〜〜詩で遊ぼう! 投稿梁山泊 13th edition 〜〜

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659快楽童子 ◆plhXCa4.HY :05/03/09 02:40:03 ID:eIP+4Pxv
通りすがりだ!
投稿一覧がないようだな!ははは!
夜中になにやってんだ俺!あははは!!

>613-614  落ちてくる
>615-617  That's news to me...
>618     あーもう、やってらんねー
>619     「DNA」  (快∀楽)<タイトルは名前欄だぜ
>620-621  人
>622     「人・まぼろし」   (快∀楽)<君もな
>623-624  ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ
>625     猿だよ
>626-629  赤いソファー
>632     グッバイサンキューMr.Comedian 3/20
>633-635  紙切れ
>636     陽とヒト
>638     「夜、霧の中に・・・・・・」
660快楽童子 ◆plhXCa4.HY :05/03/09 02:40:41 ID:eIP+4Pxv
>639-640  無題
>643     Take me out.
>644     『おべんきょうのじかん』
>645     「今や無人である」
>646     人を為す根拠
>647-648  ぼたん雪
>649-650  理解と真似真似
>651     野良風
>652     親愛なるステレオに
>653     ホモサピエンスの生態
>654     問う魂(TOKON)
>655     人は全て
>656     無題・作品番号111111

じゃあな!!
寝る前は歯ぁみがけよ!!
661園川 ◆nWfXpQxHHM :05/03/09 12:18:52 ID:ggY+FGQy
>>643
1連目は3つに分けることが出来るだろうか

1.ははの ほうちょうは ひどく つめたいです

2.かみと ぺんと わたしの うごく うでが あれば
たいようの あたらない しずかな こかげの なかで
まっさらな よるの かけらを かきならしながら

3.わたしは だれを うらめば いいの?

2の文脈から逸脱した3が1と結びつき、彼女の抱えた暗黒を垣間見せる。
「母の包丁」から詩的幻想へと逃避した書き手の意識が「怨み」によって現実に立ち返る。

逃避と対決の葛藤に翻弄される詩人の意識が現実と幻想の混沌を生むのか。

4.ゆきの ふる なごやの まちなみは きれいですか?
ふじの いただきから のぼる あさひは きれいですか?
あなたの きっと たいせつな ものは なんですか?

彼女はもう雪の降る名古屋の街並も、富士の頂から昇る朝日を見ることもない。
なぜなら彼女はもうこの世の存在ではないから。彼女は母の包丁に刺されて死んでしまったから。
僕は書かれていない事を読んでいるだろうか。でも彼女はきっと彼女の大切な景色をもう一度見たいと思ってる。
それがこの問いかけの意味であり、この作品の題の意味だと思えてならない。
662園川 ◆nWfXpQxHHM :05/03/09 12:19:14 ID:ggY+FGQy
>>646 人を為す根拠

例えば「怒っているような表情」を「正確に読み取れなかった」と言うのに
次の連では「怒っている彼の表情」と断定したり、この箇所だけならそれにも意味があるのかと思うが
あちこちで文章としておかしな箇所があり、まあそれは別にいいとして、
この作品ではチンパンジーの彼の行動は全て私に解釈された物としてしか存在しない。

この作品で読者が見せられるのは全て私の思考であり、それは読者にとっては客観的な存在だ。
そしてその客観的な存在は、チンパンジーと脳の重さを競おうとしたり、チンパンジーに脳を持っていかれて
なぜか人間を儚んだり、理解しがたい客観物だ。またそこでは脳が無くても平気な猿と人が当然のように存在している。

世界は「私」の解釈に過ぎない、ナンセンスを思考する「私」、読者の前に客観的に存在している「私」。
さらに人間に対する猿というイメージ。
これらが意識には窺い知れない別の思考世界の、その生身の姿を表現していたようで、不気味で興味深かった。
663園川 ◆nWfXpQxHHM :05/03/09 13:43:57 ID:ggY+FGQy
>>638 「夜、霧の中に・・・・・・」

孤独とかぬくもりとかいう運命があって、その間に黙している私たちがいる。
石と雑草を慈悲を持って見つめる夜闇はこの作品を読む読者の心だ。でもそんな夜の沈黙に比べれば、
「寂しい、さびしい、サビシイ、誰か私を見てください。」とか
「触らないで、さわらないで、サワラナイデ、誰も傍に来ないでください。」とかいう表現は浅く力が無いように思う。
行頭の空け方も大げさ。でも最終連は良かったと思うし、そこにたどり着くまでの言葉の積み重ねも成立していたと思う。

