1 :
名前はいらない :
05/03/05 04:27:57 ID:UYxC4X/d 認定します。若干辛口だと思います。
2 :
名前はいらない :05/03/05 04:48:32 ID:UYxC4X/d
こんな時間にひとり詩を書く猛者はおらんのか。 おらんわね。 そんな人間は間違いなく病んでると認定 自分で2げっと&寝
3 :
名前はいらない :05/03/05 09:17:49 ID:n8CXTAOx
認定ですって?!
4(死)get ナンマイダ ポクポク チーン
5 :
1 :05/03/06 02:00:55 ID:quVXa2oT
鳴かぬなら フェイダウェイだよ ホトトギス
6 :
名前はいらない :05/03/06 02:18:40 ID:quVXa2oT
今日中に投稿がなかったら削除依頼しよう、、
7 :
名前はいらない :05/03/06 02:23:09 ID:cJzdQAMd
すっぱいものの味を忘れてたから 書いて覚えさせてもらおう 甘いものと水を主食としたから すっぱいものは忘れてた 舌が痺れた 少しの甘み つぶつぶ 柑橘系さ すっぱいものを忘れて 甘さに走った これに走れば 甘さは忘れるか? 辛さはどこへ行ったか? みんな甘さに走った 俺も 偽物を潰すのさ
8 :
名前はいらない :05/03/06 02:54:11 ID:quVXa2oT
きちゃったか…
ごめん 今更だけどすごい面倒くさくなってきたよ…
今考えるとこのスレ立てた時の俺はどうかさてたわ。
>>7 、だが
この板ではおそらく標準的なレベルのものなんだろうが、すまないがとても詩人として認定できるレベルではない。
詩人以前レベルとして認定します。
言葉がまず自分のものになってません。これ以外ないと確信をもって世に出せる位言葉を吟味して下さい。
そうしないとひとまずにしろその詩が完成したとは言えません。
完成させる努力をしないとなかなか上達しないものです
9 :
名前はいらない :05/03/06 03:01:32 ID:RafPfi8m
朝、蛇口をひねったら ウナギが出てきてコンニチハ I get you, Sir! きゃっ、にゅるにゅろ! 逃げられちまったい 覚えてやがれ 今度あったら教えてやる 人生は蒲焼くか、 蒲焼かれるかだってこと でもウナギだから鰻生か マンセー! そんな爽やかな朝でした
10 :
名前はいらない :05/03/06 03:02:12 ID:quVXa2oT
この作品からは未完成品の匂いがぷんぷんします。 俺は中途半端に見えるものには神経使って読み込む気が全くおきないので、 下手でもいいのでもうどこも削れないと感じられるものが出来たら見せて下さい。 待ってます。 キツい事言ってごめんね。
>>10 そういわずにちゃんと批評しろよ。
そうじゃないとお前さんに詩人認定センスがあるかどうかわかんねーじゃん
なんかライセンスとかもらえるのかな ワクワク 『へっぽこ詩人 三級』とか
うわ ネジがはずれた やめて ひい ガッチャンガラガラ 評価ありがとう また書くね
神さま もしも願いが叶うなら 僕に翼をください 僕はそれを押入れにしまって 引き篭もりたいと思います
冷蔵庫を開けると マヨネーズしかなかった それを皿に出して 見つめる二人 これをどうしろというのだろうか
ネコがニャー イヌがワン ブタがブー おれがブリブリッ つまり おれ最強
17 :
名前はいらない :05/03/06 03:47:35 ID:quVXa2oT
>>9 少しいい味がでています。
しかしかなりの薄味です。ぺらぺらです。
ある朝の事件を素直に描こうとしたものと見れますが、詩を書く為に単に題材にしただけという印象を受けてしまいました。
それはこの詩の構成上核となるハズの「今度会ったら教えてやる」以下が弱いからだと思われます。
人生を蒲焼きによって表現している…と深読みする事も出来ますがたぶん違うでしょう。
そうだとしてもこの表現で成功しているとは思えない。
とはいえあなたの人間性なのかポップさを発していて味になっています。なにげに構成の上手さも見え隠れします
18 :
名前はいらない :05/03/06 03:56:21 ID:quVXa2oT
ということで
>>9 見習い詩人8級に認定します。
表現したい事にしっかりと焦点を合わせる事を心がけて下さい。
どんなジャンルの表現でもそれが明確なもの程胸を打つものです。
19 :
名前はいらない :05/03/06 03:57:13 ID:quVXa2oT
20 :
名前はいらない :05/03/06 03:59:25 ID:quVXa2oT
21 :
名前はいらない :05/03/06 04:20:37 ID:quVXa2oT
>>14 気をてらった面白さがあります。
短さを生かした切れのいい構成ではあります。
しかし願っておきながら押入に仕舞うという、不可解な、致命的な矛盾があるのですごく後味が悪い。
この矛盾を説明するか、表現を練り直すかしないと作品として成立する事はないと俺は判断します。
よって詩人以前レベルと認定します。
>>15 >これをどうしようというのだろうか
こんな言葉しかでてこなかったというのだろうか。
作者はこの言葉で満足してしまうのだろうか。
短い詩はそれだけ細心の注意を払って言葉を選ぶ必要があります。当然です。
推考して出直して下さい。
詩人以前。
>>16 論外。評価して〜って人に見せられる神経を疑う。
23 :
名前はいらない :05/03/06 21:38:19 ID:Ig+MS10/
ほとんどの人は最低1週間は推考しないと詩人以前と言われて終わりだろう。 実力者ならまだしも実力のついてない人が表面上つくろっただけのものを詩と呼べるなどと思い上がるな。 そんなんじゃ上達もないし一生自称詩人だべ
『白馬の王子様』 白馬の王子様は 白いカローラに乗ってやって来た 「今日はペガサスじゃないのね」 「ごめん。委員会の人が、羽が生えてるのはダメって」 彼はさすがに王子様だけあって 本当に済まなさそうに言う 「そう。まぁ、いいわ」 白いカローラは 立ち眩みで気を失いそうになる程に 白かった
つかオマエも「すいこう」の使い方を間違っているから 「推考」とは情勢や時柄に対して使う言葉 言葉に対して使うのは「推敲」
26 :
名前はいらない :05/03/07 00:05:53 ID:78whQKEO
>>24 白いという言葉が際立ってますね。
白のイメージが頭の中で輝いています。
まぶしい白馬と少しくすんだ王子様。着眼点と描写にセンスを感じる。
しかし、なんとなくです。なんとなくそんな気がするという程度で強い説得力は感じられない。
まあまあうまい事は確か。自分の詩世界に片足を踏み入れているといえるでしょう。
*あなたは詩という表現をする上で最低限の技術と感性を有するものと判断し
「詩人B級ライセンス」を認定します。
*加えてあなたを「なんとなく詩人3級」に認定します。
27 :
名前はいらない :05/03/07 00:11:23 ID:78whQKEO
「サンゲキ」 ぐらぐら ぐらぐら 大地が揺れる ぐらぐら ぐらぐら マグマが煮える 東の海の底の中 マグニチュウドを増しながら ぐらぐら ぐらぐら 煮えたお鍋が ぐらぐら ぐらぐら ひっくり返る
[ 幸福の赤い花 ] 誰が為の言葉でしょう 唯一の声で咲き誇る 緑に映えるアカバナ 息潜めた覚えなし 陰を知らないまま 鮮やかな髪を振り 軽やか腰をくねらせる 偽り持たず真っ直ぐ 胸に咲いた恋の花 術も知らないまま 天に昇る 夢を泳ぐ 思い溢れ続いてく 爪先まで燃えるように 身体が火照り始めた 欲の無い求め方覚えた 摘まないで愛でておくれ 幸福の赤い花
30 :
名前はいらない :05/03/07 17:48:56 ID:XoG+ObmL
>>28 この詩は、
「サンゲキ」
地震が起きた
だけで置き換えられてしまう。たいして変わらない。薄っぺらいです。
地震で惨劇を表現しようとおもえば方法はそれこそ無限にあります。
どんなスタンスで何を表現するか、どこにスポットをあてるか、、それで詩の形が自ずと選び取られていきます。
この詩はモチーフへの突っ込みが決定的に足りません。
震災のドキュメンタリーでも見て被災者がこの詩を見て感動するか少し考えて下さい。
*あなたを詩人以前レベルと認定します。
>>29 無理してるんじゃないか?表現に必然性が見えません。
エッセイを隠喩を交えて詩っぽくしてみましたって感じ。
息潜めた覚えなし
陰を知らないまま…とか、
術も知らないまま…とか、露骨に、思想を説明するために無理していれたという感がある。浮いているし、言葉が死んでます。
とはいえ、がんばってます。からまわってるが、迷いながら試行錯誤してる感じが伝わってくる。
*あなたを「からまわり詩人2級」に認定します。
(初めから終わりまで同じように力が入っていて逆に平坦になっているようです。
たまには力を抜きましょう。ダイナミズムを少し意識してみては?)
