//詩人の多い料理店\\

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1人形使い
店主です。
このスレのテーマは『詩人交差点』です。
ただ詩を書くだけでなく、人の作品へ触れてみる意欲のある人
また他の詩人さんと『詩を通じながら』触れ合いたいと思っている人
参加お待ちしております。

@ 詩を書き込んでください。(あくまでもこれが中心です)
A 書き込まれた詩を読み、積極的にコメントしてください。
B 詩の背景ということで、詩人さん同士、雑談交流してください。

温かい照明の店内にて
各スレの評価人さん同士の寄り合いだとか
好きなコテハンが現れたら思いを伝えてみるとか
通りすがりの名無しさん同士の語らいとか
そんな素敵な出会いの場所となりますように☆
2人形使い:04/05/26 23:24 ID:1w1Waylr
盛り上がりの様子しだいで他にも企画を考えています。
とりあえずはオープンしてみましょ〜の2get!
3北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/26 23:25 ID:/7hdiQIi
せいせいするなー
4人形使い:04/05/26 23:26 ID:1w1Waylr
>>3
いらっしゃ〜い☆
お客さん1号 
5ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◆PsyCHO8eyE :04/05/26 23:27 ID:YM57is4/
丸付き数字はマカーを排除しようとする>>1の陰謀ダ!!!

とかほざいてみる。
6人形使い:04/05/26 23:31 ID:1w1Waylr
>>5
あ〜ん申し訳ない。
PCさっぱりなもので。

もちマカさん歓迎です☆
7北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/26 23:31 ID:/7hdiQIi
なべてまこといつはりを
ただそのままにしろしめつ
正偏知をぞ恐るべく
人に知らるることな求めそ

賢治の中で好きな詩の一部

スレ立てオメです
8人形使い:04/05/26 23:33 ID:1w1Waylr
>>7
素敵な言葉をありがとうございます☆
額に入れて店に飾る方向で
9北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/26 23:35 ID:/7hdiQIi
>>8
さんくす

では正偏知の偏を行人偏にする方向でヨロシクですw
10北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/26 23:39 ID:/7hdiQIi
今夜も桃缶食うぞ
11北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/26 23:39 ID:/7hdiQIi
すいません誤爆です。
12人形使い:04/05/26 23:40 ID:1w1Waylr
>>9
あーい☆毛筆にてそうすることに

一つ詩でも置いておこう。
『回想』
ぼくの燻らせた煙が通る窓

窓から見えるおかしな形の屋根をかぶった町並み
町並みをしなやかな足どりで行く乙女
乙女が透き通る声で口ずさむ歌
歌に微かに震えている七色のガラス
七色のガラスを磨く冴えない男
冴えない男のかつて夢見た海の向こうの幻の都
幻の都を訪れるという光る羽持つ鳥
鳥の鋭い瞳を多い尽くす抜けるような青空
抜けるような青空を見上げる失った男
男が旅路の途中に踏みしめてしまった草
踏みしめられた草が昨日の朝垂らした露の放つ甘い香り
露の放つ甘い香りをかいだ黒い猫

黒い猫の毛を優しく撫でつけるぼくは
それらの空想に少し笑って
地球儀をゆっくり
そしてきっちり一回分だけ回して
取り出した次の煙草を炙るのだった
13人形使い:04/05/26 23:42 ID:1w1Waylr
うぅ・・・携帯でも>1読めない。。。
間抜けさに憂鬱だな。。。
14脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/05/26 23:56 ID:0z/rtdnO
新スレおめー。
そんな細かいこと気にすんない!
なんか詩を書きたい気分〜。
15北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/27 00:00 ID:aDJjO+VA
レストランなんで食い物にちなんだ言葉遊びを献上しまする。


味噌汁



君に伝えようとすると、
いつも電車が、

ガオオオオオオオーーーー!!!!

  って横切る。

だからもう、今日こそ言ってやった。

腹がへったーーー!!!

   って。

世界が少し明るくなった気がした。

そしてふんわりと、遮断機が上がった。
16脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/05/27 00:00 ID:/RumH9hs
書いちゃうのん〜。

「墨汁の中満月の夜〜1、詩人」
墨汁の中満月の夜
女は笑顔だった
さっきまで落ちてきていた
キラキラと光る宝石のような滴が
女にコートに残り
まるでパーティにでも行くみたいな

新しい瞬きで新しい宝石が
崩れ落ちて
もうシャッターの閉まってしまった
商店街の初霜の白い絨毯に落ちたけど
彼らはもう眠ってしまっていて

帰ったら紅茶を飲もう
そう小さくつぶやいて
不老不死を望んだ
女と手錠をかけられた詩人は
ゆっくりと薬を渡した

その薬は甘い蜂蜜のような匂いがして
だけどそれは事実蜂蜜にすぎない

墨汁の中満月の夜
それを飲み干した女は
変わらぬ笑顔で
男がくたばっちまっても尚
17人形使い:04/05/27 00:27 ID:aV/sLBg9
>>14
ありがとうございます&いらっしゃいませー☆

>>15
関係ないですが
私は線路の近くに住んでたことがあって
なぜかやたらと会話の要点で
電車が狙って通るような
悪意の錯覚に陥ったことがあります。

味噌汁のおいしさは
言いたいことを叫んだ後の爽快感に似ていて
あまりにお腹が減っていると
遮断機は
細長く切った大根なのだと思う。
18曾村益廊:04/05/27 00:31 ID:dx7WbU8n
新スレオメ(コ)!&良スレの予感♪

『ぷれぜんと』

怪獣劇の真只中に出くわすハヤブサ1号

ヒューン!と駆けてくる未来カーに(颯爽と)乗り込みいざ出発!

セックスの後の喫煙は体に最も良くない

知っていることさえ忘れずに、僕らは時間を旅行する

赤ちゃん言葉でしゃべってみれば、言語不能の随伴旅行

お調べください、チケットを

エアーポケット大嫌い

昭和の香りのする女

ロマン・ポルシェと拳闘家

サンキュー!
19人形使い:04/05/27 00:39 ID:aV/sLBg9
>>16
のんのんー

イメージが雪崩れてきた☆
(だとしたら女の落とした宝石が
(実は雪の結晶のようなもので
(私はきっと
(そいつに埋もれてしまった気がしたのだろう。。。

男の私にはわからない
女性の謎めいた部分=魅力がここにあると思った。
背景で質量、質感をもっている
夜の主張が素敵。
20脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/05/27 00:46 ID:/RumH9hs
>>19
僕にも女っちゅーもんはわからんですよ。特にわからんですよ。
こまったもんです、ハイ。
21人形使い:04/05/27 00:52 ID:aV/sLBg9
>>18
ありがとうございます。
身が引き締まる思いであります☆
(締りの良い方が・・・おっと失言)

爽快感→セックス→退廃←→飄々
     ↓
 ひっくるめた未分化な世界(=混沌)

パンドラ箱詰めぷれぜんと?
なにがどう起こったにしろ
それらは全て言葉だったという教訓
みたいな。

酌んだか酌まずか不明なところが
魅力的な氏のことでありますからなぁ〜
22人形使い:04/05/27 00:56 ID:aV/sLBg9
>>20
『転がされるのが楽しい』
くらいの勢いで〜☆

じゃないと不甲斐ない私ぁやっていけまへんよ↓
23脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/05/27 01:14 ID:/RumH9hs
>>22
いやあ、つらいっすよ〜正直。
前に好きになった女が売春しまくりーの、思わせぶりーので、かなり困ったんですよ・・・。
少しぐらいならいいんですけどねえ・・・。少しぐらいならかわいらしいんですけどねえ・・・。

そして詩!

「墨汁の中満月の夜〜2、小人」
墨汁の中満月の夜
小人の男は肩をゆらし
歩く

ポケットに手をつっこみ
タバコをくわえ
歩く

さっきまで降っていた大雪に
小人のスーツはずぶぬれで
無精髭には滴が光る

もうシャッターの閉まってしまった商店街は
小人の存在に目を向けず
眠る

墨汁の中満月の夜
小人の男は肩を揺らし
歩く
24人形使い:04/05/27 01:41 ID:aV/sLBg9
>>23
う〜ん、腕前が違いすぎたみたいですな。
恋人一人に絞らないてぇ価値観は強いみたいですよ。
あぁ、スレてんなー、自分。。

私はこの人は
物理的に背が低いわけではないと思うのよ。
それは孤独である小ささで
夜との対比の小ささなんだよ。
哀愁に小さくなっているだけなんだよ。
きっと。
んで男は誰しも小人な瞬間ってやつが
おとずれるんだよ。
それでも肩で風切るこの男は
かっこいいと思う☆
25人形使い:04/05/27 01:50 ID:aV/sLBg9
『風』

サドルの上に
ゆったりと背を反らせ
からだを引き絞ったら
一気に開放して
スピードで
前屈みのまま
目の前に大きく開けられた口の中へと飛び込むのだ

どこまでもうねりながら横たわっている
風の腹の中は
約8分前の温もりであり
空間自体が光源なのであり
100種類の緑色が泡立っているのだった

泡が
泡が
個であるままに
僕を乱射する

やがて僕のからだは消化されてゆき
感覚全てが溶け合わさって
内側に落ち込み
それはもはや言葉を超えた

そうして全て失われ
たぶん戻れないとしても
別にそれでかまわないと
そのとき
それは僕に思わせたのだった
26人形使い:04/05/27 02:00 ID:aV/sLBg9
店主寝ますzzz
27北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/27 03:41 ID:aDJjO+VA
 @@@@@
@@@@@@
@(′‥ヽ`)@
 @( 〜) @ 

良スレのおかんです

よろぴく
28通☆行人:04/05/27 08:33 ID:zTwKFZil
>>21
そんな壮大な詩だったのか…。
パンドラの箱とか出てきちゃってるもんね。
ムズカシーなー。
俺さっそく、入りびたってみるよ。
29人形使い:04/05/27 09:27 ID:aV/sLBg9
>>27
マザ〜!
僕を産みなおしてください。
よろぴく☆

>>28
やだっ!
プレゼントは詩人、曾村益廊氏のご来店
箱はあなた自身じゃないですか〜♪
ぱんぱん
「どらどら」
みたいな箱 (激謎

得てして自分とは見えにくいもの・・・
そういうことです☆
30通☆行人:04/05/27 10:07 ID:Lj4C6ryu
>>29
そっかー、きみ頭いいね。

『尻拭きなよ』

被れるから。

アザになるから。

ひょうたんからコマ。

36コマ(ハイスピード)。

駒ヶ岳の頂上。

登山部。

遭難。

「寝たら死ぬ」という状況。

楽しかった修学旅行。

嬉しかった学級閉鎖。

「「ぼくたち、わたしたちは、卒業します!」」という迷文句。
31人形使い:04/05/27 14:27 ID:PLhtSDsL
宣伝age〜〜

BGMはThe La's で "There She Goes"〜☆
32人形使い:04/05/27 14:31 ID:PLhtSDsL
>>30
いいのは目ですよ目。
勘ですよ勘。
あれは全部嘘ですよ嘘。
なんて〜

尻から始まる秒間38コマ
滑らかな動画

漂流教室

『最期』というのは実際のところ
あっけなかったり
間が抜けていたりするものなんだろうなぁ
33人形使い:04/05/27 14:32 ID:PLhtSDsL
>32
2コマ増…
34西岡 ◆mCFk32Woec :04/05/27 14:43 ID:QAm78CGJ
開店おめれとお☆

花束、持ってきました!

それではー。

詩はまたいつかあ。
35人形使い:04/05/27 14:47 ID:PLhtSDsL
>>34
おぉぉおーーっ!!
ありがとぉ♪

詩、超まってるよぅ☆
36人形使い:04/05/27 14:55 ID:PLhtSDsL
『モラトリアム』

雨が淋しいだって
それが自由の感覚なのだよ
それを悲しみをもって迎えるなどと
近頃のやつは
よほどオレンジの毒電波やらに恋愛中毒なのだろうさ

ニヒルな他人面

それにしても永く水を背負う私
そろそろ旗揚げ時が近い

背筋を張り
雲を剥がして
太陽を舐めたい

ひりつく舌の根が乾く前に
何度も嘘をつきたい

そして何もかも真っ赤に染めて
太陽を抱きかかえ
深く沈めてしまうのだ

甘く
終わりのない夢の中へと
37北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/27 15:09 ID:adlezZTR
歌詞をつくりますた。
(テーマ、パンチ)


この空の彼方いつも君は夢見ている
とてつもなく広い愛へと
そして旅立ちはいつも雨の日
38人形使い:04/05/27 15:23 ID:PLhtSDsL
とても優しい内容で
テーマ、パンチ

リズム&ブルーズなパンチの効いた歌なのか
はたまたどどんな猫パンチ?

あるいは『君』は
とっても癖っ毛で
雨の日なんかはそれはまきまきで
天然パーマなのに
あだ名が「パンチ」だったりするのだろうか〜?

むぅ〜、深いすね〜〜
39北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/27 15:29 ID:adlezZTR
ぼくはいつでも空のような広い夢を掲げているけど、
歩き出すときはいつも雨だ。だから空をひらくようなパンチのきいた
希望を胸に!

ってそのままの意味ですw
40人形使い:04/05/27 15:39 ID:PLhtSDsL
あらら妄想大爆走。。

優しくて力強い。
なんか
大地って感じですな〜

>空をひらくようなパンチのきいた
ココ、男の子的かっこいい表現☆
41北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/27 15:43 ID:adlezZTR
唐突ですが、散髪してきます。
42人形使い:04/05/27 15:47 ID:PLhtSDsL
あっ!!
>37て>36と対応してるのかっ!
店の湿気はらってもらってすいません。

>>41
あい
いってらっさい♪
そろそろ私も行かないと。
43しんしん:04/05/27 15:56 ID:P0o26dit
まったりとした店になるといいねぇ
44人形使い:04/05/27 17:59 ID:PLhtSDsL
>>43
おっと
BGMをNIRVANAの"breed" あたりへ♪

いらはい〜
どうもです☆
そりゃあもう
とろとろのクリームシチューくらいのまた〜り具合で。
45Akila:04/05/27 20:40 ID:IJnd04vx
次の劇で公演するお話が丁度食の話なんであらすじ書いてみます。

『』

楊貴妃が愛したという果実がある。仙界の者しか食べてはいけないという実。
それを食べれば永遠の若さ 美貌 全てを手にできる。年に一度 この実を食べるだけ。
天国の味 舌もとろける。証拠に、舌が他の全ての味を感知しなくなる。

ある闇の日 果実を持ち出した人間がいる 楊貴妃の千年越しの恋人だった。名は風間といった。
風間の口車に乗せられて実を口にした世界の料理評論家。
評論家は何も味わえない舌 グルメブームを作り上げた料理人達に復讐を試みた。
一方風間は恐ろしいことを考えていた。彼を実験台にして。
自分が開発している食品にこの実の成分を投入し、人々が自分の会社の物しか食べられなくなるようにしようと 人間の食を支配しようと。

この実は人間が食べるものではない 楊貴妃は人間界に実を取り戻しにきた。
千年の思い人に会えて楊貴妃は嬉しそうだが、思い人、風間は楊貴妃になんて興味はないし千年前の記憶もない。実を手に入れるために騙していた。
世界の平和を守るため、皆は果実の木を燃やした。実を手に入れた風間は帰ろうとするがキレた楊貴妃によって共に奈落の底へと落ちていった。


実を食べた評論家の舌は元通りになった。そこへ評論家の息子が父親のお見舞いにとプレゼントをくれた。
   鉢植えに植えられた・・・それはあの実だった。

どこからか楊貴妃の笑い声が聞こえたそうな。
46Akila:04/05/27 20:41 ID:IJnd04vx
題名忘れた・・・『TASTE of HEVEN』ちなみに自分は評論家の息子役やります。
47Akila:04/05/27 20:43 ID:IJnd04vx
題名忘れた・・・『TASTE of HEVEN』ちなみに自分は評論家の息子役やります。
48Akila:04/05/27 21:22 ID:IJnd04vx
しかも2連してるよ。最近ぱちょこんの調子がおかしい。
49人形使い:04/05/27 21:55 ID:aV/sLBg9
>>Akilaさん

AKIRA読みましたかー
元気ですかー?
伝奇ですかー!

なんか木とか果実とか
神話的ですね〜
と思いきや
下界の泥まみれですか。。。

たぶん木は燃やさずにそのままにしたほうが
世界の食料事情が劇的に改善されて
風間氏は銅像建ちまくりかと。
無職で健康な人が世界にあふれかえりましたとさ☆

うむむ・・・
大人の考えることはつまんなくてごめんあさい。
50Akila:04/05/27 23:14 ID:IJnd04vx
あぁっ!AKIRAの意味が最初わからなかったぞぃ!あの話ふってきたのってあなたでしたっけ???あれ、もしかして勘違いかな・・・?
こりは10年前に使った台本をリサイクルしたものだそうで。おそらくうち(演激部)の顧問が書いたものかと。顧問は幻想的なお話が好きらしい・・・あと、あの人の話で死人が出ない話はないとか。
51人形使い:04/05/28 00:07 ID:mQBhAq/c
ふぅ〜
渋滞終わったかな??

>>50
雑談のときはどもども。
名無しで絡みまくってましたよ〜☆
漫画大・好・きなのです!

この台本はあれですねぇ
なんだか突拍子も無い感じで。
お伽ばなし大好きですから
改造したくて手がふるふるしてきます。

それにしてもAkilaさん
どんなに端役でも、自分の役くらいしっかりあらすじに絡めればいいのに・・・
52人形使い:04/05/28 00:08 ID:mQBhAq/c
劇、激がんばれ〜!
53名前はいらない:04/05/28 05:11 ID:ZhN6zk5J
俺に詩人を喰わせろ。
54BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/05/28 13:35 ID:X6EmkgJf
喫茶futureを見て、探しまくりました。
初めまして。よろしくおねがいします^^
これ、前に書いたやつですが・・・

「メルティーステップで出社する」

メーステは私が長年研究と開発を重ねた末

遂に完成させた世界に一つしかないオリジナルステップだ

「おっ 部長、いかすステップ刻んでますね〜」

部下のサトシが軽快なスキップで近づいてくる

君ぃ〜ま〜だそんな原始的な歩行をしとるのかね〜 ん〜?

スキップ派の君に言うのは酷な話かもしれないが

将来必ずやこのメルティーステップが世界標準となる日がくるであろう
55人形使い:04/05/28 13:49 ID:mQBhAq/c
いぇい♪
ブルハさん、こんちわ〜☆
交差点しましょう!
わざわざみつけてくれてありがたいです。
ageとけばよかったスね。

BLUE HAWAIさんの詩は
新鮮さとおもちゃ箱さが素敵で見てました。

>>54
部長の滲み出る自信自体がもう、とにかくメーステ踏んでいる。
もうおやじなのに
時代を先どれてる自信に
脂ぎっている、もとい脂がのっている感あり。
さすがは中年(推定)である。

これは歩行の世界水準という
とてつもなく壮大な構想を抱き
ついにはメーステ療法により
世界から鬱病を追放した男の物語である。

ぷろじぇくと ふぇっくしゅ!
56人形使い:04/05/28 13:55 ID:mQBhAq/c
>>53
お客様
大変お待たせして申し訳ございません!
ちょっと詩人の在庫を切らしておりましたので。。。

詩人をいただくには
丸ごといただく雑談丸焼きと
少しずつ薄切りになったものをいただく詩評価スライスと
とりあえずこの2種類ございますが
どちらがお好みでございますか?
57BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/05/28 14:00 ID:X6EmkgJf
\(ハヮイ)/
ありがとう、人形使いさん。
俺の詩でこんなに長いコメントもらったの始めてかもしれない。
部長も喜んでくれていると思います。
また、詩を作ったらこちらに投稿させていただきますぞ。
58人形使い:04/05/28 14:18 ID:mQBhAq/c
てかネタスレのつもりはないのだけれど・・・
みんなもっと気さくに雑談でもしてくれればいいのに・・・

>>57
私はどうやら
独りで詩の卵を産むよりは
誰かの書いたものに融合して
妄想発展するほうが
性にあっているようなので
ぜひともまたおいでください!

そのときには
部長さんと三人で
ソムリエおすすめの今年一番のワインでも。。。

・・・自らネタスレ化自爆・・・orz
59人形使い:04/05/28 14:20 ID:mQBhAq/c
『昨日』1/2

「打ち抜く雨
 雨
 やがてそれは
 僕に穴を穿つ」

口からぽろりと言葉を落とす少年

「穴から覗く
 僕の深淵は
 (個として)どこかで焦点を結ぶわけではなく・・・」

穴の奥からの声

「そこでは
 雨だれが河のとなり集まっていくように
 僕を吸い込んでいくような
 物質にもたれない
 巨大な『流れ』そのものが
 ぼんやりと誘蛾灯の光り具合で
 やや横柄に 横たわっていた」

穴の奥でがなっていたのは
古ぼけてひびわれた拡声器であった。
60人形使い:04/05/28 14:21 ID:mQBhAq/c
*『昨日』2/2

「そして僕のそんな想念は
 まるで微塵であるかのように
 ちっぽけに転がって
 なにやら得体の知れぬ
 詩という『場』へと
 『流れ』のベクトルに沿って
 転げ落ちていくので」

昨日の日記に

僕はこう記しているのである。
61人形使い:04/05/28 14:22 ID:mQBhAq/c
>59-60

よし!
全くいみふめいだっ!!
62人形使い:04/05/28 14:48 ID:mQBhAq/c
『ハウリング』

ごつごつとしたグラスを
人差し指でさする

ためらいの左腕を払い
後悔をウイスキーで流し込む

焼けるような感触のあと
喉元をすぎれば
それはくすぐるスモーキーな香りで

ガラス張りの高層で
夜に沈める街を曇らせたのは
もれた
熱い
後悔をまだ少し含んだ吐息であった

つけたままのテレビの
砂嵐はどうやら
目を凝らせば
荒れ狂うビルの群れの残骸である

やがて僕は
背中がひび割れて
黒い犬となり

よだれに牙を光らせて
青い影を踏み

長く尾をひく遠吠えで
月をびりびりと震わせるのであった
63人形使い:04/05/28 14:51 ID:mQBhAq/c
改名→『詩人の多くない料理店』
鋭意開店休業中!!
64快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/05/28 17:51 ID:8hTMdGT4
・立地条件
・品揃え
・料金
・接客
・雰囲気

何が足らないんだろうね
65人形使い:04/05/28 18:47 ID:mQBhAq/c
やりっ☆
快楽さんお初です!

なんでしょうねぇ〜
広報ですかね。
あんまりやり過ぎると荒らしなので
他スレにさりげなく参加→人脈増!とか。

あと根気?
まだオープン2日ですし。

あぁ・・・
経営手腕ないのかしら・・・

快楽さん
なんか妙案アドバイスあれば
気持ちよく指摘してください。
66むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/05/28 23:31 ID:SOljUjtF
当店の目玉メヌー

テールスプー

元の姿も想像つかぬ
哀れな牛の尾
生前必要であった脂肪や油も
余分なものとされ無残にも取り除かれる
更に襲う残酷な仕打ち
切り刻まれ熱湯でたぎられる

現代の利器であるその鍋は
自然界では想像もつかぬ圧を容赦なく彼の身に
溺れて苦しむ間もなく加熱の時
そして一転、急冷による凍え

彼らの血潮も有難がられるわけでなく
哀れに思われるでもなく漉され
生命の源である塩がまぶされる

これだけの苦行を味わせた上
何だか彩が地味過ぎる、等と
プライドズタズタな言葉を浴びせられ
彼らよりも木っ端微塵にされた葱が仲間入り

張りのあった筋肉すら面影もなく
ホロホロと崩れるこの身
成分がにじみ出たこのエキスを
そっと口に運ぶ者は吐息を洩らす
67むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/05/28 23:36 ID:SOljUjtF
、、、、何も考えないで投下したのはいいけど、
"吐息を洩らす"って、"頭痛が痛い"と同じような言い方だったかもなぁ、、、orz
68西岡 ◆mCFk32Woec :04/05/29 00:06 ID:jRWxgsSe
「公民館」

朝、窓のサッシをからからと開けて
青々とひかる物体が、部屋を支配する

市バスに乗って公民館まで行く少年のはなし。
定員10人の小さなバスは、町の路地裏を網の目のように縫って走る
少年は空を見あげて、電線の上を走る、水路を走る、風を見る
花々の陰をひるがえって走る鳥になって。
冷房のききすぎた車内はカキ氷を食べたみたいに
頭の芯をキーンと鳴らす
装甲は、うすい布張りで裏地が気持ちよく、少年は寄りかかる
どこまでも寄りかかれそうな、そんな心地、猫のような心地。

少年は空を見あげ、電線の上を走る、水路に潜る、風になる
バスはとまる。バス停でとまる。春日町1丁目。
足をひきづりながら、奇形のおじいさんがバスに乗ってくる
奇形の老人は、ときどき咳き込みながら、うす青い窓から町の景色を眺めている
買い物袋を両手に持った奥さんを見ている
タイガースの帽子をよこっちょにかぶって、手は真っ黒で、ごつごつしていて
少年は不思議だった ごつごつした手をまじまじと見つめ
そっと触れ、老人の顔を覗き込んだ
69西岡 ◆mCFk32Woec :04/05/29 00:07 ID:jRWxgsSe
バスは町の影をなんどもカーブしていく、
さっちゃん家、礼太んち、のぶくんち、通り過ぎていく、
少し寂しくなって、狭い車内で小さなタンバリンを
鳴らしてみる
「士農田町〜士農田町〜」
バスの運転手の声は、少年にはよく聞こえない
バスの運転手の顔は、少年にはよくわからない
タンバリンの音が大きくなってくる
老人の咳き込む声が、リズムを刻む
少年は楽しくなってきた
通過していくバス停に誰もいないのが不思議だった
バスの運転手の歌と、老人の咳と、狭い車内で、主役のタンバリン少年、
七色サーカス団の馬車の中にいるようでワクワクした

少年は空中ブランコから空を見あげ、電線の上を走る、水路に潜る、風になる
水路にもぐって、大きな魚を胸倉に捕まえる
バスが町の影をカーブして、太陽が狭い車内に降りそそぐ降りそそぐ
「公民館〜公民館〜終点〜」
きゅうに静かになって、色がなくなる、影になる
ありがとうございましたと平たい顔の運転手を振り返る
少年は公民館の図書館に走りこんだ
夏でもないのに、蒸し暑く、虫の飛ぶような春の日だった

爆撃!爆撃!爆撃!
梅雨の合間にある光、溶ける光。
図書館の温もり、それは
平成16年5月29日、東京都下の午後だった。
70曾村益廊:04/05/29 00:13 ID:UJJGL7jg
カーブも人間と一緒で急すぎると曲がり切れないで外へ飛び出しちゃうよね。
そんな時って、いっそのことブレーキかけちゃえばいいんだけど、そんなことしたらあとで猛烈に後悔するでしょ。
だからといってむやみにスピードの虜になるのもなんだか尾崎豊っぽくて嫌だしさ。
そんな時どうしたらいいか考えるひまがあったら、資本論でも読めよ、ってね。
そんなこと思ったりもしちゃうんだ。
だけどさ、結局のところ、それでも地球は回ってるんだよね。
俺ってダーウィンかなぁ…。
71北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/29 00:17 ID:q6tO175J
狼狽


ならならと、
時間の底に横たわった。
町の鉄兜が、グシャリと窓から転げ、
行く手を見失った敗戦の輪郭。

麦の穂がピラピラはためいている。

錆びた泉に涌き出る、幾千の爪色の身体。
地に透かした死者の顔が、笑う。 

わらう。

かるる かるる かるる へぎり へぎり えぎり
かるる かるる かるる へぎり へぎり えぎり


さかりを忘れた猫の呻き声が、この廃の枯れ草を動かす。
サクサクと、じりじりと、足跡だけが焦げ付いてゆく。

電信棒は陰毛のように、腰くだけ、
返信さえへも、ままらぬ。

明日をも知れぬ導火線、このまま俺達はどこまで逝くというのか。

72西岡 ◆mCFk32Woec :04/05/29 00:35 ID:jRWxgsSe
>>70 地球になっちゃえばいいんだとおもた。たぶん。。。永久に回りつづけて宇宙に浮かんでる地球になっちゃえば。。。ぐるぐるぐーって。。
   そういえば昔、地球君っていう、漫画をよんだ覚えがある。学級新聞で。えのちゃん元気か。。。ダーウィンなん?
>>71 前に、「牡蠣と老人」という詩を添削してもらった時があったのだが、北は擬音を使うのうまいな。なかなかパッと、思いつかない。

>不在の店主へ
カレー食べました。500円。置いときますね。
73快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/05/29 00:47 ID:22odOM43
>>65 (快∀楽) ドモ

「晴れの日に」

フライパンを熱して もっと熱して
なめらかに油を泳がせる

殻は二つにわかれ そこから命が生まれる 
じゅうわわわ じゅうぅぅ
ここはプールだ 命が踊っている

水をかけ 蓋をする
遠くできこえる どしゃぶり
傘をもとうか 花を摘もうか
どっちもしないけど

泣くだけ泣いたら目玉に膜ができてました
それを白い熱々のごはんにのせて、少しの味つけ
熱いままかきこみました
あつくて 鼻息もあつくて
はふはふと泣いてしまいました

これを教えてくれた人は
とても とても
おいしそうに食べてました
74曾村益廊:04/05/29 00:54 ID:UJJGL7jg
「牡蠣と老人」

老人は 牡蠣に食べられてしまいました
牡蠣猟の日 私と老人は遠海へ舟を 漕ぎ出しました
二、三時間後 老人の白髪が太陽で灼け 匂いがこちらまで漂って来ました
臭い すごく臭い と思いました
その刹那 とても大きく 臭い匂いを発した何か が老人を襲いました
         牡蠣です
体長およそ4mはあろうかという牡蠣が 老人をひと飲みにしてしまいました
牡蠣の中から老人のくぐもった声が聞こえてきました
「おい あけてくれ この中から早く出してくれ おい 早く出し、、、いや出さな、、出さないでくれ 儂はまだ出たくない」
私はあらかじめ用意してあった銛を掴むと 勢いよく 牡蠣のどてっ腹目掛けて突き刺しました
中から 「ぎゃあああああああああああ」 という声が聞こえました
どうやら私の突いた銛が老人のどてっ腹にめり込んだ様でした
その声に驚いた牡蠣は 老人を吐き出しました
しかし 出てきたのは老人ではなく 赤ん坊でした
産まれたての赤ん坊は 腹から血を流し 苦しそうに笑っていました
私は牡蠣から吐き出された赤ん坊を抱きかかえ思いました
(まったく、生臭せぇなぁ・・・・・)と


おしまい
75「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/29 01:15 ID:9am8rR6Y
「今日の晩御飯」

そろそろお腹が空いてきた
今日は何にしようかな?
そうそう 新鮮なガーネットを手に入れたので
これをメインに作ろうか

冷蔵庫に入っていたエメラルドとグリーンガーネット
あと サファイヤとピンクトルマリンを
適当な大きさに切って
油の引いたお鍋に入れて
ひびが入るまでいためます
そしていい感じになったら
水を入れて
固形スープをぽっとりと
細かく砕いたダイヤモンドとルビーを入れて
あとはぐつぐつ煮込みましょう

それからメインのガーネット
素材を生かしてステーキにしよう(手抜きとかいうな!)
厚く切ってバターを引いたフライパンへ
蓋をしてたまにひっくり返そう
仕上げは象牙のスライスを飾って
付け合わせに珊瑚とパールのソテー

綺麗にお皿に盛りつけて
さぁ、いただきまーす
76「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/29 01:17 ID:9am8rR6Y
※値段は考えないこと
77北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/29 01:54 ID:q6tO175J
なんか久々に4バカの詩が並んだの観たな。
でも一個足りん。ギリシャのヴォケはお干し様になったのかなぁ・・
78人形使い:04/05/29 05:49 ID:dD+Ky8+p
すごーーーーーっ!!!
お客さんVIPすぎ!
寝てた自分バカすぎーっ!!

まったり丁寧にレスつけます☆
79人形使い:04/05/29 06:06 ID:dD+Ky8+p
>>66-67
ああっ!
詩板の銀河級料理長キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
ほんっっとぉに光栄ですっっ!!


当店自慢の
至高の残虐レシピ

その仄かな辛味は
涙の塩の味。
だけれどここに篭められた
命そのものをすする時
そのあまりに濃厚な味わいに
すすり泣きをされるお客様も。
あなたの吐息にのって
牛は天へと昇り
こうして全ての魂が
報われる一瞬がおとずれます☆

*吐息洩らすの表現、モウマンタイですよぅ♪
80人形使い:04/05/29 06:48 ID:dD+Ky8+p
>>68-69
わたし自身の妄想なのだけれど
太陽のひかりの
あの人を立ち止まらせる感覚
閉じ込められる感覚は、壁だと思っていて
少年が閉じ込められている境界の無い空想に
ひどく自分を重ねて読んでしまった。

水彩色の、すきとおるようなノスタルジックな記憶の風景に
>電線の上を走る、水路を走る、風を見る
  ↓
>電線の上を走る、水路に潜る、風になる
  ↓
>水路にもぐって、大きな魚を胸倉に捕まえる

としだいに光景に自分を溶け込ませていくところは
多分詩を書く人なら誰でも味わうことなのだけれど
バスが止まって一気に引き戻されたり、小技が効いていて
その過程をこうして高密度で再認識させられるという感覚に
メビウス環なカタルシスを感じさせられた。

のりものの中から見た景色の
あの現実味の無さも
浮遊感を引き立てているなぁ。

あまりに好きでマジメになった私。
とてもつまらないコメントになってしまった。。。
「最高ですか」と聴かれたら
「最高でーす!」と答えます。
ありがとう!
ありがとう!
81人形使い:04/05/29 06:58 ID:dD+Ky8+p
>>70
曾村さん相変わらず
なんだかやぶれてますね〜☆

ガラパゴス珊瑚環みたいな三日月型自動車をどうぞ。
スピードはお好みで。
資本論読みながらでも
くるくるするだけで事故りません♪
オマケに地球な気分も味わえます。
82人形使い:04/05/29 07:17 ID:dD+Ky8+p
>>71

荒野が荒野が荒野が荒野が荒野がある・・・

なんだかわからないけれど
詩の空が
ウルトラマンセブンの題字みたいに
赤と黒の絵の具が混ざりかけのまま
なにかの模様に見えなくも無い感じに
でも決して形を成すわけでなく焼きついてきた。

これが狼狽なのか!
これが狼狽の感覚なのか!!

なんだか脳の中で
いくつか灰色の細胞が
間違いなく繋がりました☆
北さん
すごいこと教えていただいてありがとうございましたっ!!!
83人形使い:04/05/29 07:20 ID:dD+Ky8+p
>72
北さんの擬音すごかった。
もう僕の中で荒木飛呂彦を超えたよ。





・・・ところでお客さん
会計全っ然足りてませんよーーーっ!!
つけとくんでまた来てくらはい☆
84人形使い:04/05/29 07:39 ID:dD+Ky8+p
>>73 (人∀形) ドモ

まちがいなく天才シェフ!
浮き上がる鮮やかな手際は
見るものに物語や光景を思わせるほどの滑らかさ。
シンプルな料理を
ここまで優雅に作り変えてしまうとは!

なんか朝まだ食べてないし
ほんとにお腹すいてきた。。

味覚を通して
こころにまで沁みてくる味でした。
ごちそうさまでした☆

あぁ、快楽さん
もう顔真似しないから
お店の『救世主』シェフになってくれないかなぁ・・・
85人形使い:04/05/29 07:58 ID:dD+Ky8+p
>>74
臭・・・
臭いです。。。
うそ臭いです。
これってもしかして嘘じゃ・・・・・

僕はこの主人公がすごいと思った。
老人を赤ん坊と見抜いた主人公がすごいと思った。
・・・・・・いや
老人が赤ん坊になるなんて有り得ない!
きっとなにかこの物語には裏があるに違いない。
なにやらどろどろとした人間関係の物語があるに違いない。
僕にはそう思えてしかたがないのだ。
なぜなら匂うから。

それにしてもこの牡蠣
大味そうだけどどうだろうか。
珍味かもしれない。

317さん、快楽さん、使ってみます〜??
86人形使い:04/05/29 08:19 ID:dD+Ky8+p
>>75-76
「月」の逆位置さん、いらっしゃ〜〜い♪
いっつも評価コメントありがとうございます。
お疲れ様です。
また時々自信作は置きにいきますね☆

それにしても何て大胆な・・・
冷蔵庫から取り出したときは
あまりに硬そうなので
見ているだけで歯が痛くなってきたのだけれど
だんだん柔らかくなってきてるんじゃないかとか
ほのかにさわやかに甘そうな気がしてきて
手抜きどころか
すごい説得力を感じた。

これを盛り付けた皿を並べて
向かい側に座った女の子に
「でも、きみの瞳の輝き具合の方が
 ぼくぁ好きだな。」
とか抜かしてみたい☆

試作してみたいけど
1回で店が傾きそうだなぁ・・・
87人形使い:04/05/29 08:30 ID:dD+Ky8+p
>>77
感動です。
どれもとっても素敵なのいただいて
なんかすごくスレが華やかになりました☆


(((みなさん)))
今夜も来れないなぁ〜
でも書き込んでくだされば必ず読むし
間延びするけれど
のんびりで許してください。

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!
すっごくテンション上がってきたっ!!
私がいなくても
宜しければまた
みんなでまったりしてってくださいね〜☆
ほんと嬉しかった♪
88曾村益廊:04/05/29 09:08 ID:LVXnGlXr
>>77
ギリシャは石灰柱になったんだよきっと。
89北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/29 10:05 ID:q6tO175J
絵はがき


春は衰え虫の息。
夏は盛りに躓いて、
秋の餌食になる。
恥ずかしいほど食い、食らい
消化出来ない思い出を、
冬は氷漬けにする。

空とも言えぬ、海とも言えぬ、
天と地をひっくり返したような
黄昏を、
無人のソリが滑っていく。

その後から、郵便屋さんが慌てて走ってきて、
我が家の呼び鈴を打ったのだ。

手ぶらで、愛想笑いをしながら。

破れた靴。

90曾村益廊:04/05/29 11:33 ID:+tJLmMWF
『お米圏』

素直になれない犬です
さして巧くもない冗談が好きですので、人からよく嫌われてるって感じます
路上を歩けば棒にあたり、棚の下で寝ていれば御主人に叱られます
共産圏の国の中では、ウクライナかカザフスタンがお気に入りです
どうってことないことでも、いちいち気にして具合が悪くなります
のれんに腕押しよりは、馬の耳に念仏のほうが好きです
赤かったり青かったりなにかと忙しい毎日ですが、ほとんど庭で寝ています
素直になれない犬です
91名前はいらない:04/05/29 11:37 ID:bYNr5O15
お米券。
92北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/29 13:17 ID:Ai7Str3T
>>88
顔が顔が浮き彫りにななってます。
93北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/29 15:24 ID:FdqeK2UI
病魔


魔王族の文左衛門は古の橋を、過去から未来へ転倒する。
げろげろ、ひきがえる。長い腸の管に息を吹き込む。

斜めに引き裂かれた国旗が、中吊りにされた象の鼻にぶらさがっている。
癇癪持ちのこおろぎが、文左衛門の脳味噌から、内耳を吸い出す。

石畳が壁になり、人が倒れかけてきた。ひきがえるの腹に、消灯の圧迫。
その穴のあいた軍服のあいだから、蛆がにちゃりにちゃつと、青い肉汁。

淋しい歩道に、太陽は照り付け、みみずが乾いたまま寝ている。

おお、文左衛門よ、いまこそ虚空に鳴り響く鐘の音を聞け!
手に触れては、こぼれ砕けそうなこの細い旋律が、雨に流されてしまう前に。

しああああん テロオオオン

しああああん テロオオオン


94快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/05/29 15:52 ID:g/EfF+sW
むかし、むかし
おにいさんは海へ波乗りに
おねえさんは街へ茶をしばきにいきました
おにいさんは善良なる他人から一抱えもある牡蠣をもらい
おねえさんは善良なる他人から一抱えもある悩みをもらいました
家に帰ってごっつんこ、二人は別れてしまいました

おにいさんは牡蠣を大事に育てました 太郎と名づけました
太郎を抱え、にっこり笑顔で写真もとりました
太郎はやがて育ち、立派な青年になりました

一方おねえさんは飛び出したまではよかったのですが
勢いというものであり、特にアテはありませんでした
ほとぼりがさめるまで街をうろつき、今度はウインドウだけみて
そしていつものアパートに帰りました
そこではおにいさんが牡蠣をぱっくりとひらき
ひとしきりつぶやいていました

「一番目の人は忘れられない 一番目の人は忘れられない」

そっと扉を閉めおねえさんは立ち去りました
もう来ることはないだろうと思い

時は流れつかの間の幸せをなんとか享受しているころ
変なおじさんがいるという噂を聞いて、それに思い当たるフシもあって
おねえさんは迷ったあげくいつかの甘い街角に行きました

やはりかつてのおにいさんでまだ牡蠣を抱え
そのぐずぐずになった液状を指して「今年20歳」と言っていました
95快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/05/29 15:54 ID:g/EfF+sW
>>84
(快ー楽) フフフ イロイロ シュツボツ シテルヨウダネ
96某姫 ◆qt390KPQ/U :04/05/29 22:34 ID:U/4eyy5s
美味しそうなにおいがしたので立ち寄ったのですが… あいにく手ぶらなのです。 何か食べさせてもらってもよいですか?
97北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/30 03:01 ID:0B8fkJr/
下美


無駄な発射はよせ!

心という大きな壁が
詩と感動の前で、仁王立ち。

形のない心だから、
おまえはこいつのいつも股座に居るのだ。

うねうねとうねり波打つ森や林。
現われたらこの壁を、韻律で叩き割れ!

(おしゃれな言葉でくどき落とすのだ!)

暗喩された秘宝の駅まで、
この直喩を挿入しろ!

(一本槍なおめぇのことだ!)

さぁ、おたまじゃくしが蛙になってしまうまえに!!

98BLUE HAWAI ◆jvBtlIEUc6 :04/05/30 04:37 ID:fRxCoMc9
「いまどきの子供」

マー君は学校で「おはようございます」できない

宇宙から来たお友達にはちゃんと言えたのに
どうしてかな?

マー君は給食の時「いただきます」できない

泥酔した宇宙ギャルを犯っちゃう時にはちゃんと言えるのに
どうしてかな?

マー君はみんなに「ごめんなさい」できない

M31(アンドロメダ大星雲)を消滅させた時にはちゃんと言えたのに
どうしてかな?

マー君 先生ちょっと心配だな
99人形使い:04/05/30 05:37 ID:qF3ZlOVZ
店主泥酔です。。。。
たぶんレスも酔っ払います。
あしから・・・
ずはー (酒臭
100人形使い:04/05/30 05:59 ID:qF3ZlOVZ
>>89
目にはさやかに見えぬもの
捉えてしまう巧みの業よ。。

四季のフードチェーンと
そのまま抽出された黄昏エキス。
これらは絵はがきであるからなせる現象なのかもしれない。

下スレでも少し話してた写真のこと。
写真って決して真実を写しているわけでなく
結局切り離された世界の一部でしかなくて
何かが欠落している感覚があって
そういったとある世界を丸ごと持ってくる郵便屋さんが
郵便屋さん自身が届けた絵はがきから出てきたという感覚は
もうただただ眩暈がして
やっぱり写真は写真なのだと納得してしまう。

そしてそれは当然と言えば当然なのだけれど
どうにも地に足がつかないなと思ったら
どうやら靴に穴が開いていたらしい。
101人形使い:04/05/30 06:08 ID:qF3ZlOVZ
>>90
ただただ日本。
米の『核の傘』圏=『お米圏』にある
米の犬。
でもそのことを素直に認めたがりません。

外交下手が目にしみる。

>馬の耳に念仏
政治屋さんがた
世論に対して
まったくそのとおり。

いや〜鋭い鋭い。
上手いこと上手いこと!
こういうことでしょ?
益廊さん☆
102人形使い:04/05/30 06:10 ID:qF3ZlOVZ
ギリシャさんと話してみたい。
曾村益廊さんも快楽童子さんも北さんも
みんないかしてる詩書くし
その輪に入れる実力なら
きっと相当のつわものだろうなぁ・・・
103人形使い:04/05/30 06:28 ID:qF3ZlOVZ
ぐぅぅぅう〜〜
眠いぃ・・・・・・

いったん落ちます。
必ず必ず必ず帰ってきます。
しばらく待っとってください。。。

>>95
えへ〜
広報ってみました。
317陛下がご光臨なされて
大成功かと☆

>>96
姫〜っ☆
はるばるよく来られました♪
さっそくですが
いまのところ食べれそうなのは
>15 味噌汁 >45 楊貴妃の果実 >66 テールスプー(目玉!)
>72 カレー >73 目玉焼き >75 ガーネットのステーキ
このあたりになります。
(これらでなくても)どれがお好み〜?
104人形使い:04/05/30 16:16 ID:qF3ZlOVZ
>>93
そういえばこの前
夜の公園を散歩してたら
初め石かと思ってたらやったらでっかい蛙で
肝を抜かれた。

文左衛門はだいぶさえない容姿をしている気がする。
なぜだかそう思う。
そんな文左とひきがえるの連れは
滑稽で、でもなんだか異様な吸引力を持っている。
この背景世界もなんだか歪んでいる。

そういえば熱っぽい時みる夢って
なんだかとっても生々しい、肉々しい質感と
背景の不気味な違和感を同時に内包している気がする。
僕はこの世界は
そういった熱のある夢だと思った。
病魔のみせた蜃気楼だと思った。
105人形使い:04/05/30 16:28 ID:qF3ZlOVZ
>>94
さっそく手早く牡蠣料理
さすがのお手並み、感心至極☆

言葉遊びの洒落なのだけれど
なんだか洒落にならない切実な描写が
あとをひく物語。

僕は牡蠣がなんだか夢に見えて仕方ない
野心に見えて仕方ない。
仕方ないくらい寓意を感じてしまう。

夢追い人を選ばない女。
でも気になってしまう女。
打算と純愛の二枚貝に挟まれる女。

火がついた男。
後先省みなくなった男。
そして残り火にすがり続ける男。

よし!
僕は妥協と野心のせめぎあいを生きよう!!
106「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/30 17:03 ID:yU88sPBs
「ヨーグルト」 

 私はこれが大好きで
 毎日いつも食べている

 食後のデザートにヨーグルト
 3時のおやつもヨーグルト

 今日もやっぱりヨーグルト
 白くてとろりとヨーグルト

 今日はどれを食べよかな
 種類は色々ヨーグルト

 どれもそれなりに好きだけど
 私はやっぱり苺入り

 スプーンで一さじよそったら
 とろりとろりとこぼれてく

 ちょっと一口ごめんなさい
 あらあらやっぱりヨーグルト 

 私はこれが大好きで
 私の身体はヨーグルト
107「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/30 17:05 ID:yU88sPBs
>>86 人形使いさん
いやぁ、ホントに食べてみたかったんです。(汗
ムーンストーンもしゃりっとしておいしそうだと思いませんか?

もしも、作ったら呼んでくださいねw
108人形使い:04/05/30 17:08 ID:qF3ZlOVZ
>>97
さて
下を愛という錦の御旗無しに美しく表現できるか?
こういったテーゼに対する求道者さんは
ここにyes!と宣言されました!!!

”その行為は詩であると詩で語る”

クラクラしますね☆
しっかり心構えから方法まで盛り込まれてます。
漢はみんなこれ読め!!
と叫びたい。
北兄ぃと呼ばせてください。

ところで私は北さんの詩を読むと
いつも『輪』を感じます。
私は北さんの世界観が関わってるのではと思うのだけれど
どうなんだろう。。。
109人形使い:04/05/30 17:10 ID:qF3ZlOVZ
いえ〜〜い☆
「月」の逆位置さん、ちわす!!

ちなみにガーネットの味
どんな感じだと思います??
110人形使い:04/05/30 17:31 ID:qF3ZlOVZ
>>98
マイケルムーアが稚児に見える
痛烈な皮肉だと思いました。

「先生!
その指摘
なにか決定的に大切なことが抜けてます!」

でも世の中そういったものだと思う。
最近詩板でも見たし。
そして核が抜けている輩は
大抵むやみに自信満々で
抜けていることを見ようとしない。
そして理解できない。
逆に大切なことを感じている人は
感情的になりすぎて
それをきちんと伝えることができない。
こうして高慢な、攻撃的な人々に
感受性豊かな、優しい人々は駆逐され
高慢な人々はさらに鼻を伸ばしていくのでした。。。
これが世界の趨勢なのかな。。。

おっと先生
教育論ぶってる場合じゃなかった!
どちらにしろマー君
はやくなんとかしてください!!!

結局目先のことに追われて
今日もまた一つ
世界から大切なことが欠け落ちていきましたとさ。
(ちゃんちゃん♪)
111人形使い:04/05/30 17:40 ID:qF3ZlOVZ
>>106
好きで好きで好きで

自分がそのものになってしまう感覚。
自分なのかそれなのか、境目がなくなってしまう感覚。

私はよく感じるし
私はよく詩に書く。

とても親しみを感じる内容が
とても親しみを感じる文章で描かれていて
顔がほころんでしまいます☆

ところで 「月」の逆位置 さん
けっこう食いしん坊さんですか?
評価スレでも食べるもの迷ってたし。
ムーンストーン
夢のような味付けして差し入れます宣言!!
112人形使い:04/05/30 17:42 ID:qF3ZlOVZ
それでは店主
ちょっと副業いってきます。
113北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/30 23:09 ID:oKYaDept
>>108
兄ィっすか。いいっすけど、俺の方が弟っぽいような・・・w
輪っすか?
んー、なんか意味がよく解らないけど仏的な匂いのする言葉やねぇ。転輪王とかw
何についての問いなのか、また聞かせてくらさい。
世界観については、どうでしょ?
このことを信じてるというと語弊があるかもしれないけど、一人(ひとつ)の心の中にはこの世界(宇宙すべて)
が含まれていて、心を観て観られてはじめて世界が成り立っているみたいな考え方はあるかも・・。
小さなことで例えたら、貴方の悲しみは私の悲しみ、みたいなw
けれど悲しみも喜びも全部、幸せというか、人格のような気もするので、現代の常識語で訳せば、
貴方の悲しみは私の幸せとも言えるw
大きく神秘的に言えば、宇宙の重みに心が耐えきれなくなる瞬間があるというか・・。
(そんなときは感傷的なことも多い。だから真実は稀。それは真実の存在を知った時点で、それは事実になってしまう・・)   
真実を見たとすればそれは心のフィルターの誤作動で、実際真実に触れたら死ぬw
自分で言ってて、よー解りませんが・・・w

あと死についても、死は世界観やと思ってる。と言って自分が死についてどんな世界観を持ってるのか聞かれると、
困るんやけど(そのときにならないと解らないから)無駄に死に急ぐのはアホな考えやと思うけど、死に対する心の準備
みたいなものは必要やと思うわ。
例えば彼は愛するものの為に死ねたから幸せやったのではなく、
もともと幸せやったから、愛するものの為に死ねた、みたいなw

最近こんなこと考えなくなったので、支離滅裂な感じがしますわ。スマソw

114人形使い:04/05/31 01:05 ID:64Y/ugNY
>>113
「わ」
とにかく北さんは音的に「わ」だと思う。
でもただ和風の和としたらなんだか底が浅すぎる。

>仏的な匂いのする言葉
まさにこれ!
これが第一の要素。
僕は仏教に詳しくは無いけれど
日常に接している宗教だから強気になって語らせてもらうと
宇宙と自分との一体感があって
全てを含めた世界が「輪」をなしてる(宇宙と我の関係も輪っぽい)(輪廻とかも)
北さんの詩はそんな感覚がする。

あと北さんの書いた詩って
題材は色々なんだけれど
どこかしら北さん的な部分があって
北さんの考え方というか感覚というある一つの世界観
すなわち「輪」の中からでてきているのが
なぜだか感じられて仕方ない。

こんな感じで「輪」を感じます。
でそういった感覚って詩板では特異で
光っていて
僕はいいなぁ〜といつも思うんです。
あと血の巡るような肉体的な感じも素敵。
115人形使い:04/05/31 01:20 ID:64Y/ugNY
あと兄ぃに関しては
私の人間関係作りって
どうやら上の人には面白いヤツと思われて
年下にはつかみ所の無い人と思われやすい傾向があって
自分的にも威勢のいい人の一歩後ろで
涼しい顔をしていたいので
やっぱり北さんが兄ぃの方向で〜☆

真実に関する部分
なにやらまたガツンときました。
も少し消化して
ちゃっかり身にしてみたい♪
116北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/31 01:57 ID:rJGi2k6/
はは・・なんか尻の穴(局部)がこそばいわ。

んーんーあれだ、俺はこの板にきてから、
とくに曾村益廊君の影響で、本をたくさん読むようになったんだけど、
(沢山と言っても一冊の本を舐めるように何度も何度も繰り返しという意味)
その読んだ本の中で生き方の基本になっている本があって(聖書的)
詩を書くときも、何しているときも、それに従って生きているような気がしているよ。
http://www.aozora.gr.jp/index_pages/person218.html
この人の本だけどマルクス主義とかはよくまだ解らないが、
この人の人生論ノートはいつもカバンに持ってるよ。

一年くらい前のあるとき詩板で、曾村益廊君のスレで三木清を買ったと彼に言ったら、
そのとき心に残る返レスを彼がくれたんだよ。で嬉しくなって読みまくったんだ。
思い返せば、もしあのレスがなかったら、今の作風はなかったと思うよ。
117人形使い:04/05/31 14:31 ID:64Y/ugNY
>>116
をーーっっ!!!
熱いす!!!!!
いい話しだなぁ。

君づけ呼びが
なんだか男たちが背筋を伸ばしていた時代を髣髴とさせます。
友人にして先生(これも今とは少し違うニュアンスで)。
いい関係ですね〜☆

文章での交流て、やっぱり馬鹿にできないですね。
背景の人間を大切にしながら言葉の交流をしている。
今どきの僕の周りにうようよたむろしているウワベちゃんどもより
2人とも、100倍格好いいです。
北さん(この語呂もいいんですよ)の言葉への信頼が
あの空気を醸し出しているのか。
とても得心いきました。

益廊先生、やっぱ博識さんですか。
よくわからないこと書いていても、オーラ出まくってますからね〜
なんか、もう当たり前のこと書くの厭きたよ、みたいな。
益廊さんにコメントつけるときは
いっつも冷や汗たらしまくりで
うんうん唸りながら
少しでもひねりの効いたものをと心掛けております。
118人形使い:04/05/31 15:21 ID:64Y/ugNY
『白い日』1/2

空の青
空気が青いのか
透明の向こうに青い板があるのか

強い初夏の風に
さっぱりと洗われて
私の底でねじれていく何か

『このひかりというやつのたくらみを
 こちらからやってみせよう
 わたし自身を
 ひかりのもとに暴き立ててやろう』

そして口の両端を掴み
めりめりと開いて
皮をはがしていくのだ
めくれて濡れた肉を曝すのだ

やがて中から
ひびの入った黒曜石の球体があらわれて
それは純化された私で
核の部分が
脈動のリズムで
鈍い紫に光る
119人形使い:04/05/31 15:29 ID:64Y/ugNY
*『白い日』2/2

球体である私
叫び声を上げたい

そのままの声は
音韻を持たず
ただただ空気の振動で
聴くものの胸に打ち付けるものなのだ

そして球体とは
波の源であり
波の源である私は
狂気の臨界点へ向けて振動を始め
この白い日を陥れようとしていた
120人形使い:04/05/31 15:30 ID:64Y/ugNY
うーん
俺、落ち込んでるのかなー
121人形使い:04/05/31 15:56 ID:64Y/ugNY
☆★☆★新企画★☆★☆
『来店アンケート』
詩や雑談していった詩人さんに
レスの最後に1つ2つ
何かアンケートに答えてもらおう!

ということで
詩人さん方に聞いてみたいこと
つまりアンケート項目を公募したいと思います。
みなさんよろしく!!!

*しばらく様子見て
何も無いようなら私の趣味に沿った質問で
始めてしまいますが。
122名前はいらない:04/05/31 16:08 ID:r/yNhxTV
何のひねりもないが
・好きな本
・好きな詩人
くらいかなぁ 面白みないな
もっと奇をてらった質問は思いつかない
123人形使い:04/05/31 16:14 ID:64Y/ugNY
質問は簡潔に
大切なことです。

やっぱそういったとこから
詩人さんを解剖していくのが
正攻法ですね。

O.K!!
さっそく採用!
124人形使い:04/05/31 16:20 ID:64Y/ugNY
☆★☆★新企画★☆★☆
『来店アンケート』
詩や雑談していった詩人さんに
レスの最後に1つ2つ
何かアンケートに答えてもらおう!

第1弾の質問はこちら!!
1、あなたの好きな本は?
2、あなたの好きな詩人は?

教えてくださいな〜〜☆

ちなみに店主は
1、はてしない物語
2、*実は詩って有名なのに目を通した程度。
   そう言えばちいさいころ
   まどみちおさんは読みまくってたなぁ。
って感じです☆
でわみなさん、よろしくご協力お願いします!
125名前はいらない:04/05/31 16:28 ID:r/yNhxTV
行動が速いお人だ
わずか12分で即決とは
ちなみに私は
1、ドグラマグラ
2、土井晩翠
でした どうでもいいけど
奇を衒った 不思議さん志望
が私の基本スタンスでした 昔はね
今は違うけど
126抑揚 ◆YKYOnzxNCQ :04/05/31 16:33 ID:V4cLm/pg
「カボチャサラダ」

カカカカカカブラ
オレのハートが求めて止まない
カボチャサラダ

どうして欲しい
満腹まで行ってみるかい
ラッキーなのはオレだよ

カボチャのシチューでも構わない
おいしいのならそれで
カボチャの国に行ってみたくはない

フォークで掬った
カボチャサラダ
あぁなんておいしくなさそうな
あぁなんでおいしいんだ

こんなにアジャスター付だと困る
127抑揚 ◆YKYOnzxNCQ :04/05/31 16:35 ID:V4cLm/pg
1. 2分間の冒険
2. hide, ローリー寺西
128人形使い:04/05/31 16:40 ID:64Y/ugNY
>>125
>行動が速い
ミドリムシみたいに
(正の走奇性とでも言おうかしら)
感覚で動いているので・・・

鳴々・・・
って漢字を使いたくなるなぁ。
なんか、こぉ
不思議さんっていうメルヘンよりは
不可思議さんっていう迷い道的な空気かな。
上手くいえないや。

>今は違うけどね
なんて言われたら
知りたくなるなぁ。
129人形使い:04/05/31 16:50 ID:64Y/ugNY
いらっしゃいませ〜〜☆

>>126
思いがひらひらしていて
蝶々みたいだと思った。

おかげでだいぶカボチャが頭に食い込んでくる
サブリミナルな詩。

こういった上澄んだ言葉って
なんかテンション高くて好き。

>>127
子供向けのお話って
完成されたものの浮遊感は飛びぬけていると思う。
そんな感覚って楽しいんですよね。

も、もしかして抑揚さんロッカーですか??
(うずうず)
130抑揚 ◆YKYOnzxNCQ :04/05/31 17:00 ID:V4cLm/pg
>>129
そう、オレは2分間の冒険ほど
心掴まれた話にまだ出会ってないなぁ
もの凄い勢いでどこかに連れて行かれる
あの感覚を自分が描けたら思い残すことは無いな

グラム歌謡ロッカーです
131「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/31 17:08 ID:MRyDbr0D
詩人が来るからには
食器にもこだわらなければ

虹を砕いて天気雨で練って
情熱の炎で焼いた皿

心のひとかけらを
火にくべて
片思いのため息を吹き込んだ 
瑠璃色のスープ皿

ナイフは痛みで
フォークは知恵で
スプーンは慈愛で
作ったもの

あとはテーブルに
おぼろ月からとってきた布を
テーブルシートがわりにどうぞ

132「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/31 17:11 ID:MRyDbr0D
本は何でも好き。
理数系以外なら・・。

好きな詩人を言えるほど、詩を読んでなかったりする。(汗
133「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/05/31 17:14 ID:MRyDbr0D
>>109 >>111
ガーネットは血とワインの味かなぁ〜?
食べたら身体がぽかぽかしてきたりして。

食べるのは大好きだよ。
おいしいものを食べるのはもっと好きw
134人形使い:04/05/31 17:15 ID:64Y/ugNY
>>130
トぶ感覚!
僕も夢見てます。
LOVELESSくらいの溶解力(何て言えばいいんだろう)が欲しい。。。

その筋でいくと・・・
ぼ く は イ エ モ ン 好 き で す !!

勝手に抑揚さんの通り名思いついた・・・
『ロック鳥』
→鷲掴みに空の彼方へ連れ去る表現を目指す
  羽つき衣装のグラムロッカー
みたいな☆

・・・だめぽ・・・
135抑揚RockBird ◆YKYOnzxNCQ :04/05/31 17:31 ID:V4cLm/pg
「ロッキン&シェイキンアルコール」

何で呑むかと聞かれりゃ
答えずには居られぬ そこに酒があるから
呑んではサイコロ振って
次のアルコールを決めるのさ

色も形もこだわらねェ
血管巡るアルコール ロキロキシエキシェキ

震える手で掴んで放さない
もつれるろれつれしゃべりつぢゅける
暴れて壊して吐いて泣いて
あからさまなこの姿を鏡に映して
されどまだ飲み足りねぇ

あるだけしこたま用意しといてマスター


---
下戸だけど
>>130
イエモン!書き忘れてたな、
グラム歌謡ロックと言えばそうだな
余談だが昔雑誌でローリーが
「彼ら(イエモン)は同じ路線」みたいな事を言って
イエモンファンが激怒したって話があったな。
136人形使い:04/05/31 17:39 ID:64Y/ugNY
『ムーンストーンの下ごしらえについて』

まず銀製のボールに6月の雨水を入れます。
誰も来ない砂漠の真ん中にそれを置きます。
それを日中は白い絹の布を掛けて太陽の光は避け
月の光だけを溶け込ませます。
6月の間中これを行います。
(月がなくても一応夜気にさらす)
その水でしか石を洗わないこと!
仕上がりが「無意味」の重みがついて
味が損なわれてしまうので。

ムーンストーン自体は
まず気泡の入ったガラスの欠片で切り開きます。
これは専門の免許を持っていないと禁じられています。
信じる心が足りないと、刃が入らないのです。
そしてさっきの水でよーく洗います。
こうすることで白っぽい憂いの曇りが取れ
かわりに月のさらに柔らかな光が宿ります。
(反射体から発光体への変化)

あとは夜を一枚はがしてきて石を包み
セコイア樹の
人の手の届かないうろに入れておきます。
これで樹が枯れるまで待てば完了!
仄かな苔の匂いが
仕上がりのところで食欲をそそります。
137人形使い:04/05/31 17:46 ID:64Y/ugNY
>>131
だいぶ浮遊感が演出されてまいりました。
食卓のある位置は確実に高度高いですね。

特別展望室にてお召し上がりください。
『ひとくち食べれば
あなたも神話の主人公になれます』

これでいきましょう!
あとは採算ですな。。。(汗をひと拭き)

>>133
ガーネット味、なるほど〜☆
かなり納得。
あとは情熱とか、ほのかに罪の林檎味とか??

