1 :
名前はいらない :
2005/12/03(土) 21:41:21 ID:niu+XQyc 他スレでこき下ろされ傷ついた心を癒すもよし。 どんな詩からでも良いところを探す、という技術を身に付けるためでもよし。 基本ルールとして、必ず褒め、悪い点は言わない、ということでお願いします。 タメになる評価が欲しい方は他のスレにどうぞ。
2 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 21:48:57 ID:FNDQRBVA
愛する心は素晴らしい まるで、宝石のようだ さあ褒めろ
3 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 21:55:32 ID:niu+XQyc
>>2 人を愛するという心について、美しく、かつシンプルに表現しているところが良いですね。
あと、誰にでも伝わりやすいところも。
4 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 21:56:22 ID:+MumJxAu
>>2 この詩の素晴らしい所は、手に取って見ることの出来ない「心」というものを
万人がイメージすることが出来る「宝石」という言葉で具現化、そして再構築している点であって、作者の言わんとするところの人間の愛情の輝きの讃歌が目の前に広がるようである
みたいな?
5 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 22:06:14 ID:niu+XQyc
他スレで高評価を得られなかったものを持って来ての自己満も可。
小心者の肩慣らしに利用しても可。
>>2 のように、お題的な出し方も可。
6 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:24:18 ID:NHu4qQDf
良スレ! こんなスレを待ってました! ちゃんと機能するように陰ながら祈ってます。
7 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:35:21 ID:NHu4qQDf
早速いま作りました。 「君のハートは迷宮入り」 きみのミステリー 僕は腕利きの探偵さ Oh!bad sity 慄然とするよ 僕ら探偵 それぞれの推理を もう一度しよう Oh !アンビシャス トンネル効果 君の影は 追跡不可能のミステリー さあ、ほめろ!
8 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:36:31 ID:NHu4qQDf
「君のハートは迷宮入り」 きみのミステリー 僕は腕利きの探偵さ Oh!bad sity 慄然とするよ 僕ら探偵 それぞれの推理を もう一度整理しよう Oh !アンビシャス トンネル効果 君の影は 追跡不可能のミステリー ーーーーーーーーー 間違えました。訂正
9 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:38:38 ID:NHu4qQDf
ちなみに、アンビシャスはスペルがわかなかったので カタカナで表記しました。実は意味もわからないです。 自信がつくようにいっぱい褒めてくださいね。
10 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:41:43 ID:NHu4qQDf
だれも褒めてくれませんね? そんなに酷いですか・・・・。 だってそーゆうすれでせう・? 場違いでせふか?
11 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:46:10 ID:NHu4qQDf
vol.2「君のハートは殿堂入り」 きみのミステリー 僕は腕利きの探偵さ Oh!bad sity 慄然とするよ 僕ら探偵 それぞれの推理を もう一度整理しよう Oh !アンビシャス ゲーム理論 愛の調べは 推理較べの様相さ ーーーーーーーー
12 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:51:22 ID:0jQBeoo9
>7-8 軽やかでいいです。恋の唄でうまくいっていないというものは、とかく暗くなりがちで あり、それ故、時として感情移入を妨げます。この詩は、楽しくよめて好感が持てます。 3連目のトンネル効果は、「隣り合った原子の外側にある電子は、それ自体が持つ波動の 性質によって少しずつ相手の原子に浸み込んでいく」という現象であり、二人の恋の微妙 な距離間を表現していると言っていいでしょう。 アンビシャスすなわち野心満々と、上の言は、一見矛盾しているようではありますが 恋はそういうものであり、まさしく追跡不可能のミステリーなのです。 「もう一度整理しよう」は、「もう一度しよう」の方がいいと思います。
13 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:57:12 ID:NHu4qQDf
>>12 うっわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
自信がすごくつきました、まるで詩人になった気分です。
「もう一度整理しよう」と「もう一度しよう」で
自分のなかでリズムを較べてみるとどうしても「もう一度しよう」
のほうが調子が崩れているようなきがするので誰がなんと
いっても「もう一度整理しよう」から変えるつもりはありません!
こんなこと言ってきを悪くしないで下さいね?
でもほんとーーーーーに、ありがとうございました!
