◆◆◆あなたの好きな詩を書いて◆◆◆

このエントリーをはてなブックマークに追加
248名前はいらない
「猿と蟹」     竹下夢二

わたしが猿(さる)で妹(いもうと)が
あはれな蟹(かに)でありました。

猿はひとりで?(かき)の実を
木に腰(こし)かけてたべました。
「兄(にい)さんひとつ頂戴(ちやうだい)よ」
あはれな蟹がいひました。
「これでもやろ」と渋?(しぶがき)を
なげてはみたがかあいそで
好(い)いのもたんとやりました。

配役:「わたし」…あなた(方)  「妹」…わたし