【梁山泊スレ専用!】雑談・議論・感想スレ12

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882Canopus ◆DYj1h.j3e. :2006/03/03(金) 22:13:49 ID:Jh/t7Lzt
みなさん、乙&オメでございました。

『祭:Fetes』を書きました。寸評と点数いただきありがとうございました。
御指摘のとおり、この作品は音楽をイメージしています。ドビュッシーの
『二つのノクチュルヌ』より、『Fetes(祭)』を元に書き起こしたものです。
ぼくは20年前にこれを演奏したことがあって、3拍子を4等分したソロが
あったり変拍子の嵐で、結構トンデモない曲でした…。11だと『春の祭典』
になっちゃうんだよね、ちなみに。
とにかくインビジブルな祭にすることに心を砕きました。文章でもっと読者を
チャームさせたかったな、というのがちょっと心残りです。

>>879 うむ。リーフさん、ぼくはそれは、「十二単という名の舞台衣装」と
いう認識でしたね。
883あぶく ◆OPBYKkBBNQ :2006/03/03(金) 22:45:48 ID:inGYNQ9/
ま〜つりだまつりだまつりだ♪
『秋空』書きました。
祭りと言えば、もー秋祭りしかありません。お題をいただいてからとゆーもの、頭の中に太鼓が鳴り響いてました。馬鹿だろおまえ。
【勇壮華麗】がキャッチフレーズの祭りをモチーフにしていたので、Canopusさんの評はなんか嬉しかったです。玉こんにゃくさんの、鰯雲とゆーのも。空があってこその祭りです。
オブラートの中身は、否応なしに担いでる人生、悔いないよーにかき倒せ、ってとこなのですが、突如ストレートに言うのもなんだかなぁ、と思いましてああなっちゃいました。最初から、太鼓台を人生に見立てる描写をしてないからこーなるんでしょーか。
感じてもらうようなものは書けなかったけれど、冬に祭り気分を味わい、なんか得した気分でした。
リーフレインさん、チャンプおめでとうございます。雅やかでした。
各審査員さん、お疲れ&ありがとうございました。
竹輪さん、次々回を楽しみに待ってます。
884ミミン ◆4fCTWDhugY :2006/03/03(金) 23:13:46 ID:WHAdGB5E
>>278-280 『祭りの宴』を書きましたミミンです(笑)
審査員の皆様,お疲れ様でしたm(_ _)m
厚みが足らないとのご指摘…削り過ぎたようで反省しています(苦笑)
リーフレインさん,優勝おめでとうございます!
885図書館飛蝗:2006/03/04(土) 01:05:40 ID:FZufciYK
ああ…やっぱダメだ言います。
僕が850です。
変なタイミングですいません。
ただ「用法を否定」や「一つの詩を頭に置いたもの」のつもりはありませんでした。
僕の文章力に大問題があったのですが…
275さんと一連の流れに巻き込んでしまった方達への
「ありがとうございました」と「すいませんでした」のつもりでした。
皮肉にも「後の祭」を痛いほどを体感しています。
ごめんなさい…どうしても名前付きでいちど謝りたかったので…
お騒がせしてすいませんでした。
886メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/04(土) 01:13:28 ID:G3+LoaoR
>>885 
 図書館飛蝗さん
 素直やねぇ
 読んだけど当たり前過ぎなこと書いてしまってるだけで
 あんまりあたりきしゃりきな事だったから
 私は気にならなかった(笑)
 みんなそれだけ真剣で「書くことが大好き」なんだよね
 作品良かったよ
 互いに歩み寄れたのなら良いじゃないか
 と 私はおもふ
887ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/04(土) 01:41:25 ID:f5X/CJMJ
>>885

貴方の投稿作品と>>850のレスとか読んだけど、本当に原稿書いている人間なのかと疑問に
思ったのだが、何より、原稿書いて生活している人間にしては、語彙と文章力が高校生の文学
少女レベルにしか見えないから、最近はそういうレベルでも食っていけるんだろうな、このご時世
だしな、ということは、さておき、究極的感情っていうのは、楽しかった、悲しかった、でしか表せない
いんだよ、そこをもっと推し進めると、あれ、これ、それ、としかいいようがなくなるわけだが、詩書き
は、それに挑戦する生き物でもあるんだがな、ところが、実際問題、悲しい、楽しかった、それも
効果的に用いればいいだけの話だ、効果的というのが、どういうものであるかは、いろいろあるが、
古典的な作家で、馬鹿みたいに女の顔に拘って異常というぐらい描写する奴がいたが、それは
果たして効果的なのかと疑問に思う。なぜなら、退屈だからだ。様は、センスなんだよ。
センス無い奴は、何したってだめってことなんだよ。

後、275もヘタレてんじゃねーよ。お前が、一生懸命書いた作品だろう。お前が産みの親なら、
せめてでも、お前だけは、自分の作品を愛してやれよ。そうじゃなけりゃあまりにも、書かれた
作品がかわいそうだ。もっと、自分の作品を愛でてあげなさい。これは大切なことだから。
888名前はいらない:2006/03/04(土) 01:48:00 ID:rJcwAgQ/
わざわざ蒸し返すikaikaなんぞの相手はしないのが賢明ですよ>850,275
889ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/04(土) 01:58:01 ID:f5X/CJMJ
ということで、特別に>>275に寸評。

一人部屋で聴いていた音楽は無論ミスチルかアジカンあたりだと、俺は睨んで、
このこわっぱが、と鼻息荒く、俺のサイケコレクションの中から、カンボジアロックを
チョイスしようとしたが、なんのその、ビル破壊で、ぶっとんだとさ。という冗談はさておき。