14 :
名前はいらない :2005/12/03(土) 23:59:21 ID:p3JQ3vi9
>>12 親切且つ丁寧な批評に好感が持てます。
誰も誉めてくれないことに苛立つ作者にとって、実に絶妙な
タイミングでの登場といえましょう。
IIDもシンプルで素敵です。人柄が表れていますね。
15 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 00:04:23 ID:niu+XQyc
>>8 まぁもちつけ。
「君のハート」「きみのミステリー」
等、レトロ系オサレってかんじでかっこいいです。
(「sity」という単語が私の頭の中の辞書にはないのですが、スペル違い?私がアホなの?意図的?)
「僕は腕利きの探偵さ」
と言っているのに迷宮入りなところがちょっと間抜けで、推理ものの主人公探偵のキャラクターを思い起こさせて、いいかんじです。
16 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 00:04:37 ID:Hn9dukKY
>>13 とても無邪気な喜びの表現ですね。
うわ、でなく、
うっわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
この激しさは只者ではありません。光るものを感じました。
まるで詩人になった気分、と貴方はおっしゃっていますが、
貴方は、もうりっぱな詩人です。これからもいい詩を期待しています。
17 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 00:05:45 ID:8YLUPnft
>>14 ありがとうございます。自信がつきました。評価人としてこれからも
精進して参ります。
18 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 00:06:34 ID:mDZNMQbv
『鳩』 ある日道路で鳩を轢き殺した それ喰おうと猫が来て轢かれた 蟻は行列を成して干からびてた 僕はその光景を立ちすくんで見ていた 今度は僕の番じゃないんだろうか だって 羽根布団ん中の僕は下痢気味 いつもそうなんだ これ鳩の呪いじゃないのかしら そんな気がするんだ 社会の混沌ん中の僕は翳り気味 同僚(あいつ)も休んだ 肉布団ん中の僕は萎え気味 どうしようもないんだこれ鳩の呪いじゃないのかしら そんな気がするんだ **** いろんな所に投稿してますが、是非コメントよろしくお願い致します。
19 :
◆YAPoo/LC/g :2005/12/04(日) 10:29:33 ID:sYqWjQty
あーココいい ん〜いい えーとスレ立てた方ええです うぉーナイスです 絶好調ですよ 生かしてます ぼくのお気に入りにとおろくデス ココはageageでイクざんすよ オサレさんオサレさん やわいよ脳みそ 尊敬しますがぉ スレ立て主さんに褒め褒め誉れされーキャー すんませんスレ立て主様に100点 ごめんなさい次の方 素晴らしい作品にハレルヤおねげーしますだ ぺこり
20 :
◆YAPoo/LC/g :2005/12/04(日) 10:34:13 ID:sYqWjQty
>>18 「鳩」さんにデス
アンカーむずいです(汗)
21 :
◆YAPoo/LC/g :2005/12/04(日) 11:28:02 ID:sYqWjQty
まちがえたー(泣) 18の「鳩」さん はれるーや おねげーしますだ 次の方
22 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 20:36:07 ID:lvvd5X8n
>>18 鳩から始まる死の連鎖。それを引き起こしたのは誰あろう、
この詩の主人公たる「僕」であります。社会のなかで、日々生活のなかで
人は誰しも不安を抱くものです。2〜3連の描写はそれです。下痢、(下半身の)
萎え等、端的かつ効果的に表現されてます。この詩に見られるる独創性は、
この「不安」と、先の「死の連鎖」を結びつけ、増幅させている点にあります。
不気味なイメージが見事な死、もとい詩です
蛇足ではありますが、二連目、羽根布団が出てきますが、もしかしたら
主人公は悪徳商法にひっかかって苦しんでいるのかも知れません。
23 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 20:53:04 ID:goeTxDTV
凍るまつげをあたため続ける。 きみの中で生きていたい。 お願いします。
24 :
ケンタ :2005/12/04(日) 22:32:43 ID:IEYmBhDS
