を手に入れたいな 素晴らしい家族の愛の形は傍にあるのに 学ぶこともしなかった、ああ愚かだ それでも守りたいものができたおかげで 私は今 人生で一番の幸せなんだよ よかった よかった
[night and day] -よる- なあ、さびしいな さびしさが しみるな なあ、あれだな よるになると 真っ暗になるのは あれのせいだな きっと 独りぼっちで さびしいせいだな -ひる- 透明な海で 何度も 何度も おぼれてしまうので ぼくの 十字架は 際限なく 増殖する ひるも ゆうぐれも あけがたも 世界は みえない毒で あふれてる -よる- 笑い方が よくわからないんだが いったい おれは いつから 行方不明なんだっけ
417 :
名前はいらない :2011/06/10(金) 03:33:59.65 ID:JAR+rf03
「パウンド」 "どこまで生きても届かない"と 湿り気味の部屋 オーブンに背を向けた夜を思い出す お砂糖にのった香りは口を離れない それでも (届くものを掬ったひとはパンを取り出してみせた しなやかな手は伸びるだろう そのうち月も食べちゃいそうな程 味ないね、なんて言いながら) 伏せっ放しの本の頁 拾うと鼻をくすぐられて パウンドの型、離れない記憶に 変わらない距離を知る 知るだけ かみくだいておしまい
418 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 01:23:36.38 ID:GnJTVWL2
「雲の行き先」 少年のとき宝箱が空っぽだと知って 冒険の生き先がなくなってしまった ただ老いては書を読み 外を眺め迎えを待つ 増える知識も役には立たず むしろ孤独と空虚を増幅する ああ 農業がやりたい 酪農がやりたい 他の生き物は生きる意味など考えない きっと人は自然と一体になることでしか 実存的枯渇を埋めることができないのだろう 雨よ泣け 風よ問え 雪よ寄り添ってくれ 夏の暑さよ 開放の喜びを運べ わたしはここにいる わたしはいつもわたしがいる場所にいる 自然よ わたしはお前のいる場所にいる
419 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 01:28:56.72 ID:KZoaIRXY
今朝 食パン怪獣が怒った わたしのかいじゅうさん がおー 手を伸ばしたのは わざと。 しとしと雨降りの朝 おなかいっぱいになったら 慈悲深くなる 柔らかい手のひら
420 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 08:52:33.65 ID:N9MnD49P
好きになると、悪いところばかりが見えてきてしまう。 そうして、想いを伝える前から絶望してしまって、女なんてと思う。 本当は話をして見たかった、遠くから見てるのが嫌で、その気持ちが脳裏に反映していたんだと思う。 今からはもっと近くに行くよ、待っててくれ。
421 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 22:07:07.94 ID:+9VUuY7b
ごめんなさいって僕に言う 判っていたつもりだなんて 週一くらいで口ずさんで 開けた杯の底に絡まる 白濁した泡に映る顔に威嚇する 舐めた時に感じた鉄錆びは 自分自身をでしかなかったんだって 今更答え合わせしてどうしようってんだ 夏休みはもう過ぎちゃったよ 垂れた一滴を拭うだけなのに いちいち木を切り倒すなよ その染めた髪を惜しむときが来ない事を祈ろうか 明日朝日が昇るって何で知っている 端に並ぶ埃をなぎ払え 道を開けよと叫ぶ声に振り返らず 降り注ぐガラスに病んだ肺を裏返して 一拍の間だけで良い 僕は僕のためだけに泣いてみようか
422 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 22:56:56.76 ID:+9VUuY7b
古きよき思い出 笑って嗤われて笑い返して 漢字の違いなんて些細だって チューブから捻られたゼリーみたいに 金太郎が投げる匙を手にコーンフレークを食べよう 留め金でガッチガチに止めてみたって 地震台風火事親父にゃ勝てないんだって 諦め瞑る目中にも鼻先殴られりゃ花火は散るんだって わかったのは旬を過ぎた昼の路上に寝そべった時だった わかるかな 俺は教本をなくちゃったのに 隣の席のあの子の顔が思い出せないんだ 授業は淡々と進み窓の向こうの雲が泣きそうだ 密封して地中深く埋めてやっと立って はたきで叩いて掃除機を掛けてアルコールで拭いて 焼いて炒めて煮て 出がらしの茶をすすっては忘れたことを懐かしむ 残り香を少しだけ分けておくれよ 残響を口ずさむ 残り物に在る福を分けようと 残滓となった今日にそっと蓋をする
423 :
名前はいらない :2011/06/12(日) 23:45:02.60 ID:6PNnuEIM
ふとんを敷く前に寝てしまおう 疲れる前に休んでしまおう 死ぬ前に生きてみよう 食べる前に飲んでみよう 落ちる前に逃げてしまおう
424 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/13(月) 00:16:49.48 ID:NctJ2767
「問い」 世界にいるのが自分だけだと思えるとして、そのことに理由があると思うかね?思わないかね? 想像力が欠如してるなんて、決定的な否定の言葉、あなたは受け入れられるかね? 誰もが持つ黄金としての心、盗んでいくやつはだれかね? 溜まらない雨、降り続けるとしてたえられるかね? そこからでて神の国を、目指そうと思わないかね? 私は思うね、強くね。
425 :
名前はいらない :2011/06/13(月) 01:11:58.83 ID:To5Uspg3
見送り 道に迷ってしまうよ 玄関に手を掛けるだけで見失い 決意とか祈りとかに砂を掛けて 潜り込める先をモグラみたいに 鼻先で浅ましく探るばかりだ それでも忘れられないんだ 痛みとか笑みとか不安とか 割れた空を見たことあるかい? 無いなんて言わせないよ 生まれてこの方閉まった例がないんだから それでもしがみ付いてるそれは何? 心を洗濯し過ぎて知覚過敏気味になってまで 無垢な筋肉を蠕動させて何処へ向かう気だ 夜に寝て朝起きる事を喜びだなんて言わないでくれ 俺は夜起きて居たいし朝に眠りこけて居たいんだ 美しさを求めて剥ぎ取ったキャンバスの向こうに 見える物なんて貧相なイーゼルくらいなものだろ 隠せよそんなもの ナイフみたいだから迂闊に触れられやしない まさしく手に負えやしないよ それでもそのノブに手を掛けるのか 夢の中だけで満足できない僕は手を切り落としたよ その光の向こうに幸多からん事を
426 :
名前はいらない :2011/06/13(月) 01:15:44.98 ID:a0t7925Q
俺は幸せだ 俺は中学校の頃、高校の頃、部活動をやっていたが、全くといっていいほど勝てなかった。 スポーツでは皆より劣っていた。 更に俺は人生で1度も彼女が出来た事もないし、 女の子に好きになってもらったことも無い。 そりゃあ、俺だって人より出来る事がある。 でも俺の人生は負かされてきた。 ハッキリ行って、おれの人生はずたぼろです。 だから、俺は幸せだと思う。 なぜなら、俺は人生で成功した事が余り無い。 第一志望の大学だって落ちたし、彼女も出来た事ないし、スポーツでも勝てなかった。 俺は落ちこぼれだ。だからこそ分かる。 失敗した時の人の気持ち、皆よりも上手く出来ない人の気持ち、 落ち込んでいる人の気持ちが。人生で思い通りに行かない人の気持ちが。 だから、俺は幸せだ。
427 :
名前はいらない :2011/06/13(月) 02:43:05.90 ID:/2wFglkq
サアサア皆様御覧アレ 心分カラヌ欠陥ロボット 笑ッテ見セルモ上ノ空 怒ッテイルノモ下衆ナ事 泣イテ見セルモ只ノ水 哀レナ素振リモ只ノ振リ 夢ヲ騙ッテ己ヲ酔ワセ 愛ヲ騙ッテ他人ヲ泣カセ 語ル言葉ニ意味ハ無ク 聞イタ言葉ハ耳カラ耳ヘ サアサア皆様御覧アレ 心分カラヌ欠陥ロボット 綴ッタ最後ノ言葉ナリ ……………………………
428 :
名前はいらない :2011/06/13(月) 12:35:32.35 ID:DvLlqZKQ
身体に欠陥が見付かったとかで あたしはちょっと電源を切る ちょっとの間眠っているの 寝ている間にあたしは歩く 狭い狭い頭の中で 大きなお城に登ったり 大好きな人とキスをする 夜は来ない 昼も来ない 朝と夕焼けを繰り返す ある時泣きたくなって探したの 優しい優しいポエムを みんなが笑顔になれるような そんな素敵な優しいポエム だけどね 忘れてきちゃった 頭の外に置いてきちゃった がっかりして だからね 泣いたの 頭の中にも雨は降る 狭い狭い頭の中はすぐに溢れそうになる だけどそんなのお構いなしなの だってあたしは夢の中 狭い狭い頭の中で どこへだって行けるもの 欠陥は だから直らない方がいい このまま電源を切ったまま ずっと夜の来ないまま
429 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/14(火) 01:19:32.34 ID:OfM3tp+j
「思い」 思いは揮発性 時間の中に飽和していく 顔のない思いは 言葉の中にこだまする声 表情を無くしたピエロが 白い顔を窓に映す 自分の目を見て 語り出す とても不思議な ゆけない過去と 分からない未来の 話を
430 :
名前はいらない :2011/06/14(火) 01:51:14.35 ID:bxHQodHk
街を歩けば誰も見ていない場所が有る 清掃員と僕だけが そこが聖地になる時を知っている 清掃員はその道のプロだから 仕事が終われば振り向く事は無く そこを静かな聖地のままにして その場所を離れて行く 静かなビルとビルの間で 王様の格好で 何時もの夢で奏でてた エイトビートを叩き出した僕だ 誰も居ない場所まで 行きたいと願った僕が 誰も居ない事を 伝えたい人を探して居る 誰にも言えないなんて 本当の気持ちなのかな 答えるのは僕だから きっと嘘を教えてる
431 :
名前はいらない :2011/06/15(水) 22:19:40.86 ID:K26QngsG
君がいなくなってからもう どれくらい経っただろう 何も出来なかった僕は 今日も俯いている 君のことを想い出せば 食欲さえ無くなって 何も出来ない今の僕は 君にはどう見えるかい? 明日になれば忘れる そう考えて何日が経った 涙に浮かんでいるようで 明日が怖かった もう明日が見えなくなったって 今の僕にはどうでも良くて 君が居なければ意味は無いのに あれから色々あったけれど 僕は少しだけ背が伸びたよ 君は何か変わったことはある? 今の僕は不死や不老より 君に会えることを望んでいる それでも無情に時は過ぎていく もう明日が見えなくなったって 今の僕にはどうでも良くて 君が居なければ意味は無いのに あとどれくらいの時間が経てば 僕は君を忘れきれるだろう? 君が居なければ全ての意味が無い 君がいなくなってからもう どれくらい経っただろう 何も出来なかった僕は今も 思いにふけることしか出来ないよ
432 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/15(水) 23:10:39.90 ID:jiAsbC54
「ひどい景色」 ここから見えるのは左にねじ曲がった高い木、 紫色の太陽、 茶色の草たち 恥知らずの魚、 大きな雲。 ほうら、気にしないで、外がどんなにひどくても、 今は夜、だから、家の中にいて。 気にしないぜ、気にしないぜ、光のない所なんて、 捨てていけばいい。 闇を内包した記憶に、手を当てて、小鳥の鳴き声、聞いたなら、 やみない、な、なやみない、な、な、な。
433 :
名前はいらない :2011/06/16(木) 01:01:23.90 ID:paZwHbti
言い訳 溶けてんだか溶かしてんだか 何だか良く判らないが片手が机に張り付いて トイレに行くことすら億劫だ 僕の見た今日を律儀に誰かがYoutubeに上げて 再生回数のカウント欄なぞ見ても居られない 木々の葉一枚一枚が全て眼球のようで それら全てを数珠繋ぎにしようと 蜘蛛が八足を上げては下げて 百足は自分の足を動かすことだけに精一杯で 僕に生えた二足は更に根を出し怠惰を貪る 抱えた頭の軽さが救いだ 吹けば消える物とは一体何処にある 拭いても広がる油汚ればかりだ 持ち出した斧で一本の手と 日本の足を切り落としても差し支えないのは 腕には鉤爪を 足にはキャスターを付けたから なんだかんだ世界は進化しているんだって徒然なままに笑い 膿をガーゼで拭ってアメニティ処理箱に隠して 電線越しに蔓延る第三次産業の引き起こす第三次大戦に 気付きもせずに体は蜂の巣のようだ
434 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/19(日) 05:51:49.54 ID:xnOvwPe8
「夏の針」 腕に刺さった夏の針 いつまでもつきたって 陽は輝く 夏の兆し 道路に水たまりの陽炎 幻惑 圧倒的な自然 抱かれてまどろんで
435 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/19(日) 06:04:01.69 ID:xnOvwPe8
「昨日から今日へ」 昨日の影を引きずって歩く 暗く頭のあたりを覆う いつまでもだらりとねっとりと そこに刀刃の切り込みでかっさばくような君の注視 美しく鋭い 僕の心は現れる 空に浮かんでいく君の視線
436 :
名前はいらない :2011/06/19(日) 10:59:57.50 ID:SY65lJjR
優しい夢をみた 猫やネズミに絵本を読み聞かせる男の夢 猫は男の背中によじ登り 尻尾をふりふり楽しそうに ネズミは本の上でぴょんぴょこん跳ね興味津々と そこはゆったりと時が流れていた そして頭上には分け隔てなく日の光が注いでいた 優しい夢の話
437 :
名前はいらない :2011/06/19(日) 22:38:38.96 ID:EGfveGjC
片づけられない 部屋にどんどん物がたまる 部屋をみるとその人の心がわかるという 片づけられないものがいきていくうちにどんどん心にたまってきたのだろう 捨てろ捨てろと世間はいう でもそれが自分なのだから、捨てさるのは困難なのだ。
438 :
名前はいらない :2011/06/20(月) 01:23:26.04 ID:EJqlcEcH
休めよ休め コメンテーターが声高に叫ぶ 休むな休むな 近所の目が光る 暗闇でやる気がない人間もいるでしょう ただあの人に愛されたい その一心でやってきたのに 狂喜に満ちた目はもう忘れていた ディスプレーに向かい 仲間に励まされながら精神科に通う日々 人を信じることは容易いし 人を疑うことはしんどいや 満員電車に乗って 頭を下げて生きる 紙一重の言葉を鵜呑みにする馬鹿はどこだ?と とても疲れた顔をしてるのによく言うよ 誰も彼も笑えないんだ アイデンティティーが崩壊するから
439 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/21(火) 21:40:55.03 ID:zO7A9ew0
「月と草」 おぼろにかすんでいく月 と 草 離ればなれになって久しい ねたましい思いと くさって糸をひく魂と 異臭が鼻突く 思いがかすみ遠く、届けば、 腐っていてもいいのに、 思いは、離れていてもいいのに ゆっくりと発酵していく月見草
440 :
名前はいらない :2011/06/22(水) 15:16:16.97 ID:IkUKISch
暑いなんて呪いの言葉のように繰り返し、そのくせ少女の膨らみかけた小さな胸に果てる。 並べて比べる。 はにかんで棄てる。 いつだって僕は君の味方なんだから。
441 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/06/24(金) 07:40:37.77 ID:SEv2D28h
「恐怖」 恐怖の船着き場 しゃれこうべがごろごろしている 誰もいない 「おーい、誰か居ないのか」 僕の体を弄って 翻弄する神よ いつまでも安寧だと思うなよ 俺は天に届く羽を手に入れた 地上の生き物たちはな、 無慈悲と殺戮の地獄において昇華されたのだ お前の生んだ生き物たちは進化を遂げたのだ 大地が俺らの母なのだ 可視化してやる 見通してやる 呪ってやる 殺してやる 石の上にも三年、 こけの一念岩をも通す 蟻の穴からダムが崩壊する 俺らの連帯を甘く見るなよ
442 :
名前はいらない :2011/06/28(火) 01:07:51.07 ID:4ROuGNvA
『一枚の葉』 自然という名ばかりの不自然 不変という愛の変わりゆく不変 生い茂る一枚の葉の 枯れゆき忘れられる自然 不自然さも何も忘れた その自然さの ただ物悲しきは 不変なる自然か
443 :
名前はいらない :2011/06/28(火) 20:23:36.80 ID:IcXQrSVm
前へ 前へ進もう くだらない現実が引き止めても 思い出が僕らの足をつかんでも 前へ進もう その先に何があるかなんてわからないけど それでも、今までのことが間違いじゃないと信じるために、自分の為に 前へ進もう それがアスファルトに消える汗のようであっても
444 :
名前はいらない :2011/06/28(火) 22:53:29.65 ID:XlIDewVc
這う舌 溢れる吐息 熱が篭る 全体に篭る 目が合えば もう戻れないのだと気付く悲しそうに誰かを見てる 私の瞳の奥に潜む女性を 止まぬ雨 背徳感やらが背中を押す 夏じゃないみたい 確かめて あなたの求める真実 触れてみて 私は彼女じゃないけれど 愛してみて 私は彼女になれるかしら
445 :
名前はいらない :2011/07/01(金) 14:51:42.68 ID:+7LMyRPZ
「人知れず想うこと」 俺の望みは誰も救おうとせず 誰も傷つけず生きること 傍観といわれれば返す言葉もない だが俺は思うんだ 誰かの人生を自分の手で変えてしまっていいのかと 存在自体で影響することはあるかもしれない だけど自分の意思で介入することはしないでおこう 散々他人に掻き回されてきた人生だったじゃないかってね それよりも楽しいことをして周りも俺も楽しくいたい 自分の悲しみも人の悲しみも見たくない そうして最期になって俺が死んだ時 誰も悲しみに暮れることのないようにあってほしい それが俺の望み
肉欲マスターベーション 肉欲に負けて性器を弄ぶお前 そこのお前、今すぐ俺に電話してこい 間違っても神父様は連れてくるなよ おい、そこのお前 お前だよ、おい 恐ろしい目にあわせてやろうか? 抑制された暴力癖 夜更かしするなら俺を呼べ ブンブンブン ナタを振り回してやってくる まるで大日本帝国建国記念日 イカれた青春が始動する日 すごく天気がいいならば 俺と一緒に出かけよう ブンブンブン 催眠術をかけてくる まるで映画のようなワンシーン それは無敵な高揚感 公営団地の一室で 二人の間を駆け巡る お前は俺を止められない
447 :
名前はいらない :2011/07/04(月) 00:57:03.05 ID:mL6NRrgJ
空っぽなのに何を探しに行くの 手のひらばかり見つめても何も気づけやしないのに ごまかすみたいに咳ひとつ 空っぽなのはいつからなの いくら悲しくてもむなしくても もう今日は始まってて もう私はとっくの昔にこの世に生まれてて 体の中に在る限りある砂時計の砂は どんどん地面に落ちてってる 雨が降っては滲み 雨が降っては滲み…… 春、夏、秋、冬 繰り返すうちに感覚が鈍くなって 昨日が明日みたいで 明日がとても懐かしくって涙が出てくるんだ 道路では人を轢かないように慎重に運転してる 冷静に判断して毎日過ごしてます あとどれくらいなんだろう? 建物の色が褪せていくみたいに 記憶の色もセピア色になって 望まなくてもレトロになってく 深まる秋の色 そう、わたしの心はいつも秋色なの だから今日は長めに休みをとるよ ゆっくりと… 目覚めたら何も変わってなくても 何処かに出かけて そして笑おう
448 :
名前はいらない :2011/07/05(火) 02:20:20.48 ID:EI1MSD7c
「げつようびのうっぷん」 アガガガガガ アガガガガガ もーいやだい もーやりたくない あーしにたい あーくちおしいい にくいにくいにくいにくいにくい にくいにくいにくいにくいにくい おれがなにしたっていうんだ おれがそんなにきにくわないのか そっちがそのきなら こっちもかんがえがある いまにみてろ よるにきをつけろ あががががが あががががが
449 :
名前はいらない :2011/07/12(火) 21:19:53.08 ID:jYUFF8HZ
「未来」 たぶん本当の未来なんて知りたくないとあなたは言う いわく曖昧な世間なんて無情の愛ばかり 笑う人生にビジョンなんておよしなさいとあなたは言う たぶん本当の未来なんてカラッポの世界 せつない男と女が今日も行きずりの雨降らし それがマンピーのGスポット マロニエの味がしみる孤独で自由の場所
451 :
名前はいらない :2011/07/17(日) 02:28:07.93 ID:eySFzH8w
452 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/19(火) 18:50:43.55 ID:akanQ2Ta
「地獄から飛び立つ」 地獄の同胞よ 私は堕ちてしまった 死を引きずって歩くな 同じ態度を見せた 私も堕ちたのです 高みからたたきつけられ 頭をしたたかに打ったのです それでもあきらめることはできず 鳥も空に飛び上がるのを 追って私もジャンプする 私は聞いている 鳥や空の声 ちーちーやごうごうや そんな種類の音の形を 私は聞いている
453 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/19(火) 19:02:19.53 ID:akanQ2Ta
「Limit breaker」 限界を引き裂いて 光を入れる 照らされた場所は 姿を現す 闇を切り裂いて 光を呼び込む 照らされた時は 変化をきざみ出す 私は変る 陰から陽へ 一度は昇る
454 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/19(火) 20:08:43.86 ID:akanQ2Ta
「モグラさん」 モグラの穴抜けたなら 朝日が当たる頭の上から もう一度潜って一眠り 次に地上は高いお日様 気持ちが良いね 平和だね 怠け者モグラも喜ぶよ 祝うよこの日 暖かき陽気
455 :
名前はいらない :2011/07/19(火) 22:57:00.71 ID:7EuhtHnA
「愛玩」 愛でて何になるというの 放っておいて欲しい 何年後かの貴女のため 明日を生きる目的は すでに見つけただろうか どうか私を捨てて欲しい もう汚くてツギハギだらけ さぁ、早く この姥捨山に
456 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/20(水) 08:44:38.14 ID:NSHxl10m
「悩み」 僕の悩み 軽いやつ すぐ消えるやつ そいつらの有り様が可愛い 消えていく 後には何も残さない 潔さよ
457 :
名前はいらない :2011/07/20(水) 09:06:50.88 ID:NSHxl10m
「悲惨」 ハナシにならない 金もない 十円玉三つ 僕ってどん底だね 悲しいよ 今を見つめては 吐き 少しずつの努力 だんだんと
458 :
名前はいらない :2011/07/21(木) 13:07:03.67 ID:0ay21we5
人の世の おかしさや 事の成就間近にて 爪誤り 数の謀 泡沫へ消ゆこと 数の労 報われざること この世の常とて おかしけり 世を治める者とて かようなり 数の望まぬ謀 泡となりける
459 :
名前はいらない :2011/07/22(金) 18:58:14.05 ID:JuEauaQk
人の驕り それは他者を支配し生きていると考えること 人の愚かさ それは他者に支配されることに甘んじ生きること 互いに枷を外せ その先にあるものこそ 人の生きる道 地球の声を聞け そして良心という名の首輪をつけよう それこそが 千年をも平和をもたらす それこそが 約束の地となる
460 :
名前はいらない :2011/07/23(土) 01:47:33.15 ID:bsPkKe2+
嵐が夾竹桃を散らして行った後の澄んだ夏 わたしは工場の煙をじと眺める それから押し黙る蝉たちの抜け殻を見た つんと塗られた青空 嵐にさらわれた夏が海岸に打ち寄せられた わたしは貝どもの呼吸を踏みつける それからヨットが走るのを探していれば みんと一声蝉の鳴く 夏
461 :
羽田エアポート :2011/07/24(日) 11:01:23.70 ID:5Znvng0+
暦見て 心早くも 気も漫ろ
462 :
名前はいらない :2011/07/25(月) 23:54:19.68 ID:cW69+cTl
友よ 悪気はないので怒らないでくれ 君のかけがえのない少女 あの子は泣いていたよ 友よ 責めるわけじゃない 慰めたい気持ちはある けれどそんなの嫌だろう 切ないだろう苦しくて あの子は笑っていたよ 素晴らしい笑顔で 許せ、友よ 彼女は若い 君も若い 何が言いたいのか分かるか 見えるか、前が もう夜で星が輝いているよ
463 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/26(火) 17:20:46.41 ID:cEAlHOI9
「僕の好きなアメリカザリガニの歌」 冬に生まれたアメリカザリガニは 哀しみの一等星を守護に持つ 長すぎる瞬間と短すぎる人生を生きた私は もはや終わりの時を迎えている 終焉のクライマックス だらだらと過ぎる戦争 冬のクラブは長生きだ 延長戦を戦う 長すぎる時間に憤ったクラブは 星の目をつぶそうとやっきになっている 泡を吐きながら水の中に潜んでいる 僕の好きなアメリカザリガニ 一緒にワルツを踊ろう その一体感は淡い精神病を駆逐し いつか戦争の中で死んでいける 夏に生まれたアメリカザリガニは 山を登るべく運命づけられている 足を痛めて上を目指し 死ぬ前に下山する
464 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/26(火) 17:21:40.35 ID:cEAlHOI9
(
>>463 )
高校生のブルマー姿に欲情する私は
クラブの侮蔑を全身で受け止める
夏は終わらない
長い夏休みのあとで
一緒に死んでいけることに
一緒に生きていけることにも
感動して
長い橋を渡る
いつもアメリカザリガニは孤独であった
私と魂を通い合わせた
タモを通じて出会った
僕はそいつの泡に限りない感謝と感激のキスを浴びせる
465 :
名前はいらない :2011/07/28(木) 22:23:33.99 ID:3naOU+EO
冬 ずっと凍えてた 夏が終わり、秋も終わり 気温も体温も少しずつ下がる 冬など嫌いだった 花も咲かない緑もない 静かな死の季節… かじかむ心はいつも冬のようで そっと窓の外を見れば 空はいつも、薄曇り なにか、暖かい春など 願っても夢みても届かない景色 繋いだ手の温度を頼りに あなたを探すけれど あまりにも、それは途方もない作業 空は移り行くと、夏は秋は 教えていたのに 無情にも白く重い空 優しく降る癖に冷たい 雪に触れたなら 水は泪に変わるだろうか
466 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/07/29(金) 17:25:50.32 ID:eGGmOQih
「肉屋」 肉の味は離れない 明日のベッドは予約済み そうすると、夕飯はどこでとるべきか ホテルのレストランか、街のフレンチか 金は十分にあるから、心配ない この絶頂に期待はずれなコメントしか残せない ありがとうございます ごちそうさまでした 寂しい一人 にらみつけるような従業員 異国の地で踏みしめた大地に 裏切られたようで たばこをふかしてお茶を飲んだ
467 :
名前はいらない :2011/07/29(金) 21:13:28.26 ID:CXkRiCZx
隙間なく飾られたオブジェに 遠く鳴り響く鐘の音 遙か昔 そして今をも続く その音は 狂った誇大妄想者の 血生臭い呼気
468 :
名前はいらない :2011/07/29(金) 21:42:22.76 ID:PqtXIEVY
暑い夏 暑い夏 ベトベトするし ジトジトしてる ああ暑い 性欲さえもどこかに消える ロマンチックな記憶が一人歩きしている内は そっとしておいてくれ 俺の消費者は100% 俺だ 俺を消費して 誰かにあげる ミトコンドリアの発電能力の 限界まで 誰かにあげる 出来ればそれをまた 誰かにあげて欲しい FCバルセロナの攻撃のように流れるように 流して欲しい ああミトコンドリア! 土の中にもミトコンドリア! 水の中にもミトコンドリア! 燃えているぜ細胞達が! ああ抑え切れずに消費しちまった日々よ 誰かの為に行きよう今を 誰かにあげよう俺の今を!
469 :
名前はいらない :2011/07/30(土) 01:32:50.05 ID:JmCPhIKT
おまえら才能ないわぁw
470 :
名前はいらない :2011/07/30(土) 14:29:57.85 ID:854J4u6a
>>466 もうちょいシュールに展開してくれてたら好きになっちゃう
471 :
名前はいらない :2011/07/30(土) 22:11:31.10 ID:9EV3LKeL
就活の詩 暑い夏空の下 着慣れないスーツで 君は見慣れない街を歩いていく おんなじスーツ姿なのに 道行く人は自分よりすごそう 常識という仮面を被り 君は扉を開く 仮面の下には涙がたまり 伝えたいことがうまく言えない 希望と書かれた往復ハガキは 絶望の印を押され突き返される 携帯電話を振りかぶり ベッドに叩きつけた君は 疲れた顔で拾い上げる 人生は結果より過程だなんて 信じていた純な気持ち 疲れたときは休んでいいよなんて言われても 足にくっつく時間の枷は 日に日に大きくなっていく 他人の輝きに目が眩み 君は見知らぬ街をひた走る 前だけを見てひた走る
472 :
名前はいらない :2011/07/30(土) 22:15:43.96 ID:0dxASKXI
[奇数の悲劇] 13人の天使 互いにツガイになるも 13番目の天使 孤独なまま 愛も夢も希望も嫌い 毎夜毎夜 暴れ狂う 12人の天使 13番目の天使を忘れ 毎夜毎夜 愛に狂う 13番目の天使 罰が下り 片目を失うも 12人の天使 両目を閉じて 愛に溺れる 悲しき奇数 叶うなら14番目の天使を
473 :
名前はいらない :2011/07/31(日) 03:41:01.34 ID:5VlK8Wi7
天使は美人そうなイメージがあるから興奮したお!
