1 :
名無し屋さん ◆77483qp02s :
俺が来たからにはもう安心だ!
ポエム板のみんなを救いに来たぜ!!!
2 :
名無し屋さん ◆77483qp02s :04/05/02 19:28 ID:Rb+y7avC
なんていうか2
>>1 ありがとう!ちょっとまじで感動した。
アクティブってのはいい事だね、うん。
いいかげにしなさい!!
5 :
しあ ◆SHIA///FtE :04/05/02 19:29 ID:+iaQV1tP
>>1 おい!天皇賞で5万負けたぞ!!
俺に5万返せ!!俺を救ってくれ!!
7 :
名前はいらない:04/05/02 19:30 ID:vj/yj7fX
どう救われるんだい
8 :
まりーぬ ◆tN/IsOnbhE :04/05/02 19:30 ID:IlyJpxAs
信じるものは救われる
9 :
名前はいらない:04/05/02 19:31 ID:vj/yj7fX
10 :
まりーぬ ◆tN/IsOnbhE :04/05/02 19:32 ID:IlyJpxAs
プゲラ!!本当に過疎板だな!!誰もいねぇ!!資源の無駄遣い!!頭おかしいんじゃないの!!
11 :
名無し屋さん ◆77483qp02s :04/05/02 19:39 ID:Rb+y7avC
「ぬあんちん」
作:名無し屋さん
僕はぬあんちん。
僕と君とでぬあんちん。
みんな一緒にぬあんちん。
歌舞伎町でぬあんちん。
お台場フジテレビのあの球体の上でぬあんちん。
ちょっとそこのアレ取って。アレだよ。アレ。ぬあんちん。
残り少ないシャンプーのボトルに水入れるのやめてよ。ぬあんちん。
そうさ僕らはぬあんちん。
12 :
Akila:04/05/02 19:51 ID:q+YEBhlE
はぁ?でしゃばってんじゃねーよヴォケが。
救われるって言われても別に捕らわれてないし・・・
13 :
名前はいらない:04/05/02 20:01 ID:vj/yj7fX
>>10 過疎すよー
しかし、なぜかコテの数は通常(板)の3倍(以上)。
ていうか、どこの板からのお客さん?(゚∀゚)ノ ハジメマステ
せめてケツ毛マソ並にはスレ伸ばしてくれるんだろうな・・・>>1よ
16 :
ぼるじょあ ◆yEbBEcuFOU :04/05/02 20:12 ID:e2b7uVHm
(・З・)
>>1 エェー?別に救われたくないYO!
勢いがたらんよ
18 :
ぼるじょあ ◇yEbBEcuFOU:04/05/07 22:18 ID:sKxNNh/f
19 :
名前はいらない:04/05/07 22:33 ID:8I7vZxns
20 :
しあ ◆SHIA///FtE :04/05/11 17:53 ID:vbu/2R3J
21 :
しあ ◆SHIA///FtE :04/05/11 17:54 ID:vbu/2R3J
22 :
しあ ◆SHIA///FtE :04/05/12 22:18 ID:xe75GSvj
ぃぇーい
僕の 落とした ハンカチ 拾ってくれた
彼女の 名前は みゆきさん
つまんで くれた 白い 布
すでに ただの 布じゃ ない
おいかけておいかけて休み時間
ブサイク親友かわしてあのねみゆきさん
しわを のばした スカートに
僕のハンカチ ひいてください
釘までなら ふせげます
泣いた時 僕のハンカチ 使ってください
ここのイニシャルの所が よく吸い取れます
ぃぇーぃ!
そんなこといえたらどれだけいいだろう
ぃぇーぃ!
冗談でもいいからふれてみたい言葉で
ぃぇーぃ!
ドラえもんを本当に願ったあのころより
ぃぇーぃ!
少しだけ進歩の僕の指先は震えていた
みゆきささん! あ、ありがと、とう、、、いや、その、
ハンカチなんです、これ、ハンカチなんです!
ぼくの ハンカチなんです!!
ヵッォ、ぉゃっょ
いくじなし、ベランダで日光浴 dance in the sun
えもしれぬ快感 腹から込み上げる
1発2発3発シャウト 狂ったように
いくじなし、ロッカーで月光浴 trance on the moon
26 :
なまはげ ◆jANAmAHagE :04/06/09 23:32 ID:6OQXGLM1
27 :
ねほん:遊びモード ◆Wiq5v/7bjE :04/06/10 01:09 ID:H9Rujsdw
『 カラッポ 』
感動?
なきたい?
笑いたい?
それぞれが自分勝手な主張をした映画評論家
主人公はのうみそを食べられて!!!! 彼らは評論家の資格がない 監督は黙って パンパンとメガフォンをいつものようになでる
終わり?
29 :
♯あ:04/11/14 19:06:29 ID:V2KxY+bF
テスト
iiiii
期待hage
32 :
すぐる ◆sugulu85W6 :04/12/28 00:36:55 ID:oRXg2p6N
ぃぇーぃヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
33 :
名前はいらない:2005/05/01(日) 23:39:38 ID:Qbb4Am5r
いェい
ぁぃιτょぁヶ゛τ
35 :
名前はいらない:2005/05/17(火) 23:48:24 ID:Ge3QDIS4
test
藤沢和 18408(6562)
橋口 10065(3475)
国枝 7722(2608)
音無 5854(1917)
小島太 5841(1912)
二ノ宮 5603(1824)
池江郎 5319(1719)
瀬戸口 5151(1657)
松田国 5043(1617)
田村 4741(1505)
増沢 4597(1452)
36 :
名前はいらない:2005/05/17(火) 23:51:05 ID:Ge3QDIS4
test
藤沢和 18408(6562)
橋口 10065(3475)
国枝 7722(2608)
音無 5854(1917)
小島太 5841(1912)
二ノ宮 5603(1824)
池江郎 5319(1719)
瀬戸口 5151(1657)
松田国 5043(1617)
田村 4741(1505)
増沢 4597(1452)
37 :
名前はいらない:2005/05/18(水) 00:05:50 ID:3C9y//R4
(騎手)
武豊 22205(7967)
横山典 13116(4604)
柴田善 11884(4148)
福永 10878(3776)
藤田 10516(3642)
後藤 10046(3468)
中舘 9238(3169)
田中勝 9178(3147)
四位 9100(3118)
北村宏 8357(2843)
池添 8249(2803)
松永 8043(2727)
蛯名 7186(2410)
幸 7027(2351)
熊沢 6670(2219)
勝浦 6600(2193)
内田博 6489(2152)
武幸 6295(2080)
本田 6035(1984)
佐藤哲 5908(1937)
石橋脩 5751(1879)
岩田 5549(1804)
秋山 5451(1768)
小牧太 5392(1746)
江田照 5314(1717)
吉田豊 5297(1711)
木幡 5246(1692)
38 :
名前はいらない:2005/05/18(水) 00:08:16 ID:3C9y//R4
(騎手)
武豊 22205(7967)
横山典 13116(4604)
柴田善 11884(4148)
福永 10878(3776)
藤田 10516(3642)
後藤 10046(3468)
中舘 9238(3169)
田中勝 9178(3147)
四位 9100(3118)
北村宏 8357(2843)
池添 8249(2803)
松永 8043(2727)
蛯名 7186(2410)
幸 7027(2351)
熊沢 6670(2219)
勝浦 6600(2193)
内田博 6489(2152)
武幸 6295(2080)
本田 6035(1984)
佐藤哲 5908(1937)
石橋脩 5751(1879)
岩田 5549(1804)
秋山 5451(1768)
小牧太 5392(1746)
江田照 5314(1717)
吉田豊 5297(1711)
木幡 5246(1692)
39 :
名前はいらない:2005/05/18(水) 00:10:37 ID:3C9y//R4
(騎手)
武豊 22205(7967)
横山典 13116(4604)
柴田善 11884(4148)
福永 10878(3776)
藤田 10516(3642)
後藤 10046(3468)
中舘 9238(3169)
田中勝 9178(3147)
四位 9100(3118)
北村宏 8357(2843)
池添 8249(2803)
松永 8043(2727)
蛯名 7186(2410)
幸 7027(2351)
熊沢 6670(2219)
勝浦 6600(2193)
内田博 6489(2152)
武幸 6295(2080)
本田 6035(1984)
佐藤哲 5908(1937)
石橋脩 5751(1879)
岩田 5549(1804)
秋山 5451(1768)
小牧太 5392(1746)
江田照 5314(1717)
吉田豊 5297(1711)
木幡 5246(1692)
40 :
名前はいらない:2005/05/21(土) 19:36:35 ID:uNA74FrA
test
東京《3R》 3歳未勝利(ダ1400) ハッケノジン 5着/7人/16頭
新潟《8R》 4歳以上500万下(芝1600) セイシュンジダイ 3着/2人/16頭
新潟《11R》 邁進特別(1000万下・芝直1000) ステキプレゼント 11着/2人/16頭
東京《12R》 4歳以上500万下(芝1400) ピアニスト 11着/10人/18頭
中京《12R》 4歳以上1000万下(ダ1700) オジャマシマス 5着/10人/16頭
41 :
名前はいらない:2005/05/21(土) 19:38:14 ID:uNA74FrA
test
東京《3R》 3歳未勝利(ダ1400) ハッケノジン 5着/7人/16頭
新潟《8R》 4歳以上500万下(芝1600) セイシュンジダイ 3着/2人/16頭
新潟《11R》 邁進特別(1000万下・芝直1000) ステキプレゼント 11着/2人/16頭
東京《12R》 4歳以上500万下(芝1400) ピアニスト 11着/10人/18頭
中京《12R》 4歳以上1000万下(ダ1700) オジャマシマス 5着/10人/16頭
42 :
名前はいらない:2005/05/26(木) 19:41:55 ID:Dg4DCaPk
test
【日曜】
中京《7R》 4歳以上500万下(ダ1700) イエス(57K・田中学)
中京《7R》 4歳以上500万下(ダ1700) ゲッケイジュ(55K・柴原)
中京《11R》 飛騨ステークス(1600万下・芝1200) ナゾ(55K・長谷川)
43 :
名前はいらない:2005/05/26(木) 19:42:56 ID:Dg4DCaPk
test
【日曜】
中京《7R》 4歳以上500万下(ダ1700) イエス(57K・田中学)
中京《7R》 4歳以上500万下(ダ1700) ゲッケイジュ(55K・柴原)
中京《11R》 飛騨ステークス(1600万下・芝1200) ナゾ(55K・長谷川)
44 :
饂飩:2005/06/15(水) 19:59:43 ID:SL7Y5Zcz
なにがいぇーいだ!だっさー!
そして寂しい場所だ。こういう不発弾は爆破してやらなくてはな
45 :
饂飩:2005/06/15(水) 20:05:50 ID:SL7Y5Zcz
あげちまった。ま、いいや。序章の一発目だ
コーシン
挙句の果てにラーメンの丼に溜まったコーンを救い出せ
カワイさの欠片もない無表情の笑みで繕ったハリボテスマイル
プライスレス。黄金の笊で砂金をすくって雨宿り
操れない人形とポンコツの戦車 語りつくせない人生と
げっそり焼けたイカ焼き げっそーー!
順番違い 暗号化したテキストの波を目で追って
とっさに視線を電光掲示板にすりかえる・・
あはぁあぁはぁはぁ 何処にいったんだ僕の麺玉は
46 :
饂飩:2005/06/15(水) 20:18:23 ID:SL7Y5Zcz
俺様の記念すべき自スレにするがために
曖昧な文章をどっぷりつけ塗りつぶす真っ白な空壁
サバイバル
帰ってきた やつが帰ってきたよ!
あれから十数年 寝ずに波打ち際で待っていた甲斐があったさ
この瞬間のために体毛と年と 砂と魚と海ザメと手足を棒に振った
軽石のテトラポッドに乗ったその距離350メートル弱の水平線のアイツ
彼は結局バラバラ白骨死体になって帰ってきた
あっ!高波だ!スッパッシャーンシャーンシャーンーンーンン
彼は飲み込まれた 既に無い肉と脳みそと共に
彼を食らったネズミや海鳥や鯨も何年か前に死んでいて
そいつらもまたネズミや海鳥や鯨に食われて
・・・ヤツは後悔しながら死んでいったのだろうか
俺の後ろにはフル装備のキャンピングカーと焚き火の跡
そして700000回書き直した砂浜カレンダー
あと暇つぶしに作った14人の子供とワイフ
一番上のガキは会社の重役だ
ワイフに家庭は任せ 俺はずっとヤツを待っていた
俺よりも先に死んだアイツ 俺はワイフ達が来ない間はずっと一人で
同じ境遇だったんだろう 死んだからもういいんだ
時効は4年前 完全犯罪 樹立
47 :
饂飩:2005/06/15(水) 20:25:08 ID:SL7Y5Zcz
凱旋
もういいかい まだだよ
もうだよ いいかいだちょ
まだやるかい まだだちょ
明日で良いかい 本日晴天
昨日のゴハンは 牛丼並み
なんでかな カナブン口に入ったちょ
忘れたよ いつから寝てるか
離れても 一緒だよ
今、目を食われた それは百足だね
下半身は ガスで膨張ぱーん
冷たいね 雨降ったからね
苦しいね 死んだのに
いつからだっけ ちょっと前
生きてるの 死んでるの
動けるの 動けない 縄だし
どうしようもないね そうですね
終わりですか もう 行こうよ
さようなら さようなら
48 :
饂飩:2005/06/15(水) 20:26:56 ID:SL7Y5Zcz
とりあえずまた来ようっと。
ぶるぶるがっちょん
49 :
饂飩:2005/06/17(金) 02:27:18 ID:r0STEriY
もし生きていたら 愛していると言ってくれ
50 :
饂飩:2005/06/17(金) 02:47:52 ID:r0STEriY
俺のわがままに 金縛りでいる灰色の瞳のお前
指先からこぼれる音楽と ススキのような髪
模った血を一滴グラスに入れて 俺は酒を飲む
質素で角ばってて 誰にも似つかない女の笑顔でいた
お前の好きだった「彩られたモノトーン」は俺も好きだ
離れてからさ 恋しい気持ちに解き放たれた窓
この部屋の風景は 鳥が羽ばたき遠のいていくように
小さく 小さく なっていく 記憶の中にそっとしまえるくらいに
「考え直せ」 あの時 俺が決めるんだった
「そばに居てくれと」 言うべきだった
不可能な現実から 抜け出せやしない 一人で哀愁の彼方に
お前よ もし生きていたら どうしようもなくなってしまった俺に
あの潤んだ瞳で 愛していると言ってくれ 夢でもいいから
このセピアで染まった空を 俺が 引きずっちまってる
優しく俺の頭を撫でて 愛していると言ってくれ
薄暗いバーで一人 心で泣く俺に囁いてくれ 今でもSweetHeart
51 :
饂飩:2005/06/17(金) 02:49:03 ID:r0STEriY
彼の存在が私を縛る
52 :
饂飩:2005/06/17(金) 03:09:31 ID:r0STEriY
もういつのことでしょう 思い出しても仕方ないわ
忘れてみたわ 情熱と無垢で色づいたあの瞳を
とても自然で 力強く私を抱いてみせた腕も
あなたの歌と声が私を躍らせた 初めてだった
無闇に好きになれない私を 愛してくれたあの人
知らない間に私のほうから歩み寄っていたのね
蝕んでいく愛情と 一つになりたい願いが
私を壊してゆく それは不安だから 愛すためには
例えば春の匂い 待っても来ないあの人へ送るバラッド
ピアノの鍵盤を順番に弾いていくと あなたが歌うの 聴こえないけど
胸がきつくて脱ぎ捨てたくなる 毎日が一人
なんであの時 私を繋いでおいてくれなかったの
悲しみも別れも 忘れてしまうくらい今でも愛してる
寂しがりやのあなたは 今どうしているの
思い出してしまった あなた
この胸をどうやって押さえればいいの
離れてもあなたが付いてきてしまう
あなたの存在が あなたとの時間が私を縛る
53 :
饂飩:2005/06/17(金) 03:12:53 ID:r0STEriY
身体にキスして 心に届け
54 :
饂飩:2005/06/17(金) 03:24:02 ID:r0STEriY
自分以外を愛するのは とても不自然で決まりがないけど
ゼロ距離射撃で このわだかまりを吹き飛ばすのさ
不安と夢中を繰り返して 切磋琢磨に摩り替えて
理性を忘れて進むのさ 二人の間の見えない子供
それは二人の愛 育てていくんだ この先も
身体にキスして 心に届け キャッチボールで膨らます
綺麗は嘘さ 下劣が売りさ 光っても地味なこの愛を
二人よがりの大空にぶちまけて 夢を見ようよ最後まで
開いたときからそれは始まる 文字通りのメイクラヴ
たまにの 飼ったり 買ったり 勝ったり かったりぃーは真実さ
啜るほどに湧き出てくる奇跡の泉よ 永遠にバージン!
55 :
饂飩:2005/06/18(土) 05:27:29 ID:0m9dLlGU
体位って正直に言わないと損だよな
56 :
饂飩:2005/06/18(土) 06:05:58 ID:0m9dLlGU
夢でいて
蒼い朝に目覚める そっと吹く冷たい風に僕は
悲しくもない目で 一人止まった時間を夢見る
鳥の鳴き声と東の空からぼんやりと降る光
哀愁の歌と共に呟き ふと現実を触ってしまう
静かに俯き煙草に火を点けるけど 気は急ぐばかりで
空の下を滑る鳥を僕にして 自由を気取るんだ
紛れてもなお飛ぶ うわの空 反転していく
君の温もりを肌寒い肌で思い出しては 移ろいゆく心
変化しない世界の果ては 僕にしか見えずに
今もなお動き続ける生き物達 何も見えやしない
固まって冷えてゆく賞味期限切れの愛と
すれ違ってゆく思いが僕を痛める ねぇ君はまだ眠るの
気付かないでこの僕を 二人の夢を見ていて
57 :
饂飩:2005/06/18(土) 06:08:18 ID:0m9dLlGU
尾崎豊の歌は好きだ。でも尾崎豊は嫌いだ
58 :
饂飩:2005/06/18(土) 06:12:02 ID:0m9dLlGU
何かを感じて動かねば感動とはいえないのかな
それは心だけでなく何かの運動やキスやメッセージとか
サムシング
59 :
饂飩:2005/06/18(土) 06:35:46 ID:0m9dLlGU
スパットリデケー
哀れな子羊たちに僅かながらのトキメキを
男には憧れのスポンジ脳みそのアイドルを
女にはその場で殺した動物のブランドバックを
満ち足りないジャンキーたちに永久の祈りを
乾いては捨て 果てた後蘇る永遠なる性器を
尽きない欲望を 唖然とする狂気に満ちたSEXに
おっぱじめろ おっぱい いぢめろ アヴァンギャルド
静止した気まずい終焉の歯車に隙だらけの悪戯を
あごきに時を進める可愛げのない針を折って
この夜の闇の一部に突き刺して 時の先を裂き
膨らんだ風船の中身を見るかのような闇の爆発
クリスマスにはトリスを頂こう 壊れた破滅を元に戻す
闇に戻す 世紀に戻す 愛想を尽かす スパットリデケー
たいした呪文ではない
60 :
饂飩:2005/06/25(土) 15:59:23 ID:0p0HF4T1
結婚式
決意を人の前で晒してみて
ようやく実感が滲み出ていく様子を見て
結局流れていくものなんてそうでもよくて
時間ばっかり気にし始める アーメン
涙の数だけざらに有る 安全標識で飾るウェディング
未知数を身体に着飾る 重い腰といたずらな笑顔
やめてしまえ 金と愛で優柔不断は買えない
人生で一番高い水準のバラ色の滝つぼ
ようやく終わりを向かえ 明日なんて日は到底どうでもよくて
いまこの瞬間に全員生きるのを諦めてしまっても
神様は許してくれるのかな 僕は反場強制的に汗をかいて
自由を剥がされながらも軽快な拍手を打つ
人々が共に踊る歓喜の中 僕はただ黙って先陣で拍手を打つのだ
終わってしまえばどうってことない半日が
僕をさらに幸せ嫌いにさせるのだ 乾麺
61 :
饂飩:2005/06/25(土) 16:05:49 ID:0p0HF4T1
歓声を浴びる新郎夫婦
見ず知らずの義理集団
滅多に会わない親戚
こぞってシャッターを切る撮影軍団
全てを血でぶち壊したくなる衝動は
僕のものだけなのだろうか
幸せ 数ある幸せ これが
二人の愛にまみれた塊を
一面に伸ばすのが嫌いです
僕は今一番御集まりの皆様に
自由からお別れを言いたいのです
62 :
饂飩:2005/07/01(金) 22:03:33 ID:8P+DeBgF
ナビゲーター。一人ください
63 :
名前はいらない:2005/07/04(月) 23:41:55 ID:I92/XqRp
君を すきで、よか った !
64 :
饂飩:2005/07/05(火) 00:49:20 ID:SaPgMfnI
65 :
饂飩:2005/10/17(月) 11:03:00 ID:FFD3oSv3
いぇーい元気かい?
いつも誰にでもそんな声をかけたいな
66 :
饂飩:2005/10/17(月) 11:16:36 ID:FFD3oSv3
メッセージ
元気かい?
短い文でどうにか伝えなくては
繋いでいくと段段それは重くなって飛ばなくなってしまう
誰に当てるでもない言葉 屋上から落とす紙飛行機
この街にある最も高いところは地面であって
一般人である僕は屋上に登れる建造物を二つしか知らない
僕が紙飛行機を投げて 地上の誰かに当たる
その誰かは自分の名前を呼ばれたわけでもないのに
辺りをキョロキョロ見回して 振り向いたのを雑踏のせいにして 捨てる
67 :
饂飩:2005/10/17(月) 11:42:13 ID:FFD3oSv3
ひどく当たり前なことを言うけど
この国で僕のことを知ってる人なんて全体から見ると居ないに等しい
でもこの文章を書いている存在は確かにいる 居ないかも知れない
しかし僕に限らず他の人達もそれには入る しかし大人は名刺を上空でばら撒く
だからまだ大人にもなっていない 僕らだけに限っての話
言いたいとか 教えたいとか そういう外壁は僕の中には無い
あくまでも主観で 相手にされたい ストリートミュージシャンや暴走族のような
あからさまに注目を浴びたい訳でもない なのに僕は
何故今日もメッセージを折ってしまうのだろう
言うなれば確信犯 他人の認識からは悪戯に最も近い距離
これって世間に取って罪な事なのだろうか
68 :
饂飩:2005/10/17(月) 11:56:05 ID:FFD3oSv3
僕の書く文章は 小説でもなく 新聞の記事でもなく コラムでもない
その僕の内面はとても臆病で じっと黙っているだけの塊なんだ
時に運悪く 僕の紙飛行機に当たってしまった人の反応だけが気になる
そのためには人を呆然とさせたり 怒らせたり出来るだけ
出来るだけ注意をそらして 目測りのランダム性で書いていく
昨日は素敵なことがあっただろう
そう 君は目にも留めない出来事だったろうけど
僕には見えたんだ
これを今飛ばす 叙情的過ぎるかな
普段こんなことを書いている人が居たらきっと僕と同じ存在だ
気が付かないかはその人次第 別にそっぽを向いていたって構わない
僕が地上 この街で最も高い位置から紙飛行機を滑らせるときっと
僕のことを変な奴だと思う人がいるだろうから
だから僕はとある屋上から 誰に当たるか判らないこのメッセージを落とすんだ
69 :
饂飩:2005/10/17(月) 20:34:08 ID:FFD3oSv3
蚊に刺された人目掛けておしっこかけたら 殴られました
どうしてなんでしょう 涙が出るよ 良心真っ二つ
外人が僕に話し掛けてきた 勿論僕には通じない
だから僕は適当にくっちゃべっていたら 殴られました
「ふぁっきん!ぶちころすぞ」 確かに外人はそう言った
70 :
饂飩:2005/10/17(月) 20:49:47 ID:FFD3oSv3
大人が書いた児童詩
「簡単なこと」を地図に表すと きっと僕はそこに辿り着けずに 遭難する
美味しい大福が目の前にあるけど 虫歯が痛いから食べたくない
だから僕はきっと糖尿病にはならない だけどきっと癌で死ぬだろう
おばあちゃんに電話をしたら おばあちゃんが笑ってた
車を運転しているときの僕は 飛行機のパイロットになったみたい
タバコを吸っていると だんだんだんだん短くなっていく
まるで僕の命が短くなっていっているみたいだ
携帯電話を使っている人は 映画に出てくるスパイみたいでカッコイイ
粘土をこねて何作ろう 僕は神様だ
はじめにお日様を作ろう そして仲の良い犬と猫を作る
二匹の為にのんびり出来る家を建てて 暖かい暖炉を設ける
そして仲良く暮らす二匹を空から眺めて 僕はほっとして 幸せをもらうんだ
71 :
向日人:2005/10/17(月) 20:53:36 ID:FFD3oSv3
脱皮っていうか 今の生活に飽きたというか
時の過ぎるまま張り付いた垢を 今引き剥がしてみよう
多分何も変わらないつもりだけど 変わっていたら嬉しいかも
72 :
向日人:2005/10/17(月) 21:23:43 ID:FFD3oSv3
プロローグinエピローグ
すっぴんべいべー 君は元気でいるかい?
