明日、世界が終わるとしたら何を伝えたい？

誰にも感謝することができなくてごめんなさい
誰も心から信頼することができなくてごめんなさい
誰も愛することができなくてごめんなさい

でもなぜだろう僕がいつか死ぬ
それはわかるし確かに怖い
でもそれ以上に

いつか世界がなくなるという確信は
僕にいつも涙させる

それは自分に対する愛なんだろうか世界にむけられた愛なんだろうか

僕は僕の死に場所を探しに出かけることができない
なぜなら僕は自分を信じることができないからだ

きっと世界の終わりがまじかにせまっても
逡巡しながらひそかな後悔と
そして最後までゴキブリみたいに惨めたらしく希望を
捨てきれずにいるに違いない
幸せに必要なのは他人からの愛
だったのだろうか自分からの愛だったのだろうか
陳腐で見苦しいがいつも繰り返される　ゴキブリの羽ばたき

大喜びで「明日は終わる」
とふれまわるだろう
不吉な声を手に入れた僕は
預言者のごとく振舞って
他人の愛を掠め取ろうとしてしまうだろう

愛を得る手段がどうであろうと非難されることなのだろうか？
腐敗したブリキの臓腑が熱で割れて
溢れるメタンが大変なことになってるよ

人生でただ一度でいいから
熱しやすい金属のように冷めやすくてもいい
誰かに愛されてみたかった

腹いっぱい大トロくいたい！！