474 :
名前はいらない :2011/07/31(日) 10:09:32.62 ID:Rz4XVvwA
貴方といる 時間が 長くなるたび 望みがひとつずつ ふえていく
475 :
名前はいらない :2011/07/31(日) 23:02:11.67 ID:obOcgA2a
浮世離れした出来事から逃避し現実を直視出来ぬものよ 家畜として生を受けたものは蛆にまみれ糞尿にまみれ朽ちる 主人の帰りを待つ犬は餌を目の前に失意を抱いて朽ちる 目の前の地獄に耐えられぬものは現実逃避をし嘔吐する 権力を持ったものは金にまみれ人々の不幸を糧に肥える 弱者は常に餓え強者は弱者を糧に肥える 美しきものと銘打ったものも今や醜悪なもの
476 :
すみいちろう :2011/08/01(月) 01:02:49.54 ID:3evXxC5j
「ちーちゃん」 夜のお空に ぼくが ふーっと 息を吹きかけると 星たちが キラキラ くすぐったいみたい もいちど ふーって吹きかけると からだをふるわして キララ やっぱり くすぐったいみたい お月様 どうして いっつも わらってるの? ウサギさんのお餅つきも よくみえるよ 隣の家の ちーちゃんが 窓を ガラガラ… 「今夜も きれいね。」 ちーちゃんが 両手で そらを すくって ふーっと やると 流れ星が キラキラ… キラリン! どっかの 草むらに 落っこちた ぼくと ちーちゃんは お星様を さがしに よるの さんぽに でかけた
477 :
名前はいらない :2011/08/01(月) 19:53:44.24 ID:6ULNKkNR
deep sky 夏の空は俺を飲み込む程青く深い 俺の脳味噌も多分幾らか太陽熱で 溶けているはずだ 何をするのも面倒臭い 体がだるい 呼ばれても 返事もする気が起きません 夏が全てを疲れさせる
478 :
名前はいらない :2011/08/01(月) 21:52:04.05 ID:8Cim8cau
>>477 それ詩じゃなくて愚痴じゃん
/ ̄ ̄^ヽ / ̄ ̄^ヽ
l l ____ l l
_ ,--、l ノ . /_ノ ヽ、_\ 丶 l ,--、 _
,--、_ノ:: `ー':: 、ミー---‐,,l o゚((●)) ((●))゚o l,,‐---ー彡, ::`ー' ::ゝ_,--、
,/ ::: i ̄ ̄ | . /::::::⌒(__人__)⌒::::: \ |  ̄ ̄i ::: ヽ,
/ l::: l::: ll | |r┬-| | ll :::l :::l ^ヽ
l l . l !:: |::: l | | | | | l :::| ::! l l l
| l l |:: l: l . | | | | | l ::l :::| l :l |
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ヽ :l:::: ト:;;;;;;;;;/-/__........... /. | | | ヽ ...........__ノヽ;;;;;;;ノ ::::l /
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`ー'´
479 :
名前はいらない :2011/08/02(火) 04:25:55.99 ID:c6QBzOcA
流れ流され永き世を 憂いて浮き世を知りもせず 満ちることなきボットルを ただただ虚仮で埋めて征く 生くも、地獄 戻るも、地獄 歩き疲れて道半ば
480 :
名前はいらない :2011/08/02(火) 10:11:00.99 ID:byYagWGM
何かいちいちレスをつけてくる奴は何なんだろうな
481 :
名前はいらない :2011/08/02(火) 13:18:31.36 ID:AFiI9cFM
反応が欲しいくせに じゃなかったらブログにでも書いてろ
482 :
名前はいらない :2011/08/04(木) 22:14:36.45 ID:gdZFYv+1
483 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/05(金) 20:59:23.35 ID:JjYbBj9K
「火」 炎操れる ちょいちょい、まなざしで発火する 心臓ウェルダンできあがり 口から魂の煙吐くあの人 私の口で吸い込んであげる 凍り付いた十年分の記憶を溶かしたら よく知ってはいない部分はどんな形だろう 明日の楽しみにしてちょっとお休み すごろくゲーム
484 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/05(金) 21:06:02.05 ID:JjYbBj9K
「バーガー」 ハンバーガーほっくり しなびたレタスも存在感 ごまは頭に良いんだぞ ジャンクフードを腹に詰め込んで スプライトで喉を潤す ここはファーストフード店 泣く子も黙るマクドナルド ざわざわとした店内 もう一個お買い上げ 一人で黙って楽しむ
485 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/05(金) 21:11:57.55 ID:JjYbBj9K
「命のやりとり」 投げかける矢 受け止める盾 やりとりの応酬 頭に振り下ろされる剣 受け止める兜 危機一髪 終わらない争い 死をもって終結するの 敗者にはジ・エンド 法治国家の暴力 冷戦はいつだって コールドゲーム 正々堂々なんてありゃしない
486 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/05(金) 21:29:13.92 ID:JjYbBj9K
「禿」 天然ボケ ハゲ 久しぶりに覗いた便器 言えない はるさめと肉の料理に寄せた言付け 辛い いつも欲しかった安心 安心 これから生きていく時間 長い 枯れた過去 燃やした
487 :
名前はいらない :2011/08/06(土) 17:12:59.51 ID:hUdIorvM
動物も昆虫も木も花も この地球上の全ては 美しく光輝く その輝きは 人間の醜悪なる内を浮き彫りにし 自分が人間であることを恥じさせる 人間はこのまま 薄汚い生き物であり続けるか? 人間とはそんなものか? 光輝く地球上に住む 同じ生命であるのに? 月のように 彼らの光を受ければ この汚物のような生き物も輝けるのか? 哀しき生き物 人間 願わくば 光を潰すことなく ただ在れ さもなくば 光消すことなく ただ失せ 調和すら出来ない生き物 自ら孤立する 哀れな生き物 欲深き獣
488 :
はなくちょ鼻たん :2011/08/07(日) 06:51:52.55 ID:5jc3srGK
往く路に 待ち人遠く ひとはなき 見返りみれば 来た路の 朧の影に 雲はなく 心に沁みる 蝉時雨 終わり名残りは 支路の跡 辿る想いを 朝な夕なに.
489 :
名前はいらない :2011/08/07(日) 07:33:49.05 ID:7oLMvLR7
君ら、きっしょいなぁーwww
490 :
名前はいらない :2011/08/07(日) 19:44:28.00 ID:nM/aVIro
雑草さんの詩なんか良いですね。「バーガー」がお気に入りです。
491 :
名前はいらない :2011/08/08(月) 23:49:38.19 ID:8dPssRIU
胸が痛いの どういう意味だろうか 知らぬふりをするべきか 白痴と罵られるだろうか 野暮と笑われるだろうか それとも純粋な意味だろうか 知る由もない 彼女の瞳は揺らいで本当に胸が痛そうだが 心の中は逞しくあざとい そっと手を当てると 健康そうな心臓が ほら 震えて震えて…
492 :
金 趙堰 :2011/08/09(火) 01:13:42.96 ID:4VhdtDWW
復活なさったこの天才の詩を拝読させていただいてから詩を書くべきかな。
天才の詩を読ませていただいてとても追いつけない才能に打ちのめされても
まだ続けられるのか。
人間を超えた存在。われら愚民にわかるのか。
参考・偉大なる詩人陛下殿
http://ameblo.jp/ghost0120/
493 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/10(水) 23:40:59.93 ID:PKl2++St
「マイナスイオン」 僕は愛するぜ、マイナスイオン だって健康に良いから、誰も気遣ってくれない、僕の健康を、良くしてくれるんだから、 新聞紙の切り抜きに書いてあったから、僕は保存する 嬉しいじゃない、マイナスイオン 愛してる
494 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/10(水) 23:57:44.46 ID:PKl2++St
「可愛い子型犬」 ああ、あいつは可愛い犬 とっても小型でふさふさの毛の、 すねたり吠えたりうるさいけれど 抱え込んだらぶるぶる震えていた 心臓が止まるまでいっしょさ
495 :
名前はいらない :2011/08/11(木) 19:05:59.29 ID:ot/1bP2y
Civil Warを煽り Paradise Cityを作るのかい? Live & Let Die 答えはもう出ているぜ さて、Sympathy for the Devilでも歌おうか
496 :
名前はいらない :2011/08/12(金) 03:08:05.93 ID:ZkrIW+aV
「ぼたん」 解れる前にいっておくれよ 巧く繕えないだろう 何事にも準備は必要さ 垂れさがつた向日葵には ウィンクもくちづけもおあづけで 123クール。またいずれ どんなに美しいコートにも あんなに可愛らしいワンピースにも お似合いなんだよこのボタン だって特別なカメレオン 解れちゃったねこのボタン ぽたんと落ちたらもう拾わないだろ あのボタンがお気に入りなのだったんだからね そうだね。 このボタンはいらないね こんな飾りぼたんはね
497 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/14(日) 21:05:10.47 ID:9X2gohhi
「知恵おくれ」 僕の彼女は知恵おくれ 幸運の星を運ぶ少女 みんなで楽しく遊んだよって 嫌なことがあっても負けない強い子 でもみんなに嫌われて 馬鹿にされて それでも泣けない可愛い子 みんなと一緒に遊ぶ夢 僕が現実にしてあげる まだ手遅れじゃないなら 待つのは得意な僕だから
498 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/14(日) 21:43:08.89 ID:9X2gohhi
「悪い方への変化」 幼き頃 童心から大人へ変る途中 厳しい教育を受け 世間では公害が大流行で 冷戦の核爆弾がいつ破裂しても、おかしくなくて 世相にもそれが反映されて 空を割るほどの不安が行き渡っていて そして僕はおかしくなった
499 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/14(日) 21:55:30.39 ID:9X2gohhi
「バッドランニング」 凍り付いたアスファルトを滑るように 車は走る 今夜の月を後ろに見ながら西へ 恋人達のためにある月光 僕は今夜大きな破壊者 フリームードで首をならす 女のために死の覚悟を捧げる 誰もついて来れない走りを バッドバッドランと呼ぶんだ
500 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/14(日) 22:08:29.14 ID:9X2gohhi
「生きること」 かなしいことが たくさんあった 辛いことが 山のようにあった お父さんの背中に負ぶさって お母さんの胸の中で泣いて 僕は今までやってきた もうあの日の駐車場はひと気もない 永遠にやってこない待ち人を 死ぬ前に迎えに行こう 罵声を浴びせられたって平気 嫌われても気にしない 生きた印のために
501 :
羽田エアポート :2011/08/14(日) 22:28:24.02 ID:Dklz2JVl
忙中有閑 充実した旅路の果てに見つけたものは ありふれた愛しき日々と 何気ない伴侶の素晴らしき微笑みが 日常を覆い 常に同居していることだった
502 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/14(日) 23:23:59.73 ID:9X2gohhi
「サウザー」 人は、印象のために苦しまねばならぬ。 ならば、愛など要らぬ。 心の内を探ってみれば、宝石よりも美しい、夢のような気持ちがある。 その表出が、ひねくれて、ねじ曲がって、誰にも伝わらない。 いつもつまらないことで、争いが絶えない。 言葉とは所詮薄っぺらいもの。 そのために地獄の思いを誰しもが持つ。 心に本音を隠したまま。 愛想笑いも作れないほど疲弊しきった疲れた顔、顔、顔。
503 :
名前はいらない :2011/08/15(月) 00:25:35.35 ID:Rle6dTSU
あなたが空に帰らないように 私は祈る みんな生きづらい人生を生きているから あなたの周りは魑魅魍魎でいっぱい あなたの心は高く天に結ばれて ときにはあまりにあなたが傷つくのを神様の悪意とさえ感じました 帰らないで まだ帰らないで あなたの姿をここにとどめて 昔の歌人はそう歌いました 私はただの小さな汚い人間です それだけに あなたの姿の澄んだ光の 清らかさに照らされていたいのです
504 :
名前はいらない :2011/08/16(火) 09:44:20.15 ID:lsp1JZ8W
みなさんの詩をよみ、考えさせられたり、癒されたりします。 様々な人が、色々な思いや、自分の何かを「詩に」託すような働き 良いですよねえ。他の方々も雑草さんの詩も、時々よませて頂いて、楽しみにしております。 長い年月をかけ、世に発信しつづけてほしいです。
505 :
名前はいらない :2011/08/16(火) 22:49:10.56 ID:OKYElMGH
506 :
羽田エアポート :2011/08/16(火) 23:16:58.69 ID:6n3/pVjd
>>505 ↑ミサイル発射↑ズバゴーーン.
命中^ ^
507 :
名前はいらない :2011/08/17(水) 13:08:45.27 ID:SdORm+yT
素敵すぎる。。もったいない
508 :
名前はいらない :2011/08/17(水) 14:39:59.40 ID:UQbMO7Fs
棕樣鼾粥陦 弧五菰供筰 箍挟怕濤桐 考幕邵臑奕
509 :
名前はいらない :2011/08/17(水) 15:40:11.73 ID:6dyemK8p
今田の 魚顔 すごく 魚顔
510 :
名前はいらない :2011/08/17(水) 18:56:02.20 ID:Xu4GrilN
ああクーラー ああクーラー 素晴らしき文明の享受よ ああクーラー エアー・コンディショナーよ 俺に未だかつてない心の余裕を与えてくれる 白い箱よ ああ 俺はだらしなく リモコンを押さえている そして真夏の夜の夢など見る暇も無く ストーンと深い 深い所まで落ちていく クーラー それは 眠りを与え 考える余裕をくれる 俺に一歩踏みとどめさせて ひと呼吸つかせてくれる 素晴らしい箱だ 俺は今日も だらしなくリモコンを押さえる
511 :
フロル ◆.1.37vJ.KE :2011/08/17(水) 21:14:52.93 ID:MM5CzrZj
生きてくモルガナ 一人 見つめてた雪
512 :
名前はいらない :2011/08/18(木) 00:38:48.81 ID:UxFljYRz
寄る辺ないのは かくも淋しいものですか 独り言を一言だけ呟いて カードを一枚めくります いつも引き当てるカードの中の 俯いた男に聞いてもらいました 生身のあなたには 言えないことが多過ぎて 言えよと言われても 不幸せの種は蒔けません 微笑みは私の武装です 優しい言葉は私の鎧です 今日も一人 カードの中の俯いた男に呟きます 今くらい 暗い心を吐かせて と
513 :
名前はいらない :2011/08/19(金) 00:09:26.87 ID:VXm8ZG2q
風を感じることもなく うっすらと灯るゴルフ場と外灯が ゆっくりと流れていく 遠くの街がキラキラ此方を見てる いつもの音楽が宙を舞って 通り過ぎた暗闇に わたしの残骸が残ってる気がして ただひとつ 見上げた月だけが追い掛けてきてた あの日々を思い出すと 胸がちくんとなる
514 :
名前はいらない :2011/08/19(金) 10:54:05.33 ID:q4p9OExz
嘘と本音の境界線 グラデーション状の、無法地帯 飛び込んだけれど 君の嘘も本音も 僕には分からなかったよ 目の前で笑った君も 肌の温かさも どれも現実なのに 現実ではなかった
515 :
名前はいらない :2011/08/19(金) 14:36:00.17 ID:skX7dO1R
君のチンポジ 下克上
516 :
羽田エアポート :2011/08/19(金) 19:58:46.31 ID:MBDzxvJb
蓼の花咲く野原に入り 夕映え時の小川の水に手を染める あなたの髪に白きもの 流れるひとすじの雲の様 懐かしきかな美しきかな愛しきかな
517 :
名前はいらない :2011/08/19(金) 20:00:26.24 ID:4jsLKzv0
518 :
名前はいらない :2011/08/20(土) 02:56:00.31 ID:xFJfrZ+J
雪の降る夜の道 手を繋ぎ歩く 街灯に照らされた二人 もうすぐ家だ もっと一緒にいたいな なんて想いながら 街灯に照らされた雪は まるでドームのようで 二人を包み込む
519 :
名前はいらない :2011/08/20(土) 18:09:08.01 ID:Dn6+0JXh
寝覚めの一本にあなたは火を点ける あなたのポケットに入る いつもあなたと移動する 厚い唇からキスを受ける あなたは私をくゆらせながら知らない景色を見る 私は異国で燃え尽きる
520 :
名前はいらない :2011/08/21(日) 22:16:30.63 ID:qDdgunsX
伸び放題の草に 花がこぼれ落ちます 白い空の下 祖母の庭はもっさりと 草木に覆われていました 主のない命の うらぶれた姿を見ました 野放図に咲いて 花は小さく縮こまり 道をふさいで薄暗く 教えてください ありのままの命が美しいのならば なぜこの庭は悲しいのですか 祖母の笑顔が浮かびます 苗を選り枝を切り 命の水を配る祖母が 主亡き叢は 心に痛いものでした あのきらきらした目をした 小柄な女性の庭は 主と共に地に還り かつての姿を失い そして近い内に切り払われるのでしょう また一つ 失われていく
521 :
名前はいらない :2011/08/22(月) 05:35:59.52 ID:gor+3iEH
地球が好きだ 夜露に濡れて きらきら輝く草花 風の歌声に揺れる 木々 梢で愛を囁く 鳥たち 一瞬のきらめきに生きる 虫たち 大地を駆けては 暖かな日差しの下で眠る 動物たち 青い空を映した海の中 縦横無人に泳ぐ 魚たち 地球が好きだ そんな気持ち一つあれば 地球はもっと丸く もっときらきら輝く そんな気持ちが一つあれば 人の世も丸く輝くのに
522 :
名前はいらない :2011/08/22(月) 09:58:44.73 ID:NUaUG1l5
523 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/22(月) 15:46:19.85 ID:LixtXBS3
「胃」 僕の胃が反旗を翻した。 「タベスギダゾヨクナイ、オレノキノウモソコマデダ」 胃は、痛みという形で、今まで顧みられなかった事を訴えている。 僕は一日にペットボトルのお茶を10本飲んでいる。 胃に対して問いかけている。 脳は胃に対して優位な立場にある。 "Yes, you are my master." 今まで頑張ってくれてありがとう。これからもよろしく。 グリーティング・カードに書きしたためるかのように、僕は胃をねぎらう。 『養生訓』、貝原益軒 義と理とはともに大事なものである。義ばかりに偏ると、理を無視してしまうし、義ばかりに 偏ると理を無視してしまう。義とは、人情のようなものであるし、理とは物事の仕組みのよう なものである。物事の仕組みばかりを大事にすると人を傷つけるし、人の情ばかりに気を向け ると社会の秩序を乱してしまうことがあるということだ
524 :
名前はいらない :2011/08/22(月) 20:02:51.62 ID:NKb4ucii
行進 行進をする者の胸には なにがあるのだ 誇りか恐怖かはたまた爆発寸前の怒りなのか 行進をさせる者の胸には なにがあるのだ 誇りか恐怖かはたまた爆発寸前の怒りなのか 行進を止めた兵士の胸には なにがあるのだ 行進を止めた兵士に明日はあるのか 行進を止めた兵士に寝床は待っているのか 寝床だけは待ってなどいるものか 寝床など待っているはずがないだろう 寝床を捨てた兵士に 風呂は待っているのか 風呂など待っているものか 風呂などあらぬのだから 風呂の無い戦争に 敵が待っているのか 敵など待っているものか 敵なぞあらぬのだから 敵の無い明日に 兵士はどこへ行進するのか 兵士はどこへ行進するのか わからぬまま行進すればよい わからぬ事は 聞かぬほうがよい しらないまま なくした寝床をさがせばよいのだ
525 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/22(月) 22:37:15.52 ID:LixtXBS3
「時」 彼女の髪が風になびき そして僕は何も言えなくなる 調和の時 世界が一つに変る 多様な世界にフォーカスが降りる 派手な赤い靴 ブルーのブラウス 白い肌に陽光 まつげが影を投げる 幸せってね、 遠くにあるけど いつかは届く と思うよ
526 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/23(火) 00:31:10.47 ID:NBon+Dj7
「愚痴」 僕は君を好きになったことなんて無いよ いつも一緒だったから、そんな必要なかった 朝は7時に起きて、夜は10時に寝る そんな生活がいつまでも続いた 僕の友達にして恋人であった君 僕の終生のライバルであった君 今じゃ出世して目の届かないところへ行ってしまったね ねたましくないと言えば嘘になる でも僕はチキンじゃないし 朝は黄色の服を着るし 火星からは赤い砂が持ち帰られてるんだ 僕は君を好きだった だからこうして愚痴をこぼす
527 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/23(火) 10:06:37.46 ID:NBon+Dj7
「荒廃」 荒廃しきった心には喜びも悲しみも訪れない ただがらくたとススキの荒れ野が見えるだけ 死はきっと甘美な味がするだろう 何のために生きるのか 死ぬためか死なないためか 幼稚な疑問 に問いつめられて 答えられず いつか消える それから僕は太陽を見る 命の輝きが見える 手のひらに握りしめて 心の荒廃が照らされて やがて緑が芽吹く 僕の中は緑の色に染まって 草木染めのスカーフを誰かのために作って また毎日に戻る そこは今までと違う場所に変る
528 :
名前はいらない :2011/08/24(水) 21:25:45.95 ID:xCSlX5Hz
私が死んだとき 笑っているだろう貴方 そんな貴方が私は好きで そんな私を貴方は嫌う
529 :
もん :2011/08/25(木) 00:54:46.58 ID:dYes2n4Q
夕焼け こう淡々と 日々がすぎて なにかもっと大事にしないといけないものが あったきがする なんだったろう それは 頭が痛い 後頭部の毛がぞわぞわする から 考えるのはやめる じぶんは イノセントな時代 なんてあったんだろうか なかったきがする 茜色の空に煙突の煙が 溶けていくのを ながめてる それは ひどく生産的なことの排泄のようだ また誰かが 問題提議しようとしている みな仕事に熱中するふりをする 暴力的な暑さは すがしささえ感じる セミの大輪唱 奴らはイノセントな難聴だ
530 :
名前はいらない :2011/08/26(金) 19:09:38.74 ID:kzDvu6TW
君にとって私はいないに等しくても 傷付けた心だけが 私の周りに残っても 過ぎた日々は曖昧な過去へ変わったとしても 君を忘れないだろう 君の僕にかけてくれたものは 悲しみが強く 優しさより柔らかい 誰にも言えない小さな囁き この都会の中で 叫んだって 大きな波に飲まれて 微かにしか聞こえないけど 僕は確かに聞いたよ 夢でも幻でもなんでもいい 傷付けた心たちに償いながら 今日も不器用な君を誰より 愛しく想い、守りたい
531 :
名前はいらない :2011/08/26(金) 20:17:23.01 ID:wUIWvQJ2
人間はきっと 人間はきっと 海水の臭いがする 人間はきっと 興奮物質の誘導体だろう 人間はきっと 嘘をつく 人間はきっと 言葉より優れている 人間はきっと 人間を見るべきだ 人間はきっと 人間だけの物ではない 人間はきっと 誰の物でも無い 人間はきっと 人間を知っても 人間はきっと 人間を裏切るべきでは無い 人間はきっと 地球の子供だ 人間はきっと 腹をすかせば 人間はきっと 人間を食べ物にする時もある 人間はきっと 人間を愛している 自分を愛しているだろう
532 :
名前はいらない :2011/08/26(金) 21:20:15.70 ID:oO5AqTsf
ちっぽけなガラクタが夜空を駆け抜けた 心を抜かれた人々が、あてもなくさまよい慟哭の時を迎える 光眩い世界の夜明け前に
533 :
鬼ぴー :2011/08/26(金) 21:47:38.57 ID:oO5AqTsf
強がる心の幾重にも重なった瘡蓋を剥がしてみたら 寂しさに震える幼い君が佇んでいるのを見つけたんだ 君の好きな歌を口ずさもうか
534 :
名前はいらない :2011/08/27(土) 00:01:22.66 ID:0Jwn2BFs
あの柔らかい 木漏れ日の中 黄色い花の上を舟で漕ぎ進んでいる 家族全員が笑顔で何か 話している 僕はソファに顔を突っ込んで 生きている事を 独り占めしようとしていた ピアノの旋律が ユンユン 踊っていた 旅立ちの何年前だったろうか 傷付き 叫び 強くなる事をがむしゃらに ただただ 感じる事 痛み 悲しみ 苦しみ 渇き 疲れ 最後にはいつも 無感情になった 無気力になった 底なし沼につかっていたんだ 感じる事を 隣で見ていた もう一人の自分に気づいたのは いつか 多分気付いていたのは生まれた時だろう 理解して 和解したのが最近 今でも隣で 俺を見ている僕 今それがとても 穏やかな目をしている
535 :
鬼ぴー :2011/08/27(土) 01:31:13.01 ID:GJ6kuav4
「東京スカイツリー」 オーロラの絨毯を敷き詰めた街明かり 案山子の僕を通り過ぎるマネキン人形 見上げる空を突き破り何処までも何処までも鉄の棘が伸びている 虚栄と虚構の街に希望の光りが点ってら
536 :
鬼ぴー :2011/08/27(土) 18:19:14.03 ID:GJ6kuav4
「射精」 音速から光速に変わる瞬間 総ての激流が一瞬の輝きとなって解き放たれた 縛り付けられた感情が 虚無の中に熔けていく
537 :
鬼ぴー :2011/08/27(土) 18:55:44.93 ID:GJ6kuav4
ひび割れたリンゴを食べたね 盗んだテーブルクロスをナイフで刻みながら 羞恥心の衣裳で全てを覆い隠す 仕掛けられた罠は 毒となって未来を貪り尽くすんだ
538 :
名前はいらない :2011/08/27(土) 19:48:08.00 ID:WaVXfVi6
先生 あなたが やっぱり好きです 大好き 私はそんなに気まぐれですか? 今更会いたいと望んでも もう無理なんでしょうか あの秋の日に戻りたいです
539 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/27(土) 20:36:40.84 ID:s4npZRAT
「雷鳴」 僕の頭の上の雷が 狂い出す 僕の気分に合っているね 今夜は百万ボルトの感電をしたい 黒こげになって煙を放ちたい 雷はかなり激しい 雲間に閃く閃光と、 雷鳴のハーモニー 爆音ロックで今日も過ぎる エレクトリックギターを百万回も鳴らす それには百万秒=三百時間=十日も過ぎる ぺろっと舌を出してあの子の名前呼んだら 雷が僕の上に落ちる 死んでも命がありますように、なんて俗なセリフは望まない サンダーボルト 雷鳴
540 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/08/27(土) 20:59:46.87 ID:s4npZRAT
「死んでも良いから」 僕は祥子の名前を書く 祈りと愛を込めて 怪しいおじさんじゃないですよ 愛の行為ですよ ストーカーな私ですよ 一生一緒にいたかった 一目で良いから一瞬を持ちたかった ダメだと分かってからもずっと夢に見た あきらめの悪さと往生際の悪さは親戚で 一つの人格に統合された性格 愛が欲しい 愛を与えたい 授受の儀式は持てないかしら
541 :
名前はいらない :2011/08/28(日) 01:41:46.45 ID:I6oj1qPD
塾に行けと言われた夏休み 俺は公園に一人 滑り台に座って 遠い未来何者にもなれないと 青い空に話しかけ涙していた 自分のものではない夢を見ないように ただ与えられたものだけ 楽しめるようにやり過ごしてきたけれど なりたいものになれなかった あの時の 子供の空を失いたくなくて 一人で今も飛び回る 何者にもなれないこの空を VIPのスレに書き込もうとしたんだが、ここに置かせてね ピャァ彡
542 :
名前はいらない :2011/08/28(日) 09:35:16.12 ID:lIKMrivT
平気な顔して嘘を吐くお前 知ってるかい? 心の奥底 お前も気づかない深淵を 罪悪感が 刃となり その身を静かに切り刻んでいるってことを 悪魔に魂売ったつもりでも 暗闇に潜む良心は残していったらしい 仕方ないさ 悪魔の仕業だ 平気な顔して苦しめよ 跡形もなくなるまで どんな首飾りより 似合うぜ
543 :
名前はいらない :2011/08/28(日) 11:38:33.86 ID:ZftDPtjd
ぱぴぷ〜 ぷ〜 ぱぴぷーぷー ぺこ〜
544 :
名前はいらない :2011/08/28(日) 11:49:40.05 ID:vitA0WCX
走れその身が果てようとも 走れ 走れ 走れ その身が果てようとも 苦しみ もがき 吐く息も吸う息も 無くなっても 何も考えるな 走れ 悩むな 走れ 目指すな 走れ 足のある限り 走り尽くせ 道は無くとも 馬鹿になっても馬鹿にされない馬鹿 馬鹿にされても馬鹿になれないそれがメロス 今日が終われば 明日が始まる 明日は今日から始まっている でも 考えるな 俺たちにあるのは延々と脈々と連なる過去だけなんだ 過去を整理すれば 一生は終わる ならば 限りなく今を追いかけて 走り尽くせ 追いかけて 追いかけて 明日が始まるまで 過去が広がる 散らかった部屋など捨ててしまえ 過去の整理には一生かかる ならば 今を追いかけて走り尽くせ その息が止まる日まで
545 :
羽田エアポート :2011/08/28(日) 17:09:40.40 ID:SR+8ZRlr
夢を見た 航空チケットが 勝手にキャンセルされていて 飛び立つ飛行機を 恨めしそうに眺めていた 行きたい 何処までも続く あの空へ
私のほくろの数さえ何も何も知らない癖に 安全な場所からわかったような口で 私が何かあんたに恨まれるようなことしたか? どこの誰だか偉い人だか知らないけど反吐がでる
>>542 >>546 何の関係もないかもしれないけど、傍に居たら蹴飛ばしたいほど腹が立ったから。
ごめんね。
548 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 08:59:18.78 ID:ZF9oK73t
>547 自意識過剰はストレスの源
549 :
まるちーちゃん :2011/08/29(月) 09:45:42.58 ID:OFqav7Ih
>>547 そんな事より占ってくれよ
俺がハーレムを築く為にはどうしたらいい?
550 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 09:53:44.87 ID:OFqav7Ih
>>546 君のほくろの数を確かめさせてくれよ…。とか言ったら、…キモい人かい?(^o^)rx
>>548 まあ、そうだね。
でも今は、怒りが湧いてきた自分が嬉しかったりもするんよ。回復してきた証拠だし。
どうもまだ、もともと何も無いところで、ひとりで踊ってました。とまでは、思えないんだな。釈然としない。。。
>>549 金とるわよ。
>>546 あー、ちーちゃん優しいねw。
でも一度会ってみたいな。北海道だったっけか・・・。
本当に、愛していたんだよ。今は、わからない。辛いことが、多すぎた。
553 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 11:31:44.36 ID:OFqav7Ih
じゃあ、メモ帳持って、埼玉(?)まで向かいますね。(^o^)rx (>552でかっこ良く締めようとするのは甘い!)
だから何なんだよ。どうして私があんたに恨まれなきゃいけないんだ?
私は自分だ。そして娘の母親だ。体が死ぬまで自分でいたい。 どうして、私を利用しようとする奴の為だけに、他の人間になってやらなきゃいけない? 人形じゃない。ふざけるな。
556 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 13:55:42.20 ID:qZIBfSzy
>>514 聞きたいんだけれど
何について書いた詩?
音にするとどんな音?
イメージカラーは?