>>639-640 
ではなぜ私たちは書くのだろう。
そしてこの語り手にとっての書くことの意味とは?
という作品。

>>654 問う魂(TOKON)
地味だが良いと思う。タイトルのセンスがよく理解できなかったが、
硬質の言葉での短いラインの確かな積み重ねが伝えたい事の重さを感じさせた。
ただ、硬質な表現の成功はまず単純に読書量に拠ると思うが、この作品にはそれが少し足りていない気がする。

>>655 人は全て
リズムの作り方やその利用の仕方は上手い。
膨らませ方、脈絡があるようでない展開による効果。
でもああそうか、としか思えなかった。

>>656 :無題・作品番号111111
詩作を性交に見立てた比喩が的確に機能していて読みやすく、面白かった。
↑爪个★ これらの記号がそれぞれ効果的で、
特に「个」は「↑」が壊れて記号の上部の総括と同時に詩全体の象徴、
「★」はそれまでの記号の配置のリズムとその図案自体の相対的なインパクトのせいで、
唐突過ぎる「僕らはみんな人なのさ」に詩的な納得を与えてくれた。
上手いと思うし、言ってることも面白い。
664園川 ◆nWfXpQxHHM :05/03/09 15:14:03 ID:ggY+FGQy
日清、日露戦争の事は全然知らないという事を断った上で。

黙示録だろうか。戦争の記憶というより、戦争のイメージを借りた何か。
コンビニエンスストアの存在から、主人公が現代人だということは確実。
近代の記憶?とも取れるがそこまで拡大して考える根拠が僕には見つからないので、
これは主人公一人きりの見た、彼の世界という事になる。3連目、

1. 阿片のけむりで私服をまいてから 娼窟へ
大連生まれの混血女は 青灰色の目をしていた

2. 大陸の雪原で おれは白いオオカミとたわむれた
首を噛み 爪をたて 粉雪をはねあげて
内臓を貪られる快感ときたら!

3. 永久凍土の国でも この女となら生きていけるだろう

4. おれはアパートの片隅の トランクを思った

青灰色の女の目から大連の雪原の幻想への移行が自然で、大変上手いと思う。
狼との戯れは女との戯れの比喩でなのだと思うが、それだけでなく自立したイメージとしての存在感も強く、
世界を大いに拡げている。3で幻想から帰ってきてその感想を述べる。1.の現実と同じ位置に戻る。ここもスムーズ。
さらにすぐ次の行で記憶の中にアパートの様子を探る。あとついでに、1だけを見ても、2行のうちに娼窟への移動を行っている。

場面や話者の視線の移動が緻密で、そこに織り込まれた現実の描写、幻想の描写、さらにはそれらの位置関係の正確さ、
等が大変豊かな世界を作りだしている。全編に渡ってそうで、読むのが面白い。

展開される物語や配置される言葉の一つ一つの意味を考えたり、そういう解読めいた行為に積極的に走らせる力があると思うが、
そういう事よりやはり、複雑だが一貫した叙述の糸に沢山の言葉が乗っている、絢爛な織物の様な言葉の世界に無心に惹きこまれた。
665園川 ◆nWfXpQxHHM :05/03/09 15:38:40 ID:ggY+FGQy
>>664>>647-648の「ぼたん雪」の寸評。
今回良いと思ったのは

>>613-614 落ちてくる
>>623-624 ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ
>>626-629 赤いソファー
>>643    Take me out.
>>646    人を為す根拠
>>647-648 ぼたん雪

1番良かったと思うのは「ぼたん雪」。他の作品への思い入れを圧倒したので。
この作品の完成度とか、言葉の魅力とかは他を秀出してると思う。
次に「Take me out.」と「人と為す根拠」が良かったと思う。前者は渾身のメッセージ、
後者は得体が知れない。全然違う傾向の作品なので、甲乙つけがたいが、
「人と為す根拠」はちょっと文章としてのあらが目立つので、これが下。

「落ちてくる」は単純に、最も印象に残らなかった。印象に残るか否かが全ての作品だと思うので、外した。
「ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ」はベルと殺人があるべき詩の形へスリリングに収斂していくが、
そのスリルが今一スリルにならない書き方だと思う。「赤いソファー」は個々の場面は面白かったが全体が上手く繋がらなかった。
というわけで、


