714 :
北 ◆FUCKcjokcg :
「火葬場」
俺はあんなにややこしい形をしたところから、
生まれてきたのに、最後はボタンひとつで
合理的に焼かれるってのは嫌だと思った。
せめて棺桶が入ってゆく入り口が人の顔に、
なっていて、その口に飲み込まれていくみたいな
感じの絵が描いてあるとか、出来ることなら、
大股開きの女のあそこに、棺桶が挿入されるみたいな、遊び心が欲しいよな。
というか、最後くらい煩悩丸出しで好きにさせてくれよ、って遺書に書いておいても
誰も聞いてくれんだろうなぁ。
個性のない火葬っていうのは、死んだらみんな同じ場所へ帰って往く
みたいな逆に不自由さを感じて、そこらへんに切なくなって涙が出たね。
715 :
北 ◆FUCKcjokcg :2007/06/01(金) 02:08:38 ID:jye5Ee0Z
骨
いやぁ、まだ死んだと思えないんだよね。
受け入れられないとか、そういう問題じゃなくて、
ひょっこり、窓から「ふわ〜」っと入ってきて、
「おいおい、やっぱ足はなくなるのか?」みたいな
会話をしてる感覚だね。
結局、それって幽霊なんだけど、
普通にこうして話なんか出来ちゃうと、
生と死の境界線なんて、本当は
無いんじゃないかと思うよ。
716 :
北 ◆FUCKcjokcg :2007/06/01(金) 02:23:38 ID:jye5Ee0Z
俺は実際のところ
火葬場で煙草くわえて
時間を潰していた坊さんに
一番好感を持ったよ。
その次は司会のおばさんだな。
「では、最後のお別れを・・」
なんて言いながら、スカートの丈が
膝より上だったもんな。
葬式って、サーカスみたいだ。