どうしてもわたしは　

「目線」

ぶたさん
ラブリーぶたさん
あなたの素顔
撮らせてね

さっ
　　♪ぶきっき
隙あり
　　♪ぶきっき

もう！
ぶたさんの意地悪

へぎゃへぎゃ

>>395　いらっしゃいませ。魂の叫びですね。

｢評価人の唄｣

ひどい評価で御免なさい
あなたのセンスが無いだなんて
あなたの日本語変だなんて

ちっとも意味が分からない
何処がいいのか分からない
それでも何度も読み直し
それでも何とか読み下し

検索サイト辞書サイト
読みあげソフトにエクセルワード
色々使って読んでます
一所懸命書いてます

だから、あなたは泣かないで
だから、あなたは泣かないで

｢つくし」

つんつくつし　つくしのこ
はなさくはるに　はかまはき

つんつくつし　つくしのこ
うれしうきうき　うめつくす

「ぽいんぽいん」

うでをのばせば
めのまえに
ふわりひろがる
ゆきげしき
ぽよぽよぽいん
ぽいんちゃん

まろくてまろやか
おかのうえ
ふたつたたずむ
さくらんぼ
ぽよぽよぽいん
ぽいんちゃん

ああこんなにも
ぴったりと
ひきつけられる
たなごころ
ぽよぽよぽいん
ぽいんちゃん

｢恋のバレンタイン｣

憂いをおビター横顔の
私はすっかりトリュフです
乙女ココアはホワイトに
アーモンドえても届かない
好き好き貴方をウイスキイ
バレンタインはマカダミア

「リンパ」

今朝もお顔をごっしごし
すっきりさせましょ　むくんだお顔
はぁー　リンパがリンパが抜ける
はぁー　リンパだリンパッパ

良いセンスだ

>>402　ありがとうございます。最近は眼精疲労であまり書けません。無念。

う〜んマンダム

>>404　私は化粧はしないです。

「ホッケ」

パックのホッケを手に取りて
おお温かいぞと
ほくそ笑む

「母さんの中」

母さん、母さんの中はとても暖かいね
僕はここから生まれてきたんだね
おぎゃあおぎゃあと
そしてまた中に還るんだね

時代遅れなスレだな…

心配護謨用！！貴殿は時代の先っちょを目指したまへ。

いらっしゃいませ

>>407　モチーフとしてはよくあります。ここで、主人公の意志、気持ちをプラス
してみましょう。

>>408　時代遅れの男になりたい。

>>409　時代の何処にいるかは結果でして、意識はしないですよ。

「少女とぶたさん」

少女よ 君が駆け出したなら
この短い足は　追いつけない
だから今は　今だけは
ゆっくりと　一緒にあるこうよ

少女よ　ケモノの心が消えたなら
もうこの声は　届かない
だから今は　今だけは
ゆっくりと　一緒に歌おうよ

少女よ　
僕はぶたさん　僕はぶたさんだから
君の隣で　立ち止まる
だけど今は　今だけは
ゆっくりと　一緒にあるこうよ

「コメツキバッタ」

咳き込んで　どたんばたん
寝汗にじんで　どたんばたん
ほら、ご覧　この部屋に
コメツキバッタが　跳ねている
大きな、大きな　一匹の
コメツキバッタが　跳ねている

「めし」

朝めしに
バナナを２本食う　牛乳を一瓶飲む
昼めしに
おでんを３つ食う　サラダを一パック食う
晩めしに
ベーグルを一つ食う　ヨーグルトを一パック食う

身体のために　そうしている

次の朝めしに
またベーグルを一つ食う　豆腐を半丁食う
昼めしに
ハムサンドを一つ食う 卵サンドを一つ食う

残業をする　
2時間半でン千円

晩めしに
天丼を食う　大盛りで食う

心のために　そうしている

「腐乱死体がある」

ピンクと白と黄色の肉
匂い少し甘く
捩れあって垂れ下がる
反射的に嗚咽と涙
いつかの命が横たわる

こもる匂いこぼれる体液
隠れる所は無い
人生の残渣がこびり付く
自ら死に病で死に
孤独な骸は腐りゆく

東京には腐乱死体がある
あの部屋にも腐乱死体がある
腐乱死体がある
腐乱死体がある


---腐乱死体の脱臭・消臭いたします---

「リンショクさん」

臨時職員さん
人呼んで臨職さん
春までの臨職さん
通勤費は歩いて浮かし
飯代一日千円以内
新聞読んでる？「取ってません」
テレビは見るの？「有りません」
臨職さん
臨職さん
飲み会行く？「すみません」
彼女いる？「無理ですよ」
明日が怖くて小金が惜しくて
リンショクさん
リンショクさんは
いつの間にやら
吝嗇さん