3点 ぼたん雪
2点 Take me out.
1点 人を為す根拠

以上です。
666ななほし ◆lYiSp4aok. :05/03/10 01:15:05 ID:8UvUh9iW
3点 >>638 :「夜、霧の中に・・・・・・」:05/03/04 10:43:40 ID:o/OAyGUW
 ちょっとぞくぞくする早春の公園。夜の空気。

2点 >>639 :名前はいらない :05/03/04 10:55:56 ID:bxPrMYiw
 わかるという……うそつき。わらないという……うそつき。
 わからないこと……わかっています。

2点 647 :ぼたん雪    上 :05/03/06 16:41:17 ID:bMXTMtuR
 ぼたん雪は真っ赤に血を吸うほどの存在感がないのが……残念。

1点 >>626 :赤いソファー 1/4:05/02/28 13:22:38 ID:qX+poiKr
 芥川竜之介の作だとも言う、赤い帽子の女を思い出した。
 白人金髪といえども、留学生の立場から愛すべき田舎娘と見えるから不思議だ。
1点 >>625 :猿だよ :05/02/27 23:46:49 ID:WTKwcwMH
 詩人だなぁ……。でも、猿はほかの猿のまねをしないんだそうだ。
 しかし、人間のやってることを、形だけ真似する。それが、……意外と本質を突いている。
 虫歯の手術を受けるゴリラ、医者の差し出す名詞を食べたそうだ。このゴリラ
手話で人間と意思疎通できる。その先は人間がゴリラの意思を尊重するか? 否か?
 である。当然ゴリラはカギの掛かる部屋にいて、自分で扉をあけることはできない。
1点 >>613 :落ちてくる 1/2:05/02/26 21:35:25 ID:V9srDDP8
 人が集まる集まらなきゃ人じゃない。……空から落ちてくるものなど無い。
 すべては気の迷い?? 
1点 >>633 :紙切れ 3の1:05/03/01 13:18:14 ID:qjHKYM9k
 ストレートに人に付いて考えた。ご苦労様です。お疲れ様です。
667Canopus ◆DYj1h.j3e. :05/03/10 01:23:04 ID:hUK86MsT
明日は絶対にこっち来られないので、取り急ぎ審査。

3点
>>613-614 『落ちてくる』
ぼくのイチ押し。ソフト硬派とでも言うのかな、わずかに硬質なことばが積み
上げられながら世界が構築されていく、この詩の方向性は、ぼくは大好きです
。人々の生活を舞台での遊びに見立てて、そして突如として役所の終業時間の
ような幕切れ。カッコいい。
所々に分りにくい比喩(「松葉杖」とか「西の国の蝶」とか)があって、焦点
がややぼやけてしまった印象は否めません。

2点
>>647-648 『ぼたん雪』
ぼくがすごい面白いと思ったのは、キーワードであり、話の中心でもある「ぼ
たん雪」のイメージが、どうしても掴み取れなかったところ。そう、中央にぽ
っかりと穴があいたまま、レトロチックにエキゾチックに話が進んでいくんで
す。そんな空虚さに身を任せる快感、魅力が、この詩にはありました。
多分、パラレルワールドとしての世界を描いたと思うんだけど、世界描写の不
徹底さが気になるところ。大連、双発機、コンビニ、そしてぼたん雪は、こと
ばとして、共存し得るものなんだろうか。

1点
>>618 『あーもう、やってらんねー』
生命の誕生への軌跡を、マクロにミクロに転生させていく発想は、いい。ただ
その考察が未消化に終わってしまったのが残念で、読み手にうまく伝わってき
ません。そのもどかしさがタイトルにも表れたのかなあ。

以上です。選に漏れた作品にも魅力的なのが沢山あって迷いました。
668葉土 ◆Rain/1Ex.w :05/03/10 12:40:14 ID:ncXFc4g7
点数です。

>>613 落ちてくる      3点

>>626 赤いソファー   2点
>>646 人を為す根拠   2点

>>623-624 ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ    1点
ーーーーーーーーーーー
ぼたん雪はーーー、ごめんなさいーー。
669大木人 ◆hMyRGSodPk :05/03/10 16:45:23 ID:ym9P+Xt5
◎3点
>613-614  落ちてくる
ガルシア・マルケスの小説のような、濃厚な物語を感じます。
まさに秀逸な寝物語のようで、読み手は言葉の海に漂い、空想に遊ぶことができます。
詩情の豊かさ、テーマとの合致性、文句無しの3点です。