「ぐだぐだ」 何度も挫折したよ 何度も苦しんだよ 涙も流したし 笑顔も練習した 作り笑いだけついてきた いらない いらない そんなもの いらない 生きることと 反対のこと 何が違うの 疑問は なぞのまま 死すことは どこが基準で 涙は何を救えるの 恐れてないわけじゃない 命を落としたいわけじゃない ただ 命が何なのか 基準は何を越えて 何を意味して 私を救うの つづきます;
のどが渇いて 欲するものは 水ではなくて ただ ただ あなたの涙 言ってしまえば簡単だけれどそうじゃない 軽くて 薄っぺらくもなくて ちがう ちがう ただ ただ 私に 理解力なんて 私に 言語力なんて 持ち合わせは この身一つ 叫びは誰にも 聞こえない
>>30 >表現に必然性がみえません。
言われてみればガチガチな詩でした、手先だけで趣向を変えてもバレルもんだね
からまわり2級か、とりあえず準一級を目指してがんばります
------------------
「AT/MT(オート/ミッション)」
与えられる喜びも
課せられた幸せも
必死に差し伸べた手をかすめた
悲しみに劣る
素晴らしき人の
卓越した言葉も
逃げ出した劣等感ほどに
重くはなかった
目にする真実に
耳にする虚実に
ただ頷いたならば
僕は鼻を塞いで生きてゆけるだろう
思考する器官も不恰好な飾りに過ぎない
天国までの標識に従う生き方が
耐えられない僕が許されるなら
外れた道こそ人生なのかも知れない
34 :
名前はいらない :05/03/09 01:43:49 ID:bo53hm5h
>>31 大変かわいらしい詩である。ロリ萌えに似た魅力がある。
まず、タイトルがかわいい。「ぐだぐだ」です。このオノマトペにまずやられました。
そしてのっけから胸キュンです。とにかく一連がヤバイね。見事です。わしずかみです。食べてしまいたくなります。一連ラスト二行の愛らしさといったらありません。
以降も抱き締めたくなる展開が続きますが1レス目最後の一行が作者の素直な性格を如実にあらわしていて癒されますね。
二レス目、適所で単語をくり返すところなど愛しさに苦しくなります。この感覚を愛くるしいというのか。
…とまあとにかく魅力的な作品です。バカにしている訳ではなく素直にいいと思います。それは使われる言葉が心境に忠実に、素直に選ばれた言葉だからであって、なんらかのものを読む人の心に伝える事に成功しているからです。
小手先で選ばれた言葉よりよっぽど必然性を感じます。言霊というか、抽象的な話になってしまいますが。
それは作者の経験が浅いからかもしれません。
少し語りはいりますが、俺は詩人には3段階あると思ってまして。第一段階は初期衝動。書き初めでただそれまでの経験で感じた事を純粋にただ書く段階。
第二段階はさしあたり書きたい事も書き尽くしてしまって、他人の詩に影響を受けたり、技巧を覚えはじめたりでいったん第1段階の自分を破壊して再構築していく段階。表現を模索する段階です。
そして第三段階が、技巧がある程度成熟し、書くことと表現される事の関係性を感覚としてつかみ取る感性も発達して、意識的な表現ができる段階。
第三段階だと感じた詩に俺はライセンスを発行するわけですが、この詩は第一段階と思われます。技術は話にならないが、いい詩だとは思う。ただしこういった詩はあまりに見なれているし、同系統の物をわりと誰もが書いたことがあるもので…
*あなたを「ロリータ詩人10級」に認定します。
ゴメンナサイ、、俺がぐだぐだになってきてるかも…
35 :
名前はいらない :05/03/09 02:21:52 ID:bo53hm5h
正常に詩が読める状態じゃないかもしれんが、まあいいや。
甘くなりそうな予感。
>>33 えと、イイです。個人的に好きです。
一連、二連の流れ、ちょっとリズム感が悪いがうまくいってると思います。
最終連ちとやっつけちまったか?
まだカタイですが、前のよりはずっとマシ。
使われそうな言葉しか使われてないというか、少々言葉が自閉的なきらいがあるが仮免くらいあげたい気分です。
*あなたを「世迷い詩人1級」に認定します。
36 :
名前はいらない :05/03/09 02:33:23 ID:RPthjsZi
「夜明け」 朝食はベーグルがいい。 薄く切ったハムに、ヨーグルト。 昨日の残り物のサラダでお腹いっぱいだ。 朝のBGMはボサノヴァがいい。 ギターの柔らかな音色とささやく歌声。 夢見心地になるくらいちょうどいい音量で、目覚めたい。 起きたらすぐ、挨拶は元気におはようがいい。 グッモーニンも捨てがたいけど、 やはり、しゃきっと眠気を覚ます元気なおはよう。 目をあけたら愛があるといい。 まぶたが幕をあけたらヒロインが冒頭にいて欲しい。 いきなり終幕のキスでもいい。 今、何時だろう。昨日の明日、今日の朝。 時計を眺める、まだ四時前だ。 布団の温もりは独占できる、隣の川に鼻をくすぐられた。 もう少し眠ろうかな。そうだ、今思った事をしてあげよう。 夜明けの目覚め、小さな決断。
37 :
名前はいらない :05/03/09 02:52:44 ID:RPthjsZi
R リッチなブタが笑った。 P ピッグだと罵ればいいと、 t たまげた貧しい馬がいう。 h はしたないお前は品性だけは変えないと、 j ジュエリーをもてあそぶブタ。 s 死んでしまえと罵るブタ。 Z ずるがしこい馬を罵るブタ。 i いためつけているのは誰なんだろう。
38 :
名前はいらない :05/03/09 02:53:21 ID:RPthjsZi
スマン、誤爆ww
39 :
緋陽 碧谷 ◆e59FREEWX. :05/03/09 12:30:25 ID:ZnjWk8Th
信号にのせて届けられる声や文字や影像は 何をもたらしてくれるのか 日々を少しだけ潤すけれど 寂しさはそこにはのらないから 画面に映る時間は刻々と流れて 明日と今日の境を朧気にするばかり 声を上げて叫ぶ 増大するノイズ 届かない 気づかなければ気づけない人の時間と 気にしてばかりで気に入らない自分の暇をたぐり寄せ ようやく繋いだほんの少しずつを組んだら ここに温もりが現れる気がして また開いたり閉じたりを繰り返す かすかに呟く 遠ざかるざわめき 届かない 続きます。。。
40 :
緋陽 碧谷 ◆e59FREEWX. :05/03/09 12:31:07 ID:ZnjWk8Th
たくさんの人がいつも発している 笑い声と泣き声と怒り声と無表情 繋がりそうで繋がらない本当の言葉を 知らない間に日は変わって逝きながら消した 声をひそめて泣く 磨り減っていく音 届かない 声にならず叫ぶ 増大する静寂 届かない
41 :
名前はいらない :05/03/10 01:35:18 ID:K8BP/bbj
>>36 イイです。とても。
トレンディードラマの根底に流れるある理想のデザインというか、
資本主義の陽の面というか、魅力を感じずにはいられませんね。こういうのには。ドラマは通しで見た事ないけど。
おもむろに部屋を掃除したくなる魅力です。
オシャレっぽい雑誌のコピーになりそう。とくに3連など洗練されていると思う。
とはいえ現代詩がすきな人には物足りなく感じたりするかもなぁ。ありきたりって。
まあたしかにありきたりで4連など形式的といってもいいくらいで気になりますが、俺は思想のありきたりさを突っ突くつもりはありません。
*あなたを「グッドデザイン詩人2段」に認定します。
*あなたを「詩人B級ライセンス」認定します。
42 :
名前はいらない :05/03/10 01:44:37 ID:K8BP/bbj
>>39-40 これだ!というイメージがあるのはわかりますが、この作品はそれをそのまま羅列しているだけです。
言葉になる前のイメージで完結してしまっている気がします。イメージをとりあえず手近にある言葉でコラージュしてみたという感じ。ばらばらのコラージュです。
…俺は女の子に好意を伝える時、めっちゃ苦労します。どう言葉にしていいかわからないからです。しかし納得のいく表現で伝えたいもんです。
