君のセンス五段階+αで評価するよ[vol.74]

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788ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 03:14:06 ID:kz8iNFg0
奮いたたせたくて書いてみました。タイトルは「鷹」で

爪のだしかたを忘れた鷹は木にとまれないことに怯えている。獲物を狩ることを諦めている。
羽もひろげずに 遠くを見据え目を凝らしている。

姿丸見えになったそのとき鷹はなにに助けをもとめればいいのだろう。

ぼくは望む。鷹が高く、ただただ高く飛ぶことを。鷹が遠く、ただただ遠くに飛ぶことを。
さぁ猟師が銃を持ってきた。
木の根が腐ってきた。
獣が集まってきた。

ぼくは望む。鷹が生きることを。精一杯死ぬことに生きることを。


789ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 03:33:16 ID:Kru6nwep
・雨の降る寂しい夜
 
 
雨の降る寂しい夜は
樹海に似た空気を宿している
 
車の黄色いヘッドライトが雨に溶け出して
道端の排水溝に流れていくさまに寒気を覚えながら
傘もささずに一人歩いていた
 
煙のように揺らめく遠くの景色が
行き先という行き先を暗くさせるのと
僕がわざとらしく遅く歩き
ひた向きに感傷に逃げようとしたのには
少なからず関係があって
 
それはずぶ濡れてしまった水溜まりの樹海と
そこに横たわる自殺の腐乱死体の関係にも似ている
 
なにが悲しくて
指先の温もりを無くしてまで
歩き続けるのだろうか
 
いったい
どれほどの雨粒たちに
したたかに撃ち抜かれていけば
僕の魂は二つの眼球と分離できるのだろう
 
このまま
すれ違うヘッドライトのように
僕も溶けてしまいたい
溶けてしまいたい
 
おぞましい夜空が
シンバルの鳴り続けるような水溜まりの中に
吸い込まれていって
その深海は呆気なく車の重みで砕け散っていく
 
散乱した水の星屑
ギラギラのネオンに抱かれて死ねばいい
 
指先の鋭い感覚
唇に流れる夜の尿
 
このまま
すれ違うヘッドライトのように
僕も溶けてしまいたい
溶けてしまいたい
790ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 03:47:50 ID:NETM35yc
>>785
いいよいいよ。
テンポはいいんだぜ。
ただ偉人が「見詰めた」物と、あんたが「見つめたい」物は
必ずしも同義じゃないんだぜ。
更に悪い点はタイトルがない!
これによって筆者が微かに主張したいことも台なしだ!
よっていくら比喩とか使ったって意味が萎れていくじゃないか…。
でも決して諦めないでくれ。
色んな詩を読んで、語感を身につけてくれ。
「また書きたい!」と思った時に、この詩を見て修正点が思い浮かんだなら物凄い進歩だぜ。
悪いが今の段階じゃ辛口じゃなくても俺の中じゃ
E+ になるんだ。
頑張ってくれ。




>>786
それでいいんだぜ。
詩に善悪なんてない。
三大欲求のうちの一つを
まるで手玉にとったような書き方だな。
タイトルとも合致して、自由かつ大胆なリズムで見てるこっちもおおらかになるんだぜ。
一見反感を買いそうな文体でもよく見てみりゃ個性の塊だったぜ。
あんたがこれを傑作と思うなら
評価させてもらった俺も誇れるんだぜ。
その感性、大事にしろよ。
C+
791ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 04:27:12 ID:mFd+EYWi
「空が白む丘の上」


遠のく程に掠れる
心配りのはかなさに
寂しさ抱いてうずまる
夜風の痛さも忘れて

揺れる小枝は冷ややか
土に眠る草たちも
静けさ抱いて寝返る
緑の砂漠を演じて


流れ星がすれ違うより遠く
雲が空を飛び越えるより難しい
長い夜に写る月はひっそりと
私の肩を震わせる


鍵をかけられた関係
あなたはずっと向こうに行った
ただ一つのなぐさめの月よ
まだこの夜を終わらせないでください


待ち続ける程に荒む
心の野には月明かり
土に埋めたわびしさは
風に吹かれず眠っている


流れ星がすれ違うより遠く
雲が空を飛び越えるより難しい
長い夜に写る星砂
私の心も震えていた


鉛のような私の身体は
あなたの形を見失いそう
唯一、記憶の印になった月よ
まだこの想いを終わらせないでください

恋に馳せる心の羽と
私の瞳に残る人
あなたもきっと見ている月よ
まだこの夜を終わらせないでください
792ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 04:32:14 ID:NETM35yc
>>788
奮い立たせるため
ならば読者は置き去りになっちゃうんだぜ。
何のために詩を書くのか、それをもう一度見つめ直してもらいたいんだぜ。
詩の方を見てみるも、やはり自己完結している様に思える。

