君のセンス五段階+αで評価するよ [Part.15]

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828一号
『続・サラリーマン・ブルース』

曙光が差して朝が始まった。
仕事の時間を知らせるベル
何も変わらない日常の果てで待ちますと
枕元には毎度の手紙
「日常に果てなんかないんだ」
という声は届かない。
俺の声だけが行方知れず。
いつか枕元へ戻ってきたときに、
思い返して、また破り捨てるんだろう。
それが俺の日常だった。
退屈で、凡庸な日常だった。
さぁ、仕事だ。