僕は瓦礫の山に咲く 白い花に恋をしている最中さ
再起動もなんたって ダンボールの中に鮫がいたって
そんなのさりげない幻さ ホントは何もないナッシング
魔法辞典を破いて捨てて 本当の明日を見つけるんだ
滑走路に落ちているビフテキをリパックして並べる作業は
自給にして480円 乙姫だって干からびる そんなのやめてヘイヘイホー
さりげないフラクタルは香水の匂い アナグラムとダイヤグラムの隙間に
チーズを詰めて 落ちてゆく それは夕暮れ時のデ。パ。チ。カ・
珍獣動物園は閉園に追い込まれ 飼われてた標本は日常へ
そう内臓を表にして走り去った もう彼らは遺伝子組み替え大豆だ
僕はゴミ箱の中からSOSを掲げる そしてラジオ体操をする人ごみへ
トイレットペーパーはもう下水の彼方に溶け出して みんなそれを飲んでいる
蜻蛉と蛾の漫才をお茶の間で眺めながら
僕は塩入コーヒーとホワイトティーを交互に啜る
すこし背中に光ファイバーが当たる感覚を大事にしながら今立ち上がった
両手を伸ばすとデッドホールや料理店や宇宙空間から
忘れる為に忘れてきた言葉達が僕を中心に渦巻いた
僕が忘れないように書き留めていたものは 悪い意味で僕を縛っていたことに
気が付いて 白くうそ臭く塗りたくった壁の部屋の猫が次元を超えてやってきて
僕の体に飛び込んできた 僕の年齢はその瞬間19を超えたのだ
そして
何をする訳でもなく僕はこの言葉を口に出さずに呟く
僕が切り捨てた時間よ 今共に歩き出そう 目指すはフロンティアだ
73 :
向日人:2005/10/26(水) 03:20:14 ID:/+ivRgR9
かんがえなくなったらまたかけばいいよ
74 :
向日人:2005/10/26(水) 03:29:21 ID:/+ivRgR9
禁煙
タバコが吸いたい 煙が吸いたい ニコチンが欲しい
呼んでいる 悔しいけど我慢できない 吸いたい猛烈に
あそこで吸ってるサラリーマンから奪って吸いたい
自販機の取り出し口にフィストファックしてでも吸いたい
葉書を丸めて嘘でもいいから吸いたい
カラスの羽でもいいから毟って吸いたい
アププ あぷあぷ マッコリーンッツッツッツッツ!!!
吸いたいという野生が 僕を脳みそから落っことした
_ _灰 の よ..... う_に..
75 :
向日人:2005/10/26(水) 15:53:07 ID:/+ivRgR9
メール着信の合図が聞こえたふりをして
僕は携帯を開き退屈な気持ちを自分当てに送信する
76 :
向日人:2005/10/26(水) 16:00:41 ID:/+ivRgR9
あの時湧き上がった怒りはどこにいってしまったのだろう
今はもう怒ったことしか記憶にない
77 :
向日人:2005/10/26(水) 16:03:20 ID:/+ivRgR9
トイレの紙を沢山使うとミイラになっちゃうぞ
78 :
向日人:2005/10/26(水) 21:36:36 ID:/+ivRgR9
自由はなるものではない 自由とは思うことに有り
79 :
向日人:2005/10/26(水) 21:41:34 ID:/+ivRgR9
僕が街を冒険する前には必ず電話帳を使って下調べをする
地図や観光案内を見て行き先を決めてもそれでは冒険できないからだ
今日は「で行」 さぁデンタルクリニックに行こう
80 :
向日人:2005/10/26(水) 21:43:57 ID:/+ivRgR9
80年代は電子と血戦の時代だった
81 :
向日人:2005/10/26(水) 21:48:55 ID:/+ivRgR9
/+ivRgR9
打ち落とす作業をマニュアル化していけば 生存率は飛躍的に上がる
戦略と偶然を引き算して どちらの言葉が確立として残るだろう
僕が偶然を愛してやまないのは 遺伝子だからだよ
82 :
向日人:2005/10/26(水) 22:03:40 ID:/+ivRgR9
カルネージハート#1
破破破破破破破破破破破破破破破破破破破破破
壊殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺
壊戮異国の地に一匹の白いカラスが飛び込んだ
壊戮一一一一一一一一一一一一一一一一一一一
壊戮掃外部からきたその「敵」をすかさず人々は
壊戮掃隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠隠
壊戮掃滅あらゆる武器の引き金を引いて其存在を
壊戮掃滅剥奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪奪
壊戮掃滅剥根絶やしたカラスは抵抗できないまま
壊戮掃滅剥自自自自自自自自自自自自自自自自
壊戮掃滅剥慰その白い羽を散らして砕け去った。
83 :
向日人:2005/10/26(水) 22:15:20 ID:/+ivRgR9
意思
僕は僕の目が僕に有りのまま見えたものを見せてくれればいいなと思っている
僕は僕の口が僕に有利に傾けてくれることを喋ってくれたらいいなと思っている
僕は僕の手が僕の本当に掴みたいものを掴んでくれればいいなと思っている
僕は僕の足が僕をとても綺麗なところに連れて行ってくれればいいなと思っている
僕は僕の体が僕をいつまでも元気な体に保ってくれればいいなと思っている
僕は僕の心が僕をそんな五臓を自由に操れたらいいなと思っている
84 :
向日人:2005/10/26(水) 22:36:40 ID:/+ivRgR9
最後に言う台詞
首の皮一枚繋いであるからってどうとでもなれるこの世界が
僕にはたまらなく可笑しくて 曲がりなりにも愛しちゃっていて
いつでも遺書となる言葉について考えることが日々の日課である
僕の最後はあっけないほど良いもので それは口を閉じたままでもいい
笑いながら死ぬのは簡単すぎる だからって泣くのでは有り余るものがある
最近考えたのは遺言の言いかけだ しかも最後にはふさわしくないもの
それはトイレの電気を消し忘れたとか 見たいテレビがあったとか
タバコがないなとか 日常的 ぼんやりとした回想とか
「ちょうど一年前この道を通った夜 サンタクロース トナカイと致してた」
と歌を繋げて歌いながら 自分の頭を打ち抜いてやっても良い
僕の考える台詞なんて 本当にどうでもいいことのレプリカで
もしどうでも良いことを告げて死んだら 神様は人生やり直させてくれるかしら
85 :
向日人:2005/10/26(水) 22:45:11 ID:/+ivRgR9
ヘリウム3=エーテル
僕はこの答えについては考えを示さない
86 :
向日人:2005/10/26(水) 22:49:50 ID:/+ivRgR9
凄く短い言葉だけで見ず知らずの人に自分を愛してもらえるとすれば
そのことについて僕は不可能ではなく時間の無駄と言ってしまうだろう
87 :
向日人:2005/10/26(水) 22:53:40 ID:/+ivRgR9
優しい言葉はそんなに要らないんだ
親父に優しい言葉をかけてもらった瞬間
僕は涙が止まらなくなった
88 :
向日人:2005/10/26(水) 22:56:53 ID:/+ivRgR9
火葬場では誰もが本当に優しい人になる
みんながみんな優しい気持ちを出してしまうから
それを拾ってしまう僕は ろくでもないくらい泣いてしまうんだ
89 :
向日人:2005/10/26(水) 23:04:11 ID:/+ivRgR9
たくさんほんをよんでえいようをつけるんだ
たくさんひととあってじぶんをたのしむんだ
たくさんしをかいて たくさんしをかいて・・・?
90 :
向日人:2005/10/28(金) 02:10:04 ID:5+OhYiyx
忙しさの外にいる俺は 俺の背中を押してくれる決意を探している
91 :
向日人:2005/10/28(金) 02:10:56 ID:5+OhYiyx
大人になると 夢って食べられないんだよ 知ってた?
92 :
向日人:2005/10/28(金) 02:14:06 ID:5+OhYiyx
子供→大人→老人
金の流れにそって緩やかになっていく
93 :
向日人:2005/10/28(金) 21:20:57 ID:5+OhYiyx
三日で一個のタバコも 三ヶ月で一カートンのタバコも
三年で一箱のタバコも 三十年で一人の人間も一緒
94 :
向日人:2005/10/28(金) 21:23:49 ID:5+OhYiyx
日記をつけよう
昨日の回数
2回
0回
42回
500回
今日の回数
3回
一回
8回
200回
95 :
向日人:2005/10/28(金) 21:26:40 ID:5+OhYiyx
2回 ----------------|
0回 ----------------|
42回 ---------------- |
500回 ---------------- |
今日の回数
3回----------------|
一回---------------- |
8回---------------- |
200回---------------- |
一ヶ月前の回数
8回----------------|
5回----------------|
2回----------------|
650回----------------|
96 :
向日人:2005/10/28(金) 21:29:30 ID:5+OhYiyx
2回 ----------------|
0回 ----------------|
42回 ---------------- |
500回 ---------------- |
3回----------------|
一回---------------- |
8回---------------- |
200回---------------- |
8回----------------|
5回----------------|
2回----------------|
650回----------------|
回 ----------------|
回 ----------------|
回 ---------------- |
回 ---------------- |
回 ----------------|
回 ---------------- |
回 ---------------- |
回 ---------------- |
回 ----------------|
回 ----------------|
回 ----------------|
回 ----------------|
97 :
向日人:2005/10/28(金) 21:48:28 ID:5+OhYiyx
埃の部屋
僕の部屋にあるものはみんな埃にまみれ 煤けている
それは単に動かさないからだけでなく どれも古物ばかりだからだ
埃が沸いて出てくる 古物が埃を呼びこんでいるのだ
残骸はなるべく取り除いているつもりだが それでも増えていってしまう
どうしたものか
今ではこの部屋から出るためのドアも古く寂れてしまって
開いた先の廊下の色さえも白く擦れているありさまだ
廊下の向こうから歩いてくる人間を もうしばらく見ていない
98 :
猛禽:2005/10/28(金) 21:53:40 ID:RGVvFV1j
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回!
回回回回回回回回回回回回
回回回回回回回回回回回回 回回回回回回回回回回回回
回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回回
99 :
向日人:2005/10/29(土) 04:21:39 ID:J8wBvTgs
>>98 中華団欒クックルドゥドゥ
漢字という形は時として僕を微笑ませてくれる
100 :
向日人:2005/10/29(土) 04:23:02 ID:J8wBvTgs
大好き
この言葉を何回言えば あなたは僕を嫌いになってくれるだろうか
101 :
向日人:2005/10/29(土) 04:48:00 ID:J8wBvTgs
リッチストライク
金が出た!俺は億万長者だ!!
ある男の成功を追って 何人岩の中の果実を夢見ただろう
それはかけがえのない 人生斬っての大博打
みんながみんな 富を得ることだけ願った
いや 願うしかなかった 降り積もる雪の如く
生き写しの空から砕けた骨は 金山の頂上より高くしてそびえ立つ
ある者はマトックを振り落とし ゴミを分別し 流した汗は川になる
一心に熱意を秘めた鉱夫の瞳
それは一瞬金塊にも見て取れる 儚い財産であった
102 :
向日人:2005/10/29(土) 04:54:00 ID:J8wBvTgs
つまらないことのほとんどって 自分のことなんだよね
103 :
向日人:2005/10/29(土) 04:54:39 ID:J8wBvTgs
100!!
104 :
向日人:2005/10/29(土) 04:55:42 ID:J8wBvTgs
今すっごく長いおならが出た
見かけより、わりと繊細だと思った。
106 :
向日人:2005/10/31(月) 18:48:22 ID:+lRKIyN6
指から出る言葉で体を包み 脆く儚い夢を見る
>>105 人は誰だって心に気泡がある
107 :
向日人:2005/10/31(月) 19:24:13 ID:+lRKIyN6
人に酷く悪いことをしようと思った瞬間 悲しくなるのは何でだろう
108 :
向日人:2005/10/31(月) 19:32:22 ID:+lRKIyN6
「いいだろ、俺がどこでオナニーしたってお前には関係ないだろ」
「それは許せない。俺のいない所でやれ」
「お前のいる前でしないから。公園の便所でやるからさ」
「さっき会って良いって思う女性でやる即やることが許せない」
「お前が良いって言えばそれで終わるんだ」
「やだ。俺は飲まない」
「強情だよな本当に」
「そっちこそ」
領土問題ってこういうニュアンスで起こるものなのかもしれない
109 :
向日人:2005/10/31(月) 19:33:23 ID:+lRKIyN6
きっと毎日が日曜だからだ
110 :
向日人:2005/11/04(金) 23:28:08 ID:Nphe+333
もう終わりにしましょう
111 :
Mr,名前し:2005/11/06(日) 13:17:16 ID:XPPTsPn0
(´д`)凸
112 :
向日人:2005/11/06(日) 21:41:31 ID:RHALtdRv
>>111 やぁ渡り鳥よ。どこから来たんだい?
すまないが上げないでくれ。このまま下のほうでやらせてくれまいか
113 :
向日人:2005/11/06(日) 21:44:05 ID:RHALtdRv
寒い季節だ。冬眠がしたいけど人間は冬眠なんかしないよね。
あぁ損だな。冬眠することだって。そうだろ?
114 :
向日人:2005/11/06(日) 21:46:28 ID:RHALtdRv
ドっと降り出した雨はこの世に終わりを迎えさせてくれるような気がして
寝付けなくなる これは恐怖ではなく祝福なんだ
誰もが終わりを待っている そんな気がするのは僕の気がおかしいからなんだろう
115 :
向日人:2005/11/08(火) 05:48:38 ID:U2FHrrEZ
秋は
秋は失われてはいなかった この部屋は季節を問わない絶海だから
油断してしまうとそんな風流すら忘れてしまうのだ
昨日確かめてきたけど やっぱり秋という季節はちゃあんとあった
本当に良かった きっとこのまま部屋にいたら冬になったことすら分からずに
僕は凍死していただろう 秋は去年と同様 実に見事だった
116 :
向日人:2005/11/08(火) 05:50:42 ID:U2FHrrEZ
>>111 先日はすまなかった。あんな冷たいことを言って
心配してくれていたのかい?思い違いがあるのかもしれないけど
静かに感謝している。ここだけの話
117 :
向日人:2005/11/08(火) 05:55:21 ID:U2FHrrEZ
優しさと 不器用さって奴は対になっていて共存している
もしどちらかが欠けてしまったら 人は何故だが虚しくなってしまうのだろう
でもそれはひょっとして僕だけなのだろうか
118 :
向日人:2005/11/08(火) 06:01:59 ID:U2FHrrEZ
人の見えないところでひっそりと抱いてもらいたいんだ
街での価値観なんて 誰にも理解されない 理解するだけ無駄だ
だから僕は・・・
この場所でだけでいいから 白けさせてくれないか
119 :
向日人:2005/11/12(土) 23:45:47 ID:rTXG804C
僕はそこに立ち 指示を待つ
120 :
向日人:2005/11/16(水) 00:17:18 ID:CT3REEsy
震える体で 震える指で 外に入る
僕が手にするのは束縛と金と 初めて触れる体温だろうか
121 :
向日人:2005/11/16(水) 00:26:36 ID:CT3REEsy
冬の入り口でハタと立ち止まり
夏が短いのはなんでだろうと思うと
懐かしい匂いの風がそして 木々の枯葉が僕に降り注いだ
温もりが肌を彩る きっと冬は僕に恋をしているのだろう
僕はちょっと照れながらポケットに木の葉を入れ
エントランスをくぐった
122 :
向日人:2005/11/16(水) 00:54:01 ID:CT3REEsy
歌になる
僕の言葉が声を持つ 音で彩るこの世界は
心に糸を通して人々と 繋がりあえるだろうか それは
真珠のネックレスや 流行の銀細工のような
目を引くもので無くていいそれは 無細工で歪な貝のような形
耳を近づけると聴こえる個々の 歌でも想いでも構わない
例え歌に成らずとも 想い残すものを拾う海岸 それでいい
打ち上げられた言葉と 波の音
儚さが触れ一瞬写る影 それが僕の歌でありたい
123 :
向日人:2005/11/16(水) 00:59:25 ID:CT3REEsy
心に糸を通すのって痛くないのかな
針は絶対に痛い でも針がいい時もある ハードコアとか
ポッキ―なら食べてくれながら通せるけど 嫌いな人にはなぁ
124 :
向日人:2005/11/16(水) 01:01:29 ID:CT3REEsy
焼き鳥って手もあるね 針とポッキ―両方兼ね備えている
でもなんかズルイね 一番良い方法は気にしないことだ
125 :
向日人:2005/11/16(水) 01:29:37 ID:CT3REEsy
言葉ほど無責任で捕らわれないものはない
逆を返せば
言葉ほど大切で掛け替えのなものはない
なんてね お世辞が過ぎたかな
思えば贅沢な考えだ
126 :
向日人:2005/11/17(木) 23:36:42 ID:vszjGXKv
僕は呼び止めるのをためらう
彼の剥がれ落ちた黒い髪を拾うことすら
僕は誰にも見えることのない
聞こえることのない場所で つぶやく
知らないふりをして 見えないふりをして
僕は今日も独り 安全靴で金髪の髪を押さえつけている
心はどうしてこう平和じゃないんだろう
127 :
向日人:2005/11/17(木) 23:40:07 ID:vszjGXKv
子供の頃よくやった遊び
いないいないばあ
ダルマさんが転んだ
古今東西(山手線ゲームとも言うらしい)
色オニ
いまざっと挙げてみたが実はこれは
大の大人も知らずかやっているんだ
128 :
向日人:2005/11/18(金) 00:17:33 ID:1hoWSohy
知ってか知らずかだったな
129 :
猛禽:2005/11/18(金) 00:20:27 ID:yedC51+A
かげふみ
少しちがう分身追いかけて走りまわって
あやとり
途中でわけわかんなくなったまま泣いて
かくれんぼ
早く見つけられたくてわざと咳したりして
おとなになっても
まあ、おとなになっても本性って変わらないわね
あそんで
あそんで
あそんで
あそんで
あそんで
いくつになっても
130 :
向日人:2005/11/18(金) 00:25:50 ID:1hoWSohy
君の帰りを待っている間
僕は風呂と歯磨きを済ませた
遅くなるとか連絡も寄越さないから
先にご飯も済ませちゃったよ
電気の消えた部屋の中
携帯電話の明かりだけを眺め
君の連絡を待っている僕は
結構ちゃっかりしていると思う
君の分の弁当も 好きな烏龍茶も買ってあるんだ
寂しくなるから僕の目の届かないところに置いておく
でもやっぱり気になって 寂しさを枕にして寝る
翌朝警察から電話があったのはきっと夢だ
131 :
向日人:2005/11/18(金) 00:28:45 ID:1hoWSohy
>>129 いい。
遊びが得意な大人は立派だと思う
ごっこ遊びも付け加えておくよ
132 :
向日人:2005/11/18(金) 00:34:05 ID:1hoWSohy
四文字熟語というものはなんで四文字にしなくてはいけないんだろ
長ったらしい意味を持たせたくないのなら何文字でもいいじゃないか
安全運転--->安全確認運転
現実逃避--->現実前頭皮
133 :
向日人:2005/11/18(金) 00:35:59 ID:1hoWSohy
二番目は止めれとけばよかったな
へこんだ。もう寝よう
134 :
向日人:2005/11/18(金) 23:45:02 ID:1hoWSohy
装備
加速し続ける時間を 規則に則った誠実を
彷徨い続ける作業を 日常を測った地図を
涙の在庫はない 僕には空気しかない
幸せを願う手の平と 大きくなったつま先と
真直ぐ捻れた瞳と 雑作に投げ出された髪と
カラスが鳴いている 僕には耳がない
135 :
向日人:2005/11/18(金) 23:47:16 ID:1hoWSohy
つま先で立ってはいけない
空に頭を打ってしまうから
136 :
向日人:2005/11/18(金) 23:49:16 ID:1hoWSohy
心の場所はきっと耳の中だ 鼓膜よりもっと奥だと思う
137 :
向日人:2005/11/18(金) 23:53:20 ID:1hoWSohy
心は動物じゃない 植物だきっと
育て方は人次第
優しくしてあげれば花が咲く
いじめてあげれば人を食べる
138 :
向日人:2005/11/20(日) 21:42:57 ID:CMW2b+Qp
明細地図に乱列する住所は気の毒なことだが
全て嘘が書かれている それは眼鏡を外せば分かる
ぼやけた地図にかかれている住所は全て一つの住所なんだ
139 :
向日人:2005/11/20(日) 21:47:50 ID:CMW2b+Qp
分かってはいけないことがこの世に何頭いると思う?
電車の中に詰め込まれた体達を車の中で遠目で見ながら
僕はそれを自分なりに考えて窓ガラスに付箋を張り出した
やがて付箋は一枚の紙になったので僕はそこに
マジックペンで「みんな」と清書した
140 :
向日人:2005/11/20(日) 21:52:03 ID:CMW2b+Qp
人の助けがいることなんてそうない
あるとすれば体温と快楽。そうだろ?
首を今吊ろうとしている人を止めてしまった時には
その人に謝らねばなかないのだろうか それとも
その人のことを笑ってあげれば良いのだろうか
どっちにしろ僕の解決策は連れ首吊りだ
141 :
向日人:2005/11/20(日) 21:52:31 ID:CMW2b+Qp
>連れ首吊り
やっぱりこれなし
142 :
向日人:2005/11/20(日) 21:57:57 ID:CMW2b+Qp
ノイズ
時々ノイズが入ったかのように僕の思考を邪魔するものがある
それは飛蚊症のようなもので頭から離れない
ノイズは時に僕を笑わせてくれるが
その時は笑わせられたことを直ぐに怒ることにしている
でないとノイズに支配されてしまいそうだから
僕はツマラナイことで邪魔されることが嫌いなんだ
今日もノイズは現れるだろう 僕は内心心配している
143 :
向日人:2005/11/20(日) 22:02:33 ID:CMW2b+Qp
階段を駆け上ってはいるが 幾ら段を踏んでも高さは増えない
僕が諦めて登るのをやめると階段はエスカレーターのように
ゆっくりとゆっくりと上がっていった
144 :
向日人:2005/11/20(日) 22:08:11 ID:CMW2b+Qp
僕は伝えたいことを呼びかける
僕は画面に写った僕の文字を使って
僕に呼びかけているんだ
手から出た独り言は何かを僕に気付かせる
145 :
向日人:2005/11/21(月) 21:21:49 ID:zBRqhxB3
人にお礼を言う時はすかさず ためらわず
その日を超えた瞬間鮮度は急減するから
そして世話になった人自体その事を忘れてしまうから
機会を組み立てるんだ
バラバラになった後悔を繋ぎ合わせるんだ
恩が大丈夫だと言っている
恩がなんだか困っている
146 :
向日人:2005/11/21(月) 21:34:45 ID:zBRqhxB3
信
体の中でそれは口を開く
誰にも聴こえない大きな声で
狂
獅子すら取るに足りないその人間は
その瞬間は人の頂点に立って見えた
開
放たれた門の下に立つ孤高の人物
彼は勇者でも番人でもない しかし僕でもある
飲
生物は食べなければ死んでしまうのは当然だが
食べる以外に欠けてはいけない物 それが水分だ
人
隙だらけ
目
隙間から誰かが覗いている
見
目から足が生えているが当たり前だ
目は飾りではないのだから
147 :
向日人:2005/11/21(月) 21:37:02 ID:zBRqhxB3
僕の解釈のせいもあるが
漢字ってやつはなんで勝手に喋るんだろう
148 :
向日人:2005/11/21(月) 21:45:47 ID:zBRqhxB3
言
口は爪あとを残す 硬いも柔らかいも抜きにして
傷口から出るものは 色は問わずに血や涙だったりする
情
電信柱に頭を打ち付けている青二才
僕も時々こうしたい気分になる
煙
炎上中のロボット 今にも爆発しそうだ
今
誰かがどこかで笑っているよ
149 :
向日人:2005/11/21(月) 21:54:57 ID:zBRqhxB3
鬱
誰もこんな字書けやしないよ!
