347 :
名前はいらない :
2007/01/21(日) 01:07:43 ID:cVLLsnQC 「空模様」 アフロヘアの三日月が しゃくれ具合を気にしてる そんなことなどつゆ知らず 風神と雷神のバトル勃発 雲は吹き消され 街の灯りは一瞬にしてDown 露になった三日月は 空よりブルーな気分で落ち込む 気の毒に思ったのはケイローン 風神と雷神に一喝落とす 「カーツッ!」 言ったかどうかは定かではない そんなこんなで 早送りだった様相は いつの間にやらコマ送り 落ち込んでいた三日月も 優しい雲に包まれて そっと朝を迎えようとしていた
348 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:07 ID:vK5hfFi8
349 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:13 ID:Nohu29S7
350 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:14 ID:Yu/dmaSE
351 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:21 ID:Min8fAjz
>>347 「風神と雷神に一喝落とす
「カーツッ!」 」
バカじゃねぇの?
352 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:27 ID:+kuLibPt
>>347 正直、酷過ぎるから書き込まざるを得ない・・・。
354 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:32 ID:gvVkcBXj
>>347 どーゆーセンスしてんだよwwwwwwwwwwww
ないわwwwwwwwwwwwww
355 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:29:49 ID:72OfDl7x
356 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:30:01 ID:MQr0ZPkT
>>347 心に響いた・・・すげぇ・・・涙出た
2点だな
357 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:30:06 ID:hbYMQAoq
>>347 バトル勃発wwww格闘ゲーかよ
4点。
358 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:30:08 ID:Tnb0KtCu
359 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:30:28 ID:/DCazPiN
360 :
名前はいらない :2007/01/21(日) 02:30:31 ID:XSRQYDiQ
っと…………… ???????? 電波??????
一言評価いきます。短いのでじっくり見てもらいたい方は再評価を希望するといいと思います。
>>347 「空模様」/
ストーリー性はあるが、時々意味のないものも混ざっていて空想の中に現実性を失う。
そのために面白さが削がれている。
50点
>>346 「確かめて」/
これは…うーん。たまにあるんだけど、表現が適切でないためにあまり意味や伝えたい内容が伝わらないタイプの詩。
具体的にここがって言うんじゃなくてほぼ全部が。無念50点
>>344 「嘘」/るいさん
内容がおおざっぱ。もっとこだわりたいところは突っ込んで。60点
>>343 「恋走る」/
書きなれている。おっとくる表現はないが、他の作品とくらべるとそこそこ。
内容はありきたりです。季節を花で飾る発想が良いですが、最後梅とするなどあまりこだわりが見られないため、効果が希薄。
ただ単に何でもよかった感じがします。
65点
>>340 「旅の終点」/
着眼点はなかなか。読後は温かい。基本的に読ませるレベルにきているかな。と言ってもそれが当たり前なのだけど。
しかし何かものたりない。60点だと思うが、このスレのなかではいくらか良い。良いというか、よくみえるだけなのかも。65点
>>341 「距離」/
1連と2連、対比を折り込んだ、近くて遠い、という意味合いの表現だとおもうがその後の展開を考えると1連は不自然。
つづく↓↓
つづき 4連、書いてある内容から、読み手が意味や効果を割り出すのは困難。 それ以降は筋書きに変わり、しかも設定を読み解けない部分も多い。だから思いなども伝わらない。 思いを込めるときは、より具体的にすると読み手は主人公の気持ちがわかると思います。 無念55点
>>313 「怪鳥は夜に鳴く」/
寒さと拒否感のある風景描写があります。
怪鳥という不思議な存在で非日常と異様さを描いていますが、それだけ。
暗喩として使われているわけではなく、用途が不明。怪鳥でなければならない理由もなければ、物語の観点から見ても必要性がない。
ただミステリアスというだけでは成り立たないのが難しいところ。
作品の主題は?と聞かれたら芯のないこの作品はその質問には答られないだろう。
そこそこかけるのに中身がないのはもったいない。無念55点
あとシメも上記の理由で意味をみいだせなかった。 作為があったにせよ、それは読み込めませんでした。
>348-361 反省してるので勘弁して下さい(;_;) >362 50点もくれるなんて優しすぎです。どうもありがとうございます(^_^;) >365 評価ありがとうございます。 >ただ単に何でもよかった感じがします。 その通りです。参りました(T_T)
>>369-370 評価ありがとうございます
もう評価されるとは思ってなかったので嬉しいです
内容のあるもの目指して精進します
>366 重ね重ね評価ありがとうございます 携帯からなのでさっきは気付かなかったのです。 >しかし何かものたりない 自分でもちょっと感じてました… ちょっとずるい作品だったかも(¬_¬)
374 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/01/22(月) 13:51:23 ID:ATy6taT0
>>320 「じかん」/ゆずさん
学生さんですね。等身大の今の気持ち、シンプルですが卒業間近な人には共感できるのでは。
ゆずさんの作品は若いだけあってクリーンなものが多い。友達に読ませられる類の意味で。
僕のは詩自体に興味のない友人には読ませられない内容ですね。雑談失礼。
60点
375 :
名前はいらない :2007/01/22(月) 18:38:50 ID:af/8ctV0
「圧倒的な・指折りの・それでも」 ここは評価より詩の方がいい。 まるで評価になってない。 ぼくはやってない。
376 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/01/22(月) 19:42:41 ID:ATy6taT0
批判ですか。 評価に批判、罵倒、排除はつきものです。
>>375 作品を批評が超えたら、その批評が優れた作品だ、と思う。
作品至上主義でよろ。
良ければ評価お願いします 蒼穹の空とさえも重なりうる鳥を羨む箱庭の申し子 神さえも望む白き砦の王女を妬む投げ出された少年 風よりもなお自由を持て余す少年の純粋を目指す鳥 それらは死ぬほど羽ばたき、倒れるほど我慢し、狂うほど知恵を絞る 目の前の輝きを見据えて
379 :
どはち :2007/01/24(水) 01:54:54 ID:QEG+DoUc
軽くなった心の 何を詩にすればいいだろう 最初に浮かんだのは空と雲 青の面積が7割くらい 野原に寝転んで 帽子を額に載せる 本は要らなかった 欲しかったのは、もっと別のもの 言葉の中の風景すらいらない 草の匂いと、やさしい君の手 その二つがあればいい
380 :
名前はいらない :2007/01/24(水) 04:43:11 ID:avkyiIs4
「時間と暮らす」 最初に浮かんだ空と雲。 青の広さが七割で 残りの三割が野っ原で 寝転がって本を読んでいた。 草の匂い?まだ、わからない。
381 :
ちゅう華剤 :2007/01/24(水) 07:41:20 ID:j+GXNP30
電車が揺れて 中の満員の人達も揺れたとき 人と人の間が 波となって見える そのうねりは 思いやりかな ていの良いバリアーかなそんなことって 思い込みかな 線路に叙情を浮かべる隙を 見せてる 見せてない そんなことをふと思えば電車に魅せられている僕
382 :
D8 :2007/01/24(水) 11:48:17 ID:QEG+DoUc
君がいる場所 更新されていく時間の頂 映写機に射抜かれた一枚のコマ 懐かしい夕日に染め抜かれて 風に舞っている髪と その香り 回り続ける映写機 その中に自分もいる ざわめく海と 冷たい風を運ぶ道路 行き先を失ってしまったシナリオを抱えて それでも君と歩いていきたい 本当は幸せだったあの日のことを どうしても忘れられない自分がここいる 差し伸べた手をとってくれるだろうか・・・ 回り続ける地球 あるはずだった思い出を置き去りにして 夕日は沈む それでも君と歩いていきたい 評価願います。
383 :
D8 :2007/01/24(水) 23:02:57 ID:QEG+DoUc
つまんねー詩書いたな、俺・・・。 空振りだ。 抹消したい!
「走馬灯」 この世は酷いことだらけ 真実と虚構が共存している 我が物顔で皆が生きてる 自分の存在自体わからなくなる時もあるだろう でもね、いままで君が生きてきたことは真実なんだ だから、悩んでないでそのままでいい この世はエンターテイメントみたいなもんだ 風雲たけし城みたいなもんなんだ 横から大木が襲ってくるろう ぶち当たっても気にすんな 脱落しても気にすんな はじめからやり直せばいい 馬鹿みたいに生きるんだ
385 :
名前はいらない :2007/01/25(木) 17:58:47 ID:X+pixBFS
「カエル跳び」 幹二先生には、時代を考えてと言いたい。今は、小林秀雄の時代ではない。 著述と講演、それもいいのかもしれないが、IT、つまりブログには、打てば響くの感がある。 一言が、ネット世界に作用を及ぼすとすれば、それは充分、思想家の本懐ではないのか。 とはいえ、無理をせず、全うすることを願って止まない。が、知る人は知る。 それにしても、梅原猛氏の評価した時から幾年か。根は同じとも思われる。 そのねじれを後代は知らない。それが希望か。所謂、世代間の中抜き。
386 :
名前はいらない :2007/01/26(金) 05:32:12 ID:3lw4WkQz
「あおいの抜き抜きて神軍」 「戦後、敷かれたレールに爆弾を?」 「まだ、わかりません」 「でも、マルクスは…」 「あおいさん、哲学の本流から見れば亜流ですきに」 「樹里金さん、熱病みたいなもの?」 「あおいさん、特効薬はありません」 「読まなければいいのね、始めから?」 「若い才能の出現を、老人が読まなくなってから久しい…」 「樹里金さん、芥川賞?」 「あおいさん、吉行あぐりが新藤兼人との対談で」 「檸檬の安売りかしら?」 「さあ。しかし、農薬を使わない檸檬は少ないみたいですな」 「で、樹里金さん、世代間中抜きの謎は?」 「あおいさん、そんなにミステリーを急いではいけない!」 「でも、樹里金さん、命、短けえ」 「桟橋は長いよお、ん?あおいさん、まさか?」 「ふふふ!」 ふのない将棋は負け将棋。待ってくれとも言えもせず。 かえるつもりが今はかはづに。竜に睨まれた玉のよう。 樹里金
387 :
名前はいらない :2007/01/26(金) 09:54:01 ID:/IDp83MA
「辞書」 わからない言葉を辞書で引く あやふやな言葉で返される 追跡敢行 するとオウム返しで返される 大抵は親切なのに 罪なところもあるのね
一言評価いきます。前持っていっときますが全部は評価できません。5連投規制にひっかかったらそれまで。 >>?「辞書」/ これは覚えがあるなぁ。(笑) もう少し比喩を強めたら暗喩に化けそうな気配。人間関係とかけてみるとか。勿体ない気がしました。 発想は悪くないです。D+
>>384 「走馬灯」/
タイトルに内容が反映されていないように思います。
3連の悩みは具体的でないので、語り手の案内人的な役割を果たせていません。2連だけでは抽象的すぎるんです。
内容はストレートに生きようとする意思が伝わる。
作品としてはやや主張が弱く、目の肥えた人には退屈にも感じるだろう。
風雲たけし城には笑ったが(子供のころ見てたよ!)内容的にありきたりに近いギリギリライン。
60点だけど、笑わせてもらったってだけで5点あげちゃうwフフ65点
というか一言でいけなかった。
>>383 そんなことねぃよ。いくらかは
>>382 「タイムコード」/
1連の修辞が素敵だと思った。しか後半以降、話しの方向性が掴めない。
ラスト一行のせいかなー。
3連の展開が急なのか、映写機による過去を捨てるというような表現は結局うまく行かなかったことなのか。
表現力に比べ、ストーリーが落ち着かない。前半はかなりよかった。65点
課題:スムーズな話運びで読み手に理解させること。
>>381 「タイトル不備/ちゅう華剤
うーん、内容、電車にみせられてのシメともに弱い。発想が足りません。独自性をもって。58点あたり
>>380 「時間と暮らす」/
伝えたいものがない。タイトルでわからなくはないんだけど。
ラスト一行「草のにおいまだわからない」ここは締め括りであるのに、意味を見いだせなかった。
うーん60点以下の基準値が心配になってきた。50点以下
>>379 「タイトル不備」/どはちさん
ほんわかしています。心を詩にしたときの風景に清々しさをかんじます。
現実に溶け込んでいく描写が絶妙。
気になったのはありきたりなラスト一行があるために陳腐に見えてしまっていること。65点以上70点未満かな
394 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/01/28(日) 00:02:42 ID:BRq31Rmg
ところでこのスレあがらないの?
395 :
D8 :2007/01/28(日) 00:40:05 ID:LC/EQuYe
age
396 :
名前はいらない :2007/01/28(日) 06:10:01 ID:Kq7mS6tb
「あおいの残酷物語・本土決戦!編」 「あおいさん、離島は国土ではないとでも言うんですか!」 「ほんとうに。でも…」 「でも、何をいまさらと、あおいさん?」 「でも、どうして棄ててしまったんです」 「ぼくが悪い。勘忍して下さい」 「残酷だわ」 「どうして?」 「だって、それはあなたの勝手じゃありませんか」 高校の無い離島はまだまだ多いと樹里金はNHKテレビで見た。 どうせ親元を離れるのであれば、都会であれ夕張であれ、同じこと。 若者不足の夕張に全国の離島から高校生が集まれば、宮坂お父さんも楽しめる。 これならイケる、これなら出せる、可愛いわが子を、公教育の聖地・夕張ヶ丘高等学園へ!
397 :
名前はいらない :2007/01/28(日) 07:32:24 ID:NovEYoRG
東の空から昇る 立ち眩む 赤と白が駆ける 慣れて見れば 朝は 蒼白 沈み損ねた月が晒されている ただ もうじき消える だから惜しみないさよならを 火を灯して3分弱の呼吸 習慣 もはや逃避 日常との決別は三度目の足踏みを 空気を濁して 救われるとは言わない そんなの要らない 肺から腐っていくだけ 月と同じ色の 嘘を吐いて 気流に乗せて 12mgの分だけ低迷 目で追えばその先で 逃げ場を失い バラけて消えるのをみている 嘘だけど ただ 同じように消えるのを待っている
>388 評価どうもありがとうございます
399 :
D8 :2007/01/28(日) 22:33:53 ID:LC/EQuYe
書くのが遅くなってしまった・・・。 評価ありがとうございます。 一連目は、自分でも少し気に入っている箇所です。 褒めてもらったことを嬉しく思います。 2連目以降、なんだか自分が弱くなってしまっているように感じられます。 物事を、深く観察し切れていない、何となく、物事の中心まで言葉が届いてい ないような感じがしてしまうのです。 なんつーか、ヘタに何かにビビッて書いているんですね。 何となくですが、最初に「時間」というテーマを、強引に当てはめようとした 事が、この詩を、どこか安直なものにしてしまったように感じられるのです。 過ぎていく時間、というのは、確かに重要だったかもしれない。こうしている 間にも、季節や行事がどんどん進行して行ってしまう。その事がやっぱ悲しい というのがあるのだけれど、その表面の下で、密かに進行していたものや、 いつの間にか成長 していたものも確かにあったのではないか。
400 :
D8 :2007/01/28(日) 22:35:24 ID:LC/EQuYe
上の続きです 何となく、この詩は偽装した悲しみをうたってしまったように感じられるのです。 不自然にマイナス思考なんです。ビビリというか。それを何枚もはがし てみて、 ようやく詩らしい詩になっていくのかな。 夕日が沈む、と、悲しそうに、一つの時間の終焉を告げている。それでもその 後にやってくる、冬の澄んだ空気に浮かぶ星空や、また、この寒々とした空気 の向こうにもちゃんと控えている、暖かい春のことを、なぜちゃんと書いてあげ なかったのだろう。それから、人間の心というのは、どこまで行っても未知の 領域です。自分以外の人間の目から、世界を見たことは一度もない。おなじ ように、 未来を見た事があるという人間も一人もいない。とても頼りない世界 だとしても、だからこそ希望や、とても大切な、勇気を持って信頼に値するもの もあるのではないか・・・。 何か話が膨らんでいっていますが、こうして深く考えて、現実に正 しい認識を 持った上に、たった何行か詩が生まれてくるのではないかなと思います。
「とある夜の空想心」 屋上で見上げた夜空は聡明なブルーで 360度ひとつも雲は見当たらなかった 呼吸を躊躇したくなる程の冷えた空気 くっきりとした輪郭で浮かぶ半月を ウィスキーグラスに詰め込んで スコッチを注ぐ ピシッ シュッ メキッ どんな音がするかな 星をつまみに乗り継いだなら どこまで行くことができるだろう 空想は脆く 風の変化と共に僕を現実へと帰す ああ、またいつかの夜にね
402 :
D8 :2007/01/28(日) 22:37:35 ID:LC/EQuYe
さらに続き たとえ悲しい定めだったとしても、それが本物ならそれを書くべきだし、そこに 希望を見出せるのならば、その喜びを書けばいい。なんだかんだ、正直さが 問われるところなのかもしれません。 そんで、一連目は、やはり少し気に入っているところがあります。 それで、ここから先をもし続けていくとするならば、詩に意味を持たせずに ただ情景だけを、写真やスケッチのように言葉に写し取っていけばよかった のかなと思います。 それか、時間という物に対して、もっと深い考えを持った上でのストーリーを ちゃんと書く。 もし機会があれば、良いつなぎを思いついたら、そんな感じでまあた書き直 してみたいなと思っています。 つーか長文スマソ・・・ 作品を書けって話ですね。 評価ありがとうございました!