この作品で重要なのは、音である。音楽、母親の声、そして、ビルに突撃する音と、
逃げ惑う人たちの声、前者と後者の音は、メディアまたはTVというものによって断絶
している。片方の音は、一般的な家庭生活に出される音だが、もう片方は、まさに、悲惨な
光景または、悲劇とも呼べる状況下で、だされる音だ。つまり、前者の声は、後者の声と断絶
を象徴し、それは、両者の生活または状況そのものの断絶へと直結していく。
"部屋の中が静まり返った"とあるが、ここで、祭りの音について考えてみよう。
祭りとは儀礼で、祭りには戦いのドラムというリズムもある。現にアフリカなんかの民族は、
民族間の争いの前や、狩の前に、戦いのリズムを刻む、もしくは、癒しのリズムも当然存在
するし、日本で言う祭りのリズムはまさに、集団的高揚感をもたらすものだ、それは漠然として
一体感を感じさせる。私には、テロの映像から聞こえる音は、まさに戦いのドラムであり、見ている
側の家族の談話や会話は、家族の一体感そのものに聞える。しかし、祭りは、終わりを告げるものだ。
祭りの終わりは、いつも寂しい。それは、争いの終わりも同じだ。打ち捨てられたゴミや空き缶、
死体、瓦礫など、人々は、一種の高揚感ともなった後、すぎに、散々し、個人の生活に埋没する。
故に、祭りとは、悲劇であると同時に、喜劇的でもあるのだ。
890メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/04(土) 01:58:23 ID:G3+LoaoR
 275さんへ
 丁寧に返事下さっていたのにばたばたしていて
 半端な評になってすまなかった
 丁度評を夢中で書いていた最中だった あの時
 私なりに真剣に読んで書いてた
 んであのカキコだったから私は読みなおしも何もせず
 こうして読んでいる私や他の方もいるのだよ
 だからまった!
 といいたかったんだ
 でもな 気にするな
 誰に何いわれよーが書くパワーも必要だぜっ
 気にしすぎもよくないからさ
 しっかりまた書いて投稿してきてよ!
891名前はいらない:2006/03/04(土) 02:07:04 ID:mIOiyqox
>>887
いかいかじゃなくて、ばかばかに名前を変えたら?
892ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/04(土) 02:19:47 ID:f5X/CJMJ
>>288もついでだからやろう。>>288には酷評を!これが俺の愛だ受け取れ。
遅れてきたバレンタインデーだと思え。

こういう情景は正直、そのまま文字通り受け取るなら、つまらない。
正確には、見飽きた。よくあるパターンだ。発想力というところで語るなら、
間違いなく>>275の方が優れている。がしかし、まとまり具合で言うと、>>288の方が優れている。
対になっているのは分かるが、だがそれがどうした、という感じだな。たぶん、俺が50歳ぐらいに
なっていたら、まぁよろしいんではないかと、言ったかも知れないが、あまりにもこれじゃぁ、少しばかり
王道パターンで面白くなさ過ぎる。若い俺にとっては刺激も糞もない。少年少女漫画で死ぬほどこういう
シーンは見てきたと、だから、いくら技巧的に言葉遊びをされても、だからそれがどうした、としか言えない。
言葉遊び自体も王道パターンの遊びだし、読み手がハっとするようなセンスでもない。
遊ぶなら、もっと遊べよ。言葉遊びになっていない。

ということで、俺が勝手に俺の趣味でアレンジ。
昨日の夜のにぎわいは、私の頬を、差し出して、
貴方の右手が私の頬を強く打つまでに、
幾度かの太鼓が鳴らされて、
誰かの声や、誰かの足音が、川べりの蛍のを打つとき、
私は頬を赤らめるのです、
祭囃子が夜店を遠くへ盗んで行った後、
朝もやの浴槽の中で、私は一人手をだらりとたれ下げたまま
貴方のことを思いながら、赤らめた頬を摩るのです


あぁ、俺ってチョーきもいな。
893ばかばか ◆YffIGX9Bno :2006/03/04(土) 02:20:56 ID:f5X/CJMJ
>>891

ん。お望みどおりしてやったぞ。
894ねむい ◆yYGM98H44I :2006/03/04(土) 02:37:38 ID:VkG10Ul0
審査員の方、寸評ありがとうございました。
「川越祭り」を書いたねむいです。
皆様のおっしゃるとおり、表面をなぞっただけで中身がないですね。耳が痛いです。
雰囲気作りまでは成功していると思いたいです。でも、ホントそれだけでした(-_-;)反省。

川越祭りはとても賑やかで歴史のあるお祭りなので、一生に一度は是非w
人混みは凄いですけど。

リーフレインさん優勝おめでとうございます。
895 ◆jipx.wAXvs :2006/03/04(土) 10:14:56 ID:hInC1rqh
「2005/2/13」書きました。

審査員の皆さん乙&寸評ありがとうございました。
リーフレインさんおめでとうございます!