つまりは読めればいいだけのこと
書こうと思って書くと捕われる この字は呪われている
糸
カビが生えた米を漢字で表すとこんな感じだよきっと
石
ここのT字路の手前の家が山田さんちだよ
いかん、考えるのに疲れた
150 :
向日人:2005/11/21(月) 21:55:42 ID:zBRqhxB3
ややや、考えてはいけないんだな
僕は失敗してしまったよ
151 :
向日人:2005/11/22(火) 00:17:13 ID:E6ZQqmda
朝の僕が今夜の僕に何か怒っている
大体予想はつくけど とりあえず謝っておこう
152 :
向日人:2005/11/22(火) 00:47:59 ID:E6ZQqmda
矛盾が良い時だってある
それどころか僕は矛盾なしでは息さえ出来ない
153 :
向日人:2005/11/22(火) 00:51:47 ID:E6ZQqmda
眠ることを忘れたらもう寝てるよね
さようなら僕
154 :
向日人:2005/11/24(木) 23:07:12 ID:XtS40yKr
ふわふわと浮かぶ紙飛行機が静かに不時着する
155 :
向日人:2005/11/24(木) 23:11:37 ID:XtS40yKr
もうすぐ夜明けだ
夜明けは朝ではない これからの時間のこと
太陽は電気に代わり 熱と影は同化する
闇夜のカラスが羽を休める中
電気の光を浴び 雑踏の隅でうなだれる酔っ払い
昼間に変わるレプリカが蔓延り 澄み切った煙が辺りを空気に変える
156 :
向日人:2005/11/24(木) 23:18:00 ID:XtS40yKr
日々大怪我が耐えない 止血剤に変わるは忘却だ
157 :
向日人:2005/11/24(木) 23:20:43 ID:XtS40yKr
忘れていってしまうモノ達が恋しくも
それが学習するということなのだ
朝コーヒーを自動販売機で買って
当たりが出たら僕は仕事を休む位いい気分になってしまうだろう
158 :
向日人:2005/11/24(木) 23:44:38 ID:XtS40yKr
ここは果てしなく限りある空間
僕だけできっとここを言葉でブチ破るのには
早くても二年は掛かりそうだ
嬉しくも寂しい真っ白い空間
159 :
向日人:2005/11/26(土) 00:29:22 ID:VRjBobhs
今ひとつ僕の棚から大事なものが落ちた
でも僕は今までそこになにがあったのか
直ぐには言えなかった
160 :
向日人:2005/11/26(土) 00:32:38 ID:VRjBobhs
車を降りて家の戸を開ける
ただそれだけの動作の中で
幾つ僕は今日の出来事を忘れただろう
161 :
向日人:2005/11/26(土) 00:57:01 ID:VRjBobhs
落しモノ
人の一生を一本の道に例えてみる
そこである一人の人間が歩いた道を見てみよう
彼の歩いた後には沢山のモノが落ちている
それはここでは書こうとしてもかけないほどの量と事情だ
彼は今死んだ 彼が最後に落としたものがなんであるか
僕にはとてもじゃないが言えない 悲しすぎるんだ
僕だって考えたくないし 信じたくもない
あえて言うけど それは具体化できないものだ
生きることになんの疑問も持たない人はそう多くはないだろう
疑問について自分が出した答えは生物学的な定規では
計れないものだと思う それは生きがいや目標や喜怒哀楽
人によって様々で それは原子顕微鏡の通らない部分に秘められている
その答えが消えてしまうんだ 最後には
想像できない 出来ないから怖いんだ
きっと死ぬ時は普段の忘れることと同じ感覚なんだ
だから僕は何かを忘れてしまったときは死を予感する
どんな些細なことでも どんなに下らないことでも 不安になる
僕が僕の道の後ろを見ようとすると精神的に首が曲がらないのは
そのせいだろう
162 :
向日人:2005/11/26(土) 01:00:16 ID:VRjBobhs
忘れることの遣る瀬無さを 忘れることで緩和する
それも自然治癒ってやつなんだろうか
163 :
向日人:2005/11/26(土) 01:03:05 ID:VRjBobhs
とても個人的なことだけど
最低限って言葉が大嫌いだ
sage
165 :
向日人:2005/12/01(木) 21:55:30 ID:m00g9Mxb
心の置き場所は大体決まっていて
そこ以外に置いたりすると錆びていく
>>164 ありがとう
166 :
向日人:2005/12/01(木) 22:00:32 ID:m00g9Mxb
真夜中を過ぎてしまうと僕の目は覚めてしまう
こうして寝ていられる時間はそう多くはない
多くの時間を重ねてもそれは変わらない
167 :
向日人:2005/12/01(木) 22:02:37 ID:m00g9Mxb
余裕は自分で作らないと現れない
作りすぎても余ることはないが確実に良くない
168 :
向日人:2005/12/05(月) 01:03:13 ID:xRHmU81+
最近のもっとうは
サーチアンドデストロイ
僕は都合の餌食になるしかないんだ
169 :
向日人:2005/12/05(月) 01:09:45 ID:xRHmU81+
雪が美味しく見えるのは子供の頃から変わっていない
僕は心配してそうな目で窓の外を眺めて歯で舌を削る
内緒なことを思い出す前に忘れてしまえば平和なんだ
唯一思い出して良い内緒とは下痢で苦しんだ記憶位で
その他のことはオナティッシュを何時ものように何重にも
それはそれがまるでミイラか貴重品かのように厳重に葬る
ゴミ箱行きの財宝が眠りにつく
明日は我が身とは僕のことなんだ
170 :
向日人:2005/12/07(水) 23:04:12 ID:icoDuCCJ
働くために休む 休むために働く
忙しいことが増えると僕はこの前までの僕さえ忘れる
171 :
向日人:2005/12/07(水) 23:10:24 ID:icoDuCCJ
つまらないことで落ち込んでいる暇なんて毛頭ない
前へ いざ前へ そして僕は言葉の自由を忘れていく
不器用な僕は頭のパーツを何日もかけて取り替える
キーボードにビッチリと並ぶキーがまるで荷物のようだが
僕は知らぬ間に全てのキーを押していたのだろうか
172 :
向日人:2005/12/07(水) 23:11:48 ID:icoDuCCJ
僕の見てないところ
見えないところで誰もが僕を意識しているような気がしてならない
173 :
向日人:2005/12/11(日) 23:53:46 ID:K/wAxtBx
日本ってなんであるんだろう
最近思い悩むこと
174 :
向日人:2006/01/08(日) 05:37:11 ID:0pUCh/Xh
死ぬ為の動機
僕の生涯なんて
誰が見たって笑っちゃうくらい
ちっぽけで安っぽくて
僕は虫けらの心臓のように頼りなくて
たった一人に追い詰められ たった一人の為に生かされ
僕の寿命を延ばした人々を恨んで死ぬことは出来ても
愛することなんて出来ない
僕の心は人の成果を妬んだり疑ったりの連続で
意思を持つことなく生き延びているだけで夢見てる
人の過ちにそっぽを向いて 自己の過ちにほくそえむ
僕から時折湧き出る闘争心は余りにも子供じみていて
何を生み出し 残すことなく消滅していく
箱庭の生活にうんざりしてはいても
そこから出ることも逃げ出すことも出来ずに
ひたすら眠る 何もかも忘れろ
今やこの空白に出来るのは欲を刈る作業のみだ
175 :
向日人:2006/01/08(日) 05:48:39 ID:0pUCh/Xh
彼が僕の名前を「ひまじん」と読んだように
僕の生き方はただ暇を玩ぶだけの存在であろう
全てにおいての傍観者
「むこうびと」とはそういう意味合いを持たせてある
それは自分に対しても傍観の目を持ち
僕が暇の樹海を延々迷いつづけているのを
遠くであざ笑うかのように遠目でニタニタ見つめているカラスでもある
僕が怒ってそいつに石を投げるが カラスに当たっても僕が血を流す
176 :
向日人:2006/01/08(日) 05:54:01 ID:0pUCh/Xh
自分に起きた災難を受け流せるだけの神経を僕は持っていない
いつも僕は崖っぷちに好んで立ち 道具一式肌身放したりはしない
猪が僕に向かって突っ込んでくる 因みに猪は僕の生まれ年である
いつものことではあるが僕はふてくされた顔をしたまま猪に当たる
もしくは僕が自分から進んで崖から落ちる やはり顔はふてくされている
177 :
向日人:2006/01/08(日) 05:59:48 ID:0pUCh/Xh
僕はこれからもきっと自殺という未来を避けては通れないだろう
この影で出来た羽の色が落ちることがない様に
178 :
向日人:2006/01/08(日) 06:06:29 ID:0pUCh/Xh
僕の書いたものを読んで笑ってくれても構わない
むしろ笑ってもらいたいから書いているんだ
ただ一つだけお願いがある 真面目に読んでほしい
それだけしてくれれば何を思ってくれても一向に構わない
179 :
人形使い:2006/01/12(木) 23:46:00 ID:wl4bL52E
暇って言うのは誰もが恐れるべきもので、
暇の隙間にも動き続けている思考は、人間を押しつぶします。
思考って言うのは目の前の問題を解決するにはとても有効だけど、
問題が無いときは自らの存在に向かってくる刃になるのです。
だから人間って己に向かってくる思考の刃をかわすために
酒や煙草や麻薬やゲームやパチンコみたいな
思考を麻痺させる行為に興じるんだと思います。
でも暇を潰して忙しさにかまけてしまえば恐れの感覚は薄れていくけれど
それはそれで欠落だとも思います。
私も死にてぇーって思うことはしょっちゅうあります。
まったく同じ精神の働きで世界を焼き払いたい気分になるときもあります。
そういう類の人間って何かを創造し続けるしかないんじゃないかなって
そんな宿命をよく考えます。
180 :
猛禽:2006/01/14(土) 04:12:16 ID:WR3L2Okh
「連想」
日本中のお蕎麦屋さんのメニューのなかに
カレーうどんはいます
かけそば 月見そば 山かけそば
おかめそば たぬきそば かきあげそば
ほら、まぎれそうだけど、あそこ
カレーうどん カレーうどん うふふ
つやつやきんいろたまねぎ、豚コマにはぷるぷるの脂
白胡麻 かけようか 七味 邪道だろうか
ながねぎしゃっきり端っことろとろ
おろしそば てんぷらそば たまごとじそば
きつねそば 山菜そば ニシンそば
ほら、まぎれそうでまぎれずに あれがカレーうどん
カレーうどん カレーうどん こぶしきちきち
うどんっていう名前の男も ひとりいるよ
とげとげで エロエロで ゴツゴツで きゅん
カレーうどん いつだって胸にシミつくっちゃうのに
あったかい湯気が どうにもうふふ
カレーうどん カレーうどん 生きるのも根性だ
どこのお蕎麦屋さんでも うふふって思うんだぞ
カレーうどん
181 :
向日人:2006/01/25(水) 02:21:00 ID:yL3CB0Z/
>179
宿命か。それは詩人?反吐が出るな兄弟
俺たちは飼われてるんだな。宿命に
>180
相手して愛してくれてありがとー!
年越し蕎麦は自分で打ったよ。二年前
182 :
饂飩:2006/01/25(水) 02:26:22 ID:yL3CB0Z/
もじもじ・・・・
183 :
向日人:2006/01/25(水) 02:37:22 ID:yL3CB0Z/
真珠湾
間隔の近くなった瓶と瓶の隙間から覗くゼリー状の液体が
コンビニで買うことの出来る三億円をちらつかせている
雨の降る夜独りでアルミサッシの溝を舌で穿っていると
隣の部屋から甘い溜息が電線管を伝って下りてくる
遠くから濁って聞こえる石打の音を聞きながら
僕は小鉢のドラッグに水を与える
僕は小鉢のドラッグに水を与える 繰り返した
184 :
向日人:2006/01/25(水) 02:46:08 ID:yL3CB0Z/
説明できるほどの人生でも人生でもない
解雇すればいいじゃないか どこにいても土の下でも
愛想をつ 何喋ってんだ!
185 :
向日人:2006/01/25(水) 02:52:19 ID:yL3CB0Z/
正当化する態度で人格達を殺しつづける者
迫害されてでも夢見がちになる者
今の世を生きるにはこの2タイプしかないのか
186 :
向日人:2006/01/25(水) 19:28:18 ID:yL3CB0Z/
幼稚園に行きたい
187 :
向日人:2006/01/28(土) 08:53:35 ID:2NClt6pK
主婦も子供も家事も遊びも給料が出ればどんなに幸せだろうか
188 :
向日人:2006/01/28(土) 09:04:03 ID:2NClt6pK
僕が一文字タイプするごとに
世間の日常から 一歩 また一歩
ズンズン遠ざかっていく気がするのは
気のせいではない
100円ライターを使い切る達成感
このスレッドを埋め尽くす達成感
気持ちの良い朝から逸れた小動物
挽回できない人生ゲームを買った
気休めの幸せを望むだけ望んで
死にたいときに死ぬ 僕の望む生き方って
人を殺さなかった宅間守になりたいのだろうか
189 :
向日人:2006/01/28(土) 09:06:21 ID:2NClt6pK
キリストは信じてないけど
人は産まれながらにして罪を持っているという考えは
正直今の状態だと頷いてしまう
190 :
向日人:2006/01/28(土) 09:09:05 ID:2NClt6pK
孤独が求めているもの
自由と哲学と金
孤独が欲するもの
愛
「遺影」
よーいのどんで始まって
まけたのは背比べだけじゃなかった
執着をくり返した結果の
そのはねかえりが今の僕
そこになんかの変化を求めて見やる空も
目やにをぶら下げた2つのトンネルは
色彩としてだけの光を僕によこす
すくっても噛みついてもこぼれてく
もう一度笑えたら
あん時みたいに笑えたら
バカチョンで一枚写真を撮って
退屈に送りつけてやる
「ぃぇーぃ」
不毛 って言葉がノミみたいに沢山跳ねてまわってる
そいつ一匹ひっつかまえて力いっぱい握り拳にしまい込んだ
欲望 って言葉になんとなく変わる気がして
そしたらなんか
希望 って言葉もすぐ近くにある気がした
力いっぱい握り拳にしまい込んだ
「いえ〜い」
飯が死ぬほど美味いとか
あの子がすっげー好きだとか
今日はしに良いお天気とか
風呂が桃源郷あったかキモチエエとか
他は特に浮かばん俺やけど
それで生きてちゃダメでしょか
それでも生きてみましょうか
あっほりゃお〜りおんび〜る♪
192 :
向日人:2006/02/01(水) 18:10:00 ID:BYZ+vfIv
俺は待つことを止めてしまっていたんだ
何を待っていたのかは今となってはわかりもしない
ひょっとしたら無かったのかもしれない
それに気がついた今 俺は何を待っているかを考えた
考えることを思いつくとそれは自然と死ぬことを忘れてく
193 :
向日人:2006/02/01(水) 18:18:19 ID:BYZ+vfIv
夢は起こすものだから多分違う
もっと今までの自分の中で
現実的で合理的で先進的で理性的で建設的で
屁理屈でも薀蓄なんかでもなく 仕事でも宗教でもない
人の脳が産まれながらに持ち合わせている野性に基づいた
・・・・・
まるで僕は答えを知っているような口ぶりだな
知ったこっちゃないがな
大きくすると疲れるから普段の呼吸で膨らましていこう
194 :
向日人:2006/02/01(水) 18:25:41 ID:BYZ+vfIv
>>191 あなたもまた段階を踏んで生きてきたんですね
僕は未だパドックにも出ていない仮病馬です
強い力は要りません 自分を愛する力が欲しいだけ
195 :
向日人:2006/02/02(木) 22:49:32 ID:Oo99Ij93
オナニーは何も産み出さない
('A`;)onanu-
197 :
向日人:2006/02/03(金) 04:22:06 ID:KCn8ReD+
198 :
向日人:2006/02/03(金) 04:25:50 ID:KCn8ReD+
街は死体で出来ている 道路も田んぼも川も木も
人は死体で出来ている 今昔と遺伝と環境と地面の
死体は怖くないよ 死体は怖くないよ
199 :
向日人:2006/02/03(金) 04:45:06 ID:KCn8ReD+
ねえ誰か 僕を幸せな国へと連れてっておくれ
封じ込まれた言葉の火薬が 手拍子で弾ける
寒い日の暖炉は雪兎を慰め 風の吹く日の川は水面に木の葉を被せ
葬式の家を訪ねて イタチ遊び じんわり 血管を伝って走る砂時計
夢で見る世界は呼吸しないんだテレビのチャンネル合わせのように
現れた刺激の亡いものや 嫌な人の偉大さや 変身の虚しさが
一挙に 一瞬にして心臓を燃やしながらぶつかる
手馴れた手付きで僕の心の第六感は
眠いことを正当化した目で順不当にそのスイッチを消していった
今 幼い頃に起こりもしなかった出来事が身長も伸びずに
消し飛んだ
夢の中で暮らせるとしたら 僕は棺桶に死を持っては行けない
生きたまま体を焼かれ 生きたまま窮屈な壺に入れられ
死ぬことも出来ない密室に置かれる
夢は生きているときでないと見続けてはいけないんだ きっと
なのに欲が勝手に ほら今にも夢を見ようとしている
だから自虐の経を唱え 夢を追い出し死のうじゃないか
死にたい死ぬ死に死ねば死ぬ死のう死たい舌
死ねたら夢見るよりきっと幸せになれるだろう
死んだら一兆億円貰える 死んだら勝ち負けもない
死んだら調製豆乳と無調製の違いを見た目で判断できる
死んだら好きなコが股を広げて待っている
死んだらトイレに行かなくて済むしトイレを忘れることが出来る
こうやって死ぬことの素晴らしさを摺込む 下らない作業だ
明日から会社に行かなくて良い位せいせいした気持ちに・・・
考えるのに疲れた 死ぬ
200 :
向日人:2006/02/03(金) 04:46:56 ID:KCn8ReD+
忘れられることって限りがあるんだな
201 :
向日人:2006/02/17(金) 02:38:30 ID:h9RWgySy
久々の僕を出迎えたのは膨大な数のダイレクトメールのみだった
また早くこの家を出なければ
202 :
向日人:2006/02/17(金) 02:41:40 ID:h9RWgySy
車上生活で僕が気がついたことといえば
僕は重度のネット依存症だったという事だけだ
他の問題は変わらない 行き場を変えても結局は同じだ
そう なにしても同じだ
203 :
向日人:2006/02/17(金) 02:44:39 ID:h9RWgySy
自分のIDがHighWayに読み取れた
この時「あぁ高速走りてえな」と思う
こうして室内の僕は
事実のない小旅行ばっかりを繰り返す
繰り返しだ
事実のある無しはこの際関係ない
だって
204 :
猛禽:2006/02/18(土) 08:33:13 ID:ZJ4+ihPA
北関東某PAで遭遇した食べ物なんだけど
一番下が苦悩に満ちた顔に見えませんか(ほら見えてきた
そしてその後にもずらっと一列に並んで手を合わせている人間が
見えませんか(ほーら見えてきた
( ФvФ)っ
ttp://m.pic.to/1w1ya あんまり楽しいこと思いつけなくてごめんね
しっかり飯食ってでかいウンコしていてほしいです
マズイ、浣腸数珠繋ぎにしか見えない、、
どんなにくるしくても
ともだちあつめて
バイザーしたらなおるよ!
ハ_ハ
ハ_ハ('(゚∀゚∩ たいーほ!
.ここだよ? ((゚∀゚(.O,_ 〈
〉 ,_O `ヽ_)
.(_/
206 :
向日人:2006/02/19(日) 21:44:31 ID:CqimZNgc
>204
エログロに見えたから鼻血吹き出た
ちょっと元気出たかもしれない
折り畳んだ皮を引き伸ばしたくなった
もうウンコでもいいから健康になりたい
>205
ありがとう
207 :
向日人:2006/02/20(月) 19:38:56 ID:JYgO7o4I
さて、どれから壊そうか
サイトが壊れておるので心配。。
饂飩ってうてるようになりました!!
だから、だから、お元気ですか?
アイスクリームは早く食べなきゃいけません
どんなに嬉しくってもいつか完全に溶けてしまうから
棒だけを何時までも握り締めて
これがアタリだったらいいのだけれど
主役なんか望めもしないけど
通りすがりもごめんなさいだ
遠心力なんか消えてしまえばいい
そしたらたぶん、
かさかさになった唇噛みちぎって
駅のホームにぺっぺしてる
まるで酒の席の一本の煙草みたいだ
ギターを抱いてあのこ
にこりともせず
とても苦しそうに
いきいきと歌ってた
コンクリートから空へ
ふるわせ
言葉から想いへ
ふるわせ
いきいきと歌ってた
210 :
向日人:2006/03/10(金) 05:27:22 ID:Ovj0XEM5
未だ心配してくれる人ここに在り
今なら「こうかい日記」とググれば
三番目に出るブログに行ってみなさい
現実が見えます僕の
相変わらずお元気そうでなによりです。
だがしかーし!クレオパトラやらユニオンパシフィックやらバベルやらカタンやらアルハンブラやらボナンザやらブクブクやらフン人やらフン人やらがー
見れんやないかっ!
(・∀・)ニヤニヤしたいから是非レポートを続行していただきたい!!
はいスレ汚しどーも。
212 :
向日人:2006/03/11(土) 02:33:22 ID:ouYFeVRs
申し訳ない。ドメイン移行したせいで日記から飛べなくなってた
設定変えたんで日記の上のほうにあるHOMEから行けます
レポートはサボり気味です。人もお金も不足しているので
213 :
饂飩:2006/03/11(土) 02:36:07 ID:ouYFeVRs
しょうがない煙草買いに行こうっと
214 :
向日人:2006/03/17(金) 07:34:47 ID:3TfxaOMw
ゲーセン
ゲーセンに行くと全ての画面が砂嵐で
筐体に山積みの50円玉がマンハッタンしてた
自動ドアからは とめどなく子供の頃が出入りしてる
僕は財布の中の100円を そっとズボンのポッケに入れた
そこを叩いて50円玉2枚を作った
それをポッケから取り出そうとしたら 一緒に入っていた煙草が
まるで水を吸ったように つぶれて茶色く湿気た匂いを放っている
指には染み出たニコチンがベッタリ 血糊のように
童謡って可哀想な大人が作ったんだ 僕は何も口には出さず
50円だけでビル2階を建て増して 帰った
215 :
向日人:2006/04/02(日) 00:38:58 ID:ot6R7oFR
いつも本当のことばっかり言ったり思ったりすると死にたくなります
216 :
向日人:2006/04/02(日) 00:56:30 ID:ot6R7oFR
グッバイLOGO
君の大好きなあの車は業者に引き取られて行ってしまった
僕の一部だったあの車が無くなったんで君は泣いているんだね
泣けるね そんな君は物好きだ
僕らの青い車の後に来たやつは
今までの生活を劇的に変える事は無い
無いけど 僕の一部を持っていかれてしまったことに違和感はある
いつものハンドル いつものエンジン音
取り回し アクセルとブレーキの踏み具合 圧迫感
いつもが過去になってしまい それは今ごろ鉄屑墓場行き
ゴミだから墓標すらない 無宗教だから線香もあげないんだから
泣くことも逃げることも出来ないあの車は単純に葬られ
作られてからゴミになるまで無意識のままに乗り回された
そう 僕も物好きなんだ 君のように涙は流せないけどね
僕は君に青い車のキーをあげよう
大切な思い出になると思う あの車は何も教えてはくれなかったけど
僕達が勝手に思い出にして 頭で大切だと思うことにする
人間らしいだろ いつか僕が車に殺されたとしても車は無実だ
当たり前だよね やっぱり僕は物好きなんだ
切ないと勿体無いを混ぜこぜにして
今日も近くの解体工場から漏れてくる軋んだ音を僕は聞く
217 :
向日人:2006/04/02(日) 01:00:19 ID:ot6R7oFR
あれ?
想いが・・・・・・・・
遅れて・・・・?