それで頭の中のイメージを言葉にするにはどうすればいいだろうって試行錯誤していくわけですね。まあそう簡単には言葉になってくれませんです。はい。
俺は詩の起源はここだと確信しています。
詩はコミュニケートです。どうすればイメージが伝わるか、あるいは表現できるかもっと考えてください。
*「見習い詩人(ビジュアル系)10級」に認定します。
43 :
名前はいらない :05/03/10 14:07:49 ID:8CrUOwoj
「刹那」 ひしめき合ってる ざわめきがきこえる 小さな星の上で昔からずっと 美しいものと汚いものと そのどちらでもないものと 隣りあわせで僕らは笑っている 終りを持たないものなんてない それを分かっているから ただ僕らは愛せるだろう 花や蜜蜂は ひなたを彷徨うだけの青白い手を 思いがけないくらい優しく 握りしめてあげられるだろう すべての謎を解く必要はないよ 誰かがつくった綺麗な結び目 もとに戻す方法は誰もしらない 迷ううちにも朽ちていくんだよ それが輝いてい見えるのは 永遠を 秘めているからじゃない 永遠なんてないのだから 一分一秒を愛しく大切にと思う
44 :
白 :05/03/10 16:13:47 ID:N3mn2quZ
「桜」 さよならの涙のように 花びらを落とす桜は 風が吹き幹がゆれてて 僕に手をふっているよう 卒業 別れがおしい 花びらが証書の上に ゆっくりとゆらりと舞って 降りてきた 桜の花のように 輝いていた時は あっと言う間に散って なんか心わびしい もう二度と桜は咲かない 花びらをぬらしてぼくは 過ぎてゆく季節を 惜しんでいた
46 :
緋陽 碧谷 ◆e59FREEWX. :05/03/10 18:28:10 ID:P6bn+e1p
>>42 ありがとうございます。
固まらないままの垂れ流しはやぱよくないですよね…
頑張ってイメージを固形化出来るようになります。。
47 :
名前はいらない :05/03/10 20:35:59 ID:EUG7dqOf
「夢」 湖面に向かってあなたが石を投げ、水を切る。 石は弧を描きながら跳ねていく。 私はそれを見つめていた。 10回、15回、20回……どこまでも、どこまでも。 やがて動きは消え、湖面は静かになる。 平らかになった水、その色は、さっきまでとは違うものに変わっていた。 まだらに碧色した、でもどこまでも透明さを放つ水。私は言葉を発することができない。 あなたの手を握りたいけど、それも駄目。あなたの目もまた、この色にくぎ付けだから。 距離を保ったまま、二人で湖を見つめ続ける。 私はぼんやり考える。永遠とは何か。この景色のことなのか、この時間のことなのか、それともあなたの中にあるのか、と。
48 :
名前はいらない :05/03/10 21:19:44 ID:EI21f/8l
唐草 唐草 かーらくさ 青い芥子の花 香るから あの子の名前も忘れちまった 唐草 唐草 かーらくさ 甲斐性なしのこの俺も 街で真面目にやるかいな そのうち逃げ出しアルカイダ 唐草 唐草 かーらくさ どうして僕らは殺しあうんだい? 母の亡骸に聞きました 神様からのお願いなのよ それから僕は泣いたことがありません 唐草 唐草 ふと気付くとなんだか チンケな人生を人間は生きるのだな と 土の中で夢うつつ 青い芥子の花 香るから あの子の名前も忘れちまった
あなたにハンカチを貰った。 水玉のね、 白とピンクと水色の。 どうしようもなく嬉しくて、 すごく私にもったいなくて、 捨てちゃった。 ぽいぽい。 手に入らないものがすきなんだよ。 それを解かってないあなたはね、 別にすきじゃないな。 ばいばい。 ぽいぽい。
申し訳ない。旅行いってました。 明日にはみれると思います…。
51 :
もりくま :05/03/16 08:24:53 ID:DYuvwRs+
「無限連鎖」 だから言葉は全ての価値を無に帰す ああだからこうだからそうだからどうだって言うんだ? だからだからと辿ったところで そこに何かがあるはずも無く 結局 だから、何? 滑稽な愚問にたどり着く だから 因果律の無限連鎖から解放されろ 事象自体を問え 理由を問うな 所詮この言葉とて 何の価値も無いのだから
52 :
名前はいらない :05/03/17 00:58:41 ID:vf0KtNzj
認定待ち(・∀・)
認定待ち(・∀・)
携帯より もうちょい待ってちょ。 ごめんね
アンダーって結構まめなとこもあるのね
57 :
名前はいらない :05/03/19 21:00:23 ID:6jG3yzZo
>>43 「考えた事の結論」をいっきにばらまいたかんじ。
書きたい事はよくわかるし、作者が人生で得た大切な事なんだろう。
しかしこの作品は考えをつめこもうとするするあまりかその「説明」になってしまっている。
考えを「説明」することと「伝える」という事は違うと思うのです。説明は読んでいて眠くなる。
世の多くの校長先生の話みたいに、言いたい事はわかるけど言いたい事がわかるというだけでおもしろみがないのです。
俺の行ってた中学校の校長によく「けじめをつけろ!」と説教されたもんですが、いまいち伝わってくるものがななかったんですね。話が長い印象しか残ってないという。みんなけじめなく寝てたのを覚えてます。
ここで校長が自分の人生を抽出した熱い魂の叫びのようにけじめについて語っていれば、ものすごい説得力を持って心に残っていたのかもしれません。
「永遠なんてないのだから」とか「一分一秒を大切に」とか、言いたい事はわかるが悲しい事にまったく伝わってこない。
*あなたを「コーチョー詩人8級」に認定します。
(それぞれの連は描写が中途半端ですが表現におもしろさは感じます。ただ全体としてみればバラバラでつじつま合わせのようになっています。
それぞれの連に突っ込んで掘り下げていくと以外と「刹那」のいい詩ができるかもしれない。)
58 :
名前はいらない :05/03/19 21:39:33 ID:UPDmsQXB
>>44 はじめどこみていいかわからなくて戸惑った。
携帯のサイトなんですね。
携帯でこういうことをしている現場をみたのはじめてだったんだけどアレですね、凄い時代になったもんだなーと。
お手軽に、見ず知らずの他人のあられのない心の内をノウミソにダウンロードできる時代なんだなと、いまさらながら。
ふだん当然のことのように大量に情報を受け取ってるわけですが、ふとした瞬間にゾッとすることがあります。自分が他人の感情を記号のような情報としてしか受け取っていないような気がすることがあるのです。
特に2ちゃんで詩なんか読んでると自分の中で詩の作者の存在がどんどん薄くなっていく気がすることがよくあります。
どんな駄作でも労力使って書いてる生きた作者がいることを忘れてしまうというか。
…まあ多少仕方ない気もするんですがいちおう評価っぽいことをしているものとしてそれはヤバいと思うのでなるべくがんばって読みます。
そこで軽い提案なんですが、名無しでの投稿が目立つけど一つの詩を読むだけではなかなかその人のことが見えてこないのでこのスレに投稿する人はなるべくコテハンつけてくれるとうれしい。ステハンでいいので。俺もそのうちつけます。それでだいぶ違うので。
あらためて>>白さん
全部みました。とてもおもしろく読ませていただきました。
おもしろくなんていったら失礼かもしれないが、ひきこまれたという意味で。
この言葉の群は純粋に自分の為に書かれたものなんじゃないだろうかと感じました。自分に必要だから、自分に必要な事を必要なやり方で表現しているんじゃないかと。
上に長々と書いた事を考えさせられるくらい濃かったです。
一度にまとめて読んだので大味なことしか言えなくて悪いですが
*あなたを「まっ白詩人初段」に認定します。
*「詩人B級ライセンス」を認定します。
59 :
名前はいらない :05/03/19 21:48:07 ID:UPDmsQXB
>>45 綺麗にまとめることに最も力点が置かれた詩という印象。
確かにベタな卒業のイメージの美しさは少し感じる。素直な心情から書かれたものだというのも伝わってくる。
だが少々あざとい。というかホントにそう感じたのか?