○2点
>643 Take me out.
ひらがなのリズムが、ひんやりとした文章にマッチしていて独特の効果を生んでいると思います。
2連目の急転、「なごや」「ふじ」という唐突な詩の広がりには、世界に偏在する言葉が形になっていく感覚を覚えます。
リリシズムにぴりりと痺れてしまいました。
最後の一行の問いかけには少し違和感も感じられ、他の表現で締められたのではと少々残念です。
豊かな詩情に2点です。
>647  ぼたん雪 
有無を言わせぬ説得力というべきか、詩人の確かな力量を感じる強い詩です。
出だしの「ぼたん雪が降ったので〜」という繰り返しで、読み手は詩の世界に一気に引き込まれてしまいます。
終盤まで詩全体の寓話性が損なわれることなく展開されていて、完成された詩だと感じました。
670大木人 ◆hMyRGSodPk :05/03/10 16:46:56 ID:ym9P+Xt5

△1点
>623-624  ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ 
コミュニケーションと確認作業、主題として良く洗練されていると感じました。
最終連に作者の視点の深さが伺えます。
もう少し詩情が加味されればより良くなると思います。
>626-629 赤いソファー 
イメージの繋がりが心地良いです。
散乱するディティールに統一性・方向性が欲しかったなぁと感じます。
>638  「夜、霧の中に・・・・・・」
孤独が実感的に描かれていて、読んでいて伝わってくるものがあります。
ちょっと平板な感じも拭えませんが、まとまりのある詩だと感じました。
>645  「今や無人である」
感傷的な心象をきちんと言葉にしているなと感じました。
終盤の展開に物足りない印象があるのですが、少し背伸びの1点ということで。
>651  野良風
エレカシな詩ですね。
父性のような力強さが魅力的です。
671ゼッケン ◆DgT0G2eW4I :05/03/10 19:14:31 ID:/6yJrKTc
感想文は雑談スレに。
点数はもう純粋に好みということで。
1点 >>644『おべんきょうのじかん』
672ame ◆yUHAxrOw2c :05/03/10 22:54:31 ID:eonNgoV3
点数入れます。

3点
>633-635  紙切れ
この詩の締めがきちんとしているおかげで助かっている。
どこまでも左右にぶれ続けていたこの詩は、前半はどこに行きつくのかわからないようになっているが、
最終連に向けてきちんとまとまっていく。
「人」をお題にした作品の中ではかなり変化球だけど、
今回の変化球はちょうど良いゆるさのカーブでした。

2点
>647-648  ぼたん雪
自分の趣味とは少しずれた詩だけども、物語描写はすごい上手だと思う。
少し気になるのは、この詩の締めとして持ってくるのが「赤い」ぼたん雪であること。
それから1連目のリフレインがどこにもあとで関わってこないこと。
これが気になって、2点となりました。

1点
>626-629  赤いソファー
とてつもなく不恰好なそのイメージが人間をあらわしているんだろう、心象として。
ちょっとつかみづらい詩ではあるけれども。
673名前はいらない:05/03/11 01:15:34 ID:cDMjZtRy
〆切!
674名前はいらない:05/03/11 01:24:08 ID:cDMjZtRy

 チャンプ  10点 613-614  落ちてくる

 準チャンプ 9点 647-648  ぼたん雪

 以下
  3位   5点 626-629  赤いソファー
  4位   4点 638   「夜、霧の中に・・・・・・」
          643    Take me out.
  6位   3点 646    人を為す根拠
  7位   2点 623-624  ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ
           633-635  紙切れ
          639-640  無題
  
  集計してみました。確認お願いします。
675名前はいらない:05/03/11 01:29:05 ID:cDMjZtRy

チャンプ  10点 613-614  落ちてくる

準チャンプ 9点 647-648  ぼたん雪

 以下
3位   5点 626-629  赤いソファー
4位   4点 633-635  紙切れ
        638   「夜、霧の中に・・・・・・」
        643    Take me out.
7位   3点 646    人を為す根拠
8位   2点 623-624  ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ
        639-640  無題

 訂正。
676名前はいらない:05/03/11 01:33:33 ID:ukEqaftf
集計してみたんですが。結構上と違う。。。

チャンプ
647-648 『ぼたん雪』 11点
準チャンプ
613-614 『落ちてくる』 10点

次点
626-629 赤いソファー 5点
643 Take me out.  4点
638 「夜、霧の中に・・・・・・」 4点
633-635 紙切れ 4点
646 人を為す根拠 3点