「豚さん　豚さん」

豚さん　豚さん　貴方は何時も
ゆっくり　ゆっくり　歩いてる
割れた蹄は韋駄天だけど　私の為に
ゆっくり　ゆっくり　歩いてる

豚さん　豚さん　貴方は何時も
ゆっくり　ゆっくり　食べている
とってもグルメな貴方だけれど　私の為に
ゆっくり　ゆっくり　食べている

豚さん　豚さん　貴方は何時も
ゆっくり　ゆっくり　生きている
きっと短い命だけれど　私の為に
ゆっくり　ゆっくり　生きている

「目の見えない男と耳の聞こえない女」

男はこっそり呟いた
貴女は綺麗な声の人
きっとお顔も綺麗だろ
ああそれなのに、それなのに
俺の醜い唸り声
嫌だ嫌だ自分が嫌だ

女はひっそり苦しんだ
貴方は素敵な顔の人
きっとお声も素敵でしょう
ああそれなのに、それなのに
私は哀しいあばた顔
憎い憎い自分が憎い

「ブラックホール」

独りで死ぬのは嫌いです
冷えてく体が怖いのです

皆んな、一緒に
皆んな、一緒に
目を瞑り
小さくなって
死にましょう

「秋刀魚」

こちら、尖っているのでお気をつけ下さい

「私の声は」

冬の海辺に一人きり
潮風うけて唄えども
私の声は　私の声は
誰の耳にも届かない

身体は震え喉は裂け
命の限り唄うだけ
私の声は　私の声は
誰の耳にも届かない

「ゆき」

夜、道のうえで
あなたは白いかたまりになりました

朝、静かに消えていくあなたを
もう私は忘れようとしています

いつか私も死にます
冬の日に
あなたのように

「さくら」

さくら　さくらよ
なぜさくの

ちるはなだから
さびしくて

ちるはなだから
やさしくて

「釣り鐘」

人間の重心は下
釣り鐘の様にどっしりと
安定した構えをつくりましょう
　釣り鐘を鳴らせ！
　釣り鐘を鳴らせ！
ああ……　いい！

「トリュフ」

ぶたさんうきうき
秋の山へときのこ狩り
人間たちときのこ狩り
自慢の鼻でトリュフをみつける
どんなに地面の深くにあっても
トリュフの匂いは逃がさない

こりこりトリュフ胸すくトリュフ
ぶたさんせっせとトリュフを掘れば
人間お菓子で気を逸らし
すかさず横取り憎いやつ！

悔しくて情けなくて
分かっているけど横取りされる
けれど何時かは食べたやトリュフ

ぶたさんある日のきのこ狩り
人間の子供の頭くらいの
大きな大きなトリュフを見つけた
夢中になって掘り進めば人間も夢中

ぶたさんはいつのまにか忘れられているぞ
今だ！
ぶたさんは逃げ出した
秋の山の中を走って、走って、走る

次の年の秋の山
銃声の下を駆けるぶたさんがいた
ぶたさんは腹いっぱいトリュフを食べた
これからも
もっともっともっとトリュフを食べるんだ

ぶたさんトリュフをひとり占め

「コテ」

真っ赤に焼けたコテ
片手に持って
深夜徘徊す
「卑怯者はいねがー」
「臆病者はいねがー」
！！
「見つけたぞこいつめ」
じうー
ぐうぐぐあふあふふ
脱糞
溢れる涙
「成敗！！」

「あぶりだし」

ミカンの汁で書いてみる
何を書いたか分からない
じりじりストーブあぶりだし
こげて何だか分からない

「バーバラ」

大きな大きなあのお腹
素敵なあのコはウェイトレス
素敵なあのコはウェストレス
歩くバーバラお腹が弾む
振り向くバーバラお腹が揺れる
バーバラバーバラお前がにくい
ぎっしり詰まったお腹の中は
三段バーバラ　バラ肉だ

「るんるんルンバ」

僕のキャンパス真っ白day
今じゃすっかりドドメ色
Cry、Cryマイルーム
じっとり抱える膝小僧
どにょりと曇る雨模様
天気予報をつけて見りゃ
「止まない雨は無いでしょう」
「明けない夜は無いでしょう」
キラリさしこむお天道さん
すっくと屹立おテントさん
そうさ、今こそLet's A GO！
漲るやる気だ生きるんだ！
るんだ！るんだ！るんるんだ！
るんるんルンバdeるんるんだ！
馬っ鹿じゃないかと言わないで
Ah！恋人たちもDancing
Oh！じいちゃんもばあちゃんもDancing