218 :
向日人:2006/04/02(日) 01:15:39 ID:ot6R7oFR
安全の部屋
今にも暴発しそうな
思い出の入った風船が張り裂けるときの音は
部屋の隅で体育座りしている僕の手を耳に追いやり
衝撃は部屋の間取りを滅茶苦茶にして
水道やガス管は一気に漏れ出す
慌てた僕は急いで窓とドアを開けながらトイレに駆け込む
取り付けた覚えもないのに辺りにはサイレンが鳴り響き
壁には赤と黒のペンキのような光が交互に部屋を掻き回す
外の誰かに助けを求めようと携帯電話を開くが
あいにくみんなは仕事中らしい
仕方なく汚い音と色に襲撃された部屋を僕は
まるで催涙弾を投げ込まれた 立て篭もりのテロリストのように
だらしなく飛び出した 外に僕の知っている嫌な奴らが待っていて
一人が「オマエも変わっていないなぁ」と楽しげに言った
出て直ぐにスナイパーに撃たれた方がマシだった
潜水艦にモールス信号魚雷を誤射したと聞いて飛んできますた!(・∀・)
220 :
饂飩:2006/04/13(木) 04:09:44 ID:tazYQ8CE
くはwwwwwちょwwwバレバレwww
さすが情報が早いなスークー1/2等兵
迂闊に誤爆できませんわ。
ここも潜水艦みたいなもんなんだね
はい。スークーは昔グンタイでチョウホウブをしておりました。
そこでラジオのような物をいじるのをお仕事としておりました。
しかしスークーはあまり頭がよくないのでじょうかんのシマダグンソウに、
「貴様はろくに仕事も出来ん半人前だ!だからして貴様は1/2等兵だ!」とよく叱られておりました。
しかし1/2等兵といってもお給金は半分こにはされなかったのでスークーはこまりませんでした。
あ、いいえ、はい。デムパをうけとったのであります。いつでもデムパさんとお話できるわけではありませんが、
今日のようにお天気の日にはたまにデムパさんとお話ができます。
やはりスークーは頭があまりよくありませんがデムパをとばすことはできるであります。
このことをヨコシバさんはいつもほめてくれました。ですがヨコシバさんはスークーの知らない町へいってしまわれました。
あ、すみません。スークーはすぐに物事をわすてしまうであります。
はい、ウドンさんはセンスイカンがすきでありますか?スークーもグンタイでみたことがあります。
おおきくて格好がすばらしかったのですが、浮いたり沈んだりでたいへんいそがしそうでありました。
スークーはもう歳でありますので変化がこわいであります。地面がすきであります。太陽がすきであります。
ウドンさんとお話をしていたら太陽が落ちてきたのであります。スークー道に迷ってしまうと困ってしまいます。
いまなら自分のかげについて行けばきっとお家につけるので帰るであります。
ウドンさんもお元気でお過ごし下さい。
そして、スークーはウドンさんの持っているセンスイカンは両方ともとてもすきであります。では。
ちょwwwあたりまめww僕も乗組員wwwww
時に饂飩くん!あの信号レスはどちらへ?
無線板いって「なんで宇宙人はお返事くれないんだぜ?」
で検索かけたけどひっかからんかったので帰ってきた。ぃぇーぃ
223 :
U-具沢山:2006/04/14(金) 05:59:18 ID:4JI4dVvz
兵!実は僕、潜水艦だったんだZE!
魚雷だって撃てるんだ!へへっ
でも一発で百万円もするから勿体無くて打てなんだ・・
(´・ω・) カワイソス
って言え!!誰か!
>>221 毎度元気が宜しいようで。いーな陸は
海は寒いしフジツボがくっ付いてくるし退屈だよ
僕の何が悪くて陸に上がれないんだ!!ふぁっきん!
足があれば上がっていいのかな?
>>222 ああ、それはこのスレにヤケで貼ろうとしたチェスの棋譜だお
うちの艦ちょさんが狂うとヒトモンチャクやってて僕も始めてみたんだぁ
キャスリングは快感だお(^饂ω飩 ^ )
無線板はもとより、なぜ饂飩板がないんだ!けしからーん
当たり前か!魚雷発つwせrftgyふじこ
224 :
U-具沢山:2006/04/14(金) 06:07:47 ID:4JI4dVvz
いち潜水艦のぼやき
僕は知っている
僕の中でクルーさんとクルーさんが
一緒のベッドで寝ていたことを
僕は黙ってて 真っ黒のままで
二人がもぞもぞしてても知らん振りしたよ
だって僕は潜水艦
言われるがまま面舵いっぱーい!
僕は言われたんだ
船長さん 僕のこと愛してる だって
僕はベッドのクルー達を思い出して
あやうく魚雷を誤発射しそうになったよ
でも僕は潜水艦
船長さんが僕の体にキスしても
叶わぬ恋と 知らん振り
愛してるを履き違えて急速潜すーい!
225 :
U-具沢山:2006/04/14(金) 06:12:42 ID:4JI4dVvz
船長じゃなくて 艦長さんだから!!
か・ん・ち・ょ・う!!
魚雷ぼぼーん!!
えーなんか短期間で稼げるバイトってない?
キャスリング キャスリング
触れるのは好きだけど
触れられると困っちゃう
声かけられたら逃げちゃう始末
キャスリング キャスリング
けど僕は
この隙間が心地いい
(*´ うωこ`) (^饂ω飩^)ウドンドドーン♪
スッスーィ 三(*´ うωこ`) 煤i^饂ω飩 ^)オウッ?!
←←←←←←←←←←←←←←←←←←←
↓ ↑
(^饂ω飩^)スチャ (´うωこ`) パッ
(^饂∀飩^)キャス リング!!(^う∀こ^)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(´うωこ`)y-2√=ξ (^饂ω飩 ^ )ウッシャッシャ♪
( r y
( r y
(^饂∀飩^) キャス リ〜ング!! (^う∀こ^)
説明しよう!!キャスリングとわっ!! 「物を運ぶコロコロのやつ」
いつも近くにあると便利だね。
229 :
饂飩(ネカフェ):2006/04/19(水) 03:38:50 ID:vdrArwPG
キャストーチェストーきゃすりーんぐ!!!!
おわっぱ!!
>>228ピタゴラ装置じゃーん。俺の好物じゃ〜んしかも特盛
いっつもこれ見ると乳首立つんだよね。。っあっあれ?変かな
子供だから、わかりませーん
テレヴィのジョーーーン!!!(・Э・)
うっはwwそうか!ww!ネカフェだからクッキーがっ!!www
SAGE忘れて急浮上!!気持ちいし恥ずかしいorz
饂飩君は気持ち良くなりすぎて
↓こんなんなってどっか行ってしまったのでしばらくお留守番してみます。
、 l _,
ヽ/⌒ヘ~ ,ヘ ,rァ ∫
., 't,_,ノ丶 / '、 ,/ ,i ! へ
/ ! '` | '──--' { (/ )
,/ ● L_/ 'i,
/ l ,/ ● i, ^^
'i しii 丿 -〜〜、
|`:、\ 'ii __,/ /
'i、 ̄~~ ij 乙__ノi ん〜
^-ァ __,ノ
r^~"i' 'l (
!、 ! l )
~^''!, ,_ ,!_
\ l,~^''‐--::,,⊃ ) ) ) ) ! 、
`'‐’ :, 、
「ぬこ」
夜が寝苦しくなってまいりましたね
たまらんので早くもウィンドゥとドアーを開け放して寝ています
ドアーが開いておるのでぬこが入ってきます うちのぬこたんです
くそ暑いのに布団に入ってきます かわゆいので許します
寝ておるワシはチョップ等はしないので ぬこもリラックスの毛繕いです
自分だけ舐めておればよいものをワシも舐め舐めしよります 痛いです
ワシ今日はお昼に腰に手をあて牛乳を飲んだのでお腹がコロコロゆーとります
すると布団の中の気配が完全に消えました そして僅かな殺気
‥コロコロ ポフッ
それはぬこパンチには程遠い 聴診器をあてるみたいなパンチです
これは探りの段階です 布団の中には相当マヌケな顔が一つあるはずです
‥コロコロコロ ポフポフ ポフッ
‥コロキュ〜 ポポポポーフ
ふふふ 大変もちょこいので出て行ってくれたまえ
そして冬くらいまで君は立ち入り禁止にします
しかしワシの好きなタイミングでいつでもチョップだけはさせる事
以上、解散! ‥おいっ!そこゆくヒゲ野郎!ワシの洋服の上で寝るなと、
何度言えば分かるのだ!んー!「ナァオ」ではない!求めておる返事は「ナァオ」でわ決してない!ないぞー
‥もうよい ワシは眠い そこでおしっこなぞせんようにな
それではおやすみにゃ〜
233 :
饂飩(復刻):2006/05/02(火) 15:13:33 ID:M/LM84vx
うちゃらぱーん!!いっちゃったよぉぉぉぉぉぉぉぉーーー
もどっもどっ。。。 アイルビーバーックーーー!!!してきました
すーくークンが好き勝手してくれたんで、昼食のうどんには黒胡椒かけて食べました
うっひょろろろろ〜 ぬこ食いてぇ!!!!
はぶっ・はぶっ・・・www羽生さぁぁぁあぁぁぁぁーん
がんばってー
234 :
饂飩:2006/05/02(火) 16:11:43 ID:M/LM84vx
便り
ペチカーペチカー暖炉はペチカ すぐ傍の僕を暖色で染める
壁かかったお気に入りの一枚を見ていつも思うことは
「どうみても塩昆布です 本当にありがとうございました」
ぴんぽーん おや客人か こんな過疎地に客人とは宅配便かね
暖炉がないと動けない僕だから 勝手に入ってもらうことにした
「どうぞ 好き勝手にお上がんなさい」
「うん そうか」
その瞬間 丁度一枚絵の掛かっている壁が勢いよく吹き飛んだ
壁の代わりにその面を埋めているのはブルドーザーだ
けたたましいエンジン音 僕の膝に座っている子猫が驚きのあまり粗相をした
「ちわー ATM強盗でーす」
黒眼鏡で安全メットの男が謙虚に名乗った
「おやおや 宅配便かと思えば・・・ 遠いところからわざわざすまないねぇ」
僕は子猫をトイレに入れるとタンスから印鑑を取り出す
男はあたりを見回してやはり謙虚そうに言った
「あのーお邪魔してしまいながら大変失礼ですが
白ビル銀行 血沼出張所はこちらの御住所でよろしかったでしょうか?」
↓
235 :
饂飩:2006/05/02(火) 16:13:15 ID:M/LM84vx
「シャチハタでもいいですかな?」
僕は印鑑を男に渡した
「出来れば三文判がいいのですが お手間を取らせるわけにはいきませんので」
男は丁寧に印鑑を受け取ると 自分が伝票を持っていないこと気が付いた
「申し訳ありません 伝票をセンターに忘れてきてしまったようで」
「いいぇ 構いませんよ 荷物を渡してくれればそれでいいですから」
「そうですか 大変御不便お掛けします それでは受け取りの確認の印に
失礼ではありますがこちらの建機に押印して頂けないでしょうか」
男は印鑑を僕に返した 手には悟組と刺繍の入った軍手をはめている
「面白いことをおっしゃりますな 分かりました どこに押せばいいですかな」
「ありがとうございます それじゃこのショベルのところに・・・はいありがとうございます」
「遠いところから配達でお疲れではありませんかな 今お茶を用意しますから
少しばかり休んでいってくださいな」
すると男はやや大げさに言った
「いいええ これから他にも回らなければならない所もあるので・・お気遣い誠に恐縮であります」
「おやそうですか 大変ですね それでは体に気をつけて」
「はい ご無礼を働き大変失礼をしました ありがとうございます またお願いします」
男はそう言うとブルドーザーに乗り込み会釈しながら部屋を出て行った
あたりは静まり返り 暖炉の薪が燃える音のみが残った
「また・・・来なくていいよ」
僕は胸ポケットから煙草を取り出し火をつける
男が出て行った 大穴になった壁からは日差しが指し 何処からかヒバリの鳴き声が聞こえる
菜の花の黄 若草の緑が映え 部屋に新しい風が入ると
何故か生きている喜びを再び噛み締めている自分に気がつく
「外はすっかり春なんだな」
僕はトイレから子猫を出すと その広い玄関から散歩に出た
236 :
饂飩:2006/05/02(火) 16:27:14 ID:M/LM84vx
読み返したらエラー表示だお
>>235 僕は印鑑を男に渡した
↓
僕は印鑑を男に見せた
だね。
おいスークー あとで麺かしな
はい、呼ばれたのでのこのことマヌケ麺ぶら下げてやってきました!∬(糞∀詩)∬イタイノハイヤヨ。
お留守番をすると言った手前逃げる訳にもいかんので助かったー♪
しかしながら相変わらず凄まじい破壊力をみせての復帰ですな!
なんちゅーかこう、饂飩だけに腰の入り方が違います。
なんつって。なんつって。
引き続き、、できるだけ饂飩。
238 :
饂飩:2006/05/03(水) 01:58:02 ID:S7beoYH5
へへ・・鴨がウンコー背負って来やがったぜ (饂∀飩)ニヤニヤ
∧_∧
( ´Д`) <まぁとりあえずコレでも飲みなさい
/ \
| l l | ..,. ., .,
| | | _|。.:_::゜。-.;.:゜。:.:;。
ヽ \_ .。'゚/ `。:、`;゜:;.::.。:.:。
/\_ン∩ソ\ ::..゜:: ゚。:.:.::.。.。:.
. / /`ー'ー'\ \ ゜: ::..゜:: ゚。:.:.:,。:.:.
〈 く / / ::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:.:。:.:,
. \ L ./ / ::..゜:: ゚。:.:.:,.:.:,.:.:.:,
〉 ) ( .:: ヽ(糞д詩;)ノギャー
(_,ノ .`ー'
239 :
向日人:2006/05/03(水) 01:59:15 ID:S7beoYH5
いつからこんな汚れた場所になってしまったのか
ヒント:ブラピ
誰かが僕の名前を「スーパースレクラッシャー」と読んだように
全くもってその通りの存在であろう
全てにおいてのパニッシャー
「スーパー糞詩クン(スークー)」とはそういう意味合いを持たせてある
僕は嬉嬉としてうんこを投げるが そこら中がうんこだらけになる
いや、、ほんっとに申し訳ない。自分でも思ってたんだよ。
「ヤベ、きちゃね、ファンに怒られるわ」って、だからお留守番で空気清浄を試みてみたw
いちファンとして少し大人しくしております。 それでは改めて。
引き続き、、できるだけ向日人。
241 :
向日人:2006/05/04(木) 17:11:58 ID:QCTGWAdS
無題
僕が違う人格に成る方法は誰が見ても陳腐だ
それは鼻眼鏡 それはギャツビー あるいはホームレス
みんなが僕であるが 僕はみんなと同じ言葉と愛を持ってはいない
僕がみんなに成る方法が誰が見ても陳腐であるなら
僕に人という概念がないということになりそうだが 特別絶望はしない
僕の人格はどこかの人に爪の先位の大きさの意味を持たせる
それにはびっしりと鼻くそが付いている それは
僕という生き物が鼻で吸った空気や気配や美味しい食べ物の匂いだとか
良い意味を持たせた物が すなわち汚くないとは大人は言えない
少なくとも普通に生き 普通にセックスをして感慨を受けた大人は
僕の人格は僕の全てを選んでいる
あみだくじのようにいい加減で正直なルールで選んでいても
それを書いているのはきっと僕なのだろう
爪の先ほどの人格が心臓になる前に人生は終わってしまうかもしれない
僕の魂は進むことなく回り続け 円の中で一つの海を作り上げる
弧を描いたその先には何もない ひたすら円の中で世界を作り続ける
海底に思い出したくない宝物を埋め続けていくと
必然的に世界は 上ではなく下のほうへ高くなっていく
それを見た僕が思わず発した一声は 無論誰も聞いてはいない
僕の人格が孤独なら 孤独のままなら
242 :
饂飩:2006/05/04(木) 17:15:29 ID:QCTGWAdS
>>240 ブラピね。察しておりましたよ。
あのさ、正直に言うぜ。
もっとやってください
なので自粛しなくて結構。結婚してください
243 :
饂飩:2006/05/04(木) 17:20:39 ID:QCTGWAdS
244 :
饂飩:2006/05/23(火) 00:14:04 ID:Z/ZfXyzt
こっちのみーずはあーまいぞ
245 :
向日人:2006/05/23(火) 01:03:28 ID:Z/ZfXyzt
名の河原
名もない夜に 梟の鳴き声 それより静かに聞こえる川のせせらぎ
どこからともなくその場所に 一人 また一人と顔を出し
石を拾う 月影に隠れた表情が どことなく慎重で
人が それとも石が人を選んでいるのか 拾った人の顔が表面に浮かんだ
そして万年筆 或いはカラースプレーで 石に書き出した自己紹介
自分だけが人生で 他人の目を見ながら書いた物語
やや不安げにびっしり書く人もいれば 大胆に一文字を大きく書く人
沢山の小石を繋げて大きな絵を描く人も居る
こうして完成した石は川に投げる やっぱり水切りする人だって居る
たまに「神様ー!」と叫びながら投げる人もいるが 一体どうしたのだろう
川に落ちた石は水中をゆっくりと降りていき 先人達の石にのりかかる
膨大な数の石で出来た川の底の さらに底の石は石油になっている らしい
向こうの川は石塚のようになってしまっていて もう川とは呼べない
そういう場所には大きな油田が建っていたりする
そして時たま石油以外の物が吹き出て故障する
ここは小さな世界の中にある さらに小さな砂場なんだ
誰かが砂利遊びをして川を作る
蟻んこみたいな僕ら
肥やしとなる生き甲斐や身体が人生だとするなら
なんでもっと早く投げ込まなかったんだ!!
246 :
向日人:2006/05/26(金) 17:08:01 ID:qSoBKqX1
自分の目が見る世界は
意味のない行動 意味のない言葉 意味のない人
で溢れている そしてそれは一人ぼっちの僕も指している
あるいは他人の目と取り替えて
無駄な欲望 無駄な感情 無駄にいる人
それでも人権には意味があるのか
ニュースでは連日 殺した人と殺された人の名が並ぶ
その後見る 明日の天気があっけらかんとしていて嫌いだ
247 :
向日人:2006/05/26(金) 18:55:44 ID:qSoBKqX1
死薬
ある日僕の部屋に薬売りがやってきた
その薬売りは老婆で
スーパーにあるようなカートを押してノックもなしに入ってきた
薬が詰まったビンには薬の名前や変な記号の書かれたラベルが貼ってあって
カートの中は薬ビンで溢れかえっていて 粗末なワゴンセールを思い出す
見た目どれも同じ薬のように見えるが どの薬の名前も最後は「死」で終わっている
僕は楽に死ねるならなんでも良かったので 欲を付けて幸せに死ねる薬を頼んだ
すると老婆はしわくちゃの手から赤い粉が入ったカプセルを差し出した
僕は不思議と安らいでいて その薬をエビオスでも飲むような気軽な気持ちで飲み込んだ
するとたちまち僕の体は溶け出して あっという間にスライム状になった
視界に天井が見えるから きっと僕の目は体に浮いている状態だろう
目だけじゃなく 体全体も水に浮いているみたいに軽く 重力を感じない
頭はボーっとしているが ずっと射精をし続けているかのようなオーガニズムを感じる
あまりの激快に嘔吐をしたが 吐かれたものは食べた覚えのない骨のついた生肉
しかし不振に思う間なんてどこにもない ここからは見える老婆の顔は美しい
僕の穴からはまだ暖かい臓器が赤い涙を流しながら出て行く
体に巡る血のせせらぎと嘔吐音を聴きながら
僕は自分の体が冷たくなっていくことに気がつく
248 :
向日人:2006/05/26(金) 18:57:01 ID:qSoBKqX1
だが不安に思う間なんてどこにもない 僕にはこんなにも素敵な美女がいる
結婚したらダンボールで家を作って橋の下に住もう
100円ショップで家財道具を揃え 図書館から新聞を持ってきてベッドを作る
コンビニの廃棄弁当を一日の最高のディナーにして
死にたくなったら君の薬でサプリメントだ そう
こんな幸せな暮らしが僕たちを待っている 僕たちは糞まみれの荒廃した世界で
悲しくも肩を寄せ合うアダムとイヴになるんだ
僕は 君は ひとつの胎生となり 新たに生まれてきた自然体
誰も僕らのことを知らなくてもいいし もし知ったとこで意味はない
だって 僕 まだ 気持ちいし
僕の子供は薬ビンの中で産声を上げ
君がカートを押して誰かのうちにそれを売りつけに行く
そんなことが長く続いて 僕の体はもう子供を産めなくなってしまった
動くことも出来ない僕を 君は料理の食材を扱うように僕を鍋に入れて火をかけた
今までにない苦しみに似た快感とも う出ることもないと思った嘔吐
それは僕の胎児の時の姿 そして何も知らない胎児の僕は元気よく力一杯泣いた
僕は一体何をされていたんだろう
あの後分かったことだけど 僕の飲んだ薬の名前は「腹上死」だった
249 :
向日人:2006/05/27(土) 01:11:22 ID:7Kh/vCdW
100円ショップならゴミ捨て場とかの方が良かったね
250 :
向日人:2006/05/29(月) 02:44:25 ID:f0InAqlV
道の端くれで巨大なクロスワードパズルを前に苦悩している僕に
通りすがりの人が問題の答えを教えてくれる時を待っている
本当に答えなんてどうでもよくて ただ僕に対して口を開いてくれるのを待っている
251 :
向日人:2006/05/29(月) 03:15:05 ID:f0InAqlV
フエルト
公園の身障者用のトイレにはクマの顔のアップリケが張ってある鉄の処女があって
蓋を開けると血が滲んで茶色くなってる人間大のフエルトが丸まって入ってる
フエルトを燃やすとトイレの関係ないところまで燃え始める
天井も便器も蛍光灯もシャベルも ちなみに燃えたカスはチョコになる
例によって僕もチョコになったよ おいしいよ
252 :
向日人:2006/05/29(月) 03:36:59 ID:f0InAqlV
認められてもないのに自分から名乗って進み出るのはどうも気が引けるな
253 :
向日人:2006/05/29(月) 04:09:13 ID:f0InAqlV
モノクローン
技術の進歩だとか個性の多様化だとか消費者のニーズだとか
モノの輪郭は日を追って丸みを帯びていくが
人たちの目からは周りに向けるトゲが伸びてきた
それは時折子供の目からもだ 誰も他人を人してを見てやしない
その目は残飯なんか食わないと言っている
モノと溢れて生きてきた人は 話しかけるまでその人を
例えばコンビニの棚にある商品だとしか見ていない
生産され陳列される毛の生えたモノに毛が生え 毛が生え 毛が生える\\
興味のないものを見続ける作業に 目はついていかない
人の思う日常は有限で 無視されるよう教育される
それは形が量が 分裂していくごとに色を失ってゆく虹だ
僕は色のない世界で死ななければいけないのか
254 :
向日人:2006/06/05(月) 03:26:02 ID:+uBUZ8ui
死んじゃ駄目、か!!!!!!