書きたい気持ちは文体から痛いほど伝わる。
だがもう一度考え直して欲しい。
評価はギリギリのD
これで奮起を抑圧してしまったならすまない。


>>789
樹海と関係を持たせてる辺り、ただならぬ雰囲気をこの詩には感じる。
それがどのような悲しみなのかは想像がつきにくいが
恐らくポツポツと見られた「腐乱死体」や「排水溝」と僅かにイメージが一致する感じだぜ。
そして照らすライトと雨に撃たれる中での「僕の魂は二つの眼球と分離できるのだろう」
おいおいおい何でそんな言葉がここになって出せる!
切り替えし切り替えしで驚く程安定している詩そのもの、文中の「僕」の感傷。
自殺の腐乱死体、せざるをえない状況と比べ、生きている「僕」の感傷の生温さ。
この意志こそ、いっそ「僕」ごと溶けたいと言っているのかな。
やがて冷たくなる雨に悲壮そのものを溶かし、車で潰れてはライトで照らされる。
樹海とか腐乱とか書いちゃってるけど、実は物凄く潔白な詩なんじゃないかなー…というのが俺の感想。
読めば詠むほど呑まれるね。
久々にプロが書くような詩を生で見た感じがするんだぜ。
って事で俺からは文句なしのAを送りたい。

「ここはこう思って書いたのに…クソ評価が」
って思ったなら再評価してもらってね。
最後まで圧倒されっぱなしだったから正直自信ないんだぜ!
793ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 05:48:23 ID:GiD6wJnm
>>782
意味の分からない言葉が多すぎて何も伝わらなかった
評価D
794ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 10:39:32 ID:1sJrVhPR
「ブラックホールからの帰りしなに」

おとといブラックホールから帰還したわたしのセキセイインコの様子からするに
そこは毎日が雨らしい
びしょ濡れの羽からは独特のコンソメのような匂いがして
体温もずいぶん低かった

てのひらのなかで落ち着きなく羽ばたく姿が
なにかに怯えているようにも見えたから
宇宙には猫型の惑星でもあるのだろうかと考えた

水分を含んで重くなった羽ではもうセキセイインコは飛べない
わたしはいつもよりほんのすこし軽やかな口調で
セキセイインコの耳元でわたしの住所を唱えた
795ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 11:44:05 ID:wV3qa+JY
道端サンバ

衝動買い衝動食い
街にあふれた広告に目を凝らしてひたすら進む
心を保てん、身がよろける
そりゃ全部自分のプログラム
朝街に出て夜を待つ
保て、バランスを保て
生きる抜け殻になる前に
進め、ひたすら進め
心にハンドルをまかせろ
あの大空に願いを込め
星をまたぐ龍を見る
空と地上を繋ぐ糸になりたい

腐りかけた体ぐらつく視界
モノクロの世界でする呼吸
右か左
それしかわからん、もしかしてオレはロボット?
太陽を映すド近眼のメガネ
保て、バランスを保て
生きる抜け殻になる前に
迷え、ひたすら迷え
それが生きる道になる
まだ幼いあなたの孫
月日が過ぎるのは早いねって笑い合う日々はまだ過ぎてない
保て、バランスを保て
生きる抜け殻になる前に
止まれ、一呼吸置け
それが生きる道になる
796ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 14:06:19 ID:a1hhq/6n
誰か777と779も評価してやれよ
797ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 14:48:37 ID:NETM35yc
では僭越ながら俺が…
>>777
一連目は霧、散る桜、雲等視覚的に曖昧な要素が入ってるね。
それに打って変わって二連目には鉛筆、神経、机等尖った、硬い感じだね。
しかし根本的にあんたの疑問は変わってなくて、作者の不安を予期させるような文体だと思うんだぜ。
失礼に聞こえるかもしれんが、ポツポツ疑問文を入れる必要があったのか?
タイトルも詩を読み取るかぎりあまり関連性も見当たらないんだぜ。
評価はD-
突発的に書いたみたいだから、練ったインパクトは見られなかったんだ。
すまない。



