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名前はいらない:
「桜吹雪」
心を痛めた瞬間 刹那にほおをすべる涙
感傷的になって あたしの心が遠くへ行ってしまった様よ
別れが来る事は承知の上よ なのに見えないふりをしていて
困ったものねと 自分をあやす
定まった今日という別れの日は
いつでも私に近よってきていたのに
目の前の出来事となると さすがに目がそらせれないわ
せめて花弁よ わたしの泣き顔をかくして と
あの人に見られては 駄目なのよ と
分かっていたじゃない 全てはじめから・・・
ただ 貴方といる時を
大事に思っていたが故の苦しみなのよ