ポエム大会4

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726683
にいちぇさんオツカレー&ありがとです。
詩はオリジナルなのでご安心を。

てなわけで次のお題は「コピー」で。
727「採集者」:2005/07/02(土) 14:55:22 ID:Pc/1O/6A
とことことこと

君の名前は既製品

 君の仕事は荒野の上で

ビルの 設計図 を集める こと

 その青焼きは世界の始まる混沌の朝に

 神様達がばらまいた

そして夕焼けのセブンイレブンのコピー機で、店員に変な目で見られながら、コピーして、コピーして、コピーして、コピーして、コピーしつくされた都市の景観

あれ、劣化している!?
でも[元からです]って書いてあるし、悩んじゃうなあ

その夜、採集者は24匹の狼に囲まれながら眠るだろう
 うわあん…うわあん……うわあん…………………………

『次の朝』
とことことこと

君の名前は既製品?
728ゼッケン ◆ZKKEnLZjOY :2005/07/03(日) 00:35:13 ID:SA9PWeW1
>>714-716
にいちぇさん、返句ありがとうございます。そしてあらためまして、ゼッケンと申します。
お察しのとおり、北さん(空き缶収拾スレ)、通行人さん(包茎和牛スレ)、園川さん(詩の構造スレ)はこの板のコテの方々です。
ただし、仲がいいとかわるいとかいう以前に、私が勝手に彼らの詩やら書き込みを見て、この人、すげーなーという私の一方的な片思いです。
それでも勝手に出演させてしまいました。みんな、赦してください。
ニーチェについては聞きかじりでお恥ずかしいかぎりです(ちなみに>>698のレスは私ではないですよ)。
にいちぇさんの評価はおもしろいですね。
そのうち、辛口スレにもお邪魔させてください。

>>683「夜」は私もかっこよいと思います。
729ねむい ◆yYGM98H44I :2005/07/03(日) 01:55:31 ID:3mHgDA/e
>>713
にいちぇさんはじめまして。そして評価ありがとうございます。
「ツキ」を書かせていただきましたねむいと申します。
褒めてくださるのはとっても嬉しいのですが、ちょっと褒めすぎですw(照

実はこれは1年以上前に書いたものに手を加えたものです。
そう、今回は書けなかったのです(ぉぃ
そのせいかお題とはズレてしまいましたね…。
投稿した後ずっと後悔していました。

>>683
おめでとうございます。力強い詩ですね。
730名前はいらない:2005/07/03(日) 12:32:54 ID:Ot+GlBzv
「君の声」

誰よりも大人ぶっていた・・・「こんなもん」だと
君は知っていたのかなぁ?人を・・・

僕は知っていたつもりでいたよ、誰もみんなすべては開いていないんだと・・
僕たちは開いていたのかな?
僕はわからない・・・君ですら・・なのかな・・・

君も僕も 私もあなたも 愛にこがれてたんでしょ?
言葉が詰まるよ、愛なんて言葉の定義は君と僕

美化された死なんて あるんだろうか・・
自分自身のコピーが、奥底の支配者だと
もう・・何年?しってるの?自分のソンザイヲ・・

逢いたい。あいたい。

子供かな・・僕、くさい言葉ですら今なら本当に心から言える。

 君の声 君の声が聞きたいんだ
 忘れたくないんだ

さよならもありがとうもいらない
君の声が今すぐほしい

今なら言える・・・愛の定義は君と僕




731既に書かれてしまったぼくたちへ:2005/07/03(日) 13:59:44 ID:i8KHataC
ぼくはいま産まれた
ぼくの書かれた紙だ

つぎのが産まれるまでの
いらないいのちだ

紙のなかにまあるい線で
さらさらと笑いながら
あした旧くなるのを待っている

埋もれるだけのいのちだ
よくあるいのちだ

本当にそうか

ぼくは前のぼくに重ねられ
他愛ないいのちの
五百枚目のいのちとして
生きるのではないか

輪郭をくり抜いたら
なんと分厚いぼくが
そこに立ち上がるのではないか

その時ぼくは紙の上から立ち上がり
みんなのほうへ体を向けるのだ
みんなはきっとぼくを
覚えてくれるのだ

その時ぼくの笑顔は生き
窓からの光が存在を刻む
732名前はいらない:2005/07/03(日) 20:54:18 ID:QU1OvOtS
「Copycat」
無意識のうちにどんどん感染していくのです。

友達を 口を
手を 目を
文字を ラジオを
テレビを 人を伝わって。

誰も気づかない、染まってしまったって。

どんどん蓄積されて
それはやがて芽吹き
大樹となり
実を落とす。
そしてそこからまた芽が生える。

同じ木を持つ
同じ種を持つ
それらは集まり森を形成する。

森に隠される大地。

そのサイクルの中で生まれた
影の無いほっそりとした私。
その姿以外知らない無知な私。
733名前はいらない:2005/07/03(日) 23:51:10 ID:BJcViICP
「僕達」
与えられた言葉、作られた言葉
作らされた言葉に、出来てしまった言葉
首を切られたら、また生えるのか
湖面に映る月片の様に、無数に分かれるのか
神を讃える言葉のように、増え続けるのか
毎日毎晩斬りつけられる。僕達の様に

果てしなく続く、絶え間なく続く
煉獄の炎ならば、自由を与えてくれるのか

与えられた言葉、作られた言葉
作らされた言葉に、出来てしまった言葉
僕は僕の中に、増え続けていく
そんなあくる日、気付いたら
僕達は増え続けるしかなかったのです
734ボトルネック ◆P350za861k :2005/07/04(月) 02:43:00 ID:e6uFCRGb
「反物質」
あのこ に ぼく を うつす
ぼく に あのこ を うつす

おなじ ところ は とりのぞく
みなかった ことに する

ちがう ところ が すきだから

僕らの間に複写機
あのこがそれを求めても
拒否せねばならない
同じじゃだめだ
補完できないから
宇宙を崩壊させ
二人だけになるために

あのこ には ぼく に ないもの を
ぼく には あのこ に ないもの を

僕らは複写を拒否した
ただの反物質 に
すぎない