302 :
名前はいらない:
誕生日を迎える度に 何を祝うのかがずっとナゾだった
見えなくなってしまったものは、二度とかえらないと知ったとき
年を経ることに後悔と、一日が過ぎていく恐怖を感じた
どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃ きっとつまらない
きみと生きてく 明日だから 這いあがるぐらいで ちょうどいい
脇道を独り歩く、そんな自分に みとれてみたり
歩き疲れたあの人へ、冷たい言葉を平気で放つ
調子づいてた小さな自分
風にあそばれてやっとここに立っていた
どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃきっとつまらない
きみと生きてく明日だから 這いあがるぐらいで ちょうどいい
転んでできた傷のいたみに 見合う何かを求めたなら 幻
どうにもならない 今日はせめて
笑い話にかえられますように
きみと生きてく 明日だから
這いあがるぐらいで ちょうどいい
どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃきっとつまらない
君と生きてく明日だから 這いあがるぐらいでちょうどいい