780 :
名前はいらない:2008/10/07(火) 22:35:38 ID:78FcOqlz
低かった背も
私の頭を追い越して
月日が流れたのね
スカートなんてはかなかった
ずっと追いかけっこして遊んで
かさぶた作ったりね
今はそっと
あなたのそばで
女でいたい
だから
慣れないスカートもはきたい
ほめてくれるから
買被りじゃないかって
思うくらいに
腕くんで寄り添って
歩いて 休んで
月日を渡っていくのね
しわくちゃになって
小さくなっても
そばに居させて
◆女◆
硝子瓶の中の少女
泣き続けて七日間
八日目に涙で溺死
私は浜辺で硝子瓶を拾った。
瓶の中の水は温くて塩辛い。
溺れないために泳がなくては。
蓋を開けて海に流す。
溺れないために泳がなくては。
夜の海を裸で泳ぐ私は少女でなかった。
782 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 01:56:53 ID:7+XSlv5D
水精
金の月が、銀のさざなみの上にのぼる頃、水の精が湖の面で歌い躍る。
蟹は虹色の泡を吐き、
魚は錦の鱗をひらめかせ、
亀の碧玉の甲羅が照りかがやく。
水の精いきいきと諸手をあげ
颯とすべる水の面に、
あたりは明るみ
生くものの合奏、湖をうずめる。
金の月が青く澄む湖に溶ける頃、
飽くなき宴の別れ。
水の精、湧く清き水中に身を躍らせ、
たちまち一景と化す。
>>781 第一連は全ての行の冒頭が一文字ずつ空けてあり文字数まで揃えてある
全体から切り離されプロローグの様な、それこそ瓶の中の様な印象です
7日とは一週間、七転び八起きと言うように7には一通りっていうイメージがある
少女は一通り悲しみを味わってポッキリ折れちゃったのかな
2連で気になったのは、蓋を開ける前に味の表現があること
普通は蓋を開けないとわからない
でも私がその少女だったんだから、自分の涙の味は知っていて当然だよね
瓶の中の水は温かいということは
少女が私になったのは、つい最近、むしろ8日目のことなのかも
2連3行目で蓋の中身を流すとある、中身=涙なんだから
また私は涙を流しているのかな、それでも泳ごうとする私に哀しさと力強さを感じます
3連目の表現は秀逸ですね
危険と不安の中、それに抵抗する術もなく
それでも生きていかなければという私の決心が
少女から私に成長させたんですね
成長に伴う痛みを美しくクローズアップしている良い詩です
B
>>716 最初とうふにかけたねぎって何のこっちゃと悩みました
でも単純に豆腐・ネギ・鰹節で美味しい冷や奴だよね、とっても爽やか
深い意図があったらごめんなさい
前半のぎこちないリズムが後半で滑らかになってゆくのが心地良い
後半がひらがな主体になっているのが効果的ですね
まるで渓流のゴツゴツした岩が流されて磨耗していくようです
ただ疲れて布団に突っ伏す詩なのに、なぜか面白い
B
最近、評価したくなる、解釈したくなる、そんな面白い詩が沢山あります
どれも個性的だから読んでると楽しくなります
作者の皆さんありがとう
評価人、未評価のまとめ人もお疲れ様
>>740 評価ありがとうございます。
仰る通り、カラスには光は眩しすぎたのです。眩しすぎて、星を見上げ続けることができなくなって、星の隣の闇を望んでしまったのです。
786 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/08(水) 05:47:34 ID:QgAtoX0k
16ビット
0と1からなる2進法の16乗、
0から65535の数値のなかで、電子記号によって表されるその文字
コンピュータと人間の違いってなんだろう?
人に与えられた文字から連想し、イメージする力?
そのイメージとは画像?味覚?音楽?皮膚感覚?呼吸する空気感?
