荒んだ歌を歌って
どんどん陽気になるおれの
遥か後方で月夜が踊ってる
しゃんしゃんしゃん 鈴が鳴って
猫が前を横切っていく
黒いネズミを追いかけて
積年の恨みを晴らす
そんな人生も悪くない
バーンアウトから突き抜けて
今一度炎を燈していく
ありったけの酸素を吹きつけて
漫画のように甦る
明るい歌を歌って
みるみる陰気になる彼の
遥か前方で朝陽が揺れている
さんさんさん 光浴びて
影の色が濃くなっていく
黒い背広はバスに乗り
望まない日帰り旅行
そんな人生は嫌だから
バーンアウトへと駆け抜けて
無理矢理に炎を燃やしていた
ある限りの酸素を吹きつけて
蝋がどろどろ溶けていく
バーンアウトから突き抜けて
今一度炎を燈していく
ありったけの酸素を吹きつけて
漫画のように甦る