>>779
はてさて…
君の「おいで」
の「君」がやや検討がつきにくかったかな。
二人と書いているのに、家に帰ると幻聴になる。
ここだけが惜しかったんだぜ。
さしずめタイトルが「太陽」で文中に出てくる「月夜」
こんな風な身近かつ届かない物、事、人物を捉えたのかな?
最後の一文は誘惑に負けたのか、はたまた行かざるを得ないのか。
これで解釈の仕方が大きく変わるんだぜ。
全体的に好感触な文体で、行間の捉えかたも豊富で読んでて楽しかったんだぜ。
これからも頑張ってくれ。
評価はC+
798ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 15:33:59 ID:CW7ix+qm
>>787、793
評価d
真っ二つにわかれるあたりやっぱりこのスレは面白いです
いい評価の方を自信にして悪い評価の方を糧にしていこうと思います
799ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 18:43:18 ID:xsqoMVTd
未評価一覧

>676 >677

>682 >684 >685 >686 >687
>693 >696

>703 >716 >717 >718 >721
>726 >727 >736 >738 >739
>743 >744 >745 >747 >748
>751 >753 >754 >755 >757
>759 >760 >761 >763 >764
>766 >772 >773 >774 >791
>794 >795



連投作品
>601 >602 >604 >605 >606
>618 >622
>627 >628
>632 >633 >634
>640 >643
>653 >663 >664
>656 >657 >658 >659

漏れや再評価希望は各自申告してください。
800ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 20:07:49 ID:Kru6nwep
>>792
A評価ありがとうございます。
できたら>>789再評価お願いします
801おくむら:2008/08/30(土) 20:08:16 ID:KKVjkaTK
>>676
きれいに比ゆを表現しようとしているな、という点で
好感を持ちました。
ただ、こう頭にすんなりイメージが入ってこないので
色々原因を考えてみたんですけど、
やはりこうサカナが空に、どう上っていくんだという所を
もっと印象深く描ければよかったのかな、と思いました。

あとは、対象とする夕日というか、子供についてなんですが、
夕焼け小焼けのときに泣きじゃくるってなかなかないと思うんですよ、
理由も様々でしょうし。
だからもっと特定の誰かさんが、ふと、とか特定の夕日の時に
サカナがのぼっていくんだよ、という感じに限定した方が
僕としては読みやすかったですね。
そうした方が色々感情を詰め込みやすいんじゃないですか。C-

>>677
陽光の指している内容がいまいち感じ取れませんでした。
いつかのあの日のギラギラと、この掃き掃除をしているときのと
どう違うんでしょう?
違うならどう受け取り方が違うかを表現して欲しかったですし、
昔を思い出す転機になったというなら、どうしてそれが転機になったのか
表現して欲しかったです。C-

>>682
すべて自然だったのが、不自然に変わっていく、という点を言いたかったのでしょうか?
言いたい点を、ばっしり決めて、ではそれをどうやったら面白く他人に伝えられるかを
考えてほしいと思いました。
たとえば一連目の比ゆは、それに関係した何か、あるいはその導入を表しているべきだと
今回の場合思うんですが、白いとか甘いとかいまいち。。D+

>>684
今回の場合、対照的に書く意味はなかったのでは?
そこが解りにくかったです。
いまの僕は何のために、砂場に「戻った」のでしょう?
僕だったら、「昔を思い出したくて」くらいになるんでしょうが、
あなたの場合、昔を捨てたくて?
であれば、過去に関係しない、もっとどこか別の所に行ったほうがいいんじゃないかと。。
いや、砂場に行かないと捨てられないと思ったんだ、というなら
その理由を。。

多分ね、机上の空論っぽい感じなんですよね。とても印象はよくないですよ、その場合。C-

802ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 20:10:58 ID:VKVlYF5R
明日へと進むのなら
わたしはもう行かなくても良い

夢の中へと入り込めるのなら わたしはそれが良い
そうだ
この体が抱えきれない生命を 置いていこう
忘れ物という事にして

世界の淵に腰掛けて 生活のいばらにしがみついている
そこから飛び降りたらどうかしら
恐怖と痛みを忘れる位いばらが刺さるなら

明日へと進んでも
わたしはたぶんいるでしょう
生きる事に恐怖します
しかし
自分を殺めることを 最も恐怖するのです
803ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 20:24:46 ID:NETM35yc
>799 まとめ乙