一連では桜が涙に見え、三連では同じ直喩で対照的に輝く時の象徴として描かれている。作者の目に桜はどう映っていたのだろう。イメージが不安定です。
安易な比喩で体裁を繕うよりも、卒業と言う体験から自分が本当に何を感じるのか、心の底にどんな感情が流れているのか、焦点が合うまでもっと深く見つめなおしてはいかがだろうか。
少し表現にリアリティが感じられなかった。
*あなたを「新1年生詩人7級」に認定します。
60 :
名前はいらない :05/03/19 21:49:21 ID:UPDmsQXB
>>47 とても濃密な詩です。
この詩を読んだとき、俺の中に流れる時間感覚に歪みが産まれたようでした。
おおげさでなく時間と言うものの相対性を感じずにはいられなかった。
光や時間を捉えてはなさないブラックホールを連想しました。この詩をうつすディスプレイの場所すら歪みをともなって感覚されるのが不思議です。
読むのは一瞬ですが遠い時間を旅してきたような読後感。
ただ、水の描写をもっとしてほしかった。永遠を映す深みをもっとよく見たいです。
言葉や表現もまだまだ洗練の余地を感じさせます、が、すばらしい作品です。
*あなたを「黒穴詩人7段」に認定します。
*あなたを「詩人準A級ライセンス」に認定します。
61 :
名前はいらない :05/03/19 21:50:10 ID:UPDmsQXB
>>48 まず突っ込みどころとして一見リズムを意識した作品なのにごろが悪い。これは結構致命的なことです。
内容がすらっと入ってこなくていらいらするし、なにより中途半端感ただよって美しくない。
一連めはリズムが語感、イメージと絡んで情緒になっているが他はばらばらです。
なんとなくおさまりがいいから4回繰り返したという感じがする。
3連が書きたかったことなのでしょう。いい感じがあります。しかし全体としてみた時に生きてこないのが惜しいところです。
*あなたを「オンチ詩人6級」に認定します。
62 :
名前はいらない :05/03/19 21:51:36 ID:UPDmsQXB
>>49 理不尽さをだしたかったのだろうが、これはもうホントに理不尽で勝手にしてくれという率直な感想。
だってこんな人間いません。
理不尽さは魅力になりえますがそれにはリアリティを保ちつつ表現するバランス感覚が必要です。
これ、リアリティないです。
*あなたを「異詩人10級」に認定します。
(「ぽいぽい」は狙ったんだろうけど俺はいらないと思う。)
『陸に上ったタコ』 朝の満員電車 女達は胡散臭げに僕を見る まるで干からびたタコのようだと それでも僕は女体の隙間に体を差し込み グラマラスな美女にピッタリ張り付く 駅に着くと電車を降りて市場に向かい 足と体を切り売りする 夜にはやつれて帰途に着く タコツボで眠れぬ夜にふと思う あの頃の自分には戻れない つるつるだったあの頃に つるつるじゃなかったあの頃に 昨日と今日が出会う時分に 入口と出口がすりかわっても あの頃の自分には戻れない ケッ そんな自分に溺れたいなら 妄想の海に帰るがいいさ じきに朝日が無様な土左衛門を照らすだろう
64 :
名前はいらない :05/03/19 22:04:42 ID:UPDmsQXB
65 :
名前はいらない :05/03/19 22:06:13 ID:UPDmsQXB
>>54 というかそのスレの評価人、こっちに来てくれないかな〜。
一人じゃ正直しんどくてやってく自信ないんだよね。
マジで所員募集しときます。
ライセンス持った人とかもぜひ参加してほしいな。
くたくたによれた丸首のTシャツ かかとがほつれた洗いざらしのジーパン 楽な格好が好きなんだと笑う 糊のきいた真っ白のYシャツ 折り目が入った小奇麗なスラックス 恥ずかしい格好はしたくないと笑う ぼさぼさ頭の中学生 クルクルパーマのお姉さん バーコードをセットしたお父さん いつも帽子のおじいちゃん みんなで今日も笑ってる みんなでいつも笑ってる
67 :
名前はいらない :05/03/20 15:38:48 ID:IGFGI7F6
>>51 だからあなたはダメなんだ。
って俺が言いはじめたらどうします?
続けて、こうした方がいいとか、こうなんだから、とか説教しても何も伝わらないでしょう。
描写が足りないと読む側はおいてけぼりです。
「だから」でかたずけてしまうのはいただけません。
しょっぱなの「だから言葉は全ての価値を無に帰す」の時点でおいてけぼりくらって、結局最後まで伝える事がなされない。
4連5連の核が宙に浮いてしまっている。
内容のおもしろさを生かせていない。
*DAKARA詩人以前。
68 :
名前はいらない :05/03/20 19:02:36 ID:IGFGI7F6
>>51 言葉づかいにセンスは感じます。
しかしまだ未完成な印象です。
書いている途中で「壁」にあたってやっつけてしまったんじゃないだろうか。
この人にはもっと深く突っ込むことができる技術も感性もあるとおもう。
前半はいいと思いますが後半消化不良で中途半端なので詩として魅力を感じる事ができなかった。
*断腸の思いですが「詩人以前」を認定します。
69 :
名前はいらない :05/03/20 19:15:20 ID:IGFGI7F6
>>66 これもあきらかに未完成。中途半端です。
途中で放棄したようなものを詩とよべるだろうか。
*詩人以前
70 :
名前はいらない :05/03/20 19:28:36 ID:MRYSoEkO
考えれば考えるほど どーしよーもなくって 自分に腹が立って 腹が立つけど 私には泣く事しかできなくて ただ涙を流すばかりで 誰にも言うことができず 知ってもらう事ができなかった 私の気持ちは音も立てずに滅びていくんだ
71 :
名前はいらない :05/03/20 19:30:19 ID:2KIymxud
「ありがとう」 ありがとう 生まれてありがとう 親切をいつもありがとう 励ましてくれてありがとう 叱ってくれてありがとう ありがとうをありがとう(微笑み)
72 :
所長 :05/03/20 20:45:08 ID:IGFGI7F6
グゥフッ エフッ オホン
73 :
所長 :05/03/20 20:55:52 ID:IGFGI7F6
我ながらひねりがないけど まあいいや。 それにしても認定に対するレスが3つしかないとは幽霊相手にしてるみたいだな。 HNつけたはいいけどモチベーションさがりまくりなので今日はシメます。
>>24 及び
>>63 です。
所長、評価ありがとうございます。
>>68 って
>>63 の評価ですよね?
確かに
>>63 は言葉遊びで誤魔化してしまったような気もします。
語らないで語るって難しいな。精進します。
75 :
所長 :05/03/20 23:12:40 ID:IGFGI7F6
>>74 あ、どうもです。
所長ってなんか照れるな。エッ ウフン
えと、いうまでもないことですが、
あくまでここは俺が主観的な感想を言ってるだけの所なんで
好きかって言ってますけど参考程度に受け取ってくださいね。
てか参考になると思ったら参考にする程度で。
しかし「なんとなく詩人」ってひどいネーミングだな…。トリップまでつけて名乗られるとちょっと申し訳なくなってきた。
いかん威厳が…ウエホ
76 :
所長 :05/03/20 23:14:15 ID:IGFGI7F6
77 :
白 :05/03/20 23:57:58 ID:zqtBIkOx
>>58 サン
丁寧な鑑定(?)ありがとうございます。
鑑定のとおり、アタシは只アタシで在るために詩を書いています。自分の存在を見出すと言うと、大袈裟かもしれませんが、詩を書くことによって救われて居ます。
鑑定ありがとうございます。とても嬉しいです。
「ロケット」 君のところへロケットを飛ばそう。 僕の言いたいこと、わかってくれるかなぁ。 僕の思いとみんなの願いをのせて ロケットは飛ぶんだ。君の国へ。 ああ、空が燃えているよ 真っ赤な君の国の空へ、 白い雲を突き抜けて飛ぶ 僕の真っ黒なロケット そこにいる人たちの中からあふれる純粋な赤は 僕のロケットに混じり茶色。 汚れきった土に混じり茶色。 僕は絵を描いてるんだ。 パレットに赤と黒と茶色の絵の具 出して混ぜてみたら、全部真っ黒になっちゃった。 隅っこのほうで混ざらずに残った赤は 僕が今飲んでるワインよりもとっても赤だったよ。
頭の中に不思議な声 何を見ても たゆたう魂と皮膚 少しのガーネットストロベリークラシック 僕の形成要素はそれだけ 僕は五体は健全ですが思想言行は全く下劣であります マイダズリングダーリン 虚無感が僕を満たしているのさ ルビー色の空が眩しすぎたから猟者は羊を撃った 交わる視線と気分 少しのガーネットストロベリークラシック 僕の構成要素はそれだけ 茶番劇は終りだ女王陛下万歳 だってだってルビー色の空が眩しすぎたんだ 現代の馬鹿共さえ墜ちないよ マイダズリングダーリン 嫌悪感が僕を満たしているのさ 死ぬときは君も連れて逝きたい マイダズリングダーリン 幸福感が僕を満たしているのさ だってだってルビー色の空が眩しすぎたんだ
80 :
47 :2005/03/22(火) 18:03:34 ID:KmgXgqP9
書き込みが遅れまして失礼しました、所長。 認定ありがとうございます。ずいぶん買いかぶっておられるようではありますが…
81 :
47 :2005/03/22(火) 18:06:26 ID:KmgXgqP9
所長のお気に召すかは甚だ疑問ですが、もう一つ書いてみます。ちなみに私は今のところ、作風というものが固まっておらず、それもひとつの大きな弱点かとは思っています。
82 :