心が痛いんだ 苦しみとか悲しみばっか 詰め込みすぎたのかもね 自分が嫌い なんて思うのに 嫌いなはずの自分 傷つかないように いつも守ってるんだ
25 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 22:38:03 ID:elmE3qNS
>>23 「凍るまつげ」なんと美しい情景でしょうか。まつげの上でダイヤモンド
ダストが舞うようです。そして、献身的な愛をささげる主人公。愛する女性の
中で生きる、ということは、人生において主体を失って、その女性の意思
に従っていきる、その覚悟ができている、という心情の表れです。
美しく激しい愛のかたち、それがこの2行に凝縮されています。感動しました。
26 :
名前はいらない :2005/12/04(日) 23:03:00 ID:QwO3LvvN
>>23 本当に素晴らしい。被ってしまいましたが…先頭から順に読んでいきましょう。
冒頭の「凍るまつげ」というのは、それほどに酷い寒さということを示していますが、ことさら‘まつ
げ’なのは、それが涙腺に近く涙を連想させるからです。漢字表記では“睫毛”ですが、かなに開
くことで作者が意図する柔らかい印象を与えている。「凍える」などとしないで「凍る」とすることで、
動的な緊張感も孕んでいます。「あたため」はそのように提示された冷たい印象を受けた対の句
ですが、「〜続ける」と継時的に結んだことで、冒頭から持続したテンションを開かれた時間軸が
つらぬいて、生き生きとした脈動を作品にもたらします。二行からなる詩の一行目にふさわしい理
想的な書き出しといえます。
第二行はシンプルで力強い結句。簡単のようですが、テクニカルで鮮やかなイメージの第一行
から作品を収束させるのに他の表現は考えづらい。「きみの中で」は記憶、思い出などの内面性
を指しますが、ここに到って全文の主語が「ぼく(わたし)=一人称」と判明し、まつげ→涙に象徴
される人間性に内面から凍ることのない暖かな光を与え続ける存在という主題の構図が鮮明に
なって浮かんできます。
何度でも強調しますが、冒頭を「凍る」と書くことで全編にタイトな緊張感を与えなければ、末尾の
ストレートな決意表明にこれほど力強く振幅の広い効果はなかったでしょう。
27 :
名前はいらない :2005/12/05(月) 23:16:11 ID:70vkWE/U
「プリンちゃん」 君のホッペが ぷくぷくしてて ふるふるしているから 君をプリンちゃん、 て呼ぶことにしたんだよ♪ 何だよぶす!!! ごめんよ マスクしてたから 君だって気づかなかったんだよ♪ プリンちゃん プリンちゃん ああ いとしのプリンちゃん いつか 君のホッペにたっぷりと カラメルソースを塗ってあげるんだよ♪ 誉めてください。よろしくお願いします。(´・ω・`)
28 :
名前はいらない :2005/12/08(木) 20:05:08 ID:2h3VmsCW
>>24 本当に素晴らしい。
詩の全体は平易な語りかけの調子です。「心が痛む」と一行目でこの詩の全体の主張
を提示しています。「苦しみとか悲しみばっか詰め込む」のは思うに純粋な感受性の
強さです。世界に対して曇りなく心を開こうとすれば、苦しみや悲しみばかり流れ込
んでくるということです。純粋さは自分を傷つけもする。
「自分が嫌い/なんて思うのに/嫌いなはずの自分」
鏡のように向き合うのは自分と自分。その鏡の内には、自己弁護と自己嫌悪を際限な
く反射しながら増幅されていく、ループする痛みの構造があります。
「傷つかないように/いつも守ってるんだ」
痛みを感じる心とは自分のあり方を探そうとする戦いでの軋みです。軋みとは自己と
世界との関わりについての相克です。そして、そういう相克の中でしか生じてこない
ものへの予感と不安があり、それこそが“心の痛み”ではなかったでしょうか。
一見ネガティブな単語が並んでいる詩ですが、以上のような展開によって見えない世
界を暗示しつつ、作品の内から世界に対して自らを開こうとしているのだ、と言えま
す。つまりこれはごく短い形式の中で自分が自分であろうとする戦いを、シンプルに
共感をもって描いたまぎれもない傑作なのです。
29 :
名前はいらない :2005/12/10(土) 22:04:35 ID:UYWJRs4n
>>27 本当に素晴らしい。
“ホッペ”というカタカナ表記を“プリン”と照応させておいて、オノマトペを含め
たパ行の響きを巧みに使用することで軽快に作品世界を示しています。各連の語尾の
統一で全体に弾みをつけつつ、末尾にはクロッシュも付いて楽しげです。スキを感じ
させない濃密さをもったコンテキストです。
第二連、急な罵倒による高圧的なフォルティッシモの入りに驚かされますが、瞬時に
「ごめんよ」と下手に出る立ち回りの巧みさは、三部の形式における序破急の呼吸を
