君のセンス五段階+αで評価するよ [Part.12]
44 :
38:
寝転がった二人の袂に沈んだ草の緑は
和菓子のほんのりとした甘みを思わせる。
「ねえ君、僕たち地球の何処ら辺にゐるんだらう」
「はて、何処だつたかしらね。何処でも好いぢやない。
貴方が望むなら地獄で業火に焼かれて仕舞つても本望だわ。」
「それぢや、余りに救われないよ。
神様だつて、にこ/\と僕らを見下ろして呉れてるさ」
「あら、あんた禁煙中なのに、こつそり一人で高級の葉巻吹かしてたぢやない。
神様がゐたら、損するのは貴方でせう。」
「アハハ、見てたならさうだと言つて呉れれば良かつたのに」
「言ふだけ野暮よ。貴方何時だつてそうでせう。
何も、貴方を見てゐるのは神様だけぢやありませんこと。」
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38は妄想度が低すぎて、恋愛物と思われてしまったみたいですね。
こっちも評価お願いします。妄想バリバリにしたんで。
旧仮名もどきにしたのは意味があったのかどうか、さして解りませんが・・・