気になったやつから…
>685
あんたの言葉選びにずば抜けた才能を感じる。
それを認識するにはわかりやすい詩だと思う。
言葉のひとつひとつが光りすぎてるから逆に指摘できないんだぜ。
でも気になった事を言わせてもらうと、もはや詩が原型を留めてないように見えるんだぜ。
そりゃ詩は所謂心の叫びに似てる点がある。
だから日々、若しくは一秒毎に変わるかもしれない。
言わんとする事は、テーマに縛られず、言葉を並べるだけでなく、そのまま吐き出してほしい。
これからの課題はあんたの神妙かつ奇抜な言葉の最適なステージを、探し出すぐらいだろうな。
頑張ってくれ。
評価C+


>794
ずっしりと感じる詩じゃないのは確か。
何だろうなこの軽やかさ。
題材として捉えたセキセイインコの響きがやたらと爽やかなんだぜ。
他にもコンソメ、猫型の惑星などなど…
しかしもう一回読み返してみた時にはなぜか曖昧な暗さが感じられた。
雨やら体温の低さ、爽やかなイメージのインコが不動な事。
目の付け所が違うと解釈も違ってくる面白い詩だと思う。
そしてラストのインコに住所を吹き込む辺り、中々の発想だぜ。
その意味は多分機能しない物への哀れみか、または大して意味を成さない物か…
それを考えるたび、また視点が変わるんだな。
実に綺麗で、解釈の要素が詰まった良作だと思う。
「なんとなく良い」と言っても過言ではないような作品なんだと思うぜ。
評価はB-
804おくむら:2008/08/30(土) 20:28:14 ID:KKVjkaTK
>>685
何が言いたいんでしょう?
どうやら誰かと関係を構築中らしい。。?(再構築ではなく?あまり知らない人と?)
12月なのに、なんで14月とその時思ったんでしょう?

結局「君」との関係もよく解らないんですよね。。
構築中?なのになんで寒がりって知ってるの?
夢ってなんだ(笑) 説明しなくていいので、もう一度、詩で表現してみて
欲しいなあと思いました。。?D+

>>686
結局。。最後が言いたかったんでしょうかねえ。。
じゃあ、その人生に目的を持てていない自分と、上戸彩さんのかわいさについて
表現すればいいのかなあ。。。。。なんでかわいいと思ったの?ってとこかな。
わざわざ他人に言うなら魅力を語らないと。D

>>687
微妙に緊張感があって、そこはいいなあと思ったんですが、
何が言いたいんだろうなあ。。
結局、こういう表現をちょっと考えてみたから、それを並べてみたってことでしょうか?
背後に目的がないと、他人から見るとどう読めばいいか解らないからきついんです。。
いったい、この詩で何をしようと思ったんですか。D+

>>693
これ、僕が評価したらうざがられるんですかね(笑)
ということで、他の人お願いします。。。
805ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 22:32:40 ID:xBIw9mZc
女「中だしへと進むのなら
わたしはもうイかなくても良い 」

男「膣の中へと入り込めるのなら ちんこはそれが良い
そうだ
この体が抱えきれない精子を ゴム出ししよう
初体験という事にして 」

ベッドの淵に腰掛けて 男の背中にしがみついている
女「そこから後ろ向いたらどうかしら
恐怖と痛みを忘れる位ちんこが刺さるなら 」

女「中だしへと進んでも
わたしはたぶんイクでしょう
できちゃう事に恐怖します
しかし
子供を殺めることを 最も恐怖するのです 」
806ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 22:43:46 ID:lXqJ2Ru6
「ダイブ!!」

うちの実家の洗面台にある でかい鏡は
小さな僕にとってパラレルでした
ある日思い立った僕は
頭から 鏡に飛び込んだ

浅はかな少年の夢は
髪の毛ほどの傷をおでこに残し
「もう二度と鏡に突っ込まないと」
鏡ごと打ち砕けた


このとき僕が気づかなかった 一つの考え
小さな僕にとってのパラレルはああ
「あの鏡だけが拒否したのかな」
「他のは 繋がっているのかな」

ささやかな少年の夢は
三十になるまで萎んだ紙風船で
固く誓った戒めを今
破ってやろうとしている


いまいるのは 三畳一間
ぼろアパートのバスルーム
ヤングジャンプ程度の鏡だけれど
今から夢を叶えてやるぜ
ダイブ!!
807ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 22:44:02 ID:xocB6EUb
「息子へ」