タイトルは、「マコマナイ」にすればよかったかなぁ、と思いつつ
去年のさっぽろ雪祭り最終日で真駒内(と書いてマコマナイです)会場最後の日。
真駒内会場って市民以外にはマイナーだと思うのですが
子供の頃大通(公園)会場よりも、真駒内会場ばっかり連れて行ってもらったので、
思い入れの深い会場でありました。
祭り(以外でもそうですが)の非日常な一日に付随していた記憶とか思い出の
特別さや印象深さ…という事を書きたかったので、
あぶくさんの感想は、とても嬉しかったです。
言いたい事を上手く文章にしていただいた感じでした。どうもありがとうございました。

あと私、現在川越市民なのでねむいさんの「川越祭り」はびっくりしました。
>まるひろの袋を前カゴ〜 の部分は思わず「いるいる〜」と笑いました。
896んなこたーない:2006/03/04(土) 18:19:42 ID:TlUCw3ju
「皿」書きました
韻を踏むためだけに書きはじめたはずなのに
冒頭の数行で断念してしまって、書き終えた後はかなり切なかったです
内容はなんてことないけど
さぁ、食事だ、と思わせて
いきなり皿を割りはじめるって情景が不意に頭に浮かんできて
それが我ながら何かおかしくて、使えそうだなと温めていたネタでした
897275:2006/03/04(土) 20:33:47 ID:nChx4a3C
「9月11日の夜」を書いた275です。
(HNはまだありません。詩板に来て今日で10日ぐらいなんです。)
皆さんの寸評とても参考になりました。ありがとうございます。

あと、私こそ「後の祭」を演出・出演してしまいました。本当に恥ずかしいです。
みなさんのアドバイスのようにこれからは自分の作品を愛してあげて、
自分の書くパワーを信じて頑張って書いて、投稿していこうと思います。
図書館飛蝗さん、丁寧にありがとうございます。お互い水にながしましょう。
皆さん、ありがとうございました。

そして優勝したリーフレインさんおめでとうございます。
898図書館飛蝗:2006/03/05(日) 22:54:50 ID:6GIWIpZS
返事遅れました。
>竹輪さん・275さん・ありがとうございます。
実は詩を書いたのも、インターネットに自力で自分の言葉を書き込んだのも今回のが初めてでした。
顔は見えないけど画面の中に確かに居る人達との文通に
もどかしさや自分の無力さにへこんだりもしました。でも
皆様の詩や寸評などを読めてたくさんの身になる発見をさせて頂き
自分としてはもう少しの間、遊びの輪の中に入れて頂きたいと思っています。
いろいろ初心者ですが宜しくお願いします。
>ikaikaさん・ビターなチョコレートありがとうございます。
ツギハギになった自分の詩を見るのはちょっと切なかったけど
噛めば噛むほど深い味わいがしました。
現実のコンペ等で僕が言われてることと通じてるところもあったりして
たった数行の詩にも自分の色って出るんだなぁと驚きました。
作風に関しては自分でも曲げれない物書きとしての意地みたいなものがあったりするので
(まぁ曲げるくらいなら元からこんな賭みたいな職業選んでませんが)
でも「もっと一生懸命遊んでみよう」と気合いが入ったりしています。
宜しければまた寸評お願いしたいなとか思ってたり…
>付き合わせてしまった皆様・すいませんでした。
なんだか長くなってしまいましたのでこの辺で失礼します。
ありがとうございました。
899ねむい ◆yYGM98H44I :2006/03/06(月) 02:20:26 ID:X/5b5b/b
>>895 ◆jipx.wAXvsさん
まさかこんなところで川越市民にお会いできるとは…。
個人的な思い入れが強いものを表現するのは難しいですね。
900リーフレイン:2006/03/06(月) 12:18:29 ID:5ieBzhZu
他スレの連絡失礼します。
竹輪さん、竹輪さん、コンペスレで優勝しています、おめでとうございます。
901名前はいらない:2006/03/06(月) 19:39:12 ID:UUc4hFde
誤変換やら訂正やら
大して推敲してない証拠だろ。
梁山泊も地に落ちたなwwwwww
もとから底辺には違いないが。
902comicpoem ◆vr5Oxeyd2E :2006/03/09(木) 01:52:55 ID:XhDqBPmr
test
903名前はいらない:2006/03/09(木) 19:50:57 ID:eigc285/
ふざけてるのは置いておいて
読んでて楽しい作品がそろってると思う
(ルール誤読した330はアホだけどね。)
投稿者の皆さん頑張ってください!
904名前はいらない:2006/03/09(木) 21:38:50 ID:75LYyaAg
クリスマス書きました。遅れましてすみません。落ち込んでいたので、あんな
変なものをかいてしまいました。選者の皆様ありがとうございました。
905カマドウマ ◆a76ZcoQAMM :2006/03/11(土) 02:29:32 ID:tXrDUGgb
もう一ヶ月位経っちゃったんですが、テーマが「四角」のときに『四角をもっと』を投稿致しました
…遅ればせながら審査員の皆さんありがとうございました。
906名前はいらない:2006/03/13(月) 00:34:04 ID:0IqvgDrU
投稿作品大漁豊作ホーヤレホーですよー。

審査参加募集アゲですよー。

あの作品がキミの一点を待っている!
907メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 00:43:52 ID:KpAnY5f1
 もう審査採点したけど
 フル評書いた方がよいかな?
 今回良い作品揃ってるんで
 寸評は書きごたえがあるんだけど
 明日時間できたから可能だかも
 
908名前はいらない:2006/03/13(月) 00:49:05 ID:0IqvgDrU
>>907
ありがたやー!

