一日一編

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622てと
「あめ」

ぼくの
カンロ飴
いつでも一つ
ぽっけの中に
ぼくの
カンロ飴
へこんだり
しずんだり
うつむいてしまったり、して
飛べない日には
クシャリと鳴って
ぼくの
カンロ飴
含めばきっと甘い
疲れているならなおさら
でも
ぼくは、クシャリだけで
十二分なきもちになる
正しく、いつも側にあるんだって
じんわり思う
ぼくの
カンロ飴