心得ていると言わざるを得ません。語り手のフェティッシュで倒錯した偏愛は、ホッ
ペが見えなくば愛しの君でも「ぶす!」と言い放つまでに貫徹しています。
「ああ/いつか」と詠嘆調で名を連呼して最終連のクライマックスが形成されます。
ねっとりと甘ったるく濃厚な黄金色のカラメルソースのホッペとのコントラストは強
烈であり、一体どれほど、ぷくぷくでふるふるなものなのか、と空想を喚起させられ
ます。「カラメル」と「絡める」が同音なのは偶然だったでしょうか。
一風変わった愛情の形が巧まずユーモラスな語り口から紡ぎ出されてゆく、どこまで
も軽やかで愛らしい作品です。
30 :
27 :2005/12/10(土) 23:11:21 ID:yrUe4lBf
>>29 有難うございました!!作者としては、試みがことごとく看破されて、
喜びの一方で、恐怖を感じました。ほかの方の詩に関しましても、
丁寧な解説で大変ためになりました。このスレは、もっと活用されていいと
思いますので、上げさせていただきます。最後に、この作品に関しましては、
大いに自信がつきましたので、他のスレでも発表しようと思います。
本当に有難うございました。
31 :
名前はいらない :2005/12/10(土) 23:31:02 ID:Kwrfn/v2
過去を学べ 未来を知れ 今を見ろ 人を学べ 他人を知れ 自分を見ろ 嘘を学べ 真実を知れ 真理を見ろ 聖書を学べ 神様を知れ 現実を見ろ ルールを学べ モラルを知れ バカを見ろ
32 :
名前はいらない :2005/12/15(木) 15:48:38 ID:Ia00g6NG
ツミナガラ
33 :
名前はいらない :2005/12/16(金) 23:18:45 ID:9IBXbumC
>>31 シンプルに人の進む道を、この詩は語りかけてきます。なんという、
真摯な詩でありましょうか!この詩にふれることで、読者は人生について
向き合わねばなりません。重いテーマをもった詩です。最後に、社会の
枠に嵌められて生きることへ、逆説的に警鐘を鳴らしています。
稀にみる傑作であります!
34 :
名前はいらない :2006/01/19(木) 03:41:37 ID:PPJDZbbm
hebutahi
35 :
名前はいらない :2006/03/24(金) 18:40:22 ID:fxarATVT
I am good though I heal the dark heart that it is taken down, and was stained in the other thread. The reason is because I wear technology to look for a good place even from any kind of poetry, but is good. As a basic rule, I praise it by all means, and a bad point asks that I do not say. As for the person wanting evaluation to become Tma, please in other threads.
36 :
名前はいらない :2006/05/31(水) 00:23:25 ID:xI16s9Si
え
37 :
名前はいらない :2006/06/10(土) 21:35:22 ID:8JONjbh8
あげてみよう
38 :
名前はいらない :2006/06/11(日) 16:46:17 ID:Mxje3XVg
華やいだ街に深い疎外感 疎外感に屋上から影 儚く消え去り 電柱の電灯下から涙 あなたの冷たい手が触れ 重い体温から解放 心地よい冷たさに皮膚呼吸
39 :
名前はいらない :2006/06/12(月) 19:09:50 ID:8VDPa6kw
雨が声を掻き消して 脳内妄想が君を掻き消して 君への想い消えて 踏み潰した体温。
>>38 力及ばずながら、挑戦いたします。
導入部にて、「華やいだ街」と、「疎外感」のコントラストが読者を惹きつけます。
「屋上に影」そして、影は儚く消えます。「儚く」が実に効果的で、逆に消えたものの
重みを感じさせます。「涙」は「あなたの」ものでありましょう。「重い」は「想い」に
掛けられていると思われます。ニクイ仕掛けです。そう、ここに至って主人公の「想い」は、
「あなたの涙」によって昇華されたのです!!自分の存在が、「あなた」にとってどういう
ものであったか知ることができたのです。けれども、それは主人公の「死」と引きかえであり、
魂の存在になってしまった主人公は、皮膚呼吸するのみです。寂しいラストでしめくくります。
簡潔な中に、密度の濃いストーリーを展開させた力作であります!!
