「お姫様」
ホウ酸団子とお姫様
ビッグブリッジとお姫様
空の孤独とお姫様
お姫様は今日もこの世界を愛していらっしゃいます。
ハト飼う少年の温かい吐息で今朝もお目覚め。
昨夜の夢にうつつを抜かし、
気付けば、午後のファンファーレ。
気付けば、午後のファンファーレ。
ぱあぱあ五月蝿い執事を残し、
真っ赤な絨毯 コツコツ歩き、
さえわたる空、民の声。
さえわたる空、民の声。
深く息吸い胸ふくらませ、
きららかなるあのあこがれの、
抒情のうたをうたいたく。
抒情のうたをうたいたく。
姫が倒れた。
流れ星は泣くのを止めて。
夜風は包み込むのをやめた。
戦争は絶えず太ももを濡らし、
愛は勝ち取る代償となった。
なんてね。と涙をはらはら流し。
夜は三日月。豪奢なドレスに身を纏い、
星々が照らすあの夢たちの、
栄えある明日を祈りつつ、
ししむらおどらせ、心を腫らす。
ししむらおどらせ、心を腫らす。
次のお題は「自然な会話」で