「サクリファイス」
ちょっとした事が
不可視の存在へのサインとなり
知らぬ間に
小学生〜お年寄りまで
かつて修道士や哲学者や芸術家がコミットした空間に迷い込む
いまや知覚は無制限に拡張されつつあり
こんな島国でも
秘密を隠し通せなくなって開き直った大統領の演説が聞ける
だからといって
僕らは思うほど 自由自在な存在ではなく
この息苦しさの理由を求めるほど
空 海 朝 夜 カーテン ランプシェード…か細い光/黒 闇
どんどん思考は抽象化して
それみたことか
コトバが詩になっていく
でもこのような問い自体が
僕らをデジタライズすることを妨げるのなら
1+1=1