>>39 君を消そうとする主人公。未練を断とうとするその姿は、涙をさそいます。
声も、姿も、消そうとしてもなかなか消えてくれないのですね。
主人公の思いの強さが伝わってきます。「君への想い消えて」といっていますが、
それでもなおこびりついて離れないものと思われます。悲しい自己欺瞞ですね。
最後の「踏み潰す」と言う荒々しい表現こそ、想いの裏返しであったと思わせる
秀逸な表現です。
失恋の傷心を詰め込んだ詩です。
42 :
Mana魔名 :2006/08/11(金) 19:08:38 ID:14scKeaF
酷く傷んだ空から覗く太陽は黒く、華やぐ街の空気が重い 万物の怒りを宥めるように、契れた夢から血の涙を注げば 地を舐めるように這いながら、暗闇へ逃れる霊長気取りよ ときめく未練を踏み潰したら、妄想形の憂いを焼き尽くせ 一切合切あなたに捧げる自己欺瞞、一億光年の嘆きを綴る 悲しい気持ちは誰の所為? 病める時代に乱反射する孤独
43 :
Mana魔名 :2006/08/11(金) 19:09:36 ID:14scKeaF
心の隙間に愛ひとひら のんびりと鼻歌交じりで 憩いの森で遊ぶ子供達 いつでもそこには光がある
44 :
名前はいらない :2006/09/04(月) 00:46:58 ID:Hl7j4I7y
>>42 本当に素晴らしい。
全体は6行からなっていて、一行を26字に限定した字数ベースの定型詩とでもいえ
ましょうか。各行は読点によって中央部で大きく二分されていて、亀裂のようなアウ
トラインの印象を象っています。各行末の語形は、一定させないことで落ち着かない
スピード感のある表情を示しています。3列目がたてよみで「傷の舐め合い」と読め
ます。では一行目から読んでいきましょう。
太陽が黒いということで皆既日食を思わせる忌まわしい予兆を感じさせる一方で、空
という世界の包括的な全体に傷ついた内面を写像していて、ひとつの内的な空間で
す。そして地上の街へと視点が降りますが、殊更に街が華やいでいて、空気が重いと
いうのは疎外の感覚です。ここでは世界の一片にいたるまで万物が怒りに湧き立って
いて、それを鎮めるのに血の涙を流さねばいけないのですが、これはとても激しく痛
ましいイメージです。その涙は「契れた夢」から注がれるもので、「千切れた」と音
的に呼応していますが、よりどこか閉塞的です。
そして地を這って暗闇に逃れるモノは異形で卑屈な、しかしまた人間に到達できない
内的世界の住人のひとりです。4行目では過去への未練と、未来への妄想を薙ぎ払う
のですが、つまりここでは何ものも今や留まることはありません。5行目からは少し
視点は外へ向かいます。全ては自己欺瞞へ収斂されて遥かな広がりに重ね合わされま
す。最後には癒されない悲しみと孤独が時代そのものへと反響されるのでした。
暗く直截なイメージを駆使して激しく陰鬱な内面の世界を展開した作品です。
45 :
名前はいらない :2006/09/04(月) 00:47:55 ID:Hl7j4I7y
>>43 本当に素晴らしい。
この詩は疑いなく
>>42 の作品のカウンターパートをなす作品、四行詩でありましょ
う。不安と平穏、緊張と弛緩、光と闇、動と静といった性格の対照があります。それ
から、たてよみで「心の憩い」となっています。これもまた前出の「傷の舐め合い」
と対応するのだと思います。
一行目、「心の隙間に愛ひとひら」と非常に限られた視野を使って、愛にあふれた場
とその静けさを示します。二、三行目もあくまで詳細に踏み込まず全体の絵図を示し
ます。つまり読者の空想にユートピアの映像を委ねています。そうして、最終行では
心の平安に差す光を置くのです。
楽園的な情景をあくまで恬淡と描いた小品でした。
46 :
名無し@楽しく歌うよ :2006/10/15(日) 07:56:25 ID:Te+/65VH
阿呆モノをさがしています 並みの阿呆モノでは 役立たず とてつもない 阿呆はいませんか
47 :