お待ちしております!
909メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 00:51:52 ID:KpAnY5f1
>>908 
 はい 起床したらすぐ書き始まりますね
 もしかしたらあと一作品追加加点するし(竹輪賞ね)
 レスありがとう がんがるよ!
910名前はいらない:2006/03/13(月) 00:55:27 ID:cflpQE+R
お題の の がどう表現されてるかの解説も頼むよ
911メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 00:58:38 ID:KpAnY5f1
>>910 了解 (^∀^)
912メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 07:34:31 ID:KpAnY5f1
 おはようございます 遅寝 早起き 朝の読書〜
 私が作品を読んで素直に思った事のみを書きますので 着眼点が作意とずれた部分があると思いますが
 人それぞれの読み方感じ方があり 或る一人の感覚がとらえたものとして読んでくださると幸いであります
 
>>320-323 2006年3月3日に決断したこと
 「の」→「0」へ限りなくモーフィングがあるのだが
 幾分文体に落ち着き(意図的だと思われる)がある為になかなか
 お題に食われる事が無くうまい具合に調和している
 一見お題を無視しきっているように見えて「の」を見据えて自己表現に踏み切っている目線がある
 ここにこの作品の作者の力があると見ているの
 所々粗を探せば切りないけれど内容はそのままストレートに叫びと内省
 外に向かう力を「の」の払いに見立てた仕上がりだ 荒削り ちょい長いけど「下手に文章を削って核心のエッヂを削ってしまうよりはよい」と思う
 ○気に入ったので採点しました

>>324 レッスン
 一読して 一連づつの改行毎のイメージが
 狂いなのか狙いなのかよくわからなくて何度も読んだ
 「の」の先っぽを持って振り回してしまっているような
 危ないイメージはあるけれどざくっとはこない
 思考の断片らを繋ぎ合わせて共時性を持たせたのか
 ちょっとしたことなんだけど時間の概念を暗示させる
 流れがあればこういった作品はよりよくなると感じた
 イメージ一行毎流れが滞っているのが残念
 時間の概念は数字以外で表すと効果的かもと
 気が付かせて貰った作品でもある

>>325 ののじ
 上手い
 擦り付けとは「の」の字を否応無しに描いてしまえる瞬間だ
 タイトルは「の」だけでも良かった 充分伝わると思う
913メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 07:39:04 ID:KpAnY5f1
>>327
 語句 単語の反復技で残像効果のような印象を持たせながら
 読ませる技にすぐれている作品
 続けて同様な語句 単語を使う事によってイメージの強化や
 印象づけを意図的にし 成功している分
>さあっ
>これが の の字だ。
 この最後は無くても良かったかも
 折角の雰囲気に 落ちが付いて締まりがほどけてしまったと感じた
 それが「の」なんですと象形文字「の」を自作したのだから
 という主張であるならこれでよしと思われる

>>328
 クリップ=「の」に八つ当りしてはいけませんよと優しく問い掛けたくなる後味だ
 自分に巻き起こった(起こっている)事柄を薄っぺらい紙などと例えたくなる時も確かにあるね
 重さを少なく見積もりすぎて無くしてしまわぬようにと示しているのだろう
 「の」はクリップの形に似ているし実際にも「の」形のクリップはあるね
 物としてとらえて事象も紙という留められるものにたとえ
 物質的な見方の「の」である

>>329 NO SIDE
「の」が生物になってるのかなと思いつつ読み進める
 「の」は文字ではなくて生物だったのかどうなのだろう
 難しげなのはこの作者さんに教養がある為で
 ぶっきらぼーの私からみれば眩しい丁寧さで「の」を扱っている
 でもまてよ最終連に「詩を待つ」とある
 「の」は種とか芽だったのか!と発見もできた
 宇宙を漂うのも「の」無重力空間でも「の」は「の」の形体を崩しはしないのだろうか
 不思議な作品だ 「の」はかなちょろみたいでもあるし
 カメレオンのようでもあるし時間(重心)の落下を感じた
 NOが「の」で「のー(のの)サイド」へ誘う(誘われた)
 「の」は体外 至ってインナーワールドも外側に感じられた
914メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 07:42:45 ID:KpAnY5f1
 朝の読書はこれにて終了 用事を終わらせたら
 夜に続きまた書きますね(^∀^)
 
>>330 その日
 1と2連目 上下の対比
 3と4連目 横(陸地においての繋がり)の対比
 1と6連目に「の」×3のサンドイッチで締まりとまとまりを醸している
 「の」は繋ぐ意味合いで使用されていて
 すっきりしている文章上に存在する「の」の風合いに世の終わりを含ませる所までには至っていないように思える
 けど上手いなと感じるヶ所は
 この作品には 特に殺しあうのも恋をするのも
 「触れ合う程に隣接接近したもの同士」という下地がある所
 内容から更にシャープな語呂をちりばめれば尚よいなと思った

>>331 お題思案
 ひごろもそうで変換してもダメなPCを使っている私
 緋衣草=サルビア なんて素敵な言葉を知っているのでしょうか が第一印象
 うちの祖母がよく使っていたからサルビアより馴染みがよい
 竹矢も「の 篦」だしタイトル通り思案せねばの
 「の」だらけ世界じゃありませんか!
 よくよまなけりゃぁ発見できません事 言葉遊びが痛快に決まっていて
 面白い
 脳内語録が豊富な方とみた
915名前はいらない:2006/03/13(月) 13:59:01 ID:CC0TbxFf
素敵な詩を読ませて頂いたせめてものお礼に
「僕の超個人的感想」
324「レッスン」
作者の強烈な世界に平凡な僕が何とかしがみつけたのは
繰り返された「現実に戻すためのキーワード」のおかげかと思う。
様々な世界が少しずつ変化して一つの詩を作り出している
前半、淡々としているけどどこか力強い
「政治や宗教が〜」の一文で涙が出てきた。
僕は作者と同じ世界は見れていないだろうけど
近づいてみたくて何度も読んだ。
343「はるよい」
描かれている主人公は「つま」だし
背景にも作者は登場していないのに
この詩を 見て 僕は作者の方のイメージがわいた。
やさしい詩、素敵な題だと思います。
ありがとうございました。
916メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 15:04:26 ID:KpAnY5f1
 ランチタイムにも読書をしましたよ(明日は仕事だから今日中に評を完成させねば の)
 夜だけでは間に合わない作品数だった っーことで 腹いっぱいなので感想文気味になってますが了承下さい
 