255 :
向日人:2006/06/05(月) 03:26:52 ID:+uBUZ8ui
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
256 :
向日人:2006/06/10(土) 02:48:44 ID:8qeECbb6
考えないで言葉を繋ぐって案外出来ない
257 :
向日人:2006/06/10(土) 03:02:45 ID:8qeECbb6
美味しいコメカミに齧り付いた すると枯れていた道路はショコラの海になった
名前の無い補正生物が水槽に穴を開けようと タンスの肥やしになった
あぶあぶ もうゴメンしないよ ゴシゴシ 鍵はベルトに付けてね
ざしざし イきそうになったら欠伸するように もう片方の口には火薬を詰めておこう
僕の脳みそはシュワシュワと溶け出して 誰かがシワシワと間違えて馬鹿にする
役に立たない記憶が僕の服だ 僕は最後まで服を脱ぎ終えたことが無い
パンツは取り替えられないからとても不快だ
足音に敏感な血管が今にも体を突き破ってでも逃げようとする
僕の血管が恐れる足音とは 出口だ
幸せも不幸も感じる意味があるのだろうか
一時三十三分 今僕の一人が首を吊った
悲しいのか嬉しいのか僕は泣いていた
でもそんな感情はどうでもよくて 死んだと言う達成感を
僕の目が勘違いして泣いたんだと決め付けた
三時五十九分に次の僕が笑い死にするらしいから
今度は口に剃刀を入れておこうと思う
258 :
向日人:2006/06/13(火) 11:46:01 ID:yxS5N6nB
無国籍について
日本一の無国籍な人種になりたい
そうすれば日本の法律なんて関係ないから
税金もかからないし パスポートも要らない
仮に国外追放されそうになっても 日本一の無国籍さでこう一言
「俺の国にはそんな法律なかったぜ、まぁ俺は日本生まれだがな」
最高じゃないか 日本ならこのセリフだけで渡れそうだ
素晴らしき無国籍 法で塗り固められた秩序なんて無力だ
僕が街中でちょっとおかしなコトをしてしまっても みんなきっと
「違う国ではあれが普通なんだ」と思い気に留めないでくれるかも
しかし無国籍の弱みは強みでもある 法を持てないことだ
故に自分の安全は自分で守らねばならない これはきっと日本一大変だ
もし重い病気にかかったり 車に轢かれたりしてしまったら
死ぬことは決定している ゲーム的に言えば残機なんてものが存在しないのだ
本当に死んでしまっても僕の遺体は誰に構われることなく朽ちていく
どんなに酷い形をして 嘔吐せざるおえない位の悪臭でも 道行く人は
「これもその国の文化」とか不快に思いながらも 過ぎ去ってゆく
これは日本一惨めな死に様と死後だ
こうして考えると 無国籍という存在は透明人間に近い
日本一自由だとしても誰も守ってくれはしないし 天涯孤独かもしれない
それなら日本人でいたほうが 日本一安心なんだ
ABCが出来なくても 新聞を読まなくても 何故かテレビは持ってる
そんな日本人である誇りを忘れてはいけない と思った
259 :
名前はいらない:2006/06/22(木) 19:50:43 ID:IzQ4hN9v
ぃぇーぃゅ
260 :
向日人:2006/06/26(月) 22:19:42 ID:DJRLotPu
誰かが待ってくれていそうな気がした
気がしただけ それだけ
261 :
向日人:2006/06/26(月) 22:50:38 ID:DJRLotPu
時を越えた僕の一日
一つあるごとに長い針を一周させる 複数の歯車が動く 感覚でわかる
冷蔵庫を開けると明日の分の食べ物が入っていた
きっとそれは嘘じゃない 壁には何かがある
ある日 磁石で擦るとその板切れは泣いた
言葉は絶対に 百個は零れ落ちる ローマ字でも平仮名でも
20まで覚えておけばいいし お金だって一日270円持っておけば困らない
壁に背中をつけると その壁に飲み込まれそうになる
今日から起こる無様なことを 電池の切れた腕時計で数えよう
そう思って僕は 壁の中に一匹の猫を飼いだしたんだ
真珠湾ってのがどんな所かは 日本人の僕は知らない
静かな雨の降る夜 さらさらと落ちる雨の音が
蛇口をひねると明日の分の水が出てきた
暗がりの中 小さな水溜りを作る
僕のお守り それは財布に入っている一枚の板切れ
僕はベランダから水溜り一つを見つけて 適当に真珠湾と名付けた
車も拾ったのも 童貞を捨てたのもこいつのお陰だ
数なんてものは 煙草の箱に何本煙草が入るかが分かっていれば
どんなにまとめ切っても 僕のお腹の皮は薄いらしい
駅にかけてある時計を見たら僕の時計は同期していた
そんな昔のこと 賞味期限が切れてるぜ
262 :
向日人:2006/06/26(月) 23:21:24 ID:DJRLotPu
Every time
エブリナイト 一人蒸し暑いだけの夜
エブリナイト 血走った目ん玉をえぐりたい
エブリタイム 見たいような見れないような
エブリタイム あの娘の股下探りたい
夜なのに蜃気楼 眩暈で鈍った審美眼
誰でもいいんだ どれでもいいんだ
俺の気持ちを抱いてくれ エブリタイム
エブリナイト ぶっとんだ柔らかさが欲しいんだ
エブリナイト 優しさ募集中ふふーふふーふ
エブリタイム 野良猫のような目を愛したい
エブリタイム シミだらけの床を作りたい
豪華絢爛 相互ディナー もちろんフタツキです 嗚呼
声を上げずにいれないほど
たまらなくさせて あーげる
忘れてしまいそうな 夢見がちな夜
とろけさせてあげるよ ハニー
宿泊代だって俺持つよ だから
だから だから からだください エブリタイム
誰か来てくれよ HEY
263 :
猛禽:2006/06/29(木) 00:53:07 ID:NQfhZGqv
264 :
猛禽:2006/06/29(木) 00:59:57 ID:qxagVqG0
……と雨タンのスレに書こうとして誤爆したわたしは
死んだ方がいいですね(T-T)おととい来ますごぬんなさい
( ФvФ)ノ● 俺のせいぢゃないっLive2chが悪いんだっ
265 :
向日人:2006/07/01(土) 00:28:14 ID:DsWrot0D
>>263>>264 僕のせいかい?すまなかったね。いやね、これでも真面目だったんだ。
そんなことより、たった数分でIDが変わっているのには驚いた。
それとも僕の時計が遅れているのかな
266 :
向日人:2006/07/01(土) 01:07:09 ID:DsWrot0D
CrossRoads
ある日のことなんだけど 僕は身体を離れて宙に浮いたことがあった
魂の抜けた僕の身体は 見苦しくも泡なんか吹いちゃってその場に倒れたんだ
偶然都会に用あって スクランブル交差点を渡ろうとしていた時さ
突然の出来事だったんで同じく渡っていた周りの人もビックリだ
でも一番驚いたのは僕だ 頭から倒れたせいか鼻血も出てたし
こんな人気の多いところで 醜いところを見せてしまったからね
僕は慌てて 落ちてる服を着るような感じで戻ろうとするんだけどそう上手くいかない
せめて口についてる泡と鼻血を拭いたい こんな昼間に真っ平ごめんなんだ
僕はヨッパライでもあるまいし 俺が麻薬をしているわけでもない
あぁ それでとにかく身体を起こしてやろうと 背中に乗っかって踏んづけたんだ
でもなんだか発泡スチロールみたいな感触だった 足の平で分かった
ピクリとも動かない自分の身体が無力に思えた 魂じゃない身体がだよ
ちょっとしたら誰かが身体を起こしてくれた 深刻そうな顔で僕を見るなよ
「大丈夫ですか?今救急車来ますからね!」必死だよ 偉いよこの人
こんな身体に何を言っても聞こえてないけど 魂には届いたさ
僕の身体をご丁寧に引きずって 道路の脇まで運んでくれた
都会なんて誰が何処でのたれ死のうが てめえのケツはてめえで塞げって
誰も愛そうとしない目で 誰もが振舞うものかと思ってたけど
今回は運がよかったかな この人の他は僕の身体なんて見もせずに通り過ぎてゆく
もしかしたらこの人は政治家か権力者の何者かで
自分の株を上げるために偽善行為で僕を捕まえているのかもしれない
そんなことを思ってしまう僕は田舎者なのか 複雑な気分だ
僕の性格がパンクなら 身体に戻ったらすぐこいつに唾かけているだろう
「ファック!余計なことすんじゃねえ。俺がせっかく気持ちよく死んでたのによぉ」とか言いながら
267 :
向日人:2006/07/01(土) 01:26:13 ID:DsWrot0D
(続き)
救急車がやってきた 降りてきた救急隊員らがテキパキと担架の用意をしている
身体を助けた人は救急隊員に走りよって何か話してる 何のつもりだろう
すると二・三度頷いた隊員の一人は 救急車の助手席に乗るよう手振りした
固まった いや身体じゃないよ僕の魂がだよ 彼は一体なんの為ついてくるつもりなんだ
恩を着せて金を巻き上げられるか それともカルト教団に強制入職か
はたまた こいつら全員グルで僕の身体から使えそうな臓器を・・・
担架でゆらゆら揺れる身体と 不安思考の魂の動きがシンクロする やっぱり僕の身体だな
「頭揺らさないように気をつけろよ」とか 爆発物みたいな扱いだな
死ぬほど心配だよ 田舎者のクセに都会なんて来るんじゃなかったよ
こんなことになるんだったら 今日友人と会う約束なんてするんじゃなかったよ
絶望色の後悔が心を沈めた きっと優しい霊能者が僕を見たら
「怖くないよ、さぁいらっしゃい」とか言って供養されるんだろう
救急車は暴走する魂なんて知らず伸張に病院へと向かっている様子だ
二時間くらい経っただろうか 僕は病室のベッドの上で身体に蘇った
意識を取り戻したってやつだね 僕の視界は幽体離脱の視点から天井に移った
ずっと僕の横で僕が目を覚ますまで待っていた 救急車を呼んだ人
そこまで他人に心配させるほど僕って有名人なのか?変に気持ちが高まる
はじめに声を出したのはその人だった
268 :
向日人:2006/07/01(土) 02:01:06 ID:DsWrot0D
(続き)
「こんにちわ。大丈夫ですか?」
「ここは・・?(状況を知らないふりをしてみる)」
「○○駅から近い病院です。とはいっても車で30分くらい離れてますけど
あなた、いきなり交差点で倒れたんですよ。俺びっくりしちゃった」
「あなたが助けてくれたんですよね。ほんとにありがとう(ちょっと驚かせているつもり)」
「えっ?分かるんですか?いやーやっぱりネットで馬が合う仲なことはあるよね」
なんだ・・・こいつ何言ってるんだ?続けて彼はちょっと照れくさく言った
「はは・・・ビックリしてる?ほら今日オフで俺と会う約束してたでしょ?モキモキさん」
やっとわかった。驚いたのは僕のほうだった
「・・・・・くまちゅー?あんたくまちゅーか?!」
そう、彼とは最近某掲示板で知り合ったネット友達だ
私生活でも友達が居ない僕が初めて分かり合えた他人
表情や声、趣味がわかりそうな服装。どこをどうみてもくまちゅーそのものだ
文章だけでやり取りしていたのにも関わらず その確信には納得できた
くまちゅーは安心しきった顔になっている
「お互い分かるように前もって、服装とか顔の特徴とかメールしといて良かったね」
僕は自分の魂が身体に戻ってこなくていいと思うくらい 自分を恥じた
そして泣いた 久々に 人前で泡吹くより 鼻血出すより恥ずかしいことなんだけど
それは長年家に閉じこもってばかりで刺激がなかったためや
何より現実で人の温かさを感じたせいでもあって
「ありがとう。ほんとうに ありがとうございます」
「なんだよ、泣くことないじゃん。記念すべきオフが涙じゃしょーもないだろ。
でも、マジでモキモキが助かって良かった」
くまちゅーも涙ぐんで 僕の肩をポンと叩いてくれた
僕の流した泡や鼻血や涙は 当たり前だけど僕という人間が流したものだった
それから二人で力一杯握手した
269 :
向日人:2006/08/01(火) 23:29:02 ID:hN66Vgyr
倉庫
消えていけば 灰になってこぼれていく
忘れれば 床のシミになっていく
重いと天井から 常に覗かれ
軽いと地面から 足をつかまれる
数を数えては その数落ちてゆく涙
日記の上を濡らしては 日に日に使い古されてゆく
粗大ごみが空から落ちてくる 頭を守らなくちゃ
帽子を被ってもそれは日に焼けるだけだ
日記入れた洗濯機が洗いきれずに 水が溢れている
スイッチを切ってもそれは増える一方だ
だから 僕という形が戻ってくることはないだろう
タンスのあの匂いを嗅ぐと 素直に昔を思い出してやる
七輪の中で燃える炭を見つめ それを手で握り締めたくなる
勝手口にある 誰にも使われないスリッパは
開くことのない出口を見つめ続けている だから僕はそれと同じ
力一杯握り締めたくなる気持ちは どうせ叶うことのない出口なのだろう
270 :
向日人:2006/09/05(火) 18:39:28 ID:f8iVZo50
ドリーム夏
煙草のにおいが消えた墓石の下には花が咲いていた
暑い日の出来事をぼんやりと思い出し 立秋の風に偽りを感じた
花壇からは向日葵が抜かれ やけに寂しくなった
夜の音色と夏の風 似つかない隣り合わせの色々が
金色に輝いた月の光で結ばれる
線香の匂いが玄関に染み渡る季節は過ぎた
田んぼで無邪気に遊ぶ少年達は絶滅した
271 :
向日人:2006/09/05(火) 19:02:46 ID:f8iVZo50
白 彩々に
決めつめたから真っ白なんだ
真っ白は生み出さない 真っ白は危険だ
俺にとっても 辺りにとっても 退屈だ
絵の具が欲しい 盗んでこいよ 働いてこいよ
ぐちゃりと付けたその筆で 何も考えちゃダメだ
だけど形だけで説明できるモノはないし 色だけでは人に思いを伝えられない
でも考えなきゃ 自分にだって自分のことが分からなくなる
一人の時間が増えることで多くの言葉が消えてゆく
自分についてと他人について 一緒くたに片付けてしまう
俺の言葉が嘘をついている 俺に言葉が嘘をついてゆく
明日のことが朝日に塗れて降って来る その前に
絵を入れたい 夜の黒や命の赤 丸みがかった安心とか真っ直ぐな心
真っ白な空間に 寂しくないように 家具を置くように
曲がりくねった人生とか 全ての色を使った円で皆とか
信じた色と形で 絵日記をつけるように 毎日描いてけばいい
272 :
向日人:2006/09/05(火) 19:05:14 ID:f8iVZo50
俺の言うことの聞けない自分なんて嫌いだ
273 :
饂飩:2006/09/05(火) 19:55:26 ID:f8iVZo50
シュレティンガーの猫達(#1)
「ちょっと胸毛が生やしてぇんさ」と、ギャランドゥを弄りながら義男は言った
僕はテーブルの缶コーヒーを飲んだ 塩入だった
「義男はさ 豊胸したほうが逞しいと思うんだ」
「まじで〜じゃあセイケー外科あたってみるよ」
また心にも無いことをいってしまった こともあろう義男なんかに
義男は嬉しそうにタウンページを開き 整形外科を探し始めた
まぁ胸毛を生やされるより少しはマシかな 僕は口を濯ぎに洗面所に向かった
うがいをしていると背後で義男が何か言っているが 耳が遠いので聞き取れない
ふと鏡を見ると何故か忍者が写っている・・・!!
左目には深い切り傷があり 右目で獲物を狙うトラの如く僕を睨んでいる
しかしうがいの最中なので驚くことをしないでおいた
忍者は僕に艶かしいウインクをして消えたかと思うと 背後に断末魔の叫び!!
僕はとりあえずリビングに戻ってみた するとそこには・・・信じられない!
義男がトランポリンをしていた 義男は発狂したかのような満喫っぷりだ
断末魔の主も義男だった こいつは病的なトランポラーで時が来ると
なりふり構わず何処でもトランポリンをするという変人だ
携帯用のトランポリンをいつも小脇に抱え 満員電車だろうが飲食店だろうが
お構いなしの出張トランポラー 義男・・・!
僕はこいつのクセは知っているが時はいきなり来るんで毎度迷惑している
「ぎょへへひゃひゃひゃひゃーーーあんぎぇっぇぇぇぇーーー!!」
とてもトランポリンを楽しんでいるとは思えない状況だが
本当に好きなものとはこういうことを言うのではないだろうか
僕はここまで熱中出来る趣味が無いので正直義男が羨ましく思った
274 :
向日人:2006/09/18(月) 06:48:49 ID:F7tNwEqt
安手の遊戯
投影機に写る幻は 見えない明日へ
手を伸ばす大きな近道になっているかしれない
100面サイコロに好きな言葉を書いて振りなおすと
それは真実味を帯びてくる
数え切れない感情と背景を焼き付けた合成写真は
真っ白なスクリーンを何色に染めるのか
指の先に感じたアスファルトの冷たさと
身体で感じた太陽の温かさが今 答えを一つにしようとしている
ポケットに紛れた見覚えの無いコインを掌に
遊びで振った悪戯な日々 愛と憎しみの饒舌な言い訳
ぼやけたイメージを込めて突き放す
自信はいらない 強い心が欲しいと願う明日へ
275 :
向日人:2006/09/18(月) 07:02:25 ID:F7tNwEqt
言いたいこと
自分に一番言いたいこと それは言いたくないこと
人に言われても同じこと 自分に言っても同じこと
山と谷 川と海 歩行者と自転車 ハムスターとネズミ 同じこと
そんな僕のことだから 可愛い僕のことだから
正義と悪や ヒラメとカレイの区別も付かない僕だから
誰もが言うことも 誰も言わないことだって
誰もが一番言いたいこと それは自分にも言いたくないこと
276 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 00:12:18 ID:/4lx1Sjg
277 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 15:07:39 ID:8qEMtqZG
151 :名前はいらない :2006/09/23(土) 05:10:49 ID:GAbIIfBt
ID:UtWXlPuX
しねっ☆
278 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 15:23:02 ID:8qEMtqZG
151 :名前はいらない :2006/09/23(土) 05:10:49 ID:GAbIIfBt
ID:UtWXlPuX
しねっ☆
279 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 19:27:17 ID:ScFxzp4q
すべての利益をあなた様に
280 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 19:38:35 ID:ScFxzp4q
業界を統べるものは
性は女性で酔いで正義感が破綻している
彼女はその宝石を見つけると狂気が露呈して
あらゆる手段を使い奪いにくる
281 :
名前はいらない:2006/09/24(日) 20:11:01 ID:dZCQTYDc
与謝野晶子の
ほととぎす嵯峨へは一里京へ三里水の清瀧夜の明けやすき
っていうのの意味わかる方いらっしゃいませんか?
いらっしゃったら教えていただきたいんです。
282 :
向日人:2006/10/27(金) 01:59:57 ID:6ca41M8d
僕が嫌いな昔話の中にウサギとカメの話がある
ウサギとカメが直線引いて単純な徒競走をやる話だよね
で、途中ウサギが怠けてその間にカメがゴール・・・と
地道に努力し目標に向かって諦めないことについて教えているだろうけど
僕がこの話 何が嫌いかというとね
はじめから早いウサギと はじめから遅いカメを引き合いに出すな!!
283 :
向日人:2006/10/27(金) 02:01:44 ID:6ca41M8d
どぎついテクノをクラシックかのように大人しく聴ける奴はニンゲンじゃないよ
284 :
向日人:2006/10/27(金) 02:30:07 ID:6ca41M8d
きっとこの街にはリスなんていないし
いてもすぐにカラスに食われてしまうだろう
だから僕の目が覚めたら次はリスになろうと決めた
僕が気が付いたときにはリスの世界での生活が始まっていた
こんなカラスが牛耳っている臭い街に ノコノコと暮らしている小動物なんぞ
ドブネズミくらいだと思ってはいたが 自然の生き物は人間より逞しい
しかし今時のリスは木の実なんて食わない クルミなんてジジババが食うものだ
リスの世界にも人材派遣会社は存在していて 僕もそこに登録している
人間だった時の僕の家から数キロ離れた湖に
一艘のスワンボートがポツンと浮かんでいる
誰も来ない 整備もされない湖だから ここはリスの溜まり場になっていた
僕達は無数の落ち葉を足場代わりにその孤島を行き交いしている
リスの派遣会社の事務所はボートの天辺にある
僕は仕事を取りに毎日のようにここに足を運ぶことになるが
床が丸みを帯びているせいなのか リスの身体に慣れていないせいなのか
よく足を滑らせ湖に落っこちる 自然界にはバリアフリーなんてものはない
何回も落ちているせいで泳ぎは達者になったが リスの仕事に水上保安はない
事務所に居るリス彼らは 生まれも育ちもリスだから
何が起きても行動は野性的だ 僕がどんなに湖に落ちようが笑ったりしない
笑っている隙に己も外敵(カラス等)に生け捕られてしまう可能性があるから 自己防衛だ
だから彼らの性格はとても淡白だ 余計な話をしないし易しさを感じない
易しいは優しいを書き違えたわけではない つまりは隙が無いってことだ
人間社会からは嫌煙されがちな人々なのだが
むしろこちらの世界では その色が濃い者こそ周りに信用されるのだそうだ
つまり道徳愛好家やインテリは まっさきにカラスの囮にされるのが落ちだ
285 :
向日人:2006/10/27(金) 02:50:51 ID:6ca41M8d
そんな相手に心を開かない彼らを見た新入りの僕も人間の頃は
他人を信頼することなんて滅多に無かった しかし序の口だったようだ
これは人間にはわかるレベルの問題じゃない 行き過ぎている
リスになった元人間だからこそ この狂気にも似たオーラを感じることが出来るのだ
本日3回目の入水に懲りた僕の身体は ようやく事務所の受付に立つことにしたようだ
受付のメスリスと常連の2匹が僕に気が付いた
僕がずぶ濡れだろうが 体中に打ち身をしていようが眉一つ動かしはしない
受付のメスリスが 本当に僕に向かって話してくれているのか
どうか分からないくらい何食わぬ素振りで
「昨日も来たよね?利根川の方に仕事があるんだけど行ってみない?」
と言ってのけた 人間と同じ秤で考えると決して生きてはいけない
「なんの仕事?」
僕だって人間の頃は派遣バイトなんてよくやってたさ
内容を聞かずに「行きます」なんて間抜け面で言ってしまうと
何をやらされるか分かったものじゃない
「えーとね 工場内で100均の製品作り リスにでも出来る仕事よ」
工場?待てよ。リス世界に工場なんてあるのかと それも100均だと?
「何作ってるんすか?」(ライン作業だと確信しつつ一応聞いてみる)
「なんかラムネみたいですよ。グッピーラムネ」
286 :
向日人:2006/10/27(金) 03:13:55 ID:6ca41M8d
僕は理解できた ラムネとは飲料の事ではなく錠菓のラムネの事だと
ラムネの主な原料は片栗粉・ブドウ糖・クエン酸だ
昔は清涼感を出すため重曹も使われていたらしいが
今はほとんどのメーカーは入れていない
錠菓は今や食玩のおまけ程度でしか見かけなくなってしまった
食玩は食品の流通経路で販売することを目的に生まれた
今では菓子がオマケに成り代わり 安いラムネやフエガムが
消費社会の旗の本 人間どもの胃の中に入らず捨てられてしまっている
とってもとっても可愛そうな食べ物 それの代名詞がラムネだ
「許すマジ・・・人間! あぁマジで許すのか」
僕は気を納めた 僕の気を感じていない素振りでメスリスは続ける
「なんでもグッピーラムネに描いてあるリスの絵のモデルが
ウチ(派遣会社)の社長なんですって!」
どうでもいい話だが 常連はビックリしたらしい
「へぇ 社長昔から仕事のとり方上手かったんだね」
お前らカラスに食われるぞ
287 :
向日人:2006/10/27(金) 03:29:48 ID:6ca41M8d
それじゃそのリスの隣に描かれた ウナギは誰なんだよと突っ込みたくなったが
さっきから一羽のカラスが上空を舞っているので油断しないように口をすぼめた
とにかくライン作業は嫌いなので他の仕事を聞いてみた
「他はね やっぱり利根川の方だよ」
「利根川の方って多いんですね」(何か裏があると呼んで聞いてみる)
「こっちでの仕事は滅多にないからね 君は新入りだから知らないと思うけど
ここで登録しているメンバーの9割が今言ったグッピーラムネ行ってるよ」
僕は絶望した ラインやるならカラスに食われたいと思った
すぐに死ねると思ったリスなのに 絶滅したと思ったリスなのに
そもそも何故この街にリス専用の人材派遣会社があり
そこに何故僕が何回も訪れているのだろうか
これはまさか
いや、マジ、夢だった。すっげえリアルでコミカルな夢でした
288 :
向日人:2006/10/27(金) 03:48:12 ID:6ca41M8d
二本の手が砂場を好き勝手弄くるせいで同じ夢は二度と見ることが出来ない
明日は幻 時に真実 しかしそれが立証される頃には再び黄砂の中に紛れてしまう
奴は海王か はたまたアリ地獄か この国に道路工事の季節がやって来る
289 :
向日人:2006/10/27(金) 03:53:58 ID:6ca41M8d
もし僕が 今度生まれることになってしまったら
今よりもっと たくさんたくさん死にたいです
290 :
向日人:2006/10/27(金) 05:36:46 ID:6ca41M8d
少年期
昔は沢山部屋があったんだ そこで僕達は はぐれないように
一つの部屋に固まって住んでいた 全部の部屋のドアが見える部屋なんだ
間取りで言えばあそこは玄関だったのかも
僕達はよく遊んだ 探検したりゲームや虐めもした
命すら取りはしなかったけど ある日のこと
そいつは別の部屋に入ると 内側から鍵をかけた
僕達全員がそいつの名を呼んでも 二度と出ては来なかった
僕らは少し寂しそうな素振りを見せてまた遊んだ
一緒にならないと 誰が何を考えているかがとても目立つからね
そして三年前のある日 なんでだろう
僕が目を覚ますと 皆が泣いている いや 嘘泣きをしていた
皆正直なんだから 僕らは演技なんてちゃちなもので
隠すことなんて出来ない 顔も所持金も 本心だって 隠すことなんて
部屋にいる全員 皆が嘘泣きだと気が付くと
今度は静かに立ち上がり 一人一人初めから
決まっていたかのように皆それぞれ空いている部屋に入っていった
そして 皆一斉に鍵をかけた 世界最後の時の針が刻まれたかのように
291 :
向日人:2006/10/27(金) 05:43:54 ID:6ca41M8d
ひたすら沈黙した 永久に 僕は動くことを躊躇った
しかし僕だけがこの部屋だけに取り残されていることに気が付くと
手当たりしだいドアをノックしていった 僕は口や手が裂けようと
孤独が当たり前になっていくこの苦痛を 皮の痛みと流血で誤魔化したかったんだ
僕は空腹になることもなく いつも座っていた柱の足に突っ伏した形で寝た
僕が独りになることを僕は 皆は望んだのだろうか
皆はどうなってしまったのだ ドアの向こうは独りなのか
それとも何もかもなくなってしまうのだろうか
意地悪に僕の居るこの部屋以外が全て繋がっていつのでは
もしそうだとしたら この部屋以外の部屋は いやむしろそれは既に「外」だ
僕は迫害を受けたのではないだろうか しかしそれも空想の域を超えない
天井を海老沿いになって見上げると あの時まではよく見えた白い飛行船が
今や天井の色と重なりあい 霞んで僅かにしか見えていない あの時は飛行船から
僕らの存在に気が付き手を振ってくれたクルー達も船長も 誰も顔を出さない
もう肉眼では確認できない距離と透明を帯びてしまった 白い飛行船
「空の彼方」という表現をこの牢獄のような部屋で使っても良いのだろうか
そして今も 僕は埃に塗れたこの独りでは余るこの空間に居続けているのだ
292 :
向日人:2006/10/27(金) 05:48:56 ID:6ca41M8d
どうでもいいけど 凄い
誤字脱字だ
293 :
向日人:2006/10/31(火) 01:39:58 ID:RczTtK2Y
誰が何のために読むか!!