名前はいらない :2006/10/17(火) 02:21:12 ID:bM8S0E6b
>>46 本当に素晴らしい。
読んでみて、まず唐突に目をひかれるのは「阿呆モノ」という見慣れない表記です。
「アホ」を日本語では「あほ」「アホ」「阿呆」と書きうるわけです(アルファベッ
トも考慮に入れると「AHO」「aho」などもあります)が、作者は漢字の「阿呆」を選
択します。その後ろに「モノ」とカタカナをくっつけている――「もの」とも「者」
とも「物」とも違う、「モノ」です。他の表記よりも淫靡に心をくすぐる響きを感じ
ます。そうしてできた見慣れない「阿呆モノ」という表記は、言葉の手ざわりに対し
て異物性というか、「あれ、アホって漢字はこんな字だったかな」という実存的な不
安、ゲシュタルト崩壊の感覚に一役買っています。
かくして、彼は「阿呆モノ」をさがしています――
さて、一体「阿呆モノ」を何の役に立たせようというのでしょうか。「阿呆」の対義
語は「利口」といったあたりですが、利口モノは必要ないというわけです。少なくと
も彼はとてつもない阿呆モノを役立たせる方途を得た上で、それを求めているので
しょう。いや、あるいはそんな方途などありはしないのかもしれません。なにしろ求
めているのが「とてつもない」阿呆なのですから。とてつもない阿呆モノを役立たせ
ようと、さまよい探求する人間の動機とはいかなるものなのでしょう。常に理ばかり
で作品が読み解けるとは考えないことです。
考えてみるとこのような評文をつらつら書いている私は阿呆モノでしょうか。まだ、
とてつもなくはないような感じですが。
そんなわけで、わずか五行ですが、これは読み手をいかがわしくも奇妙な異空間に惑
わせ置きざりにする問題作なのです。
48 :
名前はいらない :2006/10/27(金) 02:58:24 ID:e5qbEqka
終わりは、いつも呆気なく過ぎていった 手を伸ばしても、もう扉は閉まっている。 痛みなど感じる隙もない… 儚いままの幻想に、遠くで声が聴こえた それは幸せなものではなく、悲しいものだったね 明日に夢を見ただけなのにこんなに悲しくなるのなら 夢を夢のままで、覚めなければ良かったの? 重ねた手の重みを、知るのはずっと後のように 夢を夢のままで居させたいのは誰 さよなら、儚いままの私…
49 :
名前はいらない :2006/10/27(金) 03:03:01 ID:e5qbEqka
深い森に隠していた、記憶…。 振り返れば髪がなびいて背筋が伸びる感じがしたよ 期待は膨れ行くばかりで、気がつけば後悔に変わるんだ 実るはずの無い花に、水をずっと与えていたけど もう、枯れていくだけの花だね 望まないと声に出しても、切なさが降り積もるだけ 思い出は綺麗なままで、振り返ってはいけない真実 もう、大丈夫 もう、泣かない 愛してる、愛してるから、もう会わない。 もう、綺麗な花を咲かせて胸に飾ることはない…。 −−−−−−−−−−− 二つも・・・お見苦しくてスミマセン。 スランプに陥ってて自信なくしてるもので…
50 :
名前はいらない :2006/10/27(金) 17:23:26 ID:xYwKUPkn
―――――― 体は剣で出来ている I am the bone of my sword. 血潮は鉄で 心は硝子 Steel is my body, and fire is my blood. 幾たびの戦場を越えて不敗 I have created over a thousand blades. ただの一度も敗走はなくUnknown to Death. ただの一度も理解されない Nor known to Life. 彼の者は常に独り 剣の丘で勝利に酔う Have withstood pain to create many weapons. 故に、生涯に意味はなく Yet, those hands will never hold anything. その体は、きっと剣で出来ていた So as I pray, unlimited blade works.