そんな食いしん坊さんに
ただいまムーンストーン創作料理鋭意調理中!!
138人形使い:04/05/31 17:52 ID:64Y/ugNY
>>135
うおぉ〜〜っ
使ってくださる!!(しかも洗練されてる・・・)

なんだか自暴自棄な格好悪さが
まさにロッカーですな!
華やかなだけなんて
アイドルでしかないから。
(→イマドキの青春パンクとやらへ)
大いに酌み交わしましょう!

僕はザルです。

なしてイエモンファン怒ったんだろう?
多分日本人の95%はロックという音楽を知らないから
そのせいなんだろうな。。。
139人形使い:04/05/31 18:02 ID:64Y/ugNY
そろそろ行かねば・・・

みなさん>>124よろしく!!
質問内容も常時募集中!!!
140通行人:04/05/31 18:39 ID:o94/zPCv
>116
そうか、なんか光栄だな。
ありがとう。
何度も読み返せる本に出会うのはひとつの小さい奇蹟だし、とても素敵な事だ。
これからも改めてよろしく。

>>117
いやもうほんと勘弁してください。
僕そんな博識なんかじゃないです。
ほんとただわけわからんこと書いて気持ちよくなってるだけですから。
141むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/05/31 18:59 ID:w2a4BbaO
今日はオーダーだけすけど、いいすかね?

今日の14時過ぎに某鉄某線某駅でボーーーーと電車待ってたら、
急行通過の時にホームから飛び込んだ奴がいて、、、、
その急行電車に弾き飛ばされた死体が、血飛沫と共にホームに戻ってきました、、
マジで肉が食えんので(しかし腹は減ってる)、ベジタブルチック且つ腹いっぱいになるものをください。
142快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/05/31 20:25 ID:9PdQwi5r
>>141
オーダー、ハイリマース

「捨身」

釈尊は身を投げました 獰猛な四足のいる場所へ
釈尊は力強く四足に踏みつけられ
鋭い牙とたくましい顎でぶちぶちと引き裂かれました
釈尊の胴体が弾んで律動しだしたころ
僕と釈尊は目があいました

はやく光明をあふれさせないのかしら
その優しき手で四足のヒゲなぞさすればよいのに
そうすれば四足も釈尊の意図を汲み取り
心を入れ替えそして釈尊は真実のお姿を現しになり
説法を語ることができるのに

僕を見る釈尊
声帯は尋常ではなく伸びきって
もうそれは叫びになっていませんでした

ごり、と低い音がして釈尊はもう自在でした
この世の輪廻から解き放たれ一つの存在になりました
もう嘆くことも悲しむことも慈しむことも喜ぶことも
その全てから自在になられました
信じられないかもしれませんが、事実なのです
143北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/31 21:52 ID:N8ZW8F/6
>>140
あのときはほとんど寝ずにずっと読みながらレスしてたよ。
こちらこそよろぴく。
>>141
では>1の好きなまどさんちっくに。

ぶたさん


ぶたさん ぶたさん 食べて寝て 食べて寝て

いいのかい

それでも空は青いよ

ぶたさん ぶたさん 食べて寝て 食べて寝て

いいんだよ

それでも波は よせて かえすよ

ぶたさん ぶたさん ぶたさんが いくら食べて寝ても

地球はいつでも まんまるだ

 
144北 ◆Ui8SfUmIUc :04/05/31 22:00 ID:N8ZW8F/6
すきな本 

いっぱいあるけど、中でも武者小路実篤の幸福者が好きです。


好きな詩人 

いっぱいいるけど 高村光太郎 千家元麿がとくに好きです。 最近は朔太郎をよく読んでる。
最近書く詩に擬音が多いのはそのせいです。
145名前はいらない:04/05/31 22:42 ID:lg+REAX6
>>124

好きな本
 
 国語辞典/大いなる遺産

好きな詩人

 辻征夫/ボブディラン
146通行人:04/05/31 23:54 ID:/X7I6G7B
>>141 オーダー入ります。

『サラダも植物の肉』

葉は肉として

茎は骨として

葉脈は血管として

どうする?、さあどうする?

肉も野菜も食えないお前

どうする?、さあどうする?

何も食えないお前は

これでも喰らえ!

はい、ポカリスッエト(イオンサプライ)

電解質も入ってるよ♪
147通行人:04/06/01 00:04 ID:Ylgdr6Ja
好きな本

 反哲学的断章/ヴィトゲンシュタイン、イリュージョン/R・バック、異邦人/カミュ、僕は模造人間/島田雅彦、他

好きな詩人

 (人ではないが)森山大道の写真、坂本龍一のピアノ曲、R・バッジォのプレー、他
148名前はいらない:04/06/01 00:25 ID:m19usZPN
>141

君のリンゴは
甘すぎて
アップルパイには
もったいない
乾いたハンカチで
吹き付けた霧をぬぐって
ひと齧り

君のリンゴ
齧ったら
胸につかえて
息ができなくなったよ
ち・ょ・っ・と
背・中・叩・い・て・YO!
死・ぬ・か・と・思・っ・た!
149しんしん:04/06/01 00:37 ID:W5boE7op
YES I DO
150人形使い:04/06/01 01:28 ID:PPHu2v4f
>>141 1/2
Oui,Monsieur

それではまずこの料理を召し上がっていただく前に
この布で目隠しをしてください。
これからお出しする料理がお客様の好まれない
皮や肉であったりするような皮肉は決してございませんから
私どもを信じて、目隠しをお付けください。
-------------------------------
それではただいま料理をお持ちいたしました。
この木製のスプーンでお食べくだいさい。(手渡す)(手を誘導)
いかがですか?
香草をたくさん刻みましたので、とても香ばしいでしょう。
ひとさじ口に含めば、たちまち柔らかなうまみが広がるはずです。
いくつかのとろりとしたものを噛むと
中からさらさらとしたエキスが流れ出し
絡まりあうえもいわれぬ味わいがあるはずです。

なぜ私が目隠しをしたのか、ですか?
それはお客様のこころに平衡感覚を取り戻していただくためです。
この世の中には、内側をのぞくとグロテスクなものが沢山ございます。
私たちはそのような臭いものにふたをするように
目をそむけてこころの安らかさを得ているわけでして
お客様には、直視せずに好もしいものがあれば
それはあえて深入りせず、表層を楽しむべきである
という軽快な感覚をも同時に味わって、取り戻していただきたいのです。
151人形使い:04/06/01 01:29 ID:PPHu2v4f
>>141 2/2
さらに材料が何にせよ
あなたが召し上がっておられるものは『命』です。
その尊さを
そして『食』という行為の持つある側面を
抽象的に確認していただきたかったのです。
-------------------------------------
さて
今日は災難でございましたね。
それではこの飲み物をお飲みください。
これは『忘却』という冷たい河から汲んだ水でございます。
これを飲めば、記憶は水に流すように消えてゆきます。
すこし酒精を含んでおりますので
心地よく眠れることと思います。
目覚めを繰り返せば
薄皮をはぐように生理的な衝撃は薄れて
理性がかさぶたをはってくれることでしょう。
------------------------------------
それでは外までお送りしましょう。
本日はご来店いただき、まことにありがとうございました。
お代?
いえいえ、これらは私どもからお疲れのお客様への好意でございますよ。
またご来店いただければ何よりでございます。
それでは、お気をつけてお帰りください。
152人形使い:04/06/01 01:56 ID:PPHu2v4f
↓料理は317さんに味わっていただこう↓
>142 >143 >146 >148 >150-151

アンケート答えてくれた人たち
みんなにレスろうかと思てたけどガス欠。。。
ありがとうございます☆

>>益廊さん
ま〜ま〜
なにはともあれ
一緒に笛でもぴゅ〜っと吹きますか♪

店主明日は不在です。
みなさん好き放題暴れとってください★
153人形使い:04/06/01 11:19 ID:PPHu2v4f
出かけるまで暇つぶし〜〜
>>144
やっべ千家元麿て知らなかた。。
やっべあの感じ、朔太郎ですか〜。納得。。
僕は読んだ片端から忘れてしまうけれど
あのアウラはかなり強烈な印象です。

>>145
そのバランス感覚いいですね〜☆
Like a rolling stone
言ってみたかっただけ〜〜

>>147
ヴィトさん
僕はひとりで読んで理解することができませんでした。
先生が具体化してくれて、会話していくことで、どうにか少し。くらい。

好きな詩人ズルい♪
あぁ、そう考えるとたくさんいるなぁ・・・
154人形使い:04/06/01 11:28 ID:PPHu2v4f
『ROCK』

ビートはすなわちうつもので
うたれ続ける行為は全くもって贖罪で
だれもがロックの渦の中
救世主になれるのである

ごめんなさい
3分間だけ
ビートで世界を爆撃させてください

ごめんなさい
3分間だけ
ノイズで世界を焼き払わせてください

ごめんなさい
3分間だけ
ロックで世界を滅ぼさせてください

その闘争の3分間だけは
絶対的に勝者である我々
155人形使い:04/06/01 12:53 ID:PPHu2v4f
黒い外套 木人形

馬車で 迎えにあがります

らんたんは 煌煌と

捻じ曲がる 迷い道を照らす

冷えた心で 6度曲がれば

あなたを待つ おかしなかたちの扉

いざ集え 詩人どもよ

いざ謳え ワルプギスの夜を

なみなみと 注がれたる

忘却の 河の水

今宵は 夢のここちぞ

一夜の火を こころに灯せ

すべてを忘れて なおあたたかい火を〜〜♪

            〜御者の即興歌〜
156人形使い:04/06/01 13:42 ID:PPHu2v4f
△▼△私的メモ▲▽▲
最近の好みの詩人さん→サマリさん、518さん
157むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/06/01 22:57 ID:TgNG4rE0
>>142
思い出させんぢゃねぇええええヽ(`д´)ノ
ていうか、俺はホームの壁側に立ってたから、彼を後ろから見てるんで目は合ってないぞ、、、
あ、そうそう、運転士って、たいていダイブ者と目が合うらしいね。コワーー
コイツには生ハムメロンを。

>>143
だから肉はやめてくれとあれほど言(ry
ちなみに今日の夕飯は鶏の唐揚げと牛のたたきサラダでした。
自分の立ち直りのはやさを改めて実感。
コイツには酢豚を。

>>146
前半部分、「うー、いぢめてるな、、」と思ってたんだが、
最後の2行で何となくホッとしたというか、最後まで悪人になれんかったのかーー、と(藁
コイツには水菜とサーモンのサラダを。
158むこうの317 ◆317..n/Ke6 :04/06/01 22:58 ID:TgNG4rE0
>>148
俺、アップルパイ、メッチャ好きです。
自分でもたまに作ったりします。(流石にパイ生地はパイシートを使うけども)
煮込んだリンゴはシナモンがきいてるやつで、パイ生地に包んで焼いた後、
ラム酒を滴るほど塗りたくったのが好きです。
コイツには俺のお手製のアップルパイを。ゴメン、、今から作ってくる。

>>150-151
されるがままに操られた人→俺
一体俺に何食わせたんだ!!!11111
あ、お代はいらんのか。なら許す。
コイツにはどっかの国ではご馳走だとかいう猿の脳みそを。

皆さんサンクスコでした。
ヲイ、店長!!3
指定したのを出しとけよ!!1
俺の奢りだ!!請求は、、、、、ゴメン、つけといて、、
159青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/02 03:27 ID:+UVYhb4S
ここは、お料理の詩を書くの?書いた詩のイメージをお料理に変換するの?
えっと……どっちなんでしょうねぇ……?


〜 今の気分。 〜
メロンパンに乗ったさくさくくっきー
チョコチップクッキーのチョコの部分
苺ミルクかき氷のミルクのとこだけ
柿の種おかきの欠けちゃった粉々
ヨーグルトに落としたジャム
苺にかけた牛乳
牛乳に混ぜたミルメーク
ミルメークを舐めたあとの舌先

こんなに甘いモノばかり欲しい私は、きっと疲れているから
何に疲れているのか、それだけはどうか聞かないで

主役じゃないけど脇役でもない半端なものばかり並べて
とりどりのチョコレート缶を開けたくらいにご満悦


あぁ……スレ違いだったらごめんなさい。
でも詩人の多い料理店って名前にひっぱられて……。つい……ついできごころです。
160人形使い:04/06/02 19:11 ID:95b36CPZ
>>157-158
アラお返しされた。。
なんでサルの脳みそ食べさせたのバレたんだろ??
それにひてもおいひい(もしゃもしゃ)

あ、御代払ってくれないと森から出られないのに・・・
161人形使い:04/06/02 19:20 ID:95b36CPZ
>>159 青薔薇さん、いらっしゃいませ〜☆
ここは詩投稿が中心ですが、なんでもアリのスレッドです。(詳しい趣旨は>1参照)
詩もとくに『食』に関わるものである必要はありません。
あと、今>>124な企画もあるのでよろしければご協力お願いいたします。

自分だけの秘密の甘い味。
そんな小さな発見の喜びに
すこしビターな悩みを絡めて
大人の味に仕上がっています。
お・しゃ・れ☆

幻の青い薔薇かぁ。。
素敵なお名前ですね♪
それでは、またのご来店お待ちしております。
162「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/02 19:24 ID:xIhkEeqN
「クレープ」

 まず、生地を焼きます。

1,取っておいた春の木漏れ日
 こな雪を軽く揚げて砕いたものに
 新鮮な牛乳を入れよくかき混ぜます。

2,クレープ用のフライパンで
  星くずを溶かして1に加えます

3,薄い黄色が透明になるまで頑張って混ぜます。

4,フライパンを温めてサラダ油を引き
  薄く生地を焼きましょう。
 
 焼き上がったらお好みの具材をのっけましょう。


 今日はちょっと破れてるので皿に盛りつけました。(汗 
163「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/02 19:31 ID:xIhkEeqN
 今日の具材は以下の通り

 片恋と失恋で育てた苺たっぷり
 牛さんが泣きながら作ったアイスクリーム
 フレッシュな天の川と星くずのソース

 ミントを添えて召し上がれ♪
164「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/02 19:38 ID:xIhkEeqN
>>136 人形使いさん
 わくわく。
 どきどき。
 口に入れるのを楽しみにしてますw
165人形使い:04/06/02 19:51 ID:95b36CPZ
『窓際の乗客』その壱

―駅にて

ぼくはまず出会いにて亜鉛焼鉱の赤く錆びた貨物にさわる

走る
束になり絡まりあうコードの塊を見上げて巻き込まれ
足をとられてすてんと何度か尻餅をついた
166人形使い:04/06/02 19:52 ID:95b36CPZ
*その弐

―そして発車

うわんうわんと鉄の道を叩き
大げさに泣き声を張り上げる厄介な女のごとく
はりつめた冷たい静寂の門への破城鎚として
重い身を引きずりながら行路をのびてゆく列車はすなわち夜へ転げ落ちてゆき

次々と泥濘のように広がる暗がりを砕いてゆく車灯

ぼくは窓がらすにぺたりと寄り添い
血管を車両の隅々にまで張り巡らせる夢想で軽く目をつむり
しだいにもつれて倒れこむようにその揺れに心拍を重ねあわせてゆく

アルミニウムの窓枠に少し付着した黴の匂いに溶け出した中身の方はというと
星屑を食む粘菌のひと株にだいぶ似たありさまで
聳える山々に抱かれ
霧を冠るすそ野に灯るあかりとあかりとあかりを見上げるように眺めては
その光に『安堵』と名付けて額縁に埋め込んでいるのだった
167人形使い:04/06/02 19:53 ID:95b36CPZ
*その参

今夜の月は山の気にさっぱりと磨きぬかれてぽっかりとはまりこみ
その不動の様子は
ぼくの小さな足掻きどもを嘲弄しているようで
遠くに来ればあのようなものにさえ勘繰り深くなったり傾いだ親しみを抱くものかと
猫のように瞳孔の縦に開くような驚きと仮死を味わう

あぁ
これらのだらしのない物思いも車輪に巻き込んで轍に刻み込み置き去りにし
あざとく思考の焦点を結ぼうと顔をこする姑息に走る
軋む転落列車の
ぼくは窓際の乗客
168雇われ銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/02 19:56 ID:BVgjz2yL
当店の明日のお勧めメヌーは豚の角煮だ。嫌いとか言うな、無理にでも食え。
何故明日か、というと、仕込みにとても時間がかかるからだよ!このダァホが!!!11

まずはゆで卵を来客予想人数分茹でる。足りなかったら食えなかったオマエはハズレという事だ(ゲラゲラ
殻は剥かずに冷蔵庫に入れておくから、その間に誰も食うなよ?
生卵との区別化のために、油性マジックで♨って書いておくから、
それは絶対に食うな、いいか?もしも食った日にゃぁ、、、、、(プルプルプル)、、覚えとけよ?
、、さて、豚バラを5センチ角に切ってフライパンで六面いい色になるまで焼き付けるとするか、、
出た油は迷わず捨てるぞ。炒め物にリサイクルするとか無粋な事は言うなよな。セコイぞ、オマエ。
ずん胴鍋(これが重てぇんだ、、、オイ、北!ボサっとしてねぇでチョトそれを持ってこい!)に
酒半升くらい、醤油と味醂を適量、砂糖ドサドサ、ニンニクは包丁で潰し
生姜、人参、セロリ、白葱のぶつ切りを入れてひと煮立ちさせる。
は?詳しい分量??(ドンガラガッシャーーーーン:そこら辺の調理器具がぶっ飛ぶ音)
こ こ は 暇 な 子 マ ダ ム 対 象 の 生 っ ち ょ ろ い 料 理 教 室 ぢ ゃ ね ぇ ん だ よ !
んなもん、適当だ!適当!!!3
己が美味しいと思う量が適量なんだよ!このヴォケ!
んでだ、焼き付けた豚バラ(中まで火は通ってなくてもいいんだぞ)をこれに投入し
アクを取りつつ軽く煮込む。
肉に火が通った時点で火を止め、そのままで粗熱を取りその後鍋ごと冷蔵庫へ。

さぁーーーーて、ここで今日の俺の仕事は終わりだ。続きは明日だ。何か文句あるか?
店長!俺はもう帰るが、厨房をウロチョロしてるウンココテにこの鍋を
何があっても触らせるんぢゃねぇぞ!んじゃ、おつかれ!
169人形使い:04/06/02 20:16 ID:95b36CPZ
旅の空のぉ〜♪

―労をねぎらう山頂の景―

>>162-163
現実と幻想がほどよく溶け合い
春と冬のコントラストが印象的な仕上がり。
具材には哀愁をたっぷり含んだものを
胸キュンなひとときをあなたに☆

「月」の逆位置さん、パティシエに決定!!
(料理はセコイアが枯れるまでもう少しお待ちを。)

>>168
琉球銀河料理長、さっすが&超カックイイーー!!11
漢の真剣料理核爆発☆
一番なが〜〜〜〜〜〜いコック帽をどうぞ♪
(ほんとは料理スレじゃないけど、もうどうでもいいやー☆☆☆←三ツ星)

実は森を抜けられずツケ払うまで住みこみにというお話ですが。。。
170青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/03 01:47 ID:BbBDzxyS
>>161
申し訳ない。昨日伺った時には>1を理解できなかったダメダメな私です。
今日は何故かちゃんと意味が分かりました。本当にごめんなさい。
やっぱり疲れていたのかもしれません……orz...

名は体を表す。私はつかみ所のない私になりたいのです。


お詫びを兼ねて今日は>>124への回答を。

好きな本   → 歌う船。絶句。彼氏彼女の事情。最遊記。(後ろ二つは漫画だけどね)

好きな詩人 → 詩板ならCanopusさんとか、うたた寝死人さんとか。本格派の人たち。
           (沢山いるからあげきれないけど)
           本になってる人なら、昔の銀色夏生(今はそうでもない)

こんな感じです。
171青薔薇 ◆iS6pTlUY3U :04/06/03 02:06 ID:BbBDzxyS
 〜 無機質的浪漫 〜

紫色の炭酸水からゆっくりと風に溶けていく
計算尽くされた気泡の一つ二つはささやかな星

私が眺めていることをまるで知っているかのよう

開いた本は栞が上下さかさまに挟まっていて
ボールペンはインクの残量に怯えている
メールボックスにはただ1通のDMしかなく
だから私は自分の力量に静かな羞恥心を覚える

こうして
無意味にわだかまる声の残骸は
真夜中過ぎ 口に含む紫色の液体に取り込まれて
小さなしゃっくりに変化する

一人勝手に納得して薄く笑う私は
不意打ちに弾けた泡沫に、文字を綴る指を凍らせる
172北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/03 03:00 ID:V3jQCKLb
よし、俺は本格派ではないが、(ほど遠い)
柳波賞の受賞作を投下しる。

ばく

ばくが夢の中にのしのしと、おなかをすかせてやってきた

こわい夢ならいいけれど 楽しい夢は食べないで

夢の続きがみたいのに とぎれて消えたあの子のお顔

ばくが帰ったそのあとは 急いで朝がやってくる




>>1
はじめて入選したときのやつだよwふりかけをかけて、食べてくらさい^^
173人形使い:04/06/03 13:44 ID:ksf1+ixN
>>170-171
お疲れ様です。ゆっくりしていってください☆
青い薔薇は掴みどころが無いというか
棘や貴重さやで、触れられないオーラ出まくりって感じです。

炭酸の泡は不規則に見えても物理的法則に基づくらしい
という事実になにやら無力感。
そういえば二酸化炭素である気泡は、溜め息と同じ成分。
無機質な物の中に心の動きを感じてしまうのは
少し弱気の証だと僕はいつも思う。
切り取られた静かな一瞬が哀愁を帯びて佇む美しい詩。

―僕もサイバーパンクをかるーく撫でたので―
青薔薇さんは、飛躍的に能力の拡大するサイボーグになれるとしたらどうしますか?
174人形使い:04/06/03 13:56 ID:ksf1+ixN
>>172
なんか・・・まどさんっぽいのは確信犯?

ぼくは詩を書いていると
どちらかというとだらだらと長くなってしまうので
こういった喉越しすっきりな詩に憧れる。
こういう詩は読み手がどんなにものぐさな気分でも
するっと読ませる強力なパワーがあるから。

針の穴のようにすんごく小さなことを言うと
>ばくが夢の中にのしのしと→ばくが夢の中のしのしと
こうしてさらにするっと関西に(言ってみたかっただけです・・・)リズミカルにするかなぁ。

結果と結果を美しく修飾する古人の空想の妙。
素朴な味わいがものを書くことの初期衝動を揺るがす詩。
175人形使い:04/06/03 13:57 ID:ksf1+ixN
あ〜
気の利いたことが言えてない。
イケてない店主。。。
(曇り空のせいにしてぴゅーっととんづらだっ!)
176北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/03 21:38 ID:82N0qc4E
>>174
おお、さんくす、まどさんは好きだよ。詩集もってるよ。

やっぱぞうさん作った人だから、日本を代表する詩人だと思うよ。
177雇われ銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/03 22:56 ID:Fdiwq42e
よぅ!
続きを仕込みにやってきたぞ。
ていうか、俺は今日はメッチャ疲れてるんで、ここにあとの仕込み方を書いとくから、誰か作っとけ。
さて、昨夜冷蔵庫に入れたずん胴鍋だが、煮込んでいる間に出た脂肪分が上に白く固まっているだろ?
これをそっと取るんだ。全部だぞ?
あとな、香味野菜も全部取り除く。
で、また火にかけるんだが、超弱火で数時間煮込んでくれ。
そして、昨日一番初めにした工程を覚えてるか?
そうだ、卵を茹でたよな?これの殻を全部剥け。
で、煮汁が沸騰してきたらそれを投入。
あとは豚バラがホックリと柔らかくなるまで煮込んで終わり。
客に出す時は、豚角と卵を一緒に盛り付け、からしを添えて出すんだぞ、いいか?

愛想の悪い説明で悪いが、今日は早く床に就きたいんで、これで失礼する。

|////| (  )ノ |////| ウィーン(自動ドア
178ボヘミアン:04/06/03 22:57 ID:9nYrgBJD
アタシだってね
この食堂へ働きに来るまでは
痩身の美女で通っていたのよ
毎日お腹を鳴らしていたほど
(乾いた欲望を潤わせるもの)
(例えばそれが泥水だろうと)

それがほらこの食堂
あんまり繁盛していない割に
コックばかりが多いでしょう
だからほら試作品が残るのよ
アタシ捨てるのが忍びなくて
(あらゆる形が膳に据えられ)
(子宮に入れろとげきが飛ぶ)

この中だけは
アタシの心の一部なの
誰にも触れさせられないわ
嘘吐きで結構よ
(消化できないやさしさを)
(胃袋すべて吐いてやる!)

「おまえのためじゃあ無いよ」
嘘吐きで悪かったわ
「ただ食べるのが好きなのよ」

         『おいしく食べる』
179ボヘミアン:04/06/03 23:00 ID:9nYrgBJD
人形使いさん、今更だけど開店おめ。
みなさんも、
食べておいしい料理と
おいしく食べられるお店を
ありがとう。
180人形使い:04/06/04 00:37 ID:833VpQ2A
>>176
選び出してきた詩とか、>176を読んでいたら
>124でまどみちおって書いたのを少し気恥ずかしく思っていたのを見透かされて、胸張れって言われてる気分になってきた。。。

北兄ぃ〜〜〜!
ありがとお〜〜〜〜〜〜☆
181人形使い:04/06/04 00:44 ID:833VpQ2A
>>177
あれれっ
料理長の勢いが70%減。。。
それにしてもこのレシピ、本気に使えますね〜
(みんな、プリントアウトしてとっとこー☆)
仕上げにしゃきしゃきのねぎ細ーく切ってたくさん乗っけてっと。
うーん、素晴らしい!!!!

あの勢いが神聖な厨房を盛り上げてくれるのです。
ありがとう。そしておつかれさま、料理長♪
182人形使い:04/06/04 01:17 ID:833VpQ2A
>>178-179
いらっしゃいま、、あ、、、(じーーーん)
※走馬灯のように流れる、競って評価コメントをつけていた、あの寒くてでも熱かった冬の日々。
ボヘミアンさーん!!
いららっしゃっしゃいませませ〜〜〜〜!!!
あ、あ、お店美味しいっても看板食べちゃダメですよぉ〜〜

あぁ、びっくりした。
お客様、いきなり『やさしさ』を吐き出されるから。。
お好みのものをお好きなだけお食べください。
それはもう、お客様のお好きな方法でどうぞ☆
料理評論家でもあるお客様のことですから。
今の品揃えがお気に召さなければ
お好きなものをお作り下さい。
あらゆる意味での食欲(消費も創作も)が満たされるまで
ここにおいでになっていただければ幸いです♪

―求人広告―
料理評論家として居ついてみませんか?
あなたのコメントを待っている詩があります!

とにかくうれしかったぁ!!
来てくれてありがとうございます〜♪
183人形使い:04/06/04 01:27 ID:833VpQ2A
なんだか海面age荒れてだいぶ沈んだけど
このくらいの深度も居心地いいな〜☆

よいものが書けるまではひっそり経営ってのもありかも。
―閉店の音楽 The cure "In between days" (〜♪)
184北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/04 01:35 ID:FXVmxWQ4
まどさんで一番好きなのはリンゴだよ。
などさんは俺の詩作にとって入り口みたいな人。

入り口を忘れる奴は出口を知らない。
入り口は逆から見れば出口なのだから、
出口は入り口だし、入り口は出口でもある。

だから、師は弟子であり弟子は師である。
兄は弟であり、弟は兄である。

宇宙は心であり心は宇宙である。


みたいなことを、あのリンゴを読んで知るきっかけになったよ。


185北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/04 01:38 ID:FXVmxWQ4
などさん?
186人形使い:04/06/04 01:51 ID:833VpQ2A
>>184
僕は小学校の頃
てんぷらぴりぴりを擦り切れるほど読んでいました。
リンゴかぁ。(りんごではなくて、ですよね)
まどさんの詩は、とても短い言葉の中に何かしら素敵な発見が込められていて
読むたびに新鮮な気分になれるのがうれしかった。
やっぱり僕にとっても確実に入り口だったと思う。
というか、いまだにそういった小さな発見を詩に入れないと落ち着かないし。

そのあとは、だいぶスレて斜に構えた乱読者になってしまったから
これぞという影響を受けた作家は思いつかないんです。。。
初期衝動。
まどみちおはパンクだーーーーーーっ!!
そしてパンクスな俺!!!!!!
ふぅ。。。(まだちょっと恥ずかしい)
187北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/04 01:56 ID:FXVmxWQ4
で、まどさんのつぎに読んだのがかねこみすずだよ。
俺の身体の3分の1の仮想的な部分はこの人の詩で出来てるよ。

恥ずかしくなんかないよ。

俺、詩を読み出したのは2年くらい前だよ。書き出したのもそのくらいW
188北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/04 02:05 ID:FXVmxWQ4
だから、この2年でものすごい量の詩集を読んだような。
俺それまでは音楽しかしてなかったし、コテ辞典にもあるけど講師してて、
そんな器量を越えたことをやってたので、正直苦しかったけど、
2chに来てなんか社会がバカらしくなって、
講師も止めたよwそしたら、詩がスーっと身体に浸透してくるようになって、
そして通行人にあって、鍛えられて、


ここは本当にイイとこだ!
189人形使い:04/06/04 02:18 ID:833VpQ2A
>>187
あぁ、金子さんかぁ。。
僕は北さんの、その素朴さに惹かれたんだろうなぁ、きっと。
2年で今の感じかぁ。やるぅ。
僕は10年以上書いてはやめ、書いてはやめ、を繰り返してきました。
それでも不定形とは、なさけないのー

>>188
僕はこれから音楽をやろうとしてます♪
バンドやって歌は昔から作ったり歌ったりしてたけど、本格的にエレキを練習しようかと。
もうROCKが好きで好きで好きで好きでしかたぬわいのです。
無気力さんな僕のかわりに心臓を力強く動かす8ビート!!!
2ちゃんでのんびり物書くのも今後の趣味決定です。
職かぁ。やっぱりゆっくりした時間がないと想像ふくらまないものなのかなぁ。
まー、とりあえず色々やってみます!肥やしにするのは心がけと信じて。
ともあれ今後とも、よろしく、兄ぃ☆
190北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/04 02:28 ID:FXVmxWQ4
>>189
音楽がんばってね!
僕はフラメンコの歌、カンテをやってるよ。
今はもっと軽いのりのポップフラメンコみたいなんと、バイトで、生計たててます。
この調子じゃぜったい結婚とかできんがねw

エレキね、俺楽器屋でバイトしてるから、わからんことがあったら聞いてね。
わかることだけ応えるよ^^


こちらこそよろしくです!
191人形使い:04/06/04 11:59 ID:833VpQ2A
>>190
きっちり返信さっすが熱いね☆
北さんけんか腰、もう少し大人になって欲しい時あるけど
ラテンの情熱しかたないか。。

かっくいぃー!!
エル マリアッチー
192人形使い:04/06/04 12:02 ID:833VpQ2A
―日記―
4thさん復活。
相変わらず目を見張る言葉の感覚。
相変わらず優しい。
4thさんとBOOさん。
あのもの静かで詩的な二人が居てこその素敵スレ。

私は少しうるさすぎる。
193人形使い:04/06/04 12:21 ID:833VpQ2A
『深度100到達』

深度100のつぶやき

水は確かによく伝えるのだけれど
それにしても深すぎて
海面にキラキラとのぼる
小さな泡、泡
波の中にかき消されるだろう

それがまた
ぱくぱくと
私を多弁にさせる

ひしゃげた深海魚
194人形使い:04/06/04 19:10 ID:833VpQ2A
お・りょ・う・り お・りょ・う・り た・の・し・い・な〜〜♪っと〜

『ムーンストーン創作料理』
セコイヤ枯れてそろそろ次へ

それでは早速ムーンストーンを
ウチの店の招待状を配ってくれている鷲たちの元締めの大鷲親方に
ウロから取り出してもらって、雲の無いフライパン空の彼方へ。
約2時間ほど、太陽で軽く炙っておこう。

そしたら次は精霊銀を用意しよう。
*精霊銀は、空気に触れると消えてしまうので
 掘り出したら地下から琥珀状にして持ち帰って、そのまま使うこと。
あと調味料としては
1、空を一掴み
2、真っ暗森の光る草を乾燥させて粉にしたもの(当店秘伝)
3、風を一掬い(部屋に迷い込んだ風を猫だましで驚かせて目を回している間に布で)
これらを一番長いズン胴なべ通称奈落にぶち込んで
ゆっくりゆっくり煉獄の炎でぐらぐら煮ます。
195人形使い:04/06/04 19:12 ID:833VpQ2A
//続き

炙った石のほうはというと
まず錬金術の記憶する液体テノールに
お好みの音楽を記憶させます。
今回は店主の趣味でドビュッシーの月光。
そしたらフライパンでムーンストーンを加熱して記憶したテノールをおおさじ1。
しばらくすると音が飛んで音楽が鳴り響き
すっかり終わるといい感じに石に余韻が残って柔らかくなります。

あとはムーンストーンも奈落に放り込んで
しばらく様子を見ながらじっくりコトコトと。(ここは経験と勘、かなぁ)
これでできあがり☆
あつあつのものを、僕が作ったアールヌーボーな硝子の器に盛り付けて
最後に隠し味、僕の魂を3日分ほど削って振りかけます。

やっほ〜い
これで『月の溜め息』のできあがり☆
「月」の逆位置さん、あなたのための特別料理。
いつも評価人お疲れ様の差し入れです♪
196人形使い:04/06/04 22:13 ID:833VpQ2A
>192 と思ったこともあったっけー あははーん♪

言葉の密度はとんでもない迷宮だなぁ。
こだわるとどこで手を打つべきか見えなくなる。
みんなはどうしてるんだろう??
質問したところで答えられないだろうけれど。
見えよ!
必要十分の地平!!

もう少しだけ静かにこのまま。
―FELT "Be still"
197「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/04 22:19 ID:zmhJ98iW
わ〜い〜♪
ありがとーございます。

わぁ、音楽の香りがほのかに香って気持ちいい♪
ドビュッシーの月光は大好物です。
テノールの響きがムーンストーンと上手く調和して、
魂のちょっと甘い風味がアクセントになって素敵です。
もしかすると、身体が少し軽くなったかも知れません。

精霊になれそうな一品です。
198なみなみお ◆mCFk32Woec :04/06/05 00:44 ID:PrWBhf5z
「わすれた。」
夕暮れに
江戸川の土手で
歩いて
歩いて
歩きまくっていたら
道の小石につまずいてしまい
もの凄い勢いで
転んでしまった

だけどぼくは
なぜか
起き上がり方を
忘れてしまっていて
横たわったまま
じたばたしていたら

小学生ぐらいの女の子が
自転車のペダルを
踏み込みながら
ぼくの傍らを
通り過ぎていきました

あの子はきっと
書道教室に向かっているのだ
と思いながら

ぼくはじたばたするのをやめて
起き上がり方を
いちから考えていました
199人形使い:04/06/05 18:54 ID:8YuEYbcf
>>197
カキコ時間ニアミス〜☆

「お客様お目が高い!
実は『月の溜め息』、当店自慢の幻想薬膳料理なのですっ!!
これを食すことにより身体の透明度が高まり
透き通ったあなたは、落とす「暗い影」が減少するのです☆

ところで私、とある事情で永遠にかなり近い寿命を手に入れてしまい
そろそろ飽きたところで、料理の隠し味として魂を削ることで
終わりを手に入れようかと当店を開店したわけでありまして・・・・・・」

蝶ネクタイを整え、目を細くして
嘘か本当かわからないお話をする店主は
ひと仕事無事終えた満足感のせいか
いつもより楽しげで少しおしゃべりさんなのでした〜〜♪
200雇われ銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/05 18:58 ID:nSd/XVzh
よう、おつかれ!
、、あ、今日は非番だった、、

|)ノシ
201人形使い:04/06/05 19:09 ID:8YuEYbcf
>>198
おかえり。
(やっぱそっちほうがやわらかくっていいな)

ふぇらーり しにょーり
またーり 不条理。
不条理。

ずっこけたくなる不条理の中で
ずっこける主人公に
ずっこけてずるずる引き込まれる読み手。
確かに目の当たりにしている私。
その瞬間、私も、わすれた気にさせられている。

なみおの言葉の肌理は
いつも脳みそに
サクサクと
いくつか切り込みを入れるようなやり方で
私の眼を開かせてくれる。
言葉の並びが
棋聖の打ち手のように
ぴたりぴたりと決まっているように見えて
たぶん私のつぼにずびーっとハマってるんだと思う。
そうしてよい意味で混乱させられる。
マジな話、抱えていたアイディアが少し進んだ。
刺激というのは大切なものだ。
大切な刺激だ、これは。
うん、うん。
202人形使い:04/06/05 19:13 ID:8YuEYbcf
>>200
にぎゃーっ!!
ヤラレタ。。。
メル欄は見ないで〜〜 (恥。

料理長!
おつかれーッス!!
203人形使い:04/06/05 21:25 ID:8YuEYbcf
>>「月」の逆位置さん
あらら。
お体、大丈夫なの?

あの手の論争はややこしくなるから冷や汗タラリだったけど
バランス感覚あるひとでほっとしました。

あと、確かにちときつかったけど、嬉しかったよ☆
ありがと。

お大事にね♪
204脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/06/05 21:41 ID:MVcCLbiN
ひさしぶりです、マスター。
詩汁(ポエムドリンク)をつくりました。

「乾いたキャンディー(It's you about the dry candy. For and me)」
まったく、少年がしていることと言ったら
ぬるぬるとした飴を乾かしていくことぐらいだった

乾かされてしまった飴を
あの娘にプレゼントしたのはいいんだけども
あの娘の口から吐き出されたのも
結局ただの乾いた飴だった

くるくると間違いだらけで
踊ったところで絡まる足
そのまま床に倒れこんでも
乾いた飴は溶けていかない

本当は君と青い空の下
ピクニックとか行きたかった
疲れたら飴玉をやろうね
溶けない飴を

最後まで噛まぬよう
205「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/05 22:14 ID:ZbWims/C
>>203 人形使いさん
 うん、だいじょうぶさ♪
 ああいう回答でだいじょうぶだったかな?
 ちょっと、ひやひや。
206人形使い:04/06/05 22:57 ID:8YuEYbcf
>>204
お久しです☆
僕は『青ギスの脚立釣り』という風流な漁の話を聞いて
なぜだか墨汁の海で釣りをしている妄想が
頭にこびりついてしかたなかった〜のですっ。。。

それでは詩汁ごくり。

あ・め・だ・ま
甘い言葉。
乾いて溶けない飴玉は
永遠ともとれるんだけど
どこか悲しい。

そうか
戻らない関係を
あと少しだけ。

やーやーやー。
なんて不思議な、なんて不思議な〜♪
溶けない飴が解けない僕。
せつなくキラキラと
何度でも味わえる夢の飴玉な詩。
207人形使い:04/06/05 23:01 ID:8YuEYbcf
>>205
エンタと味わい深い飴玉で遅くなっちゃった〜〜。

あれで大丈夫だと思うよ。
まだなんか言われたら
もうコレっきゃない!!

「にゃ〜☆」→かわいいからいいかー
みたいな。
短絡?
お気楽♪
極楽とんぼー
208人形使い:04/06/05 23:47 ID:8YuEYbcf
んー
猫口癖楽しー♪

そしたら寝よーかにゃ☆
―The kills "Cat claw"
209脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/06/06 00:07 ID:zNDcO8Qb
>>206
青ギスの脚立釣り!
気になりますねぇ。
脚立を釣りにどう利用するのか、考えてみました。

1、脚立を魚群にむかって思いっきり投げてぶつける。
  たぶん、痛い。けっこう痛い。ドラクエで言ったら大体4ダメージぐらい。

2、脚立に登って「マントラー!マントラー!」と叫びUFOに来てもらう。
  その後ミューティレーションしようとして上に登っていくところを捕獲。

3、脚立にのぼって、釣り竿をおもむろに取りだし、餌を針につけて、
  釣り糸をスルリと垂らし、餌に魚がかかるのを首を長くして待つ。

とか、どうなんですかねえ!?どうですか!?
210Bro. / ◆SLASHfTvBA :04/06/06 11:28 ID:fw/xtZiK
人形使いさんこんちわー!
記念書きコっす!そして評価サンクスです。
お礼書こうと思ったらみさきちゃんのスレ落ちちゃってた・・・OTZ
211人形使い:04/06/06 17:24 ID:/ibe39gL
>>209
むー
おしいっ!
3、干潟にて引き潮の時、空と海の青の間に脚立を立てて
  染み染みに青いギスをのんびりと釣る。
おしいっ!!

正解は、
「着流しを着たイナセなギスが
虚ろな目で空を見上げてキセルをふかしながら
ナンセンスに泳ぐ脚立を釣る」
だったんですよー☆
風雅ですねー♪

おしいですなー
全くもっておしい。。。
212人形使い:04/06/06 17:31 ID:/ibe39gL
>>210
わわわわわわー♪
わざわざ遠路はるばるようこそ〜
おっとこまえ〜な詩人さん!

そっかー
今調べたけど、確かに落ちてた。。。
まー、姫は>96で来店してるし
またここでまったり再開なるやもしれず。
流れに任せてくるくる笹舟大航海で行きましょー♪

本当によく来てくれました。
嬉しいなぁ☆
213人形使い:04/06/06 17:32 ID:/ibe39gL
『抽象―扉』

変化への期待
214人形使い:04/06/06 17:32 ID:/ibe39gL
『抽象―雨』

永い浄化の時
215人形使い:04/06/06 17:39 ID:/ibe39gL
『抽象―階段』

自然体での上昇

逆らわないしなやかさ

*重力―確かに落ちることばかり簡単なこの世界において
216非番の銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/06 17:48 ID:cKCF2+4e
飯食いに逝こうとした途端雨が降り出したよ、、、、、、
うぅ、、どうしよう、、、←雨嫌い

『完全自炊』

完全自炊は疲れます
完全自炊を強要するのは相手も疲れると思うんです
だから
外食が好きではない俺も
たまに外での飯を我慢するんです

完全自炊は飽きるんです
完全自炊ばかりだと同じもんばっか食ってる気がすると思うんです
だから
我が家と違う味を
たまに味わう事を楽しむんです

今夜はゴミの日なんです
もうまとめて出しちゃったんです
だから
飯を作ってこれ以上
生ゴミを作りたくないんです
217人形使い:04/06/07 02:49 ID:S4bPf6Y9
ぬー
携帯からカキコできず。。。
気になって、だいぶプルプルした。

>>216
完全なんて胡散臭いから即停止。

生活感が大洪水を起こして
押し寄せてきます。

ってか
おなか痛いわキコキコうるさいわで
料理長ちゃんと寝れてるのかしらん?
218「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/07 18:50 ID:NeVcziBp

 今日、霧雨の降る街角で紫陽花の花を見つけました。
 とても素敵だったので、紫陽花の一房と霧雨をちょっと頂いて
 オブジェにしました。
 即席だったものですから
 霧雨の降る音を再現することができなかったのですが
 テーブルに飾ると、きっと素敵だと思って持ってきました。

 店長、ぜひ飾って下さいね。
219銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/07 19:04 ID:H+hrubTs
>>217
サンクスコ
まぁ、五月蝿いのは五月蝿かったのですが、スゲー眠かったせいかぐっすりと。
今日は対策しまして、超清音タイプに生まれ変わりました。

>>218
某三菜料理店では、梅雨時限定メヌーで紫陽花の天ぷらを出します。
ほんのり苦くてウマイ。
見た目は何かのかき揚げ?って感じ。
220銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/07 19:06 ID:H+hrubTs
三菜→山菜だよ、、、、何やってんだ、俺、、、、、orz
221人形使い:04/06/08 01:53 ID:DkzFgIXv
風邪ひきました。
のどが痛いです。
毎晩夜更かしでさっぱり治りません。
牛乳を温めてハチミツ入れたの飲みながら書いてます。

>>218
おー、美しい!
霧雨は音も無く染み込んで消える儚さが美しいので
音無しでまったく問題ありませんよ。
素晴らしい造詣です。
自然の循環の中から切り取られた
浮遊している雨という現象が胸を打ちます。
ありがとうございます。
私、今日はのどをやられていまして
この霧雨の湿度と植物の香りが
ちょうど心地よさそうなので
(これが言いたいがための前置きでした♪)
今晩は私の枕元に置かせていただいて
明日からお店のほうに飾らせていただきます。
また来店していただいて
お店とのマッチングを楽しんでいただければな、と思います☆
222人形使い:04/06/08 02:01 ID:DkzFgIXv
>>219
豪快に寝る!
料理長、太いっす!
漢っす!

料理長の食べ物の話はいつも
食という行為に自然に関わっている姿勢と
さりげないこだわりを感じます。
そのぴっとしたさわやかな姿勢のよさは心地よく
だらしのない私にも向上心をもたらしてくれます。

「紫陽花を食べる。」
美しいと思ったものを食す。
その行為は直接的ですが
表現するのと同じ欲求に繋がっている気がします。

>>220  w
223人形使い:04/06/08 02:06 ID:DkzFgIXv
ふれる
さわる
単純な欲求

言語という
不安定な管をとおして
誰かの魂まで
手を伸ばしたい

返ってくるものが
錯覚と区別なかったとしても

さわりたい
温度に

BGM―My bloody valentine "touched"
224銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/08 18:03 ID:iOXO05nY
< ランチタイムからディナータイムの切り替え準備休業中 >

 -- 喫煙室にて --

よう、店長。
あのさぁ、ここ数日さ、
詩人ではなさそうなんだけど、毎日来る若い女の客がいるじゃん?
気付いてたか?っていうか、今日も来てたぞ。結構美人の。
いっつも同じ奥のBOX席に座る人すよ。
分からねぇか?ほら、横にお茶の木の鉢を置いてる方のBOX席だよ。
 (つーか、もちっと見栄えのする植物を置けよ、、、)

あの人、ランチタイムに毎日来てるんだよな。
誰かと連れだって昼飯食いに来るわけでもないし、
待ち合わせに使ってるわけでもない様子で、いっつも独りなんすよ。
いや、、別に独りってのがおかしいわけではないんだけどな、、、
あんだけ毎日来てて、常連と顔馴染みになってるだろうに会話もしねぇし、
窓から見える道行く人をずっと見てるんすよね。
それと店にいる間中、帽子をかぶったままって変と思わねぇか?
225銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/08 18:03 ID:iOXO05nY
しかもな、あの人ランチタイムに来るのにランチ頼まねぇだろ?
いっつもオリジナルメニューの方のオムライスを頼むんすよね、あの人。
毎日毎日オムライス。
飽きねぇのかな?

で、こないだ臨時で3日間だけ来たバイトがいただろ?ウエイトレスの。
うたた寝っていう使えない奴が来たじゃん!3日間で皿を7枚割った奴な。
そうそう!そいつそいつ。で、そいつが言ってたんだが、
オーダー取ると、必ず灰皿を持ってくるように言うらしいんだが、
一度も灰皿を使わないままらしいんよ。つまり、タバコを吸わねぇって事な。

"誰か"を待ってるのかねぇ?
来ないって分かっていながらさ、待ってるのかねぇ?

ヲト、、もうこんな時間だな、、
ディナーのビーフシチューの仕上げに取り掛かるとするか。
んじゃぁな。
226「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/08 19:27 ID:9L81wG+Q
店長〜。
肩が痛いんで、仕事が終わってからで良いですから何か痛みがまぎれるもの下さい〜。

あ、仕事はしますよ、もちろん。
そうそう、アイスクリームの新作なんですけどね。
季節に合わせてしっとりとしたやつを考えたんですけど・・。
バニラアイスに、薄霧をからっと揚げて妖精の蜂蜜であえたソースをかけた一品はどうですか?
227人形使い:04/06/08 20:23 ID:DkzFgIXv
>>224-225
まあまあ料理長、下世話だこと!!
(しっかし吸い過ぎですよ。。。)
おっとそうだ、忘れてた。
お茶の鉢を紫陽花のオブジェに替えておかないと。
それじゃぁ、お邪魔のお詫びのくみすくちん茶を差し上げるついでに
さりげなく聴けるようなら聴いてきてみようかなー。
----------しばらくして----------
よーほー料理ちょ☆
あの人は確かに待っているんだけれど
待っているのは人じゃなくて『その日』だそうですよー。
繰り返しているように見える日々の中に
決定的な日がやってくるそうです。
あの人はその日に世界をすり抜けては
いくつかの世界を渡ってきた詩人さんだそうで。
(方法は教えてくれませんでしたけど)
そのちいさなちいさな変化を見逃さないために
あの人は毎日繰り返しているそうですよ。
帽子を取ることもほとんどなく
オムライスを頼むのは、にわとりが先か卵が先か延々と考えるためだそうです。
その繰り返しの中に変化の兆しを見るのだそうで。

と本人が言うのはこんな話だったけれど
伏せ目がちに話をするお客さんの瞳に湛えた深い青色は
もっと複雑な過去を背負っているような気がしたな。
世界を踏み越えても、時のしがらみからは逃れられないのかと少し感傷的になっちゃった。
ふー、それじゃ料理長!ディナーもビシッと頑張って!!
228人形使い:04/06/08 21:24 ID:DkzFgIXv
>>226
梅雨の新作おいしそー☆たのしみたのしみ〜
っとどれどれ・・・えらいことになってるなぁ。
肩にしがらみ鉛が結晶して茸状になっちゃってるよ。。。
よーし!ちょっと錬金術の媒体を口に含んでっとー

うおっほん!
それではおじいさんのおじいさんのおじいさんから伝わる
古の魔法の歌をひとつ歌います。
その言霊は染み込んで軽くします。
そのリズムは鼓動を刻み血行をよくします。
まぁまぁ、そんなに思いっきり疑った目で見ないで♪

「取り出した 秘密の鍵束の
 ねじくれて 青い石のついた鍵
 半月に 差し込んで
 安らぎの部屋へ 道を開く

 私の名は 天使です
 反重力な 呪文をひとつ
 見上げるような 太い柱を
 天井まで 散歩

 わたしは 縛られない
 海を渡る鳥
 わたしは 滅びない
 月を歩く猫

 空にぶら下がり
 夜を身に纏う
 この魂の羽根が
 黄昏に沈む日まで」//
229人形使い:04/06/08 21:25 ID:DkzFgIXv
//228続き

その昔歌は今よりももっと強い力を持っていたといいます。
言葉を信じればそれだけの力を引き出すことができる。
もう短いものしか残っていないのだけれど
その事実を確実に教えてくれる魔法の言葉。


「どこまでものびる手
 どこまでものびる足
 あらゆる境界を踏み越えてゆく
 わたしは遥かなる旅人」

どうかなー。ちょっとはよくなると思うけれど。
自分でお風呂に浸かりながら口ずさむともっと効果があるんですよ☆
とりあえず、こんな感じで。
これでだめでもまだまだ手はあります。
そのかわり、しっかり働いてくださいね☆
えへへ〜〜
230人形使い:04/06/08 23:02 ID:DkzFgIXv
石の下の一つ目の鳥

第一の層は
深い緑の海の柱

第二の層は
銀盤の裏にはりついた波

第三の層は
赤眼のサルと金の嘴のイスカ

第四の層は
声無き言の葉の法

石の下の一つ目の鳥は
ねじの樹を抱え
底の抜けた黒い穴に向かう

言祝の光槍を掲げ
千の偶像を練り
億の炎で焼かれたる
冬の塔

四つの口もて
語りうる万天の録
深遠を裏側にひそめて
はばたくは遠球体の空

〜古人の歌 "一つ目のガノト=アクテ=オルを讃う" 第34章11-14節〜
231人形使い:04/06/08 23:15 ID:DkzFgIXv
ふぅ
難しいなー。
(ぱたりと重厚な装丁の本を閉じて)

ぬーん
今夜はにゃーにゃー聴けないのかー
猫になり〜た〜い〜♪

この前は集客失敗したし
なんだかうちの店は店員しかいないなぁ。
このまったり感はやめられん♪
でもそろそろまた来店アンケートでもやって
常連増やそかな。

雨降りだし、今日はもう寝よっと。

―ショパン "雨だれ"
232「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/08 23:20 ID:fLxN8eXG
い、いわないで〜(涙
あと、もうちょっと・・。
233人形使い:04/06/08 23:24 ID:DkzFgIXv
にゃーにゃー?
234「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/08 23:59 ID:fLxN8eXG
>>228-229
店長ありがとー。
少しよくなった気がするよ〜。

あ、にゃんにゃん話書き終えました。
これでシューケットシーは一段落。
235なみなみお ◆mCFk32Woec :04/06/09 04:06 ID:B4kbjXcY
「大学生の夏休み」
仕事を終えて帰ってきた僕が
ワンルームマンションの
重たいドアをあけると
部屋から冷たい空気が雪崩れて
僕の体を包み込んだ

エアコンは
誰もいない部屋を
冷やしつづけて
いたという事実に僕は
なんだ、
哀しくなってしまった

冷えきった
ガラステーブルに
ケータイ電話を置き
窓を開けた
236なみなみお ◆mCFk32Woec :04/06/09 04:10 ID:B4kbjXcY
窓から流れ込んだ
蒸し暑い夏の空と蝉時雨が
部屋を満たして
僕は昨日の夜、
けだるそうに踊っていた
あの女の子をみたときみたいに
くらくらした

まだすこしだけ
寒さの残っている部屋で
音楽を聴いている僕は
蝉時雨の絡み合うメロディーに
リズムをとりがら
あの女の子を
デートに誘ってみようかと
テーブルの上のケータイを
長い間、見つめている
さざなみが砕ける一瞬を
待っているような
なんだ、そんな気分だ



//
完全無欠の妄想な詩です。

どうでもいいんですが、さいきん読んだ、
牛歩戦術やってる最中の、議事録に、衝撃を覚えました。
すさまじいリフレインでした。ttp://www.geocities.co.jp/WallStreet/7009/mg0003-3.htm
ここに載ってました。
237人形使い:04/06/10 00:48 ID:4jMnJQgQ
―日記―

真夜中
雨道
染み出す光

溜め息
滲んで
点描画
238人形使い:04/06/10 01:09 ID:4jMnJQgQ
>>234
ノンストレス人間にはリアル肩こりの治し方わからない・・・

シューケットシー

てくてく行進ご機嫌な
ちいさくておおきな冒険物語

読み終えたどきどきを筆に染みこませ
淡く滲んだ挿絵をくるくるといくつか
最後におおきな星を描いて
綺麗な表紙をくっつけて
僕の大切な書庫の仲間入り

癒される〜〜♪
239人形使い:04/06/10 01:36 ID:4jMnJQgQ
>>235-236
もうすっかり未明の寡黙な詩人だなや☆

温度の変化が物理的構造を弱らせるように
二度の体感反転でほぐれていく心かー。
やるなぁ。。

>冷やしつづけて
>いたという事実に僕は
>なんだ、
>哀しくなってしまった
このどたばた感、狙った?
読んでると冷えて鈍速化したみたく思った。

気だるい真夏に
ときめきながら
ざぱーんな瞬間を待つ甘酸っぱい気持ちが
なんだかそぐわない気もする。
夏は退廃だってのが僕のステレオタイプ。
踊り踊ってるし、もっと悶々しない?
という妄想を置いておいて

光る飛行機が雲引く爽快感を持つ詩。
すなわちシューゲイザーだよ、これは!!!!(マジで)

追伸:最近晴天を描ききる試みに苦心してます。
あの感覚って難しすぎます。

//
命令形があそこまで連続されると魔術的な歪が生まれてるね。
落っこちそうになったよ。。。
240人形使い:04/06/10 16:33 ID:tVCzS9Ch
△▼△私的メモ▲▽▲
詩は遮蔽である。詩は遮蔽である。詩は遮蔽である。詩は遮蔽である。
やつの目を塞げ!口を塞げ!耳を塞げ!鼻を塞げ!毛穴を、穴という穴を塞げ!
意味の記憶の注視点を執拗に塗り固めて特異点へ。
どこまでもどこまでもどこまでも引きずりこんで潰せ!
241人形使い:04/06/10 16:38 ID:tVCzS9Ch
△▼△私的メモ▲▽▲
評価はバイアスである。
バイアスに過ぎない。
語の用法、リズムなどの基礎的な部分以外の何を声高に指摘するのか?
評価は反転する。
良い部分も悪い部分も同一であるからである。
242人形使い:04/06/10 16:55 ID:tVCzS9Ch
『三本の匙とグレープフルーツ』1/2

みっしりと紅玉の粒は立ち
金属の匙で掬うと
匙は
鋭い酸で溶けて崩れた

つるりと木卓に落ちた実を
慌てて拾い
口に入れる

みるみる舌は溶け落ち
眠るような心地がした

ふたくちめで喉の肉が崩れ
径は広がり
胸郭までの吹き通しとなり
腐れた肉で喉がつまる

みくちめを噛むと
歯は崩れ
滴りは胸のうちに達した
243人形使い:04/06/10 16:56 ID:tVCzS9Ch
// 続き 2/2

わたしは空洞となり
風の吹く夢を見るのだったが
心臓だけは侵されることなく
さっぱりと表面を洗われて
赤く輝きを増してゆくのだった

その鼓動は揺るぎ無く
すべてが宇宙の中心へ収束していくという予言は偽りで
宇宙の中心が
この灼熱の心臓をめがけて落ちてくるのだと
そのとき
わたしはそう確信した
244人形使い:04/06/10 17:22 ID:tVCzS9Ch
△▼△私的メモ▲▽▲ >241 続き
価値云々の議論はもはや不毛で
言葉が言葉である原始の意味を問うて
読み取れたことを
感じた世界の息吹を
返せばよいのではないかと僕は思う。

小鳥の鳴き声に価値の上下をつけるは無粋。
現象は現象として扱う。

発信と受信で輝く道具。
でも、そうしたら、詩を書くという行為を切り出すと
その行為自体はいったい何か?へと行き着く。
そうしたらもう一度、言葉は道具なのだと宣言すればよい。
道具の使い道を決定する我々に委ねられている全て。

―実践はしたけど、一応文章化して残しておこう。
245快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/06/10 21:50 ID:LzWpM6wL
塩ラーメンとえびチャーハンの大ください。
246人形使い:04/06/10 23:55 ID:4jMnJQgQ
『ギャラクティカ☆ラーメン』
市松模様の無限反復織り上げて
白い床に流すように広げ
赤い線の隙間という隙間に
海の水をどばどばと注ぎ込み
重油タンカーをトマホーク一撃で大破
黒豚どもを生のまま放り込んで
まみれて窒息寸前に放火
ぢりぢりと塩梅よくなるまで煉獄
富養海水にて莫大に増加の海草はそのまま利用
氷河期の地球をあられ割りして核をどろり
最後にヾ( ゚д゚)ノ゛シナチクー
カクカクとすすれ!
必殺
ギャラクティカ☆ラーメン!!
--------------------------
気分荒れてんなー・・・ orz
247「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/11 16:22 ID:PgQi1dhD

 店長ー、昨日はドタキャンしてごめんなさいー。
 ちょっと、アクセス規制に巻き込まれてこれなかったんです。
 あ、あ、お給料を下げるのだけは勘弁!!
 ちゃんと働きますから〜。


>>245 快楽童子さん
 あ、お水どうぞ。
 氷の中にフェアリースノーを入れたので、見ていても飽きないと思いますよ。
 もちろん無味無臭で無害ですからなんの問題もありません。

 あ、それと1ON1スレではありがとうございました。
248快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/06/11 19:24 ID:xFIm424K
(快 д 楽) ラーメン ウマー ミズ ウマー
         フェアリースノー ウマ、、、ウッ!
249人形使い:04/06/11 22:00 ID:0dJXPovP
>>247
料理長のとこ報告しにいってたの知ってます。

あるときは評価人
またあるときは名パティシエ
しかしてその実体はっ!
ポエムファイター「アマゾンの噛みつき魔」!!!

デビュー戦、生中継でみてました。
おめっ☆

まー、戦いのあとに休息は必要。
有給にしときます。
250人形使い:04/06/11 22:03 ID:0dJXPovP
>>248
やっぱり中りますよね。。。
料理長どこいったんやーー!!
251「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/11 22:07 ID:O75nLXJD
>>249
にゃー。
252人形使い:04/06/11 22:43 ID:0dJXPovP
またまたあるときは猫ってにゃ☆

夜叉読んだにゃー!
にゃーにゃーにゃー!!!!!