294 :
向日人:2006/10/31(火) 02:00:22 ID:RczTtK2Y
シリアスナンバー
僕の15は88歳の春 桜祭りのデートの時 刻んで
31に26と書き損じた時に 誤ってシュレッダーにかけてしまった
3回までが限度だった この先は62だ
11の学校に同じ数の教師がいて 同じ数生徒達を校庭で走らせる
同じ数 同じ矢先に 同じ事件が起きた 校長先生は元気かな
49に100円もの価値があったかと聞かれたら 今はそうでもないと答える
やぁ君の誕生日 君の家に5を背負った中年男性が来ただろ あれは
57には気をつけろ 僕の書いた小説を読んでみて
「ある人はいいました。あの人もいいました。僕でさえもいったんだよ」
「23が明日は31になって来る。そしてその次の日は・・・・3・!」
イチジュウハチはバグだらけだ 電話番号にすら意味を感じない程度に
馬が走る 酒の美味い季節になったのう わっはっは
295 :
向日人:2006/11/10(金) 00:17:47 ID:9zHA2iUt
よがって よがって 独り言
296 :
向日人:2006/11/10(金) 00:37:22 ID:9zHA2iUt
秋の夜
深夜番組の企画の中でのニュースなんて覚えておく必要は当然ない
僕は今夜も当然の如くのさばっていた 小さな音で絞ったラジオからはボサノバ
大して用事も無いのにコンビニに行ってしまうのは 僕の実家もそうだからだ
コンビニに行く途中 落ちていたネオン管の欠片を踏みつけて怪我をした
家に帰って足の裏の傷口をめくると 小さな破片がこびり付いていて
爪先で取ろうとして今度は爪の中に刺さってしまった
なんとか抜き取ったが まだ異物感が残っていて気分が悪い
欠片に残るネオンの成分が体中を駆け回って 道理や原理を無視して
僕の体中がネオンの光を放ったまま死んでいってしまいそうになる
早くこんな夜は更けてしまえばいい
何のための夜で 部屋の中にはテレビの光とビールの水滴
最後の番組が終わり 砂嵐 僕が窓の外をふと見ると
蛍光塗料をベタベタ塗った蝶々が おぼろげに飛んでいる
作られた光は影を作らず また影と同一視されたまま朝には消えてゆく
知らぬ間に 街とはそういったレプリカ達で埋め尽くされていた
誰の返事も 優しさも 期待してはいけないこんな時間に切なくなるのは何でだろう
遠くで電車の音が聞こえる 誰の帰りを待っているのだろうか この夜誰かは
297 :
向日人:2006/11/22(水) 03:11:01 ID:t9m8/oWG
シュレティンガーの猫達(#2)
その晩 私はいつもの晩酌を長引かせ 何時になく酔っていた
まず愛飲しているウイスキーを一瓶丸々 酒棚にあるボトルを手当たり次第空けてしまった
それでも足りないので 冷蔵庫にあった妻の缶ビールにも手を出した
口の中に残るウイスキーの余韻を ビールと共に喉の奥に流し込む
自分でもこんなに酒が入ってしまうのは不思議でならない
ほろ酔い程度で何故かそれ以上は酔えないのだ
そして私には しこたま酔って何もかも忘れてしまいたい訳がある
酒を使って現実逃避したいと考えるのは陳腐なことだが
今の私にはそれ位しか この悪夢のような現実から逃げ延びる術はない
私の妻はフリーのカメラマンで二日前から仕事に出たっきりで帰っていない
聞く所によると 同じ現場でまた別の事件が起きたので そのままそこに滞在するらしい
場所は国内だと言うが 明確な場所は教えてはくれなかった
午前中にかかってきた電話の向こうの彼女は何やら緊張した声で私に
「私が帰るまで絶対家から出ないで」
と言って一方的に切られてしまった 一体何が起きたのだろうと
その時は彼女のことを心配してはいた しかしいきなり言われたものだから
何かのジョークだろうと半信半疑だった
だがそれがジョークではないことを悟ったのは 間もなくのことであった
298 :
向日人:2006/12/04(月) 00:51:03 ID:8vThB+9U
・・・っしゅん
299 :
向日人:2006/12/28(木) 01:00:58 ID:f931XEtu
参拝
来年こそは死ねますように
300 :
向日人:2007/02/27(火) 20:03:35 ID:EdR5FkFP
メビウスの輪
「次はどこに顔を出すことになるの」
僕は前を歩くトカゲに訪ねた
「そうだな・・・影の踏めない日向といったところか」
長い永い横穴を延々進んで行く 下りも上りもない迷路のようだ
来る日も来る日も同じ光景が続いている
いつしかすぐ後ろがもう出発点になっていた
僕が生きるのを辞めたくなる時 途端に真上から日光が差し掛かる
その都度トカゲは無理に嬉しがりながらこう言う
「やった出口だ!お前の嫌いな外の世界だぞ!」
そう 僕は出口が好きなんじゃない
この風の吹かない 遠くで微かに見える光に期待を膨らませながら
足踏みをしてのたまえるこの穴が好きなんだ
僕が返事をしない間にもトカゲは舌打ちしながら
自分の尻尾を切り 鍵のように小さな穴に差込んで塞いだ
ここに来てどれくらい経ったろうか
横穴は遥か先まで続いている しかし最近気が付いた
この穴の中が暗くなり始めている
「そういや最近空気が薄くなってきたな」
トカゲはブルブルと深呼吸をしながら さっき切った尻尾を再生させた
僕らがそれから歩き続けて少し経った先に 僕は恐ろしい物を見つけた
トカゲの尻尾が刺さっている天井を見つけたのだ
301 :
向日人:2007/02/27(火) 20:26:58 ID:EdR5FkFP
290
俺の生涯が煙草一箱で終わるべきものであるなら
俺は煙草を買ったとき
クシャクシャにしたレシートを広げ 君に渡す
もし君の お金を渡す手が震えていたら俺は君を殺す
愛を果たしてくれればいいんだ 顔目掛けてぶつけてくれればいいんだ
俺はプラフィルムと紙で出来ていました
生きる糧はまるで煙のようでした
¥
302 :
向日人:2007/03/14(水) 22:01:57 ID:VOGMEGXu
海岸線
静かな海岸に打ち上げられた銀色の残骸の
元の形を描き出すのが好きな画家が居る
大きな手に握り締められた筆が揺れて
幼い事から逃れることの出来ない僕の束縛を描く
小さい影のユラユラした光が 年輪のように細く回ってゆく
最後の言葉と最初の言葉が この足で踏んだ無数の影と重なる
そうか 僕の足跡はこの海岸の遥か下に隠れているんだね
片目が色盲のその老人が 寂しい背中のまま夕日を迎える
彼は僕の目を見ずに描き上げた絵を 僕に渡した
大事なものを再び得たみたいに
303 :
向日人:2007/03/14(水) 22:38:23 ID:VOGMEGXu
Someone at one time scoops me.
ノートの端っこを折って閉じた時
空は星空よりも神秘的に見える
写し込まれた 高飛車な言葉や薀蓄が
全く無駄にならない世界がそこには広がる
開けたくない 見られたくないんだ
無数の本を上に積み上げインシュロック
無様な俺を奴ら 超能力でも使って見てるんだ
助けは要らない 左手だけでも 右手なら
落ちてくる段差から抜け出せない セオリーなら
いつか俺を掬い上げてくれ (お前の小生意気な目で
俺を掬い上げてくれ (指が触れて
掬い上げてくれ (真っ暗闇に落ちていく
ノートの端っこを折って閉じた時
自然は見放したかのように自然で
開けたくない (拒まれた脳みそが
開けたくない (地面に埋もれて
見られたくないんだ (腐っていく
いつか俺を掬い上げてくれ (いつもの影に
俺を掬い上げてくれ (指が触れて
掬い上げてくれ (脅えたままで過ごしてる
俺を掬い上げてくれ (俺の人差し指が
掬い上げてくれ (お前の指に触れた時
掬い上げてくれ (助かるだろうか
掬い上げてくれ (俺は助かるのか
いつか
304 :
向日人:2007/03/20(火) 00:32:32 ID:IwKtVdpq
市議会委員
その街の駅前は酷く寂れており
すれ違う人も居ない人々は表情は暗い
田舎のバスのように本数の少ない電車
ホームレスはいなくとも路地裏の民家には今も
介護の付かない寝たきりの老人達がごろごろいる
駅の横を歩いてすぐの地下道に
書かれた落書きを
青いパーカーの人間がなぞる
LOVE FACK PEACE
色あせたアルファベットがここにもいる
響く靴の音と様々な影にかき消されて
夜中にならないと威張れない奴ら
人々の目は壁なんて見ない
ましてや外の壁なんて特にだ
人間はどこにでも行ける 服も骨も心配ないんだって
仮に目の前に突然現れるときも 目だけは塞いでおけ
ビックリした目をすると嫌われるぞ 僕は小さいから
外には出られない濡れたシャツがまだ乾かないから
こんな話をしても君には見えないから
あくびをするだろう
305 :
向日人:2007/03/20(火) 00:38:02 ID:IwKtVdpq
ダブル オア ナッシング
勝ちたいけど勝てない
勝てないけど勝ちたい
306 :
向日人:2007/03/20(火) 00:39:19 ID:IwKtVdpq
笑っていられるのは今だけだぞ
噴水はもう終わりの時間だ
307 :
向日人:2007/03/20(火) 01:08:49 ID:IwKtVdpq
いつも何も見えない精神世界で じっと座ってる
これは想像したって真っ暗なんだろう
もし何か見えちゃったら 病院に行きなさい
医者もきっと見える訳ないよと言うでしょう
必死で看病していた情熱が死んでしまったりして
僕はそれに対して花だって描いてやれないんだ
だから僕は知らぬ間に外に出て
何かに引かれようとしたくなるんだと思う
見ているところが違くても 信じることはあっけなく同じなんだな
「ただいま」と言って欲しい だけど僕には「おかえり」と言える口がない
308 :
向日人:2007/03/20(火) 14:45:48 ID:IwKtVdpq
花
知ってるかい この世界には花がない
街角の片隅の健気に咲いている小さい花だって そう
君の嬉しい心やささやかな涙 もっと言えば
君の見た彼女の股にも 花はない
僕らが見た 見てる花に感情はない
結局は僕らの目が花なんだ 騙された人は挙手
花は元気かい 枯れてないかい
じっと目を閉じて 静かに開いてごらん
都会には水がない あるのは名を馳せた造花ばかりだ
人は人を食べられるかい 僕らにはキレイな水が必要なんだ
じっと目を閉じて 静かに開いてごらん
真っ赤な涙を流した花に 痛くない風がそよぐよ
309 :
向日人:2007/03/20(火) 15:07:29 ID:IwKtVdpq
ボーンキラー
産まれたての声と 無意識に宙を切るその腕は
その時だけのものなのか
信じることを覚え 意味を持った手で人を傷つけたのは
いつの頃からなんだろう
金平糖のように 徐々にトゲを帯びてくる心が
いづれ誰かに包まれ 小さくなっていくのは
いつの頃からなんだろう
僕は優しさを知らない
僕は煩わしさを知らない
変わって殺意だけは知っている
それはきっと 産まれた時にも知っていた
本当に臆病で 髪の毛を染めることすら出来ない僕
愛が人に優しさをくれるとは思わない
この手で人の体をまさぐって その時届いた柔らかい
感触が愛なんだ 痛みを持つ軽やかな重さがまさに
夢だと分かっても醒めない夢みたいだ
壊したり戻ってこられなくして 僕らは殺意を基準に何かを思う
幻想でも理屈でもない そこにあるのは産まれた瞬間の感情のみだ
310 :
1 ◆77483qp02s :2007/03/21(水) 03:28:00 ID:VjQTB2Z5 BE:217919243-2BP(333)
なんでまだ残ってんだこのスレwwwwwwwwww
311 :
向日人:2007/03/21(水) 20:55:47 ID:Am21p/+e
>>310 成り行きでずっとここで書いてる者です。
使ってなかったみたいなんで借りてます
もしお嫌なら申し訳ありませんでした。素直に帰ります。
312 :
向日人:2007/03/25(日) 23:28:45 ID:ZNjn/v1f
旅
道で静かに屯する 空の姿はぼやけたまま
潮は満ち あの月は欠けたまま崩れて行くばかり
川が泳ぎ風が走る 醜いままの背中を前に
遥か東に見える 山は黙ったまま動かず
忘却が孤独を包み込み 足はゆっくりと土を踏み出す
朦朧と陽炎の中を彷徨う日々を 明け暮れて太陽を忘れた目を
水溜りに映る嫌いな顔を それは癒されることなく固まった欠片
私の足跡が波間に溶けて 目的も丘もない海岸は
私が好きだった歌が流れ続け 独り言が山彦となって落ちてくる
ここは過去で出来た世界なのだ 私はいつから居るのだろう
旅とは変わり続ける風景に
感心を示す自分を確かめる作業なのではないか
私は間違い続け 同じゲームを繰り返す
313 :
向日人:2007/03/26(月) 01:08:16 ID:MC+awup7
サイバー京
狼がパソコンの前で冷や飯をむさぼっている
電磁波を浴び 音楽を優雅に聴く それはサイバー京
私はサイバー世界の平民 意識は持ってかれました
電光掲示板の橋の下をホバークラフトが突き抜け
君のスカートが捲れる いつも同じパンツね
一体いつだっけ 肌の色で区別されていた時代は
今んところそれはないよ 皆同じだよ だから同じだよ
品種改良を重ねても 人間はまだ欲望を持っている
魂が電子化されて不老不死になれたら 尽きるかな
暗証番号は一億桁 ずっとずっと遥かあっちへ
電磁波を浴び 満足を満タンに それはサイバー京
縛られた海では自由がいっぱいさ
314 :
向日人:2007/03/27(火) 23:57:28 ID:1sR8KJkh
コンビニの市役所でアンパンを買って見た
警察に捕まった
315 :
向日人:2007/03/27(火) 23:59:14 ID:1sR8KJkh
大きく力一杯絵を描こうとするんだけど
こんな時でも筋肉痛だ
316 :
向日人:2007/04/04(水) 01:47:27 ID:sUe8E1gc
ぱきっ
317 :
向日人:2007/04/04(水) 02:09:27 ID:sUe8E1gc
意味
感じるままの言葉 何十冊もの日記の中からの一ページ
迷うだけの言葉 地下駐車場に寝泊るホームレス
価値のない言葉 戒名みたいに持ち運べないから
縛られる言葉 それは水槽の中を行き来する日常
縛られない言葉 あればいつかは千切れてしまう鎖
飾りのない言葉 いくら象が乗っても壊れない
消えてゆく言葉 沈むほどに形が崩れてゆく錨
生まれてくる言葉 野原に群生する草花の一部
姿のない言葉 それはもうひとつの生命体
意味は言葉を持ち続けるのだろうか
318 :
向日人:2007/04/10(火) 00:47:13 ID:BjTsbOhY
くだらない事はそれが嫌いにならない限り続けるだろう
例えうんざりしていても
319 :
向日人:2007/04/10(火) 01:12:00 ID:BjTsbOhY
H2O
僕の渇きは一向に納まらない 僕は常に雨の上に居る
いくら掘っても砂下に吸い込まれてしまう湧き水のように
アタッシュケースに入れた 猫のぬいぐるみがミイラになっていた
僕は煙草の箱に入れておいたライターを徐に点火する
ライターの火をその真っ白な瞳に近づける しかし彼の目は曇ったままだ
真っ暗で静かで 埃臭い倉庫に押し込められた二人は朝日が差し込む日に
一度だけ雨水を啜ることが出来るという 明太子のような舌を突き出して
屋根に空いた大きな穴から伝って降りてくる水滴 それが細かく分かれて
土の下に埋まっている細っこい根っこに染み渡る
水分のように 小さいパイプを通って彼らの
喉に行き着く 二人が救われることはないが天の神は満足げだ
私はこんな惨めな話を聞くと頭が冴え渡りそうになる
日々の肉体との離脱を魂が気にも留めず走り続ける 大勢の姿を
私はフォークリフトの旋回範囲より遥かに小さいグランドで見た
ライターの火を目の前にかざして 彼らを眺め続ける補欠の僕
彼らの汗は地面に染み渡る それは流れる場所を作らない海抜となる
ぐるぐると回って知らぬ間に埋め立てられることの繰り返しを
彼らは知らないのでは
猫の彼の 尻尾を掴んでみる
硬く硬く雑巾絞りをしてみる
僅かながら僕の手を彼の水分が湿らした
「にゃー」
彼は最後に間違いなくそう泣いた
320 :
向日人:2007/04/20(金) 02:05:12 ID:pHd4NSCR
独裁者
大事なものなんて大して
この世には居ないだろう
一人でも多くの脱獄者が
監視に捕まって屠られる
それが見たくて
血を見せ荷を担がせることは
不思議でもない成り行きだろう
歴史の教科書に絵本として載せても
あの歪んだ顔が見える それは後遺症だ
私の足に刻まれた数字は
墓石に刻まれそれが生年月日だと
後世の学者は推理するであろう
人々の心の隅を私の名前で埋め尽くす
そのとき私は終わりのない独裁を手にするのだ
321 :
向日人:2007/04/20(金) 02:07:42 ID:pHd4NSCR
君のお腹が痛い
322 :
向日人:2007/04/27(金) 01:22:21 ID:zA3RrNE2
僕はどこまで言葉を並べれば気が済むのだろうか
323 :
向日人:2007/04/27(金) 01:44:37 ID:zA3RrNE2
立ちくらみ
無表情の人間の皮を剥いで見たい 真っ赤な顔に
しっかりと僕の寂しい目を見せつけて
彼らは何という口を開くだろう それとも目玉を落とすのだろうか
地下駐車場で煙草を吸うのが仕事だという5人の中の
1人は僕だ しかし凝り固まってトコロテンのように押し切られるような
いや 潰されていく感情は間を置くごとに灰皿の中へと崩れ落ちていった
痛い目に合った方がまだ夢が見られる 僕に夢を見せないこの場所が嫌いです
ただ つまらないというだけで僕の心を逆なでするような
何でもないように振舞う態度を皆さんやめてください 僕は部屋に戻りたい
発想が枯渇した僕はまるで武器のない兵士だ
小高い丘の上に立ち血まみれになるのを待っている
こんなんならパチスロにハマっておけばよかったな
あと携帯や雑誌で無差別恋愛を決め込むだけの無関心さが欲しい
1人で居る時の幸せは誰にも理解されないし
僕は鍵を掛けているつもりでも実はそっとドアに隙間を持たせている
僕の部屋を訪ねる人も少ない 決して僕は面白い人間ではない
僕に興味を持ってくれる人だけがこの隙間に近づき 好きな大きさで
ノックをする 僕は返事をして中に入ってもらう それだけの動作で済むのに
結局何だかんだで誰も面白いことなんて欲しくないんだ
知らないことに対して無表情で通す人ほど残酷な人はいない
正解を言うと僕だってそうだ これがミスターチルドレンの必殺
卑怯なのか僕が似ているのかはどうとでもなれだ
僕には一瞬消えかけた真っ黒いものが立ちくらみによって復元されてしまったようだ
324 :
向日人:2007/04/27(金) 01:48:08 ID:zA3RrNE2
恥ずかしいことって 産まれてきてしまったことを言うのか?
