サイコな詩を書こう 2.1冊目

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3名前はいらない
背中合わせに愛を叫んだとしても
所詮は自己愛の延長線上を
くるくると螺旋状に動いているだけ

それよりは
公園にいる鯉にでも餌をあげようか
指一本につき鯉の目玉二つ
エラは無尽蔵の酸素なんて吸えない

床にこぼした牛乳のように軽く拭き取れればいい
すえた臭いと寂しい思いなんてくだらない
自分の中も同じ臭いの物でいっぱいだから
くるくるくるくる頭から爪先に向かって何かが落ちていく