糸色　丁頁 　「凛凛ロケット」

おまえは正しいぞ　胸をはれ
ぐんと正しいゆえに　乳首も突き出せ
みんな逝ってよし　詩とは歩みではないのかww
さようにして合理町通り３町目角を曲れば
無人の野原　ばっち一人きりのそらー
ここは清浄　過疎高原ほぼ中央に穿たれた
クソ穴かぁ

排泄する苦悩の確実さ　
三日分の抵抗もすぎれば
もう暗い穴だ　
詩とは井戸ではないのか

　　ともあれ詩人を名のる貴兄、貴姉のみなさん
　　過疎など嘆くなどは間違った振るまいです
　　親しい友達は暗い穴の中にいる
　　あるいはそこに映った星に　

どこもかしこも　寝ても醒めても
動いているのは亡霊ばかりさ
滑稽にもみんな死んでいることに気づいていないのだ
これが世界の秘密　
でも内緒だよ
愚かな霊ほど怒りっぽいからね

　　　さささささ
　　　詩とは
　　　足跡を消していく後ろ歩きではないのか