何にせよ、言葉にする前のその感覚
2の16乗の言葉に乗せて、みんなに伝われば素敵だな
788 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 12:35:22 ID:Ksjcjw43
モニターを通じて、携帯の画面を通じて
一人の人間の言葉をあなたの脳に刻み付けよう。
「人間とは噂の奴隷であり、しかもそれを、自分で望ましいと思う色をつけた形で信じてしまう」
789 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 12:52:24 ID:CQ+Vg/ie
都会
私は母を忘れた
いつかの木漏れ日の森も
蜘蛛の巣になってしまった
空には星も灯らず
愛を忘れた大人達と
そう変わらなくなってしまった
冬が来る頃には
きっともう聞こえなくなる
得意の歌を歌えなくなる
790 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 20:45:03 ID:gLvd358y
『塩をぬる』
ネットで見かけた淫乱変態肉便器ザードル孕ませ輪姦ケツ穴調教陵辱ADVのパラメータ。
モラルが低いと被虐嗜好な肉人形ができるらしい。
被虐嗜好な肉人形。
淫乱変態肉便器妄想ザードル孕ませ輪姦ケツ穴記号だらけの調教陵辱ADV、
見抜いている。
見抜いている。俺を。
こんな、こんな淫乱変態肉便器妄想ザードル孕ませ輪姦ケツ穴記号だらけの人生終わってるデブオタヒッキー御愛好のカス調教陵辱ADV
見透かしてる。
弱くて、ちっぽけで、情けない、
うそつきで、都合よく、力に媚びた、哉。
傷口に、塩を塗って欲しいんだって、哉、ああ。
強く生きれたらよいのにね、と。
だから俺は思うんだ。
せめて若い君らには、強い心を持って欲しいと。
いいとか悪いとか正義だとか、
ブッシュだとか創価だとかチョンだとかエグザイルだとか、
そんなこんなは関係なしに、
君が過ごす世界で義理堅く。
他人に向かって笑えるように。
生きて欲しいと思うんだ。
強く生きて欲しいと願うんだ。
被虐の心、育たぬように。
強く賢く、元気よく。
「永遠の歪み」
くじけたっていいよ
いじけたっていいよ
涙ながしてもいいし
人を憎んだっていい
手首切ったってかまわないし ビルから飛び降りようともがわない
こっちはこっちなりに感情は生まれるけど
そうしたいなら止める気はないよ
笑ってほしいなら笑うし 愛してほしいならずっと愛す
あやつり人形みたいだけど 操ってるのはボクだから
殺してと言うなら殺す、死ねと言うなら死ぬよ。 別れて言われれば唇噛んででも別れるよ
愛してる いつまでも・・・ね
792 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 22:57:23 ID:EaIdjbe1
>>790 文章力としては高いとはいえません。
しかしひきつける魅力があります。
素晴らしい言葉の羅列
センスがいい。
グサグサ来た後にきちんと静かに着地させてくれる
俺はあえてC+をつけておきます
すごく好きです
793 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 23:16:22 ID:s51qFXVw
お前は大袈裟に他人に伝えた
伝える義務などない
ましてやお前が賢いなら尚更にだろう
お前は直接的に風評を流した
お前に責任があるなら尚更だろう
何時になればお前の意図が達成される費える消える
お前が死ねよ
「春の日の色彩」
一枚の絵の前に立っていた
白地に黒線だけの抽象画だった
縦に何本も走る線
地平のような横の線
なんだか懐かしいと思っているうちに
お前はこの風景を覚えているだろう
忘れたとは言わせないぞと
問いかけられているようで
やがて僕が絵に問いかけているのか
絵が僕に問いかけているのか
僕はてんでわからなくなってしまった
それはあまりに唐突な体験だったので
僕はただ春の陽射しを浴びながら