47 :2005/03/22(火) 19:12:42 ID:KmgXgqP9
「キムチの女」 最近 キムチにハマってる 今だって 午前2時半にベッドから抜け出して キムチを食べてるんです 夜中にキムチなんてバカげてるけど ちょっとした冷蔵庫掃除にもなったし まあいいか ウイスキーのコーラ割りを啜り キムチを食べる 喉の奥にかすかな違和感 それは食べ合わせが悪いからだけじゃない いまキムチ食べなかったら 私は 今すぐあのひとのもとへ走っていってしまうから 泣いて つっかかって みじめな思いをするそのためだけに… そんな私の思いなど露知らず キムチはうまい 明日は暖ったか御飯といっしょに食べたろ。
83 :
名前はいらない :2005/03/22(火) 22:03:13 ID:v7rNocL9
夜空に散る硝煙の匂いに塗れた四トンでも足りないロードローラーが 流れ星が降るコールドスリープで眠った田舎町の トナカイみたいな赤鼻ギャングの頭を掠めた 泣き笑いながら恋人の首を絞めたピエロがヘッドフォンから放つ攻撃が見えた 少年はドラム缶のガソリンに火をつけて対抗した ピエロは左目を失くして少年は右目だけが生き残った 沸騰した灰の中 雪のように降り続くやぶ蚊の群れが無数の光に煌いた 袋詰めにされたティッシュの香りはチケットだった 運ばれた病原体によって性器が見事縦に割れた 1234123412341234 ボタン押しても何処にも繋がらない 1234123412341234 心臓の奥から奇妙な発信音が聞こえる reSOSreSOSreSOSreSOS
84 :
もりくま :2005/03/27(日) 02:20:29 ID:08Lg1hSr
所長、認定ありがとうございます。。 まだまだ力不足なもので……精進します。
85 :
名前はいらない :2005/06/05(日) 11:39:00 ID:Bj/mUzcH
のっぺりした足を 雲に乗っけて 君は腹筋をがんばっている 何という努力だろうと 僕は感慨を深くする 昨日の夕食はまた味噌汁だったのかいと 荒い息で君が訊いたのは このためだったのか ごめん、彼女とロシア料理を食べに行ったんだよ の一言が 君の背筋を鍛えさせてしまったのだね 薄く濡れたシャツが夕日に垂れて 製氷皿のように筋肉が割れる 滴る失禁の 愉快なリズムを頬で受け止めて 反対に僕は訊き返す 苦しかったかい 君はこの上なくさわやかな笑顔で ぐっと尻に力を込める 残酷なほどマッチョになれるもんなんだ 最後の雫は俺の優しさ 残るにおいは宿題だ ゆっくりと君の上体が弧を描き 雲を過ぎこし消えてゆく 僕はずっと見ている 見ている だからスポーツクラブへの勧誘は 無駄だよ って言ったのに
86 :
名前はいらない :2005/06/30(木) 13:12:31 ID:7VWRp3LM
美的意識なんて遠い現実 客観的な考え方のできない奴は世界に負ける。
、、、コンクリートの匂いがするな。 冷え切った地下の建物は 一切の情報から 情報の群れから無垢でいられる。 だれでも認定士になれるのかな? 仮居のあいだ、詩を認定させてもらいます。
>85 暗喩による都市放浪的技巧詩 レッドスネークHG詩人1級に認定。 表層を支える筋トレの様子が過不足なく一貫していて、作者の卑猥な熱を深めています。 下層にはいくつかの支流が這っているようです。 ユーモアとサディズム 叙情とホモセクシャル それから、決めるべき所でバシッと決まっているのがなお良いですね。 「君はこの上なくさわやかな笑顔で /ぐっと尻に力を込める /残酷なほどマッチョになれるもんなんだ /最後の雫は俺の優しさ /残るにおいは宿題だ 」 また、最後の2行には衝撃があります。 誰に向けての発話なのか判然としませんが、 “君”の青春の徒労と “僕”の冷酷さが 軽妙な表現の中に込められおり、恐ろしさを感じます。
>82 共感の為の徒然系生活詩 新しく買った革ブーツ詩人3級 ピリッとしたキムチのイメージと 語り手の感傷がうまく混ぜ合わされ とても洒脱に描かれています。 出だしから4行目の「午前2時半にベッドから抜け出して」という表現が切ないです。 キムチはあるとついつい食べ過ぎてしまいますね。 高くつくので俺はたまにしか買えないです。。
90 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 10:39:35 ID:3WHb2Y0B
>>87 やわらかい蟹さま
無責任としりつつ一時2chばなれしていたこともあり放置していたスレに手を差しのばせてくださったことに感謝します。
このスレの存在を思い出して最後にせめて認定していなかった詩にコメントをつけておこうとスレを開いたところ
バッチのタイミングでお目にかかれました。もちろん認定士になっていただいて結構です。つうか大歓迎でございます。
しかし確かにコンクリートの匂いがするな…
もし需要があればの話だけど俺もいち所員として手に負える範囲でほそぼそと何かしようかな、って気になってきましたよ。
>83 散文の中に散りばめられた言葉と自分、そのための詩 青い春に蠢くイモムシジン6級 アクション映画のシーンを連想させる言葉が散見され、 視覚的に心地良い空間が作られています。 ただその根底には無目的な言葉の連結が感じられます。 特に一連はその印象が強いです。 穿った見方をすれば、 「暗喩(らしきもの)を作りたい」ということを目的として文を作り、暗喩が指すものは何も無い、と言えます。 4連・終連には、その無目的性の正体がより率直な形で表現されています。 やり場の無い情動。“懊悩”ですね。 「reSOSreSOSreSOSreSOS」 SOSの前にreが付いています。SOSに対する返信なのでしょう。 自分に対して自分の心臓から返信がある。おかしい気がしますね。 これは自我と心臓(=肉体)の乖離を示しているのでしょうか? それとも常識(=世間)に対する抗いを示しているのでしょうか? 私は後者だと思っています。 詩人の道のりは長いです。人生の道のりです。 がんばって下さい。
92 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 12:12:49 ID:3WHb2Y0B
とりあえず見ていなかったものを。
やわらかい蟹さんが見てくれてるんだけど一応これだけはやっとかないと。
えっと、せっかく書いてくれてたのにほんとごめんね。(土下座)
>>78 くろすけ
詩全体のイメージはなんというか禍々しいものであろう。
しかし一読してその禍々しさがあまり伝わってこない。
というより禍々しいものを伝えたいのか、あるいはそうでないのかということすら曖昧で滲んだ印象です。
もちろんその一方のみを強調し表現したものがいい作品の条件であるとは思いませんが、要はメリハリというものがないように感じたのです。
その原因は描写不足にあるように思います。
「ロケット」も「赤い国」も新鮮なイメージに富んでいます。くろすけさんにはそのイメージがあったのでしょう。
しかしロケットはただロケットとしか描写されていない。赤い「君」の空の描写もそれだけです。
説明不足という意味ではありません。イメージの描写が不足していると思うんです。
わっかりにくいコメントだと思いますが…。
*あなたを「唐突詩人7級」に認定します。
(赤と黒と茶色を混ぜても真っ黒にはなりませんよ。あげあしとりだけど)
>90 所長、あけましておめでとうございます。お帰りなさいませ。 認定士として認めて貰い、ありがとうございます。 できればsage進行で細々とやっていきたいと思ってます。
94 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 12:35:57 ID:3WHb2Y0B
あけましておめでとうございます。 「ありがとう」なんてとんでもないよ…。 俺の中ではやわらかい蟹さんはもう理事長です。理事長ってちょっと違うのかな。まあいいや。 sage進行大歓迎ですよ。あげるとてんやわんやするのがオチなので…
95 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 13:28:55 ID:3WHb2Y0B
>>79 EAT THE HELL
これはなんというかいわゆるコアな邦楽ロックが好きな人が書いたんじゃないかなーといった第一印象。
開き直っているというか、ちとイッちゃってる感を演出しているようで個人的に鼻につくんだよなぁ。あくまで個人的にね。
レトリックなどどこかで見たことがあるような気がしてならない。
第一連はどうにも不可解なんだけど、二連以降の語感は心地いいです。いろいろ破綻しているように見えてよく読むとそうでもない、ような気がしてくる。
ごく限定された意味で美しいと言えるかもしれない。
これはもしかしたら歌詞として書かれたものなのかもしれない。
また個人的な見解なんだけどこういった詩はファッション的な要素があるように思う。いい意味で。
例えばこの詩が曲にのって音響とともに表現されれば詩の魅力ははるかに膨れあがるのではないだろうか。
まあこの詩を歌詞としてみようとするとゴロが悪いと思うけれど。
俺は詩の表現手法によっては絵画と同じく間接的な属性を持っているのではないかと考えています。
別の形態の表現と融合することによって互いに魅力が増幅する、この詩からはそんな印象を受けました。
*あなたをファッション詩人2級に認定します。
96 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 15:07:54 ID:3WHb2Y0B
>>82 47
これは実話かな?