『お猫さま☆』

「月をお腹に抱き込んで
 我輩は眠る

 無人の街角で
 塀を斜めに上る

 実は我輩を中心に星々はまわるのにゃ」

じっと見た猫の目は
そんな風に誇り高く光ってた

って考えてたら
すりすりしてくる黒猫

ぺろってしてもだめだめ
僕はだまされないよ

―そんな関係が楽しい
253「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/12 00:37 ID:6rzHKLek
なんかはずかしい・・。(/ω\)

あ、夜叉姫のコメントありがとー。
254人形使い:04/06/13 14:34 ID:KS9XE3r9
シマッタ店開けるの忘れてた。。。

>>253
(?_?)
255人形使い:04/06/13 16:20 ID:KS9XE3r9
『遊覧者』

―序

不快
不快
それは始原
または未分化の世界
身体を持たぬ亡霊の苦しみと目覚めてから思ったものである
悲鳴を上げる声帯も
じたばたともがく手足も無く
吐き気に応える胃すらもなく
ただ出口の無い不快感がぎちぎちと内側から苛むのである
耐え難い膨張の直感なのである
256人形使い:04/06/13 16:21 ID:KS9XE3r9
//『遊覧者』

―目覚め

大きな一呼吸で蘇生
死に似た体験とはよくいったもので
鏡に投影された冷たい汗と土色の肌はまったく泥人形であった神話の時代を思わせる

しかし未だに覚めきらず
鼻筋をのろのろと幾度かこするのだったが虚しく
大脳皮質に乳色の膜でも張っているか
くも膜下にぎちぎちと綿でも詰め込まれているのか
どうにも焦点温度の上昇はみられないのだけれど
ただ一点
冷たい道があり
それは水脈ともいえた
欲求
私は渇き
その水の匂いを求めて
単細胞生物の走性でその一日をはじめたのであった
257人形使い:04/06/13 16:23 ID:KS9XE3r9
//『遊覧者』

―付与

求めたものは与えられた

その日
曇り空の下
傘を指さない人々の中にあって
私ひとりが滑稽にもずぶ濡れていた
そこで止むことのない悲しみが質量であると知る

扉をいくつか開けたが
変化への期待は裏切られ
階段をいくつかのぼったが
しなやかな上昇の気流は一筋もなく
ただ永い浄化の時を耐えるしかないと
それらの抽象を思い知ったわけである

ところで巨大な交差点に辿りつき
どうにもぬぐうものなく酷くずぶに濡れているので
他人の顔を鏡にした焦燥が
汗腺の蛇口をひねり
いくら顔をこすってみたところで
周囲への同化という衝動を剥離させることはできなかった
258人形使い:04/06/13 16:26 ID:KS9XE3r9
ぬー

こっから先がすげータイヘンだ。
今日はこんくらいにしとこぉ。
初めての超大作☆
大切に大切に・・・

BGM―slowdive "machine gun"
259「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/13 20:46 ID:QR5GPMWX
 店長ー
 すいません〜、ちょっとそれとってくださーい。
 あーあー!
 ごめんなさいごめんなさい(物がぶつかる音)

 あーあ、せっかく作ったのに。
 めずらしく妖精の粉が手に入ったんでお菓子に少し混ぜてみたんですけど、
 量が多すぎたみたいでもの凄い勢いで飛んでいっちゃったんです。
 もう、壁にぶつかるわ鍋にぶつかるわ。
 これ、絶対あとで料理長に怒られますよねぇ?

 料理長がいないうちに早くかたずけなくちゃ!!


>>254
 気にしないどいて下さい。
 もうぐだんぐだんです。
260銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/13 20:48 ID:vqE0Biyu
何してんだ、オメーらわ、、

ていうか、便秘で暫く有給使わせてくれ、、、
261銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/13 20:50 ID:vqE0Biyu
オイ、何か変なクッキーみたいのが俺に懐いて付いてくるんだが、
これ、何とかしろよ!!11111
262「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/13 21:25 ID:QR5GPMWX
>>261
わ! 料理長が来ちゃった!
ごめんなさいごめんなさい!!
今すぐかたずけます!!!!


  ガシャーンドシャーンガラガラ……
263人形使い:04/06/14 00:54 ID:R0nZdnb2
>>259
う〜む
逆位置さん
素晴らしい混沌だね☆

っと喜んでるばやいじゃない。。

妖精の粉使う時は
しっかりと世知辛い話聞かせておいて
地に足つけさせないとダメだって言ってたでしょう。
売り場で童話聞かせて軽くしないと。。

まー、閑古鳥鳴いてるからゆっくり片付けましょう。

>>気にするなと言われると気になるなぁ。
まぁまぁ、何にせよ元気にいこうね♪
詩人は自分が書きたい詩以外を排除するくらいの気概がないとやっていけない人種で
酷評とかくらっても、それは大して問題にならんのだから
技術的な指摘は素直に受け入れて、精神はふてぶてしく☆
→的外れてたらスルーしといて。
264人形使い:04/06/14 01:11 ID:R0nZdnb2
>>260-261
料理長ーーーー!!11
どこいってたんですかっ!
それにその格好!
赤い髪がコック帽からはみ出てますよ!!

おかげで慣れない料理作って、快楽さん病院送りにしちゃいましたよ。。。

あ、そか。
外食しておなか壊したんね。
まー、ゆっくり休んでください。
(その犬クッキー、詩作なんで食べちゃってかまわないませんよ☆)
265人形使い:04/06/14 01:14 ID:R0nZdnb2
>>262
やれやれ
266「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/14 22:46 ID:4LrtsyLD
>>263
ありがとー。
267人形使い:04/06/15 01:13 ID:7F1NBA9P
『青い時代の戯画』

ぼくなら

ぼくなら

浮かぶ雲の立体感のところに

鮮やかな色ばかりを投げつけた旗を立てて

「夢」と名付けるな

―青い反転―

しくじったぼくは

おっこちていきながら

あの辿りつけなさなら「楽園」の方がよかったなと

ぼんやりと考えていました
268人形使い:04/06/15 01:13 ID:7F1NBA9P
『青い時代の戯画』

ぼくなら

ぼくなら

浮かぶ雲の立体感のところに

鮮やかな色ばかりを投げつけた旗を立てて

「夢」と名付けるな

―青い反転―

しくじったぼくは

おっこちていきながら

あの辿りつけなさなら「楽園」の方がよかったなと

ぼんやりと考えていました
269人形使い:04/06/15 01:14 ID:7F1NBA9P

入道雲はまだか

入道雲はまだか
270人形使い:04/06/15 01:20 ID:7F1NBA9P
『影絵』

(夜に着地しているわたし)

(夕方にはまだ浮いているわたし)

真昼に溶けて

黄昏に影だけとなり

声無く笑う

くるくるとまわる

夜が来るまでのわずかの永遠
271人形使い:04/06/15 01:24 ID:7F1NBA9P

他意の無い物語は眠り薬だから
272名前はいらない:04/06/15 06:54 ID:S4WdENsE
273人形使い:04/06/15 17:59 ID:7F1NBA9P
>>272
fatcatリンクでびっくり
(お気にリンクだけど
(ミーハーだからMUMとかシガロスしか持てなひ。。。
おすすめってことだよね?

→試聴った。
アフリカ大陸感じた。
原始の鼓動の灼熱呪術的リズム感。
ジャケも曲名も統一感あってもイイねっ☆

Danke!!

(CD買うお金が欲しい。今月は1枚しか買ってない・・・
(新品は高い。。。
274人形使い:04/06/16 02:58 ID:FVsObcff
―日記―
コンビニで買い込んだのは四本組み単四電池と整髪料とポテトチップス
誘蛾灯の陰鬱な青の染みこんだような空疎さを
夜で埋めてしまおうという閃きが一筋

アスファルトの回廊に規則正しく立ち並ぶ街頭はこうべを深く垂れ
優雅な沈黙で夜の底へといざなう
遠くの暗がりの重力に自転車と僕は落ちていった

闇の中の母校
巨大な建築物の静寂はたぶん終末の連想の不気味
キコキコと車輪
おそるおそる覗く窓の向こうの廊下は異世界のような変容をきたす
そしてキコキコとたどり着いたグラウンドの真ん中で夜の温度は反転した
空が開けていた
広がっている宇宙は柔らかかった
深く呼吸させるこの宇宙をもう少しだけ
ポテトチップスの無くなるまで

もうしばらくの夜警
静まり返るガレージと部屋の明かりと石鹸のいい匂いのあいだを抜けてついに果てに着く
大地は落ち込み、台地は途切れ
白猫の走る階(きざはし)がひとつ
吹き上げてくる風が一枚
再び開けた夜と高速道路のノイズ壁のはるか向こうで瞬いている高層マンションの明かり
あれは無数の生活の灯
今日はそんな感傷を俯瞰する気にはならない

やがてぼくは世界のぬくもりに満ちてきびすを返し帰途についた
それは朝に向かってのぼっていくような気分だった
275人形使い:04/06/16 03:02 ID:FVsObcff
>274
うわー若いな・・・
ま、いっかー

寝よ。
276人形使い:04/06/16 03:08 ID:FVsObcff
夜警

落下
陽だまりみたいな温もりの沈殿
体温の順応
対流に従って上昇
277名前はいらない:04/06/16 06:12 ID:xtSSsLid
夜這い

パンツ落下
陽だまりみたいな温もりの丘陵
血圧の上昇
本能に従って挿入
278人形使い:04/06/16 17:04 ID:FVsObcff
>>277
うまー
やるね。
悶々な君に Tchin Tchin 〜☆
279人形使い:04/06/16 17:15 ID:FVsObcff
静物画をひとつ
小品をひとつ

『晴天の人』

ミミズの乾く日に

長い服の布に隠すようにして
風を幾らか連れている

太陽に姿を深く彫りこまれて
ざぶざぶとひかりを踏み砕いている

さらさらとした空を
するすると歌い上げている
280人形使い:04/06/16 17:22 ID:FVsObcff
―日記―
こんなに晴れた日は坂に行くといい
今日
遠く見晴るかしたビルディングがかすんでいて
その基調がうつりこんだ青であることに気付き
道路に倒れそうになった
溺れた

いくら言葉を積み上げても届かない
あの得体の知れない白青色
くそったれ!
と悪態のひとつもつきたくなる
281人形使い:04/06/16 17:26 ID:FVsObcff
このスレ、何が敷居になってんのかなー?
282「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/16 17:38 ID:Fbh2SW5W
「美味しいロイヤルミルクティーの作り方(二人分)」

 まず、小さいお鍋にお水を入れましょう。
 水の分量はコップ一杯とちょっと。
 ウインディーネが入っていないかよく注意してね。
 それからサラマンダーに沸騰する強火で加熱するようにお願いします

 沸騰してきたらお好みの紅茶の葉っぱ(ここでは月光華を使います)をティースプーン2杯分入れます。そのまま1分30秒沸騰させましょう。
 だいたい時間になると葉っぱ全体がキラキラと光を放つさまを見ることができるでしょう。
 そしたら、さらにコップ一杯分のミルク(ここでは月光華の特性を生かすため天の川の牛のミルクを使用)をゆっくりと注ぎます。
 さらに温めて鍋のふちに細かい泡が出てきたらOK♪

 茶こしで葉っぱをこしながらコップに入れます。


 ほっと一息入れませんか? 
283身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/06/16 22:05 ID:INj5IuEq
お邪魔しまぁす。 失礼しましたぁ。
284人形使い:04/06/17 02:37 ID:KizRdpUk
2ちゃん閉鎖かとおもた。。。

>>282
ありがと、精霊使いさん☆

ミルキーウェイのミルクは甘〜いね
なんか、月光華て、お腹が冷た温かいよ??
不思議ー♪

ふー
なんかぽくぽく眠くなってきたぁ。。。
285人形使い:04/06/17 02:39 ID:KizRdpUk
>>283
暴走族かいっ!
痛そうじゃんっ!!
もう帰るんかいっ!!!


よく顔見せてくれました♪
またどうぞ☆
286猛禽:04/06/17 14:02 ID:gJn6OJlv
(@v@)ノシ
287名前はいらない:04/06/17 15:22 ID:s9DUOC9a
敷居が高いと言うより
レベルが高いと言うか 何と言うか
288人形使い:04/06/17 17:43 ID:Kf7UR+Fh
>>286
猛禽さん、いらっしゃ〜い!!

ぼくも実際は例の棚好きですよ♪
ただ、時々黒塗りメルトダウン起こすこともあるわけで・・・。
289人形使い:04/06/17 17:50 ID:Kf7UR+Fh
>>287
⇒何とか
もっとはっきり言っちゃってくらはい!!

レベルかー。
どうなんだろか??
ぼくはただ、色々読みたいだけなのだけど…
確かに今のところのお客さんはここの著名人さんばっかりだからなぁ。。。
(それはとてもありがたいことなんですけれどね)
290人形使い:04/06/17 17:56 ID:Kf7UR+Fh
*IDおかしいのは、他所からの接続のためです。


『印象―初蝉』
木漏れ日に胴をまだらに染めて
幹をつたい落ちてくる初夏の水色の光を
ごくりごくりと飲み干している
291猛禽:04/06/17 18:39 ID:miC1Gcn2
「イメージの崩壊と新しい定着」

まるこびっちの若かりし頃の顔

>>288を読む

桂三枝の若かりし頃の顔
292人形使い:04/06/17 23:36 ID:KizRdpUk
>>291
めちゃ考えたけどわからない。。。
穴に入ってしまいたい (そうすればわかるかも)

⇒いらっしゃ〜い!
なんか、文字打ちながら頭の中で三枝うるさくて
それが伝心してて笑いました☆
293人形使い:04/06/18 01:36 ID:c20xTOyi
子供のように超音速、超高高度に憧れて
小説の切抜きみたいな駄文作っちゃった☆

『ACE COMBAT』

手を伸ばせば届く青

高度20000を越えると
裸のオゾンの色は俺を溺れさせるに充分すぎた
それはもう青の底に向けて逆さまに落ちていくとしか思えない経験だった
薄いジェットの推進音に包まれた俺は
深宇宙の中心、巨大な濃青色の穴をはっきりと認識していた

―いや
これらはすべて説明にすぎない
その時、俺には何の心の動きは無く
言葉も無く
忘我
空洞となった肉体があるだけだった
可笑しな言い草だが
そこに俺はそこ(戦闘機の前部座席)にはいなかったのだ

【CAUTION!!】 【CAUTION!!】

敵機警戒警報が赤く鳴り響くまでは・・・・・・
294猛禽:04/06/18 06:59 ID:pF0VvnqV
(@v@)ノシ
開設おめでとう
実は、猛禽は、ここの店主をあそこに
誘おうと思って飛んできたのだった(時間もあるみたいだし)
295人形使い:04/06/18 10:28 ID:c20xTOyi
>>294
大空の覇者さまにわざわざお誘いいただくとわ☆
ありがとうございます!

本当は今書き途中の『遊覧者』が終わってから登録しようと
計画初期から楽しみにしてたんですけど・・・
がまんしきれず・・・・・・

猛禽さんの父母へは今の僕への浸透力抜群で泣けました。
とても美しい佇まいを持つ、正統な詩を書く人だなと思いました。

もっといろんな人増えたら楽しいのに。
なみなみおのとか、北さんのとか、歌川からすさんのとか、読みたいなー♪
296人形使い:04/06/18 23:12 ID:c20xTOyi
神話です。見者です。

『水面』

沈める世界
澄んだ水に閉じ込められた諸都市の表面は
あらゆる感情を溶かし込んだ
悲哀の輝度を反映している

私は水面を歩く
悲しみを持たないためである
軽く握られた空洞な手は
卑しさにも
悔いにも
とらわれることがない

私は水面を歩く
つれて疾る波紋は
美しい幾何学の統制を持って
黄金律をひとつ描いているのがわかる
立ちのぼる水気の潤いが
眼(まなこ)の曇りを拭い落としたためである//
297人形使い:04/06/18 23:13 ID:c20xTOyi
//続き

私はひと茎の葦のように
その距離を愉しむのだったが
無風の水面には
傾ぐ擦音すらたてることができず
透明な気体のような不確かさであり
音楽は
ここではないどこかからの雫の作り上げた
小さな冠のたてる
くすぐるような音だけであった

そしてその時
私はそれが再生の基調となることをすでに識っていたのだった
298人形使い:04/06/19 01:02 ID:Aemg6Rkp



その人はなぜ波立つのか

何色の石が
その人の水面へ

と落ち
なぜゆえに波紋は
ざわざわと広がるのか

私は懸念します
友だと思っているので
私は祈ります
その人の言葉が好きだから

この空間において
私ができる僅かなこと
せめてこのお店で
少し愚痴をこぼしてくだされば
せめて耳を澄ませることはできます
いままでその人の詩を読むのに注いだのと等量の真摯さをもって

―波立つ常連2名様へ   店主敬白
299人形使い:04/06/19 03:11 ID:Aemg6Rkp
む〜〜〜〜〜残念。。。

素敵パティシエさんも元気ないし
来なくなっちゃったし。。。
切ないなぁ。。。
無力だなぁ。。。
。。。
300北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/19 03:13 ID:Gped/Y7V
いいじゃん、無力でも。
301人形使い:04/06/19 03:18 ID:Aemg6Rkp
>>300
諦めは生きていくうえでは大切なことだけれど
執着を感じている対象への無力感というのはきついもので
そこまで譲ることはできそうにないのです。
所詮は煩悩まみれの僕なんです。。。

ふー
302人形使い:04/06/19 03:20 ID:Aemg6Rkp
自分でも何言ってるかよくわからない・・・

寝ます。。。
303銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/19 19:56 ID:fKm0dSRS
スイマセン、カキ氷ください。(;;;;;´д`) <アツイ、、、
304「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/19 19:59 ID:7ZseiXEQ

 にゃー。
 いつも妹分(月の逆位置)がお世話になってます。
 知恵熱でぶっ倒れてるんで、変わりに店を手伝いに来ましたにゃ〜。
 ドジな子だけど迷惑かけてないかにゃ?
 お馬鹿な子だけどこれからもよろしくお願いしますにゃ。
305「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/19 21:26 ID:7ZseiXEQ
>>303
 お粗末ながらつくらせていただきますのにゃ。


 水にルビーを溶かすと
 少しずつ紅く染まり
 それはまるで夕焼けのよう
 堅く凍らせてかき氷をつくる
 氷を削る音に耳をすませながら
 ためらわず まよわずに
 少しずつ少しずつ山ができていく
 紅い紅い山
 その上にほろ苦いキャラメルをかけて
 凍らせた桜の花びらを散らそう


 さぁ、どうぞにゃ。
 あ、名前どうしよう・・。
306北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/20 01:02 ID:HrRUkh9J
まぁまぁ、肩もみしましょか?

もみもみもみもみもみ
307人形使い:04/06/20 01:12 ID:cOvy7iJt
わ〜い☆
最近懸賞よく当たる!
MUMのポストカード当たったーっ!!
しかもオマケにfatcat関連の試聴CDまで入ってるし〜〜〜♪
やほほ〜〜☆
308人形使い:04/06/20 01:15 ID:cOvy7iJt
>>303
いつもみんながいる時間に来れなくて申し訳ない。
料理長ほんとに暑さに弱いんすねー。
ウチの秘蔵のパティシエがもう作ってるから(>305)
それを食べてくさい。
309人形使い:04/06/20 01:19 ID:cOvy7iJt
>>304
そうですか。
お大事にと伝えてください。
とっても腕のいい、当店自慢のパティシエで
迷惑どころか、それはそれは助けていただいてます!
それではありがたく猫の手を借りさせていただきます☆

>>305
命名→「黄昏の山脈」
まかないにそんな高価な食材使っちゃ・・・
(姉妹だなぁ・・・)
310人形使い:04/06/20 01:23 ID:cOvy7iJt
>>306
さすが、優雅な指使いが・・・・

イテッ
イテテッ

・・・・・・・・・

お、軽ーい♪
311人形使い:04/06/20 01:32 ID:cOvy7iJt
う〜〜〜ん
今日はなーんも出てこない。。。

なみお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!

友人とオランダ戦観戦してきます。
ふー。
312銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/06/20 09:06 ID:JZVOHiyu
>>305
もしゃもしゃ、、ウメェエエエエ

あ、スイマセーン
コンデンスミルクください。
チューブごと。
313人形使い:04/06/21 10:43 ID:RUO1grRP
>>312
おおおぉぉぉぉぉおおお!!!

りょ、料理長〜
牽牛の彦んとこからミルキーウェイの牛一頭担いで借りてきましたぁ〜〜
このミルク甘ーいから
そのままかけてみてくださいっ

っっとぉ〜!!
314人形使い:04/06/22 02:02 ID:Sw+S63d2
音楽が鳴ってなきゃあ、やってられんわっ!

どかーん
ぐしゃー
でででー

かわりに燃やしてくれるもんね。

―part chimp "LI'L BUMMERBOY"
315人形使い:04/06/22 03:11 ID:Sw+S63d2
『不眠』

高密度粒子で構築されたような
地上約1mまでの
私たちの腰を支えている台のような空気と
私たちに天を見上げさせる
反重力ベクトルの魅力の力場を含む空気と
(それらは夢と現実という概念の具象であった)
その僅かな合わせ目に
液体のように広がって流れており
匂いを持っている薄い層こそが
雰囲気である

夜明け間近
青い闇の底で寝付けない私は
部屋の天井を見上げて
常夜灯の重い橙色に浮かび上がる
たとえるなら心が川に刺さった竿にふととまるような
その雰囲気の監視
すなわち不可知の直視という冒涜を犯し
そのかつ目の代償として
日出までの不眠を支払い続けていた
316人形使い:04/06/22 03:12 ID:Sw+S63d2
近頃いま一歩のしまり無し。
317北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/22 03:14 ID:nOY7sury

人形使いさんが議論スレにいると、
僕はちょっぴり悲しくなります。

どうでもいいことなだろうけど、
勝手いってすいません・・・
318人形使い:04/06/22 08:45 ID:Sw+S63d2
>>317
ごめん!北さん!!
寝てしまってました。

ありがとう。
僕も殺伐としたやり取りは嫌です。
でも、それでも、なみなみおがここを去ったっていう事態に対して
何もしないのには耐えられません。
僕はただ、何が起こったかを明らかにして
なみなみおがいつでも戻ってきて良いんだよという風にしておきたいだけです。
さいきょうさんに喧嘩をふっかける気はありません。
なんてったって、さいきょうさんは北さんに続く、当店2号のお客さんなのです!
(しかもsham 69なんてイカしたキーワード、持ち出してくる人ですから!!)
嫌な空気が晴れて
時々少し厄介な行動に眉をひそめたりしながら
詩人なみなみおの活躍をまた見られる環境に
僕は戻したい。

それだけです☆
319北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/22 12:58 ID:nOY7sury
わかりました。
320「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/22 13:48 ID:XQMOrhnz

 にゃーん。
 だいじょうぶかな?
 言い争ってるのを見るのは辛いよ。

 あ、おみやげです。
 煮干しと鰹節ここに置いておきますね。


 そう言うと、青い目をした猫は足早に去っていった。
321六華 ◆rikkaRNp5E :04/06/22 22:04 ID:KTOzczHK
ちょっと疲れたので、店主さんの詩が読みたくって
寄ってみました。お邪魔かな‥?

あ、こんなところに、煮干しと鰹節が。
料理人さん疲れが吹っ飛ぶような、あったかいもの何か希望です。
得てして、生のものよりも、日干ししたものの方が、
味わいが複雑になるのは、なぜだろう。

【ひとりごと】
天衣無縫、才長けた友のあまりに大きな振幅を
支えるのは、
かれをこよなく愛する人による、
constancy(恒常性、いつもそこにある・いることが期待できる)。


議論に人形使いさんが参加することを
なみおさんが果たして望んでいるかわからないけど、
黙ってられない、その温かさが、じつに人形使いさんらしい。
消耗しすぎぬよう、constancyを大切に、どうか自愛を。
322人形使い:04/06/22 23:13 ID:Sw+S63d2
>>320
ごめんなさい。
もう少しだから。
ありがとう。
323人形使い:04/06/23 00:16 ID:gq9LJ28u
>>321
六華さん見つけてくれましたか!!
あのスレで宣伝すると荒らしになってしまうのでじりじりしてました。
いらっしゃいませ〜〜☆

『夜道』

つまんだ指からするりと落としたように立つ
金属の円筒の先端は俯いて
ひたすらに自身の存在の証明をするように
ぼんやりとした光を投げ続けている

このオブジェは実に美しい
存在するという真摯さにおいて

そして私は自らの足元を眺めてみたところで
確かさなど無く
その気楽さに開き直り
傅く執事を見るようにして
オブジェを一瞥するのだったが

どちらにしろ首を振る意思表示なく
やはり静かに光をこぼしているので
私はやむなくそれを置き去りにして
家路を急ぐのだった
------------------------
慣れない事しているためか
感性の焦点が絞れず、言葉が練れません。
雑な接客でごめんなさい。
あと少しだけ。僕の我儘を完遂させたい。
全く店主、もてなさず、逆にねぎらっていただくとはけしからん話です。
六華さん、ありがとう。またきてくださいね♪
324北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/23 16:03 ID:LflZyRat
僕は彼が焼かれて死ぬことに嬉しく思うか、
哀しく思うか、わからない。それでも彼は焼かれて死ぬ。
彼は僕と違う力に導かれて生きている。
彼は焼かれなくともいずれ死ぬ。
しかし、彼は焼き殺され死ぬ。そうして彼等とともに、
何千、何万の男や女、子供(思い出)も彼に焼き殺される。それが嬉しいか哀しいか僕にはわからない。

僕はなみおが帰るために、善意を持って人形さんが奮起しているのを見ていて、
応援さえしたくなるときがある。けどなぜ応援しないかというと、僕が人形さんばかりに片寄ってしまう
自分のもつ勢いが怖いから。もし人形さんと、他者の願いが叶い、なみおが嬉しく帰ってきても、
また新たに罵りやなみお叩きが現れないとも限らない。そのとき、また同じことを繰り返すのは
馬鹿らしいと思う。またいつまでもなみおを守りきる自身は僕にはない。ただひとつ、救われる方が
あるとすれば、なみおが人一倍成長し、自分を善く防御できる知恵を得るこだろう。
そのことを当然、なみおの目、社会の目を意識しながら人形さんが奮起されていることは立派に思う。
けど人形さんが自分の見当もつかないところで、迷いながら奮起させんとしているのなら
馬鹿だと思う。

では、幸運を、        ドモです。一応返事です。          
325六華 ◆rikkaRNp5E :04/06/23 21:52 ID:uXdok6ya
>>323
大変な中、際立つ詩をありがとうございます。
万全でないコンディションの中でも、
shapeされた形容の、エッジは相変わらず鮮やかで、流石です。
また、ちょくちょく来ます♪

北さんに乾物の味わい以上のものを感じつつ。
326人形使い:04/06/24 03:37 ID:otM9M8sz
>>324
うーん
先がどうなるとか、あんまり考えてないです。
変な例えだけど(今日バイトで考えたことと絡んでます。)、先を考え始めると
『事情が変わって長期延滞金を払う可能性になるかもしれないからレンタルは利用しないで常に現物を購入する。』
みたいなことになる気がして面倒くさいし
なんというか、もう僕自身の人格で僕は反応しているだけだから
全部まとめて認知してくれると嬉しいな
みたいな♪

長文書いて脳みそがつるつるです。
散漫ですが、伝わるかなぁ。。。
327人形使い:04/06/24 03:42 ID:otM9M8sz
>>325
お待っちしてます☆
僕はここで評価人仲間たちと気軽に話すのがとっても楽しいのですっ!
『夜道』はもうちょっと湧いてきたんで改作してやろかと思てます。

でばでば
328北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/24 04:04 ID:XAAvkgdv
>>326

すいません、つたわりません。ただ人形さんが善く接しようという
部分だけ抜き取ってそれだけを解釈しております。
その意味とは、僕はこういうときにはニコマコス倫理の1章の一番最初の文を思い出します。

いかなる技術、いかなる研究も、同じくまた、いかなる実践や選択もことごとく
何らかの善を希求していると考えられる。善をもって(万物の希求するところ)
となした解明の見事だと言える所存である

自分はこれを理解していないと思う、けどそう思えて仕方がないのです。

先のことを想像しないということは、刹那に移り変わる心または(周辺の心)の動きに対し
その行動が実に素直に従っているという意味ですね。

すいません、僕には到底理解できません。人は一人で生きていけるものとは思えませんから。

どうぞ人形さんの節度に期待して、返事代りにさせてもらいます。


煮干どぞ
329北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/24 04:11 ID:XAAvkgdv
うーん、なかなか酔っ払った文章だ、我ながらw

まぁ、気にしないで、お好きにどうぞ^^

ハッピーライフっすよ!
330人形使い:04/06/24 10:04 ID:otM9M8sz
>>328-329
む〜
北さんと僕の、未来に関する射程の長さが違うと理解しておきます。
北さんのいう可能性は理解できるなぁって感じです。
僕は繰り返すことは厭いません。
僕は人間関係の構築には耐えない誠意の繰り返しが大切に思えるから。
節度、大切なことですね。肝に銘じておきます!!

ハッピーライフッ♪
331人形使い:04/06/24 10:11 ID:otM9M8sz
なんか議論みたいに精密に精密を重ねるお話の仕方はやっぱ性に合わなくて
最近おなか一杯砂を飲んだような気分が続いていて
やっぱ詩を書いてる方が楽しいなァ。。。
多分外から見てる人にも砂を飲んだ気分を味あわせてるんだろうな、と思う。
でも僕にとって、これは大切なことだから、もちとわがままを許してください。
(少しズルイ言い方をすると→)みんな大好きダゼ〜☆

人形使いより
332「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/24 12:54 ID:ne/7zDWZ

 うちの庭にシャクナゲの花が咲き始めました。
 とってもきれいなのでお店に持ってきました。
 ……て蟻さんが!!

 ぶんぶん!!!(外で振り回してる)

 あー、びっくりした。
333「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/24 13:03 ID:ne/7zDWZ
 上手いぐあいに話がまとまれば(結論付けば?)いいなぁと思ってみてます。

 昨日、思いっきり空回りして2ちゃんねるを走り回ってしまった。(汗
 私って悪いやつ・・。 
334人形使い:04/06/24 20:57 ID:otM9M8sz
・・・・・・・・・・
335北 ◆Ui8SfUmIUc :04/06/24 21:47 ID:5Z1axpvI
おいーっす!!元気ー?

なわけないっすねw

ちょっとこれ見てよ。
うちの窓からとった風景。

なーんの変哲もない町で、家だけはゴチャゴチャと・・

だけど結構自分の中では詩的絶景ナンバー1なんですよ。

http://img.2chan.net/9/src/1088080974069.jpg
336人形使い:04/06/24 22:10 ID:otM9M8sz
それで何かが変わったし
全く同時に何も変わっていない
言えるのはただ、それだけ

『けんけんぱ』

因と果を結ぶ見えざる手だとか
情景がときに持つ圧倒的な質量だとか
正座した空想だとか
オルタナティブな思考だとか
皮膚から1ミクロンの遠景
もしくは到達不可能な異次元の近景だとか
光景と嘆息は溶け合っていて
ぼく自身には不可分
ぼくの網膜が目撃しているのは詩想
世界では何も起きていないのかもしれない
七色の粘土は絶えず捻じれている
誰にも話されていない言葉が待っている確信
置き去りの小さな靴
錆びた自転車
コンクリートを流れた黒い雨
そして突き抜けていく一筋の声
跳躍の軌跡
もしくはパルスの煌めき

今、ぼくは、見渡せる限りのあの空を
真っ黒に塗り潰してしまいたい気分なのです
337人形使い:04/06/24 22:15 ID:otM9M8sz
ちょっと返事を書く気力がありません。
今日はごめんなさい。。。
338人形使い:04/06/25 15:22 ID:mKnwdDSv
>>332-333
あぁっ!!
花びら散っちゃってるしぃ〜〜。。。

コテハン隠さなくていいと思うよ。
名指しで怒られるわけだから
責任とるとはまた違うかもだけど
相手のもやもやは少ない。
気がする〜

にゃ〜〜☆
339人形使い:04/06/25 15:27 ID:mKnwdDSv
>>335
日常って麻痺だと思うけど
常に絶景が身近にあるってのは
すごいことだと思います。

前に少し書いたことがあるんだけど
詩って読み手の焦点を限りなく絞らせるものだと思っていて
浮かび上がっている道が
そんな意味で詩的だなぁと思いました。
(とかなんか理屈っぽくなったりなんかしてごにょごにょ)
340人形使い:04/06/26 01:18 ID:c+V1dQur
デラシネさんは示唆に満ちているね。
341人形使い:04/06/27 01:16 ID:wisJ0sKu
―思惟―

以前触れて
すぐに手を引っ込めた
あの論理の壁の手触りを
もう一度
今度はしっかりと確かめた
道具としての論理の限界
マトリョーシカ人形に閉じ込められたような

ひとつの真実はその先にあるだろう
というか既に用意されているのだ
論理と言う名のルールが適応された時点で
ゴールは現れているといえる

そしてもうひとつの真実の可能性は
すべての人間が心ふるわせる音楽
もしくは
すべての人間がおののく絵画
そんな形であらわれるだろう

論理を選択する思惟全てに語りかける
説明不可能な何か

感じたい
--------------------------
ってぇことで
詩人さ〜ん!
もっと詩を読ませてくらはいっ!!!
342人形使い:04/06/27 01:22 ID:wisJ0sKu
鏡にならない論理かー
道具としては不完全だなー

BGM―MBV "tremolo ep"
343人形使い:04/06/27 01:37 ID:wisJ0sKu
『欲』

跳躍が見たい
眩い光芒引いた跳躍が!!

何もかもすべての直感をぶち込んだ
混沌のスープが飲みたい

8個の立方体を折りたたむように
論理と感性をこね合わせて欲しい!!

そういうのに打ち抜かれて
もういいや
って眠りにつきたい

できるはず
詩人達なら
できるはず
344人形使い:04/06/27 01:37 ID:wisJ0sKu
私を眠らせてください
345人形使い:04/06/27 08:47 ID:wisJ0sKu
―転倒虫―

こんがらがってる僕は
こんがらがってるだけなので
ころころと転んでいるだけで
何にもかわることはない
変わったということもできるけれど
僕が変わっていないというのだから間違いない
でもあなたが変わっているというのなら
僕はきっと変わってます

というわけなので
よくわからないわけで
椅子に座って
柔らかい陽の光で
新鮮な紙にさらっと並べられた
美しいあなたの詩が読みたいのです

☆詩募集中☆
過去作品の切り張りでもいいです。
感想が書きたいのです。(評価はしません)
346人形使い:04/06/28 06:30 ID:rqV5igxl
>>272
よく見返したら先々月号のbounceに特集あった。。。
はじかちぃ〜。。。
347身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/06/28 11:50 ID:hhAjKbm3
はぁ。。。。。
言葉に変えて吐き出したい
破裂しそーです
348しんしん:04/06/28 12:02 ID:GEmDJKZS
店主〜!聞いてくれよ
昨日の飲み会で女軍団にイジラレテ軽くへこみぎみ
いつもそういうキャラだからなれてるけどさぁ
俺の事、何にもわからん奴にイジラレテもなぁ
昨日は軽く鬱はいりましたよ、俺らしくないけどさ
349人形使い:04/06/28 16:44 ID:rqV5igxl
>>347
たぶんそれは声無き声。
その破裂しそうな感覚を
分析しないで丸ごと吐き出してみて。

ひび割れた白塗りの壁から涌く蟲とか
錆液流れてる皮膚とか
杭打たれた自分とか
パンパンに膨れ上がる臓器とか

苦しい作業だけどね
巧くやれればなんかすーっとするよ。
350人形使い:04/06/28 16:52 ID:rqV5igxl
>>348
表面の会話は表面の会話なので
頭を抱えずにこなすものだと思います。
女の子とのからかい合いって楽しいやん☆

きっとなんだか心が揺れてたんだろうな。
隙間ができてて
そこにイジリが落っこちてきたんだろうな〜。

というか私もイジラレキャラなので
時々のそういう感覚すんごくよくわかる。。。。
そんな日は
明け方近くに
車道の中央線を踏んで家に帰ります。
351人形使い:04/06/28 17:03 ID:rqV5igxl
>>348
すぐ立ち直れますよ。

『クロノス』

時計が刻んだところで
時は流れているので
流れの上に時計はぷかぷかと浮かんでいる

囁くように告げられた午後5時は
切り出されることで流れなくなった時の媒体の
意味を持たないスナップショット

私は肩を地平に夕日と同じ角度に首を傾げて
ふつふつと光に蝕されて
空と一緒に錆びていた
352猛禽:04/06/28 17:26 ID:uhLlR+Xl
(ФvФ)ノシ

木の実の盛り合わせおねがいします
353人形使い:04/06/28 17:57 ID:rqV5igxl
>>352

ひとつ木の実は赤色で
光る太陽
ひしがれて

ふたつ木の実は緑色
塞ぐまなこに
吹く疾風(はやて)

みっつ木の実は青い色
水の気配の
満ち満ちて

よっつ器は黒色で
夜流れ出るを
詠むヨタカ
-----------------------
面色は溶け合って
黒になるけれど
黒の中に息づいている元素はあるともいえる。

シンプルですが『木の実の三原色盛り』、どうぞ☆
354しんしん:04/06/28 19:30 ID:kgEMD1C8
>>350
一日寝たから大分落ち着いたよ
俺は俺
いじられんよりはマシかってさ
んー此処は良いところだ
355人形使い:04/06/29 01:11 ID:cujBhnIw
>>354
落ち着いて何より。
またきてください☆
ROCKなBGM用意してます!!
356「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/29 01:43 ID:pS3zh3fn
 コンコン!(ドアをノックしておずおずと顔をのぞかせる)

 ……いま暇ですか?
 この前、コンテストに出した料理をちょっと見直して作り直してみたんですけど、
 ちょっと味を見てもらえますか?

「青い空」

 青い空
 手が届かない

 肌を刺す寒さも
 少しずつ和らぎ
 ゆるやかな風が
 近づいてくる夏を思わせる

 空を横切る戦闘機の音
 風に響いて
 遠くから聞こえる
 ホイッスルに心を踊らせる
 
 木々の葉は風に戯れ
 店ののぼりがゆるやかになびく

 自転車のベルが何処かから聞こえる

 夏はもうすぐ 
357人形使い:04/06/29 01:51 ID:cujBhnIw
>>357
お晩ですっ!
いただきます☆

満ちている気配、気配。
色が鮮やかになって、これぞ真実の色彩かと思わせる
あの季節の始まりを告げる詩(うた)
もっともっと入道雲みたいに膨らんでいけそうではあるけれど
さわやかな風は吹いていると思います。
358「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/29 02:00 ID:pS3zh3fn
 ありがとうございますw
 でも、うーん。
 調味料がたりないのかそれとも調理方法がまずいのか・・。
 深みを出すのは難しいなぁ。(頭をかきかき)
359人形使い:04/06/29 02:07 ID:cujBhnIw
>>358
なんていうか
景色の描写に逆位置さん自身を溶け込ませてみて
それをみたあなたは何かになったり
明らかに新しい光景が広がったり
景色があなたの感情で塗り潰されることもあるだろうし。
景色の中にある『あなた』が見たいよ。
溶け合っている感情とオブジェを見たいよ。
何かを見て、何かを考えるのじゃなく
見てるときっていうのは同時に感じていることだと思うから。
その一瞬を鮮やかに切り抜いてみて。

―それは私の願いでしかないのだけれどね。。。
360人形使い:04/06/29 02:28 ID:cujBhnIw
むー
ちょと白熱化してしまった。。。
逆位置さん
押し潰すような話し方でごめんなさい。

もう寝よっと。
おやすみなさい。

―Wilco "Hell Is Chrome"
361「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/29 02:35 ID:pS3zh3fn

 そっかぁ。
 よく考えれば情景描写だけって感じだもんね。
 すごく参考になるです。
 正直、壁を感じていてどうすれば乗り越えられるのか悩んでたから。
362「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/06/29 02:38 ID:pS3zh3fn
 いえいえw
 良い具合に空気が抜けて、ちょっとスマートになったかも知れませんw

 おやすみなさい。
 私もそろそろねよう・・。
363人形使い:04/06/29 02:42 ID:cujBhnIw
>>362

発想がスマートだ・・・・・・むにゃむにゃ・・・


・・・zzz
364人形使い:04/06/29 08:13 ID:cujBhnIw
―私的メモ―

詩を読むときに
内容に対する
価値観に関わらない
『洗練』と言うものは確実にある。

語彙の選出、表現の密度、比喩の鮮度、統一感、リズム感、押韻、、、、

これらは論理の俎上に並べることはできず
感じ取ることでしか明らかにならない。
これは普遍性への漸近線みたいなもので
より多数が共感することのみによりその正しさが証明されうる。
それは言語による伝達の、論理的な不確かさを超えて確かに存在する。

それらの要素をのせて
何かしらの形で感情が溶け込んでいる世界
それが『詩』かー。

なんで言語を乱したのよ、神様!!
そんなに怖れたんかい!?
とか愚痴りたくなるなぁ。。。。。

―感じていても届かないその高みは。
365猛禽:04/06/29 08:59 ID:EberkU66
(ФvФ)ノシ

おなかがいっぱいになったまま
天井裏でうとうとしておりました

色料と、色光と
ふたつの夢をみておりました
あわせて、あわせて黒に沿うものと
あわせて、あわせてやがて白くひかるものと
くるくる踊っておりました

夜半には美しい月が
空にかかっておりました

夜は明けて、店主はまた眉間に皺をよせた
軽快で沈鬱な若者に戻っています

難しい話を理解しない鳥の頭を
店主が哀れむ前に
わたしは山へ帰りましょう

ごちそうさま


366人形使い:04/06/29 10:01 ID:W70emjxc
>>365 *外ゆえIDおかしいです。

>色料と、色光と
>ふたつの夢をみておりました
私がひとつが現したことで、もう片方も現れている。
論理と感情と同じように。これは真理に近い事件かも…!!

>夜は明けて、店主はまた眉間に皺をよせた
>軽快で沈鬱な若者に戻っています
わたしは孤独で沈鬱な論理と
全人間的でそれは愛に似ているかもしれない感性と
そのどちらもに触れていたいのです。

人間に関わることを理解する必要はあまりないのです。
感じたことがそのまま論理に乗るだけで
確かに論理的に思考することで
輪郭はよりはっきりとしますが
それはすでに初めから誰もが感じていることに過ぎません。
『人間は割り切れない』ということ
感じていれば、それ即ちいつか理解できるということなのです。
遅いか早いか速度の差だけがそこにあるのです。

美しき天の覇者さま
またいつでもおいで下さい。
367人形使い:04/06/29 10:19 ID:W70emjxc
ぬあ〜
なんか色々解る〜

プラグマティズム(だっけ?)だとかー
語りえないことに沈黙するってことが理解できた〜
預言者たちが言ってたことだとかやろうとしてたことだとかー
人類愛とか諦観とかの意味が見える〜
純粋に『科学であること』と『芸術であること』とかー
どんな感情にも共感できる気がする〜

これから何しよ〜。。。。。
それは体現なのだけれど
手段がたくさんありすぎるように見えるのは
まだ先があるってことなのかなぁ。。。。。
いくら書いてもこの飽和感が抜けない。
冴えてくる。
この否定の余地の無さっていったい何?

ぷしゅ〜〜〜〜
368人形使い:04/07/01 01:27 ID:aI0VxAAy
―わかったこと―

『論理的に思考することでしか
何かを理解することはできないのだから
論理構造の否定を理解することは不可能
これが論理の箱の中にいる人間の実態である』

-----------------------------------------
よし思考スマートになった!!

また明日から詩作詩作〜☆
369人形使い:04/07/01 19:44 ID:aI0VxAAy
『木に登る人』

私が柱の間を通るたびに
柱の間は開いて
私を受け入れるのである

私が木に登るとき
触れた私の掌は木の肌となる
私が木に登るとき
木は私を降りる

そうして登りつめた先に
空が貼りつけられているという空想は虚しく
空への距離は新たに私の前に現れるのだ

そして私は
遠くに浮かんでいる桃色の夕暮れの月の色の名前を
私は知らないのだった
370「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/01 20:13 ID:4K/pdPnB
 月の欠片で試作してみたんですけど
 素材の良さが生かし切れてないような・・。


「カーテンを開けると」

 カーテンを開けると
 お月さま
 まるで、音楽の神様に出会ったみたいで
 一瞬頭が真っ白

 いつから
 満ち欠けをするようになったのだろうと
 つれづれと思いながら
 私はゆっくり
 月影に溶けていく
371「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/01 20:15 ID:4K/pdPnB
店長のメモ、参考になります!
これからも精進しますわ。
372人形使い:04/07/01 22:33 ID:aI0VxAAy
>>370
うーん
光景の美しさと物思いの美しさはあるよ。
じゃあ、例えば僕なら的に遊んでみよっかな〜
(教師にゃなれないけれど・・・)
--------------------------------
カーテンを開けると
月はもう待っていたのかもしれないね

月がきっと音楽の神様なんだよ

その音楽を見ると真っ白なのかな

満ち欠けを考えることであなたは満ち欠けし
見るものの満ち欠けが月を満ち欠けさせている??

そして物思いがあなたを月影にするのさ☆

――ナ〜ンテネ♪
373人形使い:04/07/01 22:37 ID:aI0VxAAy
>>371
あんまりオススメしないかもぉ (汗

店主自身が半端な詩人だしぃ〜
やっぱり詩ってのは感覚だよ、きっと。
考え始めると何がなにやらさっぱりで
でも、ヒントくらいの軽さで読んでくれるのなら
光栄の至りだな〜
374銀河料理長 ◆317..n/Ke6 :04/07/01 22:38 ID:H9fKg80l
月といえば、さっき関東圏内に住んでる人から
「月が物凄く綺麗」だとかいうメルが来たんだが、
その時間は、俺が住んでる所はまだ普通に明るかった。
距離を感じるよなぁ、、、、
遠くにいる人とリアルタイムで会話する手段に麻痺すると、
今自分が見てる物は相手にも見えるもの、その逆も同じくで
何だかなぁーと、、、
375人形使い:04/07/01 22:38 ID:aI0VxAAy
ともあれ一緒にがむばろうっ☆
376人形使い:04/07/01 22:45 ID:aI0VxAAy
>>374
料理長、お疲れさまーっす!!

今日は夕焼けに染まった月が美しかったです☆←関東圏

会話って不思議な部分がてんこ盛りですよね。
距離を隔てて、立場が全く異なっても成立する会話。
そんな曖昧さでも成立してしまうところが凄い!
(その間隔を埋めているのは何?とか。)

うう、、、、、また頭が、、、






         なーんてネ♪
377「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/01 22:59 ID:4K/pdPnB
>>372
むむ・・。


 こんなにも月に引かれるのは
 音楽を月が作ったからだろうか
 私が生まれた時
 詩(うた)を埋め込んだのはあなた?

 私の中に残る
 僅かながらの月の欠片が
 月の引力に引かれて
 歌を捧げずにいられないのだろうか?
 
378北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/01 23:05 ID:qJFPrWdH
ども、
久々にそれなりと思うのが出来たので置いていきます。

追想


知らないけれどみたことのある風景だ。

白い壁の家の並ぶ坂道がまっすぐに、

琥珀色に光る海まで続いているんだ。

僕はスモモの木の上で、丘の上から

この景色を眺めているのだけど、

君は太陽のように眩しかったね。

この世にたった一つしかない明るみを

君は心を通して観ていたから、

僕もなんだか知っているような気持ちになるんだよ。
379人形使い:04/07/01 23:14 ID:aI0VxAAy
>>377
びびっとキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!

だいぶ世界と溶け合わさってるね〜
詩をもらい、詩を返す、か。
いいなぁ。。。。。
うっとり〜☆

一方でやり方が本当に正しいのか心配になってきましたよ (((゜Д゜;)))
380人形使い:04/07/01 23:31 ID:aI0VxAAy
>>378
あぁ。
いいなぁ。
世界の配置は素晴らしく美しいし
さわやかに重ねあわされる心が透き通っていて際立っている。
何の疑いもない素直な思いが
何の衒いもなくふと置かれていて
思いと思いと世界とが、それらすべての均整が、完結した世界を彫り上げている。

素敵な彫刻をありがとうございます。
ほんとうにいい詩だと思います。
381人形使い:04/07/01 23:40 ID:aI0VxAAy
うむ
今日は美しい詩想にたくさん触れて
少し目眩がしてきた。
そろそろ寝よう。

―snow patrol "how to be dead"
382「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/01 23:48 ID:4K/pdPnB
>>379
わ〜い!
すこしづつ溶けてきましたw
383北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/02 00:02 ID:RTvWWrku
>>380

おお、なんかそこまで誉められると照れますがなw
しかしすごい洞察だ!
あの詩を書くまで実は円空の本を読んでました。
んでもって他スレでヒメネスの話をしていたので、
あんな作風になったのかも・・

ありがとうです。お礼です。(円空の彫刻の中ではこれが一番すきです。
ネットで拾ってきました。
http://up.2chan.net/v/src/1088693873033.jpg
384人形使い:04/07/02 17:07 ID:2FuratQC
>>382
うんうん♪
でも、この方法は、今の僕のやり方に過ぎないから
もっと素敵なやり方をみつけられたらいいね☆
素敵さをたくさんくっつけた詩を書けたら気持ちいいだろうな〜〜♪
385人形使い:04/07/02 17:23 ID:2FuratQC
>>384
伝心だっ!!(と信じます)
ググりました。

円空の仏像の優しい目が
ヒメネスの詩の風景の中で
愛情をもって注がれているのか〜。

うん
こういった見方も面白いなぁ。
386身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/02 20:27 ID:Yxq3cpsE
来店しても詩が描けないよぅ。。。
詩的でないけど今日のできごと。。
最近公園で鳩と戯れてます。パン買って。
今日もいつもみたいにパンを細かくしてまいてると、
一羽だけ全く食べれない子を発見。
その子のとこにパンくずを投げてみると、パクッとするけど、
落としてしまい、他の鳩に食べられてしまう。
一羽だけ、骨っぽいってゆうか、細くて、ずっと震えていて、
すごく気になりました。
パンを小さくしてみても、食べるのが下手で、参っちゃいました。
鳩たちは今、恋の季節らしく、性格が荒いんです。餌を独り占めしたがって、
他の鳩を叩いたりします。
でも、その痩せっぽっちだけは、攻撃されず、でも餌を譲ってもらえる訳でもなく、
そのうち群れから離れ、遠くから様子を伺ってました。
まるで居ない子みたい。でも、私はその子を見たんです。見ていたんです。

387身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/02 20:28 ID:Yxq3cpsE
はぁ。。。だから何?っすよね。。。
また詩が浮かんだらもってきますね☆
388北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/02 20:53 ID:RTvWWrku
>>387

イイ話だ・・

僕は今日、河川敷で、鳩と烏にパンくずやってる人をみました。
鳩は鳩でかたまっていましたが、町で集団を作ってる烏はほとんど
ハシブトカラスなんですが、そのなかにはハシボソカラスもよく混じってます。
ハシボソ君は普段畑で少数でいることが多いせいか、
どうも団体行動を苦手なようで、なんだかその動きがぎこちなくみえました。

ハシブト君は嘴でっかいです。ハシボソ君は逆です。そんでハシブト君は

かぁかぁ と鳴きますがハシボソ君はがぁがぁと鳴きます。

今日の夕方、帰宅途中、がぁーがぁーと鳴くカラスの声が聞こえたので、
少し夕日に似て切なくなりました。

だから何って感じなのですが・・・w

ども失礼しました!
389北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/02 20:55 ID:RTvWWrku
うーん、今読みなおすと意味不明だ。
日本語勉強しに逝ってきます。
390身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/02 21:13 ID:Yxq3cpsE
私は烏が好きです。皆は彼らを不気味がるけど。。
頭でっかくて可愛いです。賢いし。スネオみたいな声だけど。
烏っつったら夕日よね。私には「ほぎゃぁほぎゃぁ」って聞こえます。

人間以外の生き物って、自分たちが人間に何と呼ばれているか、
どう思われているか知っているんでしょうか?
イヌノフグリって可愛い花ですよね。名前、フグリだけど。。
391人形使い:04/07/03 02:01 ID:FUD8WXfE
>>386
>まるで居ない子みたい。でも、私はその子を見たんです。見ていたんです。
詩じゃん!!
居ないけど居る。矛盾が詩的だなぁ。。。

最近、比喩、リズム感、韻を踏む、おさまりのよさ、みたいな
『何故いいのか言う事ができないけれど良し悪しが存在する要素』
こそが詩らしさだとまとめることができました。
参考にしてみて♪
姫の物語の中には、うまく表現できない何か=詩性を感じましたよ!

>>387
お待ちしております☆
392人形使い:04/07/03 02:09 ID:FUD8WXfE
>>388-389
>だから何
それが大事なんですよ〜
間違いない!!
集団で生きられない不器用さとか
「あいつは今一人ぼっちなんだろうな」とかが
夕日みたいなでっかい温もりになって落っこちてきたんですよ♪

ハシボソって逆に集まると不吉な印象がありますね。
死をイメージします。
だから何って感じですが・・・
→この場合の"だから何"は本当に何にもないですねぇ。。。

またどうぞ ^^
393北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/03 02:12 ID:Kjv5hpIq
>>390

こんばんわ。

いぬふぐり、すいません、一番好きな花です。

青くて小さな可愛い花。漫画で小さな恋の物語ってのがあるんですが、
その主人公のちっちが好きな花なんです。これがまたイイ漫画なんです。

だからこの花の名前をわたしだけで呼んでいます。
だれにもわからないように。

>店主

どもたびたびすいません、おじゃましました。

394人形使い:04/07/03 02:57 ID:FUD8WXfE
(店主はニコニコしながら会話を聴いています)
395身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/03 09:56 ID:t4fRL8l5
おはよーございまーす♪
>>393 そうなんですか。失礼しましたっ。でも本当に可愛いですよね☆さりげなさがまた素敵☆
漫画かぁ。。今度探してみようかな。。
店主さんっ☆詩的って言われると嬉しいわぁ♪ありがとざますございますです
396北 ◆Ui8SfUmIUc :04/07/04 01:13 ID:izCoGVpA
>>395

こんばんわ。こんなん見つけましたので、よかったらみなさんでどうぞ。

http://kan-chan.stbbs.net/manga/chiikoi/main.html
397人形使い:04/07/04 20:30 ID:wT5ycqRa
>>395
また面白い話みつけたら聴かせて☆
398人形使い:04/07/04 20:31 ID:wT5ycqRa
>>396
ごちそうさま〜♪
399人形使い:04/07/04 20:37 ID:wT5ycqRa
寝不足と疲労と空腹で一日働くと何も思考できません。
私たちは余剰で詩を書くのか。
それともそれでも愚痴以外のものがでてくるのか。
それを考えることは今はしたくない。。。
もう若くないな、自分。
ぐぇ〜〜

・・・ようやっと布団のシミになれます。。。

―The stills "Lola stars and stripes" きらきら☆
400人形使い:04/07/05 11:57 ID:UBL3AbJR
―日記―

久しぶりのあの娘は相変わらず綺麗で
唐突に心を翳らせるのに充分だった

顔面がひび割れるまで叫びたくなったり
ペダルが砕けるまでアクセルを踏みしめたくなったり
膝から骨が突き出るまで駆け続けたくなったり
全てが爆発するようにステレオのボリュームを最大開放したくなったり
そういう衝動がいつかと同じ鮮やかさでうねり出すのを感じるのだった

でも俺は
少なくとも
そんな気ぶりは一欠けらも見せることなく
身辺報告しあうだけの
大人のマスクを身につけていたらしく
その事実に過ぎた時間を改めて考える

そして
人通りから身を翻し
道を変え
冷たい空の影に滑り込んで
浮かんでは消える種種の物思いに
とらわれるわけでもなく
身を任せていた
---------------------------
にゃ〜〜

ふー。。。

―The Jesus And Mary Chain "Just like honey"
401猛禽:04/07/06 17:11 ID:Lk6MTYrg
(ФvФ)ノシ
「庭」

あなたの胡坐のなかに
いっぱい花を植えます
香りのたかいローズヒップ
こころを癒すミント
眠りを誘うカモミール

決して遠出などしないで
手入れをしながら暮らします

夢中になっているわたしに
日差しがあたたかく降り注いで
(あなたは太陽です)

ときどき大きなてのひらも
背中をなでてくれます
(あなたはやさしい風です)

どうか立ち上がらないで
わたしをここにおいてください
遊ばせておいてください
たったひとつの季節だけでも
いいですから
402人形使い:04/07/06 21:30 ID:xgBadpUm
>>401
世界との繋がりを感じられなくなったとき
当たり前の世界を受け入れられなくなったとき
私達は死んでしまうのだと思う。

美しい感謝の気持ちを持つことで
人間は
背筋をただして生きることができる。
誰もにあたたかくあることができる。
美しい魂であることができる。

この詩には
美しい感謝があり
美しいひとがあり
美しいあなたがあると思います。

この美しい詩が
そのまま警鐘として鳴らされることもできる
この論理(科学)の城壁に閉ざされた時代に
私は悲しみを感じます。

美しい心をありがとうございました〜☆
403人形使い:04/07/07 06:56 ID:v2c3EGuL
―個性さんのお話―

私はアサリやスイカが嫌いである

アサリの砂やスイカの種を噛んでしまった時のあの感触は
世界の最底辺に落ち込むような絶望的な気分にさせる

もし
一度もその可能性無くやり遂げることで
存分に味わいを楽しむことのできる可能性を考慮してさえ
私は
不幸な気分を回避するためにそれらを食べることはしない

下らないお話に潜んでいる
その選択の傾向
それこそが個性さんだね
404六華 ◆rikkaRNp5E :04/07/08 03:29 ID:PsS25yan
こんばんは〜。
夏は夜。とはよく言ったもので、こちらはまこと涼やかな夜風が吹いています。

>>399
>私たちは余剰で詩を書くのか。 にレス。
薄い、メタファで恥ずかしいのですが、ひとつの考え方として。

詩を書くときに、抽象思考をして、その単語を、配列を、表現形を、色彩を、形状を、
その他五感を、間合いを、バランスを、行間から立ち現れるものを、etc…
それぞれ妥協せず吟味して、作品として造り上げていくプロセスを経るとき、
それらはかなり高等な処理となり、
それをPCに例えれば、
高等な処理をしようとすればするほど、余剰というか、
それを支える充分なメモリと、正しく作動できるマシンのコンディションが
必要になってくる、もしかすると
それに似たことなのかもしれません。
人形使いさんが詩を作るとき、
人形使いさんのいろいろなところが同時並行でがーっと働いていて
それらの最終的合意点である言葉を結晶するのに、
その合意点を高いポイントにもってくればもってくるほどに、
為の処理が重くなる、みたいな。
もちろん、すべての詩作にあてはまるモデルでないと思いますが(^ ^)

>>400
よく頑張ったね。となでなでしたい?気分になりました。
わたしも少し前、千日手からいちぬけたして、
急に浅瀬にでた深海魚、圧の不在に喜ぶよりしばし戸惑い。

少々軽くなって、ちょっとは処理速度上がったっぽいので、
今度来るときは詩を持ってこれたらいいなあ。
では!
405人形使い:04/07/08 10:31 ID:1mdL73iw
>>404
夜風無く 一晩 ぎとぎとと汗をかくばかりです。。。

冷却が足りないとか〜
メモリが足りないとか〜 (笑
ま、のんびり書きます☆

なでなでしてもらおかな。

>わたしも少し前、千日手からいちぬけたして
あらあら。
>急に浅瀬にでた深海魚
破裂してしまわないように。

まーまー
じっくり詩を書いて
徒然の自分を
写真より濃密に記録していきましょう。
またのご来店お待ちしております

それにしても暑いなぁ。。。
406人形使い:04/07/08 16:57 ID:CmYWutz1
『晴天の人−続き』

夏へ扉を開きます

一艘の小舟で
青い世界へ漕ぎ出しました
鳥は涼しそうに泳いでいます
描いてゆく流線型の波紋は光を乱反射しだし
やがて紡ぎだされる凄まじいハレーションの中を
強い風が賛美歌を歌うようにはしってゆきます

こんな日は
部屋の日蔭でひからびた水槽にも真っ青な空想が満ちて
投げ込まれた私は底知れない予感に封じ込められています

太陽は
胡散臭い白を注ぎながら
狂気を宿した執拗さで繰り返し影を塗り潰し
無闇に落ち込んだ舟は
ついに浸水し
素粒子のようにゆらめきながら夏の隅っこへと落ちてゆきました

------------------------------
足りなかったのは削る力
足りなかったのは嫌う力

―Ulrich Schnauss/A Stragely Isolated Place
407人形使い:04/07/08 17:11 ID:CmYWutz1
昼寝

子供たちの遠い喚声が暑い
おじさんの照る頭が暑い
女の子の日焼け止めの匂いが暑い
シャーベットの口どけが暑い

バスの排気音が暑い
白すぎる街が暑い
アスファルトの匂いが暑い
麦茶ののどごしが暑い

扇風機のプロペラ音が暑い
入道雲が暑い
濃密な草いきれが暑い
スイカの種の歯ごたえが暑い

だから

口を軽くゆすいで
簾を下ろして
目を閉じて
チルな音楽のボリュームを開いて
太陽がくたびれるまで

昼寝
408人形使い:04/07/08 17:21 ID:CmYWutz1
あの空の質感は金属に違いない
『ソラチウム』
打てばりーんと涼やかな音色
409人形使い:04/07/08 22:14 ID:1mdL73iw
ソラニウムのつもりだったのにぃ〜。。。

『夜街曼荼羅』
暗黒の増大にともなう光源の点在の誘発した注意の分離による記憶の偏在はアンビエントなスペクトルの拡散を併発しながらエントロピーの法則と相似の秩序崩壊を顕現させて全方位跳躍したパルスはネオンサインに象嵌された深紅のサイケデリアを励起した
410「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/09 00:43 ID:902uv0uQ

 ひさしぶりに顔を出します。
 いまいち言葉が出てこなくって……。


 あ、シュークリームを作りました。
 情熱がたくさんつまってるので火傷しないで下さいね。

 私も一つ味見……あーっちち!!!
 ふぁふい……。
 (やっぱり、ロミオとジュリエットの情熱はやばすぎだった・・。)
411人形使い:04/07/09 04:02 ID:zPdA2mmG
暑い。。。目が覚めた。。。。。

>>410
出力には刺激が必要だといつも思うよ。
身の回りに何も感じることが無ければ、自分の身の上話を繰り返し繰り返しするみたいな、そんな愚かな饒舌さしか持つことができないと思うよ。
書けない時は書くのをやめて素敵な刺激を探しにてくてく出かけよう!