質問ばっかでスマン
557 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 14:54:11.13 ID:OFqav7Ih
>>555 なんだとうっ!演じろ!俺の為に!!泥濘に咲く妖艶なるデラべっぴんを!(;n;)rx
558 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 20:21:10.00 ID:ZF9oK73t
「幸せの法則」 幸せの大きさ どんぐりの背くらべに 大きなどんぐりは 小さなどんぐりに 分け与え笑って 揃えて笑って ちきゅうの上で暮らす 同じいのちだから だれひとり欠けることなく どんぐりの背くらべ そしたら ちきゅうの上 えがおの花咲くね そしたら ちきゅうの上 おおきなきのこ なくなるよ いぬも ねこも クジラも とんぼも みつばちも ひまわりも シュロの木も みんな笑うよ たいようより あたたかい
559 :
名前はいらない :2011/08/29(月) 20:40:10.28 ID:e5kPxqfU
ドア社会 僕は思う ドアの中を ドアの中の平穏を ドアから漏れる 夕飯の匂い 僕は思う ドアの向こうの理想の食卓を ドアはあかない 僕は思う ドアの中の安全を ドアの外にて ドアの中を思う ドアの中の社会 ドアの外のルール 僕は歩く ドアの外を ドアを探して
ごめん。あなたに言ったんじゃないのよ。
561 :
ちーちゃん :2011/08/29(月) 22:04:01.25 ID:OFqav7Ih
「べっぴん」 夜空には誰か幸せな人が居るのだろうか 恨めしそうに眺める天女は地に降りたまま 頷く度に風に揺られて 泥濘に波紋を立て白く咲いている 小石を放れば波紋は二つになり 小さな飛沫がその葉を濡らすだろう 飛沫を浴びた天女は 気付かぬ振りで涙を 気付かれぬ様に涙を 夏の静かな星の夜に 拭い落として欲しい デラシネ 月の夜に煌めく 水滴は藍色を伝って 綺麗な夜の虹で 絵本みたいな 夢を見せて くれないか (めんどくさいから俺に言った事にしとけ!(;o;)rx)
演じるもなにも、そのままじゃんw 魂とか心とか愛とか熱のようなものを、なくしたくないだけだよ。 どんくさくても、自分に真っ直ぐいきたいだけだよ。 呪いだか霊だか天罰だか悪魔の仕業だかテクノロジー犯罪だか病気なんだか罪悪感だか因果だか他の原因なんだかわからないけどさ、 そういったものを消されて、セメントにされてしまうのが、怖い。 考えないで、思うように生きたい。 もう、大丈夫だ。と思ったんだけどな。
初恋の人 心の支えだった人へ あなたがやっているとは思いたくないけれど、6年前から、純粋に見れなくなりました。 あなたがやっているとして、もし本当にそうならば、私と同じ目に遭わされなきゃわからない?
ああ、ごめん。もう黙るよ。魂、奪わないでね。
565 :
名前はいらない :2011/08/30(火) 11:41:43.59 ID:8DJdO4ye
566 :
名前はいらない :2011/08/30(火) 17:31:29.21 ID:873idz1X
これが本当の厨二病か…
567 :
名前はいらない :2011/08/30(火) 17:42:54.24 ID:Q7VPqySj
だけど全てのことは 「それだけじゃない」 それだけじゃないんだ 死ぬその瞬間まで、 何が起こるかは分からない 誰と出会うのか 何と出会うのか 何を感じるのか 何に絶望するのか 何に救われるのか 誰にも分からないんだ だったら生きていたっていいじゃないか 生きてくことを諦めなくたっていいじゃないか
568 :
名前はいらない :2011/08/30(火) 19:56:23.26 ID:B4HWdyLR
too much noise 耳をすませば 耳のつっかけ棒を外せば 雑音が聞こえる ひょっとして 俺に何か 俺に誰か 誰もいないはずだという概念は 誰かいるかもしれないという可能性から生まれる まさにそれがnoise 可能性の数だけ noiseがある noiseの数だけ 人は概念を作り出す 人は一度作った簡単な 気休めの為の概念を 信じている それが信念だ 信念 もうそこに本物のnoiseは届かない 人は自分で作った 人工noiseを愛用して 離さない だから やかましい
569 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 11:53:46.10 ID:SzmsII/c
朝起きて トイレにいく 重い 重い 体がずっしりと重い んびらきになったみかんゼリーをたべて またふとんにもぐりこむ 出勤する時間にアラームをセットした すいません、今日具合悪いので午後から行きます。 そしてもう昼。
570 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 14:20:21.58 ID:G4jTs1+n
【奴が来る】 奴が来る。 奴がこの町に来る。 奴が来れば、風と雨が暴れ、雷も鳴る。 そして、木々や電柱が倒れ、電気が停まる。 下手をすれば、道路が水に沈む。 奴が来る。 奴が少しずつ近づいてくる。 奴が来たら、決して外に出てはいけない。 死にたいのなら話は別だが、そんな人はまずいない。 どうしても死にたいのなら、奴に会いに行け。 奴が来る。 日が進むごとに此方へ。 風が強くなってきた。 雨も降っては止むを繰り返している。 早く対策を進めなくては。
571 :
ちーちゃん :2011/08/31(水) 14:50:02.25 ID:HEIMH0ad
「フロリダン・シュリケーンの夜明け」 フロリダの水田をシュリケーンが襲う 荒ぶる猫のシュリケーン アメ車もアメ横も竹下通りも 分厚い雲のちょっと下まで飛ばしてしまう その時外人には売るものが無い ちょっと待ってくれよ 一体何億の呟きがこの水田からこぼれたのだろう なす術も無く立ち尽くす 稲穂 そのインディカ米 編集部)まあ、インディカ。
572 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 18:35:32.05 ID:LQVu7uhb
「夢で見た未来」 東京タワーは崩れ ビルにミサイル 変電所で爆発 踊らされるかい? それとも、自ら踊るのかい? 踊りが終わった頃には 死の舞踊が待ってるぜ 踊らされるかい? それとも、自ら踊るのかい? 金の亡者のかける曲は マーチにレクイエム それしかレコード持ってやしない 退屈で苦痛なんだよ そんな曲はね もっとパンクでロックな曲にしなきゃな
573 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 19:15:28.30 ID:LQVu7uhb
エリスの子供の代弁者 それが国家 エリスの子供 それは偽善の皮被り 不和と戦を煽り続ける 金に権力に甘い密啜り 自堕落な日々を送るために だがエリス それをも飽きて 我が子にレクイエムを歌いだした 知らぬは哀れな エリスの子供たち 哀れな哀れな エリスの子供たち
574 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 20:21:30.86 ID:SzmsII/c
おはようございます 元気な挨拶と満面の笑み 今日も演じる仕事熱心 仕事はペンを片手に険しい表情をすること あるいは 眉間にシワをよせ難しい顔でヤフーをみること 真面目にやったら潰れるだけ 真面目にやっても首になることもある 熱心でなくてもいい、熱心さをアピルのが仕事なのだから
575 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 20:30:20.79 ID:SzmsII/c
間違い探し 会社にいつも世話しなく動いてる奴がいた 毎朝しなければならない拭き掃除 そいつはよく上司にほめられていた 奴の拭き掃除は 雑巾を持ち歩く事 雑巾をすすぐ事
576 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 21:48:15.43 ID:cvRNzocu
《ヒーロー》 僕らは待っているんだ 何もかも完璧で 何もかも美しく 何もかもがすばらしい そんなヒーローみたいな存在を。 僕らは人類が生まれたときから 待っているんだ 何億光年もの時を経て ヒーローになるのは誰なのか 僕らは待っているんだ ヒーローみたいな存在を 待っているんだ
577 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 21:59:37.87 ID:cvRNzocu
ペパーミント 口に響くその味は 初恋を見失った 放課後の味 君がくれた ガムの味
578 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 22:21:38.06 ID:PhH4VDxT
夜の大地 黒々とした森の巨人は 人の霊魂を太古へと誘い 問答無用の安息を知らしめる
579 :
名前はいらない :2011/08/31(水) 23:28:39.58 ID:ATCaSuqm
じっとりと汗貧の恐怖御隠れの輪芥川がぼんやり揺れた揺れた小松ヨハネ糞の望平均寿命
580 :
名前はいらない :2011/09/01(木) 00:13:52.68 ID:YZ0k31vd
あなたは私のヒーロー 私はあなたを見て育った こころのなかで何度あなたの名をよんだことか 会社に行きたくないとき 仕事で叱られたとき なかまはずれにされたとき 仕事がなかなか見つからなくてピンチになったとき 何度も何度も こころのなかであなたの名を叫んだ たすけてー ドラえもぉ〜ん ((ミ゚o゚ミ))
581 :
名前はいらない :2011/09/01(木) 00:34:45.57 ID:ffBUZImI
仕事帰り 雨上がりの夕焼けの下の街を 軽トラで走る 俺は理想の絵の中に 自分がいる事に いささか満足である
tesu
583 :
名前はいらない :2011/09/01(木) 15:51:45.56 ID:q9nNk5tG
「久しぶり。元気だった?」ってメールをくれたのが、なんだか嬉しくて。 急に電話をかけたくなったけど、今は電車の中かも…と思い。そのままメールを返した。 メールのやりとりの中で、「お互いの予定が合えばまたいつか遊ぼう。」と曖昧な約束を交わし 1日たった布団の中で、今またメールを読み返している。
584 :
ソニン :2011/09/01(木) 16:21:08.64 ID:i8+Dn5DE
585 :
名前はいらない :2011/09/01(木) 22:11:51.90 ID:YZ0k31vd
今日 店に 細くて激かわいい子がやってきた 男性陣が ザワ ザワ ザワ ちょっびり 悲しかった 夏のカイジ現象
586 :
名前はいらない :2011/09/01(木) 22:27:29.40 ID:YZ0k31vd
裏切り者の名を受けて 全てをステテコ 今日も誰かがデビルマン 今日もどこかでデビルマン
587 :
名前はいらない :2011/09/02(金) 01:02:47.81 ID:Z/e+im2n
ふぅ ため息混じり また俺の性欲 性的欲求に火がついた 女は男に火を付ける 火遊びをする くぅ たまらんいい女 抱きたい 何もかも忘れて スケベでエッチ 下品でワイセツ 地球最高!
588 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/02(金) 20:25:40.38 ID:2TMjgW4X
「天国と地獄」 天国から見下ろすこの世は きっと綺麗なところだろう 光に溢れているだろう 地獄から見上げるこの世は きっと綺麗なところだろう 大地が茶色に見えるだろう 空の彼方から見下ろすこの世は きっと青い星だろう 雲の上に降り立った神様は みんなの役に立つだろう
589 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/02(金) 21:09:02.15 ID:2TMjgW4X
「夜のドライブ」 私の好きな女の子は 髪が長くて 背も高い ほっそりとして 足が長い あの子をのせてドライブだ 夜の街を走り抜け 鏡に映った姿にうつつを抜かす この夜のとぎれる場所に きっと待つ日の光 朝の光を浴びながら 車の中で夜を明かす ホトトギス の声 左手に心 右手に心臓 私の好きな女の子 夜の闇を抜けて たどり着く場所
590 :
名前はいらない :2011/09/02(金) 21:20:40.31 ID:Dke3ZQZo
タイのフーンでタイフーン タイのフーンでタイフーン タイのフーンでタイフーン ピンクレディはサウスポー ザャイアント馬場はアポゥ 急に腕が痒くなることはありませんか?
591 :
名前はいらない :2011/09/02(金) 21:24:46.97 ID:Dke3ZQZo
この前 タモリのモノマネをするひとを 久しぶりにテレビでみた 顔のサイズがまえよりかなりバージョンアッピしてた びっくりしたとともに自分も老化したんだと思った
592 :
名前はいらない :2011/09/02(金) 21:32:38.36 ID:Dke3ZQZo
休みの日は何してる? 白髪ぬいてる もう抜いてもだめかもわかなんね NPO シニアサポート
593 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/03(土) 05:29:19.94 ID:DypKv4cI
「狂者」 オレノ頭の中は狂っていて 風が吹きまくっている 飛ばされないようにしがみつくことに必死で 何にしがみついているかなんて気がつかない 世間で評判な料理屋さん 俺が常連だって 何を言っているんだ 迷惑かけても顧みない馬鹿学生が お前は一生そこでそうしていろ お前は一生かかって償え お前の一生を贖え お前の一生を捨てろ 恥の中に生きて 不調の頭を抱える ロックバンドの演奏に従い オレノ頭はおかしくなる 水の音が聞こえる 外で雨が降っている なにも聞こえないようだ 私の耳には 私はジャズに耳を傾ける 一人で聞いている美しいピアノ 波の音 波頭
594 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/03(土) 05:35:07.90 ID:DypKv4cI
「一人きりの精子」 一人っきりで交差点でタンゴを踊った 誰もいない 私は一人だけだ 踊っている内に 体の虫が騒ぐので 私は一人でオナニーをした 精子がでない 不満足だ それはそれとして今日を生きる 私は一人なので朝食も一人 自分で用意したご飯を食べる 卵かけご飯が美味しい オナニーに使うおかずは大体二パターン あれか、これか 起ってきたら迷わず タンゴを踊りながらオナニーをしたら 足がもつれて転んだ 一人で笑った
595 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/03(土) 05:49:01.74 ID:DypKv4cI
「犬」 気に入らない 顔つきの 犬 吠えて喜んでいる 足を曲げて吠える 犬 俺の人生には格別の出来事がない のんべんだらりと過ぎていく 犬の吠える午後 太陽の下でうたた寝 綺麗な川が 横を流れている 田舎の出来事 街ではない 犬が吠えて俺は逃げる 犬が追いかける 俺が逃げる 追われて追いつめられて 一つの犬に二度かまれるのは嫌だと 思っているのは無用の長物 牙をむく
596 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/03(土) 06:07:16.00 ID:DypKv4cI
「嫌な気分」 嫌な気分に駆られ 俺は空を見上げた 天空をまう鷲や飛行機 地上に目を戻した 森に目を注視した 一本一本の木が目に入った それはまっすぐで 僕の心もまっすぐになった 一人で一生生きていくのだろうか、と言う感慨が浮かんで来、 そうさ、それ以外に道が考えられないと、感慨が浮かんで来、 小鳥の羽に止まった虫の居所を探って 俺は一人の蝶になる 空はあくまで高く ロシナンテの口は臭く 私の背は高く 振り向いたそこに灰色のゴミ箱 捨てられていたのは単なる領収書 誰にも見向きもされない情報で 111円の記載に 僕は涙を注ぐ
597 :
まるちーちゃん :2011/09/03(土) 18:49:06.77 ID:wjqhylit
「ぺニスを見つめてくれ」 ぺニスを見つめてくれないか 舐めるように 食い入るように ただ見つめていてほしい そのつぶらな瞳の中で 膨らんで行くぺニスを ただ眺めていたい 服は着たままでいてほしい つぎに服を畳みます ハンガーに干します 干したら脱水槽に放り込みます そしたら洗濯槽に移してください え、二槽式じゃないの これだからゆとりは… メーカーサポートに電話した? そうか。では… ぺニスを見つめていてくれ
598 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/03(土) 19:51:03.32 ID:DypKv4cI
「ウェット」 僕はしめった話に弱い おそらく、乾ききった砂漠のような所に長い間住んでいたからだろう そこはあらゆる湿り気を吸収する 望むと望まざるとと言った話じゃない 僕はどんな人間か 自分が分からない 人のことも分からない ジャングルの中の彷徨
599 :
ちーちゃん :2011/09/03(土) 22:28:21.18 ID:wjqhylit
人の心は複雑だ だがぺニスは正直だ …今はまだそう言える
600 :
まるちーちゃん :2011/09/04(日) 00:17:36.88 ID:z997vmLO
まだまだ立ち上がれる そう言える内に使ってやりたいものだ しかし天を突くほどにいきり立つこの衝動が 今は何故か哀しい 「じっとチンをみつめて」
601 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 00:31:29.96 ID:z997vmLO
「夜夢想の風」 天の川を泳ぎたいよ 太平洋よりずっとずっと広い 地球の位置を忘れない様にしなきゃね 地上から夜空を見る人の為に あの星空から時々 僕のお顔がこんにちわをするんだ みんなはびっくりするのかな 誰かが写真を撮ってくれればいいのに 雨雲に覆われた空の下で いま僕はジッパーから社会に飛び出している 大雨と暴風が吹き荒れるなか いま僕は宇宙と繋がっている
602 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 00:36:02.90 ID:z997vmLO
アンダーバー「空は雨雲に覆われているんですよね?天の川が見えるのはおかしい。」
603 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/04(日) 12:16:11.66 ID:G7fqsQ6r
「嫌な人」 苦しいとき 頭がもげそうで 頭が痛んで 心が折れそうで 棒っきれみたいにポキンと行きそうな そんなピンチ 私はそんなとき本を読む あるいは寝る 食事をとる 人と話す みんないい人ばかりだ、僕の周りにいるのは なかなか無いことだ、昔を思い返せば 嫌な人って何でいやなの 嫌みや自己中心的そんな理由で クソガキや田舎者 昔を振り返っても誰もいない 嫌な人はみんな消えた 見通しが良い 私はそんなとき本を読む あるいは寝る 自分の世界を光で照らすように 帽子をかぶって 格好を付けて ミラーの前でポーズをとってみたり 外は風が吹いている 犬が道を渡っている その存在感に圧倒されて 柔らかな感触に心安らぐ 風はどこからどこへ行くのか 知りたいことはたくさんある
604 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/04(日) 14:17:54.17 ID:G7fqsQ6r
「流浪の民」 彼らは定住所を持たない 砂漠をあるいたりもした 都会ではみなが流浪の民 人混みの中見つけた物は ダイヤモンドのきらめき それをなくさないように しっかりとつかまえて 見送る 一人でも生きていけるように ダイヤモンドの女を 評価する ノマドの私たち 笛のあとをついてやってきた 笛の音は響き渡り 余分な物を呼び覚ます 笛の音は美しく 哀しい 踊ってみても 哀しい 一人で先導する人は 哀しい
605 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 14:54:54.32 ID:dnyMz7rl
606 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 15:37:30.95 ID:d/vCYjzh
鍾上冗壌擾 状譲埴拭織 食伸娠慎森 申秦薪辛促
607 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 17:59:17.88 ID:/sWALGS3
宇宙人 宇宙人が到着中 今まで遺伝子が認識した事のない 宇宙人が空間を止めている 未知に遭遇した遺伝子レベルでの無力感 まな板の上の鯉 俺は今まで感じた事のない物を感じた 取り合えず見たことのあるものに例えると 犬のおまわりさん 世界観はウルトラマン 宇宙人は多分 宇宙に生まれた 宇宙に無かった物だ これが未知なのか
608 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 18:57:56.21 ID:Fis95mZW
>>604 高野悦子を意識した?
もうちょっと洗練すればかなり良くなる
609 :
羽田エアポート :2011/09/04(日) 20:11:13.16 ID:WTtSudZb
紅葉の落ち葉に寝転んで お、毛虫 キャー怖い 肩にしがみ付いた手を首に回させ 静かに抱き寄せて うへ、俺ってなんて幸せなんだろう てなことを夢みたら変かな?変だよなー なに此のじじいと思われるのが関の山 ふうー
610 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 22:09:47.56 ID:q2G/FrQq
黴臭い部屋 しめったままの雑巾 積み上げられたCD 読まずにたまる本 部屋はこころを映すという がらくたとはいいきれないいとしい物たち 僕はどうにかこころに自分の居場所を確保しようとする 過ぎ去った人たち、これから会うひとたち リストアップして、並べ替えたい 本当に欲しいのは静寂
611 :
まるちーちゃん :2011/09/04(日) 23:02:31.00 ID:z997vmLO
嵐吹き荒れる豪雨の夜に 止まっている風を見付けた 風が息を潜めている コンビニの明かりをぼやかし 立ち読みの行列の前 硝子越しに座っている 車のリアシートから傘を取り 止まったままの風に 歩み寄る靴の中には 穴だらけの網を乗せて 抱き締めた風はすでに 突風に連れ去られていた 胸の中に 空想を置いて
612 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 23:05:00.90 ID:z997vmLO
613 :
名前はいらない :2011/09/04(日) 23:25:31.93 ID:nPa65sH2
世界はスカスカのほうがいい♪ 足らないものは補ってあげる♪ 世界はスカスカのほうがいい♪ 足らないものは補ってあげる♪ 世界はスカスカのほうがいい♪ 足らないものは補ってあげる♪
614 :
名前はいらない :2011/09/05(月) 15:28:35.50 ID:vFh2X/pP
何かを隠す言葉が 同時に押し付けてくる憎しみのデジタル デジタル ビット フォーマット 簡単で誰でもできる だから誰でも騙せるとでもお思いか? 奪われるぞ 殺されるぞ 安心なぞできはしないんだ そんな事を大声で言わなくても 俺は知っているよ 危ないから安全がある 安全の上に安心が成り立つ 安心を掴むために 人は安全を捨てる その繰り返しなんだ
615 :
名前はいらない :2011/09/05(月) 20:20:29.07 ID:vFh2X/pP
time is money time is money なんとまあ浅ましい i have times between my death この生を捧げよう 時間にではなく お金にでもなく ただここにいよう ただそこにある物なんてない ほんの一瞬だって変化しないものは無いんだ 全ては変化していく 時計の針が止まっても 変化していく それはいい事なのか 悪い事なのか ずるい事なのか 分からない ただ言えるのは 変化に終わりがなく 時計の針なんてハンマーで叩き壊せるものだって事だ
616 :
名前はいらない :2011/09/05(月) 20:36:12.00 ID:d0reby08
彼女は期待してる ブラウスの隙間から 俺の視線を待っている あまりにも自然すぎて 帰る家さえ忘れてしまう ここがオイラの家なんだろう 家賃、税金、光熱費 払うもん払えばキスしてくれる 延長料金の支払いもにこやかに まあ、いつか 金が無くなりゃお払い箱で 自棄を起こしてブタ箱行きさ 金が無くてもキス出来なきゃな
617 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 00:31:59.33 ID:A5Y4cyG9
強い奴ほど 決めるのが早くて 朝の内から 旅立って今は空のうえ 俺はうろうろ その下うろついて 開き直った眼球で 世界を睨んで 座り込んだ 石の中は 抜け殻の 骨組み 力の限り歩いた姿の 骨だけだね お前 魂は 俺の胸の中で 俺の好きなように いじくられているぜ 悪戯に笑う俺だけどよ 空の上から呪われるような気がして とりあえずよ あいつの意見も 聞いてみたいけどよ 喧嘩して別れたままだ 奴等それなり 上手くやってる筈だぜ 俺だってそうさ お前よりも不器用 輩のはずなのにな
618 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 12:54:07.65 ID:s43Qtnup
浮気な季節 町は朝焼け シャンプーの匂い 小指が触れ合う まとわりつくように 愛おしげに見つめてくる君は だいぶメタボ
619 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 13:09:17.10 ID:x5MZhrPj
セックスしたいだけなの見え見え。 そんなあなたのお迎え、玄関でお座りして待つ。
620 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 15:47:20.99 ID:rsD9tQVz
『蒼き空を見上げれば』 嵐は去った。 蒲団から起き、カーテンを開け、外を見てみる。 あぁ、お日様が見える。 あぁ、白雲が浮かんでいる。 こんなにも蒼い空を見たのは何日ぶりだろう。 あれ? 憂鬱だった気分も何処かに行ってしまった。
621 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/06(火) 18:33:17.77 ID:XvMcsiHk
「コーヒーのぬくもり」 温かいコーヒー そのぬくもりがすべてを癒す 温かさは太陽の恵み 火の恩恵 寒い日にコーヒーが美味しい そのぬくもりは何物にも代え難い 寒いね、今日は 温かいね、コーヒーは 一杯のコーヒーがすべてを癒す
622 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/06(火) 19:09:53.80 ID:XvMcsiHk
「月夜」 夜に月明かり 鳥が 空をさして昇っていく あの星に帰るんだね 分かるよ こんな夜にあんなに明るく輝く月 欲しいよね 僕の頭の上に輝く月
私はあなたの操り人形だった 理由を問うことすら 今はしたくない ただもう そうはならない なりたくない
624 :
ちーちゃん :2011/09/06(火) 20:39:06.96 ID:Xt7zo5OT
「熱帯夜」 夜の獣道 空が 鳥目掛けて堕ちてくる 交配するんだね 分かるよ こんな夜はあんな奴もこんな奴も 欲しいよね 僕の身体を包み込む上気した空
625 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 21:35:54.89 ID:Xt7zo5OT
柔らかな鎖で背中を枷に嵌めて お前は行為の中に牢屋の鍵を隠す 閉じ込められた世界はお前の巨大な身体 固定された頭から呑まれる 爬虫類への生け贄の如く 背後から俺の左胸をまさぐる お前の右手が紡ぎ出すのは 蟻の戸渡りの寓話 そしてお前は隙を作る 俺の脱獄の機会の為に お前の手順をなぞり鍵を手に入れたら 同時にあらゆる経路を辿り 俺は脱獄する そして再会したお前を抱き締める
626 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 22:09:27.35 ID:3dCFbzen
ビル風が当たる屋上で この一歩先に自由が待っていて 墜ちる刹那に永遠があって 空を飛ぶ僕をみた人々は きっと僕を忘れない それは一瞬の絆で結ばれて 家族や恋人より僕をつかまえて 離せない強いそれは 束縛と 似ているなって 眼を反らせない誘惑が 僕を誘って誘おうとするの でも このくたびれたビルが 現もそう悪くはないよって 俗物っぽく笑う この感情は何 愛かな(笑)
627 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/06(火) 22:38:09.58 ID:XvMcsiHk
「冬が来る」 私にくれたあのお弁当 花の形のにんじんが可愛くて あなたのような笑顔が見えて とても美味しかったよ 美形 美形 美形 私の中のインナーチャイルド 抱えながら生きている 私には見える あなたが泣いているのが 辛いことも苦しいことも 過ぎてしまえばみんな過去 今あなたにあって 伝えたいことはたくさんあるけど 今はあなたにすべてを捧げたいけど 冬がやってこようとしているから 凍り付かないように 涙で雪を溶かして 太陽に笑いかけたい
628 :
名前はいらない :2011/09/06(火) 23:14:45.11 ID:Xt7zo5OT
>>627 うん、これは改編したら怒られそうなタイプの詩ですな…。
629 :
羽田エアポート :2011/09/07(水) 16:31:17.55 ID:hop5QFax
ひと目会ったらバタリアン 此処は極東イースタン 危ない危ないパキスタン でもでも美味しいナポリタン.
630 :
名前はいらない :2011/09/07(水) 20:08:41.19 ID:o+1gQiQq
「白い筒の先」 エンジンは止まった 泣いている体に僕は気づけない 光を遠ざけるように白いこいつは体を引っ張った 摩擦音が鳴り響き世界のオリンピアの象徴はかすかなゆらめきを示す 充満した色は空間を包み込んだ 雲掛った青い静かな夜は旅をしたいんだ あぁ楽しみだ 汚れをしらない少年少女のような気持ちでいた そして白が黒になる4センチ手前で 僕は世界をすりつぶした
631 :
名前はいらない :2011/09/07(水) 21:02:58.01 ID:Sbycg0Sb
朸竜亮涼諒 倫輪累嶺零 劣煉蓮賂朗 篭禄歪亘亰
632 :
まるちーちゃん :2011/09/07(水) 22:11:09.16 ID:9d/FtmGN
baby おまえをひっくり返して heartに くち付け baby おまえをころころ転がして 拭うのは 俺の涙 あやうくうっかり騙されてしまうような そんな恋が得意だと うそぶく心は 孤独に慣れすぎて いるよ baby ガソリンスタンドに美人の…sexy stand baby 単車を転がして 俺も転んで スタンドはガソリンまみれ あやうくタバコに火を点けてしまうほどに 緊張している俺に 百万年早いよと 捨て台詞を吐いて おくれ teenage girl 小鳥は空で虫を狙い 俺をついばんで巣へ戻り行く 抱きしめて骨が折れた女の想い出は何時も 幾つもの嘘の愛の捏造の過去を吐かせ始める 博士の寝室プレパラートに浮かぶ小鳥のマンション 俺の腸に在る愛した過去の嘘の想いでごと くちゃくちゃと咀嚼している綺麗な紫の鳥 口を開けた雛のくちばしの暗い闇へ くちばしの裏側の 黄色い空の パジャマのすがたの
633 :
名前はいらない :2011/09/08(木) 21:10:32.40 ID:JieeVnHn
どっちにもいけず どこにもいけない 行く場所がない 上にも下にもいけやしない 家賃払えるか 光熱費まで足りるか 一週間具合悪くて休んだら 干上がってしまう 保険にも入れない
634 :
名前はいらない :2011/09/08(木) 23:43:18.72 ID:ZljmM6/l
花咲く堅きアスファルトの上かな 押さえ付けられた大地の声を聞く 植物には優しくした方がいい 植物の使いのようなカマキリが おもむろに僕の腕に止まり こちらを見ている かまちゃんお前可愛い奴だな 危ないから向こう行きな 俺は仕事中なんだ あばよ 植物の声を届ける虫達がまた 鳴き始める 虫達 かわいい奴らよ それを喰らうトカゲ達もかわいい奴らよ 可愛い奴らよ
635 :
羽田エアポート :2011/09/09(金) 06:23:50.35 ID:uQpI9GUd
会った途端にバッタンマン 懐かし西のサラリーマン 多くは東のデロリンマン でもでも旨いキッコーマン
636 :
名前はいらない :2011/09/09(金) 09:48:42.94 ID:Vwee0JNe
ツァラトゥストラ 今日はでたでたうんがでた 五日ぶりだよおっかさん 五日ぶりとはおしゃかさまでもシラネ仏のおっかさん
637 :
名前はいらない :2011/09/09(金) 15:41:43.62 ID:cpqL/bNr
【四季をよむ】 春に花 散りゆく桜は美しい 夏に星 琴と鷲が天之川で再び会う 秋に月 十五夜も良いが十六夜も良い 冬に雪 真白な雪に心も埋もれてしまう 傍らには一杯の盃 ただ酔いに任せて歌を詠む
638 :
羽田エアポート :2011/09/10(土) 03:34:25.96 ID:F+RF1NeG
トンネル工事中 一方からシャベルで ザクッザバッ ザクッザバッ もう一方からガーデニング用スコップで サクッポイッ サクッポイッ めでたく貫通するのはいつのことやら まさかトンネルがすれ違ったりして.
639 :
名前はいらない :2011/09/10(土) 03:39:58.89 ID:uFGSFXJY
涙を流させたのは あなたの力でしょう 私にも誰かを涙させる 力があるのでしょうか ここから あそこへ あの夜へ 飛んで行けたら分かるのに 始まりから終わりまで私は あなたの光に照らされて 暗い道も 踏み出せたのでしょう でもその光が今ではもう 終わりの象徴なのだと 分かります
640 :
名前はいらない :2011/09/10(土) 10:49:23.75 ID:NTDI9aVK
欲深き魔物に堕ちた人間 金に権力と甘い汁に集る 欲深き魔物に堕ちた人間 他者を虐げ明日をも奪う 青い地球 どこよりも美しい星 なのに いつも魔物は汚し続ける 地球のメロディーと不協和音な爆音を奏で 地球の命を壊し続ける 気づかないのかい? 大切なことだよ 気づかないのかい? 地球の息吹とメロディーを 気づかないのかい? 気づけないのかい? 何よりも大切な 青い青い美しさを
641 :
名前はいらない :2011/09/10(土) 13:52:07.02 ID:crkhYIcY
窺燬禧譏黄 咸骭岩岸釵 鉅銓錮錣鎬 鏝鐶鑢鑾隘
642 :
羽田エアポート :2011/09/10(土) 16:34:34.07 ID:F+RF1NeG
ネガティブ人間の多さ世界一 将来は暗い おめでとう日本 でも こんな日本でもこころから言える 日本が大好きだ!
