726 :
683:
にいちぇさんオツカレー&ありがとです。
詩はオリジナルなのでご安心を。
てなわけで次のお題は「コピー」で。
727 :
「採集者」:2005/07/02(土) 14:55:22 ID:Pc/1O/6A
とことことこと
君の名前は既製品
君の仕事は荒野の上で
ビルの 設計図 を集める こと
その青焼きは世界の始まる混沌の朝に
神様達がばらまいた
そして夕焼けのセブンイレブンのコピー機で、店員に変な目で見られながら、コピーして、コピーして、コピーして、コピーして、コピーしつくされた都市の景観
あれ、劣化している!?
でも[元からです]って書いてあるし、悩んじゃうなあ
その夜、採集者は24匹の狼に囲まれながら眠るだろう
うわあん…うわあん……うわあん…………………………
『次の朝』
とことことこと
君の名前は既製品?
>>714-716 にいちぇさん、返句ありがとうございます。そしてあらためまして、ゼッケンと申します。
お察しのとおり、北さん(空き缶収拾スレ)、通行人さん(包茎和牛スレ)、園川さん(詩の構造スレ)はこの板のコテの方々です。
ただし、仲がいいとかわるいとかいう以前に、私が勝手に彼らの詩やら書き込みを見て、この人、すげーなーという私の一方的な片思いです。
それでも勝手に出演させてしまいました。みんな、赦してください。
ニーチェについては聞きかじりでお恥ずかしいかぎりです(ちなみに
>>698のレスは私ではないですよ)。
にいちぇさんの評価はおもしろいですね。
そのうち、辛口スレにもお邪魔させてください。
>>683「夜」は私もかっこよいと思います。
>>713 にいちぇさんはじめまして。そして評価ありがとうございます。
「ツキ」を書かせていただきましたねむいと申します。
褒めてくださるのはとっても嬉しいのですが、ちょっと褒めすぎですw(照
実はこれは1年以上前に書いたものに手を加えたものです。
そう、今回は書けなかったのです(ぉぃ
そのせいかお題とはズレてしまいましたね…。
投稿した後ずっと後悔していました。
>>683 おめでとうございます。力強い詩ですね。
「君の声」
誰よりも大人ぶっていた・・・「こんなもん」だと
君は知っていたのかなぁ?人を・・・
僕は知っていたつもりでいたよ、誰もみんなすべては開いていないんだと・・
僕たちは開いていたのかな?
僕はわからない・・・君ですら・・なのかな・・・
君も僕も 私もあなたも 愛にこがれてたんでしょ?
言葉が詰まるよ、愛なんて言葉の定義は君と僕
美化された死なんて あるんだろうか・・
自分自身のコピーが、奥底の支配者だと
もう・・何年?しってるの?自分のソンザイヲ・・
逢いたい。あいたい。
子供かな・・僕、くさい言葉ですら今なら本当に心から言える。
君の声 君の声が聞きたいんだ
忘れたくないんだ
さよならもありがとうもいらない
君の声が今すぐほしい
今なら言える・・・愛の定義は君と僕
731 :
既に書かれてしまったぼくたちへ:2005/07/03(日) 13:59:44 ID:i8KHataC
ぼくはいま産まれた
ぼくの書かれた紙だ
つぎのが産まれるまでの
いらないいのちだ
紙のなかにまあるい線で
さらさらと笑いながら
あした旧くなるのを待っている
埋もれるだけのいのちだ
よくあるいのちだ
本当にそうか
ぼくは前のぼくに重ねられ
他愛ないいのちの
五百枚目のいのちとして
生きるのではないか
輪郭をくり抜いたら
なんと分厚いぼくが
そこに立ち上がるのではないか
その時ぼくは紙の上から立ち上がり
みんなのほうへ体を向けるのだ
みんなはきっとぼくを
覚えてくれるのだ
その時ぼくの笑顔は生き
窓からの光が存在を刻む
「Copycat」
無意識のうちにどんどん感染していくのです。
友達を 口を
手を 目を
文字を ラジオを
テレビを 人を伝わって。
誰も気づかない、染まってしまったって。
どんどん蓄積されて
それはやがて芽吹き
大樹となり
実を落とす。
そしてそこからまた芽が生える。
同じ木を持つ
同じ種を持つ
それらは集まり森を形成する。
森に隠される大地。
そのサイクルの中で生まれた
影の無いほっそりとした私。
その姿以外知らない無知な私。
733 :
名前はいらない:2005/07/03(日) 23:51:10 ID:BJcViICP
「僕達」
与えられた言葉、作られた言葉
作らされた言葉に、出来てしまった言葉
首を切られたら、また生えるのか
湖面に映る月片の様に、無数に分かれるのか
神を讃える言葉のように、増え続けるのか
毎日毎晩斬りつけられる。僕達の様に
果てしなく続く、絶え間なく続く
煉獄の炎ならば、自由を与えてくれるのか
与えられた言葉、作られた言葉
作らされた言葉に、出来てしまった言葉
僕は僕の中に、増え続けていく
そんなあくる日、気付いたら
僕達は増え続けるしかなかったのです
「反物質」
あのこ に ぼく を うつす
ぼく に あのこ を うつす
おなじ ところ は とりのぞく
みなかった ことに する
ちがう ところ が すきだから
僕らの間に複写機
あのこがそれを求めても
拒否せねばならない
同じじゃだめだ
補完できないから
宇宙を崩壊させ
二人だけになるために
あのこ には ぼく に ないもの を
ぼく には あのこ に ないもの を
僕らは複写を拒否した
ただの反物質 に
すぎない