優しくあれ
賢くあれ
そしてその次に強くあれ

ズルくはなるな
人を裏切るな
よそ見をするな
真面目に生きろ
ただ真っ直ぐに前を見ていればいい

正直と誠実と愛と、全てを感じるその身体が持つ才能を無駄にするな

優しくあれ
賢くあれ
ただ真っ直ぐに歩けばいいのだ

優しくあれ
そのために賢くなれ
真っ直ぐ生きるために強くなれ

人間らしく
愛に満ちた人になれ
808788:2008/08/30(土) 23:04:06 ID:kz8iNFg0
>>792
評価してくれてありがとうです。
置いてきぼり・・・たしかにw
ただこれは自分のためにひとつ書いたものです。共感、共鳴された方がいれば幸いと思います。
いつも評価されてばかりいるのでたまには。>>807
そのまま受け取って なんで?って思ってしまいました。わたしはどうやらひねくれた子供のようで・・・だからDです。


書く前に最後に書かれてたので評価させてもらいました。 私自身評価するのも疑問符ですがこう感じました。
809ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 23:17:25 ID:xsqoMVTd
「0から0へ」

生きる事に意味を覚えた 生きる意味を捨て去った

周りに溶けあって生きる美しさを知った
一人で生きる自立心を手に入れた

もう子供じゃない、大人だ 最初から全てが無意味だった

だから今0から始めよう だから今全てを0に戻そう
810ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/30(土) 23:40:08 ID:x+9Vwi21


それは水たまりを作る
飛び越せず服を濡らす男の子は
いえに帰れば母に笑われて
少しだけ甘えられそうな予感がする

そして花が吸い上げる
女の子は得意のかんむりを編んでは
お父さんの頭に乗せて
照れながら大好きと言えるのだろう

やがて海になる
恋人が一歩走るたび水は跳ね
捕まえたときには二人で
海の冷たさを忘れている

また雨がふりだす
僕らは家の中からそれを見る
それは少しだけ憂鬱にさせるだけ
明日のためにてるてる坊主をつくろう
そう思った
811ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 01:18:32 ID:G+u+wX/3
死ぬまでに雨は止むか壊す前に辿り着くか
あ、そうそう 彼は可哀想らしいねえねえねえ 君もそう思うか
この車はもう止まらない残念
残念だったね
812ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 01:45:10 ID:xqoUhWQn


降ると それは ぽつぽつ

雨の街に ぽつぽつ

豪雨の様な 音の質感

爽やかだったと軒先の猫が言う

僕は立ち止まって上を見ながら感じる

目が痛くない

湿ったような森の質感



813ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 01:54:13 ID:xqoUhWQn
「オナニーが生き甲斐」

感じるままにオナニー

美しいオナニー

少女がオナニー

妄想してオナニー

生き甲斐はオナニー

軽やかな降魔の時刻




814運小:2008/08/31(日) 02:02:17 ID:Ysfsu9Ow
「練習時間」

ガムを食べた人を想像しながら、その人の不幸を願う
机の上にガムが無かった。
食べたら、口にラッパがものすごい音量で鳴る
黄色いガムだった。

剣道の練習をしていたら
胴着の下から小判がたくさん出てきた。
「メン」と言って竹刀をふりまわすと、振動で
バラバラと小判がこぼれ落ちた。
そしたらドアを開けて「あなたは小判を盗みましたね!?」
といいながら審判が入ってきた。

僕が、相手の頭を竹刀でぶったたく時、
僕は、人間という意味で「メン」と言っていた。
それが、ばれた。

でも、その人はスーツの上にお面だけ付けているので、
大変あつそうだと思いお面をとったら、
顔が無かった。
その人は、恥ずかしい思いをしながら、振り絞るように
言った。
「すみません、私は顔がない」

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
僕はガムを盗んでごめんなさい。
815ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 02:47:04 ID:SgViC2h8
>>808
評価ありがとうございます。
そぉですね。今まで言われて気に食わねぇと思っていた事をまた同じように言っている様にも思います。
父になる道は今まで歩んだ道の何倍も遠い道のりですね。
816ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 05:34:16 ID:USbHjCMG
「義務教育」