643 :
羽田エアポート :2011/09/11(日) 04:39:19.17 ID:k4quVpi4
大きな交差点を臨むビルの二階に喫茶店が在った 窓側の隅のクーラーの傍のテーブルに座り 冷え冷えする体を一杯のレモンティーを啜って温め 水のお代わりで時をもたせて せわしく行き交う人々を何見るでも無しに眺めていた 一人のお婆さんが交差点の中程に来た時 非情にも信号機のシグナル音が鳴った 誰も駆け寄らない 二階から駆け下りて手を引く余裕はない(筈だ) 其れよりも何よりも 駆け下りる気がなかった 衆目の的となる羞恥に耐えられなかったからだ 一人の初老のご婦人が駆け寄り ご婦人のお連れらしき男性も後から近寄って来た 無事に渡り終えることの出来たお婆さんは お二人に腰を何度も何度も丁寧に曲げていた あれから多くの時が流れた 此れからも多少の時は流れるだろう 自分があれからどう生き どう変わったか 今はなき喫茶店の隅にもう一度座ってみたい
644 :
名前はいらない :2011/09/11(日) 05:43:00.28 ID:bEujbL4F
「カモ」 カモが手すりにとまっている
645 :
ちーちゃん :2011/09/11(日) 10:34:11.79 ID:3qZ0q2Qq
「ネギ」 ネギがカモに背負われている
646 :
名前はいらない :2011/09/11(日) 17:47:19.08 ID:1R0p854z
「ムギ」 ムギの金色をモネは書きたかったのだ
647 :
名前はいらない :2011/09/11(日) 20:18:48.00 ID:J3NdivgS
『ハリジャン(神の子)』 たまらなく腹立たしい気分だが、この怒りをぶつける相手がいない これが尋常ならば、自分よりも弱い人間に怒りと悲しみをぶつけるのだろうが 更に腹立たしいことは自分よりも弱い人間が周りに一人もいないのである
648 :
名前はいらない :2011/09/12(月) 00:54:42.90 ID:5IZ1LLPc
必要に迫られて 生命は進化を遂げ 効率化を図ってきた 今 俺に足りない物は 必要性そのものだ 必要性 それは生み出す事ができる 簡単に言えば始まりは略奪だ 略奪する事により必要性を生み出せるのだ しかし略奪する必要性も無い 全てがシステマチックなんだから ロマンチックな憧れの 湿った風が吹かない限り 俺を旅に誘う事は できないぜ
649 :
名前はいらない :2011/09/12(月) 01:37:00.96 ID:rVVGstpK
「うる憶え」 『えっと〜』と言う声をあげて思い出せず 大切な日も忙しさ故に忘れがち 明日も今日と変わらないんだと 思うようになった日さえうる憶え 思いっきり殴られた日さえうる憶え 結婚した日もうる憶え そんなこんなで今日に至るまでの道のりさえうる憶え だけど周りには泣き顔の家族がいて 逝った後数年経てばみんな笑顔でいて 自分のために泣いたことは無かったことにでもして欲しい その方が忘れっぽい私には似合ってる なによりあなたの泣き顔を死んでもみたくありませんから
650 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/12(月) 13:20:04.94 ID:jn3In0Gw
「透明な空間」 透明な空間を 汚い音で汚しやがる 清澄なバイブレーションを 汚い言葉で犯しやがる なにもないのが真実で 何かがあるからおかしくなる 透明な空間は 誰の物でもない無機物 蝉の鳴き声が聞こえるだろう 彼らは自分の犯している罪に気付かない 人間に対する罪 自然に対する罪 ほっとして気付けば あたりはもう真っ暗だ 濃密な闇に 私の心も暗くなる 夜の言葉 探し続けて でも見つからない いつかは気付きたい
651 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/12(月) 14:52:44.73 ID:jn3In0Gw
「頭の窓」 窓のように 頭を開いてみれば 風通し良い 風に吹かれてクールダウン 沸騰しそうだったが 回復 風に吹かれて気のままに 雲のように 流れていく たどり着く場所は この世の果て 誰も知らない所 だれも行ったことのない場所 頭の中は涼しい 涼快 壊されて 心を 誰も見ない 誰も振り返らない グッドバイ と声をかける 振り向く人 優しい ピーカン天気 今日も明るい
652 :
まるちー :2011/09/12(月) 17:08:43.43 ID:Yxj09/2F
「冠」 ママにしかられた後 ぽっかりと胸のなか白く 涙の乾いたあとで ベッドのそばの テーブルの箱には いつもより素敵な宝物が 白いプラスチックの 銀色の縁取りは草模様 四本の脚の先まで つながって ひかり輝くプラスチックの 宝石たちは甘い 甘いお菓子の匂いの お城につれて行くの 王冠をかぶった 王子さまは誰 ママは知っているかな ママの王子さまは 誰だったんだろう ねえママ ママ
653 :
名前はいらない :2011/09/13(火) 01:19:56.63 ID:MJvX6v7V
今夜は中秋の名月 月が大搾取を目論見 俺達を照らしている 俺達の約束事を忘れさそうと している だがそんな光から 俺達はうまく隠れている 今の所は 権力 何よりも甘い 誰もが振り向かずにはいられない 罠 そんな物からも 俺たちの約束は 俺たちを守るから お月さんはやっきになって あちら こちらと 照らしている 俺たちは知らん顔で 宝のありかを探す冒険を続けるんだ 一人 また一人と 暗い月の光に気付き始めても 誰もそれは口にすまい そんな事はお首にも出さず ただ逃げるんだ
654 :
羽田エアポート :2011/09/13(火) 12:49:54.49 ID:7Q38ABdp
忘れもの 相手の涙
655 :
羽田エアポート :2011/09/13(火) 12:52:57.33 ID:7Q38ABdp
思い出したもの 自分の笑顔
656 :
名前はいらない :2011/09/13(火) 20:00:36.88 ID:MJvX6v7V
ビール瓶の横顔 久しぶりに瓶ビールを家で飲んだら ビール瓶が横顔を見せている ビール瓶一本分酔っている ビール瓶の横顔は素っ気ない そして威厳がある 銀色のシールはいかにも味気ない 味気ないシールを貼った 威厳のあるビール瓶だ 胸と背の出っ張りは均等で 首の部分はいい感じでくびれたスタイル シールは味気ないが スタイルは抜群だ いかにも 人を殴るのにもってこいなのだ
657 :
名前はいらない :2011/09/14(水) 19:57:25.81 ID:ajjVjVFa
キュウリと黒人女 キュウリをかじる 黒い肌の女は 野生的だ 野生的にキュウリを消化する 一口で20センチはかじる 音も無い暗い部屋 ただ暑い 女の厳しさなのか 狭い部屋は美しく保たれている 黒人女はキュウリをかじる 暑い夜に
658 :
名前はいらない :2011/09/15(木) 10:37:33.94 ID:C8/6XN0m
僕の僅かな躊躇いを 呆気なく消滅させてしまったのは 他の何でもない あなたの 涙でしたから あなたが涙を流す度に 僕は強くなれて いたのではありませんか あなたの涙が零れる度に 僕は優しくなれて いたのではありませんか だから今 思うのです あなたのその 何一つ陰りの無い 爛漫な笑顔こそが ごらん 僕をこんなにも 駄目にしているのだと ほらごらん こんなにも 僕を弱く せしめるのだと
659 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/15(木) 19:32:11.00 ID:P4EOqlJj
>>652 いいねー、これ。ちーちゃんの写真とかと併せて想像すると、ほんとに王子様と言う言葉が似合ってる。
660 :
ありす :2011/09/15(木) 19:56:31.22 ID:9ReQR2ir
−脱け殻と吸殻− 抜け落ちた 夢色の抜け殻 許されたい過去を 忘れたい 孤独を嫌う君と僕 何も生まれない事に早く気付いたら もっと笑えるでしょう 残り香はすぐに消え去り 吸殻だけが増えていく この空白は誰にも見つからない 深く深く落ちていく 空っぽの今を埋めていくことが出来るのは 悲しい時間とまだ見ぬ貴女
661 :
名前はいらない :2011/09/15(木) 22:21:27.52 ID:erUKab30
モラル・ハザード モラルを守っている時間 俺はモラルを崩す事を楽しみにしている モラルを崩す事を考える時間が モラルを守っている時間だ モラル・ハザードが台風のように俺の心に押し寄せて モラルを吹き飛ばしていく 快感なのか苦しみなのか あるのは痛みにも似た刺激だ 刺激を快楽に変える それがモラル・ハザードだ
662 :
プリンスまるちー :2011/09/16(金) 00:01:58.44 ID:B+HtUcJC
モーテル・ハザード モーテルでオナっている時間 俺はモーテルで眠る事を楽しみにしている モーテルで眠る事を考える時間が モーテルでオナっている時間だ モーテル・ハザードが瞬きのように車のバッテリー弱らせて モーテルを照らしていく 停車中なのか挨拶なのか あるのは橙色の点滅だ 一晩位なら大丈夫 それがモーテル・ハザードだ
663 :
ちーちゃん :2011/09/16(金) 01:52:48.77 ID:P8ytlbi/
「ぴかぴかのたま」 やわやわと私の心を癒すもの ぶらぶらと私の後を付けるもの ふらふらと私野原を歩く後 ふわふわと綿潮風を舞い上がり ぐらぐらと渡しの船が揺れる今日 きらきら永久確かにこの夕暮れに
664 :
名前はいらない :2011/09/16(金) 06:25:59.26 ID:766DyMfu
勢い良く カーテンを開くのが キミは好きだった キミは 朝が 好きだったね 僕はどちらかと言えば 差し込んで来る日差しに 迷惑そうに目を細めながら 否応なく突き付けられる 今という時間から 目を逸らしてばかりだった キミがいなくなった部屋で 閉じたままのカーテンを 催促するように揺らす 朝の風が まだ微睡んでいる僕に キミの香りを ほんの少し 運んで来た キミの香りは まだ少し そこに染み付いていた
665 :
名前はいらない :2011/09/16(金) 07:13:43.70 ID:14jAnrZE
あなたは道を歩いてる 細く曲がりくねった長い道を わたしは綱を渡ってる ゆらゆらと揺れている綱の上を あなたは迷いながら歩いている まだ見ぬその先へと向かい わたしは迷いなく歩いている あなたが握る綱の先へと あなたの道はどんどん延びる わたしの綱はどんどん長くなる あなたが立ち止まったとき わたしはやっと綱を渡りきる そしてわたしはわたしの道を歩きだす
666 :
名前はいらない :2011/09/16(金) 12:45:30.37 ID:P8ytlbi/
ホテル・ハザード ホテルを造っている時間 俺はホテルを壊す事を楽しみにしている ホテルを壊す事を考える時間が ホテルを造っている時間だ モラル・ハザードが台風のように俺の心に押し寄せて ホテルを吹き飛ばしていく 宿泊なのか休憩なのか あるのは痛みにも似た孤独だ 孤独を快楽に変える それがホテル・ハザードだ
667 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/16(金) 20:48:35.21 ID:UOyjekWk
「更ける夜」 夜が這い寄ってくる しんしんと更けていく 暗闇と静寂はセットで 君の寝息も聞こえてきそうだ パジャマで迎えてくれよ 僕が窓をたたくから そっと抱いて中に入れてくれ
668 :
名前はいらない :2011/09/16(金) 22:43:11.35 ID:OEhsnrW1
雨に打たれて 雨に打たれて 一体何度目だろうか この道を帰るのは うつむき 雨は強くなってくる いつにも増して 俺を責め立ててくる 間違いを犯した俺には 誰の声も届かない あるのは只々延々と続く 時間だ 俺を罰する手立てを 俺は持っていない 傘など持ち合わせていないように 只々 延々と 責め立てられるのだ
669 :
名前はいらない :2011/09/16(金) 22:55:50.71 ID:P8ytlbi/
モデル・ファザーと モテると思っている時間 俺はモデルの父と歩く道を共にしている モデルの父と同じ道を歩く時間が モテると思っている時間だ モデル・ファーザーが台風のように俺の女を抱き寄せて モーテルにしけこんでいく 嫉妬なのか憎しみなのか あるのは痛みにも似た刺激だ 嫉妬を快楽に変える それがモデル・ファザーとだ
670 :
名前はいらない :2011/09/17(土) 01:40:09.77 ID:RnQVjHGP
671 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 03:31:52.07 ID:XGBTJcMC
「本」 眠れない夜は本を読もう 知識の詰まった、紙の本 そこではあらゆる事が可能であり、 時間や空間さえ超える 楽しく遊んで、 みんな一緒に。
672 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 04:57:30.28 ID:XGBTJcMC
「睡眠」 眠っているときあらゆる人が無防備だ 幸せそうな寝顔 見つめてため息をつく 僕のことを夢見てくれればいいのに…… まどろみの中で 夢に見た物は 明日の希望
673 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 05:31:56.98 ID:XGBTJcMC
「Long night-goodbye」 Long long night Goodbye baby 僕はもう行くよ 少しの間世話になったな 彼女の呼ぶ声が聞こえるから こんなにも熱い息が耳にかかる 僕は幸せになる
674 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 06:10:15.03 ID:XGBTJcMC
「my heart will go on」 心が、どきどきしてる あんなに愛らしい女の人 僕はもう我慢できない それを我慢できない 心の赴くところに従って 告白しよう
675 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 06:15:49.29 ID:GxifA14T
「寂しさ」 みんなさみしい心を抱えている 僕ら二人でどこまで行こう 二人なら、十倍にも二十倍にも 僕は誰だって良いんだぜ 誰にだっていい顔をしてみせるぜ 君もどうだい
676 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 06:19:48.08 ID:GxifA14T
「ロック」 心が折れそうなとき ロックが まっすぐとおった棒が 支えてくれる 弾丸ロック
677 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 06:48:40.17 ID:GxifA14T
「東の空へ」 東の空をさして進むのだ 僕はこのまままっすぐ進むのだ この道を、行けば何かに突き当たる それから考えたって遅くはない
678 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 08:56:43.19 ID:XGBTJcMC
「Start from here」 ここから、スタートするんだ いまから、はじめるんだ 長い旅と冒険の始まり 生きている限り、力の限り 生命謳いたいから アシカのような鳴き声で みんなに届くと良いな 中秋の頃、涼しくなってきた時候に
679 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 20:26:16.44 ID:XGBTJcMC
「ブルースカイ」 俺の手のひらを包み込んでくれないか 凍えているから しもやけで腫れ上がってしまった手を そうすれば世界の秘密に届く 生きていることにしめしが付けられる 俺の手を取って 高く掲げてくれないか 二人で旗を掲揚しよう なびく風 雲の白さ ブルースカイ
680 :
名前はいらない :2011/09/17(土) 21:42:50.74 ID:VK7e6HKp
なんとなく憂鬱な朝 週末の決まり事 そんなものまるごと 追い遣ってしまいたい なのにこなしたい 矛盾から始まる一日 昼に出た結果はやはり 朝の気だるさを結論付け また一つ後悔を生む 一日は短いけれど 一週間も短いけれど 私の心の八割を支配する 憂鬱の結果が出るのは まだまだ先なのでしょうね 後悔とならないと信じているから 気長に待っているから と、強気になりながら 漠然とした憂鬱を胸に
681 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 22:20:48.99 ID:XGBTJcMC
「出会い」 二人が出会ったあの並木道で 肩を並べて歩いたよね 外が暗くなるのもかまわず 聖なる天蓋の空の下で 目に夕日が入ってまぶしかった 涙がこぼれ、地面に降り注いだ オーバーなことを言っている でも、あの日はとても美しかった 懐かしいあの日を 繰り返し思い出す バイクを飛ばして世界の果てまで思い出を葬りに行く
682 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 22:54:35.77 ID:XGBTJcMC
「幻」 メガネ越しに入ってくる光が まぶしくて 僕の脳は興奮する 眼の表面を涙がおおい 防護膜を作る 嫌いな人っていないの? ああ、昔はみんな嫌いだった 僕自身さえ でも幻の世界で 幻覚に文句を言ってもしょうがないし 手を触れれば消えてしまうし 一人でいる自分さえ 幻で 幻覚の世界は蜃気楼のようにゆらめく ここに一つの石を 世界が一つの石に
683 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/17(土) 23:37:12.37 ID:XGBTJcMC
「セイレーン」 セイレーン 神話の怪物 彼女の持つ声が 遠くから聞こえてくる 酒に酔ったようにふらふらと ついて行く 危ないのに気付かない 危険を察知できない だから彼女は危険だって でも止まらない 走っても歩いても行くだけ 危機はそこに迫っているのに 僕は気付かない 闇の中の星のように
684 :
プリンスまるちー :2011/09/18(日) 00:02:45.47 ID:UVZ6T0Mz
ラブリーベイベー もしも俺にハートがあるんなら ちんぽにあるんだろ 喜怒哀楽は鼻水の色で わかると誰かが言ったさ 鼻を折られりゃ何時だって おんなじ赤なのに もう近くまで 来てると思ってた ずるむけの先から 涙を流さない日が セイレーン 意味は分からないけど セイレーン 海の匂いがする セイレーン お前さ 涙を拭けるのは 嫌々顔でいいから もうすこしそばに居てくれ ちんぽを拭けと言ったけど 涙は顔を濡らしてた
685 :
名前はいらない :2011/09/18(日) 02:30:57.24 ID:b8H9mv0o
若者よ 若者よ 夢を見ろと言う 若者よ 君は可能性だと言う それは詐欺だ 若者は搾取の対象でしかない 搾取されて喜んでいる奴に限って 本当の夢を語る はかないよ 本当にはかないよ 俺ならこう言う 若者よ 家を建てろと そして素晴らしい家とは どんな家かを 小一時間かけて教える 本当の生活には煩わしさなど無い 本当にシンプルに手に入れるべきものが分かる暮らしだ 借り物の人生には煩わしさしか無い 搾取される煩わしさしか無い その違いだ 借り物の家をメンテナンスする奴はいない 借り物の人生をメンテナンスする奴がいないように
686 :
名前はいらない :2011/09/18(日) 09:14:34.79 ID:Gao5Qdwv
「オレンジのリボン」 木漏れ日のなか 蝶が向き合い ロンドを くるり くるり オレンジの羽が きらり きらり 木漏れ日のなか 螺旋を描いて 空へと たかく たかく オレンジのリボンが たかく たかく
687 :
名前はいらない :2011/09/18(日) 11:16:22.77 ID:imwUj+iR
一流企業のOLがため息を吐いたビルの七階の窓から 建設中に転落したシール屋の風が今も吹いてる このビルの鉄骨のボルトは安く買われた腕に一流の締め付けをされていた その年の職安には使い捨ての人足で溢れていた 金がねえ、金がねえと 会社の金を自分の懐にプールする安い王さま気取り ビルを建てたのはそいつさ そいつが別の仕事をしている間にデッキを組んだらしい 全てがヤツの手柄 寝ている間にコンクリを打った猛者なんだ 金を出すのが一番ならば 最初に金を受け取るのが二番な訳で それならせめて最初に土を掘る土工になりてえと 先を争う奴等がユンボに挟まれた 猛スピードで上手に車を縫う 公道のレーサーが駆け抜けた 上手に譲られている事を知らない 恥知らずにはなりたくない
688 :
名前はいらない :2011/09/18(日) 11:58:30.32 ID:imwUj+iR
まん、まん、まおーん!!
689 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/18(日) 14:18:48.33 ID:q93VAFIT
「大輪」 あなたに乗りたい ギシギシ、ギシギシ 花がしおれてしまわぬように 水をあげよう 大輪のように咲き誇れ そんなに美しい色や形 あなたは自分が見えないけれど 僕の瞳が語っているだろう そんな日々を過ごしていく 幸せな日々を過ごす 花のある生活 ずっと欲しかったもの
690 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/18(日) 17:19:54.86 ID:q93VAFIT
「ドア」 君のいる世界へと通じるドアが欲しい それは海辺の街で 波の音が響く 僕はバックドアマン インチキ野郎 君をだまくらかしてたぶらかす でも、愛の形なんてどんなでもいいじゃないか 君に通じるドアを後ろ手に閉める 閉じられた世界に取り残された 君のいない世界なんて何の意味もない 君のいるところへ
691 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/18(日) 22:12:07.35 ID:q93VAFIT
「ぶた」 ぶたが平原を歩いている なにもおそれずに ゆうゆうとした歩みだ 差別も非難も気にしない 己の運命についてもむとんちゃくで ぶたは泰然自若だ ぶたさん、僕の心を救ってよ 丸まったしっぽがかわいいよ ピンクの肌が美しいよ ただぶたが行く
692 :
一隅の灯りでありたい :2011/09/18(日) 22:18:52.60 ID:InFX6XxR
「過去」 昔、好きな人がいた。 「好き」という言葉以上に表現のしようがないほど、彼女のことが好きだった。 彼女に告白したときのセリフを今でも鮮明に覚えている。 もう、口にした途端に色褪せてしまいそうなほど、誰にも言えない言葉になってしまった。 ただただ、僕を支え続けている。 あの想いこそ、僕の力だ。
693 :
ぷりんす :2011/09/19(月) 00:48:32.69 ID:13P8LYhh
「稲妻哀歌」 黒い雷神はOLに大人気 コンビニ菓子の説明を読んでる 俺は一体誰に人気? Tシャツに書くなら 「人妻が選ぶ!まるちーちゃん」 そんな冗談形にするなよ お前は言うけど 俺はこの紫のタイダイに 白いペンキのコピーが好きさ 街を歩けば魔法使いJK 俺のTシャツの字を見てうろたえる JKが空に掲げた魔法の杖 たちまち空は雷鳴 轟音を立てて雨雲から ヒトヅマ墜ちてきた 優しく受け止めた誰かの鬼嫁は 俺の腕の中ではたちまちプリンセス でもね魔法使いJK 淋しそうな顔 だから俺は魔法をかけたのさ ららら らららら らら ららるるりら ららりら でも「優柔不断はキライ」って 張り手して去ったJK 「夕飯の準備をしなくちゃ」と 小走りで消えたヒトヅマ イカヅチ光りて照らされたシャツの文字 「人妻が選ぶ!まるちーちゃん」 あなたもおひとついかが?
694 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/19(月) 08:43:07.85 ID:SBzCdA7P
「旅人」 雨が降っている 雨に煙る日 旅人が走り去っていった 周りがにぎやかになってきたぜ 音がうるさいくらいで気持ちいい 旅人の裸足の足をさすりながら 僕はうっとりしている 君のために 君のために 僕は祈った 終日祈った
695 :
名前はいらない :2011/09/19(月) 14:10:27.87 ID:ifXcG0v7
自分が駄目でも 世の中は回っていると思っていた 自分が不幸せでも 他所様は幸せであると思っていた 自分が馬鹿でも えらいさんは賢いと思っていた 何の根拠で? 一種無邪気なほどの信頼は 裏切られたのかもしれない? そう、もしかしたらこの世は、案外とんでもない状況かもしれないってこと! 誰かこれを妄想だといっておくれ? 私は自分の力で及ぶ限り、それを信じるから!
696 :
名前はいらない :2011/09/19(月) 19:15:31.15 ID:dIvo9PcX
相入れぬ 人と人なら やがて愛し合う事ができる 憎み合おうと 殴り合おうと 生きている限り 愛し合う事ができる だからお互いに箸を取り合い 食べさせ合わないとならぬ うふふ あはは なんとくすぐったい感情か しかし 人は人に食べさせる事を怠けたとたん 生まれた憎しみ、猜疑心などを 解消できない 飯を食わせろ 食わせるか馬鹿野郎 殺し合いが始まった 相入れぬ 二人 人は飯を食らう為に生きるのでは無い 飯を食べさせる為に生きている それが本来の 目的なのに 相入れぬ二人 飯を食べさせ合えば 深く愛せるのに
697 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/19(月) 22:40:51.36 ID:SBzCdA7P
「女の心」 無性に女が欲しいことはあるもんだね 一人のむなしさを癒してくれるって でもそれは勘違いで単なる妄想だった 紅葉の葉を愛するように女を愛そう 自由を正義を悪徳を求めるように女に託そうとしたこの気持ち きれい事はたわごとだ ひげも鼻毛もぶっこ抜け 感謝もガンジャも飲みこんじまえ 二階も破壊もたたき壊せ マイオールドスイートブルース
698 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/19(月) 23:13:31.69 ID:SBzCdA7P
「不自由ゲーム」 コンピューターゲームに夢中になって 集中することは 自由は不自由な物だということを表象して 世界は限られているべきだと 自由をむしばんだ 心の世界に奇跡が起こればいいと 今では思うんだ 生きている限り可能性は無限大だから 涙のように無色な チューリップのように香る そんな世界を今はつかんでいるんだ
699 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 00:09:37.63 ID:GnnW4Luz
寂しさとは 寂しさとは何だろうと思った 今の俺には足りない物かもな 満足できる事ばかりじゃないけど 最悪な事態では無い 今は 寂しさとは何だろう 寂しさとは 多分 人を必要とする為に生まれる 感情かな 思えば あいつが俺から居なくなって しばらくは寂しさがあった 今じゃ寂しさは 完全に俺の一部分になって その役割を果たしてないな
700 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 00:54:10.13 ID:SpMseqGz
世界はどんどん閉塞されていき 笑ってしまうほどに 孤独で どうしてこうなったとか 自分はどうしたいとか そんな リニアななにやらは どこかへ とんでいってしまった 愛する者を ちゃんと 最後まで愛し続けていけるかどうか それが目下の最重要課題
701 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 00:56:00.62 ID:8FGA6CYq
他の男と繋ぐ手は必要? 僕は大丈夫だから指を落とそう
702 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 01:50:02.59 ID:n9C/xf45
たった今 色付いた世界 私はあなたと歩きたいと思ったのだ
703 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 04:08:15.26 ID:rDJhpC4S
「手をつなぐ」 僕らは一人が耐えられないから 人と手をつなぐんだ 争いが本当は嫌いだから 孤独が怖いから 理解できないことが自分を拒絶されることが 耐えられないから 人の価値観を気にするんだ そう、マスゲーム つないだ手をふりほどき またつなげるかどうかの確約が無くても 一人で生きていかねば 手はつなぐためにある ご飯を食べるためにある 労働のためにある 手を切り落としてはいけない
「夢の話」 悪魔が逆の世界へ連れていく 気をつけろ と壁に書かれたメッセージ 次の瞬間 私は教室の机の前に 立ち尽くしている 私の机の上には、死ね お前なんか無だ 生まれてきたのが間違い 消えろ 印刷の上に えんぴつで、そう書かれた手紙が散らばっている クラスメートたちは次々に 死ね 消えろ と書いた手紙を私に投げてよこす 私は机の前に立ち尽くしたまま投げられた手紙をビリビリに破いては 教室の床へ放り投げる もう 自分の心をバラバラにしてしまったりしないんだ そう 自分に言い聞かせながら 私は 紙を破り捨てては 散らばし続ける 教師が近ついてきたので 無言のまま 机の上のその紙を 一枚渡した クラスメートたちは じっと 私を見ている 最初に手紙を投げてよこした 見知らぬ 脂ぎったあばたの男が 不動産屋のような表情で私に近ついてくる 私は嫌悪を感じて 何か言おうとしたが 出たのは 頭の良い男は嫌い という 間抜けな発言だった 男は一瞬勝ち誇った顔になりその後ぼやけた クラスメートはくすくす笑った 私は また何も伝わらなかったのだと思った 教師は憐れんだ顔になり 私に これを読め 次にこれを読め と 本を3冊渡した 一冊目の本は 洗濯をしたら 毎日が嬉しくて幸せ と 喜んでいる 変な少女マンガ つまらないと感じた なんでこんなものを読ませるんだとむかむかして目が覚めた 目が覚めて とても好きだった 彼を 思いだした 心を捨て 幸せになってくれと 言った彼 覚えているのは 彼の 白い肌 透き通った声 冷たい手
705 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/20(火) 17:03:39.13 ID:rDJhpC4S
「星の涙」 星を見るときの悲しみは(後ろから前から) 天の涙で覆われて(後ろから前から) ちっとも続きやしない そんなんじゃジェットコースターに乗れないぜ Hey, ride on baby 制服の黒に欲情したら 白い襟を正すわ そしたら天も笑いかけるの
706 :
プリンスまるちー :2011/09/20(火) 21:46:56.36 ID:xOX0/8BN
キスをして胸を揉んで そして手を下に 予定調和の退屈なSEXにうんざり まってなハニー 今言った通りの手順で 別世界に送ってやるぜ
707 :
名前はいらない :2011/09/20(火) 22:08:57.26 ID:oFQntDRu
708 :
名前はいらない :2011/09/21(水) 01:50:56.87 ID:vrwO0S4y
用無しの唄 あっち向いたりこっち向いたり いいからずっとこっち向いててよ ああでもそれはそれで鳥肌もの もうあんたなんかいらない 居るだけで場所の無駄 もうあんたなんか用無しよ
709 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 09:24:05.26 ID:Lzmk5Xxs
「宇宙の音」 空気がきな臭いぜ 何か起きそうな予感 あたりはしんとして 伏兵がいるような雰囲気 茶色に染まったdays 渋みを増したdays 砲丸投げの選手が悲しいのです 気のせいだったね、怖いこと もう起こらないよ、恐ろしいこと 世界は光に包まれて 輝いている、ギャラクシー バラ星雲がうなずけば、 ブラックホールもうなずきかける お互いを認め合って 光る星に調停させる 宇宙の音
710 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 12:46:49.46 ID:Lzmk5Xxs
「世界の虹」 世界の終わりに 虹の上に腰掛けて夕日を眺めてた あたりは静かで誰もいない 私の知り合いなど だから涙が 拭いても拭いてもこぼれてきて 僕は雨だれの狂想曲を口笛で吹いた 風が吹きすぎた クールなやつが 僕は髪をなびかせて 世界が終わるのを静かに眺めてた
711 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 13:10:18.11 ID:Lzmk5Xxs
「ロボットの悲しみの風景」 少年が床にうつぶせに寝て掃除ロボを眺めている うれいを帯びたまなざしで 僕にはあなたの悲しみは分からない あなたの喜びも分からない 僕にはあなたの あなたの あなたの 特に言うことが無くても あなたの感情は 永遠の善に繋がっている だから瞳を閉じて 明日までおやすみ
712 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 14:06:51.84 ID:Lzmk5Xxs
「不思議な病気」 何も悪いことしてないのに 体が不調だ 何の報酬もなく 悪くなった 何の代償もなく なおった 不思議 不思議 不思議 宇宙の意志を感じてしまう 神の心を感じる だからあなたも頑張ってって
713 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 14:21:19.01 ID:Lzmk5Xxs
「心の駅」 公園のベンチにどっかりと腰を下ろした ちょっと立ち寄っただけ 旅立ちの日は近い この心の駅には いつだって戻ってこれる だから僕は安心して旅立とう 鳥が宿り木に留まるように ずっといたけど 飛び立つ日は もうすぐそこまで来ている
714 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/21(水) 17:18:17.87 ID:Lzmk5Xxs
「やさしい光」 雲間から優しく陽光が降り注ぐ 僕は体いっぱいにそれを受ける からだが温かい、高い温度 君の手に不思議な感情、 Tell me why. Please hold me tight, and I will love her 光が優しくて涙に変わる And I will love her. 日が暮れて鳥が家路にいそぐ 雲も流れ去った 川も涸れた And I will love her.