403 :
名前はいらない :2007/01/30(火) 06:16:50 ID:hhb1sBT4
「バカ間奏曲・勝手補佐官の明暗」 わたし、バカが好きなの。今日も 生きていることがうれしいの。 どうしてかしら? 教えてくれる? 今日も街には、バカ、あふれ。 わたしは歌う、ミュージカル! そして踊るの、一緒にバカと! バカがわたしに言うのよおお、 少しはキミもバカになれよと。 すました顔ではつまらないよと。(録音テープ) でも、わたしは、見ているだけでいいの。 なぜか、あなたを… 笑って話せるね、 そのうちにって握手したこと。 夏のおバカさん?何で今頃、 秘めた過去帳が開くのかしら? ふぞろいに?ぼそぼそと?フフフフ。 (一同、風呂場へ)
404 :
ゆず :2007/01/30(火) 19:33:10 ID:U3dEQKSc
奇跡を信じたい 過去に戻れるなんて ありえないのにね それでも奇跡を信じたい
405 :
ゆず :2007/01/30(火) 19:41:06 ID:U3dEQKSc
きらりきらり 静か過ぎて うるさい きらりきらり 汗臭さのなかに 夏を感じた気がした きらりきらり ああ 今年の夏もいそがしいな
406 :
名前はいらない :2007/02/04(日) 05:05:09 ID:K0JhAWiN
「壊れたと壊した」 そんな題名の向田邦子の文章がある。 原稿用紙二枚くらい。 明治生まれの父親の厳格さについて、 その懐かしさみたいなものが、論理的に、 劇的な平手打ちで表現されていた。 体罰は、男親が請け負う方が、 後腐れが少ないのではないか。
407 :
名前はいらない :2007/02/04(日) 15:01:17 ID:mrPRmd2+
基本的に自由ということなので、評価に値すると判断してもらえたら評価をお願いします。 「世界」 煙草と排気ガスを吸って今日も生きてく ビルの渓谷を縫って歩いてく 夢は夢のまま 思い出は思い出のまま 見続けた方が綺麗と やりたいこといくつも諦めてきた 『無難』と『右に倣えの流行』に美徳を感じて 色違いの服を着て これが個性だと考える 「夢を見ない」を合言葉に頑張ってきた それもまたひとつの生き方と言い聞かせて いったいいくつ自分を捨ててたんだろう 妥協を隠すために言い訳を作って 「だから君のために…」なんて謳わずに 自分の意思がすべてを変えていく 「騙す方よりも騙される方が悪い」 世の一つを映す言葉だけど 「夢は夢のまま 思い出は思い出のまま」 そういった言葉が信条の 人間が正しい世の中なのかな いったい何度自分を騙したんだろう 世を渡る手段だと言い訳を作って 「夢は叶わないもの」なんて謳わずに 見方次第で世界は変わっていくから
408 :
名前はいらない :2007/02/04(日) 16:05:11 ID:wNOOEVsX
「窓の外」 消しゴムのカスを手のひらに乗せ 窓の外にフッと飛ばした 風に乗って思いの外 遠くまで流れて行った 煩わしい事この上ない 日々のあれこれも フッと飛ばしたら 遠くまで流れて行くのだろうか 頭痛の種でしかない手元の携帯電話を 試しにフッと飛ばしてみた やっぱり真下に落ちて散らばった そう甘くはないよなと いつものように苦虫を噛み 他の煩わしさの元凶を探した 辺りを眺める よく考えてみると 必要なものなど一つもなかった 全てが煩わしいものではないか いかに纏めて捨てようか 少しの間悩んでみて ぽんと手をたたいたすぐ後に 意識はフッと飛んでいった
409 :
名前はいらない :2007/02/04(日) 22:18:34 ID:2NbeyYH6
夢を見た 変な夢だ ちょーど一年くらい経ったろうか 現実と夢とはずっと交わることは無くて 現実と夢とか平行して進んでた 現実で夢を見たりして僕に少なからず影響を与えていた そのシャボン玉みたいな夢は割れることは無くて 玉の中には色んなものが詰まってる ぼく一人ではどうしようもなくて ずっと僕の頭の上に乗っかっている
410 :
名前はいらない :2007/02/05(月) 08:55:36 ID:7HU5ev+/
「迷宮」 言葉は最上級のペテン 繊細な僕が口を閉ざすのは必然 低反発な足元に転がる単語は 拾うときっと嘘に変わる 甘い林檎の味さえ知らない 迷走を続ける僕はマウスにも劣る
411 :
名前はいらない :2007/02/05(月) 11:58:56 ID:c4v76BVi
「井戸と階段」 独り言を云いながら 降りて行く言葉の迷宮は きっと誰かが聴いていて 底には水が張ってあるに違いない。
412 :
名前はいらない :2007/02/05(月) 12:33:58 ID:hkodZ/ie
「真っ白な世界」 今日、世界が終わった 真っ白な世界にひとりぼっち 叫んでみても、応えるものは誰もいない 真っ白な世界にひとりぼっち ふと、まわりを見渡すと、 大きな扉があった ”ギギギギィ〜”扉の中には誰かいる そうか、これは自分自身の姿だったのか・・・
413 :
名前はいらない :2007/02/05(月) 13:04:57 ID:/Tb5Ntsn
今やっと解ったよ。 手に入れたい 抱きしめたい 愛されたい きっと叶うコトもないだろうし みっともないって解ってる。 でも止まんないの。 本人に嫌われたとしても。 これが恋ってもんなのかな。
評価させていただきます。
>>413 きっとそれは恋でしょうね
自分の気持ちをそのまま、新鮮なまま、素直に綴られていて好感が持てます
ただ、詩としてどうかといわれると、微妙です
もう少し自分の気持ちを、ちょっと変わった言葉、表現を駆使して
よりわかりやすく、伝わりやすくしてみる努力をしてみては如何でしょうか
あと、タイトルはつけたほうがいいです。
30点
>>412 「真っ白な世界」
うーん、随分と内省的な詩ですね
表現が漠然としすぎていておおざっぱな印象を受けます
もう少し言葉に凝られてみてはどうでしょうか
アイディア、というかこういった世界観は結構ありふれているので
他のものと差をつけるためにはやはり表現を工夫するしかないと思われます
30点
415 :
412 :2007/02/06(火) 08:37:43 ID:h6Cj3SoG
>>414 詩と言うものを人生で始めて書いた理科系人間です。
たしかに読んでみると漠然としすぎですね。
414さんの意見を参考にもっかいチャレンジしてみます。
評価ありがとうございます。
416 :
名前はいらない :2007/02/06(火) 09:30:26 ID:OQ84dm7E
「悲哀≦愛」 僕の身体はお寺の鐘の中とつながっているのです 朝と夕の鐘がつかれると どうしようもなく震えが止まらなくなるのです 妻は一度目の鐘がつかれると 私に薬を与えてくれます そして全ての鐘が事を終え 鐘の音の余韻が覚める頃 私の震えもようやくピタリと止むのです
417 :
名前はいらない :2007/02/06(火) 11:28:37 ID:/KAWP1ln
レンズの裏側 不思議な透明感 ガラスでできたまあるいカタチ だれもが見過ごして生きている それを覗かずに 覗けば世界は違って見える それなのにだれもかも 気ずかずに 道を歩んでいる
418 :
名前はいらない :2007/02/09(金) 00:56:16 ID:dtKNiYKf
一度評価してもらったものを批評を参考にちょっとだけ変えてみました。 恥ずかしいくらいちょっとしか変えてませんが… 「恋走る」 冷たい風にぶたれた春先 私はあなたに恋をした 梅の蕾が堪えきれずに口を開いている 私はどんどん季節を追い越し妄想に花を咲かせてる 桜 向日葵 秋桜 葉牡丹 ループする脳内 ブレーキはきかずに暴走 あなたの前でやっと停まった 気付けば梅は姿を潜め ピンク色した桜が満開 シーン1のカチンコが 私の前で大きく鳴った 「僕を困らせる類似」 わからない言葉を辞書で引く あやふやな言葉で返される ああ、アレだ、キャバ嬢に似てるよね 鼻息荒く追跡敢行 するとオウム返しで煙に巻かれる 普段はあんなに優しいのにね 罪なこともしちゃうんだね
評価させていただきます。
>>416 「悲哀≦愛」
面白い発想だと思います。
奥さんが夫を介護してるのかな?
悲壮感はあまり感じられず、温かいやさしさが香る作品だと思います。
ただ、タイトルが「悲哀≦愛」とあるのに、
愛の部分があまりフィーチャーされてないように感じました。
もう少し、妻との関わりがあってもいいように思います。
あと、タイトル、もうちょっと変わっててもいいと思います。55点
>>418 「恋走る」
瑞々しく描けていると思います。
ストレートでいいと思います。
目立った粗が見つからない。。。
あ、最後の一行が浮いて見えます。
いきなりカチンコかあって思いました。
始まりを表すのであれば
それまでたくさん花の名前を並べているのだから、
花でも良かったんじゃないかと思いました。
ともすれば陳腐になりかねない題材を、うまく料理してると思います。60点
>419 評価ありがとうございます。2つとも書きました。 「悲哀≦愛」は単に鐘が鳴ったときではなく、”一度目の鐘”と指定することと、 薬は渡すとか貰うではなく、”与えてくれる”という表現で妻の愛を表現したいと考えました。 夫は難病かも知れないし、薬物依存かも知れない。そこは読み手に委ねることにしました。 ただ、どちらにしても妻にとって、好ましい状況とは言えない辛い状況です。 それでも決めた通りに薬を与え続けるのは、多少なりとも愛が勝っているからです。 それをタイトルに刷り込みたいと考えたのですが、いい言葉が見つからず苦し紛れにつけました。 お寺の鐘を使ったのは静かに響くようなイメージで書きたかったのです。 ”温かいやさしさが香る”と言ってもらえて嬉しいです。 「恋走る」は前回書いたときに最後をなんとなくまとめて終わってしまったので、 少しこだわりを見せようと思いました。失敗に終わってしまいましたが… こだわったのは妄想の季節を花で飾ったので、最初の妄想を始めた桜から現実をスタート させようと思いました。でも桜を咲かせるだけでは弱いと考え本番が始まるということで カチンコを使ってみました。 ありきたりな題材なのはわかってるのですが、なんとなく避けれないのです。 時代劇が好きなせいかもしれません。。。 詩の説明はちゃんとしたことはなかったのですが、評価してくれる人からみたらどうなんですかね。 結構皆さんしてるみたいなのでちょっとしてみました。
421 :
モザイク :2007/02/11(日) 15:29:56 ID:p+Ro6ola
『あいじょう』 消えたんじゃなくて 見えなくなっただけだ、って信じてる 背が高くなった分 高い位置のものばかり 視界に入るだけ もっと大きくなれば あそこにある愛が手に入るはず それまで、背を伸ばす努力をしよう 我慢しながら
>>420 なるほど、そうでしたか。
詩の説明はしてもらったほうが嬉しいです。少なくとも自分は。
やはりどういう心情で書いたのか、どういう意味があるのかは、純粋に興味があります。
読みが当たっていたら嬉しいですしね。
423 :
名前はいらない :2007/02/11(日) 23:53:54 ID:vWJaasLf
きみはあの日をおぼえてるかな きみはあの時をおぼえてるかな きみはあの場所をおぼえてるかな きみはあのことおぼえてるかな 僕は忘れなんかしない きみと過ごせた あの日 あの時 あの場所 あのこと そしてあの太陽を いつから太陽はかたむいたんだろ いつから太陽は沈んじゃったんだろ もう太陽はのぼってこないんだね ただ僕のまぶたにだけ太陽が映って いつしかそれは雨に変わってた
『コインランドリー』 汚れちゃった シャワーでも浴びれば って思ってたけど 水が予想外に重くって 嫌になる 濡れたまま外に出て たどり着いたコインランドリー 胎児みたいに丸まった 乾燥機の中
>>425 「コインランドリー」/鞭さん
名前にガクブルですw
文体がギャグっぽくないので奇妙なミステリっぼい印象。これは事件です!
ミスマッチ感が面白い。65点
>>426 わあ、やさしいあくまさんありがとうございます。
こういう、変な感じを書くのは好きなんですが、
中身があるものを書くのは苦手だなぁ。と思います。
精進します。
評価ありがとうございました。
陽に隠された視界の中が 何故だか心安らいで 生温い涙が脳を伝った 月に耳を塞がれたら 引き裂かれる程音が叫んで 部屋を荒らしていった 病んだ太陽は歪んでいて 人が狂って自然は嘲る 醜く朽ちた建造物は 静かに笑って闇に消えた 五月蝿く果てた塵が嘆いて 雲は無視して泳いでた 忘却されてくチェシャ猫は 不気味に笑って破裂した
429 :
名前はいらない :2007/02/16(金) 00:09:58 ID:say8ZUXt
光を放つ雫が跳ねたら 記憶がゼロに戻される 闇が造る影が迫ると 音が弾けて乱舞する 白のベッドが光に溶けたら 小人が這い出し狂いだす 紅い月からこぼれた兎が 目を眩ませて破裂した
「オルゴールと関係」 裸のオルゴール 巻いてくれる人を待っている メロディーはワン・パターン 巻かれど 巻かれど 音符は空へと離れてく 失意のオルゴール 失うことを恐れてばかり リズムはいつも不安定 巻かれど 巻かれど 満たしてくれる人はいない 疲れたオルゴール とうとうポキンと折れてしまった メロディーに穴を開けてしまった 修復出来ない痛みを知った もう二度と戻らないのだと強く悟った ただオルゴールにはわからなかった 過ちだったのか そうでなかったのか
431 :
名前はいらない :2007/02/17(土) 19:40:17 ID:0qs86/hG
「踏切の夜」 ただ世界を終わらそうとした。 何処見ても誰も居ない 此処は危ない色 誰かのために生きるのが既に困難だ。 赤い点滅、思考過る、そうだ今が スポットライトみたいだな 僕だけが照らされて 眩しい もう君ともさようならだな 倒れるくらい圧迫感 苦しい ただ世界が終わればと思った。 何処見ても誰も居ない 此処は危ない色 必死でもがくのが既に困難だ。 白い光、鈍い擬声音、止まる思考 全て終わったみたいだな 瞼の奥で何かが泣いた 淋しい もう何もかも手放した 耳の奥で何かが叫んだ 助けて 欲しかったのは自由で、その為に僕は何もかもを手放した。 失うものはとてつもなく多かったのに、僕が得たのは苦しみと後悔だけだった。 警笛の音、赤い点滅、白い光 思考過る、死神の後押し、止まる思考
[独り言] 嗚呼 あんた等は臭い まるで腐敗している 嗚呼 あんた等は醜い まるで死んだカエル 歩くよりも速く流れていく 追いつこうと必死になってる ただしがみ付いて離されない様 必死に愛想ふってる 嗚呼 あんた等は汚い まるでどぶ川の様 嗚呼 あんた等は酷い まるでロシアンルーレット いつも自分を棚に上げてる 自分を守ろうと必死になってる ただ傷つかないように皆 誰か犠牲にして笑ってる 俺は全部知ってるんだ 俺は全部見ているんだ あんた等が成長せずに同じ事ばっかりしてる そんな阿呆面見て笑う俺はあんた等とは違う 嗚呼 あんた等は×× 例えようも無いヒステリック 嗚呼 あんた等は×× 自愛精神に乗っ取ってる 罵倒と反発しかできやしない ただ人を批判したい 自己主張しかできない またそうやっていがみ合ってる 強ければ従ってく 弱ければ利用してく 皆おんなじ顔つきで 皆おんなじことしかやってない 俺は全部知ってるんだ 俺は全部見ているんだ あんた等が成長せずに同じ事ばっかりしてる そんな阿呆面見て笑う俺はあんた等とは違う
>>437 「独り言」/
70点以上。
形式っぽいから歌詞かな。歌詞評価ではないのであしからず。
ストレートなので目を引く表現はなかったが、主張に独創性はあるかな。
1連が似たような繰り返しなのでくどい気はするが、まとまりもよく面白かったです。
434 :
名前はいらない :2007/02/18(日) 14:37:36 ID:h1hzCZX5
「日曜日のテレビ」 死んだカエルのようだよ 政治家の話は ゲロゲーロ。
435 :
名前はいらない :2007/02/18(日) 14:38:13 ID:MEB9BTWJ
436 :
名前はいらない :2007/02/18(日) 14:47:42 ID:h1hzCZX5
>>434 評価させていただきます。
辛口だけど100万点。作者は
きっと小学生なんでしょう。
きっと、カエルは冬眠している
と思います。もうすぐ春ですね。
437 :
名前はいらない :2007/02/18(日) 17:59:05 ID:vNng5A7B
438 :
432 :2007/02/18(日) 18:23:23 ID:Ft3QA0Rd
>>433 評価有難うございます。
詩となるとどうしてもこのような形式になっちゃうんです orz
もっと精進しますです。
[サイレント] 過ぎ行く車のライト 通り抜ける街の風 私の居場所なんて何処に行けばあるの 街灯に照らされ集いあう儚き夢のような蝶達 この地上より遠く彼方へ誘うような白い羽 流星が廻って淡く光る 遠くの方で陽が泣いている 私の命も燃え尽きて消える 涙を流し刹那に揺れる 空を深い木々が手を駆ける 砕けてしまった罪と贖罪 慈悲を胸に私は消えてく
「塊」 己がくゆらすカラーに死をみた 指先が梅干しのように変色 掌の中央から地図が展がる 侵食 侵蝕 浸食 浸蝕 いっそ砂のようにこぼれてしまえ
441 :
名前はいらない :2007/02/20(火) 12:44:36 ID:ZuBuQC2P
「中央高原の幻想・梅干しの来た道」 梅干しとは健康食品。 日本人にとっては、死とは 正反対の概念かもしれない。 手のひらの地図を広げて きみは沙漠を行くと云う。 高い空を見上げては、 日本に近い距離だとも。 そして、いつか、ぽつんと、 話すだろうか、ここにも 梅の木なんかがあればいい。 でもみなさん、その前に 召し上がれ、お土産を。 乾いた町にも相応しい 携帯できる保存食。 家にあれば笥に盛る飯を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る 有間皇子 二人して旅にしあれば草枕酸いも甘いも天日にぞ干す 鈴
442 :
名前はいらない :2007/02/20(火) 15:08:30 ID:Mu9eccxp
「泳ぐ月」 川を泳ぐ月を見た 感情は渇いて 唾液のような 雲が剥がれた 足音を 鳴らした わざと 鳴らした 夜の隙間をぬって 響いていった 音楽に 似てた 泳ぐ月は 暗闇にはぐれ やがて 消えた 足を止めて しばらく探した あきらめて 歩いた ゆらゆら ゆらゆら てのひらを 泳ぐみたいに してみた
443 :
名前はいらない :2007/02/21(水) 09:19:54 ID:1EO0orhk
「TVドラマ」 泳ぐ足。 きみの意外な ふくらはぎ。 月は流れていった。 雲は浮かんでいた。 本当は違うのに。 本当は違うのに。
444 :
名前はいらない :2007/02/22(木) 03:01:23 ID:77/uSmCj
「Prelude 1 – Voiles」 午後にそよぐ 風を受けて 西にある ほんに 舟の帆のごとく やわらかに 過ぎる 時間は 数十秒。 それも 隔日! ああ、今日こそは、ぼくは、 船出出来るか、この城砦を逃れて! 録画をすれば、見逃すことはないといえども。
445 :
山本金太郎 :2007/02/22(木) 10:16:28 ID:AiIOjrCu
【主張】東こくばるの宮崎弁は不自然だよ トクダネでカツラのニュースでたら不安なんだ 夜も眠れないよ コンクリートロードはやめたほういいぜ 俺の言いたいことはそれだけだ
446 :
名前はいらない :2007/02/22(木) 10:30:56 ID:UMCXhIhr
>>439 勝手に評価させていただきす。
その作品は60点くらいでしょうか
一つ一つの表現や、文の雰囲気はいいと思うのですが、文全体にあまりまとまりの無いような気がしました。
447 :
名前はいらない :2007/02/22(木) 13:54:08 ID:77/uSmCj
「セイレーン(Seiren)」 車のライトが四角を行く 風が世界を通り抜ける 私は居場所を探して 一つの街灯に集まる虫たち 白い羽からは鱗粉が剥がれ落ち 彼らは何かを急いでいるのか 光ってはまた落ちる 青い火となった触角たちは 電子音にも似た規則性を残した。
448 :
名前はいらない :2007/02/22(木) 16:48:24 ID:77/uSmCj
「セイレーン(Seiren)・take2」 車のライトが四角を行く 風が世界を通り抜ける 私は居場所を探して 一つの街灯に集まる虫たち 白い羽からは鱗粉が剥がれ落ち 彼らは何かを急いでいるのか 光ってはまた落ちる 青い火となった触角は 電子音にも似た規則性だけを残した。
>>448 Hi!お久しぶり。やっと違うジャンルに来たね。
描写力はありそうだけど作品としてまとまりがないね。
まだ書きたいことだけ書き綴っていて内容に方向性がみられない。
折角だから他のスレでいろんなひとに出会ってみてはいかがですか?