>>332-334
 滑稽な話で出だしから一度読みで笑ってしまった
 お爺さんと犬の話なのだけどテーマ「の」を上手く取り入れて組み立てた構成が優れている
 タイトルの 乃 とは
 漢文的表記で すなわち→乃ち 「の」は「乃」の草体
 あと目ざとく見つけて笑った要因なのだけど 「乃」→杖をつきつつ出動だ!
 のお爺さん(ちょっと憎めない程度にモウロク 惚け爺ちゃん)の姿にそっくりではないか!
 「の」→普段のお爺さんはこの姿なのだが
 推理小説にはまり「の」から「乃」にシャキーンといきり立つ その姿だと言わんばかりのタイトルがモノを言うこの作品
 犬の「おれ」の目線で語っている面白さ以外にもSSとしての面白みがある
 今回一番笑った作品である
>杖をつきつつ出動だ!
 このフレーズに装飾が無い分 「の」の威力がタイトルにて強調された好例
 ○技術のある作品は他にも沢山あるけどダメだ何回読んでも笑ってしまう
 モチーフの変貌に着目して変化をそのまま「の」に引き戻す芸当へ竹輪賞
 今回ねあと一作品採点に困ったのは採点候補が多かったからなのだけど
 一度読みで内容が明確で笑いを呼び覚まし
 二度読みで新発見 惚け爺ちゃんの(勘違い迷探偵)お姿「乃」は 強し!
 
>>335 of
 最終連が最も強調したかったもので 話の集約を担うヶ所と読む
 君 僕 彼 の関連と相反する語句同士が 不明瞭で整理されていないなと感じてしまった
「OF」=「の」という世界だとして一行づつ読みとくと
 葛藤し彷徨えるマイナス感情が震えているような感じを受けた
 夢を見ているような断片の連続光景で 楽しげな夢じゃなく不安な夢
 断片的な表現であるなら語句の配置と文体の統一感は必要無いかも知れないけど
 すこぉし抽象的すぎて言いたいことがぼやけて損をしている気がしたな
 もしかしたら体言止めの形式の方がこの作品にある断片的な表現には合うかもとも思った
 でも言わんとしている塊みたいな不安は伝わってきた
917メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 15:12:09 ID:KpAnY5f1
ののののののののののののののののののののぉ続きは夜

>>339 野風の笛
 風化 自然が織り成す人間が見て取ると美に違いない
 「自然が造り上げる天然の創造物」について見つめた視点と表現が美しい
 自然現象に逆らわずそのままで本来石は石に生まれ何になるかなど思案したりもせず
 しかしその事柄に着目して風を感じれば 目覚めのような気付きがあるのだろう
 「の」は風 音 そして変化を余儀なく ありのまま受ける自然の一部 心が洗われるような世界観だ

>>340 現代ノ現代詩
 「ノ」→「の」に置き換えてしまうと風味が削げると思われる
 意図的に「ノ」を使って現代詩を表現したのだろうか 現代っていったっていつかは過去になるんだし
 新しくもその時代時代で語句に含まれるものの解釈なんてのも定まったものではない
 そんな魅力がある この作品にはガラスケースに入った言葉のような美しさ
 けど「の」が一番の主題にはなっていない気がした
 こういった明度の鮮やかな作品は好きだけど
 何故か読めば読むほどに「の」からは遠退いていく 
 魅力を感じるのは 多分色の語句の掛かり受けが妙に光っているからだと思う

>>343 はるよい
 タイトルの美しさと文字の配列にも気を配り
 「の」を愛するものに重ね 見て取る幸せな形だ
 でもこの語句 私は引っ掛かったんだ >はらんだ
 孕むという同義語に 身籠る 宿すがあるのだけど
 おなか と続くのであればなんとなく私の感覚なのだけれど
 はらんだ よりも優しげな雰囲気で身重を告げるならばちょいとやわらかな選択
 別な語句に当て代える事もできたかもなと思ってしまった 私だけかもしれないが
 でも 対象に愛情を持ち「の」を表現しているのに変わり無い
>しーつのしわ この一行があるから美しいものに仕上がっている
 この一行がなければきっとバランスが崩れる
 奥様をやさしい眼差しで見ている純粋さがあり また上手いし巧みだ
918メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 21:37:13 ID:KpAnY5f1
>>344-345 のの質
>女の子はときどきいじわるになる
 うんうん 時々モノノケに憑かれたように意地悪くなる なる 可愛くねーと思いつつ相手しちゃうんだなぁ
>好きな男の子が怒るような話を
>わざとしたり
 気を引きたい一心でがエスカレートするんだよね
 試されてんのムカァ〜っとくるけど惚れたらしかたあるまい
>その柔らかい足の裏で
>恋人を蹴ったりする
 そのやわらかい足の裏には「の」の字があったのか?
 蹴り合いはこたつの中の喧嘩ならわかるけど蹴る子は足が丈夫そうだな
 肝に銘じておかなくてはならない事が文面から探し抜き出せないまま最後まで読みました
 「の」は放出されたのかしら?
 のの質は生きていますね
 せっかちに思えたのだけどのの字を描きながら 爆発し 吸い取られるのでしょうか
 急速に立ち上がり性急に放出爆破し消えゆくはかなさは感じましたが
 妙な魅力がせっかちな「の」の質と化している分
 どこかに「肝に命じておく名言」をちりばめてあれば面白いものになると思う のの質入れ慎重に確実にとか(質入れしちゃったら身を固めるしかない「の」だけど)