623-624 ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ 2点
639 (無題) 2点

644 『おべんきょうのじかん』 1点
645 「今や無人である」 1点
651 野良風 1点
625 猿だよ 1点
618 『あーもう、やってらんねー』1点

点数漏れ、忘れ物等の確認願います〜。
677名前はいらない:05/03/11 01:36:44 ID:cDMjZtRy
チャンプ  11点 647-648  ぼたん雪

準チャンプ 10点 613-614  落ちてくる

 以下
3位   5点 626-629  赤いソファー
4位   4点 633-635  紙切れ
        638   「夜、霧の中に・・・・・・」
        643    Take me out.
7位   3点 646    人を為す根拠
8位   2点 623-624  ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ
        639-640  無題

 ゲッ、また違った。訂正。
678チャンプは「ぼたん雪」:05/03/11 02:51:28 ID:SpzEmNDm
 チャンプ 11点、準チャンプ10点、次点5点。だと思う。

3点 ぼたん雪
2点 647 :ぼたん雪    上 :05/03/06 16:41:17 ID:bMXTMtuR
2点 >>647-648 『ぼたん雪』
2点です。 >647  ぼたん雪 
2点 >647-648  ぼたん雪
@  11点

1点 >>613 :落ちてくる 1/2:05/02/26 21:35:25 ID:V9srDDP8
>>613 落ちてくる      3点
3点 >>613-614 『落ちてくる』
◎3点   >613-614  落ちてくる
@  10点

1点 >>626 :赤いソファー 1/4:05/02/28 13:22:38 ID:qX+poiKr
>>626 赤いソファー   2点
1点 >626-629  赤いソファー
1点 >626-629 赤いソファー 
@  5点

 以下4点作品
  >638  「夜、霧の中に・・・・・・」
  >633-635  紙切れ
  >643 Take me out.
679ゼッケン ◆DgT0G2eW4I :05/03/11 17:27:58 ID:Jk5joWS2
得点の傾向

カルト度(最高得点を入れた審査員数。括弧内は全審査員数7で割ったパーセンテージ)
落ちてくる 3人(43%)
ぼたん雪 1人(14%)
「夜、霧の中に・・・・・・」 1人(14%)
『おべんきょうのじかん』 1人(14%)
紙切れ 1人(14%)

支持度(点数を入れた審査員数。括弧内は全審査員数7で割ったパーセンテージ)
ぼたん雪 5人(71%)
落ちてくる 4人(57%)
赤いソファー 3人(43%)
Take me out. 2人(29%)
人を為す根拠 2人(29%)
「夜、霧の中に・・・・・・」 2人(29%)
ベルと殺人〜チューリングに捧ぐ 2人(29%)
紙切れ 2人(29%)
猿だよ 1人(14%)
639 1人(14%)
あーもう、やってらんねー 1人(14%)
今や無人である 1人(14%)
野良風 1人(14%)
『おべんきょうのじかん』 1人(14%)
680ame ◆yUHAxrOw2c :05/03/11 21:37:10 ID:zxv1kXwP
とりあえずチャンプ準チャンプの点数は>678であっているようですので、確定ということで。
では、「ぼたん雪」の作者さん、お題をお願いします。
681まーろっく:05/03/12 00:09:04 ID:e59kBF1A
出題がおそくなって申し訳ありません。
えー、卒業に対してまったく陽のあたらない、詩人にもいたって不人気な言葉
を救済してあげてほしい。ということで、お題は
          「入学」
です。えー不慣れなもので間違いがあってはいけないので、締め切り設定は
実行委員会(あるのかな)のほうでおねがいします。
682人気者への一歩:05/03/12 00:27:27 ID:trOhbl1f
桜で前が見えない
降りすぎ
調節できない?
かわいい娘探したいのに

あいつ花びらで窒息してるよ
呼吸荒すぎ、必死すぎ
お前のこと誰も見てないから

あぁくそっ
男の先生からディープキスくらっちまった


「ねぇ」
お、もしや…
あ、さっきの…
683開拓地1/2:05/03/12 01:29:51 ID:pLZ0y6mu
お題「入学」

「開拓地」

新たな暦をまたいだら、ボクがするりとまたいだら、
そこには途方も無いほどの、大きく広い土地だった。
何かを耕す、それはいい。ひたすら哲学、それもいい。
開拓民は気ままに過ごす。自分の事だけ考えて。
ボクは喜びブドウ酒飲んだ。始まる事に酔いしれた。

開拓民の集落できた。初めて喋った気がします。
わっかが生まれてひたすら騒ぐ、ボクとみんなが踊って騒ぐ。
来る日も来る日もブドウ酒、ダンス。
可愛いむすめと騒いで、ダンス。
故郷の家族を忘れて、ダンス。内心、楽しくない踊り。