>>442 不思議作品。語感、リズム、表現によいものあり。70点
452 :
名前はいらない :2007/02/23(金) 13:44:28 ID:gqHkrwyj
「Seiren・帰還する物語」 車のライトが四角を行く 風が世界に忍び込む 私の居る場所を探して 一本の街灯に集まる虫たち 白い羽からは鱗粉が剥がれ落ちて 彼らは何かを急いでいるのか? 光っては落ちる また落ちる 青い火となった触角は 電子音にも似た規則を残して。
453 :
名前はいらない :2007/02/23(金) 14:05:56 ID:tXLCFtsS
454 :
名前はいらない :2007/02/24(土) 07:36:58 ID:XkHyRtMQ
「Seiren・航海」 「君は何をしているんだ」 「何?」 「何を数えているんだ」 「これですか。虫の数?」 「何のために?」 「仕事ですから」 「どうして助けない?」 「習性ですからね。これが彼らの自然」 「てめえ、さしずめインテリだな?」 「ねえ、邪魔ですから。ここへはもう来るな!」 この季節、タンゴの風が吹いて来る。 カラン、コロン、カラコロン。
455 :
名前はいらない :2007/02/24(土) 08:46:35 ID:XkHyRtMQ
「今週のドラマ」 人の間を泳ぐ足 木立の中で。 きみの意外な ふくらはぎ。 月は流れて行った。 雲は浮かんで、い、い、居た。 本当は違うのに。 本当は違うのに。
456 :
名前はいらない :2007/02/24(土) 08:52:44 ID:XkHyRtMQ
「ファンレター・第一番」 ♪Earth, Wind & Fire「Fantasy」 Every man has a place, in his heart there's a space, and the world can't erase his fantasies Take a ride in the sky, on our ship fantasii all your dreams will come true, right away And we will live together, until the twelfth of never our voices will ring forever, as one ああ、大地よ、風よ、燃える火よ! すべての男には場所がある、 こころの中の琥珀色、例えば、 サイトからCMが消えても、 世界は消すことは出来ないだろう、 この私のファンタジー(想い)だけは! さあ、一緒に空に舞い上がろう、 まっすぐに伸びた、ぼくらの宇宙船、その 夢のような白いふくらはぎに巻き付いて! ああ、そして、ぼくらは一つになるのだろう、 あの摺りガラスの衝立のように、揺れながら、 12回は無理だとしても、 指輪のようなあなたの声は、いつまでも! (第一番、終わり)
『椅子』 椅子は待っている じっと待っている 四本の足を静かに下ろし 身じろぎもせず 椅子は待っている じっと待っている 空気が澱んだ物置で 片時も休まず 椅子は待っている じっと、待っている
『猫じぇらし』 少し疲れた夜さ ため息混じりに「ただいま」を言うけど 君からの「おかえり」はなくて わざと大きな足音をたてて リビングのドアを開けると 猫と遊んでた君が何食わぬ顔で 「あ、おかえり」なんて 瞬間 胸にマーブル模様が広がって 炎じゃあないさって自分に虚勢 妬いた相手が猫なんてお笑い種 そんな風にくさくさしてる僕を見つめて君は言う 「かわいいなあ」 君にとっては僕も猫
459 :
名前はいらない :2007/02/26(月) 01:52:29 ID:6zY99kbv
「会いにいく」 変わってく 空の色を ひとつ残らず 覚えて 必要な時が来たら 取り出す 夕焼けが 海に触れて 聞こえないくらいの 音がする それはまるで 誰かが 誰かを 抱きしめるような そんな音 最後の色を覚えたら 会いにいく 君に会いにいく
460 :
名前はいらない :2007/02/26(月) 02:09:09 ID:wCQFmaPU
桜はもう 散ったんだね いつの間にかだったね 春はもう 終りなんだね あなたとも 会えなくなるの? 桜は綺麗で儚くて 儚いからこそ 綺麗に見える だけど散ったら… どうしよう あなたとも 会えなくなるの? あなたともっといたいから 叶わない恋だとしても あたしはあなたと 一緒にいたい そう思っちゃいけないですか? 暖かな春 綺麗な桜 どうか終りをつげないで あなたと一緒にいたいから… あなたと一緒にいたいから… ――――――――――――――――――――― 初めて書いた詩です。去年の桜の時期に書きました。
評価させてもらいます。
>>459 「会いにいく」
難しい言葉は一切使っていないため、シンプルで透き通った印象を受けました。
気になったのは、二連。
三連を色でまとめているため、浮いて見えました。
色にテーマがあるのか、音にテーマがあるのか、どっちかわからなかった。
表現は、陳腐でもなく、かといって突飛でもなく、丁度いい、心地よいと思います。55点
>>460 タイトル無し
花に恋を重ねた詩ですね。
内容はありふれたものです。
表現もありふれたものです。
『綺麗』がしつこく感じました。
桜はただ綺麗なんでしょうか。
もっとあなた自身の言葉を使うとよくなると思います。30点
462 :
名前はいらない :2007/02/26(月) 13:59:58 ID:NRMsOs5l
出来る事ならこの旅をもう終りにしたい。 惰性のように、 或いはまた義務のように歩みを続けてきたが、 私の足腰もそろそろ老いさらばえた。 ふと立ち止まった足元の一輪の華に、 心を寄せたい。 心を寄せたい。
463 :
名前はいらない :2007/02/26(月) 16:52:50 ID:ZRnaGqsY
涙が零れた 君の顔が歪む 言葉にならない 震えた唇と 苦しい事から ずっと逃げ続けてきた でも辛すぎる 今を逃がしてはくれず 愛してる? 何度も聞き返した 不安な夜を 幾つ超えただろう 終わりなど 見えもしないほど ただ君を愛していた もぅ2度と 会えないなら 最後だけ肩を抱いて 泣き虫が 邪魔になった? ねぇ…お願いだよ 君の側で
涙がフィルターとなって 君の顔が歪む 唇が震えて声にならない 逃げることに慣れすぎた罰 苦痛が僕の心を捕えた 愛してる? 呪文のような鎮静剤 君の唇に何度繰り返させただろう ただ君を愛することしかできなかったんだよ もう二度と会えないのなら 最後に君を引き留めることを許してほしい
465 :
生姜せんべい :2007/02/27(火) 22:53:00 ID:/2DNGtNy
「停滞交差点上のアリア 」 光る高層ツリーの合間 木漏れ日は紫外線に害されて 反射してのぼせるようなコンクリート どうしてか ヒトはそこだけを通る あなたもそのひとり? 何処にいるの 揺れ動く 蜃気楼 ヒトゴミ 交差点 無機質なスピードで行き交って 感情は 静かに単調なステップを刻んだまま 動かない 夜景の銀河模様は何色? 夏でも冬でも変わらない色 季節感を失うような情景に錯覚 『ハロー』とかいう合言葉さえ 彼らは忘れてしまったんだ 揺れ動く 電波塔 カナシミ ネオン灯 無機質なスピードで交わって 感情は 静かに単調なステップを刻んだまま 動かない 大人になっていつの間にかバラバラになったワンダーランド 二度と組み直せないって知ってるの 幼き日の子守唄も彼らは捨ててしまったんだ 揺れ動く 感情 安定 不安定 無機質なスピードで行き交って 感情は 静かに単調なステップを刻んだまま 動かない 揺れ動く 蜃気楼 ヒトゴミ 交差点 私はたったひとり この中心で 寂しい情熱を歌う 叫ぶ ※アリア〔aria〕とは独唱曲のこと。 評価お願いします
時空の果てを、彼は彷徨う。 終わりのない旅を、 永遠に繰り返す時間の輪廻を、 彼は彷徨い、そして限界に辿り着く。 その時こそが、彼の救い。 決して叶うことのない、彼の望み。 吐き出したため息に乗って、それは意識の海へと消えていった。 稚拙でありますが。
名無しの分際ですいません。
>>465 表現やタイトルのセンスがたまらなくツボ、かなり上手いと思います。
ただテーマがあまりに王道すぎたような感じが……
あと最後の叫ぶはちょっと蛇足だった気がします。
75点
>>467 そんな『名無しの分際で』なんて書かなくてもいいと思いますよー
もっと気軽に評価しあえたらいいのにね
せっかくのフリースタイルスレなんだから
評価させてもらいます。
>>462 タイトル無し
人生についてですかね。
うーん、どこかで読んだことがあるような、既読感を覚えました。
華に救いを求めるところとか。
一連と二連の間に何か、があってもいいと思います。逆に面白くもあるけど。
心を寄せたい。の繰り返しは少し面白いですが、もっとひねりが欲しいと思いました。40点
470 :
生姜せんべい :2007/02/27(火) 23:53:40 ID:/2DNGtNy
>>467 過大なまでの評価、ありがたく頂戴いたします。
>>469 どもども。やさしいあくまさんこそお疲れ様です
評価させてもらいます
>>463 内容はよくある感じの詩と見受けます。
表現も、そんなにひねくれていて難しいものではないです
(ひねくれていて難解なものが良いという訳ではないですよ、勿論)
かといって、ストレートにズドン、とくるものでもない。
それは、独り言に近いからかと思います。
もう少し、意識を外に向けた感じで書いてみてはどうでしょうか。30点
>>464 タイトル無し
これは・・・
>>463 と同じ人が書かれたのでしょうか
そうでないにしても
>>463 がモチーフになっているのは明白ですね
書き直したのかな?まあいいや
『詩的な表現』がところどころ用いられています
『詩的な表現』と括弧でくくったのは、やはりどこかで見たような、使い古された言葉だからです
もっと新しい言葉や、新しい言葉の組み合わせを見つけることも大事かと思います
コンパクトになってバランスはよくなったと思います。40点
>>465 『停滞交差点上のアリア』
わあ、タイトルがついてるー
タイトルはあったほうがいいですね、やっぱり
そしてこのタイトル結構好きです
表現力は、おありだと思います
ただちょっと、過剰かな・・・
テーマがありふれたものなので、表現に負けた感じが否めないです
もう少しコンパクトにまとめられたら、濃くていいものが出来上がるかと思います。60点
>>466 うん?これは『時空の果てを、彼はさまよう』がタイトルなんかな?
わかんね。最後の行も詩の一部なのか、まあ違うだろうけどちょっとわかりにくいです
よし
宇宙っぽいなあ・・・抽象的だなあ・・・
雰囲気が出るような言葉を繋げただけな印象を受けました
言ってることはまあなんとなくわかるんですが、その裏が掴みにくいというか。
離れすぎていて、彼、がなんなのかがわかりませんし
身近なものを題材にストーリーを立てたりするといいかもしれません。35点
473 :
未知谷 :2007/02/28(水) 01:57:58 ID:aEAIzMmv
『子供達は「愛の庭」で』 生まれて初めての残酷さに出合った 大人は完璧な存在だと信じていた 子供達は「愛の庭」で 疑うことをし始めた 信じられる者と そうでない者を どう見分けよう 子供達は「愛の庭」で 気付きかけていた 我々は人数において 彼等より勝っている 立ち上がれ 同志よ 僕達は決して無力ではない 子供達は「愛の庭」の 至る所で叫ぶことを始めた 「尊厳を」 「尊厳を」 「尊厳を与えよ!」 その声は「愛の庭」に 響きわたった 子供達は「尊厳」を 与えることをし始めた 子供達から「尊厳」を与えられた者は 次第に臆病になっていった 子供達は 冷徹な笑いを浮べ 「彼に自由を」と 叫んだ 子供達は「自由」を与えることに熱中し 「愛の庭」は 自由で満たされていった 子供達は 叫ぶことをやめた 「愛の庭」で 叫ぶものはもう誰もいなくなった。
474 :
名前はいらない :2007/02/28(水) 14:09:22 ID:SbviB5cr
『鉄の庭、黄色の火』 ガラガラガラぺっ ヒョウ柄のプラスチック 光が揺らぐ 浮いてる看板の鉄っぽさ 雲入るジャンボジエットの色っぽさ 地球が丸いって知ってる?丸いって見た? 君は人間 僕はクマ? ラジオの音の酒っぽさ 流れて入る 俺の耳 回転寿司のあの速さ 生きているなら流れない
「追い風にのって」 レトロな汽車に乗って 風の歓迎を髪いっぱいに受け 傷心旅行のはずだったのに いつのまにやら心は意気揚々 土の匂いが鼻腔をくすぐり 樹木が後から追ってくる コレって土の気持ちなのかしら 山あいに見える小さな集落 巨人の階段のような棚田 張られた水は稲を待ってるのね いくつもの鉄塔が山を結び街へと繋がる この汽車も同じ レールは街へと続いてく でも私は違う道も選べるわ だって途中下車したい気分だもの 薄く広がった雲は 夕焼けをかわいいピンクに染めあげ 雲の隙間からはビーナスがウィンク もうすぐこの汽車にも夜が追いつく 風が雲を誘い呑み込み終ると 未来を映す深い深いブルー 名も知らぬ星が無数に浮かぶ どれも皆未来に焦がれて
評価させてもらいます。
>>473 『子共達は「愛の庭」で』
怖い、と思いました。政治・教育批判でしょうか。
何かの映画にありそうな雰囲気で、自分は結構好きです。
ただ、なんていうか、色がない気がするんです。モノクロ。
それを狙ったのかもしれませんが(多分そうでしょう)、
『子供達』『愛の庭』『尊厳』が淡々と繰り返されるのはちょっと重苦しく感じます。
あと、最後の読点はわざとでしょうか。
だとしたら、最後の行だけ切り離して連を作ったほうがよかったかも知れません。55点
>>474 『鉄の庭、黄色の火』
言語感覚は素敵だと思います。
ただ、全く意味が分からなくて、
言葉の雰囲気だけで押し切ろうとしている印象を受けてしまいました。
タイトルもよくわからないですし。
ストーリーなり伝えたいものなりを組み入れたら、
きっと素晴らしいものが出来ることと思います。35点
>>475 『追い風にのって』
郷愁を誘う、やさしい感じの詩ですね。
風景描写がお得意とお見受けします。
しかし、全編を通して、描写に徹しすぎている気がしました。
四連にこの詩の核があるようにも思えますが、弱いです。
叙景詩(が何たるかは存じませんが)にもなりきれていないし
抒情詩としても弱い、どっちつかずな印象です。
あと気になったのが、二連の最後の行がはてなでした。45点
478 :
名前はいらない :2007/03/01(木) 01:39:58 ID:GepOHUbY
蒟蒻 震えていた、炊き出し行列の中で 腐っていた、ウサギ小屋の中で サツマイモを海水で洗って 俺に、奉納してくれ 秒速で老けて行く心 爺の喉で、詰まったままの俺 台所で立ち尽くす 西日が心の色を変え 空間の歪みが見えた 時間が塵のように積もった 婆の喉で、詰まったままの俺 高齢者よ、俺を吐き出せ 現実に
479 :
名前はいらない :2007/03/01(木) 05:32:20 ID:peFkcG59
「夜に落ちる」 白いため息を 空中に 頼りなく 零した ため息は 僕を見て 何も言わずに 笑った 呼ぶ声も 呼ばれる声も 聞こえない 空白に 手を伸ばして 捕まえたフリをした 薄い感情が シャツと 体の間を 泳ぐ やがて消えた ため息みたいに 消えた
480 :
名前はいらない :2007/03/01(木) 12:53:27 ID:isN6VvhD
『よあるく』 ヘブンボディーの淀み タダヨツテイル思念 その思想は何 聞かれてもうまく答えられん俺がいる 図書館の緑 ひやけたシイル しとしと降るよ 春ってやつは 夜の中 歩いていこうか キコカコタカタか らぴたぷたぷゃたや シヤベッテイル ほらあのこ 司書の娘と話がしたいよ 盗られた自転車戻ってきたよ それでも それでも意地になって ヘブンボディーの内側で イヤホンさして 下駄はいて 夜歩く君の思想は何?
