空気なんか読めるか！詩人だもの。

人を殺さない人がいたら　人殺しもいる
全ては　混在して　いる
相反するものを創り　合い成り立つ

一方が存在しない事は
もう一方の存在も無く
それは　無　である

在るがゆえに　人は　無を求め
０に帰ろうとするが
ゼロの概念でなく　目指すものが　無
なので　違う形に至り　０．１とか０．００１とかになる

無とは何かと考え　死　に至るが
死とはマイナスであり　それは　プラスの生を生む
無の概念からすれば　存在し得ない

名前も残さず　匂いさえも残さず
ふと　寂しくなったりもせず
死を生きた証とせずに
生を死の証とすれば　無限に広がる気がする

広がりすぎて　散霧し　塵芥より細かくなり
あ　これなんだ　風が心地よく　俺に混ざる