715 :
名前はいらない :2011/09/22(木) 02:00:22.92 ID:iLiznWB5
「るるるるるるか姫」 あかい罪と罰あおい幻想現場現状現実。 天地創造無用無欲。 言葉集めが趣味のあの子は、 掴み所のない液体 液体。 液体。 液体設計図血管殺人。 死亡殺人サイコパス地獄。 血なまぐさい神曲。 グチャッ。 デロデロデロデロデロデロリンデロデロ。 クチャグチャクチャグチャグチャッグチャッボゴッゲロッ。 げろげろへろへろへろへろとろりんちょ。
716 :
名前はいらない :2011/09/22(木) 19:11:53.90 ID:TnCjDcbQ
間抜けな発言 あっ 今の発言 間抜けな発言 訂正するのか そのまま電話を切るか 俺は電話を切った アイツは恩人でなかなかいい奴 俺は間抜けで年甲斐もなく 語彙も無い お互いに 間抜けな青年時代を送ろう 世界中見渡しても 俺たちの世代は間抜けな世代 有りもしない幻想を追いかけ過ぎたからな でも俺は そんな事を他の人にさせたくは無い 願わくば 今の俺とアイツのように 甘んじて 間抜けな会話をできるように なって頂きたいものだ
717 :
名前はいらない :2011/09/22(木) 20:32:09.85 ID:QREQIW0n
青く輝く この星は 強く生く 命の声を聴き 傍若無人 星の長気取りの獣の その血を求め始めた 地球に巣くうも 感謝の念なき獣 地球に巣くうも 救われぬ獣 青き星の あまたの命 復讐の鐘が鳴り響く 身を隠す場所など どこにもない どこもかしこも この星の 地球の 懐の中 どこもかしこも この空の 向こうも 星の中 獣の血 絶やすまで レクイエムは終わらない
718 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/23(金) 05:27:37.04 ID:2YDcY4rp
みんなが死なないように 死に果ててしまわぬように 生きている間は 寂しさを感じつつも やっていけるように 人生におびえた 俺らに栄光あれ
719 :
名前はいらない :2011/09/23(金) 07:16:59.00 ID:mmJGAJK5
才能なんて無い 先人に適うわけがない それでも書き続けるのさ俺の魂 燃やし尽くして尽くされて 最後にゃすっかり打ちのめされたい
ごめんね。ありがとう。
>>15 、6の時に恋した人へ
何の因果か知らないけどさ。
奪い合うのも、憎み合うのも、殺し合うのも、本当に、辞めにしたいわ。
あなたは男で、私は女。あなたはあなたで、私は私。
それで、いいんじゃないの?
722 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/23(金) 09:09:58.06 ID:2YDcY4rp
僕は僕、父は父。 それでいいんじゃないの。 でも、ぼくはあなたの利己的なところを改善したくて、コミュニケーションをとったんだ。 でも、あなたはぼくの心を裏切った。 もう、ゆるすとかゆるさないじゃなくて、それぞれの道を歩むんだ。 かなしくても事実、うれしくても事実。 僕は僕、父は父。 きっといつか笑いを心から、かわすこともあるさ。 割り切ってつきあっていけば、何かが起こるさ。
723 :
名前はいらない :2011/09/23(金) 13:49:23.92 ID:Rc0Pb5C+
わかっていたけど 言えなかった いつかはきっと そんなに遠くはないと 薄暗い静かな部屋の中 後姿が揺れる 泡のついたスポンジ 水を流す音 水が回る音 湿った洗濯物のにおい お皿が鳴る音 窓の外から聞こえる子供たちの音 この部屋を満たす彼女の匂い 薄暗い静かな部屋の中 もうわかってるけど でも言えなかった わかっていただろうけど 言えなかったんだ
724 :
プリンスまるちー :2011/09/23(金) 17:47:20.36 ID:aI2m3keF
「波止場で」 セックスを吹いたぜ 嘶くような ダミ声のテノール
725 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/23(金) 18:01:57.32 ID:2YDcY4rp
すべてを胸に抱けば楽園に変わる。 僕らに必要なのは楽園なのかもしれない。 そうニーチェも考えただろう。 ツァラトゥストラは面白い。 非常に面白い。 スレ違い済まん。
726 :
プリンス :2011/09/23(金) 18:30:23.70 ID:aI2m3keF
えー、ツァラなんとかって鬼の様に不親切な尻切れトンボ漫画じゃん。人間を超える事が出来るなら俺は神になるよ。すすんでなった神に。
727 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/23(金) 18:35:07.39 ID:2YDcY4rp
>>726 えー、漫画なところがいいんじゃん。ドラえもんのほうが面白いけど。激しくスレ違いすまん。
728 :
ぷりまる :2011/09/23(金) 18:39:55.72 ID:aI2m3keF
それとニーチェの楽園は女の胸の中にしか無かったハズだ。それは僕も同じ。 あー、早く仔犬の可愛らしい僕を誰か抱き締めてくれないかな…。
729 :
名前はいらない :2011/09/23(金) 20:03:48.91 ID:RbURlMG4
primary cut-out 別名PC それは都市部においてジジジジと 不気味な音を発する 高圧変電機 ニーチェの時代にはなかっただろう こんなかっこいい名前の機械 帯電仕様ヘルメットの上で 陰湿な蝉の如く 俺を疲れさせる primary cut out
730 :
プリちー :2011/09/23(金) 20:16:24.03 ID:aI2m3keF
ああ、もう雑草さんでガマンするかな。プライマリーに。男だけど。何せこの板の中から選らばなきゃならない決まりだからな。
731 :
名前はいらない :2011/09/23(金) 21:55:01.52 ID:RbURlMG4
手 手には本質がある さらさら ふんわり あったかい 手は本来 そういったものだ そういったものが 形を変え 俺たちの両腕の先端に 付いている ささくれて やさくれて ごつごつになっている 時にはかさかさにもなった それぞれが俺たちの手だ 俺たちの手は便利な物を作ったし 大切な物を壊しもした それが今 両腕の先端に付いている
もう、やめて。 何がいけないのか、わからない。 子供も、誰も、他の命も、何も、犠牲にならないで。 魂。心。あたたかいもの。失わせないで。
もし、今、冷たくなってしまう感じに、苦しんでいる人が居るなら、自分の外側に、真実や神を置いてはだめ。そして、真実や神に、答えを出しても駄目 。自分を創造して。暗闇を開いていって。 私たち人間が、自然を搾取し、壊したことを、謝ります。機械を作ったことを、謝ります。 私が、昔、夢ばかり見ていたことを、謝ります。
734 :
ナッチャン :2011/09/24(土) 08:47:58.41 ID:VQkcu0Xk
なに このあほっぽいネーム なっちゃん 気分でしょうか 名無しであれだけ 書き込んで 消えちゃった いえ そんな書き込んでもなかったかな それでも 心込めて 愛込めて 想い込めて わたしだもの そんなもの さらさら さらさら 降ってくる 変わらない人生の雑音 ちろちろ ちろちろ わたしのこころを流れる チョット荒めの時の小石 気分変えてみました ネーム ふってみました 出直しですか いつも出直し また出直し めげるな なっちゃん 明日はちょっと おひさまが 雲の切れ間から顔をのぞかせるといいね
735 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/24(土) 08:49:44.10 ID:c8s3Opgv
「新人ナイフさんへ」 なあ、あれだな 光があたたかいな 光の洪水があたりを埋めて 僕は顔を彼女の股に沈める ちょっと濡れているな 心臓の鼓動を聞くと安心するんだ 米マークを付けてくれ なあ、あれだな 冬は寒いから温かさがうれしいんだな ぬくもりは、ほんとうに心を溶かしてしまう とろけた心は流れとなってあたりにあふれ出す とっても美味しいよな なあ、あれだな よるはくらいな しかし明かりが明るいな 月や星、ひかっているな 闇の中
736 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/24(土) 11:38:19.27 ID:c8s3Opgv
「友達」 聖なる感情抱きつつも 僕らみんな前進しようぜ 世界が果てるところを この目に見るために いこう そこでは桃色の光が 溢れていて 僕の涙も 溢れるだろう きっとね そんなこと考えながら ずっと歩いてきたけど、 僕らみんな友達だから 人の死を恨んだりしない それが挽歌 それがセレモニー 人の死を笑わない そんな優しさでずっと行こうよ 友達 友達 仲の良い 友達
737 :
プリンス :2011/09/24(土) 17:57:22.43 ID:970aM9MD
「新人ナースさんへ」 なあ、あれだな 水があたたかいな 水の洪水があたりを埋めて 僕は湿度計をクランケの股に沈める ちょっと湿っているな 教官の笛を聞くと安心するんだ 初心者マークを付けてくれ なあ、あれだな 冬は寒いから温かさがうれしいんだな ぬくもりは、ほんとうに雪を溶かしてしまう とろけた雪は流れとなって屋根から氷柱が出来る とっても美味しいよな なあ、あれだな よるはくらいな しかし改変なんかしなくても この詩、変態詩だな すぐ気付いた
738 :
プリンス :2011/09/24(土) 20:35:57.55 ID:970aM9MD
「おしゃれタランチュラ」 こじゃれたランチなら おしゃれタランチュラ ひしゃげたランプたち いかしたガラスの細工 ゆかしたがボスの部屋 ブラしたがぼくの乳首 ねこじたなぼくのお口 にこにことバクは夢に つかつかと入り込んで かつかつの僕のお財布 りっちな夢の食あたり ただいまママの寝室は いつまででもランチさ
739 :
名前はいらない :2011/09/24(土) 22:53:44.91 ID:VBLIvH7m
それそれ スコーンの隣にあるジャムをつけてね ああ キュンとなるわ 素敵な恋ね そろそろね 紅茶を注いであげる うん その本は直接返した方がいいわ 魔法のしおりをあげる そうよ それを挟むのよ 夕暮れがきたら あの子に ちゃんと微笑むのよ あなたの笑顔が伝われば 蝶が舞うように話が弾むから ほうら 呟いてごらんなさい ありがとうって ね
740 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 12:37:39.36 ID:or/JNKCj
>>737 プリンスさんへ
新人ナイフさんは、変態じゃないですよ。異常なほどの繊細さをもっておられますが。
もちろん僕も変態じゃない。経験不足によるたんなるあこがれと、他人とは違った経歴を持っているだけで。
別に怒ったわけじゃないですよ、ニコニコ。
741 :
プリンスまるちー :2011/09/25(日) 12:47:07.79 ID:lqxocl5/
「 プリンスさんへ」 新人ナースさんは、繊細じゃないですよ。異常なほどの変態さをもっておられますが。 もちろん僕も繊細じゃない。経験不足によるたんなるあこがれと、他人とは違った性癖を持っているだけで。 別に勃起したわけじゃないですよ、シコシコ。
742 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 15:01:55.15 ID:or/JNKCj
「笑顔同盟」 わたしはニコニコあなたもニコニコ 笑顔に触れれば光が溢れる 太陽のように輝いて 病気になっても大丈夫 悪魔も鬼も外に行け あなたも笑顔同盟に入ってみない?
743 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 15:47:41.93 ID:or/JNKCj
「海」 地獄の海が俺を襲う 海ではおぼれてしまう 四肢の自由がきかない もうおぼれてしまったから 自分で心臓マッサージをした 止まっていた心臓は動き出した 陸に上がって陽の光を浴びる ああ、助かったな
744 :
プリンス :2011/09/25(日) 17:21:21.86 ID:lqxocl5/
「空海」 四国の産まれ俺は和尚 葬式では経を読んでしまう 休日の自由がきかない お経に飽きてしまったから 葬儀にファッションマッサージを呼んだ 溜まっていたスペルマは噴き出した 勢いあまって顔面シャワーを浴びる 今年で、七十二歳になります。
745 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 17:32:48.30 ID:or/JNKCj
「愛する人へ」 僕の愛は有限の連なりをもってあなたに向かっている それは限られているからこそ美しい あなたがいなければ僕はミジンコのひからびたのになってしまう それほどあなたが必要なんだ あなたはきっと知らないけど 僕の愛がどんなに深くまた切実か 深いプールの底からあぶくを出すよ 沈潜しているのも今の内だけ そのうちあなたの愛を奪いに迎えに行くから 覚悟して待ってて
746 :
プリンス :2011/09/25(日) 17:46:32.03 ID:lqxocl5/
世界は 俺の自慰行為の数だけ 俺のチンチンを見た
747 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 18:22:09.20 ID:or/JNKCj
世界には おっぱいの数の半分だけ女性がいる そして 雄っぱいの数の半分だけ男がいる
748 :
名前はいらない :2011/09/25(日) 19:06:37.88 ID:lqxocl5/
一人の男に二つのおっぱいがあたる計算ですか。夢のようなお話ですな。
749 :
名前はいらない :2011/09/25(日) 19:08:54.03 ID:lqxocl5/
そしてひとりの女には二つの雄っぱいがあたると…。本当に、馬鹿ですなあ。
750 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 19:13:05.87 ID:or/JNKCj
>>749 ひとりの女には一人の馬鹿な男があたる計算ですね。
751 :
プリンス :2011/09/25(日) 20:58:11.04 ID:lqxocl5/
わたしの雄っぱいはふたつともあまっていますよ。
752 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/25(日) 21:00:15.83 ID:or/JNKCj
王子さまの雄っぱいはさぞ美しかろう
753 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/26(月) 17:45:01.50 ID:5/sEAg9I
>>733 自分の中にこそ神や真実があるっておっしゃっているのかな。神については思うところあり。
僕は冷たいよりむしろ暑すぎる感じだけど、みぞおちの上あたりがあたたかいっていう
人間観は、とても尊敬できるし(僕にとっては)、辿っていける勇気をもらいました。
754 :
羽田エアポート :2011/09/26(月) 18:14:58.12 ID:KDi74HqV
The Last Hertful Friend↓ 俺でお酢. あたま大丈夫?↑ 目じからでっす.
755 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/26(月) 18:39:35.75 ID:5/sEAg9I
>>754 結局解読できなかった俺の手間チンをしゃぶってくれ。
753 いや、こちらこそ、ありがとう。時々、詩を読んで、温かい気持ちにさせて貰いました。 私は、時々、頭がおかしくなるし、733を書いた時も、かなり焦っていたから、あれだけど、 そういう時の、私なりの対処法だよ。 多分、自分の外側に、真実や神めいたものを、置いてしまった時、それが、実際に何であれ、 あったら、いいなのドラエモンになってしまう。ドラエモンに遭遇してしまったら、 恐ろしいよ。私、機械、怖いし。みたいな。。。
753 いや、こちらこそ、ありがとう。時々、詩を読んで、温かい気持ちにさせて貰いました。 私は、時々、頭がおかしくなるし、733を書いた時も、かなり焦っていたから、あれだけど、 そういう時の、私なりの対処法だよ。 多分、自分の外側に、真実や神めいたものを、置いてしまった時、それが、実際に何であれ、 あったら、いいなのドラエモンになってしまう。ドラエモンに遭遇してしまったら、 恐ろしいよ。私、機械、怖いし。みたいな。。。
758 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/26(月) 18:49:31.57 ID:5/sEAg9I
>>756 神や真実なんて人間以上の存在だから、個人が甘えたい分だけあればいいとおもうよ。
ましてや有り様なんて、好きずきだよねえ。機械は、女性は苦手な人が多いよね。
見えないものや、物語には、真実なんてなくて、全部嘘だ。 くらいに思わないと、やっていけないんよ。
760 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/26(月) 21:13:07.28 ID:5/sEAg9I
「神様」 ねえ、神様、あなたは遠いね 宇宙の果て、その外にあなたはおわしますね 最近気付いたけど、わたしの中にもあなたはおられますね そしたら、わたしの中と宇宙の外はつながっているんですね あなたはすべてを見通してわたしの矮小な心などすべてお見通しで 空気中に遍在するほこりのように、笑顔と沈黙のぶつかり合う場所で笑っておられますね 永遠に続くかと思われたのは、地獄でした 今は、天国かと思われるほど安楽な気持ちで佇んでいるわたしです 天国に永遠にすませていただけるのですね 僕は天使になって不幸を殲滅する役割を、当てられても良いですよ 善き日、良き季節に
761 :
名前はいらない :2011/09/26(月) 21:21:29.79 ID:w97w4LYE
恋の彼方 頬杖ついた 窓の向こう 忙しなく過ぎる昼下がりの街の上 渡り鳥 飛んでゆく 届きますか この手紙 思いを綴ったこのノート 今のままで このままで 決して壊したくは無いんです ああだから恋の彼方へ飛んでゆく 渡り鳥が運ぶでしょう 僕の気持ちと貴方の横顔書いた紙
762 :
名前はいらない :2011/09/26(月) 22:01:28.76 ID:w97w4LYE
心の入れ物 友達は俺の心の入れ物 守りたいし 壊したく無い でも俺がもし壊れたら また一からのスタートだ 友達も何もなくなっちまう なんせ壊れたら自分じゃ直せない 友達が直してくれるのか 時間って奴が直すのか わかんないけど 明日からまた よろしくな
763 :
羽田エアポート :2011/09/26(月) 22:34:47.28 ID:KDi74HqV
1 + 1 = 10 ♂ 88888888 ♀
764 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 09:20:20.19 ID:cVvBoBeG
「陽の光」 陽の光が ひょろひょろと地上から空に上っていく 鏡に反射されて もっと人や世界と硬く結びついていたのかと思ったけれど 実際はルースで逆に自由を手に入れた 孤独も手に入れた だからきっとね、人の心は鬼にも蛇にもなって 僕の心はずっと凍り付いてて 秋の野笛が鳴っているのが聞こえる 響き渡る、お―と― おっとそこから立ち入り禁止 外から眺めるのを楽しめばいい それだってずいぶん楽しいと思うぜ 悲しいときに思い出すんだ 僕の心の中の黄金を
765 :
プリン節子 :2011/09/27(火) 12:37:05.75 ID:+LHyD5wG
「陽光」 陽光 ひょろひょろと地から空を刺す 鏡を叩き割り 自由を手に入れた 人の心は鬼に蛇に 僕の心は凍り付き 秋の野笛が鳴っている 響き渡る、お―と―こー おっとそこから立ち入り禁止 外から僕が男をいたぶるねを楽しめばいい それだってずいぶん楽しいと思うわ 「悲しいときに思い出すんだ 僕の心の中の黄金を」 ふん。黙りなブタ野郎。 まだ漏らすのは早いよ。ピシッ
766 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 12:55:58.69 ID:cVvBoBeG
「おっちゃん」 道の向こうから 男が一人歩いてくる 黒人のおっちゃんだ フレンドリーそうな様子だったので 「よお!」 声をかけた 「Hello」 向こうも答えた 俺はおっちゃんと肩を組んで、やつの歩いていく方向につきあってやろうと決めた 陽気な毎日、陽気な人々、陽気さは無敵
767 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 13:17:37.08 ID:cVvBoBeG
「悩みと光」 僕の脳髄が光る 目から光線を発射している 悲しいこと、嫌なこと、怖いこと それらはすべて、自分から発する 自分に耐えられず、自分の心に耐えられず 今は脳内のフラッシュライトに身を任せて ただ必死に生きる こんなに真面目になったのってしばらくぶりだ ニヒルは僕には似合わないと分かったから いまでは、良いミックスジュースを絞りたてを、一気に味わえるよう イメージをふくらませることは、エントロピーの減少という善を呼び起こす ずっと考えていた、自分と他人と それは僕の脳内で合一する
768 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 13:33:06.80 ID:keNl1DVW
「虹のピクニック」 虹の向こうにピクニック おべんと持った、帽子かぶった、お外へレッツゴー 楽しいな、あなたと一緒にピクニック 畑でモグラが顔を出す 鳥さんぴーちく楽しそう このままずっと、光の中で――
769 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 13:54:56.83 ID:keNl1DVW
「苦しみ」 なぜこんなに苦しいのか なぜこんなに悲しいのか 世界中にある不幸をすべて一通り体験したようだ 丸い地球で何があっても不思議じゃない 例えばこう考えれば分かりやすい 「人の種が進化して、苦しみのない新たなステージへ上る先駆けなんだ」 我慢、我慢 しばらく経てばすべてに意味と安楽が生まれる
770 :
名前はいらない :2011/09/27(火) 15:02:24.85 ID:a4ntxy7O
「フランス」 政治、審美、調律、文化、暴力 実存、主体、観念、韜晦 過剰な抽象と修辞 具体と論理の不足 躊躇い、投げやり、気紛れ アーレント、ヴェイユ 追憶の入り混じった夢想 憎たらしいドイツの番犬 過敏な琴線、一目惚れ、悲しき微笑 解放、重苦しい曇り空、退廃 退廃的な哲学、アンニュイな芸術 赤、白、青、ユートピア、地獄
771 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 15:05:18.92 ID:cVvBoBeG
「ナメクジ愛」 ぼくら二人して別々の道を辿ってきた これがクロスするか離れていってしまうか分からないけど 僕の胸には愛燃える 広い世界で歌おうぜ愛の歌を そしたら世界が二重になって重なり合う 生命の神秘が僕を待つ 二人で一緒になりたいな ナメクジが角を出して笑ってる
772 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/27(火) 15:10:52.90 ID:keNl1DVW
>>765 そのバージョンはちーちゃんらしくて面白い!
773 :
黒神 :2011/09/27(火) 16:10:57.19 ID:xbF84fxG
「約束と人生」 人生は、つまらない。 何が楽しくて生きているんだろう? 考えてみると、楽しいから生きているんじゃなくて、 少しでも期待しているから、生きているんだと思う だけど、昔も今も…そうだったように、きっと未来だってつまらない 生きている理由なんて、考えるのも面倒だし、 生きている理由なんて、何となくで良い… 生きていることは、面倒だけど、死なないのは、 みんなが、生きているからであって、 みんなが死んだら、俺も死ぬよ…これは… 空空しく、白白しい…そんな、今までの約束であり、人生なのかもというだけの話。
774 :
名前はいらない :2011/09/27(火) 20:55:05.74 ID:nmqtN6QI
カラスだから 俺はカラスだから 屍肉をついばみ 下品な言葉を吐く 嫌われ者はお前だとお前に言ってやろう ガムのように屍肉を噛みながら 唾を吐いてやろう 俺はカラスだから 屍肉を喰らう能力がある 嫌われ者はお前だよ お前だよ
775 :
名前はいらない :2011/09/27(火) 21:30:13.11 ID:nmqtN6QI
税金アウト 世の中がぐるぐると回り金が人から人へ お上から下々へと降り注ぐ中 差し押さえがやって来る 払いやがれと 言ってきやがる 俺はゾンビ 死んでも生き返る でもわざわざ殺さないでくれ
776 :
名前はいらない :2011/09/27(火) 23:50:56.89 ID:muz9lGQr
昨日のあなたよりも 今日のあなたが大好きです 今日のあなたは明日には過去になってしまうけど、そしたらまた明日のあなたを大好きになります。 こうやって何回も大好きになってるのに、全然飽きません。 多分明日でも明後日でも1年後でも、何回でも君を大好きになります! 同じただ一人の君を大好きになり続けます! だから明日の君に言ってて下さい、「また大好きって言われるよ」って
777 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 00:06:08.58 ID:S2756B+m
「蜜蜂」 くるりくるり下を向き花を捕まえにいく くるりくるり空を飛び夏はふけていく くるりくるり
778 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 00:43:12.53 ID:lFB07m0O
死体が腐らずに いつまでもふえて行けば にんぎょうだらけの世界で 生き物は見えなくなる ハエが俺の腕にとまる かさかさと手をこすって 何を考えているんだ 数センチ歩いたら飛んでいった にんぎょうだらけの世界 恐れる物は無く ケガをしても血も流れない 内臓が変な臭いもしない世界 ただ一瞬の世界 ハエが生き物を襲う前兆 カラスの食卓にアボガド ハイエナがくわえた中段チェリー バクテリアの文明開化 顕微鏡で覗くミジンコ 俺たちが当たり前に 殺してきた幾つもの命 牛たちが当たり前に 食ってきた何トンもの草 パラサイトの言い訳を パラシュートに書いて ゴミシュートを走り出す 寂しい夜食の臭い今は 私どもを満足させる パラシュートの夜食の臭い 俺の細胞が死んだら そこだけを食いつくしてくれないか 細胞の死体に囲まれる前に 俺の臭いが変わる前に
779 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 03:34:28.74 ID:0r/Bnl49
どこかへ行きたくて どこへも行けない 拘束されてるわけではないが 自由なわけでもない 本質を探る事は とても恐怖であり それを恐れることはイコールさ迷い続ける事になる この世のせいにして 僕は僕を縛り続けながら生きた 自分を殺してまで創り上げてきた今の僕自身が 偽りだらけであり またそれが事実である それに気づいているようで 気づいていない その事に 気づいているだけ
780 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 03:39:02.04 ID:0r/Bnl49
真ん中に重く 左右に足りない 重心を変えれば 僕は貴方に近づけない だから必死で 保つことに 疲れた 好きでした
781 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 03:46:05.21 ID:0r/Bnl49
物悲しく震えた 冷えたコンクリートの匂いが 窓の隙間から秋を知らせた もういいよ もういいんだ もういいんだよ 鬼ごっこは終わったよ と
782 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 03:50:14.98 ID:0r/Bnl49
泣いてもいいですか 貴方の胸の中で 思い切り甘えてみてもいいですか 貴方と出会ったこの10年 貴方の背ではなく 貴方の胸に 落ちてもいいですか
783 :
羽田エアポート :2011/09/28(水) 05:55:39.09 ID:AYn4jIn8
我の死に場所 2ちゃんに非ず 生くる場所また 2ちゃんに非ず 是うたかたの 唯夢の如し
784 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 13:46:47.27 ID:clY2G20T
バイトをしてちょうだい 母さんは僕の横で求人サイトをつけました。 あなたに似合うバイトは………ないわね。 母さんは求人サイトを閉じました。 タウンワークもらってくるわね。 母さんは買い物に行きました。 ただいま、タウンワーク見たんだけど、やっぱりあなたにできることがないわね。 仕事は山ほど見つけても、僕ができる仕事はない。 これが現実……。
785 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 13:58:50.42 ID:clY2G20T
履歴書はとても重要である。 志望動機、アピールポイント、体験から得たもの、 それを僕は簡潔に良いところを書いて送った。 送られてくるのは 「慎重に検討を行った結果、誠に残念ながら貴意に添いかねることとなりました」 なので今度は良いところを具体的に書いて送りました。 「慎重に検討を行った結果、誠に残念ながら貴意に添いかねることとなりました」 結局変わらない。よく思えば僕の人生に良いところはなかった。 仕方なく、履歴を捏造して送ってみた。 「慎重に検討を行った結果、誠に残念ながら貴意に添いかねることとなりました」 良い捏造をする勇気が僕にはなかった。
786 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 17:29:48.38 ID:i2HqHIjm
この世の醜さ その全てが 人の産物 この世の脆さ その全てが 人の形 自然の自然たる形を見よ その造形 美しく 不可侵なる永久の力を携えている 自然の自然たる理を知れ その流れ 曲げる術すら愚かしい 完全たる仕組み 人の産み出すものの全て そこに宿るは 欲 そこに宿るは 醜悪なる己 醜き楔を絶て 自然その中に身を埋め 生きること それが自然 汚き産物 この地には似合わず 命通う 自然こそ己
787 :
羽田エアポート :2011/09/28(水) 18:09:36.69 ID:AYn4jIn8
乱れた世の中になったもんだ、げぇーーーー ゲロで服が汚れたから裸で帰るか、家すぐそばだし
788 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/28(水) 18:28:27.75 ID:vJI2oeZo
この乱世生きてますから
789 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 18:48:55.18 ID:vuczd6cr
248:桜井うすじ 09/27(火) 16:52 1RSAEQj80 [sage] 吸えよ 小僧ども 吸え このギンギンにいきりたった くっさいのを 吸え いいから 吸え 大人の味がするぞw
790 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 18:55:59.23 ID:vfDuoNFI
お前らはまず軽はずみな発言を堪える努力からした方がいいとおもう
791 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 19:33:29.75 ID:lFB07m0O
んだとうてめえ!文学極道の鉄砲玉か!?
792 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 19:47:26.52 ID:2wNlPO1y
真字〈マジ〉で語呂〈コロ〉したるわぁ!