ボクは気付いた、ダラダラしてた。
土地は荒れ果て変わらない。
くわ持て、すき持て、汗かき苦悩。
思った通りにすすまない。時期がずれたか、二毛作。
隣の大きな畑は光る、作物、果物、色彩いっぱい。
妬んで、憧れ、ブドウ酒飲んだ。
684開拓地2/2:05/03/12 01:30:41 ID:pLZ0y6mu
来る日も来る日も、ブドウ酒飲んで。
隣の牛をけなしてみせた。
ブドウ酒仲間はこぞってけなす。
くさい、のろい、目障り、きたない。
隣は気にせず涼しいお顔、ボクはひたすら、けなしてみせた。

牛の子供が生まれて増える。
ボクのイライラ、比例する。
牛への酷評、飽きたころ、馬出て、豚出て、にわとり鳴いた。
ボクのイライラ、多種多様。
隣は自慢げ、誇らしげ、ボクの畑は土の山。

開拓民の仕事が終わる。故郷に帰って、家庭で祝う。
ボクには土産も、家畜も無いと、開き直って話をしたら、
ボクの故郷は冷たくなった。
お前は何をしていたと、笑顔が失せた母は泣き。
お前は何をしていたと、絶望の父は真っ赤に怒る。

故郷は嘆く僕も泣く。泣いてる僕に手紙が届く。
新たな所を耕せと。必要とする声がする。
僕は勇んで引き受けて、父にも母にも頭(こうべ)を下げる。
僕は変わってあらたまる。故郷の温度もあたたまる。
新たな土地へと向かうボク、意志を貫け、開拓地。
685名前はいらない:05/03/12 01:36:29 ID:JIg8hnq+
「ぼくらの校門」

カップラーメンは
だいたい3分待てばいい
学校は
だいたい3年待てばいい
生まれてから 大人になるまで
僕はカップラーメンが出来るのを待っていたらしい

お湯を注いで
1分経ってから
ふと横を見ると
友達はカレーライスを作っていた
まずそうな色をしていた

僕は今もカップラーメンを食べている
まだ飽きない
686知学:05/03/12 02:34:38 ID:nfD51tGW
<しり学>と読みます

と、老教授は聞き取れない小さな声で言う
学生たちに背を向けて、黒板に向かって

窓に下にはハンテンボクの並木道
予備校のように、人生のように、学問のように
退屈な風景で、つまりは一人で歩く一本の道
友達ができない予感とか
なんとなくまじめで優しい気持ちとか

どっちかといえば
乳学したかったなって
思いながら
君は歩いてくる

そう思いなよ
ってのが僕のお勧めさ
そう思いなよ

そのほうが良いよ
入学より
乳学のほうが
ずっと良いよ

と、
老教授は聞こえない冗談を言うが
今年も誰もそれを聞き取らない
687土の記憶:05/03/12 13:13:23 ID:hWoLUTL7

土はアスファルトが嫌いだ。いくら掘り返され、蓋をされても、尽きることはない。下から揺すり、突き上げて、粉砕してやりたい衝動がある。

遠い昔に夥しい血が流れた。防災警報が鳴り、すべては低く低く黒くなって倒れこんだ。

レイプされた土のしとねは、汗と涙と滴る精子を吸い込んだ。

炎に焼かれ、雪を被り、生き物たちはそこで産まれ、そこに帰る。

あらゆる空の色、雲の流れ、星の呟きを見続けた。

低音域が聞こえて来る。――そろそろあれだよ、残酷な四月。虫たちと根っこが蠢くもんだから、むず痒くてしょうがないんだ。

桜色の陰に咲いた、無数の残映。日本人って奴は散りゆく虚空に新たな扉を開くって言うじゃないか。常に忘却しながら。

中学に入ったばかりの女生徒が通り過ぎる。ホラ、君のプーさんがここに落ちたのは、君が7歳の夏の日。半ば朽ちて、耳の片方が覗いてるだろ?

