1 :
午後四時の男:
いらっしゃいませm(__)m
2 :
名前はいらない:2006/08/29(火) 12:56:14 ID:C8Pqh8BJ
上空で豚が鳴いています。
3 :
名前はいらない:2006/08/29(火) 17:55:59 ID:U7T1oOzl
国ひとつぶんの砕けた歯
曇り空が引き摺られる音
5 :
名前はいらない:2006/08/29(火) 19:04:19 ID:FVqfvuwM
まん毛ウザイ
瓦屋根が伏せる汐の間際まではお許し
7 :
汎 :2006/08/30(水) 03:36:50 ID:LKo/gBQv
装甲車の泣き顔が笑顔に変わるスポット
8 :
名前はいらない:2006/08/30(水) 11:16:52 ID:83aEJ0f9
零期零会って感じの人生
9 :
微塵:2006/08/30(水) 12:25:06 ID:5FGr0r10
音の断崖を仰ぐ耳
10 :
微塵:2006/08/30(水) 13:40:09 ID:5FGr0r10
待ち合わせの歴史を専攻するくらい寿命も気も長かった
11 :
夜間閲覧室:2006/08/30(水) 16:09:48 ID:cc5m+WKa
湖は川に
海への質問を託し
答えはやがて
雨となって降る
止む音の空洞に時間の掌の跡
「俺は仏陀のこめかみを流れる脂汗だ」という自覚を得た液体
14 :
放牧用紙48:2006/08/31(木) 06:36:13 ID:Z2qnvXWI
沈黙が静寂を待っている
未来からくるか
過去からくるのか
そっと眼球をめぐらせながら
15 :
ルルアンタ ◆Gv599Z9CwU :2006/08/31(木) 11:38:10 ID:TsZni+VE
待っている
いつまでだって待っている
なにをかしらないけど
16 :
名前はいらない:2006/08/31(木) 16:05:39 ID:ofEfHc70
詩を書きすぎると死んじゃうよ
水鉄砲の弾を遠くに飛ばすと 僕にびたびた落ちてきた
川向こうの堤防の上をを次々と
自転車が通り過ぎてゆくのが見える背後の窓が
モニタの奥に
額に収まった絵のように
描き終えられることのない絵のように
書き終えられることない詩のように
書き終えられたこの詩のようにではなく
映っている
彼女は
太陽系外から走ってくる
音もなく
笑いながら
大気圏に入ると
レーダーをよける
菜食主義者はおいしい
きたる時間の正面像と
過ぎた時間の背面像を
見比べる
右耳に向かう快速列車に内緒話が乗り遅れる
ひとりの森がはじめて
もうひとつの森に出会う
そして森たちであるものが
森と森を訪れる
眼の裏の
水気のある現場に
片想いがざくざく
涙が
親子で出てきて
所有権を主張する
なにを思い出そうとして
今思い出していることを
思い出したのか
思い出せない
言葉が集まってくるときの
音に埋まる
息はできる
島に降る雨と
海に降る雨を
鋏で切り分ける
雨の雛が
かぼそい声で啼き
幹線道路
校庭
森
その向こうから
雨の親が近づきつつある
海を抜け出した満ち潮の魂のように
時を汲み尽くす掌のくぼめかた
自転車のタイヤで舗石が鳴る音で今日の舗道の機嫌がわかる
幽閉された湿潤の馬車に
脱ぎ捨てられたゆかた
蝋燭を掲げた夏
陣痛を塗る鎖
飛蚊症の十字路
引き摺られる瞳の音に
歩調を忘れる妹の
背にしがみつく兄が鞍
手話する本が
腕で歩いてゆく
唇を隣国として産毛が佇む丘に吹き寄せる夜半の鼻息
34 :
奇し蜘蛛:2006/09/22(金) 01:09:25 ID:IWJsZnBC
にらめっこの真犯人だけが
賛同する引越し
菜園を複写する祖母
暦にマーキングする和太鼓の乳
若芽の速度
拒む心音
史上最後の
敬老の日に
たどたどしい流麗
「漂ってはいない」と
水面からの伝言が卓上にある
37 :
沮喪:2006/10/22(日) 22:43:40 ID:Ap8yCJ8X
肩口を掴む指の
関節の軋み交響楽
38 :
Mana魔名:2007/01/20(土) 22:26:51 ID:9WHUTRUn
まだ太陽は姿を見せず、月は綺麗に沈んでいる
ちょっとだけ指に触れた雫 たどたそしく流麗
ぼくは夢を見る きみと一緒に空を飛んでいる
うっすらと光が射し込む場所で、いつか会おう
けだるい朝はあとまわし 今はただ沈黙を漂う
39 :
まちぼうけ ◆xGRQOYRrYA :2007/07/06(金) 13:33:01 ID:VUehBzWk
あげ
40 :
名前はいらない:2007/08/22(水) 21:26:49 ID:zHI1rBoY
41 :
Mana魔名:2008/12/29(月) 13:35:11 ID:H8JtCqav
一瞬のすれ違いと終生の別れが交錯する
期待と諦めが混ざり合い泡の様に消える
一度きりの人生だから溺れる様に楽しめ
会えなかった可能性に悔いないためにも
42 :
名前はいらない:
はい