793 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 22:08:49.48 ID:RFeM4JBi
word 貧困 怠け癖 見栄の張りあい 弱い心は知っている 埋もれてしまって見えなくなったword それは本当の力 拗ねてしまったままでいいわけが無い 本当に納得出来なければ働かなくてもいい それでも おまんま食えるなら尚更 でもチャンスがあれば 一流のトレーナーと出会えるなら まずやってみよう 迷う時間 弱い言葉を消してくれる 一流のトレーナー それこそがword wordに出会えたら wordに従え
794 :
まるちーちゃん :2011/09/28(水) 22:45:17.76 ID:lFB07m0O
おまえは玉手箱 おまえは玉手箱 正体は知っている 紫の風呂敷に包まれた エンジの紐で縛られた 黒い漆塗りの箱 うっかりあけたら白いスモークで 白髪で白髭おじいさん 開けなければなんて事ない 開けなければなんて事ない でも でも でも おはぎかも知れない おはぎなら腐る しかし しかし おまえは玉手箱 コンビニでお茶を買って お釣りをもらって 袋はいりません 袋はいりません 恐れ入ります ああ箸を一膳もらえますか はいどうぞ じいさんばあさんがたむろする 公園のベンチで おまえは玉手箱
795 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/28(水) 23:00:51.53 ID:vJI2oeZo
「悪鬼」 炎が線になって走る 君の好きな色は何 道路のブラックに橙 煙が上がっている 君の好きな女の子はなに人 くろにしろ、茶色に黄色よりどりみどり この人間市場で一番の美女 それはあまりに高すぎて手が届かない あまりに高い、エベレストより 首をつってゆらゆら揺れよう 内出血した血がしたたり落ちる 肉汁溢れるステーキさ 炎の線にほほえみかける 僕は悪鬼
796 :
山田太郎 :2011/09/28(水) 23:03:52.78 ID:lFB07m0O
「G CUP チェリー」 OH!BABY お前のゲートに エンターボール 玉グシャ OH!BABY お前のリズムで 玉グシャグシャ 玉グシャ 知らぬは放っとけアイツは泣きべそ 玉グシャグシャ 玉グシャ お前の王子はチェリーが自慢さ チェリーの玉子はブラブラアウトサイド G CUPのチェリーがCUP IN 知らないって事が最強 ダブルのマイボール G CUPがゲートにCUP IN
797 :
名前はいらない :2011/09/28(水) 23:21:01.58 ID:RFeM4JBi
光合成してる お日さんにおでこを向けて 俺は今 一本の木になった 仕事中に俺が光合成をしている事を 社長は知っているのだろうか
798 :
織田信長 :2011/09/29(木) 00:33:50.73 ID:IHpH2X6X
軽く弾むぜオイラのヒップはスーパーゴム のろまなアイツにゃつかまらない 思い付いたらすぐに飛び出せ 軽はずみのゴム 金ヅチ野郎のスカしたレスポンス しなやかな筋肉で上まで押し上げろ チラシの裏はお絵描きにキープ 軽はずみのゴム
799 :
名前はいらない :2011/09/29(木) 01:08:43.75 ID:3nqgb+Ke
k.u.r.e.n.a.i. 女は白蛇 舌を出す 丸呑みにするワイングラス越しに舌を出す 俺はやると言ったらやる男 今は少し怯えているがk.u.r.e.n.a.i 少しだけ時間をくれないか その白い蛇のような 雪のような ひんやり冷たい赤い頬にk.u.r.e.n.a.i ふれさせてくれないか そうすれば何か かわるかも 俺の中のk.u.r.e.n.a.i
800 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/29(木) 08:04:01.90 ID:YtDNJN66
「グッドバイ」 例えばこんなエネルギー 重ね合ったら無限大 そして僕は宇宙の力に気付く 一人じゃないって偉大なことだ 何が起こっても平気 へっちゃら 縁側でみかんを食べていた 日射しがまぶしくて暖かかった それじゃああなたにグッドバイ 永遠に君にグッドバイ
801 :
ぷりちー :2011/09/29(木) 10:13:42.75 ID:IHpH2X6X
そろそろ文学極道へ送るヒットマンの選出の時だな。
802 :
名前はいらない :2011/09/29(木) 12:41:37.85 ID:IHpH2X6X
ぼくは
>>799 が適任だとおもいます。この破壊力は計り知れない。
803 :
ケリー ◆AKB48UNmJA :2011/09/29(木) 14:48:01.90 ID:XKV2Qrug
時がアクセルを開ける 全てを吸い込んだ水溜まり 暴走した群青が 紅潮した葉脈を染める 風は嫉妬する 丘の上で白のレースを着た sexyな天使が歌う 極上のファルセット 白く染まった町並みで 空は泣きながら身を潜める 星達の乱舞 Let's party!!! 廻転する 歯車の一つ 隙間で擦り潰される砂利 僕らは他ではない ただ一つの生命 また鼓動がファルセット 廻転する
上を向いて歩こう 涙が零れないように やり切れぬ心の置き場を探しながら、夜の街を散歩 この時期には珍しい冬の雨 傘を持つ手の冷たさが徐々に痛みに変わる そんな寒さの中で、ふと立ち寄るコンビニの暖かさは、君に似ている 何にも替えがたい安堵感 何かが満たされる感覚 その君はもういない 缶コーヒーを両手で持ち、空を見上げる 黒い空に白い息はよく映えた 気付けば雨は雪に変わり、雨が支配していた音の世界に、車のエンジン音が割り込んでいた 水溜まりに浮かぶ電灯が、月のように写り、何となく そう、何となく足を踏み入れる あっと言う間に冷たい水が靴下まで染みていった ビニール傘の上で雪と雪が重なり、そして滑り落ちていく 肩を濡らす結晶は雪には戻れないから 頬を濡らす涙は結晶に成り得ないから 下を向いて歩こう 涙が枯れないように 波紋の広がる水溜まりに映る月が言った (悲しまないで) (明日の夜も待ってるよ) 少しも欠けない月は、まるで頬を膨らました君に似ていて、もう歩けない僕を叱っているみたい もの云わぬ貝で出会えたのなら、共に居れたのかな それでも波や人の力で離れてしまうのかな もの云わぬ石で出会えたのなら、共に居れたのかな それでも子供に蹴っ飛ばされて離れてしまうのかな よく手を繋いで歩いた道で、丁度君くらいの大きさの木を雪が白く覆っている ウエディングドレスを着た君に見えて、また立ち止まってしまう こんな僕を見て君はどう想うのかな こんなにも傍に感じるのに、こんなにも遠い それでも何時かはまた君に逢えるから、一日一日一歩ずつ君に近付いているよ 廻る廻る 時代が廻る 廻る廻る 地球が廻る 廻る廻る 運命が廻る 廻る廻る 生命が廻る
805 :
名前はいらない :2011/09/29(木) 17:44:12.35 ID:Y4igMqTV
国放枋泡舫 烽蔀麭紡眸 矼磧秕窘笘 箟篶粳紊總
806 :
名前はいらない :2011/09/29(木) 18:14:05.39 ID:OQMUaJPP
天皇カルトとGHQが呼んでいたことだけは 覚えておいたがいい。 その天皇カルトをGHQは利用したがね。 只の人間や、只の人間の家系を尊ぶなど 時代錯誤であり、人が人として、この世に生まれさせられた 意味を否定する、迷信でしかない。 そんなものは、ゴミ箱に捨て去り、 人の心の平安は、別次元に求められるべきであるのは 当然のことだ。 天皇という存在が、近代になって 日本人に与えたものは、 「惨禍」でしか無かった筈だ。 取り巻きは別だろうが、 大多数の日本人にとってはね。
807 :
プリンスまるちー :2011/09/30(金) 00:14:38.10 ID:5YAuUpst
上を向けて歩こう 勃起がばれないように やり切れぬチンコの置き場を探しながら、夜のビーチを散歩 この時期には珍しいトラふぐの白 包丁を持つ手の汗ばみが徐々に日焼けに変わる そんな暑さの中で、ふと立ち寄る砂浜のふぐは、食えたもんじゃない 何にも替えがたいふぐ調理免許持ち 何でも調理する花板 その職人はもういない ドラム缶を両手で持ち、空を見上げる ドラム缶の緑の腹しか見えなかった 気付けば雨は煎餅に変わり、雨が支配していた音の世界に、老人の咀嚼音が割り込んでいた 水溜まりに浮かぶ電灯が、ショートして火花を散らし、何となく そう、何となく足を踏み入れる あっと言う間に100ボルトが脳天まで突き抜けていった ビニール袋の中で煎餅と煎餅が重なり、そして砕け散っていく 肩を汚す粉は煎餅には戻れないから 頬を濡らすヨダレは煎餅をふやかすから 下を向いて歩こう 入れ歯が落ちないように(ボトッ) 波紋の広がる水溜まりに映る入れ歯が言った (悲しまないで) (明日の夜も待ってるよ) 少しも欠けない入れ歯は、まるで頬を膨らました君に似ていて、もうかじれない僕を叱っているみたい もの云わぬ司会で出会えたのなら、共に倒れたのかな それでもゲストや観客の力で進行してしまうのかな もの云わぬ異人で出会えたのなら、翻訳はいらないのかな それでも子供に蹴っ飛ばされてアウチとか言ってしまうのかな よく煎餅をかじって歩いたビーチで、丁度入れ歯くらいの大きさの入れ歯を砂が白く覆っている 割烹着を着た料理職人に見えて、また立ち止まってしまう こんな改変を見て君はどう想うのかな こんなにも傍に感じるのに、こんなにも遠い それでも何時かはまた君に逢えるから、一日一日一歩ずつ君に近付いているよ 廻る廻る 時代が廻る 廻る廻る 地球が廻る 廻る廻る 運命が廻る 廻る廻る 生命が廻る
808 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/09/30(金) 10:22:45.56 ID:N/4PXzd4
「死にゆくあなた」 ベッドの上で物憂げなあなた 人間大の食虫植物が糸をひきゆっくりと開いていく 白いシーツは目にいたい お見舞いの果物を一つ手に取りあなたはしばらくもてあそんでいる 籠に戻す ため息を一つ吐いて あなたは自分の残り少ない日を予感するのか、諦念が見える 僕を一人残して逝ってしまうの 僕は君と共有したわずかな時間を思い返し、今もまたあなたに向き合っている 天井の下あたりを流れる黄金の筋 幻覚か、夢かうつつか あなたは最後まで美しい それだけにいっそう悲しい 黒い三つ編みが、あどけない少女の面影を想起させる イメージに遊ぶわたしとあなた 仕方ないこと、誰にでも訪れること でも早すぎる 若すぎる死に関係のある者はみな悲しむ 一人旅立ち、この瞬間を一点に凝縮して永遠にとどめておこう わたしの希望をあなたに最後に手渡そう あなたの死が無駄にならないように、僕の生を支えてくれる魂としてあなたを引き受けよう 優しい気持ちで消えられるように あなた、さようなら
809 :
名前はいらない :2011/09/30(金) 16:41:39.22 ID:82Z1URTh
まだ死んどらんわいと起き上がる 勝手に殺すなと叫ぶ 少し横になっとっただけじゃとつぶやき 両手伸ばし靴下を履く ばーさん飯 喰ってない? さっき食べたでしょの会話 食べ足りんのじゃとつぶやく 忙しいのに、また作るんですかと、ばーさんつぶやく 食べてやるとじーさん答える ああイラつくけど、なんて微笑ましい日常がそこにある
810 :
名前はいらない :2011/09/30(金) 20:45:54.10 ID:8pCpVQrf
くそライン くそライン越しに眺める平和な日常 なぜこのクソラインの中はこんなにも不自由なのに ラインだらけなのに 向こう側はなんだってあんなに楽しそうなんだ? 俺は気付いた 悪いのは俺じゃない ましてや向こう側の奴らでも無くて このラインなんだ
811 :
名前はいらない :2011/09/30(金) 21:21:35.35 ID:8pCpVQrf
侍ブルーよ永遠なれ 侍ブルーよ 少し哀愁漂うブルーな奴ら 勝てばラッキー ラッキー サンキューサンキュー 選ばれしイレブンでさえそんな世界 だから憧れる 夢を見る 貯金は無いけど 車も無いけど 俺達のブルーを蹴飛ばしてくれ 侍ブルー ほんの一瞬でいいから 勝利を俺にくれ 勝利の美酒を俺にくれ 侍ブルー 勝てばラッキー サンキューサンキュー
812 :
名前はいらない :2011/09/30(金) 22:09:59.43 ID:8pCpVQrf
あゝ古いにしへびとよ いにしへの空の星を無くして 手に入れたもの 安全や安心をへて うしなへたもの 私の体に受け継ぎしもの 受け継ぎそこなへたもの 考へるな 考へるな
813 :
名前はいらない :2011/10/01(土) 01:12:19.49 ID:UQZ74pF1
何か足りない この世に居ながら 何か、やり遂げてない感 こんなことでいいのか?自分に問う 地球の◎転みたいなことはできなくても すごいこと探せないか? 自分に問う この時代 未来に残す先人の足跡
814 :
名前はいらない :2011/10/02(日) 20:56:36.58 ID:70lqMXCw
貴方の肩越しに 夏の湖が揺れていた 夜の湖面はてらてらと 月の光をたたえてる 後ろを走る車の音が 何か賑やかにさえ感じる 夏の終わり
815 :
しぐれ ◆7/Nzi/vIro :2011/10/02(日) 22:43:49.13 ID:yfgONpTN
前日 長過ぎた昨日の日が 今も続いて居る 君と居た前の日 現実 例えば僕が独りで 雨降りの街に居たら この傘を開くのか 黒い傘 閉じられたままの 折り畳み傘 雨に打たれたまま 僕はずっと見詰めている
816 :
ちーちゃん :2011/10/02(日) 23:02:15.14 ID:yfgONpTN
陰茎 長過ぎた俺の陰茎が 背中まで続いて居る 地球を一周した陰茎 陰嚢 例えば陰嚢が一つになって 今までと同量の精子を貯めるなら二倍に肥大するのか ピンクの股間 閉じられたままの 僕の内股 パンツを下ろしたまま 僕はずっと見詰めている
817 :
名前はいらない :2011/10/02(日) 23:51:27.95 ID:70lqMXCw
city flight 夜の風 捕まえて 青と黒の匂い 複雑な光景を背景に 風が舞う 街の風が吹く 吹き溜まりも吹き抜けて あのメロディーが風ならば 僕は今すぐ凧のように空に舞える
818 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 02:49:16.84 ID:BwOTS4RN
らんらんらん 太陽さん るんるんるん お花さん らんらんるるるん ららららら〜ん らんらんらん お魚さん るんるんるん 小鳥さん らんらんるるるん ららららら〜ん
819 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 10:31:26.99 ID:bu82yHI4
run-run-run 太陽sun お花sun o.s.a.k.a.n.a. sun and the singing mr.bird アハハハハ ウフフフフ 今日もいい天気 楽しいな
820 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/03(月) 10:51:39.58 ID:yOH8vxf7
「木の香り」 木の壁香る ハニー その匂いをもっと奥でかぎたい(エッチ) なら、杉の木の香り、アロマセットで楽しんで 一緒にリラックスしよう ハニー ソファにもたれかかって、夜を 素晴らしい夜に変えてしまおう 薪も燃えてる 暖かな部屋 リラックス ハニー
821 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/03(月) 11:09:49.29 ID:yOH8vxf7
「再会」 わたしに教えて、去る前に、あなたの心の内を わたしにだけかたくななのか、みなに心を隠しているのか教えて 緊張して悲しげなのは、わたしの心をわしづかみにして、引っかき回す あなたの瞳をとらえさせて 声でわたしの鼓膜をふるわせて 体の温かさでわたしを包んで また会えるように また会えるように
822 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/03(月) 11:26:36.78 ID:lsARATjl
「夕日のカクテル」 空の向こうを思い浮かべつつわたしは泣く 辛い過去を空に浮かべて反芻している 何の思い出? 神様、あなたの心の内を全能なる偉大さを、思い知りましたよ 時間の流れは、川のようにゆっくりとなり 日の光はまぶしく、わたしの心を照らす 遠い日の思い出 夕日のカクテルを、 日蝕を、 そして愛を
823 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 12:32:23.78 ID:bu82yHI4
神様と書いて 神様 それはもうかなり昔から言い古されて どんどん どんどん 簡略化されていて かといって一方では 全く新しいような 聞いたこともない神様がいたりして だから神様を統一してしまおうと 人が言い出しても それはまるで町内対抗の運動会のやうに 毎年 毎年 必ず行われたりしていて でもそれが お互いに神様の存在を確かめる為の行為なのだろう だからいつまでも この胸の温かさを確かめ合うやうに
824 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/03(月) 15:47:38.60 ID:yOH8vxf7
「一人の青空」 ギシギシと音を立てるかのように、青空と樹木の景色が視界を通り過ぎていく。 青空、晴れ渡って。 一人でやってきた場所、そこにあったもの。 ずっとそこにあり、僕の頭上にたくましく存在して。 ふるえる、我が身と虚空が、波動を伝えていく。 一人でも、安心、空間の恩寵。 激しい身震いを感じ、一人行く。
825 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 16:03:20.16 ID:RVuv0N43
胃腸壊し 自然治癒で回復させいい感じ 上文読んで、ロキソニンかカロナールって浮んだ 栄養補給・水分摂取で暖かい寝具で寝るに限る 身震いするときは、ふわり毛布に優しい人だって いなけりゃ、自分が二役演じればいい。
826 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 18:59:50.09 ID:934sTsOf
噴き出す 溢れ出す この世の膿 この世の狂気 噴き出す 溢れ出す 白き仮面 その下の 吐き気を催す 腐った匂い カラカラになるまで放出しろ 天をも漆黒に染めるがいい この星を正常に回すため この地のケガレ 雨に流せ 生けるものの 霊長類と自負する 愚か者よ 星の声すら聞けぬ 愚か者よ
827 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 19:03:31.72 ID:bu82yHI4
味付け 味付けは薄い方が良い その方が味のいろんな表情が見える 風味豊かになる 塩や砂糖が多ければ 塩や砂糖ばかりが聞こえる ごく一部の声の大きい 味ばかりがする そういった事を意図的に味付けするのは 粗暴な行為に他ならない
828 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 19:34:05.70 ID:bu82yHI4
毒 社会の毒 井戸端から井戸端へ お互いに口から口へ 注ぎ合う毒 注ぎ合う毒 それは単なる未消化の情報だった 未消化は未消化のまま伝わる 噛まずに 飲み込む事も無く 口移しで毒注ぐ 人間 人間 人間 なんて弱い いい加減な現象
829 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 19:36:33.13 ID:bu82yHI4
毒 社会の毒 井戸端から井戸端へ お互いに口から口へ 注ぎ合う毒 注ぎ合う毒 それは単なる未消化の情報だった 未消化は未消化のまま伝わる 噛まずに 飲み込む事も無く 口移しで毒注ぐ 人間 人間 人間 なんて弱い いい加減な現象
830 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 19:39:16.80 ID:bu82yHI4
ごめんなさい二回書いて
831 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/03(月) 20:12:32.73 ID:yOH8vxf7
「闇の底よひかれ」 暗黒の天使は闇を運び来た 翼を広げると闇が広がった 井戸の底のような闇が覆う 真性の暗闇何も見えない ねっとりとまとわりつくような濃密さ 何かの獣の鳴き声が響いている 僕は感じている、鼓動を 闇の中うずくまる 不眠の夜が明ける 暗闇の中を光線が照らし出し、光の天使がゆっくりと降りてくる 天使の顔は闇の天使のものだった あたりはすっかり光が闇を放逐している 僕のほおは濡れている ひかれ、ひかれ、もっとひかれ! 心の声で叫ぶ 干からびた幸せに 漂白された思い出 ただ欲しかった物 ぬくもり、笑顔 天使の声が、あたりに響く すべてを圧するほど、力強く美しい声だ
832 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 20:48:44.73 ID:p308TCXy
てs
833 :
名前はいらない :2011/10/03(月) 23:50:01.82 ID:Te543gPv
「モンキッキ」 街を今歩いてます向こうからやってくる女性が流し目で俺を誘う エグいぜいかしたガールうほ!うほ!うほ!発情した俺!うほ! 街を今歩いてます向こうからいかついお兄ちゃんがやってくるちらっと奴を俺が見る!奴は下を向く! うお!うお!うお!いけてる俺!うおおおおん! はぁ〜んガックシああ自己嫌悪
834 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 01:18:37.25 ID:eF3cvQYP
「スレスレ」 ああイライラするあの態度あの言いぐさ ああ腹が立つ覚えてやがれ ああアブク銭この金をもって世界の果てへ夢の国で幸せな夢を見る素敵な部屋でベッドで眠る明日起きたら温かいスープを飲んでだらだら過ごす
835 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 08:05:55.17 ID:OdOadlm+
灰を掴んで指で遊ぶ 希望が残らず燃えた町で 悲しいから笑ってみた 分かんないけどすっきりした 手の先には何もない 何もないから 戻れない戻せない 癒せない 分かんない涙出た 灰を掴んで指で遊ぶ 僕が燃やした町の灰です
836 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 09:01:03.27 ID:OdOadlm+
ねえ ここはちょっと待って 一息してから考えて ドラ焼きあげるからその間 もう一度やさしいまま やわらかいあなたの声が 遠ざかっていく 楽しかった時の空気は ガラスのように 砕けてすぐに消えた もうしませんごめんなさいゆるしてください そんな甘い言葉なんかで 言い寄って嬲る まったくどうかしてるね
837 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 10:18:37.63 ID:cag1JOR3
蝶々 木の葉色した 蝶々飛んで来て モルタル塗りの床を突っついて 時々ゆっくり 羽伸ばし 又歩いたりして 突っついて
838 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 11:27:41.87 ID:cag1JOR3
ファッション・マン かなり売られてるファッション・マン 適当にショッピング ファッション・マン 誰かが描いた 絵コンテそのまま着こなし ファッション 逆流市場が今日も虚し
839 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 11:42:39.14 ID:cag1JOR3
薬物批判 古今東西数ある物質 口へ流せる物限られし 法律が禁じし物質 網をくぐりし本当の毒 知ろうとしない コミュニケーション・スピードの加速の中で 出来上がる分子 それは毒か 薬か
840 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 15:43:24.99 ID:cag1JOR3
終息 夏の膨張が終息し カラになった空気 踏切の音が飛んで来る
841 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 16:55:30.48 ID:OdOadlm+
また寒くなってきました この時期一向に晴れません 気持ちだってどんより 憂鬱な気分でいつもいたいのです 止まらないのは裏切り 連絡なくてそれっきり 好きな音楽も耳に障る あなたが私の体に触る おもちゃはもういらないって 撫でまわして指を這わせて 止まらないなら そのままいっちゃえ 被害者なんていないんです 鈍い頭でもう少し考えて
842 :
名前はいらない :2011/10/04(火) 17:55:35.81 ID:cag1JOR3
過ぎて行く季節 通り過ぎて行った人の思い出の中に 僕が落としていった物 少年の眼差しをポケットに仕舞い込んで 駆け抜けた日々 それを共に見る友だけが居ない
843 :
名前はいらない :2011/10/05(水) 05:54:14.38 ID:KR0g0GHY
何で血は赤いのか こんなに赤くなくてもいいじゃないか 海水のようでは駄目なのか 汗や涙と区別できるように進化したとでも? それにしても赤すぎるだろ
844 :
名前はいらない :2011/10/05(水) 12:19:52.75 ID:Hpwi8nM3
やるかやめるか やるかやめるか 考えるまでもなく答えは出てる だったら やるかやめるかを考える馬鹿はいない どんなふうにやるか どんなふうにやりきるか それを考える時間がある 少し 緊張している
845 :
ちーちゃん :2011/10/05(水) 15:10:57.58 ID:Vz7KVBjV
マンション・ファン かなりマニアックなマンション・ファン 丁寧に舌でグルーミング マンション・ファン 誰かが描いた 図面そのまま建築された マンション 買い手市場が今日も虚し
846 :
名前はいらない :2011/10/05(水) 17:33:30.32 ID:lNizayQP
もうサイコロ砕けちまったね 標識はひん曲がって上向いてる なんでもいいがそんなとこ行きたくない 上にいるのはきっと救えない莫迦 俺なんかには蜘蛛の糸がもったいない 這い回ったところで楽にもなれない 上にいるのはきっと救えないバカ そうだろう決まってんだ なんでもいいがあんなのはごめんだ そんなのはもういいや
847 :
まるちーちゃん :2011/10/05(水) 19:08:35.82 ID:Vz7KVBjV
ハロー東京 地図上の東京
848 :
まるちーちゃん :2011/10/05(水) 19:33:27.63 ID:Vz7KVBjV
「台本」 夜 人差し指のピストルで星を全部撃ち落とせ 紺色の空を手繰り寄せて俺たちのカーテンに カーステレオのイルミネーションからマゴットブレイン お前を泣かせてしまいたい お前の首筋まで伝う塩気で塩分を補いたい 血圧が上がって血管がブチ切れるまで 悲しい気分の方が盛り上がるのはなんでなんだろう 心の中で お前の笑顔が見たいだなんて泣きながら哀願する俺は 泣きながら無理に作ったお前の笑顔を心待ちにしていた 流れ星が墜ちて ずっと楽しそうに話していたお前の声が少しだけ止まる 口づけ 俺の人差し指を追って俺の横顔から 逸れたお前の視線を手繰り寄せ 静かに 悲しみの無い世界に落ちるお前を追って 悲しみを 忘れてしまう ※ヒロイン募集中
849 :
ちーちゃん :2011/10/05(水) 21:06:26.22 ID:Vz7KVBjV
「ユナイテッド・ステート・青森」 ロンドンにどんどん近付く青森 おまえら、カッペか? おまえら、カッペか? ネイティブロンドーンの罵声轟く津軽海峡は パンドラの箱をひっくり返したけど 蓋が閉まっていたので大丈夫! みたいな感じの70's モヒカンは、もう引かん!と言う心の叫びじゃー!! 青山 森太郎の怒声が土星でもちょっと聴こえる もひ…森太郎が居なかったら もひ…この青森の地に森太郎が産まれて来なかったのなら あのような奇跡は起こらなかったのかもしれない まあ、産まれて来なかったので何も起こらないが
850 :
まるちーちゃん :2011/10/05(水) 21:12:12.85 ID:Vz7KVBjV
パンの耳を 甘噛みして 果てる
851 :
一隅の灯りでありたい :2011/10/05(水) 23:46:11.33 ID:AmS8SvzB
働いて働いて働く毎日は 磨り減って磨り減って磨り減る毎日でもある 尽きて尽きて尽き果てた気力を蘇らせるのは いつもいつもいつも忘れられない想い 果てなく果てなく果てなく続く生の果てに 彼女のもとまで届く実りはあるのか 因果の闇を突き抜けて さりげない幸いを佇ませるような ささやかな 一隅の灯りでありたい
852 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 09:30:50.75 ID:08imjzau
自分を愛すように 地球を愛せたなら 戦争なんて痛々しいこともなく 飢える苦しみも知らず 分け与える喜びに 互いの生の喜びに 日がな一日 舞い続けられる そんな理想に そんな夢を持っても 今日もどこかで 地球の涙が流れ 悲鳴が木霊する
853 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 17:50:56.81 ID:GxfAs04y
あなたがあの日大嫌いって ようやく言ってくれたのは 耳がまだ覚えてる そしてあなたがぐしゃぐしゃに踏みつぶした アルバムやら時計はまだ大事に残している いなくなる あなたはそれで済ます 居たくなる 僕はそれで縛られてる 未練なんかない あんな女は燃えるゴミの日にポイです しがらみもない どうせ忘れて新しい場所へ平気な顔して 居なくなる あなたは損して新しい場所へ 痛くなる 僕は傷を残していつもの日々へ こんなのは不公平だ
854 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 18:48:28.26 ID:08imjzau
物作りの楽しさ 受け取り手の笑み 物を大事に扱う心 そんな人間の大事な心 欲に膨らんだ腹の守銭奴め 奴らがガシャガシャ壊した 奴らだけブクブク太るため 思い出せ 思い出さないと 思い出すんだ 奴らが破裂して やけっぱちに破壊されないために 地球が好きかい? 地球が好きだ だから お願いだ 思い出してくれ 思い出せ
855 :
まるちーちゃん :2011/10/06(木) 18:59:34.97 ID:A3O8Rj1y
「ハロー」 全宇宙のお前らにハロー警報 耳を塞がなかったあの娘を抱き締めたい
856 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 22:31:48.66 ID:28DkQZF4
地獄だとわかっていて 我が子に夢を見る 地獄だとわかっていて 我が子の生を喜ぶ 地獄だとわかっていて 我が子を送る時代 そんな時代
857 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 22:37:58.80 ID:pfo5H/cr
なぐさめて彼岸花 せせらぎが清すぎて 陰も落ちぬ胸 私は洗われすぎてくたびれた木綿のよう 土の香りの緑のふちの たくしあげた裾の足元で 赤く染まれ彼岸花 毒持つ赤い彼岸花 並んで染まれ彼岸花 怖い怖い彼岸花
858 :
ちーちゃん :2011/10/06(木) 23:35:47.57 ID:A3O8Rj1y
「新世界玩具店」 新世界玩具店のレストスペース アールグレイの厨二世界は もんじゃ焼きよりモダン焼きを好む ハイ、厨二婦人! 新しい超合金があれば何時だって アフタヌーンティーキャスルの王子の僕は 誰かの悩みなんて犬の縫いぐるみに変えてしまうのだ 新しい超合金がなければただのクソガキだから 叫び喚いてあんたの悩みをただの頭痛にかえてしまおう! 超合金!超合金を買ってくれ! 初対面、見ず知らずの俺に
859 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 23:38:10.45 ID:ERx4P9An
これはアメリカのゲームです。 1度やってみてください。これは3分でできるゲームです。 試してみてください。 驚く結果をお見せします。このゲームを考えた本人は、メールを読んでからたったの10分で願い事がかなったそうです。このゲームは、おもしろく、かつ、あっと驚く結果をあなたにもたらすでしょう。約束してください。絶対先を読まず、1行ずつ進む事。 たった3分ですから、試す価値あります。まず、ペンと紙を用意して下さい。 先を読むと願い事が叶わなくなります。 1,まず1番から、11番まで縦に数字を書いて下さい。2,1番と2番の横に好きな3〜7の数字をお書き下さい。 3,3番と7番の横に知っている人の名前を書きます。(必ず、興味のある性別名前を書く事。男なら女の人、女なら男の人、ゲイなら同性の名前を書く) 必ず1行ずつ進んで下さい。 先を読むと、なにもかもなくなります。 4,4、5、6番の横それぞれに、自分の知っている人の名前をお書き下さい。 これは、家族の人でも、知り合いや、友人、誰でも結構です。 まだ、先を見てはいけませんよ!! 5,8、9、10、11番の横に、歌のタイトルをお書き下さい。 6,最後にお願い事をして下さい。 では、ゲームの解説です。1)このゲームのことを2番に書いた数字の人に伝えて下さい。 2)3番に書いた人は、貴方の愛する人です。 3)7番に書いた人は、好きだけれど叶わぬ恋の相手です。 4)4番に書いた人は、貴方がとても大切に思う人です。 5)5番に書いた人は、貴方のことをとても良く理解してくれる相手です。 6)6番の人は、貴方に幸運をもたらしてくれる人です。 7)8番に書いた歌は、3番に書いた人を表す歌。 8)9番に書いた歌は、7番に書いた人を表す歌。 9)10番に書いた歌は、貴方の心の中を表す歌。 10)そして、11番に書いた歌は、あなたのじんせいを表す歌。 この書き込みを読んでから1時間以内に10個の掲示板にこの書き込みをコピーしてから掲示板に貼って下さい。そうすれば、貴方の願い事は叶うでしょう。 もし、貼らなければ、願い事では逆のことが起きるでしょう。とても、奇妙ですが、当たっていませんか?
