アルペンの地のアポロオンイベリアの地のヂオニウソス
いづれ劣らぬ庭球の世界を分けし二豪傑
こゝブリテンは伝統のヰンブルドンの球戯場
並居る敵を退けて決勝に相まみえたり
賞めよ讃えよ両雄の技量と意気を健闘を
帰らない時代にしがみつく想い
わたしの中心を無造作に締め付ける彼女の歌声
もう勝てないとわかっていた
泣くことはなかったのに心は幾日も忘れられず
なにもない黒い夜空にせめて月が浮かんでいたらと考えていた
もしかしたらほんとうに天使は降りてきてるのかもしれない
彼らは翼を持ってたことを忘れているけど
この世のものとは思えないやさしさをもってる
物語の彼はきっとそれだ
読むひとにため息をあたえる
こうして時々降りてきてひっそり灯してくれるんだ
935 :
せらら:2008/08/30(土) 12:39:47 ID:s3LpIz1P
目蓋が重くて
頭も何ともなしにぼうっとする気がして
腕や足もだるい気がして
しかしながら
足の裏は地面にしっかりついている
目線は前を向いていて
背筋はちゃんとのびている
羽がはえた感覚も
ぬるま湯の中にいるわけでもない
相も変わらず
風は冷たく
降る雨も冷たく
自身の鼓動を感じながら
相も変わらず
生きていく
936 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/08(月) 13:29:32 ID:s78joA7j
ざらざらして
とれない
手を伸ばして 指で引っかけば
スッキリする?いやしない
そこで魚を焼いてるのは誰?
肉のほうが好きなんだけど
さあ、歯を磨こう
象牙質まで届くほどに!
937 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/08(月) 16:35:53 ID:GO/2hWV+
前から言いたかったんだけどな
お前スベってんぞ
938 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ:2008/09/12(金) 11:22:06 ID:1Njzl887
川が海へと続いて
木が森を作るように
何気ない日常のひとつひとつが
栄光と挫折の反復が
僕を作っていく
明日へと続いていく
もう限界なのか
まだ頑張れるのか
判断ができない
スクリーンに現れたひとつの絵
笑ってる
作者は亡くなってた
泣いていいかな
小さな芽を開くとき
僕はただ呆然と立ち尽くす
涙はそれを軟らかくした
小さな葉が開くとき
僕はただ呆然と立ち尽くす
光はそれを輝かせた
小さな花が開くとき
僕はただ呆然と立ち尽くす
風はそれを包み込んだ
そして僕はまた小さな種を植えた
なんだ結局そういうこと
どいつもこいつも林家ペーパー
頭ん中はそればっかり
猩々以下の糞野郎共
御託並べる暇があったら
ゴミの一つでも片付けたらどうだ穴熊野郎
あんたいくつだ恥ずかしくないのか
お前に触らせてやる肌なんか持ち合わせちゃいない
殺菌消毒したって御免だよ
ミエミエの真っピンク野郎共が、死んでしまえ
久しぶりに電車に乗った
目的地はなくただ乗ることが目的
いつも道から見ていた電車
車窓をすり抜けるいつもの道
電車の中では日常が一瞬だった
「動ケズニまま」
今すぐにでも私が人間だと証明できれば
もう失望せずに済むのに
明日昇る太陽が私を照らしても
それに感謝すら出来ず
もしも、この体を満たすものが血ではなく水ならば
次の一歩を踏み出す瞬間に
崩れ落ちて
飛び散って
無くなってしまう
きっと
表面張力
その程度の力で
動けずに立ち尽したまま
涙一粒も零せず
に
以前のようには行かない
それでも依然として縋ってしまうのは
寂しさからだろうか
弱さからだろうか
本当はもう無いかもしれないのに?
指差し確認をしても駄目で
後ろ指を差されることに怯えてばかり
もう慣れたとは思えない
この世界から飛び降りれば、はたまた飛び上がれば
居場所は見つかるのだろうか
あと何年待てばいい?
あと何日待てば許される?