あちち
ロミジュリ熱っ!
詰まってる甘〜いセリフが恥ずかし熱いよ〜

フェアリースノー茶下さい☆
412快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/07/09 07:34 ID:xS+ehjre
カランコロン 

「フェアリースノーな夜」

赤く 赤い この街で
フェアリーたちが 舞っています
もう 数え切れない フェアリーたちが
短い手足をばたつかせ
旅立っています

今年の夏はいつもよりあつかったようです
ぱちぱちと街は燃えて
みんなうすよごれた汗をながします

わたしの母も今夜 空へと高く旅立ちました
ひょろひょろと浮かんで私の目線で躊躇(ちゅうちょ)して
やがてこのフェアリースノーな夜に参加しました
私は銀河の果てまで続くこの大行進にみとれて
あっけないくらいの大声で泣いてしまいました
413人形使い:04/07/10 00:50 ID:VppqDOk4
ふ〜
今日も暑かったぁ

>>412
その夜
フェアリースノーは涼しげなのに
何故だか胸が熱くなります。
消えてゆく儚さは
同時に温度を奪ってゆくはずなのに
何故だか暑くなる胸。
内側と外側の温度差に
私にヒビが入ります。

ぴき

と目が覚めて
いつの間にか眠りについていた私
それは真の物語か
いや
不思議な真夏の夜の夢。

ごちそうさま〜☆
414身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/10 14:24 ID:GgQwQf3d
どうしてこの眼には、光しか映らないんでしょう。見たいモノは、きっと違うのに…。
415人形使い:04/07/10 16:10 ID:VppqDOk4
>>414
僕なんかは
匂いで晩御飯が見えるし
光景に音楽が聞こえるし
音は材質の手触りがあるし
文字を読んで人の心がわかると信じているのだけれど。

想像の力は知覚そのものより多くを知らせてくれる。
そう思うよ。

信じることは力になる。

そういう問題じゃないのかなぁ。。。
416身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/12 00:35 ID:GeBJ31VB
ぅ〜ん。。。見たいモノがある時は、見える物も聞こえる物も邪魔だなぁって。
これは私の自分勝手さんが言ってる訳なんですが、、
見たい物が分からないですたい。
言いたいことも分からない
真っ白な世界に行きたいです。絵の具だけもって。。
何も見なくて済むはずだから
417人形使い:04/07/12 10:58 ID:ELI8WVsf
>>416
身裂妃ちゃんはやっぱり絵を描くことが性にあっているんだよ、きっと
それは呼吸をするように
それは鼓動するように

本当に見たいもの
本当に感じたいもの
それを識るために
僕らは詩を書いたり絵を描いたりするのか。
そういうことだったのか!

真っ白な世界
「やるべきこと」なんて一つもない世界で
初めて全力で生きることができる。
表現者っていうのは確かにそういう生き物なのかもね。
だとしたらこの世界は悲哀に満ちているともいえるけれど
その試練を乗り越えた先にある美しさというのもまた真実だと思うな。

うぬ。
我ながらまどろっこしいこと言ってるなぁ。。。。。
418人形使い:04/07/12 11:03 ID:ELI8WVsf
背面の世界。
追いかけてくる世界、かぁ。。。

突き破る力とは?

―My bloody valentine "You made me realise"
419六華 ◆rikkaRNp5E :04/07/13 00:02 ID:PKUmIser
こんばんは、ぼやきの詩とともにお邪魔します〜。

「すえの子のきみ」

すえの子のきみ。

きみのきょうだいが浅傷を負いつつ拓いた道、
きみは無人世界など想いながら、
あさっての心地で歩んだろう。

きょうだいが見そめた嗜好の果実、
そっと掠めるへりから覗く、
すこうし早生な、わけ知り顔。

ふくれゆく頭脳と、
世俗にまじえぬ大胆さと。
ふたつながら抱いて漂う、
摩訶不思議な存在のきみ。
そんなきみから、
なぜだろうこの眼を放せずにいる。




すえの子のきみ、
ここから先、前を往く人はないから、
足元にはくれぐれも気をつけて。
ともすれば、
ほら、
頭がからだを置いてけぼり。
420人形使い:04/07/13 01:32 ID:kHqetJc2
>>419
うん
六華さんらしいすらっとした佇まいだ。

僕は長男で4人兄弟の一番上だから
この詩がとてもわかる気がする。
大抵のすえの子は
見えている世界の質感がまったく違うといつも思う。
そんな引力に囚われて
衛星のようにぐるぐると振り回された六華さん。
それでも引力は"お互いが"引き合う力であるがゆえに
離すことのできない視線。
気遣い。
どんなにぼやいていても
そこには人間の関わりあいの温かさがあるなと僕は思うのですが・・・

『きみ』は誰なのだろうと
にやにや憶測しながら読みました〜☆
421人形使い:04/07/13 19:32 ID:kHqetJc2
不謹慎だったかなぁ。。。

『NOISE』

鳴らせば 鳴らすほど

たち現れる 遥かの風景 (あらゆる次元軸を超越して)

覗きこんでも 覗きこんでも

果ては見えない (無限倍率の拡大鏡ですら)

めくっても めくっても

海 (豊穣の、深遠の、泰平の、永久の)

頭を沈めても 苦痛はなく

喘ぐことなく どこまでも深くへ (微塵の沈殿物となって)

Cosmic Belt もねじれるのを止め

いつしか 音粒子の波間で眠りにつくとき

どこまでも不確かになった僕は

どこまでも確かな音楽と出会っている
422六華 ◆rikkaRNp5E :04/07/14 18:48 ID:2bD4x3e7
アク禁(涙)
>>420 本当によく読み取っていただいて、嬉しいです。
4人きょうだいの仲間ハケーン!わたしは3番目なのですが
下がかなり離れてるので、ほとんど「すえの子」育ちのようなものです‥。

>『きみ』は誰なのだろうと
あはは☆わたしのまわりには、すえの子が多くて、
皆どことなく、ご指摘のまさにそのとおりの共通項があり
自分も含めたすえの子イメージ、の一部です(笑)
本当は某スレのお題「消極性」で連想して書きはじめたのですが
うまく書けないうちに締め切りで、やむなく方向性を変えてみたものの‥
やっぱり詩ってむずかしい〜。。
憶測あたってるかも?丁寧に読んでくれてホント感謝です。

>>421 内へ、内へ。
身体の組成をバラし、音の波動にどこまでも一致していくときに
はじめてめぐりあう、コアな何か。聴覚から視覚、心像を経て、
五感以前の内部感覚へと液状化していくさまが見事で、
読み手も共振れを起こします。
>不謹慎 ハテ?
423人形使い:04/07/15 01:54 ID:01YhHGBd
>>422
六華さんも、だったのかぁ〜!
四人もいると、そこはもう立派に社会ですから、色々ありますよね。
不謹慎と思ったのはにやにやと下卑た笑い方してしまったので。。。
でも実際、僕はニコニコと言うよりはにやにやと笑うので、いかんともしがたいのですが・・・

僕も予め出されたテーマに沿うというのは苦手です。
現象に、唐突に浮かんだ空想や構成を嵌め込むのがスタイルなので。
最近は"跳躍の美しい比喩で畳み掛ける"をテーマにしていこうと画策してます。
詩、難しいですねぇ。。。

ノイズはそのまんまギターのノイズに関するもので超即興でかきました。
YO LA TENGO というバンドの音楽聴きながら。
轟音ギターと力の抜けた歌声が生み出す音空間にいっつもやられっぱなしな私。

あぁ、文章がぐだぐだしてる。。。
それではまたどうぞ (にやにや
424人形使い:04/07/15 02:05 ID:01YhHGBd
―猫探しという杞憂
425身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/15 03:41 ID:/RlUD/hf
ばんです。寝れないです。試練…。はぁ。。くたびれた10代ですんません。。でも越えたいな。


::寝室::

目の前が霧に覆われる
闇の中に取り残される
息苦しい流れが体を駆けて
逃がすように穴を開けた

誰かに助けを乞おうとも
言葉にならず立ち尽くす

喘ぐような呼吸を灯りに吹き付け
重い鼓動に溜息をつくよう

重い
  あたま
無駄に
    考える
       あたま

いつの間にか
銀色は飛び散り闇へ…

眩しさに瞼を撫でられ
右手で腕をかきむしり
鏡の透けた頬を睨む

鏡が作り笑いをした
426身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/15 03:43 ID:/RlUD/hf
てか、>>424の邪魔してません?私てば;
反省。。
427人形使い:04/07/15 11:02 ID:01YhHGBd
>>425
必ずケロッとしてられるようになるさ。お気楽さが肝要ですぞ、姫の場合は。

知らない間に美しい表現をするようになったね。
とても豊かに溢れてくるのは、苦しみ、か。

鏡を見続ける限り
人間である私たちは
その苦痛から逃れることはできないと思う。
その孤独を乗り越えることができるのは
もはや人間ではない生き物だよ。
きっと。
だから話をしよう。
沢山しよう。

世界をみてください。
ときには鏡から目を逸らしてみてください。

いつでも私は耳を澄ませています。

>>426
気にしすぎだよ W
あれはちょっとしたつぶやきで続きはありません。
それに書き途中だったとしても
誰かが言葉を置いて行ってくれることの方が嬉しい。
そのためのお店だからね☆
428ボヘミアン:04/07/16 02:09 ID:Ziia0of0
移りげな光りに恋心なんぞ抱いた俺も
  なにもかもがあたりきであると感じ
感じることさえ忘れるいつか
  カラーコピーや造花を愛ずるだろ

さあれ至福のときとは
  生きるに惚け
あたかも土左衛門の網膜に
  天国が焼き付いている如く

いつぞや俺に死に神が見えるようになったか
  起きると朝日に染まる真白なシーツ
太陽の痕
  だのに俺の手に影が付いてくる

あゝ手の平いっぱいの海が欲しい
  世界に淀み無く在る波風
地球の音が聞こえるか
  気づかぬくらいに平凡な

               『凡夫の夢』
429ボヘミアン:04/07/16 02:37 ID:Ziia0of0
なんにも無い何にも無いなんにも

確かに確かな
居ない子が居た
ゼロの羽をはためかせて彼は
世界の壁を越えてゆく

ゼロを繋いで
くさりが見えますか
軽々とした私への絆し
足首に

ゼロを掛けられて
私はゼロになる
どこへでもいけるだろう
ゼロを辿れば帰れるから

無い何にも無いなんにもない

              『ID:Ziia 0of0』
430ボヘミアン:04/07/16 02:44 ID:Ziia0of0
>>424
その言葉、よく分かります。
けど所有した気の人間からすればやっぱり不安。
猫はいいね。

>>425
僕は君の言葉、とても好きです。
431人形使い:04/07/16 15:15 ID:Heti0IvN
>>428
紡がれているエピソードの粒立ちが
美しい連想が
強い乖離を引き起こす
誘拐力のある詩。

他人と距離を取り、見る者となればなるほど
世界の全体像は無味無臭で
予測可能性に満ち満ちていて
退屈と虚無は果てしない光年を超えて私たちを蝕む。

最近、概念や論理の箱に埋もれている僕には
その翳りがあまり笑っていられない迫真を持って迫って来ます。

僕はスラムにでも行かないと生の実感が感じられないのかもと時々空想します。
432人形使い:04/07/16 15:23 ID:Heti0IvN
>>429
0を羽ばたかせることすらできてしまう人間の自由さというのは
可笑しな言い草だけれど
かなり非人間的な性質だと思う。

0になるという空想は
とてつもないカタルシスを与えてくれるけれど
一度1であってしまった私たち、その詩が撒いた模倣子は
永遠に私たちを消滅させてはくれないのかもしれない。
それでも吐き出さねば気がすまない私たちの本性と虚無への憧れの矛盾は
解消される日が来るのだろうか?
有と無の接点という不可能に立ち尽くす僕ら。

わからないわからないわからない。。。。。。。。。。。。。
433人形使い:04/07/16 15:25 ID:Heti0IvN
―猫への不安は生への鎖
猫はいい。
434人形使い:04/07/16 15:31 ID:Heti0IvN
詩すら書けなくなったら本当の終末
完全なる理性体の卵
何ものかが生んだわけでもなく
孵ることも無く
従って滅びることも無い
そんな終末。
感じないと。
混沌を呼吸しないと。
無軌道に反応しないと。
1と0の両方に触れていないと。
435猛禽:04/07/16 16:15 ID:pIEbDlEK
「樵」

読み書きを知らぬ斧のおと
うつくしいいのち
ちぎられてかみしめる固いぱんのおと
うつくしいリズム
せなかに流れるチグリス・ユーフラテス
うつくしい河
無言で落とすなみだ
うつくしいたから
疲れてねむる鼾
にんげんのうた
436猛禽:04/07/16 19:39 ID:tW7Onm/Q
ごめんなさい  10行完結にしたくて書いているんだけど
「ちぎられてかみしめる」があまりにもアフォなので直したら
全部かわってしまいました
(どうせまた別モノにかわります)
とりあえず今はこれ↓になっていますが
  
こだまする斧のおと
文字には届かぬうた
咀嚼されるぱんのおと
日々を生きるリズム
背中にチグリス・ユーフラテス
そそがれる渾身のいのち
頭をたれておとす涙
崇高な天への祈り
眠る健やかな鼾
人間の、森の

未消化のとしゃぶつ(変換できない!)まきちらしてすみません
来なかったことにしてくだされm(_ _)m
読まなかったことに

お詫びにまるまるふとった仔ねずみ一匹置いていきますから
437「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/16 21:03 ID:rjghNhhW
「水の水晶」

 水晶玉にひびが入った
 つるりとした涼やかな手触りに
 胸弾ませているうちに手を滑らせて
 ぽろりとこぼれてしまった

 すると
 水晶玉の隙間から
 どんどんと水がこぼれてきた

 少しずつ
 でも確実にそれは増えていく

 あふれるあふれる

 そしてついには
 すべてを水でおおって
 世界は水槽の中

 魚が泳ぎ
 水泡が軽やかにおどってる

 でも それは一瞬のこと
 水晶の欠片がキラキラと輝いていた
438「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/16 21:10 ID:rjghNhhW
 最近ご無沙汰しちゃってごめんなさい。
 またきますね。
439人形使い:04/07/17 10:57 ID:i0KND79u
>>435-436
アイディアはあれど形にならず、かぁ。

まとまりは初めの方がきれいだなぁ。
《かってに改造》
{形容節⇒名詞} の音
の1、2行目のパターンをあえて壊して
固いパンを/噛む音 5/4
にしてすっきりしてしまう?

>436は、だいぶまだ混沌としていて
もっともっと長くしていく必要がありそう。
雪崩れ込んでいく展開を期待してしまう余地がある。気がする。

洗練とは難しいものですなぁ!!
完成したら、よければまた見せてくださいね〜☆
(ねずみはどうも口に合わないので、気持ちだけいただいて逃がしてしまおう)
440人形使い:04/07/17 11:10 ID:i0KND79u
>>437
涼しくて
すきとおった
きれいな
誰も知らない刹那のパノラマ。
読み手もその時間流に飲み込む言葉がこぼれだしている。

美しい詩想だなぁ。
この季節に快適な果実。
ありがとうございます☆

>>438
はい♪
441饂飩:04/07/18 09:09 ID:xaXdqlYY
やぁお久しぶりです。招待状を見て来ましたよ。嬉しいです、ありがとう
元気そうでなによりです。いやぁーいいとこですね貴方らしい姿勢。
詩を窓に人々が賑わう場。あっちゃんと玄関から入りましたよ(でもむしろ裏口)
僕も今度ここで書かせてもらいますね。よろしく
とりあえず今日はこれで失礼します。そんじゃ
442人形使い:04/07/18 11:44 ID:dDpFIQSx
>>441
何よりも

『結婚おめでとうございますッ!』

他スレで見かけてその時にはいなくなってたから
復活をみかけてまずはこれを言わんがための招待状でした☆

またきてくださいね〜〜♪
443人形使い:04/07/19 01:41 ID:ifGI7QDQ
今日思ったこと。
―冊子

冊子には幹が欲しいと思いました
どっしりと支える幹が

本の虫になって
言の葉を食む時
それらいちまいいちまいを
支えている幹

そのためにこそ
比喩として
啓示として
本は植物から生まれてくるのだと信じたいほどに

(「羊皮紙は」と聞かれたら「骨格だよ」と答える程度の意味合いで)

その一冊の冊子を振り返るとき
その雄大な幹を思い出して
木漏れ日を思い出すように
浄化されるであろうから
444人形使い:04/07/19 01:48 ID:ifGI7QDQ
今日思ったこと その2
―握手

その人とあまり話をした事がなかったため
僕は忌憚の衝立をひとつ置いてしまった
それは
名乗りの反応が知っているような自意識過剰に襲われたから
その人の柔らかい詩が好きだったから
自信が少し足りないから

握った手は
その人の書く詩と同じ温度をしていました

今度話しかけてみよっと!
445人形使い:04/07/20 01:30 ID:8b9vWJy0
―詩性は先天に由来して拡散する
とするならば
詩とは飛来した星屑の降下点にぼっこりと咲いた大地の華のようなもの
質量を充分に用意して読者を全て埋めることのできる墓穴をあけなければならない
引きずり込んでは屠る
執行人としての詩人
446「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/20 18:28 ID:NPRAPSfD
「フルーチェ・フルーチェ」

 フルーチェ・フルーチェ
 とろんとつるんと
 好き嫌いはあるけれど
 8対2で人気者
 牛乳と混ぜるだけ
 お手軽・簡単・みんなの味方

 フルーチェ・フルーチェ
 今日のおやつは
 絶対フルーチェ
 お腹を壊さないことを
 祈りつつ
 しずしずと口に入れ

 フルーチェ・フルーチェ
 牛乳切らした大変だ
 急いで買いに行かなくちゃ
447「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/20 18:35 ID:NPRAPSfD
とあるスレッドを見て思いついた詩。
あんまり意味はありません(笑

>>445
 いつしか花は地に根付きたくさんの種を空へと放り投げる。
 そして、少しずつ世界は詩的な花にあふれるでしょう。

 なーんちゃってw
448人形使い:04/07/21 01:42 ID:vcs9xzBA
>>446-447
―詩板のフルーチェさんへ

フルーチェ(=人気者)であり続けるなんて、困難な将来を押し付けられたもんだ!
なんつってね☆


>いつしか花は地に根付きたくさんの種を空へと放り投げる。
>そして、少しずつ世界は詩的な花にあふれるでしょう。

そしたら僕は
世界を股にかけて
あらゆる花を愛でに旅に出よう
風の強い日に
象徴的な日に

素敵な空想をありがとう。
少し荒んだ言葉が見事に飾られてしまいました♪
449人形使い:04/07/21 01:52 ID:vcs9xzBA
『詩人考察』

一つのアイテムが弾く感覚と思考、そして比喩のメイルシュトロームこそが何より質量(グラビトロン)を保有しているという観測。
これこそが我を我たらしめる連続性の証拠と思いつく。
だとしたら優れた語り部はどこにもたれて存在するのだろうか?
と己の凡庸に安堵するのだった。

語彙が決定する文章のフレーバー(これはクオークの性質と同じくらいの距離で抽象化した意味において)。
背後にある偶然性を超えた有意な意思の鮮やかな発露。
映るのは今まで生きて、掻き集めてきた言葉たち。
集大成としての詩。

『詩は人生だ』なんてチープな響きが素敵☆
450悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/07/21 16:21 ID:ioEvmhBj
どうしちまったんだ 深刻そうな顔して
また五月蠅いくちばしでつつかれて落ち込んでるのかい
奴らの顔をよく見てみろよ 烏合の集さ景色と同じだぜ

なにがあったんだよ ちゃらちゃらした服で
また変なことを吹き込まれてその気なっちまったのかお
似合わないから止めときな それが今時もてるのかい?

叱られた はみだしメロディー
つまはじきの 反逆メロディー
本当は純粋で美しいオリジナル

流行なんざ気にすんなよ 流されて消えちまうよ
調子はずれのお前の歌聞かせろよ
451悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/07/21 16:22 ID:ioEvmhBj
    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) お邪魔しました
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)
 .....し____ノ 
452人形使い:04/07/21 21:00 ID:vcs9xzBA
やほ〜い☆
悪魔さんお越しいただきましてありがとうございます!
本当に光栄です!!

>>450
さすが悪魔さん
マイノリティーの鏡!は磨きぬかれていて
砕けた口調は砕けたその欠片で
キラキラと輝いてこぼれていきます。

僕もまぁ、詩を書くようなスレた人間だから
こういった同士(なれなれしいかなぁ)の励ましは活力になるなぁ。

最近社会適応能力無いなと自覚しきりなもので。。。。。
どうせなら派手に咲いてみたいなぁ、とか。
なにやらかしてやろうか、とか。
自分のレーベル立ち上げたいなぁ。
総合的な芸術のコミューン主催したいな、とか。
根無し草しばらくふわふわして遠い異国に根付いてやろうか、とか。
弱気に来年公務員目指そうかな、とかね♪

って弱音吐いちゃった〜〜〜

>>451
また是非どうぞ!!
453身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/22 22:32 ID:AdwOc2iu
お返事書こうと思ってたのにレス番見失いました;探しますです;
454身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/07/22 23:02 ID:AdwOc2iu
ありました☆
>>427 店主さん☆みさきはお気楽姫になりますだ☆
鏡は、私がみた時は絶対に私を見ていて、時々、本当に動いているのが自分なのか。。不安になって。。。。
とか考えてるとキリがない。。頭良くないのに考えちゃダメデスネ。お気楽にならなきゃ。←これまで悩み

>>430 ボヘミアンさん☆ぇっと。。ありがとうございます。素直に嬉しくて、ビックリ仰天おったまげました。少しだけ元気になれました♪

今日の日本語は通じましたか?
455人形使い:04/07/23 02:33 ID:C6yq8/uL
>>453-454
もやもやは溜めない溜めない。
なんか言葉とか絵とかにしてみて吐き出してみて
それでもだめなら寝てしまえ☆

と、自分に言ってる気がしてならない。。。

ピコピコ・・・・・・・日本語ツージマシタヨ・・・・・・・カタカタ・・・・・
456人形使い:04/07/23 12:38 ID:C6yq8/uL
アブラゼミ

カラカラ鳴くから

虫ピンで

松に縫ったら

鳴き声だけは

針穴通って

胸から漏れて

空に染み込んでいった

ぼくは口を大きくあけた
457人形使い:04/07/23 12:43 ID:C6yq8/uL
死んだ蝉のかわりに

ぼくは空に張り付いて

歌をひしり上げるよ

ひるるるるぅ

さりりりりぃ

ほろろろろぉ
458悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/07/25 02:10 ID:kM5ItGha
    ∩@”∩ 沢山お酒を飲んだ夜は
    ( ,,・Д・) なんだか誰かと話したくなります
    /つ  つ ほんとは器用じゃないのにね
   // ,,・ω・)サモアリナン
 .....し____ノ 
459人形使い:04/07/25 10:53 ID:TUR70FnZ
>>458
あら、どうしたんですか?
悪魔さんもお悩みですか。
誰にだって酔って弱気な日もあるさ!
ぐっすり眠って
きょう日曜の遅い朝にはすっきりさっぱりしてるでしょう☆

お話できなくてすいませんでした。
ロッキン夏フェス疲れで爆睡してました。
(ザ)フ〜〜。。。

またいつでもどうぞ ^ ^
460人形使い:04/07/26 11:12 ID:fw2Wv5Yb
淘汰される善意

正規分布の鐘が鳴るっ、とくらぁ〜〜

こりゃあおかしいね

あぁ狂気だね〜♪

―善意も悪意も平等に辺縁は切り捨てられるっていう統計学は恐ろしい事実だけど恐ろしく正鵠を射ている。
461饂飩:04/07/26 20:04 ID:DQVaHwpg
『サラリー』
この手の平にナイフを
ちょうど生命線の辺りに 刺す
直下型大地震の最中
逆らわない 痛いから
泣かない 大人だから

血の涙が頬を伝って口へ流れ込む
肉と魚 脂質たんぱく質 嫌いじゃない
鼻の辺りがくすぐったい 妙にいらつく
それは忙しいときにするクシャミのような

血が血の色だって分かるまで時間がかかった

処刑所からの招待状(兼処方箋) それは一つの真実 憧れ
並ばされ息をつく 最後のタバコは味がしない
鐘が鳴り 音の花火大会 はい終了
処刑台から下ろされれる 舞い戻る現獄と疲労感

はいお疲れさん 声のない目でそれは言う
そして最後に渡されたのは薄っぺらい札束だった
俺は真っ暗闇に紛れ 時には光を求める蛾になろうと思う
462「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/27 00:26 ID:4p9Zovke

 にゃ〜ん。
 元気ない?
 虹の欠片をあげるから元気出してね。

 そう言って猫は足早に帰って行きました。

 虹の欠片は引きずってきたせいかちょっとボロボロになってました。
463人形使い:04/07/27 03:54 ID:T0eIxQyb
>>461
生々しい比喩だなぁ。
リアルでくっきりとしていて。

資本の谷間で生きるには
感性を抑えて理性を働かせる必要がある。
そんなことはわかってる。
わかってるけど気に食わないんですよ。
それはきっとまだ若いから。
そして
何も考えずに突き進めるほど若くはないから。

でも
そんなドライな世界で
誰かとの『生活』のためにびしっとサラリー稼いでこれる人間はかっこいい!
『生活』の光の中で金の燐粉を散らす蛾になれれば・・・
明日、また就職選考いってきます!!
どぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!
464人形使い:04/07/27 04:05 ID:T0eIxQyb
>>462
かつて追いかけて追いかけて追いつけなかった虹の欠片が
こんなにちっぽけで擦り切れている。
―距離と魅力は比例するんだろうか?
いやいや!
ブリキのジョウロで露草の朝露を集めた水をかければまた美しいスペクトルが映えるはずさ!
----------------------------------------
店主は季節外れてしまった紫陽花のオブジェに架けたミニチュアの虹を眺めながら
虹の脚に追いつくまで走った優しい猫の足を心配して
心の中で何度も何度もありがとうと言いました。
465人形使い:04/07/27 04:21 ID:T0eIxQyb
あぁ、しくった。。
寝ぼけているので寝ます。。。
466名前はいらない:04/07/27 08:55 ID:ydZDV+lo
詩人さん方に質問
自分の書いた中でお気に入りの詩はなんですか?
理由とかご解説願えれば嬉しいです
467人形使い:04/07/27 12:30 ID:T0eIxQyb
>>466
↓私の場合は↓
むこうの317さんのご協力で作品集作らせていただいてます。(ちょこっと解説付)
ttp://umaa.s19.xrea.com/cgi-bin/sakuhin/ningyoutukai/anthologys.cgi
ここに載せてるやつはみんなお気に入りです☆
468人形使い:04/07/27 17:51 ID:T0eIxQyb
―知覚閾値を超えた轟音はハート直通でキャッチ。とろけている音と思考。
469悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/07/28 02:56 ID:NAGXT2t2
ほえっと参上!

>>466
ねこさんシリーズが個人的にお気に入りです
実はモデルがいたりします 内緒ですが

パンクやハードコアが大好物な私ですが
民族音楽とか姫神とかからもイメージをいただいてます


NO ROCK NO LIFE!! MORE SOUL FOR BEAT!!!!!!
マダマダ フエツヅケル ポンコツ ロクオン キネンバン!
NICE SOUND!!! ソウルヲ ミチノ ドーナツニ キザミコメ!
470悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/07/28 03:16 ID:NAGXT2t2
    ∩@”∩ お邪魔しました
    ( ,,・Д・) 最近書いたものでは「銀色歯車」がお気に入り
    /つ  つ 観覧車っていいですよね
   // ,,・ω・)
 .....し____ノ 
471人形使い:04/07/29 00:49 ID:M9TZ5Yz9
>>469
ふふふ、、、
かなり悪魔の輪郭が見えてきましたね。。。

>>470
銀色歯車みましたよ♪
本当に絵に描いたような幻想的な風景。
月、観覧車、道化師の配置が絶妙!
それを蹲った黒い塊になって眺めてる魔物一匹
人間の人生が閉じ込められたゴンドラの集まりは
まさに道化た世の中そのもの。
摩訶不思議な夜に感慨が深まります。

観覧車というか、真夜中の遊園地は秘密めいていて妖しくて素敵だと思う☆
472人形使い:04/07/29 00:51 ID:M9TZ5Yz9
――業務連絡――
明日から8月2日までお店を留守にします。
開放しておきますので皆さんどんどん書き込んでおいてください。

                        店主敬白
473人形使い:04/07/29 01:08 ID:M9TZ5Yz9
―ツバの大きな帽子をかぶって音楽に寄り添いに旅に出るんだ♪
474饂飩:04/07/29 22:07 ID:cR24yw8f
コーヒーに塩を入れると・・・あら不思議!誰も飲みません
それでも貴方はコーヒーなんです マキロンみたいな味だけど
腐っても鯛です 合ってるとは思えませんが これでも励ましてます

「うわ、塩入りコーヒーだよ」
「誰にも相手されてないじゃん。飲んでやれよ」
「「ヤダよ。不味いし。あれならどこぞのパックのコーヒー飲んだほうがマシ」
「がはは、ひっでえ」
「あなたたち酷いわよ。そんなこといったらかわいそうでしょ」
「そんなだったらオマエ飲んでやれよ」
「えっ・・・ヤダ」

腐っても鯛です 合ってるとは思えませんが これでも励ましてます
僕は罰ゲームでエラブウミヘビとゴーヤのミックスジュースを飲むのなら
マキロンテイストの貴方を飲み干します まぁ好き嫌いの問題ですね
でもエラブ・・・は飲んだことないからちょっと試したいなってなんちゃって
475六華 ◆rikkaRNp5E :04/07/29 22:08 ID:q6aShrdm
>>473 いってらっしゃい スナフキン様?

>>470 「銀色歯車」すてきな詩でした。また詩を見せてくださいね

>>466 書いた中で、といえるほど書いていないけれど
「ブレイクダウン」は作りこんだ!という感じはあります
もう2週間近く風邪を引いていてつらい。。
476饂飩:04/07/29 22:28 ID:cR24yw8f
上のは誤爆です。スレ汚しごめんなさい。

>>店主さん
旅行いいですね。人形使いさんって結構旅行好きですよね(沖縄行ったり)
どこに向かうのかわかりませぬが、どうかお気をつけて。
お土産・・・話期待してますよ。あと就職ガンバ。あー僕もソロソロやらなきゃなぁ

>>466さん
僕のお気に入り・・・ないです。でも、強いて強いて強いて!言えば
昔、評価してあげるよスレに書いた『催眠』っていう小話が三つ繋がったやつかな。
それぞれ、ドア・ラジオ・本屋のトイレとテーマがあるんですが、どれをとってもちゅまらないです。
でもなんか好きなのかもしれないです。なんにもならない無意味なくだらなさがなんか
477饂飩:04/07/29 22:35 ID:cR24yw8f
おっ六華さんだ、お久しぶりです。
評価スレは激しく大変ですね。本当お疲れ様です
風邪この季節辛そうですね。なんたって暑いし
どうか無理をなさらずに。
478「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/07/29 23:20 ID:dX+og0UO
>>472
いってらっしゃい♪
良い詩想が見つかればいいですね。
怪我とか病気には気をつけて下さい。

>>466
にゃースレのシューケットシーがおきにいりかな。
479六華 ◆rikkaRNp5E :04/08/01 21:14 ID:P/PbgPJU
>>477 饂飩さん
わーい、レス激しく嬉し。
評価スレ、本当にできるときしかできないのが申し訳ないです
饂飩さんの詩好きですよ。イメージを沸き起こすアイテムとか想像力が
わたしなどとは桁違いに豊かな方なのだと思っています。
一見無造作に積まれた、宝の山みたいな。
お気遣いありがとうございます。まだ評価できる体力は戻ってなそうです‥。

>>478 月さん
お久しぶりです♪時々某所でご活躍拝見してます。
お互いできるとき評価でマターリゆきましょうね。
480悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/02 07:50 ID:VIXqaQgA
>>六華様 >>人形使い様

お読みいただき光栄の至りでございます
私の様な者に色々と御指南いただき本当にありがとう存じます
小心者なのであまり大きな声では言えませんが 
いつも感謝いたしております

人様のスレで勝手な事を言っているようで恐縮ですが
この場をお借りしてお礼申し上げます
ありがとうございます

    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) 
    /つ  つ? 
   // ,,・ω・)
 .....し____ノ 
481人形使い:04/08/02 21:48 ID:OTORBacT
ただいま〜☆

フジロックフェスティバルにお金が無いのでバイトとして参加して
やりたい放題やってきました♪
詩想とかもう何もかも言葉は飛んでいって
恍惚の華だけ咲き乱れてたかんじです!!
書き残しておきたい!という欲望に自分は詩人なんだなと思いつつ
でもあそこであった感動たちを言葉ですべて書きつくすなんて今は到底不可能に思えるから
しばらく、興奮が収まるまで大人しくしていようかな。
今日の晴れた空を見てたら絵がまだ描くことができて
しばらくは夏空のカンバスが至福で満たしてくれそうです。
音楽は幸福です!
本当に!!!
482人形使い:04/08/02 21:59 ID:OTORBacT
にぎやかでうれしい〜☆

>>饂飩どん
マキロン味の塩コーヒー飲んでみてぇ〜!!
というか、知人の女の子に本当に塩入コーヒーを飲まされて悶絶したことがあります。。。
天然さんは恐ろしいです。。。。。
会話部分の安っぽい偽善は既視感に溢れていて黒く笑いました。

>なんにもならない無意味なくだらなさ
そこにユーモアという意味を持たせる手腕が饂飩どんの魅力ですよ♪

さて、就活再開だっ!
483人形使い:04/08/02 22:19 ID:OTORBacT
>>六華さん
「ブレイクダウン」て骨のやつですよね?
(自信50%)(過去ログ読めない、、、)
乾いた雰囲気と骨が壊れる一瞬を見事に切り取っている表現が素晴らしかったです。
で、比喩に込められたある一線を超えた感のある疲労感がなんとも。。。

それにしてもいつも疲労模様で大変ですね、、、
もうよくなってるといいけど。。。
484人形使い:04/08/02 22:33 ID:OTORBacT
>>月の逆位置さん
シューケットシー
かわいかったし、続きがいくらでも想像できて素敵な物語だと思いました。
かわいらしい挿絵がつくともっといいなと思います。
絵本にするべきですっ!!
485人形使い:04/08/02 22:37 ID:OTORBacT
>>悪魔さん
最近お話できてうれしいです!

>人様のスレで
ここは不特定多数が広く語るという主旨のスレッドなので
もっと話してくださいと思ってます☆

ロック最高っ!ですよね♪
486饂飩:04/08/03 13:19 ID:kEQzeJu7
>>人形使いさん、おおおかえりなさい。
楽しい時間ってのは自由でいいね。捕らえることが出来ないから
色んなことが起こったんだけど、一つ一つ語ろうとすると
まだイキが良いから直ぐには消化できないね。刺身ならイけるけどさ
楽しかったみたいで何よりです。あと、お互い就職出来たらいいっすね

>>六華さん、お大事に!あそこは俺から見ると戦場っす
人の詩を評価するって技術がいりますね。むずかしい。
あのスレの評価人の人にはお世話になりました。マジで。
詩を書いて、丁寧にそれがどういうものなんだか理解してくれて。嬉しかったです
お陰で書くことが楽しめるようになったし、気持ちが楽になりました。
心に押し留めなくていいものもあるんだと。あっいや、俺全開なところあるけど一応。
そして、詩を書くゆえで大切な自分らしさを教えていただきました。
この場で恐縮ですが、本当にありがとうございます。
487「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/03 18:01 ID:Ul+S413b
>>六華さん
おひさしぶりです。
どうもです。最近は評価をさぼってました(笑
評価って難しいですわ。

風邪は治りましたか?
無理は禁物!

>>店長
おかえりなさ〜いw
いいないいな。
私もどっか行きたいなぁ。

>シューケットシー
絵本にしたいなぁと脳内妄想中です(笑
488人形使い:04/08/04 12:33 ID:KQx7DcWz
>>486
>お互い就職出来たらいいっすね
ですね〜〜
切実に。

>>487
2連休があれば結構色々行けるんですけどね。。。
489人形使い:04/08/04 12:38 ID:KQx7DcWz
体重に少し軋みながら回る自転車の車軸の音
車輪が弾く小石の音
耳たぶに当たって鳴る風の音
並木から降り注ぎ続ける蝉の声
止まってサンダルが砂利を踏む音

西日に炙られて
いとおしいのだ
この世界が

万感を込めて
ちりんとひとつ鳴る
ガラスの風鈴になりたい
490饂飩:04/08/04 13:24 ID:IKTybxfO
あー夜勤ってちゅらい。絶対朝ご飯が好きな人はやらない方がイイ
あれですよ、夜の魔王に魂をジワジワと食われて感じですよ。
やっぱり太陽と共に昇り、堕ちていくのが一番いいですよ
そんな俺は潜水艦。現在潜望鏡を使い、眩しい光を吸収中・・・光合成は無理
491饂飩:04/08/04 14:13 ID:IKTybxfO
中途半端なレスになってしまった人達へ

>>479の六鼻さん
手に取れるような言葉を書くのは苦手で・・・
だからなんか荒削りで舌触りよくない詩ばっかですが
好きって言ってもらえるともーこの上ないです。ありがとうございます

>>482の人形使いさん
誤爆に評価してくれるとは思いもよりませんでした。うれしはずかし
マキロンってのは、実際興味本位でそれを飲んでみてそんな味がしたからで。
消毒液臭いあの味が忘れられないです。ベロおかしいのかなぁ
あれはもう口に含みたくない味ですね。
492饂飩:04/08/04 15:06 ID:IKTybxfO
『444』
蝉時雨 しっくりした音楽に体を浮かせ虚ろ目の眼鏡
熟睡なんて出来ない暑さ 果てしなく夏さ 背の高さの太陽
青々とした草木 暑さを紛らわすように揺れる 風のせいだけど
カラスはどっか行っちゃった こんな陽気じゃ羽も脱ぎたくなるよね
僕みたいに日陰で休んでるだろう 黒い羽を物干しにかけてさ
角って結構熱を持つんだぜ 頭をバタバタして冷ますんだ
息を切らせて土手をマラソンしてる犬がいる  こんな日くらい休まなきゃ損だよ
いつも空を飛んでる僕だって今日は羽根休めしてるんだ さすがにね
ふと庭を見ると砂の上で一匹の蝉が動かなくなっていた
手に取ると彼はおもむろにこう言って息絶えた
「来年もオレ達をヨロシクな!!」
刹那いね こんな小さな体で四六時中叫ぶからだ
でもあんたのような生き方も 見習わなきゃな
暗くなってきた 空は紫色に澄んでいる 風は東へ進路を取った
体も汗もダラダラしてたけど そろそろ飛ぼうかな
とりあえずあの薄っすら見えるお月さんへ向かおう
え?僕が誰だって?同じ人間だよ じゃあね
493466:04/08/05 00:02 ID:geUklQg9
お返事ありがとうございます
もうひとつ質問します詩人さん方

詩を書く上で大切にしているフレーズや
書くときのテーマ等ありましたら教えて下さい
494人形使い:04/08/05 01:12 ID:ythRJqRk
>>490
昼夜反転生活は本当に堕落が身についてしまって、夜の魔王にあらゆる気力を吸い取られる感じです。
朝にご飯食をしっかりとると、気力の充実っぷり全開です。

>>491
ごくり・・・・・・・・・(決して欲して生唾飲んでるわけじゃない。)
本当に味わっているとは。。。。。。

>>492
なんだろう
饂飩さんの詩って、決して筋がぴっと通ってるわけじゃないんだけれど
オブジェとかが整って出てきているからか
一定のトーンを持っていて、だから広がる世界がある。
読んでいて疲れない。
それが比喩なのか、そうじゃないのかなんて議論は置いておいて
並べられている言葉が気持ちいい。
フレーズに効いているひねりがいいのかな。

この詩は珍しく少しシリアスで
個性的な獣の述懐が
心地よい夏に
蝉の声と同じくらいの大きなボリュームで響いている。
私も時々自分を足の速い白い獣と夢想することがあります。
「444」はシーシーシーと読んで蝉の声ととりました☆
495人形使い:04/08/05 01:22 ID:ythRJqRk
―日記―

今日はちょっとした発見をしました。
夏の空を広げているのは雲でした。
快晴のつかみ所の無さに比べて
夏に湧き上がる雄大な雲の威容は
縦にも横にも空の広さを知らしめてくれるのです。

夏の光の下に輪郭極まった
あの巨大な雲の精緻で微細なノイズと陰影に満ちた造詣は
大統一理論すら超越した力強さに溢れていて
たまならくいとおしく思えるので
翳った部屋から長いこと空を見ていました。
大好きな音楽をかけて。

今日は本当に社会的無責任で役立たずな私なのでした。
496人形使い:04/08/05 01:28 ID:ythRJqRk
>>493
詩を書くときに注意していること。
再認識のためにも書いておこっとぉ♪

1、自分的に新鮮な閃きを必ず複数盛り込む。
2、一貫性(テーマ、ストーリー)を持たせる。

大雑把に言うとこんなもんかな。
あとはそのときのフィーリングで気持ちいいものを幾重も重ねていく感じかな。
以上です!(短っ ;)
497饂飩:04/08/06 02:57 ID:3dDha5Xf
人形使いさん感想ありがとう。
丁度セミさん達の野外ライヴが始まったので書いてみました。
シーシーシーとはナイスな連想!実は某曲からもじったヤツです

>>495の個人的感想
あの広い広い空に浮かんでいる、もくもく大きな雲は
それこそ空を埋め尽くしそうだけども、ちょっと無理みたいで
それでも頑張って沢山もくもくするんだけどやっぱり無理みたいで
けっきょく空って広い訳で、まぁ雲も大きいけどそれは
僕たちの住んでいるこの星とその外にそびえる大宇宙のようなもので
えーとつまりそういうことがよく分かる詩だと思います。無重力に憧れて。
あと空とその下にいる私との色んな距離が感じられていい感じ。
感想書くって大変ですね。普段好き勝手書きなぐってるから尚更
DAKARAオレはアナタをリスペクトするぜぇ!クーリッシュッ

>>493さん
それは企業秘密です。でも秘密なんてないんですはい
独り善がりの悟りを決めてハンドル握ってパ道なき道をかっ飛ばすまでです
ヒュー!オレってかっけえ!!それがテーマ。
498饂飩:04/08/06 03:26 ID:3dDha5Xf
あとへたれること。

『スパークリング』
オンザロック!!ィェ! アバウトな返事をヘイヘイホー
アフターナイトッ!ゥォゥ! サイケデリックな虹の中に潜る
見せ付けたオレの左拳(利き腕)
そのまま氷山に叩きつける 瞬きしないと目に入るぜ
目が裏返るようなスパークリング!ィェァ
洒落にならないバージンボディ 眩いほどにエキサイティング
見るだけ見ちゃってハイ終わり そんなのツマラナイ ゲェェェェィィィ!!
スパークリングヘイヘイホー!
明日なんかぁ!明日なんかぁナーイ ナーイ ナイナァイ!
ストップ!時間よ止まれ (ヘイヘイ) でも俺のハートは止めないで
ナイスでランブルでゴージャスな夜ぅを君もっ!スパークリング!ゥェィ!!

オンザヒート!ゥヮォ! 君をさらってダイヴングベッド!
でもその前に! ハッ! 軽く洗い流そう 汗とあとポマードを シャヮッ!
君の胸に光るネックレス(安物よ)フォゥ!
ハートで繋ごう愛の架け橋 瞬時たりとも気が抜けない
チョー!優しく チョー!優しくスパークリング!ゴォォォォォォォォゥゥゥゥ!
スパークリングヘイヘイホー!
明日なんかぁ!明日なんかぁナーイ ナーイ ナイナァイ!
ストップ!時間よ止まれ (ヘイヘイ) でも俺のハートは止めないで
ナイスでランブルでゴージャスな夜ぅを君とっ!
スパークリング!スパークリング!スパークリング!ヘイヘイホー! ゥェィ!!
499人形使い:04/08/06 16:51 ID:cHrYVkdb
>>497
読んでくだすってありがとぅーございます!
あれは詩っていうか、本当に日記のつもりで書きました。
ああいう小さな発見を沢山ノートや携帯やなんやに残しておくのが好きなので。
たぶん後に書く詩にあの内容を盛り込むと思います。
いっつもそうやって詩書いてます。
もし見かけたらにやっとして下さい♪

>>498
ハートに火がついてて、NO FUTUERでサイケにぶっ飛んでて。
なんか、なんだか、カッコイイ!!
伸びるだけ手足伸ばして
さらにダルシム並みに関節まではずしちゃいました的な
のびのびっぷりが爽快!
500人形使い:04/08/06 16:55 ID:cHrYVkdb
△▼△企画▲▽▲
詩人さん方に質問です!

質問1⇒ >>466
質問2⇒ >>493

ご協力よろしくお願いしま〜す☆
501快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/08/07 00:42 ID:hFHRT6j6
Q.自分の書いた中でお気に入りの詩はなんですか?
理由とかご解説願えれば嬉しいです

A.
ttp://umaa.s19.xrea.com/cgi-bin/sakuhin/kairaku/other/anthologys.cgi?action=html2&key=20040616205739

理由:なんかバカっぽいから。ちなみに究極のオナニー技です。

Q.詩を書く上で大切にしているフレーズや
書くときのテーマ等ありましたら教えて下さい

A.大切にしてるフレーズというのは決まってないけれど
一編の詩の中にひとつはドキっとするフレーズをいれようと意識はしていた。
最近は流れるままに書いてるけど。
テーマに関してもとくに決まってないけど人に見せる(見られる)以上
なんらかを意識している。
502悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/07 00:42 ID:ifTL9Kn8
>>493

その時閃いた何かとかメロディーとか
霞みたいな物を書くときと形のある意思を書くときとあります
個人的な好きなフレーズは

「昆虫」 この星で最も多様で変化に富み、身近にいる
別世界の住人 そこに私は親近感を覚えます 悪魔だからですかね

「透明さを表す言葉」 ガラスでできた世界を夢に見るから

「パンクス」 マイノリティーに憧れる男の子ですから
掃きだめから産まれたミュージック 格好良いじゃない

「ねこ」動物はなんでも好きですがやっぱり可愛いですよね ねこ
にゃー

他にもある気がしますが、ナハトコボルトに呼ばれているので
この辺で おやすみなさい
503人形使い:04/08/08 23:58 ID:kWTYqvmy
>>501
読みましたよ〜「フリーハンド」
元気いっぱいな w
饂飩さんのとか曾村益廊さんのとかもそうだけど
勢いのあるものはなんか、うすた京介好きなのでかなりツボです。

>ドキっとするフレーズ
ですよね♪
これはやっぱり基本的で決定的に重要だと思います。
504人形使い:04/08/09 00:02 ID:Xoz2zToH
ミスった。。。

>>502
確かに見たことあるフレーズたちだ!
そこにキリスト教的なモチーフが加わって悪魔さんらしい雰囲気だと思うんですけど
私の好きなアイテムたちとかなり近似している気もします。
ねこは詩にせず眺めてる感じですが。

>ガラスでできた世界を夢に見るから
ガラス工芸好きとしてはかなり興味深い!
夜の小人、うちにも来ないかなぁ〜〜
505饂飩:04/08/09 23:31 ID:0M9MTdoQ
>>503
やっぱ牛乳でしょ(挨拶))
えっ?なに?薄焼きセンベイ?・・・好きだよ。カブれたトコとかさ

僕も曾村益廊さんの好きですよ。イカレ紳士的なトコとか。
しかも、ああみえてマスローさんは学がある人だから(予想)
なんかたとえワケワカランでも説得力があるんですよね。
凄い。というか「ある意味凄い」そういうトコが魅力的。

さっき調子に乗ってマサルスレで一発やらかしてきゃったんで宜しければ是非
506「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/10 00:22 ID:9hNcMd0K
 こんばんわぁ。
 暑いですねぇ〜。
 とろけちゃいますよ、ホントに。
 ということで、涼しげなものを作ってみました。

 ちょっと、方向を間違えた気がしますが(汗
507「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/10 00:24 ID:9hNcMd0K
「真夏の独り言」

 クスクス…
 今日は良い天気じゃないか。
 太陽がアスファルトを良い感じに加熱して 
 フライパンならそろそろ油を引かなきゃけないね。
 そういえば、この町も変わったな。
 愛着はいっこうに薄れないけどね。……クスクス……

 あの日も
 こんな熱い夏の頃だったような気がする。
 ずいぶん昔でいまいち思い出せないけど……。
 あまりに暑くて意識がぼーっとしてハンドルを切り損ねて……
 クスクス…
 まぁ、いいか。

 おや、どうやらあの人も暑さでやられてるみたいだな。
 そろそろ一人じゃ寂しいし勧誘してこようかな。……クスクス……

 なぁ〜に。
 ただ、ちょこっとだけハンドルを切り間違えるだけさ。
 それだけで簡単に……
 クスクス…

 さぁ〜って
 ちょっくら行ってこようかな。
508人形使い:04/08/10 00:58 ID:v9xQjRoj
>>505
マサルスレ、、、ゴ、ゴクリ。。。
な、なんて意味不明さだ・・・・・・・すげぇ・・・。

でもうすた風にしては切なさが足りないかもね。
アフロ君のピータンの時の作文並みの。

どちらにしろ私にはまねのできない境地ですが・・・!!
509人形使い:04/08/10 01:07 ID:v9xQjRoj
>>506
こんばんわ〜☆
ちなみにうちは今年まだ一度もクーラー使っていません!
自然児です!!

>>507
>ちょっと、方向を間違えた気がしますが(汗
確かにハンドル切り間違ってます(笑

でも幽霊にしたらクスクス笑いが絶えなくて
少し明るめで付き合いやすそう!
一番怖いのは盲執にとりつかれて陰鬱な表情でぶつぶつつぶやいてるタイプですからね〜
んで汚〜い格好してるやつ。

とかなんとかいっても招いてくる結果は同じか。。。
やっぱ怖〜〜 ;

「月」の稲川位置さん☆
510人形使い:04/08/10 01:30 ID:v9xQjRoj
―帰宅

テレビに電気が通う、ぶーんという音は孤独感を溶かしていくのが不思議
ボリュームを充分絞った音楽も一緒にかけるのがミソ
夜風を抱いた優しいレースのカーテンが素敵
囁くように風鈴
チーズ一かけらと酎ハイ一本で満たされるこころ
すべてが皮膚感覚をくすぐるように或る

私の孤独に夜は広がって
羽より優しく包み込む
夜のすべてへの愛しい気持ちで満たされて
いつ寝付いたのか自分で解らない眠りに落ちるとき
ただそれだけで
生まれて
生きてきて
よかったと思える

小さな声の中で
小さな音楽の中で
小さな風の中で
蛍光灯の朧げな明かりの中で
僅かに酔って
小さな私は
小さな眠りにつくの

おやすみなさい
ささやかな夜

おやすみなさい
511人形使い:04/08/10 08:21 ID:v9xQjRoj
『快晴の逃走記』
―快晴の中心に立って、出掛けてきた理由を完全に忘れてしまったその日

輝く空は金属でできていた。
それは名付けるならソラニウム。
たぶん、打てば、響く。
質感はあって、けれども距離感はない。
澄みわたる空は、ソラニウムの壁面は、均質で距離感のない完璧な背景であり、そのために敗北感をもたらすのだ。
捉えどころのない青や、重たい光でできた檻に囚われている閉塞感は、限界の分からない自由とその先の制約を泳がせておくというやり方で存在を霞ませるようで、身悶えするほどに狂おしかった。//
512人形使い:04/08/10 08:22 ID:v9xQjRoj
//
つき抜けた広大すぎる青空をかぶって、コンクリートの橋を渡るわたしは、自転車と一緒に丸められてちっぽけな点だった。
飛行機が落っこちていく地平まで届け、と祈りを込めて小さな石ころを投げてみたところで、抵抗はもはや虚しい。
高層ビルの切り取った幾何曲線の容積も虚しく(金属の空との均整は素晴らしかったが)
錆びたガードレールも電柱も陽炎に溶けて、屋根瓦も飴のようなつやを帯びている。
太陽に焼かれながら、わたしは、全て失ったのだと悟った。
たぶん前から空拳であったにも関わらず、その挫折感は決定的だった。
太陽天体の瓶から注がれる圧倒的な光に白く焼き払われた街の臭い。
ことさら濃い黒にぐるぐると塗りつぶされた影。
背負いきれない圧力。
次第につのる焦燥。
輝く光景の輪郭は、くっきりと際立って鮮やかで、夢よりもなお地に足がつかない。
かざした手のひらの下、ゆらめく景色は、すべて遠い記憶と等価だった。//
513人形使い:04/08/10 08:22 ID:v9xQjRoj
//
ひと漕ぎ
万力を込めて
ふた漕ぎ
地を踏み抜けとばかりに
閉塞する世界に押し潰される前に、風の通う僅かな隙間を、今はただ逃走に車輪を軋ませて風よりも速く!
何もかも置き去りにして、独り、消えていなくなるのだ。
憑かれたように思い付きが反復して増幅する。
唯一確かな風の通い路を白い建物と建物の隙間を髪の毛を逆立てて、一匹の白く誇り高い獣のように走る!//
514人形使い:04/08/10 08:23 ID:v9xQjRoj
//
国道沿いの高い土手の草いきれに身を隠しながらの疾走。
びっしりと雑草の生えた土手の陰で草の匂いの中で
葉緑体の珠の中で
刹那の夢を確かに見た。
青いオゾンを呼吸して、強烈な眩暈を覚えて、恍惚のうちに死に絶える夢を。

面を滑る
滑面を滑るように走る
快晴の世界はメビウス環の表面であり、黄道の軌道であり、居眠りの筆跡であり
わたしはありとあらゆる道を錯綜するように確信を持って順走する。
滑り上がり落ちる。

この坂道を越えた先に拠点の屋根だ。
加速度は翻る自由の旗のようで
わたしの顔面を覆い尽くすのは解放の歓喜。
その予感の真実味は熟れた西瓜のようにどっしりと重みがある。
あと一息を吸い込んで膨らんだ体重でさらに力強く!//
515人形使い:04/08/10 08:24 ID:v9xQjRoj
//
坂道をのぼりきると
それは空に向かう道で
ついに空の底は抜けてしまって、完全に塞がれた。
それが青なのか白なのか知るすべもなく、わたしは空に張りついていた。

虜囚。

しかしその時も重力は頂点の高度から引きずりおろし、忘我の私を運んでゆく。
緩やかに下るカーヴ。
そして再び吹きはじめた風。//
516人形使い:04/08/10 08:25 ID:v9xQjRoj
//
ようやっと辿り着いた部屋。
静寂の中で空は沈殿している。
わたしの持ち物のあらゆる面に空が涼しい温度で積もっている。
そこに空の底があった。

それが自ら檻に入るという滑稽だったとして、どこに厭う理由があるだろう。
手を伸ばす空間が全てであるという箱庭の万能感は
かけがえの無い楽園であると
思いを新しい色で塗りなおしたら
伸びをして
ぐーっと快晴に接近。

あとはぽくぽくとあくびが出てくるばかりだった。
517人形使い:04/08/10 12:24 ID:v9xQjRoj
ふ〜。


"私"と"わたし"混在だ。。。
"わたし"で統一の方向で〜

―dykehouse/midrange
518「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/10 22:20 ID:hTT3Z7C4
>>509
 こんばんわぁ。
 ありがとうございます。w

 ……にしても、見れば見るほど何かが違う(汗
 詩かどうかも微妙かも。(汗

>でも幽霊にしたらクスクス笑いが絶えなくて
 少し明るめで付き合いやすそう!
 明るいというより、長年漂っていたせいで精神的にきてしまったってイメージで書きました。
 どちらにしてもイヤな感じだ(汗
519人形使い:04/08/10 23:20 ID:v9xQjRoj
>>518
うむむ、、、
最近なんかバッシングしてるみたいになってますね。。。
ごめんなさいぃ・・・

>……にしても、見れば見るほど何かが違う(汗
>詩かどうかも微妙かも。(汗
あんまり悩まないでください。
逆位置さんの特徴は優れた語り部であることだと思います。
私なんかは自分のこと主張するばっかりですけど
逆位置さんは良き語り部の資質があると思います。
とくに幻想的な水彩画的な物語はかなり際立っていて
わたし自身の好みに合うし
それと比較するとそうでないものは少し見劣りする気がする程度の感想をただ書いているだけですよ。
ほんと。
私の戯言とかで自信なくしたりしないで、これからもガシガシ書いてくださいね☆
520六華 ◆rikkaRNp5E :04/08/11 00:54 ID:AcdB9qed
ばんわー。リアル労働の後のビールは美味いです〜。←親父モード全開
遅ればせながら企画に参加します。

>>493
>詩を書く上で大切にしているフレーズ
これというのはありませんが、ひらがなの使用と外来語挿入のしかたと
題名のつけ方はわりと自己満足的こだわりある?かな?
>書くときのテーマ
実感に近いところを書くよう心がけている。
理想としては誰しも通りすがったことのある、
人の真理の一側面が垣間見られるものを書きたいと思う。

溢れんばかりの想像力で、詩を生み出せる皆さんが
本当に心底うらやましいです。
なんか気が付くと疲れたばっかり言って寡作だし情けない…(笑)
521六華 ◆rikkaRNp5E :04/08/11 01:20 ID:AcdB9qed
追伸。
風邪の方おかげさまで完治しました。
ご心配してくださった皆様、ありがとうございました。
代表作、それぞれ読ませていただきました。スゴイ力作ぞろいだなぁ‥。
機会があれば、感想を交し合えたら楽しそうですね。
>人形使いさん
ブレイクダウンはその通り、骨のやつです。覚えていてくださって
ありがとうございます。スレスト気味になっていたのを、
人形使いさんが評価してくださって、嬉しくて泣きそうになったのを覚えています。
わたしが人形使いさんの詩の中でもより好きなのは、海岸のお題に出した「線」と、
題名忘れたけど境内を前転して石になるやつかな。
522悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/11 20:12 ID:44snB3sR
ガイスト

空間に貼り付けられた焼き付けられる魂の輪
その声に大気は震えず 熱を産まず
永劫に縫いつけられ 泳ぐように軋みだし
黒架に捧げた 聖供物

世界はいつか終わりがくるのに
望むのか恐れるのか
523「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/11 21:16 ID:o2ijr7e4
>>519
心配かけてごめんなさい。
大丈夫です。
人形使いさんの言葉はすごく参考になりますよ♪
次はもっと良いものを持ってきますね。
524「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/11 21:21 ID:o2ijr7e4
企画に参加するのを忘れてた(汗

>>493
>詩を書く上で大切にしているフレーズ
 読み上げると気持ちの良いリズムと音韻を心がけてます。

>テーマ
 うーん、あまりないかな。
 あえて言うなら、同じようなものを書くんじゃなくて
いろんなタイプの詩を書くように心がけてます。
525493:04/08/13 01:53 ID:LhRAwWHq
みなさまありがとうございます
とても興味深く 参考になる話ばかりでございます

またひとつ質問させていただいてもよいでしょうか?
お暇でしたらお願い致します

詩人の皆様方の好きなあるいは影響を受けたアーティスト
もしくは音楽 思想家などいらっしゃいましたら教えてください
526名前はいらない:04/08/13 09:06 ID:rqlYRevT
I thought what I'd do was, I'd pretend I was one of those deaf-mutes.
527人形使い:04/08/13 09:17 ID:YkLsjY4W
>>520-521
快復おめっとうさんです☆

>題名のつけ方
これひとつでだいぶ変わってきますよね。
全体の雰囲気をぴたっと表すひとこと。

>寡作だし
書きたいときだけ書くというのが長続きするやり方だと思います。
というのは私も寡作なので。。。

「線」、個人的にはある採点者さんに指摘されたとおり、語彙がちと弱い感じがしていました。
気に入ってくれたのは2人目なのでちょっと自信でてきたかも♪
528人形使い:04/08/13 09:37 ID:YkLsjY4W
>>522
非常に黙示録ですね〜
その霊、魂は世界の終末に捧げられている?
もしかして、全ての魂は
世界の終焉のための供物にすぎないとか。
なんか、そんな弄ばれている空想をしました。

その中で
定められた運命の中だとしても
腹を括るか否かの決定権だけは主催者とても及ばず
我々にゆだねられている。

非常に象徴的な詩だと思います。
529人形使い:04/08/13 10:55 ID:YkLsjY4W
>>523
ホッ。。。

>>524
てくてくリズム感、感じますね〜。
やっぱり詩におけるリズムの重要性の比重はとても大きいと考えています。
特に行進リズム感は人間の身体のリズムだからなじみの良さは天下一だと思います。

なんか、みんな自分の持論をしっかり実践しているなぁって感じですね。
530人形使い:04/08/13 11:00 ID:YkLsjY4W
△▼△企画▲▽▲
詩人さん方に質問です!part2

質問3⇒>>525
*part1->500

ちなみに店主は・・・
エミール・ガレのガラス工芸とmy bloody valentineの音楽はかなり脳みそを柔らかくしてくれます。
531人形使い:04/08/13 11:10 ID:YkLsjY4W
>>526
", or should I ? "
そっちは見たことありません。この名前の正体不明な存在感が気に入ってます。
532人形使い:04/08/14 15:47 ID:DTntCrRa
―カラメル色の ランプシェイドに結びついた 時曇りを
 きゅきゅっと乾拭きしながら 剥がれた薄い記憶をみる
533人形使い:04/08/14 15:48 ID:DTntCrRa
そうしてこぼれ出した蜜色の光の温度にまた笑顔が溶け出すだろう
534悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/14 23:22 ID:/hy2+KXC
恒例行事なのでしょうかね

>>525
アーティストを画家と解釈するとまず浮かぶのはシュール系の画家ですね
マッタ、ダリ、ベルメール、デ・キリコ、バルデュス いくつも浮かびますね
すこしひん曲がってるくらいがいいのです

音楽となるととても膨大な量ですが・・・
腐敗した内臓のプールの中でジェット機がエンジンを吹かしてるような
デス・ファスト・グラインド・「アングラ」ミュージックから
光に満ち深い森の中に沈む古代の神殿でたたずむような
清涼感溢れるモノまで色々とあります