青と緑の中で裏返されてしまった
795 :
名前はいらない:2008/10/08(水) 23:26:24 ID:Ksjcjw43
796 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 01:04:31 ID:CPeQ/feE
『灯り』
灯りを消す前に
膨らましたストーリー
ここではない世界で
私が笑う
綺麗なままの恋
耐えきれなくなって
灯りを消した
心臓の音が部屋に
響いて
ただ涙が溢れた
愛せなくてごめんね
押し殺した声で呟くけど
離してしまった手は
もう見えないんだね
灯りを消す前に
膨らましたストーリー
ここではない世界で
私が笑う
綺麗なままの恋
ここではない世界で
私が笑う
綺麗なままの恋
797 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 04:03:31 ID:zidTgQ+z
道端で寝てはいけないよ
踏み潰されるから
休まるラインと
休まらないラインと
僕らは毎日踏み越えるために
走り続けてるのかもしれない
>>793 E
残念、君にセンスがないから、誰にも届かない。
磨くものがあるなら、磨いてください。
読者に前提を強要してはいけない。
799 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 07:18:54 ID:mDZtxUzn
大島のやったことは全部犯罪だ
盗撮 悪評流し 人道を外れている
死ね 死ね
800 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 07:26:46 ID:mDZtxUzn
>>798 お前みたいな阿保コメント書くやつにセンスがないとか言われたくねーんだよ
二度と評価なんかすんな
801 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 07:38:01 ID:mDZtxUzn
大島家 次男と長男以外リアルに死んで欲しい
「曇りのち曇り」
ガラス窓に映る星が嫌で
すぐに見なかった事にした
揺れる電車の中で
一人顔をうつむいた
塗り付けた薬はひりひりするだけで
洗った所は赤くなっていた
剥れた皮膚が秋の風につめたくて
何を試したって 綺麗にならないのはわかってた
それでも僕は諦めたくなくて
でこぼこの空見つめてるよ
広告のうたい文句も 優しい嘘なのはわかってた
それでも僕は諦めたくなくて
ぶつぶつの空見つめてるよ
いつか晴れたらいいなと
曇り空に溺れてるよ
803 :
さみだれ:2008/10/09(木) 12:52:12 ID:ddWbbcgR
「太陽と月」
鏡に色はない
ただ景色を真似るだけである
そんなものを彼女は毎晩磨いた
自分の顔を嫌いもしない
私は彼女をもっと知りたくなった
雲には触れない
ぽつりと、時に覆うように空にあるだけである
彼女はそれを天使だと言った
雨に大地は雪に子供は喜び
それらは必ず誰かのためになると言った
心を私は信じない
いつも疑心や裏切りが付き纏うのである
それすら彼女は包むように抱いた
もっと大切にしたい
私は彼女を何よりも愛するようになった
やがて幾年か過ぎ
私は当たり前に歳をとる
皺はあちらこちらに刻まれた
だが私は死ぬことに恐怖は感じない
彼女は生きることを素晴らしいと感じるために死んだのだから
804 :
456,790:2008/10/09(木) 20:49:29 ID:ZetkgyEy
えぇと、亀亀レスですが、
>>545様、
>>456の評価どうもありがとうございました。
>>792様も
>>790を早速評価していただきとてもうれしく思います。
いつもいつもその時のノリで書いてしまうものなので、すいまちぇん。
まぁそうでなくてもいろんなところで文章力ないといわれており・・・orz
がんばりまウィッシュ。
・・・・・・なんとか改善方法御教授願えませんか?