世界と僕は今日も動く
楽しい事も悲しい事も時は全てを過去に置き
世界に僕はいやがおうにも組み込まれ
何も成さぬなら消えるまで
人と地球は今日も動く
人の命も僕の命も星は全てを過去に置き
946 :
名前はいらない:2008/10/03(金) 07:57:55 ID:53MOOKiL
空があることを忘れていた
見上げなければ無い所だからだけではなく
多分簡単なことさえ
難しくする裏に見え隠れするところ
キーは最初の記憶にひとつあった
無意識は実に不快だが
姿をみないことにはどうにも先がない
好きや嫌いや肯定や否定がそろそろどうでもよくなって
増えすぎた後悔がちからに変わる
たしかにここには風は吹かないし
多分光も届かない
だけど根拠のない望みが滑稽なほど
結構たくましくさせる
949 :
名前はいらない:2008/12/04(木) 10:41:27 ID:ltGcqiEY
誤爆
950 :
名前はいらない:2008/12/04(木) 11:53:48 ID:asV+1Mm9
そんな爺になっちまったら
俺なら確実に自殺してる
951 :
名前はいらない:2008/12/04(木) 13:55:36 ID:YqH6Gjn8
「塊」
醜いこどもは一人きり
熱に魘され泣いている
どれだけ泥を拭っても
気づけばまた汚されて
どれだけ夢を選んでも
広がる闇は星を消す
「邪魔者」だって知ってるよ
消えてしまえって響くから
小さなこどもは一人きり
豪雨に晒され泣いている
どれだけ瘡蓋はがれても
気づけばまた血にまみれ
どれだけ朝を信じても
希みは鬼に毟られる
「がらくた」だって知ってるよ
捨ててしまえって響くから
952 :
名前はいらない:2008/12/06(土) 18:52:26 ID:VahKJ6xR
953 :
名前はいらない:2008/12/06(土) 20:21:52 ID:7Y8mDlWl
コミュニケーションが足りないんだ
どうしても心が通じない相手がいる
だから 先週と同じものしか手に入らない
それこそが彼の望み
で、彼はその望みをかなえた!
オレだって気に入らないさ、おまえがそう思ってる以上にね"
見るんだ、キミの国の若者達が戦う姿を
見るんだ、キミの国の女性達が泣く姿を
見るんだ、キミの国の若者達が死んでいくのを
これまで、いつもなされてきたのと同じように
見るんだ、オレ達から染み出す憎悪を
見るんだ、オレ達が増殖させている恐怖を
見るんだ、オレ達が送っている人生を
これまで、いつもオレ達がしてきたのと同じように
王には王の、民には民の苦しみがある
野生には野生の、人には人の苦しみがある
反射のみで動く虫には苦しみはあるのだろうか?
あるいは大いなる存在から見たら、人も反射のみで動く虫なのだろうか?
955 :
名前はいらない:2008/12/08(月) 03:10:05 ID:UCTs8ocH
なかなかすべてがおもうようにいかないこともないから禅
こたえはすべからくおのれのこころにひかってるとかないから禅
せっくすにあきてびしょくにあきてぜいたくにあきていきてることにあきてないから禅
そんなそんなゆめをみたからきょうかあしたに禅
956 :
名前はいらない:2008/12/08(月) 06:22:39 ID:jhmADQaM
「杉本」
きっと一人じゃない
金色にとけた空にしろい雲
あの頃自転車で走った
坂道をくだって
どこかへいきたかった
なにもかもがこわくて
たしかなものをひとつも持たず
無防備で
何かになれないことに怯えた
何者でもない自分に期待した
958 :
名前はいらない:2008/12/10(水) 19:15:03 ID:ldk7WZpv
言葉をかわす
笑いが生まれる
それだけで
とても良い
959 :
名前はいらない:2008/12/10(水) 19:16:16 ID:ldk7WZpv
良くねえよ
960 :
名前はいらない:2008/12/10(水) 22:22:03 ID:Okzk6ukV
「フェイスロック」
叶わない恋ならば死んでしまえ
あなたはそう言いました
こんなに醜い恋ならば殺してしまおう
あなたはそう言いました
口がない人形は頭と体がくっついていませんでした
961 :
名前はいらない:2008/12/11(木) 02:26:14 ID:Kb/TH10W
「万引き」
いくら払えば気が済むのだろうか…
普通だったら死んでるな
962 :
名前はいらない:2008/12/15(月) 19:46:32 ID:4G6n7CQ4
あいたいこと あいたいもの
おもたいもの いえないこと
いたみおもい うらみのこと
こどくのすな うばわれたち
はかないほし あばかれたし
あいたいもの とびらのうち
のがれぬこえ とびらのかげ
なきやむやみ あらわれるめ
あいたいこと ふるえるもの
ひとりびとり あいたいすめ
ふるえふえる ひとりふたり
くるいくるう うみだすのど
なきだすこえ しりたいもの
おまえのしき かたりつたえ
ききたいもの のどぶえさき
あたえるこえ よみのしじま
かたちなすし きたるべきし
963 :
ななし。:2008/12/22(月) 20:54:46 ID:2h6SXBm/
私の気持ち
あなたは気づいていますか??
あなたは知っていますか??
あなたは知っていましたか??
あなたは...知ろうと想いますか??