最近のお気に入りはenvy トモコDEATH ザバダック Ensiferum
全く一貫性がないですか好きなのでしょうがないのです
音楽の話になるとどうも我を忘れてしまいますね 悪い癖です
535悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/14 23:38 ID:/hy2+KXC
2ビートで脈を打ち世界中に吹き上がる 
空気を伝い、溶け出して 大気と混じり合う
洪水のように感情を魂を飲み干して


我、叫ぶのもその音ゆえに 拳を挙げるもその音ゆえに
我、微笑むもその音ゆえに この慟哭もその音ゆえに
536人形使い:04/08/16 00:40 ID:bZ3SdgR5
『祝』
底に冷気張り
草木の露高く香る

終電で向かう
道定まる友の家の明かり

抱いた祝い酒に
もう酔うている

夜はことさらに深い
537人形使い:04/08/16 14:59 ID:I/VAYk1I
―少し早い秋の詩人について
冷たくて透き通った追憶を呼ぶ風に付ける名を持てない詩人は、襟を高くして、遠のいた天との距離を、感傷の深まりで観測する
つばの広い帽子の影でうたう歌は、誰かを呼ぶ声の繊細さに似て
瞑った瞳に淡い光を閉じ込めて、握りしめたチョーク石の先に、小さな詩の、静かな雫を溜めている
538人形使い:04/08/16 15:22 ID:I/VAYk1I
>>534-535
シュール=想像創造の極致。
ベルメールと聞くとクリス・カニンガムの映像を連想します。
人型の造物もたらす感慨の迷宮の奥底のミノタウロスとチェスをするような浮遊感は好き。

お気に入り、半分しかわからないやー。調べよう調べようっと♪
姿を見せないかなり本気モード、なんか、嬉しくなります☆

音を愛し始めると耳は澄み切って、ありとあらゆる音が擽りを帯び始め
風鈴をしまうことがなかなかできないし、夜更けの強い風に鳴る金属の『ぉーん』音にずうっと耳を傾けていたり、自転車の耳元の風切る音にうっとりしたりして、最近もう大変です。

深くて広い表現への愛情の芯にあるパンクスが悪魔さんの言葉に力を与えているに違いない。
シンプルに脈打つ幹から広がる広がる言の葉と葉。
ビートある音楽は衝動そのものの具現で、打たれて溢れ出す詩の湖がアウラ光を帯びて広がり続けている。ロプノールのように彷徨いの印象で。
539六華 ◆rikkaRNp5E :04/08/16 22:22 ID:HcKK1IHa
こんばんは。
マスターのつぶやき(というかわたしには充分詩に思えます)もまた
心地よくいつも堪能しています。

>>536 >道定まる友の家の明かり  ここが特にいいと思いました
かのような友を持てることの幸い。

>>525
造詣の深い2人の後に書くのはちと勇気が要りますが(^ ^;)
思想家ではないけど三島由紀夫と幸田文の書く文章は好きでした
音楽‥影響を受けたというのとは違いますが、「声」に惹かれる傾向があって
ヘレン・メリル、ビョーク、アン・サリーの声には内側から揺さぶられます。

>悪魔さん 音楽となると特に、まさに水を得た魚!という感じですね。
540人形使い:04/08/17 17:42 ID:uhxoFVEM
>>539
冷たい秋に向けて、旧交ぬくぬくのお盆でした。
心の動く言葉が詩なら、生活のスケッチはその卵ってことでしょうか。

感情が乗って震える声に震える私たち。
歌の持つ力を私も信じています。
資本。欲が絡んだだみ声駄詩朗読ばかり溢れている現状には吐き気がしますが。

フェイバリット渋い、好いセレクトですね〜!!
ビョーク去年の苗場で見てみたかったなぁ。イギーともども。
541人形使い:04/08/18 14:41 ID:vE0Sb91S
―旅詩人(砂漠の軌道エレベーター跡にて)

天空を見上げていました

風が雲を敷いて
千年の昔にむき出しになった太陽の毒の光を覆い尽くすまで
もうしばらく高層の遺跡に宿を借りようと思います

風の音は廃墟を通り抜ける巨大な笛の音です
雲は高く吹く風に千切られて
絶えることなく歪んでいきます
強く輝く雲たちの形が覚えられません
記憶の力の頼りなさに足元がおぼつかないような虚無感を覚えます
わたしは即興の歌でその移ろいをうたい
そしてすぐさまその歌を忘れてしまおうと思います

いままでも
旅をして
たくさんの光景に出会い
たくさんの歌をうたい
たくさんの歌を忘れてきました

荷駄の中には湿り気で少し丸まった
いまや貴重な紙がまだ幾らか残っていますが
それはひととの出会いの温かみを留めておくためにだけ使おうと思っています

廃屋の壁にもたれるニヒリズム
取り出した管弦に染み込んでいるのはこの命のすべて
542人形使い:04/08/18 14:42 ID:vE0Sb91S
//―調弦

いくつかの和音
滑り出した言葉旋律は
昨夜の焚き火の跡の煙に絡んで
天に帰ってゆきます

少し投げ入れたお香の残り香が
まどろみの中に見た
煌めきの都市群を思い出させます
543人形使い:04/08/18 14:42 ID:vE0Sb91S
//―没頭

無数の感情が水面のさざなみのように泡立ち
わたし自身でも捉えることはできない
広がりきった追憶の波は沈黙を織ってゆく
そして精神の海が湛えるのは常に静寂であった

さらに深く
沈殿してゆく黄金の指輪となって
囁きの声はもはや自由電子の衝突のみとなり

やがてアウラの光も無意味となって
感慨は限りなく普遍的であり
静寂は魂の樹の小さな果実であった
544人形使い:04/08/18 14:57 ID:vE0Sb91S
―詩人考―
想像可能なありとあらゆる空間と時間の点において
どのような世界が広がっていても
わたしが私である限り
至る思いは常にひとつなのだと思う

詩人は永遠なのかも知れない
でも皮膚感覚は限りなく刹那的で
背中合わせのロジックが組み上げる言葉の永遠を思うと
「初めに言葉ありき」なのであれば詩人は誰かを愉しませるためのシステムに過ぎないとか

私の中で少し空想が虚しく色褪せてきました
優れた語り部の拠り所無さ
閃きの一瞬を焼き付けて連続性の安堵を得るために自分のために
風景画がやはり一番落ち着けるのかもしれない
545ボヘミアン:04/08/19 18:18 ID:NLt1B80g
アヤちゃんは 僕より年上の女の子
 あたしの仕事はね こども達の夢を詰めること
段ボールいっぱいの あかるい種が
 新しいてのひらへと流れてゆく

なにやってやがる ばか
 アヤちゃんの手が止まる
何度同じことを繰り返せば分かるんだ
 荷札をなくした リアルなミステイク

女の子はうつむきながら
 ぎゅう と 人形を握り締めている
お前はここで何ヶ月やってるんだ
 (だめだよチーフ そんな らしさなんて)

それでもあたしの仕事はね こども達の夢を詰めること
 …途方も無い時間 夢を持ち続けること
(あなたはもうずっと大人 なのに)
 どんなにつらくてもかまわない 未来

            『てのひらに夢を』
546ボヘミアン:04/08/19 18:33 ID:NLt1B80g
最近やったアルバイトの感想を書きました。

>>525さん
恥ずかしながら、
明治後期から昭和初期の物書きさんたちからの影響が濃いと思います。
中でも、思春期の頃は(ありがちですが)中原中也、立原道造や室生犀星に
どっぷり浸かっていたので、知らず識らずのうちに模倣しているかもしれません。
547悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/20 01:05 ID:YHVTSr6p
フューネラル・ピア(葬儀桟橋)にて

今宵、怪奇な月食の下 デカルト思想に取憑かれ
闇雲にただ剣を振るい 三億年後の宇宙を唱える
コンパイラーで作られた 既成概念 切り落とす
理路整然とトチ狂った 剣の魔物、舞い踊る 
驚異的な狂気の剣 脅威のあまり叫喚す

幻影鏡<ファンタスコープ> で映した宇宙
数百億の輝きを 暗黒の闇に浮かべ
光点で育つ命には 想像もつかぬ暗闇で
そっと息する魔物は踊る
めぐるめぐる、剣はめぐる
闇に火花を散らしては 瞬間的に姿を見せる
月を喰らう黒点
不快なほどに神々しい 銀色の剣をめぐらせ
548悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/20 01:39 ID:YHVTSr6p
ウイスキー スコッチ ウイスキー
ドリンク オア ダイ
バグパイプの音色にゆらゆら

    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) 踊り疲れのへべれけぷーですよ
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)オネムナヨウデス
 .....し____ノ 
549人形使い:04/08/20 08:27 ID:dIv9TGX8
>>545
饐えた匂いの作業場でも、抱えているものが美しければ、その姿は限りなく高貴です。
どんな人間の間でも、潰れることの無い精神は、尊厳そのものを体現しています。
精神の貴族になって、痩せた身体で、顎をあげて未来を睨んでいたい。

近頃資本の勝利に吐き気がして、やけっぱちな考えでふらふらしていたのだけれど
ボヘミアンさんの詩を含めていくつかの美しい精神の作品に触れて、もう一度背筋が伸ばすことができそうです。
言い訳を優しく力強く追いやってくれる、誇り高き精神の美。

>>546
さっぱりとさわやかな趣向ですね〜。
ボヘミアンさん自身の書く文章は、彼らの文章の屈折率が清澄の空気であるなら、比較して流れの無い湖水の深みがあると思っていますよ。
停滞の時代の澱、それが現代性ってやつなんだと思います。
550人形使い:04/08/20 08:36 ID:dIv9TGX8
>>547
語彙の良い密度を湛えていると思います。

あらゆる時空特性をも備えた永遠の剣士。
反逆者(リベリオン)。
永劫に生きる幻想にあれば
大敵となる世界の主催者はもはやファンタジーではない。
銀河を背景に映し出すような剣舞の雄大は華麗。

いつにもまして尺度の大きな詩。
読み手の無限連想反応を誘発する世界観は圧巻。

>>548
よい夜でしたね☆
551人形使い:04/08/20 08:45 ID:dIv9TGX8
挫け易い意志を笑い飛ばせるバイオリズムの久しい上昇とか。
もう嫌になっちゃうなー。。。

―六車線の無人中央線を跨ぎ、夜の覇権を略取。
 孤独の星玉座に鎮座。
552人形使い:04/08/21 10:13 ID:0yJ93l0i
黄金メダリオン⇒他人事に沸く幸福まで斜に構えるこたぁない。
553人形使い:04/08/21 10:25 ID:0yJ93l0i
都会の語彙次元を求めて。
554人形使い:04/08/21 10:39 ID:0yJ93l0i
―休日スケッチ
詩と詩のあいだにひとくちの珈琲をはさむ
555名前はいらない:04/08/21 10:41 ID:WzcClpEj
555ゲトスザッ
556人形使い:04/08/21 11:09 ID:0yJ93l0i
>>555
ぞろ目泥棒赤焼れんがの橋駆けて月の街角に消え、ガス燈に佇む黒外套の店主、影と二人、見事な手前と帽子を深くかぶり直すばかりでした。
557人形使い:04/08/21 11:12 ID:0yJ93l0i
イマジネーション顕微鏡覗いてアイテム結合構造究明。
白衣で帳面に書き殴るつもりで詩作だ〜☆
558名前はいらない:04/08/22 05:42 ID:2n66u7DJ
おはよう と
もうあの人の声も聞こえないと思う
(体育 クラスメイトが校庭にいたから 裏口の購買部から登校した)
薄暗い食堂は今も 明るく息づいているけれど

こきょう を
僕はいつまで憶えていられるだろうか
(町も日々に変わりつつある 既に思い出の中にしか生きられぬ物事たち)
きっと喪った人の空白こそ より明るく蘇るのだろうけれど

近すぎる学校は遠い過去
庭先で錆びついていた自転車に跨り 片道二十分の通学路を走り抜ける
誰にも気付かれないように裏口から忍び込んだ頃には
語る言葉を無くしているだろう

美しかった刹那は人の心に埋葬されてゆき
僕は若さゆえにいつも残される
(おばちゃん 長い間お疲れ様でした)
さよなら と

              『永訣の前で』
559ボヘミアン:04/08/22 05:59 ID:2n66u7DJ
間違えて上げてしまった。
ごめんなさい。
人の死を前にして、自分に出来ることが何も無いのが悔しい。
詩を書いても形を成さないし、故人に届くはずも無いのがとても悔しい。
詰まるところ僕は自慰の為にしか詩を書けないと思うと、それがまた悔しい。
彼女は、進学校に入ってすぐドロップアウトした僕を
普通の学生として扱ってくれた唯一の大人で、
今年やっと落ち着いたから、報告しよう報告しよう、機会があったら、
なんて思っていた矢先に亡くなられて。
もうどうしたら良いのか分からなくなってしまいました。
本当に、ぐだぐだとスレを汚してすみません。上げてしまったこともごめんなさい。
560名前はいらない:04/08/22 13:44 ID:XHzoEqkK
「晴れの日に」

フライパンを熱して もっと熱して
なめらかに油を泳がせる

殻は二つにわかれ そこから命が生まれる 
じゅうわわわ じゅうぅぅ
ここはプールだ 命が踊っている

水をかけ 蓋をする
遠くできこえる どしゃぶり
傘をもとうか 花を摘もうか
どっちもしないけど

泣くだけ泣いたら目玉に膜ができてました
それを白い熱々のごはんにのせて、少しの味つけ
熱いままかきこみました
あつくて 鼻息もあつくて
はふはふと泣いてしまいました

これを教えてくれた人は
とても とても
おいしそうに食べてました



この詩。今まで読んだ中で一番バカっぽい。才能の欠片もない困ったちゃん。
561人形使い:04/08/22 18:32 ID:rStYJMK5
>>560
そうですか。
才能が何たるかすら理解しない私ですから、「へー。」としか。
562人形使い:04/08/22 19:24 ID:rStYJMK5
板の趣旨はもちろんのこと、スレの上げ下げは共有する全ての詩人の裁量しだい。『拘束』なんて我々のカタキみたいなものですから☆

>>558-559
「自分がこの一生を生きて最期の時に誰かに心の底から惜しまれるだろうか」と考えて
家族ならまだありうることだけれど
赤の他人
それも何年も会っていないような誰かに惜しまれるということ
誰かの人生に何か良い影響、光を投げかけることができていたという事実は
多分人間として生きて、何よりも誇らしい事実であると私は思います。

言葉というものはとても扱いが難しくて
例え人類を代表して立派なことを詩にして読み上げたところで
必ず誰かに疎まれたりするし
極私的なスケッチが世界中の人に愛されることもある。
でもそういったものでしか、心を説明できなかったりする私たち。
ボヘミアンさんが一編の詩を霊前に捧げたという事実
それがボヘミアンさんが捧げることのできる最良の手段であったという事実があれば
何を苦悩することがあるだろう、と、第三者の私は背中を叩きます。
そして混乱した気持ちを打ち明けてもらえる相手であったことを幸福に思います。

私も無力ですから、あまり言えることはありませんが
故人を惜しむだけ惜しんであげてください。
詩は気に入らなければ何度も書き直してください。その行為は崇高ですから。
時間はいくらでもあります。
そして背筋を伸ばしてください。あなたは孤独ではないのですから。

                                    ―店主敬白
563悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/24 01:39 ID:w2e6AO8j
私はいつも思うのです この世界のほとんどは闇の中で
そこにある小さな輝き それは明滅しながら
くっついたり飛び散ったりしてほんのわずかな空間を照らしている
それこそが命なのではないかと

私はいつも考えるのです
何世代か後、もし人がその科学を極限まで進化させ
脳の微細な電気信号を受け渡しする超ナノ・マシンを完成させ
その全思考を完璧に伝えうる未来が来たとき
心のはざまにふうわりと泳ぐ悪魔はどのような姿をしているのか

闇は決して恐ろしくない あなたがネガティブだと思う部分も実は必要なゆらぎ
暗黒の宇宙を泳ぐ光りの星系なのです
564悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/24 01:47 ID:w2e6AO8j
>>ボヘミアン様

小生にも受け入れがたい現実が何度かありました
立ち直ろうとする事すら罪深い事に思いました
自分が無くなった時、悲しむ人がいるかはわかりませんが
もしもそんな奇特な方がいらしたのなら
できることならその涙をぬぐいたいと思いました
悲しいけれどまた朝が終わって夜がくるのですね
夜になったら眠るのです 朝が来るまで
565ボヘミアン:04/08/24 05:31 ID:D8SOydSy
二人ともありがとう。

「一粒の麦は死に落ちることで新しく繁る」
566「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/24 19:45 ID:gLS8xI2a
 猫の瞳に月やどる
 研ぎ澄ましたる金色の三日月
 涙に湿った風を聞き
 猫はあわてて駆けていく

 猫の瞳は悲しみに曇り
 こぼれる涙止めもせず
 故人を嘆くあの人の夢に
 気づかぬようにすべり込む

 そして、夢の中にある
 故人の墓に墓参り
 時季はずれのしゃくなげを
 小さな身体で引きずって

 猫の瞳に月やどる
 研ぎ澄ましたる黄色の三日月
 猫はあわてて駆けていく
 夢を覚まさないように
567「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/08/24 19:50 ID:gLS8xI2a
>>ボヘミアンさん
 気に障ったらごめんなさいなのにゃ。
 こういうことに使える言葉をあまり持っていないけど
あまり落ち込まないで欲しいよ。

いつの間にか店内にいた猫はそう言って器用におじぎすると
こっそりとドアを閉めてどこかに行ってしまった。
568人形使い:04/08/25 12:13 ID:1DfxhaQt
うねる麦穂の海が見える
569名前はいらない:04/08/25 12:15 ID:sc8IZI6j
ぬるぽ麦穂の海が見える
570人形使い:04/08/25 19:31 ID:1DfxhaQt
答えたいけど答えないのは相応しさの問題。乞容赦。
571悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/08/25 23:11 ID:1vnfEQAN
安っぽい快感
買ったばかりのブーツ
アフターシェーブローション
キンキンに冷えたエビスビール
麦焼酎 芋焼酎
バグパイプの音
最新型のグラフィックカード
スコッチ・ウイスキー
ジョニー・ウォーカー
DENONのアンプ
高くて買えないスピーカー
辛めのすっきりとした日本酒
機能が沢山つきすぎて訳のわからないサウンドカード
近所の回転寿司屋で食べるツブ貝
シークァーサーサワー(何で夏期限定なんだよ)
マンドリンの音
シャーペンの芯を何本も束ねて一気にへし折る
買ったばかりのジャケ買いしたCD
コーラスが熱い曲
トラッドな曲
どうしようもない連中のどうしようもない曲
スカルマーク
複雑に歯車の絡み合った時計

何でも好きに注文しようよ 金は無いけれど
時間はたっぷりとある チープな快感に酔いしれよう
572快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/08/26 00:01 ID:i9jcQi6M
  Λ  Λ
  (快∀楽)   | | ガッ
 と    )    | |
   Y /ノ    人
    / )    <  >__Λ∩
  _/し' //. V`Д´)/ ←>>569
 (_フ彡        /

573人形使い:04/08/26 15:49 ID:+1cl0fCL
>>571
私は自分の墓穴を溢れる物質で埋めることに空虚さを感じながらもこの世界ではそうであ
ることこそ正常なのだと知っていて、「だから高潔な貴様は何を求めているのだ」と自問も
すれど無駄に高慢な私は答える言葉一筋も知らず、ターゲットの無いコンプレックスにうんうん魘
されて、進むこと侭ならず佇み、円錐金属のの空洞形状のような器で虚ろな身体の内側に
虚無の胞子を養殖しているばかりなのです。
壜の底にいるような冷たい閉塞感が齎すのは自嘲。出口の無い迷路にいる自分を見下ろ
して蔑む自身を撃ち殺すための執着を持てればという期待もきゃつのせいで詭弁と化して
しまう、みたいな。

>>572
ごくろうさまです☆
574人形使い:04/08/27 01:38 ID:uKhhR0Uq
かなしいときには
はらのそこからうたをうたいます
それはまるで
ひかりのわをとおくなげるように
575人形使い:04/08/28 08:06 ID:u0pdThwI
『詩人の肖像』
僕はあの詩人を知っている

あれはもう10年もの昔
僕がまだ、他人の悪意を疑うことすら知らなかった時代。
彼は今と全く同じ笑顔で
今日とは異なる異国の遠い歌を奏でていたのだ。
僕の小さな心に翼を生やしたのだ。

詩人は全く変わらぬ風貌で
まるでその服装であれば時の塵は積もらないとでも言うように
全く歳をとった様子は無く
今や僕とかなり歳が近いくらいの様子であった。

僕はそのことを
おじいとおばあと母親に
何度も何度も言って聞かせるのだが
皆はそろって首を横に振るのだった。
それが否定の力強さを持たないのが
いっそうやり場の無い好奇心をかきたてた。

やがて詩人がふたたび旅立ったとき
おじいはゆっくりと僕に語った。
おじいはひいひいおじいに同じことを尋ねたものだよ、と一言。
あの方は詩そのものなのだよ、と二言。
あの遠い日に聴いた飛翔する旋律が色褪せないことと同じなのだと。
そしておじいは悲しく笑い
僕は永遠の意味を知った。
576人形使い:04/08/29 00:03 ID:VWtYoq6w
「それは叶わなかったのさ」

溝の中
ぬめる表面
澄んだ水に浸かって
顔だけ浮かべている

雲の影を沿えて
『羨望』という名の
白昼の名画となる
577人形使い:04/08/30 05:05 ID:S4G1VDYT
『香木』

扉は開かれて
改まった茜色の羽衣が広がって落ちている

豊穣に燻じられてひとは詩人となり
独り言は落葉となって
ひとひら
またひとひら
降り積もってゆくのである

そして詩人は
冷たい壜の底の湿った土の上に虫の音と露纏う草は重なりあう夜のひとつに
置かれた香木のように
一筋のふくよかな韻律の煙を立ち昇らせるのであった
578人形使い:04/08/31 02:00 ID:8OQeHqNX
>577 『秋』に改題

論理は必ず何かを明らかにし、その他の全ての無限大の可能性を破棄する作用を持っている。
つまり科学は幽閉する。
コペルニクスはガリレオはニュートンはアインシュタインはホーキングは我々を狭小な構造に詰め込み続けてきた。
ベン図の拡張、4軸持つの箱。
常に新たなる世界を開けよ。
それこそが詩人達の宿命。

⇒瞬記
雷一撃で天を割り
換算した水密度はちょうど頭のてっぺんが隠れるくらいだろうか
激しく吹き荒れる嵐は形の無い濁流であり
肉の身体を晒すと魂魄一気千里も押し流し
吹き込まれたとてつもない野心は空想世界の果てしない天頂をも焦がすのである
579悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/01 00:40 ID:nMND3rCk
寂しい風に吹かれて 夕暮れの町並みを 誰に恥じ入ることもなく
泣きながら歩いて 僕はとても一人で 孤独だと思った

そんな日もあるさ そんな時もあるさ
夜空に小石を高く放り投げて ガシャンと物音に我に返り逃げる

涼しい風が欲しくて 真夜中の町並みを 誰の事も考えず
叫びつつ走って 僕はひどく小さく 卑怯者に思う
夜の街に一人きり 拳を握った 大切だと思う物を強く、強く、堅く
時には全てを空に放り投げて 死んでしまおうとか子供みたいだね

そんな日もあるさ そんな時もあるさ
一言あの人にさよなら言ってから
もういちどあの犬の頭を撫でてから
もうちょっと飼い猫のわがまま聞いてから
もうすこし世の中に染みこんでから
580悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/01 01:02 ID:nMND3rCk
科学の力があらゆる物を明らかにし
たとえばライターの火を灯すみたいに あらゆる物を組成し
瞬間的に人々を運び 環境さえも支配できたら
地域や気候やシステムの壁を打ち破り 国家の支配を断ち切り
思想や宗教や文化によってのみ日々とが集い
望むがままの選択権を得られる未来が来るなら

たとえば天使と言われる存在のように
人々が思考するありのままを人々が感じることが可能となるなら

    ∩@”∩ いつまで続くかはわかりませんがその瞬間が来るなら
    ( ,,・Д・) 科学も捨てたものじゃないなと妄想するのです
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)カガクノソクドハトキニクウソウヲコエル
 .....し____ノ 
581人形使い:04/09/01 03:18 ID:CHApI8a3
>>579
温かいです。
ありがとうございます♪

>>580
そうですね。
科学は私たちの感情をを置き去りにして進化してゆく。
受け入れる器があれば!
なんにせよ、飽和に際して怠惰に陥りたくはないものです。
得てして厳しい環境でこそ育まれる人間性というもの。
582人形使い:04/09/01 03:36 ID:CHApI8a3
―日記―

見渡す限り一面の耕地に
神の箱庭のように置かれたフェンスの中の小さな社宅。
無造作な芝が広がっており
建物と錆びたブランコと雑草、どこかで見たような郷愁が滲み
真ん中のちいさな砂場で、ちいさな女の子がひとり、砂山をスコップで築いていた。

隔壁の実在
凄まじい空気の凝縮
凄まじい重力場の発生
完結した小世界に白い光に満ち溢れているような錯覚がした。

余韻を走る。
畦をカタカタ自転車で走る。
台地の切れ目の向こうにはビルの林立。
斜陽を背負い
相変わらず黄昏は永遠の匂いなのだと思った。

―black dice/creature comfort
583人形使い:04/09/03 01:44 ID:Sl9nGu6R
『よるのまおう』

TVアンテナ忍び込んだ折れ曲がった月光怪電波に痺れて
どこの家族も頭をやられてしまっている現代の風景
偽りの温もりをすり抜けるように暗い路地裏を選んで
コンクリートブロック壁に影をなすり付けて歩く

あの赤い月を一粒飲んで
夜の魔王になるのだ

全てのドアのポストに黒塗りのチラシを投函するのだ
街路灯の一つ一つにつるっとのっぺらぼうになったしもべの人間を並べて
電気の光を飲み干させて
どこまでも孤高のダークカーペットを敷き詰めるのだ
そして六車線の無人中央線を跨ぎ、夜の覇権を略取して
星天の中心の玉座に鎮座するのだ

闇ガラスの器の底にある町に砂を流し込むように虚無を流し込み
家屋も高層ビルディングも美術館も鉄道も
文明を全て砂の下に眠らせて
圧倒的な虚無感に高らかに笑うのだ
584人形使い:04/09/03 01:47 ID:Sl9nGu6R
BGM―atom rhumba/backbone ritmo
585悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/04 08:37 ID:K0KEVjcd
    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) XP-SP2・・・入れたら書き込めなくなりましたよ・・・
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)ゲイツコレノロウ
 .....し____ノ 
586人形使い:04/09/06 11:49 ID:4L1LA53C
コシヒネリとかお米みたいだけど食えない現象。痛てて・・・

>>585
ゲイツ2chで叩かれたりしたんでしょうかね〜
587人形使い:04/09/07 15:52 ID:wbBf3qXY
「いつまでも素晴らしいと思えることを一つでもそのままの新鮮さで密封書き残すことができるだろうか」なんていう灰汁みたいな表面に浮かぶ不安のせいでいつまでも飛び込めないのはよろしくないね。
草食動物みたいに柔らかい草ばかり食んで労力費やさず、視野ばかり広いのはよくない。
前だけ睨んで、飢え、走る生き物は総数少なく君臨するもの。
フードチェーン的にもたぶん霊魂的にも。
588人形使い:04/09/07 15:59 ID:wbBf3qXY
そうか!
敵は、そして詩に封じ込めるべき相手はこの閉塞感か!!
感情的豊穣ばかりが詩ではないということの実践が今の命題だなぁ。
589悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/09 15:53 ID:LG9bcqfb
時には夢のマヨイガに
さまよい歩く事もある
虚空に声を絞りては
花咲く日々を想いて絶える
いつ果てるともまなざし清く

故郷は遙かあの山の幾千里
雲の向こうの霧の彼方
道すがら骸に捧ぐ薔薇十字
前のめりに折り重なる
人の子の読む祝詞

血を吐いてなお羽ばたくか
590人形使い:04/09/10 01:40 ID:qGjA/fJe


往来の熱気よりは

風のみ通う高き荒野を行こう

青い霧の高原を越えよう

書簡の暗がりでなぞるよりは

叢でその場限りの詩を高く歌おう

この名は誰にも記憶されないように

この歌が誰しもの郷愁を揺り起こすように

そうして穏やかな永遠を手に入れて

研ぎ澄まされた誇りの穂に身を掲げ

日輪の灼熱に隠れてしまおう

                   〜詩人憲章〜
591人形使い:04/09/10 01:43 ID:qGjA/fJe
>>589 立ち止まることは自身のへの裏切りですから。
592人形使い:04/09/10 13:23 ID:xK8R12xd
−流れてゆく電車窓のまちまちを携帯電話の宛先の無いメールにして封じ込めている
593人形使い:04/09/14 00:50:11 ID:esTa4dME
感性が風邪ひいたみたいなもんだったな。
出てるものが生過ぎて臭かったってことだ、きっと。
かといって『生産される詩っぽさ』には浸かりたくない。
594人形使い:04/09/14 01:00:15 ID:esTa4dME
『雨(ウ)』

垂雲は張り詰めた大きな水滴のつぼみになって雨の香を放っている

水華が五方に開き、雫無数に立つ歓喜の予感に
緑色は堰を切って流れ出し
水の流れているクリスタルの階段を這いながら息を切らせて登り詰め
ピアノの最高音ツン・・・

とそれが始まりの合図になって
やってきた甘い雨のヴェールに街の底は煙る



纏った繊維に染み透り
ついには肌に触れ
結節点の生成
私は宿り
その雨の表面に張る皮膜になり
目はもはや自由にならず
薄光に腕を広げ
その満ち足りと窒息は同一曲線を滑り
飛散し
ビルの屋上と
路地裏の底に
都市空間の隅々に
バラバラと散らばっているかつて「私である」と言い張るための属性だったもの
595人形使い:04/09/14 01:26:29 ID:esTa4dME
閑古鳥の声もまた好し、とは言いながらも
すっかり黒ずんだドアを磨いてゆっくりとお客様を待ちます。

―森羅万象を読み耽りたい。

熱望を胸の奥に秘めて今日もお店は開かれているのです。
596マッド☆ペガサス:04/09/14 01:39:26 ID:E2Ppvo4f

[ クリームソーダ ]


ヴィーナスの貝殻に注がれた

クリームソーダを二人で飲む

貴方は不機嫌そうな顔をして

アイスをつつき始めた

ヤ メ テ ク レ

パステルグリーンになっちまう

チェリーがほら

恥かしそうに氷の影に隠れているよ

597人形使い:04/09/14 02:53:20 ID:w8/hkSVQ
>>596
ソワソワしたセリフがフロートしてて、装いのクール、実は見事に溶けたパステルグリーン。
甘くて刺激的な初々しい恋のドリンクごちそうさまー☆
あと口サッパリ♪
598猛禽:04/09/14 16:27:35 ID:5AqLNXY3
「秋のねこ」 他意はございません

ねこするり
しっぽがquestion mark
まったく何が何やらわからんが

ねこよそみ
左耳んとこかりかり
それより秋だな、おい青年

栗の実は重く枝を撓ませて
かけよる子供たちをむかえる
かくれてのぞいてるリスの子がなく
ぜんぶとんないでよね

ねこにやり
てのひらそっと出して
こんなもんでよければいつでも見せてやる

もうじきいちょうはきんの栞
はさむページはきのう
柿の葉をもっと赤く染めながら
夕陽が、いま、すとん

ねこのそり
ひょいと窓あけて
今夜決闘なんでまたな、根性出していけよ青年
599人形使い:04/09/15 20:40:01 ID:jafqz4Kd
>>598
語りかけているようにも見える詩の中で語りかけているように見える猫がいて
(もしくは語りかけていて)
他意はございませんとの前置きは無効化されて
(いや、印象的な、強烈な冒頭の一文としての肥大した機能をもって)
結局私は、秋に魅惑の猫と同じ風を感じている青年になってしまった。

愉快な関わり合いの間に落ちている秋が静か。
600人形使い:04/09/15 20:53:59 ID:jafqz4Kd
−ちゃりんこ

ナツアカネ
中空でそよ風に溶けて
消えて
わずかな色だけ漂っている
斜め太陽

並んで
人力の車輪を回しながら

少し前に落ちているぼくのもの想いは
タイルや
小石や
縞を
次々と拾っては
美しい物語をあたえている

------------------------
⇒はじまりのない物語、終わりのない物語
 それはありふれている光景で
 そこはかとない情感に溢れている
601名前はいらない:04/09/16 03:00:13 ID:3YJI1UMd
過去


空に託すはあの日の影

ゆらめく体に頬を打つ

消してはいけない

誤魔化してしまうのは
大好きだから
602人形使い:04/09/16 19:41:49 ID:fQtx9Cj9
>>601
それはひとつひとつが過去に対する印象なのだと思いました。

触れられないものの輪郭を捉えているような
そんなおぼろげな感覚は
確かに振り返った過去と似ているのかもしれない。

短いのだけれど跳躍感が非常に味わい深いです。
603ボヘミアン:04/09/17 23:12:42 ID:EJr0wbss
お久しぶりです。この間はご迷惑を。
この夏、奈良は古刹を巡り行き、逝ってしまわれたあの人の冥福を祈り、
ついでにこれからの自分の生き方なんぞに思いを馳せたりしてきました。
お土産があります。
これは早朝、人気ない中宮寺の弥勒菩薩半跏思惟像の前にポトリと落ちていた、
剥いても剥いても減らない真理の玉ねぎです。
今はまだ辛くて食べられたものではありませんが、
ゆっくりと日々の健やかな太陽で炒めれば、
いつか飴色の甘い玉ねぎになるそうです。
それでは、また。
604人形使い:04/09/18 05:59:26 ID:IK6DbIK7
古きを訪ねる。
素敵な体験。
目まぐるしい時代の表層の細切り型うねりに取り残されがちな
石頭重い耽溺系の私なので
星霜を超えてどっしりと重みを宿す建造物に同期して
冷たい木の匂いに少し膨らみ、時間軸上に余裕を持って展開するようなあの感覚は
オアシスのような効果てき面。
魂が深く掘り下げられるような体感は大好きです。

その玉ねぎは、たぶん、私やあなたの魂の(詩人の苦悩の)球根です。
剥いても剥いても奥に答えは無く、総体こそが真理です。
私はそう信じて飴色になるまで太陽に胸を張ります。

素敵なお土産ありがとうございます☆
605悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/18 23:52:31 ID:gL64nz8H
僕たちには誰もヒーローがいないんだ

宣戦布告 ギターで全てを乗っ取ってやる
間違いを正して テーブルの向きを変えるんだ
鋼鉄の統一されたユニフォーム 人々の団結を
棍棒でたたき割るのが大好きな奴ら

壁に描かれたACABの意味を知っている奴は同士だ
車にガソリンをかけ 手製の爆弾を作り 煉瓦を高く放り投げろ
思い出せてくれよ この音楽の暴動が本当はなんのためなのか

僕たちみたいな人間が国を滅ぼしたことはない
誰かを殴ったり 殺したり 戦いを先導したりしない
落書きだらけの穴蔵が唯一の戦場
人々が縮み上がるような音の牙を叩きつけた

僕たちにはヒーローなんて必要ないんだ
どこまでも止まらずにロックするだけ
だけど今夜も暴動は起こらない
スイッチを押すんだ
全てが崩れ去った廃墟の上で究極のロックを鳴らすんだ
606人形使い:04/09/20 13:48:28 ID:604u/vH+
>>605
精神論としての『ロック』が無かったら、どれだけ沢山の行き場の無い苛立ちに溢れた人間が、自分の人生を取り返しのつかないものにしてしまっていたか考えると、素晴らしい昇華の方法なのだと思います。
でも(自分も含めて)そういった刹那的な人間たちの語る理想の世界が実現することを考えると気が重くなるのは免れません。
『ロック』はいろんな意味で、その不完全さがいとおしい音楽なのだと私は思います。

常にマイノリティーに。
常に反抗心を抱えて。

イェイ♪
607悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/20 16:25:21 ID:dGOxwHfH
    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) さきほどいつもの所に行きましたら荒れ模様・・・
    /つ  つ なにやら変な流れになってますねぇ・・・
   // ,,・ω・)アクマクンッテナンダ
 .....し____ノ 
608人形使い:04/09/21 05:33:05 ID:EDIqe1dS
>>607
厄災→怪奇な流れは伏せて収まるを待つべし。
太公望の戯れの可能性高し。
ただし著しく名誉を害なうと断ずれば、毅然と反するべしとも。
609 :04/09/24 01:16:57 ID:YSXGzLXd
マゾヒズム


もしこの世で一番美味い煙草があったら俺は吸わない
もし寝ているときにサキュバスがやってきて俺を犯そうものなら犯されたい

考えてみると美味い話なんかない
不味いものばかりを食べても美味しいからさ

ボンクラが蝶をかすめ 菊組が花弁を拝むことがないように
好きな色がないように 人が動物と距離を置くように
空気の抜けたボールで野球をするかのような

そんな歯がゆい日常が
俺を殴るんだ
それは乗ることさえできない
次々上から降りてくる観覧車のポッドだ

ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガッ ガ

優しく優雅で有意義な痛みが
俺を俺の頭を破裂させる

ッペ!誰だってマゾヒストなんだぜ
610ボヘミアン:04/09/24 06:01:23 ID:98czueUG
久方ぶりに、例のスレへ行って参りました。
実は、わりと古くから(って、そんなに長いとも言えないか)
詩板にチョコチョコ来ていたんですけど、
知ったコテハンさんがだいぶ足繁く訪れなくなってきたようです。
悪意はないし、愚痴を言うわけではないけれど、
さびしいですね。
4thさんとか元気ですかねぇ。ふにふにさんはまだ猫なんだろうか。
そんな心の呟きをBGMにしてもう眠ろうかと思います。
このスレは懐かしい顔が多くて好きですよ。

>>609さん
ぬるぽガッ、そんなあなたは己を陵辱するサディスト。
ぬるぽガッ、軽快に滑稽に時には絶望的なまでに、僕は心を打ちつける。
ぬるぽガッ、自分を、他人を痛めるために。
ぬるぽガッ、(・∀・)ジサクジエンデシタという歯がゆさ。
ごめんなさい>>609さん……
611人形使い:04/09/24 13:11:40 ID:uC+sohox
>>609
現代の例症)
『いつの間にか昇っていた太陽はいつの間にか沈んでいく。(都市部小学生⇒太陽は西から昇る7割、東から昇る2割、南から昇る少々)
いつの間にか出ていた何やら便利な商品を、少なくとも周りの誰よりも早く買って、自分の存在感を確かめよう。
量産品流行風の服を着て、昨日のテレビで紹介していた有名店にディナーを食べに行こう。
結婚〜?めんどくせぇ。彼女(とのエッチ)好きだけど、(それだけだから)(責任とかめんどくさいから)結婚なんてとんでもねぇってかんじ〜
選挙なんて行ったってどうせ何も変わらないでしょ?(て言っとけばカッコいいじゃん。ほんとは興味ないだけだけど。)
やっぱダチは大事っしょ!?(かといって困ったとき助けるとかめんどくさいね。あくまでダチ。遊び仲間。)
なんとなく生きて、なんとなく死ぬ。
漠然とそんなことを考えるけど、面倒くさいからやめた。』

比してなんと豊かなマゾヒズム。
そういった痛みを受容できる人間は実際はかなり少数なんじゃないかなと思います。
鈍痛でリアルに世界を知覚している主体性。
その全容を知っているからには、その全容を超越している意識。

血の通った意識を鮮やかに描き出すエピソードの配置は巧み。
さらっと掬い上げた詩の手触りはとても生々しいです。
読み手に様々な思考連鎖を呼び起こさせるという点で衝撃力ありますね〜。

ガッ!
612人形使い:04/09/24 13:38:46 ID:uC+sohox
>>610
僕もあそこが大好きですから、時々交わしていた楽しいレスを思い返したりします。
見かけなくなると寂しくもなりますが、気ままな来訪、それこそ詩人らしいなと思うので、仕方ないことです。
そんな中でも、このスレッドに来てくれる評価スレの常連さんたち、僕はみんな大好きなので、本当に本当に嬉しいのです。
うん。
改めて御礼を言いたくなりました。

いつもご来店ありがとうございます。
これからもどうぞご贔屓によろしくお願いいたします♪
613人形使い:04/09/24 13:52:56 ID:uC+sohox
無数の提灯の明かりを背に
すくい網を手に待ち構える

赤い背中を追って
一気に水面に平行にすくい上げる

ちゃぽん

金魚は逃げる

これでいい

手にしたすくい網
穴は開いておらず
魚の赤い色だけが
美しく滲み出している

太陽で乾かして
僕は何度でも
祭りの夜店の瞬間にうねった金魚の色を
思い出すことができるのだ

精緻な輪郭は薄れていくけれども
滲んだ淡い面影
それがまたいい
---------------------
⇒詩を読むということはこういうことだと思う。不器用な言葉だけど。

−primal scream "higher than the sun"
614人形使い:04/09/24 14:28:44 ID:uC+sohox
>611訂正
おおばかちん。
太陽、〜に沈む。です。
いくらなんでも誤答が半数以上ってのはありえないことですね。
615猛禽:04/09/24 14:51:55 ID:16kHxAFA
正直仰天していたので安堵しました
そしてROMに戻ります
616人形使い:04/09/24 20:23:33 ID:uC+sohox
(恥)。。。
617 :04/09/25 03:03:43 ID:x9+FDXX9
>>614
そう答える人がいる世界もいい気がしますね
618人形使い:04/09/25 23:14:07 ID:8tR68RuM
>>617
気合はいってるというか、アサッテを見ているというか、その世界を想像してスウィフトのラピュタ人みたいな心ここにあらずな住人たちを思い浮かべました。
619人形使い:04/09/25 23:37:30 ID:8tR68RuM
昨日。
合コンノリノリに流行歌歌っても頭蓋内の中心のところに-2℃の芯残ってて、周囲みたいに下心着火することなんて到底できそうも無い。いつもながら。
知らない人とお酒を飲んでぺらぺら乱射トークってのはとっても楽しいくてとても好きではある。
だけど、別に欠落してるところなんて無いと思うけれど、一番気持ちよかったのは明け方の雨雲見上げて口あけた瞬間の甘み。
620悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/26 00:21:19 ID:cQAXcTMG
    ∩@”∩ああ、その感覚わかりますね。飲みに行った帰り
    ( ,,・Д・)一人で夜明け前の街を自転車で走ると
    /つ  つ ついついスピードがあがったり急に落ちたり
   // ,,・ω・)ヨノナカニイワカン
 .....し____ノ 
621人形使い:04/09/26 01:50:32 ID:kI/Vaw9H
>>620
時々自分がアクリルでできた置物なんじゃないかと思うことがあります。
光が透過していくような感覚。
私の衝動はたぶん熱量をもたないんです。
色々な点で物理的欲求の稀薄さを自覚させられます。

(ノリはいい方だと思いますけどね。)
(決して嫌いなわけじゃないんですよ、そういうの。)
622人形使い:04/09/26 02:10:46 ID:kI/Vaw9H
△▼△メモ▲▽▲
鑑賞にあたって、善し悪しと好き嫌いの線引きをきちんとしなければならない。
その上で、よく、且つ好きなものを選別し収集すること。
それらからのインスピレーションを研ぎ澄ましてゆくこと。
鋭い感性を蓄積していくこと。
それは鉛筆を切り出しナイフで削るように。

そうして描くこと。 (外界からの刺激、影響がことさら重要に思える今日この頃)
(理性と感性の性質はやっぱり対称的だなぁと確信しながら)

−tortoise "ten-day interval"
623名前はいらない:04/09/26 02:14:41 ID:sPbLzNuL
ぬるぽ
624名前はいらない:04/09/26 02:34:10 ID:N4+XKfTO
>>623
こんな夜中にぬるぽなんて物好きなお人だ

               ・>>623
   ___        //
   ヽ_三=`ヾヽ
      \ ̄`ヽ\  / /
  ∧_∧丶    / /     /  \\
 ´(    ゚)`ミ    人    ─/─¬
  (    _ノミ   <  >    /   /   \\ |
    ) )_)     ∨        /        /
  (_)              _/ 
625人形使い:04/09/26 11:41:50 ID:Xg+EDFkx
>>623-624
ぬるぽ→がっ
とても短くてとても単純でとても奇妙なコミュニケーション。
そこで通じ合う意識ってなんなのだろう?なんて。

(バッティングといえばイチローあと7本。)
626ボヘミアン:04/09/26 23:39:35 ID:Kcd93bDo
庇っていただいたこと、とても有り難いのですが、
これからは出来ればスルーして下さい。
僕はまだまだ模索中のヘタレ詩人ですから、
あのスレッドで叩かれるのも仕方が無い事ですし。

けど気持ちはとても嬉しいです。ありがとう。
627名前はいらない:04/09/26 23:46:52 ID:UQidRnUP
>>624
ガッ
628人形使い:04/09/26 23:58:57 ID:kI/Vaw9H
>>626
もちろんボヘミアンさんが言われていたからというのも書き込んだ理由だけど
もし相手の言い分が正当だと思えば口出しはしませんでした。
そうじゃなくて
やり方の卑怯さや意図のいやらしさに我慢がならなかったこと
それと、険悪な雰囲気はスレ違いだと思ったからというのが発言の大きな原因です。
あんまり気にせんとってくださいな。

ま、気楽にいきましょう☆
629人形使い:04/09/27 10:49:58 ID:Ln8+KCMc
>>627
うむ、そつの無い仕事っぷり。
私もしっかりと自前で潰しておきましょう。

>625 ガッ
630「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/09/28 00:21:33 ID:nW8kKS0p
 おひさしぶりです。
 いつも来ているのですけど、いい詩がなかなか浮かびません。
 何か悔しいや(笑

>>626 628
 お二人ともおつかれさまでした。
 険悪な雰囲気はどちらが悪くとも悪くなくとも気力を削ってしまいますね。
 柳のように軽くかわしていきましょう♪
631悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/28 00:44:22 ID:VVtQbb2L
ウァラァリーロルルリーロォレラァー リリールァロッラーリリーロラァ
    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) まったりゆったりがいいですね☆
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)
 .....し____ノ 
632人形使い:04/09/28 02:00:26 ID:S9qDVk5o
>>630
お久しぶりです。
ゆっくり書きましょう。
季節が変わって、ぼくなんかはだいぶ調子づいてきました。
そろそろ何か書けそうな予感。(暑い季節は調子が色々狂うんです。。。)

しなやかさ、肝に銘じます。
633人形使い:04/09/28 02:04:19 ID:S9qDVk5o
>>631
まったくもっておっしゃるとおり!

そうそう、わたくし、明日小さなライブを極々内輪でやるのです。
レッチリ、ローゼス、゙オアシス、レディヘ。べたですけど唸ります。
テンションマックスでグルーヴィンしてきます〜♪
634人形使い:04/09/28 02:06:42 ID:S9qDVk5o
BGM−D'angelo "Africa"
今日は趣向変えてしっとりと.。
それではおやすみなさい。
635ボヘミアン:04/09/28 18:01:20 ID:MApO0l4l
お互い大変ですねぇ。
詩って難しい。
というよりも、これは僕自身への独白ですが、
新しい価値観が人の数だけある時代に
真の芸術なんてのを探すのが可笑しいことなのかも。
全ての詩に答えられる評価人はもういないんじゃないか。

真理のたまねぎ、腐らないといいなぁ。
636人形使い:04/09/29 01:50:53 ID:LcBinS5x
お酒と音楽とに酔って。
たのしかったー!!

>>635
あの反応にびっくりどっきり!
人間に興味があるので、抜群のかたくなな心はとても面白いのだけれど
スレ違いだし無駄なのでもう一切アンカー向けないようにします。
どっちも感情的な応酬していて、無限にレスの無駄使いだなー。。。
それをやったら収拾がつかなくなるということに気づいてほしかったのだけれど。。。
ちょっと荒らしに加担しちゃった。。。残念!

真に美しいもの、あると思います。
例えば詩の場合、内容に関して共感できるできないはあるだろうけれど
描く力でそれを読ませることはできると思います。
なんというか、要旨と文そのものは別物で
いつまでも素晴らしいと伝えられる表現というものは必ずあると思います。
その意見も実は相対化できる可能性も知っているけれど
そこはもう、固く信仰します。
音楽に鍛えられたハートがそう信じろと僕を打っているから。
(ちなみに少し前に書きましたが
(みんなに好かれるということと、優れているというのは別物だと思っています。



それでは音楽万歳おやすみなさ〜い☆
637悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/09/29 07:11:31 ID:avKXZo1X
このような場所でさえ怒りや憎しみの連鎖は
排他的行動を伴い、露出する
これでは人々が分かり合うなんて到底無理なことだと
そんな風に思ってしまう
ああ、なるほどテロの真の恐怖とはそこにあるのかな

>>人形使い様
>例えば詩の場合、内容に関して共感できるできないはあるだろうけれど
>描く力でそれを読ませることはできると思います。
音楽ってまさにそうですね馬鹿げた内容であっても
かっこよければ名曲であると言われますね 凄く単純
詩の雰囲気ってとても重要だと思います
私も一番気を使っている部分で内容以上に重要視していたり

ANTI-FLAG “one people one struggle”
638人形使い:04/09/30 02:37:44 ID:77vMrDin
>>637
モッシュー! モッシュー! ・・・・・・・・・・ゼェ ゼェ。。。

悪魔さんこんばんわー
私は怒りとか悲しみとかに対してもっと楽観的ですよ。
突然強烈な感情を向けられたらそれは誰でもぎょっとすると思います。
でも、そういったことをする人だって
人生一度も他人の言葉をまともに聴いたことがないってことはありえないわけで
ようは、接し方の道筋の問題であると思います。
登山ルートみたいな。
とくに掲示板みたいな言葉のみで接する場では容易だと感じています。
単純に誠意の問題だと思います。
ただどちらか片方だけでも感情と論理をごちゃ混ぜにしなければいいだけです。

なんて本当にいつも冷静に物事を眺めてしまう自分って
人間らしい体温が無いんじゃないかなと思うことが時々あります。
何事も遠くから眺めることができる能力は人間関係を平穏にしますが
自分自身にとっては情熱すら奪うので致命的な刃ともなります。
まーだから詩を書いたり音楽に関わったりしてバランスをとっているわけですがー。
639人形使い:04/09/30 02:43:31 ID:77vMrDin
//続き

テロなんて怖くないですよ。
ようはやられたくなければ殴らなければいいだけだと思います。
アメリカは愚鈍です。(ま、戦争の口実のための戦略とも考えられますが)
私はフランスのスカーフ禁止令に関する一連の動きなんかを見てみれば
人間は愚かなんかじゃないと信じることができます。
私はもし自分の国が異文化に不当に介入して多数の反感を受けようとしていたら
自国の政府を打倒か、他国への亡命を考慮します。
何が言いたいかというと
人間の想像力は無限だ!ということです。
解決の手段は必ずあると信じているということです。
私は人間が好きだということです!

ただ例えば殺人嗜好症とか、他人を人間と根本的にみなせない個人に対しては
穏当な対抗手段は想像できませんが。。。
博愛主義はやっぱり空論だと思いますね。。。。。

っとこの辺で持論は切り上げますね。
しゃべりすぎました。
だら〜と長くなりましたが〜、私にも情熱はあるみたいでちょっと安心。
この火を灯しているのは愛すべき詩や音楽たちなのですー!!
それではおやすみなさい〜☆
640悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/01 09:16:04 ID:zFZsd9vQ
音楽を食い物にするクズ共のおかげで
道ばたでギターの弾き語りもピアノを演奏することもできない
自らの無能さを人々におしつけ我らから音楽を奪い去ろうとする

あるパンクスの言葉を贈ろう
「音楽はこの空気の中を伝わって世界中に溢れているそれを規制するなんてばかげている」
641猛禽:04/10/01 21:04:54 ID:o8Jv2lM5
交差しないはずの魂が美しい横顔を見せる
そんな、今

明け方の幹線道路あたしわざとセンターラインを踏んで歩く
どうしてって聞かないで
何かに立ち向かわずにいられないの
思い切り胸を広げて

ちっぽけなちっぽけな道を決めかねて
他人から見ればどうでもいいような未来が怖くて
でもあたしは根性入れて歩くしかない

誰でもいいからあたしに教えて
あたしが知らなかったことを笑いながら教えて
なんでもいいから、新しいことを

いまどき流行なくてもいいって言って
それでいいんだって言って
あたしが信頼できる誰か

誇りって
持っててもいいでしょ
こんなふうに生きたいんだって
力んでいてもいいでしょ
642人形使い:04/10/02 18:40:45 ID:Pf7QRgvg
>>640
私はもっと身近なCCCDの方があったまキてました。
ようやく収まる傾向みたいですけどー。

でもこういう問題ってけっこう難しいですよね。
本当に音楽を愛する人だけじゃなくて
他人様のおこぼれに預かろうとする不貞の輩って結構いるわけで。。。
むむむ〜・・・
643人形使い:04/10/02 18:53:49 ID:Pf7QRgvg
>>641
今この詩を読んで
私は鏡を見ていると錯覚しました。

徒手空拳で守るべきものなんて何もないから
誇りだけは折りません。

楽しく誠実に温かく知的にセンス良く生きていきたいな〜☆
644人形使い:04/10/04 17:41:55 ID:xQGuZyjP
『歯車』

風は
空の鏡を曇りひとつ無く晴れ晴れと磨きあげ
空は
僕たちが夜毎見る夢に漂う白青い霞の色を映しています

この町の遥かなる天上の
古い森林がすっぽり入ってしまうくらいの大きな硝子の瓶の中で
春と夏をかけて充分冷やされて澄み渡った大気は
光と結びついて耐えることなくこぼれ出し
雨樋を伝い落ち
まだ薄いカーテンの生地に絡まり
部屋の畳の上をゆっくりと流れていました

両手を広げ
浴びるように光の清流を受け
のどを潤せば
煩わしい身体の輪郭はどこまでもぼやけてゆきます

陽が傾いてきたら
イグサの匂いのする儚い残光を
必死に両手でかき集めます
飛べない鳥が散らかった羽根を拾うように
しだいに消えてゆく懐かしい日々の思い出をすなどるように

採取した光風は
青い泡の入った少し歪な硝子の小瓶に詰めて
樫の木の匂いのするコルクで栓をします//
645人形使い:04/10/04 17:42:40 ID:xQGuZyjP
//続き

そして都市の端にかかる月夜
静かに蓋を開ければ
流れ出す光風は
月の球体をつるりと磨き上げ
大きな浮力を与えて
夜の頂点まで導いてゆきます

誰も知らない密やかな役目
誰しもに宿っている属性
心寄せるものに働きかけて
一部となり
深まりある安堵に包み込まれて
はじめて人間は
深い深い眠りの底に沈みこんでゆきます
646人形使い:04/10/05 02:33:35 ID:X7DmqIN4
『傘下』

傘開く

物陰に姿を隠すために
無数の剣列に盾するように
もう叶わない望みを書いた短冊を千切って空に投げるように

黒い大きな傘を開きます

雨を素肌で感じるのなら
硬い目玉に滴を受ければいいのだろうけれど
傘を隔てて
ちょうどいい
にんげんらしい距離で
乾いた服に包まれたまま
今夜の雨を感じています

車のヘッドライトやテールランプ
バーのネオンや看板の電光や街路灯の蛍光は
雨を媒介して
舗装路の上に美しく溶け出していて
それによって光の上に立っている格好であることに気付き
少しの高ぶりに傘を少し廻しながら
とある光の出所に向かって
柔らかい水音を立てて歩いていくのです
647人形使い:04/10/05 02:35:02 ID:X7DmqIN4
//続き

行き交う人間は
何かが長年置かれていた痕のシミのようになって
亡霊のようにゆらゆらとしており
散りばめられた光の中の暗黒の特異点であるかのように
その輝きの無さによってのみ在り処を知ることができます

ああ
この存在論の迫真に翳る思いは
多分この身をも翳らせているに違いない

雨の日の物思いはまた雨のようにどこまでも滲みこんでくるのでした

もはや一服盛られた皿を舐めるように
さらに傘を傾けて庇に顔を隠してしまい
物思いを水分子の音の間に流出させ
ただその身を濡らすだけで光は肌に溶けこんできて
何もかも解決するという事実に気付くことも無く
つまりいかにもにんげんらしく
いよいよ本物の亡霊のひとつになって
どこまでも光の底を徘徊してゆくのでした

-------------------------
−television "marquee moon"
648脚立 ◆kT2/I1/dj. :04/10/05 04:37:18 ID:dnHehuXa
お久しぶりです。脚立です。
♪テレテレテレテレテ〜、テレテレテレテレテレテ〜
ちゅうことでマーキームーン聞きながら。

「右さえあれば」
今日も夕闇から彼女は降りてくる
右と左をばらばらに動かしながら
肝心の財布を忘れて取りに帰ったりして
ようやっとここに戻ってきた

右手にミントのガム、左手にタバコ
メンソールのタバコなんて粋じゃないわ、
なんて言ってガムを噛みながらタバコを吸いこんだ

君は今夜僕を写生につれってってくれるんだろう?
スケッチブックも、H,B,HB,2Bの鉛筆も用意した
絵の具は帰ってきてからでもいいだろう

そして僕は今日も右手と右目と右足で
写生に出掛けるのだ
心臓は左にあるからちょっと持っていけないけども
そんなもの必要のないものだ

あの景色に比べたら
649人形使い:04/10/05 15:26:06 ID:X7DmqIN4
お久しぶりでPUNK!!
>>648
左右にあるのは区別で
差異無く
メンソール持って小さな荷物で楽園行きな物語

多分左脳を忘れてきてしまっているから
右半身は反応できなくて
少しつらい思いをするのかもしれないけれど
言語野置忘れ
言語にできない景色をはじめから言語にできないっていうのは
なんだか救いのような気もします。

なんて実際問題は置き忘れてしまって
相反する様々な要素が合わさって構成されている人間。
このときたまたま左右っていう物理的な属性だったけれど。
純粋なものを濾過したことによって現れてくる純粋な光景は滑稽であるっていうことは
それこそ滑稽な事件だなぁと私は思います。
650人形使い:04/10/05 15:48:07 ID:X7DmqIN4
慌てふためく自分を冷笑する自分をじっと観察している自分を描いている自分
  
 「マトリョーーーーーーーーーーーシカッ!!!!!!」

ある時間幅を持って行われるその自身発見の閃きの連鎖こそが
連続性ある「私」を構成していて
そんなわけで見事にマトリョーシカ

ずうっと昔のずうっと小さな自分はもう見えない
バニシングポイントの先にいるのは自分?
それともコワルスキー?
あそこに浮かんでいる煙を吐き出したのはだれ?

記憶の白いパン屑を辿って深い森の中へ
そんな空想をしながら吐いた気がするからか
深い山脈の形に似ていなくもない気がしている

それらの過去を紙くずに纏めてしまって
根拠のない安堵を得たら
手帳をめくって次の予定に没頭してしまう離陸準備が完了して
自分が誰であるかもわからなくなってしまうことに
少し後ろ髪惹かれる思いしながら
お気に入りのコンパクトディスクをレーザー照射機の上に乗せて
イントロにかぶせるように
もう一度だけ溜め息

今日も灰色の雲が水羽衣が重たい
651人形使い:04/10/06 17:28:53 ID:viDbJe12
『暮らし暮れる日』

燦々

街路樹からぱりっとした葉の匂いと
冷たい眩しさの光と影の幻灯機は
真っ白に目を眩ませた後
たくさんの空想を投影しはじめます

「樹の根もとの僅かな土を掻いて
 自分を種のように鼻の下まで埋めてしまって
 きょろきょろとすれすれの地面を観察しているとか
「アスファルトに這いつくばって
 凸凹の隙間から息を吹き込んで
 固められた土に芽を生やして舗装を割ってしまおうとか
「とんがった屋根のそのまた避雷針の先端にとまって
 昼と夜の境目がどこにあるのか見定めるまで
 微動だにせず風の中じっとしていようとか

そんな白日夢の通路を抜けたら
そのまたもっと先まで電線の影踏んで歩いていきます//
652人形使い:04/10/06 17:29:20 ID:viDbJe12
//続き

そんな空っぽの日
ずっと欲しかったディスクを見つけて
世界で一番幸福な浮遊感を
ビルの屋上の看板用の骨組みの今は青空が嵌っているところに
誰も気付かないように大きく書いて張り出したくなったり

私鉄列車の冷房に西日が解けていて
鋸山ポスターから房総の海沿いの潮焼けた景色とか風の匂いだとかを微かに嗅ぎ取って
真夜中南端目指したドライブに流れていた
まだ青い脈が打っていたころの記憶とかがほどけてきたり

チラ見した昔使っていたライブハウスの看板
時間に赤鮮やかさ奪われていて
色褪せたものを見るときの感覚と思い出振り返る感覚酷似してるなんてエウレカしたり

とにかくありとあらゆる黄金色の中
いつまでたっても覚めている感覚は訪れぬまま
時間はそれこそ秋風のようにどこまでも心地よく流れていきます

そしてつかみ所無く日暮し寝床に伏せるその宵の時
サイエンスなんぞ糞を食らえで
木の葉が赤み帯びてはらはら落ちてしまう動機付けが
今こそわかる気がするのです
653猛禽(荒らし):04/10/06 17:39:32 ID:cnibUGxQ
「詩」の感想をありがとうございました。
静かなつぶやきが流れていた料理店にまた
ふつふつとうたが流れ初めていて、嬉しいです。

それにしても「エウレカしたり」は、あんまりかわいくて、
「エウレカする」という動詞がインプットされてしまいました。
654人形使い:04/10/06 17:42:54 ID:viDbJe12
―懐疑録
散文って何なのさ〜?