481 :
名前はいらない :2007/03/01(木) 18:03:20 ID:i8Bu43vT
【アメフリ】 鬱陶しい雨に嫌気を感じながら 『明日晴れたらまた会おう』 『晴れたらね』 水溜りに映る黄色い月を見つめて 君の姿を思い出す 雨と同じ色した傘をくるくると回しながら 帰っていった君の背中 そんな何でもない姿さえも愛おしい きっと明日は晴天だろう だって ほら 空にはあんなに綺麗に月が出ている
「さよならbaby」 さよならbaby また一人になっちまったよ。 足りない頭で考えるけどどうしてこうなっちまったのか。 雨の中で俺は久々に空なんか見上げちまった。 鳥は飛べない。太陽もあがらない。 でも雨は好きだぜ。今はあいつよりも。 雨も俺をおいてどっかいっちまうだろう。 その時思ってくれよ。傘をささずに受け止めてくれた奴がいたって。 それだけは忘れないでくれよ。俺はこの日は忘れないんだから。
>477 評価ありがとうございます。 タイトル込みで前向きなふりした後ろ向きをイメージして書いてみました。 あの流れで途中下車は前向きっぽいけど、最後に占星術で未来を知りたがるのは現実逃避かなーなんて。 あとタイトルもレトロな汽車も緩やかなスピード感を意識しました。 景色を追ったのは、前向きでないことにすら気付かない呑気な主人公像だったからです。 話の核はというと…なかったですねw
何故お前は与えられた役割を当たり前のように演じているのか。 戸惑うお前が、美しくもあり、愛おしい。
『植物園』 煮物に箸を すっと突き刺すように陽が ビニル膜を透過して 誰もいない安全な場所で弁当の蓋をあける 正体の無いモノを 愛でることに飽いて ただひたすらに 背を伸ばす 草花に 手を 翳し 握りしめ 溢れる蜜を啜っている 誰もいない安全な場所で弁当の蓋をしめ ここを家にすることに 決めた
『冷蔵庫にて』 ぱたん。 閉じて知る暗闇 歯磨き粉みたいな貴様の笑顔が 光を残した瞼の裏で チカチカ チカチカ もう やめてください 抱えた膝は既に震えることに飽きて 今まで散々開いてきた股を頑なに閉じることに 徹している それが少しだけ滑稽で また チカチカ チカチカ が チカチカ チカチカ もう やめてください
点滅を払おうと 大きく息を吸い込み オゾン層について 考える 『さてさて母なる地球よ あなたは十分頑張った 子を産み 育て そして今は 子の糧になろうとさえしている その身を粉にするほどの 献身ぶりには 失笑を禁じ得ないよ』 空気が薄くなってきた冷蔵庫にて 私は クスクス クスクス 笑っている
>>483 あ、ども。なるほどなるほど
あんまり読みとれてなかったです。。。
解説ありがとうございます
評価させてもらいます
>>478 蒟蒻
一読して、面白いと思いました。蒟蒻目線で綴られる皮肉っぽい文章が中毒性をもってる気がします。
3、4行目がよくわからなかったけど(不要とも思えた)、独特の空気が気持ち良かったです。75点
489 :
名前はいらない :2007/03/05(月) 23:00:48 ID:X38/yq7p
>>488 高評価ありがとうございます。
確かに3、4行目が不要かもしれませんね。
蒟蒻=自分の意思で現実を変えられない人
の閉塞感というテーマで、書きました。
また何か、作品ができたら書き込みたいと思います。
>>485 「植物園」
植物園の中に住む昆虫、植物の目線で書かれた作品だと
思いました。一般に人は植物園に陽のイメージ持っていると
と思う、しかし、この作品では中に住む動植物が抱いているさめた
イメージが全体を通して伝わってくる。植物園をテーマにしての
このような詩に目新しさを感じた。
490 :
名前はいらない :2007/03/05(月) 23:12:37 ID:X38/yq7p
489=478です。 点数書くの忘れました。 60点。
491 :
名前はいらない :2007/03/06(火) 08:07:21 ID:8pM30Wga
>>485 評価じゃないんですが、
途中、連の形が綺麗だなあと思いました
意図してそうしたのかな?自分も次滑らかな連のやつ書いてみようと思いました
評価おねがいします。 「無償の愛」 月影はどこまでも 湖面に広がる 蒼色の優しさで 今日も眠りに落ちる 幼い記憶の中の自分が 探し続けた 人の温もりのよう 人はいつか 決まったルールじゃ 動けなくなる そうだとしても この気持ち刻み込み そしていつか‥
「ゲノム」 人の頭脳は 何を考え 何をするために出来たのか 少なくともこんなことを考えるため出来たのではあるまい 愛やら希望やら聞き飽きた言葉 それを生み出したのも 同じ 破壊も創造も 同じ場所からスタートした 遺伝子に刻まれた情報を 読み込みながら 不愉快なものも 感じるのなら同じ だから何になると云う訳でもないが 唯全てが上手くいくのは不可能なだけ
494 :
名前はいらない :2007/03/06(火) 21:57:23 ID:1hZcNIrK
「道程」 涙の伝った後に出来た道を行く 遠く離れた先 瞼と涙袋の間の宝石を求めて 傘はもう要らないだろうか くねくねとして歩きにくい道 微か残る水分に助けられながら歩く 急に風が吹いた 大量の丸い奴らがやって来た 途端にあふれて大洪水 あはれ努力の甲斐もなく すんでのところで川に流され 意気消沈する気弱な寄生虫
495 :
名前はいらない :2007/03/06(火) 22:20:44 ID:8JzsBL5c
「下水管旅行」 腐乱死体が流れ着く 浄水場へと流れ着く 流し始めは俺の家 小さい口から詰め込んだ 漫画みたいに突っ込んだ 覚えてない記憶が無い 殺意の動機は価値が無い 漫画みたいな下水管旅行
>>492 「無償の愛」/40点
取り留めのない文章。あまり設定を考えられていないようです。
書き出してからイメージをつらつら書いたようなそんな印象を受けました。
おそらくよいとおもうのは雰囲気だけで、作品自体雰囲気に流されて、体裁を失っていると見ました。
497 :
名前はいらない :2007/03/06(火) 22:34:19 ID:8JzsBL5c
「即刻死刑無期懲役」 罪は隠すよりも混ぜてしまおう ミックスジュースにしてしまおう ミキサーで血肉をジュースに ミキサーで骨を粉に 死骸は行方不明 作業途中で意識不明
>>495 「下水管旅行」/40点
みょうなリズムで韻を踏んでたので、ラストのオチのなさが悪目立ちしました。
下水管旅行の発想は面白いです。ただインパクトの強い言葉なので、多用すると効果なしになる不思議。
>>494 「道程」/50点
このさくひんには説明不足のてんがあります。
それは涙の種類によって道を行く意味が違って来るからです。
皮肉なようでちょっと笑ってしまうユーモアのセンスはあるとおもいます。
499 :
通行人参 :2007/03/06(火) 23:07:03 ID:8JzsBL5c
評価人うんこ
500 :
つうこうにん :2007/03/06(火) 23:21:33 ID:8JzsBL5c
今日の評価人うんこ
502 :
名前はいらない :2007/03/06(火) 23:43:36 ID:8JzsBL5c
匿名掲示板には見えなくて・・・スマソ
>>489 評価ありがとうございます
う゛ん、遠足で植物園に来た、虐待され、いじめられてる子供を書いたつもりでした
けど全然ですね。読み返すと酷い。わかりにくい
こういう違った読みを楽しむのも詩の醍醐味だなあ。と。
>>491 そう!です。わざとです
蔦っぽくしようと思ってやりました
気づいてくれてありがとう
評価させてもらいます
>>479 『夜に落ちる』
のっぺりとした印象。
薄い感情が何なのかを知りたいと感じましたが
『落ちる(堕ちる?)』ってことだからぼやかしているのでしょうか
諦めと無気力感は伝わってきました
もう少し説明が欲しいです。50点
>>480 『よあるく』
「ヘブンボディー」がわからなくてググったらここがヒットした
そういう謎っぽさを孕みつつうまく展開してると思います
少し散漫な印象を受けるが、無理やりまとめた感がなく
自然とまとめっていて心地いいです。面白い。75点以上
>>481 『アメフリ』
ハッピーな詩
水たまりに月という構図は池に月とかなんとかの短歌か俳句か忘れたけど
とりあえず結構昔からある組み合わせで
目新しさは感じなかったです
コンパクトにまとまってるので、表現が凝ってたら良かったです。35点
>>482 『さよならbaby』
タイトルでちょっと吹いたけど(ごめん)、ダサかっこいいと言うのでしょうか
妙に吹っ切れてキザな感じが面白いと感じました
6、7行目がかっこいい。55点〜60点
>>504 「つき」
おやすみなさい
涙も
笑顔も
今はいらないので
休ませてください
そして
明日になったら
笑顔をください
涙は終います
赤い目が
青くなりますように
評価というか感想を寄せて貰えれば嬉しいです。
鞭さんお願いしますm(_ _)m
関係ないけど俺のID、bがひっくり返ってれば!
>>505 えっと、一応言っとくと、ここはフリースタイルスレでして
指名は受けてないんです
最近は時間があるから
できる限り順番通りに評価させて頂いてるだけなんです
という訳で順番が来たら評価させてもらいます。あしからず
509 :
478 :2007/03/09(金) 00:43:24 ID:mHonpLOW
峠 山折り 谷折り 火中の甘栗 君と二人で峠を越える 夢中になって明日を折った 山下り 谷下り 渦中の甘栗 君を失くして独りで挑む 霧中になって心を折った それでも未だ 燻り続ける 烈火の中の転進甘栗
>>508 (;_;)
させてもらいます。
>>484 タイトル無し
結構かっこいい。でも短すぎるし、タイトルも無い。
もしかしたら詩として投下したのじゃないかもしれないけど、残念。30点
>>492 『無償の愛』
タイトルと内容が微妙にずれてる印象を受けました。
というか全体的にぼやけた雰囲気。
最終行、ごめんなさいだけど陳腐に見えます。
9、10行目は少し面白い表現だなと思いました。35点
>>493 『ゲノム』
てつがくだ。
んー、何というか、、、自己完結してるように見えます。閉じちゃってる。
読んでも、『ふむふむそうかも知れない』としか思えないです。40点
『追憶中毒』 「 夏が来る頃になって ようやく春を好きになれた わかることは きっと夏を大切に思うのも 秋の気配を感じる頃になるということ 懐かしむのはほんの一瞬 寂しいのはもう少しだけ長い 狂おしいのはずっと続く いつの間にか365日が経って いつの間にか365日を忘れて 」 評価お願いします
『元彼・元彼』 小さくうなづいた その日から 全てが始まった 広い空の下の小さな街で 笑いあってる2人が見えるよ 私は今 幸せだよ だからもう何も心配しないで 一緒に生きていける人 やっと見つけれたから 広い空の下の小さな街で 笑いあってる2人が見えたよ 君は今 幸せなんだね 前よりずっと輝いてるよ 僕も強くなる もう会わないよ だけど どうか忘れないで 元気にしてるかな 笑っているかな 昔の恋だと割りきれる程 人は強くないと思うの だって時々思い出す あなたの温もりが私の世界を変えてくれたこと 忘れないよ 未来がどうなっても 私はあなたに会えてよかった 僕は君に会えてよかった 今は違う人が好きで、お互い別々の道を行く2人の気持ちを表しました(ヘタですが;) 評価お願いします。
513 :
484 :2007/03/10(土) 15:20:51 ID:jtmNFEg3
514 :
484 :2007/03/10(土) 15:24:38 ID:jtmNFEg3
済まん。『俺』って言ってるね。前言撤回。
>>513-514 もしかしたらなーって思ってたらやっぱり俺のことかwww
性別はさておきラブレタ(あるいは皮肉?)ありがとござます
させてもらいます。
>>494 『道程』
発想がユニークですね。
しかし決して突飛な訳でもなく、かといって陳腐な訳でもない、うまくまとめられた作品だと感じます
欲を言えば、寄生虫、という表現は好ましくなかったかも知れません。60点
>>495 『下水管旅行』
言葉の感覚が面白いです。
漫画みたいに、とか。
しかし他のところはもっと練れたはずです。
あと最後の行でリズムが崩れてるのが残念。45点
>>497 『即刻死刑無期懲役』
最初の二行は良かった。ですが
そこからもっと展開があればいいと思いました。
タイトルの意味がよくわかりません。35点
いつにも増して感想だ。。。
「sweet sweet」 ハニー なんて街中で君が呼ぶから すれ違う人達の時を 僕らが一瞬支配する 君から微かに香るイランイランが 足跡から空へ召されて時を解放 ねぇハニー 螺旋階段を昇るように 耳に駆けるそのリズム 甘い香りと絡んで ん〜いい気持ち ねぇハニー ちょっと呼んでみただけ ベーーーーーー
>>505 『つき』
指名ども。
んー、、何というか、わかりにくい。
情景が浮かんでこないです。
赤い目→泣きはらして
かなってことくらいしか。
恐らく、ご本人の頭ではありありとこの世界が広がっているのでしょうが
こちらにはそのほとんどが伝わってきません。
タイトルも謎です。35点
>>509 『峠』
蒟蒻の人ですね。
リズムがいい感じです。
言葉遊びに重きを置いたのでしょうか。
私は言葉遊びから詩みたいなものを書き始めたので
こういうのは好きなんですが、少しやりきれていない感があります。
アクセントになってはいるのですが、そのアクセント以外の部分が弱い。
雰囲気は出てると思います。あ、あと形が山みたいで面白いです。
少しきびしめに。55〜60点
518 :
478 :2007/03/11(日) 20:53:39 ID:cb7P65/V
>>517 評価ありがとうございます。
今回は韻とリズム感重視で書いたため、
内容が薄いかなと、自分でも思っていました。
鞭さんが指摘されているように、詩の形が山あり谷ありです。
519 :
名前はいらない :2007/03/12(月) 18:58:04 ID:lj2YdM0D
[お と な が お] 信じてた 赤い風船があまりにも大きくて 無知だった それは当たり前のことかも、ね あのときの嘘みたいな話が 今となって本当、の話 あのときの想いなんか 今となっては嘘みたい 信じてた 黒だって何かに染まるときは来る、と 知っていた ただ知らない振りをしていたのよ
520 :
名前はいらない :2007/03/14(水) 22:52:10 ID:rvQ+oWMt
>>516 おしゃれな詩ですね。恋人たちの
イノセンスがよく書けていますが、
もうワンパンチ欲しいと思いました。
55点
>519 子供の頃をうまく回想してると思います。 読点を取って空白だけのほうが雰囲気は出るような気がします。 70点
522 :
名前はいらない :2007/03/17(土) 11:32:34 ID:wmuBs5eh
「新興宗教」 知らない間に 広がっている 恋人たちの怪談話。 二人の愛はイノセンス。 天国への階段を お金で買った少女の続きは? その話を聞く前に 先ずは明かり直しを・・・ 「何だい、その明かり直しって?」 「だから寄席に行かなくっちゃあいけないよ」 「噺は聞くものじゃない、見るものだってね」 「あたくし、こわいのは苦手なんですけども」 この物の高い時分に、 只で貸す茶人はないよ…
523 :
名前はいらない :2007/03/17(土) 11:51:14 ID:Nnt40WoR
>>522 解説していただけるとありがたいのですが・・・
「春待ち」 寒空に一糸もまとわぬ桜の木 自分の心がふっと重なる ヒネクレモノメ 春になれば咲き誇る 迷走の枝を覆いつくして あなたが私の花ならうれしい
「ヒュウ」 突風が 耳に住み着き哭いている しんしんしん しんしんしん 時には激しく キーン キーン ゴォーーーッ 心とシンクロするように おまえ、 俺の何を知ってるんだ
「天使に成る日」 あと1年頑張れば詩人になれる あと1年頑張れば大人になれる もう1年頑張れば天使になれる そうして私はなれないものに憧れて 自分ではない姿に向かって必死に手を伸ばす 私が成れるのは自己に住まう存在 私が成れないのは私ではない誰か 本当の大人になる前に成りたいものがある けれど それは私の中に棲んでいない 髪の結び目を一つ増やして 口にキャラメルを放り込んで 私ではない誰かを目指した私になる 髪を結んだ私は誰よりも可愛くない キャラメルを愛した歯は襤褸をまとう 私は私でも私ではない誰かにも成れない 歩く速度で手を伸ばしても路地裏には届かず 私を天使にしてくれるのは物語への誘いだけと知る あと1年で本当の大人になる私は この1年で天使になれるだろうか
>>526 ちょっとくどいように感じたのと、もっと短く出来るのでは?と思いました。
まず1〜2連目ですが、あと1年というのが2回続くのはしつこく感じます。思い切って2回目を取ってみるとか…
>あと1年頑張れば詩人になれる あと1年頑張れば
あと1年頑張れば大人になれる → 詩人になれる
大人になれる
もう1年頑張れば天使になれる
もう1年頑張れば天使になれる
次に3〜5連目ですが、言いたいことをそのまま詰め込んだものになっているように思います。
一番言いたいことを1連にコンパクトに纏めてみては?
6〜7連目。髪とキャラメルが出てきましたが、締めにかけて特に影響を与えているようには思えません。
文章もくどく感じます。思い切って内容を替えるか、
文言を入れ替えたり、文章をどこかで一度区切ってみてはどうでしょうか?
>髪の結び目を一つ増やして たとえば、 口にキャラメルを放り込んで
口にキャラメルを放り込んで → 髪の結び目を一つ増やす
私ではない誰かを目指した私になる そして私ではない誰かを目指した私になる
>髪を結んだ私は誰よりも可愛くない → ここは好きです。でも次の
>キャラメルを愛した歯は襤褸をまとう がちょっと残念です。 ”襤褸をまとう ”という表現を
使いたかったのかな、という感じにしか取れませんでした。
正直言って浮いてます。素直にボロか、せっかく”可愛くない”と言い切ってしまってるのだから、酷く醜い、位の
追い討ちをかけるような言葉が欲しいなと思いました。 ↓つづく
つづき 8連目。路地裏という言葉が出てきますが、裏道や抜け道、ショートカットを期待してるのでしょうか。 よくわかりませんでした。 最終連を読んで、なんとなく隠れた消極的な死んでもいい的なものも少し感じました。 でもきちんとした大人になりたい思いも感じます。 素直に書いているように思いますが、全体的には文章がまずい箇所がいくつか目に付きます。 書いたあとに読み直すといいと思います。 60点 素人の感想なので遠慮せずに再評価申請して下さい
529 :
未知谷 :2007/03/30(金) 00:41:54 ID:eKwEH7Xn
空よ もう一度光ってみせておくれ そうすれば信じられる 私がまだ正気を保っていることが フラテリスよ 歌っておくれ お前の旋律は心地よい 低いドラムの響きは私を疲れさせる 遠雷の響きが屋根を越えて来る こぬか雨が町を覆っている 鍵盤叩く速度上げ雨垂 激しく驟雨春に身悶え 東の空 西の空が いちどきにぱっと光る 躍りだそう 私は嬉しい 夜降る雨は石油色 名も知らぬ立ち木のように 踊りたいんだ 服なんて濡れたっていいじゃない いずれ雨も止む いずれ火もかわく。
「春にみる夢」 嵐を身に纏い そっと手を伸ばす 一片の花弁も私に触れはしない 香りが鼻腔を満たし 脳で花弁に埋もれてく 柔らかな感触 あぁ、覚えている 切なくなる程鮮やかに もう二度と触れることはできない 葉桜の頃なら受け入れて貰えるだろうか
531 :
名前はいらない :2007/04/02(月) 09:42:16 ID:NpvE2k3L
「メディア・リテラシー」 テレビでは桜が咲いたと言っていた。 だから城跡に花見に行くと、 開花はおろか蕾さえ、 固く小さいものだった。 ことほど左様に、 テレビというものは嘘ばかり。 まことしやかなやさしさばかり。 もう嫌だ、やめてくれ、ロックン・ロール!
これから起こることを考えるとぞっとするが どうせ俺のいない世界で起こること 胸も痛まないさ
533 :
名前はいらない :2007/04/02(月) 22:39:24 ID:NpvE2k3L
「動くな!」 ここがポリネシアだ。
「退屈と背信と太陽と月と」 夜に並ぶ無数のテレビ 明かりが点る ただ、明かりが点る 僕は独り 凍てつく太陽と対峙する 壊してしまおか そのままにしておこか ゴロリと転んだ目線の先には 大きな口が意地悪く笑う 10日で満ちると光ってみせる どうしよか どうしよか 太陽は重く 独りでは煙さえ上がりそうにない きっと10日後の満月に呑まれてしまう
535 :
名前はいらない :2007/04/03(火) 11:50:16 ID:z14URJTF
「あの博多屋台ドラマをもう一度!」 私も津山ひろしと石田ゆり子の競演が見たい一人です。ぜひ、お願いします。 われわれが知る由もない事情があっての苦渋の決断だったのではないかと拝察します。 とはいえ、どげんかせんといかんとねということわざのように、私も頑張りたいと思います。
536 :
≪YOH≫ :2007/04/03(火) 13:35:28 ID:PtNCcIi7
私は泣いていた 春雨の降る夜の道 桜並木の花の道 雨は泣いているかのように 弱くなったり強くなったり そのしずくが桜を散らす 散る時と知る桜は舞いあがる 涙のような花吹雪 傘の上には雨と桜 道の上にも雨と桜 目から溢れた涙が落ちて 傘の下には3つの涙 春を伝える桜道 雨と桜の涙道 ―――それが私の帰り道
537 :
名前はいらない :2007/04/04(水) 10:22:37 ID:hj1U2g4o
「四月四日・第三話+1」 今日から俺の元気が ようやくはじまる。か どうかは、見るまでは わからない。 午後からは雨の予報だ。
538 :
名前はいらない :2007/04/04(水) 10:48:35 ID:hj1U2g4o
「リザーブ」 二十二歳で別れて 三十七歳で再会した きみに。過ぎ去りし 10年間という歳月。ああ、 酒は、年数だけではないことを知る。
>>536 演歌のイントロが流れてる時の曲紹介みたいだなーと思いました。特に後半。
前半の
>雨は泣いているかの〜
のくだりは逆の方がイメージしやすいかなー。
540 :
名前はいらない :2007/04/04(水) 22:30:13 ID:hj1U2g4o
「四月四日・夜」 午後からの雨は降らなかった。ぼくは あなたを二度、見たような気がした。 東京では雪になったと聞いた。
541 :
ダキニ :2007/04/04(水) 22:38:28 ID:l0qkUOCK
「いつか来る今の為に」 丘の上から眺める夕日に 終わった夢の残滓を重ね 新たな夢を乗せて旅立つ 流線型の明日に思いを馳せる 夢と欲を履き違え 僕らは明日を生き続ける 手軽に望める未来ほど 寂しい物は無いと言うのに 希望に溢れた夢から醒めて そこに在る今に 絶望なんてしたくない 闇色を湛えた明日があっても 信じた夢まで離しはしない 「諦める」なんて言葉 簡単に吐けるほど 大人にはなれないから 夢を持たずに 生きてゆけるほど 強くも出来ていないから 僕はもがき続ける 無様と言われても抗い続ける いつか そこに在る今を 希望で満たす為に
「春」 恥ずかしがりやなバルタン星人 風のいたずらに右往左往 あっちもこっちもバルタン星人 あわ〜いピンクに化粧して 今だけ優しいハサミをふるう
久しぶりにさせてもらいます。
>>511 追憶中毒
発想は面白いです。
しかし、そのズレをうまく生かしきれてないように思います。
スマートなんだけど物足りないかな。50点
>>512 元彼・元彼
ええと、、、タイトルは『モトカレ・モトカノ』と読むのでしょうか?