オイコラ! ここに忘れられたのは誰の骨? お前のもんじゃないのか? 詩人なら己れの骨を食み、骨を胸に飾ったらどうだ?
688入学1:05/03/13 16:08:02 ID:bKIREacp
ふと夢に現れた姉妹が波打ち際で砂の城を作っている
無言で行われるその作業は延々と続き
昼の暑さの中を通り過ぎ
夕焼けの燃え盛るような悲哀の涙すらも気にせず
夜のヒステリックな断末魔の叫びの中にいても続けられた

私は
砂をかき集める手
砂をたたいて固める手
砂をほじくって穴を開ける手
を見続けた

姉妹は色んな手を使い砂の城を作り上げていく
その手はやむことが無く正に永遠の中に浸っているようだ

しかし
いづれその城は潮が満潮に達した時崩れさるであろうのに

思いながら私は夢の中で静かに寝入った

そして夢の中で目が覚めると
姉妹はいなくなっており
できあがった砂の城が波打ち際で朝日を浴びて立っている
私はよたよたと砂浜に足跡を刻みながら城に近づいた

689入学3:05/03/13 16:08:24 ID:bKIREacp
あと少し

いう所で砂の城は波にさらわれ
海に溶け込んでいった

そして私は朝を罵倒した
私の罵倒が小鳥を殺し
海を黒く変色させ
森を枯らし
朝日すらも雲で覆わせた
波は荒波に変わり
砂浜は打ち付けられる魚の死骸やごみや木の破片で覆われていった

690入学3:05/03/13 16:08:54 ID:bKIREacp
幾重もの罵倒の中で季節は移り変わり
日差しは傾きながら落下し
いつのまにか大地はすべて無くなった

そうやって私は今ここで
姉妹を殺したのだと
告白し
詩性の残酷さと優しさをかみ締め
たった一人の中で
大声で泣き叫んだ

>>689は入学2
691名前はいらない:05/03/13 17:08:06 ID:oSmfUAqV
>>688‐690
お題が「入学」なのであり、題名を「入学」にせよと言っているのではないぞよ
692名前はいらない:05/03/13 17:17:58 ID:bKIREacp
>>691
わかっています。
題名は入学です。
693名前はいらない:05/03/13 17:32:47 ID:iGPo4TeR
>>691
>>692
(´・ω・`)カイワガ、スレチガッテルヨ
694大怪我 ◆2feoFGwS0E :05/03/13 17:50:56 ID:8HWNAAmw
「入学」
明日はみんなそろって入学です
こわいもんなどありません
たばこ吸ったり酒のんだり
ケンカ売ったりたまったり
いろいろしてきた中学時代
卒業式は泣きました やっぱり泣きました
そんなこんなで明日から高校生
キミが死んでもう3年
キミを刺した奴を殺すため
カタキを取るため不良入り
君を殺した奴をがむしゃらに探し出し
今日やっとぶっ殺してやったから
キミもぐっすり寝ていいし
俺もキミの為に使った3年間を
誇りをもって終えることが出来る
明日は入学式
キミの行きたがってた高校に入学したよ
キミの着たがってた制服を明日写真にとってくるよ
だから今日は早く寝ることにするよ
明日は入学式

ピーポーピーポー
695入学式にぶっ殺された卒業式:05/03/13 18:40:44 ID:TmqbiJXS
彼は入学してから、沢山放火をします。強姦、強盗、誘拐、殺人、詐欺に到るまで、
想像できる限りの悪を繰り返しています。

それでも彼を取り締まるものはなく、投獄するものもなく、死刑にだってされません。
彼が自由や平和を訴えると、必ず争いが起こり沢山の人が死ぬからです。

学校は便所でヒーローを育てます。生徒会は便所掃除を決行します。
誰もが正義の名のもとに、石や槍やミサイルを投げて戦います。

先生は僕たちに正義を教えてくれました。正義と100回書いてみます。

正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義
正義正義正義正義正義正義正義正義正義正義

この中に政治家もヤクザもサラリーマンもテロリストもいます。あなたは誰か探し出せますか?

ところで僕は彼に忘れ去られそうになっている、電信棒に引っ掛けられた小便です。
僕がお日様に乾かされてしまうと、彼は生きることで、人が死ぬことを忘れてしまう。



696知学:05/03/13 18:52:09 ID:htBMNIH/
>>686
誤記修正お願いします。

2連目

誤記>窓に下にはハンテンボクの並木道
修正>窓の下にはハンテンボクの並木道
697まーろっく:05/03/13 22:23:52 ID:g7LRqi6w
今回は審査員として参加します。審査員のみなさん投稿者のみなさんよ
ろしくお願いします。

