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「日頃から泣きっぽくて甘えんぼうのあたしが
いざという時泣けないのは
24にもなってこんな悲しみを欲しがるからだと言ったひとがいた
朝方のアニメの再放送見ながら
たまに考えるんだ
何枚もつながれたセル画の中に一枚
あのだらしのない顔でも入れてみれば
あたしもこっそり泣けるだろうかと

(あれ、なんで、とか言いながら)

刷り込まれる悲しみにさからったりはしない
色と色で組んだ線を口あけて見ている
ぬいぐるみががなる
サブリミナルになる
うまい事言えないけど
何にもオチはないけど
センチメンタルが寄ってくるのも
わるくないと思う

あなたがいなくても生きていけると知ってしまったんだよ」