それともストレートに『モトカレ・モトカレ』なのでしょうか?
本文を読む限り、前者っぽいのですが、後者の可能性も捨て切れません。
もし後者なら、深いです。
内容は二人の視点が交互に描かれていますが、特に目新しさは感じませんでした。40点
>>516 sweet sweet
あー――――まー――ー―いー―――――ぞーーーーー
うらやましか。
一連目は状況が容易に想像できる。微笑ましい。
二連目で恍惚の中へ。これは性感的なものですかね。
そして三連目で小悪魔?っちゅうの?死語?でもキュート。
全体としてはまとまっていると思いますが、少し酸っぱさが欲しかったかな。55点
>>519 おとながお
一貫して抽象的な雰囲気ですが、香らせかたがうまいです。
ただ、一語一語をもう少し独特なものを使っても良かったのではないでしょうか。
たとえば、二連の『嘘』や『本当』『想い』という語はよく使われる言葉です。
そのため、すらっと読めてしまう。ひっかからない。
それはいいことでもあるのですが、淡白である、と受け取られがちです。
という訳で。55点
>>522 新興宗教
薄気味悪い。です。
怪談やら宗教という単語が散りばめられてるからでもあるのですが、
繋がってるのに繋がらない、ちぐはぐ感が気持ち悪い。
みんな目が虚ろみたいな。それでいて純粋。
けど中身は何のこと言ってるのかさっぱりでした。60点
>>524 春待ち
シャープ。
言いたいことを最小の言葉で表現しています。
最後の一行はとってつけた感じがしました。それが残念。
クッションを置けば良かったのかもです。うーん。60点
>>525 ヒュウ
ユニーク。
感想はこれだけでいいような気さえします。
欲を言うと、二連に変化があれば。65点〜70点
545 :
名前はいらない :2007/04/07(土) 08:56:14 ID:z0qRlcGp
「ええじゃないか」 ええじゃないかもええじゃないか。
546 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/04/08(日) 07:23:43 ID:BFSv/Yj+
>>542 「春」/40点
「あっちもこっちもバルタン星人」のビジュアルは面白い。
あまりバルタン星人らしさがないかな。小ネタ程度の展開しかないので、何かはっきりした主題が欲しい。
547 :
名前はいらない :2007/04/08(日) 11:17:37 ID:QJ8E74co
「私の志集」 図書館は漫画本を買う予算があるなら学術書を買って下さい。
548 :
名前はいらない :2007/04/08(日) 13:22:36 ID:peiCREs4
「最後声明」 ああ。僕はこれから押し入れに籠もる。 頂点を極めるのだ。 引きこもりとして。 だから君たちが僕の声を聞くのはこれが最後になるだろう。 聞こえているかい。 伝えてくれ。 個室で流行歌を歌える幸せな人たちに。 僕はじんましんみたいに西洋文字が印刷された鞄が嫌いだったと。 さあ。僕はもう行くよ。 カビ臭い。
549 :
484 :2007/04/08(日) 17:39:09 ID:VlBb+0ap
美しく並べられた革靴の先に美は篭もって居る。 私の精神が丘を越えてゆく辺りでちらりとそれを見掛けたが、 私は桜吹雪に酔い痴れて居た。 背景に充分な程の幼女が二人、 お互いにシーソーを楽しんでいる。 象徴など常にこんなものだ。 どれ程までの退屈であるか、 錆びれたそれは物指しで、 それはそれは私は計り続けてきたが、 この退屈に変わりなかった。 音楽を引き連れて私は歩く。
550 :
484 :2007/04/08(日) 17:47:53 ID:VlBb+0ap
題名を書いておかないと評価人に怒られそうなので取り敢えず『椎名林檎を聴き乍ら』にしておく。 春も美しいね。
551 :
484 :2007/04/08(日) 18:33:57 ID:VlBb+0ap
済まん。「『麗しのドンナ・アンナ』を聴き乍ら」に題名を変更させて呉れ。 他意は無い。 初夏の頃にまた逢おう。
「言葉葬ゲーム」 破られないのなら 約束はゴミ箱へ 全てが真実なら 嘘は冷凍庫へ 浮気なら いちばん下の引き出しに でももしも、 もしも平和を望むなら 胸にナイフを -----リセット----
553 :
ZO ◆y51qxdzJq6 :2007/04/10(火) 07:04:53 ID:UwXj2Tn/
評価初参戦。
書いてるほうが気楽だと思うが…w
>>549 目指したいものはとても良く分かる。
斯く言う私もそういうものが好きなのだから仕方がない。
このようなものは現代に於いては半ば記号と化しているので箔付けの為に
>>484 のような形、又は歌詞などにフレーバーとして織り込むのが最も好ましいわけですが…
「詩」となると誤魔化しが効かなくなるのでかなり難しいわけです。
これは総ての場面で「結合」がうまく行われていない。
その為、文面にぶつ切りになった言葉のみが浮いている状態となっている。
幸いなことに、この手のものは(現代人の感覚だと特に)艶やかで退廃的な美しさが元々備わっているので如何に「結合」させるかが作者に特に問われるもの。
上手く精神を言の葉にリンクさせようとしても、突如現実に引き戻されては興ざめである。
これはこの手のものでは最も宜しくない状態の一つと言える。現状では贔屓目につけて3-40点か。
初夏にまた是非。
554 :
名前はいらない :2007/04/10(火) 10:24:23 ID:t/vrQapX
「I'm Sorry I Made You Cry」(Connie Francis) アイ・アムは総理。もう、 謝っても許されないよね、 あんな約束。残されたもの。 ストゥピ・キュピッド・ストップ! ヘイ、ヘイ、飲酒運転。 ヘイ、ヘイ、飲酒運転。
555 :
名前はいらない :2007/04/10(火) 11:48:08 ID:t/vrQapX
「夜想曲第2番」 「風が出てきたようだ。そういえば」 「あの夜も君は上着を着ていたね」 「あっ!」 「何、いけないわ、俳句は」 「ホァイ?」(なぜ、どうして、いかに?) 「思い出はピアノのままが」 「ふっ、ピアノの詩人か」 「アバアバ、あばよ、シッシッ!」 「もう、どこへもノクターン」 「いったい、日本という国は」 「何人の気象予報士を必要としているのだろうか?」 「本当に細かい情報ならお天気専門チャンネルがあるのに!」 「そのこころは?」 「ニッポンの週刊誌と解く」 「ははん、なるほど」 昨夜見た、黒猫は二匹とも、黙って通りを行き過ぎた。
「待ち人」 グラウンドのてっぺんで 真一文字が誇らしげ 寝ていた砂塵が起き出す放課後 主(あるじ)に踏まれる時を待つ 騒がしい輪の静かな場所で 粉うことないその足音を
557 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/04/10(火) 22:30:35 ID:FeLDnr2K
うーん。特にないかな。
558 :
名前はいらない :2007/04/11(水) 03:17:34 ID:Nn/B7qzu
「Here's That Rainy Day」(Billy Eckstine) こちらは雨の日。 クラゲのように 揺れながら 夜には青く ふうわりと。 春の深海は、まだ 私たちの領域です。 (『Billy Eckstine Sings with Benny Carter』から)
「瓶」 死の商人は平和を唱う チャリン チャリンと音を立てて 僕はといえば 今日通りでデコポンを10個買いました チャリン チャリンと確かに音がしました 音を追って僕は駆け出しました 紙袋に残ったデコポンは1個 僕は音の行方を最後まで追うことができませんでした 怖かったのです
560 :
名前はいらない :2007/04/14(土) 10:56:03 ID:RlDd7Ca8
「月を見ていた・桜」 去年、私の詩は悲劇であった。蓄えあれど。 今年、私の季節は咲くようだ。蓄えが尽きても。 先駆けて観ていたものが、目の前に開くように。
「閉口」 眼前に浮かぶのは地球 あたしは今、後ろから首を絞められている 背伸びしたヒトデが顔面に張り付いてきて 隙間から見え隠れするのは笑う深海魚 アレ、なんで笑ってるってわかるんだろう 地球は高速回転を始め 舌打ちした月が何度も巡る なんだ、ソレ 全てはたゆたいながらピンボケへ クリアになった視界に現れたのは一体のあたし 握ったその手は初めての恐怖 確信を抱かせるには事足りる 言いようのない冷たさ その感触
562 :
名前はいらない :2007/04/16(月) 10:36:59 ID:L0DcuG3S
「案内九句・プラス1000」 春惜しむ宿やあふみの置火燵 蕪村 寒々と桜びと待つ桜かな 鈴 ゆく春や横河へのぼるいもの神 蕪村 春ゆくや白河以北まだ冷えし 鈴 けふのみの春をあるひて仕舞けり 蕪村 裏手にて春と流れる最上川 鈴 ゆく春や逡巡として遲ざくら 蕪村 雪とけて春にも早し最上川 鈴 春をしむ座主の聯句に召れけり 蕪村 マーラーのおそれし十句目に至り 鈴
あなたとわたしは兄弟なの どこまでも繋がってゆく世界
564 :
484 :2007/04/16(月) 19:14:46 ID:XUPtA+lT
この私が幼少の頃、 沈む夕陽を凝視める先には、 つねに黄金の宮殿が聳え立ち、 陽炎のように揺らめいていたものだが、 あの宮殿は何処へ消えたか。 一緒に指差し微笑みあった、 友人達は何処に消えたのか。 あの女神たちさへ、 穏やかな口元に涼しげな眼差しを讃え合って居たと云うのに。 私の頸は幾ら傾げられても決して白くはならないし、 細波の先に微生物どもは何時の日も繰り返し息を荒げている。
565 :
484 :2007/04/16(月) 19:31:35 ID:XUPtA+lT
(訂正) この私が幼少の頃、 沈む夕陽を凝視める先には、 つねに黄金の宮殿が聳え立ち、 陽炎のように揺らめいていたものだが、 あの宮殿は何処へ消えたか。 一緒に指差し微笑みあった、 友人達は何処に消えたのか。 あの女神たちでさへ、 穏やかな口元に涼しげな眼差しを讃え合って居たと云うのに。 私の頸は幾ら傾げられても決して白くはならないし、 細波の先に微生物どもは何時の日も息を荒げている。
566 :
名前はいらない :2007/04/17(火) 06:02:42 ID:GQqAtP+I
「屋台・解体」 「先生、最後、外していませんか」 「何かね、十句目かね?」 「彼が恐れたのは第九では?」 「それくらい負けないか」 「いいえ、負けられません!」 「キミも勘定高い男だねえ」 「さあ、どうなんですか!」 「いいんだよ、九句目で「召され」ているから」 「うーん」
「天秤」 知らない国からやってきた人 僕の前で泣いていた なぜ泣くの? もしもあなたが幸せなら 僕の存在も少しは意味があるでしょう どこかで少しの支えになっていると思います あなたと 誰かと そのまた誰かの…
「みえない雨」 トタンに跳ねる雨雫 同じじゃないけど同じメロディー ♪タン タタン タタタタタン 気まぐれなのは雨かトタンか 土壌が静かに音を食べてく そもそもあれはトタンではなかったのか? 私の手はカーテンにすら届かない
569 :
名前はいらない :2007/04/27(金) 08:14:06 ID:IgRBnTck
「図書館で岩波文庫(ワイド版)の蕪村を読む」 ゆく春やおもたき琵琶の抱ごゝろ 蕪村 大型の文庫手に読む春ごこち 鈴 鶯の枝ふみはづすはつねかな 蕪村 「帰り道」 つべこべと云わずに一句春の月 鈴 里人よ八橋つくれ春の水 蕪村 八橋の匂いの残る春の暮れ 鈴 「霞城公園・北東方面のお堀」 雨と風一夜明けたる桜かな 鈴
570 :
名前はいらない :2007/04/28(土) 09:45:06 ID:WIJDiFle
「一万年前」 南極の氷のようには あなたの心を、午後は 融かすことは出来ないでしょう。 音がしてもそれは、昨夜は 飲み込んでしまうのでしょう、 一万年前を。 そして三連目には浮気のように、 小さな気泡が、大目にも! グラスの中には発生している模様です。
571 :
未知谷 :2007/05/01(火) 03:22:57 ID:l8cPRsq3
欲望の赴くに任せ品を買い物を集め 私の部屋に詰め込んだ そうして散雑たる部屋を眺めていると ふいと全部すててしまいたくなった わたしはわたしの欲望から ついに開放されたというわけだ
572 :
名前はいらない :2007/05/05(土) 22:12:11 ID:85pSdObd
『いづくのまいすなるや』 「あの、ゆげの中でほのめいてゐる おさげのかはいい 兇狗けるべろーすの毛皮にくるまって ほくほくしてゐる果報者は 一體どこの賣僧だい? 「あんなに手の中の茶碗から 無量無數不可思議千萬億なゆたの菩薩をふきこぼれさせたり 六種の地面の震動の中で 愉快に腰をすぢったりしてゐる氣狂ひは、 どこのまいすかしら、一體 「あの、木魚とまちがへて かげまの頭を撲り付けたり 經と間違へて Y本を讀誦したりしてゐる阿呆は 一體、何の某といふ賣僧だい?あれあ 「あまつさへ佛像をファンシー化して 近所近在の嬶や宿六に賣り付けたり 毛脛丸出しで葱を摘んでわなないたりして、 まあ、なんて、ちゃっかり者の賣僧なんだろ・・・・・
573 :
名前はいらない :2007/05/05(土) 22:24:26 ID:HIAVK/0F
『なんだろ』 何を勝手に好きになってんだろ。 初めからそういう事ではないって知っていたのに。 お互い様だろ。 好奇心。 喜怒哀楽。 ちょっとやそっとじゃ忘れられない。 誘ったのは俺の方か・・・
574 :
名前はいらない :2007/05/05(土) 22:43:19 ID:RB4wcEDh
「告ぐ」 犯罪に加担してお金を投資している人物 ただちにやめなさい 重大な犯罪、主要人物の罪が多くなるだけです。
ママとパパはいつもケンカ ママの口からはパパの悪口ばかり でもある日、ママはあたしにこう言った 「ママは空色でパパは夕焼け色なのよ、 だから夜だけは一緒にいれるの」 小さなあたしには意味がわからなかった ママに対して生まれる隠せそうにない感情を抱いていた それは蔑みだと少し大きくなって知った あたしの心は役所のように縦割りとなり 都合よく感情にサインしてた ねぇママ、知ってるかな? あたし恋したことないんだ 何故だかわかるかな?ねぇ、ママ
576 :
名前はいらない :2007/05/07(月) 09:42:03 ID:tsQJ7EZu
「天気予報・詩」 予断は許しません。
577 :
名前はいらない :2007/05/07(月) 09:46:53 ID:tsQJ7EZu
「大阪人」 「なんじゃもんじゃってどんなもんじゃ?」 「どんなもんじゃってなんじゃもんじゃ!」
578 :
名前はいらない :2007/05/08(火) 13:14:51 ID:x3KJ7YTE
広がるショーウィンドウがパリンッと弾けて 私を夏の海へと連れてった 光る波しぶきに包まれた私は 血だらけで路上に立っていた そこには海はなかった 眩しい太陽も砂浜も 信号の赤が通りを牛耳っていた 空にいちばん近い場所で赤く 足を止めた人々は壁に立ち まるで鯉登り あぁ、わかった。そういうことか
「ホップ ホップ ホップ」 足元が悪い通勤タイム 雨の匂いが胸をイジメル 商店街が追い討ちかける 抜けた所で魚屋が さかなやが サカナヤが 胃袋の下で風船を膨らます シュッ シュッ シュッ ごめんなさい ゴメンナサイ ゴメンナサイ 今夜はもう飲みません 約束します でも、僕まだ酔ってます
580 :
名前はいらない :2007/06/05(火) 11:42:36 ID:BU8Qc2UH
「LOST」 消えた音を並べてみた おはよう おやすみ いってきます ただいま おかえり 始まりはこんなもの ゴミ箱にたまる紙屑が 満腹だと機嫌を損ね 二つ、三つと吐き散らかす テーブルにはジャンクフード “温めて食べなさい ママより” ジャンクフードは大好きさ でもママのメモはゴミ箱にさえ拒否されてる 僕の親友が電子レンジだということに ママはまだ気付いてはいない 永遠に戻らないと思われる音 “パパ” ママが捨てたと思ってる人 でも僕はママの望みを知っている 哀れむのなら言うなと心臓が肥大する だから言わない 意思を伝えるために握ったペンは 僕の家から音を盗んだ でももう大丈夫 僕がママの望みを叶えてあげる 驚かせてごめんねママ、瞼は閉じないでそのままで 親友はいいヤツだから ゆっくりゆっくり回ってくれるよ 僕は本能が知る香りの中でその時を待つ ガチャ ガチャ ガチャ バタン 「おかえりパパ、ママずっと待ってたんだよ」 僕誉めてもらえるかな いい子だって誉めてもらえるかな ママが望んだ音、取り戻したよ
「一頁」 満月がムダに明るいものですから 今夜は明かりを消してみました 月に群がる薄雲は 虹色に揺らぐリングを映し それはそれはまるで瞳のようでした 私はそれを長い長い時間眺めていました 飽きることのない本当に長い時間だったと思います
「恋曲者」 私など、恋なぞ繕うつもりはありませぬ。 イタツキの棘が盛られた器に蜜を注いでも、 きっと深く心を痛めさせるのでしょう。 私など、背徳にまどろめど、罪悪には勝てませぬ。 白き和紙に零れた嗚咽で文字を綴っても、 きっと深い轍を埋められぬのでしょう。 こんな有様で現に身を置くなどできぬといふものさ。 夜の静寂に香る藤の花弁の夢でさえも、 胸の内で芋蟲が這ゐずり回り、 蔦のやうに絡み合ふ。 実る紫の果肉は種をも包めぬうちに朽ちるのでしょう。 ねぇ、貴方、 私を連れ去って下さりませんこと? 好ひ加減、もう飽きたのさ。 ねぇ、貴方、 私を殺して下さりませんこと? 好ひ加減、もう飽きたのさ
