花鳥風月動物鉱物老若男女其の他諸々

このエントリーをはてなブックマークに追加
190宮坂純 ◆Q.YLOO/tn6

「夕方の海に」


靴脱ぐ タイツ脱ぐ ロングスカートを捲る
どれだけ細かい粒子だろう
砂浜を感じるには 粗雑な足の裏

気が大きくなって
どんどん海を進む
予定外にふとももまで濡らした海水
どうせ乾くね 楽しいね 寒いね
寒さと海水の蒸発で つるつるの足を触る

淡い陽が沈んだら
ばかでかい月が出てきたので もう少しいる
脚の内の砂を気にしながら