雨に濡れながら派手に転んだ
泥だらけ、あぁ心地がいい
汚い汚い、あぁ可笑しい

指さし笑う声がする
罵る声まで聞こえてくる
冷めた目付きの傍観者
しらんぷりした大人まで

誰も気付いてくれない、あぁ痛い
誰も助けてくれない、あぁ汚い

全て隠してくれればいい
泥が隠してくれればいい
本当は毎日泣いていること
本当はずっとずっと心が痛いこと

全部、全部、隠してくれればいい
817H75-2:2008/08/31(日) 09:26:04 ID:WlKA2IWI
・山

うほっほ〜〜〜〜い!!
恋っていいね 素敵だね
あの子を思い浮かべると 苦悩がやすらぎへ解き解れる

今夜もきっと素敵な夢が君を包み込むから軽やかに眠ってほしい
会いたいけど会えないのさ 遠距離だから

うほっほ〜〜〜〜〜〜い!!
うほっほ〜〜〜〜〜〜い!!
抱きしめたいね 君の全てを眺めたいね
これは恋なのさ 君はどう思ってるのか知らないけど

あの山麓は今の僕の高鳴りを表してるようなものさ
春先の青々とした山並み
秋口の紅葉模した山並み
高鳴る君への思いは焦がれてゆくばかり

平日が苦しみを増蓄させるのに君を思うほどに研ぎ澄まされてゆく
憂鬱な朝さえ訪れを心待ちにしている

HAPPY HAPPY 
恋っていいね 素敵だね  
818ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 10:56:33 ID:2hg9phzl
濃い渦づけいかをおいいいあえいせうこ。
819ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 20:47:20 ID:gTtKOiWa
『妄想と夢想と幻想』

なにげなく生きてきた
なにもなく生きていた

さりげなく意味もなく
さりとて気にもとめず

なんとなくなにげなく
季節はすぎゆく時はきざまれていく

とめどのない人生歩んでる
どんなに求めてもかえってこない

妄想と夢想と幻想なのだろう。
820ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 21:22:12 ID:gTtKOiWa
『二元性を越える』

パレットに白と黒の絵の具混ぜてみた灰色のコントラスト
宇宙としての存在。無限に向かう未来
始まりと終わりのある中で今君とめぐり合い愛し合う
分かち合い学び合うその価値と力。
空を舞う鳥さまよう風にゆれる草木全てが法則であると気付いたら
気持ちが楽になった。
林檎をかじりながらニュートン思い出した
この世は全て法則にもとづいてるのだと
わたしたちはみなひとつである。この真実を理解したときにしか、
世界は一変しないのだ。一夜にして人類を変えたいのなら、
この真実を理解することだ。

天空を見上げ雷鳴の轟くプラスとマイナス響きわたる
宇宙の中の存在無限に広がる宇宙
始まりも終わりもない中で今君とめぐり合い愛し合う
分かち合い学び合うその価値と力
雨が降る夜空陽の眩しい夜明け全てが偶然なんてことはありえない
気持ちが落ち着いた
太陽を仰ぎながらガリレオ思い出した
この世は全て法則にもとづいてるのだと
わたしたちはみなひとつである。この真実を理解したときにしか、
世界は一変しないのだ。一夜にして人類を変えたいのなら、
この真実を理解することだ。
821ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 21:24:04 ID:EDVRRJ1C
厨二すぎ吹いたwwwwwww
822ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 21:28:11 ID:CheLlMkv
>>805
おまえふざけんなよ
823 ◆kgFkjpHBZs :2008/08/31(日) 22:07:50 ID:G6/CxQoG
>>801
>>676への評価ありがとうございました。
ぜひ今後の参考にしたいと思います。
824 ◆kgFkjpHBZs :2008/08/31(日) 22:36:01 ID:G6/CxQoG
>>601
なんというか典型的な情景なのですが、なぜタバコだけ高い?
一点豪華主義者なの?D-
>>602
報復って他の誰かがやる敵討ちってこと?
屍を拾いすらしないんだからそんな人はいなくて当然なのでは。
というより「弧毒」というタイトルと、
報復とか報告とか他者を想定する言葉とがミスマッチなのでは。
D-
>>604
比較的これは上手いと思う。「自刻表」という言葉も上手い。
線路に自分を刻んだのですね。ダイヤ=時間を止めて。
ただアイデアはいいけれどそれに以外にも魅力が欲しいかな。
D+
>>605
まあ母ものはそれなりの効果があるのですが
典型から抜け出ていないと思う。
D-
>>606
何だろう。
彼女を待ち受けにした携帯電話?
D-
825 ◆kgFkjpHBZs :2008/08/31(日) 22:45:13 ID:G6/CxQoG
>>618
非常に情熱的な詩ですね。思わずこの女優の名前をググってしまいました。
ただ書き方が何となく翻訳調というか古い感じがしました。
D+