325 :
向日人:2007/04/27(金) 02:05:45 ID:zA3RrNE2
分かってる 分かってるから
その本の最後のページには
「殺しても同じ」とだけ書いてあった
これは僕の日記です
僕は誰を殺してしまったのだろうか
僕の気分はこれからも一つの事に対して支配される
人が生きているのは「良い気分」だからなんじゃないかな
凄く楽しいって良い言葉にも悪い言葉にもなると感じてる
意味ってそれぞれだから僕が途轍もないマゾヒズムを持っているなら
悪い意味でも良い気持ちになれる
だから死にたいって思うことも気分がいいからなんだ
これはドラッグなのか
僕は髪の色は幼少の頃から変わっていないけど歯は抜け替わった
自分でも大きい歯を持ってしまったと感じている
いつもいい訳ばかりを考えてそれが虫歯となって現れるものだから
僕の奥歯は全て銀歯だし徐々に奥から侵食が始まっている
虫歯が先か肺癌が先かは分からないけどきっとどっちかだ
今になって歯なんて磨いたって取れやしないこの歯垢は
軽い気持ちで死ねと願って本当に人が死んでしまったら
既にこの世に人間は生きてない 軽く人は殺せても自分は殺せないくせに
みんなそう思ってるでしょ 優しい気持ちなんてこれっぽっちないでしょ
そう信じてる人の信じ方なんて勝手だろ
326 :
向日人:2007/04/27(金) 02:07:40 ID:zA3RrNE2
毒は自分を守るためにある筈なのに何故こうも身勝手なんだ
327 :
向日人:2007/04/27(金) 02:12:29 ID:zA3RrNE2
僕という人間を一言で表すとこれだけで済む
1+1=2
全くもってこれだけ 社会で言う葛藤など
人の言う努力など 僕には通用しない
だって答えと繋がったままだから
スタートとゴールが同じところにある詰まらない競技ですよ
1+1=21+1=21+1=21+1=21+1=21+1=21+1=21+1=21+1=2
328 :
向日人:2007/04/27(金) 02:21:38 ID:zA3RrNE2
一晩中泣いていたい
それだけの高まりが欲しいのに
僕の感情は相変わらず一線を越えない
泣いた日を忘れた いつだったんだろう
だから人が死んだ時 沢山泣いてしまうのか
僕は僕が死んだ時 正直に泣くことが出来るだろうか
自分の死に泣くなんて とんだ自己愛家だ
その位僕は泣くことに渇望している
ずっと昔のように 泣き濡れて眠りにつきたい
誰か僕を泣かしてください それとも涙腺が退化してしまったのか
僕は人間らしくない 進化なのかもしれない
人間でいたいのに
329 :
向日人:2007/05/09(水) 01:42:27 ID:ZSTzdNdM
皮膚
朝が来たその日 東を向けども太陽が昇らなかった
張り巡らされた道路の果てをひとつ見つめ
彼は朝マックから普マックに変わる時間帯を
不幸にも空中で過ごすことに成功する
太陽が昇らなくても時計は無常にも動き続ける
私達が朝の味噌汁を紅茶に変えても
犬が鶏のように卵を産もうとも
月の影に隠れた1番星が綺麗な涙を流したとしても
川と海の裂け目を決めたのは誰だ それは魚だ
街と街とを繋いだ緑地帯を真っ白いウサギが埋め尽くす
そして大小様々なサイズのウサギが捕食する
ビルや電柱 頭や角は
高枝バサミでちょん切ったかのようにギザギザしている
窓にぶら下がったカメの甲羅とカメの中身が瞼にチカチカして
それは沈んだまま
起きることのない正常の文字を記した文字盤の逆を走る
日光と月光を帯びたコンクリートの温度を感じたのは何だ
それは空気だ 私達は私達だけでは何も感じることが出来なかったのだ
330 :
向日人:2007/05/09(水) 01:44:14 ID:ZSTzdNdM
苦しい人って言う事が決まってるよね
俺は自分で飽きたよ
331 :
向日人:2007/05/09(水) 01:48:14 ID:ZSTzdNdM
水が腐ってる
332 :
向日人:2007/05/11(金) 01:03:32 ID:csFaTkP0
生きる糧が心の中にあるとしたら
心は険しい鉱山なのか
それとも柔らかい大福なのだろうか
それよりも僕は少し極端なんだと思う
333 :
向日人:2007/05/11(金) 01:12:48 ID:csFaTkP0
スイッチ
頭の上に最もな意見を乗せたとして 首はどんな曲がり方をするだろうか
最もな意見の上を転がり落ちるピンポン球がその下の水の上に落ちる
揺れるピンポン玉が波紋を作り 私の心を振るわせた
その波紋の先が示したのは 私の存在意義だ
そうピンポン球の落下点は最もな意見に首が傾いた方向が決めたことで
首と最もな意見はただの切欠だ しかし波紋を作る水の底から伸びる鎖は
傾いた首にしっかりと繋がれているのだ これがどういうことだか分かるかね
疲れたから続きは一生のうちあと三回だ
ぃぇーぃ
335 :
向日人:2007/05/28(月) 23:17:03 ID:vG0etk8n
誰が何といおうと僕から出た言葉は実を結ばない
336 :
向日人:2007/05/28(月) 23:27:28 ID:vG0etk8n
挨拶
いい天気だね 平凡な一日が苦労なく終わることはない
いい天気だね 歪んだ街の景色を見るに今日は暑い
いい天気だね 挨拶の傍らにあるのは小さな犬の声
いい天気だね 唇と黒子の歪み具合で機嫌を見て
いい天気だねと機嫌も兼ねてみても心が落ち着く場所がない
明日また 平気で怒る人などいない
明日また 皆無理してばっかりだ
明日また 僕らは優等生なのだろうか
明日また それとも只の奴隷家なのだろう
明日また 訪れる必要もない日を
明日またで繋いでしまう僕を寂しい奴で片付けて下さい
337 :
向日人:2007/05/28(月) 23:37:24 ID:vG0etk8n
wish
僕の願いが一つ叶うなら
覚えている必要ないこと全てを捨て去りたい
僕の一生の中で一度だけ好きに出来ることがあるなら
苦痛無しで死んでみたい
叶うことのない願いこそ価値のあるものだ
神はいない それなのに何故
叶うの文字では十字架を握った誰かが口を開いているのだ
338 :
向日人:2007/05/30(水) 01:19:01 ID:vChtyBgq
何かを生み出せそうで
何かを伝えたくて
でも結局何も出来なくて
何となく来ただけで終わらせてしまう
僕は暇人だな
339 :
向日人:2007/05/30(水) 01:38:18 ID:vChtyBgq
待ち合わせ
「何時もの場所で待っている」
僕にそう言い残して彼は姿を消した
僕は携帯電話で彼の文字列を探してみたが
そうだ彼は携帯なんて持っていない
携帯をポケットにしまうと
僕は何時もの場所を探し歩いた
空の下 人々は血管を巡る血液のような動き方をしている
街中売りたいものだらけだ
炉端でアクセサリーを並べて売る若者や
道路にはみ出てまで商品を置いて 安いよ安いよのオッサン
体だけ 起き上がり溢しのような営業マン
無料だといって ちゃっかり名前を売っているフリーペーパー
「我々には時間がない 我々には金がない
労働は戦争だ 人生だ 安息の地は墓場のみである」
僕は街中を走り回る宣伝カーに追い回されながらも
財布の中身と相談しつつ歩道を歩き回る
少しだけその場所が分かったつもりでも
彼の居る座標は正確な時間軸を
使ったとしても大きくずれ込んでしまう
僕は労働する時間に挿げ替えて
彼との待ち合わせ場所を探さなくてはならない
->
340 :
向日人:2007/05/30(水) 01:49:31 ID:vChtyBgq
僕は小さな思い出を頼りに市内の駅を訪ねる
彼の立っていたホームには御年寄りが居るだけだ
キヨスクのおばさんに訪ねたって絶対分からない
僕は小さな勘を頼りに駅裏の公園を訪ねる
彼の座っていたベンチには
ノラ猫を抱いた学生が神妙そうにこちらを見る
この子に聞いたって何も分からない
僕はお腹が減ったから駅前のコンビニのドアをくぐった
立ち読みしている人達の中に見慣れない影が揺れているように
僕は見えた
僕は何も買う当てが無かったので
遠慮がちにガムを1個買ってその場を後にした
小さな手からお釣を貰い それを財布にしまう
「よぉ 遅かったな」
341 :
向日人:2007/05/30(水) 23:51:24 ID:vChtyBgq
橋の下で
今 外は乾いた雨が降ってます
元気かい
僕は相変わらず独身でその日暮しの生活です
君のことも大分忘れてしまったけど
それでも覚えていることは幾つかあるから少しだけ
僕なりの君と会った思い出を読んでみてくれよ
僕らは放課後同じ帰り道だったよね
クラスは違えど僕らはお互い一人ぼっちだったから
放課後というクラスの中で惹かれあったんだ
はじめ上手く僕らは話すことが出来なかったけど
その内 子供染みた会話や遊びを出来るようになっていた
僕はこの時の君に会えてとても感謝している
自転車に乗れたあの感覚で人と向き合えるようになった喜びは
決して忘れることでもないし 大きく今でも息づいている
決まった遊びしかしていなかったように思えるけど
それでも僕は良かった 教室の机に座ったまま
ずっと息を止めているだけの置物だった僕が
自由に動けるなら何でも良かったんだ
片道約4kmの通学路が果てしない公園に見えた
街の北と南を分けている川に掛かる大きな橋の前で
毎日 また明日と言って別れたね
君がゆっくりと橋を渡るその後姿 夕日でランドセルが小さく光って
少しだけ僕より伸張が増えていく君が大人に見えた
->
342 :
向日人:2007/05/31(木) 00:14:04 ID:7cGWfjqA
雨でもない限り僕らの学校での休み時間は
教室もトイレもがらんどうだった
雨の日は僕は一人体育館の裏に回って
砂利を積む作業を繰り返していた
新しくアスファルトを敷いた時期には一粒一粒剥がして
僕が今君に教えて欲しいことがあるよ
君は学校でのこんな日は何をしていたんだい
君にもクラスメイトが居たのかい
ごめん 何も問い詰めているわけじゃないんだ
君が学校でも楽しいことがあったとしても
それに対して僕は何の反感も嫉妬もない
同じ者同士だとしても何か決定的な違いはあるんだ
六年生になったばかりの春
僕らにちょっとした寄り道が出来た 覚えているかい
それは君が毎日渡っている橋の下で暮らすオジサンちだ
あの頃はホームレスなんていう生き方も意味すら曖昧で
彼に対して僕らは何の偏見も恐怖もなかったね
それはあのオジサンの性格もあったかもしれない
きっと元の出が良いのだろうか 捻くれてもなく素直でもなく
今の僕が一言で言えば絵に描いた大人像だった
何度も会いに行ったね 行けば何かしら話しをしてくれるから
僕らから話をする訳でもなくオジサンが完全進行役だったね
僕らがあの場でやったことと言えば相槌だけだった
->
343 :
向日人:2007/05/31(木) 00:40:07 ID:7cGWfjqA
一般的な生活をしている分にはどうでもよいことすら
オジサンはよく話してくれた サバイバル術の簡易版のようなものだった
僕は全く興味がなかったけど その中のタダで衛星放送をみる方法は重宝している
君と離れ離れになったのは 小学校の卒業式だったね
あの日が最初で最後 学校でお互い顔を合わせた日だった
卒業証書の入った筒を片手に僕らは手を振り合った
僕は中学になっても会えるだろうと 安易な気持ちでその場を後にしたけど
なんであの時最後の下校をしなかったのだろう 今でも心残りなんだ
君との放課後を失い 僕はその寂しさから初めて人に声をかけた
そいつとは今でも付き合っているほどの仲だけど
それでも僕の孤独心は未だ落ち着ける場所がない
なんだか文字にすると気味が悪いように思うかもしれないけど
君に会いたくてしょうがないよ また会って話がしたい
この言葉も伝えたくて今回君に宛てたんだ 小学校の名簿だけが頼りだったんで
もしかすると届かないかこれを読むのがとても遅くなってしまうかもしれない
だけど僕は待っているよ 君が今 一体どんな人で どんなことをしているか
とても気になって これを書いている今でも楽しみで仕方がない
この手紙を読んだらいつでもいい あの時の橋の下に来て欲しい
オジサンの居た場所にさ
なぁに 何時でも待ってるさ
344 :
向日人:2007/06/16(土) 03:41:48 ID:PR2GMyLr
黙ったままの歌手
345 :
向日人:2007/06/17(日) 02:38:54 ID:sDvGzzM/
海影
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
文字の色を確かめるように 万年質を刺す
紙に落としたインクの色が白くなるように
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
破れた海岸線 向こうに見える水平線の影
灯台の光 水面に浮かぶ残骸がフラッシュ
1つ 2つ 3つ
助けが来ないと分かると 乗組員は死んでしまった
白い紙が黒い海に飲まれる
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
滴る血を 指の先で踊らせる
夏の海の海岸で 入道雲は崩れてく
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
1つ 2つ 3つ
346 :
向日人:2007/06/17(日) 02:47:33 ID:sDvGzzM/
眩しい光で洗われた 形を持たない生き物
捕らわれた瞳で結ばれたあの色は 誰かだけのもの
試したくなる災いを井戸に落とし それを上から眺めていた
それはどこか 見たことのある姿で
影が伸び止まない 私は ひそりと笑う
347 :
はーむ:2007/07/08(日) 08:37:57 ID:fERsejQ+
ヘリウムガスすったらどうなる
348 :
はーむ:2007/07/08(日) 08:38:38 ID:fERsejQ+
ヘリウムガスすったらどうなる
349 :
はーむ:2007/07/08(日) 08:41:24 ID:fERsejQ+
ヘリウムガス飲んだら
ひーむ~ になる希ガス
たぶん40秒位
351 :
後姿:2007/07/18(水) 01:43:59 ID:OGgLp91r
自信が付かないから
思い切り振り向いてみた
使えないティッシュの山
引き摺っていただけの私
352 :
後姿:2007/07/18(水) 01:48:50 ID:OGgLp91r
私は気が付いてしまった
この世界が何で出来ているのかを
だけどそれは言葉では表せない
正確には
言葉では抑えきれない何か
髭の生えた人は何を考えているのか分からない
髪の長い人は何を思っているのか分からない
夜 私は這いつくばって
丸い時計に向かって咆える
これだけが生きがいか
こんなことが生きがいか
353 :
後姿:2007/07/18(水) 01:53:38 ID:OGgLp91r
「誕生日」
束ねた髪が私に
大人になれと訴える
壁に 二度も書かれる事がない予定を
私が 溢れ出る体液でそれをなぞる
何時になく深刻な 冷たい夜
蝋燭の炎が指先を焦がしても
私のこの髪は切られることなく伸び続ける
今夜が峠です
354 :
後姿:2007/07/18(水) 01:56:26 ID:OGgLp91r
「未来」
私は黙ります
未来の貴方の為に
私は帰ります
未来の貴方の基へ
私は涙します
未来の私を見て
355 :
後姿:2007/07/20(金) 00:42:46 ID:mhgDaZol
溢れたい
357 :
饂飩:2007/09/05(水) 00:21:12 ID:8VVDnVxO
シーラカンスとサイコロ
9月夏の日 放り投げた
サイコロの目はいつも6 通り過ぎた
今日だっていい 時を止めるのは
グルグル巻きの感情が振動しながら解けていく
足はようやく見勝手な方向に進んでくれた
シーラカンスを見に行こう 彼はいつも
外を見つめながらも瞳の針は止まったままだ
とても単純で そして命取りな生き方をしてきた
僕は彼の不恰好な泳ぎを外から眺めながら
同じさ 思わず口元が緩んだ
歯ブラシが突っ込めそうな大きさの
僕は時と共に進む
悲しい意味を持たせた手の上で乱数を弄ぶ
シーラカンスは今まで何個振ったのだろう
それなら彼はとても運が良い 代わり映えがないのだから
358 :
饂飩:2007/09/05(水) 00:48:49 ID:8VVDnVxO
Nine Tale Fox
僕の心達はあまりに忙しすぎた 欲望や建前や運命が
邪魔でまとまらない 自分のクシャミを噛み殺す
川の畔で死んだ魚に喰らい付く 野良犬たちを哀れに思ったからか
それとも山上を飛び 衰弱しながらも狩りを止めない
猛禽に憧れてしまったのか
どちらにせよ僕の心はこうして てんでばらばらに動き回っている
自分でも残念なことだけど 何に手を伸ばしていいのか分からない
無駄にのた打ち回る尾を切り落とそうとするけど
血が流れることもなく切れやしない 虫歯のような痛みがずっと残るだけ
もう何年も涙を流してはない 自分の毛が鼻に入ってクシャミをした
僕は大事な書類を書き始める
僕の尾は夕食を食べに行った
僕は大切な人のことを思った
僕の尾はテレビのスイッチを入れた
僕は仕事のことで会社電話をかけた
僕の尾はでかい声で歌い始めた
歌った尾っぽはその内 自分の手伝いを覚えるようになった
359 :
饂飩:2007/09/05(水) 00:57:45 ID:8VVDnVxO
×僕は仕事のことで会社電話をかけた
○僕は仕事のことで会社へ電話をかけた
細かい事だけどな。え、全部書き直せって?
360 :
饂飩:2007/10/10(水) 03:00:30 ID:W66XEP9H
刹那
殺してやると呟き
死んでやると騒ぎ
助けてくれとは言わない
誰かと話したい
眼の中で誰かが覗いている
気を紛らわすつもりで彼女と散歩に出かけた
腰を据えて眺めたいような満月が浮かんでいた
土手の草をふざけながら噛む彼女は笑っていた
狭く真っ直ぐ伸びた川沿いの道
辺りはまだ微かに色を残している
スズ虫とコオロギが泣き渡る
空気が秋なのか また秋が来てしまった
一日も早く死んでしまわなければ
冬が来て年が明けてからでは遅い
晴れてはいけない気持ちなのだ
今まで長く生き過ぎてしまっただけなのに
それでも彼女は泣いてしまう
一緒に死のうと呟いていると
辺りの色は闇に染まっていた
煙草を一本取り出すと彼女も一本取り出した
二人で煙草を吸ってから何も残さず帰るだけ
何か堕ちて来い 一瞬で死にたい
361 :
饂飩:2007/10/10(水) 03:04:18 ID:W66XEP9H
クトゥルフ神話
昨日は夏 今日は冬
空はレンのガラスを張り巡らしたかのように変貌し続ける
私の魂はルルイエの堅く閉ざされたあの扉の鍵を探していて
それは一見真直ぐなようで随所が屈折を止めない
蛇のような形であるネクロノミコンにも記された
古の呪文が刻まれていてそれをなぞろうものなら
蛇はひどく折れ曲がる
ここにある透明な球体に私の猟犬を閉じ込めて
扉が開くとともに私はこの忌まわしい化物を従える事が
果たして出来るだろうか 心理学者は言う
「目に見えぬ恐怖こそが 真実であり偽りである。
偽りは我々の持つ虚無の根源である」
空は飴色に輝き恐れる者を飲み込み続ける
362 :
饂飩:2007/10/10(水) 03:08:50 ID:W66XEP9H
変わらないことに対して酷い恐怖を持っている いるのに
何故変わろうとしないのだろうと考えている間に時間が来る
┌━┐ ┌━┐
┃┌╋──╋┐┃
└╋┘ └╋┘
┃ ・ ・ ┃ ┌━━┐
●━╋┐ ┌╂━━━━╂┐ ┃
└━┷┴━━╂┘ └╋━┘
同じスレにはコピペ ┌╋┐ ┌╋┐
できるけど、違う ┃└╋╋━━╋╋┘┃
スレにはコピペでき ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
ない不思議コピペ ┃ ┃┃ ┃┃ ┃
└━┘┘ └└━┘
もういらないんだ
ホワイトバック
溢れて来た
ありふれて来た
太陽の影で作られた
寒い寒い彫刻に無彩色の色が付く
瓶の蓋が開けっ放しさ
朝晩覗きに来るのさ
隠れながら 話しながら
一番 近い近い真理に
耳を傾けてみたり
道路は装甲車の渋滞
気分は良くないさ
落ち着きはするけど
クラッカーが窓ガラスを突破り
破片は光りを映さない
真っ白な赤い赤い沈黙が
一時の太陽を作る
狂った世界
この狂った世の中は
音量を絞ったレクイレムが鳴り渡り
聴き続けるのは決まって敗者
あと汚れた川のヘドロに埋もれた
鎮まることのない魂
曇りガラスをあしらった図書館で腰を落ち着けて
僕は何を読めば良いですか
絵本 哲学 それとも聖書?
先生 今を見つめず
「若い頃は良かった」
なんて言わないでください
貴方がおっしゃる言葉やお仲間が
臆病な僕たちを殺していることに気が付いて
人に汗をかかせるだけに投げ捨てられた
ゴミに何の葛藤もない僕達は狂っている
あれは僕達なのに
僕達なのに
それなのに何故愛を歌えるのですか
肥えた金持ちが
自分と同じ体格の動物を愛しているように
釣り
神が御創りになられてからどのくらい経ちますでしょうか
私めがこの延々続く穴を降り続けてもう四半世紀経ちます
何時しか私めの足や 背中や 首や 目玉なんて消えてしまいました
最後の皮膚が剥がれ落ち 自分自身の成り様に脅えましたが
上を見上げては見るものの 何も見えないのです
歩いて 歩き続け(足が無いのに歩くなんて言うのも可笑しなことでしょうが)
・・・はて
階段なんてあったのでしょうか
神よ!ここには私めだけなのでしょうか!
神よ!私はこの重苦しい ひたすら長い空間をいつまで彷徨いましょう
おぉ神よ!
徒労を繰り返し そして踏み込む力は今は無く
頼りない蝋燭の小さな火のような慣性で進むこの魂は
水も食料も酒も女すら与えられずに 肉体は朽ち
所詮只の抜け殻 いやこの私
身体を脱ぎ捨てた私自身が抜け殻なのでは
もはや生きていた頃の感覚や
それまでの記憶が消え去ってしまっている
私はどこで生まれ どう育ち どうしてここに居るのだ
家族は居たのだろうか 愛する人は居たのか
子供は 趣味は 仕事は 宗教は
何一つ分からないのだ 私の生きた過去が・・・
今の私は空箱なのだ 記憶のない
狭苦しく しかし奥行きを感じざる終えない底なしの縦穴を
無意識にも下ってゆく 音も無く感じるのは闇のみ
今私は縦穴と言ったがこれは想像でしかない
しかし何となくだが下に落ちている感覚・・・いや
感覚など当に絶えているのだ
だが何やら大きな存在に引っ張られているのは確かだ
そう 釣り針を飲み込み
遥か下の岸にいる釣り人に吊り上げられるだけの魚
それが今の私だ
神は果たしてこの私の扱いをご存知なのだろうか
もしや過去の私は罪人だったのだろうか
だからこそ神はこの無限の苦しみを私に与えたのか
私の神は何という名で何を教えてくださったのだろう
分からない 思わず感覚の無い溜息を付いた
しかし 何も分からないのに私にまだ考える力があるのは
きっと私の記憶が未だに私の中で燻っているからでは
自身の発見に やや希望の光が差したように見えた
思い出すことが出来ればこの闇から開放される気がし
私は必死に思いを巡らせた
思い出せ 私の生きた過去を
まず自分の名前だ そう私は誰なんだ
何か手がかりになることを思い出すんだ
私がここに来た時のことを・・・
遥か下のほうで何かが動く音が聴こえた気がした
私は私の中の記憶の書を手に取り
それを見開いてやろうと想像を膨らませた
何でもいい 想像するんだ 今や夢の中のようなものだ
想像で作られたものは 私自身が
私の生きた記憶を材料に使っているはずなのだ
どんな些細なものでもいい そこから手掛かりを掴んでやる
私は私の作り出した空間を部屋と名付け
そして途轍もない早さで隅々まで見回した
部屋と言っても壁もないし床も無いのだが
しかし 何も無い 何処を探しても
記憶の書など無かった
私は本当に抜け殻なのか
抜け殻のままここに来たのだろうか
いや 諦めてはいけない
これは神が私に与えた試練なのだ
決して諦めてはいけない 神もそう仰るに違いない
私が思い出すことを決意した時
今までと違った何かが起こったのだ
私は意識を集中させ 再び部屋に飛び行った
・・・寒い そう感じた
魂の火が消えそうなほどの
キーンと凍りつく寒さ
やったぞ!こんなことは初めてだ
私は寒さを感じている それが新鮮だった
しかし意識が遠ざかる 遠くに・・・遠くに行ってしまう
いけない! 私は手探りに自分を包み込むものを探した
私の手が何かを掴んだ
手・・・そしてその中に温かさを感じる
毛布のような柔らかい感触
すぐさまそれを纏った
いいぞ 自分でもはっきりと分かる
私の身体だ! そして今それは毛布の中だ
何とも言い表せない感激が体中に走った
私は檻から放たれ自由になれた獣のように吼えた
私の声は部屋全体を響かせ
その瞬間 この部屋の壁の存在に気が付いた
私と毛布意外 相変わらず何も無い部屋だが
それはきっと闇にいるからだ 明るく照らせる物さえあれば
壁があるということは この空間が有限だということ
私は毛布を羽織ったまま 部屋の散策を試みた
足に何か硬いものが当たった 思わずそれを手にとってみたが
当然暗くてなんだか分からない 手の触覚を駆使して何であるか探る
いけない 私はまだ過去を思い出していない
それが例え過去に普段使っていたものだとしても
何であるか見当が付かないのだ
しかしそれが長細いものだということは
何となく手で分かった 表面は滑らかで
それには小さな出っ張りが付いていた
押したり滑らせてみたりしたがビクともしない
まるで子供が玩具を弄んでいるかのように
私はそれと格闘していた 私は必死だ
!!!!!!!!!
突然目の前が真っ白になったかと思うと
鋭い痛みが私の目を襲った
私は悶えながらもその元凶を見つけた
それは今まで格闘していた玩具だ
その先からは光が溢れていた
床に転がっているそれを拾い 私は大げさに笑った
光だ!ついにここに来て 母なる太陽を手にしたのだ!
恐る恐る 辺りを照らしてみる 照らした方向は何も無く
ただ深い闇へと光が飲み込まれるのみだ
この近くには壁はないらしい 壁には扉が付いているかもしれない
まずはそれを探そう 私は灯りを振り回しながら胸を躍らせ歩いた
皮肉にも既にここが 自分の想像上の部屋だという概念は消えていた
私は再び同じ苦しみに苛まれる
しかしこの危機は私自身も知るよしはないのだった
何故なら・・・(昇降機の音)
私「神が御創りになられてからどのくらい経ちますでしょうか」
さぁね・・・もう忘れたよ
[ ゚д゚]y-~~~ デフラグガカンリョウシマシタ
/[へへ
11111111111ああいいいいいいいいううううえ
かかかかかかがががががきくくくけけこここ
しししししすせそそそ
たたたたたたたたたただっつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつててででででででととととととど
なななななにににににににののののののののののの
はははははばひびぶ
まままめめも
よよ
らららりるるるるるるるるるれれれれれれれれわわ
ををををををん
イクシッフュラン
万上乗井伸先光光入分刺助台向員夏姿字岸岸崩平年形影影影戸持指捕文来止死残水水洗浮海海海海海滴灯災物生白白眩眺瞳破確私笑紙紙組結線線色色色落落血見見試誰質踊道雲面飲骸黒
2222222222233333333333
今日もトイレでティッシュを流す音が聞こえる
貴方という人が
ただ好きだと
伝わることが最も困難で一生大切なこと
ワガママ言えるのも権利なの?
自分は悪くない
貴方も悪くない
世間は悪くない
社会も悪くない
自由が悪いのだ
桜咲かすか四月の夜晴
坂を滑るは桃色花弁
今宵の並木は万華鏡
桜の花には毒がある
酒の席には恥がある
想いは徒然夜の彼方
黒子のつぶやき
時代は変わり皆は「自分自身」を舞台に立たせるけど
やれ幕が下りるとなんて面白くもない人達なんだろう
僕は黒子だからそんなのを沢山見ている
彼らがもし役者で 僕がお客なら決してお金を払ったりしない
何時しか人は 自分自身を画面の中と 外の
どちらかにしか居る事が出来なくなってしまった
足を開いて 跨いだままとか
それが恥ずかしいのだろうか
閉じこもっている方が恥ずかしいだろ
あまりに不器用な人間達 これは進化なのか
また異なる動物に近づいているような気がしてならない
金色の魚
金色の魚 いるかい
コンコン
なんだい
金色の魚?
そうだよ
僕の財布になっておくれ
どうしても今日オカナが必要なんだ
はは 何言ってんだい
今日はヤマトトの開眼祭
オカナなんてただで貰えるじゃないか
だめだよ
僕黒い目玉が背中に付いてるんだ
そんなの見られなければ殺されはしないよ
俺が背中に張り付いていてやるから開眼祭に行ってみな
@ヤマトトの欲望は我らの希望
@ヤマトトの悲しみは我らの悲痛
@ヤマトトの喜びは我らの幸せ
さぁさ ヤマトトの爪の垢から出来た子羊よ
このオカナを受け取りなさい
欲するなら好きなだけ受け取りなさい
す好きなだけ下さい
ヤマトトの導きがあらんことを
ありがとうございます
礼なら俺にも言えよ
オカナ半分くらいくれたっていいだろ
もちろんだよ
でもその前に
わっ何するんだ!
お俺の背中に目が付いてる?!
@黒い目だ!我らの仇!
@殺せ 痛みつけて殺せ 命乞いなど与えるものか!