「めし」
朝に バナナを3本食う 牛乳を飲む
昼に おでんを3つ食う サラダを食う
晩に ベーグルを一つ食う ヨーグルトを食う
身体のために そうしている
次の朝に またベーグルを一つ食う 豆腐を食う
昼に ハムのサンドイッチを食う 卵のサンドイッチを食う
残業をする 2時間半でン千年
晩に 天丼を食う 大盛りで食う
心のために そうしている
「熟語」
車 走
猫 道
車 轢
猫 潰
車 逃
猫 亡
車 走
運 命
807 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/09(木) 22:59:58 ID:0EU+QJXS
魔法のボトル
ステンレス製のボトルを買った。
今日から、毎朝、熱いコーヒーを詰めるんだ。
休み時間に、自動販売機の前で並ぶ必要もない。
それに、毎日二〜三百円もの余剰がうまれる。なんて素晴らしい発明品なんだ。
自動販売機から遠い扉を開いて、駐車場に出る。
そこには、帳の迫る星の空と、高く透き通った秋の空が鬩ぎ合って、
オレンジからピンクのグラデーションに空と雲が激しく燃え上がっていた。
夜の空に迫る月が、燃え尽きようとする太陽に取って代わろうと君臨してる。
なんて、強烈な世界だろう。キンモクセイの薫る風がコーヒーの湯気をさらっていく。
こんなにも鮮烈で圧巻な世界を観ずに、ただ自動販売機の前で並んでいたなんて。
今日から、毎朝、熱いコーヒーを詰めるんだ。
なんて素敵な発明品なのだろう。誇らしげに世界の光を映し込むステンレス製のボトル。
808 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 23:24:53 ID:Dx9mn39l
君は馬鹿だ
それでいいんだ
君は無能だ
それでいいんだ
爆弾を担いで戦場を走る
何も考えなくていいんだ
何も恐れなくていいんだ
何も残すものがないんだ
何もためらわずといいんだ
誰も君に望まない
809 :
名前はいらない:2008/10/09(木) 23:37:10 ID:0FsA9pTf
感情ヒッキー
心をむきだしにして生きてます。 咳がかかるだけで傷つきます。
感情は金庫の中に置いてきて、いろんな顔の仮面持ち歩いてます。
受け入れられる自信がないよ
お前には受け入れられないよ
弱音なんてカッコ悪いって思ってたら、暗くなって カッコ悪くなって
誰かに抱きしめられたいよ
そいつを伝える手段がないよ
誰かに優しくされたいよ
孤独の部屋に居続けているけど
泣きながらドアを開けてでてくれば あなたは抱きしめてくれますか?
返事をください・・・
810 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 00:52:21 ID:PiGLcUNa
[じゆう]
ぺるせうすざの
はしっこで
にじをみていた
あおくひかる
ほむらのようにゆらぐにじ
ときおり
ちいさなほさきがはぜ
あたりがすこしだけ
あかるくなる
はくいきはかなしく
こんなにもきれいなほど
ぼくは
じゆうなんだ
811 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 01:20:07 ID:8SMQN756
「待ってるよ、きみのいない世界で」
ここにいるよ どこもいかない
みえないかな? きみのすぐそばにいるよ
今日もきみは泣いてたね 僕のせいだね うれしかった
忘れないでいてくれるんだね
きみにみえなくなった今でも いなくなったぼくのことを
気付いてもらえなくていいよ
みえなくていい
僕には君が見える そんだけで十分だ
明日もきみは僕のこと わすれないでいてくれるかなあ
あさっても僕のために ないてくれるかなあ
「なんでつれていってくれなかったんだよ」
きみはいうけどさ
つれてけないよ、だって きみは ぼくの
やめよう。どうせ聞こえない。聞こえちゃいけない。
ぼくはみてるだけでいい。
きみが大人になって、恋をしたり、仕事したり、家族をつくったりして
シアワセに生きて シアワセに目を閉じて
ぼくのところにくるまで
それをみてるだけでいい
ねえ、あのとき
いえなかった言葉は、今も大事に出し惜しみするから
いつか、言うよ