生活感がある作品ってここじゃ結構めずらしい気がするので新鮮です。
キムチうまいよね。
作品もうまいです。最終行とかみごと。
ただ、難癖つけるみたいだけど、うますぎるってかんじてしまう。悪く言えばあざとい。
とても冷静に構成された言葉だなって印象。
タイトルから始まってすべてキムチに関連している。キムチに始まりキムチに終わる。
もちろんそれが狙いなのだろうが構造が簡潔すぎてうまいという後味がキムチ女の心情に勝ってしまうのが困ったところ。
おそらく3連目の3行でしか「キムチの女」の心情とリンクしていないからだろう。
こういったタイプの詩にはもう少しふみこんだ感情の機微が欲しかった。
*あなたを「十三詩人1級」に認定します。
*「詩人B級ライセンス」を発行します。
97 :
ダメ所長 :2006/01/08(日) 18:13:58 ID:3WHb2Y0B
>>83 名前はいらない
以前20世紀以降のいわゆる現代美術を見に美術館にいったオッサンが「こんなモン金とって見せやがって」と憤慨したという話を聞いたことがあるんですが
俺はそれはもっともな話だと思うんですね。
俺自身は仕事柄一般的な人に比べればそういったものの良さは多少理解できるんですが(ちょっとだけだけど)、
それも線の置き方だとか色の関係性だとか筆のタッチだとか…まあいろいろですが、そういったもので作者の感性や人間性のようなものがみえてくるからなんですね。
そういったものは色んな作品を見たり、あるいは自分で描いてみるなり経験を積んでいかないと見えてこないものだと思います。
だから今の時代絵画は閉鎖的なものにならざるをえない。オッサンの反応はとても素直なもんだと思うんですね。
長ったらしいフリでしたが言いたいのは詩もそれによくにたものを感じるということです。
俺の経験が浅いのか(浅いけど)作者の感性が先に行っているのか、どちらにしても
はっきりいって
>>83 の詩は俺にはおもしろくもなんともなかった。こんなもん時間かけて読ませやがってチクショウ!ってなもんです。
…ごめん、いいすぎた。4連目以降はおもしろさを感じました。
re S O S の発想などめちゃおもしろいです。
ただ1.2.3連は俺の手には負えない。リズムはいいし言葉の破壊力もある。だけど圧倒的に意味不明。
作者に解説をお願いしたいところだがなにしろ9ヶ月以上前に投稿された作品だからなぁ…
*認定保留…
(全体的に言い訳くさいな…)
>95-97 うおっ!? 所長、流石ですなー。長くても読みやすくてピンポイントのコメント。 ダメ所長なんて謙遜しないで、認定バンバンしたって下さい。 というわけで、詩を募集sage
99 :
名前はいらない :2006/01/11(水) 23:48:25 ID:oWQPnFPx
「銭湯」 仕事の疲れは銭湯で癒すに限る 貸しタオル 30円のセッケンと風呂代330円 広々とした湯船 ワンルームのユニットバスなどくそくらえ 刺青のひともいるみたいだが 湯気のせいでよくわからない からだぽかぽか、こころのびのび ふー、気持ちいい すっかり上機嫌 誰かが肩をたたく はい? 見知らぬ爺さんだ あんちゃん、元気ださなあかんで いや、俺悩みなんてないし落ち込んでもないですよ そんな風にみえるかなあ あ、どうもありがとうございます 風呂上りは白牛乳に限る 腰に、手をあてないとね 体重計に乗ってみる 少しやせたか ふっと見上げる 曇りぞら、星はない 俺は元気だ、元気だしてますよ
100 :
ダメ所長の携帯 :2006/01/12(木) 04:47:24 ID:8jFFpDO0
あとひと仕事すれば失業かとおもいきや新たな投稿があるじゃないかいな。 眼を疑う。正直信じられない。 しかもなかなか手ごわそうだ。 しかし数日前から自宅に帰れない状況が続いているのです。 近日中にたぶんなんとかするので申し訳ないがお待ちいただきたい。 >>蟹さん、このスレを相対的に、客観的にみて明らかになんか全体的にダメです。 あなたはどうかしている。 でもうれしいです。 もしこのスレが200、いや150位まで伸びることがあればダメ返上しようかね。 まあ冷静にみてこの目標自体そこはかとなくダメなんですがね。
101 :
名前はいらない :2006/01/12(木) 05:32:40 ID:rt5uEagE
「ピュア」 本音ってやつは、とても扱いづらくて 隠したくても隠し切れなくて、でも、表には出したくなくて・・・ 君を心の底から愛してるって そんなたった一言なのに遠まわしにいって誤解されて 彼女もきっと気づいているのに、なんでいじわるするんだろうと逆に怒ったりもした 女心が理解できなかった10代が恥ずかしくも甘酸っぱくて 今ではただの駆け引きの恋愛ばかりで懐かしくもあるよ ふとアルバムを見ると僕はぶっきらぼうで みんなで参加する行事が恥ずかしくてクールな振りをして逃げてた だからモテなくて、でも不思議な存在で、そんな風に扱われて どうやって人と付き合っていいのかわからないまま大人になった 大好きですといわれたあの夜に、疑いをもった僕が愚かしくて 彼女を傷つけたことが今でもトラウマで・・・ もずく
102 :
名前はいらない :2006/01/12(木) 05:35:03 ID:rt5uEagE
はじめて泊まったホテルで、どうしていいのかあたふたしていて 彼女からくちびるを重ねてきて僕は、それで勇気付けられたんだ 顔を真っ赤にして、大好きっていってくれたことを僕はずっと忘れない ピュアな思いを君に届けたいと思ってこうして綴るよ いつか君の目に留まることを祈って・・・
>100 しょ、所長。。 あがってます、、、、 ageられた時にこのスレを去ろうと思ってたんですが、 これが所長の意向であるのならしょうがない。 所長、スレのダメさ加減なんて、たいしたことじゃないと俺は思ってますよ。 時間を見つけてまた来ます。 所長が忙しい間に少しお手伝いしようかな。
104 :
ダメダメ所長 :2006/01/13(金) 09:20:14 ID:1DzWzVXT
>>103 蟹さん
すいませんです… 久しぶりに携帯からだったので、完全に俺のテチガイです。アホです。
俺のしましてもサゲ推奨なのでございます。
なんといっても今も携帯から書き込んでまして、まともにコメントできるのもたぶん明日以降になってしまうという状況なので…。
去るとおっしゃられるのを聞くととなんとも淋しいもんです。
もし気が向くことがあればまたのぞいてやって下さいませ。
・ ・ ・ しょうがない。 (しばらく頑張りますよ) ・ ・ ・ Wee Wee カッコの中が抜けてましたよ。 いらん心配かけました。 さ〜て所長の机にハタキをかけるかな。 ハタキはおかんがストッキングで作りました。 おかんのように小さく丸まっとって、埃とよくなじむんです。 ぱた ぱた
>99 こんばんは。 文字が楽しそうにしている。 湯上りに読むと心地良さそうな詩ですね。 30円とか330円とかいう少しハンパな値段は、 昭和のノスタルジアでしょうか? セピア色の爺さんが話しかける様子に 「俺」のむなしさと「時代」のむなしさを見るようです。 使い古された体重計やら、少しベコベコになった脱衣所の床やら、 そこに嵌めこまれた「俺」の疲れた裸体―― 話体の文章に紛れた情景描写は、 黒子であるべき作者の姿を見るようで、そこが惜しいところでしょうか。 *あなたを“フェミニンな畳の柔らかさ”詩人3級に認定します。
>>99 書きました
>>106 蟹さん、ありがとうございます。実話を、元にして書いてます。
3級ってことは、まあまあかな?しょぼくれた感じが出すぎたかな。
称号も評も、詩的ですね。素晴らしいものを頂きました。ありがとうございました。
108 :
ダメ所長 :2006/01/14(土) 20:53:44 ID:Anjd8c3v
>>85 名前はいらない
まず言葉の扱いがすばらしいです。
ディティールまで非常に吟味されている印象をうけました。
そして一言でいうとセンスがある。
単語と単語が衝突しておこるアンサンブルは複雑に絡み合い、それでいて美しい。
語感と接続詞は低音部分をしっかりとささえている。
リズムはタイトで乱れない。
言葉の扱いに関しては感嘆にあたいするレベルです。
モチーフもおもしろいし内容にも深さを感じる。
しかしこの作品にそこまで魅力を感じるかというとそうでもない。
何故か。要は構成の問題だと思うのです。
プロの演奏者が集まり、アイデアと一貫したデザインがあり、いいメロディのサンプルも集まった。
しかしアマチュアのプロデューサーがでしゃばってかってに曲を組み上げてしまったといった感じをうける。
この詩にはストーリーがあり、時系列がある。
ストーリーがあり時系列がある詩のなかではストーリーと時系列は基本的に破綻してはならないだろう。
この作品はそこが混乱している。
最初と最後の雲と腹筋の描写は繋がった時系列の中にあるのだろう。みそ汁の会話は離れた過去の時系列であろう。ホモの描写もまた違った時系列にある。
これはわかりにくすぎる。これではストーリーが伝わらないし、ストーリーが伝わらないとイメージ、情感が損なわれる。せめて空行を開けるくらいしてほしかった。
表現はいいです。しかし、伝わってはこないです。
*あなたを「大きいけどひざくらいの湖詩人1級」に認定します。
(もし要所で空行があれば、それだけでかなりはねあがっていたとおもう。)
109 :
ダメ所長 :2006/01/14(土) 21:13:43 ID:Anjd8c3v
>>105 あ、ありがとう。