表現されているものの名前が散文なのか
それともこの心の中にもやーとしてるのが散文なのかな。
最近物思いがとても散文としてるって感じなんだけれど
これは誤用なのかしら?
この議論は厳密にいうと読者と筆者の立場に視点を分離して検討せねばならずー

あーあー

もはや収斂不能にて思考散ります。

は ら は ら
655人形使い:04/10/06 17:44:52 ID:viDbJe12
>>653
やぁやぁどうも
腐らずにすみました☆

よい季節なので滾々と切々と物思いが溢れてくるんです。
これからもどうぞよろしく♪
656悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/07 02:10:13 ID:rwVvysBX
白刃のごとくに張りつめて 真空あまりに透き通り
聖者の言葉に照らされた 聖マドレイヌ教会に血流宿り
ステンドグラスにそっぽを向いた
光りに照らされ雨を受け 双頭悪魔は虹の中

重なる年月また咲く花に やつれた瞳で問い掛ける
罪人共の独白懺悔 悪魔はこっそり盗み聞く

またくる季節と帰らぬ人と
永久に佇む魔物が一匹
哀れな者すら照らせぬ闇は
ただ永遠に
軋み
漂い
噛み切り
掻きむしり

聖マドレイヌ教会に刻まれた双頭の悪魔
657人形使い:04/10/08 00:42:33 ID:PuxMCe36
>>656
悪魔って神と比していつも身近な存在ですよね。
というかこの詩の中で
読み手は物言わず睥睨する双頭の悪魔と同化してしまうわけで
それは格別違和感がある出来事ではなくて
やっぱり完璧である神性よりも
必ずし誰もが持つ弱みを司る悪魔の方が
卑近な存在感を持っているってことなのかなぁ。
長いこと悪魔の独白に耳を傾けてきたせいなのか
それとも読み手の私が投影されているから人間的に見えるだけなのかしら。
まぁその答えは悪魔のみぞ知るってとこですかね〜。

「弱くて何が悪ぃ!」
開き直りたくなりました。
658人形使い:04/10/08 01:25:17 ID:PuxMCe36
『オモルド』

私は天につるべを落とし
夜通し深い常闇の井戸をさらい
緑に濁った泥を張り巡らされたすき網に投げます
そうして濾しだされた僅かな星の光を干し固めて建材を作るのです

この下に終わりの見えない塔の上の町オモルドで
さらに高みへと層を積み重ねて
生きて死ぬのです

天行観測士によれば
黄道の天秤によって生命が乾し葡萄一粒よりも軽いと知れたそうです
私はは思います
乾し葡萄でも奇跡の結実であるのだからと
肉の重みはなぜ足されることがないのだろうと

夢想僧の神託によれば
運命の水は不可能三角を落ち続けているそうです
私は思います
それはまた上り続けているのだと
永遠の片鱗すら感じるよと

私は広大な天空を被り
その日一日の賃金を手にして
薄暗い路地の扉に滑り込み
冷たい石でできた床に就きます//
659人形使い:04/10/08 01:26:02 ID:PuxMCe36
//続き

どこからきただとか
どこにいるのかとか
どこへゆくのかとか
そんなものは仕事前にいつも食べる食堂のパンとシチューに変わることは無く
かき寄せた毛布のような肌触りを持って現れてくるわけも無く
そういった恐ろしい不安は凍える吐息と一緒に夜空に吐き出してしまえば
寄る辺無いこの肉体も
しっかりとした足場を踏みしめて
何より明らかであると感じることができるのです

このような日々の感慨を
端の茶ばんだ分厚い記帳に残しておけば
僅かな時間軸上に展開の実感を得られるだろうかなどという
持論と矛盾した習性を持ってしまうのだけれど
意思と矛盾は一組にならなければ我々は存在できないのだとどこかの詩人が言っていたのを言い訳に
どっかりと居直を決め込んでしまいます

ああ
今日は特に螺旋がかった夢をみられそうです

―消灯―
660人形使い:04/10/08 01:32:28 ID:PuxMCe36
夜を食べたい夜、僕は墨色の体になって、電線の上を転げて回る。
―all night radio "daylight till dawn"
661人形使い:04/10/08 01:53:07 ID:PuxMCe36
言い得ないことは言い得ないんだと言い得なさそのまま丸投げ文章にできたらきっと詩が書けるんだけれど、どうやら少し賢しすぎるのかなわたくし。
662 :04/10/08 15:34:22 ID:wp56NXOF
お茶ッ葉

珍しく机の上を掃除していた 発見したものは
ファンだけど聞いていない好きなアーティストのCD
彼女から先月の誕生日プレゼントで貰った透明な時計
キーボードの周りの詩を打ち込んだときに飛び散った燃えカス
何個もある安ライターと8杯目の灰皿
そして微かではあるが細かい埃のようなものは卓上の地面
大きいものを動かすとそこには真新しい地面が光を浴びた
同時にそこに「売り地」の文字 マジックペンで面積をなぞる作業が進むと
卓上はまるでオセロ盤のようになった 実際のオセロ盤と違うところは
「正方形が正方形達を飲み込んでいないこと」「正方形達は円を食べない」
「白と黒はケンカしない」そして「黒い道路は実は茶畑」だということだ
掃除とは収穫だ 決して損をすることはない
ゴミでも宝でも驚くことはない 全て私は知っていたのだから
雑巾で茶畑をなぞると 先に入れた部分から真っ黒いお茶の「毛」がわんさか採れた
私はそれで白いものは集合すると黒く見えることを知った
雑巾を三回絞り直しやっと机に艶が出た 今年は大豊作であった
こうして一仕事終えた私は 雑巾三回分の茶の毛分のお茶葉を戸棚から取り出し
目分量で急須にザラリと入れ茶を作って飲んで一息つくと 次に街を再開拓する作業に移った
その傍らで急須からはみ出したお茶達は中途半端にふやけていくのだった
663人形使い:04/10/08 15:59:49 ID:PuxMCe36
>>662
現実的な光景から
なんだか摩訶不思議な光景がスライドしてきて
その浮遊感の中に微妙に汚い掃除のリアルさの質感があって
酔いの強いお茶でした。

イメージの連結が碁盤もといオセロ盤の整然さを持っていて
離陸は完璧。
読んでいて着実に夢想に引き込まれた筆力は確か。

最後の方の比喩が個人的に一回では少し分かりづらかったし
一息ついたのだから
バケツの種明かしまで鮮やかに書いて
空想飛行着地まで導いてくれればよかったかなぁなんて我侭ぽつり。

ともあれすごく読み応えあって面白かったです。
ご馳走さま〜〜
(といいつつ急須の蓋を半分ずらしておかわりおねだりしたりして♪)
664 :04/10/08 20:23:06 ID:wp56NXOF
>>663
早めのレスを感謝しております。
実際の僕というのは、人が飽きれるくらい掃除に不精でありまして、たまには掃除をしてみよう
と思ってはみるのですが。
埃にカビが生えるくらい不潔な大地にシャベルを立てるのはそう容易いことではありませんから。
気晴らしに詩の中で新時代を築いてみようと思いこれを創造してみたのです。
一部、解釈が道に迷ったそうですが、ここは自分でも筆が止まってしまった場所であり
世界を一新した心の迷いと思ってもらうことを願います。(いや、頭が無いだけだろ俺)
あなたがこれを読んで夢想してくださったことを僕は、なにより喜んでしまっています。
掃除もせず新しいものを乱暴に上重ねしているこの机と私の心にシャベルの歯が立つ決心は
まだついていません。お茶は切らしてしまいましたが、感謝の意を。ありがとう
665名前はいらない:04/10/08 20:53:33 ID:Ui7bgRNf
ランプに照らされた物置の奥で
ブリキの兵隊が出番を待つ

戦場で見上げた勇猛果敢で純粋な若き勇者と
もう一度いっしょに戦いたいと
じっとその時が訪れるのを待っている

いつしか若き勇者は大きくなり
しかし戦場に出ることはなくなった

共に戦った者達のことを
思い出すことはないのだろうか
それどころかもう
共に戦ったことすらも思い出さないのだろうか

ランプに照らされた物置の奥で
ブリキの兵隊が出番を待つ
666快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/10/09 03:54:09 ID:/COuZB6z
ヘヴン

きっと髪がそよいで あの子は飛びおりるんだろう
スイッチがオンのままの太陽の下
ヘヴンにいって しまうのだろう

きっと子猫は用心のまま固まって 轢かれるんだろう
流し目のままの三日月の下
ヘブンにいって しまうのだろう

ボーン

大仏が真面目なふりして座ってる
じりじりとこちらに近づいて
一番とられたくないものを
奪っていくんだろう

灰色を抱えたまま
一つの答えにだけむかっていく
ヘブンへ ヘブンへ!
667人形使い:04/10/10 00:41:38 ID:tIDrb+Sy
>>664
僕なんかは何か面倒なことに手をつけるときにまず手始めに掃除して気分作ろうと思ってきっちりやりきったらなんかそれだけでお腹いっぱいになるなんてよくありますよー。
ま、ごみ以外のもの(詩)が出てきたんだから儲けものですね〜
ってでも掃除はしましょうね。健康にもよろしくありませんよ。
668人形使い:04/10/10 01:24:59 ID:tIDrb+Sy
>>665
いや必ず勇者は帰り
かつての感慨とともに過ごす夜は来るだろう。
そしてその血脈は子へと流れ
かつての勇者と良く似た面影の新しい司令官の下
兵隊たちはピカピカに磨かれて
もう一度縦列の凛々しい進軍陽光に照り映える日が来るだろう。
―なーんて、のすたるじー。

んー
私は祖母の家に置いてある大きな熊のぬいぐるみがそれにあたるかな。
ずいぶんお気に入りでたっぷりよだれとか滲みこんでて
きらきらした時間の破片が中心に刺さってて
その格別の輝きは本人にしか見えないわからない神性なんですよね。

たまには振り返れば
結構豊かに人や物や時間に囲まれていた人生だったりして
これからもまった〜りいきたいなぁと思えると
チープな「生きてるっていいなぁ」が新鮮に響く。
〜♪
669人形使い:04/10/10 01:35:12 ID:tIDrb+Sy
>>666ダミアン
重い話なのになんだかコミカルなのは
ヘブンの単語に300万円の壷級の胡散臭さが響いているから。
雀荘にでもいくようなノリの気楽さだから。
でも実際真っ赤な他人の自殺話とか動物の死骸とかって
やっぱり遠い国のお話で
そういうものにまで過敏に反応していたら多分僕は発狂しているだろうし
それにそれにどうせ誰もが死ぬんだからくよくよする時間が勿体ない。
ってことでこの詩って死に対してスウェーバックで絶妙の間合いをとってると思う。
蝶のように舞い、蜂のように刺す。モハメド(快∀楽)
670人形使い:04/10/10 02:02:14 ID:tIDrb+Sy
―日記―
嵐が吹き荒れるといつもの倍の人が繰り出してきて
売上高過去最高記録吹き荒れて
店をパンクさせてしまう不思議な街に住んでいます

ようやっとお疲れ様で
台風の真下に飛び出して必死に傘で自分を囲ってみても
ぐるぐると方向を変えて馬鹿みたいに思いっきり殴りつける暴風雨に
一番丈夫だった黒い傘は
根を上げ
開放骨折の挙句
こうもりよろしくふっ飛んでいきました

哀れ身一つ嵐に曝されて全方位放水しこたま殴られ
髪の毛怒らずとも天突き
傘の遺骨だけ引きずって前のめり
そうするとやがてとてつもない開き直りがやってきたのです

背筋は伸びて
惨憺の道路の向こう睨み
歩みは洋々と
胸は大きく暗雲に開くのです

それはたぶん水による清め
混沌に触れた浄化
すべて剥ぎ取られた裸の解放感です

そんなこんなでからがら帰宅
頭をバスタオルに突っ込み
一足先に台風一過の爽快を手にして
後はうとうととTVの向こうに吹き荒れる台風の魅力の余韻に浸っていたのでした〜
671人形使い:04/10/10 02:09:05 ID:tIDrb+Sy
嵐の魅力。息吹吹き込まれ膨らんだ僕。瞳も澄んだ気がする視野が広い。
―part chimp "B1"
672「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/10/11 22:31:18 ID:ioYIDhIk
「地図」

 誰か地図をくれませんか?

 私の手持ちの地図は
 もうボロボロで
 よけいに迷うばかり

 ここに行くにはどのくらいかかりますか?

 どこで道を間違えたのか
 この地図では
 よけいに迷うばかり

 夢行きの地図だと聞いて
 大枚を叩いて買ったのに


 通行人は知らんぷり
673「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/10/11 22:34:24 ID:ioYIDhIk
しばらくぶりに納得のいくものができました。
お酒のつまみにでもどうぞ。
674人形使い:04/10/12 00:53:53 ID:nRjkktaD
いらっしゃ〜い
>>672
あぁ、夢行きの地図。
きっと地図だけ買って読み方を教えてもらわなかったのでしょう。
僕はこの手の古文書には詳しいのですよ、エヘン☆

その地図、決してまがい物ではありませんよ!
このただの円形、そのまんま行こうとすればそりゃあ迷いますとも。
これはね、月の光にかざすのですよ。
そうすればほら、立体になって、球が出てきたでしょう?
目を凝らせば夢がまるで銀河の星々ように散らばっているのがわかりますね。
夢はひとつではないのです。
そして旅立ったばかりの人間の位置はちょうどこの真ん中にあたるわけです。
これで行く先は見当がつけられますね。

あとは旅人の唯一の
そしてもっとも重要な
決して枉げてはいけない心得を知れば
きっと望む夢へたどり着けるはずです。
その心得とは
「わき目も振らずまっすぐに進み続けること。。」
これで通行人の知らんぷりのわけもわかったでしょう。

さぁ、これでもうあなたも立派な夢追い人です。
もう一度胸を張って旅立ちなさい!!
---------------------------------------
な〜んて、とっても想像膨らむ想像。連鎖を呼ぶアイディア。
うん、楽しかったです。
675人形使い:04/10/12 00:54:14 ID:nRjkktaD
>>673
そんなこというからついつい飲んでしまいました。
ぷは〜〜〜旨いっ!
素敵なおつまみどうも☆
676悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/12 01:16:25 ID:PFYVZ3jw
レールの無い線路のように
孵化すること無い卵のように
徐々に暗くなる空のように
不安な光景 いくつも浮かんでは空に去る
私が赤い靴を履いていたから
私は悪魔に連れ去られたのだ
嘘の光りにまみれた偽りの世界から
優しい人さらいに連れ去られ
幻想と現実とを噛みしめ
化粧っ気の無い顔で
吹けば飛ぶような未来を
綱渡りで歩いていける
空を飛ぶのは鳥ばかり私は歩いて行かざるを得ない
677快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/10/12 04:26:26 ID:sN9OAn3z
「蝶のように 蜂のように」

ここでは俺は魔術師だ
午前零時がすぎようとも
逃げる準備をしなくていい

照らされたこのリング
上辺と底辺と高さをかけて2で割ると
0になるこの場所
俺は輝いている

肩にかつがれてYの字を作る
照ることのない場所から喝采を浴び
倒れた相手を見下ろしている
二本の線があれば上辺と底辺はできあがるのだ
問題があるとすれば倒れているのも俺という所だ

なりやまない拍手が多数決へと変わる
俺はセコンドよってリング中央に叩き落され
ねがいましては、と線を引かれるように
エンドロールへとひきずられていった

リング中央二人の俺は小さくなっていく嬌声を聞きつつ
やがて二匹の昆虫となって紙ふぶきへとなっていった
678「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/10/13 00:06:32 ID:HeBZh+YA
>>674
おお、なるほど!
通りで月の光を浴びるたびキラキラと輝くはずです。
立体と思いつかなかった。
…とは言うものの。
どの光をめざしていこうかなぁ。
どれもこれも綺麗で決めきれないや。
う〜ん。


++++++++++++
素敵な詩想をありがとうございます。
お酒はほどほどに♪
679人形使い:04/10/13 01:59:43 ID:+IALKZmV
今宵へんてこなお話

『一鬼夜行』

夜とは遥か西へと滔々と流れてゆく
とても暗くて大きくて深くて冷たい流れのことであるということを知るものは僅かでしょう

深夜
秘密を知る人は
肺の深くまで墨色の靄を吸い込んだら
大河に禊ぐ厳かさをもって
星々のさんざめく清流に
一縷の影となり身を深く沈めるのです

黒髪を流れに預け
寝静まった住宅街をたゆたえば
ときどきぼんやりとした車のライトが闇を食べていて
更なる暗がりを求める貪欲さを垣間見せては消えてゆきます

街路灯は冴えない明かりを落とし続けるだけのものではなくて
明滅の末突然ひび割れて
ねっとりとした光液の内容物を流したかと思うと
中から産まれた姿なき声が
ぎぃ
と一声ののちにどこかへ消えてしまいました

また丁字路にある古いつくりのアパートを見上げると
ベランダを繋いでいる柱の部分を
這いながらよじ登ってゆく怪しげな影がちらりとみえた気がします
680人形使い:04/10/13 02:00:05 ID:+IALKZmV
//続き

―コーポ西―

なにやらつられるように近づいてゆけば
一階の各部屋の扉という扉に
ただ真っ黒に塗りつぶしたA4用紙がずらりと貼られていました
手に取ると紙の黒色が手にそして腕、胸、腹、足へと
そして頭部へも移ってくるのでした
それは悪い気分はせず
むしろ柔らかい寝床に包まれるような安らぎなの感覚なのでした

やがてぴったりとくっつく皮膜に覆いつくされているようなままならぬ思考の中で
鏡を見たわけでもないのに体中が黒一色に染まったこと
目も鼻も口も何もかもが塗りつぶされたこと
その実感だけがくっきりとしていました
それによって自分が何者であるかという証を全て剥奪された黒人形は
それがありとあらゆるしがらみからの解放であると
漠然と考えていた死よりもよほど都合よく素敵なことが起こったのだと考えました

そしてまた一つ怪しげな影がアパートの壁面をよじ登ってゆきました
それは張り巡らされた電線の上を
パイロットランプの赤色に向かって
遥かなる西を目指し
軽やかな足取りで消えていきました
681人形使い:04/10/13 02:10:39 ID:+IALKZmV
>>676
優雅な筆致
少し傾いだ物思い
軽やかな幻想
思い至る現実

うってかわって流麗な様式で歌い上げられた詩にうっとり☆
化粧っ気の無い顔でっ〜てとこなんか白眉!!
また拓けた新たな世界、やるなぁ〜
682人形使い:04/10/13 02:21:35 ID:+IALKZmV
>>677
一人相撲ならぬ一人ボクシング
と見せかけつつの僕へのカウンターパンチ
ぐわしと食らってめまいきました♪

でもね、一つ思うのは
面積は実は1なんじゃないかな〜ということです。
ま、無粋ですね、そんな不遜なんか。

不思議な内省世界は万華鏡で
なんだか無限に像が見えそうで
実に愉快な跳躍の言葉たちは
終に飛翔して去ってしまいました。
う〜ん、これまた楽すぃ〜♪
683人形使い:04/10/13 02:27:46 ID:+IALKZmV
>>678
迷う時間は当店でまったりとどうぞ〜
(深酒には気をつけます。ご心配どうも☆)
684快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/10/13 23:32:10 ID:A21KHt9W


     〜(快∀楽)...


「詩人の多い料理店」に快楽25号が接近しました。
沿岸の地域の方はなんとなくご注意ください。
685悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/14 20:16:07 ID:Xja8A3sR
    ∩@”∩
    ( ,,・Д・)怖いのでお日様を食べにいってきました 
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)デモクモリゾラ
 .....し____ノ 
686名前はいらない:04/10/14 22:34:14 ID:itXS+0FD
恥ずかしがり屋の星たちは
みんながふとんに入ったころに
こっそり空に遊びにくるんだって

目立ちたがり屋の星は
他の星よりよけいにまたたいて
おしゃべり好きの星たちは
いつも近くに集まってしゃべってる

今日は夜更かしするんだ
誕生日に買ってもらった望遠鏡で
星たちを見るんだよ

あれ?
へんな星みつけた
フラフープしてる星の近くにある青い星
きれいな色をしてるなあ

宇宙旅行に行けるなら
あの青い星に行きたいなあ
ここから見てもあんなにきれいなんだもん
そこには楽園が広がってるんだよ

僕しか知らない青い星
望遠鏡じゃないと見られない
とっても恥ずかしがり屋の青い星
きれいに輝いていてね いつまでも
687人形使い:04/10/15 05:49:40 ID:xE0CqjMU
>>684
もう過ぎたかな〜
なんかレバー2本で操作できそうだな〜
688人形使い:04/10/15 06:05:51 ID:xE0CqjMU
>>685
こ ま り ま す !

でも今日もまた昇ってるし
もしかしたら太陽は毎日生まれているのかもしれんですな。
悪魔だけが知る事実みたいな〜?
689人形使い:04/10/15 07:04:26 ID:xE0CqjMU
>>686
遙かなる時間と空間を越えて
星々は宇宙の運行について難解な議論を交わしていたりするのかしら。
悠久の沈黙にメッセージを感じる感覚わかります。
そんなざわめきを感じ取るとき逆に沈黙してしまう私たち。
独りで見た流星群の時なんかもう自我消滅してました。

さて楽園行きボイジャー
お気に入りの本と音楽と積み込んで潜りこみ
思索に耽りながら飛行してみますか
690人形使い:04/10/15 18:28:30 ID:xE0CqjMU
―ライブ
真っ黒なPA幾つも幾つも積んで重ね上げましょう黒い壁のように
シールド蔦は絡まりあって全て連絡していて駆け巡っていく音
一つの生きた城のように機材を組み上げて
埋もれてしまった気の会う仲間たちは奇妙な形の器をそれぞれ手にとり
呼吸を一つにして旋律を吹き込んでゆきます
旋律は束ねられてグルーヴになり黒城より全方位照射
一つになっている照明バンドカクテル聴衆歓声機器ダンス景色
ありとあらゆるものが溶け合わさって
生まれている生きているうねる波打っている立体空間につけられた名前

---------------------------------------
ちょっとでっかいステージで暴れる予定たって
グルーヴにクリティカルな酒量研究中の我がお馬鹿バンド!
てめぇら全員踊り死にだって感じのロックをでっかく鳴らしてやりてぇのです!!

―animal collective "who could win a rabbit"
(272氏、ようやっと入手しました。本当に良盤です!ありがとう♪)
691名前はいらない:04/10/15 22:24:21 ID:9puNaZP1
>>689
サンクス。
難解な議論を交わしているインテリ星もいれば、
昨日の晩御飯とかそんな他愛もない会話をする井戸端星なんかもいたりして。
地球は他の星と仲良くやれているかな、なんて思ってみるとちょっと自信のない地球人の私。

今日は久しぶりに晴れて、星たちが家から出てきているみたいです。
地球はきれいにかがやいているかしら。
692人形使い:04/10/17 00:10:43 ID:XZHqLMiK
>>691
遠方通信は太陽の旦那のお役目ってことでソーラーシステム内輪では巧くやってるんじゃないですかね地球。なんていっても豊かな表情が魅力的な子ですから☆
近頃空気が澄んでだいぶ宇宙が近づいてきていますね。今日もうっとりいい夜です。
693 :04/10/17 19:27:08 ID:Vlr0WwNR
最高の夜

必ずうまくいくよ 今夜なら
さぁもう一度手に持って
そのステッキを振ってみなさい
今度は絶対大丈夫 絶対
ヤンケバラン ギバレボラン シャッター
もう一度 集中して 呪文を唱えて
ヤケヤケグリッパ ブルドコバラン シャッター

うまくいったね
ステッキをハンドルに持ち替えて あのコーナーへ
あの時は引き込まれちゃったけど 諦めないで
ハンドルもギアチェンジもあの時よりも早めにかければ大丈夫
途中で諦めないで ここを抜ければ生きかえれるんだ
冷たい風と流れる血の白装束を脱ぎ捨てて 蘇るんだ
あの人もきっとまだ生きてるから 電子機械仕掛けのベッドで待ってるんだよ
失敗したら痛いけど 運がよければ戻ってこれる でも男なら一発で決めようぜ
再構築は俺にかかってる 俺にかかってる さぁもうすぐあのコーナーだ・・・

最高の夜
最後の夜
命を塗りたくれ

ヤンケバラン ギバレボラン
ヤケヤケグリッパ ブルドコバラン
シャッター

********************************************************
694悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/18 19:44:13 ID:lOUrp5Ib
机の上にぶちまけた 
12年物のウイスキー(業務スーパーで半額セール)
「envy」と「HELLNATION」と「UNION13」と「RANDY」のCD
バカみたいに金をかけた自作のPCと拾ったディスプレイ
オーディオテクニカの妙に高いヘッドフォン
重苦しいシルバーアクセサリー
1200円の財布
キーホルダー
ウィル・オー・ウィスプを閉じこめた小瓶
グレイマンの置き手紙
ラームジェルグが残していった剣がひとふり
ウリシュクが拾ったボロ長靴

たった一日掃除をさぼるとこの有様だ
695名前はいらない:04/10/18 21:41:34 ID:5YfBLh5d
恐れ入ります。告知させてください。
現在詩板ではローカルルール改正案の投票を行っています。

※※ 投票締め切りは今夜0:00です。※※

↓↓↓↓↓投票はこちら↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
詩・ポエム板ローカルルール投票
http://ex5.2ch.net/test/read.cgi/vote/1097851672/

詳細はこちら↓
【自治】 詩板の自治を考える 其9
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1088070859/
【自治】 詩板の自治を考える 其10
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/poem/1096640771/

投票へのご参加お願いします。
696人形使い:04/10/19 02:48:41 ID:/XB4Lzdx
>>693
切り出された物語。
その中に僕は意図を読み取らない。

『死者とシャーマン踊る夜、時は翻る』

不思議な呪文。
不思議な世界。
697人形使い:04/10/19 02:54:23 ID:/XB4Lzdx
>>694
ハードボイルド煙たい匂い。
織り込まれている幾つかのファンタジーが効いていて
空想と生活がごちゃっと置かれたその机
広げられている精神宇宙の縮図一枚。
698人形使い:04/10/19 02:58:20 ID:/XB4Lzdx
>>695
わざわざありがとう。投票しました。
大切なのは常に良いように改正し続けていこうという意識だと思います。
どこぞのお国の憲法じゃないわけですしね。
そこまで熱意を持っているわけでは無いけれど間借りの身分の義務感はひしひしと。
699人形使い:04/10/19 16:02:11 ID:/XB4Lzdx
なぜかなぜだか浮かんだ裏の季節の印象を掬い取って

印象―春
透き通ったなだらかな坂を滑走していく銀色の自転車のサドルの上には霞のようにやさしさの名残が漂っているだけで人影は立たず
人気の無い道を車輪に花の香りを絡ませて木漏れ日にまだらに染まりながら走り抜けてゆく柔らかな誰かとのふれあいの記憶
700ρ(=$ω\)ノ さぃきょぅ ◆PsyCHO8eyE :04/10/19 16:32:09 ID:MghkWzhQ
700⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡
701人形使い:04/10/19 17:43:07 ID:/XB4Lzdx
>>700
ヤラレタ・・・・・・!!

でももっと感じているのは"やったぁ!"
さぃきょぅさん、いらっしゃい。
いつぞやは嫌な気分にさせてもう知らんふりされているかと思っていたので
ご来店素直に嬉しいのです。

それと自治進行ごくろうさまです。
DIY発言痺れました。
702 :04/10/20 00:45:36 ID:1z/crDJh
少しほろ酔いな気分で一発


ブラックストーカー

ジリジリにじり寄ってく
美味しい言葉で大接近
窮屈なドレスの君
「かなりイけてるけどそれじゃ君じゃない」
脱げ脱げ脱げ脱げ
着てたら見えない白い肌を俺に見せてくれよ
まじまじまじまじと
強烈なバデーを俺に見せてくれ
今夜は特別さ だからお願いWOH!!
君となら死ねる!!!!!

甘い言葉でメロメロンにする
熟したメロンのように水っぽくさせちまうぜ
そうさ俺はブラックストーカー
君の知らない君を教えてやるのさ
可愛い声とビクつくボデー
もうたまらんねえ そうさそれは君の知らない人格
風邪と錯覚するほど火照った体 シルクの肌
君は生まれ変わった 生まれ直したボデーとソウル
そうさ俺はダークストーカー
じりじり君に迫り来る快感
揺れる船の目眩と酔いに君は虜になる
「もう一回」
嬉しいぜえ
俺は仕掛け人さ
703人形使い:04/10/20 16:03:47 ID:mN37W44H
>>702
そののびのびとした言葉の奔流はいつも僕から言葉を奪い
今日も「かっくいいー!」の一言に尽きてしまうのでした。

そして今大好きな饂飩を食べたようなお腹いっぱい。
704人形使い:04/10/22 23:11:56 ID:+G0TkuwB
いま赤と金の眼をした蒼い背の猿になって夜と対峙する物語を書いています
ガラスに注いだ真水の中の空を鋭い言葉を拾いながら滑空してゆきます
black rebel疾走⇒Isn't anythingなノイズ寒々しい洞穴⇒massive attack深層沈殿
蛍光灯のふるえる机の上に書き殴られたいくつかの閃きと46度の安酒
------------------------------------------------
そうだ私のこんな感傷は今にあってはゴミ屑に等しいのだ。
お客様方台風23号の爪痕はとても深かったようですがいかがお過ごしでしょうか?
すべての素敵な詩人たちが無事でありますように。
705悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/23 00:51:19 ID:P1sMZIbM
    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・) black rebelのあの人は黒ラベルがお好き♪
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)イヤマジデ
 .....し____ノ 
706 :04/10/24 23:45:47 ID:NnsqjA4o
>>703
いつも丁寧で親切に読んでくださってありがとうございます。
某好き勝手スレもご覧になっているようで・・・
僕の名前は消えました。でも名無しではないのです。白くて透明で見えないだけです。

頭に浮かぶイメージはどこからか持ってきた焼き増しのガジェットなのか
完全な創作は神のみのなせる業か。僕は総てからつくられる。デジャヴーなのです。
あなたが饂飩と思えば、誰かが半端物と思えばそれが僕の名前です。
思い出してください。どこから来たのか。何から出来た目なのかを。
呼ばれなくてもいいんです。それが昔の名前でも。ありがとう
707名前はいらない:04/10/24 23:48:19 ID:NnsqjA4o
デジャヴー

綺麗なものが描きたいんだ
それは真っ白で それは愛しくて
どこの国の空の美しさも 太陽の輝きも
それには到底及ばない
時には彗星のような速度で一線を引き
時には鼓膜を破る轟音を放ち
背後から多い尽くすような虚無でもあり
・  ・     /////
悲しいけど ここにあるんだ
それを瞬間的に捕らえた一つの答えが
ピントがずれたフォトグラフみたいな
味が滅茶苦茶などの国籍にも属さない料理みたいな
うまく捕らえられない この生きるということの瞬間が 閃光が
掴んで落したグラスのように 激しい音だけ散らかして
意味のないものだけが残ってしまう
・ ・ ・ ・
どこかで聞いた話 どこかで見た景色だけが
生まれてゆく 僕の中でさりげなく

(某スレよりコピペ)
708 :04/10/24 23:51:15 ID:NnsqjA4o
げえ、名無しになってんじゃん
OTL... カッコワリィ俺。

だれか僕にガッしてください
709悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/24 23:53:40 ID:srPtiBeY
    ∩@”∩ >>708
    ( ,,・Д・) それでは僭越ながら ガッ
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)ガッ
 .....し____ノ 
710人形使い:04/10/25 01:03:00 ID:hsblKGfg
>>705
マジデスカ…
あーひねりの効いた返し2日かけても出てこず。
なんだか初敗北の気分です。。。
711人形使い:04/10/25 01:10:51 ID:hsblKGfg
>>706
好き勝手は裏が取れればと思って読み返したりしましたが
気付いたのはあなたの癖のせいなのよって歌謡調。
その独特の遊びの感覚はとっても個性的ですからね。
確信までは詩を3つも読まねばなりませんでしたが。
さて私はこの自由気ままなまっしろしろすけになんと名づけようかしら。
712人形使い:04/10/25 01:48:31 ID:hsblKGfg
>>707
悲しまないで。血を吐きながら飛ぶ鳥よ。
その吐き気にすがり付いて新しい詩を、また新しい詩を書いていくのです。
死ぬまでにたった一粒でいいから残してみたい輝きを失わないもの。
でもそれは不可能ではないことを証明してくれるのは
残念だけれど誰とも完全には分かり合えないということ。
私が私だけであるからには私だけの世界が必ずあって
それを知覚する能力がまだ目覚めていないだけのことなのです。きっと。

私自身は最近課題として練り上げる時間をもっととるべきだと思っていて
書き始めたら言葉は流れていくのですが
塗りこめる用意をしていたイメージが準備不足だったりすると
仕上がりはどうしてもがっかりこの上なくなります。
ということでもっと電柱とぶつかるくらいにもぐりこんだイメージを連鎖したい
と四六時中乖離中。
713人形使い:04/10/25 01:49:01 ID:hsblKGfg
>>708-709
とってもコミカル☆
714悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/25 02:25:13 ID:rJCsKJiA
その詩を呼んだだけで彼と判る
とても格好良いですね 凄い事だと思います
それくらいのオリジナリティーを持ちたい物ですね
たまに名無しで書いてたりしますけど・・・・
715人形使い:04/10/25 03:18:40 ID:pInetjvy
>>714―就寝前、携帯より―

悪魔さんのは悪魔さん自身の文章よりシリーズのイメージが強いです。
しーみーちゃーみん…とか語り部:悪魔とか。
最近書き方が変化されたようなので
もしかしたらわかるようになるかもしれませんよー♪

っと、そういう眼を持ち続けていきたいなぁ
それではおやすみなさい。
716 ◆ACMASyU/iM :04/10/25 18:51:26 ID:Lv7rQfR5
「銀色コスモ」

「さぁ、鈍く光るホットプレートでおいしいホットケーキを焼き上げましょう!」
ホットケーキはまあるく狐色に飛び跳ねた挙句の果てに少女に租借されている
お父様のセブンスターはフィルターまで焦げてしまって
少女は灰皿から一本それを取り出し弄ぶ
フィルターは少女の小さな手の平から落ちる
そして転がる
ひとつのパターンが連なった床の上を
そして踏まれる
土の中のバクテリアを知らない素足が踏みつける
こなごなに傷ついた彼は
離れ離れになった仲間を思い出すが
皆はとうに灰になり肺に吸い込まれ
スカイ・ハイ 高く高くそれから弱く
蛍光灯にも届かずに煙は消えていったことを知る
せめて少女が
地平線に染み込んでいく太陽を知っていれば
水平線に溶け落ちていく太陽を知っていれば
彼は違和感を抱くことも裏切りを予感することもなく
平日の昼下がりに塗りつぶされたというのに!
少女は表情豊かに楽しみながら彼を真っ暗な地下室に塗り込めてしまう
少女とは大罪を犯した死刑囚でありながら無知で従順な模範囚でもある
背中に走る鳥肌はいつか晒される裸体への淡い戦慄
記憶の中でホットプレートのホットケーキは租借され
いつか口に運ばれることもなくなりミキサーにかけられる
そのとき もはや少女の額に
キラキラと輝く北斗七星は映らない
流れ星はすべて重くなって耐えきれずに落ちていく
717 ◆ACMASyU/iM :04/10/25 18:53:44 ID:Lv7rQfR5
今はただ甘い蜂蜜にまみれて
人差し指に垂れ流れるそれを少女が舐めるだけで
セブンスターは静かに瞬いて
ホットプレートは銀色に瞬間冷凍してしまう
今はただ甘く
今はただ軽く 脆く


////////////////////////////////////////////
お言葉に甘えて。お邪魔致します。長くなってしまって2レスになってしまいました。
すみません。温かいココアがおいしい季節ですね。
粗詩ですが、どうぞ。線路の方にも、いつでも遊びにきてくださいませ。また来ますね。
718 :04/10/25 22:00:52 ID:BtvXL5T3
>>709
あ り が と う
これで楽になれます。ぐぼっ!ふー
>>714
格好いいですか。なんか僕不器用な感じがしちゃってます。
癖があると正体隠してもばれちゃうのがアレですよ。某317氏ぢゃないですけどね。
失礼かもしれないけど、氏はおめでたい人ですな。いや、良い意味でですよ

>>711
なんか僕はあなたのところに帰ってきちゃったような感じになって、そしてその逆もあって、
嬉しいような残念なような。名乗らない僕を覚えてくれていたっていうのがとても有難いです。
これからもどうかここに書かせてください。そしてあなたの言葉(料理)をまた聞かせてください。
人の感想って凄く気になる性質なんで。勢いあっても結構小心者なのであります。
ちょっと思ったんですが、詩は言葉の料理じゃなくて素材なんじゃないかって。
自家栽培の野菜とかスパイスだとか、猟して獲ってきた肉じゃないけど、そんなようなもので
それを読んだ人がその素材で、そぅれと料理して一緒に食べるんです。
料理の出来栄えがそのまま味覚に繋がるのでは。なんちゃってなんですが
どんな素晴らしい素材でも一流シェフでも時には美味かったり不味かったりと面白いものかと。
その線でいくと、人形使いさんの作る料理は大好きなんです僕。
ええ、いつもたらふく食わせて貰っちゃてますよw。ありがとうございます
719悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/26 00:41:02 ID:agWiH8Rv
音に寄り添うのは不幸せな奇妙対な隣人達 
ここは居心地悪く 歪んだ音叉の生える街
果ての果てまでいこう 足跡も残さずに   
夜にひき殺される前に 
走れどこまでも走れ 走れどこまでも走れ 走れどこまでも走れ
走れ 走れ

口を空け 雨水を飲み干して 酸素を吸いまくれば
世界はまるで研ぎ澄まされた水晶の中
堅く、力強く、脆く、儚く、透明に輝いてゐる

僕らは振動し共鳴し合い 化学反応を引き起こす
愛ですらメディアから生み出される世の中で
感覚を引きずり 走るしかない
走れどこまでも走れ 走れどこまでも走れ 走れどこまでも前へ
走れ 走れ
720人形使い:04/10/26 08:11:37 ID:7OVy4oBW
>>716-717
わざわざよく足を伸ばしてご来店くださいました。
とても嬉しいです。
心よりの「いらっしゃいませ」
私が線路のスレッドであなたの詩の群れを読んで思ったことは
「みんな!これをみて!これをみて!ここに言葉があるよ!!」でした。
長い手足のように言葉を迷うことな伸びやかにく広げている様子に
私はまったく虜になってしまったのです!

そして詩。新しい詩。
少女という属性が持つある神聖さが、その息吹が、万象に命を吹き込んで
少女を中心にめぐりだすオブジェクト・メリーゴーランド
それはまったくメルヘン然として幼い残酷さのフレーバーを持つが
少女は常に許されていて、そのためにいつも何かしら後ろめたさがまとわりついている
少女の時代。妖しい、甘く、軽く、脆い時代。

なにか象徴画のように配置された様々の日常がとても深い息をしていて
布を広げたときに少しよれることでその美しさが立体的になるように
幾筋も流れている小さな物語や小さな感慨が織り上げている世界のこの鮮やかさ!!!

うーーーん、やっぱりいいなァ。本当にいい。
素敵な詩をどうもありがとうございます。
今とっても光栄です。
これからも是非当店に詩や呟きを残していってください。
私ももちろん線路の方にお邪魔させていただきます。
本当にご来店ありがとうございました♪
721人形使い:04/10/26 08:22:29 ID:7OVy4oBW
>>718
人形使いの料理が美味しいのは
素材に詩人たちが施した下ごしらえの賜物ですよ☆

何度でも言いますが僕はしろすけさんの混沌とした言葉の奔流が好きなのです。
自分が頭のかっちんこな人間なので憧れをもって読んでいますよ。
こちらこそこれからも当店ご愛用の程よろしくお願いいたします〜♪
722人形使い:04/10/26 08:41:37 ID:7OVy4oBW
>>719
アレックス・コックスの映画の冒頭にこの詩文を掲げたらぴたりときそう。
ナイフで切り出された鋭い形の世界が突き刺さります。

衝動
走れ!という衝動
何もかも振り切るまで走り続けたいという衝動はこの胸をもよく苛みます。
そしてその燃えさかる炎を押し殺せるほど俺は大人ではないし
何も持っていない。

オリジナリティー気にしていましたけど
悪魔さんどうやらパンキッシュな初期衝動性はピカイチですね。
読んでいてウォー!ってなりました。ウォー!って。
723人形使い:04/10/27 17:36:18 ID:c0kYAO0/
物語語り終えた脱力は僕を骨抜きにし進水させてクラゲのように夜を漂わせる

―Populous "Hi Hat The RO:Q's Drns"
724悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/10/28 00:58:29 ID:TRQYSZWE
自然体が一番ですよね
以前「型にはまっている」と言われてしまったので色々やってみようと思ったわけです
「ねこさん」は絵本のイメージ 毎回終わらせようと思いつつまだ続く
すこしエロチックかもしれませんが・・・BOOさんにお言葉貰ったのでうれしーです
普段のとギャップが有りすぎますが

最近は単純な曲が好きでメロ系のでも芯のあるパンクとかヴァイキング・メタルとか
バーボンでも飲みながら騒ぎましょうかね

BGM:「ANTI-FLAG」 one people one struggle
725人形使い:04/10/28 02:26:46 ID:wj9ImdgA
>>724
月逆さんのシューケットシーもそうだったけれど
シリーズものを綴ってゆくというのは飽きっぽい私には無理なので
いつも感心しきりでしたよ。
ギャップというか読み手から見るとそれは幅の広さで
だいぶ昔(もう1年近いんですね!!)
だからボヘミアンさんも不思議な人だなぁって呟いたんじゃないかなと思います。

BOOさんはとてつもなく深い知識と鋭い洞察力を持っていますよね。
4thさんの言語感覚と双璧をなしてあのスレッドの神々しいことといったらなかった。
私なんかはあの二人の返事が嬉しくて居ついたたちですから。

悪魔さんの趣味は硬派ですなぁ〜
それじゃあ一緒に自然体丸出しで騒ぎますかーー
オラオラ〜〜〜♪
726人形使い:04/10/28 02:42:23 ID:wj9ImdgA
そろそろ浮上〜みなさんどうぞ〜
727 :04/10/29 00:18:17 ID:gYikwCPd
今日もお疲れ!寝る前に一つ


お菓子の骸

お菓子の一杯に詰まった袋に乾いた干物を三匹入れて
大好きな炭酸飲料でぐいぐいやれば 必ず最後に干物が余る
そんな干物も一緒に湯船に浸かればあの臭いも取れるし食べられるようになる
発泡性入浴剤代わりのアルカリテクノも入れてポコポコ体中に染込ませればもう痒くない
一晩限りのジークフリートさ 夢の中では誰にも邪魔されないんだ
部屋も目の前も真っ暗にして枕も高くすれば ほら、ようやく音楽が聞こえてくる
それは今日殺された若者を哀れむエクイレム そして明日には生まれ変わるプロローグ
毎夜繰り返させるその輪廻転生の中 無謀な若者は徐々に大きくなっていくだろう
お菓子の袋 一人分の秩序が音を立てる

おちゃめだったり 優しかったり 愛があったり
728人形使い:04/10/29 01:20:01 ID:sMEhhBxM
>>727
その言葉は手の中をするするとすり抜けて掴むことのできない魚(ウオ)
美味しいものを食べて
温かい風呂を浴びて
安らかに夢を見る
その心地よい感覚の向こう側に私が見たのは優しい眼差し
温かい印象の重なりに心の中でかさりと音を立てる私の菓子袋
729人形使い:04/10/29 01:46:17 ID:sMEhhBxM
『turn/シルマリルリオン』

”快晴の移り変わる印象のひとつ

圧倒的な空
ぼくの腸(ワタ)は光子(フォトン)になって
太陽に還る
 ↓
shift
 ↓
”透夜
洗われている黄盆月

清涼の草原(クサハラ)を踏み
浮力の波を踏み砕いて
ひらかれた眼は乾いた皿で
ひたすらに白息巻いている
 ↓
shift
 ↓
”午前四時の俯角
吐息結露にほどけている銀(Ag)

置き忘れられた椅子
多脚崩れ
730人形使い:04/10/29 01:51:28 ID:sMEhhBxM
もっと遊戯を!いまひとつはねっかえりが足りねぇな。

―chicago underground trio "protest"
731人形使い:04/10/29 15:47:40 ID:sMEhhBxM
―詩は快なり

「詩だねえ」と私が言うときそこで働いている作用を間口広く鑑みるに
言葉という要素の持つあらゆる*属性における刺激が
私たちの身体が快を感知するのと同様にして
閃いている私という意思がある種の快、カタルシスを感受することであるのだろうと思いつく
つまり言語とは思惟から伸ばされる手(感覚器の比喩として)なのだ
そして感覚であるからには先天性が共有性が確実に認められるのだ

けれどもいくら関節から言葉を生やしたとしても物理世界に触れることはできない
それは言語の手が存在すると仮想される空間は物理とは軸を異にするためであり
抽象することによって紡がれる言語の像は世界の複製には目が粗すぎるのである

それでも私はいま
どのようにして昼下がりの見知らぬ街や夕暮れの商店街のあの美しい空気を
一篇の詩に落とそうか思い悩んでいて
そういった感性こそが詩性なのだと自己弁護を振りかざすのだった

*音韻、連結の新鮮さもしくは滑らかさ...etc >364『洗練』を参照
732人形使い:04/10/29 15:54:11 ID:sMEhhBxM
「ここちよいことば」

うむ詩についての必要充分でないですか!

さて日本語詩があまり韻を踏まないということを考えていたのだけれど
日本語という言語って活用における語尾の「ら行」による統一や助詞の存在によって
形式としてある程度音韻が整ってしまう文章なのではないかなーと思いついたのです
これって結構図星ですごい発見じゃないかしら、どうかしら?
733人形使い:04/10/29 15:57:53 ID:sMEhhBxM
訂正>>732 整ってしまう文章⇒整ってしまうもの
734人形使い:04/10/29 16:18:17 ID:sMEhhBxM
「ここちよい」という言葉に秘められた量子力学的なゆらぎとはまったく質を異にするゆらめきがどこまでも私を酔わせる魅了する

今宵かげろう漂泊を踊ろう回遊魚が笑う月

―hot hot heat "no, not now"

まだまだもっとだ!
735:04/10/30 17:13:16 ID:gmcW8IUM
午前零時
歩き疲れて部屋に帰る
睡蓮のシャワーを浴びた後
宇宙から何かが配送されてきて
「夢の続き 88ケース 9バラでス」
・・・・・・
「あぁ 何だ今のは夢だったんか」
配送された荷物は何処いった?
そんな幻を見たのだと思う

今日も
ペンギンを抱いて眠る
736人形使い:04/10/31 00:34:26 ID:YakUo599
>>735
眠たい体を触れる水流は感覚焦点がぼやけて睡蓮の華の肌触りに似るというのは同感
日々使い捨てられる夢の夢の島から返送、箱の中に夢を見ている自分を見ている自分
ペンギンを抱いて、ペンギンは彼を滑り、彼は氷床の体温で、永久凍土の眠りに落ちる

噛み砕いてみればそれはまさに今この瞬間の私の感覚。
これからようやっとペンギンを抱きます。
おやすみなさーい
737人形使い:04/10/31 00:44:41 ID:YakUo599
バンド練詰めぐったりペンギン

―アドレナリン満載機進路オールクリア離陸準備はO.K パーティーヘッド電波は長めで爆撃は轟音をたてて常に的確に刻め ハレーション王土は近い 敬礼っ!
738 :04/11/01 22:34:18 ID:gkOvkFLm
眠る男


あぁ 今日も今日が沈んでく
もう 明日のために寝なくちゃね
どんなに違った毎日でも
こればっかりはいつもと同じ
必ず最後に暗くなる こればっかりは変わらない
身体に気を使ってさ あとは勝手にヨロシクどうぞ
体内整備士さん メンテナンスはオートマティック
寝ることは死ぬことだよん

カーテンを貫いて朝が来る
新聞屋さんありがとう 世界は順調さ
本日僕は動けない だからすいません
とりあえずまた夜にして頂戴 会社は休んでおくから
電話もしておくから サービスして夜にして頂戴
明日は頑張っちゃうからね おやすみ
739人形使い:04/11/03 00:42:57 ID:VlXHqrTh
コメントは少しタイム。
明日青春集大成のライブばーんとやってきます。
前座に元大事マンブラザーズと演出は完璧。
あとは観衆を躍らせるだけ。

俺の青春よ、ありがと〜!!!!!!!!!!
740悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/03 02:00:28 ID:IQoGJsbF
クラックロック・ストーリー

バンの中に放り込んだ 
アンプとギターとドラムセットと高価なエフェクター
皮ジャンを着込んだ五人
チェックのスカート 飾りベルトに バグパイプ
もう一度始め直すために
俺の頭を撃っておくれよ
どんなに馬鹿げた夢でもいいよ
アンプに乗せて ぶっとばせばいい
741人形使い:04/11/03 22:20:25 ID:IIWWZrki
神様
無神論者ですが神様

私に音楽と
音楽をやる最高の仲間と
音楽を楽しんでくれる沢山の友人と
もっと沢山の名前も知らない人々と
最高の天気と
最高の舞台を
本当に本当にありがとうございました

生きていてよかった
音楽を愛してよかった
今夜はただただ、ただただ深く感謝したいのです
742猛禽:04/11/03 22:44:53 ID:WD6VXAlY
あなたは、
ほんとうにしあわせな若者だと思う。
PC画面の前でどんどんひゃららと太鼓叩いて
笛吹いてバカ踊りもしたいほど
他人ごとなのに嬉しいざんす。

ポンポン
743人形使い:04/11/05 12:12:14 ID:iCS9CcJ3
>>742
自分で言うのもなんだけれどちょっと本当にすごかったんですから
ロック大嫌いの親父を躍らせて
本場の西洋人に指差されて"He is great !!"っていわれるくらい
へへへー

ぼくはぼくが知っている全ての人にぼくが歌っているところを見て欲しくて
一緒に踊って欲しいなんていう野望があったりして
あらためて「バンド辞めて生きる意味なんてあるの?」くらいバンド愛確認しました〜〜♪

ほんとうにしあわせものです
744人形使い:04/11/05 12:15:52 ID:iCS9CcJ3
>>740
本番前夜なかなか寝付けないときにこれを読んで
頭がつんとやられてしっかり準備できました。

30分7曲かっ飛ばして
「音楽が好き☆」っていう宣言をアンプに乗せてぶっとばしました。

ありがとう音楽を愛する友よ。
745身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/05 14:11:00 ID:r8eESKMq
久々びさにカキコするら〜☆
毎日公園で言葉にならない詩を嗅いでいる暇人です。はい。言語が追いつかないだけです。
店主さんライブしたですか☆おつかれさまです☆楽しかったみたいで、ゥキャ(>▽<)です。い〜な〜。そんな空間に紛れてみたいわぁ。。
746 :04/11/06 11:00:02 ID:MEOmSS3r
お疲れ!満足がいくライヴが出来て何より。
俺も行きたかったぜ 俺もやりたかったぜ
ただいまメンバー集募
747名前はいらない:04/11/06 23:59:23 ID:bs06vu7Y
金の天秤がはかる罪と罰の重き
醜い嘆きの底に満開の太陽が告げる
「汝、罪人である。罰を待て。」影が見ている

唸りを上げた人々が空から落ちてくる
そんな夢を見た 悪夢を見た
その人々の冷めた視線 数千本の矢となって
僕の胸を刺す 心臓を刺す

杭で打たれた左手に流れてく血は温かく
そうか生きている 生きている
百視鏡で見た世の中は 何万色にも見えるけど
そこにあるものは全て闇

薔薇の刺が痛いのも でもその花が美しいのも
生き延びていく手段じゃないのか?
「ねぇマリア。」悲しくなる 「ねぇブッタ。」悲しくなる
生き延びていく我は独り太陽の下で

裁きの鐘が鳴る 満開の太陽の下で
裁きの鐘が鳴る 溶けていく羽よ
裁きの鐘が鳴る 満開の太陽の下で
裁きの鐘が鳴る 落ちていく羽よ
748名前はいらない:04/11/07 00:00:24 ID:A5zWr0gc
失礼しました誤爆です
749人形使い:04/11/07 22:35:59 ID:V6z/fnos
連夜のお酒で肝臓フォアグラ化か!?
はーはー…

>>738
脱力系で行こう!な
眠いんだから仕方ないんです眠いんだから。
一生の3分の1を寝て過ごしていることを考えると
結構人生ノンビリしたものなのかも〜
あ〜眠〜くなってきた〜〜
750人形使い:04/11/07 22:51:21 ID:V6z/fnos
>>745
そのもやもやとした匂いを掬い取ることは困難で
それを言の葉の網で掬い取るのが詩人のお仕事。
身裂妃どのの追っている獲物はどうやらでかそうですなぁ。

ライブなんかまたでっかくやれたら&でっかく宣伝できたらいいなー。
751人形使い:04/11/07 22:55:50 ID:V6z/fnos
>>746
音楽はいつも隣にあるもので
誰ものからだの奥で眠っているものです。
やりましょうやりましょう♪
人生に彩を添えるために〜!

でジャンルはどうします?
752人形使い:04/11/07 23:22:15 ID:V6z/fnos
>>747
哲学的文学的つまり人類的詠嘆リズム豊かに流れて
神とのタイマン対話孤独なる世界のイメージは理性の監獄

私は理不尽な世界を作った神を
もしくは理不尽に見える道理を我々の目から隠している神のはからいを
自由意志の名の下に厳しく弾劾する!
裁きの絶対など認めはしない!
抵抗だ!
抵抗だ!

私は愛する
静かなる瞑想の人を
私は信じる
思惟は孤独ではないことを

もの思ふ秋の宵かな

>>748
誤爆とて逃がしませんよ♪
よければまたどうぞ〜
753悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/08 00:08:55 ID:a0yw0rmI
政治的きれい事に関する悪魔的見解(嘘)

傾斜に刻むヴァイオリンの軋んだ響きを全身に
放し飼いのドラムロールに跳ねる足
四角く囲まれた壁の中 刻みつけろ生命を
レコードの溝に挟まった 伝説なんかいらない
俺たちスクワッターズが集まれば 奴らの統計は爆発だ
スーパーに行けば白い目で見られ 警察はしかめ顔
病院にも孤児院にも行けない
そりゃ、悪魔にゃそんなもん要らないもんな
大切なのはそんな事じゃないって
本当はみんな分かり切ってるはずなんだ
時が来たら全部判るはず 本当に意味のある時間は少なかったて
優しさを飲み干して それじゃぁ地獄でまた逢おうね 


この世で唯一愛するものは寿司と酒と素晴らしい本気の音楽
754歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :04/11/08 16:51:26 ID:rejRFitD
755石川ごえもん ◆CIFS6IbOlI :04/11/08 20:45:32 ID:EGOIuIal
 
756身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/08 21:02:10 ID:1A4zppQr
今日思ったことを聞いて欲しかったんだけど、詩にまとまらなかったです。でも聞いて聞いてして良いですか?

アコヤ貝について

彼等は柔らかい体を守るために鎧を身につけているけれど、その鎧自体の欠片は刺さって痛んでしまう。でも彼等はそれを月みたいに優しい宝石に変えて逃がすでしょう?
アコヤ貝みたいな詩人になりたいなー。って思います。

757 :04/11/09 00:07:09 ID:5U4VsPV3
>>751
ジャンルはもちろん音楽ですよ。
耳の寂しさを紛らわすBGMでも使い捨てガムの玩具でもなく
本当の音楽を掻き鳴らし、歌いたい。真面目に音楽で遊びたいんです。
758 :04/11/09 00:31:54 ID:5U4VsPV3
リアル

今日は寒いからコタツでパンを焼いている
ついでに納豆菌も成長が早いからベランダに持っていって
蓋を開けてやらないと絶対ヤバイ 僕は納豆が嫌いだから尚更
蛇口の先に早々とツララが出来てて 手を洗うときに目に落ちてくる
そうさ今日は絶対0度 窓を開けた瞬間カミソリの刃が弧を描いて飛んでくる
ややっ!これも忍者の罠か 拙者はいつの間にか狙われるまでの人間になっていた
危険信号オールレッド [狂]にスイッチを入れた扇風機からけたたましくサイレンが飛び出る
パンはっ!パンは無事か!昨日の夜仕込んだイースト菌達のふれあい工房
急いでコタツ布団をめくり上げ無事を祈る 。。。良かったパンは無事であった
むしろまだベージュ色のもっちりしたウドン種のような幼体のままだったのだ
つーかさ、コタツでパンは無理じゃね?そう、灼熱のアスファルトで目玉焼きは出来ないのと同類
これがリアルなのだ
759人形使い:04/11/09 01:12:03 ID:35zr5TL6
>>753
「新しく辿り着いた惑星で大地が全て金(Au)の砂だったら延べ棒で草野球できたりして」
「美男子だけならそれが普通なんじゃ感謝しろよ美男子ども!」
まぁそれほどツンツンするこたぁないですよと大人ぶってはもはやパンクは鳴らせぬか

>寿司と酒と素晴らしい本気の音楽
結構あるじゃないですか〜

わたくしめはそれとー
誰もいない街角とかー
阿呆な友達とかー
冬入る湯船とかー
可愛い女の子とかー
自転車で遠乗りすることとかー…
進歩を生まないタイプですね〜我ながら。。。
760人形使い:04/11/09 01:14:40 ID:35zr5TL6
>>754
ようこそっ!!
―汝先触れる黒鳥よ、つややかなるその嘴を開き給え歌い給え
静かに待っています。
761人形使い:04/11/09 01:16:45 ID:35zr5TL6
>>755
ん〜〜どうもてなしましょう。。




…茹でちゃっていいですか?
762身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/09 01:19:09 ID:RJSmMKUN
茹でごえもん。いっちょあがり
763悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/09 01:28:28 ID:EMWMlezH
それでは美味しくいただくとしませうか

    ∩@”∩ 
    ( ,,・Д・)うんまーい♪
    /つ  つ 
   // ,,・ω・)
 .....し____ノ 
764人形使い:04/11/09 01:29:37 ID:35zr5TL6
>>756
当たり前のことだと幾何学的な表情で語るのなんてつまらなくって
小さな核の美しさを幾重にも幾重にも膨らませてゆく言葉の厚み。
アコヤ貝みたいな詩人というか詩人はアコヤ貝なんだね〜って思いました。

>優しい宝石に変えて逃がす
って表現の真珠っぷりときたらないね♪
核だけじゃなく少し育ち真珠!
765人形使い:04/11/09 01:31:00 ID:35zr5TL6
>>762-763
ぎゃー
香港人肉厨房〜〜
766人形使い:04/11/09 01:40:15 ID:35zr5TL6
>>757
それじゃあ切れ目無く繰り返さない美しい旋律を奏で続けてください
もしくは身体でリズムを刻み
それをさらに引き立たせるリフレインをひとつふたつ重ねて重ねていってください
そしてできるだけ沢山の音を重ねてください
できるだけ沢山の仲間と奏でてください
強く
優しく
速く!
穏やかに
華やかに
寒々しく
いたって真面目に音楽の快楽に耽ってください

実に簡単なこと!!!
767人形使い:04/11/09 01:55:29 ID:35zr5TL6
>>758
「あぁ、なるほどっ!」
って最後に思ったんだけれどこれは実際錯覚に違いない。
この実にウロボロスな感覚を
ハイテンションなフィルムで投げつける巧みの技は相変わらずお見事。
読んでいて心地よいという部分だけを追求したようなそのスタイルは詩の抽象画(論理派)。

愛すべき娯楽小品
768身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/09 01:58:02 ID:RJSmMKUN
ごえもんさんは茹でが一番なんすよ。やっぱ。

>>764
なるほど。それぢゃぁ私は詩人になりたいのかも。まだ自分では詩人になれてないんです。
この板やスレにもいる好きになる詩人さんは、やっぱりアコヤ貝だと思います。なかなか触る勇気が出ないけど;
チクチクを丸くして外に出したくて頑張ってるけど欠けたものしか出てない気が。。

とりあえず、ぉぃらもお歌うたゅのらぁ☆来年の1月ライヴ予定っす☆
769身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/09 02:07:35 ID:RJSmMKUN
癖の強いものですが
今日気づいてしまったこと

私が初めてもらった口紅は
色のつかないルージュでした
私が初めてもらった指輪は
ガラスの宝石がはめられていました
私の初めての専用キッチンは
全てが手のひらサイズでした

だから

私が初めてもらったキスも
私が初めてもらったハグも
すべておもちゃだったのかもしれません

770身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/09 02:10:37 ID:RJSmMKUN
>>757>>766
なにやら参考になりそうなんさぁ。
771人形使い:04/11/09 02:12:16 ID:35zr5TL6
久々の賑わいに目を眩ませながら運ぶ酒杯波打ち、密かに伺うのはからすの歌う"movin'on up"に踊る幸福。みなさまご来店まことにありがとうございます♪

―primal scream "loaded"
772身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/11/09 02:18:48 ID:RJSmMKUN
もうすぐすりーせぶん♪
773人形使い:04/11/09 02:32:29 ID:35zr5TL6
>>768>>770
言葉も音楽も感覚を大切に
恍惚の感覚でやりきれたものはきっと素晴らしい!
ライブ!のどで小さく歌わず体全部使って表現表現!!!

>>769
1億カラットのダイヤだけがほんものってわけじゃないし
プロミュージシャンが鳴らす音楽=本物だなんて嘘だ

こめられているものの重みを私たちは忘れてはいけない
量れるのは魂の天秤だけだから
常に磨き続けて生きてゆきましょ〜♪

>>772
「店内は走らないでくださいね!」
かけっこは苦手な店主より。
774 :04/11/09 23:59:13 ID:5U4VsPV3
>>766
まだ僕は自分だけの音楽の中でしかやれてないから
みんなで楽しむことが足りないんだと思う。
カラオケボックスを飛び出してステージに上がってみたい
箱の中だけじゃ僕の声は収まりきらないようなこの頃。
追々爆発させたいな。飛び散る破片を聴いてくれる人にガッってやりたい
775悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/10 00:29:12 ID:nbjaObpO
気負いは無用です
やりたいようにやればいいんです
それこそが音楽ってもんです
そこがカラオケボックスでも近所の空き地でも駅前でも
掃きだめの中からでもいいんです

「笑われたへんてこメロディ 本当は純粋で美しいオリジナル 
流行の歌は知らなくていいから、調子はずれのお前の唄聞かせろよ」

怒髪天-サスパズレ
776人形使い:04/11/10 00:58:50 ID:y77t7mQi
>>774
表現することをためらうのはとっても不幸なことだと思います。
涌いてきたものを放り投げてみて
誰かに感じてもらって
反応を消化してよりよいものへ!
詩も音楽もやることは一緒。

ギターせめて簡単なコード覚えないと、とこの頃必死なわたくし w
777人形使い:04/11/10 01:05:42 ID:y77t7mQi
>>775
音楽はあまねく存在します。
…でもやっぱり人前でやった方が楽しい気持ちいい!!

