ぼくらの遊具園

ﾂﾗの皮が厚いと言われた俺がﾋｹﾞを剃る度点々と

ﾂｹﾎﾞｸﾛの膿が斑尾に浮かぶ

白濁し毛羽立ったﾂﾗのｻｻｸﾚにｼﾞｮﾝｿﾝﾍﾞﾋﾞｰｵｲﾙ


片目しか着けないｺﾝﾀｸﾄﾚﾝｽﾞはﾜﾝﾃﾞｰｱｸﾋﾞｭｰ

ホヤのﾚｲﾊﾞﾝ銀幕映し出すｺﾏｰｼｬﾙ

三色ﾒｯｼｭのﾁﾝﾄﾞﾝ屋
ﾋﾟﾎﾟﾗﾄﾞﾝｶﾞﾝﾗｯﾀｶﾀ

左足薬指のﾍﾟﾃﾞｨｷｭｱどﾋﾟﾝｸ

まとわりつくのは
ﾀﾀﾞの空気
成分なんて知ったこっちゃねーよ

ﾀﾞﾀﾞの空気

隣でｸｲｽﾞをﾌﾞﾂﾌﾞﾂうるせーｷｬｯｼｭｶｰﾄﾞ

昼間のﾋﾟﾝｻﾛは単価が安い

一本ﾇｲﾃ1500円でｵｼﾎﾞﾘの数

男も女も売れるのは若いうち

公団のﾏﾝｼｮﾝの油染みた踊り場で

たくしあげたﾌﾟﾘｰﾂｽｶｰﾄの中のｱﾄﾑﾊﾟﾝﾂ

ちぢれ毛飛び出でｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬｼﾞｬ〜ん

ﾀﾀﾞですﾀﾀﾞですﾀﾀﾞです

ﾌﾚﾝﾁｷｽからﾈﾊﾞﾈﾊﾞﾍﾞﾛﾊﾞｷｭｰﾑまで

たったﾜﾝﾗｳﾝﾄﾞ

逆上するのは俺の方

砂場で遊んだ記憶は
図書館で読んだ絵本
三年前

作ったつもりの砂山のﾄﾝﾈﾙ

俺は素手で素手でｺﾁｮｺﾁｮ掘ったんだ

一本だけで良かったのに
一本だけで良かったのに

これからもらうﾊｽﾞの園児たちのｱﾙﾊﾞﾑに俺がいる

一本だけで良かったのに
あっちゃんがｽｺｯﾌﾟで二本目

ﾄﾝﾈﾙの先はあったんだ

真ん中が黒くて
たぶんそっちに

爪に詰まった砂粒

ｽｺｯﾌﾟがあたった俺の素手

３本目を作ろうとしたのはｱﾙﾊﾞﾑにいるはずはない

居たはずなのに居たはずなのに

図書館のずっとずっと奥の貸し出し禁止

携帯電話で読んでるｵｽﾞの魔法使い

ｸｲｽﾞをﾌﾞﾂﾌﾞﾂうるせーﾏｼﾞｼｬﾝ

電車はﾏﾀﾞﾏﾀﾞ走ってる時刻じゃない

地下鉄工事はこの時刻

環状３号線勝手に掘ってます

この世でﾏｯﾋﾟﾗあの世があったら絞め殺す

現在午前３時20分
まだ新聞配達員のｶﾌﾞのﾄﾝﾃﾝｼｬﾝは聞こえません

耳に真綿つめました
ｱｲｽｸﾘｰﾑが甘いです

三分過ぎた

俺の楽しみってなんだ？
人に聞くんじゃねーよ

人に聞くんじゃねーよ

顔色が悪い？

顔色伺ってんじゃねーよ
３本目のﾄﾝﾈﾙ掘る奴
誰だ？

居ないよ
いねーんだよ
居たら俺が迷惑なんだよ
忘れて殺す忘れて殺す
はじめから居ない奴

忘れて殺す忘れて殺す
はじめから居ない奴

３本目のﾄﾝﾈﾙは掘れません

ﾀﾀﾞの空気の成分は知りません

ただ
まとわりつくまとわりつく

電車が走る時刻になったら
地下鉄工事は一旦は終わります

ありもしない環状線３号線

左足小指のﾍﾟﾃﾞｨｷｭｱは何色にしようかなとは
考えません

生命線が短いみたいなんで

考えるだけﾀﾀﾞです

何を打ち込んでいるのか
痺れた親指
携帯電話は声と文字が飛び出でます

破れたﾎﾟｹｯﾄにｽｯﾎﾟﾘ入ります

よかったですね
よかったですね

現在午前３時40分
内職止めて
ﾕﾋﾞｷﾀｽ

月半月は健康の印

生命線が途中で切れてます

手相は日々変わるようですね

万歳万歳万歳

ｷｰﾎﾞｰﾄﾞで打ちたいですが

俺は意固地でﾕﾋﾞｷﾀｽ

さて、ｽﾃｨｰﾋﾞｰﾜﾝﾀﾞｰのﾊﾟｰﾄﾀｲﾑﾗﾊﾞｰでも流しましょうか

ﾗﾊﾞｰｽﾞﾗﾊﾞｰｽﾞ
調和のつもりのｼｰｿｰ

公園にはありません

回旋棟もありません

幼稚園はあったようですね

桃組だと図書館で知りました

小学校はあったようです
ﾄﾝﾈﾙの真ん中の黒いﾄｺﾛに

犬の頭が埋められて尻尾ﾌﾘﾌﾘでした

俺より楽しんでると
みなころし
みなころし
みなころし
誰も居ないのに
書き込みを止めてと
俺が俺に哀願する
してるつもり
するつもり

誰も居ないのに
誰も居ないのに

ｱﾄﾑﾊﾟﾝﾂをずり下ろし
ちぢれ毛羽立った
ﾀﾀﾞの穴

自宅で良かった
自宅で良かった

隠れてやってる
ﾕﾋﾞｷﾀｽ
ﾏｼﾞ腹立つ言葉
自殺
俺より楽しんでると
みなころし
みなころし
みなころし
生命線が延びています
奇跡です

意味ない意味ない
こんなんでよいよ

生命線が延びています

本が燃やされてます
本が燃やされてます

良くできました

あとは
おめめを瞑ります

ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲに映るは

無人孤島

無人のくせに俺がいる

海もないのに

ｳｪﾙｶﾑﾄｩｻﾞｼﾞｬﾝｸﾞﾙが流れていますが

椰子の木一本生えてません

絶対零度？

止まっただけです