レスや、詩のコメントににじみ出てる蟹さんのやわらかさにしみいる今日この頃。
110 :
ダメ所長 :2006/01/15(日) 00:12:12 ID:KaDmTF+f
>>99 名前はいらない 「銭湯」
自分でおもうのだけれど、俺は詩を穿ったみかたでみてしまうことが多いのです。
こういうことをする時の悪い癖です。
だけど、この詩には穿ったみかたをしたくない。
たまにそういうのがある。
いいとか、悪いとかごちゃごちゃいうのが嫌。
何をゴネとんねんって話ですね。
なんというか申し訳ない気になるんだけど、一応それが仕事っぽいとおもうのでやります。
じゃ。
楽しげな文体。のびのびとした語り。
描かれている日常の瞬間のすべての情景が目に浮かぶようです。
素直な感動をとてもやわらかく描写しています。
と、とてもポジティブな詩のように見える。
いや、実際ポジティブな詩なのは確かだと思うんだけど、ポジティブなだけではないよね。
言葉はつよがりにも読め、自分に言い聞かせているようにも読めます。
深読みしすぎて俺はよんですこしさみしくなった…。
ただ最後の行の「元気だしてますよ」には作者の意図と意思を強くかんじました。
描かれている瞬間の前の生活、その後の生活に想像がひろがっていく、そんな作品です。
俺がすこし気になったところは、3連と4連のつながりがちょっと悪いかなってのだけです。
2連の最後も気になるといえば気になるのかもしれないけどなんとなくで自分でもよくわかりません。
…なんとなくこっぱずかしいな。レスとか別にいいですよーと。
*あなたを「目に湯けむり詩人4段」に認定します。
*あなたに「詩人準A級ライセンス」を発行します。
(あなたの今が元気なら嬉しい)
>>99 書きました
>>110 所長さん、ありがとうございます。誉めていただいて、そして、
共感していただいて、励ましていただいて、すごく嬉しいです。
当時の私の心境は仰るとおりだったと思います。
ひょっとしたら今の心境なのかもしれませんが、また、元気でてきました。
>107 3級ってことは「読んでよかったな。」ってことですはい。 はい、読んでよかったです。 >111 人生、詩を書きながら歩んだって下さい。 ではまた。
>101 こんばんはー。 「もずくもずくもずくもずくもずくもずくもずくもずくもずくもずくもず、、、、 、、、ハァハァハァ、、、」 頭の中、こ〜んな感じですよもう。 *あなたを“流れ星にむかってもずくと三回叫ぶ”詩人5級に認定します。
『業』 後ろに在るモノは 誰にも 渡すつもりはない 替われるモノでもない 望むのは 肩代わりなんかじゃない これは私の業 声をかけられただけで 嬉しくて 励まされたら 幸せで 傍にいるだけで 軽くなるモノ 傲慢だけど 替われるなんて 思わないで これは私の罪 背負うのは 本人じゃなきゃ駄目なの
115 :
だめ所長 :2006/01/19(木) 22:03:41 ID:8oFMcSrm
>>101 名前はいらない
「もずく」…違った、「ピュア」
笑った。
キーボードのTとMってどう考えても間違えようがねえだろ(笑)
これが真面目にかかれたものかネタなのかははかりかねますが、(正直ネタだと思うが)
いやーギャップの力ってすごいですね。
改めて思い知らされましたよ。
読んで面白いと思う詩にはなにかしらギャップというものがあるもんです。
直喩であれ、隠喩であれ、体言止めなんかであれ、詩の表現手法とされてるものってのはギャップを産み出すための演出法と捉えることもできると思います。
ミステリーなんかを愛好する人がラストのどんでんがえしを期待するのは驚きというものを求めているからだと思うんですね。
ギャップは驚きを産み出す、と。ある表現に対して、なんでもいいんですが目や耳がある程度肥えてくると驚きが欲しくなるんです。身近なところでいくとお笑いなんかでもそうですね。
オリジナリティとインパクト、これの源のひとつにギャップはあるでしょう。
すべての表現をつきつめていくといかにギャップを創りだすか、ということに収束していくのかもしれません。表現のプロというのはつまるところギャップを産み出すプロだと思います。
それで感動を産み出すことができるか、はまた別問題ですが。
そういった意味でこの作品のギャップはかなりのもんでした。
いや、もずくが無かったとしても文章力がなかなかあると思いましたよ。
以下、もずくを見てみないフリをしてみての感想。
流れがスムーズで読みやすく、内容がすらっと入ってきました。
ナルシスティックな匂いが気になりますが最低限の心理のうごきは十分伝わる。
俺としましてはこういった表現方法はぜんぜんアリです。この作者さんは伝えるということに重点を置かれているように感じました。それは成功していると思いますし、俺、高校時代をかるく思い出しました。
ただそれはごく浅いもので引き込まれることはまったくなかったです。オリジナリティとインパクトが足りない。もずくのオマケみたいなもんです。
作者さんにはもしかしたら不本意かもしれませんが(思う壷かもしれませんが)やっぱこの作品はもずくにつきます。
*あなたを「TMレボリューション詩人2級」に認定します。
116 :
ダメ所長 :2006/01/19(木) 22:57:41 ID:8oFMcSrm
>>114 ミミン?4fCTWDhugYさん
『業』
うすい。
即興の匂いがする。
そしてあまりに解説的です。
前に抑揚氏にも言ったことですが思想、思考をただ説明してもおもしろく思えないのです。
詩の主役は言葉です。言葉が舞台でいう役者なのです。
どんな内容の舞台でもたとえば俺が演じると台無しです。台無しにする自信あります。
いい役者をさがして、見せ場をつくってあげてください。
*「詩人以前」に認定します。
大変失礼致しました。 評価をしていただきありがとうございました(*_ _)ペコリ 精進をし,少しでも認定してもらえるようになりたいです。
じつは所長さんのファンなので。投稿させていただきます。 しかも超苦手、というより書いたことのない恋愛詩。 辛口の評価、お待ちしております。
『きみをたどる』 1/2 きみを たどってゆきたい はじめてみる あさがおの葉の 葉脈を ゆびでさわる こどものように きみの 血のながれを たどってゆきたい それが なんになるのか わからないけれど ふたり 枕にしずんで すこしにおう 息をかんじて 毛布をはねのけた きみの からだは しろい のはらのようだ
きみのうえを 旅してゆきたい おずおずと ふるえるゆびで きみの こころは のはらのむこうに はるかに かすんで とりとめない 言葉は なにひとつ ききとれない きみに たどりつけるのか わからないけれど はじめてきく 異国の 音楽に みみをすます こどものように きみを たどってゆきたい 『きみをたどる』 2/2
121 :
だめ所長 :2006/02/03(金) 02:00:24 ID:FY5Em/Wv
>>117 とんでもないす。
読ませてもろてありがとう。
キッツイこと書いちゃったけどよければまたどうぞ。
122 :
だめ所長 :2006/02/03(金) 02:02:02 ID:FY5Em/Wv
>>118 長介ジュニア ◆kuJg2yitX6 さん
何、ファンとな!!
フファンとな!?
フフフファファファとな!!?
ヴォフン くるしゅうない。
しかし、
…すみません。
すこし現実を受け入れる時間をください。
一週間以内には、なんかコメントできるとおもいます。
やや やばいす。明日チコクしそう。 家に帰れないんで、ここに泊まらして下さい。 Zzzzzzz zzzzz
お邪魔します(笑)よろしくお願い致します(*_ _)ペコリ 『実は…』 銀色の湖面に 小舟を浮かべる きらきら輝る 水面の底に 映える地球を眺める 蒼き惑星は何をオモウ? こんなにも美しき惑星は何をウレウ? 小舟から手を伸ばし 水面をかき混ぜたら ぐにゃぐにゃに崩れて 知らない惑星 チキュウになった 仲間はいるかしら? 友達は出来る? 新しくなった惑星は 薄く笑った
このくらいの深さが丁度良いね。
蟹とか雲になった人とかの
棲息域ってイメジで
りゅう
りゅ
降りていく海水の手向けを頬で受ける
それを
しばらくは声の
俺か誰かの囁き声のかわりに
感じている
時間の指紋
>>119 所長をもすこしまっといてぇな?
>>124 小間使いが認定してもよろしいのかしら?
>>124 「地球照」っての
見たことある?
陽が消えて、冷気が
だんだん大きな塊に育っていくころに
西の空に刻まれた月の
影の部分に、地球の色が映っているっての。
そんな時には必ず
街が一本のろうそくみたいに見えるっての
ミミンさんの作品に関係ヌーかもしれんけど・・・
124は
小舟がミミンさんの眼の中に留まったままで
読者の瞳には「惑星」って文字しか見えないんじゃないかしら?
ミミンさんが「詩にしたい」って思った 根っこのところをもう一度見つめてみて
読み手に伝えてあげると良いんではないだろか?
>水面の底に
>映える地球を眺める
ってのは根源的でエエねえ。。
薄く笑ったミミンさんは何をオモウんだろか。
*あなたを「『雨の上にいるムクドリの鳴き声』詩人7級」に認定します。
>>126 小間使い蟹さん,はじめましてこんばんは(*_ _)ペコリ
>>124 を書いたミミンです(笑)
読み手に伝えたい部分を絞り込んで書きたいと思います!
『雨の上にいるムクドリの鳴き声』詩人7級に認定して戴きありがとうございます♪
更に精進します!