今回のお題「入学」の締め切り日は 3月18日(金)24時です

詩人のみなさんふるってご投稿ください。
698まーろっく:05/03/13 22:25:15 ID:g7LRqi6w
おや、トリップが出ない…
699まーろっく ◆lsOpIv6P8M :05/03/13 22:34:29 ID:g7LRqi6w
こりゃぁ大失態だ。改めて審査参加宣言。
700甥っ子が大学生になれておじさんはウレシイ p.1:05/03/13 22:44:43 ID:hq0lgLqJ
入学おめでとう 大学で何を学ぶのかね 法学部って、そりゃあ難しそうだね
つぶしがきくからって? ああ、そうだね ニワトリだね つぶしがきくしね
コケコッコーと鳴くのかね 鳴かないけど、ロッポーゼンショは持ってるって
言うのかね ロッポーって何かね ケンポー、ケイホー、ミンポーと何かね
ハトポッポーは大学にいるかね 時計台にいるかね 西洋人はハトポッポーを
食っちまうって言うんだから残酷だね 動物虐待罪っていうのはあるのかね
飼い犬殴ってケガさせたらキブツハソンかね 動物はモノかね 物って漢字が
ついてるから、やっぱりモノだね するってーと、ニンゲンもモノだね だって
人物って言うじゃない そうすると、殺人も傷害もキブツハソンで捕まるのかね


701甥っ子が大学生になれておじさんはウレシイ p.1:05/03/13 23:01:17 ID:PcnyAFJp
ところで、詩は何学部で習うのかね 詩学部じゃあないのかね それは、歯学部の
間違いだって? 薬学部じゃあ、教えてくれないのかね 詩は薬の調合に似ていなく
もないって誰かが言っただろう 薬は人の命を救うけど、詩じゃあ、誰も救えないから
違うって言うのかね でも、オブラートで包んだり カプセルに入れてあとから効き目
が出てきたり 配合間違えて、時々何人か死んだり 副作用で言語障害になったり
毒薬にもなるから、やっぱり薬学部でも教えたほうがいいと思うんだけど どうかね
それから、飲みすぎて中毒にもなるっ言うからね ホラ、何って言ったっけ
詩のスレで、りょう何とかって言うスレ、君も見たことあるかね あそこにいる連中、
アブナイね ほとんど中毒患者の半病人だね 廃人すれすれの人もいるって聞くからね
怖いものだね 詩というものは コトバはときに凶器にもなるからね そういうときの
罪名、何って言うんだっけ?  そう、キブツハソンって言うんだね キブツハソンで
逮捕するって、でも、いったい誰を?
 
702甥っ子が大学生になれておじさんはウレシイ p.1:05/03/13 23:05:38 ID:PcnyAFJp
おしまい
703「入学」:05/03/13 23:47:02 ID:d/NJkpNa

モラトリアムを靴の隙間に詰め込んで
僕は歩く。石畳の上。

浮ついた人群れを
掻い潜るよう、爪先だけを見て。

将来だとか、栄誉だとか
誰かの見栄がグダグダ言ってる。

丘の上にあるものが
呪縛のレールの最果てだと

僕の右手は知っているのか?

プラタナスの木の枝が
青い空を刺していた。
704名前はいらない:05/03/14 12:27:58 ID:GwQCbUg2
>>703
ホホウ、下ネタが潜んでいますな。感心、感心!
705名前はいらない:05/03/14 12:31:19 ID:GwQCbUg2
691、692、693、この三人なんか可笑しいw
706名前はいらない:05/03/15 11:39:57 ID:QCqEk82O
今回、投稿が少ないね。入学と言うお題は魅力ないと言うこと?
想像力の持っていき方が確かに難しいかもね。安易な方向に流れてしまいそうだし。
しかし、そこが腕の見せ所だと思うよん!
さあ、ガンガン頑張っていこう!
707「荒野を駆け抜けて、ゲートをくぐる」:05/03/16 09:23:12 ID:/ypr+viz

この門の下に立つことは、
本当はどの門だろうと、あるいは荒野の中だろうと
かわりはないのかもしれない。

後ろめたい気持ちはゴミ箱へ捨て、
安堵の思いも一緒に捨てて、
楽園ではなく、荒野となそう。
この門の向こうも。

荒野には、草が木が花があった。空があった。
12方位から吹き付ける風は
さほどしっかりもしていない背骨を
12の逆方位へときしませた。

どこへいくのか、いきつく先があるのか、
荒野を駆ける。

傍らに人がいる時も、いない時も
しなやかに、笑いながら 涙しながら、
荒野を駆ける。
708おしっこ ◆Ti0PcEbhdw
宣誓!
審査員として参加させてくらはい!
よ・ろ・し・く