>>48 失恋の詩であるのは言うまでもありません。でありながら、作中に「恋」の文字を使わず
にわかり易く伝えています。見事な表現力であります。「私」がみた「夢」はほんのちょっと先の
未来。いじらしさが心を揺さぶります。さよなら、は「恋」にではなく「私」に向けられた所が、
強さ、厳しさを感じます。
>>49 こちらは逆に「愛」は書いていますが、「夢」を「花」に託しています。作者の表現力の
幅に感服しました。「花」の比喩がこの詩を光らせています。一方通行の愛なんてかくより、
水をやっても実らない花のほうが「イメージ」のして心に響くのです。未練、断ちましたでしょうか・・・
53 :
名前はいらない :2006/11/10(金) 01:32:24 ID:yoOUNkWK
>>50 本当に素晴ら――
これ、どこかで見たことがあります、つまりコピペでしょうか。
元ネタはマンガか映画かよく分かりません。
まあ、あらかじめコピペらしいと分かってれば、
ちとほめづらいところです。
>>42 >>43 「傷の舐めあい」「心の憩い」ってスレタイの文句だったんですね。
気付いてなくて、さっき気付きました。遅すぎですな・・・
54 :
名前はいらない :2007/06/11(月) 20:49:33 ID:jva6+H+a
55 :
名前はいらない :2007/06/17(日) 13:18:32 ID:wOkdpAG5
56 :
◆YAPoo/LC/g :2007/06/26(火) 15:00:47 ID:wyDz5M34
あげ
57 :
名前はいらない :2007/08/03(金) 22:10:32 ID:Bm8/o5MK
58 :
名前はいらない :2007/08/23(木) 16:57:23 ID:pc70KvT4
59 :
名前はいらない :2007/09/13(木) 10:32:26 ID:lafF2MCs
>53 好きです けっこんして下さい。
60 :
あさきゆめ ◆Dream/3P/. :2007/09/15(土) 20:59:05 ID:jRXx6cFs
61 :
名前はいらない :2007/09/18(火) 21:37:12 ID:+i2R6tzi
>>59 好きとか、うれしいんですけど
現物は決して褒めキャラではないですよ
>>60 じゃあ、「Everyone don't know?」という詩を扱ってみます。
本当に素晴らしい。作品の前半は質問と答え――分からない、という――を繰り返
し、後半は個人の問いから、周りの人たちへ視点が移ります。作品の全体は塾のテス
トの情景から始まって、「テスト」という出来事を契機とした連想から生まれる一連
の考えの軌跡となっています。だから、冒頭は「どうして塾でテストなんか受けてる
んだろう」という自問から始まりますが、そういえば、こないだ劇場版ヱヴァンゲリ
ヲンをみてきて、懐かしくてなかなか面白かったですけど、まあ、それはどーでもい
いです。教育者がテストの採点でランクを付けることは手軽で実用的な管理方法です
が、もちろん非人間的な側面があります。作中に「いい子ぶってる」という表現があ
りますが、「いい子」とは何でしょう。「いい子」とは大人に従順であり、大人に
とって都合の良い子どものことです。問題なのは、大人というのは子どもに対して、
まるで異種族というのではなく、地続きの存在であり、どんな子どもだっていずれは
大人になってしまう、ならざるを得ないということです。フランクルは「人間は意味
を求める生き物だ」と言いましたが、意味が無い、無意味であるという状態は人間に
取って最も耐えがたい苦しみであり、だから、人は答えらしきものにすがりつく。し
かし、単純で真剣な問いには、えてして答えはないものなのです。みんなは、一体ど
うしているのだろう? また、この作品の終わりのほうには「恐れ」という言葉が出
てきます。「恐れ」は人間の根源的な不安と関わりを持っていますが、支配者という
ものは、いつも「恐れ」で人々を縛りつけて支配しようとしているわけです。ソクラ
テスは知らないことを知ったふうに語る人間を「無知」とし、知らないことは知らな
いと認識できることを「無知の知」としました。私たちはより良く知性をもった者に
なりたい、この詩はそう言っているようです。
と、久しぶりの褒めレスで何だか勝手が分からなくなってますが、とにかくこの作品
は生の不安に焦点をあて、率直な言葉で捉えようと試みる良い作品なのです。
?
ほぅら糞スレをageてやったよ。
64 :
名前はいらない :2009/11/06(金) 01:10:19 ID:Q+tWP669
蚊を例えたのは 気分悪くさせたのかと
65 :
名前はいらない :2009/11/06(金) 01:22:06 ID:Q+tWP669
何 あの評価人。
66 :
名前はいらない :2009/11/06(金) 01:27:09 ID:Q+tWP669
評価人が評価されてしまうのは仕方ないよ。
67 :
名前はいらない :
2009/11/06(金) 01:28:50 ID:Q+tWP669 エロス系の詩は褒められたけど 生物に関した詩は不快与えたみたい