評価人いねーのにアホみたいに投稿していっちょる名無しにワロス
584 :
名前はいらない :2007/06/20(水) 22:37:01 ID:iZCDzO4y
age
585 :
名前はいらない :2007/06/20(水) 23:57:52 ID:m7CJQQlx
ガッガッ ダダダダダッ アイツは人の心に傷をつけて消え去る通り魔 そんなアイツに向かって向日葵は顔を向ける 不思議な事にアイツを憎む奴は誰一人 いないのだ ガッガッ ダダダダダダッ
586 :
名前はいらない :2007/06/30(土) 02:33:42 ID:SXuwZxPl
いつも喧嘩ばかりで、いつもすれ違い あなたがいたから生きているのに ただいまと言えばすぐ布団の中 あなたがいたからこの布団の中の幸せもあるというのに 声をかけたいけど始めの一歩が出ない その一歩さえ出れば後は歩き出せるのに その決意を胸に、明日は始めの一歩を歩き出そう そして明日は・・・ 母親の肩を叩こう、そして一言 「ありがとう」と言おう
587 :
名前はいらない :2007/07/24(火) 02:57:59 ID:YHcpj2XM
所詮仮衣の此の世界だ、 小奇麗な格好も小汚い格好も所詮は趣味の問題だ、 何をがたがた騒いでいるのか。 眼を閉じた私は総ての束縛から解き放たれた自由の存在だ、 ああ、 幻の中にカプセルが浮く、 ひとつの生命体を優しく包んだ幾億のカプセルが浮く、 今宵の満月に幾億ものカプセルが打ち寄せられ気紛れな波に翻弄され続けている、 私は、 岸辺に力なく打ち寄せられるカプセルの中の存在では在りたくない、 もっと大いなる流れの中に身を寄せたい、 自然よ、 神よ。
588 :
名前はいらない :2007/07/24(火) 03:33:59 ID:iIa2/Lu4
鞭さん来てないか。
一言評価いきます。短いのでじっくり見てもらいたい方は再評価を希望するといいと思います。
>>579 「ホップ ホップ ホップ」/
笑った。ホップってビールの事ね。
魚屋と風船の所、シュールで面白かったです。
ユーモラスなこの作品にアルコール賞を。65点
>>580 「LOST」/
消えた音の発想はいいと思いました。
使い方が未消化です。もっと練れると思います。
中盤以降、内容自体わからなくなるところがあります。
まず伝える所から。無念40点
>>581 「一頁」/
情景はあっても心情はみえてきません。
「瞳のよう〜」とあらわしたのはなぜですか。そういったものを利用して、裏に隠れる心理をみたい。
この作品にはそれが含まれていない。無念40点
>>582 「恋曲者」/
見えてくる現状、世界が狭いと思いました。50点くらい。
以上です。
590 :
名前はいらない :2007/07/24(火) 23:20:18 ID:DX7AdaoD
「雑文またはナディアへ」 俺を連れて行ってくれ、君の居る場所に ペテン師はいかさまを繰り返し、都合を良くする たたずむ夜の公園、そこを支配するのは静寂と闇 俺を連れて行ってくれ、君と安眠出来る場所へと 君は僕を気にかけない、それは僕の唯一の悲しみ 君は僕を連れて行ってはくれない、君の居る場所へと ブルーが海を支配し、ブラックは闇を支配する 君か僕か。僕は君を選ばす、僕を苦しめる。 そう、それでいい、輝くブルーの瞳は輝きを増し、 僕の血は大地へとしたたり落ちる。 草はレッドへと色を変え、成長を促す。 晴天が僕の目を突き破る。 傷跡は人々の恐怖を掻き立て僕を見放す。 そう、僕は一人でいい。 僕の心は何もかも受け流す。 それは逃亡、怯え。 悲しみは大地を潤し、孤独な木の成長を妨げる。 僕は肉を金へと変える。それは罪じゃない。 分裂した魂。さまようのは高貴なる宮殿。 うなだれる肩。透明なる抜け殻。塞がる瞼。 クリアなサウンドは僕の耳を揺さぶる クリアな君の声は僕の心を揺さぶる 連れて行ってくれ、僕の魂を君の元へと 連れて行ってくれ、僕を自由なる地へと
591 :
やさしいあくま ◆XhCOJeVipQ :2007/07/25(水) 00:18:41 ID:nM39PeDx
>>590 「雑文またはナディアへ」/
ちょっと独りよがりかな。わざとらしい表現が多々あります。
分量のせいか説明的な部分もあり、省ける語句がいくつかありました。それはこちらで明示するより、
己の内で照合した部分を納得いくように再考したほうが良いでしょう。50点
『kag』 「干からび」 「カリカチュア」 「蝦蟹蝦蝦蟹蝦蟹蟹」 「陽がない」 「今から310024567秒前」 「幽霊」 だった。たった今そうだった。 夏の夕陽は角を際立たせるから その恩寵を甘んじて受け止める 呼吸するたびにわかるのは 凪いだ時間に浮かぶことはできない 流れるように 凪がれないように 繋ぎとめる このまま甘い薄暗さにゆったりと浸かっていたい このまま白い風景の泥に埋もれていたい このまま古い透明でいたい 刻まれた心拍数 レコードの上で跳ねる 湿巡 ミミズが鳴いている。雨が近い。
させてもらいます。
>>548 最後声明
こういう設定の小説考えたことあるなあ。
段ボールの中だけで生活しようとして結局無理なの。
こじゃれたユーモアがあります。
僕は好きだな。
オチも簡潔でよいです。
現実ってそれから逃れようとしてもどこまでもつきまとってくるんですよね。60点
>>549 『麗しのドンナ・アンナ』を聴き乍ら
僕にラヴレターをくれた人ですよね、確か。
うひゃあ、難しいです。
詩の古典風で、堅いんだけど、その形式を一歩置いて眺めてる感じもあります。
ただ、どうも切れ切れに思えてしまいます。
もっともっと圧縮したらとんでもなく鋭くなるかもしれないな、と思いました。
初夏ですけどおられますかね。50点
>>550 言葉葬ゲーム
一読した感想は、スカスカだなあ、と。
言葉の端々におっ、と思わせるところがあるのに
それを生かし切れてないし、逆に殺いでいるようにも感じます。
特に4,5連は、んんん、ちょっとばかし陳腐じゃないでしょうか。40点
『doanob』 何かしなくてはならない 何かしなくてはならない 何かしなくてはならない 何かしなくてはならないから彼は待った三秒待った 321三秒経った三秒経った三秒経ったが何も起こらないし何も起こせないから彼は憤慨した 行き場のない怒りは彼をさらに強迫観念的な衝動に追いやった しかし当たり前のように何ひとつできない この循環は毎度彼を苦しめていた あああ早く早く何か何かないのか早く 何か起これ何か起こせ早く早く早く早く 苛々が頂点に達そうというまさにその時 彼は何かに掴まれる感覚を覚えた 今だ! ばちっ いてっ 彼は 満ち足りた表情で 道を開け渡した
>>555 夜想曲第2番
この頃こんな感じの対話形式が主な詩が、恐らく同じ人によっていろんなスレに投稿されてました。
今はまだいるのか作風変えたのかは知らないですけど。
当時皆さん結構スルーされてた気がしますが、僕は割と好きです。これは特に。
ちぐはぐな、飛躍しすぎな会話なのに、
本人たちはそのことを意にも介さず淡々と会話を進める。
その様子を見ていると何だか自分が呆けている気分になってきます。
渦のように読者を混乱へ引っ張り込む力はとても強いです。
ただ、似た作風の詩がなぜスルーされてたかというと
あまりにもグルグルで、閉口せざるを得なかったからだと思います。
その点、この詩は、最後に一文添えることによって
黒猫の会話だったかも知れないことがわかります。
日本を、そして人間を笑う猫のようで、痛快でもあります。65点
! 貴方という光 命から垂れる 糸の先 記憶のひと欠片 縫いつけられている 私の胸の見えぬ場所に 貴方はいますか? 遠い昔 今日のことも 考えられぬ日々の中 私と貴方 出逢えているのなら 貴方を光と 呼べるのでしょうね
598 :
名無しちゃん :2007/07/31(火) 12:14:38 ID:r6E9Zd2z
よろしくお願いします! (( 無題 )) 悲しい記憶を 二人で分け合い 涙の数だけ 抱きしめあった 感じた体温は 夜の寒さを のりこえる為の毛皮 月が二人を繋ぐなら どうか この夜の 出来ることなら 痛みを隠して 恋しさだけを 君へと届けておくれ ひとり残されても 心の中の 暗い場所すら 君の居場所として きれいに飾ろう 絶望すらも その手でくるんで 連れ去っておくれよ 闇の終わりへ 君とならば たとえ その先 朽ちた光が満ちた場所でも 楽園という名をつけて 延々と走ってゆけるよ
>>597 貴方という光
うう、こっ恥ずかしい
けどこういうことを臆面なく表せるっていうのはいいことだと思います
古典的な詩(読んだことないけど)とかで、
すごく情熱的に愛を語ったりしてるのがありますが
そういう良さはあるとは思います
しかし、それらと比べてこの詩に足りないのは熱量だと思います
なんだか冷めてるように感じるのです。45点
>>598 無題/名無しちゃんさん
この、ね、無題ってやつは本当に損してると思います
美術館とかで無題ってタイトルの抽象画とか見て
「ううむこれは」なんて唸ることほど胡散臭いことはない、というのが持論です
そもそもタイトルというのは顔であり挨拶でありはったりであるわけですから
それが欠如してるというのは非常にもったいない
しかもそれを意図的に、大仰に、「無題」なんてつけられた日にゃ頭かきむしりたくなります
勿論、相当の腕を持つ人が、考え抜いて考え抜いてタイトルが浮かばず(そういうことはなかなかないとは思いますが)
仕方なしに「無題」とつけるならまだわかりますが、
特に焦点が定まってないのに言葉を並べて、いいタイトルが思いつかないから(焦点定まってないから当たり前)
とりあえず無題ってつけとくか、っていうのはどうかと思います
この作品はそのように思えます
また、表現がクサいです。
ところどころいいなと思えるものはありますが先述のタイトルのことと
強くクサい言葉が多いため、最大限に活かされていません。38点
『room』 何も考えなくていいらしい 漂白された猫を枕に 横になって四角い
『mad』 (卑怯かな) ふちに肘をつき 読みさしのページを繰る 「あらゆる眼に針を!」――午後の犯人の遺言 「カーテンは何も遮らない」――ある焦燥家の遺言 「切断されたカレンダーが俺を俺たらしめる」――詩熊の遺言 (卑怯だね) 遺言集めに飽きて そばだてた 眼の次の耳 《あそ有さおお権だけ者この諸の君届け、者今こ奥さんそでーす浮気改革のして時るみたいだ》 外は雨なのに みんな口を閉じない 雨と唾が混じって 道路に水たまりを作った 頬をくっつけると流れ出しそうに冷たい それはきっと喋るのに似てるから やさしさは 鍵を外してハンマーで介錯だろう 遺言を聞いてから そうしようと思う
602 :
名無しちゃん :2007/08/01(水) 07:54:14 ID:OYvTWJMN
>>599 鞭さんへ
評価していただきありがとうございました!
普通に詩を書いて評価されるなんてことがないので助かりました!
無題ですみません。
題を考えてから詩を書いたのではなく、ある場面にいる人物を頭の中で想像しながら書いたので、題名をつけられませんでした。
「きっとこんな想いだー」とか考えて書いたので、「いざ題名を!」というときにぜーんぜん題名が浮かびませんでした。
私の中で題が私の想像の中になってしまいました。
やっぱりテーマが必要なのですね。
もっと言葉を覚えて勉強します。
評価していただき本当にありがとうございました!
点数は低いですが、嬉しいです!
また来させていただきますね!
まだ、このスレ生きてたんだね。 過去にこのスレに二作投下したことを思い出したよ。
生きるという事 私たちはいつも 海底から生まれ 山々と共に育ち 風と草木と戯れ 空に見守られて たったひとりの 貴方と出逢うの
605 :
名前はいらない :2007/08/06(月) 11:20:40 ID:UHGTCaHx
「責任」 道を違えた 人を殴った、食った 彼は足を断った 腕を、腹を断った 道を違えた 人を殴った、食った 私は脳を断った 道を違えた
>>602 芯をどっしり作れば自然とタイトルも出てきますよ
そこからタイトルに凝ってはったりかましたりするのもおつなものです
こちらこそありがとうございます
>>603 フヒヒ・・・生きてますし覚えてますよ・・・
させてもらいます
>>604 生きるということ
スケールがデカいですなあ。
そのせいか少し大味であります。
形を整えるのに頑張ったのはいいですが、
中身ももうちょっと頑張ってほしいです。35点
>>605 責任
過去形でトントン進みます。
まああんまりわからんですが。
うっすら見えるストーリーの細さを隠そうとしてる感があってちょっと嫌ですね。
黒を切り張りしたような作品。
好みですが、もっと情報多くして後ろのストーリーを太く見せたら良かったかも知れません。43点
『kutu』 いらないものをいらないものBOXに全部 残ったのはふたつの穴 私を誘惑するふたつの穴 昏い疑問を湛えたふたつの穴 吸い上げるように詰問し 舐め回すように確認する その穴 つまさきは蚕のように怯えている また眠りを強いられるのかと 蚕は眠りが恐ろしい 桑を口の端につけることなく死ぬ眠りが 繭は裏返されるのだ 靴下だってつまさきからめくれかえり 私はそこから反転することになる 今まで紡いだ糸(とも言えない粗末なそれ)が ぼろぼろにひっくり返されるのはもう見たくない だから私はきっとまた ハンダを流し込むことになるだろう そのふたつの卑しい穴に
608 :
名前はいらない :2007/08/07(火) 10:16:29 ID:bHE13/jm
「広末涼子大好き」 広場に着くと 末期症状が襲う 涼しく倒れ 子供達が逃げる 大地が揺れ 好調の波が僕を起こす きのうの夢
よこになってぇしかくぅい〜〜〜♪♪ みんなぁおなじぃ〜〜ふくをきてるぅぅ〜〜〜♪♪ 良い歌を思い出せたよ。ありがと
「the black happy birth day」 二年前のあの日、川越のホストクラブの前で私は産まれた。 泣き声はさながら産声。 自販機を蹴りながら。 左薬指の指輪を投げつけながら。 この世の全てを憎み、呪い、私は産まれた。 長い長い悲劇の始まり。 幾度となく私を殺してくれそうな誰かには出会ったのだけれど、 予感はいつでも私を裏切り、いつもあっけなく幕を閉じる。 どうか、誰か。 早く私を殺しておくれ。 醜い憎悪から開放しておくれ。 そして来世に光を。 生まれ変わったなら、眩し過ぎて涙が出てしまうほどの光に包まれていたい。 駅のホームで乳繰り合うアベックを優しい目で見守れる、そんな来世でありたい。 the black happy birth day 彼氏がいない私、二歳^^ スレ違いかもしれませんが評価していただけますか? 日記にupするネタのつもりですが、比喩の仕方など、ちゃんと伝わるのかなと。
611 :
名前はいらない :2007/08/07(火) 22:35:22 ID:yPcAPvM7
すみませんageます
612 :
名前はいらない :2007/08/07(火) 22:37:51 ID:CMr4An1n
あ?なんだってもう一回いってみろ 錯乱野郎
613 :
名前はいらない :2007/08/07(火) 22:42:27 ID:CMr4An1n
お前バイト募集だせよwww 僕を飼ってくれる人 人生2万2千円ですぅ〜ってなwwww
基地外が! 衰弱死かwww
615 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 02:46:22 ID:ZTpATOxu
ちんこの皮 僕はお前が嫌いだよ 無意味余りやがって なんて不細工なんだ 好きな子にはとてもじゃないが見せられない お前みたいなブザマな姿 仕方がないから延ばしてやるんだ 暇な時、お前を引っ張って遊んでやるんだ お前とは長い付き合いになりそうもないよ 俺はもう決めてるんだ お前とは別れるってこと 延ばしてしてる時間も勿体ない でも 万が一、万が一だぜ? お前を心から愛して、愛しく思う女がいたら 毎日、お前を引っ張って遊んでくれる女がいるとしたら その時はまた、 仲良くしようぜ。
616 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 05:10:45 ID:E26jtB65
お前のただの願望じゃねーか とてつもなくやっぱかなり確実にしねよ
617 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 15:34:10 ID:30PTwHY9
ふくたかすこ 逃げろ、逃げるんだ、 ふくたかすこ どこまでも追いかけられても 逃げるんだ 整形と逃亡を繰り返した人生 美人ホステスを殺した 動機は嫉妬だったのか 母は売春宿の経営者 逃げろ、逃げるんだ、 ふくたかすこ どこまでも追いかけられても 逃げるんだ 時効成立前に逮捕 「悔しい」 といった彼女も天国へ他界 もう逃げなくてもいいからね
◆ 黒姫遊戯 幾重にもなり 私に被さるは 君への想いか 着物の裾を 引きずるように この 想い 汚れてしまうのか 爪を立て 抱き締めた 背を 私に向けて 何処へゆくのか 白い肌に刻んだ 君の名を 私はどうして 忘れればよいのか 教えておくれよ かわいた唇で 教えておくれよ 鋭い視線で 戯れる時間は まだ ある はずでしょう?