だから待ってるよ
きみのいる、僕のいない世界のどこかで
ほら、今日もきみが笑う。
812 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 03:42:08 ID:IYo4pFmc
道
僕はこの果ての無い荒野を一人ゆく
僕に名前はない
何ももっていない
何も着ていない
目的地は、わからない、誰も教えてくれない
目的地は「どこへでもないどこか」だ
僕は生まれたときから
太陽と月が入れ替わるのを目印に歩きつづけてきた
月が夜を支配したころ僕は眠りにつく
同じことの繰り返し
まるで螺旋階段をどこまでもどこまでも昇っていく気分だ
途中で僕は疲れてしまった
引き返そうかと振り向いた時
そこに道はなく老婆が立っていた
「この道はどこまで続いているんだ」
「ばぁやにもわからん」
「この先に何があるんだ」
「ばぁやにもわからん」
813 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 04:11:54 ID:IYo4pFmc
「もう疲れた」
「そうかぃ、ばぁやもそんな風に思ったことがあったよ」
「ばぁやも?」
「あぁ、ばぁやはだけど今は帰りなんだ」
「じゃあ、ばぁやはどこへでもないどこかを見たの?」
「そうだよ」
「何があったの?」
「そこには宝があったのさ」
「宝?でもばぁや、手ぶらじゃないか」
「物じゃないんだ」
「…僕にもそれがあるの?後どのくらい行けばいいの?」
「ばぁやにもわからん」
「…なんだよ、ばぁやはどこにいくの?」
「天の国だよ」
「天の国?僕もそこへ連れて行ってよ」
「おぬしはまだこれないさ、宝をみてからだよ、この先にある」
「もう疲れたんだ」
「休めばよい。一つだけ教えてやろう」
「うん」
「どこへでもないどこかへゆくにはこの先出会うやつが道を円教えてくれるさ」
「誰?どこにいるの」
「日が昇ればいるだろう。尋ねてみよ」
「…うん」
「じゃあまたな」
「うん、またな」
814 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 22:55:27 ID:fxmX3gf7
>>807 使わなくなった自販機と新しくもつボトル
儚いですねぇ
私は個人的に好きなんでBをっ
人間関係に置き換えて読んじゃいまして、最初が自販機見捨てる言い訳 そして未練が〜って感じで読みました。(ま、まぁ個人的な主観のためちがうものかもしれませんが)
815 :
名前はいらない:2008/10/10(金) 22:58:59 ID:fxmX3gf7
>>806 Dで
発想はいいんじゃないでしょうか 書かれてることもイメージできますし、ただ で? って感じがしました
ただパクりたい感じですよw
○孤独
かいぶつをころしたわたし
えいゆうとよぶのはだあれ
ありあどねのいともなくし
ひとりぼっちのらびりんす
めいきゅうはいつかひとを
わたしをもかいぶつにする
えいゆうさんえいゆうさん
いつかここまであいにきて
みのたうろすをころしてね
わたしのなかのかいぶつを
わたしはそれをあいとよぶ
817 :
806:2008/10/11(土) 00:13:22 ID:W8jX3oCS
>>815 評価ありがとうございます。
内容どうこうというより、詩を楽しむという点で見てもらえればいいです。
なので、パクりたいという感想は僕にとって狙っていたものではありますので、嬉しい感想です。
今までのような詩の楽しみ方ではなく、次の段階を生み出すためにこれから精進してまいります。
818 :
名前はいらない:2008/10/11(土) 00:40:49 ID:fTHsyCVk
>>717 呼吸器官
性的な意味で雨が好き ←
願う空は今日も無い
股間に手を当てながら白いシーツを赤くして不可思議な夢を見ていたの
「全てがそこにないなら中身だけでもほしい」
本棚に並んだ隙間を通る風 ←
私の髪をかすめては
パサパサと音を立て揺れるカーテン
流れるただの砂嵐
繋がれた首は脈を打ち
青ざめた手首はいつものように苦しい
そんなの当たり前だろうここに私はいる
女だから強制飲酒ぐらいされるわよ
もう処女じゃないから愛しくなくても感じるわよ
