君のセンス五段階+αで評価するよ[vol.53]

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「恋をしていた私たちへ」

あの頃のふたりは忘れられた時間の中で
今でも仲良く暮らしているんだろうか
別々の未来も泣きながら目を覚ます朝も
知らずにあのままで夢を見てるんだろうか

ちいさなケンカとお揃いのTシャツ
キャラメルみたいな箱の中に詰め込んだふたりの毎日

君たちの時間は 残念だけどもうすぐ終わる
いろんな出来事をどうかよくおぼえておきなさい


夜中の公園 花火が消えたとき
感じた寂しさにたぶん似てる 
人生はそれの繰り返し

だから失うことや終わることをこわがるよりも
しっかりありふれた時間をかみしめなさい


若くて未熟なことはふたりのせいじゃない
悲しいことがあった日もひっついて眠ったなら ほら夢の中

君たちはそれぞれ違う幸せにたどり着くだろう
それでもふたりともちゃんと幸せになれる
ふたり話すことや見えるものを大事にしなさい
笑って振り向けるたいせつな未来のために