>>349 神の手
 「の」がメインテーマではなく「手」がメインになっているという読感
 神が撫でる地球とはきっとやさしい微風のゆるやかさで 「の」の字を描いて撫でそうだとイメージがわいてくる 順を追ってゆっくり手について空側から見て書いていて丁寧だけれど
 神様を信じたく タイトルが神の手ならやはりテーマは「の」より手にスポットを当てた感が強い でも 心地よい手を描いていると思ったよ

>>350 ハル 
 詩らしい詩という表現はあまり使いたくないのだが 「の」の扱い方が最も詩的に取り扱っている気がした
 春に漂う「の」生命の勢いすら感じる 「の」を独立した固体として一段落に配し
 前後の文章との関わりによって「の」が少しづつ違う質を持つ でもどれも同じ「の」に違いない
 詩的表現という中の「の」というものは 受け関わり合う文脈によって表情を変えるものなのだね
 「の」は見つけて春の中に置き 放つと 春と躍動して意味を持たぬまま
「の」の風合いが美しくそのまま醸されるという技法 これも何げに発見ありだな
919メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/13(月) 23:09:34 ID:KpAnY5f1
 評夢中で書いていたのはいいけどやっちゃった 投稿画面じか書きで消してしまって書きなおし でもがんがる
 途中で寝ちゃったら明日の夜に続きは書きます 

>>352 [No]
 NOが「の」なのだと思う
 脳味噌を洗濯してNOがたくさんでてくるイメージはわかるような気がする
 イメージのみで「の」という核心は >一言じゃ言いたいことの10%も言えないから[No]でいつまで続けて呆れられる
 上部の文章との兼ね合いはあまり効果が余韻としてもあまり残らない
 そしてNOで続けて呆れられる「言いたいことの代替え的な」NO で の であると言うことなのだろうか
 感じるに撤しても 脳の記憶の中に無いのか 表現されている映像の類は私にはイメージしにくい
 けど欝憤の蓄積みたいなものに触れたようなやるせないNOだ

>>353 のののとののの
 印刷してまで朗読に耽り挙げ句の果てには
 「の」の上を赤ペン緑ペンで色分けして読み耽り
 頭の中が「の」パニックしてのだらけになり
 音読すればするほどどつぼに填まって「の」の「ののの」について考えてしまえた無心に
 この作品やたら極め付けな「の」の連結
 こーゆー文章書ける人とは発想できる人とはと興味を持ってしまったのと
 国語について改めて学習し直さなければ「仮名一文字でパニック」する脳退化が目に見えてしまった
 なんだこりゃと思う反面
 おそろしやと「のののとののの」の羅列とつっぱしりを読んで驚愕し
 本当なら印刷までして「の」に色をぬってまで朗読して解明しようとした
 私の馬鹿さかげんを添付したいところなのだけど 恥ずかしいのでやめておきます
 この作品の意図はきっと未知なる「の」遭遇等も含まれている
 今回の作品の中で最も「の」を暴走させていると思う 頭がのののになりそうだった

>>354 東西!
 カットアップの仕方が慣れている お題「◎」から「の」がいっぱいでてくるイメージに仕上がっている
 「作品名と日付 等」は抜いてカットアップしている所を見ると
 文章のみに焦点を当てて配列を変え 構成する楽しみのみ純粋に追求したのだと感じた
920メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/14(火) 17:23:49 ID:LHU8fFe4
 朝書いて時間が無くて投稿出来なかった分
 今日ネット接続出来るのが深夜なので今のうちうpしておこ つづきは帰宅後

>>355 69
>のはとってもいやらしいひらがな
 いやらしいと書いてしまっているからいやらしさが半減してしまってるよ
 確かにそうなんだけど(平仮名の中でもいやらし系なかな)
 69は「の」の仲間だったのか
 形が似ているだけじゃないよ ついて回る形ぢゃーないか
 ってそもそも69は行為図が似ているからそう数字を当てはめて表現がメジャーになったんじゃないかな
 それで「の」はどうなんだと
 多分ね「の」に見える数字はあっても
 数字に見える「の」は希有だと思う
 これが何故かと考察するのも面白いかもね

>>356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン
 騒がしく でも騒いでいるのは言葉としての意味じゃなくて
 「の」暴走したかのような「の」
 おのんononオノ〜ン
 おめぬのんomenunonがおめでとうに読めたりする
 「の」の連打によって泣きべそかきながら
 嘘なきぎみの語感とテンポを醸したかったのだろうか 作意は面白い

>>357 「ののちゃん のりとはさみで野原を作る」  個人的に好きな作品
 ののちゃんはまだ
「後は野となれ山となれ」という言葉さえ知らない子供だと想像出来るんだ
 自由に思うまま のりの匂いを漂わせながら楽しくちょきちょきぺたぺたやっている姿が微笑ましい
 最終連から想像出来るのは
 おおかみが来た→ののちゃん泣きだして野原(紙を散らかす)を作ったのかなと思えた
 とても可愛らしい作品だっ
 限定の無いおわり方で
 読み手の中で広がる好きなオチでもある
921メタリック竹輪〔Remodeling〕 ◆o0rnnbHBHo :2006/03/14(火) 17:25:43 ID:LHU8fFe4
>>358 もののなささぐし
 変貌に着目している所 内容はとてもいい
 形状 状態により物質の名称も
 人間が持つ伝達手段の一つである「言語」
 人間が勝手にそう呼び名を決めてよんでいるだけにすぎない事について
 虚しさを覚えるのも当然で着眼点が良いのだけど
 言いたいことは伝わるのだけど
 メインになっているものは「名」についてだと思う
 漠然と「空」とするより空のリアルな描写が一行でもあったなら
 脳内思考から外へ向かった主張として 印象はぐっと違ったと思う