だけど赤いワインが床を濡らすたびに何故だか私は乾いていく ←
裸のままでなんとなく叫びたくなる
夢の続きは永遠にテープの中だろうし世界は眠りについたまま
誰でもいいならドアをたたかないで
私がいいならこの縄をほどいて
改行と倒置を整理しました。←の連が分かりづらい。文節に意味のつながりがなくて
つっかえます。推敲が足りないです。血と赤ワインをもっと使っても良かった。
そこに惹かれるイメージが有ったから。 D+
819 :
名前はいらない:2008/10/11(土) 01:56:52 ID:aR5DPx9J
「殺す風景」
カラスが吐いた
トンボの子捨てを見た
逃げ水が一瞬で消えた
草の色は妖しさを増し
羽のような毒虫が風に乗り
老人がゆく
歩を乱さず
眼は鋭く
拳銃を懐に忍ばせ
この国を通る
その道を進む
異土の空が目をくれた
あの郷へ帰る
この道を進む
>>810 神話を繙けば、ヘルメスの靴を履くペルセウスも翼を持つイリスも「自由」を連想させてくれる。
宇宙にぽんと放り出されたような軽やかさと淋しさがあり、印象もまた心地好い。
「ぼく」が虹を見つめるのは暗闇の中で光を求めていたからでしょうか。
星座の片隅の「ぼく」は孤独でしたか、それとも。b
すみません、820に付け足して。
不安定な虹のイメージが美しいです。言葉の選択も。
個人的に強く印象に残りました。
822 :
名前はいらない:2008/10/11(土) 07:29:04 ID:1qqZXXkU
「捨て猫」
人の忠告を何も聞かない
永遠にそこに根をはれ
誰とも価値観を分かち合えない
救いようがないからそこで死んでくれ
823 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/11(土) 07:47:48 ID:Ogb8Lgx4
Trainspotting
俺は今日この町を出てゆく
このシミったれた街とも家ともこの部屋ともおさらばだ
全てを捨てて、一人で新しい世界を生きてゆく
数年前に捨てたあの町はいまどうなったのだろうか
今、この町を出てゆく
前進するために壁をぶち破って、すべてのしがらみを断ち切ったあの日
この町を出てゆく
オレは今、力を得、そして自由だ。
824 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/11(土) 08:04:05 ID:Ogb8Lgx4
>>814 読んでくれてありがと。しかも評までもらえるなんて、感激です。
ありがとう。
825 :
ほかけぶね:2008/10/11(土) 09:38:28 ID:9v5HyEkq
>>825 詩全体から受ける心象は、力強いものを感じます。
「前進するために壁をぶち破って、すべてのしがらみを断ち切ったあの日
この町を出てゆく
オレは今、力を得、そして自由だ。 」
特にこの部分に作者の心意気が感じられますが、「この町を出てゆく」というのは一つの決心の表れであって、実際には妨げを取り除くと言う風な印象で私は拝見したのですが。
今後の大きな飛躍を暗示する作品だと思います。
ただ蛇足ですが人は一人では生きては行けないものだと思いますが如何でしょうか? C
826 :
ほかけぶね:2008/10/11(土) 09:46:29 ID:9v5HyEkq
↑
>>823 さんへです。 アンカ−ミスです。ごめんなさい。
827 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/11(土) 09:49:57 ID:Ogb8Lgx4
>>825 数年前の町を出てきた日のことを、思い出した詩です。
>人は一人では生きては行けないもの
本当にそうだと思います。
今日は、明日から2人で生きてくための、搬送準備の日。
人は一人では、生きて行けないのかもしれない。
828 :
感応する石 ◆samDVnVK8k :2008/10/11(土) 09:52:14 ID:Ogb8Lgx4
829 :
ほかけぶね:
>>827感応する石さんへ
ご結婚でしょうか? おめでとう御座います。
何かあるとは思ったのですが
そう言うことでしたか。
よけいなお世話の評価だったかな(笑)
どうかお幸せに。