>>622
これも>>618と同じように表現がオーバーですね。
メロンを女性に擬人化しているのだと思いますが、
ちょっと読者がついていけない感じがします。
D
826ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 23:07:19 ID:PgoljpGk
「闘って輝いてそして負けろ」

闘う者よ、輝いて。
負けた者よ、闘って。
輝く者よ、負けてくれ。
輝ける場所の空席はせまい。闘う者は血を流している。
輝く者はふんぞりかえり血をつけて笑っている。
敗者は転がっていく。いつまで転がっていく。
死ぬな敗者よ、 闘うからこそ輝けるのだ。負けるな闘士よ、勝つから輝く。
笑えよ悪魔。その笑みこそが輝きなのだから
827 ◆kgFkjpHBZs :2008/08/31(日) 23:19:30 ID:G6/CxQoG
>>627
【マネキンの王】がいいですね。マネキンの着せ替えを目撃したのでしょうか。
よくこんな発想ができますね。うまいなあ。
ただ【裸のマシーン】の方は何の詩なのかわかりませんでした。むずかしいです。
C-
>>628
ホームレスのひと?テーマは珍しいけどあまり詩的な斬新さは感じませんでした。
D
>>632
絶望、希望、光、孤独…こういう言葉はあまり多用しないほうがいいですね。
手垢がつきすぎていて逆に何も伝わってこない。
作者にとっては唯一無二の感情でも、結果の詩はありふれたものになっています。
D
>>633
ごめんなさいね、全部酷評になってしまいますが、
詞ではなく詩としてみた時、ここにはあまりにも使い古された表現しかなく、
まったく話者の顔が見えてきません。
自分の気持ちを素直に表現するとそうなってしまうので
そういう意味で恋愛詩はとてもむずかしいと思います。
D
>>634
これは比較的に好きな感じですが普通に読むと「いつの頃からだろう」が
「戯れてた」「眺めてた」にかかると思うのでそうすると論旨が通らない。
「今は遠い追憶」になってしまったということを言いたいのだと思いますが
もう少し推敲が必要だと思います。
D+
828ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 23:21:40 ID:tUo7uPAQ
積み重ねて行く日々の
大切な日々の
どれだけがいつか生き残り
どれだけが 死に絶えて忘れられて行くだろう

青か 紅か 橙か 紫か 藍か
そして雲が 色を交ぜて覆い隠す
見上げた時には まるでそんな風に

鐘の音は
遥かな心の脈動か 静かな仏の戒めか
はたまた子供のイタズラか

風に乗せてやって来る
頬を触る髪の感触が 妙にもどかしい
それで季節の匂いが
繰り越す
今日も 明日もまたね

積み重ねて行く日々の
大切な日々の
どれだけがいつか生き残り
どれだけが 死に絶えて忘れられて行くだろう

やがて目を閉じて
囁き合う
抱き締め合ったら
夜を越えて

それでも
それでも

明日が来るから
明日を待つの

それでも
それでも

明日が愛しくて
明日が怖くって

強く 淡く
切ないような 力で
目を閉じて
抱き締めたら

明日も昨日も
明後日も一昨日も
君も 僕も
全部が
こんな 一日
こんな風に
今日になる
829ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/08/31(日) 23:55:29 ID:laW/OidH
>779
面白い。
愛し合う二人だが、周囲の風に負けてしまう、みたいな内容だと把握しました。
何より、最後の「いくことにする」が、去る意味と、そっちに行くよ、っていう意味で
対極のどちらの意味としてもとれるラストがとても関心です。
評価はBです。
830ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 01:47:32 ID:scuXMVEF
「安寧の夢」

おぼろげな視界
黒い夢に包まれては
寂しさに過去を齧り
透き通った存在に憧れる

白い息を吐く己ばかりを垣間見ては
昼の記憶を思い出せないまま
怠惰な夜明けを待っている
凍りついた無色を思わせる青春
今夜の曲がり角に佇んでいる

屈辱だけが鮮明
背徳のみが存在

夜行列車の窓から見た光が
愛しく
それ以外は意味を成さない

葉が枯れることは怖い
落ちることがなおさら
そして今宵も
人々の足音が頭の中に響く

そうか
透明のペンキを被ろう
そうか
被れば
831ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 02:52:19 ID:pAwn6ETg
ゴミ箱世界をそっと開ける
紙くず 溺れる瞳
群がる首輪の猫 寄生する虫