619 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 21:25:53 ID:rranIbJ4
「満月なあたしは夜を遠ざける」 沈黙に怯える夜が流した一粒の涙 こんなに堂々と居座りながらも欠けていく 落ちそうな夜から消えそうな夜へ ほんの少し ほんの少し感情をずらしながら 君も折り合いをつけてるの? 図太い輝きは自身を守るための悲しい盾 眩しく存在を誇示しながらも 夜には溶け込めそうにない
620 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 21:45:04 ID:E26jtB65
お前終わってんな〜 また他人の振りか お前の犯した罪は大きい 酷い劣等感を植え付けた このやろう いますぐ殺してやる
621 :
名前はいらない :2007/08/08(水) 21:53:11 ID:E26jtB65
お前もともと死んだ方がいいんじゃないか お前みたいに甘くて腐り安い人間は見たことがない いつから腐ってんだ 早熟か 非生産的な奴だ、まったく
ID:E26jtB65 なんでさしでよう言わんのこの人。
させてもらいます
>>608 広末涼子大好き
きもちはわかりますが
むりがあります
らしい詩にはなってますが
かなり変です
えっ、と肩透かしを食う
ラストも頂けません
大体、縦読み以外にこの作品で
好きと言える場所がないのが
きついです。30点
>>609 それはそれは。こちらこそありがとうございます
>>610 the black happy birth day
失恋か騙されたのか、多分後者でしょう
で、悲劇のヒロイン風な目線で自分の願望を述べています
なんというか、予告編を見ていたらいつの間にか本編が終わっていた感覚でした
乳繰りあう、は意外な位置にありますが、流れにあってないように思います
最後の顔文字も同じです
わざとやっているにしても、どっちつかずでバランスが悪いです。38点
『fton』 形而下におけるセナカの広がり 無性にのどが渇く レンガ風の暗闇 外は蚊帳 待ったいらに引き延ばされ ぶらさがることもできずに 時間はもちろん落ちる ダイエットすべきだ kill O! kill O! ニヒリズム 泣くなってしまえ、夜
>>624 65点
虚無をテーマにしたのでしょうか
それにしてはいささか世界が展開されすぎて
楽しそうです。統一的な虚無の世界をひとつおくだけいいのです。
散文と詩の区別もよく知らない僕ですが
では僕も
『波紋』
水溜りに映る空を眺めていた
いつのときだって空は被写体ってわけだ
それはそうと突然、やかましい雨が降りやがった
水溜りに波紋が起きた
もちろん、その波紋が消えた
でも注意して欲しいのは、その波紋の記憶を消すことができないということだ
頭を何度振っても、振っても、振ってもだ
そういうわけで、私は今からその波紋について語る
泡?波?うん、そう波紋
それじゃさっきから何も進んでないじゃん
考えるほど考えるほど私はその波紋のことが思い出せなかった
>>625 評価ありがとうございます
一応このシリーズは『個』と『内と外』がテーマというか
そんな感じで書いてるんですが
ftonはひとりをいっそう際だたせるというか
布団の中で考えたことを並べただけでもあります
題名「冷たい風」 今日学校に行ったら ぼくの机の上に 一輪の白菊 花瓶に生けられた 置かれていた ああ、そういうことか ぼくはもう死んだも同然なんだね 狼達はぼくが泣き喚くのを楽しみに待っている 誇りも存在意義も 何もかも棄てた今 一体何に恥じらいを感じればいいと言うのでしょう? ぼくは花瓶を退けることなく 高らかに笑ってやったさ 一輪だけなんて けち臭いじゃないか? どうせなら血のように 毒々しい彼岸花でも 手向けて欲しいものだね まったくセンスが悪いね 嘲笑いながら 白菊を力一杯噛み砕いてみたさ 新鮮な野菜サラダを食べるような シャキシャキとした 歯切れのいい音が響き渡る どうしたんだい? 何をそんなに怯えているんだい? ぼくが予想もしない行動に出たからかい? ならば今度はぼくの番だよ? 負け犬に向かって吹き付ける冷たい風 それよりも なお冷たいアイツらの心意気 もう十分生きたでしょう? ぼくの代わりに死んでよ 微笑みながらカッターナイフ アイツの左の瞳に突き刺してやったよ 返り血を浴びてぼくの 白いセーターは真っ赤だヨ 可笑しいね アイツの見苦しい断末魔 追い詰められた奴は 何だって出来るんだヨ? 失う物さえ無くなった奴は 何も畏れはしないんだヨ? 教室には戦慄が走った 時が止まった やがて担任が来るだろう 次はアイツの喉を抉ってあげようネ
zaz 繰り返しリピート繰り返し しりとり帰りの赤子野郎 プレイベイべでノックダウン 繰り返しリピート繰り返し 仕返し返しの弔い祭 不埒な片隅担ぐ奴 繰り返しリピート繰り返し 山が咲いて 削れた頭をもたげ 「おれに意見するつもりか」 それ重くない?って? 「おれに意見するつもりか」 おれに意見するつもりか 花があったから千切った 茎から汁が出ていたから舐めた もっとしたけど それだけじゃないけど もう忘れたけど
(bab) 君の勝ちだ! ふとった男がぶるっと 脂の塊みたいな言葉を吐いた 僕は嬉しくなかった 僕の勝ち? 赤ねずみみたいな気分で部屋について 裂きかけのカーテンに巻かれて眠る 眠る 眠った 独善的な朝が押し付ける太陽の光で僕は育つ 期待と興奮に揉まれながら僕は育つ 育ち続ける
quiero 呆れるほど硬くなった自分の指を舐めながら気付く 今日はおニューのウサギが来る おニューのウサギ 散り散りになりながら羽ばたいていた蝶の羽が 青から黒への保護観察処分的同調を果たす 剥がれ落ちた痙攣スマイルの先にある 針の先ほどの興奮に惑わされ 見えない光が目の 奥で あ、ああ、あ、あ、あああああ、あ 電気回遊 虚洞 式式隔絶 白 い 闇 が指から 指へへ び にうよの くね るう どりう るね ん つ く も ねっては 全ての消失には名前が付けられていて 例えば呼ばれると電気式にピクリ と反応くらいはするもんだ くたばれ牛 くたばれ馬 くたばれ兎 くたばれ くたばれ くたばれくだらない罪 くたばれくだらない罰
liznz liz 真っ赤な理由に泥塗り屋 見事な罠に嬉々として足 突っ込んで美しいと嘆く ラジオを振って暴徒を探す ラジオを振って暴徒を探す 歪んだバイオリンが奏でるズレ 「あなたはここにはいなかった 過去と呼吸が合致しない ああ耳障りなのはあの金切り...」 誰かが仕立てた患いを 是善として隠れ蓑 罪に唾して一人咳
632 :
せかんどてらめろす :2007/10/15(月) 00:02:51 ID:1OEG4SkK
>>630 一見すると、作品自体が視覚的に工夫されいることに目がいきがちだが、
内容的にもなんどか再読させる難解な魅力がある。
ひたすら内に向かう猟奇的な(主人公の)求心力の高揚が文体から溢れており、
危険水域を越えそうなきわどさでナイフがどんどん鋭くなって行く中での自虐的な
問答、やがて切り刻んだリアルと、切り刻むもののリアルがもんどりうつ蛇の
ようなアンチテーゼを醸し出している。
69点
633 :
夜空 :2007/10/18(木) 21:38:16 ID:RYvrjyBT
巡り逢い 僕はきみのこと 知らないけれど 何故かとても気にかかる 君も僕のこと 何にも知らずに まるで恋人みたいに 今日はとても 冷たい雪の降る夜 君は舞い散る 雪を両手に乗せて はしゃぐ姿が とても可愛くて まるで大きな 子供みたいにみえるよ 間奏 君が悲しくて 泣きたいときに 優しい言葉なんて言えないけれど 今の僕に 出来るとすれば そっと君を抱きしめるだけ 君に逢えた事が とても嬉しくて 冬が過ぎてまた 春がくるように 君の心に風が 吹いてきて 優しくそっと 君を包むよ
>>632 ありがとうございます
すごくうれしいです
まだ聴いてません
「やさしさ」 選ばれたマグカップ スロオモオシヨン 受け入れよ 受け入れよ 何 はじかれたのは何 天命を受け入れよ 受け入れよ 破片を拾う 強く握ってやった
636 :
ポエマン@ :2007/10/25(木) 15:16:43 ID:XwzrDqzI
「恋愛」 いったい何故別れたのだろう 現実から目を背けるようにガムシャラに走ってきた 人生の経験を増やしてきた だが、それがどうしたというのだ 気付けば僕は一人 何故一人なのか それは僕が知っている だから、一人残してきた君を想ってしまうのだ キミは今も一人なのか 僕と同じように、と 今更だ だけど、君の事を心配して涙を流してしまう 懐かしくて 愛おしくて 涙を流してしまう
637 :
名前はいらない :2007/11/02(金) 00:45:38 ID:5LSN8ImA
『傘しかない』 雨が降っても傘しかない 割と正解に近い 興奮剤を定期的に投与され続けた猿が 迷う なんだ なん なんだ 最期だ 中毒になる前に滅却が理想なわけで 飼われてる お互いに 首の綱 握り合っている 猿回れ 猿回る 割と正解に近い 曲解を婉曲的に与えられ続けている ストレートみたいなジャブばかり 浴びさせられている 雨の中で傘しかない 割と震えている
638 :
名前はいらない :2007/11/12(月) 23:38:33 ID:MGImpiGo
『寒たいまゆ毛』 あぼら鍋につくつくと封筒を煮る 知っているのはその中身には クリック募金ほどの手軽さで起こりうる すべてのただいまが 繰り返される 「ただいまー」 「おかえりー今日はあぼら鍋だよ」 「へえ」 「へえ、って」 ことが 切手なしで つまり 鍋は赤くないし まゆ毛だけが 寒たいままで
639 :
名前はいらない :2007/11/13(火) 00:23:26 ID:swsWvF9l
『古い氷』 退屈に毛が生えた 加湿器はアイデンティティを喪失し クリニック通い 「やンなっちゃう」 店番を頼まれた生娘は 右手で頬杖をつき左手で エプロンのポケットにこっそり忍ばせた 氷を撫でる ツベルクリン 陽気なシューゲイザー デパスルパキシルス レイテンシー... ... .. . 穏やかな 掌から 滴る水と 汗が 混じる 残ったやつが 消えない内に生娘は 急いでそれを かじったのさ
>>633 彼女との距離感が図れないのが良いところなんだろうけど、どういう間柄なのか全く掴めないので困惑する。
あと、心に吹く風は優しいとかなにか具体的な感じを付け加えた方が温かみが出ると感じた。
69テソ(´・ω・`)
641 :
名前はいらない :2007/11/14(水) 23:43:34 ID:QKJmsnJL
『謎の汁』 君が分泌した 謎の汁 僕はそれがこわい さわるとどうなるか なめるとどうなるか 混ぜるとどうなるか すべてがわからない 分泌した君じしんは 割と平気そうに すまし顔だ 僕はそれがこわい
642 :
*・ω・)ボトルネック ◆necK/fzEYA :2007/11/17(土) 01:04:50 ID:q15VRqCe
「デウス・エクス・マキナ」 叫べばなんとかなる 叫べばなんとかなる 鬱がじわじわと背中を侵食しようが 小さな虫があたりを飛び交おうが 眠ればなんとかなる 眠ればなんとかなる 風の音が僕を笑おうが 月の色が罵倒してようが 夕方の 冷たく照らす空が あの子の影を 際立たせていようが 全てリセットしやがる 全てリセットしやがる それが僕に必要か そうでないかを判別する暇も与えず 死ねばなんとかなる とでも言うのか?
「無題」 書かれかけの物語 組み立て中のオルゴール 彫られかけの彫刻 机の上が埋められていく 誰か 名前をください 親からもらった立派なこれではなくて もっとふさわしい名前を
644 :
名前はいらない :2007/11/20(火) 11:27:05 ID:Sk61plCR
『テルミンください』 テルミンください、とコンビニでレジしてたら言われた 20代前半くらいの妙齢の女 テルミンはちょっとありませんねマトリョミンならありますがマトリョミンてなんですかテルミンのマトリョーシカバージョンですバージョンてなんですか英語です英語喋れますかペラペ〜ラペラペラペ〜ラ みたいな問答を10分ほどしてはた と気がついたさてはこの女 俺を騙くらかそうとしとるな 俺を陥れようとしとるな はっは〜ん、そんな姦計にひっかかると思うたか! ニヤリの俺。 あ、そういえば昨日入荷したんでしたわ〜テルミン だかなんだか言うと女目キラキラ 「ほんとですか!?わあ、わあ!うれしいなあ、うれしいなあ」 ちょっと気が咎めたがどうせこれも作戦なんだろう知っている俺は 知っている ちょっと取ってきますと言って女待たす 休憩室から戻ってきた俺が手に持ちたるは 一世代前のアンテナ付き携帯 「なんか色々ボタンついてますね、難しそう・・・」 最新式ですからね、でも簡単ですよ ぺかぺかっと光ったら このアンテナをこう、伸ばしてですね このボタンを押してみょわ〜んとやるんですよ 「ほうほう、ありがとうございます、おいくらで
すか?」 千円でいいっスよ 「安い!ありがとうございます」 はい、じゃあね、四千円のお返しになります ざーしたー 携帯電話がなくなった俺は今 化石化した電話ボックスから テルミンを演奏している
646 :
名前はいらない :2007/11/20(火) 11:56:51 ID:O3KH7IOr
若干損したって言っても 買い直せばいいはなしだよ 携帯をテルミンと勘違いしてるやつ もう友達いなくなるだろうね 勘違いしてるやつ痛すぎるし騙されてるし勘違いしてるし あーあ
647 :
名前はいらない :2007/11/20(火) 12:13:01 ID:O3KH7IOr
三段落ちだね コンビニでテルミン買おうとしてるし コンビニで騙されてるし 携帯電話とテルミン間違えてるし スゲーありえない
648 :
名前はいらない :2007/11/20(火) 14:35:24 ID:xX6sRh2L
僕の上で桜が舞う ああなんて綺麗なのか 乱しても乱しても 綺麗なままの桜の花びら いっそのこと枯らして欲しいと懇願されても 僕はそれを無視し続ける。 桜よ 僕の為に咲き乱れ 僕の為に舞い続け 僕の為に綺麗であれ
649 :
未知谷 :2007/11/21(水) 02:22:30 ID:eYBz6lzZ
桜が咲く 咲くだけの為に 桜は咲く 見る者がいなくとも 咲いて散ってゆく それを眺めて 美しさ儚さを感じるのは 人の身勝手さ。
ふえるうさぎ 右耳をひっぱると幽体離脱するみたいに半透明のうさぎがつるん 人差し指と親指で摘まれたゴーストラビットはそれこそ死んだみたいにくたっとしている とりあえず畳に横にするとピッコーンと途端ピッコーン起きて逃げた駆けた途端 刹那いねとか言っちゃうし宇宙系は死ぬからあはは笑ってさあ 晩御飯の支度でもしようかああそういえば大根炊いててあれ ふきこぼれているよ どわーってつまみをグリッチと捻ったらふきこぼれ汁がノワッチと熱い! 熱い! 必然的な慣習的な非泉水的な動作で右耳に手 わあふさふさやんこれ ひっぱるとノルンとやはりうさぎわあ 便利やわあ
651 :
犬 :2007/12/05(水) 09:45:30 ID:SoZrMF7p
夜に回覧板を持っていくその家に そいつはいた 何度も横を通ろうとするけれど こわくてできない 公園のまわりをぐるぐるまわって ブランコに座って星を見上げて ゆれるためのその器具にただ座り見上げ もう一度トライ でも怖くてできない 鎖はちゃんとつながっているのか ダッシュスピードは俺より早いか 万が一戦って勝てるか あーピクンてするなよ ほえるのほえるのほえるの? また固まって 結局家に帰ってお母さんと一緒に行く 大丈夫よって言われてうしろについていく やっぱりお母さんと一緒だとこわくない べー! エプロンにしがみついて うしろで べー! 馬鹿犬! そんなことが何度かあって ある時その犬は僕のお母さんを噛み殺した 俺はまだ生きてるらしい 犬も 犬の名を論理と言う
ぺたりと 張り付いて吸いついて 逃がさない 剥がすなんて 離すなんて言わないで まだ傷は癒えてない 今はもう少し この抉れた痕をなめさせて [保護]
653 :
名前はいらない :2007/12/20(木) 20:02:20 ID:Uc7GWXXj
『さよならキャベツロール』 ルイジアナあたりで死んだ俺の 生き別れの弟の 大事にしていたペットのボアの 毒にやられた俺が持つ 枕の下のコルトが暴発 たまらず飛び出た弾丸は 止まらずそのまま俺の どたまを通過 窓を通過 音速の壁を通過 マーズルさんちのドアを通過 世界記録の壁を通過 して マーズルさんちの長男の エリック‘ポーク’マーズル坊やの 今喰わんとしてるフォークの先の キャベツロールの
654 :
名前はいらない :2007/12/20(木) 20:32:53 ID:Uc7GWXXj
『さよならテレヴィジョン』 さよならばかり言ってると馬鹿になるって言ってたテレビがさよならと 言ったから僕は心底、心底驚いたし なぜそんなことをこのテレビは言うのか理解できなかった 壊れちゃったのかとも思った でもテレビは壊れてないと言う 自分で言うのが一番怪しいんだぞ そう言われてテレビは少し笑った 笑って 「遠くに行くんだ」 「多分明後日には出るよ」 「マーキー・ムーンてところなんだ」 「ちょっとした冒険だけど」 「またいつか会えるさ」 「さよなら」 僕はリモコンに手を伸ばし電源ボタンを押して 体育座りのままうずくまってうずくまった 次の朝にはもうテレビはいなかった リモコンだけがテーブルに あるのを見て僕は 「6000002」チャンネルを月に向けて 放った
655 :
名前はいらない :2007/12/20(木) 22:06:08 ID:Uc7GWXXj
『さよならレモンストロー』 サンデー零時ィヌーン 茶店で人形聴きながら 僕は黄色いストライプが入ったストローを あじあじ あじあじ かじってる 見せブラ見ながら まだ飲んでもいない メロンソーダのストロー かじってる コラコラ ボウヤ イケナイヨ 耳元で声がして 振り向くと盲目のキリン 首を下げて窓を破り僕の耳へ 語りかけてくる サイショ カラ カジッチャ ダメ ハジメハ ヤサシク トキニ ハゲシク コレハ ナニゴトニモ イエルコト キリンに諭されるほど 落ちぶれちゃいない 僕はいっそう激しくストローを かじってかじってかじりまくった アキレタコダネ シカタナイ ワタシガ オトナヲ オシエテシンゼヨウ そう言うとキリンは僕の口へ 長く青い舌を ねじりこませてきた それはもうミラクルだった はじめちょろちょろなかぱっぱ 梵梵 ぞろ アスタルテ もう僕僕僕僕僕はもうもうメロメロメロンパンだった だけどPTAどもが激怒して ンマーーーーーーー! コウシュウノメンゼンデセセセセップン!! ンマーーーーーーー! シカモニンゲントチクショウガ!! ンマーーーーーーー! ユルスマジ!ユルスマジ! ダンコトシテユルスマジ!! ハンギャクシャニハシヲ!シヲ!シヲ!! ユルスマジ!ユルスマジ! ンマーーーーーーー!!
656 :
名前はいらない :2007/12/20(木) 22:06:53 ID:Uc7GWXXj
そして用意されるギロチン台 キリンはおとなしく 首を差し出しうなだれる ああ 僕の哀しいキリンよ これが別れか 会って数分と立ってないが 君の舌は僕を捕らえて離さない さよなら 僕はキリンに口づけて 思いっきり 吸い上げた
657 :
名前はいらない :2007/12/29(土) 11:43:43 ID:FH4F/nSN
鮭の潔さが物理学の本望だろう。 我々人類は幾ら文明を築き上げようとも所詮鮭を超えられない。 まだこの産みの苦しみは続くのか。
658 :
名前はいらない :2007/12/29(土) 12:03:00 ID:FH4F/nSN
老兵よ!戦地へ出でよ!! 戦争と云うものが忽ちばかばかしくなるから。 ぶつ切りで済まん「GOODNIGHT SAIGON を聴き乍ら」
ファイルから出てきたので。 『パペットとパペッター』 僕らはあなたの小さなパペット 繰り返されて使われるうちに 段々段々壊れてく 壊れちゃったらもう終わり ゴミ箱ぽいで、僕らは用なし 後でちらりと覗いたら 綺麗なお人形が使われてた 僕らはあなたの小さなパペット もう随分疲れちゃった 痛みも何も解らない僕だけど 僕らはあなたの小さなパペット もう少し、一緒にいたかったな…… ボクは君たちのパペッター 繰り返して使っていくうちに 段々段々意識が無くなる ボクは誰なの?解んないの もうずっと意識が無いけどパペッターやってるの 何でわかるかって? いっこのパペット抱きしめたとき すっと記憶が繋がったんだ それでふっと横を見たらね 何個ものお人形が置いてあったんだよね ボクは君たちのパペッター もう随分痛みが増えた 喜びも悲しみも解らないボクだけど ボクは君たちのパペッター もうやめ方もわかんないや ねえねえ僕らのパペッター? 僕らに休みをくれませんか? ねえねえボクのパペット達 ボクは一体誰ですか?