964 :
名前はいらない:2008/12/28(日) 13:01:03 ID:dVx81oTU
昼型味噌
頭の中で味噌汁を
いつもお昼に食べてると
夜は凍って食べられない
そんな話 知らないかい?
夜型味噌
頭の中で味噌汁を
いつも夜中に食べてると
昼は腐って食べられない
そんな話 知らないかい?
965 :
名前はいらない:2008/12/28(日) 13:29:55 ID:nrSqtRfv
お一人ですか?
お独りですか?
お隣いいですか?
966 :
名前はいらない:2008/12/28(日) 13:50:51 ID:xL27w2K4
知っていますよ
人の助けは 虚しいのだと
知っていますよ
人の情は 儚いものなのだと
知っていますよ
例え 嘘でも偽りでも上辺でも
縋らなければ 生きていけないのです
私たちは ネ
「存じております」
967 :
名前はいらない:2008/12/28(日) 18:34:45 ID:+MMqnK94
あなたのすばらしさを
最初から
気づいていたはずだけど
また思い知らされた
あの状態からこんな風に
なるなんて
どうして想像できたろう
あなたの愛はたくさん頂いたけど
こちらからは伝わってるかな
ちょっとしんぱい
表現が下手だから
いやこれを乗り越えたんだから
絶対的に信用してる
あなたのことを
まだ硬いかな
ごめん
いまそっと、ここから居なくなることを許して欲しいのです
誰にも告げずにいなくなります
今日、迎えに来る宇宙船に乗ってあの光る星に向かって旅をはじめます
手紙を書いておきます
向こうの言葉で書きました
だから誰もきっと読めません
知らせたいことと知られたくないことを書いておきます
誰に宛てた手紙でもないので要らないなら燃やしてくれて構いません
最後に、さよならを言う人が誰もいないのが残念です
さようなら
969 :
名前はいらない:2008/12/30(火) 03:35:19 ID:kgtIJvlj
隣に居ることを
確認しあえば済む話
詩作を強要されて
また大切なものを失いかける
この一度味わった夜に
再び導きいれたあの人が
少し恨めしい
きっと目覚めるころには
立ち上がってくれる
きっと
970 :
名前はいらない:2009/01/11(日) 11:49:08 ID:L95L2ZJj
永遠に続けてくれよ
憎いお前が損をするように
仕組んでやるからよ
971 :
名前はいらない:2009/01/16(金) 20:05:52 ID:fnE5Lrdh
お前なんか幸せになるなと言って石を投げない奴がいた
そいつが言うには罪人だからだ
そいつが言うには恩を仇で返したからだ
それじゃあきっと未来がない
そいつもきっとどうしていいかわからない
知りよう無く独自に流れる溝と大川
理性を通さない生の感性
懐疑、批判 冷静の目
遠い架空の存在
昔を思い出す
お詫び
私はこんなに痩せ細ってしまって
病気で白髪もたくさん生えてしまって
もうドレスも似合わず、ダンスをまともに踊れなくなりました
美しいワルツを
貴方と踊る美しいワルツ
それは、
他のお姫様にお譲りします
さようなら
私の腕はどんどん細くなっていく
わたしはいらないもの
いままで そしてこれからも
そんないつもの道端にいた毛むくじゃらのこども
全身がよろこびで踊るそれだけで
変えられてしまったいつも
いらないものでいられなくなってしまった
美しい貴方が 遠くへと翼を伸ばす
伸ばした羽が風を捕まえる
貴方は空へ 青い空へ
貴方の帰るのは青い空
だから 私は地上に取り残された
貴方に釣り合うような
美しさも誇り高さもない
下卑た笑いしかない
醜い私 下卑た私
あの星を見上げるように
届かない夢を見ましょう
夢のように遠いあなたを
ひたむきに愛しましょう
愛しさがあの星を
より遠く より遠く
指先にとまる青い鳥
その足は細く冷たい
ひとつの羽も残さずもうすぐ飛び去っていく
わたしは地のいきものとして
きみを見送るだけ
闇に漂っていた曖昧な物語が
はっきりとした輪郭をもった
羽の細かい線さえ
なにひとつ欠けてもいけない
見えないものさえ見えるほどに
伝わってくる
そしてまた伝え
その繰り返し
980 :
名前はいらない:2009/05/30(土) 19:40:35 ID:DoQUdDfB
蝶のように ひらり ひらりととんでみたい 甘い蜜吸う 予定も無い休日 こんなこと考えていた ひらり ひらり ふわり ふわり‥ 新しい花を見つけては 他の蝶と話したい 美しい花弁を愛でたり お花畑をとんでみたりしたい
喉を潤すような絵が
あちこちでとめどなく生まれている
あるべき線と見えない線
そこに咲き乱れる色彩
終わらないうつくしいせかい