あーやめられん。。
そして最近言葉が出てこないのが気になります。。。
778桜雪:04/11/10 07:45:43 ID:KC9DjJOP
俺の時間と金を喰らうオンナ。
メシも酒もよく喰らう。
知らないところで男も喰らう。
俺の未来も喰らいつく。
779人形使い:04/11/11 10:04:33 ID:5lxr65W1
>>778
一方的に食べられるだけの関係だとしたら悲しいですね。
そういう関係すら成立しえてしまう情の不思議。
780人形使い:04/11/11 10:14:53 ID:5lxr65W1
『青春草⇔待風記』

海から来た風を噛んで小さな塩の粒を舐めるよ

⇒⇒⇒focus⇒⇒⇒

親指と人差し指の間の僅かな隙間に見える観音開きの戸を開け放て
虹彩に祝福のひかり一筋差し

⇒⇒⇒diffusion⇒⇒⇒

毎日空が映るレールの上を町から町へと歩く
空渡りの修養

いつか霞んだ大気を吸う
高架線の旅人になる
その吉日を告げる風を待つ

道草を噛んで⇒⇒⇒
781悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/12 01:31:15 ID:C2nB99fy
闇の中に瞬く生命の光り 暗黒の星雲に星々の欠片
生命とはつまり闇の中に光る一点の滴
信じるならばそれは神
憎むのならばそれは悪
陰陽のようにグルグル回る決して混ざらぬ光りと闇と
グノーシス主義的異端の法
闇の中にこそ光りあるならば
悪魔もそんなに悪くない
どこで産まれてどこに逝く
銀河を横切る風に揺れ
たまに答えを探してる
782ボヘミアン:04/11/14 18:42:46 ID:P31okPMI
煉瓦色に積まれてゆく秋日の思い
さらさらと曇天より降り積もる太陽と季節とが
自分の思い出を淡く塗り固めれば、
手の届かぬもどかしさもやがて諦めになるだろう

凝れる水面に花は咲かない
ただ、あらゆる物事が通り過ぎ
風紋と海流とに軋むだけの氷塊の下、
あるだろうともし火を自分は信じている

信じたものは永遠の愛
常緑広葉樹林から隔てられた夢、
窓硝子を舐り落ちる小夜時雨

あらゆる物事が通り過ぎ名残る終日の思い
自分は積まれた氷の壁をさすり、熱を失ってゆく
いつか、自身も煉瓦の向こうに凍るのだろう

     『枯葉に埋れる―11/11』
783 :04/11/15 01:23:57 ID:QQa6SRKm
パンダ

俺の最近のマイブームは頭の中でパンダを飼うことだ
竹林にて筍がニョキっと地面から出てくるが如く胎児は誕生し
なにがなんだかわからない素振りで時々ピくっと動くパンダのパも付かない まだ °くらいだろう
薄れ黒クマの子はミルクを欲しがっていて母親はいないから授乳には俺の精液を使った
勢いよく吸い付いてくる口にパンダになんぞ性欲を持たない俺でもミルクを出すのには苦労しなかった
二日後 CDアルバムくらいの大きさだったコグマはコンポのスピーカーくらいに成長していて
あのパンダ特有の白黒もはっきりしてきてようやくパンダのパンク、までは行った気がする
この頃には活発になり竹林の中を探索するくらいのワンパクになっていて 一緒になって遊んだ
それでもまだ乳離れは出来ないようなので俺の貴重なたんぱく源を注いだ 子育てとは辛いものだ
三日後 体つきも大人のパンダに近づきおもちゃ屋で売っている一万円サイズのヌイグルミまでになった
乳離れもして自分から竹を食いたいだけ食えるようになり 俺の下半身のほうもようやく落ち着けるみたいだ
一週間後 もうこいつはパンダとしか言いようのないパンダになって俺を見ても前のように
甘えたりしないし ミルクなんて竹の味を覚えて以来口にしたくない様子だ
むしろ竹を俺に勧めてくる始末 まぁパンダだししょうがないけど 俺はあの感触をまだ覚えている
少し虚しいし寂しい感じもするがパンダだし 俺はまた別のパンダを育てるかな
その前に(こいつも)一人前になったことだし こいつの嫁さんを探してやらないとな
784人形使い:04/11/15 01:51:05 ID:5rNOB+ga
素晴らしいお客方へ
私にはいま渇望が足りません。
それは満たされているという意味ではなく
ただ渇望する時間を喰われているという意味において。

素晴らしい詩を沢山いただいておりますので
しっかりとお返事を書きたいのですけれど
私の今未来というある範囲を見据えている愚劣な視線では
文章に対する意欲甚だしく遺漏し
申し訳ないですがもう少しのお時間をいただきたいのです。

悪魔様をはじめ皆々様
未来を見すえてしまっている下劣な店主を罵ってくださってかまいません。
もう少しお時間をくだるようお願いいたします。
お待たせして申し訳ないです。。。
785人形使い:04/11/17 00:57:23 ID:hMpDFnIY
星座に腰掛けて
流星の鱗を食べている
ぼくの右腕は瀝青を空に流し
星雲に吸い込まれてゆく闇は
仄かな炎の温度で
美しい馬の頭蓋を描いている

泥酔すると自暴自棄になるのはなんでだろう。。。(恥)
786人形使い:04/11/17 01:02:49 ID:hMpDFnIY
>>781
飄々とたゆとう物思う星は
悪魔と神様の顔が裏表一体であることを知り
その入れ替わりと同じ速度で瞬いている
そしてその驚天の事実に際しても
星柳のたおやかさで
さやさやと優しい音を立てるだけで
揺るがない幹はいつものように宇宙と共振しているのでした
787人形使い:04/11/17 01:08:18 ID:hMpDFnIY
>>782
とかく秋の日には積もるものが多い
読みたい本や食べたい料理
太陽と風
そして沈黙と沈黙に耐え切れない潤む感性

ここに打ち明けられた温かい物思いのともし火は
美しい風光を通して
私たちのすぐ側に迫ってくる
切実に感受される変わりゆくものと変わらないこと

この組み立てられた一軒の煉瓦造りの家の暖炉はとても暖かいと思う。
788人形使い:04/11/17 01:14:15 ID:hMpDFnIY
>>783
なんだか処理しないで悶々と過ごす一夜の夢のような
わけの分からない勢いそのままの物語れていない物語
だからとても既視感を覚えたし
でも多分私はこんなへんてこな夢は見たことが無い
生々しい人間の感情が現れている斬新な意欲作!
というわけでは決してないでしょう熊猫日記
789悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/17 21:19:17 ID:j160uu6O
#1 Same songs
-Dogs-
棍棒持って右往左往 国家権力犬っころ
びしっと制服舐めた口 国家権力犬っころ
ヤクザの札束かすめとる 国家権力犬っころ
OIRAWO NIRANNDE SIKAMETURA 国家権力犬っころ
fuck the cop!!!
fuck the dogs!!

-Stikky March-
I am the Stikky I am the Stikky
三日三晩洗ってねぇ
I am the Stikky I am the Stikky
銭湯いくから金を貸せ
I am the Stikky I am the Stikky

-No God/Fuck Reality-
エドワード・バラの絵画
無数の人々が世界の果てを歩いている
警察官 チンピラ 美しい女 不潔な男
俺は狭い部屋で十字架に架けられたような気分

ヒエロニムス・ボスの絵画
奇想天外な魔物が所狭しと這い回る
恐ろしい者 賢い者 愚かな者 情けない者
痛みを恐れ幸福のチャンスを逃した奴ら

俺は負け犬 俺は鼻つまみ者 俺はサタン 俺はジーザス
俺は俺
790 :04/11/17 22:23:34 ID:01qhZiIA
>>788
僕はパンダが好きです。だって竹食っちゃうんですよ!もしゃもしゃと、いやー豪快
スーパーアニマル パンダーゼt(規制)!
普通竹なんて食わないですよ。僕もウドンしか食べませんけど。そうなればコアラも奇人ですよ。
きっとコアラもパンダも可愛くなかったら見向きもしないでしょうよ。人間って変な趣味してるね

>というわけでは決してないでしょう熊猫日記
(笑) 僕はインチキ野郎ですので思わせぶりがスタイルなんです。
夢見させちゃってごめんなさい。並二杯分を特盛にしちゃってごめんなさい

最近悩んでるみたいですね、俺心配です。リアル友達じゃないから目が伸ばせないし
一緒にカラオケ行ったりして殴りあったり心臓マッサージもできないし。いやーすいません
あれですよ、歌おうぜ!手放しになって歌ってあそこの凝りも取れればまた何か気付くって!
元気出していこうぜ。
馴れ馴れしいかもしれない自称友達より
何気なく>>777とっててさらにIDがイカす店主さんへ
791人形使い:04/11/19 03:31:36 ID:Te66p/g3
>>789
ワン、ツー、スリーでかっ飛ばす3コード
このEPは革命だというか反逆だ!

誰よりも己が何者か知っている(もしくは知らないことを知っている)人間こそが
社会不適応を起こすんだから
この世界の9割がたは亡霊たちが悪ふざけしてるに過ぎないんだろう。

というよりも亡霊どもばかりのさばっている俗悪な世界なんかで
真剣に人生なんてやってられるかよという怒りのスピードでチョッパーしまくり。

なんだかスレた感じがだんだん鋭くなってきていて味が出てきた感じがします。
792人形使い:04/11/19 03:40:43 ID:Te66p/g3
>>792
心配かけてごめんなさい!
今、悩みはございません。
ただ少しやるべきこととやりたいことがめちゃ多くて眩暈ぎみなのと
飲んで騒いでそのあとの孤独に少し感傷的になっていたが
ツープラトンであんな情けねぇ文章になってとろっと流れ出してしまったのです。
あと詩を書く集中力の欠如でフラストレーション溜まってるのもあるかも。

っつーか心配してくれて嬉しいぜーっ
自称なんて下らないついたては取っ払えよ!
人生いつでも上々だ俺たち!
yeah!
793人形使い:04/11/19 17:37:42 ID:Te66p/g3
炎で描かれた馬が駆けていく
星の光の原を
ニュートリノの蹄にかけて

鬣がなびいている
恒星の風に従って

馬は銀河のほとりで青い魂の焔を食む
生命の萌芽はわだかまっている
おしなべて沈黙している

そして馬は思惟を胎内に宿し
どこまでも馳せていく
暗闇の断崖や
宇宙法規の壁面までも

馬の背は美しく輝く黄金の炎に燃え
まばゆい輝きは火の子となって
少しずつ惑星にともる

そして私たちは夜空を見上げ
覚えの無い懐かしさに胸を大きく膨らませて
時空を駆けてゆく馬の美しい暗黒の頭蓋に思いを馳せる

巨大な望遠鏡の曇り一つ無い鏡面は不可聴のいななきで常に振動している
----------------------------------------------
惑星の運行の予測において多大な発見をしたケプラー
実は彼が求めていたものは天文学における数理的回答ではなく、『宇宙音楽』宇宙の法則を音律に変換して宇宙に流れている音楽を知ることだったと知り
オリオンの馬頭星雲の画像をぼーっと眺めながら書き殴りました。
いまとてもその音楽を聴いてみたいです。

―spiritualized "ladies and gentlemen we are floating in space"
794 :04/11/20 15:40:05 ID:jnaDUWkB
>>792
そうーかそーか、なら心配することなんてない。いつか会えたらいいね。
俺は安心して生理の来ない彼女だけに目を向けることが出来るよ。
でもレスアンカーを自分指定してしまうには意識の向こう側を見てしまった気がした。

楽しいことも辛いことも飾り付け無しで一言「よかった」と言えればそれでもう幸せなんだ。
約3ノットで推進するモーターボートを見つめて「あぁ落ち葉が切り刻まれてゆく」と呟き
モーターボートのドライバーににっこりと微笑んで「いい風ですね」と聞こえなくても話しかけてしまう。
この穏やかな秋の赤い日差しを被って暗くなるまでに彼女の俯き加減を
+45度の角度まで持っていき無理せずキス出来る姿勢に整えるのが今日の心。
人生は上々だ。立ち眩んで空のカモメが真っ黒に染まる川瀬の小さな家にて。
795悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/21 00:39:11 ID:uv3NAfm4
いいな、いいな、人間っていいな

暗闇の中には暗闇でしか生きられない生き物もいる
日光を嫌う微生物
光合成しない植物
目のない魚や昆虫たち
忌み嫌われた怪物達
感動する心を持つ人間が生み出した異界の住人
私はちっぽけな悪魔だけれど
光り溢れる世界が好きで、暗黒の夜も好きで
いつも一人で泣いたり笑ったりするのです

人間っていいな
796「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/11/22 20:45:16 ID:+tgb3tAE
「がらくた」

 季節の変わり目は
 心の変わり目?

 そんなことがあるはずもない
 もしそんなことがあるのなら
 痛みも苦しみも古くさい過去として
 がらくたと一緒に放り込むのに

 目をつぶれば蘇る
 すでに終わった過去の恋
 目を開ければ現実が
 ちっぽけな心を翻弄する

 誰が言い出したのか
 「恋は人を美しくする」
 これほど恋が辛いのなら
 私は綺麗なんかなりたくない

 人の好意など欲しくない
 そんなに良い奴なんかじゃない

 恋心なんてがらくたと一緒に放り投げてしまえ
797「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/11/22 20:47:31 ID:+tgb3tAE
ほろ苦いスープを作ってみました。
ちょっと苦みが強すぎたかもしれません。
痛みが伝われば成功って感じです。
798人形使い:04/11/23 16:29:34 ID:bXXfgzHe
>>794
独り言永久再生みたいな。。。

そうか  さんは今何か人生が変化していく起点にいるのかもしれないのかー。
その美しい整備の作業
ふたりのモーターボートが走り出すまでの時間が
羨ましいし、喜ばしい☆



―  さんをはじめこのスレッドを覗いてくれている方々へ―
(一応いたずら防止のため)仮のアドレスをお教えします。
[email protected]
ここで巡り会った『縁』を大切にするために。
興味あれば気軽にどうぞ〜♪
799人形使い:04/11/23 16:50:23 ID:bXXfgzHe
>>795
禁断の果実を齧ったその日から
私たちにとりついた知恵という矛は
私たちからあらゆるしがらみを取り払う働きをします。

例えば海国の私たちでも
国の境目の大地に線など引かれていないことを想像することができるし
例えばアメリカ人が全て世界の警察然とした人間ではないことを想像できる
"Kill all hippies!"と歌うPANKSでもそういった考え方が可能であると知ることができる

だから何が言いたいかというと
「ある悪魔が自分の逃れられない属性によって他者を羨むという状況を悲しいと感じる」
ということなのです。
私は意思ある生命個体同士話をしてみたいのです!

よくわからないけど悪魔の呟きにそういう強い感情を持たされました。
そして私って自惚れている人間だな〜と思いました。

ふー。
800人形使い:04/11/23 17:25:51 ID:bXXfgzHe
>>796-797
人間は繰り返します。
そして少しずつスマートに生きていけるようになります。
けれどそういった先を見越して
遊ぶような感覚で生きていても多分何も得ることはできません。
いつも後先見ずに本気でぶつかって
痛い目見て
心の底から悔しい涙を流したりして
そういった突撃だけが
それでも折れることの無い精神や信念だけが
何かをなすことができる。
何かを得ることができる。
だから誰かを本気で好きになるってことは
やっぱり美しいことで
少しくじけてしまった主人公が投げやりに思い出を振り返ったとしても
私は「いい経験じゃないか」といつでも言うだろうし
主人公が立ち直ったとき
「君は美しきなったね」と大きく笑って言うでしょう。

だから私は痛まないし恐れません。
この苦味、旅を続ける上でのいい気付けになりましたよ〜♪
801人形使い:04/11/23 17:29:19 ID:bXXfgzHe
私は『信念』の盲信者なのです。
それはおそらく若さゆえに。

訂正>800
下から3行目 「君は美しき〜」⇒「君は美しく〜」
802悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/11/24 00:32:12 ID:wibO8cyo
どうしてでしょうか
いつもこれで終わりって思っても
ひょっこりと言葉が湧いてきます
ねこさん
いつもこれで最終回だと思って書いているのに
いつのまにかまた書いています
どこにも居ないはずなのにねこさんは私の頭の中で
本当の猫みたいに突然いなくなったりひょっこり現れたり
もしかしたらどこかにいるのかな
ねこさんの鳴き声が聞こえる気がします
そらみみだけれども
803人形使い:04/11/26 13:40:23 ID:+QLh8jUY
>>802
何かがぼくを駆り立てるから
ぼくは真っ白な紙の上に筆を走らせる

何かがぼくを駆り立てるから
ぼくはお腹の底から声を出して歌う

何かがぼくを駆り立てるから
ぼくは弦の間を滑らかに指を走らせる

何かがぼくを駆り立てるから
ぼくは愛撫するように粘土をこねる

そうして作品ができたとき
その何かが嘘なのか本当なのかはきっと問題じゃない。
そこにその何かが実在しているのだから。
ねこは鳴いているのだから。

物語はきっと終わらないし、いつ終わってもいいものなのだと思います。
804人形使い:04/11/26 13:49:09 ID:+QLh8jUY
あぁ
きっと私はひどい文章を書いているに違いない!

今私がいるステップの最後の試練へ向けて
一日中そのことに取り組んでいて
何せ扱うのが理論的な文章ですから
私の頭の中はつまらない着実な段階を追っていく思考だけなので
柔らかい言葉の栓が完全に詰まっていて
心身は毎日リズミカルに活動しているので元気一杯なのですが
どうにもこうにも書き込む気力が起きないのです。
想像が涌かないのです。
生返事や遅刻にしばしの間ご容赦ください。

ううう。。。
805 :04/11/29 23:17:00 ID:aJPcyVkF
ターンレフト

グネグネ動く玩具の蛇の それ以上開かない口にティッシュを押し込んで拉致監禁
モグラが自分の作るスクランブルエッグに挟み込まれ サンドイッチ売り場に並ぶ時間は
今から換算すると日めくりカレンダーの16枚分に匹敵する そんな大きな月が見える夜は
君と二人でキャラメルの包み紙の中で撫で合い我先に捨てられたい
コンビニエンスストアの前の「燃やせるゴミ箱」の自由な空間に幾つもの流星を眺め
ポッカリ空いた捨て口の向こうに広がる 真っ白な世界についてカモメの声を聴き
誰かもわからない人々の足に訳もなく怯え 恨み 好意に甘える
そんな必ずしも幸せになれるとは思えない世界へ飛び出し マイフロンティアへと向かう
たなびく トイレットペーパーの旗を掲げ なじめない集団と 足音、辻褄を合わせ
一斉に右を向く 左を向く それは朝のラジオ体操
寒さに身を縮め 雨には傘を広げ 匍匐しながら先々をカレイドスコープに突き刺し踊る
君と一緒に居られない夜にたった一人でフィーバーを飛ばし 電波に頭をやられていく
切ない回復にやるせないそんな時には 集団から目をそらし左に曲がれ
路地裏でもトイレでもいいさ コンパスが壊れてなければ
きっとそれはフロンティアを指しているのだから
806「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/11/30 21:17:55 ID:KB0ZUjPz

「大漁」

 夢心地で街を漂ってたら
 真っ赤でハートな恋心が
 魚のように踊ってた
 たちまち街は桃色で
 怠惰な気分もとんでった
 今から俺は生粋の江戸っ子漁師なめんなよ
 腕をまくって3年ぶりの網をしっかと握りしめ
 目指すはハートあとは雑魚
 あまーいお菓子を餌にして
 細工は重々果報は寝て待て
 網にはハート色々と
 赤やら黄色やらピンクやら

 今日のご飯は刺身で決まり

 真っ赤なハートを薄めに切って
 小粋にお皿に盛りつける

 わさびをのっけて醤油をつけて
 つるっと一口やわらかい
 あまーい香りが口の中に広がって
 初雪のように解けてゆく

 やっぱり刺身がいちばんだ。
807「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/11/30 21:18:59 ID:KB0ZUjPz
醤油とわさびでつるっと食べたい衝動に駆られました。
808人形使い:04/12/01 12:16:04 ID:9K0uCBSD
>>805
ごちゃっと溢れかえっている言葉は
物質文明の極みの都会の縮図
でもその中でジャンクたちが語るおとぎ話は
美しい雑音に満ち溢れた
いまだかつて誰も語らなかった
きらりと輝く小さなフロンティア

実際この詩ときたら
まったく現代的で混沌としていて
実に私たちの時代の聖歌で
素晴らしい未来への橋頭堡なんじゃないかと思います。
最高!
Marvelous!!
809人形使い:04/12/01 12:26:48 ID:9K0uCBSD
>>806-807
恋漁師
大漁だなんて羨ましい。
投網で一気に掬い取るなんてファンタジー。
なるほどすなどるものなのか恋は。
底引きしたり
一本釣りだったり
罠仕掛けたりするのですねー
納得。

そして甘いハートを
わさびと醤油で苦味や辛味と一緒に食すなんて
まさに通ですね☆

すごく幻想的なんだけど
すごくリアルな重みがしっかり隠されていて
こういう物語はいつまでも聞いていたい気分になります。
ありがとう。
810悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/12/02 02:18:25 ID:iRISYRKU
ネガティブ・℃

見て見ぬふりをしてたから
自分に嘘をつくのが上手だから
自分をごまかすのが得意だから
孤独な言い訳ばかりを思いつく

空白さを酒で埋め 明日の糧だと言い聞かせ
無意味な事に金をかけ
真夜中に苦笑い 醜さぶ身震いする

言い訳ばかり思いつく
811人形使い:04/12/03 00:05:02 ID:Fm2rhmLZ
>>810
それが言い訳だと思うのならば
言い訳をやめて
本当にやりたいことを
『うまーく』やればいいのです
言い訳をやめた人生は必ず楽しい!
言うに易く行うは難し?
いやいや
難しいようで実は簡単なことっ!!
(と自分に言い聞かせるように)
812悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/12/05 01:01:23 ID:FEA1MHBu
感情をこめた君の瞳
高速振動する心の分子
人々を赤く染め上げる“ガバメント” 
ガバメント・キル・プロテスター
奴らの弾丸が空を裂き
世界の血液を干上がらせる
だけど誰も気が付かない
そいつをつきつければ人は喜んで金を出す
ガバメント
そいつが欲しがればどんな手段もいとわない
ガバメント
全てが燃え上がるその時まで

you can kill the protester but you can't kill the protest.
813人形使い:04/12/07 06:21:01 ID:hkbewEGV
朝焼けは
わたしの頭蓋の半球を縁取り
紫の炎を戴冠させる

冷気は
一晩かけて天を研磨し
つややかな空に
星は最後の一光を潤む

夜明けの大気に
満ちている予感は
細胞に漲り
わたしは透き通り
頭の裏までも見ることができる

こうして皮を脱ぐように
刻々とひとは移ろいゆき
ひとは何も変わらぬまま
そこに立っている

そうしてこの朝を
わたしは生きている
814人形使い:04/12/07 06:56:55 ID:hkbewEGV
>>812
私たちを良く分からない道理で拘束しているものへの
とても生々しい事実による抵抗

きっと一番要の問題は敵の所在
からくりの公式を素直に読めば
責任は抵抗者の上に降りかかってくるのだけれど
実際のところは確実に主導権は一部の人間の手中にあるということ
このからくりを逆手にとってきゃつらを追放するもよし
もしくは直接真っ向きって矢面に立つもよし
そう粗筋はもう見えていて
あとはピープルパワーの覚醒を待つばかり
いつでも未来っていうものはそんなに悲劇的じゃないのです
815人形使い:04/12/07 14:50:27 ID:hkbewEGV
わたしが徹夜明けのぼんやりとした頭で
下らない言葉を打ち込んでいる時間
いとこの兄ちゃんが
バイクの事故で亡くなっていました。
こういうことを公共の場で述べるのは
不謹慎にも思えますが
わたしは一人でも多くの人に
わたしにはいとこの兄ちゃんがいたということ
そしてその人が今朝亡くなったということを
知って欲しいと思いました。

ひとが生まれたり
亡くなったり
そういう事件にであうと
自分が今必死になっていることが
いかに些細な事か思い知らされて
生きているんだからいいじゃないかと
いつも思わされます。
先立った人や
新しく生まれてきた仲間に
わたしは生かされているのだと思います。

兄ちゃんいろいろありがとう。
おやすみなさい。
816悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/12/08 12:42:54 ID:ve/3Z2cg
私の小さな脳のシナプスに書き加えておきました
その方について悪魔が語れることは何もないです
ただそれだけしかできませんが
情報の海の中に置いておきます
817人形使い:04/12/08 21:17:40 ID:lViUSZnx
悪魔さん、ありがとう。
818 :04/12/11 14:44:02 ID:1AFCjd4o
ごめん。通り過ぎてしまって。正直僕は目を背けたかった
僕はその人の名前を知っているわけじゃないけど
君のことは知っている。ただそれだけの接点だけど
それは当たり前じゃない事実になって、僕は悲しくなった。
繋がっていることは大事だね。覚えておくよ。お兄さんと、この気持ちも
819人形使い:04/12/12 01:36:01 ID:aBZvFFiD
>>818
空欄さんありがとう。

本当にいろいろなことを思いました。
兄ちゃんのことを考えると悲しくて惜しくてどうしようもないし
そこに立ち会った自分としては何かあらたまった思いがしています。
誰かが亡くなるということは
残る人々を生かすことなのだと思います。
私は兄ちゃんのことを知ってもらって
その火を分けたいと思いました。

人の繋がりや
人が生きていること
そして死んでいくということは
素晴らしいことだと
あらためて強く思います。
820人形使い:04/12/12 01:44:22 ID:aBZvFFiD
―詩人吟じて曰く

迷うのではなく
衒うのではなく
あるがままを
わたしは歌う

自分に酔うためではなく
人に誇るためではなく
胸に秘めた深い想いを独り呟くために
わたしは歌う
821悪魔  ◆UdDeviLKPI :04/12/13 02:11:54 ID:Cyj/HPbY
monday listen to the anti-flag
tuesday listen to the void&gang green
wednesday listen to the crass&conflict
thursday listen to the minor thereat

NO ROCK! NO LIFE!!
YES! I RESPECT!!!!!
転げ回るような日々に少しずつ見失っていく
永遠と誓ったはずの衝動
荒ぶる川のように 削られていく

monday listen to the motorhead
tuesday listen to the black sabbath
wednesday listen to the mc5
thursday listen to the ac/dc
NO ROCK! NO LIFE!!
YES! I RESPECT!!!!!
責め立てられる日々に徐々に削られていく
永遠と誓ったはずの感情

歌を聴き涙する心 他に何も要らない
金も酒も女も 全て霞んで見える
この鳥肌起つ衝撃は何者にも返られない
822人形使い:04/12/14 01:08:37 ID:82jLGRhC
shoot speed

パイロットランプに吹く風の手の届かない楽園の容積を
今夜みる夢は
虹色のガラス球に幽閉して
街の灯を見下ろす高度へ打上げる
823人形使い:04/12/14 01:36:18 ID:82jLGRhC
flanger

大きな刷毛を手のひらいっぱいで握り
あたりに飛び散る飛沫に目もくれず
標識という標識を白いペンキで塗りつぶして
闇を殺すように夜を走り抜ける

口元を袖で拭う仕草に代表される活力と反抗

よく晴れた日には
幹の太い樹にしがみついて木漏れ日迷彩を体中に施し
息を潜め
風の日には
たわむ金属パイプの響き渡る音を追いかけて
哄笑し
地平線を何本も何本も踏み越えて旅をする//
824人形使い:04/12/14 01:37:02 ID:82jLGRhC
//
沙漠をあまりに長く歩くと
ひとは
うずくまる砂丘を踏み崩すブーツのベルトの先までも
めいっぱいの密度の砂塊に変質してしまう

砂塵にたなびく砂の外套は乾き果てた音を立て

やがて緑青の湧いた瞼で
繰り返しの部分に過ぎない瞬きをしたとき
それはカオティックな奇跡の滴を落とし
一面の砂の海には
膝あたりの高さまで透き通った水が満ちていた

水の中には沢山の双葉を吹いた種子が漂っていて
世界には瑞々しさがひしめいた

ようやくうるおったからだは
くらげの傘のように透き通り
からだの中を自由に波打ちうねる水は
まぶしい太陽の光を乱反射して世界へと広がって空間を満たした
825人形使い:04/12/14 01:39:39 ID:82jLGRhC
ざぶざぶと清明な水原をどこまでもどこまでも歩く
826 :04/12/15 00:13:03 ID:LdYVszro


風が舞う 枯れた紅葉を掻き分けて 乾いた雪のようなその風は
ジャケットの隙間から 用もないのに流れ入る
天然氷を窓にして 見渡す限り透明で鮮やかな山々
用もないのに枯れた葉っぱが 枝にけなげに立ち尽くす
煙草の煙を倍にして 僕は今 山上から眺める冬に凍り付いている


人形使いさんメール来てます?
827人形使い:04/12/18 18:31:26 ID:BCl8VN8E
クーロン
ぼくが場に起てたさざ波はとことこと空を歩いて行き
鉄塔に腰掛けて道草を食べている

―わけではなくて

試練は大口を開けてぼくに分配された時間をむしゃむしゃと食べてしまい
途方に暮れたぼくは夜空に手を伸ばして
手の中の小さな送信機からSOSというつぶやきを発信するのがようやくなのです

ふー。
もうなんか落下法則式に増えるやるべきことと限られた時間
どうにも割り切れないのです。
色々お返事もう数日したら大きく深呼吸できるので…
828人形使い:04/12/23 03:16:00 ID:7q51z4Qr
>>821
衝動は蝋燭の炎ではなく
それは潜伏すれどいつ何時も復活する永遠の焔
感情は磨耗する刃ではなく
それは鞘に納まりはすれど万人を切りてもこぼれること無き刀
Bobbyは言った
「ROCK'N ROLLは俺達の夢の武器」だと
伊達じゃねぇんだ
俺達ROCK中毒は

それにしても選曲noisyな☆
829人形使い:04/12/23 03:20:56 ID:7q51z4Qr
>>826
凍ってゆく風景の中に一番冷たい温度で閉じ込められている主人公は朽ちることの無い澄んだ詩想の白い息を吐く

印象画家

ラインくぐって目前に広がるメッセージ接続されているのは端末を越えてmind オーヴァ
830 :04/12/24 00:31:38 ID:uU77lfW8
幸せ

幸せの真ん中にある隙間は自分の胸を指したときに空いた穴
誰だって殺してるんだ 完全犯罪者は世に蔓延っていて また殺すだろう
またがって打ちのめして 時には銃を用いてスナイプする
ほら 開いた胸の心臓が脈々と・・ 鼓動がウーファー通じて悲しく聞こえてくるよ
生きることは殺して殺されることだと そう俺の魂が頭をもたげ呟く
シーラカンス 彼らは何故生き続ける? 水に埋まっている山と陸しか知らないからなのか
全てが殺意の塊だと知ったら 途端に背中は楽になり 前に出た胸は締め付けられる

ナイフを握って振り回せ 亡霊がいるんだ
泣いた怒りを喚き散らす犠牲者と昔に埋め尽くされる脳腫瘍
EXIT!自分の胸目掛けナイフを突き刺す 海に帰りたいんだ
願いは叶う 穴に入り込む塩水と空気に 快楽を味わい吸い込まれる

例えば君という海は殺してやりたいほどに優しかった
君を永遠に愛することを日本全国民に誓えば
きっと君のことが嫌いになるだろう
831 :04/12/24 00:43:31 ID:uU77lfW8
二連目、「泣いた〜」と「EXIT!〜」の行の間に挿入お願いします。

虚しさの汗が身体を追い詰めてくる 自分が俺の味方ではなかったことに悔しくなって
思わず叫ぶ やおら明日を蹴って だらしなく伸びた服を破って
832人形使い:04/12/26 21:29:09 ID:9hNUa8IZ
>>830-831
私たちはいつも動かせない事実に悲嘆する。

容姿、生まれ、性格
そして幸せさえも傍観してしまえばそれは空洞に見える。
魚になりたい
煩悶から解脱してただ生きたい

しかしその生々しい渇望こそが詩を描いていて
望みが実現した先には詩をうたう魂は存在し得ない

道を模索する思考はどこまでも未完成な輪をなぞってゆく。

どこまでも反骨していくこの魂こそが
己の性質をを異物と捉えてしまう神経質な存在こそが
深い洞察を表現を為しえるのだから
私たちの魂はどこまでも因果なつくりをしているらしい。

幸せというキーワードに幸せを見出せないこの懊悩!
833名前はいらない:04/12/26 23:20:50 ID:6aT9XlVs
太陽に照らされる今日が在り
また、雨に濡れる今日も在る

そんな毎日がただ積み重なって
いつしか今日は錆びてしまった


なんてことにならないように来年は過ごしたいなあ(23歳会社員より)
834人形使い:04/12/27 01:01:20 ID:HUL/v6X6
>>833
おっと同年代☆
来年は私も仲間入りです。
やるべきこととやりたいことの両立充実これ肝要!
平日はバリバリ、休日に野心を燃やして、来年はそんな一年にしたい!!
うぉーーーっ!!!と宣言。

でも寂寥の化合している"錆"という表現、魅力感じてしまいますね。
そんな境地に至るにはまだ若すぎますが〜
835名前はいらない:04/12/27 23:47:07 ID:Q6/pooYM
今年最後の満月を肴にして、
一つ詩でも吟じようかななんて。

今年あったことだとか
来年したいことだとか
小洒落た言の葉に乗せようかななんて。

かじかんだ手に息を吹きかけて
ハァー ハァー フゥー フゥー
それは温まりたい故なのか
それとも無意識に出てゆく溜め息なのかななんて。

白く立ち昇ってゆくこの吐息は
いつものタバコの煙よりは
少しだけ温かくて
少しだけ寂しくて。

今年という一年は
この詩のように
何を言いたいのか
何をしたいのか
自分でもよくわからなかったかななんて。

オリオン座もふたご座も
そしてこの僕も、
いつもより元気なうさぎの餅つきを
ただいつもと同じように
ただいつもより少しだけよけいに輝きながら
静かにながめている。
836人形使い:04/12/28 11:39:53 ID:GLRVYC+f
時というものは私たち物理現象を媒体とした流動する観念であり、それは切れ目無くどこまでも宇宙の存在に従って連続している。
みずからの尾を咬む蛇のように。
だから区切りのつけられないぼんやりとした靄のような物思いはたぶん正しいから。
息を吸って、息を吐いて
そして夜空を見上げた瞬間という永遠に切り取られた時間もまた魂の籠の中の標本として正しく、そして美しい。
そういうやり方でぼくは風や波を言葉の網で掬い取っては閉じ込めておくのである。
詩という標本。

-------------------------------------------
ごめんなさい。なんか返事にならない独り言でした。
来年はなんかいいことありますように☆
837人形使い:04/12/28 19:07:26 ID:ITy9SiDD
>836は>835
838身裂妃 ◆qt390KPQ/U :04/12/28 21:21:18 ID:yebb8EgQ

今朝は白い世界にびっくり
懐かしい人に話しかけてみた
白い声はふわふわ昇って
雲に溶けたと思う
だから多分聞こえたと思う




839「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/12/28 21:26:00 ID:K6apRjqe

 にゃ〜ん。
 ごぶさたして申し訳ないにゃー。
 新米猫(生後2・3ヶ月♂)が来がくるわ
 月逆は就職のために資格取るんだって勉強勉強騒いでたりで
 とても、頭が混乱してたらしいにゃ。

 にゃーは三日月の弓から放たれた
流れ星を追っかけるのに必死だったにゃ。

 見つけたんだけど、狐さんが欲しいって言うから
 三ヶ月分のカリカリと、どんなところでも暖かいお布団と
たくさんのおもちゃと、足が速くなる薬で交換したにゃ。
 他にももらったけど長くなるので省略。

 あ、店長にお土産。

 ルビー色をしたあめ玉。
 これをなめると身体がぽかぽかしてくるらしいにゃ。
 あと、素敵な夢も見られるらしいよ。

 ここに追いとくね。
 にゃ〜。
840「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :04/12/28 21:30:31 ID:K6apRjqe

 にゃ〜ん
 あ、月逆が店長に見てほしいって伝言されたんだった。
 まったく、猫使いが荒いにゃー

’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’’
「キャンパス」

 真っ白なキャンパスを黒く黒く塗りつぶす
 人生に目をそらすように背を向けて
 静かに目をつぶる

 幼い日のあのころ
 優しい面影

 風の声をいつか聞くことができると
 信じていたあのころ

 真っ白なユニコーンが
 淡い色の光をまとって
 窓を開けて待ってた日

 振り向けば
 黒いキャンパスが目の前をふさぐ
 恐怖と不安をともなって

 時には力を振るって
 切り裂いてしまうものもいるという

 華やかに優しげに
 塗りつぶしてみませんか?
841人形使い:04/12/29 16:33:05 ID:KjBXvjjt
>>838
もしかして銀世界
我が家はようやく今朝明けて
雪って温度や音を消し去る効果があるような気がします。

その声、含む雪の結晶ひとつ、懐かしいひとに降って、解ける瞬間囁く

その淡雪の論拠は雪の結晶の複雑幾何に基づいてて、だから大丈夫。
大丈夫。
842人形使い:04/12/29 16:54:05 ID:KjBXvjjt
>>839

おかえり。
この雪の中そんなに沢山荷物を抱えて大変だったろうに。
さあさあ
この店でゆっくり暖まって
その愉快な旅の話を少しずつ詳しく聞かせておくれ。
おっと気が利かなくてごめんよ
まずはこの温めたミルクをおあがりなさい。

>>840
ところで猫、帰るときでいいからひとつ頼みを聞いておくれ。
この返事を月逆さんに渡して欲しいのだよ。

「お疲れ様月逆さん
 私のお店は人生を旅する詩人のためにいつでも門戸を開いていますよ。

 『あの頃』の感覚を思い出すとき
 あなたはもう風の声を聞き
 ユニコーンとであっているのです
 世界というキャンパスそのものは常に無色で(それは白ですらない)
 ひとの思うままに切り替わってゆく色

 真っ黒になってしまったキャンパスを
 白く塗りなおすことも出来るという発想は
 たくさんの人に優しい言葉だと思います
 素敵なvisionをありがとう
 またのご来店心待ちにしております

                              ―人形使い     」
843人形使い:04/12/29 16:57:58 ID:KjBXvjjt
1.フィラメント交換

セメントの重たい河の上をちいさな太陽がさーんさーんと淡い音(ネ)をたてて転がり落ちてゆく



処理:新しい光源への切り替え、旧光源の破棄

夜を延べたフィルムを一枚歯噛みして吐いた息をガラスの筒に詰める
ちらつき
どうやら書籍判読時難あり

明滅する旧式ゼリーフィッシュは澱みに管を詰まらせてもはや発光は縮退
やわらかな沈降
沈黙
ゆるやかな蒸発
やがて時は残骸跡形なく拭い去るだろう



セメントの重たい河の上をちいさな太陽がさーんさーんと淡い音(ネ)をたてて転がり落ちてゆく

ぼくはほんとうはああいう光源が欲しかったのだ

対処:そして果てしない追跡


844人形使い:04/12/29 16:58:26 ID:KjBXvjjt
2.被写体

宵の嵐には龍の風体を与え、焼却炉の変成したブロックを削りだし雨水で溶いて塗れ


845人形使い:04/12/29 16:59:03 ID:KjBXvjjt
3.

 漂
  う




    漂
     う




         漂
           う





砂をこするように歩く
 砂は包むように窪む

  私は流木のように
 乾いた口笛を吹く





846人形使い:05/01/01 01:24:35 ID:yPFOXEMm
門松客待つ日本酒店主年明け店開けごあいさつ〜

明けましておめでとうございます。
今年も当店をよろしくご愛用ください♪

―店主敬白
847悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/05 01:19:37 ID:0Ps8/j+4
SOS 景色は全部闇で
SOS 得体の知れない所に出た
SOS 僕は今一人で
    温かいバスタブの中
    違和感と共に沈み込む
    砕けた右腕で弾いておくれ
    見たこともないパンク・ロック
SOS 胸一杯に2ビートを飲み込んで
SOS 後ろ指刺す奴らを睨み
SOS 深夜の町で馬鹿笑い

なんだか無性に なぜだか全てに
中指を突き立ててやりたい 
848 :05/01/05 11:28:33 ID:BS5eV8uD
今年も度々お邪魔すると思いますので。一つよろしくお願いします

>>846 僕は電気ブランにやられました。新年早々最悪ムードでこれはいつものBGM
>>847 門松が中指に見えてきて、殴りかかろうとしたけど痛そうだからやめました。
849悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/06 16:14:06 ID:qOX6QVx7
wi usquaebae, we'll face the devil
暗闇が不安な夜は大好きなウイスキーを飲む
飲んだくれに明日はいらない
今とにかく笑っていろよ
afore ye go 
旅立ちの日の前に
君があの時の情熱を失わないように
TAKES OUT THE FIRE but LEAVES IN THEWARMTH.
850人形使い:05/01/07 15:35:32 ID:IrNgLUxc
>>847
暗がりのバスタブで怒りの重みに沈む彼は死のイメージが纏わり付いている
多分切った腕から流れ出す憎悪は無尽蔵で、それは救いの道じゃないのに

破壊の感情を燃やし尽くすためにギターとビートが存在するんだという伝説をぼくは信じる
851人形使い:05/01/07 15:39:22 ID:IrNgLUxc
>>848
レトロなお酒の香りは名前からも漂っていて
やられた=痺れたんだろうなぁーっと空想が楽しい
正月始めのぐったりモード
物事はきっと、いつも、そうやってだらだらとしたやりかたで連続しているのですよー

賀正
852人形使い:05/01/07 16:02:44 ID:IrNgLUxc
>>849
夢を見るために
俺は酒を飲む

この手に掴むものはすべて泡に過ぎない
だからその表面の七色を愉しむ為に
俺は酒を飲む

焼け付く喉は情熱の比喩だ
地を踏まない脚は若さの比喩だ

過去の幻にすがりつくために
生きないことを生きるために
俺は酒を飲む
853 :05/01/09 23:11:10 ID:AtCvphgQ
サラウンドディッパー

疲れ果てたはずの内臓が
こんなにも動いてる はちきれそうなんだbaby
バッタリ叩きつけて やがてグッタリlanding body
頭で走るのは無駄だから 繰り返すんだよ録音して
ah パラダイスにぶっかける 真っ白な血を

肉体のsacrifice 万年の大地に温度が宿る
殻が揺さぶられてもうすぐ産まれちゃいそう
左右に交互に君の顔がチヤホヤ
情けないほど狂っちゃってもう快感
殺されそうSurroundDipperに

代わる代わる単調な景色が写って
可愛そうなほど君が乱れて
シーツを肌を汚してくこのpotentialが
とても怖いんだ とても落ち着くんだ どっちなんだ
身体が分かってても僕だけは分からないよ

殺されそうSurroundDipperに
854悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/15 01:07:55 ID:MqwAr3n1
永劫を押し包んで
コンクリート色の夕焼けの空気の中で炸裂する
一種のメトロノーム的音響媒体
それは動物学的構成要素をもっていて
ひたすらに彷徨い、毛並みを乱すためにいる
たれた首は悲しくも 誇りを忘れない
彼らは犬なんだ
855人形使い:05/01/16 19:51:55 ID:m3MTJRg0
>>853
SurroundDipperいくら引いても分からずじまい
Don't think, feel itで突っ走る何かに追い立てられて
君が引き金なのかもしれないけれど
ノイズの向こうで囁かれている声は聴き取ることができない
分かるのは鮮やか過ぎる色彩とその毒?
856人形使い:05/01/16 20:00:33 ID:m3MTJRg0
>>854
単調に刻まれる炸裂音は野性であり狂気の誘因であり
コンクリートの色は閉塞と重圧の隠喩
ゆえに彼らは速く走り、ゆえに彼らは地を這う
しかし折れない牙
857 :05/01/17 00:14:13 ID:OuuxkKAF
>>855
Surround(周囲) Dipper(侵すもの)
スペル間違ってたらごめんなさい。意味も曖昧
解釈としては俺を周囲から侵していくものと取って欲しい
意味合い考えず響きだけで作ってみました。迷わせて酢万です
858人形使い:05/01/18 19:03:08 ID:2MF7XOSe
>>857
いいえ私が英語さっぱりなのが悪いのです!

もうこのスレッドも終盤だけれど
誰か他に批評・感想、書いて、触れてくれる人いないのかしらん?
859人形使い:05/01/18 19:06:37 ID:2MF7XOSe
試練一段落の弛緩は私を緩慢な壊死に追いやる罠の様に
と出てくるのは小説風の小難しい文章ばかり
ため息の白で塗り替えられる世界でもないのに!

−Broadcast "Pendulum"
860 :05/01/19 22:42:51 ID:UPkfuwKb
感想とかコンタクトは異文化人の僕にとっては無理難解!中南海!!
教えてティーチャー!!どうすれば人の心の一端が解るのっ!?
教えて暇人!!どうすれば僕はマスターオブライフになれるの!!
僕には他人の殺意しか感じ取れません!あぁ、この僕に死刑を!!
触れたい一端 体温計で測れる??傷を優しく撫でられるだろうか?怖いよ
861人形使い:05/01/21 12:59:37 ID:7AoZUdfN
>>860
多分わたしがいつも語りかけているのはわたしの中の幻
あなたが語りかけているのはあなたの中の幻
けれどもその輪郭くらいはきっとあっている筈と
やたらめったら射掛ける言の羽の矢

無理をして呼吸する道理はありませんよー
ただわたしが英語に弱いだけ。
それは言い訳のやり方で述べられていたのです。
862人形使い:05/01/21 13:00:44 ID:7AoZUdfN
詩は理の隙間に蔓延るものなのですか

底の抜けた壷のように

わたしは問いかけます
863悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/23 01:47:31 ID:dFNjrgqf
いつものところに書いてみました
酔いどれつつなので誤字脱字あるかもしれませんがご愛嬌で
なんとなく海と 私の感じる世の中と
似ている気がしたので

ゆらゆらと深海でうみゆりのように揺れていたい悪魔でした
864人形使い:05/01/23 20:40:14 ID:2sj9ZBqS
>>863
太古の甲冑魚や深海の奇怪な生命や
とても鮮やかにグランブルーのパノラマが広がりました。
皮膚に風の動きを感じるくらい。

いつもの内に沈み込んでゆくのとは異なっていて
その色彩の広がりはとても美しくて眩暈がします。
リュウグノツカイなど深海魚の造詣が好きな私にとってはうっとりこの上なく。

結末は一見悲劇でありながら
なぞらえられたダイナミズムによって神々しさを感じました。
とても深くて大らかな物語。
本当に素敵だと思います!
865悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/23 22:45:59 ID:Eo4RVxzt
アルコールを過剰に摂取したとき
わたくしは二通りの反応をします

ある時ははしゃぎまわり 歪んだ声で歌ったり
駅前のストリート・ミュージシャンと一緒に叫んだり
ある時はひどくシリアスになり、世の中の周り方に
どこかで回っている歯車のありかたに疑問を抱き
パンクロックを聴いて やっぱり騒ぐのです

世の中は魚のいる海にも似ています
メディアに露出する、我々が普通だと感じている人々は
キラキラと光り輝いておりますが
すこし潜れば 獰猛な肉食の魚たちが歯を鳴らし
底辺にいたれば過酷な生存競争がまっております
それは一人の人生のようでも、
人類そのもののようでもあるのです

さて、一丁騒いできますか ぴゅー
866人形使い:05/01/25 12:56:47 ID:ToHtgPLN
>>865
悪魔さんの文章にぼくは悪魔さんの中で何かがほぐれたのを感じています。

そして見えてきた風景はぼくがとてもよく知っているもので
皮膚感覚が近いということで、きっと感覚的嗜好が近いのだろうし
だから好む音も近似しているのかなぁとか勝手に思ったり。



⇒酔生夢死にわいのわいの騒いでゆけ 道は往路しか無い
867Mana魔名:05/01/28 16:05:56 ID:ayu7hrZy
詩を読みながら紅茶を飲み 心の中に言葉を蓄え
人が行き交う様をぼんやり眺めて天井を見上げる
のんきなものだ 彼は深海魚の流線形を描き始め
多少の光を織り交ぜながら深い蒼に思いを馳せる
いくつもの感情を水に溶かし 石灰色の雪に変え
料理が一通り出た頃には、コーヒーとミルクの景色
理由も無く感謝したくなって、北極星に祈ってみる
店先で寄り添い合う恋人達を微笑ましく思いながら
868人形使い:05/01/30 09:14:31 ID:qdZ14N4r
>>867
あっと驚くお客様 ともあれどうぞごゆっくり
りょうりは何にいたしましょうか 各種揃えてございます
がらすのらんぷに火を入れて 趣向を凝らしたおもてなし
とおく広がる丘に月 窓際席へとご案内
うれしいうれしいお客様 魔名さんどうもありがとう
869人形使い:05/01/30 09:51:22 ID:qdZ14N4r
『道[tao] effect』

整然と刳り貫かれた窓の間、とびとびに漏れている明かりや疎らに設置された室外機が積み重なって、聳え立つ
黒い水の跡は長く伸びている
その営みの銀河は世界の最果てに向けた巨大なサインに似ていた

光景からタオの揺らぎを受信
シナプスの間隙で太極がくるくると回る
細胞は直列してパルスは太り、霊性の宿りは強烈な増幅器となり、魂のちいさな起伏は波形を強めた
全身から放射する青紫のウェーブを空間座標、(どこにしようか。それじゃあ、そうだ、)鯨座に向けて収束して照射

透き通った奔流には沢山の粒子の小さなノイズが幾重も幾重も折り畳まれて格納されていて、それらの構造の単純なリフレインは複雑なリズムとなり、それは万物の深い扉を叩いた
音階はどこまでも続く螺旋階段の可聴域を、上から下まで、スレイプニールのように翔けた
やがて音楽は展開し、拡散し、あちこちで道草を食みはじめ、空間は隈なく埋め尽くされていった

//
870人形使い:05/01/30 09:52:18 ID:qdZ14N4r
//
鉄塔はわずかにしなってリズムをとり
ビルディングにずらりと張られたガラスは深い音圧に共振して小さな音を出した
街灯は明かりを微かに震わせて表情を持ち
夜に底冷えたコンクリートは仄かな体温を持った
樹は闇に枝を結んで茂り
さなぎの中の蝶々は新しい羽根の模様を約束された
星々はひっそりと光の涙を天空に流し
すべての人間が我知らずこころの奥で同じうたをうたっていた

何も変わらないように構えている宇宙の果てしなく長いコードはほんの少しだけ書き換えられたのだ
うたが一篇書き加えられたのだ
そして重力の水面はやっぱり相も変わらずしんとして静まり返っている

それでいいのさと、ひとり、お腹に抱きしめる温かくて柔らかいタオ
深く瞑ったまぶたの裏側で、世界が一つ生まれ、それはついえた
いま魂は馳せる時の蹄をものともせず、連なる山脈よりも遥かに高く隆起し、深遠なる宇宙に屹立していることが―


ぼくにはわかっていた
871悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/01/31 19:15:31 ID:5VwTzmCy
叫喚だけで綴られた僕の歌
背中に押し当てられた焼けこげたナンバー
唇を血に染めて死んでいく僕に
決定された猛毒を流しこまれ
死んだ僕に 死んだ僕に

意味のない塊をまとわりつかせる
こめかみに押しつけた敗北のナンバー
踝に鎖をはめられ死んでいく君に
決定された有罪を押し込まれて
死んだ君に 死んだ君に

両手を後ろに 抵抗する
腱を絶たれて 抵抗する
この手をもぎ取られても
この喉を潰されても
死んだ僕らは 死んだ僕らは
872人形使い:05/02/01 15:59:19 ID:ZMtYSAMP
>>871
力に物理的に捻じ伏せられる事や、肉体の消滅や
そんなことじゃ敗北なんて決まりはしない。
多分この世で一番モース硬度の高いもの、
それは人の意志であり、
よく鍛えられた誇りの剣は折れることは無く、
万難を断ち、
この世界で一番美しく輝く。

そういう信仰を抱く魂に私は敬意を惜しまない。
873 :05/02/02 01:03:32 ID:u93ZA5qV
よし、いきなりたまには気まぐれに真面目に!感想言っちゃうぞ。

>>869-870
むっは、いいね。出だしから人工物と宇宙の融合が見受けられて美味しい。
「透き通った奔流には〜」の連でこの詩の核が徐々に作られている工程を感じ、
「鉄塔はわずかに〜」でどんどん水を吸ってゆくスポンジのように
それらが膨らんでゆくと僕は受け止めた。ぐんぐん
音楽は人類の万物の宝庫だと、大それたことを言ってみる。
音を聞き、口を使い心で唱える人の歌は、全てを語っていそうな錯覚を
騙されやすい僕には神々しく見えて仕方が無い。

>>871
「I am a loser.」というものか。個人的に好きな言葉です。だって犬だもん!
それはさて置き、敗北のナンバーを刻印されるとは強烈だ。
そんなことされたら人生エバーギブアップですよ。でも敗北者は諦めない
「敗北者は弱者ではない。時として勝ち組を殺す。エバーをネバーに!さぁ戦え!」
ちょっと暑苦しい解釈になってしまいましたが、とても若く力強い歌だと思いました。Rock'nRoll
874 :05/02/02 01:13:56 ID:u93ZA5qV
戯言

コンパクトに片付けた音楽じゃ何も感じない
欠片を固まりにして 生まれ変われチルドレン
俺には何も見えなかった 俺には歯がゆかった
お前達の歌はどれもレプリカだ 畑を耕すことも大事さ
きっと生まれてくる時代が違ったんだと思う
生きててごめんよ 死刑は俺を対象とはしないだろうけど

だれも言ってやれないのは 優しいからじゃないんだ
875 :05/02/02 01:41:32 ID:u93ZA5qV
time

金縛りの現実を超能力で浮かして
消したり歪んだりさせる人々の心を
操りたいぜ 支配者の支配者は絶対だ
バスルームに転がる真っ赤な死体の
口にこびり付いたガムテープを引き剥がし
耳から吹き込め まやかしのドラッグを
死者の苦しみと我侭を 我が物に
のた打ち回る激痛は栄えあるロマンス
壊して作れ 金縛りは粘土細工

ここぞとばかりに時間をとめて
奴らの記憶に自分の名前を刻み付けろ
子供だましの壁を用意して Look!!
さも自分が破ったように 見せ掛けろ
全てはブラフだと知ったお前も
死者の生き血を啜り 超えろ
体重が空になったら飛べ 操ってやろう
じゃんけんして負けてもいいぜ 死なないなら
今度はテレパシーを使え そして後出せ攻撃だ
勝ったって嬉しくないなら真面目に死ね

時が止まれば誰だって悪さはするさ
お茶を飲むのは 女を抱いてからだって、な?
絶対神は死んでる 断言するから 平気だってば
人を殺せるのは人だけなんだ
時計を壊して 全員操れ 誰だって一日神様だ

俺はもうやったからな
876 :05/02/02 01:56:24 ID:u93ZA5qV
君が眠りにつくまで

今夜はおやすみ
月の光は君を優しく包んでくれる毛布だよ
おやすみ 可愛い君
真っ暗な夜空のカーテンは
明日の光を強くしてくれるから
今日は何を見つけたんだい?
大切に横に置いて抱きしめてあげて
君の部屋も眠りについて
静かに眠る君と同じ夢を見るから
おやすみ 夢で会いましょう
夢の中なら僕も ずっと笑っていられるから
877 :05/02/02 01:59:25 ID:u93ZA5qV
おぅぅぅ思わず別スレ用のも連チャンで投稿してしまった・・・
ごめんなさい。反省してます。
878人形使い:05/02/02 22:00:03 ID:OMWwY1pZ
>>873
おっほ、照れます。

>>874
違和感
なじめない、流行
すべてが表層の皮膜にしか見えない
深い河の流れに手を遊ばせて
思い切り皮肉ってやる

そういうblack rebel
879人形使い:05/02/02 22:38:30 ID:OMWwY1pZ
>>875
たぶん人に言いたいことを上手く言えない人ほど
時々思い通りの世界を空想をします。
「うぉぉお!何もかもぶっ壊してやるぜー!」って叫んで
そうやって溜飲を下げたら
びっと背筋を正しましょう!

とか学級委員長ぶってみたりして。
880人形使い:05/02/02 22:47:25 ID:OMWwY1pZ
>>876
星が語るのか
恋人が語るのか
どちらにしても心地よい
眠りの唄

>真っ暗な夜空のカーテンは
>明日の光を強くしてくれるから
この表現の折り目がすきです。

私にはちょっと甘すぎて痒くなってしまうなぁ。


>>877
いえいえ勢いというのは誰にでもあるもの。
むしろ最後の安息はあってよかったのです。
対比の効果で癒しいや増し、なんつって☆
881人形使い:05/02/02 23:54:51 ID:OMWwY1pZ
もうすぐ夜が来る

黄昏どき
誰もいなくなった道
稀に行き交う人影も表情はわからない

冷たい風の中
孤独に背を押され
明かりに
温もりに向かって足が急く
その感覚

どこまでもどこまでも温もりの近くを歩き続ける

そういう感覚を
黄昏の感覚を
生き続けている
882人形使い:05/02/02 23:59:21 ID:OMWwY1pZ
『抽象―壁』

力への永続的な抵抗

甘受の忍耐力
883人形使い:05/02/03 00:00:44 ID:lgAYjhsZ
『抽象―明かり』

永らく求めていたもの

唯一つの道筋
884悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/02/03 02:00:19 ID:ehFLaOPd
I am a loser I am a satan I am a Jesus Christ I am a me
今頃になって悪魔主義を掲げるバンドがいた
彼らは自ら悪魔と意思を通じる事によって神や規則といった
世のしがらみから介抱され自由でいられるのだと言っていた

騙されてはいけない ニューヨークのスラムで
不法住居占拠者として生きる彼らは おそらくは
リアリストでユーモアを理解していて ニヒリストだ
それは25年前にメタル・バンドが通った道で
みんなが大好きな単純なスカビートと大漁のノイズを交互に挿入する
彼らパンクスがいまさらやるのはそれ自体がジョークなのだ

だけど、様々な犯罪のような黒い世界のの中で
しかしたくましく生きている彼らの言葉は
恐ろしくリアルで力強く それは今日無き明日へ繋がっている
だから僕は誰を憎む事の無い悪魔で
人々の口元で聞き耳を立てて 人々の耳元にひそやかに喋るのだ
No Rock No Life.........you end up losing?
885 :05/02/04 07:58:07 ID:Of9U+RJC
空虚

空虚だ 空調設備のない部屋で苦情を嗜む
空虚の先には燃え尽きた黒い塊のような
欲望 ざっと一舐めした
子どもの頃に手に入れることの出来なかった玩具を
集めて一人で遊んでる 苦情
誰も居ない 一人も居ない モニターに写す人の顔は
玩具 土の中に埋まっていたカビ生えた人形
肉の爪を引き剥がして血を見ても
無色彩の目には何も映らない
空虚だ 口から首吊りの輪を吐き出して
私は天の神の左手を借りて首を吊る
運命の橋桁に書いてあるのは生き恥
僕はそこへ降り 首には輪を 空っぽな足を投げ出して
空虚 拒むこともない獄楽へ
886人形使い:05/02/04 16:41:22 ID:HLCD6aBK
>>884
空欄さんへの返詩の気もするけど一応。

信念というものは
時代遅れに見えて時流に潜伏すれど
そのときにこそ力強さは明らかになる。
いまこそPUNKはそれそのものであるということ。

なるほど悪魔さんのルーツを見てしまった。
887名前はいらない:05/02/04 19:09:37 ID:RzCWAXA7
「」
今日の空の綺麗さは
きっと眼の錯覚なのだ
こんなに鮮やかな蒼は
俺の眼がおかしいのだ
888人形使い:05/02/04 19:38:39 ID:HLCD6aBK
>>885
空虚っていうのは何も無い状態のことなんだけれど
それをその周囲を掘ることで
浮き彫りの形で明らかにしようとしていて
シーンがどれもすごくくっきりと立体的で
だからその結果あられてくる空虚も
とてもはっきりと姿を成している。

とても誠実に詩である言葉だと思います。
ちょっと胸が空虚さに疼きました。
889人形使い:05/02/04 19:49:40 ID:HLCD6aBK
>>887
単純に空のあまりの青さというものを表現しようという試み。
この一点突破、成功していると思う。
息を飲む有り様というのは
その疑わしさで表現されるものなのですね。

でもちょっと短いので
この美しい青色が世界に広がっていく様子が見てみたいです。
890名前はいらない:05/02/04 20:45:20 ID:Igg8RYBj
スレタイ いいですね〜
891人形使い:05/02/04 22:44:31 ID:HLCD6aBK
>>890
ありがとうございます。
宮沢賢治の「注文の多い料理店」からとりました。
>1にある通り店主の願いが込められています。
どうぞゆっくりしていってください。
892名前はいらない:05/02/05 00:18:12 ID:ilcwoGZ+
>>891
レスありがとうございます。
面白そうなのでまたよらせていただきたいと思います。
初心者ですが、よろしくお願いします。
893人形使い:05/02/05 08:23:23 ID:UF8OPzq8
>>892
こちらこそ!
894 :05/02/07 04:14:15 ID:s37YPB2q
>>881
人は安心したい。それがどんなに孤独だとしても
大勢なら確かに安心だよ。でもね、疲れるよ
だから、冷たい布団を自分の体温で温めて眠りにつくように
自分だけで安心したいと思う事だってある。あぁ一人でも生きてるんだと再認識したい。
トカゲの尻尾は抜けてもグネグネ動いているように。それだって足が生えれば立派な生き物だ。
幽霊の幻に殺されそうになってもマインドでカバー、アンダーカバー。

>>882
イライラニコニコ(^^^)
これは大人の掟。すっごく辛そうだ。でも憧れでもある
単位不明、厚さ20のお高そうな壁

>>883
そういえば「この道を行けば どうなるものか〜」って
アントニオ猪木が引退したときにリングで言っていたね
この言葉もそれに近いんだけど、また視点が違う気がする
何かに塞がれているのか迷っているような。多分、希望を求める若さだ
・・・なーんて俺だって若いじゃねえかよ!だからMOOわかんねえぜ
あー足の裏まで汗が出てるYO!「饂飩花梨等、食べようか」 はいどうも
895 :05/02/07 04:21:42 ID:s37YPB2q
>>884
悪魔主義か。そういう人達の音楽は聴いたことないけど、どんなんだろ?一度聴いてみようかね
僕はドッチかって言うと「自分主義・殺意思想」なんだけど。はいはい強制退場ね、スイマセン
チョットおふざけが過ぎた。
音楽は力だね。強いメッセージが正直に聴こえる器官から入り込み、心を均し時には壊す
「俺はクズだ。だけどお前らよりか自分らしく生きてるぜ」
それを聴いた奴らは彼らのように成ろうとするか、耳栓をする。
いつでも飛べるよう準備に明け暮れ、突然居なくなる猫のようにどうなったかわからない。
道で寝るのか電柱によじ登るのか、あるいはインドに行くのか。Born to be wild.
シュールな事実だよ。若い音楽&若い血
理解の擦れ違いなら申し訳ない。ケンカもする

>>887
俺もそう感じたことあったよ!しかし目のせいにしちゃいかんな。
あの空の色は君の心だったんだ。自分を大切にしてください。
驚きと感動がはっきりわかる素直な言葉。


どの料理もなかないけるね。むしゃむしゃ(夜食)
896 :05/02/07 04:32:30 ID:s37YPB2q
感想ごめん遊ばせ。ゲームなんかしてないで外で遊んできなさい!!
いや、いつも御世話になっていますので。それに以前余分に作りすぎたし
手前の勝手にお任せグルメガイドで恩返ししてみました。はいどうぞ
897人形使い:05/02/07 22:00:15 ID:gssDPGW9
>>空欄さん

言葉を呼吸/吐き出したら/吸って⇒endless

自然体の呼吸法。
いま空欄さんからチャクラを感じます。
898悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/02/08 17:28:21 ID:jukaADi3
衝動は俺の糧
中指を突き立てる
俺の心はリアル?