『アーティファクトvsポルターガイスト』 コーヒー渇く 砂漠でダンス 握った歯ブラシ やけに軽い 冷え込むんだ 女王陛下のせい 星が見えないんだ 女王陛下のせい ラクダがいないんだ 女王陛下のせい 女王陛下 女王陛下 女王陛下 お願いします イカロスとガリレオは サーベルで刺したサラミ 食べたいらしい 大口あけて 雛みたいにせかしてる そのまま貫いてもいいよ どうせもう死んでいる 死人に口なしとは女王陛下 言葉が過ぎますぞ
『ねんど屋さん』 ねんど屋さん こっち向いて カリフォルニアの ねんどくれ ねんどくれ ねんどくれ ぺとっ ぺとっ 足音だよ ぺとっ ねんどくれーぃ ねんどくれーぃ 墓場から ぺとっ ねんどくれーぃ ねんどくれーぃ 聞こえてくる ねんどくれーぃねんど屋さぁん ねんどくれーぃねんど屋さぁん ぺとっ 足そう 足そう 足そう 足そう ぺとっ ぺとっ ぺとっ 足そう ねんどくれーぃねんど屋さぁん ねんどくれーぃねんど屋さぁん ぺとっ 足そう くれーぃ ぺとっ ぺとっ 足そう ぺとっ
662 :
文乃 :2008/01/13(日) 23:44:18 ID:k9AxEqIn
『分解/結合』 ダークサイド言葉 虫干ししましょう 桔梗で栞 抜けない訛 舌に咲く花の名を Nの犬に訊いて ああ赤 割れたのね ひとつがふたつ ふたつにひとつ あたりはずれは気にしない 咲いたのね 割れたのね
663 :
文乃 :2008/01/13(日) 23:56:53 ID:k9AxEqIn
『改造/魔術』 マラリアに罹って火のよう スパナにスプレーグリズリー 聞こえる十字架遠くで燃える かち割り氷と夏残り ピリカ はじけるレモンの香りを直結脳髄 朝まで浅間でピンボール ハイ?中途でアブラチャンの幹かじる 直接啜る 蝉だ 蝉を高校球児に捕まえさせる バッハローのごとき性欲が竹 我々の計画 我々の計画 拾ってなげる 千本ノックはもう 万本 億本 終わる終わる 都知事様 過去のビルディングの陰で 白球ころとめくるめく坊主
664 :
名前はいらない :2008/03/10(月) 13:00:34 ID:Q15qhPRr
「ダウンロード」 早く早く この数秒が長い これからまだシコる作業が残されているのに 親が帰って来てしまう ヤバいヤバい カントリーマアム食べよう
665 :
名前はいらない :2008/03/11(火) 04:45:26 ID:ccPssQlp
「未開封」 あなたがくれたわたし 数えきれないほどの量 読めなかった手紙 読んでしまった手紙 やぶけない やぶれない 読みたくなかった手紙 読まなくていい手紙 見てみたい 見たくない そこにある何かに わたしは近寄れるかな そこにある何かに わたしは近寄っていいのかな
ぶくりく フラミンゴの背中に乗って飛んだ。空へ空へもっと高く! カスみたいな僕の催促に、フラミンゴは従順にうなずいた。そして僕は星に届く手前でフラミンゴの羽をもぎとった。 のばした手は瞬く星に焼かれて、ああ!羽だけがかがやいてかがやいてフラミンゴの嘴がニヤリとしたのを火だるまになりながら確認した。 正直ぶっころしてーと思った。 いちばんどうかしていたのは星だと、なにか憎めるものを探していた僕は、身体じゅうに包帯を巻いてから空を見上げた。 どうか僕の背中に羽を生やしてくれ、どうか僕に飛行機をつくる技術や経済的な余裕を与えてくれ、どうかお願いだ だけどけっしてそれらを叶えてくれない星に吠えた。 フラミンゴは僕の背後で嘴のない顔のまま苦笑いして、僕の祈りが終わるのを待っていた。フラミンゴの背中には羽が再生していた。 「もう帰りましょうよお。いつまでもぐちぐち言ってたって情けないだけっすよ」 呆れたフラミンゴの目には軽蔑色した宝石が埋まっていた。僕はそれももぎとった。 血まみれになったフラミンゴが空に向かって一声鳴くと、僕は落ちてきた星に焼かれた。またしても火だるまだ。 ヤケドを焼かれるのって死ぬほど痛いんだぜ。 ブチギレた僕とフラミンゴは奇声を発しながら骨を折り合った。 そうしているうちに関節がかたまりになり、ついにはひとつになった。 星よ!正直、ぶっころしてーよ!
667 :
文乃 :2008/03/16(日) 23:20:14 ID:a8XovEP2
『花/肉』 鉄骨街のかげから見てた 誰かが破片になるとこを 部分が部分を引き連れて 弾けるように行き交う人 だれそれの名刺に殺されて 坊主になっちゃった なっちゃった夕暮れ 花屋の女は肉屋の女より吝嗇で 肉屋の女は花屋の女より奇矯だ プレゼントは既に柔らかく腐り やるひともいないのだから笑う やけっぱちに歩き回る犬風人間 交差点を右に曲がってはねられて それぞれの回帰をそれぞれで果たせ なんていい加減なことを無責任に言うもんだから 満月が出てこないじゃないか
668 :
名前はいらない :2008/03/31(月) 13:33:15 ID:g/6yv0Ma
ファッションとはすべからく過去への否定としての調べのひとつである。 にも関わらず緩やかに前進し続けようとする。 そこら辺が僕には解らぬ。 我々は進んでいるのか?正しい方向に進んでいるのか? このままだんまりを決め込み続けるのは、あまりにも無責任過ぎやしないか? 神よ。お前が此の世界を間違えていたならそのままあっさりと滅ぼして呉れたまえ。 でなければ我々総てをせめてお前ほどの自由の世界に解き放って呉れたまえ。 ふたつにひとつだ。
669 :
名前はいらない :2008/03/31(月) 14:10:28 ID:g/6yv0Ma
何故見たいものが隠され 見たくないものばかり街に溢れかえるか
>>668 あげ足だけど・・・
すべからく→あまねく
671 :
名前はいらない :2008/04/13(日) 18:17:39 ID:/Wyi0vp+
>>670 馬鹿かお前は。
言葉なんてどうでもいいんだよ。
672 :
名前はいらない :2008/04/13(日) 20:17:32 ID:0l+8c2xY
>671 それは言えてる
673 :
nomad :2008/06/17(火) 23:32:53 ID:/tztor1I
いずれ総ては収斂されてゆく 例えばあなたが石ころに躓いて 咄嗟に差し出した小さな掌が 血の色に赤く染まっても 慌てて駆け寄った母親の白い手が 柔らかな指先であなたの傷口を優しく撫でてくれた様に。 長く消沈させていた絵心のある小さな旅人が、 何時の日かその情景を一枚の絵画にして呉れる事だろう。 あなたが躓いたその石ころを真ん中にして。
674 :
名前はいらない :2008/07/07(月) 20:37:33 ID:yJ1F75Js
100点の上はないから かなり欝でも 仕方ないと思うぜ。
675 :
lieben :2008/07/10(木) 00:08:16 ID:zzVWUMCj
名前も知らなかった。便宜上そう呼んでいただけで。 君はいつだってブラックボックスを通した回答。プロセスは永遠に闇。タオル地が心地よくって顔をうずめていたら、エントロピーは限りなく増大していった。 飾り気のない手先が愛しかった。コンビニアルバイタァはいつか気づく。そう、あれは過ちでも何でもない、過去。
676 :
名前はいらない :2008/07/10(木) 00:19:39 ID:JzKuLxVM
子音Aが比較して多ければ謙譲
677 :
名前はいらない :2008/07/17(木) 02:07:56 ID:XUV5Xxdv
届かなかった手紙が此処に在る。 魂が感じた。 我々は恐れてはならない。 同士は永遠である。 今は溶け去ったステンドグラスに囲まれた、 小さな部屋で立てられた誓いは真実である。 信じろ。
了解。
679 :
名前はいらない :2008/07/18(金) 23:03:40 ID:1ToqWzgx
「二匹の猿」 目の前の猿 にらめっこ 眼鏡をかけて 猿、考える 未来未来未来 わが故郷 緑の森を前に 考える 目の前の猿 にらめっこ 眼鏡をかけて 猿、考える 未来未来未来 わが故郷 灰色の都市を前に 考える 馬鹿だけど馬鹿なりに考えた 必死に必死に考えた 緑と灰 選択すべき 色はどっち? 未来は 破滅? Ruin 繁栄? Prosperity 二匹の猿 考えた末に 一つ結論 選べる未来 ただ一つ
680 :
名前はいらない :2008/07/19(土) 22:49:04 ID:L+zyu4is
681 :
名前はいらない :2008/07/20(日) 02:51:17 ID:Yhde9+ww
Phoenix.
682 :
名前はいらない :2008/07/20(日) 04:04:32 ID:Yhde9+ww
ポイニクス・神鳥 再誕生(RE・BIRTH )復活 棕櫚の木のうえの巣 乳香豊かなゴムの樹 月桂樹 樫の樹 甘松香 再生の為の没薬の寝台 ポイニクスは卵に閉じ込められ若いポイニクスが生まれる 合言葉なんて知らないよ 何かを信じたいだけ それでも合言葉が欲しいならこれはどうかな 『赤リンゴ』 と言ったら 『5リラ』
>>864 美しいものをただ愛でているだけ
882 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 06:48:26.82 ID:RVsr1w5z0
>>878 芸術と同じさ、鑑賞するという行為を行う価値があるものさ__というものは・・・
891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 06:54:27.95 ID:RVsr1w5z0
__という名の、生命の輝く美しいアルペジオ・・・、皆さんも聞こえてきませんか?
905 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 07:03:02.23 ID:RVsr1w5z0
>>893 そうさ、人生の穢れなき美しさを留めておきたいと思うのは当然だろ
その一瞬一瞬を網膜に焼き付けたい、写真に取りたい、もっとも美しいポーズを残したい
そう思いませんか?
914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 07:05:41.32 ID:RVsr1w5z0
>>910 __という名の、生命の輝く美しいアルペジオ・・・、あなたにも聞こえてきませんか?
931 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/22(火) 07:14:19.45 ID:RVsr1w5z0
>>919 押し付けじゃない、ただただ見守っているだけさ・・・、その姿が永遠であるように願っているだけさ・・・、
幼さが放つ美しいコーラスを聞き逃さまいとしているだけさ・・・
この文章評価してけれ、細心の注意を払って書きました。
684 :
名前はいらない :2008/07/22(火) 22:37:14 ID:7F/zL+zB
評価してくれるのはさおだけやだけさ…
686 :
名前はいらない :2008/08/06(水) 00:50:39 ID:+NjkM8Gi
ばた足 黄土色のふくらはぎに張り付いていた りんごみたいに逆回転する端切れ太陽は 君の耳の奥に潜り込むつもり 監視員さんは、しょっけんらんよう、もぎとり放題 手についた蜜をなめている どこまでも延長戦が鳴り止まない 目の前で浮いたり潜ったりを繰り返すふくらはぎ 水しぶきは中空で停滞 光ってる 光は祈り 君の頭が光を伴い大爆発する前に 祈ってあげよう
「うさぎの家」 宙の道で うさぎの耳をひろい 公園の横をとおりすぎる 横顔にそえる もうふたりになったね とうそばっかりの まひるのお月さんに そえる
688 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ :2008/08/12(火) 04:30:42 ID:h5fpZvy2
あなたの父に報いるために、 私は何をすればよいのか。 誰か力強いものが天から現れ、 しっかりと指さし示してくれたなら、 疑いもなく歩んで行けるのであるが。 「不義の時代は奇跡を求める」。 何時までこの冷たい呪文は続くのか。
689 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ :2008/08/26(火) 14:53:42 ID:UJgAtrdB
あなたはおそらく飛べたのだろう 窓間の距離に関係なく この三ヶ月のあいだにいろんな象徴が流れてきた 私の存在と云うものは 永遠に総てを聞かされること無しに ことある毎に渡されるHINTを片手に さまよい続けて行くようなものか あなたの中に豊潤に溢れる COURAGEをどうか私に呉れないか ありふれた絆など私はほしくない
690 :
ローカルルール変更議論中@自治スレ :2008/09/13(土) 02:43:28 ID:d2bIaNCM
血肉を越え 陽の光を焦がれ聳える向日葵の如くに 我々はひとつの丘に立つ。
691 :
名前はいらない :2008/10/07(火) 16:07:00 ID:82FQKNjg
収束は形にこだわらない 我々にはこの土に生まれて来たプライドがある アダムとイブの過ちの果てに我々があるなら 収斂の時に 我々はきっと超えてみせる。
夢みるおっぱい 服の下にかくした 空の中のひみつ おでこをぶつけたのは そう今ココ 飛んで飛んで 服の下にかくした 唇をなめるひみつ 外の空気がでんぐり返し しながら部屋に入ってくる 夢みているのさ そう踊って しゃべって 測って 夢みているのさ 夢みながら
693 :
nomad :2008/12/13(土) 03:17:51 ID:VfradU0S
もしもこの地球がひとつの生命体で その神経回路が我々の「思い」と云うもので張り巡らされていたとしたら 地球はやがて私たちに何を話しかけ 我々はその言葉に対してなんと応えればいいのだろう 暫らく前から時というものが私どもに話しかけている 耳を傾けている者どもに倖あれ
694 :
nomad :2009/01/15(木) 16:38:00 ID:qLWkb924
純銀の賽 みよわが賽は空にあり、 空は透青、 白鳥はこてえぢのまどべに泳ぎ、 卓は一列、 同志の瞳は愛にもゆ。 みよわが賽は空にあり、 賽は純銀、 はあとの「A」は指にはじかれ、 緑卓のうへ、 同志の瞳は愛にもゆ。 みよわが光は空にあり、 空は白金、 ふきあげのみづちりこぼれて、 わが賽は魚となり、 卓上の手はみどりをくむ。 ああいまも想をこらすわれのうへ、 またえれなのうへ、 愛は祈祷となり、 賭博は風にながれて、 さかづきはみ空に高く鳴りもわたれり。 云わずと知れた朔太郎よりの抜粋 才能無いんだから仕方がない
695 :
nomad :2009/01/17(土) 02:38:30 ID:D+sc5yXD
どれだけ業の深い継母である事か 未だ虐待の限りを尽くしてやがる
696 :
nomad :2009/01/17(土) 02:49:29 ID:D+sc5yXD
未だ光と影が溶け合う事を知らない、 街並みを歩いて居る、 時代遅れのこの動画を、 一体何処で見つけて来たのか。
697 :
nomad :2009/01/17(土) 03:02:18 ID:D+sc5yXD
私が、 遥か彼方の珊瑚礁で成り立つ、 小さな島の深遠を垣間見ている時、 もしあなたが、 あの青空に沸き立つ、 雲間から銀色に輝く物体を見掛けたなら、 迷わずに挨拶だけは交わして呉れ。 それから一週間か、十日ばかりの間に、 あなたの人生がまた劇的に変化するのか知らないけれども、 あなたにはそれが出来る筈だ。
698 :
nomad :2009/02/04(水) 00:23:58 ID:/AJ8AxE8
とても不思議な運命の糸だ。
小学校からの帰り道
何度あなたの父親に慰められたことか
行き暮れたふるさとの片隅、
手に取った新聞の地元のスポーツ欄で
何度あなたの妹に励まされたことか。
日も暮れかかったあなたの住む街が
とても寂しい。
明日この街は晴れるらしい。
陽が降り注げばとても美しい街だろう
私は二十年程前にこの街に住んでたんでね
とても不思議な縁だ
この街からちょっと離れたとある本屋で私はルバイヤットを買って帰りのバスの中で読んだ
何処の本屋だったかとうの昔に忘れてしまったが、
私はそれらしい本屋であなたを見かけた、
あなたの面影を見かけた。
時は流れた。
私は故郷の水族館へ立ち寄ったが、
何か隅の方へ押しやられた感じがしてとても悲しかった。
けれどもあの缶詰工場がなくなっていたせいか、
海の水がとても清らかに感じられた、
別にあの工場をとやかく言うつもりは無いけどね
私はあれよりもひどい工場を幾つも知っている。
時は流れた。
ずいぶん遠くまでやって来たものだ
そうして日が暮れるととても寂しいこの街だ
私はあなたを愛しているのか知らない
異性としての感情であるならばあなたは遠いかもしれない
けれどもあなたは恐らくかけがえない
http://jp.youtube.com/watch?v=5pLpbjzjvHc この曲に何か思い入れはないか?
私の人生において解かなければならない命題のひとつだ、
この曲を、ひょっとして深夜のラジオ番組にリクエストした覚えはないか?
サインを呉れ、私は、この歳になってもまだ、一人で歩き出したためしがない。
サインを呉れ。
あなたの面影を見かけた古びた本屋から少し離れた真新しい本屋で、
私は遠藤周作の『切支丹の里』と魯迅の短編集を買った。
中学生の頃教科書に載っていた「故郷」を三十年ほど振りに読みたくなったからだ、
もともと地上に道はない。歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。
次代の者どもに、しっかりと道を指し示せるあなたがとてもうらやましい。
699 :
nomad :2009/02/04(水) 00:25:23 ID:/AJ8AxE8
評価人は居らんのか 暫くのあいだ個人的に使わせてもらって済まない うまく結合させられなくて済まない アインシュタインのe=mc2のようなこの次元の共通語のような一行の詩が何処か風の中に紛れて居ないもんかね それを見つけられれば結合させる必要などないんだがね。 また旅か、 見た目以上に相当くたびれているんだよ。
700 :
nomad :2009/02/09(月) 21:35:33 ID:J8HR3Osy
私には違いが見出せない。 昨日は西成のドヤ街の一隅に宿を取り、 そうして今宵は大阪城を眼前に見据えるホテルに宿泊しているが、 薄汚れた浮浪者も、 小奇麗なサラリーマンも、 折から降り出した雨に濡れて、 慌てている様は何の変わりもない、 ただ、雨に降られながら、 己れの行く先をのみ、 しっかりと見据えて緩やかな坂道を昇って行く松葉杖の人を見た。 努力は才能のひとつである。 そんなことはとうの昔にわかっている。 腐った肉を引き千切るように噛み砕くたとえば天王寺公園のライオンよりも、 暖かな部屋で、肉汁溢れる柔らかな肉片を、さながらバイオリンの優雅な響きとともに、味わう者が、とても高貴であるだろう。 何と云う、安っぽい高潔さである事か。
701 :
nomad :2009/02/09(月) 22:05:32 ID:J8HR3Osy
我々は所詮土偶である、 風に流され何処から運ばれた土か、 もともとこの地にあって、幾度農夫に耕され、励まされて来た土かは知らぬが、 所詮土だ。 細胞分裂がどれほど複雑であるのか、 僕は知らない。 けれどもその細胞の核ひとつひとつに、 養分を与え続けてきたのは何であるか、 恐らく僕は知らない。 美しい女だ。 僕もそう思う。 お前の思い通りになる女だよ。 云われなくとも僕はそうし続けてきた。
702 :
nomad :2009/02/09(月) 22:17:29 ID:J8HR3Osy
「恐れ」と云う観念が幾度我々の進むべき道を邪魔し続けていたことか。 あなたなどとうの昔に解っていた事だろう、 「恐れる勿れ、すすめ、進め。」。
『まくらやみ』 おほしさまはくらくら? きらきら光るのはお日さま? こないだの、おひるなのによるみたいだったのは みんなねむかったから? ぱちんとおへやのでんきをけして ぼすんとまくらにあたまをあずけ ぷつりといしきをふかくにおとしたら まん天のほし空 きっとうちゅう人はおっちょこちょいで しょっちゅうごっつんこしてるから あんなにおほしさまがきらきらくらくら もう でも 寝る時間 子ども達は寝る時間だから 狸寝入りがバレないように 口の中で宇宙人にお悔やみを言う お休み お休み
『無防備な未亡人』 非合法な昼下がり 不得手な四十八手 蝉が遠い 仏間からはファラオサンダース
『飯屋』 飯屋よ、フライパンに油を注いでくれないか 飯屋よ、食材を千切りにしてくれないか 飯屋よ、原材料表示をしっかりしてくれないか プラス50円でデザートにりんご
706 :
名前はいらない :
2009/11/17(火) 02:02:52 ID:7sDBOfAQ マリアも偏在す。 木枯らしに虫喰われし、 落葉を、映し出す街灯の影に偏在す。 マリアも偏在す。 港の片隅を照らす月明かりに、 誘われるかの如くに迷い出し、 汚水に浮かぶ、 青竹のひとふしのごとくに偏在す。 マリアも偏在す。 わが故郷の、 聖人の影に彩られし、 浮浪者の、 影に群れ集う粒子のひとつぶのごときに、 マリアは偏在す。 聖母マリアは偏在す。