860 :
名前はいらない :2011/10/06(木) 23:43:10.72 ID:gvIqILsK
ビー玉に詰めて弾いて 中を覗きこんで 話しかける 狭い路地も そこから萌え出た草木の薫りも 踏み固められて疲れたアスファルトも全部 トカゲもカマキリもヤモリもみかんの木もその緑の果実の柑橘も ビー玉に詰めて弾いて 覗きこんで 雨上がり
861 :
まるちーちゃん :2011/10/06(木) 23:54:26.57 ID:A3O8Rj1y
「性欲のみで物を言う私がドロドロに溶け合うオセロ勝負の途中で飽きられる予感」 厨二婦人のブルマンに まぶす砂糖の塩加減 ミツカン醤油の合わせ味噌 そこにホットを注ぐよに 「オセロ盤の角を三つ取られた絶望の中で無駄な足掻きの長考を重ねる私を見る貴女の冷淡な視線も 私が全ての角を貴女に渡して居たならまた違った輝きを見せたのかも知れない」 私は黒 貴女は白
862 :
まるちーちゃん :2011/10/07(金) 12:34:31.37 ID:iNpLof4E
長い長いオセロ石を互いに並べて 出現する一瞬のゼブラに貴女を疑いたい 止まっていた時をつまみ上げた貴女の親指人差し指が また白く盤を塗り替えて貴女を隠してしまう わん、わん
863 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 13:21:59.52 ID:XMJ9vbiz
ピカピカピカピカ あっちもこっちも ピカピカピカピカ 眩しい閃光 何の光だい? 何の光だろ? キツネもタヌキも ウサギもイタチも ネコもイヌもヘビも みんなみんな 不思議で怖くてたまらない ピカピカピカピカ ピカピカピカピカ 人間のせい? 人間のせい? ピカピカピカピカ ピカピカピカピカ いい加減にしてよ いい加減にして
864 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 15:39:34.16 ID:fCT6grvM
宋奏草奘爽 聡槽踪憎慥 藏仄則速袖 村唾楕耐鯛
865 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 19:16:06.88 ID:qdUwKiLK
スピッツの「8823」を聴いて閃いた。 詩も多少スピッツを狙って作った。 【Dise】 窮屈 重苦しい 透明の箱を越えてさ 悪戯のままに光る塞を投げてみた 世界を広げて伝う流れ星よ 星空の住宅街 光を灯せば 逆さになって駆け抜けて行く 君の心の奥 広い広い海原目指して 子供 捨て切れず周りに当り散らしてた 頭のジグソーパズル 揃えて 金色の鍵で開けて きっと今が夢物語 誰かに邪魔されるものじゃなく だからきっと届くだろう 見えるように 小さな家に明かり点けて待ってて そのサイコロ持ったなら きっともう戻らない 天の川の向こうで叫んでる もう出会えないかも知れない 果てなく遠い夢物語 頭でこなすものじゃなく 夢を結び繋ぎ直して 早く僕の心を曝け出させてよ 世界を広げて伝う流れ星よ 星空の住宅街 光を灯せば 逆さになって駆け抜けて行く 君の心の奥 広い広い海原目指して
866 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 20:05:32.47 ID:GEryrLfD
原子力発電所絶好調稼働中也 誰かが叫ぶ 辞めてくれ 辞めてくれ 頼むからと懇願する 俺は思う それでは原発はなくなら無い そんな単純じゃない 辞めてくれと叫んでいても それは自分自身がやっている 加担している 認識が甘いだけ 生きてる認識さえ薄いだろう 社会問題とは 社会に完璧にエモーションできる人間こそが 語れる問題 反論とか批判とかして どんなもんだいと ドヤ顔していても それはフェンスの外の 観客になっているにすぎない 過ぎない 終わらない 止められない 原子力発電所絶好調稼働中也
867 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 20:13:07.00 ID:PJtFy4Ew
頭の中で繰り返される あなたの言葉が頭をひっかく 出来ることに支障をきたす 簡単が難しくなっていく 思い出すも忌々しい それならば 気付いてみる 頭の中で繰り返される 私の言葉が頭をひっかく 出来ることに支障をきたす 簡単が難しくなっていく 思い出すも忌々しい そんな気持ちを 今もあなたも バカにされた 嫌われた 許さない 許してほしい ごめんなさい 私が悪かった 仲直りがしたいんです そんな気持ちを きっとあなたも
868 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 21:57:55.55 ID:GEryrLfD
神 心に神はいるか 居ない では雲の上にいるか 居ない では偶像の中にいるのか 居ない 神はいるか 居る 神は人の行為の中に居る 美しい行為の中に 神は存在する 神に働きかける行為 美しい行為 美しい造作 清貧なる生活の中に 神は居る 居るのだ 働きかける者を 神は拒まず
869 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 22:17:34.87 ID:GEryrLfD
俺と君の間 俺と間の間 俺と君の間には空間がある 俺と空間の間には境界線がある 俺は空間ではないし 空間は俺でもない 君でもない でも俺は空間と影響しあって また空間も俺により 俺でない空間を作り出す 君もまた 空間と影響しあって 何より 俺に影響を及ぼす 重力 その歪を生みだす 君 厳密には俺と空間と君は同じ空間だ なぜなら厳密には俺と空間と君のあいだの境界線は 0 であるからだ 君は俺であり俺もまた君だ空間の中の特徴に過ぎない 重力的な歪の形に過ぎない
870 :
名前はいらない :2011/10/07(金) 22:31:48.81 ID:5axfjdXr
まぁいいんじゃね
871 :
【文極からの】0721 ceremony.mp3【刺客】 :2011/10/07(金) 23:24:30.86 ID:iNpLof4E
僕は、 もっと、 純粋な、気持ちで。 おちんちんを、 あなたの、 身体中に、 なすり、 つけたい。(^o^)rx
872 :
871 :2011/10/07(金) 23:52:33.83 ID:iNpLof4E
おちんちんをなすりつけて欲しい人は言ってね? まだ、間に合います。
873 :
名前はいらない :2011/10/08(土) 00:53:08.48 ID:ED+jBDe9
おちんちん物質 謎のおちんちん物質 ぶらぶら揺れて君を誘惑する ハレンチ無罪な憎めない奴 おちんちん物質空を飛ぶ 南の空からやってきた 謎の高速飛行 未確認無罪な物体 誰かつかまえて!ハレンチおちんちん物質
874 :
名前はいらない :2011/10/08(土) 06:13:45.94 ID:QwzBtZ6y
ちょん ちょん こっちで ちょん ちょん ちょん あっちで ちょん ちょん ちょん ちょっきんちょ
875 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/08(土) 10:38:03.88 ID:nRIUuF8/
「一日の終わりに不思議な夢を見る」 奇妙な夢 ドライフルーツ そしてあんこう みなが笑っている 僕もつられて笑う この夢は 遠い思い出 北極の彼方 二人への思い出
876 :
ウソツキ :2011/10/08(土) 11:46:28.86 ID:RgeX3kdR
男は嘘をつくとき、相手から目をそらす。 女は嘘をつくとき、相手の目を見据える。 あたしはいつだって、相手の目を見据えている。
877 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/08(土) 16:12:27.08 ID:nRIUuF8/
「木漏れ日」 祝日の 木漏れ日は 僕の頭にふわりふわりと降り積もる 顔に灰をぶちまけて あなたの好きなメニューを見繕う そうだね、正しかったね、あなたの言った事 今では泣きそうに身にしみる 非常に高い熱を何度も何度もぶり返した あの時会った植木のそばで いつもあなたを思ってた 不思議と時は過ぎるもので あなたと別々にいた月日を数えられる 木漏れ日の祝福をいつまでも待っている
878 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 01:47:59.47 ID:eY1uejG0
もう長くないのかね 私は感じる 私の寿命を あんたまだまだ長生きするわよ 笑いながら泣いたお前が お前が 私を殺した 呪ツテヤル
879 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 03:22:59.23 ID:eY1uejG0
乳首を 噛んでよ ね 母乳
880 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 03:24:04.83 ID:eY1uejG0
入れてくれたらご褒美あげる 来年には 三人
881 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 03:26:13.39 ID:eY1uejG0
あたしの腹の上で踊るのわ あなたの精子じゃなくて 内臓 結ってはほどく 腸 腸 もう離さない
882 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 03:28:37.03 ID:eY1uejG0
痛くされたいんでしょ どうして欲しいの 言わなきゃわからないじゃない おったてたお粗末 ひっこんだ鼻毛 目玉に刺した陰毛 悶える も、悶える
883 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 13:36:41.54 ID:ShU7qiLe
葬式と牢屋とeveryone under the sun 牢屋が盗人を閉じ込めて 葬式が別れの始まりを告げる ふいにあのメロディーが街を包む everyone under the sun 太陽の下 鍬を振り下ろし 建て付けの悪い古い 木のドアを 乱暴にノックして 俺を連れ出してくれた 俺を太陽の下へ 導いてくれた 感謝
884 :
ぷりんちー :2011/10/09(日) 14:24:35.75 ID:7XobzBhJ
「その時、僕を指す人差し指は要らない」 問い詰めたい 君が視線をそらすまで そしてもう一度 僕を見て 笑って
885 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 14:43:18.89 ID:pzQAjg7c
伸沁紳進愼 髓芻嵩末漫 蜜務娘姪摸 耗尤也役乱
886 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 15:24:49.12 ID:OHK6qzrW
「バス停」 息を止めて ぎこちなさ 冬の花 君に会えた
887 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 16:13:16.51 ID:ShU7qiLe
俺の休日 少し歩いてうどんをすすりに 満腹笑顔で闊歩帰宅し コーヒー飲んで昼寝する
888 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/09(日) 16:47:14.64 ID:aSw4i2ny
「地獄へ」 俺は地獄なんて怖くないぜ 誰も地獄なんてメンテナンスできやしない 鬼を殴り倒して 俺はヘルライダー この世の地獄で心を鍛えてきたからな あの世の地獄なんて嘘っぱちだ 誰かが作った妄想だ どうせなら魂とか、夢見の良い嘘を言ってくれよ 伝播した地獄、俺が飼い慣らしてやるよ
889 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 20:46:06.94 ID:ShU7qiLe
天国と地獄 人を助ず足をひっかければ 人とも供地獄に落つ 人を助け持ちあげれば 人とも供天国に上がる この行為に外見上の違いなし ただ心根をやさしく持ち 人を助け持ちあげれば 即ち天国への階段となる也
890 :
まるちーちゃん :2011/10/09(日) 21:04:32.84 ID:mWmnYAY6
天国のアンテナが ぴょっこりとたつ
891 :
名前はいらない :2011/10/09(日) 22:37:28.06 ID:htyqafP+
穴がなければ穴あける 全部その中に入れて土をかける 水は1日おき 栄養剤は一週間に一度 さあどんなふうに育つでしょう
892 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 09:06:37.99 ID:gJ9mdivX
「不確かな」 死の闇 閃光 開いた手 こぶしを作って あらがう 一人で生きていけるのだろうか 普通に それがよいと思っていても 運命が強制する わたしの歌 不思議な季節 飲んだ飲み物 不確かな感情
893 :
名前はいらない :2011/10/10(月) 13:12:35.95 ID:GvMTCf7j
豚噸罎梛雫 墮壟夛奐奸 妍婬嫂嬋孑 斈寐尅屁嵌
894 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 14:26:09.88 ID:gJ9mdivX
「運命の愛」 君と会えたことを運命と思う 出会えないとしたら、どんな人生を歩んでいたか って考えれば考えるほど 確かに思う つり下げられた罪人のわたし 君に嘘をついた 君を傷つけた 意図しない裏切りの悲しさよ おお、愛の賛歌 今でははっきりと分かるような気がする 君のすべてが僕のすべて
895 :
まるちーちゃん :2011/10/10(月) 15:38:08.33 ID:tanauSXY
「運命の愛」 青山 森太郎と会えたことを運命と思う 出会えないとしたら、どんな青森を形成していたか って考えれば考えるほど 確かに思う つり下げられたドMのわたし 君が鞭を打った 皮膚を傷つけた イートしないミートの痛ましさよ おお、アイム、ソーリー 今でははっきりと分かるような気がする 甘酢あんかけがポークの酢豚
896 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 15:53:36.19 ID:gJ9mdivX
897 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 16:14:22.50 ID:gJ9mdivX
「砂の城」 苦しみの岸辺にみかんが流れ着く 喜びの待つ浜辺まで走っていこう みかんを懐にしまって そそり立つ岸壁が遠ざかっていく 暖かな砂 砂の城を作って お別れと再会
898 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 17:38:47.58 ID:gJ9mdivX
>>895 いい加減に滋賀県。あんたの頭はアホ森県。
899 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 17:52:42.94 ID:gJ9mdivX
「ロンド」 もし崩壊のロンドに耐えられないなら 靴を脱ごう あなたの足を自由に解きはなって 飛べよ わたしの頭上を空高く 跳んで超えろ 安心な世界に わたしの懐に 光りが待つ
900 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 18:10:14.73 ID:gJ9mdivX
「コイン」 コインの裏表みたいに わたしとあなたは背中合わせ 好きになったら離れない コイントスでどっちがでても恨みっこ無し 僕が泣いていればあなたの笑顔 陰と陽の織りなすストーリー 死んでも離れられない、運命
901 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/10(月) 18:45:53.78 ID:gJ9mdivX
「わたしの壁」 わたしの壁を乗り越えて 進め わたしの欲しいあなたまで遠いから その距離を埋めて光って あなたの後ろ姿が悲しいよ わたしの足、止まってしまったよ あとで迎えに来てね、先に行って いつかは共に
902 :
名前はいらない :2011/10/10(月) 22:21:50.48 ID:f93zNqsh
遠くに行ってほしくないから 一生懸命あなたの足に取り付いて 未来永劫死んでも絶対放しはしない
903 :
ゆら :2011/10/10(月) 22:24:07.67 ID:znh8qkpP
倒す敵は一人しかいないことを知っていますか。 勝たなきゃいけない敵は一人しかいないことを知っていますか。 地下室にいる自分を殺しに行く夢を見ました。 倒さなきゃいけない相手がそこにはいるからです。 壁はいつも近すぎて見えないのです。 あの時自分は死にました。 不死鳥の涙が光るのを見ました。 私の敵は、私です。
904 :
まるちーちゃん :2011/10/11(火) 00:48:12.33 ID:gP+qMyYX
アイドルのライヴ後みたいに 出待ちをしてたら迷惑条例! HEYボーイお前が通報されたのは 彼女がアイドルなんかじゃ無いからさ お前がファンで居たからって 彼女はただのピープルで 知らないお前熱狂的なファンアピール 荷が重い苦笑いちょっと怖いどころか得体の知れないキモヲタ しかもアニヲタじゃないモーヲタじゃないAKBもよく知らない ヲタですらないただのキモ、キモキモ お前がいくら純愛をもってジュエリー差し出したとしてもそのスマイルも参る て、言ってンじゃねえよハニーなんて憤慨の前に良く知恵を練ろうぜ 一人のファン、キモいのなら 集団でファン、ファンクラブ それならハニーきっといい気分 モテモテではにかむファンクラブなら ところが結成したファンクラブの中でもとびきりイケメンの太郎君が 見事彼女のハートを射止めましたとさ。めでたし。(^o^)rz
905 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 01:02:45.56 ID:o9kTxKhm
月が捕まえる、太陽を闇夜を僕の心を でも僕が月を捕まえることはできない、手を伸ばせば近いようで遠く 君は絶妙な距離をとり惑わす 僕が月をみているのか、月が僕をみているのか 月は何も教えてくれはしないけど、僕は月を見ると何かを得たような気になる 明日、君に会えるかどうか不安だ、君が僕となんか一度も会ったことがないと言ってくれれば楽なのに
906 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 03:38:55.25 ID:JxCQ+8ej
高飛車な老犬 高飛車な老犬が俺の行く手を阻む 俺はそいつの脇腹を蹴り上げたい ぐっと押さえまたいで歩く 何が罪なの? 誰が悪いの? 高飛車な老犬が横目で俺を見てる 俺はそいつを撫で回し頬ずりした 誰が悪いのか 何が罪なのか 少し分かった気がした もう犬は飼わない
907 :
まるちーちゃん :2011/10/11(火) 08:24:34.38 ID:gP+qMyYX
太郎君とハニーラブラブのふたり ファンクラブは解散お前蚊帳の外 だけど諦めきれないお前毎夜の出待ち 前よりも慎重に尻尾まで隠し 叶わぬラバー満月の様に美しく いつしか純真なお前の姿 隠れて見詰める思いびと現わる そいつはちょっと愛嬌のある不細工 出っ歯でチビでハゲだけど清らかな眼の 真珠の心を持ったひとと言うか男
908 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 14:15:02.01 ID:h58ryjGx
「暴力的なエッセンス」 会わなくても繋がっていられる そんな幻想を抱き 今日も忙しく 親指動かす 血の通わない 冷たい文字を並べ 【送信完了】 簡単なことだよ 君とあの子の 仲を裂くのは 簡単なことだよ ただそこに 暴力的なエッセンスを加えるだけ 簡単なことだよ それを大きな声にし 国の声とするのはね 血の通わないツールだから 血の通わない文字たちが踊らせるんだ 怖いかい?怖いだろ? それなら幻想を壊し 君はあの子を抱きしめ 血の通った言葉を投げかければいい 暴力的なエッセンスから 逃れるために
909 :
まるちーちゃん :2011/10/11(火) 15:31:27.22 ID:gP+qMyYX
「暴力的なエッセンス」 会わなくても繋がっていられる そんな幻想を抱き 今日も忙しく 親指動かす 血の通わない 冷たい文字を並べ 【送信完了】 簡単なことだよ 君とあの子の 仲を裂くのは ちょっと待ってくれよ そのまえに 魅力的なネーサンズを与えてくれ 大変なことだよ ここに来る人たちを リア充とするのはね 血の通わない姉さんとか 血の通わない妹とか居ないの? 無理かい?出来るだろ? それなら捨てアドを晒して 俺は本アドから送信して 血の通ったチャンネーを紹介するのが先だ 暴力的なエッセンスを 投げ掛けるためには
910 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 16:13:15.37 ID:+j53tmKj
徼嶇巉帙幟 廂廣廰弩彙 徇忸怱恟悁 悄悴愀愨憙
911 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 17:36:53.28 ID:h58ryjGx
>909 パロって戴き光栄です...なんて言うかよw 人の詩ぶっ壊す貴方より、 そんな壊れた貴方の言葉、 貴方の詩の方が魅力的よん。
912 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/11(火) 19:15:45.60 ID:XjSOQV2B
「恋人」 夜の恋人、街の恋人。 月夜の晩に共に過ごせる人。 あこがれの女性、限度のない思慕。 それらが印象の形でわたしの心に蹄を刻む。 さみしい秋に踊る影。 散る葉っぱに失恋の思い出。 わたしの在りか。心の色。
913 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/11(火) 20:30:04.06 ID:XjSOQV2B
「騒々しい終わり」 黒メガネ、黒服 地球の終わる日に近づいてくる 派手な終わり方を望む どうせなら盛大にやろうぜ 花火打ち上げて 音楽ならして 祭り囃して 天に訴えろ 地球は火山、地震、何でもあり 宇宙の太陽は爆裂し、銀河がうねる 海は逆巻き台風が踊る そんな終わり 騒げや騒げ
914 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 21:41:02.77 ID:yjU7OJWG
秋雨の歩道 右手にぶら下がる しばらくの食料 夜風はなめらか 黒く濡れるのは 動かないミミズ そんなものは見たくないのだ わかったよ 明日から 全ての仕事を 少し丁寧に行おう そんなものは見たくないのだ しっている 信号機の光などは 祭の賑わいも無ければ 私の影すら照らさない
915 :
名前はいらない :2011/10/11(火) 22:20:42.21 ID:mjfIoBrO
秋の夜長に夢を見る はてどこかで見たと 誰も彼もが互いを見 ほんの少しのちがい ボタンのかけちがい そんなものを楽しむ 秋の夜長に街を歩く
916 :
ちーちゃん :2011/10/11(火) 23:52:49.70 ID:gP+qMyYX
日ごと早くなる夜の訪れにも 変わらぬ心のまま灯りを点す やがて遅くなる朝の訪れには 何時かの楽し日の温もり想う 凍り付いた雨の中に埋もれた マフラーを編んだ君の指先は 薄まった夏に未だ溶けたまま
917 :
名前はいらない :2011/10/12(水) 01:38:31.68 ID:fqSUPNFJ
ディジタルの粒 ディジタルの小さい粒子が 情報を伝達する地下鉄の中 ソウル・トレイン走り抜け 変わらないよ 変わらないよ 変わらないよ と繰り返す 行った道を行ったり来たり ディジタルの粒子が伝達する ソウル・トレインに乗って 地下鉄を走り抜ける 変わらないよ 変わらないよ ディジタルも何もかも 印刷もコピーもディジタルだ ディジタルに乗ったソウル・トレインなんだ 変わらないよ 変わらないよ 地下鉄に乗って冒険出来る ご機嫌なソウル・トレインなんだ
918 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/12(水) 10:02:28.58 ID:b/SCcQK7
「祈りの聖夜」 メリー・クリスマス〜 わたしは渋谷の大通りを歩いていた イルミネーション、美しく わたしの心は破れ果て身体は疲労困憊 すべての人々が祈る夜 わたしも何かに祈ったのだろうか 都会に疲れていいこともない 愛などわたしには何の関わりもない 暗い夜空に煙草の息を吐いた それが夜空に凍り付きできた結晶が粒になって降ってくるような気がしたとき、 ホワイトクリスマス!