誰かが踊らされている
こころ・気持ち・愛・涙
みんなの視線に脱がされてる

吼える子犬に無関心な子猫
どっちが良いわけじゃないけど
結局、この争いに決着は無いんだ

ああなんだ
気づいたらここは鏡の前だ
832ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 03:05:29 ID:pAwn6ETg
↑ですが、すみません。
間違えて投稿してしまいました。評価はしないでくださいorz
833ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 04:49:20 ID:EzHMA4se
おれが詩にかまけていた間に
おれが言葉にかまけていた間に
彼はは音に包まれ、ただ音に愛された
彼は幸せだった
その間に、俺は死に、俺は朽ち、そして、俺は若くなくなった

無数の時間が流れた
無数の言葉が使用され
無数の言葉があなたを裏切り
無数の言葉があなたを侮り
無数の言葉が堕落し
無数の言葉があなたを殺した
無数の言葉は、無数の言葉は、あなたに本当に必要だったのか?
彼が幸せになった間におれは不幸せになったというのに

体は言葉を欲しない
体は言の葉を欲しない
体が欲しいのは音の波
体で欲するのはただ音の波だけ

かつて包まれたことはあるか?
かつてあなたを包んだ言葉はあったのか?
あなたを愛した言葉は本当だったのか?
あなたを愛したのは音ではなかったのか?
あなたは音に包まれるべきだった

今日あなたは音を愛する
今日あなたは音を愛でる
今日から音があなたを愛する

音があなたを愛し、あなたから憎しみを奪う
音はあなたをさらう
あなたを彼方へとさらう
音はあなたを生む
音はあなたを生む
裏切らない
裏切りはない
音は裏切りをしない
音にゆだねましょ
おとのやどる心に生まれましょ
音の鳴る国に、音の鳴る町に、音の鳴る家に生まれましょ

言葉はいらない
言葉はいらない
頭よサボれ。
サボる頭に宿る音
音に愛されろ
はなしはいらない
音を貪れ。
音を欲しろ。
言葉はいらない。
ただ踊れ。
ただ踊れ。

834ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 09:39:57 ID:QCXkgc45
>>803>>804
>>685です。評価されると思ってなかったのでびっくりしました。
彼女が麻薬売人してる話です。比喩がめちゃくちゃなので『なんだこれ』って思われても仕方ないですねw
評価ありがとうございました!
835ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 09:52:54 ID:QCXkgc45
「芳しい色」
 
 
森の匂いがするから緑に溢れて
水の匂いがするから青に溢れる
土の匂いがするから茶に溢れて
君の匂いがするから温かくなる
 
無機質な、灰色の尖った感触
アスファルトに埋め尽くされた街
高層ビルの間には透明な風が流れ
迷子の鳥が永遠にくるくると廻る
汚いようで綺麗、ゴミがないから
整然。
無口。
無表情。
求めた利便性の先には夢のない世界が広がっています!
 
 
 
懐かしい匂いがした
どうやら僕はふるさとにいるらしい
目が見えない僕に、君はあの頃と変わらない声をかける
なんにも変わってないんだね
なんにも
836ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/01(月) 11:08:10 ID:7j/+B0FY
ものすごい亀レスでごめんなさい
>>171
子猫さん、評価ありがとうございました。自分の気持ちをありのままに書いた
のでスッキリしました。これからも精進したいです!


837ローカルルール変更議論中@自治スレ
月にもたれて

闇が静かに落ちてきて
この町の家々から 家族の匂いがしてくる

あの明かりの点いた一つ一つの箱の中で
みんなで、あるいは一人でご飯を食べたりしている

私は遠くから、今夜の下弦の月に腰かけてぼんやり眺めてみる
足をぶらぶらさせて

かつては私もあんな風だった
でも私の箱はもうない

私の箱は立派ではなかったけど居心地がよかった
みんなもいた
お父さん
お母さん
お兄ちゃん

失くなってしまった、 さみしい

むかしのことをつらつら考えてたら惑星の方から星がは一つ流れてきた
私は軽くキャッチして勢いよくほおった
星はガラスが三千に砕けるように、光の尾をみせて
箱たちのうえに降っていった

ああ、今夜は箱のあたりから見上げてみても
この月は見えないんだ