ダイアモンド超特急

このエントリーをはてなブックマークに追加
395K ◆lXZBPVO3GQ
『玖絽ne』

黒い生物の鼓動が聞こえる
救急車のサイレンの隣に

青白い皮膜の内側から星空を見上げている
遠く、
遠く
僅か、微かな鳥が。

浸水してゆく夢の島
仲の良かった太陽に手を伸ばし、精一杯
涙で首と手を千切られる 愛

空気さえ燃えているのに、もう
この魂は。

  夜が来る、 黒い生物の
吐息が聞こえて

いるのに、もう

 この魂は。