>>359-360 昼の夢における朝
 発火寸前のネズミ花火みたいな白昼夢なら
 最終連でベッドのサビた足など見つめたりしなかったと思われる
 朝は自分が起きだした時刻に朝が始まるならいいのに
 関係なく時は過ぎる 一存在の気分になどかまわずにね
>モンタージュのように記憶が摩り替わって
>夜明け前にはリセットされる
 このフレーズが良かった
 切羽詰まった焦りの描写は無いけれど
 思いっきり社会から置き去りにされている怠惰の情感はある 
 後退するのが「の」なら行き止まりはある
 野の中の花一つ
 これを効果的に別フレーズで咲かせてみても良かったかななんて思うけど
 この作品にはこのままで十分魅力はある
 引き籠もった「の」の魅力ね
922ikaika ◆YffIGX9Bno :2006/03/14(火) 18:29:53 ID:xzyBHP1k
本スレに感想と点数つけた。
全体の総評も書いた。

今回はヘタレ作品多すぎ(笑)
923名前はいらない:2006/03/14(火) 18:48:05 ID:uZ2FHlBu
お題「の」…難しくて挫折しかけましたよ。
最終日の最後の最後にもう愚痴を書き連ねたものを投稿しました。
みなさん、こんなに書けてすごいなぁと思いました。
924リーフレイン:2006/03/14(火) 19:43:42 ID:5YyDiLlb
>320 :2006年3月3日に決断したこと
限りなく本音に近い叫びだと仮定した上で、
前回「詩を書いていい」といったのは、別に甘えていいという意味じゃあないよ。
言葉を書くというのは甘えてできることではないと自分は感じるし、
書くことでやっと進むことができる時もあるんだと思う。
ただ、書いたものを読んで欲しい、あえて言えば理解して欲しいと期待するのは
確かに甘えだと思うけどね。
言葉を書くことがあなたにとって「ぬるい」と感じるのであれば
今はそうなんだと思う。書くことは生きることの一部であって全部じゃあないから。
(同時に書くことは生きることの一部であるのだから闇雲に否定してはいけない。)
私自身は違うけれど、詩を書くことが生きることと限りなく同値な詩人は存在する。

全体に大袈裟かつステレオタイプな感傷が多いが、意図は真摯で読んだ感触はとても良かった。
しかし、お題はほとんど無視したように感じた。どこからも”の”は浮かびあがらなかったよ。

>324 レッスン
なんかね、ケーキの種を作るときに、ボウルに材料を入れて(卵とか小麦粉とか牛乳とか)
かきまぜますよね、”の”っていう文字をそのかき混ぜてる状態に模したみたいで、イメージがうずを
巻きながら攪拌されていったような気がします。
>私が喋ると世界が動き出す?
の?マークがすごい良かった。ここでかき混ぜる手が一瞬止まって、
それからボウル全体を投げ捨てたみたい。
回転や球体、繰り返しを意味するイメージが少しづつ変化しながらそれそのものも繰り返し登場し、
混ぜ合わされていく様子が非常に技巧的でうまいです。
最後の勝手にしやがれ が少々弱い。改行をつけて空間を置いたほうがよかったかもしれない。
あるいはもう少し別のヤケッパチな怒りのイメージを付加してもよかったかもしれない。
どことなく頼りなげな「勝手にしやがれ」が聞こえてきました。
925リーフレイン:2006/03/14(火) 19:45:15 ID:5YyDiLlb
>325 ののじ
うまいね。これはうまい。思わずにやっとしてしまう。
今畳に正座してもじもじするお嬢さんってどのくらいいるのかなあ。そう思うとこれは既に
古典的表現になっちゃうのかもしれない。

>327 の
美しい緊張感の溢れる書道の世界を垣間見せていただきました。
お題そのもの直球勝負ですね。
墨跡も黒々とした力ある の の字。世界がぐるっと回りました。

>328 の
クリップとのをあわせるという発想がいい。
留める内容がいまひとつ魅力が足りないのが残念。

>329 NO SIDE
これも、文字の形状そのものから入ったイメージ展開。
後半3行が非常に美しい。とくに最後の行が秀逸。

>330 その日
>ある日の夜の空の下
>世界の終わりのその日の詩を
この2行が”の”で韻を踏み、全体に定型詩で音を整えてある。
中間部分、非常にリズミカルなのだが内容に魅力が足らない。もう少し工夫がほしい。

>331 お題思案
これ読んでから、の の字が左手だけの片腕の男の胴の部分に見えて仕方が無かった。
文句無く面白い。
全体に古風な音調を選び、こっけいな雰囲気を上手く作り出している。歌舞伎の口上みたいだ。
926リーフレイン:2006/03/14(火) 19:47:48 ID:5YyDiLlb
>332 乃 
猫ならぬ犬だけど、「我輩は猫である」を彷彿させました。口調がとてもユーモア溢れてていい。
ぼけたご主人が連れ歩く、ちょいとくたびれた犬でありますね。
乃が犬を綱でつないだ腰のまがった老人に見えてまいりました。

>335  of
この題なんだけど、実際に英語にしてみた?
多分
”君の頭の片隅の消えない記憶” を英語して、”の”を ”of” に置き換えたと思うんだけど
実際に英語にしてみると、in(内部) と your(所有格)なんじゃあなかろうか?
日本語の所有格相当の助詞 ”の” は英語の ”of” には殆どマッチしないかもしれない。