@声も血も出せないように静かに殺してやる
えーと、
1234、5678912、3454678、9123456、7891234。567891、2345、67891324、569871、32。1564981、8、4981
ふぅ
今日も金色の魚で生き延びたな
歩け歩け 幸せ小道
脆い言葉
しみったれた男の 夜中に呟く小さな息の根を
白いボンドでベチャベチャに 支離滅裂と無茶苦茶に
勘違いで放たれた 刺さる前に抜けてった
浮かんだ粒子は徐に 距離は縮んで裏側に
頭の後ろで泣いていた 誰かの涙さ 気にしないで
肩に感じた荷物の重さだけじゃ
全ての物を感じられない
静かに息をする あの脆い脆い言葉こそ
ありがとう 刺さりかけ 今日も生きてたね
いづれは乏しい 我が身かな
明日は背負って泣けるかな
気が付いたら よく分からないけど
なんとなく さりげなく落ちてきた
人のツルツルした所
信じたら 疑られた
愛したら 干された
噛んだって 舐めたって 近づけない
味の抜けたスルメイカみたいだ
人間の意志は無重力
人の欲望は万有引力
忘れたって 無くせない
拾ったって ただでは使えない
銀行襲っても リスクが高いのと同じさ
人間関係 早出しズダボロ
正解なんてありゃしねぇ
時
追い立てられる僕を止めてくれたのは君だった
僕は針の音がしないか辺りを確かめる
君と声を出しながら 泣き喚きながら その時を待つ
歩きながら 呼びながら 沈黙が来る
薄っすら白く光る月の中 僕の時間は止まる
切り離された尻尾のように 動いてるけど止まったのさ
沈黙で応え 指先で微笑む
朝までこうして 君を抱こう
なくさないで いつだって ここにあるんだ
忘れないで 朽ちたって 消えたって
魂に形がないのだとしたら 僕は何を残せばいい?
自問自答は暇人のやることさ いつでも来れるのさ
My self & your self
みんなが持っているもの
自分も持っているもの
齧って指先で持てるもの
切ないもの 優しいもの
感じ取って たなびいて
安らかになるって 窓の小鳥が言ってるよ
気休めのキスは心に良くない
毎日君に感謝するって
深々とお辞儀をするように
AM延々ラブでも良い
休日の時計は遅らせて
とまったままの躍動感
風の位置とか 君の表情とか
気の向くままに方位を変えて
いつになく大きく見えた街の空
ピンと張った飛行機雲
僕らはいつも綱渡り なのさ
だけど今日くらいは座ってようか
僕の元へ帰っておいで
しばらく待っててあげるから
My self & your self
明日の天気はいざ知らず
こんな日にでも雨は振る
いつもの日常思い出す
濡れて重たい服と髪
傘の下 小さい居場所を探してる
傘の中 居る君と明日を見る
いつになく赤く見えた街の空
黄昏に君の笑顔を見る
僕の元へ帰っておいで
しばらくこうしてあげるから
My self & your self
汗をかいた不快な心で今日も走るのか俺は
時を刻む音がたまらなく嫌で
針を止めてもなお溢れ出す苛立ちと不安に
安らぎを苛まれて 今宵汗をかく
欠伸すれば吸い込めそうなくらい
柔らかい塊 甘くて温い私の心
無数に気泡のある 刹那る生き物
宇宙のように静かで
深海のように重苦しい
頭を押さえ 目を瞑る
昼夜を問わず闇が座る
重くて太い柱がぶつかって来る
でもそれは自分のものだった
あっけなく沈んだ空っぽの瓶は
バラバラになって溶けていった
いつのころでも 座っているのが好きだった
何もない場所で 役に立たない事をするのが好きな私
何も聞こえず 何も言わず けれど顔は明るく尖ってる
気心の知れた玩具で遊んでいたい
穏やかな自分のままに 涼しい日差しのそばで
温まっていたい 私はそれだけでいいのに
一人で居られないから
嫌な事ばかり
一人で生きてられないから
今日も危うい舵を取る
最後に何か残せるなら僕は
さっき買ったばかりの缶コーヒーを
ここに置いていくよ
おつかれさん
穴は1つでいい
黒い影
糸で吊られた大きな天板が
ユラユラと影を落とす床の上
煙草を点けて なにわともあれ ありついて
溜まったナイフ 粘土の胸に刻み付けて
日は延びて 毛は伸びて
時々流れた赤い筋
蒸し暑い ベランダで
干からびていた 蝶の羽
大きなものが とても大きなものが降って来る
降って来る
笑っちゃうくらい 大きなものがやってくる
降って来る
そんじょそこらの事件じゃないぜ
個人的でも 政治的でも
親と子供が背を向けて
互いに撃ち合う 世の中です
指先で地図を辿る 想像と妄想の蜃気楼
歩き続けた先の売店で
気の良いおじさんに出会う
ちょっとじゃ買えない優しさに出会う
降って来る 降って来る 降って来る
空の上
黒い影
痛かったり 切なかったり
チクチクしたり 萎縮したり
とても強い衝撃を感じた時の
あの一瞬で消えていってしまう感情は何だ
それは一眼レフに収まっているのか
それはカードスリープに入ってるのか
それは財布に畳み込んであったり
でもそれは廃屋のポストの中で
ビショビショになっているかも
読まれもしない手紙でもないが
机にしまいこんである三日坊主の日記のように
最初から存在を忘却された未来のような
そんな
What's Next?
誰かがあなたの思い出を汚したとして
あなたはその時誰のために悲しむの?
忘れていきたい憎悪と
笑っておきたい未来のために
あなたの思い出を汚した誰かを許せますか
他人の心は何処吹く風 誰もあなたを見ていない
あなたが喚いて騒ごうが 水に落ちた蟻のよう
さぁ どちらへ行かれますか?
誰かのせいでなく
誰かのおかげで生きている
汚水
冷え切った外の夜は
電灯も頭を垂れていて
曇ったガラス窓からは
湿った手の平だけが見える
その建物の入り口
すぐの渡り階段を登り終えると
大きなポストが置いてある
その口は葉書も入らない小ささで
その横にはゴム栓が付いている
思わずその栓を抜いてみたけど
その穴からは音も文字も出てこない
灰色の雫と鼻が壊れそうな異臭
ポスト中の
あなたの感覚が浮遊した玄関で
胸の奥まで沈みたい
>電灯も頭を垂れていて
その発想はなかったわ。
キスをすれば時が止まるって 本当は思いたかった
別れておきたいのは山々だけど 私にはそんな強さはないの
絆はどれだけ隔てるものがあっても 無くなることはないの
腐れ縁はどちらかが死んでしまえば 無かったようなもの
私ね 考えたの
あなたの正直そうに見える 私への愛それは
私じゃなくてもいいんじゃないかなって
他の誰かでも 箸を持ち替えるみたいにね
あなたは 私と同じように 誰かを愛せるんだと思うの
それって勝手な思い込みかな
別れていいのよ 私からは別れることは出来ないの
お別れを言ってよ あなたから
僕「さよなら、僕の愛しい100円ライター。次はもっとターボの効いた娘を探すよ」
けしけし
言葉と記号にセックスさせて
まるで足の立たない意味を信じよう
合わない靴を履き続け
右と左の区別をなくそう
耳のないテレビを犬にして
いつも来るけどいつ来るか分からない餌を与えよう
力一杯ドアを蹴って
試験の来ない授業を続けよう
住所不明無職の
日本の人格よ
こんにちは
政治に 営業に 警備に 生産に
教育に 育児に 犯罪に
勤む我らが親戚の皆さん
今日もなんだかご立腹ですね
嘘と 正義と 情熱と 落胆とが混ざりあった
生温く生臭いミルクコーヒーを召し上がれ
我々が向かっているのはパンゲアでもなく邪馬台国でもない
ただ今そこにある場所です
目を見開いたり悟りを開いたりする必要なんて皆無です
ごらんください
それは昨日の記憶の中
それは雑誌の中
それはふくらはぎの中
それは募金箱の中
人が色々なものを流し
様々なことを見取ってく中で
それらは全てすでに終っているんです
始まりなんてないんです
そうつまり
終わったものから芽が出るように
過去が未来とかを育てていくもので
明日に残す事を考えるのは賢くありません
日本の皆さん
もう一度目の前を見てください
自分に出来る事なんて
自分自身の事だけなんです
誰かのためにとか地球の為にとか
そんな神の亡き今考えてるようじゃ
どこにも到達しません
舌打ちをしてじたんだを踏んで作業を続けましょう
日本の皆さん
作業を続けてください
銀河鉄道の夜
ホッチキスの針をハサミで切り刻み
脱脂綿で出来た鳥の羽根にまぶしながら
あの呪文を唱えよう銅線の絡み付いたかんざしを
刺した君はナイーブに
暗がりの自動販売機の下を何度も調べる
空にケンタルスが燃える白昼夜
コンビニで買った炎に胸をなぞられながら
いつ来てもいいように手荷物を片手にバス停で待つ自分
口実としてゆっくり過ぎ去って行く車に
どうでもいい罵声を浴びせ
一人でも股間のチャックを何度も上下させる
足が臭い
銀河鉄道の夜
いつになったら来るんだろう
わりかと簡単な覚えてもない歌を適当に
歌いながら今耐えてる
時計を見るふりをして
爪の中のゴミをもう一つの爪先で
銀河鉄道の夜
君はまだ自販機の下を探してる
疑夕
明かりや明かりや黄昏の
四度 鏡を磨いても
表を見せぬわ 酉の刻
硬い砂利道 童は跳ねる
虫の音黙る 影の中
戯画を映す 終り無き世
玉手箱 たまてばこ
何故寝る今日の 一夜かな
冬の猫
霞んだ左目からいつも涙を流している猫が居た
彼が頭を振ると首に付いた小さなメダルが細かく光る
降り始めの雨のような彼の回りに飛び散った涙には
思い出したい思い出なんかこれっぽっちも入ってない
尻尾に付いた汚れはあの時のまま
彼は無口だったがたまに冗談を言ってそうな目を人に見せる
「いましがた日影にあった残骸が溶けて地面に沈んで行ったよ」
左目が辛いのかよく両目を瞑り首を激しく振ると
涙が彼の周りを濡らした
そして小さな鼻を上に突きあげ同時にクシャミをする
それから彼は子猫のようにか弱く鳴いた
廃街
灰色の煉瓦
独り街を歩く
味のないガムを膨らませて
枯れた花壇が路肩を埋め尽くす
穴の開いた冷たい足を止めると
埃の被った麦わら帽子
ショーウィンドウに落ちている
やってない洋服店
さじを投げたような通り
猫背で再び歩く
やってないアイス屋
空っぽのクーラーボックス
手を入れると少し暖かい
破けた手袋
あかぎれの指が覗く
やってないレストラン
割れたガラスとひっくり返った蝋細工
汚れたのれんが入口に捨ててある
伸び切った髪を無意味に触る
おんぼろ道路の裂け目から
新世界へと飛び降りる
相談したいことがあるんだ
今度は何時になるか分からないけど
それまでに相談したいことを作っておくよ
僕は安全に かつ性格にあった死を求めている
ここまで読んだ
水蒸気
どこから来たのか知らないけれど
どこの誰かか知っている
君の友達は確かこの前
公園の茂みで寝ていたよ
紫陽花の花を懐中ルーペでしげしげと
覗き込んでいたけど
やがて雨がポツポツ落ちて来て
友達は塩酸がかかったみたいに雨に濡れて
溶けていったよ
白く細い煙を上げながら
空に居座る雨雲の化身とならんばかりに浮かんで行った
彼の懐中ルーペを拾い上げた僕は思わず
情けない声をあげた
それがぬるぬるしてたものだから
で、とっさに地面に落としてしまったんだ
それがまた奇妙にも
ふやけたビスケットのように
音もなくボロボロと朽ちていったことは
彼が溶けていくよりも何だか怖かったことを覚えている
若葉色した公園の木々はいつの間にか
つやつやとした深い緑に色を変えていた
夏を控え静かに雨に打たれ黙り込んでいる
木の下の蝉の幼虫も黙って雨音を聞いているだろうか
聞きたくもないって今頃布団で寝返りをうってるのかな
そんな君はどこから来たのかな
雨に溶けながら君は誰の話を聞きたかったのかな
シュリンク
いつになっても戻ってこないのです
彼をどうにかして下さい
帰る道を忘れたか
かき氷でも食べてゆっくり買い物してるのかしら
でしたら彼の荷物を救って下さい
外には大きな大きな黒雲がこの家目掛け
稲妻を落とすつもりです
彼の部屋に挿さってる電動カナリアの尻尾を
掴んでやって下さいな
彼の大切なものと
貴方の命と引き換えよ
たとえドアチャイムがなっても
私の犬のレノンが吠え散らしても
彼は戻ってこないの
部屋には居ないわ
トイレにもバスルームにも
下駄箱の隅に隠れても卑しい蜘蛛に食べられてしまうから
ああ、きっと彼が貴方の後ろを通っても気がつかないでしょう
レノンの泣き声変わったの気がついて?
あ帰ってああでも
雷が落ちて来るわ
彼はまたすぐに帰ってこないかった
ああ落ちてカナリアの尻尾を早くしろ
素晴らしきこの世界
開け 宙に浮かびし金剛の箱よ
太陽が地中に伏している間に
我らは多くの犠牲と
偽善的な人類愛をもって
待ちわびているのだ 一度も瞬きもせずに
子供達に「HELP」と記されたプラカードを首に掛け
老人には「HELL」と記された扇を仰がせ
膨らんでいく気球 天然質の森から その頭を擡げている
そして浮かぶ
鳥達が反応で 本能で わぁっと発射される
無本能に気球が我らの夢を乗せて今 昇っていく
カノンが流れる 人々の歓声
最初で最後の 全人類の賛歌
気球は使い古しの雑巾で出来ていた
金剛の箱がゆっくりと けたたましい音を立てながら開く
それは シェーンソーと ガムランと 胎内の音を混ぜた
そんな適当で複雑な表現が似合う
その音に反応するかのように
人々は胸を肌蹴て刻まれた「KILL」を始めた
カノンはいつの間にか 壊れたレコードのから流れているようで
不可思議で恐怖的な まるで人類に向けたレクイレムに変わっていた
気球は落ちてきた箱の蓋に当った
まるで火傷の水脹れが潰れたような格好で
そのまま森に落ちていった
また鳥達が反応だけで発射された
らんらららんらら らららららららら らんらららんらら らららららららら
らんらららんらららららららららららんらららんらららららららららら
ららららんららららららららららんらららんららららららららら
ららんらららららららららんらららんらららららららら
らららんらららららららんらららんらららららら
らららん
ら
明日も昼にレイプされ
夜に愛される
411 :
もうきん:2009/07/30(木) 17:49:15 ID:JakQatqV
ぴょえーい(ФvФ)ここまで読んだ。
読んで下さってる方々お疲れ様です。
未成年の方にこの言葉を捧げます。
快楽と退屈に溺れる日々が無駄だと思ってませんか
無駄だと感じること それがあなたの心を急かすのであれば
今すぐにでも 何かを残すことを考えてください
それは少しでも感情が移りさえすればなんでもいいのです
あなたが後悔しないためにも 日常がつまらないと思わないように
ずっと残るものなんてあるわけありません
大切なのはあなたがその時何をしていたか
捨ててしまっても 忘れてしまっても
残し続けるとしても それは自由です
あなたが納得のいく時間を過ごして下さい
後で後悔しないためにも
自分の中に流れる時間はあなただけのものですから
はなお
「ちょっとへその緒を触ってくる」
といって君は滝壺から出て行った
その先は深い深い森でそのまた先は電器屋だ
へその緒からは300kmくらい離れている
君は日ごろから失敗を負ぶっている
口内からはさっき飲んだウイスキーのモルトの香りがする
君は少し斜めに横とびのような格好でスキップをしながら
カタツムリの殻をフミフミしながら進んでいった
幸せな我主は 顔にピンバッチを付けながらこう言った
「いかにしてペンギンの嘴にマーライオンのたてがみを飾ろうか」
我はじっと考えるふりをしてこう返す
「材木店の隣の空き地にマーライノンとペソギンの専門家が居ます
彼に色々と聞いてみてはいかがですかな」
幸せな我主はやや頬を固めてこう言った バッチの付け根から血が滴っている
「むぅしかし専門化がいくら知識を披露しても我輩の村はそんじょそこらの輩に治せるものか」
我は「ほんまに」と関西人でもないのにどうでもよく相槌を打ってしまったが
幸せな我主は幸運なことに聞いてくれてはいなかった
もしこれが耳に届いたらシンプルな味は何故高いのかとはまた質問されるだろう
我は答えても支障はないが それは我の首が飛んだ後であろう
幸せな我主は己の感情を処理した後に 統領の顔に戻るわけである
へその緒を求め旅に出た君は 腰にヘヤバンドを無理に巻いて
夏祭り会場である断崖から飛び去った
test
やっぱ俺いたほうがいい?
うん。絶対いたほうがいい。
ひそひそ
誰だって分かりたくないことはある
分かりたくないことがあることを
知っているのは無知と言えるだろうか
それは罪か 近所にある
路上に転がる犬の死骸のように
放置し続けるのが
それを役所の人間が片付けるのを待ってるのか
分からないことが多すぎる
俺は総てのものに対しての対処法を知りたい
神という人物はきっとそれが出来る
もし生きていたら是非話がしたいものだ
誰がなんて思ったって構わない
僕は僕が思ったものになれるのだから
でもなりたくてなるのではない
こうして僕は黒ずんでいく
光る
玄関先に放たれた
大きくて硬い合板が
日陰をつくっているせいで
洗濯物がよく乾いてない
庭先の花壇で複数のアリが
倒れたキュウリの苗の周りに集まっている
明日はゴミの日だからあの合板を
清掃車にぶち込んでやる
明日は燃えないゴミの日だから
あの合板を清掃車にぶち込んでやる
冗談半分で汗をかいたら
お気に入りのTシャツが洗濯物になった
缶ジュースの代わりに釣り餌臭い川の水を
あの合板にぶちまけてやりたい
洗濯物は乾かない
二等兵のヘルメットにしてやるぞ
太陽
家の屋根のソーラーパネルが光る
洗濯物は生乾き
もっと人と居たい気持ちのせいで
自分と話すことが減ってきた
もうおしまいか 幕を下ろすにも
私は腕一本すら満足に上げられない
422 :
饂飩:2010/03/23(火) 22:44:00 ID:YgTbZmPr
たまには布団出さないと
カビます
ベランダに出て
深呼吸をして
名前を呼ぶ
自分の名前 忘れていた名前
でもそれは既に役目は果たしていて
今更出てくるのは迷惑だったりする
単なる気まぐれで
何年間も空けていない引き出しを整理してて
自分のネタ帳が出てきたときのアレみたいなね
そんなのはビール片手に酒の肴にしてやればいい
過去の自分がこしらえたビンテージものさ
電柱
誰にも聞かないような事を電柱に書くのは
誰も見ていないからだ
中途半端に空へ伸びるあれを
誰も見ていないからだ
見上げると電線しか見ていないから
僕は電柱の脇にある公衆電話を使わない
明日のいらない火曜日
電話をかけるとFAXの信号が耳を刺した
あるコーチ
あるこーよ
あるこーえい
あるこーり
ある0−り
あるこーる
あるーコール
アルコール
やっと変換できた
叩き潰すぞ
誰もいないのか
いないぞ
風呂に入って
しゃがんで
マウスを握って
裁判官!だんだん!
47745884777337
数えては下す
みんながやってる事を今日も続ける
続ける
今日も俺ではない誰かが死んでくれる
明日も たった今も 次は俺の番だ
何かの手違いで道理が崩れる事もあるが
時間には順番が無いんだ
とりあえずありがとう
思い出すな
あの日見ていた息も出来ない光景が
こんなにも近くにあったなら
何をあの時覚悟出来ていたであろうか
間違いない
確かにここなんだ
僕が今あの時と同じ場所に
ゼロ距離で立っている
覚悟が出来れば死んでもいい
しかしそこまで辛い事を考えるほど
あの頃の僕の心は強くなかった
天国でも地獄でもいいから
着いたら早速自殺させてくれないか
きれいな景色は見たくないんだ
だだだだたたただだだだだだだだだだ
打ちのめせ 躊躇いもなく
打ちのめせ 躊躇なく
邁進するのだ だだだだだだだだだだだ
上を殺せ 下を殺せ
人を殺せ 人を殺せ
だだだだだだだぁぁだだつだぢだだだ
犬を殺せ 猫を殺せ
誰でもいい やるならやれ
だだだだだだだだだだだだだだだだぁあ
握りつぶせ 踏み潰せ
鳥を殺せ 生き物は殺せ
全て動かなくなるまで
形を無くすまで
殺される だただだただただぢだだちだだ
殺される ただだだだだだたぁぁだだだった!!
かわいいよ
かわいいよ
だからなんだ
私は死ぬことを妥協しない
誰が思っても私の思考を変えることは不可能だ
私は私を肯定し 私は私の存在を許可する限り
決して私は私を軽はずみに生かそうなどと
決断しない 答える権利は私が持っているのだ
私は気分屋の私に絶望し続け 愛し続けたが
もう私も若くないし これ以上生きていても苦痛しか生まれない
集団から逃げ 顧客から逃げ 自分を防衛する私には
どうやらロープがお似合いらしい
コンビニで最後のタバコと首吊り用のロープを買い
レシートに自分の印鑑を押印して
車のバックミラーに貼り付けておこうか
これが私の最後の皮肉
責任など誰かが逃れるための無一致の結束に過ぎない
時間を超えて誰かの顔に穴を開ける兵器だ
私は責任のないところに行きたい
私は生きてさえいなければ幸せだったと思う
生きてしまってるだけで自分は色んなものを失った
得たものは多いが それも生きていないことを考えれば
とても効率の悪い結果だった
私が私を肯定するに当たってはそもそも死んでいることを
前提としているまでで 親を殺せと誰かに命じることが出来ていれば
私はそんなことを考えても きっと人間として生まれてしまっているであろう
泥肉の化け物だって 産まれ出でた瞬間に殺された奇形児でも
他の生き物にせよ 私は私という存在のないものに縛られて暮らしている
出向されている 生きることが労働なのだ
こんなことを説明するのは無駄なことだったが
産まれてきた事を後悔している
私は生産的な存在でなくてはならない
それは他の存在も同じことだがしかし
それを教育しない存在しないものが最近増えてきている
早くどうか気が付いてはくれないだろうか
この宇宙がもともとなかったということを
無かったものは無いものなのである
それを在るものと思ってしまったのが
何よりの始まりである
人間である私も日々思うことがある
想像というものが総ての始まりである
生きるとか 絆とか 環境とか
そんなことを日本語で話す者がいるが
まったくその先のことに触れていないのはなぜか
その先にある真実とは想像なのである
誰かが 私の知らない誰かがこの宇宙というか
宇宙なんてないまったくの無の場所に存在してしまった
それは天文学的偶然 存在する必要のない存在
しかしその存在は創造してしまったのだ
ここは無ではないと
そこから無は有になり 宇宙になった
勘が良い人 或いは私と似た思考の人は
理解できたかもしれないが
もう既に そこから間違っていたのだ
どの会社でもそういう構図はあるが
上の連中が間違えを犯し
その尻拭いをするのが結局下で働く連中だとという
この構図はどうやらここから始まって
天文学的因縁として受け継がれているようだ
私が一体何が言いたいのかというと
生きるために必要なことなど一切ないということ
今までの長ったらしい話を踏まえたうえで
元々無かった存在が結果 要らない存在を創り
そんな存在が 自分らだけの価値観で 自分自身の存在を肯定し
現在も存在し続けている
それは勝手だ
残念ながら 今を生きる存在は
思考の自由というものを手にしてしまっている
しかし
私は原理主義者だ
私は最後に言いたい
しかしそれは叶わぬ思考だ
何も在りえなかった元のままに
存在は確認できない 確認など存在しない
車から降りる
これ以上存在するのは存在のないものを存在させる存在を生み出すことになる
感情など もともと生きることの誤りの原因となった記号の一つであった
ロープ感触は良い 最後に生き物らしいことを思っただけだ
自己責任転嫁
震度は3
この鼓動が兵隊の行進のように耳に響く
豆鉄砲をまともに受けて
コンクリートに頭を打ち付ける
電柱は2、3本折った
愛していられるのは今のうちさ
僕が君を嫌いになるから
愛しているのは今のうちさ
君が泣いて出て行くのは
今日一緒に射的をしよう
僕が飲んだ缶ビールを
こついでくれ
落ちていけ落ちて池
僕の膝元で血を流している人々
疲れてるんだろ?僕もさ
可愛そうな人たち
僕に拳を
僕に拳を
さぁ!
歯ブラシ食べる?
俺って嫌な奴
向こうのビルの28階から
北から来る風で
この綱がゆらゆら揺らめき
額から滲む油汗が
一瞬俺の嗅覚を惑わせた
魚を焼いた匂い
脂ののった白身魚
そして静かに囁く無機質な音
それは魚を焼いている網が少し傾いた時の
そんなことはどうでもよかったな
ぐるぐる巻の両手
爪はもうない
朝からずっと ちんたらやってる
監督も店長もいない
パチパチパチパチパチパチ
あぁ まただ
綱を離せない
地獄が遠い
地獄が俺の足の裏にある
あー
ヘソから下が焼け爛れたままだ
早くしろ 早くしろ
てっぺんの風見鶏が100億円スった