かみ砕く朝は
唾吐き叫ぶ
目を剥き散らす

唇噛む
黒い過去は
渦巻く音にかき消して

今は前だけを向いていよう
灰の中に残る意思だけを信じよう
899 :05/02/09 19:41:41 ID:pxXjqXrl
>>898
鉄を食え、飢えた狼よ(by尾崎豊)
髪神噛み砕くのはとっても美味しい煎餅でも辛いときすらある
血の出るほど唇を噛む。栄養の再確認
くそったれの人間どもにファックポーズを決め
自分は腐った目でウドンすら噛めない。
やるせねえぜPeople&mine.
抒情的に文字を乱作したり、かもめかもめを歌ったり
何で全員死なないんだろうなんて考えたり、
煙草のフィルターを分解して羽を作り、飛びたくなったり
くだらないことに腹を立て、無力な自分を装ってくたびれたり
それが人間。かな
900人形使い:05/02/09 22:08:52 ID:ixWAQkzF
>>898
前を向いて歩いているときこそ
反骨心は本当に強い牙であると思います。
ぐちっているだけではただの言い訳にも見えてしまうけれど。
構えの問題。
背毛を逆立てて目を、牙を剥け!
901人形使い:05/02/09 22:14:02 ID:ixWAQkzF
>>899
破壊衝動と諦めに似ている優しさと。
その矛盾する諸刃を抱きかかえていられる人というのは
誰よりも自由で
まあ誰よりも孤独なんだけれど
誰よりも伸びやかな手足で
ひとびとと一緒に歩くことができる。
微笑みながら。
902悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/02/13 01:16:02 ID:wJDIwckx
この胸の熱さを
どう表現しようか
気がついたら血まみれの拳
強く握りしめて真っ青に
いびつな前歯の形に凹んだ唇
音圧で挽きつぶした
己の醜さ

感情を焼き殺すパンクロック
焦燥をかみ殺すパンクロック
妄想を絞め殺すパンクロック

のど元に叩きつける
必殺のパンクロック

NO ROCK!!!!! NO LIFE!!!!!!!!!!!
903 :05/02/15 00:03:01 ID:/8U9n53t
カプチーノ!!アク禁ファッキン!!!!!!
904 :05/02/15 00:04:16 ID:/8U9n53t
あらあら、スレ汚しスイマセン。あう
封印は解けた、あとは流し込むだけさ
905 :05/02/15 00:16:55 ID:/8U9n53t
come on wish you.(詩が書けたら)

詩が書けそう 詩が書けたら僕は必ず神になれるだろう
ロースとビーフを張り合わせた滑走路にコンコルドが着陸する
舞い上がる疾風に体に張り付いたアルミの絨毯が震える
ああ 風邪なんかひかないぜ ああ約束どおり飛んでやるさ
足の裏からジェット噴射 恥ずかしいけどジェット噴射
変わってる奴だけど お前は綺麗だ愛しいぜピース!
空の色を何色かと聞いては 人を騙すマスコミも
この空だけは汚せまい なんたってフリースカイ
叫んでも誰にも聞こえちゃイねえ そう誰にも彼にも
コンコルドもご機嫌さ 一緒になって雲を切り裂いて
ah 同士よ! 聞こえるだろうか僕の熱い鼓動を
ブンブンうるさい風の音も 耳にはオマケさ oh baby!!
神になったらやることは一つさ 君を愛し続けたい!!!
come on wish you
906 :05/02/15 00:32:52 ID:/8U9n53t
ジャズコント

バスケットボールの頭をポッコンと はずしたら
タリラリラン♪ランババンバ♪オーヴェスクェットベェル!!
怒らないで僕はボクシングに興味があるだけなんだ
でも見るだけね えm痛いし泣きたくても泣けないし
アイドリングはまだ安定しない バカルディー羽田
イタリア人が料理を食べた途端 自分の中指を頬に突き刺し
ヴォーノ!!ヴォーノ!!タリラリランババラリラン♪
と口の中の料理がはみだす位押し付けて鼻歌
ランパッパソリューション ドップラー効果。他創始猛火(楽しもうか)
起死回生 岸本海星ランダダダパップラーッパパップラッラ♪
ペプププラララッッッッパーーーーーーー!!!(jazz)
そのサウンドに俺は衝撃を受けた 
貝割れ大根をカキ氷に添えた ジャマイカのような料理があったが
カテゴリは別でも俺にはちゃあんと解ったね オールディーズバッドグッディス
思わず吸っていた煙草をそいつの耳元に当て
「やれアッパッパー!!」と囁いてやった
そして今 俺はそいつとベッドで横になっている
・・・何故?何故そうなっていく・・・??フェードアウトは御馴染さ

ッパッパラーパ パッーーーー♪(終焉)
907 :05/02/15 00:42:28 ID:/8U9n53t
クラフトワーク

****************************************************vvvv
////〜〜〜〜>>>>〜〜〜〜****   ////= = = =****
zizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizozkzizo
****
zozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozizkzozi
***
*
zj;kdoifjro;hdsposopsdsdzjoijojpjoijnho:j;lj;nlmljzdsojoddododododo
zssd zfzf ztteyrhs dufguysfufeuu xcxsz* xcxsz* xcxsz* xcxsz*
~ ~ ~ ~ ~ ~ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^ ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^|
あ ばばばばばばばvvvvv  あ ばばばばばあああああvvv
賀*賀*ああああ*部*部*ぶぶぶぶ*ば *げ *ぼ *ヴ *ば *あ
(((((((((((((((((((((((((((((((!))))))))))))))))))))))))))))))))))
...................................***
908 :05/02/15 00:55:28 ID:/8U9n53t
水の流れ

)) ) ))
数え切れない程の水の流れが この川原 石 足 振動 伝わる
僕は程ほどに疲れていて 釣りえさ臭く干からびていても
水が欲しくて 飲み水じゃなくて 目も心も欲してて
餓死してて流れてくるあの猫の死体も 熱したくて
落ち葉の先の春にさえ憤りを感じてしまって
水の流れが季節の流れだと悟ってしまって

この水はどこの人たちの? この川を眺めてこぼす言葉はどこに行くの
僕だけじゃなく あれもこれも人じゃなくても 流れていく
ただひたすら 限界もなく衰えもなく ドロドロに腐っても走ってゆく
この川の流れは 誰かに 汲み上げられるのだろうか
909 :05/02/15 00:59:41 ID:/8U9n53t
>>908の最後の行「この川の〜」の「川」を「僕」にしてしまってください
そして言葉のダムの決壊を許してしまった僕をいじめてください

あとアク禁ファッキュー!!!
910人形使い:05/02/17 03:56:57 ID:pTbtrKCQ
>>902
反れた骨に支えられている
自称PUNKSである私は
こういうその感覚の根底に触れるような表現をされると
ほとほと困り果ててしまう。
格好いいんだから、それでいいじゃんと居直るしか術を思いつかない。
だから居直ってしまいます。

格好いい!!
911人形使い:05/02/17 04:06:11 ID:pTbtrKCQ
>>903-904
カフェりながら怒り。
が一気に引き絞られた弓に番えられた矢となるさま

>>905
言葉の奔流が
詩の洪水が
押し寄せてくる中にどっかりと立つ詩人は
その移動を相対的にみると
静止したフリースカイを超音速で飛んでいくジェット機の突破力。
耳をつんざくどどどどどの轟音と共に。
912人形使い:05/02/17 04:16:13 ID:pTbtrKCQ
>>906

グラブをつけたままドリブルをする羽田のトラベリングに
ぽかんと開けた口にイタリア料理を詰め込まれたところで
かいわれの葉の部分がカテゴリの構造の比喩をしていることに気付いた気がしたけど
カキ氷をむさぼった後のようにこめかみキーンとするから考えるのをやめた
アッパッパーと口に出してみたらなんかに添い寝されてるみたいに。良かった。

こういうのはマイルッス(駄洒落)
913人形使い:05/02/17 04:21:54 ID:pTbtrKCQ
>>907
これはきっとさ
音声変換ソフト使うと
いかしたハンマービートに変化するのだ。
字面にビートが溢れているもの。
間違いない。
それはティーカップを持つときは小指が立つってことと同じくらい確実なのだ。
914人形使い:05/02/17 19:01:10 ID:pTbtrKCQ
>>908
流れというのはものじゃないのに
確かに在ることがわかるもので
僕自身も何もかも
そういう単なる移ろいにつけられた名前なのだということ。
まさにタオの思想。
ジークンドーのような機能的な術。
でも思考は太いラインを引くし
打撃を受ける肉体は確かだ。
光が粒子であり波であるのと同じように矛盾した性質のぼくら

その言葉確かに汲みました。


>>909
いじめようにも流れであるから触れません。。。
あと書き込みサンキュー!!!
915 :05/02/21 00:43:57 ID:406VZCKW
本日の名言

ちんこが愛を語る瞬
916 :05/02/21 02:15:28 ID:406VZCKW
やばい、よく見たら誤爆だったようだ。マジすいません。
めえー

休憩時間

オレ 頭悪いから 体動かさないと食えねえんだ
今 休憩 あと多分五分ちょい
やべ なんか疲れてる この間がやね
煙草もう一本 いっちゃおうかね 気合入れるぜ
まだ始まんね もうすぐ始まるん
まだ始まんね もうすぐ始まるん
気合の入れなおし イイカモ
やべ カラダ重くなってきた 余計に疲れるんだなぁ
必要な休みも 重荷になるんだなぁ
監督。早く始めましょう 早くオレをこき使ってくれ
犬だし オレ今座ってるの イスだし
あー向こうのパートのコ カワイくね?
ま いっか
ねみ もうすぐはじまるん ケータイいじりもあきた

・・

やっべ!始まってるよ!!!
917人形使い:05/02/21 16:48:37 ID:d9B9QDoW
>>915
「君の深いところまで知りたい」、とか。

>>916
嫌なことの間は
嫌なこと、になってしまう。
徒然の思いのおかしさに
しっかりと駄洒落たサービスつきで。
高校のときの辛かったバイトを思い出してしまいました。

仕事は選ばなきゃ、と思いました。
コンベア式に埋もれるには詩人は敏感すぎるのです。

私たちを苦しめるのは
とらわれてしまうこと。
風にたわむ詩詠みの棹であってください。
918 :05/02/21 22:47:41 ID:A2jmDjnE
付き合ってくれてサンキュ
じゃ今度はまともなモノを

本日の名言

この世界で一番起きてはならないことは
人々の夢が全て叶うことである
919 :05/02/21 23:02:10 ID:A2jmDjnE
手引きのようなもの(散文・チラシの裏)

3階の階段を下から覗き込むと ヤケに恐怖を感じるようになってしまった
地面から距離を置くのは久々だったからだろうか 疲れからだろうか
なんだか自分が弱くなった気がする

かかっても来ないケータイは孤独を「携帯」するのと同じで
それを持つみんなは一人で遊んでいる
良い奴も悪い奴も同じに見えてしまって とても寂しい気持ちになる

オレには真っ暗な海に足を踏み入れる勇気がある
しかも海中でションベンすることだって出来た ビクビク余裕かましてます
結局5メートル位しか入れなかったけど 犬かきで泳いだぞ
あの時のあの瞬間が 自分にはとても今の正直な心が分かった気がした
オレは臆病だ 誰にも負けず臆病で弱いのだ

最近よく夢を見るようになった 前まであまり見ることが少なかったので新鮮だった
首が疲れた夢とか ゴキブリの大群から逃げまくる夢だとか
徐々に変わってゆく自分が うらやましい

猫の死体と戯れる生活 ドライヴすると絶対のようなタイミングで
路上に倒れている やつらは色んな表情を持っていた
そう生きているときよりも自分をさらけ出していた 奴らはやっぱり正直で気まぐれだ
オレはいつまでも饂飩であり猫でありたい 犬はヤダ
920 :05/02/21 23:13:59 ID:A2jmDjnE
裏街道を行く

カッコイイと分かっちゃいるけどやっぱり不安
女の子にモテそうと思っちゃいるけど俄然それはなし
殺し屋でもやっていけそうだけど絶対無理
オレは柄悪く煙草だけでストップ ジーパンだけでファッショナブル
ロックンロール好きだけど ロックスターにはなれない
金持ちにはなれないけど いつかランチアデルタ(インテグラーレ)*
乗りたい 美人にも な 今無理 愛しちゃってる人いるから
酒は全然飲めないけど(げど) 一杯だけで酔えちゃいます
これって幸せ? いいえ しかし何事も思うのは自由です
裏街道!浦和海移動 南下 なんかいいじゃん浦和海
オレには見えるよ 空想の海が 道が海の家が
裏はいいよやっぱり うん 最低の道
極道とも違う サクセスロードとも違う 破滅の道 さ
カッコイイのかワルいのか アブノーマルな水平線を行く

う〜〜〜俺ゃ若い!!!
921人形使い:05/02/22 14:40:22 ID:c5FBJ6DR
>>918
本気の度合いでより分けたい。

>>919
明確な手引き。
世界と向き合うこと己と向き合うこと。
ふとしたことの中から何かを拾い集めてゆくこと。
自分の身長を知っていること。

そこにいる「オレ」はいつかの俺自身であって
そうか
どうやら俺は猫であるらしい。

すごく良い、と思います。
心臓に触る手のひらです。
922人形使い:05/02/22 14:47:04 ID:c5FBJ6DR
>>920
若い!!

見えちゃってるけれど
抱き続けること。
そういう芯。
そして柔らかいユーモア、ユーモア。
それは多分私の等身大で
間違いなく空欄さんの等身大で
悪魔人形饂飩に漣
私達の骨はどこまでも翻り、伸びる。

漲ってきました。
923人形使い:05/02/22 14:49:58 ID:c5FBJ6DR
―業務連絡―

店主は旅に出ます。
ユーラシア東西の接点
文化花咲く古の都にいってまいります。

帰ってくるまでの間も
もちろんお店は開放されています。
どうぞご自由にお過ごしください。
924「月」の逆位置 ◆rAprrpGEjE :05/02/26 20:48:16 ID:m5gUkl1p

 宙に浮いた足を
 少しだけ地面に着けてみることにした

 現実はトゲトゲとして
 手は血だらけになってしまったけど
 少しだけ前に進んだ気がする

 後ろの後悔と苦い思い出にお辞儀をして
 種をまいてみることにした

 大地は乾ききって荒れ果てているけど
 水をまいて土を耕して
 種をまいてみることにした

**********
 留守中に失礼します。
 すてきな旅でありますように。 
925blank:05/02/28 21:40:56 ID:lxKKe61K
>>924
もの凄い速さで空転する歯車の中に勇気を出して飛び込む
少しだけ同化する、放射能やらあらゆる振動やらで身体がメチャメチャにやられそうになる。
そこで一休みして「本日の作業確認表」に記す。やっぱり痛かった
ただ身体を打ち付けるのではなく、おざなりリアルにこびりついた種を持って帰る。
そう毎日海女のような作業をしている。私達のような臆病者には。夢の入植者
花よ、咲け
926blank:05/02/28 21:42:46 ID:lxKKe61K
トルコっと!ドネル・ケバブ?凄いなぁ外人だらけなんだろうな。
じゃあ店主さんが帰るまでまでトルコライス作って待ってるよ。ちょっと厨房借りるよ

赤い飛沫

小さい頃 夜更けの一片 僕の家が焼けた タコ足が原因のたこ焼きらしい
8個で400円は子どもとしては違法な高額でした それより250円のデパートので満足でした
メラメラと燃える生活と感情と何ともない人の声が沈黙する最中
僕はそれを何となく見つめ 冬の風をやり過ごす焚き火の感覚で楽しむ
消防隊が駆けつけ テキパキと計画的に準備をこなすのを眺める
その仕事は映画のハイジャック犯達くらいカッコよかった
そしてその場に居た僕も彼らの仲間になった気がした
赤い飛沫が黒雲に埋め尽くされた空に舞う 
焼け爛れた人は幸運にも居なかった 家は焼け落ちた
当時たこ焼きが通貨ならビルが建つほどの値段のCDラジカセも
演歌歌詞カードも真っ黒い塊になって発掘された
朝の日差しと 心肺以上を来たした患者のようにシューシュー鳴る瓦礫
927悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/03/02 03:02:28 ID:OmFjbyew
奇妙に生えだした醜い樹木の真ん中で僕は一人で立っている首つりの死体を隠すように木々は
重なりエロチックに巻き付きあってハニーサックルの香りのぬかるみの中で僕は約束の時間が
もう遥か昔に過ぎているにもかかわらずひたすらに立ちつくさざるを得ないなぜならば僕は悪魔で
神様の儀式からは決して逃れることは出来ないと知るつつも逆らわずにはいられないのだから
木々からあふれ出る樹液に足を滑らしてボロボロになってもまだ立っていなくてはならない
多分最後の時まで僕はこのままで愚かにも消えていくのであろうでも後悔はしていない
僕の16倍にもふくれあがった時間に張り付いた僕は粉々に消えていくのだろうか悪魔みたいに
928blank:05/03/04 02:38:18 ID:DBLPfZ2o
自己開花

自分のために咲いてみたよ 再起動さ ラババンバ un........
白い毛布はとても冷たくて 黒い土は負を帯びている
でも空だけは変わらない 人の愛する気持ちと同様 ホントのところどうよ?
この世でのロングセラーは 疲れ 犯罪 野次馬 ワイドウェヴ
更に 八歩美人と他力本願も追加しておこうか oh ha.............

奇跡の果てを見たくて 飛び降りる度胸も解釈もないけど
歩くことならできる ほんの一瞬だけ光るあの頂を目指して break farst
生きているうちに着いちゃうのだろうか?それは内臓に聞いてみるといい
咲いた花の花弁を肉に変えて生きてゆくんだ 叫べ生まれてきたときのように ahhh

束縛の時間の流れ裂いて モーゼのように海底を踏めば
磯の香と跳ねる魚にコンニチハ それは新時代の幕開けさ
自己開花 それだけを目指し 今日も時代の海に呼びかける
魔法辞典を逆さまに読みながら ちょっと咲いてみたんだよ
929blank:05/03/04 02:46:32 ID:DBLPfZ2o
>>927
うまい。何がってイメージのすりこみがさ
ポキャン!ポ!キャーン!とテンポがいいそして言葉もいいです。
文がまとまる君だったから散文かな?と思っていた。
即興ならSUGOI。うん。違っていてもいい。どっちも悪魔さんだし
グネグネERO−−−!!
930blank:05/03/04 03:49:30 ID:DBLPfZ2o
感想の感想を拾います

>>922
ユーモアね。あるのかな。いや、自分で実感無いからあるのか。
オヤジギャグですが!!!
骨は滑ります だって見た感じ滑りそうだし。キ−キュウウウウ!!!

>>919
俺は学が無いので書くとき実生活の中でときめいたモノ等を参考に生成します。
生きてることの全てが材料です。もしやこれって詩人的!?
今回は料理せずにナマモノで出してみたのです。お任せコース

>>916
ところどころに友人の口癖とか使ってみました。
うるさい奴ですがいい奴です。多分。これはリスペクトってやつ。かな?かなぁ〜
奴の語源は俺の一部でもあります。
「ダダダ」「はいどうも」「ゴッ!ゴ」 意味不明

>>915
途中で切れちゃって。最後は「瞬間」。どうでもいいか
すいません

>>909
こちらこそ。いつも御世話になっています。
931blank:05/03/04 04:11:21 ID:DBLPfZ2o
>>908
そのまま流れのままです。ありがとうございます。

>>913
打ち込みの技術がないので文字で幾何学的な固体を生成。
こんな風に曲が作れるソフトがあったらいいのになあ
あったら、コーラを飲んだらげっぷをする位確実に面白いはず。

>>912
劇的テンションと淑やかなムードとソルトピーナッツを意識して(嘘)
前に見た劇団ひとりのネタに触発されてラッパッパー
お笑いはたまに見ます。ウドンテイストでお送りしました。

>>911
もしアルバム作ったらオープニングはこういう歌の歌詞で行きたいと思ってます。
今気が付いたけどホントはタイトル「come on with me」なんです。
wishじゃねええ!youじゃねえ!!英語駄目駄目!饂飩粉ファッキューー!
ごめんなさい。でもこれでもいいか


自分の書いたもの批評するみたいで嫌な感じになっちゃいましたがこれにて終了します。
人形使いさんはドネルケバブ食べたのかな。
932身裂妃 ◆qt390KPQ/U :05/03/04 11:50:32 ID:vu1T/eFa
店主さんは旅行中ですかぁ。。

>>926

たこやき。。。

933人形使い:05/03/05 15:07:37 ID:egi6+xng
どうも、トルコなら俄然住めそうな店主です。
とりあえずただいまの挨拶をして
時差ぼけ修正睡眠です。

一番楽しいことっていうのは
生きていることそのものなのだなと
そうとしか私には思えません。
誰かが生きていたところに
他の誰かが生きていて
その狭間をすり抜けていく私。

それら全てが…!!
934人形使い:05/03/06 20:27:01 ID:sCog+Fa9
>>924
時間と空間を踏み越える
生命はみな旅をする
感傷
心に引っかき傷
誰もがひとりで歩く茨のみち
アルカイックに微笑みながら往ける日は来る

声を掛け合って
往く方向は一緒だもの

『木を植えた男』
とても好きな話
とても好きな絵本
それを思い出した

大きな森が見たい
どんぐりを拾い
苔の臭いをかいで
木の根を枕に
木漏れ日にうずまりたい
935人形使い:05/03/06 20:42:42 ID:sCog+Fa9
>>926
けばぶー!!

肉ばかり食べていたので、とても喉が渇きました。
ペットボトル(500,000TL=0.5YTL≒\40)必携。
AYRAN(薄めた飲むヨーグルト塩味)で整腸。
ラムの癖に辟易。
何もかもがスパイシーに刺激的。
私はユーラシアの子なのだなと実感。
なにもかも嗚呼、ですよ、嗚呼。

炎は不思議に心を静める。
冷めた視線の奥に秘められた喪失感が痛い。
代償というのは大抵等価ではなくて
支払いへの後悔にしばし立ち尽くしてしまう人間の僕らだけど
経験という黄金へ変換できる錬金術の複雑フラスコ巨大装置、内蔵しているんだもの。

たこ焼きを嫌いにならないで。
936人形使い:05/03/06 21:22:08 ID:sCog+Fa9
樹液のように濃密に
そして一筋きれいに流れている言葉
樹の肌の不規則な立体を流れていくように区切られている言葉
それによってより浮き上がってくる世界

ちょうど私は聖書の世界にいまだ眠る赤い砂の大地を
ブドウ畑が広がり、羊が群れる荒野を眺めてきたので
いまなら皮膚で悪魔に触れることができる気がしていて
赤いフレスコに描かれたユダの苦悩を責めることなんてできない
ただ、悲しい
937人形使い:05/03/06 21:47:46 ID:sCog+Fa9
>>928
ラバンバ、ロスロボス。
変わるということが変わらないという認識の大きさはまるで空
人間の間に広がっている種々だけど
それを抱えている私は独りで
その深い海の向こうに誰もが一つ扉を持つという空想は
怪しくもあるけれど
誰しもの心に掛かっている一つの絵画だと思う。
内宇宙⇔外宇宙
軽やかな足取りこそ速い。

トプカプ宮殿でモーセの杖(実物!?)を見てきました。
怪しさに眩暈がして
現実がざぶりと割れて
その向こう側に神話の時の太い流れを見た気がしました。
938人形使い:05/03/06 21:50:59 ID:sCog+Fa9
空欄さんご苦労さん。
めくるめくサイケデリックな感想渦巻いて
店内すっかり良い感じにグルーヴィン♪
ハチキレンバカリの疾駆と器の大きな達観がNICEです。
939人形使い:05/03/06 21:53:14 ID:sCog+Fa9
>>932
接客できずにすいません。
愉快な真っ白詩人さんの手料理のおかげで
店舗どうやら賑やいでいたみたいでよかった。

また是非ご来店ください。
940 :05/03/07 02:13:44 ID:4nGaYuFy
「おねえちゃんオッパイ!」
おかえり店主殿!ご無事で何より!
僕もトルコ気分になりたくてトルコライス(長崎定番)作って味わっていたのですよ
話を聞くとなんだか住みやすそうですね。いいな。俺もトルコウドンになりたいワン
肉に苦肉くに食いてー!!ローソンのからあげ君で我慢だわん
スパイシーでスペーシー!!!夜食食べたばっかなんにもうオナカがグー!(マジ)
おっ!ヤキソバはけーん!むしゃむしゃ

>>932
当時、たこ焼き魔法使いに憧れました。多分その思いでも入ってる。

>>935
嫌いなんてなるもんっか!俺の主食はたこ焼きでもいい!でも高いからいい!
でも好きだよ。あばばー
俺たちはアンビエンスなサイボーグさ。全てが無音でも鼓膜で音を刻める

>>937
モーゼの杖が実在するなんてビックらこいた。な。
でもよくそれがモーゼのモノだなんてわかるんじゃない?
杖に名前が書いてあったんかな 「くみ:  なまえ: もうぜ  」
嫌な冗談だ

>>938
こちらこそ厨房勝手に借りて悪かったです。醤油切らしてしまったんで!
コンビニで買ってきました。はいどうぞ
941 :05/03/10 05:37:05 ID:sjDs/f1W
悲しいかい 悲しいね 昨日見たんだ夢で
怒ってるかい 怒ってるよ 誰も知らないから
満ち足りてるかい 全然だね 僕だけ
素直かい ひねくれてるね 大の大人は塩作り
僕の見た夢は僕しか知らない どんなに近い人にだってわからない
こんなに悲しい夢なのに忘れていくんだね 僕自身
こんなに潮が満ちているのに いつの間にか干上がってゆく
ドリーム&ジェラシーマインド 風のように過ぎ去る
荒く爽やかでもそれは唯の風なのか 今何時?

落ち込んでるかい とてもね 昼も夜と同じだから
太陽が眩しいし夜が怖い 目を閉じても光と闇
大事なものあるかい 何が大事なのか ガラクタばかりの部屋
でも幸せかい 幸せだよ つまらぬ涙を流してくれる君がいて
つまらないのは恥ずかしいからだ 僕は君と 君は僕と
だんだん近づいていって 一つになれるかも知れないけど
僕の見た夢と現実とのギャップを 君は自分で調合するしかない
毒薬さ 同じ気持ちを味わうため君はそれを口にする
ドリーム&ジェラシーマインド 己の素直の無さが拭えない
どんなに隠せない闇でも光を嫌うんだよ 心は水と油

君が疲れてゆく 僕は夢を彷徨う あの時の夢は本当に悲しかったんだ
942リーフレイン:05/03/10 21:51:00 ID:ncXFc4g7
「元気がでる言葉が欲しいって言われて」

困った、
あたしはアンパンマンは歌えない。
ヤッターマンもとてもだめ。
あえかな風や、諦めたようなか細い光じゃ、
ものの役にもたちゃしない。
役に立とうって思うのが間違いっちゃ間違いなんだけど。

祝祭の歌を歌えたらいいなと思う。
恵みの風が吹いたらいいなと思う。
生命の爆発が見えたらいいなと思う。

ーーーーーーーーーーーーーーー
初めまして、おじゃまします。トルコの声を聞いて思わずおじゃましてしまいました。
思い起こせば新婚旅行、イスタンブールにいくか、秋田の温泉へ行くかで、
ついつい、温泉にしてしまった自分を深く後悔している次第です。。
(既にして体力不足。。。)いつか行ってみたい街ナンバー1でありんす。。
943人形使い:05/03/11 15:52:14 ID:j4gFiVzU
>>941
なんだか哀愁
にイエモンを思い出した。

わたしと大切な『あなた』は一つではないということ。
世界とわたしは区別されるということ。
思いのままにならないけれど
だからこそ意を得た反応の喜びはひとしお。

『あなた』が知らない夢の中の『あなた』を伝えるというエピソードが端的に携えている
伝えることの喜びと、伝えられない悲しみ
その背理する感情はわたしたちの生きる全てだと言える、と私は思う。
944人形使い:05/03/11 17:35:42 ID:j4gFiVzU
>>942
それは一番の素直さで語られる
「元気を出して」の言葉。
天空で鐘がごんごん鳴り響く祝祭の歌や
沃野を温かく包むように吹く恵みの風や
そんな巨大なスケールの中にぽつんと置き去りにされるイメージよりも
傍らでとんちんのかんと考えている横顔のほうが力になるに違いないのです。

ようこそ!
北兄ぃの客人として実は見知っていましたよ。
トルコはすごく面白いので、ぜひ機会あらば行ってみて下さい。

欧州の洗練とアジアの雑然と現代の機能美と古の雅とが混在していて
眩暈がするほど新鮮で
そして人々が息づいている、どこかでみたことのある風景のようで
ブルーモスクと赤レンガ造りのアヤソフィアの色彩と時代の対比
電線の無い石畳の道路とカラフルな建築物の中に建つローマ時代のオベリスク
ケバブを齧りながら歩く休日ガラタ橋で押し合いながら釣りにいそしむ人々
路面電車、トラムで買い物にお出かけ
人と見慣れない物と呼び込みに溢れかえるバザール
橋の下でしか味わえないアジサンド、実はトルコ、パンがとても美味しい
アジア側の鉄道終着駅からのフェリー航路でみえる尖塔とモスクと都市群
風の強い日はビニール作りのチャイ屋で水タバコふかしてバックギャモン興じる人々眺め
早朝トプカプ宮殿の裏手の丘からみた朝日に黄金に輝く金角湾、アジアの岸辺

イスタンブール
それは語りつくせなさに無力感を感じてしまうほど素晴らしい体験でした☆
945人形使い:05/03/11 18:04:16 ID:j4gFiVzU
しかしイスタンブールは都会
妖しげなやたら日本語の上手いトルコ人による勧誘には要注意!
異国とてそこは人間の版図でしかないので
それゆえに既視感を抱くのやも知れませぬ。

逆にやっぱり地方の人々は素朴この上なく
ジャポネーゼには本当にとても親切でした。

カッパドキアはユルギュップで聖書のワインに舌鼓打つ一行におつまみおごってくれた優しそうなバーテンダーや
熱心だけれど英語力の無い私に懸命にフレスコ画の説明をしてくれたガイドさんや
パムッカレ(綿の城)でリンゴチャイと水タバコおごってくれた料理店「メフメトヘヴン」の笑顔最高!なおじさんや
デニズリ駅で見学をしていた小学生たちに囲まれてつたない英語で話して、顔真似手振りで遊んで、ちょっと女の子達にもてもてだったことや
デニズリオトガル(巨大なバスターミナル)で旨い軽食屋に連れて行ってくれる代わりに日本語をちょっと教えてくれって飯食ったバスの運ちゃんや

もっと自由に話せれば!っていう口惜しさと
言葉が無くても通じるものがあるっていう不思議な満足感と
その相反する感覚はわたしを隙間無く埋め尽くしてくれました。
その感覚には感傷や内省が入り込む余地の無い満足だと私は思います。
旅の間私の脚は鮮やかに大地を踏みしめていたと感じています。

そしてその感覚がもう日々の隙間に覗く追憶になってしまっていることが
少しだけ悲しいです。
946人形使い:05/03/11 18:29:54 ID:j4gFiVzU
フランスの思想家が
「人は異国に立ってはじめて自国人である」という
シニカルで説得力のある言葉を残しているけれど
はじめて外国に行った私が一番鮮烈に感じていることは
「ああなんだ」であって
「やっぱり人は人なのだ」ということであって
わたしは人間が好きなのだという再認識でした。
恣意的な国境線なんてなんの興奮も無い平坦な曲線に過ぎないのは当然。

言葉が違うということはそれほど大きな差異ではないということ。
なんというか音とか名とかそういう表層ではなく
意味、概念というのはとても普遍的であって。
そうすると意味、概念の共有可能性はどこからくるのだろうか?
それらの物差しはきっと論理なのです。
論理こそが人間が認識すべき人間であるための最後の道具なのです。
っていうお話を書きたい。
取っ掛かりが書ければスラスラといけそうなのになぁ。
947 ◆ACMASyU/iM :05/03/12 02:09:48 ID:GGQ2b2Hm
旅から帰ってらしたのですね。無事に帰ってこられてなによりです。おかえりなさい、店主さん。
最近はなかなか詩が書けないので、雑談にて失礼します。

ではでは。最寄駅の車掌より。
948人形使い:05/03/12 08:58:57 ID:Krown4fb
>>947
ただいま、です。

消化不良を起こしそうな程のそれはそれは豊穣な体験でした!
(ローマ人はそれでも吐いてまた食べる、という旅で得たトリビア)
しばらく虚脱感に飲まれてしまうほどの。
そして次の旅のことばかり考えてしまうほどの。

トルコの鉄道も素敵だったけれど
車掌さんのところの鉄道の豊かさに比べたらちょっぴり刺激に欠けるかな。
またましゅうさんのイメージの平原を走る日を思い描きつつ。
949リーフレイン:05/03/13 21:26:08 ID:95tEdc+S
ああ、じつに羨ましいです。。
足の向くまま、気の向くままな旅っていうのは、もうできないですわ。。
とはいえ、いつか行ってみたいです。。オジャマシマシタ。
950人形使い:05/03/15 13:16:55 ID:ssiSs8+q
>>949
でもときどき余裕のある旅に行って大人の楽しみをしたり
遥か先だけど、定年後の楽しみがあったりしますよね☆

社会人生活、軋轢、嫌なこと、試練の山積みは重々承知の助で
それでも迎えるにあたってわくわく。
豊かな人生にするっ!!
951人形使い:05/03/15 14:45:37 ID:ssiSs8+q
このお店も1年を待たずして閉店まで50レスをきりました。
多くのお客様に訪れていただいたことは本当にありがたく思っております。
店主はこの4月から就職して普通の会社員として労働するわけですが
それで詩板さようなら、ということはどうもできそうにありません。
言葉を交わした沢山の人ともう一度語り合う可能性を失わないために
言葉を読み続け、書き続けるために
次のスレッドを立てるつもりです。
次のスレッドの名前は『詩人の集まる天文台』を予定しています。
いままでよりもだいぶ展開が遅くなってしまうとは思いまずが、これからもみなさまどうぞよろしくお願いいたします。
952悪魔  ◆UdDeviLKPI :05/03/16 00:47:33 ID:osqqjejo
社会の波にもまれるのは良いことです
辛いこともありますが
心の中にはいつも美しい世界が見えています
現実を見据えて
夢を見続けて
そうして生きていくのです
953 :05/03/16 04:13:49 ID:BjhH4Dcn
陽夜待漸記 其 壱 「夜下の待者」

思色の 響きを在らんとする 思色気月の夜
有らかる事を除けるる 御医者の子居たり
有らかる事 言わば 黄泉の枯井戸からはいづる者達
これ 待者と言 朽ちても亡きても動む もののけなり
環の中 居てはならむ 破めぬと 環によかむる在なり

牛時 砂垂れが戸をこいんと叩き 子覚め たじらう
傍らの父 御医者に寄りけ 急いて覚めすと
「かまん 夜下の待者じゃ なあもせねんでいよ さぁ寝」
子は聞こうて たびに寝に深ける さど こいんと戸ば叩く韻
気に入と夢帰り 子はがせる 「こんじゃ寝れんが」
父 かまんせんて すうすう息をし 寝深し
はせる子 満を記し戸に近いる 手せし 戸をずける
戸の外 人より帰らぬもの一人 身を砂が包み 黒砂の待者り
子 さばねて息できず愚け
「可愛う子よ 我が見えようか」 と 待者 付け
「かばいあれ 我 夜下の待者ば 怖うようない」
わあり 黒き砂 舞い 小屋すら外に似る
愚け子 目 腰とも 水作り 恐れけり
954 :05/03/16 04:14:19 ID:BjhH4Dcn

すんざく後の方 御医者 紋をけざむ
「おどれ かんざいかなる わがしもこんざいたり黄泉の児なり
がざしけ おのじたんがい こぞいなりたしや けいれ」
飛びいる念 待者たじろむ 逝けりし 逝けりて叫ずん
「わこうりや わこうりや おろしもたんがいたるや 黄泉の児が」
黒い砂 床に下り 待者そこに居ず 子 御医者に寄りつず
「怖あなあ おれ ごめんなぁ」
一の目の涙 線になり 黙の夜また来たり
御医者の表 子の父に戻りて 「さ もう寝 我の芯持ちい」

急いだ夜 まだ更けぬ たらんだ朝はまだ寝とうて
御医者 子の顔ば見 いっと見守り 朝を待いったとさ
955 :05/03/16 05:06:02 ID:BjhH4Dcn
>>951
ここでの時間はとても早かったな。SUGOI良いトコだったぜ
チンスコウやトルコライスも食べたし、音楽のことで思いを寄せ合ったり。

詩人の多い料理店

詩人達の歴史の一片が並々と この店に注がれてきた
パワーがあったり切なくなったり そして自由に語ったテーブル
終わりそうも無い雑談を それらが歌になり糧になったり
昔の歌を 読み返し 途中で僕も首がキリンになっていたり
次々と訪れるさすらいの料理人達が 時には離れ
時にはこの場所を愛して居座ったりして 昼も夜も忘れられなかった
水のような言葉が シーリングファンのようにくるくる回り続けた
広く開け放たれた扉の向こうで 店主達が微笑んで待ってくれていた
年中無休の空間で 無国籍のBGMが鳴り響く
ガラス張りの床はいつも静かに光っていて
天井では様々な場所の空が繰り広げられていた
延々と続く真っ白な廊下も 人々がのこ店に残していった
オブジェがきちんと整頓させて置いてあるショーウインドウも
彩の食器棚も 設備が豊富なキッチンも 何から何まで
僕はこの店をとても愛しているのだ
詩板の注目スポットといえば真っ先にここを思い出す
この店の御来客リストは詩人達の名前で埋め尽くされていて
それでも予約なんてしないでいい ここはなんでも自分のお任せなのだ
来店したら何時ものようにテーブルに座り そして おっぱじめればいい
オーラも心臓も 手も目も かたっぱしから総動員して
ちゃちゃっと料理してしまうんだ それをやるには気持ちの良い環境だ
ここは そんなところだよ この店の一番上に有る言葉は
「良いところ」だ 店主さん ここは本当に僕の中で感謝する場所なんだよ
ありがとう 感謝するよ 僕の店でもある詩人の多い料理店へ
956 :05/03/16 05:23:32 ID:BjhH4Dcn
これから社会人さんの店主さん、頑張ってくださいな。
俺みたいに自由奔放じゃずっと破滅ロードだぜお
あ、なるわけないか。そりゃどうも。しっかりものだしな、うん
就職祝いを何かあげられたらな。御世話になってるからな
俺の前の会社の最終月の給料明細とか?そんなものいるかバカヤロウ!!
だめよ、こんな人間になっちゃ。うんその通り!
また次もよろしく。麺類食い飽きてるだろうけどヨロシク!
俺も自スレ立ててみたいな。あーー!いーな!
やっぱ登録しなきゃ駄目?
957人形使い:05/03/17 16:42:02 ID:OWjFVrhp
>>952
現実と夢を綺麗に練り合わせて人生彩りたいのです!

いくつかの野心を秘めて、
経験という力をつけるために、
張り切って参る所存也!!
958人形使い:2005/03/21(月) 09:31:25 ID:ymdZQBbh
>>953-954
言葉使いがそのまま表現する世界の香り。

どこかで聞き知っている御伽草子のようで
それは初めて触れる昔話。

繰り返し思い出して寝付けなくなる幼少時代の奇妙夜話のように。

さわりなれていない言葉達は
私を時と空間を越えた世界への精巧な鍵となり。
959人形使い:2005/03/21(月) 09:47:50 ID:ymdZQBbh
>>955
店主もSUGOI楽しかったですとも!
『詩人交差点』の目標はちゃーんと達成できたという自負にえっへん!


なんと嬉しい言葉!
私は確かなふれあいを
尊い財産を
手に入れることができたと
本当に、強く、思っています

ここに綴られてきた言葉達は全て
ひととひとの間で光を放っていて
いま店は光で満ち
そう
だからあまりのまばゆさに
お店は少し居づらくなってしまったのです

そしてこの店跡のあたたかな美しさが
星霜を超えて残り続け
旅を続ける詩人達の道しるべと
篝火となればいいなというのが
いま最後の願いです
960人形使い:2005/03/21(月) 09:56:32 ID:ymdZQBbh
>>956
まーまー20代の間は
守るものもない私
ジグザグ走行のつもりなので。
一緒にうねうね蛇行しましょうね〜☆
何もかも一度きり
道草 寄り道 楽しまなければ勿体ない!

祝いはその『言葉』で充分すぎますとも!

一度できた絆は失われることはないものだと信じているから
できれば何もあらたまることなく
いつものように私は言います
「どうぞまたおいでください!」
961悪魔  ◆UdDeviLKPI :2005/03/26(土) 00:57:12 ID:PC8sSrLg
なぜだか最近詩想が浮かんできません
現実の世界が濃すぎるのかも
しばらくお休みしようかと
でもふと気がついたらまた居るのかも
962人形使い:2005/03/26(土) 10:34:26 ID:LlFIpXD9
>>961
春は出会いと別れの季節、やっぱり節目だなぁと私も実感中です。
昨日とか、すんごく切な〜い思いとかあったりして。
そういう濃い生活があってこそ
ふとした心の空白を満たす言葉の材料を得ることができるのだと思うし
言葉の魅力に憑りつかれた人は
多分もう目を逸らすことはできないと思います。

ともかくも、この店はいつでも開かれているので
気が向いたときにお越しください。
ぼくは気付いたのだけれど、店主と言うのは待つことのプロフェッショナルなのです。
店主は親愛なる全ての詩人たちを誇りを持って待ち続けておりますよ!
963人形使い:2005/03/28(月) 00:17:21 ID:zoYZb141
朗読を初めてちゃんとみたので影響を受けて
立て板の上に水を流すイメージで。
でもちょっと軟体、骨のない、所詮は習作だけれど。

『はるひるがえる、よるみちる』

一陣

まつ毛にわた毛が触れたとき
春は渦巻いて私を埋めつくし
私はやわらかくなる

淡い新芽は春空へ拓けた道に勇みたち、バネのように身を丸めて力を溜め
鳥の歌声は小さな鐘楼の響きを帯び、渡ってゆくのだけれど
その喜びは私のものではなく

ガラスを隔てた空に根を伸ばす観葉樹は
朽ちたベンチに腰掛けてざわめき浴する音叉は
昂ぶりの温度差を隔てて常に置き去りにされ
熱膨張による亀裂は稲妻のきまぐれを真似て駆け巡る
それが私に用意された季節の約束

//
964人形使い:2005/03/28(月) 00:18:01 ID:zoYZb141
//
風に砕ける白い雲のしぶきに架かる虹の向こうの水晶の宮殿で研かれた熟りんごの罪悪を象徴する赤すぎる夕日は
まぶたを透過して
染みこんで
透き通っていたはずの目の玉は金色の融鉄の雫のように潤み
震え
それはしだいに冷えながら落ち込んでゆく

敷き詰められた記憶の薄皮へ
踏み躙られるための装飾の亡骸の湖へ
桜色の水平へ

真夏の夜の夢よりはそれでもまだ淡く

残光
諦観
冷えてゆく土
太陽を抱いてなお
一粒の恒星をうずめてもなお

あんなにまではちきれそうだった予感が
どこまでも伸びる手と足がオゾンを突き破る歓喜の空想が
まだ未熟な微熱の情熱が
暗闇の温度へ流れだしてしまう

肋骨の内側に沸き上がるはずだった白昼の焦土の足音が遠ざかってゆく


そのことが

ただ悲しい
965人形使い:2005/03/28(月) 01:12:54 ID:zoYZb141
あらわれては消えてゆく口語による表現では
一撃必倒のストレートに情緒的な表現はやはり必須。
品位を保つことに心砕く必要があるのですねー。
966 ◆ACMASyU/iM :2005/03/28(月) 02:06:00 ID:HIcWObxV
今日のことは大切な思い出箱の一つに決定しました。
出会いがもたらすことは、ときに悲劇も起こりますが、
それでも喜びがあるから、
何度も出会おうとするのでしょうかね。
いつかまた、歌えるように、
そしていつかは、歌うように、詩を紡ぎたい。
誰しもが傷を持ち、喜びを知り、そして力を持つ声になる。
音のない言葉が、耳の奥でうたを歌い始める。
私はそれに、
耳を澄ます─

今日の出会いが、貴方のなかで何かが生まれるタマゴとなりますように。

優しい言葉には、優しい精神が宿る。
私は、そんな貴方の言葉を見るたびに、
心のくさびが解けていくのを感じるのです。

ではでは。
967人形使い:2005/03/28(月) 10:10:34 ID:zoYZb141
>>966
読まれる言葉たち 歌うように それは複雑な模様が織り込まれた布
ひとりひとり 一枚一枚 幾重にも幾重にも広がって
その生地の香りに溶けた思惟と のびやかな声の振動に共鳴する心臓で 聴衆はほんのりと七色に感情が起伏いたしました。

とても音楽でした。

世界に対するイメージのジグソーの新しい1ピース見つけることができました。

誘っていただいてありがとうございます。
968名前はいらない:2005/03/28(月) 13:09:06 ID:VVA8M0RN
969人形使い:2005/03/28(月) 23:43:10 ID:zoYZb141
『疑似定刻』

砂丘の頂上にまっ白い紙箱がある。
パチパチととりまいているのは金色の砂粒。
腕を差し込むと自由電子はパチパチと私を阻む。
クーロンは孤独への希求に働きかける阻害の力だ。

蓋を開ければ、高層ビル、培養された空想の樹林、が隙間なく植え込まれた庭園である都市、は光にずぶ濡れ。



橙色の洪水は、頼りない団地の鉄板の階段の細い手摺りをもつるりと濡らしており、その滑りの感触がたてるあの夢の、
高く昇ってきた階段が錆びて崩れて、黒い髪の毛のはえた頭が冷たく固いコンクリートに加速しながら漸近してゆく、夜毎の夢の恐怖の突風にあおられた私は、
ジグザグランダマイズステップ踏み、まろびつつ、転がり落ち延びる。
声の無い影が、滑稽なうろたえた仕草の真似をする。

艶やかな絹糸の織布のような、洪水する黄昏に溺れ、さらさらとした夕焼けを掻き分けて、波間に垣間見た、輝く島嶼、浮き橋。
プラットフォームには朱墨うち撒けたように、贄の腰掛けのように、赤が流れ続け、洗われており、
それは最果てへのいざないの手に似て消失点へ向けて長く長く延びている。
時の流れは燃焼し、酸化結合して、その重たさに間延びし、だらしなく、
(そうして薄くなった空気にひとは喘ぐ)
ダイヤは主観軸上に曖昧に垂らされた黒蜜の広がりの具合。
//
970人形使い:2005/03/28(月) 23:43:30 ID:zoYZb141
//

―疑似定刻。


ざぶざぶと斜光を割ってやってくる列車。
人は拒まれる。
抽象された情緒の青い彫塑は許される。
(こうして日々、誰かが使い捨てた心の起伏は連れ去られ、忘れ去られる。)
私は許される。
(おそらく私もまた忘れ去られるだろう。)

人影が、夕暮れの難民たちが置き去りにされ、遠ざかり、薄闇の底に飲み込まれてゆく様子を、私は窓に張りついて、首を長く伸ばし、食い入るように見つめていた。
また、町はずれの空き地では一縷の影法師が独立の歓喜に長く伸びた手足を波打たせて踊り回る様を見た。

夕日の重力に引き摺られて歪んでゆく世界。
やがて何もかも吸い込まれて虚ろがやってくるだろう。
そしてこの言葉は流れに刺さる細く長い最後の棹に、虚ろを吹く風の止まり木になるだろう。



吹き抜けてゆく虚ろに似た風に身震いをする。
私は夕方の廃アパートの崩れたブロック塀の隙間から、もう一人の黄金の私の小さな背中を見ていたのだった。

身を起こし、ひゅるひゅると吐き出した、老廃した細長い息はつむじ風になった。

歩き出し、アスファルトにこすりつけても影が剥がれることはなかった。
971人形使い:2005/03/28(月) 23:44:17 ID:zoYZb141
>>968 困難を極めます。
972人形使い:2005/03/29(火) 00:10:49 ID:EOJEU4bi
たぶん語りはその淡さゆえに
強烈なフレーズとリフレインが決め手。
揺り返し、増幅。
これがなかなか難しい。
まあいいや。
私は複雑に編んで
月明かりの海洋に投網していよう。
973 :2005/03/29(火) 03:31:48 ID:nI55rRUM
灯火

疎らで再生不可能な瓦礫の中に花を見た
誰が植えたわけでもない花が
それはこの灰色の世界で
ひときわ目立って 白く 美しかった
その白は ぼんやりと光っているようで やがて
冷たいアスファルトを溶かした
黒い灰を赤い土に変えた
帰ってこないはずの人達を呼びこんだ
はじめからその花はここに咲いていたようで
それには花も気が付いていた

この空に世界で一番目の彗星が舞い降りる
オーロラ色の尾を引いて 残った光は星となった
やがて星は大地に降り注ぎ ありとあらゆるものに色を宿す
これはこれだった あれはあれだったのだ
全てが明かされる 僕の目にはそれがはっきりわかった
音で溢れる海の色も 透明な影の色も
僕の心に映りこんでゆく あの花のカタチまでも
974 :2005/03/29(火) 03:34:00 ID:nI55rRUM
遅れて申し訳ないが言わせて欲しい
卒業おめでとうございます
975人形使い:2005/03/29(火) 12:15:18 ID:EOJEU4bi
>>973
これはめずらしい垂直にそびえ立つ物語。
まず灰色と白の対比に息を飲んで
やがてあらわれる鮮やかな赤。
(同じ赤土でも古きカッパドキアと異なる生まれたての鮮やかさ。)
そして星明りの元、再生して塗りなおされる世界。
白熱の花のジュールで活性化する全ての分子。

イルヴァータルの創世記だとかヴァリノオルの二つの木だとか
シルマリルの物語の興奮を思い出しました。

色彩鮮やかな言葉っていうのは訴えるものが強い気がします。
夢も『見る』わけだし、視覚って優位。

>>974
ありがとうございます!
崩れる遺跡の壁の隙間にスライディングのインディ・ジョーンズ的卒業でした〜
976久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/29(火) 18:42:48 ID:XkpCsI5T
「現実」

現実が割りとうまくできあがっていて
その仕組みの 巧みさに驚いて

詩板に のんびり居座るのも久しぶり

今日は 久々にいろんな人とあった
むかしからの知り合いにもあった

いじめや万引きという暗い事実も存在していた
家庭崩壊もあった

けど 多分 それでも それなりに皆
よい面があって よかった
977久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/29(火) 18:44:48 ID:XkpCsI5T
「今まで忘れていた本当の言葉」

色々あったけど
今となっては 過去は過去

これからはこれからを歩むしかない
幻想が現実化しはじめてる

何も怖がることはないのだと思う
素直に笑ったり
978久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/29(火) 18:47:44 ID:XkpCsI5T
「機関車トーマス」

機関車トーマス むかしそんな名前の番組があった TVの
絵本もあった
でも好きじゃなかった
でもむしろ今となればそんなのも よい思い出

また 新しい言葉と風で 
きっと はじめられる
避けていたものも 溶け合って触れ合って
融合 融合
979久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/29(火) 18:52:16 ID:XkpCsI5T
「タイムマシーン」

皆知ってる 
タイムマシーンがあるってこと
この時間を 辿れば 
見知らぬ時間にたどり着くってこと

ときどき きっと
タイムマシーンも 故障したりとか
するのかな・・
そしたら きっと
未知の時空に

飛ばされてしまう
飛ばされてしまう

絡み合っていた世界と
何か忘れかけていた当たり前の事実
980久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/29(火) 18:55:13 ID:XkpCsI5T
「愛する人」

普段 愛するなんてことが
存在しているとは 本当に思えなかった
愛が どういうものなのかも
全く

ひたすら不明だった

春になって
季節が変わって
音楽が生きだして
じっとしれられない生き物たちが
ざわざわと ざわめき始めて

そう こういうことを
胎動している なんて言うと
むかしの人が言ってた
981名前はいらない:2005/03/29(火) 23:45:36 ID:w+IMSad5
>>975
貴方の詩は心地良く美しいです。
私はまだ陰ながら応援を
982人形使い:2005/03/30(水) 12:44:49 ID:xjOVTZVo
>>976
例えば完璧な世界の精神は完璧な平坦で、
そこではわたしたちは詩を書くこともできない。
たぶん練りあわされた喜びと悲しみだからこそ
我々はふたつの手を持っている。

>>977
そうか未来は
知ることのできないわたしたちにとって常に幻想で
それは幻想の霧の中からふと現れてくる道で
股にかける思惟は
見境なく歩く亡霊なのですね。
983人形使い:2005/03/30(水) 13:30:53 ID:xjOVTZVo
>>978
ノスタルジーの甘いころもに包まれてキャンディー
新しい発見の発熱で溶けてくっついて融合
でも取り出すときいらいらしたりしない。
甘い。

>>979
時の紙縒りの私たちは
竹林みたいに因果の根で繋がっていて
こんがらがることはできても
ほどいて裸足で駆け出すことはできないのだけれど。
(それは消えていなくなることだから)
時を越える装置に投影される幾つかの閃きと願望。
984人形使い:2005/03/30(水) 13:45:33 ID:xjOVTZVo
>>980
箱の中の猫を私は信じている。
きっと知り合いのチェシャ猫は笑う
「シュレディンガーの奴が早く出せって退屈してるにゃ〜」とね。

その胎動はやがてやわらかな若芽を吹き
絡まりあって伸びる双樹は美しい花を咲かせる。
ともに枯れてしまうその時まで、幾度も幾度も。


よくいらっしゃいました。
このお店はいつでもあなたの伴侶です。
985人形使い:2005/03/30(水) 13:48:12 ID:xjOVTZVo
>>981
お待ちしておりました。
こうして残していただいた言葉は
少なくとも私の心に触ってくれました。
ありがとうございます。
また、是非。
986人形使い:2005/03/30(水) 14:01:40 ID:xjOVTZVo
もっと深い冷たい水を汲みたい。
時々刻々、まちまちな長さのつるべに、我ながらうんざり。

リフレイン、語りは、リフレイン。
そしてもっとゆたかな起伏を
なだらかな勾配を
わたしは持ちたい。
987久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 14:55:47 ID:kavjgV9V
「2次元」

私が踏み入れているのは
2次元と4次元の間
きっと人は
3次元と言う
988久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 14:58:55 ID:kavjgV9V
「増設」

増設施設がありました
それだけで幸せ

増設施設がありました
懐かしい場所
懐かしくない場所

嘘偽りの真実と
虚構の塊の冷酷さ

骨の髄には死に掛けた毒で汚染されてる
詞に掛けた毒で汚染されてる
989久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 14:59:55 ID:kavjgV9V
「内部」

私には
ただただ
内部が分からない
内部を知らない
990久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 15:01:54 ID:kavjgV9V
「リアルタイムな冷酷な血」

誰かが私に
死んだ者の血液を注入しようとしている
それが腐っているとも知らずに

誰かが私に
頭痛の原因を準備している

そんなとき
鳩がやってきて
鳩に意識を向けたら
鳩は逃げ出した

こんな現実に何の意味があるのかも知らずに
991久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 15:03:45 ID:kavjgV9V
「ミイラ」

ミイラが語った
私の知らない言葉で

夢に出てきた
スリランカの実在した髑髏が
私を呪いにやってきた

お前はもう死んだのだと
きっと強く私にそういっている

沢山の命を奪って生き延びたお前に
このさき生きる術などないと
完全に言い切った

私の魂は完全に呪われた
992久々のコテハン ◆M2lGME/Y26 :2005/03/30(水) 15:06:48 ID:kavjgV9V
「魂」

かつて巡礼を受けた魂
なぜ汚されたか

かつて巡礼を受けた魂
なぜ拒絶されたか

かつて巡礼を受けた魂
なぜ枯れたか

かつて巡礼を受けた魂
現在はいずこに
993人形使い:2005/03/30(水) 16:01:08 ID:xjOVTZVo
>>987
これから行く場所はわたしのいた場所
見知らぬ世界は私の記憶の中の場所
走る次元軸をすり抜けることのできる
その足が踏むのは

>>988
あるものに継ぎ足されたものが
それそのものであるのかどうか
わからない。
けれども目の前に増設。
その事実は毒であっても
飲むしかない。
994人形使い:2005/03/30(水) 16:08:28 ID:xjOVTZVo
最後3レスを私に下さい。

>>989

    ・


>>990
『私以外の何者も知ることができない』という法則は
遠方宇宙に建つ絶対の壁。
盲目に手探りしあう私たちの悲しい滑稽。
永遠のすれ違い。
悲しむことを忘れては。
けれども悲しみ続けていても。

今この瞬間私とあなたは肩から生えた言葉の手で
握り合っています。
995人形使い:2005/03/30(水) 16:15:31 ID:xjOVTZVo
脈打つ言葉。

>>991
ミイラの分際で。
潤いも知らぬ曲者。
生きるということは死ぬということと同義なので
一方についてのみの主張は永遠に棄却される。
生きる術がないなどという弁論は
その道理の矛盾によって永遠に棄却される。
ゆえに呪縛は幻である。

>>992
巡礼というものは終わることがない。
魂は遍歴し続ける。
996人形使い:2005/03/30(水) 16:17:21 ID:xjOVTZVo
次のスレッドの題名は予告どおり
『詩人の集まる天文台』
です。

わがままを言います。
ここからは全て私の手で埋めさせてください。
997人形使い:2005/03/30(水) 16:22:23 ID:xjOVTZVo
『詩人の多い料理店』

なだらかな沙漠を一千年歩いたわたしは
二万四千回目の満月の夜に料理店を開くことを思いつきました。
さらにもう一千年彷徨った挙句
渇きの最果てに美しい森を見出しました。

//
998人形使い:2005/03/30(水) 16:23:13 ID:xjOVTZVo
//

森のやわらかな光はわたしの爛れきった肌をやさしくぬらします。
木漏れ日の道に導かれて歩いた森の底には
とてつもなく大きな樹がありました。
その大樹の傍らに
わたしは心の中で祈りつづけながら
昼夜を問わず一心不乱に小屋を一つ建てました。

できあがったふんだんに木の匂いのする小屋の中で
光の中、椅子に腰掛けて放心していると
どこからともなく
詩人たちがあらわれました。
ここの所在を風の中に聴いたのだといいます。
不思議なことに、なぜここをおとずれる気になったのか、
それは誰もわかりませんでした。
その晩わたしは詩人たちに持ち合わせた忘却の河の水と森の味覚をふるまい
詩人たちはとっておきの美しい詩篇をいくつかうたってくれました。

//
999人形使い:2005/03/30(水) 16:26:29 ID:xjOVTZVo
//

やがて店は夜通しらんぷが煌々と灯り
木彫りの人形たちが忙しくなった店を切り盛りするようになり
自然に集まったやさしい詩人たちのさんざめく、あたたかい空間になりました。

そして店主となり、
待つことの楽しみを覚え、
一千の夜を越えて、
この古び、黒ずんで、少しつややかな佇まいのこの小屋を眺めると
誇らしさがあとからあとからとめどなく胸の内から溢れてくるのです。
うたうように語りあげられるべき情感は多々あるのだけれど
万感を語るに、たったその一言で済む、大切な言葉をわたしは知っています。

そしてこの店を去るにあたり、
その一言を
空気がびりびりと震えて
世界にひびが走るくらいの大きな声で
叫びたい

//
1000人形使い:2005/03/30(水) 16:33:09 ID:xjOVTZVo
ありがとう

                          −店主、人形使い!
10011001
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