128 :
だめ初潮 :2006/03/27(月) 19:52:46 ID:Qo0NLZAY
どうも、だめ所長です。
大変おまたせしちゃってまっこと申し訳ないす…。
>>119-120 長介ジュニアさん
「きみをたどる」
視覚や聴覚のない世界、
静謐な闇と無音の世界で指というささやかな接点でつながる感覚が無垢なイメージをともなって表現されています。
吟味された易しい言葉づかい。新鮮な発想が光ってます。
俺はこの詩を初めに読んだとき119があることに気づかずに120から読んでしまったんですが、
まず120だけ読んで、ああ美しい詩だなぁって思った。そりゃもうおなかいっぱいなくらいに。
そしたら最後にさりげなく 『きみをたどる』 2/2 ってあるじゃないすか。
ええ。すぐにマウスのホイールくるくるしましたよ。
そんで
[はじめてみる あさがおの葉の / 葉脈を ゆびでさわる / こどものように]
っていう表現。そこまで読んでさらにイメージ膨らみました。とっても美しい表現だなーと、素直に思いました。そんで、先に読んでしまったけれど、これに対応していた1/2の
[はじめてきく 異国の / 音楽に みみをすます / こどものように]
ていう表現も先に読んだ以上に魅力を増して感じられました。
…ただそれ以降がちょっといただけなかった。
129 :
だめ所長 :2006/03/27(月) 19:54:20 ID:Qo0NLZAY
まず[きみの 血のながれを / たどってゆきたい]とありますが、どうも『血』という言葉が俺には浮いてしまっているように感じてならない。 もしかしたら葉脈とかかっているのかもしれないけど、他の表現のやわらかさや平仮名と対照的でそこだけ少し異質なものを感じるというか。 そして俺が一番引っかかったのは1/2の最後の2連。 [枕][毛布][きみの からだ]と、なんというか、なまなましい言葉に違和感を感じたんですね。 この詩のタイトル、「きみをたどる」はとても広がりのあるイメージをはらんでいると思うんです。 登場する言葉たちも、あさがおの葉脈も、ゆびも、のはらも、旅も、音楽も、そして「きみ」も、どこまでもイメージが広がっていく言葉だとおもいます。 しかしこの描写によってイメージがベッドの上の出来事にほとんど限定されてしまっています。 「きみをたどる」ということ、「きみ」の何を「たどる」のか。おそらく「きみ」の存在そのものというかなんというかそんな感じのものを長介さんは意図していたのではあるまいか。 それならば敢えて具体的な状況を示さなくても伝わったと思います。それだけイメージに富んだ表現がちりばめられているのですから。はっきりいって俺はかえって邪魔だと思いました。 抽象というとなんとなくうさんくさい響きがあってあまり使いたくない言葉ですが、具体的な表現が損なってしまうものもあると思うのです。 そういった意味で2/2だけみたほうが個人的に好き。…って身も蓋もないこと言ってるな。スマン 言いたい放題言ってるけどご指摘があればぜひ。 *あなたを「叙情詩人1段」に認定します。 *詩人B級ライセンスを発行します。
130 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/06/14(水) 21:33:38 ID:2egNWgWB
だめ所長カモン♪プリーズ
131 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/06/14(水) 21:35:28 ID:2egNWgWB
頼みます♪ 【糧】 波音に耳を澄まし、東の最果てを想ふ 異国で知る祖国にラヴレターを書き連ね 世界を見て廻り、今日もトレインタクシー 隣の婆さんや爺さんはもういないかも知れない 悪餓鬼も汚らしい酒屋も、すっかり変身しているかも知れない 凱旋門のナポレオンはフランスの虜 わたしが帰国しても祖国は振り向いてくれない 時の流れと共にすべては変容し忘れ去られてゆく 濾過装置にこされる不純物のように、変身願望を抱いて 今日も故郷から遠ざかる 浦島太郎が竜宮城から戻ったとき わたしはわたしの御伽噺を見たかのように 時計の針と雲の流れに驚愕して 細長いロケット花火に未練を詰めて飛ばす ほらっ、夜空で破裂するその美しさ 焦ることなんかない
132 :
ダメ所長 :2006/06/18(日) 12:08:50 ID:8PNySvNZ
>>131 (乂∀・)┌┛)`д) ;∴コトワルキック!!
133 :
ダメ所長 :2006/06/18(日) 13:21:08 ID:8PNySvNZ
・・やってみたかっただけだ
>>131 穢土 ◆34law0hz56
3連4連の情景がきれいです。このへんずっぽし所長好み。
特に3連がいい。浦島太郎の持ってきかたや海の景色が見えてくるようなロケット花火の描写もさることながら、
それまで1・2連で異国と祖国を対比したり回想したりでにおわせていた「過去」の描写から一転して、
スムーズかつ鮮やかに4連の「今」につないでいるのが見事。
過去と今っていうのが大きなテーマだと思うんですが構成の流れでそれをかなり表現していて、
それが糧っていうタイトルのこの作品の内容にもマッチしてると思います。
しかし構成としてはいいかもしれんけど1・2連は魅力ないね。まずリズムが悪すぎるし「異国で知る祖国」とかニホンゴとしてよくわからん。
最低限断片的なストーリーはわかるけどそれだけっつうか、言葉を選びきれてないし、練られてない感じです。なんかもったいないんだよな〜
*あなたを「断片的構成詩人2段」に認定します。
*詩人B級ライセンスを発行します。
134 :
穢土 ◆34law0hz56 :2006/07/04(火) 22:43:15 ID:p1hVx4/l
だめだめ所長 ごっつぁんです♪ 感動しました このスレが生きていたということと 大真面目に批評してくれたことに感謝感激です♪ 感謝の返事が遅れましたが、PC修理に出しておりました♪ 修理代五万円 だから断りました。余談 B級や2段というのはどのくらいのレヴェルなのでしょう? このスレでの黒帯は・・・・・・・ ではでは モッタナイ小僧より
135 :
浪 ◆XIDywUdEpQ :2006/07/11(火) 18:44:03 ID:6vMRfWFS
分かれ道がある 前 後 右 左 君はどれに進む? 未来を信じて 前に進むか 過去に戻って やり直すか ちょっとまがって 一休み? 僕はどれにも進まない 本当にそれしか道はないのかい? 僕は空に進むよ 現在も未来も過去もない 広大な空へ …どうでしょうか。ありきたりかなぁ…
136 :
眼の王館長 :2006/07/16(日) 00:05:18 ID:27VFyNJ6
仕事だぜ
137 :
ボトルネック(ノ∀`) ◆P350za861k :2006/08/13(日) 02:01:53 ID:nPXxNzBJ
「マッシブ・ダウナー」 ふえた運動量にともない 僕の内部が燃焼される それにつれて 体を被っていた ふわふわしたものも はげおちてゆく 燃焼されて不完全になる 充実しながら 外部から不条理な石をぶつけられる 僕の体に かたく重いものが つくりあげられる また それが 心地よく 僕の体を重くするので 悲劇を背負う喜びを楽しく嘆くことができる
138 :
zekken10 :2007/01/07(日) 20:56:42 ID:smU5XV4O
特攻〜〜〜〜 ショー軍やさしいあくまに習い 秘密電波AGEAGEAGEを大本営に送信す 我南進す・・・・・・・・・・・・プツッ
139 :
まちぼうけ ◆xGRQOYRrYA :2007/07/06(金) 19:37:52 ID:VUehBzWk
あげ
「2ちゃんねる」 小さな箱の中にある 大きな大きな世界 カテゴライズされた掲示板群 お気に入りはどれ? 好きなものに導かれるように クリック音とキーボードをカチカチと打ち鳴らす音が 真夜中の静寂に漂った 初心者には少し居辛いかもしれない だけど住めば都 情報が欲しければここに来れば良い 失恋しちゃったなら失恋板に書き込んで 心を病んだらメンヘルサロンで雑談 ちょっと濃い趣味を持ったならオタク板 意味の無いスレを立てて暴れたいならVIP クオリティーは保障しないけれど楽しめればおk 内藤ホライゾンが加速してる
142 :
所長・・・ :2008/04/12(土) 00:00:20 ID:Rikr8tu9
こんばんわ本日はおひがらもよく土下座。
143 :
所長・・・ :2008/04/12(土) 00:01:27 ID:Rikr8tu9
>>135 ありきたりかと問われれば「わかりません」と答えます。
前後左右どれに進むかという問いがあります。
「前に進む」という答えが返ってきたとします。その時点で私にはありきたりかどうか解りません。「右に進む」でも「後ろに進む」でも同じです。
仮に「斜めに進む」という選択肢にない答えが返ってきたとしても、そのひねくれ方がありきたりかどうか、という問題でもなく、やはり私には同じように答えようがありません。
四分の1の答えだからといって気にする事じゃないし、百億分の1の答えを出したからって威張れる事でもないと思う。
問いに対してどう感じるか、という時点で無限の感じ方があるわけで、人とまったく同じ感じ方ができるのかどうか私には解りかねる。
のでありきたりかどうか判断する基準がそもそもないのです。
しかし
ありきたりかどうか、は解りませんが、
感動したかどうか、なら一発でわかります。
その明暗はきっぱり分かれる。
私はこの詩にさして感動はしませんでした。
*あなたを、「オンリー詩人9級」に認定します。
(おそらくありきたりかどうか気にする余裕が、ありきたりでない、とされる人にはないのです。
私も、いらんこと気にする余裕もないくらいの生き方でありたいもんです。)
こんばんわ