我の、我による、我の為だけの詩世界

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152tama
翼を持たない日々の

時間軸のずれた向日葵
翼を揺らした猫が 少し欠伸して
間延びした影にくるまったまま背伸び
昨日の午後には
レールの上に花束を置いて
ここでサボテンでも育てましょなんて談笑
その後 少し雨が降ったけど
花束にはトゲがないって

少し良い香りがしたのは菱形の海
砂漠に囲まれて幸せそうでさ
やけに立体感のある鳥が住み着いていて
ガァガァ ゴォゴォ 至る所に穴掘ってたっけ
少し話がしたかったけれど
こんにちは の後で
ここから先の会話は禁煙だって言うんだ
たばこも吸わずに
どうやって話をすればいいのか分からないから諦めた
153tama:2006/08/31(木) 01:11:53 ID:3c2ARsFn
来月に届くはずの思い出が
今日にずれ込むって言うから
慌てて蛇口をひねった あれ?
星形のコップを探したけど見あたらない
しょうがないから 
大根の植えてある植木鉢にするか 視力を無くした柄杓にするか悩んだけど
大根は飲み物じゃないから柄杓にした
盲目の柄杓ですくったお湯で全てを飲み込んで
あれ?この星は丸くないって実感
僕は質屋に行って地球儀を買ってきて真ん中をくり抜いて
そこに大根をさして くり抜いた部分を植木鉢に埋めました
ある日 蘇生して そして 小さくバウンドして