>339 野風の笛
石の記憶というのかな。とても良かった。
石の硬質さが緊張感のある硬い文体とよくマッチしていて、
どこか男性的で、時の流れと、風化したような感傷が伝わってきた。

>340 現代ノ現代詩
のはノになることで時代がかったハイカラな光を帯びて、
堀口大學か、金子光春か、西条八十か 、いやいやあれは竹久夢二じゃあなかろうかと
しばし、大正ロマンに浸るのでありました。
>すゞねノうそこそ
いいですねえ。

>343 はるよい
短いが良い詩
慎重に選んだ言葉が 柔らかく、なまめかしく、暖かい。
927リーフレイン:2006/03/14(火) 19:48:28 ID:5YyDiLlb
>344 のの質
>そしていっさいはなくなったいびつな円を描きながら
これがお題 ”の”なわけだけど。前半のすごくほほえましい詩は実は殆どどんな内容でも成立するなあと
ちょっと思ったりなんかして。
んでも良かった。

>346 (*の_の)< Kowloon Shock
選んでいる語句が非常にセンスがいい。次の一行を期待にわくわくしながら読み進めてしまった。
顔文字に象徴される暖かさと微妙に情けない主人公の描写がなんともハイセンスな詩文と
平行してほのぼのした雰囲気をかもし出していた。両者が両者を引き立てているように思う。
若干冗長さが残る。特に

 倦怠つの立つ割りと澄んだ風 窓越しに
 多分 幸せだ 俺
 でもな 近頃頭が痛いんだ 仕事のし過ぎか知らないが
 頭痛が止まらない
 綺麗なものを見ると尚更
 緊張が一気に解れて分解しそう なんだ

このあたり、だれたように思う。

>月はのの字に照れて(*の_の)繋がるコールカウント フォー「の」以心伝心
この最終行はまるでキャッチコピーのようによくできている。

>349 神の手
少々イメージの散漫さを感じた。
神の手の残虐さを述べながら、神への期待をいいつのり、それが難しいと断じ、神を信じたいと言う。
期待とか、断定とかしちゃあまずくないか?神様なのだから。
928リーフレイン:2006/03/14(火) 20:08:42 ID:5YyDiLlb
>350 ハル
”のは野原の” 
の というアクセント が非常に効果的だった。
の という空間が入るたびに、緑なる春の野原が目の前に広がった。
ところで、トリップはまずいかも、次回から気つけてくだされ。

>352 [No]
No と の の重ね合わせ。
なんとなく散漫。

>353 のののとののの
数学の定理の文章で、動詞と名詞を全てのに置き換えたようなかんじだった。
パズルみたいで面白いのだが、答えに接続するヒントが一切ないとこがなんとも寂しい。(涙

>354 東西!
こんな風に見えるんだなあとかなり反省しました。はい。すみません。

>355 69
ははは。言われてみるとそうだね。平べったいのだけど。

>356 ダス・コンリクランダマ・ヂングス・シンガッケン
このお題はドイツ語かな?よくわかんなかったんだけどもよければ説明プリーズ。。
でもって、内容は のおんおんおんおんおんおんおんって音がさ響いてるようだった。
929リーフレイン:2006/03/14(火) 20:10:41 ID:5YyDiLlb
>357 :「ののちゃん のりとはさみで野原を作る」
徹底的に韻を踏みましたなあ。

>358 :もののなささぐし
言葉って寂しい。 いいテーマですね。
>全てのものも全てのひとも名前によってばらばらに解かれたんだ
これが、の の形のイメージと重なったんかな?
ほどけた何か。

359 :昼の夢における朝
ののじになった男の子の姿ってちょっとおかしいぞ。
いや、かなりおかしいぞ、、、

361 :青少年の軸、穴に向かう先、「の」
こののは、「の」はポルノの「ノ」だな。
3月がなくなって4月に飛んでしまうところがいい。なんかここで詩が始まる気がする。
3月がなくなった主人公にはもう「青少年」がなくなってしまったんだと思う。
青少年がなくなった主人公には、もう「の」の追憶しかなく、感傷を込めて
次代の青少年へ「の」を送るのだ。
中盤がやや冗長気味だったと思う。

366 最終音
のは低音で、傲慢で、無責任で、奔放で
どうしたって、支配ができない音なのだ。すべての言葉と同様に。。。
のを完全に音で捉えたこの詩は新鮮でした。
930リーフレイン:2006/03/14(火) 20:23:12 ID:5YyDiLlb
367 楽したいの
これも韻なわけだが、接尾語オンリーというところが弱い。
内容は、まあ、なんつか、がんがれ!!

368 君がため
これは百人一首からですね。
なんとなく劇を見るような感じ、作者の心情とは少し離れたとこにあるんじゃないかと思いました。
技巧的で、うまい。

374 :の で始まる終末
これも の で韻を踏んでみた詩です。
飲み屋、脳味噌、のり、のに、のしのし、脳内 野、ノルアドレナリン、ノート

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いかさんはああいってたけど、いい詩多かったと思います、、、
つか、お題を料理してやるぞっていう気迫が感じられてよかった。
の っていうひらがなの持つ柔らかさとか、何かが拡散していく雰囲気とか
温かみみたいなもんが醸しでていて、面白い詩が多かったです。
感想、遅くなっちゃってすみませんでした。。
931ikaika ◆YffIGX9Bno
>>930

逆でしょ。
料理できないからこそ、表層的なところに逃げる。
文字配列や視覚的なものでごまかそうとしてるだけ。
それが、ある程度の面白さがあればいいが、面白くもなんともない。

かといって、良い、悪いを話し合ったからといって、どうにかなるわけでもない。
ということで、俺はただ、評が書きたくなるような詩を読めればそれでいい。