919 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/12(水) 13:31:43.10 ID:b/SCcQK7
「夜と昼」 幾千の夜 越えてわたしは旅立つ 蜜の流れる川の向こう側 最後の出会いは 別れだった わたしの思慕は 果てなく 想像のみによってつながった、あの人と 好きなのっていってもつれない返事 あれから幾千の昼を越えて わたしは心にあの人はきっと状況に 変化が起きただろう あほみたいに赤い糸信じてる ほかに信じられるもの無いから
920 :
まるちーちゃん :2011/10/12(水) 18:53:55.62 ID:YRMi+zbk
「時を戻せ」 地球を一周して 日付変更線を越えて 過去まで行こう あの鉄骨階段の下から パンチラを見るために
921 :
ぬぬ :2011/10/12(水) 22:45:35.67 ID:uUd6kjiu
電波に犯されて もう脳みそはぐちゃぐちゃ アンテナに惑わされて もう手足はブラブラ 仮面の笑顔を貼り付けて トイレの便器に破棄捨てる 喜んでケガしたボロボロの腕 包帯なんて用意はない 過去に戻れるというのなら どこまでだって戻りたい 淡い夢を抱くだけ 人魚姫気取りの世捨て人
922 :
まるちーちゃん :2011/10/13(木) 00:14:08.66 ID:vgatfiB0
「魚になれない」 人魚姫の乳房を揉みしだく 欲棒の捌け口は何処? 見付かるまで揉み続けた時に 人は出口を見付けるのだろう それは幾つかの分かれ道でもあり 新しき出会いでもあり そして別れでもある 正解は揉んだ乳にもより 人魚姫が人の姿で待つ小部屋は 必ず用意されている そんな事よりも僕は 乳を揉む所までの 道順を知りたい
923 :
名前はいらない :2011/10/13(木) 01:13:49.13 ID:Pmeew8M0
「10月の夜」 鍵をかけて靴も脱ぎ ソファでくつろいでいる時に 窓から銀座線が入ってきて 申し訳なさ気もない風に 連休の予定を尋ねるから 夢を見つめる努力は是非ともしたいと 大袈裟に誓ったんだ
924 :
バイセラ :2011/10/13(木) 02:36:30.17 ID:hNp99U3/
「鏡」 言葉をかけても なんの返事もくれないけれど 誰よりも僕のことをわかってくれているような そんな気がする 君は僕で 僕は君で
925 :
名前はいらない :2011/10/13(木) 03:10:22.76 ID:NjmBiJQM
こんな貧乏な俺だけど 小銭だけはよく溜まる こんなルーズな俺だけど 小銭だけはよく溜まる 洗面台に冷蔵庫 箪笥の引き出し服のポケット そんなところによく溜まる こんな貧乏な俺だけど 小銭を全部集めたら でっかいことができるかも
926 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/13(木) 13:57:35.41 ID:0cGj73LK
「雲を吹き飛ばしてお天道様を」 君の笑顔を隠す雲 曇り空にわたしは憂鬱 わたしに笑うこと教えたただ一人のあなた それなのに雲間に隠れてしまって 雨が降ればあなたの涙雨と思う 大輪の向日葵のように笑ったあなたの記憶が だんだんと薄れていく だから僕は一人でも笑う こんな事してるべきじゃないって分かってる あなたへの祈りをずっとしてきた ただあなた幸せに 命の限りを燃やせと あの日宇宙が生まれ銀河が生まれ 太陽そして地球が あなたはred sun わたしはblue earth
927 :
名前はいらない :2011/10/13(木) 16:12:55.18 ID:mhKvAtX1
遠く 遠く 遠い栄光 でも 届かないなんて 思ってないから
928 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/13(木) 17:07:54.79 ID:0cGj73LK
「like a phoenix」 ぼろぼろになってしまった 今では燃えるゴミ 灰から生まれ変わって不死鳥になる 永遠の命 仮象であっても 自由は永続する 気まぐれな風に身を任せて 炎をふりまき空をかける
929 :
まるちーちゃん :2011/10/13(木) 19:46:57.82 ID:vgatfiB0
「トラック野郎女」 遠くまで人間を運んで行けトラック野郎女 20フィートの錆色シャーシに オマケの冷凍サンマを満載にして! 積みおろせサンマ! 冷房が効いている!! そして荷降ろしバイトを怒鳴り付けろ! ローラーを取り出すタイミングにボケッとしている この眼鏡天パーを怒鳴り付けろ!!! しかしトラック野郎女は バイトを怒鳴り付ける事も無く テキパキとローラーを準備する しゃがみ込んだトラック野郎女の ツナギ越しのヒップラインが眩しい すっかりトラック野郎女の虜となったリフトマン (コラァ、バイト…) 自分に渇を入れるため 心の中で呟いた
930 :
ニュートン :2011/10/13(木) 23:16:21.22 ID:UJy3mcWW
好きだよ 君のことが 僕の心から溢れてくる 抑えられないこの気持ち 単純明快なそんな言葉が 僕の全てさ
931 :
名前はいらない :2011/10/13(木) 23:24:31.81 ID:Brx2PfBg
ビタミン 俺が今日飲んだビタミンは どこから来たか ビタミンってえ奴は 風邪の引き始めに取る ビタミンがどこから来たか 分からないが それでいいのか それでいいのか ビタミンがビタミンであるのかどうか 確かめるにはどうしたらいいのか 分からない ビタミンの設計図を手渡されても 多分読めない でも檸檬は 梶井基次郎の描く檸檬は 何よりも出処がはっきりした檸檬なんだ あれがビタミン 混じり気の無い生命力 それでいいのだ
932 :
名前はいらない :2011/10/14(金) 19:33:20.29 ID:H9J3R2WU
見える者は見えている 聴こえる者は聴いている この世を蝕む者の行く末 声を聴かなくなった者らの 最期の声を 金という幻に踊らされ 愛という光に闇を堕とした 最期の声 黒き獣の最期の声を 悲しき獣 内から発する声も聴こえず 悲しき獣 内から壊れ崩れ去る 己の内に地雷のあるも知らず 見える者は見えている 聴こえる者は聴いている
933 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/14(金) 20:05:59.79 ID:Vw203P1a
「
>>932 にインスパイアされて」
見えるものが聞こえている
聞こえるものが見えている
相互侵入性の真理
離れてしまえば見ることも聞くこともかなわず
それはそれは寂しい
さあ、ドアを開け放って
七色の風を真っ正面から受け止めろ
いつもの金色の野原に
青い蓋
白い影
尊き時間
静寂の刻々
934 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/14(金) 20:45:08.46 ID:Vw203P1a
「本の毒」 白薔薇の刺に刺されて僕は毒が回った 僕だけを残して枯れた薔薇 誰も毒持ちの僕の内面を分かろうとしない 僕自身もそれに気づかないまま狂っていった 心が腐ってしまって血もどす黒い色だ 半身腐爛の体 時が回って回って快方へ向かうのか 毒は少しずつ薄れていく
935 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/14(金) 22:03:16.54 ID:Vw203P1a
「振動」 波が、フルえる 伝播して行く振動、細かい動き 煙がそっと空を伝わっていき ああ、風か カラスが空から落ちる 大猟だ ギターがピックで爪弾かれる さあ、車に乗って出掛けよう大空の下 悲しみは風に巻かれて見えなくなる 大いなる空漠 すべてを包む大空が巻き上げている 地上のものはみな振動する
936 :
プリンスまるちー :2011/10/14(金) 23:14:47.06 ID:H91hyo3C
「ハード・オフ」 波が フえる 伝播して行く振動、細かい動き 煙がそっと空を伝わっていき ああ、やはりか やはり fuelだったかこの液体 そして増えるワカメ fuelをおまえの閉じた太腿に注ぐ時 それは中古のエフェクターが欲しくなった時 fuelがワカメから滴り落ちる 出発だ 立ち上がったおまえがパンティを探している 車に乗り込んでもまだパンティを探している 下半身はワカメに隠れて見えなくなる 大いなるハードオフ 胴体を包むバスタオルは売っているかも知れない しかしパンティは多分、売っていない
937 :
プリンスまるちー :2011/10/14(金) 23:41:19.53 ID:H91hyo3C
「夜更け」 愛ってなんだい? 結局は誰かを利用するための 詭弁なんじゃないのかい? 性欲、金、見栄 ブランド品を漁るように男を品定めする女が言う 「まるちーちゃんなら、連れて歩いても恥ずかしくないなあ」 男を財布の様に扱う女が言う 「まるちーちゃんには、奢ってあげたいと、思っちゃう」 男を無料のタクシーとしてこき使う女が言う 「ガス欠になっちゃえばいいのに…。そうしたら、まるちーちゃんとずっと一緒に要られるから」 ああ、現実の何と悲しい事か デュポンのライターに火を灯すそんな時こそ くわえたマールボロの真下では 何かをねだるように飛び出した欲望がジーンズを隆起させる これは私の下心だ 己の浅ましさにいたたまれなくなった私は ジーンズのジッパーを開いていきり立つそれをおもむろに取り出して こう尋ねた 私は欲望を堪え切れぬ醜い男だ ところできみの下心って、一体何だろう… オチンチンは何も答えなかったが 私は少しだけ優しい気持ちになれた 物言わぬオチンチンの温もりが今夜は一段と愛しく 夜、更けて
938 :
名前はいらない :2011/10/15(土) 00:12:40.54 ID:EB9L9dNi
気づけば そこにある それが 愛 損得 私欲 下心 すべて 打ち払った その先にある 微かな温もり それが 愛
939 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 15:54:26.66 ID:/4ACryQ1
愛それは 愛それは愚直である 愚直に信じ 愚直に繰り返す行為である 毎日 毎日 太陽が登る限り 愛は繰り返す
940 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 16:47:24.51 ID:ey1AsQEy
生きとし生けるもの その全ての根底に 己が血の温もりに 己が脈打つ心臓に 命の輝き そのものに 地球の流れ そのものに それはある 男と女の結び 親と子の結び そこには在らぬ 在るは我欲 孤独への恐怖 人という器に捕らわれ 人のまやかしの世に縛られ 偽りのそれを本物だと盲信するものには 生涯見えぬ 触れられぬ それが 愛 己が胸の深部の 己が体を巡る 微かな温もり 一輪の陽の花 それが 愛 この星に生く 全ての命に咲く花
941 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 17:30:41.49 ID:ey1AsQEy
この星に生きる 命の声に耳を塞ぐ 悲鳴が木霊している どうして人は身勝手に どうして僕らの命を奪う 人と同じように 僕らも生きたいだけ この星に生きる 命の声に耳を塞ぐ 悲鳴が木霊している 聞こえない振りして こう人は言う 人間は霊長類だからね 人間が生きるためだから 人間だからしかたない しかたない しかたない 木霊は呪うように響きわたる この星を この宇宙を
942 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 18:47:31.70 ID:R6nMDZEr
野菜は育つ ゼンマイは動く 落ち葉は枯れる 物体はこの無限ループの中 永遠のバトンリレーを続けるために 存在し生き延びてきた いつの世も同じ事の繰り返しである 後者に未来を委ねるために 渡したら直後に力尽き 満足な笑みを浮かべて消滅する 終わりのない恐怖に包まれた仮想の空間・イデアで これがこれであり続けるための宿命 ここにはアンカーなどいるはずもない 最も高級かつ最大の幸福を見出そうなど思いもせず ただ最低限の義務を果たせればそれでよい……と しかしこれでよいのではと思い始めたこの頃であった 限界という決定的な運命を備え合わせた 創造以来の壁を超越することが不可能な 動物という一種族だから
943 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 19:22:16.31 ID:ey1AsQEy
産まぬことが満足だ 声も聞かず 虐げ生きるくらいなら 霊長類と宣い 暴れ狂うのが人なら 呪いの鎖を断ち切れぬのなら 命繋ぐことに 何ら意味はない 知恵持ちても 星の命と共に生きれぬ 哀れな命なら 産まぬことが満足だ 自然の摂理 自然の理 人の在るべき姿は 醜き獣だというのなら 命を繋ぐ鎖を 己の意志にて断つ
944 :
まるちーちゃん :2011/10/16(日) 23:05:03.17 ID:qiQm1WAT
「バスト」 俺の本日はホルスタインの模様 白と黒のブチがいかしてるだろ おまえなフンフンと頷いている だけどあんなに沢山の牛のなか 俺が見る牛を見付けられるのか あの右脇腹に群馬県の柄をもつ あまり大きくないふくよかな牛 六つづつピンクの乳首が無数に 歩いているとお前は嬉しそうに 俺の股間をまさぐり口笛を吹く 止めろよお前の二つの乳房たち 触れれば俺たちはもう戻れない 合わせた唇から紺色のベールが この農場の柵を越え空を染める 牛の鳴き声は疎らに星を舐めて 星から垂れたヨダレが降り注ぐ 俺はお前の洋服が汚れない様に 覆い被さって大丈夫さと言うよ
945 :
名前はいらない :2011/10/16(日) 23:09:06.91 ID:qiQm1WAT
私欲も 理科も社会も 簿記も微分積分も 全てが愛に行き着くから 掛け違いが悲しい
946 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/17(月) 13:39:23.73 ID:QhEMYd+j
「暴力」 人は誰しも弱いもの 散歩の途中で思いがけない宝を拾ったり この町で暴力が猖獗した おびえて逃げ出した僕 暗い夜寒さに震えながら 着の身着のままで逃げてきた この町にかつてあった二十もの僧院 仁王様や仏様に守られて生きていた 無くなった今でも心の支えとして想像する あのときも星が見ていた
947 :
名前はいらない :2011/10/17(月) 14:10:50.20 ID:9VLTAsED
退屈だな こんなに天気がいいのにね 退屈だな こんなに元気があるのにね 生きているのに退屈だ 恋をしたら退屈な気持ちもなくなるね
948 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/17(月) 16:52:26.67 ID:QhEMYd+j
「劇」 なくしたものとたわむれろBOY そうする内に新たな快感が もっともっと希望をもっともっと安心を 人間である限り 花咲く 命ある限り 輝く爆発を抱いていたい 夜の校舎を散策したな 蛾や蚊がうるさかった 舞台は整った あとは役者がスタンバイするだけ やくざな役者さ笑ってくれ そして優しいまなざしをくれ
949 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/17(月) 17:03:24.41 ID:QhEMYd+j
「愛の果実」 愛の果実食べました お腹が一杯になりました 心も満たされました でも果汁が乾いてしまうと 風が体を吹きすぎていくようで あなたにもう一個とねだってしまう私でした 愛が欲しい何よりも 自分が居てあなたが居る そんな現実はねじ曲がらないのです
950 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/17(月) 17:28:58.69 ID:QhEMYd+j
「甘味」 持ってきたよ あなたには このグレープフルーツをあげたい 一緒にね、食べよう はなまで汁に浸かっているのをからかって 二人で陽気に過ごしたい 何もなかったように つい昨日会った続きのように 果汁で前が見えないと思ったら しょっぱい涙だった 混ざって甘い味になった涙 甘味処だね
951 :
名前はいらない :2011/10/17(月) 23:40:15.47 ID:PNwse5uO
孤独の上に塗り重ねた日々 嘘を塗り重ねるように 何重にも重なる 瘡蓋のように ただ孤独の解釈は変わった 孤独とは僕自身の内側であって 恋愛はそれが人により照らされる事だと 人の孤独を照らす事であると 小春日和が 楽しみだ
952 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 00:11:25.18 ID:IKb7Ot6/
宇宙にも表と裏があるように 人体にも表と内側はあるんだよ 能力だけで考えて見るけど 見たわけじゃないからね でも、そんなものなんだ 孤独にさせられるのは 真っぴら 叫びたくもならないわ ホント、何年経っても何の修行なんだと 自分に問いかけみた 混沌たる意欲すら湧いてこない これじゃ、駄目なんだろう ノーアルな人は、大人の時間を どう、楽しみに変えるのだろう ドリーミーフラワーのいい香り こんな感じ
953 :
ちーちゃん :2011/10/18(火) 00:18:15.93 ID:Lb+6xcx8
哀讃歌ー第二楽章ー この世の愛がさざ波に流されて 志村けんのアイーンが残った 眼鏡の奥の鋭い眼差しは タメ口で話しかけたお前を 口ごもらせるだろう ※ fight 後ずさるな勇者よ fight お前は弟子じゃない 100円ショップのレジなら お前の方が師匠さ stand up もう一度金額を言え stand up 一円もまけるな 安売りはするなよ 商品はキッチリ105円だ fight そしてお前は気付く事になる いくらなんでも客にタメ口は駄目だろう そして俺は全く気が付かなかったよ お前が密かに芸能界入りを 夢見ていたなんて ※くりかえし
954 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 01:14:58.36 ID:6Q3BYuWH
くりかえした過ち これからもくりかえすとすれば それはもう過ちではないと 例えば自分の中で流されていった何かを 繋ぎとめているだけの 握力がたりないとして 過ちがくりかえされているのではなく くりかえしが過ちであると 一体何が行ったり来たりしているのか キャッチボールなのかナノコレプシーか くりかえし くりかえし くりかえしはまぼろし まぼろしがくりかえす 目の前を通り過ぎたまぼろしは くりかえしはしない
955 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 01:51:28.57 ID:IKb7Ot6/
クリスマス 街ゆくカップルを 見たくはない 偽装に見えてくる ヒキ籠ろうか 逃げ場をどこに見出そうか 1月前から考えてた 悲しみを感じないように場所考えよう
956 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 01:55:28.54 ID:IKb7Ot6/
映画館もカップル カフェもカップル レストランもカップル ジャスコもか 街はカップルで溢れてる はぁぁ どこで寛ごうか 居場所を探してる
957 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 02:06:14.87 ID:6Q3BYuWH
消費者センターに電話しろ 今すぐな クリスマスが 奴の中のクリスマスが クリスマスを祝う意味を探しているぞ そんな物探すなよ クリスマスは恋人や子供や孫が 物をねだる日なんだよ だから恋人や子供や孫なんか居ねえって奴は ラッキーなんだよ
958 :
まるちーちゃん :2011/10/18(火) 07:24:31.18 ID:Lb+6xcx8
おい、お前は善意の 手順を踏めと反り返る 棒っこを持った民兵に 怒られちゃった暇あり天使 ここじゃ怒り嫉み恨みが 正義だからな気を付けろよと はあ、そうですか気を付けます ベンツに乗って帰ります カーテレビの24型モニターじゃ チンピラ議員も叱られていた フクシマ帰りさ 放射能つけちゃうぞ 言ったとか言わねえとか ワーキングプアーが問い詰める カタストロフィー・ハイテンション 上司もお得意さんも 吊し上げちゃえハイテンションで プアー国民を代表して 罵詈雑言でのしあがれ リッチな下層階級目指してガンバロウ 俺たちゃいつでも被害者 安泰日本国民
959 :
まるちーちゃん :2011/10/18(火) 07:56:21.56 ID:Lb+6xcx8
ハイ、何か刺激的な事しようぜベイビー ドラッグとか強盗殺人なんかじゃなくて もっとナチュラルでハッピーな事 例えば盗撮なんてどうだい? お前は田代まさしかって? でも大丈夫、これは犯罪じゃない カメラを仕掛けるのは自分の部屋だし お前なんか馬鹿だからきっと 仕掛けた事さえ忘れちまう 鼻をほじったり オナラをしたり あられもない姿が 電波に乗って世界を撫でていく 誰にも知られずに 自分も分からずに お前の日常が寝ているAKBの誰かの頬を 撫でた
960 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 15:55:41.38 ID:IKb7Ot6/
大丈夫だ 大丈夫 言うヤツほど 大丈夫じゃない 時間の経過に任せ 笑顔取り戻すこともある なんて励ましの言葉 クリスタル水呑み込んで 瓦礫のゴミ拾いに戻るよ 少し寒さ感じる季節になり 心情に変化を感じたのさ ふけってる場合じゃないのわかってる そのうち笑顔取り戻すよ
961 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 16:41:10.06 ID:ADACgp19
夢は打算ではなかったの 純粋過ぎて パステル原色 朽ちてダークな 絵の具 パレット 透明度の温度 浮き彫りにした 計算が出来なかった 時間 増えて行くと そのうち幼さな 失って 減っている 体力も失っている あなたから見れば 打算的だったかも しれない 純粋とは そういうもの
962 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 18:59:42.69 ID:709hgXIY
「無くした自分」 ひきつれた悲しみがイナズマの形で空間を伝わる 闇を裂き音を割っていずこへか消えていく 悲しみの震源は僕である そんなことを知らないように世界は更けていく まっさらなノートに落書きをするなら、破壊の様子と広漠な不毛が覆うだろう ぼくが初めて死んだ日に太陽はずっと沈むことを決めた 僕が初めて生き返った日に悲しみは癒されることなく、四方に飛び散る 発信源は僕である 僕が世界の中心でなくなった日に他者は喪服の葬列と変わった 悲しみを葬ろう 苦しみを砕き割ろう いつか闇から抜け出して泥棒みたいに自分を盗み返す日が来いよ
963 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 19:55:28.84 ID:709hgXIY
「Holding the shadow」 僕はすべてを受け入れて 影達を抱く 目の前を通り過ぎていくだけの影を たまに火に合わせてゆらめく 実体は炎の向こうで 楽しげに踊っている 僕に映るのは今影だけ 不安の苦しみが癒えようとしているから 大いなる眠りの向こうに覚醒の時を待つ
964 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 20:43:20.72 ID:709hgXIY
「落ちた鳥」 空の高みを知った鳥は 地に落ちてもそれを忘れない いつかまた空から鳥瞰する日を 待って期待して頭で考えて 羽の傷が痛んでも 血はすべて流れたわけじゃなく 包帯で手当を受けた鳥は いつか空へと返りゆく この地で覚えた物事の数々 その思いを空へ返そうと ひょこひょこ歩いて見上げる つぶらな目
965 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 21:14:16.02 ID:709hgXIY
「時の夜」 幾千の夜をたどって 嵐に吹き飛ばされた時の欠片を拾い集めに行った 草は枯れ木は折れる 嵐は夜激しくなり吹き飛ばされないだけで精一杯 でも手に集めた欠片はやがて重力の力に溢れ 自然と集まってくる 夜の回転夜の回転 銀河の形に散らばった星達が目標として光る やがて凍り付いた欠片も時を取り戻して 僕は自転車に乗って天の川を駆ける あのときから今日までの時間を 渡り終えてただため息を吐く ポッと心が点灯しだした
966 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 21:15:41.86 ID:709hgXIY
「肉声」 夜に色づけをする 俺の声を聞いてくれ 俺の惚れた女の声を思い出せない 俺の声も今まで聞こえたことがない 和歌を詠むときも 合唱するときも ホネの骸骨の咽が鳴っているだけ ゴボゴボゴボと音がする 沼の底からゾンビのように お前に歌うために肉を付ける そっと体に肉を付ける
967 :
雑草 ◆je5cNlouiI :2011/10/18(火) 21:26:41.05 ID:709hgXIY
「夢路」 自分だけの声をたたき割りながら グラスを砕くように割りながら 飛び散った砕片を夢の形に並べる 星形、四角形、洞窟形 お前の家に今日遊びにゆきたい 星のきらめく夜には 線路をたどって夜道をきたる 朝焼けに踊ったならあなたに会える 十何年ぶりだね一生離れない
968 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 23:10:10.46 ID:IKb7Ot6/
目に入る景色眺め 窓越しに移り変わりをみることはある どこでもカメラしかける ズルいヤツじゃない 星を追いかけるように 本気なだけだ 実感感じるだけ 愛されるってなんだ? 愛の形って? 愛の言葉かり ラルクの歌のようなキスなのか? もぅ、どうでもいいや
969 :
名前はいらない :2011/10/18(火) 23:49:28.66 ID:IKb7Ot6/
投げだしそうな己が情けない 愛の定義 天秤に乗せ メモリを眺め 優しすぎるんだ 優しすぎたんだ 優しいのが好きだろう そう思ってた 自己暗示
970 :
名前はいらない :2011/10/19(水) 00:56:07.56 ID:CzBIjNqu
真夜中の12時過ぎ 鍋でも洗面器でもいい それに2リットル以上の水を溜めなさい 窓を20センチほど開け 月明かりを直接その水に映しなさい 映した月の光を反射するように鏡を置きなさい 反射した先にさらに鏡を置き そうやって同じように4つの鏡を置きなさい それぞれの鏡の位置は重要ではない 最後には大きな鏡に月の光が映るように 月から生まれた5番目の光と 自分の顔を並べるようにその鏡に映したら そこに見えた物は全て偽りの無い真実
971 :
名前はいらない :2011/10/19(水) 14:02:08.23 ID:NALo093g
地球に鏡を並べ反射 やっちゃ駄目だよ ラピュタの方向 そんな力あるの ありそうだ きっとある だからやらないよ 愛されてるみたいだけど 今まで学んだ愛じゃないんだ 尾崎豊の歌が流れる まるで捨て猫のような 猫か兎かフワフワは同じだ なんて可愛いだろ
972 :
名前はいらない :2011/10/19(水) 20:12:42.14 ID:rd2tCjjg
あぁ つまんねえ そう思いながら 帰り道 ふと 思った 面白くなけりゃいけないか? おもしろおかしくなくてもいい 大事なのはコントロールすること 体を 体をコントロールすることが全ての第一歩 ブレないメンタルは常に目標の上に成り立つ その上でコントロールすること 俺はブレない
973 :
名前はいらない :2011/10/20(木) 20:29:44.90 ID:ymuEuMMb
どこ吹く風かなせわしなさや 車が走りクラクションが鳴り 大河悠々と流るゝ上に橋渡し 一日中働き額の汗も乾かぬ内に ジョギングに出掛ける あゝせわしなさやどこ吹く風かな 澄まし顔
974 :
名前はいらない :2011/10/20(木) 20:38:40.66 ID:OCER40yb
975 :
名前はいらない :2011/10/21(金) 00:19:18.23 ID:BI//mcai
「団地の黄昏」 私だって笑っているんだって この下げた口角をペンチで捻った金属細工みたいに 鈍色に響く軋み木枯らしを感じた 鼈甲飴越しのパノラマは所々の液溜に足音を落とし 緩やかな坂道に身包みを剥された私たちは佇む 舞う枯葉に合わせて流れる雑音はエンディングテーマで 鳴く鳥が帰る方向を親切に教えてくれた 「夢の黄昏」 車の鍵を探してあちこちに手を潜らせて 三丁目の佐藤さんのお宅の軒下から出てきた鍵を手にして 今度は路上に止まる車の鍵穴一つ一つに傷をつけた 確かに此処までは車できたと思ったのだけれども 帰る為の足は誰が用意してくれるのだろう 「傍らの黄昏」 ぱちりと爪きりが笑った その円弧の刃に剣呑な鈍色を秘めて 何処ぞへ出奔した爪先も笑った その切っ先に先鋭な鋭角を携えて 薄明かり越しの一寸先に誰ぞ彼と呟いている 鏡の私に良く似た人の唇は切れて血がこびりついてる
976 :
名前はいらない :2011/10/21(金) 16:02:41.44 ID:sRwI6xcG
2ちゃんねる賛歌 私が言いたいのはその精神 ネット上で線上で 源泉から生まれ 混沌からわかれ 支流を生みだし 渦中となり 洪水を起こし 深淵に満ちる その大量のデータ 海のような文章 ネットという大海の片隅に君はひっそりと沈んでいる 諸君 私は2ちゃんねるが好きだ コピペ改変が好きだ 糞スレが好きだ ラウンジで厨房が延々と馴れ合っているところなど興奮を覚える 有象無象の住人たちよ!君達の求める祭りの始まりだ! 凸を始める合図の鐘は既に鳴らされた 君達はこの瞬間を待っていた 馬鹿馬鹿しい とスレを斜め読みでスクロールしながら 小物だな と晒されたブログを読みながら これだから新参は困る とゆとりを煽りながら 君はF5を連打して祭りの開始を待っていた 無数の個人が ある特定のHPに突撃する 画面の向こうのわけのわからない言葉を信じて 集団リンチのように 嬉々として掲示板を荒らし回り 足跡をふちまで残していく 人の欠点を晒しあげ槍玉に挙げる 聞いた話による失敗譚を吹聴し ささいな罪を針小棒大にふれまわる 君は見ていて恥ずかしくなるほど本能と勢いのままに 罵詈雑言と皮肉と揚げ足を大声で叫びまわる 有罪!有罪!有罪! 君は相手と自分の顔が見えないという安心と 群集の声に流されて判決を叫ぶ 死刑!死刑!死刑! 正確には「こいつ最悪だな」「人間のクズ」「社会のゴミ」「生きていても迷惑」「死んでいいな」「ああ、死んでいい」 死んでいいとも!君達は白い画面の黒い糸くずでそれを主張する 爪ほどの大きさもない小さな文字の繋がりで 死んでいいとも! 小さな声 浮かれた気持ち たいした意味も持たせず 君達は横一列に並んだ曲がりくねった汚れで囁く 死んでいいとも! 煽り煽られ祭り祭られ 祭りは混乱を極めていく ばらばらの住人達に統率力は無く 個人は思い思いに言葉を撒き散らす 捨て台詞を吐き 唾を吐いて スレからひとりひとりと離れていく 1000を見ること無く スレはdat落ちを迎える 君よこれは戦争なのだ 椅子に腰掛けたまま行う戦争なのだ 君よこれは公開裁判なのだ 弁護人不在の公開裁判なのだ
977 :
名前はいらない :2011/10/21(金) 18:12:59.68 ID:CJSpKdG9
互いの存在を認知するため 互いの存在を誇示するため 光と影は同時に在る 一方の力が強くなれば 一方の力は弱わまる そうやって どうにか 綱渡りの均衡を保っていた そこに今 不平等な力の天秤を司る者が 羽毛と心臓を比べる無慈悲さの天秤を 我らの前に置いた 光と影 どちらか一方の存在を消せと それまで争い続けよと その先にあるは 自我を失い 存在意義も無くした 光か影 それは ただの虚無でしかなく それは 宙を舞う羽毛より 軽いものであるのに
978 :
名前はいらない :2011/10/21(金) 20:03:05.68 ID:tF4Q9CNO
根性 根性出せい!せい!せい! 気合い入れて行こうぜ! 土木建築飲食風俗働く勤労青年 せい!せい! 恋に敗れギャンブルに走り全て無くしても君たちには有る 明日の仕事がある 根性出せ!くよくよすんな! 気合い入れろ!血反吐吐いても明日は待ってはくれんぜよ! 根性出せい!せい!せい!せい!
979 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/10/21(金) 21:31:45.71 ID:vuhLtcml
毛根 毛根見せい!せい!せい! 気合い入れて行こうぜ! 遺伝ストレス不摂生繰り返す額後退中年 チュウ!チュウ! 髪が抜けだして慌てて買った育毛剤の効果が微妙でも君たちには有る 絶倫の印象がある 本性出せ!くよくよすんな! 気合い入れろ!いっそのこと剃ってしまえば境目わからんぜよ! 毛根見せい!せい!せい!せい!
980 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/10/22(土) 10:33:54.79 ID:mFhdeT+p
球根 球根だよう!よう!よう! 水をあげて見ようぜ! 百合玉葱その他諸々あらゆる球根 こん!こん! 球根の種類を急に聞かれてふたつしか思い付かなくても君にはある ふたつの球根がある パンツから出せ!ぐずぐずすんな! ぶらぶらさせんな!痴漢と思われても義務を放棄するわけにはイカンぜよ! 金玉出せい!せい!せい!せい!
981 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 14:46:42.94 ID:3MuliYVZ
藪から棒 震災があって 原発が爆発して 人が苦しんでいる 藪から棒に 起きた事は教訓になる 藪から棒が出ている それは自然だからさ 今は藪からセシウムが出ている それも自然なんだろう そこに有れば自然だよ 藪から棒だろうが 藪からセシウムだろうが 寝耳に水だろうが年寄りの冷や水だろうが 自然を自然として 僕は受け入れるべきだし 自然を自然として受け入れないのは 自然じゃないからな 藪から棒に起きた事は実は犬も歩けば棒に当たる事であると だから常に変化していく過程の中で 変化の原則をも変化させられている 自然は自然 原因と結果 藪から棒 藪があって棒が出ている 藪なんだから 棒も出るわな それくらい当然だろう
982 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 22:04:34.95 ID:tQCY0DpI
幸から遠いのは、私ではなくて 私の子どもなのです 今日も2食しか食べなかったのは、私ではなく 私の子どもなのです 明日もどんよりとした、雲の向こうの青い空を眺めるのは、 私ではなく 私の子どもなのです 詩人は早死にだと聞いて、小説家も早死にだと聞いて、 怯えているのは、私です ジャクジーの上の青い空を探すのは、 私です ジャグジーの上には、驚いたことに、息子の顔が ないのでした 私は、私の魂は、十代のころから とまっているのです キャンバスを片手に、友人と、のらりくらりと 気ままにあるいた、十代のころから 私の心は、変わりはしない そうして、おそらも そのまんま、おんなあじ、くもがながれてる
983 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 22:29:59.56 ID:tQCY0DpI
わたしの 心には なんにもない ごめんなさい 先生 今日は なんにも できないようなきがします かき揚げ 買って トースター で こんがり焼いて うどんに のせました あっと それから メロンパン 買いました そうして たべました それだけです あっと それから こどものために カレーうどん つくりました! えっと そうして 眠れないので 横になってました
984 :
名前はいらない :2011/10/23(日) 23:30:17.77 ID:i5YH9JpT
スピード感 ジョギングをしよう 腰が痛まない程度に ジョギングをすれば スピード感を楽しめる 足を出す 膝を押し出す タイミング 右 左 右 左 早いタイミングで出して 且つバランスよくペースを配分して 景色は流れて行く 夜の中を 動力が生まれる下半身に うまく乗っていく上半身 バランスをとっている 体全体で風を切る 季節が流れて行く 夜の中を
985 :
ちーちゃん :2011/10/24(月) 00:30:12.43 ID:qL4i8YVe
長すぎる朝にまどろむのが よくある休日の特権ではなくて 起き上がって何をするべきか 考えるのがだるい事が空しくて 布団を捲りがたき変わり目が 目を醒まさせる季節と知りながら 過去の何かへの愛しさを 思い出そうとまだくるまれて 目覚まし時計のように俺の耳に 飛び込む声を待っている 再び落ちた眠りの中で 俺と話してる知らない誰か もう正体は分かっているのだから 夕暮れの部屋でさよならを言うのはやめて たった一時間だけ起きていた 日曜日の事だけど 俺にはこんな話ばかり だから君の声が聞きたい
986 :
名前はいらない :2011/10/24(月) 19:44:39.66 ID:pgREM9tz
小鳥が一匹 肩に泊り 聞いた事もないような 素晴らしい声で鳴いた あまりにも惚れ惚れしてしまう声なので 一瞬 僕はたじろいだ 見たことも無い 可愛らしい鳥だ 目がまんまると クリッ クリッと動く 手のひらサイズ 僕は嬉しくなって 少し歩幅を緩めた その小鳥を 閉じ込めたい気持ちが 湧いてくる 心のブラックホールみたい 黒く 黒く 覆い尽くす 鳴き声も 可愛らしさも 全て無くしてもいい 閉じ込めたい 閉じ込めたい 悪魔に魂を売っても どんなに膝まずこうと 鳴き声 可愛らしさ この小鳥を ブラックホール........... 気が付けば小鳥は飛んで行った
987 :
名前はいらない :2011/10/25(火) 14:40:38.28 ID:jKWadOnx
別れ あなたと別れるのがこんなに辛いのなら 出逢わなければ良かった 出会いに別れは付き物だけど 別れの代償は思い出では昇華できない あの時あなたの笑顔に気付かなければ 神様はそんな私に言った 別れは悲しみじゃない 別れは喜びなんだ その意味は今の私にはまだわからない いつかこの別れを喜びと感じられる日がくるのだろうか
988 :
名前はいらない :2011/10/26(水) 01:41:02.20 ID:PxA8AnJr
人には生まれながらにして 縁というものがある 人はヘソの緒という縁を持ち この世に生まれる 縁とは切れるものである ヘソの緒も ハサミで切ってしまわないとやがては腐って仕舞う だから人は 縁を持つことをためらってはいけないし 同時に縁を切ることを恐れてはいけない 愚かであることの可愛らしさを愛せるのも 狡猾である事の愚かさを笑いとばせるのも 縁が切れる切なさの中で生きているから だから縁を大切にしよう 今ある縁を大切に それはヘソの緒のように 生きていく中で唯一の 栄養なのだから
989 :
名前はいらない :2011/10/26(水) 02:46:06.92 ID:p5p1TxtE
苦しくて 苦しくて そこから這い出る方法もわからなくて でも誰にも頼れず涙をこらえて 今日をしのぎ 見えない明日を生きる 苦しくて 苦しくて そこから這い出る方法もわからなくて でも誰にも言えず笑って強がって 今日が終わることに安堵し 明日を怖れる 苦しくて 苦しくて そこから這い出る方法もわからなくて 誰かのせいにして 誰かを恨み 簡単にぶち壊し それさえ誰かのせいにする
990 :
ちーちゃん :2011/10/26(水) 02:52:22.50 ID:wj33xkeD
「秋の収穫残念祭」 街灯疎らな夜道に響く蛙の声が 宇宙の広がりを特段に意識させた夏の日 草木を撫でるゆっくりとした風が 僅かな酸味を運びながらこの映像を静かに脳に焼き付けた そこは恋人を家まで送る途中別れ難さに何時も車を停める場所で 駅前を右に曲がって広大な田んぼに囲まれる前の最初の橋で 静かに流れる小さな川のほとりで エンジンを停めた薄緑の会社のワゴン車は闇の中で ぽつりと空に浮かぶ小さな街灯に照らされて優しい深緑に変わる 青い影の中の彼女の声はゆっくりと鼓膜の奥をくすぐり 時に眠そうに俯くその横顔が僕の身体を手繰り寄せ 過去もなく未来もなく ただその時、一秒前、一秒後が 愛しく過ぎて愛しく訪れた
991 :
名前はいらない :2011/10/26(水) 21:44:35.79 ID:PxA8AnJr
俺は一体成長したのか 目の前を通り過ぎていった 成長のチャンスは数しれず あれもこれも どれもかれもでは全く節操が無い 俺は一体何に タイミングをずらされているのか タイミングが全てでは無いとしても タイミングが基本だろう 基本的にタイミングは大切だ タイミングをずらして ずらしてずらしていた日々にさようなら こんにちは成長の日々
992 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2011/10/27(木) 00:30:03.35 ID:/SvIVncl
俺は一回夢精したのか 目の前を通り過ぎていった 性交のチャンスは数しれず あれもこれも どれもかれもでは全く節操が無い 俺は一体何に タイミングをずらされているのか タイミングが全てでは無いとしても タイミングが基本だろう 基本的にタイミングは大切だ タイミングをずらして ずらしてずらしていた日々にさようなら こんにちは性交の日々
993 :
名前はいらない :2011/10/27(木) 10:43:13.92 ID:xun6+T8P
笑った 顔が とても きれいで あなたは あなたの ことを まだ 何も 知らない 人が 笑うたびに しあわせが うまれ そして それに 気付かない 僕たちは だれかが 笑っている 一瞬を 写真 みたいに その一瞬を とめて その一瞬を とめて この瞳に やきつけよう
994 :
忍法帖【Lv=1,xxxP】 :
2011/10/27(木) 12:47:52.41 ID:RxdwH5QN うん!!!!!