「夢を見ようぜ」
はかない魚の命なり
民のこころを何にか例えむ
焼酎一杯 ウイスキーボトル
世の営みに疲れため息をはく
われら子供の頃ありき
日々を愉しく送らせば
世をはかなんだ心地も白く
ジャンプコロコロコミックボンボン
あれらの戯画に映る雨
ドラクエもて時忘れ
算数ドリルは鼻手ぬぐい
ダウンタウンのお笑い番組
冬ストーブに焼け靴下の雪の匂い
チャリのハンドル握りしめ
どこぞまでゆく どこまでも
ああわれら
人の子として世に生を受け
何をかもって生きんと欲す
われら只 人としてありき
山は青く 太陽は赤茶けて
風は冷たき心地なり
煙草を一本寝しゃぶりつつ
割れたしゃぼんがまた見ゆる
ああ夢よ うつつの世の夢よ
たとえすべてがそうだとしても
歩をすすめしむ何かをおくれ
歩をすすめしむ何かをおくれ