「サザエ」

あなたの目きらいな目
真ん中に串刺して
くるくるくるっと
引っ張り出せたら気持ちいい
茹でたサザエの身のように

「ドギーちゃん」

ドギーちゃん
走ろうぜ
しなやかに
おお、ヘルシー

ドギーちゃん
謳おうぜ
艶やかに
おお、セクシー

ドギーちゃん
きみとぼく
きみとぼくとで
おお、メルシー

「犬」

白い犬が尻尾を振っている
撫でようとしてちょっと手をかざす
犬は尻尾を振ったまま後じさった
彼らにも相克する想いはあるらしい

「青空市場」

あの空が綺麗だね　この空も綺麗だね
指差す先には　青い空
欲しい　欲しい　もっと欲しい
高くて　遠くて　澄み渡る
あなたと見上げる　青い空

「雪」

賑やかな冬の夜
空からは銀の鈴
月光に弾かれて
しゃらん　しゃららん

「ゴキブリフルーツ」

朝のフルーツは
朝のフルーツは
「朝のフルーツは金の価値〜♪」
「お早う御座います。昆虫も健康には気を使っております。」
「ことに、わたくし達ゴキブリは食生活の改善に目覚めまして、
　残飯などは摂取しないようにいたしました。」
「お陰様で元気ハツラツ、よく飛びよく駆け回っております。」
「失礼いたしました。お食事まだだったですね。」
「それでは、お健やかにお過ごしくださいませ。かさかさかさ。」
朝のフルーツは
朝のフルーツは
どうしよう？

「ゴミ」

ゴミと思って火をつけました
悲鳴
人間のそれに似ているような
いえ、これはゴミです
ゴミが燃えているんです
臭い煙をあげて

「夏の絵の具」

夏の絵の具が塗られていく
空に地面に生き物に
分厚く重なり縁を彩り
強く光を跳ね返す

夏の絵の具が塗られていく
風に水面に物影に
景色に染み込み隙間に貼りつき
街の呼吸を止める

夏の絵の具が流される
冷たい風に長雨に
夏の絵の具が剥がされて
やがて乾いた秋の空

「施し」

駅の西口を上がったところに
また、あの人が居た
上をくり貫いたジュースの缶を前に置き
正座してぴくりとも動かず
辛そうな顔をして視線は床を向いている
今日も俺は通りすぎた
他の人がそうしているように

買い物から戻ってくると
あの人が同じ所に同じ姿勢で居た
青いジーンズのズボンとジャケットで
こざっぱりとして遠めには汚くみえない
「本物」ではないのだろうか
お節介をしようか
自分は何様のつもりだ
いや、本当に困っているかも知れんぞ
見過ごしていいものか
さて、どうしようか
小銭は20円が丁度ある
握り締めて俺は近づいた
ありがとうございます、なんて言われるのかな

かちゃん、と音がした

あの人は何も言わなかった
同じ姿勢で同じ表情で
何も無かったかのように動かなかった
ちら、と缶の中をのぞいて見ると
俺が入れた20円しか無かった
何だか居心地が悪い
俺は出来るだけ静かにその場を離れ
駅に向かって早足で歩いた

「干す」

からりと晴れたいい天気
わたしはお家の布団干し
お池の亀は甲羅干し

「照美」

あなたの言葉にふりかける
わたしの七味とうがらし
時に激しく、時に素気無く、時にわたしは意味不明
照美、照美、わたしは照美
やさしい女じゃなくってよ
照美、照美、わたしは照美
何でもわたしに話してね

「惚れるなよ」

かわい子ちゃんよ
惚れるなよ
凛々しく賢い俺だけど
君のライバル多すぎさ
ホの字ホの字はよしとくれ
俺は何時でもMMK
もててもてて困っちゃうぜ

「あいすぴっく」

アイシテル　アイシテル
ジットシテテネ　ヒザマクラ
ワタシノアイノ　ヒザマクラ
アナタノミミノ　オソウジヲ
ミミノオクノ　オクマデヲ
あいすぴっくデ　オソウジヲ
ジットシテテネ　イツマデモ
ワタシノアイノ　ヒザマクラ

「やぶいぬ」

やぶいぬが現れた
アメリカの珍獣だよ
長い胴体に間抜けづら
きゅんと啼いたよ

｢浮浪者｣

浮浪者が居る
ポリバケツに手を突っ込んで何かを漁っている
髪も髭も捩れて伸び放題
肥えた体に弛緩した顔
灰色のTシャツに汗が黒く滲む
通勤ラッシュの人達が通りすぎる
皆、彼が見えないふり

浮浪者が居る
汚らしい
怖い
あんなのは嫌だ
楽しいことなんかない
女も抱けない
何故生きている
何故生きていける
あれが、かけがえの無い命

死ねば、いいのに